このページでは中谷鉄也衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○中谷委員 私はきょう、山野長官とアメリカ局長にお尋ねをいたしたいと思います。 司法権の独立という問題は、最近本土においては石田最高裁長官の発言などをめぐって非常に論議をされております。同時に、本日、立法院の全会一致による米軍人による女子高校生刺傷事件等に関する抗議決議をわれわれは拝見をいたしました。そういうふうな司法権の独立、要するに沖繩県民の主張、要望、願望はきわめて切実なものでありまして、裁判権を中心とする捜査権をすべて沖繩県民の手に取り戻したい、こういう要求でありまして、それはまことに当然のことであります。そこで、米軍人、軍属の沖繩県民に対するところの犯罪というのは、すでに指摘されて……
○中谷委員 与党の豊委員が沖繩の経済開発の問題について質問をされましたので、私もその問題について最初触れておきたいと思います。 長官が豊委員の質問にお答えになりましたとおり、沖繩の長期経済開発計画は三百ページ近くに及ぶ非常な力作であろうとは思います。ただしかし、次のような点、たとえば先ほどの同僚委員の質問の引き継ぎと申しますか、関連においてお尋ねをするのでありますけれども、長官の御答弁の中に、電力と水について、経済開発のエネルギー、そうして水資源の問題というのは非常に重要な課題であり、あるいはネックになり得るだろう、こういうふうなお話があった。経済計画によりますると、たとえば一九八〇年度の電……
○中谷委員 きょうは私は電気事業法の四条と八条、それから電源開発促進法の十一条、この条文の解釈を通産省にお尋ねすることにいたします。 広域行政ということばがありますけれども、対策基本法の中に規定されている公害が相当な範囲に及ぶということになっておりますけれども、広域公害ということばもあるのではないかと思われるような具体的な事例に基づくところの質問であります。 すなわち、最初に事実関係を申し上げますと、大阪府と和歌山県の県境の和歌山県寄りのところ、そこに多奈川第二発電所建設の計画が関西電力によってある、出力が四十六万三千キロワット、既設の分を含めると二百十万キロワットになる、和歌山県のほうの……
○中谷委員 「動く歩道」がたいへんな事故を起こしたというふうなできごとは、非常にやりきれないといいますか、遺憾なできごとだと言わざるを得ません。 そこで建設省に最初お尋ねをいたしたいと思いますが、まず問題の「動く歩道」については、私の聞くところによりますと、昭和四十四年七月十一日に確認を終わられて、昭和四十五年三月に竣工検査を終わられたとのことであります。しかし、こういうふうな事故が発生をした今日の段階において、建設省としては、「動く歩道」を中心とする建築基準法の対象となる諸施設、さらにまた建築基準法の対象とならない施設等についても、建築基準法の精神にのっとって、さらに調査あるいは検査をされ……
○中谷委員 一点だけお尋ねをいたしたいと思います。 こうして持ってまいりましたのは、前回の板橋ガス爆発事故のときのファイルでございます。当委員会においてずいぶん詳細に、かつ二度とこういう事故は起こらないようにという立場から、板橋ガス事故については私たち論議をいたしました。また事業法も成立した。こういう中で、いまだかってない空前の事故が起こったということについては、やり切れない気持ちがするわけなんです。そこで私は、本部長としての通産大臣に特にお願いをいたしたいと思いますし、また要望いたしたいのは次の一点です。 要するに、原因の究明をやっていくという場合に、何としても筋を通すという立場からは、……
○中谷委員 コンピューターの利用についての三原則、その中に平和的な利用ということが強く主張されているわけですが、そういうことだとすると、防衛庁におけるコンピューターの利用ということとどういう関係になってくるんだろうか。いわゆる軍事目的に利用しないというようなこととの関係については、防衛庁の関係者の方においでをいただいて質問をするつもりでおります。ただ、きょうは何か都合が悪くておいでにならないようで、政府次官にお尋ねするつもりはないのです。これは日をあらためて――私の質問の重点はそこでございますので、きょうは資料要求をさしていただきたいと思いますが、問題の私の関心点を若干明確にしておきますために……
○中谷委員 時間がないようですから二点だけお尋ねをいたしたいと思います。 稲葉先生は、先ほど新経済社会発展計画についてお話をされたわけですけれども、質問の一つは、発展計画の中で記載をされております「情報化に関連する制度の整備」という点の「ソフトウエアの権利保護のための制度の確立に努める。」ことが必要だという点についてであります。石川委員の質問について関連をしてお答えがあったようにも思うのですけれども、ソフトウエアの権利保護のための制度、いわゆる法律的にどういうふうに制度を確立するのか、ソフトウエアというようなものをどのように法律的に位置づけをするのか、権利の性格をどのように付与をするのか、ま……
○中谷委員 前回、若干の時間をいただきまして、プログラムの権利保護、権利の性格、将来の権利保護のための措置等についてお尋ねをいたしました。大臣、御出席になっておられますので、次のようなことを大臣に御答弁をいただきたいと思います。前回、参考人がおいでになりましたときにも若干お尋ねをしたのでありますけれども、必ずしも参考人の方の明確な御答弁を、質問が整理できておりませんでして、いただけませんでしたが、質問は次の点であります。 新経済社会発展計画の「情報化の促進」の第四項の中には、「情報化に関連する制度の整備」という項が特に新しく記載をされております。その中で、「情報流通の活発化が、プライバシーの……
○中谷委員 特許法の改正案につきましては、早期公開の制度をめぐりまして、それが憲法問題としての問題を内包しているのではないか、このような疑問がすでに各方面から提起をされてまいりました。前々国会等におきましても本員は、憲法二十九条の問題として早期公開の問題について若干の質疑をこころみました。さらに、早期公開が当時ほとんど掘り下げた論争にはならなかったわけではありますけれども、憲法三十一条の問題を、同時に本早期公開なる制度は含んでいるのではないか。この憲法問題ということになりますると話は重大であります。慎重な審議を要請されるゆえんであります。 ところが、最近、西ドイツ連邦特許裁判所が六九年の十二……
○中谷委員 大臣御所用があるようですから、御退席をいただいてけっこうです。 私のあとで石川委員のほうから総括的な取りまとめの質問をさしていただきます。したがいまして、私、十分か十五分程度、昨日の質問の取りまとめをしておく必要がありますので、お尋ねをしておきたいと思いますが、昭和四十四年の四月十五日、六十一国会に改正案が提案されましてから、私自身発言を許していただきました時間が大体十二、三時間であります。非常にいろんな問題について、あるべき特許行政の姿、あるべき審査、審判の理念等について私なりに考えてまいりました。そこで、やはり私自身は、最後のただ一言だけの質問にあたりましても、一番最初に、す……
○中谷委員 四月八日の大阪ガス爆発事故調査のために、八田委員長を団長といたしまして、四月の十日の日に現地調査が行なわれました。私もその議員団の一員でございました。先ほどから三参考人、二社長、一局長のお話を伺いながら、あらためて四月八日の大阪ガス爆発事故の現場の悲惨さを思い出します。 本日お尋ねいたしたい点は多岐にわたります。たとえば、すでに本会議等において論議をされました高度経済成長政策あるいは都市過密化との関係において、この問題をどのようにとらえるかという問題、あるいはガス保安規制について、再び事故を繰り返すまいとして対策が講ぜられた板橋事故の経験がその後どのように生かされているかどうか等……
○中谷委員 若干の質問をいたしたいと思います。
国土調査事業十カ年計画進捗状況によりますると、進捗の状況ははなはだ遺憾な状態にあると言わざるを得ません。特別措置法が昭和三十七年に制定をされましたが、その際、附帯決議が付せられておりますが、附帯決議がその後どのように実施されたか、それとも附帯決議のうちどの部分の実施が不十分であったか、との点について担当政府委員のほうから御答弁をいただきたい。
【次の発言】 質問に対し、詳細かつ長く御答弁をいただきましたが、三十七年の附帯決議で五つの事項の附帯決議が付せられている。もしこの附帯決議が確実かつ完全に実施をされていたならば、十カ年計画進捗状況資料にあ……
○中谷委員 法案についてお尋ねをいたします。 参議院で非常に本法案については詳細な審議をいたしておりまして、特に何点かにわたってお聞きしなければならないというほどのことはないと思うのですが、第五条第一項第一号について次のような答弁を三月二十四日政府委員はしておられます。「統一商標が通商産業省令で定める基準に適合するものであること。」、この点についての質問について、「基準というものは一体どういうものかというと、これは商標として登録されたものであるということ」云々、こうあります。そこで第五条の第一項第一号によりますと、通産省令による認定基準というのは、まず商標法の商標登録を受けたものということが……
○中谷委員 大臣に、橋口委員の質問と引き続きまして、公害の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 基本法のいわゆる経済調和条項については、先ほど御答弁がありました。そこで私がきょう、通産行政を所管しておられる大臣の御答弁をいただきたいのは、経済調和条項の削除ということは、私は必ずしも公害防止のためにそれほど具体的、有効な措置だとは思われないわけです。やはり私は非常に関心を持ちますのは、常に公害の場合には、企業が加害者であり住民が被害者という関係になるわけでありますけれども、無過失責任の考え方、そういうふうなものが導入されるやに聞いております。 従来から無過失責任の考え方を導入すべきである……
○中谷委員 昨日、橋口委員が公害対策基本法の経済調和条項の削除について通産大臣に質問をされ、本日もまた企画庁長官に同じ質問をされました。私はその質問は非常に意味のあることだと思いますけれども、その経済調和条項の削除だけで施策が終わるならば、はなはだ意味のないことだと思うわけです。そこで、次のようなことをお尋ねをいたしたいと思います。 まず、最初に長官にお尋ねいたしたいのは、これほど公害に対する国民の関心が高まってくるということは、少なくとも新経済社会発展計画策定当時においては予想できなかったのではないかと思うわけです。同時に、それだけでとどまれば、意味がないことではありませんけれども、公害対……
○中谷委員 公害の問題について、最初に特許庁に特許行政の問題としてお尋ねをいたしたいと思います。 アメリカの商務長官が発言をし措置をしたからといってあと追いをするわけではありませんが、次のような点についてまとめてお尋ねをいたしますから、お答えをいただきたいと思います。 特許庁のほうからの資料によりますと、特許庁に差し出されている公害防止技術分野に関する。出願――公害防止技術分野というものについての定義は必ずしも明確ではないという前提に立って申し上げますが、資料によりますと、内燃機関関係が出願件数千二百、未処理案件二千四百、汚物処理関係が同じく四百で八百、浄化関係が四百で八百、分離の関係では……
○中谷委員 同僚議員の質問があるようでありますから、私、簡単にまとめたいと思います。 最初に宮澤通産大臣にお尋ねいたしたいと思います。この質問は、宮澤通産大臣の十月七日の衆議院の産業公害特別委員会での、次の答弁に対しての質問であります。「公害というものについての国民の意識がこれだけ高まってまいりましたことは、きわめてけっこうなことであると思っておりますけれども。何ぶんにも従来放置されておりました問題でありましただけに、問題のとらえ方が多少情緒的になりやすい、ただいまそういう段階にあると思います。そこで、基本的には、この問題はやはり理性的にとらえられなければならない」、「現在多少情緒的な――こ……
○中谷委員 私のほうは最初に、コミッショナー委員長と岡野会長に事態の深刻さを御認識いただくために、刑事局長の答弁を求めたいと思います。次のような点です。 本件は、いわゆる暴力団の摘発、撲滅ということにかかわっているケースである。いま一つはプロ野球の健全化という問題、国民の期待にこたえねばならない。そういう状態の中における捜査であります。まず第一点は、捜査がオートレース八百長の段階であって、捜査はまだその緒についたばかりであると私は考える。それが第一点。第二点は、だから捜査はこれでもう終わりだなどというふうなものではなしに、今後継続して捜査がなされねばならない。さらに一そう捜査は強力になされね……
○中谷委員 コミッショナー委員会の委員長をおっとめいただいております宮澤先生に参考人として御出席をいただきまして、非常にありがとうございます。 去る九日に、予算委員会でこの問題が論議をされました。さらにその後、分科会、昨日はスポーツ議員連盟の公聴会等を開催をいたしまして、国会の中においてプロ野球の健全化という問題について鋭意論議がかわされているわけであります。 そこで最初に、先生に次のような点についての御意見を承りたいと思うのであります。いわゆるプロ野球の黒い霧というふうなことが報ぜられているわけであります。それが八百長試合であるとかあるいは暴力団のプロ野球を対象としたところの野球賭博の横……
○中谷委員 三十分程度御質問いたしたいと思います。 岡沢委員のほうから質問がございましたと同じような趣旨の質問になりますが、公害、農薬事故、それに近代科学の発達に伴う種々の紛争、そういうようなものが今後とも傾向としては続発してくることが予想されます。そういうような中で、先ほど御答弁の中では、それに対応するために専門部等を設けるといろ点についてのお話がありましたし、また、これらの研究の体制をおつくりになるということでありますけれども、たとえば航空機事故等についての最も専門的な、私よくわかりませんけれども、電子工学であるとかあるいはエンジンに関するきわめて専門的な知識というふうなものを裁判官に要……
○中谷委員 三点ばかり問題を提起をいたしまして、法案の審議が三十一日、四月三日と続いていくようでございますので、本日お答えをいただけないようでしたら、ひとつ政府の統一的な御見解をそのとき承りたい。 まず第一点は次の点です。要するに、沖繩の弁護士諸君に本法案によって本土の弁護士の資格を与えるという一体化としての営み、このことについては基本的には賛成であります。ところが、そういうふうな中で、私、結論的に申し上げますが、現在われわれの最大の関心というのは、沖繩県民の国政参加、これが最大の関心。この点については現に努力をいたしている。要するに、施政権下におけるところの沖繩というものを、施政権というお……
○中谷委員 一点だけ質問をいたします。まとめて申し上げますから御答弁をいただきたいと思います。 警察庁の刑事局長にお尋ねいたしますが、要するに航空機乗っ取り事件というのは、過去数年間、世界の一つの流行的な現象になっていたということは、すでに公知の事実でございますね。そういうふうな中で、かりにそういう航空機乗っ取り事件が起こった場合について、警察はどのような処置をすべきであったかというふうなことについての事前の訓練その他を今日までされたことがあるのかどうか。先ほど松本委員は、赤軍派の関係についての調査等についての不十分さを指摘されましたが、このような事案というのは、たとえば狂信的な人あるいは精……
○中谷委員 大臣にお尋ねいたしたいと思います。 前回、私が資料要求の形で政府の御答弁をお願いをいたしたいと言ったのは、琉球政府の裁判所法の第一条をまず引用いたしました。第一条には「すべて司法権は、この立法に定めるところにより設置する裁判所に属する。」「すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行ない、法にのみ拘束される。」という日本国憲法第七十六条と同趣旨の規定があることを指摘いたしました。そうしてそのあとで、したがって琉球法規総覧等に規定をされている、好ましくない早急に整備をさるべきであると思われるところの法令規定等についてどのようにお考えになるか、布令、布告についてはどのようにお考……
○中谷委員 一、二点お尋ねを……。
【次の発言】 私、お尋ねしたいのは、最初に参考人の和島先生にお尋ねをいたしたいと思います。
先ほど大阪簡易裁判所の実情について非常に深刻なお話があったと私思います。即決和解といわれているものが一月ないし二月もかかるなどというようなことは、迅速簡易というものを旨とする裁判のあり方としてははなはだ遺憾なことであります。そこで、そういうふうな状態の中で、事物管轄の問題を一応おいておきまして、そういう状態を解消するための方法、要するに即決和解ならば、即日和解であるならば即日和解としての法に示されたような和解ができるためには、一体どのような措置が必要か。たとえば当委……
○中谷委員 文部省の体育局長と警察庁の刑事局長にお尋ねをいたしますが、その前に、井原参考人に事務局長として次のような点についてお答えをいただきたいと思います。時間がございませんので、一問一答でひとつお願いいたします。 コミッショナー委員会あるいは事務局の調査体制の不備ということは従来指摘されてまいりました。そこで、調査というものについて私は次のように考えます。調査が確実なものでなければならない、これがまず調査というものの第一点でございますね。新聞の報道によりますと、巨人軍の藤田コーチが謹慎の処分を受けたのは、有害行為に全く関係がない、いわゆる暴力団との若干のかかわり合いがあったことについてみ……
○中谷委員 昭和四十四年度の犯罪白書は、「犯罪の動向と犯罪者処遇をめぐる諸問題」という副題がついておりまして、例年のごとく公務員犯罪についての一項を設けているわけでありますが、その犯罪白書の記載によりますと、特に公務員の職権乱用の罪についての検察庁の受理件数が最近激増していることを記載しております。そういう点から一つの具体的な事件ではありますが、お尋ねと、そうして要望をしておきたいと考えます。 大臣が御出席いただいておりますので、簡単にできごとのあらましを最初に申し上げますが、先月の二十八日、和歌山地方検察庁の検察官の指揮を受けた検察事務官が、午後五時過ぎに嶋紀海夫という確定判決を受けました……
○中谷委員 きょうは私は、大阪拘置所の非常に遺憾なできごとについてお尋ねをいたしたいと思います。 そこで、大臣にお尋ねをしたいと思うのですけれども、繰り返し当委員会において刑務所、拘置所の問題が質問されております。私自身がさらにそういうふうな問題について質問をしなければならないと思うのはなぜか。非常に素朴に考えてみますと、要するに刑務所あるいは拘置所というのは、われわれ国民の手の届かない、目撃することのできないところにある。そういうところで人権侵害、人権じゅうりんが行なわれていることは重大だと私は思うのでございます。考え方によれば、この問題はそれほど目くじらを立てる問題ではないという考え方も……
○中谷委員 私はきょう、憲法二十一条の問題をまず最初にお尋ねをいたしたいと思います。質問要旨を提出しておきましたが、重ねて報道の自由と裁判の公正についてというのが、一番最初に私がお尋ねをしたい問題であります。 いわゆるフィルム押収事件であります。この問題については、報道の自由、すなわち取材の自由、自主的に編集をする自由、そうしてそれを報道する自由、まさにそこに国民的な関心が集まっており、報道の自由というのがきわめて大事な民主主義の基礎であることは言うまでもありません。同時に、裁判が真実を追求をする、そこに報道の自由と裁判の真実追求の間に交錯する問題がある、矛盾する問題がある、調和しがたい問題……
○中谷委員 施政権下において裁判権を沖繩県民の手に取り戻すという非常に困難な問題、しかしその困難が、まず前提として法律的にそのようなことが成り立つ、理論構成ができるということでしかも困難という場合と、法律的にそのことが不可能なのだということで困難だという場合はきびしく分けて考えなければならないと思います。そこで、日弁連の見解を直ちに私は全面的に支持するものではない。しかしアメリカ憲法の関係において、資料を添付いたしておきましたが、施政権の返還という形でなしに、日弁連見解によるような琉球裁判所に対する裁判権の移管というものは、アメリカ憲法上の問題を生ずるとすればどんな問題が生ずるのか、この点につ……
○中谷委員 私はまず最初に、政府の無過失責任に対する姿勢がどの程度後退をしているのか、この問題について指摘をしておきたいと思います。 お手元に資料を差し上げました。ごらんをいただきたいと思いますが、公害審議会の答申によりますると――資料の三であります。「公害によつて他人の生命、身体、財産その他の利益に一定の受忍限度をこえる損害が生じたときは、原因者がこれを賠償する責任を負うこととする。」という規定を設けようではないか、設けるべきであるということが、審議会答申であったわけであります。 そこで、長官にお尋ねをいたしたい。この問題について、受忍限度の範囲を越えた、受忍限度を越えたというのは無過失……
○中谷委員 同僚の岡田委員が詳細な質問をいたしましたので、それを補完する意味で、一時間以内で四十分ばかり質問をさせていただきます。 第三条の関係でございますが、素案として「水質汚濁防止法案第三条第一項に規定する排出基準のうち有害物質に係る排水基準」の一覧表を配付をいただきました。 そこでお尋ねをいたしたいと思いますが、現行法の関係にも罰則の定めがあるわけでありますけれども、これは担当の政府委員のほうからお答えをいただきたいと思いますが、施行以来どの程度罰則の適用を受けた件数があるでしょうか、それをひとつ最初に質問の前提としてお答えをいただきたいと思います。
○中谷委員 ただいま経済企画庁長官のほうから、排出基準の順守と民事責任の関係について統一的な御見解の表明がありました。この点について整理をいたしまして、お尋ねをいたします。 すなわち、排出基準をかりに順守していても、そのことが権利侵害、すなわち人の生命、身体及び財産権、すなわち漁業権あるいは農作物等に対する権利の侵害の不法行為の責任とは直接結びつくものではない。すなわち排出基準を守っていても権利侵害は十分に生じ得る。すなわちそれは、民事上の責任回避義務を守っていたかどうかというところの問題として御整理になったものと考えます。 なお、はたしてしからば、さらに統一見解と申しまするか、政府の御見……
○中谷委員 事業活動に伴って人の健康等に係る公害を生じさせた事業者の無過失損害賠償責任に関する法律案について、すでに詳細な提案理由の説明をいただいておりますが、この機会に数点にわたって簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。提案者のほうからお答えをいただきたいと思います。 まず、この法案を提出をされた憲法的な理念は一体どのようなものなのか。すなわち憲法二十九条財産権、二十二条営業の自由、そして憲法二十五条の生存権、これらの問題の関係の中においてこの法案が提案されたと私は理解をいたしますが、これらについて提案者の御答弁をいただきたいと思います。
○中谷委員 いわゆる公害犯罪の処罰に関する法律案、政府案に対してお伺いをいたしたいと思います。 同僚委員のいろいろな角度からの質問がありまして、結局問題になるのは、私なりにこの法律に対して取り組む問題点としては、法律学とそれから医学、特に疫学などといわれている自然科学との関係をどのようにして見ていくかという問題、それからいま一つは、刑法であるところのこの処罰法と、法の一条にも書かれておりますけれども、「他の法令」すなわち行政法規との関係をどう見ていくかというふうな問題などなど、そういうような点に問題をしぼってお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、従来の政府の答弁は、排出基準を守ってお……
○中谷委員 最初に大臣にお尋ねをいたします。 大気汚染防止法が施行されて数年を経過いたしました。水質汚濁防止法案の前提となる二法のうち、罰則を持っている工場排水等の規制に関する法律も施行されて相当の年月を経過いたしております。にもかかわらず、同法において改善命令違反等について罰則の規定がありまするけれども、施行以来今日まで処罰を受けた者がいないということが統計上明らかであります。私の調査によれば、改善命令等については、すでに施行以来工場排水等について、記憶に誤りがなければ、本年十一月までの間に二百九十三件の改善命令、それは指定水域に限るわけでありまするけれども、すでにそういう改善命令を受けて……
○中谷委員 報道の自由についてお尋ねをいたしたいと思います。
私の手元にNETの労働組合と経営者との間の十一月十七日の団体交渉の記録というものがあります。その中で、フィルム十六枚を警察へ出したのは証拠品として提出をしたのではなく、あくまで捜査の参考品として出したのだ、証拠品として提出する場合はかってに使うなと警察に念を押したという会社側の答弁があるのであります。事実関係を確認いたしたいと思います。一体警察庁にNETのいわゆるフィルム十六枚が入手されるに至った経過、事情を警察庁のほうから御答弁いただきたい。
【次の発言】 経過はいいからその提出した点だけ、時間がありませんからその点だけ言ってく……
○中谷委員 返還協定の内容を明らかにすべきである、明らかにされたいという論議が予算委員会等を通じて一貫して主張されました。 そこで、大臣に最初にお尋ねをいたしたいと思いますが、安保条約改定にあたりまして、三十四年十一月十日、当時の外務大臣の藤山愛一郎さんが、特に本会議において発言を求めて、交渉の経緯について報告をしておられます。いわゆる中間報告というふうに理解されているのでありますが、外務大臣にお尋ねをいたしますが、返還交渉の経違について、大臣は予算委員会で、現在なお成文化されておらない部分がある、成文として申し上げられる段階ではない、こういうふうなお話がありました。かりに成文化されておらな……
○中谷委員 施設庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
問題は、すでに他の委員会において、政府側の答弁で明らかになりましたように、軍用地について地主が再契約を拒否した場合、何らかの形においてその地主所有の土地を使用することについては、法的権限がなければならないという答弁はすでに確定をいたしました。その法的権限というのはどのようなものでしょうか。
【次の発言】 どのような立法措置、どのような方法によるかということをあなたの口から聞こうとは思っていないのです。そんなことはあらためて別の機会でお聞きをいたします。どんな方法がありますか、どんな方法が検討されていますか。その場合の、権限なくして使用な……
○中谷委員 対策庁の長官にお尋ねをいたしたいと思います。 軍用地の問題でありますが、軍用地については区域及び施設については、必要な場合これを提供するということが安保条約、地位協定によって定められている。反面、軍用地の取り扱いについて、返還にあたっては、不要不急、民生の安定、経済の発展のために必要な土地については、その返還を求める、こういうふうな大きな柱が立っているわけであります。 そこで、お尋ねをいたしまするけれども、米軍に対して基地を提供する必要性と、民生の安定、経済の発展のために必要な場合には基地の返還を求める、これは提供することが第一義的であって民生の安定、経済の発展が第二義的だとい……
○中谷委員 もう一度いまの点について確かめておきたいと思いますが、地位協定に基づく合意事項等についても原則として適用されるということは、逆に言うと、例外として適用されないことがあり得るということになりますね。そうすると、安保条約、地位協定が何らの変更なしに適用されるのだと言われているけれども、その地位協定に基づくところの日米間の合意等については例外としては適用されないことがあり得る、そうしてその理由は技術的なものに限定される。技術的ということばははなはだあいまいなことばであると思いますけれども、最小限かりに例外を認めるとしても技術的なものに限定さるべきだと考えておりましたけれども、沖繩の特別な……
○中谷委員 郵政省にお尋ねをいたしたいと思います。
かりに暫定的あるいは当分の間という条件がついたとしても、沖繩に現在あるVOAを返還後存置させるということになった場合には、それは電波法の規定に反することになることは明らかでありますが、この点について、お尋ねするまでもないことでありますけれども、御見解を承りたい。
【次の発言】 郵政省に次の質問ですが、電波法第五条の法の趣旨はどういうところにあるわけでしょうか。
【次の発言】 そうすると、まさにそれは、第五条は国民のための利益、そうして同時に国益を守るというそういう立法趣旨というふうに理解をさしていただきますが、そもそも郵政省の専門的な立場か……
○中谷委員 数点お尋ねいたしたいと思います。 返還時における核不存在については繰り返し御答弁をいただいておりますが、最近、核貯蔵庫について論議されているようであります。そこで長官にお尋ねいたしたいと思いますが、核貯蔵庫というのは現在どのように実態を把握しておられるのでしょうか。それは核が入れられている貯蔵庫、あるいはまた核を保存、保管をするための特別の施設、装置を持ったところのもの、どういうふうに実態を把握しておられるでしょうか。もし後者であるとするならば、核抜きということであるならば核貯蔵庫は撤去されることは当然であると考えます。この点について御見解を承りたい。
○中谷委員 法務省に最初にお尋ねしておいたほうがいいと思います。
前回、与党の同僚委員の質問に答えられて、処罰法の「航行中」という文言の解釈については、四十五年四月二十四日以来法務委員会においてかなり詳しく法務省は答弁しておられますが、この条約との関係において、その解釈、当時法務省が述べられた「航行中」という解釈は変更されたわけなんですか。
【次の発言】 さて、そこでお尋ねしたいんですけれども、条約三条は「飛行中」ということでございますね。飛行中のみなし規定ですね。そのみなし規定が、三条の一に規定がある。「飛行中」ということばと「航行中」ということばについては、こういうことを法務省に申し上げ……
○中谷委員 石川委員から総論的な点の質問が各般にわたって行なわれましたので、三点ばかりについてお尋ねをいたしたいと思います。
法案の三条を拝見いたしましても、三条の一のイ、ロ、二のイ、ロ、それぞれ政令に委任されておる部分が相当部分ございます。そうして本法案の仕組みの中で、本法案が四月一日に効力を発生するという前提で、政令、規則、そうして指示カルテル等がどのように動いていくのか、そのスケジュール等について御答弁をいただきたい。
【次の発言】 おっしゃるとおりでございますね。審議会を構成して、そうして審議会に対して政令については諮問しなければならない。したがいまして、御答弁の前提としては、諮問す……
○中谷委員 時間がないようですので、二問だけお尋ねをいたしたいと思います。 第一問は、提案者に対するお尋ねであります。 本会議及び当委員会において、提案理由の説明を詳細にしていただきましたので、特に重ねてお聞きすることは、屋上屋を重ねることに相なるのかもしれませんが、法案の趣旨、内容をさらに明確にいたしますために、お尋ねをいたしたいと思います。 一条から十二条までの各条文のそれぞれについてお尋ねをいたしますことが本旨ではありまするけれども、特に三条に限ってお尋ねをしておきたいと思います。提案理由についても、すでにこの点については詳細お触れいただいておるわけでありまするけれども、本法案三条……
○中谷委員 たいへん時間もないようですから、私は一問だけお尋ねをいたしたいと思います。 司法権の独立という一番たいへん大事な問題と国政調査権の限界、関係について貴重な御意見を伺ったのですけれども、先ほどから高柳そうして和田両先生の御意見の中にもありましたけれども、多くの裁判官の中には、最高裁判所が司法権の独立を侵しているのではないかというふうな不安、動揺、そして司法権の危機というふうな意識というものが、私の友人などの裁判官の中にも非常に高まりつつあると思うのであります。私は非常に遺憾なことだと考えております。 そこで、まず私は、きょう御出席をいただいたすべての参考人の先生方の、司法界にそう……
○中谷委員 あとで与党委員の御質問があるようでありますけれども、四月の十三日、この問題が法務委員会で取り上げられましてから、委員会においても司法権の独立を守るというきわめて深刻な問題として非常に論議をされてまいりました。そういうことで、午前中からも同僚委員の質問を拝聴していたわけでありますけれども、やはり最後になりまして私は質問の機会を与えられまして次のようなこと――裁判所法の何条の解釈であるとかあるいはまた通達その他の解釈等についてお聞きするのではなしに、最後の質問のようでありますから、素朴な国民の気持ちというふうなものを要約をさせていただいたほうがいいと思うのであります。そこで私は次のよう……
○中谷委員 時間の許す限り沖繩問題を中心に質問をいたしたいと思います。
政府従来の答弁は、沖繩が返還された場合には憲法、安保条約、地位協定、その取りきめ、国内法は何らの変更なしに沖繩に適用される、これは従来の答弁であります。質問の導入として外務大臣の御答弁をいただきたい。
【次の発言】 施設庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
きわめて不満な法律、土地の特別措置法の施行令と規則をお聞きいただきたい。この法律もしたがってまさに何らの変更なしに沖繩に適用されることになるわけです。それは政府の従来の答弁を先ほど確認したとおり。といたしますると、政府の見解を推測いたしまするに、引き続き使用するた……
○中谷委員 私は本日、いわゆる軍用地法案を中心として質問をいたしたいと思います。質問の内容は、期間の問題、告示の問題、自衛隊の公共性と新規使用に関する問題、そうして最後に、はたして、このような法案がなくとも処理できたのではないか、できるのではないかという私の法律上の見解、これらの問題について順次質疑をしていきたいと考えます。 まず最初に、復帰の際に現にアメリカ合衆国軍隊の用に供せられている土地というのは、すでに協定特別委員会の審議において明らかになったごとく、それは許可、私契約すなわち直接契約、そうして布令二十号、土地収用令、これらの権原に基づくもの、すなわち、これらの権原に基づかないものに……
○中谷委員 いわゆる暫定使用法案について十一月三十日に質問、その後十二月の四日に質問主意書を提出、十一日に政府から答弁書を受領いたしました。本日は、右答弁書を中心といたしまして、一昨十一日、数十項目にわたる質問通告をいたしておきましたが、特に最も重要と思われる数点にしぼって、あくまで本法案が憲法違反の内容を含むものであって許容し得ない、政府において当然撤回さるべきであるという観点に立ってお尋ねをいたしたいと思うのであります。そこで、事法律論でありますので、正確にお尋ねをいたしたいと思います。 私は、十二月四日の質問主意書において、質問主意書第二項「告示について」二の1、2に詳細な明確な答弁を……
○中谷委員 いま大出委員のほうから整理をして論点を申し上げたのだけれども、もう一度私のほうから関連をして論点を申し上げますなら、こういうことなんですよ。 要するに、三十一万平米という土地は、これはわれわれの調査によると、使われておらない。これはもうはっきりしている。しかし、政府に対して統一見解を求めるのは、一体これは使われているのか使われておらないのか、これが一点ですね。統一見解を求める一点。 第二点は、何べんも申し上げますけれども、われわれの何度かの調査によれば、これは絶対使われておらない。しかし、かりに使われておるというふうに主張されるなら、その権限は一体何なのか。先ほどから何べんも私……
○中谷委員 簡単に審議の進め方、答弁の姿勢について、私、一言総理にお尋ねをしたいと思います。 先ほど、委員長は、楢崎委員が秘密理事会を要求した経緯とその動機、理由、それを明確に昨日来説明をいたしまして、そうして委員長にその結末を聞いたところ、楢崎委員に対して、良識をもって質問をしてもらいたいというところのお話があった。そこで総理に私はお尋ねをいたしたいと思いますけれども、地位協定の二十三条によりますると、政府は公務上の情報の提供を受けていることに相なっておる。これは当然トップシークレットを含んでいるはずであります。さらにまた、刑特法の六条については、言うまでもなしに、合衆国軍隊の機密を犯す罪……
○中谷委員 総務長官にお尋ねをいたしたいと思います。 数日前に予算委員会においてお尋ねをいたしましたが、沖繩の人口動態に関連をしてお尋ねをいたします。 一九六九年の総人口が九十七万六千、一九七〇年十日十日においては沖繩の人口は九十四万五千と、明らかにこれは減少であります。そういうふうな中で、沖繩の長期経済開発計画によりますると、一九七一年九十九万二千、一九七五年百三万一千、一九八〇年百九万一千、こういうことに相なっているわけであります。 そこで、さっそく具体的な問題についてお尋ねをいたしたいと思いまするけれども、このような人口動態の推移の中で適切な措置がとられない限り、沖繩におけるところ……
○中谷委員 ちょっと関連してお尋ねしますけれども、その審議会の知恵をかりたとおっしゃいましたそのことについて、かりに知恵をかりてもその認定そのものに異議がある場合はどういうことになるのですか。
【次の発言】 認定するということは一つの行政処分とお伺いしてよろしいのですか。
【次の発言】 行政処分というよりも自然債務負担行為だとおっしゃるわけですか。そうすると行政処分であることは認めない、行政処分ではないという趣旨の御答弁なんですか。
【次の発言】 しつこいようですけれども、それは認定権ということであれば、認定というのは一つの行政処分だというように受け取れるわけでございます。その認定した結果の、……
○中谷委員 一問だけ防衛施設庁にお尋ねをしたいと思います。 前回、前々回も、沖繩の復帰に伴う防衛庁関係法律の適用の特別措置等に関する法律第三条に規定されている見舞金の法律的な性格、見舞金支給についてお尋ねをしたわけであります。そこで、この点は見舞金の法律的な性格をどう見るか、いわゆる法に規定されたところの見舞金が、行政措置としての見舞金とは異なる性格を持っているのではないか、そういう問題意識に基づいて、見舞金支給についての不服のある人、そういうふうな人がどういうふうな手続ができるだろうかということについて、疑問を提起したわけであります。その後、施設庁のほうではこの問題について御検討いただいた……
○中谷委員 では、関連質問。 公正取引委員会事務局長にお尋ねをいたしたいと思います。 本日の閣議決定によりますと「独占禁止法による厳格な取締り」というのが項目として掲げられているわけであります。そこで私、独禁法に対して若干関心を持っている委員の一人として考えるのですけれども、本土において独禁法が施行されて定着をするまでに、私はかなりの年月を要したと思うのであります。そういうことで、独禁法に違反する行為をきびしく規制するというのは、まず独禁法に対するPR、理解、行政指導、そういうものが前提になければならない、そういうことであってほしいと私は思うのです。それが第一点であります。 そういう前提……
○中谷委員 いま安井委員の質問についてのSR71の御答弁、若干私のほうからも補足をしてお尋ねをしておきたいと思いますが、「世界週報」の一九七一年四月二十七日号によりますと、アメリカの中国の領海、領空侵犯に対する中国の厳重警告の回数は六九年七回、五八年から計算いたしますと四百六十六回から四百七十二回、七〇年に六回、すなわち四百七十三回から四百七十八回の警告ということに相なっております。したがって、ここで外務省にお尋ねをいたしたいのは、七一年そして七二年、特に五月十五日以降アメリカの中国の領空侵犯、SR71であることは自明の理でありますが、中国の厳重警告というふうなものがあったかどうか。そしてその……
○中谷委員 前回、事前協議の主題となる戦闘作戦行動についての政府の統一見解を求めましたが、この機会にお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、本日の「「戦闘作戦行動」について」の政府統一見解について若干の質疑をいたしたいと思いますが、政府統一見解にもありますように、アメリカは「わが国と事前協議を行なう義務を有する。」とあります。当然のことであろうかと思いますが、だといたしますると、本日の政府統一見解は、アメリカとの了解の上になされたと見解いうふうにお伺いしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 私たちは、いわゆる事前協議に関する交換公文、その後国会における口頭了解というものを承知いた……
○中谷委員 官房上長官は事態の認識について認識が欠如しているから論評を避けたいと君われましたね。しかし問題は、いま楢崎委員が申し上げたとおりなんです。事国政審議権に関して、国会で議員が取り上げたその国政審議権の前提であるところの、所持しておったところの資料、収集した資料等について警察がとやかく言う、参考人としての出頭を求めるなどということが現に横路君に対して行なわれておる。しかし官房長官としては論評できるはずです。国政審議権をそのようなかっこうでやることは、警察が侵すことになりませんか。なるじゃありませんかということを私は明確にお答えいただきたいのです。国政審議権については憲法の規定があります……
○中谷委員 私は、きょうは公有水面埋立法の若干の法律上の問題点を建設省に質疑すると同時に、港湾法とのかかわり合い等において、和歌山下津港の中に企図されておる公有水面埋め立ての問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。 そこで、すでに論議を木通常国会においてもされているところでありまするけれども、大正十年制定にかかる公有水面埋立法については、次の通常国会を目途として同法の改正を、建設省においては他の関係省との協議の中において努力をしておられるということであります。そこでまず私は、次のような問題について御検討の対象として討議されておるかどうか、また討議をしていただきたいという点をお尋ねを……
○中谷委員 私は、一言だけ質問をいたしたいと思います。 結局、再任、不再任の基準が非常に不明確だということ、それから人事の秘密だということで、その内容が全く公表されないということ、救済方法がないということ、釈明の機会が与えられないということ、いろいろな点で、十三期以来本年にかけて再任問題については、先ほど先輩の畑委員のほうから発言がありましたとおり、司法の危機をわれわれは感ずるわけであります。そこで、私は率直にひとつ最高裁判所事務当局にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 この再任問題、十四期の諸君の問題をめぐりまして、私は三期の修習生でありまするけれども、昨年から、そしてまた再び憂うつ……
○中谷委員 三条二項についてお尋ねを、関連していたしたいと思いますが、そうすると最終容器に限らないということは、こういうことになるわけですね。たとえば、具体的な例で言いますけれども、ドラムかんというふうなものもこれへ入ってくるわけですね。そうすると、歯どめがないという点で一つ例を出しますけれども、脱法行為をしようと思って自動車のガソリンタンクの中にガソリンを満タンにしておく、これも最終容器に限らないということになれば、結局自動車のガソリンタンク自体が容器たり得るということにも相なるわけでしょうか。提案者、高橋先生……。
【次の発言】 歯どめが全然ございませんね。そうすると、自動車の中にガソリン……
○中谷委員 石川地方公安調査局の問題というのが、かなり複雑な事実関係と、そしてわれわれ国民の立場から見まして、想像もできないような経過をたどりまして今日に至っているわけでありますが、私は特に大臣の御出席をいただいて、ひとつ大臣のじっくりした御見解を承りたい点が本日ございます。 それは次の点であります。地方公安調査局の窃取された資料等によりますと、協力者甲あるいは協力者乙というふうなことで、ナンバーの続きぐあいがどのようなものであるかは、私はしさいには存じませんけれども、たとえば協力者番号が甲一〇五号というふうな人の名前も相出てまいるわけであります。したがって、多数の協力者というものが一地方局……
○中谷委員 では、私のほうからも一点だけお尋ねをさしていただきたいと思います。 平出先生が、三条の二項については一くふうあっていいのじゃないかというふうに御指摘になりました。藤木先生のほうからは、容器の点についてのしぼりが必要でないかという点についてのお話があったわけでありまするけれども、この点についての一くふうというのがなかなか、ない知恵をしぼっているわけですけれども、出てこないわけなんです。 たとえば、どういうことになるのでしょうか。配付を受けました資料によりますと、火炎びんというのは、牛乳びん、コーラびん、ジュースびん、サイダーびん、ビールびん、一升びんまたビニール袋を利用したものも……
○中谷委員 私はきょうは、恩赦の問題と戸籍法の問題についてお尋ねをすることで準備をしてまいりました。ただ、いま同僚委員のほうから一言、いわゆる外務省の問題についてお尋ねがありましたので、この機会に私も一点だけお尋ねをしておきたいと思います。 これはすでに裁判例において明らかになっていることでありますが、次のことだけは法務省見解としても当然のこととしてお述べいただきたいと思うのです。 要するに、すでに自衛隊法違反事件その他の事件で明らかになっていることは、秘密の判定は、秘密の持っている有効性、相当性、必要性が判定さるべきであって、いわゆる行政機関が秘区分の中において秘、極秘その他の指定をした……
○中谷委員 法務省にお尋ねをいたしたいと思います。 火炎びんの使用等の処罰に関する法律案の必要性と緊急性、これらの問題を資料的に御説明をいただきたいと思うのであります。 火炎びんの使用等の処罰に関する法律案関係資料四三ページによりますと、「火炎びんの製造、所持、運搬等の処罰可能な現行法規一覧」として番号一ないし一一が記載されているわけでありますけれども、同じく資料といたしましては、昭和四十三年より今日に至る「火炎びんの使用押収状況」等が資料として記載されております。したがいまして、お尋ねいたしたい第一点は、番号一ないし一一に関する現在までの検挙件数、起訴件数をこの機会に明確にされたい。 ……
○中谷委員 火炎びんの使用等の処罰に関する法律案について質疑をいたしてまいりましたが、本日、当委員会においてすでに質疑された問題点、さらには同僚委員の間において問題意識として指摘されなければならない諸点について、一ないし十四の問題点を本日は質疑を申し上げ、そうして本法案についての疑義を解明しておきたいと思うのであります。 まず、最初にお尋ねをいたしたいと思いますが、質問の第一点は、火炎びん立法の必要性についての法務大臣及び国家公安委員長の御所見いかんというのが質問の第一点であります。刑罰法規については、常にその必要性が強く迫られるものでなければなりませんし、いま一つは、その立法が合理性を持つ……
○中谷委員 事実関係を最初に施設庁に確かめておきたいと思います。
安保条約六条に基づく地位協定による土地建物等の賃貸借契約、その賃貸借契約書の内容というのは一条から二十九条までということに相なっているようでございますが、現在結ばれている契約というのは、この二十九条以外に特段の特約条項を付したものはありますか、ありませんか。
〔田中(伊)委員長代理退席、大竹委員長代理着
席〕
【次の発言】 第五条は契約期間に関する取りきめの条項でありますが、本土における右賃貸借契約期間の始期は、一体いつになっているのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、七月二十八日以前に契約されたものもあるという御……
○中谷委員 第一審有罪者の数というのは、そうすると保護局と刑事局が共同しておやりになればできるという意味ですか。これは、西宮委員は犯罪者予防更生法にとって一番大事な質問をしておられるわけですから、その資料はどうしても出してもらわなければならないのですが、保護局限りではできないという意味ですか。
【次の発言】 議事進行ですけれども、そうすると、それは資料としては、法務省にある資料と突き合わせをすればできるということですね。結局、時間的に日数が要るという趣旨ですが、次回の二十五日までにはできるというふうにお伺いしてよろしいですね。もしそうでないとすると、これは法案審議について非常に問題がある点だと……
○中谷委員 二問だけお尋ねをいたしたいと思います。
矯正局長にお尋ねをいたしたいと思いますが、私たちが手元に持っております現行法規総覧の十七、刑事法の部には、仮釈放審査規程と仮出獄及ヒ仮出場ニ関スル取扱手続、この二つが現在存置されておるわけですけれども、それはそういうふうに拝見してよろしいでしょうか。
【次の発言】 私、大臣にひとつ御所見を伺っておきたいと思うのです。犯罪者予防更生法の審議にあたりまして、先ほど大臣も御所見を述べておられましたけれども、精神医学であるとか心理学であるとか、そういうふうな科学的なものが導入されねばならないということ、それから社会の動向、進歩、発展というようなもの……
○中谷委員 前回に引き続きまして、安保条約第六条に基づく施設及び区域の協定に基づいて、日本国が所有者から賃借りしている土地の賃貸借契約と、民法六百四条との関係についてお尋ねをいたしたいと思います。 前回の委員会において政府の御見解を求めておったわけでありまするけれども、本日、この点について法務大臣から御見解をお述べいただきかいと思うのであります。 お尋ねいたしたいのは、重ねて要約をいたしまするけれども、次のとおりであります。地位協定に基づいて国が所有者から賃借りしている土地の賃貸借契約、その賃貸借契約が民法六百四条によれば、期間の定めのある賃貸借の存続期間は、二十年をこえることができないと……
○中谷委員 大臣の御出席を求めまして、沖繩恩赦の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 前回からの質疑の中で明らかになった点を確認さしていただきたいと思いますが、沖繩恩赦については基準日が五月十五日であるということ、この点については、四月二十一日、二十五日の答弁でそれは間違いのないことだということを御答弁になっておられますが、間違いがないということを確認をさしていただきたいと思います。 要するに、明治百年恩赦の場合、明治百年の記念日が十月二十三日であった。ところが、明治百年恩赦の基準日が十一月一日であったことが、世論の中から批判を受けた一つの問題点であったというふうにいわれております。……
○中谷委員 質問の問題が変わるようでありますので、土井委員の質問に関連して、資料要求を私のほうからさせていただきたいと思います。 要するに、今度の法案の改正は、法定刑の上限のほうへ量刑が集中してきた、こういうことでございますね。そうしますと、先ほど御引用になりました科刑関係統計、たとえば適例として傷害をおあげになって、二四ページの傷害というところなんですが、その傷害の罰金最高額が二万五千円でございますね。これは法定刑。それで、これは一万円以上ということ、その次の欄が五万円以上ということでこの統計ができておるわけでございますね。ですから、上限に片寄ってきたということについて、その関係をしさいに……
○中谷委員 そうすると、先ほどからの刑事局長、最高裁刑事局長の御答弁では、罰金の限度額を四倍に引き上げても、従前からの刑との比較において、必ずしも単純に裁判所の量刑が上がるものではないというふうなお話がありましたが、略式命令と通常裁判との割合は、そうすると、見通しとしては変わらない、こういうふうなことでありますか。いまお答えがあったですけれども……。
【次の発言】 大きな変動を来たさないということは、略式命令九五%ということについて、見込みとしてはどうなんでございましょうか。大きな変動は来たさないけれども、略式命令はふえる、それとも減る、どういうことになるのでしょうか。
○中谷委員 関連して。いまの厚生省の御答弁に私ちょっと納得しないというか、もう少し見解を述べていただきたい点があるのですが、公正取引委員会が明治乳業の事件について取り調べをしているということは、法律でいえば、公正取引委員会のどの法律に基づいているわけですか。
【次の発言】 不当景品類及び不当表示防止法、景表法に基づく公正競争規約を定めることができますから、景表法に基づいて公正取引委員会が取り調べをいたしておる。私が納得しないのはその点なんです。すでに御所管の食品衛生法は、御専門ですから言うまでもないわけですけれども、景表法には景表法それ自体の法の目的と内容が規定されている。それで、公正取引委員……
○中谷委員 関連して。刑事局長、いま横路委員の質問ですけれども、法務委員と、それからそれぞれの党には刑法の審議について特別委員会だとか司法についての調査の特別委員会とか、そういう法務部会の関係者もおりますが、そういうところ、法務委員全員には要求の有無にかかわらず、そういうのは配っていただけますね。簡単なことですから、また当然のことだと思いますから約束をしてください。
【次の発言】 簡単なことだと思うのです。部数の関係なら、増し刷りがまだできていないからというような問題はあると思うのですけれども、いずれにしてもすでに配付して、これだけ残部がありますということになれば、横路委員のほうからそういう要……
○中谷委員 司法の連続性ということばが、同僚委員の質問の中に何回か出てまいりました。この点に関連をいたしましてお尋ねをいたしたいと思います。 前回法務省のほうから、「法定罰金の多額に相当する額の罰金が言い渡された事例数」という資料をいただきました。調査の対象庁は、東京ほか二十七簡易裁判所、調査対象期間は、東京ほか七簡易裁判所については、昭和四十六年七月一日から同年九月三十日まで、その他の簡易裁判所については、昭和四十六年四月一日から同年九月三十日までの期間ということであります。 そこで、まず最初にお尋ねをいたしたいのは、この調査対象庁と調査期間について、資料に基づいて申し上げますると、多額……
○中谷委員 刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。
まず最初に、最高裁にお尋ねをいたしたいと思いますが、昭和四十七年五月十九日の高等、地方、家庭各裁判所長官並びに所長に対する通達が、刑事局長、経理局長名で出されているようでありますが、国選弁護人に対する報酬額については、どのようなことを考慮してきめられるでしょうか、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 国選弁護人の報酬でありますが、この国選弁護人の報酬というのは、現実に国選弁護人がその弁護活動に要した実費を下回ることはない、それにプラスアルファされるということなのか。それとも、国選弁護人の弁……
○中谷委員 本日、私は一昨日、六月五日、関西電力海南火力発電所の第三号発電機試運転中の破裂事故について質問をいたしたいと思います。人権擁護、災害防止という観点からお尋ねをいたしたいと思うのであります。 いわゆる和歌山北部臨海工業地帯というのは、二百十万キロワットの完成時における関西電力火力発電所、すなわち三号機、四号機は現在試運転をなし、あるいはまた試運転準備中でありますけれども、出力六十万キロワット、すなわち西日本において国産としては最大の出力を持つところの能力を持つもの、こういうものであります。 そこで、北部臨海工業地帯は年間一千万トンの粗鋼生産額を有するところの住友金属和歌山製鉄所、……
○中谷委員 出入国法案についで、われわれの見るところとうてい了承できないし、納得できない、許容できない主たる点については、委員長のお許しを得て米田委員のほうから若干の質疑をいたしたいと思いますが、私は、まず出入国法案の提案に伴う次の諸点について、本日、事実関係と問題点を明確にしておきたいと思うのであります。 まず、事実関係を確かめたいと思いますが、自由民主党、与党の政調会作成にかかる「新しい時代の出入国制度」サブタイトル「「出入国法案」について」この資料を法務省が関係方面に配布をしたということ、このことによって、多くの団体からわれわれ法務委員のところに苦情と抗議が寄せられてまいりました。した……
○中谷委員 私の一般質問は多岐にわたりますが、次のような観点からきょうは質問をしてみたいと思います。 と申しますのは、民主主義というのは、結局国民の基本的人権が十分に尊重されなければならないということ、当然のことでありますし、同時に、そのことが国の行政の中に隠れた部分、暗い部分があってはならないということ、こういう観点から法務省、防衛庁、その他の御出席いただいている各大臣にお尋ねをいたしたいと思うのです。 公安調査庁長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、従来から公安調査庁のあり方について、破壊活動防止法の対象団体といわれているようなものについて調査をするために協力者というふうな者を求める、……
○中谷委員 関西新空港の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。と申しますのは、前回、いわゆる部会の聴聞会が行なわれたわけであります。大阪、兵庫の関係者諸君が聴聞会に出席をいたしまして、そうしてそれぞれ賛否の意見を述べたようでありますが、和歌山県はついにこの点についてのお呼び出しがなかったようであります。一体どういう事情でそういうことに相なったのか。地元においては、和歌山版は連日のようにこの空港問題、はたして神戸沖なんだろうか、泉南沖なんだろうかということで不安を感じ、この点について注目をいたしておる、こういう状況でございます。 そこでまず私は、航空法の問題について、次のようなこと……
○中谷委員 じゃ一点だけお尋ねをいたしたいと思いますが、官房副長官にお尋ねいたします。 中曽根長官の答弁は、新聞報道によれば、転々としていると思うのですが、本日、目付役、監視役として国防会議の議員にという趣旨のことを言われた。そこで、だれも心配をするのは、そうすると国防の大綱、防衛の基本方針、それらの中に原子力の平和利用が軍事利用その他に転化をする、海洋開発がそのようなものに転化をする、宇宙開発がそのようなものに軟化をしていく、そのようなおそれがあるということでなければ、私はこれは百歩譲っての質問でありまするけれども、四次防その他にはそういうものがあるというふうに私はいわざるを得ない。副長官……
○中谷委員 当委員会では何べんか論議されたことであろうかと思いますが、水質汚濁にかかわる環境基準についてお尋ねをして、そうして具体的な和歌川の問題について環境庁並びに関係各省の見解を承りたいと思います。 最初に、環境庁長官に若干の経過を申し上げておきたいと思います。事実確認の意味で申し上げるわけであります。 要するに、昭和四十五年の三月三十一日、「水質汚濁に係る環境基準の設定の基本方針について」こういう答申がありましたことは記録によって明らかであります。その答申に基づきまして、政府は「水質汚濁に係る環境基準について」を閣議決定され、四十五年九月一日、同じく閣議決定をもって水域の指定をされた……
○中谷委員 一、二点だけ最高裁総務局長にお尋ねをしておきたいと思いますが、そういたしますると、地方裁判所における一人制審理の特例に関する規則案というのは、高等裁判所あるいは各地方裁判所の裁判官諸君はこの案は承知いたしておるのですか、おらないのですか。
【次の発言】 だんだんの修正を加えて、結局いまマル秘の判が押されているこの案が各裁判官あるいはまた日弁連等において検討をされたということでありますけれども、いま総務局長、同僚委員が質問いたしました判事補二百人が反対をしておる、第一線裁判官等に私若干の個々面接をいたしまして話を聞きましたけれども、この案についてもかなり不安を感じておる向きがあるので……
○中谷委員 九月二十日に発生をいたしました沖繩における米軍人の軍労働者に対する殺害事件についてお尋ねをいたしたいと思います。 お尋ねをする主要な問題は地位協定に関する問題に相なろうかと思いますけれども、まず最初に、私新聞の報道等を通じまして理解ができない点がありますので、刑事局長にお尋ねをしておきたいと思います。 第一回公判までは起訴状を拝見するわけにはまいりませんが、この米軍人の沖繩県民、軍労働者に対するところの殺害の動機というものは一体どういうことになっているのでしょうか。そういうものは起訴状に記載をされておりますか。要するに動機のない殺人などというものは私はあり得ないと思うし、もしそ……
○中谷委員 「「敬礼怠った」と処分」「時代錯誤もいいとこ」というふうに京都大学の平場教授が新聞の報道によりますとコメントしておりますが、沖本委員の質問に関連をしてお尋ねをいたしたいと思います。
刑務官礼式、すなわち「昭和三二年八月二三日法務大臣訓令矯正甲第八〇一号」、これは一体法律上の根拠は何でございますか。
【次の発言】 この訓令の国家公務員法上の服務に関連しての根拠は一体刑務官礼式のどの項と関連をするわけでございましょう。要するに、刑務官礼式を定めたことについては、服務に関連があるという前提に立っているだろうと思うのです。一体国家公務員法のどの服務条項に、条文に根拠を持つものでございます……
○中谷委員 関連。いまの答弁についてお尋ねをしておきたいと思いますけれども、最初の起訴のときに、当然登記簿謄本等の取り寄せということがあってしかるべきだし、そういうふうなことをしない捜査というものは考えられない。だから、先ほどから高田委員が質問しておるのは、これは単なるずさんなものだったとか、とにかく書き間違いだったとかというふうなことでは納得できないのだ、こういうふうに質問されるのは当然だと思うのです。では一体最初の第一回の起訴のときには、捜査に当たった検察官は登記簿謄本等の取り寄せをしなかったというようなことであるのか。そういうことは考えられないことです。ですから、先ほど局長が、私想像はあ……
○中谷分科員 私はきょう長官と国家公安委員長に対してお尋ねをいたしますが、最初の質問は、長官に対するお尋ねであります。 大阪教職員組合が、ことしの二月に、「大阪に働く沖縄青少年の実情」という沖縄白書を発表いたしました。その沖縄白書の詳細についてここで御披露を申し上げるわけではございませんけれども、希望を持って求人に応じた沖縄の青少年が、大阪府下において非常な期待はずれの状態にある、そういうことが新聞等にもすでに報道されておりますが、克明に記録されているレポートであります。 そこで私は、最初長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、長官は経済振興計画、沖縄の経済をどのようにして復興し開発をするか……
○中谷分科員 きょうは、前回大臣に時間切れでお尋ねすることができなかったいわゆる世の中にあってはならない、あり得べからざる差別、そういうものが、しかもなお社会的事実として存在をする。そういうふうないわゆる同対審の精神に反するような、そのような人権侵害問題について最初お尋ねをいたしたいと思います。 内容は、すでに通告を申し上げましたけれども、興信所がその調査の対象、調査の方法その他において無差別な調査が行なわれる。そうして古い戸籍、旧戸籍をあばいて調査をする。壬申戸籍の問題については、すでに一昨年来われわれはこの問題を法務省に対していろんな角度から問題を提起し、法務省もこの問題については努力を……
○中谷分科員 最初に、少年法改正問題についてお尋ねをいたします。 少年法改正問題については、数年来、少年のしあわせ、青少年対策、少年の処遇、それらの観点から裁判所もたいへん御努力をいただいているわけであります。昨日法務省に対して質問いたしましたが、本日は裁判所に、少年法改正について、特に、何と申しましても、家庭裁判所の中において少年の問題について実務をおやりいただいている方に、少年法改正という問題についての御見解を承っておくことは必要だと思います。私のほうから少年法改正に関する法務省の考え方等については申し上げる必要はないと思いますが、裁判所と法務省との間で少年法改正についての考え方、見解に……
○中谷分科員 防衛庁にお聞きしたいと思いますが、先ほど華山委員のほうから民間の委託研究の問題が問題になったようでございますね。そこで兵器産業の問題についてきょうはお尋ねをするのですが、簡単な質問から片づけていきたいと思いますが、民間の委託研究の結果生じた工業所有権を取得し得るようなもの、それは一体どちらに帰属するのでしょうか。
【次の発言】 特許はいいのです。ところが特許を取得することの不利益というのがありますね。要するにノーハウの問題。このノーハウというかっこうで委託研究の成果というものを企業秘密ということで特許を申請しない。ノーハウという形において防衛庁と企業との間で企業秘密として守ってい……
○中谷分科員 第二分科会での防衛庁に対する質問は私で最後のようでございますので、そういうふうな観点からひとつ主として長官に、大きくいえば自衛隊のあり方というふうな問題についてお尋ねをいたしたい、というよりも、ある意味での対話をいたしたい、こういうふうに考えます。 長官は就任されたときの初訓辞において、防衛問題を国民の広場に持ち出して謙虚に聞くということが非常に大事なことでもあるし、民主主義の基本的条件であると述べられました。そしてまた国民の中にあるあらゆる疑問に対して積極的に答え、かつもしわれわれの考え方ややり方に間違っていることが少しでもあれば直すというふうにも述べられたのであります。私は……
○中谷委員 社会党の委員として、法務大臣に公害罪の問題について、冒頭一応整理をしてお尋ねをしておきたいと思います。 答弁がはなはだ動揺しておられるようでありますので、私のほうから次のような考え方を申し上げておきます。 要するに危険については、許された危険と許されない危険がある。そうして、そういうふうな危険の状態に達する、危険を生ずることについての可能性と蓋然性と必然性、こういうふうな考え方がこの場合必要だろうと思うわけです。 そこで、さっそく具体的な例についてお尋ねをいたしたい。たとえば、そうすると、大臣の答弁のように、実害が生じなくても事前に検挙できるということであります。しかし、はた……
○中谷委員 防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
七二年本土並み核抜き、ということでありますが、核抜きの事実を返還時までに確認をする。そのことについてはあらゆる適当な方法を考えているというのが、本委員会における午前中からの政府側の答弁であったと理解をいたします。そこで、防衛庁長官として考えられる核不存在の確認、点検のための適当な方法というのはどのような方法があると長官はお考えでしょうか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、いま防衛庁長官から不存在確認の考えられる適当な方法について答弁がありましたが、この点については、外務……
○中谷分科員 公害型産業といわれている中の製鉄企業、その中で特定の工場を選んで、そうしてその比較を試みたいというのが私の質問の趣旨であります。 そういう質問の理由は、今月の二十七日、和歌山県、和歌山市と住友金属工業和歌山製鉄所の間に公害防止協定が締結をされるということが伝えられております。そういうふうなことを前提にして、製鉄所の公害防止対策、特に住友との間に結ばれる公害防止協定の評価をしてみたい、こういうことであります。 大気、水質の汚濁防止、それぞれにわたっていきますので、本分科会で質問し切れなかった問題は第四分科会において質問いたしたい。 まず、工場は、和歌山県にある住友金属製鉄所、……
○中谷分科員 新しい関西国際空港の問題については、当分科会ではすでに質問があり、私のあとも二、三の委員が質問をされるようでありますが、大臣、先ほど同僚委員の質問にお答えをいただいたようでありますが、四十六年度中に候補地をきめたいというのは、四十六年度のいつごろというふうなめどはついているのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、四十六年度にきめたいというのは一つのめどであって、四十六年度から四十七年度以降にずれ込むということもあり得るということでございますか。
【次の発言】 もう一度お尋ねしますが、きめたいというのはあくまでも願望であって、四十七年にずれ込む場合もあり得るということですね。
○中谷分科員 本年の一月二日、和歌山市の新和歌浦の寿司由楼という旅館が火災を発して死者十六名、ほか重傷者という非常な被害を起こしました。そういうようなことで、最近の火災に関するところの概況の報告を受けてみますと、一日の火災発生件数が百七十五件、死者が四・四人、二億二千万円が灰になっている。そういうような中で公害とともに防災対策ということが特に論議されなければならないと思います。特に大震災対策ということが新しい課題、そうして緊急な課題として浮かび上がってきていることは言うまでもない。しかし、あまりにもこの寿司由楼の事件というものはなまなましい事件でありますので、この問題にしぼってお尋ねをいたした……
○中谷分科員 住友金属の公害防止協定について、昨日の第一分科会に引き続いて質問をいたします。 最初に大臣に御所見を承っておきたいと思いますが、既設製鉄所である住友金属の公害防止協定がいよいよ二月二十七日に協定されようとしている。全国のかなりモデルケースになろうかと、地元の関心は非常に高まっております。そこで、過去十年来住友金属の公害防止に取り組んできた住民の一人として、新日本製鉄の室蘭、釜石、あるいは広畑、八幡、こういうところは、住友金属和歌山製鉄所とは比較にも何もならない、これは国の基準を守っているのかもしれませんけれども、問題にならないようなとにかく公害まき散らしといっていいような状態。……
○中谷委員 長官にお尋ねをいたします。 沖繩返還問題の基本的な問題というのは、七二年核抜き、本土並み、こういうふうに言われていること、これはもう公知の事実でありますが、そこで、核抜きということについて、あらゆる角度から多くの人が疑問を提起し、問題を投げかけたわけであります。そこで、きょうはそういう、従来からしばしばというよりも、常に質問をされている問題について最初お尋ねをいたしたいと思うのです。 質問の前提として二つあります。現在沖繩では、まず第一点、毒ガスの撤去について安全対策というのが県民あげての課題になっている、こういうふうな事実があるという点が第一点。第二点は、前防衛庁長官は、沖繩……
○中谷委員 防衛庁の施設庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
返還協定の内容に関する問題については、臨時国会において相当大きな争点になる問題として、問題意識を持っておりますけれども、本日は、それの前提問題としての若干の質問を約三十分ばかりしておきたい、こういうことであります。
軍用地ということばがありますけれども、施設庁長官にお尋ねをいたしますけれども、いわゆる軍用地といわれておるものは、軍用地として位置づけられているものの法的な根拠は、一体米軍と住民との間においてどの布令に基づくものでありましょうか。
【次の発言】 米軍が軍用地として収用、使用収益をし得る布令上の根拠は何になりますか。
○中谷委員 質問にあたりまして、最初次のようなことをし申上げたいと思うのです。 本土において、アメリカの新しい経済政策について、ドル・ショックということがいわれておりますが、本土の人たちに対しては、自分の友人たちに対してはショックということばを使わないようにしよう、日本経済を新しい体質改善をするのだという、困難ではあるけれども、やりがいのある仕事をしようといって私は話をしている。しかし私自身、沖繩の特別委員会に先輩の委員の人たちのあとについて、席を置かしていただいてからちょうど五年になりますけれども、基地経済というきわめて困難な状態の中において、豊かな沖繩県づくりということを、どういう答案を……
○中谷委員 大臣に一点だけお尋ねをいたします。同僚委員の質問が終わったあと、施設庁長官には同趣旨の質問をいたしたいと思います。質問は次のようであります。 軍用地、施設及び区域の提供について特別措置法の必要がある旨の答弁が従来の政府答弁の中にありました。この点については非常に重大な問題点が含まれていると思います。そこで、前回もこの点について大臣にお尋ねをいたしましたが、あらためて本日確認的に、後刻施設庁長官に質問をする前に大臣の御見解を承りたいと思います。 暫定措置法が民生の安定、経済の発展を目的とする、軍用地についての暫定使用を目的としたところの特別措置法というのは、本来総理府のそのような……
○中谷委員 公用地法案について、大浜先生にお尋ねをいたしたいと思います。 公用地法案の違憲性についての私の考え方は、室井公述人、根本公述人が述べられたとおり、あるいは藤島公述人の意見とほぼ同様であります。そこで大浜先生にお尋ねをいたしたいのは、かりに百歩譲って、先生の立場に立って、自衛隊が合憲であるという立場に立つ、さらに百歩譲って、自衛隊の用地の取得について、土地収用法三条三十一号の対象になり得るという立場に立つ、そんな立場に立ったとしても、この暫定使用法によって自衛隊が沖繩において新規使用できる――米軍と自衛隊とは違います。新規使用できるなどということは、私は、どう考えてみても憲法上の疑……
○中谷委員 佐藤総理に、最初に、私は次のようなことを申し上げたいと思います。 議会民主主義の問題、報道の自由という非常に重要な課題、この二つがいま問われているわけであります。二つとも憲法上の基本にかかわる問題であると私は思います。それが外交の問題、国益の問題、秘密の問題、それらの問題と多くの関連を持って問われている、こういう問題について私はお尋ねをするわけでありますが、総理と私との間に共通の土俵をまずつくりたいと思うのであります。 まず、次のことを、当然のことではありまするけれどもお尋ねをいたしたいと思います。 知っていることを知らないと言うこと、あることをないと言うこと、それは食言であ……
○中谷分科員 私は、総務長官に、同和問題の質問に先立って一つだけお聞きしておきたいと思うのです。 沖繩の軍労のストでありますけれども、無期限ストに突入をしたわけでございますね。そういう中で、米軍の考え方は、要するに、ストを解かなければ団交には応じない、こういうことだと思うのですけれども、私は、布令百十六号を引用するまでもなしに、ストを実施しているということと団交権とは全く別個の観念に属すると思うわけなんです。そこで、こういうようなかっこうで団交が行なわれないということが一そうストを深刻化する、こういうことについては、本土政府としても黙視するわけにはいかない。長官にはこの問題については非常な御……
○中谷分科員 公害の無過失責任の問題、特に推定規定の問題を中心に、その一点にしぼってお尋ねをいたしたいと思うのであります。 質問をするに至った私の気持ちを申し上げておきたいと思います。 質問を準備するにあたりまして、環境庁や、あるいはまた友人の法律家からいろいろな意見を伺いましたが、要綱にあった推定規定が欠落をしたことによって、多くの法律家が失望をいたしております。万一にも環境庁やその他の若い技官の諸君や事務官の諸君が、環境庁というのは国民のほんとうのしあわせを守る役所だというところのそういう使命感を挫折させるというようなことがあれば、たいへんなことだと思うのであります。そこで私は、長官が……
○中谷分科員 公安調査庁のいわゆる石川地方公安調査局に関する問題については、きょうで三回目の質問になります。そこで、三月二十二日衆議院法務委員会において二回目の質問をしたのでありますけれども、その質問を受けてきょうはお尋ねをいたしたいと思います。私の質問は、きょうは法務省に対しては七問であります。 まず最初に大臣に私お尋ねをしたいと思うのでありまするけれども、訓令達を出していただきたいということを、ずいぶん何回か資料要求としていたしました。そこで、昭和四十七年三月二十四日付で調査庁長官のほうから私に対して訓令達についての資料の提出があったわけであります。それをいただきました。そこで、秘密区分……
○中谷分科員 最初に、質問にあたりまして一点だけ事実関係を確かめておきたいと思います。 運輸省作成にかかる「中小私鉄対策について」という資料によりますると、地方において通勤通学輸送、貨物輸送等の公共大量輸送を担当しておる中小私鉄は百三十一社、らち大都市近郊を除く地域において通勤通学輸送を主として担当しておる中小私鉄は六十六社。これらの中小私鉄がいろんな影響を受けることによって、現在六十六社百四路線の昭和四十四年度収支について検討してみると、十四路線が経常利益を生じておるにすぎないということの記載があります。一番新しい資料について、いわゆる中小私鉄、その中で経常利益を生じている路線は何路線であ……
○中谷分科員 与えられた時間の中で、私はじん不全対策と種痘の後遺症認定の問題についてお尋ねをするわけでありますが、それに先立って一点だけ、私は大臣にお尋ねをしておきたいと思うのであります。 医のモラルということが最近注目をされております。そういうふうな中で、事は教育の問題であるかもしれませんけれども、厚生大臣に私は率直な御見解を承りたいと思う。と申しますのは、一部の医科大学においては、入学金、協力金、寄付金、いろんな名義を使われてはおりますけれども、入学にあたって一千万ないしは二千万、そういうふうな金がなければ医科大学に入学はできない、こういうふうなことが公然といわれ、すでにそれはもう国民公……
○中谷分科員 農産物の自由化、オレンジジュース、すでに行なわれたグレープフルーツの自由化の問題については、多くの人があらゆる委員会においてお尋ねをしている点であります。そこで、本日は若干角度をかえてお尋ねをしたいと思います。
グレープフルーツについてまずお尋ねいたしたいと思いますが、四十七年度はどの程度の輸入量が見込まれるでしょうか、そういう点についてひとつ予測をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、グレープフルーツと市場において消費者との関係において競合してくるのはナツカンあるいはハッサク、別の角度からいいますとネーブルが競合するのかどうか、ハッサクが主としてということで……
○中谷分科員 公害防止対策に関連をいたしまして、無過失責任の問題について、きょうは通産大臣の率直な御見解を私は承りたいと思うのであります。 環境庁の局長さんのほうに、昨日第一分科会でお尋ねをした点について、私の認識に間違いがあってはいけませんので、一応私なりに確認をさしていただきたいと思います。要するに、昨日お尋ねいたしましたのは、無過失責任法案の中から、要綱にあった推定規定が欠落をした問題についてお尋ねをいたしました。推定規定を置いたのは、まず被害者感情を尊重しての政治の姿勢の問題、そしていま一つは推定規定を置くことによって、因果関係におけるところの立証が、弱い立場にある被害者が容易になる……
○中谷分科員 私は、きょう、いわゆる外務員と顧客との関係、外務員と顧客との間に生じているトラブルの防止、その他、そのトラブルの原因とも思われる外務員の教育、待遇の改善等につきまして、与えられた時間の中でお尋ねをいたしたいと思うのであります。 外務員、外交員、あるいはセールス、いろいろなことばの使い方はありまするけれども、特に、最近は、割賦販売等のセールス等におけるトラブルもかなり多いようであります。これらの点については、日をあらためてお聞きすることにいたしまして、まず最初に、生命保険募集人の数について、昭和四十五年度現在において、年度末登録外務員数は五十万七千二百八十八人であるというふうに聞……
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