このページでは小山省二衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○小山省二君 私は、自由民主党を代表して、内閣提出の公害対策基本法の一部を改正する法律案に賛成の意を表し、討論を行なわんとするものであります。 本案は、去る十二月三日の本会議に上程され、引き続き産業公害対策特別委員会に付託、慎重審議が行なわれ、さらに、学界等の参考人からも十分意見の聴取等がなされ、委員会におきましては多数をもって議決されたものであります。 公害問題は、国際的には、ウ・タント国連事務総長やニクソン米大統領の教書を契機として、まさに世界的な規模を持つ課題として提起されており、本年十月にはトレイン米環境問題諮問委員会委員長も来日せられ、公害問題に対する日米間の緊密な協力について共……
○小山(省)委員 本日の委員会には、内閣、裁判所をはじめかなり広範囲な各庁の決算が上程をされておるわけでありますが、それぞれ各党からも質問に立たれるようでございますので、私は主として行政管理庁の所管事項について御質問を申し上げたいと思います。 先般の本会議で、わが党の水田議員が代表質問に立たれまして、今後における行政機構のあり方、特に時代に即応してできるだけ行政機構を簡素、合理化する必要性があるのではないかというような趣旨の質問をされたのでございます。後ほどいろいろ定員等についての御質問を私、申し上げたいと思いますので、それらに関連して行政管理庁の基本的な考え方、ややもすると、行政管理庁の考……
○小山(省)委員長代理 華山親義君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。委員長が所用のため、指定により私が委員長の職務を行ないます。
質疑を続行いたします。華山親義君。
【次の発言】 鳥居一雄君。
【次の発言】 吉田賢一君。
【次の発言】 参考人各位には、お忙しいところを長時間にわたり審査に御協力をいただきまして、まことにありがとうございました。
【次の発言】 これにて本日の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
昭和四十二年度決算外二件中、通商産業省所管審査のため、中小企業振興事業団より、本委員会に参考人として関係……
○小山(省)委員 昭和四十二年度の通産省関係の決算を拝見いたしまして、二、三この機会にお尋ねをしておきたいと思うのであります。 いま決算書を見まして、私、通産省の考え方や方針について若干疑問を持たざるを得ないわけでございます。それは、御承知のとおり、わが国経済の成長と技術革新の進展によりまして、最近は目ざましい大衆消費時代が出現しつつあるわけでございますが、かかる事態を考えますと、私は、どうしても価格、品質、性能等を充実したものとして消費者の生活の向上に寄与させなければならない、言うならば消費者保護の必要性というものが今日ほど大きな課題になっておるときはないと思うのであります。言うならば、時……
○小山(省)委員長代理 鳥居一雄君。
【次の発言】 吉田賢一君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十七分散会
○小山(省)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま委員長御提案の昭和四十二年度決算議決案に賛成の意見を表示いたすものであります。 当委員会におきましては、昭和四十二年度決算を、昨年四月以来、各省庁及び政府関係機関等につき、順次審議を続けてまいり、是正、改善を必要とする事項については、そのつど政府当局に善処を求めてまいったことでもあり、政府当局におかれても、これらの点につき、すみやかに適切な措置をとられるよう要望するものであります。 また、この際特にお願いをしておきたいことは、今後の予算編成と財政並びに行政の運営について、本委員会における決算審議の経過と結果が十分に反映せられるよう努力さ……
○小山(省)委員 先般大蔵省から運輸省に対して財産管理の改善要求というものがなされておるわけであります。私はそのすべてについてどうこう言うわけじゃありませんが、そのうち二、三、財産管理がきわめてずさんであるという点に関して運輸省に御注意を願いたいと思います。 たくさん問題がありますが、そのうち二、三の空港で、その空港内の用地が長い期間不法占拠をされておる。政務次官はもう御承知と思いますが、そのうちの大阪の空港では第三国人、しかも二十数年にわたって不法占拠をされておるという事実が一向に改善されないということで大蔵省から重ねて改善の指摘がなされております。こういう事実をなぜ長期にわたって放任して……
○小山(省)委員 動議を提出いたします。 委員長の互選は、投票によらないで、加藤清二君を委員長に推薦したいと思います。
○小山(省)委員 浜田君の質問に関連しまして、せっかくの機会でございますから、長官に二、三お尋ねを申し上げたいと思います。 公害が世上非常な注視を浴びておりますときに、政府も公害問題を取り上げまして、対策本部を設け、内閣の推進役としてたいへん御活動になっておる総務長官が、担当国務大臣としてこの問題の解決の責任に当たられるということは、たいへん意義のあることであるし、また国民も大きく期待をしておるのではなかろうかというふうに私は考えるのであります。いま浜田君から姿勢の問題についていろいろと御質疑がございましたが、先般内閣のほうから「公害対策本部の設置について」ということで考え方の一端が示された……
○小山(省)委員 本委員会におきましては、去る九月十六日から議長の承認を得て、大阪府、愛媛県、香川県及び兵庫県下の産業公害対策状況等、特に水質汚濁の問題及び大気汚染の問題を中心として調査を行ないました。報告書はすでにお手元に配付しております。 詳細は朗読を省略させていただき、会議録に掲載されんことをお願いいたします。
○小山(省)委員 公害防止が国民的課題として非常な注視を浴びておるとき、たまたま都下の三多摩に一大汚染地帯が発見されたということが、三多摩の都民にかなり大きな衝撃を与えておるわけであります。 私はこの問題について少し時間をかりて詳細に関係者の意見を徴したいのでありますが、定められた時間がございますので、私は特に山中長官に伺いたいと思います。 実は、昨日長官が参議院で田中委員の質問に答弁された答弁事項について本日の新聞に「汚染米に水をさす」山中長官の答弁ということで大きく出ておるわけであります。今日三多摩地区の各所にカドミウムの非常に高濃度な汚染地帯が出、その量はたいへん驚くべきものでありま……
○小山(省)委員長代理 委員長に発言を求めてから御発言を願います。
【次の発言】 人事局長。
【次の発言】 島本虎三君。
【次の発言】 おはかりいたします。
関東労災病院における労働問題について、本日労働福祉事業団理事長中西實君及び職員部長比留間一雄君にそれぞれ参考人として御出席願い、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決しました。
質疑を続けます。山本政弘君。
【次の発言】 見えています。
【次の発言】 古寺宏君。
○小山(省)委員長代理 山本政弘君。
【次の発言】 古寺宏君。
○小山(省)委員長代理 寺前巖君。
【次の発言】 本会議散会後直ちに再開することとし、この際、休憩をいたします。
午後二時八分休憩
○小山(省)委員 私は、ただいま議題となっております家内労働法案に対する自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党四派共同提案にかかる修正案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 家内労働に関する審議機関として「労働省に中央家内労働審議会を、都道府県労働基準局に地方家内労働審議会を置くものとする。ただし、政令で定める都道府県労働基準局にあっては、この限りでない。」ものとする。 以上の修正に伴い、この法案の附則について所要の字句整理を行なうこと。 以上であります。 何とぞ委員各位の御賛成をお願いいたします。
○小山(省)委員長代理 田畑金光君。
○小山(省)委員長代理 この際、午後二時まで休憩をいたします。 午後一時四十六分休憩
○小山(省)委員長代理 承知しました。
【次の発言】 中川俊思君。
【次の発言】 鳥居一雄君。
○小山(省)委員 いま、わが党の藤波君の質疑を通して、私は公害担当の山中大臣の明快にして率直な御答弁を承ってたいへん意を強ういたしたわけでありますが、私は、ただ四十二年に公害基本法が制定をされましたとき、当然これによって相当公害というものは防止ができる、しかも、産業との発展の調和をはかることもまた可能である、私自身もそういう確信を持っておりました。また、政府当局の答弁も同一でありました。しかるに、わずか三年の間に、このような重大な変化を来たした点につきましては、私ども政治を担当する立場として率直に深い反省をいたしますが、私は、このような立法措置がなされたにかかわらず、企業者もまたこの方向に協力……
○小山(省)委員 私は、自由民主党を代表して、政府提出の公害対策基本法の一部を改正する法律案に賛成し、米原昶君提出の修正案に反対の討論をいたすものであります。 わが国におきましては、過ぐる昭和四十二年第五十五国会において公害対策基本法が制定せられ、自来今日まで既存の公害関係諸法の改善、充害と、従来立ちおくれていた公害対策についての新たな立法措置が進められてまいりましたことは、あらためて申すまでもありません。 しかしながら、わが国経済の高度成長に伴い、国民生活は著しい向上を見せた反面、エネルギーの転換、重化学工業化の進展、急激なモータリゼーション、人口の都市集中を背景として、近年公害現象はま……
○小山(省)委員長代理 関連で米田東吾君。
【次の発言】 米田東吾君。
【次の発言】 西田八郎君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時五十五分散会
○小山(省)委員 一九七一年代は内政の年だと総理も力強く言明をされたわけであります。内政に関する問題となりますと、公害であるとか物価であるとか交通であるとかあるいは住宅とか、いろいろ大きな課題をかかえておるわけでありますが、私は時間の関係から、きょうその一つである住宅問題について関係者の御所見を承りたいというふうに考えておるわけであります。 御承知のとおり、昭和四十一年から四十五年度まで住宅難打開のために第一次住宅五カ年計画というものを立て、御承知のとおり六百七十万戸の住宅を建設しよう、世にいう一世帯一住宅という理想のもとに住宅の建設計画を立てられたわけであります。まあこの計画はおおむね順調……
○小山(省)委員 昨日、多摩ニュータウンの建設について公団側から御答弁いただいたのですが、その後調査によりますると、少し答弁と食い違っておるような点がありますので、重ねてひとつお尋ねをしておきたいと思うのであります。 御承知のとおり、多摩ニュータウン計画の中心をなすものは多摩町でございまして、現にもう入居が始まっておるわけでありますが、この多摩町において建設が予定されておる教育施設は、小学校で二十六、中学校で七つ、そのうち用地について話し合いの済んだのは、現在工事を進めておる小学校が二校と中学校が一校だけである。この小学校二校と中学校一校は、現に入居していますから、これはどうしてもこの施設を……
○小山(省)委員長代理 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。華山君。
【次の発言】 次回は来たる三月四日木曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開くこととし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時二十九分散会
○小山(省)委員長代理 午後三時再開することとし、暫時休憩いたします。 午後一時五十五分休憩
○小山(省)委員長代理 暫時休憩いたします。
午後一時五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。古寺君。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後二時二分散会
○小山(省)委員長代理 この際、暫時休憩をいたします。 午後一壁二十三分休憩
○小山(省)委員長代理 次に、大原亨君。
○小山(省)委員長代理 次に、島本虎三君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次回は明十四日午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後六時四十四分散会
○小山説明員 お答え申し上げます。国鉄財政の再建問題につきましては、ローカル線の赤字問題を含めまして、何らかの形で地方の自治団体にも協力をしてほしいという要請のありましたことは華山委員御指摘のとおりでございまして、去る一月運輸大臣並びに国鉄総裁から同様の趣旨の協力の要請方がございました。自治省といたしましては、国鉄の財政再建問題は単に財政的な見地からのみ考える問題でなくして、わが国の交通問題、総合交通対策の一環としてなお国において十分な検討をなすべき面が残されており、また国鉄自体としてもみずからの体質改善、合理化、近代化に取り組まなければならない面が残されておるように考えるのでございます。した……
○小山政府委員 このたびはからずも自治政務次官を拝命いたしました。
渡海大臣のもと、微力を傾けまして、地方行政の伸展のために努力をいたす決意でございます。どうぞ委員の皆さまの変わらざる御叱正と御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 大臣が御出席でございますが、特に私にお名ざしでございますので、お答えを申し上げたいと思います。
私は七〇年代の地方行政のあるべき姿というものをやはり長期的展望から十分に検討いたしまして、将来の地方財源というものに対しては、むしろ地方財源を優先して考えるべきであるというような見地に立って、これから各次官共通の場でひとつ大蔵省に……
○小山説明員 先般起こりました自衛隊機と全日空機の衝突事故につきましては、岩手県並びに地元の町村にたいへん御迷惑をおかけし、また事後処理についていろいろ御配慮をいただいております。深く謝意を表する次第でございます。
なお、これに要しました費用につきましては、当然原因者において処理されなければならないというふうに考えておりますが、いろいろその中身については問題点もあるようでございますので、関係当局と十分連絡、打ち合わせをいたしまして、遺漏なきよう処理をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 御指摘のとおり、直接私どものほうの所管ではございませんが、先ほど御質疑の中に出ましたように、……
○小山説明員 公営企業につきましては、いま御指摘になりますような問題がたくさんあるわけでありますが、私は、企業法の精神である――精神と申しますか、規定によります独立採算制というものに対して多少の検討の余地があるのではないかと思う。少なくとも、同じ企業といえども公共性が非常に高い企業でありますから、当然そこには、もう少し何らか、公共性を側面から援助する方法が企業法の中に強く打ち出されない限り、私は、今後ともこのような状態がずっと永続するような感じを持つわけであります。したがって、現在は政府資金等低利な資金の援助等を考えておりますが、この程度でこらした公営企業というものが立ち直るということは、現在……
○小山政府委員 単年度におきまして、大体百四十億程度の赤字が出ておる次第でございます。
【次の発言】 今日までの累積赤字は、大体三百六十一億七千八百万程度でございます。
【次の発言】 医師の不足につきましては、自治体病院経営者にとって最大の悩みとなっておるところでございます。このために都道府県におきましては、学校卒業後一定期間公立病院に勤務をするというようなことを条件に、就学費を貸与しておりますとか、あるいは現に大学病院等で修練中の医師に対しては研究費を貸与する。また公立病院勤務中の医師に対しましても同様な措置を講じまして、できるだけ医師の確保をはかっておるわけでございますが、さらに将来の対策……
○小山政府委員 お答え申し上げます。 いま御指摘になりましたような老人医療の無料化につきましては、もはや各市町村におきましてはこれを実施しておる団体が非常に多いことは御承知のとおりであります。地方団体におきましてすでに実施しておりますのが十二都府県であり、実施予定は二十一道県に及んでおる。なお、市町村におきましては、千三百六十八市町村において実施をいたしておるというような現状でありますが、この老人医療の無料化につきましては、なおまだたくさんの問題点が残されておるようであります。たとえば、対象老人の年齢をどこに置くかとか、あるいは所得制限の有無をどうするかというように、対象老人の範囲であります……
○小山政府委員 大蔵当局のほうから本来申し上げるような事項のように私も考えておりますが、自治省側としての考え方についてお答えを申し上げたいと思います。 付加価値税につきましては、税制調査会においていろいろと検討され、研究をされておるようでございますが、まだ、私どものほうに、これに対して正式の問い合わせがあったわけでもございません。したがいまして、調査会における検討等を勘案いたしまして、私どものほうでも内部的に多少の検討はいたしておりますが、今日の段階において、これを公式にどうこうというところまでまだ進行しておらないような状況でございます。
○小山政府委員 地方交付税を確保するということは、私ども自治省といたしましては、最も重要な課題というふうに考えまして、ただいま大臣が大蔵当局といろいろ折衝をいたしておるような過程でございます。 御存じのとおり、景気の後退等によりまして、国税三税の伸びの鈍化も相当の額に達するのではないかというふうに考えております。したがって、三税の減がそのまま地方交付税に比例して出てくるわけでございますので、何らかこれにかわるべき財政措置を国においてもぜひ考えてほしいというような方向で、ただいま両大臣の間に話し合いを進めておるわけでございます。私どもとしては、いま先生の御指摘のように、地方におけるところの財政……
○小山政府委員 昭和四十四年度における自治省所管の決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 一般会計の歳出決算につきましては、歳出予算現額は、当初予算額一兆三千八百三億六千六百九十万円余、予算補正追加額九百九十五億五千三百五十九万円余、予算補正修正減少額四億九千百八十三万円余、総理府所管から移しかえを受けた額二千百三十七万円余、前年度繰り越し額一千二百八十四万円余、予備費使用額六十四億九千百七十三万円余、合計一兆四千八百五十九億五千四百六十二万円余でありまして、これに対し、支出済み歳出額は一兆四千八百五十四億二千五百三十二万円余で、差額五億二千九百三十万円余を生じましたが、この差額のうち……
○小山政府委員 御承知のように、復帰後の沖繩の県及び市町村の行財政のあり方については、いろいろ御意見があろうと存じます。しかしながら、現実に戦後二十六年の空白という、そこにはおおうべくもなく、やはり行財政の上に大きな格差があるようでございます。したがいまして、これらの格差をできるだけ早い期間に本土並みの水準に引き上げるということになりますると、そこには私は、ある強力な行政指導なり御援助なりというものがやはり必要ではなかろうかというふうに考えております。 今回沖繩・北方対策庁が設けられ、国において一元的にこれらの問題について対処しようという趣旨は、少なくとも天下り的な、あるいはかつての民政府と……
○小山政府委員 福岡県の組合関係の問題につきまして調査に参りました件について、県知事が拒否の態度に出たということでございますが、私どものほうに報告を受けております範囲におきましては、たまたま県議会開会直前でございましたし、かつ突然のお申し出であったということ、予定のスケジュール等がございまして、残念ながら調査団の人と会うことができなかった。したがって、代理の副知事がかわってその調査団の人とお会いをするというようなことで、御了解をいただきたいという申し出をしたと承知しております。 なお、大臣から電話でお話をされたというような問題につきましては、調査団の構成がたいへん多数のようでございましたので……
○小山政府委員 方向としては先生御指摘のとおりだと私ども考えております。四十三年の税制調査会の答申にもその方向は明らかに示しております。地方税の負担の公平をはかるという見地から、国の租税特別措置が自動的に作用しないように配慮することを指摘をいたしておりますから、私はまさに先生御指摘のとおりと思っております。しかし、国のそうした特別措置と一体性を持つことが、課税上いろいろな点で利便になったり、あるいはまたその必要性がある場合もございますので、一がいにすべてを遮断するということもどうかと思いますが、原則としてはそういう方向で今後地方税制を検討しなければならぬと考えております。
○小山政府委員 今回地方税の減税を大幅に行ないましたことにつきましての御質疑でございますが、御承知のとおり、今年度千五十三億ほどの地方税の減税を行なうことにいたしましたが、御存じのとおり、地方財政もかなり伸び悩みというような現状でございます。したがって、できるだけそれらの財政事情を考慮して、減税幅についてもある程度考慮しなければならなかったわけでございます。したがいまして、単に、減税に対する補てん策というような幅の狭い考え方でなく、広く地方財政全般の上から、どの程度の財源措置を必要とするかというような立場に立ちまして、今回、特別交付税の千五十億、あるいは、交付税会計におきましての千六百億の借り……
○小山政府委員 税法では専門家である門司先生に私から御説明を申し上げることもどうかと思うのでありますが、御承知のとおり、固定資産税は、元来、固定資産の有する価額に基づいて課税するという本質になっております。そういう関係から、その対象物が何に使用されるか、どういう利益を生み出すかというような問題によって評価を左右すべきものでないというふうに私ども考えております。したがって、従来、農地にありましては、農地法上の転用許可を要するというような、いろいろ制約等もございまして、評価額におきましてもきわめて低く定められ、税額も、昭和三十八年度以来据え置かれておるという実情にあることはもう先生よく御了承のこと……
○小山政府委員 横山先生御指摘の地方税の異議申し立てについては、いろいろ問題があると私どももよく承知しております。従来、これに対する特別な機関を設けなかったというような理由は、いま局長からお答えを申し上げましたとおり、地方税は主として国税の決定を基準として課税をされておるというような点が特別なそういう機関を設けなかった理由ではなかろうかというふうに私は理解をしておるわけでありますが、御指摘のように、たいへん地方税についての問題があるようでございますので、私どもにおいても、将来そういう機構をどうするかという問題については、十分ひとつ内部で検討をいたしてみたいと考えております。
○小山政府委員 御承知のとおり、米軍基地用費につきましては、従来から防衛施設庁においてこれが対策の費用を支出しておる現状でございます。したがいまして、今回の航空機燃料譲与税につきましては、そうした地域は対象外ということに相なっておりますので、施設庁のほうの別な費用によって整備をいたすことになっております。
【次の発言】 今回、空港整備五カ年計画の作成に伴いまして、これと関連して航空機燃料税が創設をせられることになったわけでございます。したがって、航空運賃がこれと関連をして値上げせざるを得ないという情勢下にあることは、私どももたいへん遺憾に考えておるわけです。この程度の値上げについては、当然企業……
○小山政府委員 先正御承知のとおり、基地交付金は、基地の固定資産と見返りになる金額を交付金として交付しておるわけでございまして、基地に対する騒音その他の施設は、例の周辺整備法の中から、そういう騒音対策その他で支出しておりますので、おそらく、交付金は、騒音その他というものより、むしろそういう固定資産に見合う金額を支出しておるというような状況ではないかと思っております。
○小山政府委員 地方財政にとっては、たいへん貴重な、示唆のある御質問のように私は承知しております。地方財政というものをもう少し弾力的に考えなければならないということは、従来からもしばしば論ぜられておるところで、言うならば、景気の変動に非常に大きく影響されやすい三税を財源に、三二%という固定化した交付税率の制度というものは、はたして地方財源にとって違当な制度であるかどうかということは、これは、私は、相当問題があるように考えております。したがって、将来交付税率の改定に及ぶかどうかという問題でございますが、私は、大きく言って、やはり国の景気の見通しが相当大きくそれらの問題に関連をしてくるのではないか……
○小山政府委員 先生の御指摘のように、近年急増しつつある地方財政需要に対し、現在の交付税率でよろしいかどうかというような御批判のように承知しておるわけであります。確かに、今日までは交付税額が比較的順調に伸びてまいりましたので、この急増しておる財政需要に対処することができたわけでございますが、昨年八月以来、例のドル・ショック、円の切り上げ等、一連の問題も起こりまして、その後経済界は依然として不況から脱することができない。したがって、私どもは、一にかかってこの景気の回復ということが交付税率にも大きく影響をしておるのではなかろうかと考えております。したがって、長期的に現在の不況が続くという見通しにな……
○小山政府委員 全く御指摘のとおり、私は、そういう方向というものに対しては妥当なものとは考えておりません。しかしながら、一面国鉄の立場を考えました場合に、一つの公営企業として独立採算制というもののたてまえが置かれますと、当然赤字路線というものに対しては何らかの処置をとらざるを得ないということになるのではなかろうかと考えます。その場合に、これらの路線と地方自治団体の間にいろいろと利害関係がございます場合、国鉄においてもただ採算一点ばりでこれらの路線を廃止するということがいろいろな立場から困難である、こういう点でその一部を地方自治体が負担することによって、この廃止をしばらくの間延期をしようという考……
○小山政府委員 地方財政に対して再検討期ではないか。言うならば、この機会に根本的にそうした問題を検討する必要があるのではないかというような御指摘であります。 御承知のとおり、交付税率が四十一年変更されまして以来、今日に至っておるわけでありますが、基本の考え方として、地方財政を安定させるという意味もありまして、交付税率については、できるだけあまり動かさないという考え方の上に立ちまして今日まできたわけでございますが、御承知のように、この景気をどうとらえるかということが、本年度の地方財政計画を作成します上において大きな一つのポイントになっておったわけであります。政府も私どもも一貫して、この苦境を打……
○小山政府委員 御指摘の点はわれわれもよく理解できるわけでございますが、この公有地を確保するという根本の趣旨というものが、計画的な町づくりを進めていく。言うならば、町づくりの基本をなす住宅用地であるとか、あるいは道路、公園、緑地の確保であるとか、あるいは下水用地の確保であるとか、こうした生活環境を整備するに必要な公共用地を確保することがねらいでございまして、したがって、その確保するための手段として開発公社のような制度を設ける。この制度に対して自治省が指導、監督をしていくというような関係から、両省共管ということで、公有地確保のほんとうの中心がどこであるかという点になると、そういうような点で、その……
○小山政府委員 御注意をいただいてたいへん恐縮でございますが、私も、法案全体を見まして、主としてこの法案の主力が先行入手に重点が置かれておる、この法案の裏づけになる資金計画というものが十分に確立されておらないという点については、確かに御指摘のとおりのように感じられます。いま政府委員のほうからお答えを申し上げましたとおり、早急に先行入手のための資金計画を確立いたしまして、できるだけ低金利の資金を導入できるように最善の努力をいたしたいと考えております。
【次の発言】 確かに、御指摘のように、自分の意思で地方の公共団体に売却するということについては、民間の売買と同じだろうと私は思うのでありますが、今……
○小山政府委員 御承知のとおり、大都市の交通事業の再建計画は、横浜市を除きまして、おおむね四十八年度で終了することになっております。したがいまして、これらの実績を十分再検討いたしまして、交通事業の真の険路というものは一体どこにあるのかということを十分原因を確かめまして、四十八年度以降の交通対策に私ども自治省としてはできるだけの努力をいたしまして、この赤字対策に取り組んでまいりたいというふうに私は考えておるわけでございます。 私も、都議会におりますときに、御承知のとおり、民営の交通会社との相互乗り入れというような問題に真面いたしました。それまでは、当時の交通事情の関係もございまして、東京都常の……
○小山政府委員 御心配をおかけいたしました大阪千日デパート火災の概要につきまして御報告を申し上げます。 去る五月の十三日夜発住いたしました大阪市千日デパートの火災は、百十七名というとうとい犠牲者を出す惨事となりました。まことに痛ましい事故であり、心から遺憾に存じ、災いにあわれた方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族に対し衷心よりお悔やみ申し上げる次第であります。 以下、その概要について御報告を申し上げます。 出火の場所は、大阪市南区難波新地にある千日デパートでありまして、火災は、五月十三日二十二時四十分ごろ消防機関側に覚知され、翌十四日七時四十一分に鎮火したものであります。 事故のあ……
○小山政府委員 御承知のとおり、今回の場合特殊公務というものは、国民の生命、身体及び財産の保護という任務を本来の任務といたしまして、その任務の遂行にあたって高度の危険が伴うもの、かつその危険があらかじめ予測されているにかかわらず、職責上あえてその職務を遂行しなければならない、そういう点から職務の内容というものが規定をされておるわけでございます。したがって、いま御指摘のような問題につきましては、先般大臣が御答弁を申し上げましたとおり、関係各省ともひとつ十分打ち合わせをいたしまして、前向きにこの問題を検討しよう、かように考えておる次第であります。
○小山政府委員 御指摘の点は、確かにごもっともに私どもも考えておるわけでございます。しかし、各省問いろいろ調整事項等がございまして、これがそう短期間では調整のとりにくい問題になっておる。特に、年金制度の質的な面をできるだけ早く改善をする。同時に、それとあわせて、スライド制というものをいませっかく連絡会議においてそれぞれ専門の部会を設けまして検討をいたしておりまして、実質的にはかなり審議も進みまして、言うなければ、最終的な調整を待つような程度まで審議は進んでおりますから、この問題については、できるだけ各省間の調整をはかりまして、御趣旨に沿うように最善の努力をいたしたいというふうに考えております。
○小山政府委員 いま部長のほうから御答弁申し上げましたとおり、いろいろ制度しの関係もございまして、今日なおそのような格差があることについては、私どもも遺憾に考えておるわけでございますが、いまお答えを申し上げましたとおり、今後努力をいたしまして、できるだけその格差の解消につとめるということについては、私どももそういう方向で関係方面と折衝をいたしたいというふうに考えております。
【次の発言】 ただいま事務当局からお答えを申し上げましたとおり、厚生年金の制度から見まして、たいへん不利な条件になっておるということは、しばしば委員会等においても御指摘をいただいておるところでございますから、できるだけ早い……
○小山政府委員 御承知のとおり、地方公営企業の中で特に建設するのに多額の費用を要します地下鉄につきましては、その建設費の五〇%については国と地方とがそれぞれ半額ずつ補助をいたすことになっております。なお全体の建設費の一〇%につきましては、地方自治団体が一般会計から出資をいたすことに相なっておるわけであります。
【次の発言】 御指摘のように、閑散線につきましては、私どもとしては、まだ具体的に閑散線が指定されておりませんので、したがって必ずしも地元がその存続を希望するかどうかわかりませんので、財源的な処置についてはまだ具体的な方法はできませんが、そのような事実が出ましたならば関係市町村と十分相談を……
○小山政府委員 知事が計画を策定するにあたりましては、滋賀県の水政審議会に付議し、なお関係市町村の意見も十分聴取することを考えられますので、地元関係者の意見は十分反映できるものと考えております。
【次の発言】 地方負担を伴います国庫補助対象事業は、単独事業におきまして三千四百四十億円、この対象事業の補助負担金が約千六百八十億円、受益者負担が二百六十億円となっております。そのうち、地方負担額の千五百億円のうち地方債で約六百億円、一般財源で九百億円、かようになっておるわけでございますが、今回国におきます負担割合を引き上げることになるわけでございますので、これによりまして約百五十億円程度負担が軽くな……
○小山政府委員 御質問の趣旨につきましては私もよく理解できるような感じがいたすわけであります。しかしながら、従来都道府県知事の意見を徴します場合においては、必ず都道府県知事は市町村の意見を聞いた上答申をする慣例になっております。したがいまして今回も特に政令市を加えませんでも、ただいま大臣から御答弁のありましたとおり、必ず関係市町村の意見を十分聞いた上答申をするようにいたしたい、かように考えております。
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