このページでは西田八郎衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○西田八郎君 私は、ただいま趣旨説明のありました中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法案について、民社党を代表して、若干の意貝を申し述べつつ、総理並びに関係各大臣に質問をいたしたいと存じます。 まず質問の第一点といたしまして、経済の見通しと今後の労働需給関係、特に中高年齢者の労働市場の見通しについてお伺いをいたしたいと存じます。 政府は、本国会においてしばしば述べてこられましたように、本年の経済基調を安定成長に置き、世上にいわれております経済のかげり現象については、単なる一時的なもので、深刻な不況にはならないと説明されてこられました。ところが、実際には、景気の沈滞は予想以上にきびしく、……
○西田八郎君 私は、ただいま議題となっております健康保険法及び厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案が採決されるに先立ち、民社党を代表して、反対の討論を行ないます。 そもそも国民皆保険制度が確立されたゆえんは、憲法第二十五条に明らかにされている、健康にして文化的な生活を営む国民の権利を保障するため、国がその福祉を守り、社会保障及び福利の向上をはかるとともに、これを増進するための施策としてとられた制度であります。しかし、今日の医療保険制度は、その制度の発足の歴史的相違があるとはいえ、多種多様な形をとり、本来平等であるべきはずのものが、不公平な負担、不平等な給付となっております。これは法のもと……
○西田委員 経済企画庁長官がおられないので、基本的な問題についてお伺いしようと思ったんですが、四時になったら来られるということですから、それはあとに回します。
公害の紛争を処理するというよりも、公害を起こさないということのほうが、私は大切じゃないかと思うのです。そういう意味で、最近公害罪の創設等が叫ばれてきておるわけでございますが、今日この公害を防止するために、先ほど答弁を聞いておりますと、十ばかりの法律があるように聞いておるわけですが、その法律の中の罰則の刑量その他について、ひとつお聞かせいただきたい。
【次の発言】 大気汚染をさしたり、あるいは水質を汚濁させたりした場合の罪はないのですか……
○西田委員 ただいままでの質疑応答の中で、大気汚染の原因がSO2、最近は公害学等ではSO2というふうに呼ばれているようでありまして、ツーからさらにまた化学反応を起こすので、どこまで広がるかわからない。エックスということばで使われているようでありますが、そうした排出量を軽減させるために、電力関係におきましても、現在の事態ではローサルファの油を大量に輸入することができないために、非常に呻吟をされておるようですけれども、できるだけ軽減しようということでこれをお使いになるということなんですが、しかし、日本の電力事情等を考えてみますと、はたしてそれでいいのかどうか。私の地元であります滋賀県におきましても……
○西田委員 厚生大臣にお伺いするわけですが、水質保全と固形廃棄物の処理について、特に水質保全について工場排水等の規制に関する法律等がございまして、工場からの排水はかなりきびしい規制があります。また農薬につきましても農薬規制がここ近年非常に厳重になりました。しかし、いま問題になっておりますのは、家庭排水をどう処理するかということが大きな問題ではなかろうかと思うわけであります。ことに、最近各家庭で使っております合成洗剤の中には、ソフト洗剤とハード洗剤があって、ソフトの場合はそう影響はないけれども、ハードの場合という御答弁がせんだっての社会労働委員会の質問のときにも御説明があったわけですけれども、し……
○西田委員 十月七日の委員会で質問をしたんですけれども、どうも内田厚生大臣並びに山中総務長官のうまい答弁で、何かすっきりしない間に終わっておるわけですが、あらためて聞きたいんですけれども、水質、大気、その他の環境基準をきめられるについて、その基準を決定をするときの基礎的な要件というのを何に置いておられるのか、ひとつそれをまず第一番にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると人の健康を害さない範囲ということになる閾濃度ということになると、局限された地域ということになりますね。――におけるいわゆる濃度というふうに解釈していいわけですか。そうすると、それが広がっていけば広がっていくその地域……
○西田委員 私は、先日表明されました大臣の所信をもとに質問をいたしたいと存じます。 大臣もその所信で表明されておりますように、一九七〇年代は飛躍と発展と調和の年だといわれております。特に脱工業時代などといわれて、産業構造の変化が、好むと好まざるとにかかわらず要請されております。そして、必然的に労働力の流動、労働の質の変化など、急激な変革を余儀なくされるであろうことが予見されるわけであります。それにふさわしい労働者生活の向上、労働者福祉の増進ということは、きわめて重要な問題でなければならないと存じます。かかる見地から、以下各論にわたって、大臣または関係者に対しまして質問をいたしたいと存じます。……
○西田委員 私は、先日行なわれました厚生大臣の厚生行政に対する所信の中から、まずもって二、三お伺いしたいと思うのでありますが、所信の中に「この七〇年代は、持続する経済成長の中にあって、その成果を広く国民層に均てんさせ、真に豊かな社会を建設すべききわめて重要な」年であるということから「社会保障の充実、生活環境の整備等国民生活の向上」こういうことで中心的な役割りをになうべきものと考えるというふうに述べておられるわけでありますが、今日の日本の社会保障といわれる医療、厚生、福祉の諸制度すべてが保険制度にゆだねられておるわけであります。この保険制度ではたして社会保障というものができるのかどうか、その点に……
○西田委員 ちょっと委員長にお伺いするのですが、大臣は一時にお帰りになるんですか。
【次の発言】 それでは最初に大臣に質問したいことがあるのですが、最近新聞紙上に有害石けんという記事が出ました。これは皮膚を荒らしたり、顔に傷をつけたりしておるわけでありますが、その石けんの原料のビチオノールというのが原因のようであります。これの使用禁止の処置を厚生省としてとられておると思うわけでありますが、いつごろそれに対する使用禁止をされておるのか、まずそのことから、これは大臣じゃなくとも関係官の方でもけっこうですが、お伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、いまのお話ですと、ビチオノールの使用を禁止され……
○西田委員 去る四月十日に薬用石けんのことについて質問をしたわけでございますけれども、同じような質問をここでまた繰り返さなければならぬことを非常に遺憾に思うわけでございます。 BHCあるいはDDTという薬剤は、戦後アメリカから入ってきたものだと思います。したがって、アメリカ等におきましては、もうすでにこうしたものの毒性なり、あるいは人体に対する影響ということについては、十分研究ができていますので、そういう資料なりあるいは研究の結果が事前に入手できなかったのかどうか、あるいは持っていたけれども公表されなかったのかどうか、その辺のところをお聞きしたいと思います。
○西田委員 時間が極力制限をされてきましたので、特急で質問をいたします。 まず、この家内労働法制定という動きが出てまいりましたそもそもの発端は、三十四年に家内労働審議会が発足しまして、いわゆる谷間にある家内労働者を保護しようという発想から出てきたものではなかろうかと思うのです。しかし、この家内労働審議会の中には、労働者の代表もおれば経営者の代表もおる、学識経験者もおられるということで、非常に利害関係が対立をしてまいります。そういうことで、審議会の答申というものは、一応ずっと読ましていただきましたが、これはいわゆる最大公約数というものがとられてきておる。したがって、利害関係をできるだけ調整しよ……
○西田委員 最初に、労災保険につきまして伺いますが、最近泉佐野を中心にしたタオル工場から綿じんによるじん肺が相当多数出ておるということで、第四十三回日本産業医学会総会でも瀬良先生から報告が出されておるわけであります。その内容について労働省が三十一年以来この問題の調査研究をしておられるようでありますが、その点について明らかになっておればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁を聞いておりますと、まだこれから調査研究が必要だということでありますが、私の手元にあります医学会総会の資料でいきますと、五百二十三名中三十二名が疑いを持たれる人たちである。さらにじん肺相当所見と認められる……
○西田委員 まず最初に、この改正案を出される主たる目的についてお伺いをしたいわけでありますけれども、この法律の改正は、いわゆる他の健康保険、共済組合等の給付より非常に条件が悪いという日雇健康保険の給付の内容を改善することに重点があるのか、それとも今日まで累積されてきた赤字を解消することに目的があるのか、一体いずれがその重きをなしておられるか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは健康保険組合管掌の保険給付等とは対照にならないと思うし、また、国家公務員共済組合あるいは地方公務員等の共済組合の給付内容とも比較するのが少し無理である。そこで、やはりこれの比較になるのは……
○西田委員 ちょっと委員長にお伺いするのですが、労働大臣見えますか。――それでは労働大臣が見えるまで、局長ないしはその関係の方々にお伺いしたいのですが、まず最初に、労災保険のことについてお伺いいたしておきます。 というのは、労災保険法の一部改正のときに私から質問をいたしまして、通勤途上の災害についてどうするかということをお尋ねいたして、これから考慮するということでございました。なお最近全電通の労働組合ですか、ここから公社側に対して、通勤時間一時間以上に限って労働時間と認めろという要求を起こすことになっております。今日の交通事故その他を考えましたときに、この通勤途上の災害というものがきわめて数……
○西田委員 だいぶ時間がおくれているようですからピッチを上げて質問したいと思いますが、大臣にまずお伺いしたいのです。
先日、省議で四十六年度予算の大蔵省に対する要求の厚生省の基本的な施策が定まったように聞いておりますが、その施策の重点的な内容についてまずお聞かせを願いたい。
【次の発言】 うまいこと、大臣、やはりわれわれと違って頭の回転も非常にいいし、また政治的にも手腕があるので、何かごまかされたように思うのですけれども、私の関知する範囲内では、七大施策を掲げてやるというふうに承っておるわけですけれども、それに間違いはないか。
具体的に申し上げますと、まず第一が、環境の汚染、破壊を防ぎ、自……
○西田委員 通産関係全般にわたるということになりますと、相当広範な問題でありますから、時間の制約等もありますので、やはり対米輸出の問題と繊維の構造改善に限って質問をしていきたいと思います。 今度のアメリカの繊維に対する輸入規制問題は、だれが見ても一般的に政治問題だというふうにいわれておるわけであります。後ほど米国の労働経済事情等について触れたいと思いますけれども、とにかくいまアメリカは総体的に繊維産業は好況である、こういわれておるにもかかわらず、こうした問題が非常に強く日本に自主規制という形において要求あるいはは要請されてきておる。これに対して政府が真正面から取り組むということについて一抹の……
○西田委員 ただいまの川端員委の質問に関連をいたしましてお聞きをしたいわけですが、現在日米繊維交渉が決裂をいたしまして、そのあと米国ではミルズ法案というのが審議中であります。これに対していま次官から、ミルズ法案を阻止するために全力をあげる、こういう御答弁があったわけですが、一体どういう手法あるいは手段をもってこれの阻止をはかられるのか、ひとつそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それではその四カ国会議は、ミルズ法案阻止も含めて、いわゆる従来いわれてきた多国間方式によるところの繊維の相互貿易の正常化をはかろう、こういうようなことが議題になるというふうに予想をされて、そういうことについて政……
○西田委員 日米の繊維交渉の問題につきましては、大臣とも何回か、委員会あるいはその他の場所でやりとりをしてきたわけでありますが、今度のこの繊維交渉の背景になったものの一つは、全くアメリカのお家の事情といいますか、国内の問題から発生してきているように私は判断するわけであります。 一つは、アメリカの経済が非常に力の政策というものをとってきた関係から、国内の経済が非常に不安におとしいれられた。その結果、インフレ傾向になり、そしてまた物価の上昇を見、失業が増大をする。こういうような形の中から、自然、持てる国アメリカの国内体制を整えるために、保護貿易という形で国内産業の保護という形が非常に強く打ち出さ……
○西田委員 最初に山中総務長官にお伺いするわけですが、汚染あるいは環境破壊の要因、いわゆる公害要因というものに、公害対策基本法によりますと、大気汚染、水質の汚濁、騒音、さらに悪臭ということで、いろいろ定められておるわけですが、現在出されておりますのは、いわゆる大気汚染、水質汚濁というものを中心にして法改正の用意をしておられるわけで、また騒音についても、自動車騒音というものを加えられたわけでありますが、人間が生きていく上において、非常に感覚の動物でありますから、臭気というもの、特に悪臭、これは鼻持ちならぬというようなことばもあるほど、とにかく臭気というもの、悪臭については、相当人間の生活上感情を……
○西田委員 参考人の方々、たいへん御苦労さんでございます。
最初に、和達先生にお伺いをいたしたいわけであります。中央公害対策審議会でいろいろ御苦労いただいておるわけでありますが、この公害対策上の一番問題点というのは何か、ひとつ率直にお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 おことばには出ませんでしたけれども、結局、やはり公害をなくするということは、企業家はもちろんのこと、国民全体、公害というものに対するモラルといいますか、そうした産業公害においては企業家のモラル、そしてまた廃棄物であるとか、あるいは水の問題等につきましては、国民全体のモラルの向上ということが非常に重要な問題と私は考え……
○西田委員 時間がだいぶ延びておりまして、連日の審査でお疲れのところでありますから、簡単に質問をいたしますから、ひとつ答弁のほうも簡潔明瞭に御答弁を賜わりたいと存じます。 最初に婦人少年局長にお伺いしたいのですが、最近ウーマンリブというようなことばも出てまいりました。アメリカで昨年の八月に火がついたようでありますけれども、まあこのウーマンリブが日本でも非常に話題となりまして、連日テレビの企画ものに登場をいたしております。事ほどさように女性の解放という問題が非常に大きな問題になっておるわけでありますけれども、しかし日本ではまだ国際労働機構、いわゆるILOの条約でありますが、批准されていない条約……
○西田委員 最初に、法案の各条文について、多少疑義の解釈についてお伺いしたいと思います。
まず、第一条のカッコの中ですが、「水質以外の水の状態が悪化することを含む」とありますが、「水質以外の水の状態」とは一体どういうことをいうのか。
【次の発言】 「水質以外の水の状態」というのは熱と色だけですか。「第三条第一項に規定する排出基準のうち有害物質に係る排出基準」ということで、シアンほかクロームまで幾つか物質があげられておりますが、この中に、水には当然臭気というものが出てくると思うのですけれども、臭気を発する物質、そういうものに対する規制というものをなさる用意があるのかどうか、それも含むのかどうか……
○西田委員 いまも大原委員からお尋ねになっておったわけでありますが、いわゆる条約の批准に関連をいたしまして二十六、百十六、百三十一号この三条約の批准に関連をして、条約を批准するということは、いわゆる国内法が整備されなければできない、こういう方針で臨んできておられるということを承っておるわけでありますが、しかし条約の中には、国内法はこの条約批准後にやってもいいという条約もあるのではないですか。その点今日までの百三十四号まで出ておる条約の中で、批准をしてからその国内法の制定をしてもよろしいというような条約の種類があるのかないのか。
【次の発言】 そういたしますと伺いたいのですがILO、いわゆる国際……
○西田委員 最初に、においの定義といいますか、「不快なにおい」ということばが法律で使われておるわけですね。その「不快なにおい」とは、一体、ここに書いてある「アンモニア、メチルメルカプタンその他」ということになっておるわけですけれども、大体においは有機物質、無機物質を含めて何か十万くらいある。その中の五分の一が発臭作用を持っておるといわれておるわけで、その五分の一といえば二万になるわけですね、数からいけば。そのうちの一体不快なにおいというものはどれくらいを考えておられるのか。その辺から定義をお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 いまおっしゃるように、個人差があるわけですね。そうすると、先ほども……
○西田委員 悪臭防止法が提案をされまして、公害関係法案が大体全部出そろったというところで、最終的に公害に対する政府の基本施策ですか、基本的な姿勢というものについてお伺いしたいと思います。 昨年の末に開かれました、いわゆる公害国会といわれた六十四臨時国会に前後して、非常に政府は積極的な姿勢であったように思いますし、また行政当局のほうでも非常に積極的な姿勢で臨んでおられたように思う。ところが、一たん法案ができますと、何かそれで公害対策はすべて終わったというような印象を私どもは受けるわけであります。心なしか、あの六十四国会の前後の東京の空は、月も星もきれいに見えました。最近また非常によごれてきてい……
○西田委員 まず、最初に田中参考人にお伺いいたしますが、セメント協会におきましては、何らかの形で公害の対策についての機関をお持ちになっておるかどうか。
【次の発言】 それでは、大体公害に対しては、協会でまとまった資料等をお持ちであるというふうに理解していいですか。
【次の発言】 それじゃ、一番近い期間で、セメント業界が公害防止のために使った費用等について一は、おわかりになりませんか。
【次の発言】 これは公害対策といえども、その中には、立地しておるところの地元に対する補償金額等も入っておるのですか。
【次の発言】 そこで、重ねてお伺いしたいのですが、先ほども増田教授からお話がありましたように、……
○西田委員 私は、本日、おもに振動についてお伺いをいたしたいと思うわけであります。
公害対策基本法第二条には、大気汚染、水質汚濁、騒音その他公害源をいろいろとらまえられて、その対策基本法に基づいてまた特別立法があって、規制もしくは対策がなされておるわけでありますが、その中で、振動については、まだそうした規制、対策というものが十分なされていないように思うわけでありますが、公害対策本部からお見えになっております方から、ひとつ振動についてどう考えておられるのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 じゃ、研究は続けておられるのですね。
○西田委員 最初に、前もって労働者災害の簡単な資料をということで要求しておいたのですが、できていますが。
【次の発言】 それを見ながら質問しようということであったのですが、とりあえずその書類が届きますまでに、最近の労働災害の発生状況について、件数がふえているのか減っているのか、災害を受けた人がふえているのか減っているのか、ここ五年ないしは十年の推移等についておわかりであれば……。
【次の発言】 労働災害についてはかなり慎重に取り扱われ、また安全衛生等については厳重な監督を進められてきておるわけであります。そして労働者災害防止指導員等もつくられて――あれは災防委員といいましたか、略称そういうもの……
○西田委員 労働大臣が本国会の開会後、本委員会で所信を表明をされておりますが、その中で二、三お伺いしたい点がありますので、まずその点からお伺いをしていきたいと思います。 まず、委員会で配付されました労働大臣所信表明のプリントの中の第三、労働外交の積極的展開ということで、アジアを中心とする対外協力の強化を政府の方針として進めていきたい、こういうことで、昨年の十月ですか、労働省の編集されております「労働時報」第二十三巻十号に、九ページから一〇ページにかけて比較的この部分について詳しく述べられておるわけでありますが、この中で私は重要な部分が抜けておるのではないかと思う。それは情報の収集その他も大切……
○西田委員 まず最初にお伺いをいたしたいわけですが、社会党、公明党の委員の方からも御質問があったことだと思いますけれども、今回のこの改正が諸手当全部に及ぶということでなしに、ただ第五条にいう被爆者健康管理手当の一部の年齢の制限を繰り下げられて、六十五歳を六十歳というふうにされました理由ですね。なぜこれだけ下がったのか。ほかのものはもうそのままほってあるわけです。その理由についてひとつお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、今後に改定をということですが、現在物価の値上がりだとか、生活の諸経費というものが全部上がってきておるわけです。そこで政府のいろいろな手当あるいはまた補助額の基準……
○西田委員 答弁が長いと時間がさらに延長をされますので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。
この法案でいうところの労働者の財産というのは貯蓄、持ち家ということに限定をされておるようでありますけれども、それ以外に労働者の財産というものはないのかどうか。
【次の発言】 そうすると形のあるものだけに限定するということで、要するに労働者の財産というのは、働く技術なり能力というものも、これは一つの財産ではなかろうかと思うわけです。それをただ形にあらわれる貯金だとか家だとかいうものだけに限定されて財産形成法という形でつくられたところに、いささか私は不満があるのですけれども、そういう点はどういうふうに……
○西田委員 質問者が相当多数立たれましたために、質問する内容がかなり重複してくることもあろうかと思いますし、それに答えられる側としても非常に御苦労でございますけれども、ひとつそれにこりずに御答弁をいただきたいと思います。 まず最初に、厚生大臣にお伺いいたしたいわけでありますが、児童憲章が昭和二十六年に制定をされておるわけでありますが、その児童憲章にいわれておるいろいろな、子供の養育あるいは環境の整備、そういったような憲章にうたわれておる精神と、現在児童が置かれている立場、こういうものについて厚生大臣自身どうお考えになっておるのか、この点からお伺いをいたしたいと思います。と申しますことは、今日……
○西田委員 私はまず最初に通産大臣に伺いたい。 世間をかなり騒がしました日米繊維交渉は、三月の八日、日本繊維産業連盟の自主規制宣言によって一応のケリが見られたように思うわけでありますが、しかし、この自主規制宣言の中に、極東三国との関係において、同じようにアメリカに繊維製品を輸出する各国の同調を求める、その同調のない場合にはこの宣言の変更も考慮するということが入っておるわけであります。そういう関係からいたしまして、この宣言の中には、政府その他には規制されないということばもあるので、政府としては、業界に対して強く、ああせいこうせいという指示、そういうことはできないというふうにお考えであろうと思う……
○西田委員 私はいままでに質疑をされました内容の重複をできるだけ避けて、具体的にいろいろな事実関係等と関連をして、総理以下各大臣にお伺いをいたしたいと思います。 まず、総理にお伺いをしたいわけでありますが、六十三特別国会の冒頭の首相の施政方針演説に対する各野党委員長の質問の中で、特に成田委員長が、提案されました予算に対して、修正を必要と認めたものに対してこれを修正する意思があるかどうかという質問がございました。これに答えて首相は、この予算は政府の責任においてつくった予算である、したがって修正する意思はないという御答弁がございました。そのあと立たれましたわが党の委員長西村榮一氏が、それは少しお……
○西田委員 大臣並びに国鉄関係の答弁者がまだ見えておりませんので、最初に私いつも主張いたしておりますILO条約の婦人関係の三条約、批准されていない部分があるので、何回か局長と議論してきたわけですけれども、まだ明確になってないんですが、ちょうど自民党、与党内部でも非常に労働通をもってみずから任じておる原労働大臣を迎えまして、この機会にぜひともひとつこの三条約の批准を政府としても腹を固めてもらいたいと思うのですが、局長、準備の段階でどういうふうにお考えになっておるか、ひとつお聞かせをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いつもそういう答弁で、検討を待ってとかあるいは検討中だからということであり……
○西田委員 沖繩の復帰が目前に来ておるわけでありますが、いずれにしましても、十六日からの臨時国会におきまして返還協定案の審議が行なわれることになるわけでありますけれども、その前に、沖繩は長い間アメリカの施政権下にありまして異民族の支配を受けていたわけであります。その間における国民生活、わけて社会福祉関係、特に医療関係が本土に比べましていろいろな格差が出てきておると思いますので、それらの点について、政府の復帰対策要綱第一次案、第二次案、第三次案まで審議されましたけれども、この復帰対策要綱の中では具体的なものがほとんど欠けておりまして、きわめて抽象的にしか提示されておりません。ところが私ども政党と……
○西田委員 私は主として水問題についてお伺いをしたいし、また対策についてどう考えておられるのか、それらの点を含めましてお伺いをしていきたいと思うのです。 実は私も居住いたしておりますが、滋賀県の大津市でございます。最近水道の水がかびくさくて非常に地域住民が迷惑をいたしておるわけであります。そうしたことのみならず、霞ヶ浦もさることながら、全国の河川がかなり汚濁をしてきておる、こういうような状況の中にあって、先ほども林委員から瀬戸内海の赤潮の問題を中心に御質問があったわけでありますけれども、一体政府で決定されております水の水質保全に関する環境基準というものがどの程度守られておるのか、まずその点か……
○西田委員 私も国鉄関係のマル生運動にからむいろいろな問題、あるいは最近国鉄内部にひんぴんと起こっております暴力問題等について質問をいたしたいと思います。
最初に労政局長にお伺いしますが、この問題が起こってきて解決するためにということで、労働大臣が仲介の労をとられました。それで国労、動労と当局との間に話し合いをするということになったわけでありますけれども、一体労働大臣が示されました仲介の内容というものは、どういうものなのか、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、これは労働大臣がやられたのですけれども、少なくとも労政局長は労働大臣を補佐されたでありましょうし、またそ……
○西田委員 私は、去る十月十五日に米国との間で仮調印されました繊維の輸出に関する政府間協定についてお伺いをいたしたいと思います。 この問題につきましては、昨日、通産大臣の不信任案を私ども野党三党で提出いたしましたけれども、多数の前にこれは敗れ去りました。しかし、この問題は、私は終わったとは考えておりません。なるほど本会議における不信任案の否決ということは、政治的責任を一応免れたかに見えます。しかし、私は決してそうではないと思うのでありまして、ここにはやはり政府の行政的ないろいろな責任が残されてきていると思うわけであります。特にこの協定の締結に当たられました田中通産大臣の発言されました、いろい……
○西田委員 最初に建設大臣にお伺いいたしますが、ことしの予算分科会のときに、琵琶湖総合開発特別措置法についての提案は今国会中にするかということをお伺いしましたところ、下流府県との間のコミュニケーションが成立すれば提案をする、こういう御回答でございました。そこで、今回こうして審議をされているわけですが、その下流府県との間にどういうコミュニケーションというか、話し合いが成立したのか、その辺からひとつお伺いをいたしたいのです。
【次の発言】 そういう意味で合意に達したのでしょうけれども、しかしもめてきたのは、琵琶湖の水位の低下、それから毎秒四十トンの水をさらに付加して送るということが非常に問題になっ……
○西田委員 まず最初に健康被害について、先ほどから砒素の話が中心になって行なわれてきておるわけでありますが、この土呂久における原石には硫黄も相当含んでおったようでありまして、この鉱石を培焼し、亜砒酸を採取するにあたっては、やはりこの硫黄をかなり焼き出さなければならなかった。こういう点から、かなり密度の濃い亜硫酸ガスが当時充満しておったんではなかろうか。先ほど公害保安局長から、そういうことでそのかまを移したという話がありましたが、なぜかまが移されたかということについての御答弁がなかったのですけれども、これは地域の住民がその煙害を非常にきらうというために、かまをわざわざ山の上へ移しているという、こ……
○西田委員 参考人の方々、たいへんお忙しいところをわざわざ御出席いただきましてありがとうございました。時間もありませんので、特に今後の審議について重要な点についてお伺いをしておきたいと思います。
まず最初に、高野参考人ですが、四十六年に鉱業鉱害の基金が設けられておりますが、この金属鉱業の鉱害に対する基金の設立は行政指導として行なわれたのか、あるいは鉱業権者が集まって自発的におつくりになったものか、そうしたことを政府に要請されて、それからその基金というのがつくられたのかどうか、その点について簡単に動機だけ……。
【次の発言】 そうすると、期せずして、ちょうど公害問題が出てきたからということで、……
○西田委員 最初に休廃止鉱山の実情等について、現在通産省公害保安局で精査中であり、四十八年にすべてを完了するという御報告を受けておるわけでありますが、今回の、精査をしておられます四カ年計画の調査の中で、日本列島の鉱脈というものについても十分熟知した上に立ってそうした調査を進めてこられたかどうか。と申しますことは、鉱脈にはいろいろの鉱脈があるわけですが、それぞれの鉱床によって含有する金属の種類も違いましょうし、当然その鉱石の種類によっては硫砒系統あるいは珪砒系統、あるいはまた、ほとんどは硫黄を含んでいるようですけれども、その他の金属を含んでいるというふうに、採掘される鉱石によってあるいはまた埋蔵……
○西田委員 最初に、愚問のようになりますけれども、いただきました資料の中で特殊鳥類の種類が日本二十八種となっておるようでありますが、その二十八種のおもな鳥の名前とその生息地をひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 おもなる生息地……
【次の発言】 ということは、人間も住みにくい世の中になってきたわけですけれども、鳥自体も非常に住みにくくなって、だんだんと自分の住みよいところを求めていっているように思うわけですね。したがって、その原因は、大気の汚染であるとかあるいは騒音、または水質汚濁、さらには農林業の薬剤散布といったようなことがおもなる原因になってこようと思うのですけれども、そういうふうに考……
○西田委員 私は、ただいま議題となりましたポリ塩化ビフェニール、いわゆるPCB汚染対策に関する決議案に対し、民社党を代表し、若干の意見を述べて、賛成の意を表したいと存じます。 人間がその英知を結集して開発した科学技術は、高度な文明社会を構成をすることになりましたが、その反面、人間の生活環境を著しく破壊することになりました。ただそればかりでなく、ついにはその生命を奪うまでに至りました。今日問題となっておりますPCBも同様に、電気工業などの材料としてきわめて高い性能を持っていますが、それがいろいろな経路を経て人体に侵入いたしますと、さきのカネミ油症事件でも明らかなように、きわめて強い毒性を発揮し……
○西田委員 最初に長官にお伺いしたいわけでありますが、無過失賠償責任に関する法律の整備ということについては、早くから政府のほうでも検討をされ、またわれわれ議員からも立法の要求をしてきたわけであります。今回われわれはまたその提案をいたしておるわけでありますが、さらに佐藤総理も公害対策特別委員会に御出席になりまして、各委員の質問に答えて必ずと、こういうことであったわけであります。ところが、それが延びに延びて二年ばかり経過をして、そしてようやく今度提案されてきたのは、結果的には大気汚染、水質汚濁防止法の一部改正という形で出てきたわけであります。この無過失損害の賠償責任を負わせるという重要な意味は、そ……
○西田委員 私はきわめて簡単に五、六点について質問をしたいと思います。 それは、前回の質問の積み残しと、さらにその後審議の過程で疑問になってきたそれらの点についてお伺いをするわけですが、最初に、これもこの間のときに聞いたわけですけれども、健康被害に限られております。財産被害については今後どのようにされるおつもりなのか。最近、先ほども新幹線の話が出ておりましたが、振動、騒音、それらは確かに健康被害と言われればどうかという問題があったとしても、難聴になる人もありますれば、振動のためにおちおち寝られないということから不眠症になる。そのことが原因してからだをこわしておる人も少なくないわけであります。……
○西田委員 最初にお伺いたしたいことは、自然環境保全法が出てまいったわけでありますが、その案文の中に、国は、地形、地質、植生及び野生動物に関する基礎調査を行なうものとすると、こうなっているわけですが、自然環境保全をしようという姿勢としてこうした法律案が出てきた限りは、あらかじめその調査が進んでおると思うんですが、調査はすでに進められておるのか、あるいはこれから行なわれるものか、一体どちらなのかをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 一体その調査はどれくらいかかるのですか。
【次の発言】 その相当な時間というのは一体どれくらいかということを聞いておるのです。
○西田委員 先日行なわれました労働大臣の所信表明を中心にいたしまして、最近の労働問題の中から二、三点を御質問申し上げたいと思います。
まず最初に、勤労婦人の福祉の問題につきまして。
このたび勤労婦人福祉法案なるものを今国会に御提出になるというふうに聞いておるわけでございますが、一体勤労婦人福祉法の対象になりますのは、どういう労働者であるか、その点からお伺いをしていきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、雇用されていない労働者、たとえば農村で働いておる婦人労働者がおられると思うのですね。また中小企業等、商店など自営業をやっておられる方、小さな中小工業者の中にもそうした働く婦人がおられ……
○西田委員 冒頭にお断わりをいたしておきますが、いままで質問された方と質問事項が重複する点もあろうかと思いますけれども、その点はひとつ御容赦をいただきまして、政府側の御答弁をいただきたいと思います。
まず最初に、この老人福祉法の今回の改正によって医療対策が確立されるわけでありますが、これによってすべての老人の医療が公費負担となるかどうか。例外的に漏れるものも出てくると思いますが、そうした点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 確かに浮浪者であるとか生活保護者、つかまえどころのない人は別としまして、たとえばある被用者保険の被保険者であった場合、その人が定年退職をしますね。そうして……
○西田委員 私は、いままで質問された各委員との間で重複する部分もあろうかと思いますけれども、さらに念を押して質問をしたいと思いますので、長時間にわたって大臣以下たいへんお疲れでございましょうけれども、親切、丁寧な御答弁をお願いをいたしたいと思います。 最初に、今回出されてまいりました健康保険法及び厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案は、主として政府管掌健康保険の赤字対策というふうにいわれておるわけでありますが、そもそもこの政管健保が赤字を出してきた要因について、最大の要因は一体何なのかということをお伺いしたいわけであります。 と申しますことは、もともと保険制度でありますから、収支つじつ……
○西田委員 本日の陳述人の方々はたいへんお忙しい中をありがとうございました。 時間の関係等もございますので、簡単にお伺いをいたしたいと思いますが、私は、やはりここにいらっしゃる三者、皆さん方と全く意を同じくする立場でございますが、やはり国民の健康というものは国の責任において、これを行なうというような基本姿勢でなければならない。したがって、健康保険の制度というものは、それを補完する程度のものでいいのではないか。したがって、公平な負担、平等な給付というのが原則的に行なわれなければならぬというふうに考えておりますが、そういった点から今回の改正案は大いに審議がおくれておりますし、白熱化しておるという……
○西田委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております健康保険法及び厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対し、反対の意見を申し述べます。 それに先立って、本法案の審議に関し、多大の努力をなされた理事各位に対し、深甚の敬意を表します。どうも御苦労さまでした。 そもそも、この法律案は、医療保険制度の抜本的改正とあわせて審議すべきものでありました。にもかかわらず、政府は、ただいたずらに政府管掌保険の赤字を埋めることだけに重点を置き、保険制度そのものに対する基本的な問題を解決しようとする意思すら見せないのみならず、社会保障制度審議会、社会保険審議会の両審議会からも痛……
○西田委員 大臣があとわずかで退席をされるようでありますから、最初に大臣にまとめて質問をいたします。 まず第一は、今回、勤労婦人、特に雇用されている婦人に対しての福祉法というのがこうして提案をされてまいったわけでありますが、一体、自営の婦人、特に商業、農業等に従事する婦人との関係をどうなさるのか、これは私が本年、大臣の所信表明があったときにもお伺いした問題でありますが、こうした問題に取り組んでほしいということを私は要請をいたしておきましたが、一体それに対してどのようになさるおつもりなのか、ひとつその点をお聞きしたい。 もう一つは、この法案は労働基準法との関係が非常に密接でございます。したが……
○西田委員 最初に、食品衛生は国民の健康のためにとってきわめて重要な問題でありまして、まかり間違えると生命まで落とすことになるわけでありますが、それについて、現行の食品衛生行政、食品行政というのは一体どうなっているのか、その実情からひとつお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 所信はわかりますけれども、現在の食品衛生行政がどうなっているかということをお伺いしているわけです。
【次の発言】 農産物で、つけもの等は、これは直接その規格等について厚生省がタッチしておるのか、あるいは農林省で定めてあるのか。
【次の発言】 つけものというのは、日本人には非常に郷愁をそそるものであって、どこの食ぜんにも……
○西田委員 まず、今度の特繊法の期間延長についてですが、今日まで四十二年から五年間行なわれてきた繊維産業の構造改善事業が、どの程度進捗しているのか、その進捗率等についてお伺いをいたします。
【次の発言】 こうして伺ってみますと、紡績の設備処理だけが大体完了して、あとはまだまだこれから、こういうところであるわけですが、紡績にいたしましても、設備処理はしたけれども、その後の五年間での技術革新あるいは近代化の進捗等によりまして、かなりまた生産過剰になる状況が生まれてきているのではないかというふうに思うわけですが、そうした面も含めて、あと二年間で、この残されている部分がすべて大体、まあ完全とはいえなく……
○西田委員 いまの委員長のお話のように一時から本会議がありますので、もうほんとうに時間がありませんから端的にお伺いをいたしたいわけですが、その前に、非常にむずかしい繊維産業の中にあって、それを守り、かつまた日本の繊維産業の発展のためにいろいろと御努力をしていただいております各参考人、本日、たいへんお忙しいにもかかわらず御出席いただきましたことを感謝申し上げたいと思います。 そこで、杉村さんと河崎さんにお伺いしたいわけですけれども、国際競争力の強化、あるいはある意味においては国際分業化も必要だ、さらには、これからやはり日本の繊維は量産から質の向上、いわゆるファッション化への方向をたどらなければ……
○西田委員 質問に入ります前に、四参考人の方々、公私ともにお忙しいところたいへん御苦労さんでございました。 現在電力問題は非常に重要な問題でございまして、GNPが伸びれば伸びるだけ電力需要がふえていきますし、といって、要請にこたえて発電をすれば、それだけ自然破壊、健康被害、あるいは原子力発電等におきましては非常にまだまだ未知数のものがたくさん残されておるというようなことで問題が山積をいたしております。そこで、それでは電力を被害が出るからとめるかということになりますと、現在ほとんど電化されました家庭生活というものはこれまた非常に環境が変わってしまうわけで、その辺をどうコントロールするかというこ……
○西田委員 まず最初に、総理にお伺いをいたします。
これはもうすでに多数の方の質問で、あるいはお答えになっておることかもわかりませんが、総理が発行されました「日本列島改造論」は、要するに総理の個人的見解として表明されたものなのか、あるいは政府もおよそそのことを了承の上で、現在そういう姿勢でとらまえておられるのか、そこら辺のところについて、総理の見解をお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、あらためて確認いたしますが、著書は首相個人の発行によるもの、そしてその中身は内閣としてすでに閣議で了承を得て、政府の政策として今後その方向で進めていく基礎となるものである、こういう理解でいいわけですか……
○西田分科員 期せずして後藤さんに引き続き、琵琶湖の水の問題についてお伺いすることになるわけですが、建設大臣も、滋賀県の県民が、それだけ琵琶湖の水については執念深く、かつまた熱心であることをひとつお認めをいただきたいと思うわけであります。いままでの質疑も聞かしていただいております。したがって、重複する部分もあろうかと思いますけれども、その点については御容赦いただきまして、お答えいただきたいと思います。 まず、琵琶湖の水資源開発について、どうも私どもの受けます印象としては、大阪を中心とした下流、京阪神の水利ということが中心になっておるように思うわけでありますけれども、やはり琵琶湖を持っておる滋……
○西田委員 私は、主として大気汚染と水質保全に関連した施策についてお伺いをいたしたいと思うわけでありますが、その前に山中総務長官と佐藤経企庁長官にお伺いをいたします。 日本の公害対策が世界に冠たるものである、こういうことで非常に自画自賛をしておられるのでありますけれども、私は、公害対策が世界に冠たるということは、それだけ日本の環境が破壊されているということ、生活もまた生命もそうで、そういう意味では非常に危険に落とされているということを証明することであって、決して私は自慢にならないと思います。特に、今日のように日本が自他ともに認める経済大国として発展してきた今日におきまして、むしろこれは恥ずべ……
○西田委員 先日も、公害対策特別委員会で総理を迎えましていろいろ議論したわけでありますけれども、どうももう一つふに落ちない点があるので長官にお伺いするわけでありますが、政府の環境保全に対する基本的な施策を施す上での基準というものを一体何に置いておられるのか、この点をひとつお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうしますと、人間が生活していく上において必要な環境を保全するということになりますと、現在起こっております公害というものは、人間が生活をするのに必要な環境というものを無視して、言うならば破壊をして起こってきておる現象をとらえて公害といわれているのじゃないだろうかと思うのです。
そこで、昨年の……
○西田分科員 私は、主としていま問題になっております近畿圏の水の問題、特に琵琶湖の総合開発の問題についてお伺いをしたいと思うのですが、近畿圏整備本部の長官であり、また所管大臣である建設大臣、琵琶湖の総合開発特別措置法案はこの国会に提出されますか。
【次の発言】 そこで、政府のほうでは腹は固められて、法案まで準備はできたのであるが、これが提出できないというのは、いまも大臣がおっしゃるように下流県の大阪とそしてそれを供給する滋賀県との間で水の需要量をめぐって、そしてまた琵琶湖の水位をめぐって非常に紛糾があるように聞いておるわけですが、その辺のところは大臣として何か調整する意思があるのかどうか。
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