森島守人 衆議院議員
27期国会発言一覧

森島守人[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期
森島守人[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは森島守人衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

森島守人[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第19号(1955/05/26、27期、日本社会党(左))

○森島守人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま重光外務大臣より御報告のありました日ソ国交調整の問題に関しまして、鳩山総理大臣並びに重光外務大臣に対して、二、三点について御質問をいたす所存でございます。(拍手)  交渉開始に至りました経緯におきましては、あるいはドムニツキー氏との面接、あるいは会議地の選定、もしくは全権の人選等におきまして、総理と外務大臣との間に意見の不一致のありましたことは争うべからざる事実であります。しかし、いよいよ六月初旬より交渉開始の段取りに至りましたことは、まことに欣快の至りにたえない次第でございます。(拍手)しかるに、ただいまの御説明を聞きましては、ただ一……


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第5号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○森島守人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられておりまする国際連合への加盟に関する決議案に対して全幅的な賛意を表明する次第でございます。(拍手)  国連が、約十年前、平和維持の機関といたしまして誕生いたしまして以来、諸般の分野においてその活動を続けて参りましたことについては、あらためて申し上ぐるまでもございません。安全保障理事会を中心といたします政治的分野におきまして、立場を異にし、従って主張を異にいたします相手方に対して非難攻撃を加うるにとどまりまして、国連があたかも討論会のごとき姿に堕しておりますことにつきましては、世に批評の存するところでございます。近来、国連創設の……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第51号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○森島守人君 私は、ただいま重光外務大臣から御説明のありました日比賠償協定に関連いたしまして、日本社会党を代表いたしまして、鳩山総理、重光外務大臣並びに関係閣僚に対して、重要なる数点につきまして質問をなさんとするものでございます。(拍手)  鳩山内閣は、内政におけると同様、外交におきましても幾多の失敗を重ねておりますが、(拍手)この主要なる原因は、第一には、世界情勢を正確に認識し、かつ、わが国の経済財政等全般の見通しのもとに立ちました総合的政策を欠除いたしておることでございます。(拍手)その政策がその時々の思いつきに出ております点は、吉田内閣時代のそのつど外交と、こうも異なっておりません。(拍……

森島守人[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

森島守人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/06、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私はアメリカ政府が重光外務大臣の渡米を拒絶した問題を中心としまして、二、三点重要な外交問題について総理並びに外務大臣の答弁を求めたい、これによって政府に深甚なる注意を喚起せんとする次第であります。  第一に、外務大臣の渡米拒否に関しましては、四日の正午に政府発表が出ております。これによって大体の経過は承知することができたのでございまするが、この渡米拒否ということに関して外務大臣並びに総理大臣はいかにお考えになっておるか、この点を第一点として伺いたいのでございます。
【次の発言】 ただいまの御解釈によりますと、これは延期をしたのだという御解釈のようでございまして、私は北澤君のようには……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○森島委員 二、三点について総理大臣並びに外務大臣に対して御質問をいたしたいのでございます。  組閣直後重光外務大臣は、内国人記者、外国人記者とに対し二様の声明を出しました。いわゆる二枚舌問題というものを引き起したのでございますが、内人記者に対する声明はきわめて抽象的なものでありまして、重光外務大臣の委員会における答弁によりますと、閣議の決定を経ておるということでありますが、外人記者に対する分はいかが相なっておりますか、ちょっと伺いたいのでございます。
【次の発言】 そうなりますと、外人記者の質問に詳しく説明されたというのが文章になっておりまして、それは私確実な筋から入手しておるのです。これに……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/06/11、27期、日本社会党(左))

○森島委員 時間もないので、私はほんの一、二点御質問したいのですが、大使を交換することが世界的な風潮になっておる、この御意見は私はある程度賛成できる。しかしアメリカが中南米に全部大使をやっておるから、東アに国をなしておる日本が東アの諸国には大使しか出さぬということは、どうも重光さんの個人的なお好みがあるように思われます。外務省の事務当局の中でも必ずしもこれに対して賛成をしておらぬということも聞いておりますが、この点は別に追究をいたしません。  それで私は、根本問題といたしまして、政令でもって外務省限りでもって御勝手に公使を大使にするというような制度が現存しておるところに、問題の根源があるのでは……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私の質問の趣旨はその点でないのでございまして、政令をもって制定せられた館が、この説明書によりますと五つ六つくらいあります。そのうちの四つは確かに鳩山内閣成立後において、ただ一つイスラエルだけが吉田内閣時代のことになっております。私の質問しようというのは、至急大使館に昇格せしめる必要がないにもかかわらず、政令をもって大使館に昇格するのはどういう理由であるか。もし今後もこういうようなことを放置いたしますれば、行政府限りで自由に公使館を大使館に昇格する。これは私は政令をもってやれるといたしましても、もう二、三カ月待てば国会も開かれるのですから、国会の審議を経て、法律をもって昇格せしめるの……

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○森島委員 ただいま議題になっております案件につきまして日本社会党を代表しまして所信を申し述べたいと思います。  簡単に結論から申しますと、今回外務省のおとりになった措置については、いろいろ批判すべき点はたくさんございます。われわれといたしましてはその一部を修正すること、また否決することも辞せないと存じておりますが、相手国のあることでありまして、すでに相手国の合意を求められておる関係もありますので、やむを得ざる措置といたしまして大橋委員から提出せられました附帯決議をつけて賛成をする次第でございます。  日本の今後の発展が外交に負うことは申すまでもないことでございまして、これがためには外交陣容の……

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○森島委員 ただいま濃縮ウランの問題につきまして松本委員と重光外務大臣との間に、国会のこの問題の取扱い方について御議論があったようでございますが、私が承知しておるところによりますと、この問題がこんがらかったのは二つ原因がある。一つは、政府の方においては協定と申しますか、何らかのとりきめができた場合に、これを国会の審議に付するやいなやという点が問題になった。この点につきましては、当初重光大臣は、内容のいかんによっては国会の審議に付する、こういう御答弁を数回繰り返された。これが何らかあるのじゃないかというような感想を、委員会ないし国会に与えたものと私は信じております。第二といたしましては、政府のこ……

第22回国会 外務委員会 第26号(1955/07/02、27期、日本社会党(左))

○森島委員 この会社の法案が非常な重要な法案であるということについては異論がございません。私は福田委員、北沢委員の質問によりまして、渡航費の問題その他については、大体政府の態度もわかったので、繰り返して御質問はしないつもりでございます。なお園田政務次官その他の政府委員におきましては、各省間のなわ張り争いとは申しませんが、意見の相違しておる点をはっきりお話になっていただきました。そういうふうな、今なお、政府当局の間に意見が一致していると見られるし一致しないとも見られるような法案を、国会の期間が切れる一週間か十日前に出して、幸いに一カ月延びましたから審議の期間が十分にあるかもしれませんが、一週間や……

第22回国会 外務委員会 第27号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○森島委員 関連質問で、条約局長にお尋ねしますが、これはいずれ大臣にもお尋ねしたいと思うのですけれども、五月三十一日にアリソン大使と重光外務大臣との間で、重要な会見があったことは御承知の通りであります。これにつきましては外務省として、その重要な問題については記録をとっておられると私は信じておりますが、記録がとってありますかどうでしょうか。
【次の発言】 かかる重要な問題につきましては、特に将来の正確を期するために、記録をとるべきものだと私は思う。今チャーチルの例をお引きになりましたが、私は別の例を引きましょう。たとえば、今ビルマとの賠償問題が相当重要になっております。大体妥結圏に来たと伺つてお……

第22回国会 外務委員会 第28号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○森島委員 中日貿易の問題で伺いたい。外務大臣は、この前民間の通商代表部の相互設置には賛成だと言っておられますが、中共側の政治組織からしますと、おそらく官が入ってくると思います。この点をはっきり伺っておかぬと、これからの施策を進めにくいと思いますので、中共側も民間でいいかどうか、この点ちょっとお答えいただきたい。
【次の発言】 それじゃ実際問題の起きましたときに、向うから官の代表者が来ても、日本では黙認する、適当な方法を講ずるというお考えだと存じますので、そういう方針で今後話を進めていくことにいたしますが、その次に問題になるのは、決済の問題です。決済の問題については、いずれ大蔵大臣の出席を求め……

第22回国会 外務委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○森島委員 大体、穂積君と岡田君の御質問によって、趣旨が明らかになったと思います。私簡単に一、二点お伺いしたい。  まず第一点は、日英両分を正文にするということでございますから、仮調印にイニシアルした場合には、英文のみによってやっている。これは非常に権衡を欠いたものである。こういうふうな実例が、外務省の従来の条約等の場合にありましたか。あればお答え願いたい。
【次の発言】 追って従来の条約集等について実例を出していただきたい。そういうふうな実例がないといたしますれば、今度は、日英両文を正文としたものは、日本の外務省として初めてと申していいでしょう。そうしますと、この重要な問題について、英文のみ……

第22回国会 外務委員会 第35号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は二、三点建設的な意味合いでお尋ねしたいと思いますから、明快率直な御回答を求めたいと思います。  ただいまも福田委員からお話のありました通り、外交は、国内的な関係から見れば国内政治の対外的表現にほかならない。その点から来る制約は免れない。この点から考えますと、現在行われておる日ソ交渉につきましては、これは保守合同という動きが大きなファクターをなしておることは争われぬ事実であります。松本全権が非常に心配しておるということが新聞で伝えられましたが、これも鳩山総理の御決心が保守合同によって影響せられるかせられないかという点に大きな関心を持っておるためだと私は思うのであります。この点に関……

第22回国会 外務委員会 第36号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は機会がありませんからこの機会に御質問申し上げたいのですが、ビルマとの支払細目協定の問題がどういうことになっておるかという点についてお伺いしたいと思います。第一点は、向うのウ・チョウ・ニエン外務大臣は、年に二千万ドルずつ予算に計上してほしいということを言っておりました。これに対して岡崎君は一千二百万ドル、八百万ドルの開きがあったので、このために問題の解決が非常に困難になっておるということでございますが、この点はすでに解決いたしましたかどうか。彼我の合議が成立したかどうか、この点を伺いたいのであります。
【次の発言】 ただいまの御答弁を承わって非常にけっこうだと思うのですが、第二に……

第22回国会 外務委員会 第37号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は土曜日に、北澤委員の質問に関連しまして、いわゆる重光外務大臣の対外声明に対して御質疑したわけでございます。それに対して御答弁もいただきましたが、私としては納得がいかぬ点が多々ございますので、会期も切迫しておってはなはだ恐縮ですが、きょう重ねて私は重光外務大臣の御所信を伺いたい、こう存じておるのであります。  第一に、これはあまり注意を引かなかったのですが、このレファレンスの五十号に、中国との国交調整問題の翻訳が載っております。これによりますと、「われわれは、イデオロギーの如何に拘らず世界の全ての国と友好関係を結びたい希望であることを留意せられたい。従ってわれわれは相互に受諾でき……

第22回国会 外務委員会 第38号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私、関連しまして二点だけお伺いしたいのですが、ただいま条約局長から、一国の中に二つの正統政府は認めるわけにいかない、これは純法律論としておっしゃった。しかし中共と台湾の問題のごときは、むしろ法律論よりも大きな政治的な問題として取り扱うべきものだと私は信じております。その点から行きますと、もし日本が中共を承認した場合には、今台湾の政権との間にある政治的な条約その他の条約は自然に効力を失うものだ、こう私は了解しておりますが、その通りでございますか。大臣から一つの御答弁を願いたい。
【次の発言】 その点につきましては、大臣から明確なる御答弁を得ないことははなはだ遺憾です。これは国際情勢上……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○森島委員 政府委員のどなたでもよいのですが、御質問いたします。私実は二十七日に御質問しようと思っていたのですが、そのときに上程されている問題の範囲外だということで、委員長の御注意もありまして質問を留保いたしました。それはジェット機の内地生産の問題でございますが、私はこの問題に気のついたのは六月の七日の日本経済に載ったときでございます。この記事によりますと、両三日中に調印されるということがあったのでございます。二十七日に内閣委員会で飛鳥田代議士の質問に対しまして防衛庁から御回答がございました。これは一体いつ調印されておりますか。交換公文らしいですが、その日付を一つお知らせ願いたい。


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○森島委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの動議に対して全幅的の賛成を表明する次第でございます。十年以上異国の土地に抑留せられておる方々の御境遇に対しましては、衷心より同情を禁じ得ないのでありまして、ただいま木村委員からお話のありましたことにつきましては、私大体全幅的に賛成をいたします。私も最近イワノボとハバロフスクの両収容所を見て参りましたが、ただいまもお話のありました通り、ドイツ人に対するドイツ国からの贈りもの等に比べますと、非常な差のあることは事実でございます。ドイツ人からおすそ分けを受けて、下着類を着たり洋服を着たりしている人も非常に多いようでございます。また土地柄、新鮮……

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、日本社会党)

○森島委員 私は、日ソ交渉について二、三点お伺いしたいと思います。政府はこれまで日ソ交渉に関する方針を具体的に明確にしたことはなかったと思います。重光さんや、鳩山さんからは随時国会で説明がございましたが、具体的な方針は発表していません。ところが、十一月十五日、保守合同後の新党におきまして、緊急政策の名のもとに日ソ国交の合理的調整というものを発表しております。政府はこの方針を遂行される決意であるかどうか。この点を第一にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もっと明確に御答弁を願いたいと思うのですが、この方針を支持し、これに従ってやるという御意向かどうかを、はっきり一言でお答え願いたい。

第23回国会 外務委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○森島委員 今外務大臣の説明を聞きますと、日本には観念上戦犯という考えはないのだと、はっきり明言されましたけれども、私はここに証拠を持っているのです。重光・ダレス会議に関する日米共同声明というものがございますが、これはむろん大臣がおやりになっておるので、責任をお持ちになると思いますが、この中に、はっきり戦争犯罪人というものに関する話し合いが出ている。私は読むと、「外務大臣は米国の管轄下におる戦争犯罪人の早期釈放を要請した。」こうはつきり日米両方で声明のうちに書いておる。これでもなお戦犯という観念はお認めにならぬのか、英米両国に対しては認めて、ソ連に対しては認めぬというお立場をおとりになるのか、……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○森島委員 時間の制限がありますので、私は外交上の根本問題、国際的信用という問題を中心としまして、一月二十六日の鳩山首相の新聞記者に対する会見及びいわゆるドムニッキー情報一というものの取扱い方についてお伺いしたい。私は見解の相違とかあるいは解釈の相違という問題ではなしに、事実に基いた質問をいたしますから、はっきりお答えを願いたい。  日本の外交が二元的になっておるということはもう定説でありまして、別に私から説明するまでもない。そこへ河野さんが出てきて三元的になっておる。そのために海外における日本の国際的信用を非常に失墜しておるというのが現在の事態だろう、こう思うのであります。一月三十一日の参議……

第24回国会 外務委員会 第4号(1956/02/11、27期、日本社会党)

○森島委員 ちょっと一点だけお伺いいたしますが、韓国の関係を外務省当局としては非常に重要視されておるような印象を私は受けたのです。事実問題として、韓国が介在しなければ日本におる朝鮮人を北鮮に帰すという問題はどういう点で実行ができないのか、この点に対する見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 今のは送還の方法の問題ですが、これは何か別個にお考えになって、外務省が積極的にあっせんをされて、赤十字社をして送還させるという方法はとり得ないものですか、何か別個の方法がありませんかどうですか、お見通しをお開きしたい。
【次の発言】 今のようなお話なら、事実三つの間で話をす、そうすれば、今平壌で話し合い……

第24回国会 外務委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○森島委員 時間もありませんので、南千島の問題だけに限って御質問いたしたいと思います。南千島の問題が日ソ交渉の山になっておるということはある意味で言えると思います。政府の御意向は大体池田代議士に対する政務次官の答弁、それから大臣の国会の各所における御答弁で明らかになったと思いますが、私はその答弁は大体沿革的な理由と歴史的な理由をあげられたにとどまっておる、こういうふうに見ておるのであります。しかし南千島の帰属をはっきりさせるためには、私はサンフンシスコ講和条約当時の状況からいたしまして、地理的な関係並びに行政的な関係が大きな要素をなす、こう信じておりますが、その点に対する御見解をまず承わりたい……

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○森島委員 先ほど政務次官から原爆の実験禁止に関する要望という国会の決議を伝達してそれに対する各国の反響を御報告いただきましたが、国会の決議と申しますと、参議院と衆議院と両方御伝達になったのですか、この点、念のために伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私はここに原文を持っていないのですが、参議院と衆議院の決議はその内容において異なっておったと私は記憶しております。衆議院においては、国際取りきめによって実験の禁止を実行せよというふうな趣旨だったと記憶しております。それから参議院の方は、国際的取りきめの成立のみならず、それが成立前においても実験の禁止をしろという趣旨であったと私は記憶しており……

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○森島委員 私は実は重光外務大臣の出席を得まして、南千島の問題をもっと深く掘り下げて御質問したかったのでありますが、御出席がありませんし、それから韓国の問題等についても、私はもっと御代見を聞きたかったのでありますが、きょうは関係の政府当局がおいでにならぬので、南千池川勇人 三本武夫 太平正芳 鈴本善幸 小曽根康弘の問題につきまして、いま一応技術的な点から、次官並びに条約局長の御意見を伺いたい。  第一に私が申し上げたいのは、資料の御配付がございました。この資料というのは、サンフランシスコの講和会議における吉田全権の発言でございます。南千島とか歯舞、色丹は日本の領土であるという主張をしておられま……

第24回国会 外務委員会 第12号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○森島委員 私はこの委員会で前後二回にわたってこの問題について質問をいたしました。しかし両回とも委員会の散会直前で五、六分の時間しか与えられなかったので、きょうは政務次官も下田条約局長も法眼参事官もおられますので、御質問したい。いずれ私は外務大臣及び総理大臣の出席を求めて、御両人立ち会いの上で御質問をするつもりです。その前提として御質問いたします。政治的なことは私は大臣に御質問いたします。  第一にお伺いしたいのは、前回の委員会でも私は明らかに申しました。下田条約局長はクーリールというものと千島とは見解を異にしている、一致していない、全然別個の問題だということをはっきりこの委員会で明言しておら……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○森島委員 ちょっと簡単にお尋ねしたいのですが、この説明書によりますと、従来行われておった制度を成文化したということが書いてございますが、従来はどういうふうな手続でおやりになっておったのですか、ちょっと伺いたい。
【次の発言】 最近、衆議院から松田竹千代さんが行かれ、私、名前を忘れましたが、参議院からもどなたかブラジルに行かれたと思いますが、これは国会法との関係をどういうふうにお取り扱いになっておるか、念のために伺いたい。
【次の発言】 今度明文化せられましても、会議員に関する限りは、このただし書きで取り扱うというのが外務省のお考えでございますか。

第24回国会 外務委員会 第15号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○森島委員 関連質問。今御答弁がありましたが、私はこの前も政務次官に対して、衆議院と参議院の決議の趣旨は違っている。衆議院の方は、今局長がおっしゃったように、国際的取りきめの成立を要望したような文句を使っておった。しかし参議院ははっきり国際的取りきめができる前においても禁止自体を目標とした決議をやっている。それであるから、私は外務省としては参議院、衆議院いずれの要望を伝達したかということもお聞きし、それに対する各国政府の反響をも、個々にわたってお知らせ願いたいということを要望したのです。この点について、二つ分けて、明確に御答弁願いたい。

第24回国会 外務委員会 第17号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○森島委員 私過日の委員会で、下田条約局長からこのような重大な御発言がありましたので、さっそくこの問題を取り上げて御質問した。そのときのあなたの答弁は、自分の意見じゃないのだが、参議院がおそらくそういうばかなことまでは要求しているのではなかろうという発言できわめて詭弁的な御答弁があった。そこで私は速記録を調べた上でいずれ問題といたしますということをあなたにはっきり申し上げておいた。速記録を調べてみますと、あなた御自身の発言となっておって、当日あなたが私に答弁なさったような参議院の意向をそんたくするような答弁じゃなかったような気がする。今取り消されるという以上は、あなたの自己の発言としてこういう……

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/03/10、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま御答弁がございましたが、このような重要な問題につきましては、文書を用意するとともに、文書に間逆しまして出先大使が日本国政府並びに国会の決議を十分に説明するのが私は慣例だと思います。その点はどういうふうにお取り計らいになりましたか。
【次の発言】 文書でお出しになりましたならば、これはもうパラフレーズでけっこうですから、これも一括して英国の回答と同様に資料として御提出にならんことを、委員長を通じて私御要求いたします。
【次の発言】 このイギリスの回答は幾日付で参りましたか。日付は書いてないのですか。
【次の発言】 接受されたのは昨日でございますか。

第24回国会 外務委員会 第22号(1956/03/17、27期、日本社会党)

○森島委員 簡単に御質問いたします。重要な点は質問済みですから、ただ一点だけ私のお伺いしたいのは、この間この委員会で、矢口局長の御説明にあったと思いますが、教育の問題に関してでございます。矢口局長は多分今のところは教師等の問題を考慮する必要はないだろう。しかし追って学校等の問題も考慮しなければならぬ時期がくるだろうということを、御答弁になったと私は記憶しておるのでございます。この問題は、私はカンボジアの同化政策の点から考えますと、非常に重要な問題であると思います。ブラジルあるいは北米等におきまして、しばしば日本人学校問題というものを起して、これが移民のために、不利益なる影響を来たしておることは……

第24回国会 外務委員会 第24号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ交渉が非常に重大な段階に立ち至りましたことは御承知の通りであります。この委員会に鳩山総理は初めて御出席になったのであります。私は鳩山総理の御所見をこの際伺いたい。重光外務大臣は別の機会に御意見を伺いたい、こう存じておるのであります。  鳩山総理は、無期限中断に至った点について、交渉はなお継続中である、あるいはデッド・ロックに乗り上げたのではないという、形式的な答弁ばかりやっておられるわけでありまして、この中断に至った責任については、痛感しておられるところがないと私は信じておるのであります日ソ交渉は、御承知の通り、先回の選挙に臨んだ際の鳩山総理の最大公約の一つで、しかも参議院にお……

第24回国会 外務委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○森島委員 オランダとの見舞金支払いの議定書に関連しまして、先ほど下田条約局長からオランダだけで、ほかにはこの種の国はないのだとお話しになりましたが、事実はその通りでありますが、しかしこれに類する例は相当ほかにある。私の知っている限りでも、スウェーデンがスウェーデン・マッチ会社等で問題を起しております。ノルウエー、デンマーク、イタリアもある。それにスペイン、それからポルトガルがチモール島の不法占拠を中心にした賠償金の要求をしておったことは事実だと思う。これらの点につきましても、オランダとの問題には直接の関連はありませんけれども、この機会にお許しを得まして経過を伺っておきたいと思います。そのほか……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、日本社会党)

○森島委員 私、昨日条約局長にお伺いしたのですが、平和条約の調印国以外に、当時の中立国、わが方の同盟国、敵国、大体三つのカテゴリーに分けて、個人の賠償関係の問題があると思いますが、その点につきまして、きわめて簡単でよろしゅうございます、いずれ別の機会にお伺いすることといたしますから、簡単に各国との交渉経過の概要だけお答え願いたいと思います。
【次の発言】 その今御指摘になりました諸国の中には、英米を含んでおりますか。どうですか。
【次の発言】 ただいまの英米関係のは主として東亜戦争、日華事変当時のものと思いますが、その通りでありますか。

第24回国会 外務委員会 第31号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ交渉の問題につきまして、閣僚の金高諸君から各般の方面にわたって質疑がかわさ水ましたので、私はきわめて簡単に二・三点お伺いいたしたいと思います。  百千烏の問題が非常に重要問題であることは、私が申すまでもないと思う。そこで政府は十月に至ってアメリカの政府に対して、国後、択捉の地位に関して問い合せをした。それは松本君が交渉を六月一日に事実やっておきながら、十月に至って初めて米国に照会するなんという手を用いるところを見ると、政府は南千島の地位に関しては、きわめて明確なる観念を欠いておる、確信を持っていなかったというこれほど明らかな証拠はないのだ、こう思うのであります。私が資料の要求を……

第24回国会 外務委員会 第33号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○森島委員 二、三点簡単に御質問いたしますが、私はこの委員会に全部通じて出席したわけではないので、あるいは質問が重複します場合には御注意を願いたいと思います。  前回の討議を見ておりますと、外務省ではこれは国際復興開発銀行の姉妹機関だというふうな観点から、十分な事務的な勉強をしないで、ぼやっとこれを委員会に出されたというふうな感じが私はしてならないのです。委員会の討議の模様を見ましてもその点はうかがい得るのです。こういう点を別にしまして、原加盟国と加盟国との区別がありますか。原加盟国と加盟国は待遇において何らか異なるところがありますか。

第24回国会 外務委員会 第34号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○森島委員 条約局長にお伺いしたいのですが、河野さんが二十一日に出発して行くということは先ほどお話の通りですが、河野さんは国務大臣であるとともに議員です。議員が政府代表として行く場合には、両院の一致した議決が必要だと私は信じておりますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 その点につきましては、やはり外務省員として行かれる――そうなりますと、外務省としても関係があると思うので、もし国務大臣あるいは農林大臣として――所管が違うから私は最後的な回答は求めないつもりですけれども、お考え願いたいのは、農林大臣として行く場合には、何らそういう制限を受けないのだという法的な根拠がなければならないと私は思う。……

第24回国会 外務委員会 第42号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○森島委員 私ただいま岡田君の質問に関連しまして一、二点お伺いしたいのです。  第一には、交渉開始以来外務省へ、正確なる情報が来ていない。今大臣の説明を聞いてみましても、こういうふうな模様だとか、こうらしいとかいうことでは、大臣の責任は果されないのじゃないか、もっと河野さんに正確なる情報を即刻送れという訓令をお出しになることはできなかったのですか、この点を私は伺いたい。
【次の発言】 私は、従来の外務省の交渉のやり方からいたしますと、そんなにぼやけた、非常に疑問になるような情報が来るものじゃないと思う。私は大臣と所見を異にしますが、もっとそのつど的確なる情報が来て、そして最後に締めくくりの応報……

第24回国会 外務委員会 第44号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○森島委員 先ほどから伺っておりますと、安全操業に関することについ  て、新聞では紳士協定ということを伝えておりますが、これも何らか文書になったものに河野さんが調印せられたのであるか、この点がはっきりいたしておりませんでございますから、一つ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 それは文書自体の正確なるテキストはまだ外務省へ来ていない、しかし何らかその内容を伝えるようなものでもあったのでございましょうか、その点も一つお伺いしたいのです。
【次の発言】 これは松平大使もついていっているので、事務的な取扱いについては万遺漏がないと私は信じておるのですか、今までお話を聞いたところでは、日本の業者……

第24回国会 外務委員会 第48号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○森島委員 その点に関連して……。私も委員長は非常にりっばな方だと思いますが、資料提供の点において、私は非常な不満を持っている。たとえば日ソ交渉の問題につきましても、私は数度資料の提供を、委員長を通じて正式に要求している。しかしこれまでほとんど一回も資料の御提供はなかった。それでこのたびは一つしっかりやっていただきたい。これは資料の提供ばかりでなく、大臣の出席についても、一つ委員長から十分に御勧奨していただきたい。

第24回国会 外務委員会 第50号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○森島委員 私は日比賠償の問題につきまして、重光外務大臣及び高碕長官に二、三点御質問申し上げたいと存じております。八億ドルの金額につきましては、ただいまも総理大臣からお話がありました通り、これは五億五千万ドルがほんとうなんだとか、いろいろ御答弁がありましたが、私はこの交渉全体の経過から見まして、これはどうしても八億ドルをのんだものと、こう了解せざるを得ないのです。この点につきましては、いずれ機会を見て総理に再び質問することにしまして、この際は私は御質問申し上げません。  高碕長官は、一昨日の答弁におきましても、日本の負担能力から見て、大体最高限度は一億ドルだ。従ってその一億ドルの中には、ビルマ……

第24回国会 外務委員会 第52号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○森島委員 船田さんが内閣委員会で非常にお忙しいところをわざわざ御出席をいただいたので、簡単に御質問したいと思います。今月の二十五日に参議院の内閣委員会でわが党の田畑君に対する御答弁で、現在アメリカには陸海空三名の防衛駐在官を置いておるが、ことしはさらに欧州へ一名駐在官を置く考えである。欧州に置く場合にはフランスが適当だと思うが、最終的にきまっていない。次いであなたは、将来は東南アジア各国にも防衛駐在官を置きたいという希望といいますか、願望といいますかを御表明になっておる。私は何らか確固たる御構想があるのか、あるいはどの国にいつごろ置くのかというふうなことについて、あなたとして、――高碕さんも……

第24回国会 外務委員会 第57号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○森島委員 これに関連しましてジュネーヴの両国、中国と日本との総領事の間の話がその後どういうふうに進展しておりますか、最近の様子をちょっと聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 ジュネーヴの会議で取りしげられた問題は、主として戦犯と申しますか、抑留邦人の帰国の問題だったというふうに聞きますが、ただいま局長の御説明に上りますと、今回日本に三百数十人の帰国が決定した、これは起訴を猶予されたと申しますか、起訴を免除された者というような御説明がありましたが、どっちなのでございましょうか。
【次の発言】 ただいまの御説明で判断いたしますと、大体戦犯の容疑者として抑留されておった人々は大部分帰るの……

第24回国会 外務委員会 第60号(1956/07/23、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま日ソ交渉の問題について、非常に重要な質問応答があったわけでございますが、この問題にも劣らない程度において、私は原水爆の実験の禁止等の問題は、世界の平和に至大な影響を及ぼすものと存じておるのでございます。ことに最近十六日のソ連最高会議における外相の発言、イーデン英国総理大臣の発言等とも関連いたしまして、国際政局の全般にわたって私は質問を行わんとした。五分間ではとてもこの重大な問題をやることはできませんが、幸いに明日総理大臣の出席を得まして委員会を開くことに御決定になっているようでございますから、私の質問はその際に留保いたします。

第24回国会 外務委員会 第61号(1956/07/28、27期、日本社会党)

○森島委員 私は高碕外務大臣代理と申しますか、高碕さんに御質問する前に、一言ただいま論議になりました事務次官を呼ぶか呼ばぬかの問題について所見を述べたいと思います。事務次官を呼ぶことが必要になったのは中共行きの旅券の問題だと私は拝察しておりますが、旅券の問題になりますと次官会議において最後の決定をします。閣僚会議で秘めるか認めぬかということを事実上は次官会議において決定を見る。その意味からいって移住局長の出席だけでは不十分です。次官会議における決定の内容等について質問をする場合には、この際特にほかの例は別としても、事務次官の出席を求めることが私は絶対に必要だと思う。委員長においてこの特殊な事態……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○森島委員 簡単に一、二問だけお尋ねしたいと思います。  日ソ国交回復になりますと、親善関係を増進する上からいたしましても、双方の国民が相手国の情勢、内外の事情について正確な認識を持つ必要がある、これは申すまでもないことであります。従って新聞記者の相互駐在という問題が必ず起ってくると思います。これに対してはどういう御方針でもっていかれるか、腹案でもございましたら承わりたいと思います。
【次の発言】 言葉の上では相互主義というのは非常に聞えがいいのですが、言論界の構成が日ソ両国で違いますから、必ずしも相互主義でいき得るものとは私は考えていないのです。たとえばソ連を例にとりますれば、タスとイズヴェ……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第6号(1956/11/24、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ共同宣言等について御質問をしたいのですが、大体同僚の委員諸君が、大綱のことについては御質問が済んでおります。私は、重複を避けまして、二、三の重要問題だけについてきわめて簡単に御質問しようと思いますから、もし重複の部分がありましたら、その旨御指摘をいただければ、けっこうと存じておる次第であります。  第一に、私がお聞きしたいのは、共同宣言の内容を見ますと、日ソ間を規律すべき重要事項は、大体漏れなく網羅しておるように思うのでありまして、平和条約を引き続いて継続審議するということになっておりますが、将来締結さるべき平和条約の内容と共同宣言の内容について、何らか相違があるかどうか。私は……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○森島委員 昨日の委員会でわが党の松本委員から全般的な御質問がございましたが、私は今日、二、三の具体的な問題について具体的にお尋ねしたいと思います。  大体中日貿易を中心とした質問をしたいと思いますが、質問に入るに先たちまして、一点だけ日韓問題の経緯についてお尋ねしたいと思います。昨日岸外務大臣は、大村収容所における抑留者とわが方の抑留漁夫との相互釈放のことについて、大体話し合いがついたと述べておられます。同時に、一点だけ双方の間で了解のつかぬ点があるとおっしゃいましたが、この点を一つ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話ですと、外交上の交渉に支障を来たすおそれもある……

第26回国会 外務委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま移民行政の問題について大臣からお話がございましたが、この点についてちょうど移住局の方もお見えになっておりますから簡単にお伺いします。いずれ詳しいことは別個の機会に譲ります。  昨年移民振興会社ができましたときは、大臣もご承知だろうと思いますが、農林省、大蔵省との事務当局の間に相当な意見の食い違いや確執があったことは御承知の通りであります。しかるに昨年から農林省の側においては再び農業協同組合のような形式で、農家の二、三男を移住させるということで何か対策が行われておるようです。この点についても外務省との間で相当大きな意見の食い違いがあったように聞いております。結局これは移住振興……

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○森島委員 第一にお聞きしたいのは、同僚の田中委員から倭島公使のことについていろいろ御批評がありました。私は個人的なメリットというもの以外に、倭島公使の地位自身が相当問題になると思います。倭島公使はインド駐在を命ぜられて、インドネシアに出張しておられるということを聞いておりますがその通りでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、従来フィリピンやその他の国交未回復の場合にそういうような事例がありましたかどうですか、この点もちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それではインドネシアの場合に限って――インドネシアでもうすでに問題になっておるということを私は確かな筋から聞いておる。ど……

第26回国会 外務委員会 第8号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○森島委員 私も岸外務大臣に伺おうと思ったのですが、話が出ましたから、ついでに関連して条約局長に伺いたい。  岸外務大臣が満州国の要人だったことは御承知の通りだが、その時代に満州国と北支との間で通車通郵協定というものが成立いたしました。これは政治的な問題でなしに、純然たる業務協定だという趣旨のもとにできたもので、通車というのは、山海関を通って北京と奉天間に自由に汽車を走らすという協定であります。それから通郵は、中国においては満州国を承認しないという建前で、久しく、満州国から出します郵便物については北京の郵便局で別に印紙を張っておったが、そういうめんどうなことはやめようじゃないかということで通郵……

第26回国会 外務委員会 第11号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○森島委員 私は日本国とポーランド及びチェコ両国との間の国交回復の協定、共同宣言について御質問したいと思います。主として条約局長にお伺いすることになると思います。  両国と日本との間の戦争、これが発生しました政治的な原因は私は問いません。法律的に戦争に入ったこの原因についてお伺いをしたい。私の了解するところによりますれば、日本は別に宣戦の布告というふうな措置には出ていない。ポーランドとチェコの方から日本に宣戦布告したということになっておると記憶しておりますが、その点の事情を簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 私がかくのごとき質問を政府当局にいたしますのは、日ソ交渉の過程におきまして、日本の民……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○森島委員 岸兼摂大臣が各種の委員会に出席せられまして、比較的率直に意見を表明せられておることは、私はこれを多としております。しかし、同時にそれ以上に必要なことは、すでに国会で与えられた言明、国民に対する公約を機を逸せずして実行に移す決意があるか、誠意があるかという点が、さらに重要な問題であると思う。この見地から見ますときに、岸外務大臣がこの席において日韓交渉の再開の問題、あるいは指紋に関連する通商使節団の設置の問題等に関して言明せられたことが、今日まで何一つ実行されておらぬのでありまして、私はこの点に対していささか不満の意を表せざるを得ない。現に岸さんはニ月十二日の委員会において、同僚の松本……

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○森島委員 大臣の御出席を得て質問をする予定でございましたが、大臣がお見えになっておりませんので、事務当局に対して、大臣に対する質問の前提として二、三点お伺いいたします。  御承知のように、百中貿易の拡大ということについては、政府においても非常な力こぶを入れておられる。この問題に関連して、問題は小さいようですが、通商代表部の問題、それに関連し、指紋の問題が非常に大きい問題だと存じております。大臣は二月の十二日にこの席で私の質問に対してはっきり答えておる。法律は無視するわけにいかぬけれども、関係の向きと協議して、言葉は善処と、われましたかどうか、はっきり記憶しておりませんが、ともかくも関係の向き……

第26回国会 外務委員会 第21号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいまの御説明によりまして経過は大体明らかになったと思いますが、私はイギリスにのみ提案が行っておって、日本に来てないというふうなことを懸念いたしたのでございますが、この点は明らかになりましたので、今の説明で満足いたしますが、しかしこれは非常に重要な問題でございまして、私は外務大臣に対してもまた条約局長等に対しても幾多の質問を行わなければならない、こう思っておるのであります。これは一言でいいまして、条約局長に伺いますが、パリでいろいろな会議が開かれた、その結果何らかの具体的な決定に達した場合には、これは国際的な協定というべきものだと思いますが、この点を一言だけ伺っておきたいと思いま……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○森島委員 同僚の山本委員から日韓問題については御質問がありましたが、私きわめて簡単に補足的な意味で御質問したいと思います。  実は岸さんが相互釈放を渡米前にやるとおっしゃったのは、四月五日で私の質問に対してです。当時時間的の余裕もありますので、関係業者、ことに抑留漁夫の家族等においては安心しておった。これは実行できるのだろうというふうに考えておりましにが、その後東南アジアの御訪問が発表になりましにので非常に焦慮の念を抱いておることは事実です。これはお考えに入れていただかなければならぬ。そこで私のお尋ねしたいのは、岸さんは今でも日韓交渉、相互釈放の問題は、事務的なレベルにおいて話し合いをしたい……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○森島委員 今後いろいろ外務委員会等で機会があると思いますので、こまかい具体的な問題は一切省きまして、藤山さんが外交を進められる上において前提条件となるべきものについて率直にお伺いいたします。  けさほどもいろいろ具体的な問題がありましたが、政府と野党との意見の相違は、結局世界情勢に対する認識が一致しているかいないかという点に帰着している、こう思っております。岸さんもこの点については渡米される前に、議会において、今後の日米両国がとるべき政策を論ずるに当っては、現在の国際情勢と今後の動向についての認識を一にすることがぜひとも必要である、こう言っておられるのであります。おそらく岸さんの意向では共同……

第26回国会 外務委員会 第27号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○森島委員 時間も非常に制限されておりますので、きわめて局限した問題、中共貿易を中心とした問題について二、三点簡単にお伺いしたいと思います。  大臣も御承知の通り、この中共貿易、これに関連する通商代友邦の設置等の問題は二年間にわたっておる問題であります。これと申しますのも、当時協定の締結に当った民間の代表において政府と十分な連絡をとらなかったという点も一つの原因となっておりますが、大半は日本政府が貿易の増進をはかると言いながら、何一つ今日まで具体的の決定をしなかった。主として政府の責任に帰すべきものと私は信じております。現に岸さんも二月二十一日か二日と思いますが、外務委員会において指紋の問題そ……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○森島委員 今朝外務省予算に関する分科会が開かれました。その席上でわが党の岡田春夫君がいたしました質問に関連して、これを確認する意味で外務大臣に御質問申し上げたいのです。第一点は、私の了解するところによりますと、岡田君に対して、ソ連側から平和条約の話し合いを始めたいという申し入れがありました場合には、これに応ずるのだという御答弁をなさったと了解しておりますが、それで差しつかえありませんでしょうか。
【次の発言】 私が出席しておらなかったのですから、いずれ速記録を見まして、その上で質問をする権利を留保しておきます。  第二点といたしまして、もしソ連が安全操業の問題を平和条約の問題とからませてきた……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○森島委員 時間の制約があるそうですから、一、二問簡単にお聞きしたいと思います。大臣にお聞きしたいのは、日韓会談の最近の状況がどうなっておるかという点でございます。昨年の議会の演説におかれましても、日韓会談はいかにも直ちに完結するような御演説がございました。この点につきまして行き悩んでいるのは、外務事務当局として非常な不手ぎわを繰り返しているものだと私は信じております。大臣はその辺はいかにお考えになっておるか、お聞きいたしたいのであります。
【次の発言】 ただいまの経過は大体新聞等で私承知しておりますが、問題の根本にさかのぼりますと、北鮮へ帰国しようという人を日本が北鮮へ帰すんだということにつ……


森島守人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

 期間中、各種会議での発言なし。

森島守人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

森島守人[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期
森島守人[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。