このページでは樋上新一衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○樋上新一君 ただいま趣旨説明のありました小笠原諸島の復帰に伴う南方諸島及びその他の諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定、及び小笠原諸島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律案に対して、公明党を代表して若干の質問をいたします。(拍手) 去る四月五日の小笠原返還協定調印によりまして、小笠原諸島が実に二十三年ぶりに本土への復帰が決定いたしましたことは、まことに喜ばしいことであり、戦後幾多の苦しみに耐えながら、この日を待ち続けてきた旧島民の御苦労に、心からの敬意を表するものでございます。(拍手) わが党は、返還を前にして調査団を現地に送り、つぶさに調査してまいりました。その結果……
○樋上新一君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されました逓信常任委員長井原岸高君に対する解任決議案に賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 本来、私は性格温厚でありまして、人の非を人の前で鳴らして批判するがごとき、人が人を裁くというようなことは好むところではありません。したがいまして、できることなら解任決議案に賛成しなくても済む理由がありはしないかと、常日ごろの井原君の言動を思い返し思索を重ねてきましたが、まことに残念ながら見つけることができなかったのであります。(拍手)私はほんとうに残念なことであります。 むしろそれよりも、あのいまわしい悲惨なる原子爆弾の洗礼を受……
○樋上委員 時間の関係上簡単にお尋ねいたしたいと思います。 私は日本放送協会四十二年度予算の審議にあたって、最近のテレビ、ラジオが国民生活、特に青少年に与える影響が非常に大きいということを痛感するのでございますが、特に教育の面でどのような配慮がなされているか、それをお聞きしたいと思います。 さらに四十二年度予算の事業計画をみますと、教育テレビは一時間半時間をふやして十八時間に拡充することにしていると聞きますが、その内容はどういうものか、またどんな番組を新設することにしておられるのか、協会の御方針、会長の御方針を伺いたいと思います。
○樋上委員 私は公明党を代表いたしまして、日本放送協会の昭和四十二年度収支予算等に対し、賛成の討論をいたしたいと存じます。 この予算は、NHK第二次六カ年計画の最終年度の諸計画を遂行しようとするものでありまして、当年度の事業計画はテレビジョン放送の全国普及をはかるための積極的な置局の促進、教育テレビジョン放送番組の拡充及び国際放送、ローカル放送番組の充実等をその骨子としております。これらの諸施策はいずれも当を得たもので、国民の寄託にも沿うものでありまして、事業計画に対応する収支予算、資金計画も含めて、本件はおおむね妥当であると判断し、わが党はこれに承認を与えることに賛成するものであります。 ……
○樋上委員 私は、昭和三十九年度NHK決算報告について二、三の質問を申し上げたいと思いましたが、前の二人の先生方の質問でほとんど重複するところがございますので、重複をなるべく避けて、要点のみ申し上げたい。また、ただいま委員長から、会長さんは面会があるので先に会長に質問をせよ、こういうぐあいに言われましたので、順序を変えまして、会長さんに質問したいと思います。 小林郵政大臣がラジオだけ単独の受信料を取らないようにするため放送法の一部改正を国会に提出されて、来年の四月から実施された場合の減収をどの程度見積もっておられるか、そういう点と、もう一つは、受信料の廃止で協会の運営に支障がないかどうか、そ……
○樋上委員 昭和二十二年以前の郵便年金契約に関する特別措置法につきまして、二、三お伺いいたしたいと思います。
この剰余金の分配を定期年金だけにするのはどういうわけですか。その点をひとつお尋ねします。
【次の発言】 では、他の年金契約はそれはないのですね。他の年金契約者その他は犠牲にならないのですか。こういう点をひとつ……。
【次の発言】 では、年金法の第三十一条に抵触することはないのですか。すべてのものに剰余金を与えていかなければならぬということは……。
【次の発言】 それでは特別付加金ですが、この表によりますと二百円刻みに算定されていますね。二百円刻みに算定されたというこの根拠はどこにある……
○樋上委員 十分間ほど……。実はこの前も私が質問をいたしました年金のことにつきまして、私の質問とそれから御答弁をいただいたところに少し食い違いがある。私の質問の要点が徹底しなかった、こう思うものでございますので、ただ一点だけ質問いたしたいと思います。
それは昭和四十一年三月末において契約総数が百十二万件、七二%、すなわち八十万件が実質的価値を失った年金契約だと発表されておりますが、これは間違いありませんね。
【次の発言】 この郵政要覧ですね、これを見ますとこう出ております。「四〇年度末においては件数一一二万件、年金額六二億円である。なお、件数が毎年大幅に減少し、年金額は逆に三?四億円増加する……
○樋上委員 私は放送法の一部改正案についてお尋ねしたいと思うのですが、その前に、私はまず冒頭に、先週の二十九日の委員会での大臣の発言についてお尋ねしたいと思います。 二十九日に郵政大臣は森本委員の質問に答え、放送法、電波法の根本的改正案を次の通常国会に提出したいとお述べになりましたが、当委員会で現在審議を進めている放送法の一部改正案が成案を見た場合、根本的な改正案では三十二条だけ触れないつもりか。三十二条に触れるとすれば、現在審議している一部改正案との関連はどうなるか。根本的改正案を通常国会に提出することがわかっていて、いま来年四月一日施行の一部改正案を審議するのは納得ができないが、これらの……
○樋上委員 NHKのほうにお伺いいたしたいと思いますが、NHKは四十年に日本賞というものを設けたと伺っていますが、その賞の趣旨はどういうものか。また第一回、第二回の実施の状況を説明していただきたい。
【次の発言】 この経費は年度どのくらいになるのですか、どういう面からこれは支出されておるのですか。
【次の発言】 それだけの効果がなければならぬ、こう思うのですが、それに対する番組の審査員のメンバーはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 これは、ずっと日本で行なわれるのか、将来これが各国で持ち回りになって行なわれるのか、こういう見通しはどうなんですか。
○樋上委員 きょうは時間の関係上、簡単にNHKのカラーテレビの問題だけをお伺いしたいと思います。 前田会長にお伺いしたいのですが、私はこの前、小野副会長がおいでになりましたさきの国会のときに、私の質問に対しまして、カラーテレビの特別料金は考えていないというお答えでした。それからまだわずかの期間しかたっていないのに、今度の百五十円のカラーの特別料金というような問題が出てきた。そのときに、もうすでにそういう計画があったのか。計画があって、副会長はそんな問題は考えておらないと答弁されたのか。その期間がわずかしかないのに今度の問題が出てきたのはどういうことか。会長と副会長との間に意見の相違があるのか……
○樋上委員 今回小笠原諸島が復帰されることは、国民の一人としてまことに喜ばしいことであります。そこで、復帰に関連して漁業権の問題について若干の質問をいたしたいと存じます。
まず、昭和十九年、小笠原島民が内地に強制送還された当時、この方面に漁業権が幾つあったのかお教え願いたい。
【次の発言】 共同漁業権が七つじゃないですか。
【次の発言】 これらの漁業権を行使していた漁民の数及び年間の水揚げ量、その金額は幾らくらいあったのでしょうか。
【次の発言】 その漁業権についてお尋ねいたしますが、施政権がアメリカに移ったとき、いわゆる漁業権が停止したと思うのですが、まずこの点をはっきりしておいていただき……
○樋上委員 私は厚生省にお伺いいたしたいと思います。 戦後日本海でとれる魚がめっきり少なくなりましたので、このために東シナ海、インド洋、アフリカ、カナダ沖と、日本の漁船が世界の至るところに足を伸ばすようになりましたが、所変われば品変わるでとれる魚にもこれまでとは違ったものがあって、姿形がグロテスクなものをそのままあちらの名前で出しており、消費者の購買意欲を減退させるようになる。魚はしろうとにはそれと見分けがつかない。それをいいことにして、そしらぬ顔で日本の高級魚の名をつけて小売り店で売られておる。こうしたインチキ商法が横行し始めたが、それが慢性化して、いまや魚はにせものの時代になってきた。さ……
○樋上委員 昨日来から両法案に対して、あらゆる角度から質疑が行なわれ、私が最後になったようなことでございまして、もうほとんど私のお尋ねしたいところも尽きているように思うのであります。少し角度を変えまして、関連した点にも触れたいと思います。ごく簡単に要点のみをお伺いいたしたい。多少重複するところもあるかも存じませんが、その点はどうかひとつ確認の意味で御回答願いたいと思う次第でございます。 南九州の農業については、台風の襲来、特殊土壌の分布などで劣悪な条件のために畑作の経営が低位になっておる。このような条件の中で、南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法案が上程されたことは、おそきに失したと私は思う……
○樋上委員 私は、中国食肉輸入について若干お伺いいたしたいのでございますが、この件につきましては、二回にわたりまして質問が行なわれております。昭和四十二年十二月一日の物価問題特別委員会におきまして、わが公明党の有島議員が質問いたしておりますし、本年の三月十二日に第四分科会におきまして、社会党の石野議員が質問いたしております。ですから、私はこのお二人の質問議事録を何回も読み返しましたのですが、どうも納得のいかない政府側の答弁でございますので、さらに本日質問さしていただくのでありまするが……。
【次の発言】 食糧庁は、時間の関係上もうやれないのです。では岡田畜産局長が来るまで、政務次官の御所見を承……
○樋上委員 私は、中央卸売市場制度の問題につきまして、いろいろたくさんございますけれども、特に大臣にお伺いしたいところを抜粋しまして、与えられた二十分間にまとめたいと思います。
物価安定のために流通機構の合理化、近代化が必要であると政府はいっておりますが、生鮮食料品その他の値上がりの趨勢にある今日、具体的にはどういう対策をお持ちになっておりますか。
【次の発言】 これまでの予算額はほんとうに微々たるものである。補助金が三分の一とか五分の一とか、地方自治体の財政難にもかかわらずきわめて低い補助率であり、これでは自治体としてもやりようがないではないか。たとえば、大阪市の東部市場は着工から完成まで……
○樋上委員 私は、魚価安定基金の解散に関する法律案審議にあたり、若干の質問を行なうものであります。 最近のわが国の水産物の動向を見たときに、特に感ずることは、需要の増大が水産物の供給を大きく上回っていることであります。この水産物の家計費額、外食費の増大などが魚価の上昇、輸入の増大等を促しているのでありますが、これらの問題が、大きく物価問題として社会に影響を及ぼしていることは周知のことであります。特に水産物においては、年々動物性たん白質一人当たりの摂取量がふえている関係上、その価格の増大というものが直接消費者に伝わってくるのでありまして、ここで水産物の消費者価格は、三十五年以降どのように伸びて……
○樋上委員 大臣の施政方針に対する質問でございますが、前二人の方からいろいろな点で質問がありましたので、全部重複を避けまして、私は、生糸の問題についてお伺いいたしたいと思うのでございます。
かつて生糸といえば、輸出産業の花形であった。現在はその立場が大きく変わっている状態でありますが、これにはいろいろと原因はあると思いますが、特に考えられることは、国内生産がここ数年頭打ちになっている反面、内需が急速に伸びていることなどが大きな要因だと思いますが、生糸の需給の推移を、三十六年から今日に至るまで教えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 確かに、三十八年以降輸入が増大する反面、輸出が減少して……
○樋上委員 宮澤長官に対する質問は、先ほどからいろいろな角度からなされておりまして、もうそれで尽きていると私は思うのでございます。 重複を避けたいと思うのですが、現在の食管制度が制定されて以来今日まで、食糧を消費する国民が最低必要量を一定の価格で安心して買うことができたのはこの法律のおかげであった。また、この制度が米作農民の米作安定や、所得の水準の向上に果たしてきた役割りは非常に大きい。しかるに政府は、みずからの失政の責任を生産者、消費者に転嫁をはかろうとしている。需給事情を価格に反映させないための統制価格を破壊しようとしているのは、農政無視の最たるものであると私は考えるのでございます。先ほ……
○樋上委員 時間の関係上、重複を避けまして、簡単に要点のみ質問申し上げます。
政府は、わが国の食糧自給度について、将来どの程度堅持しようとしているのか。特に、主要穀物について明確なる計画をお示し願いたい。
また、主要穀物のうちの米作については、完全自給すべきであると考えているのか、それとも輸入すべきと考えているのか、この点、明確なる大臣の見解をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 あとの輸入の件については、どうお考えになりますか。
【次の発言】 輸入の件につきまして、東南アジアの米食地帯において、米作の増産率より人口増加の率のほうが多くなってきた。食糧需給事情は今後ますます悪化すると私は考……
○樋上委員 農林大臣にお伺いいたしますが、総理は先日の所信表明演説で、食管制度の根幹は維持すると述べ、また、総合農政についても論及されましたが、食管制度の根幹とは一体どの部分をさすのか、何ら明らかにされておりません。また、政府のいう総合農政のねらいは食管制度の改正の方向に向っている、これは明らかであると私は思うのですが、きょうは時間の関係もありますので、その一部について大臣にお伺いいたしたいと思うのです。
食管制の根本精神は、米の再生産及び家計の安定をはかるという二重価格制にあると思うが、この点は大臣いかがでございますか。
【次の発言】 政府は、今日まで消費者米価を三年連続して値上げを行なっ……
○樋上委員 私は、先日山梨県に視察に行きまして、ブドウと桃の被害状況を見てきましたが、それはひどい状況でした。特にブドウにおいては、昨年の農薬被害に続き今回の被害と、農家においてはほんとうにとほうにくれている状態でございます。また、桃においても、ことしは灰星病の発生が特に多く、ことしの越冬資金はどうしたらよいか、来年の営農資金はどうすればよいか等、予想以上に被害が多く出ておるので、その点についてほんとうにとほうにくれておる。私は、現地において、国からの最大の援助を求める切実な訴えを聞いてまいったので、これについて若干質問を行ないたいと思います。 ブドウと桃の被害でありますが、政府のつかんでい……
○樋上委員 日中漁業協定についてお伺いいたすのですが、その期限切れはいつですか。
【次の発言】 その後の対策はどうなっているのか。その期限切れの対策というものに対して、どういう考えですか。
【次の発言】 協定水域は、そこはいわゆる漁獲物の宝庫だといわれている。ですから漁獲物の実情、そういうものはどうなっておるのですか。つまり、日本よりの出漁船並びにその量。
【次の発言】 いま民間協定で交渉しているけれども、なかなかむずかしいというようなことで、政府もいろいろ考えておるのだろうと思いますが、なかなか向こうも返事をしてこないということは、難航していると思うのですが、もしこの協定が断絶した場合、漁民……
○樋上委員 私は、昨今の新聞紙上をにぎわしており、国民が割り切れない気持ちでこの成り行きを注視している二つの問題、一つは韓国ノリにからむところの不正リベートの件、二つは中国食肉の輸入問題について、大衆のために、こういう二つの問題について、新しく農林大臣になられた長谷川農林大臣に、明快なる御回答をお願いいたしまして、そして国民の疑惑を晴らしていただきたい、そして、今後の農政に明朗な、納得のいく政治を行なっていただきたいということを、まずもってお願いしておく次第であります。 まず最初に、韓国ノリの問題でございまするが、一般新聞紙上に報ぜられており、すでに御承知のことかと思いまするが、その概要を振……
○樋上委員 私は、旅券法の一部を改正する法律案につきましては、公明党を代表して、遺憾ながら反対の意見を表明するものであります。 その理由を申し述べますならば、すでに質疑の経過においても明らかにされましたとおり、まず第一に、当然改正さるべき十三条一項五号がそのまま残されている点であります。しかもこの規定は未承認国への渡航についてのみ発動され、主として朝鮮民主主義人民共和国行きの旅券が国益、公安を害するとして、その対象とされているのであります。このような不当な措置の背景には、韓国の、内政干渉ともいうべき不法なる言動をおそれての措置であることは、政府答弁でも明らかであります。われわれとしては、この……
○樋上委員 総合農政につきましては、もうたくさんの方が述べられましたので、私は重複を避けまして、農業構造改善事業並びに基盤整備についての機械化についてお伺いいたしたいと思うのでございます。 農業構造改善事業を計画したところでも、土地の基盤整備事業の負担が過重のためとか経済的見地から、効果があがらないということから、その指定を返上するようなところもあるように聞いておりますが、この点は私はどうかと思うのです。これは農業のために資本を投下できるような環境が整っていないところに原因があるのではなかろうかと思うのですが、大臣、いかがでしょうか。
○樋上委員 私は、四十年以来くさくて食べられないと消費者からの苦情が相次いで出ている異臭米が、四十三年産の新米からも頻発しているということを聞いておりますが、これに対して、政府はこの実情を掌握していらっしゃるかどうか。また、この被害発生状況等について、年次別具体的に説明を願いたい。異臭米は、ただ単にくさいだけではなく、これを長い間食べ続けていると吐きけや目まいがする。そして、場合によっては精神錯乱も起こすというところまでいきかねないというような、人体の生命にかかわるような問題でございますので、この点をどれだけ掌握されて、どれだけの手を打っておられるか、この点について御説明を願いたいと思います。
○樋上委員 今回提出されました繭糸価格安定法の一部を改正する法律案は、糸価安定特別会計を廃止することとし、この特別会計の機能を日本蚕糸事業団の業務に一元化することになっておりますが、これは蚕糸業界における強い要望でしょうかどうか、いわゆる法案を改正されたところの趣旨を聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 事業団の買い入れ限度が、通常変動の場合年度内に三万俵とし、異常変動の場合の買い入れ限度は設けていない。三万俵をこえてもなお下落する場合は、異常変動の事態が発生しないということで買い入れができない結果となり、中間安定の価格水準の維持が困難となることが予想されますが、政府は将来ともこのよ……
○樋上委員 政府は、今回自主流通米を行なうにあたって、その実施の目的について、消費の増大をはかっていきたいと述べていますが、一人当たりの米の消費量は年々減少している状況にある中にあって、どのようにこの問題に対処されていくのか。
【次の発言】 現在やみ米、自由米の依存率はどのくらいか。また、大都市についてどのくらいあるか。推定でけっこうですから……。
【次の発言】 やみ米は、三十九年、四十年当時百万トンから百二十万トンに達していたが、その後下降線をたどっておるといわれておりますが、四十二年度には八十万トンのやみ米が推定されております。しかも、自主流通米の登場で再びやみ米への依存が高まるのではない……
○樋上委員 農業振興地域の整備に関する法律案において、農業振興地域の指定は、おおむね五年間に行なうことが予定されておるようでありますが、農業振興地域の指定は、全国三千三百市町村の中から都市地域を除いた市町村において、できるだけ多く行ないたいというのが農林省の方針でありますが、指定の見込まれる市町村は、今後の市街化の進行状況等にもよりますが、現段階においてはおおむね二千八百程度と考えられるのです。 しかし、本法案の考え方として、五年間の地域指定によって全国の農業地帯がカバーされた場合には、これら以外の地域については、集中的、総合的な農政の展開を行なわないたてまえとなっている。したがって、農政の……
○樋上委員 土地を生産の基本的手段としている農業並びに農業者にとって、土地税制は常に重大な影響を持っています。特に今日の都市近郊の農業者にとっては死活問題となっていますが、これまで土地問題については、もっぱら都市対策、住宅対策に焦点が置かれ、近郊農業はその土地供給源として把握され、都市近郊農業の占める役割りが軽視されている傾向があるのですが、市街化の条件が成熟した場合、市街化区域内の農地の固定資産税は宅地並みに扱うとの方針が、国会における答弁並びに税制調査会の答申で示されていますが、市街化の条件整備とは具体的に何を意味するのか、お伺いしたいと思います。
○樋上委員 大臣にお伺いするのですが、昭和三十七年における農協法の改正により、農協は組合員の委託により、農地等の貸し付け運用信託及び売り渡し信託ができるようになったわけですが、農地等の貸し付け運用信託制度と、今回の農業経営受託とはどのような目的なり、またその性格の相違があるのか、この点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 農協等が農業経営の受託をするにあたって、受託料等の受託契約の内容、これがどのようなものか。また、この受託行為及び受託料の高低等のいかんによっては、農家等にとって大きな影響を与えることが予想される。そこで、この点はどのような調整及び指導を行なおうとするのか。また、農協が受……
○樋上委員 先日、かん詰めトマトジュースを飲んだ一家三人が食中毒を起こしたという事故がありましたが、その実態を御説明いただきたい。
また、中毒はいかなる症状を来たしておるのかをお伺いいたしたい。
【次の発言】 都立衛生研究所で、この問題のかん詰めトマトジュースと同じ日につくられた製品を調べたところ、五百PPMのすずが検出されたと聞くが、これは事実ですか。もし事実であるならば、食品衛生法で規定されているすずの許容量は百五十PPMなので、この許容量の三倍以上というおそるべき量でありますが、このように多量に含まれたという根本的な原因はどこにあったのか。また、科学的根拠を説明していただきたいと思うので……
○樋上委員 水産庁長官にお伺いするのですが、四月十六日の北朝鮮戦闘機による米軍偵察機の撃墜事件により、米国は艦隊を日本海に集結し、緊迫の度を増してきているようでございますが、水産庁はどの程度現地の状況を掌握しておられるか、また漁船の動向及びその数、艦隊の動向について説明を願いたい。
【次の発言】 それでは、現在漁獲にあたり、支障や事故は起こっていないのかどうか。出漁している漁船は突然の事態で、ほんとうに乗り組み員はもちろんのこと、家族の人たちの心配は非常なものであります。これに対して、現在のところ、支障その他の事故はどういうことになっていますか。
○樋上委員 本日の新聞に報ぜられておりますが、「本土米の供与プラン足踏み 加州米輸入続けよ アメリカ要請に大弱り」というのが出ておるのですが、「本土産米を沖繩へ供与する日本政府の計画が、アメリカ側の強い抵抗で暗礁に乗り上げた。この計画は、ダブついた本土米を沖繩で安く売り、その代金を地元に保留して産業開発に当てるもので、復帰を前に本土政府が打ち出した一体化計画の大きな公約。地元も計画実現を強く望んでいるが、最近「本土米の代わりにアメリカ米を買うように」という要請が直接アメリカ本国から琉球政府へなされ、地元はびっくり。」しておるというような問題について、これは事実はどうなんですか。
○樋上委員 現行法の第一条の規定のうちに、「耕作者の農地の取得を促進し、その権利を保護し、その他土地の農業上の利用関係を調整し、」とある部分を、「耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、」こう法案を改めております。すなわち、「土地の農業上の効率的な利用を図る」という新しいことばが挿入されているのでありますが、このわずかな一句の挿入は、何でもないように見えて、実は農地法の根本趣旨が大きく変わったことを示す重要な意味を持っていると思いますが、この点はいかがですか。
【次の発言】 前段で自作農主義の原則がうたわれているにもかか……
○樋上委員 いま大臣が答弁になりました中で、作付転換もこうやってやるんだ、こうやっていくんだという計画はありますけれども、現在まで作付転換したものはわずか四割しか出ておらない。そして作付転換しても政府の指導が、どの方面でどうしたらいいかという確実な指導がないもんですから、過去にやったことが全部損をこうむっておる。ですから、政府の言うことと反対のことをやったらもうかるんだろうか、こういうような状態まで不安を持ち、また疑いを持ってきているということは、政府の総合農政に対する信頼感というか、そういうことが非常に欠けている、こう私は思うのでございます。 ですから、過剰米を誇大に宣伝しているが、端境期……
○樋上委員 水産庁長官にお伺いするのですが、いまののり協会のことについてお伺いいたします。
最近、のり協会内部において、生産者側と業者との間に対立が見られるような点があるやに思うのです。昨年の委員会で私が質問しました際に、水産庁長官は、今後のり協会について改善すべき点は調査、改善したいと言っておられたが、調査結果を報告願いたいと思うのでございます。また行なったならば、その改善についてもお伺いしたいと思います。
【次の発言】 のり協会の目的というものは、協会は、「のりの輸入が国内の生産者に悪影響を及ぼすことを防止し、且つ消費者物価及び貿易上の見地を考慮し輸入のりの国内取引の適正化を図るため国内……
○樋上委員 昭和四十三年度の林業白書によれば、四十二年の木材輸入額は三千四百五十一億であって、前年より四〇・一%も増加していますが、同年のわが国の総輸入額の増加率が二二・五%である。これを比較しますと、木材の輸入の伸びがいかに大きいかうかがわれるのです。国民経済の発展に伴って木材の需要が増大し、このため外材の輸入がある程度増加することはわかるのですが、このように著しい増大は、わが国経済上もゆゆしき問題であり、国際収支の面からも問題があるのですが、この点はいかがでしょう。
【次の発言】 非常に努力しているとおっしゃるのですが、最近の国産材生産量の推移を見てみると、用材は四千八百万立方メートルで、……
○樋上委員 真珠養殖業界をめぐる不況の原因は非常に複雑で、その根は深いものがございます。まだ根本的な対策は打ち出しておらない現状でございますが、問題の根本原因について考えるときに、漁業法による漁業権制度、特にその運用に基礎的な問題があるのではなかろうか。昭和二十七年制定以来改正されたことのないこの真珠養殖事業法は、その後における情勢の進展に十分対処できなくなり、改めるべき段階に来ているのではないか。真珠業界の不況の発端は、輸出の不振と過剰生産に求められておりますが、これらに伴う金融事情に問題の核心があり、金融問題を解決して経営の正常化をはかることが当面する緊急の課題であり、まずとらねばならない……
○樋上委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国有林野の活用に関する法律案に対し、反対の討論をいたすものであります。 ここでお断わりしたいのは、わが党は国有林野の活用につきましては、本来賛成であり、むしろ積極的に推進すべきであると考えているのであります。このことは、先日来公表されているわが党の農業近代化政策に明らかにしているところであります。しかしながら、この法案そのものには反対なのであります。 以下、その反対の理由を申し上げます。 まず第一に、国の林業に対する基本方針が明確でない点であります。現在、一応産業経済的側面から林業基本法があり、国土保全的側面から森林法が……
○樋上委員 私は、前回にも当委員会におきまして食品問題についてお尋ねいたしましたが、最近におけるところの店頭で販売されておる食品、これはにせ商品が多い。表示と中身とが違っておるような商品がある。さらに、最近のインスタント食品については、添加物のために非常にからだに害毒を及ぼしておるというようなものも多々見受けるのでございます。過日も質問いたしましたトマトジュースにおけるところの中毒、その他いろいろな面におきまして、食品衛生上、この規制または監督ということについて、厳重なる忠告を私は申し上げたのです。 最近またまた、先般来ウサギの肉を豚肉へまぜたり、または馬肉を牛肉にまぜて店頭で販売しています……
○樋上委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十三年度補正予算二案について、反対の態度を表明するものであります。 政府は、四十三年度より総合予算主義を貫き、補正なし予算に徹すると言明し、人事院勧告、公務員給与改定も完全実施せず、かつまた食管法を無視して、生産者米価五・八%の値上がり分を消費者米価にスライドしたばかりでなく、さらに二・二%も上乗せをして、消費者米価八%の大幅値上げを行なったのであります。このために諸物価の値上がりを誘発し、国民生活を極度に圧迫したのであります。われわれの主張してきたごとく、税の増収二千億円余は当初より予測されたところであり、公務員給与……
○樋上分科員 いま池田委員がお話しになりましたあて先不明の返ってくるはがきは、私も持っておるのです。今回の統一地方選挙におきまして、事実京都におきましては制限枚数の一割が返ってきておる。あまり返ってくるのがはなはだしいので、そこでもって調査に、そのはがきを持って事実あるかないか全部やったんですよ。それは全部事実あるんですね。こういうことが普通のときだったらやっておって、選挙のときだけに限ってこういう多量に返ってくるということは、私は非常にそこに疑惑を持つ次第でございます。大体いま御質問ありましたように、郵政大臣もそういうことはまことに遺憾であるということを聞くんですけれども、大体普通でしたら、……
○樋上委員 二時までに終わります。
要点のみ御質問したいのでございますが、建設大臣にお伺いいたします。
都市計画法第八条、都市計画には当該都市計画区域について地域、地区、またはその地区に用途地域が定められていますが、農業地域においては何の指定もなされていない。もちろん、農業基盤の強化のための観点からも作成されたと思いますが、この点についてお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 都市計画法の中に調整区域が定められているが、そこにいる農民は、将来のことを思い、真剣に農業投資もできないのではないか。この点はどうするのか。調整区域に対して特別な処置が必要であると思うのですが、この点はいかがでござ……
○樋上分科員 私は、近郊農業問題について大臣にお伺いいたしたいと思うのでございまするが、最後になりましたので重複する点があるかもわかりませんが、その点は確認する意味におきましてお尋ねいたしますので、答弁願いたいと思います。 近年、わが国の都市化は急激に進んで、今世紀に都市の人口は九割以上に達するのではないかとまでいわれておりますが、そして都市化の影響が最も早く、最も集中的にあらわれる近郊農業が日本農業に占める比重はきわめて高いものがありますが、急激な都市化の進展に伴い、近郊農業も大きく変容せざるを得なくなってきました。これに対し、政府においては建設省、通産省、農林省等がそれぞれその対策を考え……
○樋上分科員 関連質問でございますので一問だけ国鉄側にお尋ねしたいと思うのでございますが、京都百四十万市民の十数年来の熱望であり希望であり、かれこれもう二十年を迎えようとする長い間熱望し、再三にわたって国鉄側に陳情もいたし、ようやく具体化いたしてきました国鉄の山陰本線の複線高架の問題でございます。この問題につきまして昨年京都市会の総務委員が参りまして当時の仁杉常務理事にお願いいたしましたところ、昭和四十四年度の予算にはいよいよ計上して着工するというお話を聞いて喜んでおった次第でございますが、本年になりましてもその予算は計上されない。その後の経過は一体どうなっておりますか。大体のところを御説明願……
○樋上分科員 午前中からいろいろ、今度の労働省の機構改革問題について質問が出たのでございますが、私、ただいま参りまして前者の質問を聞いておりまして、ほとんど重複するところが多いので、重ねてくどくどしく質問をする必要もないという点も考えられるのでございまするが、せっかく参りましたのですから、重複するところは復習する意味におきまして、もう一ぺん御答弁をお願いしたい、こう思う次第でございます。 まず、この機構改革につきまして、婦人少年室は現在どのような機能を持って、またどのような事務を現在まで行なってきたか、こういう点についてお聞かせ願いたいと思うのです。
○樋上分科員 大都市に対する人口、産業の過度集中に伴いまして、各種の公害の激化をはじめとし、水道、医療機関、社会福祉事業の問題など、都市住民の生活環境の上で改善すべき点が多々あると思うのでございます。きょうは、時間の関係上、二、三の問題に集中いたしましてお伺いしたいのですが、特に京都市に関する要求なども中に織り込みましてお伺いいたしたいと思うのです。なるべく重複を避けたいと思いますが、けさほど来の中で重複する部分もあるかもわかりませんので、その点御了承願ってお答え願いたいと思うのであります。 まず、国鉄側の方にお伺いいたしたいと思うのです。身体障害者の福祉行政についてお伺いするのですが、現行……
○樋上分科員 私は、前回お尋ねいたしました中国食肉の問題につきまして、口蹄疫のためにまだ政府としては正式に輸入を認めないということでございますが、その後船上加工方式によってという話が出ております。いまこういういろいろな牛肉の問題を考えてみますと、この栄養価の高い牛肉がいかに不足しておるか――不足しておるという反面、また日本内地の牛の生産がおくれておる。いま中国肉以外から不足分を輸入されている肉は、どのくらいあるのでしょうか。
【次の発言】 その豪州、ニュージーランドの肉が日本に参りまして、はたしてその輸入の肉が安く内地で販売されているかどうか、こういう点について一般国民はわからないのであります……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。