このページでは湊徹郎衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○湊政府委員 去る一月二十日総理府総務副長官を拝命しました湊徹郎であります。山中長官の驥尾に付して、同じ気持ちで全力を尽くしますので、何とぞ御支援を賜わるようよろしくお願いいたします。(拍手)
○湊政府委員 ただいま、総理府の外局として沖繩・北方対策庁を設置した理由を詳細に話せ、こういうことでありますが、もうすでに皆さん御承知のとおり、七二年をめどに復帰が決定いたしました。そこで新しい沖繩の県づくり、こういうことになりますと、私も昔県の仕事をしておってよく承知しておるのでありますが、いままで全く別な環境、異なる歴史のもとに四半世紀にわたって置かれてきた沖繩の実態を考えますと、その中から新しい県をつくる、そのことだけでも容易ならない仕事であると考えております。そこにもつてきて、さらに実態的に社会、経済、すべて構造が日本と違っておる。そのおくれた経済なり産業の構造をいかに高度化し、さらに……
○湊説明員 本件に関します政府の態度につきましては、従来、特に本日の質疑を通じまして明らかにしたところでございますが、政府といたしましても、ただいまの御決議の趣旨を十分に尊重して適切な措置を講ずるよう、さらに一段と努力をしてまいりたいと思います。
○湊政府委員 ただいまお話がございました総合調整及び企画立案機能に関する問題でございますが、先ほど来お話がございましたように、最近各省庁個別ではなかなか対処し得ない問題が非常に多くなってございます。で、最近の閣議等においてもしばしばそれらの問題が取り上げられておるわけでございまして、現在のところ、たまたま具体例としてお出しいただきました物価の問題は、経済企画庁が一応総合調整機能を持つという形で運営をいたしておりますが、そのほか公害の問題もそうでございますし、交通安全対策の問題もそうでございます。ごく最近においては水の問題、特に水利権の調整をはからなければ、各種の仕事がなかなかネックになって具体……
○湊政府委員 去る一月二十日総理府の副長官に就任いたしました湊徹郎であります。いろいろ長官の驥尾に付して連絡等につとめたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
○湊政府委員 ただいまお話しの点は、いままで何回か政府部内でも相談してまいっておりますが、従来とってまいりましたのは主として行政措置によってで、その方法としては、各都道府県のほうで県ごとに組合をつくってもらいまして、その組合で自粛をしてもらうということが一つ。それから、同じドライブイン等を営んでおるものだけでなくて、もう少し範囲を広げまして、食品衛生協会、あるいは料飲業をやっているものの組合、そちらのほうにも御協力を願いまして自粛を呼びかける、その他交通安全運動等いろいろな機会にやっておるわけでございます。率直な話、なかなかきめ手になるようなものはない、何か法律的な措置はとれないだろうかという……
○湊政府委員 先ほどからいろいろお話をお聞かせいただきまして、これからの方向といたしましては、先ほど基本的ないろいろお話がありましたように、車種によってあるいは種類によって、道路の状態によって、事故の起きるいろいろな条件がございます。そういうものを基本的に実態をつかみ、将来を予測し、そして長期的な視野で総合的に進めていくという観点と、それからただいまお話がございましたように、手っとり早くとにかくやれることからどんどん実行していく、こういう観点と二つの点からやっていきたいと私どもも考えております。過般来、たとえば一方通行の問題、右折禁止の問題、あるいは裏通りの通行規制の問題、あるいは日曜祭日にお……
○湊説明員 先ほどいろいろ話がございましたが、実はこの交通対策の問題、一つは、現在かなり窮屈になっております自動車の通行を円滑にしていくということ、二つ目には事故防止という当然のこと、それに加えて、ただいま話がございましたように、各種の排出ガスによる公害現象をどう規制するか。いままでの交通対策の考え方の中に、公害という観点から、取り締まりのほうもそうでございますが考えていくという点が、率直にいっていままで欠けておったと思います。そういう点から、ただいま中古車の排出ガスの規制の問題が出てまいりましたが、過般の柳町の問題をきっかけにして、ちょうど公害関係の対策も、私ども総理府のほうで総合的に調整す……
○湊政府委員 私は、このたび総理府の総務副長官に就任いたしました湊徹郎であります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。(拍手) 昭和四十五年の一月、いわゆる台湾坊主と呼ばれております低気圧による災害の状況について御説明申し上げたいと存じます。 一月の二十九日に東シナ海の南部、ちょうど沖繩の西方に当たりますが、そこで発生いたしました低気圧、これは発生当時は一〇一〇ミリバールでございましたが、急速に発達しながら東北東に進んでまいりまして、三十日の夜半に九八六ミリバールになったわけであります。そして本土の紀伊半島に上陸をいたしました。この低気圧は、上陸したあと、さらに発達を続けながら、東海地方……
○湊政府委員 ただいまお話がございました昭和四十四年度における特定地域に係る激甚災害、いわゆる局地災害といわれておるものでございますが、その昨年分全般に関して、その特定地域における激甚災害の指定と、これに対して適用すべき措置の指定等に関する政令の制定につきましては、その後関係各省庁において鋭意作業を進めてまいったのでありますが、去る二月二十七日の閣議において決定いたしまして、三月二日、おととい政令第十一号をもって公布、施行いたしました。 この政令のおもな内容は次のとおりでございます。 激甚災害として指定いたしましたのは、九州地方を襲いました六月二十日から七月十四日までの断続した豪雨による災……
○湊政府委員 昭和四十五年度において実施すべき防災に関する計画について、その概要を御説明申し上げたいと思います。 ただいま委員長から話がございましたように、まず最初に、昭和四十五年度における防災関係予算の概要でございますが、詳しい内容は、お手元に配付してございます資料によって御承知をいただきたいと存じますが、全体で五千四百五十二億ほどの予算になるわけでございます。そのうち私どものあずかっているのは、一割はおろか、一%にも満たない四百八十万円ほどでございますので、予算そのものに関しましては、いわば貸し座敷みたいな形でございます。 なお、これに関しましては、大株主の建設省、農林省、自治省その他……
○湊政府委員 お答え申し上げます。 先ほど現地の調査報告もございましたが、私ども、さっそく四月九日に、政府部内に閣議決定で対策本部を設けまして、自来、正式な本部会議は二回、その間連日幹事会をやりまして、ただいまお話がございましたようなさまざまな問題等について、いま内部の取りまとめを急いでおるところでございますが、概略申し上げますと、まず第一は、大阪の事故現場における対策そのものを、当面早急にどういうふうにするかということ。それから同時に、この種の工事が現に行なわれておる、もしくは近く着工の運びになるであろう地点が東京、大阪、名古屋その他に相当ございます。これらについて、大阪と同じような形の事……
○湊政府委員 ただいまお話がございましたように、最近、一つは、災害と従来からいわれておったような現象、それに、いろいろな経済社会の発展に伴って人工的なものが加味され、通常公害現象といわれているようなもの、あるいはそれに関連して、これは明らかに一種の事故ではないかと思われるようなこと、いろいろございます。したがって、私どもといたしましても、従来の典型的な台風あるいは集中豪雨災害、こういうことのほかに、いわば都市災害、あるいはコンビナート災害、極端に言えば、過般の大阪におけるガスの爆発、こういうものもやはり一貫して扱っていく必要があるんじゃないかというふうな気がいたしております。単なる自然現象でさ……
○湊説明員 ただいまお尋ねがございました雪の問題については、これは長い間の懸案でございまして、災害という観点からいたしますならば、そのことによって具体的な被害が起きるということが、要件として必要なわけであります。そこで、従来は、たとえば雪が降った、長期間根雪になって残った、それが春先に解けて融雪災害という形であらわれた、それに対していかに対処するかということが、いままでの雪に対する対策の基本的な態度であったわけであります。 ただいまの御質問は、そうじゃなくて、雪そのものが災害である、特に地帯によって異常豪雪で、普通の積雪と違って異常豪雪というものがはたしてあるかないか、それを認めるかどうか、……
○湊説明員 ただいまお話のございました、六月から七月にかけての梅雨前線被害並びに今回の集中豪雨災害及び、関連して発生いたしました二号台風の状況等について、この機会に御説明申し上げたいと思います。 初めに、今回の豪雨によりまして不幸にもおなくなりになられました方々に対して、衷心から哀悼の意を表しますとともに、負傷された皆さま方に対してもお見舞いを申し上げる次第でございます。罹災された方々に対しましては、政府といたしましてもできる限りのことをいたしまして、一日も早く立ち直っていただけるように努力を傾ける所存でございます。 本年は、六月十日に九州地方からつゆ入りが始まりまして、その後梅雨前線が日……
○湊説明員 ただいまお話がございました、本年度の今日までに至るおもな災害等について政府の講じた措置並びに最近の災害の状況等について、この機会に御報告申し上げたいと思います。 過般来の委員会において数々の問題点が出されたわけでありますが、まず、ことしの四月からかなり長い期間にわたって七月中旬まで、長雨等による災害が全国各地に発生をいたしておりました。それらについて激甚災害の指定、及び指定された激甚災害について適用すべき措置を指定する政令等の制定を急いでおったわけでありますが、去る八月三日、激甚災害を指定すると同時に、これに対してとるべき措置を指定する政令を公布したわけであります。従来の例でござ……
○湊説明員 先ほど山中長官のほうから話がございましたが、私も実は国会にある当時から、各種の現在の災害に対応する措置基準、あるいは適用する場合のものさし等について、いろいろと不備、欠陥等感じておった一人でございますので、先ほど話がありましたように、できる限り法律あるいは防災会議できめております指定基準等を含めて、いま洗い出しをやっておるわけでありますが、ちょっと御質問からははずれますけれども、今回の九号、十号についても、先ほどからいろいろ御議論がございましたように、従来は気象の条件をもとにして災害を指定する、こういう考えよりも、むしろ被害を受けた住民の立場に立って、かりにそれがダブルパンチであろ……
○湊説明員 ただいまお話がございました今回の台風九号、十号の処置についてでありますが、過般の委員会において総務長官から、今週中にめどをつけたいという答弁がございまして、私どもも鋭意その目標に向かって連日、昨日も各省担当者会議を開いて結論を急いでおったわけでありますが、現在の状況について、ひとつざっくばらんに御説明を申し上げてみたいと思います。 御承知のように、激甚災害の指定制度は、一般的な災害、たとえば公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法等による一般の災害の負担、公立文教施設の場合も御同様でございますし、農地、農業用施設の場合も御同様でございますが、一般的に災害が起きた場合の措置にさらにかさ……
○湊説明員 ただいまお話がございました、過般の台風第九号及び十号等による災害について、その後とった措置の概要を御報告申し上げたいと思います。 実は、過般数回にわたり当委員会においていろいろ御希望、御意見等がございまして、私どもも今回の取り扱いについて非常に努力をしてまいったつもりでありますが、過般の委員会において、九月十九日の閣議に決定できるようにひとつ骨を折れ、こういうお話もございまして、私どももその目安でやったのでございますが、作業はまさしく九月十八日に一応結論を見出しまして、政府部内において防災会議に対する手続等を含め決定をしたのでありますが、閣議の手続上実はおくれて、一週間後の九月二……
○湊説明員 ただいまお話がございました豪雪関係の特別措置法のみならず、実は各種の地域立法全体について、全体として調整をせねばいかぬような問題が数々あると私ども承知をいたしております。特に本来ならば各種の地域立法、次から次といっては語弊がありますけれども、たくさん出たために、全体として効果が薄れてしまったというふうな実態も、率直な話ございますし、本来ならば、今回の特別措置というふうな形で小委員会でおまとめいただいたように事業そのものを、初めからその程度にしぼってやっていくのがむしろ本来の姿じゃなかろうかとさえ、これは半ば私見になりますが、私は感じておる一人でございます。各省にまたがる問題でもござ……
○湊政府委員 ただいまるるお話がございましたように、公害基本法の精神にのっとっていろいろと多方面にわたる公害の問題を処理しますためには、まず早く処理をする、それから手軽に処理をする、そうして実態に合わしてうまく処理をしていくということが非常に当面必要だろうと思います。そういうふうな点から、この前の国会で各方面からいろいろ議論がございまして一部修正が行なわれたわけでございますが、今回の法案にはその一部修正になりました点も織り込んで御提案を申し上げたわけであります。 そのおもな点は二点ございまして、第一点は、この問題がきわめて専門的な知識と技術を必要とするというふうなことから、非常勤の専門調査員……
○湊政府委員 ただいまお話がございましたように、私も全く同様に考えております。この問題が起きてきた原因から見れば、ただいまお話しのように、産業公害というふうな形で出てまいっておりますが、だんだん都市が過密化してまいりますと、産業に関連のない、生活そのものから出てくる――先ほどプラスチックの製品の投棄という話もございましたが、これなんかむしろ家庭や何かのごみ処理みたいな形で出てくるいわば都市公害、こういうふうな形も出てまいっておりますし、最近の交通事故等も、当然考えようによっては一つの公害の形態だろうと思っております。そういう意味では、公害対策基本法には六つの典型的な公害をあげてございますけれど……
○湊政府委員 ただいまの点は、厚生大臣のほうからお話しございましたが、事実問題として従来特に経済の高度成長によって、目立った形で公害が、しかも相当幅広く、単なる産業公害のみならず、生活公害といわれるような形でいろいろ出てきた。それに対処する必要が起きたということから、公害対策基本法ないしはその事前の防止のためのいろいろな処置をとると、こういうことに経過から見ましてなっていることは確かだろうと思いますが、しかし、考え方そのものは、ただいま厚生大臣が言われましたように、一つは人命、健康の保護、それからさらにこわされていく自然の保護、さらに環境の保護、こういうところにやっぱり主眼を置いて、そして総合……
○湊政府委員 過般来の本委員会の審議を通じいろいろ問題になりました点について、私どももただいまの御決議の趣旨、まことにそのとおりであろうと考えております。特に決議第一項の総合調整機能の問題につきましては、私ども総理府が窓口をおあずかりいたしておりますので、十分関係各省庁と連絡をとって、御趣旨の線に沿って全力を尽くしていきたいと考えております。 どうぞよろしく御指導をお願い申し上げます。(拍手)
○湊説明員 ただいまのお話でございますが、過般の本特別委員会において決議もいただいておりますし、特に幅の広い公害の問題に対処するためには総合調整機能をどういうふうにこれから活用していくか、こういう点についていろいろ部内で検討いたしております。 ただいまお話がございました公害対策会議、これは先ほどおそらく荒木行管長官のほうからあるいはお答えがあったかと思いますが、今年に入ってからかなりやっておりますし、特に担当者の会議はもう相当数多くやって、具体的な問題と同時に一般的な問題についてもやっておるわけでございますが、総理府総務長官、これは対策会議のメンバーの一人といたしまして、官房長官も同じであり……
○湊説明員 ただいまのお話でございますが、御承知のように、返還協定交渉という対米折衝を要する問題については、外務省が中心になっておるわけでありますが、私ども主として内政上の見地から、七十二年のなるべく早い時期にひとつ返還し得るようにというので、全力をあげてことし年度一ぱい中に内政上の諸懸案についてはある程度の目鼻をつけたい、こういうことで準備を急がせておる次第でございます。
【次の発言】 第一点の、復帰に備えての現地の不安動揺等を一刻も早くなくすために、主として経済全般について長期の構想を早めにきめたらどうか、こういうお話で、先ほど御質問にございましたような諸点、いずれも全く御指摘のとおりでご……
○湊政府委員 ただいまお話がありましたように、傷病等差の問題については、上がったり下がったりといういろいろ問題のある点を除いて上がる部分について処置をしたわけでございますが、ただいま恩給局のほうから御答弁申し上げましたように、今後私どもとしても、残された問題等々とあわせてひとつ検討してまいりたいと思っております。
【次の発言】 先ほどもお話しございましたように、いろいろでこぼこの関係、私も時期少なくして不勉強ではありますけれども、私自身いろいろと気がつく問題点等も多々ございます。それらの問題についても今回の恩給法提案に至る際、それに関連した予算編成等においても私ども筋目をはっきりさしたいという……
○湊政府委員 決議の趣旨を体しまして、経済企画庁はじめ関係各省庁と十分連絡の上検討を進めることにいたしたいと思います。
○湊政府委員 先ほどからいろいろ御議論があったわけでございますが、私どもの立場からは、沖繩の経済、産業の開発あるいは民生の安定という趣旨から、引き継いだ資産を活用するという観点に立って現在準備を進めてございます。たとえて申しますと、かりに現に米軍が持っております水道の施設を当方に引き取った場合でも、現に進行中の福地ダム、あるいは結局沖繩は絶対の水量が全体として足らぬという観点から、これはどうしても将来は福地ダム及びその水をどういうふうにどこまで引っぱるかという計画もあわせて考え、そして全体として水道の場合は琉球政府が県営でやりたい、こういうふうな御希望もございますので、そういうふうな取り扱いに……
○湊政府委員 ただいまの第一点の対米請求の問題でございますが、これは御承知のように、現在外務サイドでいろいろ交渉を願っておるケースを私どもも頭に描きながら、対内措置として各種の復帰に備える準備を現在検討しておりますが、いま仰せられた点についての具体的な検討は、現在の時点ではまだやっておりません。しかしながら、沖繩のいままでの特殊な事情から申しまして、立証がきわめて困難な形で被害を受けられたという事実、これはおそらくあるであろうということは想像にかたくございません。そういうものについても、ちょうどさまざまな特例ないし暫定措置ということで考えておりますように、挙証責任、願わくば無過失、そういうふう……
○湊政府委員 ただいまのお話でございますが、要するに、いままでの沖繩問題の経緯にかんがみて、復帰の時点以降、何らか沖繩の各種事業、特に本土とのいままでの格差を埋めるために特殊な機構が必要であるというふうに考えておりますが、しかしそれは、今日内々私どもの考えでございまして、願わくはそのときの機構及びその中身をなす事業等については、現地の意向を最大限に尊重いたしたい、こういうことでございますので、現在沖繩の県民会議でその辺を目下議論中でございまして、正式に私どものほうに、こまかい内容まで含んだ現地側の御要請は公式にはまだ出ておりません。いずれ出るのを待ってと思っておりますが、大きな方向としては、い……
○湊政府委員 昭和四十三年度における総理府所管の歳出決算につきまして、その概要の御説明申し上げます。 総理府所管の昭和四十三年度歳出予算現額は八千八百十五億二千三百六十七万円余でありまして、支出済み歳出額は八千六百九十四億七百十六万円余であります。この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、百二十一億一千六百五十一万円余の差額を生じます。 右差額のうち、翌年度へ繰り越した額は九十七億二千二百七十六万円余であり、不用となった額は二十三億九千三百七十四万円余であります。 右の総理府所管の歳出決算は、総理本府のほかに、公正取引委員会、土地調整委員会、首都圏整備委員会の三つの委員会と、宮内庁、……
○湊政府委員 ただいま先生御指摘の点、まさに私も同感でございます。やはり事後になって災害復旧に追い回されるよりも、事前に予防の措置を講ずる、そういう方向でやっておるわけでありますが、各省庁間の連絡に関しては定期的に実はやっております。たとえて申しますと、時期的に災害が頻発するようなときになりますと、一週間に二回も三回もそれぞれのランクに応じた打ち合わせをやるのは当然でございますが、それ以外に、たとえば関東大震災クラスの地震もし起こりせば、というふうな前提に立って消防審議会のほうからも答申が出ておる現況等もございますので、そういう一種の恒久的な先を見た問題についても、それぞれ専門ごとに分科会、部……
○湊政府委員 ただいま御決議をいただきました事項につきましては、各省全般に関することでございますので、政府部内の連絡調整を中心に、十分御趣旨を体して努力してまいりたいと存じます。
【次の発言】 実は、ただいまお話がございましたのもその一つでございますが、従来各種のいわゆる民法に基づく公益法人ということで、総理府の所掌に属するものがかなりございます。そういう中身については――これは四十一年認可当時の事情は、私自身つまびらかにいたしておりませんが、その後の経過等にもかんがみ、特に山中長官と私と就任以来、一つ一つの内容等についてひとつその総点検をし、全部洗ってみる必要があろうということでおりましたの……
○湊政府委員 ただいま議題になっております、先般の山陰・北陸地方を中心に発生いたしました一月上旬の暴風と高波による災害について、御説明を申し上げたいと思います。 一月三日ごろから日本付近は、西高東低の冬型の気圧配置になってまいったわけでありますが、四日の早朝、朝鮮の北部のほうに発生した小低気圧が、五日、ちょうど深夜零時過ぎに、島根県の沿岸から内陸部のほうに入ったわけであります。この低気圧の移動に伴いまして、島根県を中心とする山陰地方は、四日の夜半から風が北寄りになりまして、最大瞬間風速は三十メートルをこえるかなり強い風が吹いたわけであります。それと同時に、沿岸では高波が押し寄せまして、その結……
○湊政府委員 ただいまお話がございました、一月上旬の暴風浪による島根県を中心とする災害について、今日まで政府がとってまいりました措置の概要について御説明申し上げたいと存じます。 被害の概要については、すでに前回の委員会において御報告を申し上げたわけでありますが、政府はこの災害に対処して、次の措置をとることによって、被災施設の復旧の促進並びに被災者の災害復興意欲の振興をはかっておるところでございます。 第一番目は、非常に集中的に被害のございました漁港施設災害でございますが、これにつきましては、すでに先月の二十六日から三十日にわたって、島根県に技術調査団を派遣いたしました。そして気象、海象その……
○湊政府委員 ただいま、先ほどからお話がございました山林火災につきまして――実は最近の火災の実態から見まして、石油コンビナートあるいはガス等を中心にする都市災害、あるいは世上伝えられておる地震災害、そういうことになりますと、従来の消防体制ではきわめて不十分なことは、御指摘のとおりです。特に最近の山火事は非常に大規模にもなり、また頻度も高くなってまいっておりますので、国の基本的な防災基本計画、その中にそういう特殊な災害を取り上げて、具体的に――実はいままで考えていなかったわけであります。近々改正したいと思います。改正の上で、今度は基本計画もできます。それから消防なら消防、建設省は建設省、各省でも……
○湊政府委員 ただいまのお話でございますが、中央防災会議が中心になって今日まで作業を進めてまいっております関係上、私から、経過を含めて申し上げたいと思います。 実は、昨年の消防審議会の答申をきっかけにして、万が一地震が起きた場合という前提のもとに、それに対する総合的な対策をつくろうではないかという腹づもりで、各省間の話はその前から着々進めておったのでありますが、ロサンゼルスの地震をきっかけにして、ただいまお話しのように、閣議で三月五日にございました。さっそく閣議の午後、各省の局長をもって構成する局員会議を官邸に招集いたしまして、そのときのおよそのめどといたしましては、三月一ぱいに大体の素案を……
○湊政府委員 ただいま災害の実際の現地活動の母体になるものは何かというお尋ねでございますが、御承知のように、いまお読み上げになりましたように、災害の種類は多種多様でございます。特に集中豪雨である、あるいは台風である、洪水であるということになりますと、それによって受けた被害の実態に応じて、あるいは道路であり河川であり消防施設であり、ときによっては都市施設であるということになれば、当然活動の主体は建設省、あるいは海岸地帯であったり港湾地帯でありますれば運輸省、さらに堤防関係で農林省というぐあいに、被害の実態に対応して活動は行なわれるわけでありますが、共通的にいえますことは、あるいは避難活動である、……
○湊政府委員 ただいま野党提案の説明がございましたが、私ども昨年の公害国会の際に、でき得べくんばできるだけそろえた形で、規制立法のほかにあるいは刑事法、民事法等にわたる御承知の公害罪及び挙証責任の転換ないし無過失責任という形が公害についてとれないか、できる限りそういうものもやはり一つの公害に対処する法体系の一環として必要であるというふうな前提でスタートをしたのでございますが、率直の話、昨年の公害国会の段階におきましては公害罪、及び民法の先ほど話のございました過失責任原則、これでもって今日までずっと貫いてきたものに対して一応の例外ともなるべき無過失責任、この二つの問題は普通の行政法規とは性格が違……
○湊委員 関連諸法案の質疑に入る前に、過般、國場委員から話もございましたように、今年に入ってから、年初以来、干ばつ、台風、続いて季節はずれの台風が今日また見舞うというふうな形で、いわばダブルパンチ、トリプルパンチの連続のような状態にございますが、実は沖繩におきましては、本土と違いまして災害関係の諸法令あるいは制度の適用がございませんために、いろいろと今日まで処置等についても手おくれといいますか、おくれを見ておるような状況であります。 干ばつを中心にしては、過般第一次の措置がとられたわけでありますが、続く災害といたしまして、特に台風二十八号による甚大な被害がございました。その措置を中心にして、……
○湊委員 前回に引き続き、ただいま委員長から話のございました各法案に関連して、質疑を行ないたいと思います。
まず、最初に外務大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、去る十日の日にアメリカの上院の本会議におきまして、返還協定の批准案件について賛成八十四、反対六で承認が得られたわけでありますが、これについて外務大臣はどういう受けとめ方をしておられるか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 私は、一刻も早い返還を実現するという観点から、ぜひとも四月一日の実現に最大の努力をしていただきたいと思っておる一人でありますが、ただいまお話がございましたアメリカ上院の本会議承認によって、実現の可能性は非常に強……
○湊委員 私は自由民主党を代表して、ただいま議題になっております政府提案にかかる沖繩復帰に伴う関係国内諸法案につきまして、賛成の討論を行なわんとするものであります。 沖繩の祖国復帰という一億国民の多年にわたる宿願の達成を目前に控えた今日、私は、返還協定とあわせて、関係国内諸法案のすみやかな成立をはかり、まず第一に、施政権の返還と祖国復帰を一日も早く、しかも円滑に実現することと、第二に、沖繩県の将来にわたる発展をはかるための基礎条件を整え、積極的に振興開発を促進する体制を確立することが、沖繩百万同胞の祖国に対する期待にこたえる道であり、またわれわれ本土の国民の最大の責務であると信ずるものであり……
○湊政府委員 今回の国会で衆議院は通過させていただいたわけでありますが、交通安全対策基本法、これによって、最近の交通事故はきわめて多面的でありかつ複雑、非常に広い範囲の問題がございますので、一つは安全施設やなんかを含めた交通環境の整備をする、一つは交通の規制を強化する、一つは救急体制を整える。それと同時に、いまお話しがございましたように、安全教育を徹底する。学校を通じあるいは社会教育を通じ、あるいは運転者教育を通じて、やはり基本的にはお話しがあったように、その安全教育をいかに徹底させていくかということが基本であろうと私も思います。そういう観点で、今度の国会で幸いにして成立を見ますれば、いままで……
○湊政府委員 ただいまお話がございまして、先ほど通産大臣からもいろいろ御答弁があったようでございますが、御承知のように万博のテーマである進歩と調和、これは同時に私どもにとっては開発と保全、こういうことになろうかと思います。 そこで、私、総理府に来て、これまたたいへん率直な感想でありますが、この種の仕事というものが非常にふえて、最近わずか二カ月前後の体験の中でも、閣議において水の総合調整をどういうふうにするか、あるいは交通安全対策をどうするか、公害に関連して生ずる紛争の処理の問題をどうするかというふうないろいろな問題が出てまいっております。ただいまお話のあった点もまさにそうだろうと思います。き……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。