曽祢益 衆議院議員
31期国会発言一覧

曽祢益[衆]在籍期 : |31期|-32期-34期
曽祢益[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは曽祢益衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

曽祢益[衆]本会議発言(全期間)
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第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 衆議院本会議 第4号(1968/08/05、31期、民主社会党)

○曽祢益君 私は、民社党を代表いたしまして、一昨日本院におきまして行なわれた総理の所信表明に対しまして、若干の質問をいたしたいと存ずるものであります。(拍手)  総理は、三日、本院において、参議院選挙を通じて、政府並びに自民党の政策が国民大多数の支持と理解を得たと確信し、心を新たにして政局を担当すると胸を張って述べられました。私は、首相のこの姿勢、すなわち、佐藤内閣の施策に対する国民の強い批判と不満に耳を傾け、反省する謙虚さを失い、楽観的ムードに浸り、権力的姿勢を強めようとするこの首相の態度そのものの中に、わが国の民主主義の前途に対する危険信号を見出すものであります。(拍手)総理は、選挙戦のさ……

曽祢益[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院31期)

曽祢益[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 外務委員会 第4号(1967/05/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、きょうまず第一に比較的地味な問題ですけれども、重要な問題であるいわゆるケネディラウンドの一応の成功の問題をとらえて、政府に所信をただしたいと思います。外務大臣を中心にしながら、しかし同時に非常に関係の深い通産大臣並びに農林大臣の同時出席を求めたのですけれども、きょうは不幸にして衆参両院における各委員会の活動が非常に盛んで、ついにいまになってもとうてい通産、農林両大臣は出られないということで、これはしかしだからといって全部ストップしてしまうのも本意でありませんから、両大臣に対する質問については、これは留保しておきます。  まず、外務大臣に質問申し上げたいと思います。最初に、ケネ……

第55回国会 外務委員会 第7号(1967/05/26、31期、民主社会党)

○曽祢委員 関連して。ちょっと私聞き違えたのかもしれないのですけれども、堂森委員の御質問に対する答弁の中で、マレーシアとの協定の違いの一つとして、マレーシアのほうは批准条項つきになっておる。こちらは批准ということばを使わずに、国内法的には同じようなことだろうけれども、署名の後に憲法上の承認を得て、批准書の交換によらずして外交的な公文の交換ということになっておる。その点を質問されたわけです。それに対する当局側の答弁として、そこから先、電話をかけている人があってよく聞こえなかったのだけれども、シンガポールの公館が日本にないいしたがって批准書交換でなくて公文交換によった、こういうふうなお返事だったと……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/07、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣、あんまり気持ちよくハッスルされて、時間のほうはどんどん進行してあまり時間がたくさんないようでございますから、なるべく簡潔に御質問申し上げますから、大臣もハッスルしながらなるべく簡潔にお答え願いたいと思います。  まず第一に、同僚堂森委員からも御質問のあった中東の危機の問題でありますが、これは私は率直に申し上げまして、議院運営委員会の任務ですけれども、できるならばあしたの本会議あたりで外務大臣から議会に対して報告があって、その上で与野党からの質問というようなことになろうかと存じます。それを予定しながら、緊急な問題でありますから、若干の点を質問させていただきます。  第一には……

第55回国会 外務委員会 第12号(1967/06/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 先ほど同僚の戸叶委員から触れられた中東問題のこれからの解決、つまり戦後処理の問題に関連してでございますが、若干重複することもあると思うのですけれども、まず第一に、国連の関与の問題であります。  現在の監視班といいますか、停戦そのものが現実に行なわれていることの監視、これは私は監視チームくらいなものでもいいのじゃないかと思います。しかし、それよりも根本的に今度の事件の発端あるいは拡大、急速に悪化した一つの原因として、この前の委員会の席上でも出ました国連事務総長のアラブ連合の撤兵要求の受け取り方があまりにも早過ぎたということ、そのことがやはり結果的には危機を深めているきらいがあるのじゃ……

第55回国会 外務委員会 第13号(1967/06/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 だいぶ同僚委員がお急ぎのようでありますから、なるべく簡略にやります。しかし、このマグロのほうについては、特にわが国の漁業の将来について非常に重要だと私は思いますので、真剣にお答えいただきたいと思います。  戸叶委員の御質問にもありましたけれども、今度の大西洋のマグロに関する条約は、おきれいなことを別とすれば、最近日本の漁獲が非常に進歩して、日本のマグロ漁船が大西洋に進出した。そして、言うなれば、よその領分に進出するような形に、いままでその方面に進出しておった諸国から見られたわけで、そこで、これをいい機会に、必ずしも日本だけをとっちめるというわけにもいかぬでしょうけれども、こういった……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/12、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私どもがこの旅券法の特例法案に特に重大な意義を感ずるのは、むろんこれは沖繩の人たちの外国における活動、その中には移民の活動もあるでしょうが、そういうものに対して便宜を供与するという意味以外に、わが国に沖繩の施政権を何とかして早く返還させたい、これはもう沖繩の住民ばかりではない、日本国民全体の念願ですが、その観点から見て、従来からも部分的にはやっておったけれども、沖繩の住民が日本の旅券で渡航ができる。言うならば外国、第三国といいますか、における外交保護権、これは外交保護権という以外に、移民の保護みたいな、従来の外交保護権以上のものもあるかもしれませんが、対外活動に対する保護権という日……

第55回国会 外務委員会 第18号(1967/07/13、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣にきわめて短い時間に来ていただいたので、この制約上関連いたしましての簡単な質問をいたします。  私はこの条約はいろいろ重要だと思いますけれども、この条約の一番重要な意味は何といっても天体を非軍事化する。残念ながら宇宙全体を非核武装化するということはできなかったけれども、しかし少なくとも地球のまわりを回る軌道に核兵器その他の大量殺戮兵器を載せて、そこから地球に向かっての攻撃をさせない、こういう限定された目的ではあるけれども、その意味で宇宙の一部の非核武装化ということについての第一歩になるというこのこと、しかもこれが、何といっても部分的核停条約に続いて米、ソの雪どけの産物として……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 関連して。戸叶委員の御質問の中で、この条約がお互いに承認し合わない国が入っているから、したがってこの条約に入ったからといって直ちに承認の効果は生じないということは、戸叶委員も認められているし、これは常識論だと思うのであります。ただこの条約の条項がそういったような未承認国との間にどういう法律関係を持つかということは、きわめて適切な御質問であったと思う。たとえば五条、六条という具体的な例を引用されて、東独の宇宙士に対しては、法律上日本国においては東独の宇宙士だけ救わなくともいいのかという、こういうきわめてポイントを突いた御質問だと思うのですが、それに対する御答弁がちょっと納得いたしかね……

第55回国会 予算委員会 第6号(1967/03/26、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、先日の本院本会議におきまするわが党西尾委員長の質問の際に、わが国の外交政策あるいは政府の外交姿勢について三つ足らざるところがある。第一は、自主性と使命感といいますか、ビジョンが足らない、第二は、いわゆるナショナル・コンセンサス、国民の合意といいますか、これを求める努力が足りない、第三は、積極的行動性に欠くる、このことを明らかにした質問が展開されたのでありますが、私は、今日その同じ観点に立ちまして、以下二、三の大きな外交問題を例にとりながら御質問を申し上げ、同時に、従来とかく外交に関する質疑応答が単なるすれ違いであった感がなきにしもあらずでございまするが、そうではなくて、本院に……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 外務委員会 第2号(1967/09/04、31期、民主社会党)

○曽祢委員 だいぶ私の前の二人の同僚委員が熱心に質疑をされたので、片方は十五分、片方も十五分、両君とも十五分ずつ超過していますから、私並びに渡部委員の質問の時間は妥当に許していただきたいと思います。  そこで、最初にまず日ソ問題について伺います。  要点だけに集中していきたいのですけれども、この間のモスクワにおけるコスイギン会談で、とにもかくにも、言うならば、タブーであった平和条約問題について何らか話し合いを始めてもいいような弾力的な姿勢を示した。その内容が何であるか、領土問題について実質的にソ連が血の出るような歯舞、色丹以外の南並びに北千島に触れて、条件つきでも返還の意図ありや等についてはい……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 外務委員会 第2号(1968/03/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 二月六日の予算委員会において特に総理に対して質問した種々の外交問題について、ごく重要な点だけ限って外務大臣の御意見を伺いたい。  第一には、ベトナム戦争並びに逆にいえば和平の見込みについてであります。いまのベトナムの軍事情勢を見ると、非常に軍事的な面がはなばなしくなっております。そのいずれが勝ちつつあるのやら等についてはいろいろ見方があろうと思いますけれども、少なくとも一年前のあの当時と比べるならば、とても和平に対しては逆なような方向に動いているやに見えます。しかし、同時に、私は、そう簡単にばかり言えないのではないか。 軍事行動が七分で、政治解決が三分なのか、あるいは軍事行動が三分……

第58回国会 外務委員会 第3号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、きょうは、特にいわゆる領海内における無害航行権の問題に関連して――これは全般的な質問としては、この金曜日に行なわれます領海及び接続水域に関する条約のときに、いうならば本格的な質問を同僚委員とともにやりたいと思うのですけれども、帆足君が提起された問題の関連質問という形で、ちょっと伺いたいと思うのです。  と申しますのは、最近、本委員会における外交の審議のほかに、他の委員会、特に予算委員会において、外交あるいは条約上の質問が行なわれておりますが、特にこの間予算委員会において、たとえばアメリカ軍人の家族が犯した交通違反に関する重大なる過失の問題の裁判権あるいは警察権等に関連する問題……

第58回国会 外務委員会 第4号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、けさの理事会で決定されたように、本日の委員会は万博を上げる、それから公海に関する条約、領海及び接続水域に関する条約の審議に入るということでありますので、しかも時間が経過しておりまして、早く二つの条約に入るのが大体の委員会の総意であるかに思いますので、私は、自分の意見にも触れるかもしれませんけれども、きわめて簡単に万博に関する法律について御質問いたします。すでに戸叶、穂積両委員からの質問の中にありましたが、私は、政府の準備に非常な不備な点があった、それからもう一つは、何といってもお役所のなわ張り根性、もう少しきれいなことばで言えばセクショナリズムにだいぶ悩まされてきた、これが実……

第58回国会 外務委員会 第5号(1968/03/22、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私、先般の当委員会におきまして、これはまだこの領海及び接続水域に関する条約の審議の際ではなかったのですけれども、一般の国際状勢に関する質問の中で、この条約に触れております。いわゆる領海における外国軍艦の無害通航権の問題と、日米安全保障条約に基づく事前通告の問題等に関連して御質問いたしました。また、そのあとで、前委員会において、同僚戸叶委員から、この条約の審議の際に、同じ問題をとらえての御質問がございました。  これらの質問の中で、たとえばポラリス潜水艦が領海を通過する問題について、当初、予算委員会等における総理大臣並びに外務大臣の答弁の中には、領海における無害通航権というものをあま……

第58回国会 外務委員会 第8号(1968/04/05、31期、民主社会党)

○曾祢委員 二つの協定について、一点だけ伺っておきたいと思うのですが、それは二つの協定の中で一番重要な相違点と認められるのは、第二条の点であります。シンガポールのほうは、御承知のように、「第二次世界大戦の存在から生ずる問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認し、かつ、同国及びその国民がこの問題に関していかなる請求をも日本国に対して提起しないことを約束する。」こうなっておりまするのに、一方、マレーシアとの協定の第二条は、このことに関して、「第二次世界大戦の間の不幸な事件から生ずるすべての問題がここに完全かつ最終的に解決されたことに同意する。」確認する、同意するは実質的には同じといたしましても、……

第58回国会 外務委員会 第11号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ベトナム戦争を終結する方向で、部分的であっても、北爆を一方的に停止するというジョンソン声明があり、また、これに応じて北ベトナム側が、むしろソ連に対しても中共に対しても相当思いきった独自性を発揮したような形で、アメリカの北爆の全面的一方的停止を確かめる目的という注釈つきではあるにせよ、とにかく予備会談に応ずるということになった。そこで、当時、外務省の情報文化局長の談話が出ておりましたが、わが国としては、アメリカ及びベトナム側の措置を歓迎するとともに、日本としては、できる限り側面的援助を惜しまない、こういう基本的な態度を表明しておったと思うのです。そしてまた、これに基づいて、アメリカに……

第58回国会 外務委員会 第12号(1968/04/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 すでに前回、前々回の本委員会におきまして、領海及び接続水域に関する条約の中で、軍艦の領海の無害通航権の問題に関しまして、同僚戸叶委員並びに私からこの問題を取り上げまして、政府の所信をただしたことがあったわけであります。本日はこの点に関連いたしまして、最終的の政府の見解を伺って、その上で、私自身もこの条約に対する態度をはっきりいたしたいと思うわけであります。  問題の点は、私の了解するところでは、従来の国際法の一番正しい解釈と認められるところ並びに本条約の成立の経緯、わが国の従来の態度等から考えまして、少なくとも外国の軍艦の領海無害通航については、あまり過大な権利というふうに確定する……

第58回国会 外務委員会 第17号(1968/05/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、ほんとうは参考人の方々にそれぞれお伺いしたいのでありますけれども、本委員会の開会にあたりまして、大体きょうの審議については、われわれ委員側もなるべく協力して、一人十五分くらいでやろうではないかというような申し合わせがありましたが、熱心のあまり、相当すでに各委員が時間をお使いになり、あわせて私のあとにさらに二名の有力な委員が待っておられますので、残念でありますけれども、私は理事の一人として審議に協力促進、こういう意味で、私の発言の時間を非常にカットいたしまして、主として青木参考人に対して、ごく一、二点について伺いたいと思います。  青木参考人の御意見を伺っておりましたが、原電並……

第58回国会 外務委員会 第19号(1968/05/08、31期、民主社会党)

○曽祢委員 協定の問題に入る前に、一つだけ、先ほど三木委員から御質問のありました、佐世保港におけるアメリカの原子力潜水艦の寄港に際しての安全性の問題、放射能の検出の問題等について、科学技術庁長官から、この間からのやり方を反省していくというお話がございました。私は、もう少し具体的な御返答が得られれば望ましいと思うのです。  第一には、こういったような放射能から安全を守る問題、原子力潜水艦その他アメリカの軍艦の寄港に際する安全性の問題ですね。放射能からの安全性の問題、これについては海上保安庁に委託しているとか、あるいは市町村にまかせているというような態度ではいけない。これは当然科学技術庁が中央官庁……

第58回国会 外務委員会 第20号(1968/05/10、31期、民主社会党)

○曽祢委員 本件の質問に入る前に、一昨日の本委員で私が質問いたしました、アメリカの原子力潜水艦の佐世保寄港にあたっての異常放射能の検出されたことに関連いたしまして、私ばかりではございませんが、各委員から、原潜あるいはアメリカの原子力艦艇の日本寄港に対する賛否の問題は別として、当面来ておる以上は、やはり異常放射能の問題等、こういったような安全問題については、もっと政府の体制をぴっちりして、臨機応変の体制をやる必要があるし、科学技術庁が中心になってしっかりやれということを、これは特に単なる国民の安全の問題ばかりでなく、実害があるなしにかかわらず、いろいろ人心に対する影響からいっても非常に大きな外交……

第58回国会 外務委員会 第21号(1968/05/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 本協定に関する最後の防衛庁長官に対する質問の前に、当面この委員会において私も二回にわたって取り上げました佐世保港におけるアメリカ潜水艦の放射能汚染の問題については、私は初めから、これは単に科学的な問題だけでなく、高度に政治的な問題であることを指摘いたしまして、外務大臣に対し、内閣全体の責任においてすみやかに対処することを要請しておきました。いろいろ政府の発表が二転三転する等の関係から、いま一番に緊急に最大の大きな問題は、まず第一に、放射能の汚染の問題については、わが国がアメリカの協力を要請することはいいですけれども、あくまで自主的に原因を徹底的に究明すること、そうしてその結果をまた……

第58回国会 外務委員会 第22号(1968/05/15、31期、民主社会党)

○曾祢委員 外務大臣お急ぎのようで、きわめて短時間に伺いたいのですが、何しろ一九五八年並びに六〇年の国際海洋法会議で、遺憾ながら公海における漁業の自由だけが認められ、接続水城についても、日本としては従来の主張はありながら、領海六海里、ただし接続水域六海里、そうして、その場合に従来の漁業の実績を認めるというならば、それでもよかろうというところまで妥協に応じるという態度をとったけれども、それすらできなかった。したがって、現状における外務省の基本的主張は、領海三海里、また接続水域については条約に基づく、漁業専管水域等については、実際上は二国間の条約ができればそれによるということを言っておられることは……

第58回国会 外務委員会 第23号(1968/05/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ベトナム戦争終結を目ざしたパリ会談が開かれ、すでに約一週間にならんとしておりますが、一方においては双方が表面的には相当かたい態度、特に北側は相当宣伝的な態度はとっておりますものの、現実にはかなりやわらかい線もあるやに見受けられて、必ずしも原則論だけでいかずに、アメリカの北に対する全面的な攻撃停止がすべてのスタートであるという基本的立場をとりながらも、むしろ北ベトナムが、この会談を、予備会談というよりも正式会談、公式会談ということばすら使っている。非常にその点にわれわれは希望を持つわけです。いまからだれも困難ではあるけれども、外務大臣はこのパリ会談にどういう見通しを持っておられるのか……

第58回国会 外務委員会 第25号(1968/05/24、31期、民主社会党)

○曽祢委員 せっかく重要な海外移住問題の途中でたいへん恐縮でありますけれども、三宅、田原両委員の特別な御協力と御了解を得まして、ちょっと外務大臣に、きわめて簡単に一つ別の問題で質問させていただきます。  それは、本日の朝の一有力新聞紙の伝うるところによると――藏内外務政務次官は来ておられませんか。呼んでいただきたいのですが、とにかく時間がございませんから始めさせていただきます。藏内政務次官が六月十二日モロッコのラバトにおける中近東大使会議、これは日本の在外大使の会議のようでありますが、これに出席をする機会に、アフリカ並びにヨーロッパにおきましていま暗礁に乗り上げている日本と中国、すなわちこの場……

第58回国会 懲罰委員会 第7号(1968/04/09、31期、民主社会党)

○曾祢委員 私は、本件はこれを懲罰事犯として、国会法第百二十二条第二号により、公開議場における陳謝を命ずべしとの動議を提出いたします。  以下、詳細は討論の際に譲りまして、きわめて簡単にその理由を申し上げます。  本件、穗積君の外務委員会における発言は、議院の品位並びに議会の権威から見て不適当である。したがって、法規に照らしまして、いま申し上げましたようなこの事犯の性質からいって、本人の遺憾の意を表す陳謝、それから取り消し、この取り扱いが最も妥当である、かように考えましたので、以上のような動議を提出する次第であります。
【次の発言】 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました、議員穗積七……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/02/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ただいまの総理の御発言に関しては、私の質問の中で触れてさらに御質問したいと思います。  私は、民社党を代表いたしまして、政府の政策、なかんずく外交、防衛を中心としながら、しかし国際経済の問題並びに政治姿勢の問題についても、十分ではございませんが、第二陣、第三陣の同僚委員に多くを譲りますが、若干触れてみたいと存じます。  最初に経済問題でございますが、どうも私どもの考えでは、政府の四十三年度予算編成の前提となっております経済成長率を名目一二・一%、実質七・六%に見込んで、国際収支については四十三年度の総合が赤字三億五千万ドル程度と見込んでおられるようでございますが、しかしこれはどう考……


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第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 外務委員会 第1号(1968/08/07、31期、民主社会党)

○曾祢委員 ちょっと赤十字並びに中川局長に、私の質問に入る前にと言ったらいいのか、私の質問の順序を変えまして、同僚の帆足委員が触れられた北鮮帰還問題に関連して、きわめて簡単に、私の意見を申し上げながら、さらにこの問題の処理についての質問等を申し上げたいと思うのです。  御承知のように、私は日韓両国の国交調整に賛成した立場で、これは私は正しいと思う。また、北鮮側の諸君のすべての言い分に必ずしも賛成しているような態度でなく、きわめて自主的な態度で、そのつどイエス、ノーをはっきり言っている立場です。しかし、この帰還問題については、私は前から、とにかく、言うならば、これはことばはいい悪いは別として、一……


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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 外務委員会 第1号(1968/12/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 愛知新外相をここにお迎えして、お喜びを申し上げるとともに、苦言と言っては言い過ぎかもしれませんが、一言御注文をしておきたいと思います。  愛知さんが就任されましたときに、自分の任務というものは、総理の外交を言うならば補佐し、その土台をつくったり、そういうような仕事をするんだ、こういうような趣旨のことをおっしゃいました。それはそれなりに謙虚なお気持ちとしてわかります。また、内閣は一体制であり、連帯制であり、日本の政治の中心は総理大臣にありますから、まあ総理大臣と外務大臣が、総裁選挙に出るときになると論争するというようなことは、まことにこれは異例なことではないかと思うのでありますが、こ……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 外務委員会 第2号(1969/02/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、外務大臣に根本政策の問題で御質問いたします前に、時事問題といいますか、一つは、横須賀港におきまするアメリカの原潜の入港にあたっての異常放射能の問題、もう一つは、ソ連の漁船隊が日本の沿海、領海付近の公海でやっておる漁業のことについて、簡単に御質問申し上げたいと思います。  御承知のように、昨年の十二月、日米間の原子力潜水艦の佐世保港汚染以来のいろいろな交渉がございましたが、横須賀港に再び入港が開始されたのであります。その際からも、私どもは、原潜あるいは原子力推進のアメリカの軍艦の寄港については、あくまで放射能の汚染問題について十分なる対策がとれているかいないか、これに対する日本……

第61回国会 外務委員会 第4号(1969/03/05、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、この問題について、オーストラリアとの漁業協定に関連して、実はこの前の外務委員会で外務大臣に質問いたしました。ソ連の漁船が日本の近海でサバ漁業に従事している。この問題に関連いたしまして、当時、私としては、これは一応日本から見れば公海でやっているようだが、その意味は、むろん日本が領海三海里説をとっているからですが、一応公海でやっているようだが、しかし、公海だからといって、何もこちらから文句が言えないはずではなくて、公海であっても、やはり関係国の協議によって、最大限の持続的な生産性を確保する意味では、関係国の合意によって規制をすることができる。漁獲あるいは漁法、こういうこともあるの……

第61回国会 外務委員会 第5号(1969/03/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 この前の当委員会において、外務大臣に対して、もうそろそろ沖繩の基地の問題については白紙でなくて、基本的な交渉の方針をおきめになる必要がありはせぬかということを申し上げたのですが、その間だいぶ舞台が回ってまいりまして、私はいいほうに回ったと思うのですけれども、三月十日の参議院における予算委員会の答弁以来、少なくとも総理大臣は、どういう理由があったか、そこは存じませんけれども、あるいは自民党の党内からも、沖繩に対する交渉の基本的態度について、やはり本土並みということを入れるべきではないかという御意見もあったようですし、その間、アメリカの議員さん十三名が日本に来まして、相当やはり沖繩問題……

第61回国会 外務委員会 第6号(1969/03/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 直接文化協定に関係は薄いかもしれませんが、外務大臣に伺いたいのですけれども、この間、ユーゴの共産党の大会が開かれまして、多分十六日付で終わったのではないかと思いますが、この大会はかなり重要な党の大会でありますけれども、政治的な意味合いもあるのではないかと思います。第一、参加者から見ると、東ヨーロッパの共産国からはルーマニアだけが来ている。初め東欧諸国はかなり参加のほうに傾いておったようでありますが、何ぶんにも親分のソ連のほうが不参加ということをきめたために、東ヨーロッパ各国の共産党が結局ボイコットせざるを得なくなったようであります。同時にまた、西欧並びにわが国のような諸国から、これ……

第61回国会 外務委員会 第7号(1969/03/19、31期、民主社会党)

○曽祢委員 この十日ぐらい前だったと思いますけれども、中国とソ連との国境のウスリー川の中州の、ソ連側からいえばダマンスキン、中国側からいえば珍宝島といわれる島において、ソ連と中国の軍隊の武力衝突が起こった。この事件は国際的にも非常に大きく衝動的な事件であることは当然ですけれども、わが国にとってもこれはなかなか重大な問題だと思うのです。そこで、この問題についてどういう見方をしておられるのか、その発展の可能性あるいは限界、これらについて、外務省としてはソ連、中国問題についての相当な研究もされておるし、むろん中国については情報はなかなか直接困難と思いますけれども、ソ連については在外公館も持っておられ……

第61回国会 外務委員会 第9号(1969/04/02、31期、民主社会党)

○曽祢委員 国際通貨事情というものは、やはり非常に流動的だと思います。昨年の二月六日に、私自身が、本院の予算委員会で、ちょうど国際通貨不安とわが国の国際収支がどうなるかというようなことについて質問したのですが、そのときに、政府の国際収支の見通しとしては、昨四十三年度の見通しとしては、まあまあ三億五千万ドルくらいの赤字になるのではないか。私どもは、国際通貨不安の状況から見て、ドルのポジション、アメリカの引き締め政策等々から見て、とても赤字が三億五千万ドルどころじゃ足り危いだろう、五億ドルくらいの赤字になるのではないかと言っておりましたが、少し恥ずかしいような、また日本の国のためにはうれしいような……

第61回国会 外務委員会 第12号(1969/04/11、31期、民主社会党)

○曽祢委員 総理にまず沖繩問題で御質問いたしますが、総理の沖繩問題に対する最近の発言、特に三月十日、十一日ごろからの発言は、私は大体において額面どおり受け取っていいと思うのです。というのは、核兵器は困る、それからむろん本土にも基地がある状態で返るのでありましょうから、基地は残るであろうけれども、その基地はやはり本土の基地と何ら分け隔てをしないのだ、条約的にいえば、安全保障条約の適用を受け、すなわち事前協議制に置かれる、自由使用ではない、以上のような意味で、核抜き、本土並みということが、これは国民の大体の強い希望である、加えて同時に、早期返還も国民の希望である、総理、政府としてはその希望に沿うよ……

第61回国会 外務委員会 第13号(1969/04/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 最初に、アメリカ偵察機の撃墜というか、墜落事件について伺いますが、私は、まだ事実が明らかになっておりませんけれども、どうもその後のアメリカの行動、ソ連に外交的に頼んでいる報道、あるいは人命救助を先にやっている報道等から見ましても、またプエブロの問題と違って、少なくともアメリカの軍艦が拿捕され、これに乗っている乗り組み員が逮捕されたという事態と、ちょっと事態が違うようでありますので、この事件の拡大というものはプエブロ事件ほどではないような感じがいたします。現状において、少なくともこういう事件が冷静に処理されることは望ましいわけでありまして、その意味で、現時点において、外務大臣は、この……

第61回国会 外務委員会 第15号(1969/04/23、31期、民主社会党)

○曽祢委員 どうも約束の二十五分が怪しくなって、まあ昼めしをひとつお互いにやめて国務に尽瘁いたしましょう。  私は、この前の外務委員会におきましても、今回の不幸なアメリカ偵察機の撃墜事件は、やはりアメリカ及び北朝鮮双方に過剰防衛的なことがあったと思われるのであります。現実の事態はなかなか正確にはわかりませんが、しかし、もしアメリカ側が、意図的にもせよ、あるいは意図に反してでもせよ、アメリカの偵察機が領空を侵しておったといたしましても、これをいきなり撃ち落とすということが過剰防衛であることは、これは国際法の通念から明らかだと思うのです。しかし、同時に、アメリカ側の偵察も、実際上領空すれすれでやっ……

第61回国会 外務委員会 第17号(1969/05/07、31期、民主社会党)

○曽祢委員 最初に、外務大臣にお伺いしたいのは、沖繩返還についての東郷局長の言うならば事前の地ならし的な使命が終わって、一応帰ってきたわけですが、いろいろ見方があると思いますけれども、先ほど戸叶委員が、いまごろになってまだアメリカが核兵器を置くとか、あるいは基地の自由使用というようなことを強く望んでいるらしいことに対して、怒りを感じると表現をされたのですが、私は、客観的に見れば、むしろもどかしさを感ずると言ったほうがいいのではないか。つまり、アメリカから見れば、理状になるべく固執したいのは人情としてあたりまえです。そこで問題は、アメリカのほうはきついんだということはわかっていることなんです。し……

第61回国会 外務委員会 第19号(1969/05/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 きょうは、坂本委員、川崎委員の与党の委員諸君からも、非常に建設的な意見を含めての有益な委員会の審議が行なわれたと思うのでありますが、私は非常に関心を深くしております。  大体同じような問題になるかもしれませんが、まず沖繩問題であります。この前から私は外務大臣に伺っておりますように、もう外務大臣の御出発も近づいているのであります。本日の段階において、自民党の党議もまだ交渉原案がきまってないようにうかがわれるのであります。これは他党のことについて内政干渉するつもりじゃありませんが、自民党の与党の党議もきまり、政府の交渉に対する基本的な方針の中に弾力性があってもいいと思うのです。しかし、……

第61回国会 外務委員会 第29号(1969/07/02、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣に三点について御質問申し上げたい。  第一にはソ連との外交、第二は軍縮会議に臨む日本の態度及び姿勢、第三は、いま同僚委員からもお話がありましたが、核拡散防止条約に関する問題であります。  まず第一に、ソ連についてでありまするが、新聞の伝うるところによれば、きょう午後にもトロヤノフスキー在日ソ連大使が大臣をたずねることになっておるそうでありまして、何かそのときに、おみやげか何か知らないけれども、二、三おもしろい話を持ってくるやに伝えられておりますけれども、それはそれといたしまして、新聞の伝えるところはわりあい正確だと思うのですが、外務大臣も非常に意欲的であられて、ソ連にひとつ……

第61回国会 外務委員会 第30号(1969/07/03、31期、民主社会党)

○曽祢委員 帆足委員のきわめて博学なお話のあとで、私は簡単に質問をしたいと思います。  まず第一に、この法律全体は、旅券の近代化と、それから外国旅行が非常にふえた現状から見まして、実務から見てもけっこうな改正だと思います。  ただ問題は、政治的な面が確かにあります。その一つの点は、いま帆足君が御自分の体験から述べられたような未承認国に対する旅券の発給については、やはり制限があり得る、こういう点であろうと思います。私は、その点は個々の判断に恣意的なことがあってはならないと思いますけれども、未承認国に対する旅行に対して制限があるということは、これは必ずしも合理性のないことでないので、少なくとも改悪……

第61回国会 外務委員会 第32号(1969/07/09、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、この法案の骨子が、世界の大勢であり、また日本の旅券発給事務の簡素化からいっても必要なものであり、進歩的なものである、こういうことが第一の理由で、この法案に賛成するものであります。  また、これに関連いたしまして、国益、公安条項が残っているからいかぬという議論もありますけれども、私は、現在の世界の大勢が、必ずしもすべての国において渡航の自由が行なわれていない、あるいは分裂国家等の実情を踏まえるならば、このような条項が現に存するのは、各国にある事例から見て、これはやむを得ない。問題はそれが恣意的な判断によって行なわれてはならない。こういうことに尽きるのであって、これは本案に反対す……

第61回国会 外務委員会 第34号(1969/08/01、31期、民主社会党)

○曽祢委員 今国会の終わりに臨んで、重要な質疑をやろうと思っていたのですけれども、非常に間時がないので残念です。  まず第一に、沖繩問題について伺いますが、東京におけるロジャーズ国務長官との会談等を通じて、新聞等にも外務大臣が言われているように、いままではいろいろ日本の意見を述べ、アメリカの意見を述べ合った、これからは詰めの段階に入る、九月の中旬にアメリカに行って、そのときできるだけひとつ詰めたい、したがって、これからいままで言ったことをひとつ文章で書いてみる、鉛筆で書く、なかなかむずかしい段階だということを言っておられますね。そこで、その点はよくわかるような気がするのですが、どういう点が一番……


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データ更新日:2023/02/05

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