このページでは小宮武喜衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○小宮武喜君 私は、民社党を代表して、政府の提出した公害対策基本法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行わんとするものであります。(拍手) いまさら言うまでもなく、今日のわが国における公害の実態を見ますと、すでに二百名をこえる死亡者を出しているほか、日が進むにつれて大気の汚染によるぜんそく病あるいはイタイイタイ病の前兆ともいうべき指曲がり症などの多数の公害病患者を続発させているのみならず、いまだ公害病とは認定されてはいないが、明らかに公害に原因する患者が数万人にも達するとさえいわれており、まさに世界にその例を見ない深刻な状況におとしいれられているのであります。 このような惨状ともいう……
○小宮武喜君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております自動車重量税法案に対して、以下申します理由から、反対の意思を表明いたします。(拍手) われわれは、今日の道路をめぐる社会的な諸問題を考えますとき、交通施設の整備をはかり、道路環境の改善を進めることが、国民福祉の増大に不可欠のものであり、行政上緊急を要する課題であることに、あえて異論を差しはさむものではありません。しかしながら、国が課税等、国民の負担と犠牲において資金を調達し、それを一定の事業に投入する場合は、その規模や内容が国民にとって納得できるものであり、それによって得られる国民の福利が、国民の負担と犠牲を償ってもな……
○小宮委員 私は、今度の千葉、神奈川などの関東地方の南部を襲った集中豪雨による被害状況や、それに対する救済措置については、いままでの各委員の質問並びに政府委員の答弁によりまして大体明らかにされましたので、一般的な災害の問題について質問をしてみたいと思います。 この梅雨前線の豪雨による被害は、ただ単に関東地方の問題だけではなくて、程度に差こそありますが、全国の各地で発生しておる問題であります。私は長崎県の出身でありますが、長崎県下においても、六月三十日までに判明しておる状況を見ましても、死者一名を出し、農林被害だけでも八億三千二百万、土木被害で三億二千七百万、その他合計で大体十一億の被害を出し……
○小宮委員 私は、ことしの四月から七月にかけての長雨やあるいは集中豪雨によって農作物の被害が大きかったのでありますが、その対策について若干の質問をいたしたいと思います。 けさ配付されました資料によりますと、政府は特に被害が甚大であった福島県、千葉県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、福岡県、熊本県及び大分県の九県を天災融資法の特別被害地域に指定するとともに、激甚災害法も適用することを決定しておるようでありますが、しかし、この天災融資法、激甚災害法の併用適用を受けた九県のほかにも、相当被害を出しておる府県があったはずだと思います。したがって、この九県のほかには、この天災融資法の適用を受けるところ……
○小宮委員 私は災害の起きるたびにいろいろ考えるのですが、災害が発生をしてから、この災害対策委員会で種々論議をしたり、あるいは陳情を受けたりするわけですけれども、根本的には防災のほうに重点を置かなければならないのではないかというふうに私は考えます。このことについては前委員会でも、これは建設大臣からも、そのことは十分わかってはいるけれども、現在は災害復旧に追われてどうにもならないというような答弁があったわけですけれども、こういった災害が起きるたびに、このような問題をいろいろ論議をするわけです。しかし、このようなことを今後も繰り返すようなことであっては、これは一歩も前進をしないのではないかというふ……
○小宮委員 前回の委員会では、十号台風による災害対策についての質疑がかわされましたので、きょうは九号台風による災害対策について、私は質問をしてみたいと思います。 すでに御承知のように、八月の十四日から十五日にかけての九号台風によりまして、九州一円は甚大な被害をこうむったのでありますが、この九号台風の直撃を受けました長崎県は、特にその被害が甚大であったのであります。 その被害について申し上げますと、死者二名、重軽傷者九十五名という人的被害のほかに、物的被害は八十二億に及んでおるのであります。その中でも最も被害の大きかったのが農林関係でありまして、三十五億四千万円、そのうちミカン、ビワなどの果樹……
○小宮委員 私は、二月十九日に第一回の本委員会が開催されましてから今日まで、審議の過程を見まして、いろいろ理解しがたい面がございますので、その点について率直な質問をしてみたいと思います。しかし、私も新人でございますし、特に農政関係についてはしろうとでございますから、その意味で親切に御答弁をお願いいたしたいと思います。 今回の生産調整につきまして私思いますことには、米の生産を減らすということは、農業者にとっては相当な決意を要する問題であると思います。昨年の十月末の古米の持ち越し量が五百六十万トンと、すでに十カ月分の配給量にも達して、このまま推移するならば、ことしの秋には約八百万トンにも達して、……
○小宮委員 相当時間も経過しておるようでございますから、簡単に加工米の汚職事件と牛乳の汚染対策、並びに日ソ漁業交渉の問題について質問をしますが、再質問をできるだけ避けたいと思いますので、そのつもりでひとつ御答弁を願いたいと思います。 昨日の理事会におきまして、この加工米汚職事件についての食糧庁長官の報告を聞いておりますと、長官は、安い米を高く買う人がいるのはいかにもおかしいというような印象を受ける発言をなされたのでございます。なるほど今回の西武農産工業や田中商店などは、等外米や事故米をトン当たり四万五千円程度で払い下げて、それを七万五千円から八万五千円で食堂あたりに販売しておるわけですから、……
○小宮委員 いよいよ今国会も本日で閉会になりますので、この際、農林水産振興の意味から、今日国民がいろいろ不審に思っている点あるいは疑問に思っている点について、私、変わった立場から質問をいたしますので、そのつもりで御答弁願いたいと思います。 まず第一に、今日国民の最大の関心事は物価問題でありまして、この物価問題に関連して生鮮食料品の流通機構の問題について質問をしたいと思います。 佐藤総理も施政方針演説の中で、また国会答弁の中でも、一九七〇年代は内政の年であるということを強調しておりまして、その内政の最大の課題は物価問題であるということを指摘しておるのであります。ちなみに総理府が発表しましたと……
○小宮委員 きょうは、質問したいことがたくさんありますけれども、時間の関係で、農薬による公害の問題、それから米の配給機構にかかわる問題、それから先ほど出ました石川県の加賀市における農地のゴルフ場化の問題、以上三点にしぼって質問したいと思います。 まず農薬の公害問題についてでありますが、最近この公害が非常に増加する傾向にありまして、過去三カ年の農薬による中毒事故を統計的に見ましても、四十二年に一千百四十五件、四十三年に一千百三十七件、四十四年には一千四百三十件と発生をいたしております。また、最近では、御承知のようにさきにBHCによる汚染牛乳の問題が大きな話題となりましたが、今度はこれも御承知の……
○小宮委員 相当時間も経過して皆さん方もお疲れのようだし、私自身ももう疲れておりますから、そのつもりで急いでやりますから、答弁するほうもそのつもりで答弁をお願いします。 先ほども質問がありましたが、カドミウムの汚染米に対する取り扱いの問題です。これはいままでの食糧庁の見解を総合しますと、一つ目には、カドミウムの汚染度が一PPM以上の地域の米は買い入れない、あるいは一PPM未満の米でも買い入れはする、しかし配給はしない、こういうふうな考え方が今日まで明らかにされておるわけです。しかしこの中で、先ほども質問にありましたように、農家に対する補償の問題が明らかになっておりませんので、やはり長崎県にも……
○小宮委員 私はまず、最近カドミウムの汚染問題とかあるいは大気汚染、悪臭、騒音などの公害問題が大きく取り上げられておりますので、私は畜産公害の問題についてひとつ質問をしてみたいと思います。 私は長崎県出身でございますが、長崎県下で飼育されておる家畜は乳用牛が一万七千九百頭、肉用牛が六万九千七百頭、豚が十四万五千頭、鶏が百七十一万二千羽と推定されております。ところがこの畜産業をやっておられる人は、ほとんどが零細企業あるいは小企業の方ばかりでございまして、したがってその飼育施設の不備から悪臭とか汚水が発生して、付近の住民からいろいろな苦情が出されておるわけでございます。そこで長崎地方法務局の人権……
○小宮委員 私は、職業上船の仕事に携わっておりますので、特にこの汚染防止については大きな関心を持っておるわけでございます。したがいまして、本日はあえて本委員会に出席して質問をいたしますけれども、何ぶんほかの委員会に所属しておりますので、不勉強の点がございますから、その点はあらかじめひとつ御理解願いまして、親切な答弁をお願いいたしたいと思います。 そこで、ただいま提案されております海洋汚染防止法を読んでみますと、率直にいって、これで目的にうたわれているような海洋の汚染を防止し、もって海洋環境の保全に資するということがいわれておるわけですが、はたして可能かどうかということを、率直に疑問を持つもの……
○小宮委員 私は、農薬の公害問題については、八月十日の本委員会でも、現在の野放し状態にある農薬行政について根本的にメスを入れるべきである、したがって、早急に現行の農薬取締法を改正しその規制を強化すべきであるという質問をいたしたことがございます。したがいまして、その立場からしますと、本臨時国会におそまきながら農薬取締法の一部改正案が提案されたことは、一応前向きの姿勢として歓迎はしておるものであります。しかしながら、この改正案の内容を見ますと、この法律案ではたして農薬公害を防止できるかどうかということについて疑問を持たざるを得ないのであります。法律を制定するときはその法律の目的に沿ってその実効をあ……
○小宮委員 私も農用地の土壌汚染防止法について質問をしてみたいと思います。 今回公害対策基本法に土壌汚染を典型公害の一つとして新たに加えて、農用地の土壌汚染防止法が立法化されることについては歓迎をするものでありますが、この法律案を検討してまいりますと、率直に言ってわれわれの期待に十分こたえておらず、半ば失望したというのが私の実感であります。 この法律案の内容を読んでみますと、まず都道府県知事が汚染対策地域の指定ができるようにしたことと、二つ目はその対象地域を指定したら、都道府県知事はその汚染対策計画を定めなければならないこと、三つ目には特別地区内においては適当でない農作物等の作付をしないよ……
○小宮委員 私は、ただいま御報告のありましたロス事件の調査報告に関連して、わが国の今後における地震対策について質問いたします。 そこで、いま瀬野委員からも質問がありましたけれども、この都市防災緊急対策要綱の検討の内容について、いま湊総理府副長官は、九つの部会で検討しておる、半月くらいおくれておるが、ひとつ近々のうちに防災会議でまとめたいという、いわゆる経過だけのお話があったわけですが、もっとわれわれが知りたいのは、その中で検討されておる具体的な検討内容はどんなものであるかということを知りたいのです。時間がございませんから、そう長々とやられても困りますけれども、もっと具体的な検討内容について御……
○小宮委員 私はまず最初に、特に今度の国会が物価国会といわれておりますので、そういうような関係から物価問題と関連して農林省の野菜行政についてひとつ大臣の所信をただしたいと思います。 御承知のように、この野菜は国民生活にとって欠くことのできないものでありまして、それだけに今日の野菜価格の暴騰は家庭を預かる主婦たちの大きな脅威であります。したがって、どうして安定させるか、野菜対策に真剣に取り組んでほしいというのが主婦といわず消費者全体の声であるわけでございます。にもかかわらず、農林省は、昨年の秋口の野菜の高値のおりには十月以降になれば安くなる、こういうような発表をしたのでございますが、しかし予想……
○小宮委員 それではただいまから卸売市場法案について若干質問いたします。 今日、生鮮食料品の物価対策というのは非常にむずかしい問題で、従来からガンだといわれておるわけですけれども、それについて何ら根本的な対策がなされておらぬ。そこで政府も単なる価格対策だけではなくて、やはり生産と流通の根底にある不合理な仕組みにメスを入れるべきだというように考える次第でございます。 そこで、生鮮食料品の価格安定対策としていつも流通機構の問題が取り上げられるわけでございますが、そのたびに中央卸売市場のあり方がまた問題になっているわけです。そこでさきに物価安定政策会議が野菜の価格安定対策として、現在の卸売市場制……
○小宮委員 私は、まず最初に農薬問題について質問をしたいと思います。 農薬の公害問題については、いまさら言うまでもなく、昨年の六十四回の臨時国会でも十分審議された問題でございますが、その後もやはり牛乳や母乳のほか鶏卵か、らもBHCなどの残留農薬が検出されて、依然として有機塩素系農薬の汚染が続いているのでございます。そこで農林省は、そのためかどうかは別として、さきに乳牛などの家畜の飼料にする野菜、イモ類などにBHCやDDTの使用の禁止と、農薬メーカー、販売店並びに農家が現在持っているこれらの農薬の破棄処分をするようにということで、全国の農政局や各農業団体に通達を出しております。 そこで私はど……
○小宮委員 私は内閣から提案されております国有林野活用法案並びに林業全体について質問をいたしたいと思います。 まず、わが国の林業は、木材の需要は増大しているにもかかわらず年々衰退を続け、四十四年度の国内需要は政府の無計画な外材輸入政策によって五〇%を割っているのが現状であります。このようにわが国の林業を衰退に追いやった最大の責任は政府にあるといっても過言ではありません。一方民有林の不振と相まって国有林経営も四十五年度から恒常的な赤字に転落するといわれており、この際政府は林業の再建をはかるとともに、国有林のあり方についても抜本的な改善が必要だと思います。 そこでまず質問をしたいことは、この活……
○小宮委員 私は、ただいま提案されております海洋水産資源開発促進法案及び水産業振興に関して質問をいたしたいと思います。 さきに政府が発表した漁業白書によりますと、四十四年度の漁業総生産量は八百六十一万三千トンと、前年並みになっていますが、総生産金額は、前年に比べて一四%増の八千四百八十八億と、過去五年間の最高の伸びを示しております。 さらに白書は、わが国の漁業がかかえている問題点として、一つはサバ、イワシ、イカ等の漁獲量の減少によって、漁業総生産量は伸び悩みの傾向にあること。二つ目は、中高級魚に対する需要は年々増加の傾向にあるが、一方生産はそれに十分対応できていないこと。三つ目は、その結果……
○小宮委員 私は最初に畜産公害問題について質問したいと思います。 御存じのように、公害問題は社会問題として非常に大きく取り上げられておりますし、また昨年も、公害国会といわれるくらいに臨時国会が開かれたわけでございます。しかし被害の大きい公害についてはマスコミも大きく取り上げ、また世間も非常に騒ぎ立てるわけでございますが、被害の少ない公害については、ややもすると世間から忘れられたまま泣き寝入りするというようなケースが非常に全国的に多いのではないかということを私は懸念をいたしております。したがいまして、私が最近知り得た公害紛争に関して、その事件の概要を説明して、そして総理府及び農林省当局に見解を……
○小宮委員 今度の兵庫県下で起きたこの事件は、非常にわれわれに、今後災害対策に対してどうあるべきかということで、多くの教訓と示唆を与えていると思います。したがって、そういうような立場から、私も、この兵庫県下を襲った集中豪雨による災害を中心にして質問をしてみたいと思います。 すでに御承知のように、十八日、東日本から西日本を襲ったこの集中豪雨によって悲惨な事故が発生しておるわけでありますが、とりわけ痛ましいのは、兵庫県下に集中した土砂くずれ事故でありまして、相生市と赤穂市の境、高取峠の国道では、がけくずれで観光バスと乗用車が転落して、死者四名と負傷者四十四名を出しております。また相生市でも、民家……
○小宮委員 時間がありませんので簡単に質問いたしますので、答弁する側もひとつ簡単明瞭にお願いいたします。
私は長崎県出身でございますが、長崎県でも先月の二十一日から二十六日にかけての集中豪雨によって、死傷者が十九名出ております。そのほかに、物的被害としても七十六億五千八百万円に及んでおります。さらに、今回の十九号台風による被害を加えますと、八十四億四千万円に及んでおるわけでございます。
そこで、総理府に質問したいのは、端的にいって、長崎県の場合に激甚災害の指定が得られるかどうかというその見通しについて質問します。
【次の発言】 特に長崎県でも、先ほどからもいろいろ出ておりましたが、対馬の上……
○小宮委員 私は、新大臣が、いままでの歴代の大臣より一番農業と農民を愛するということを伺っておりますので、その立場から、ひとつ大臣に今後の農政について若干の質問を申し上げたいと思います。
まず大臣は、就任の第一声として、現在の食管制度の問題については、やはり時代に合わなくなっておる。したがって、時代に即応したものに改めたい。しかし、あわてることはしないというようなことを就任の第一声で言われておるわけですが、大臣のこの食管問題についての所見をひとつ正式にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それではさらに、大臣はやはり就任翌日の記者会見で、生産者米価の問題にちょっと触れられております。その中……
○小宮委員 私は水産業振興の立場から質問をいたします。と申しますのは、近々、長崎県の西彼杵郡の崎戸町に建設が予定されております三菱鉱業の石油精製基地計画について水産庁、通産省、運輸省、環境庁に対して質問したいと思います。 その三菱鉱業の事業計画によりますと、第一期工事として約四百三十億を投じて一日十五万バーレルの生産設備を昭和四十九年初めまでに完成し、引き続いて第二期工事として昭和五十年以降さらに約四百億を投じて十五万バーレルの生産設備を増強する計画であります。としますと、この第一期、第二期工事分を含めますと全敷地面積が五十一万坪、日産三十万バーレル、トン数にして四万七千八百トンの生産能力を……
○小宮委員 私はいままでの質問と角度を変えて、わが国の沿岸漁業の振興の立場から、長崎県対馬の日本漁業専管区域内で不法操業する韓国底びき漁船の取り締まりの強化とその損害補償及び今後の対策について海上保安庁並びに水産庁に質問をいたします。 この漁業専管水域は昭和四十年の十二月、日韓漁業協定に基づいて設けられたものでありますが、その漁業協定が結ばれているにもかかわらず、韓国の底びき漁船がこの専管水域内を侵犯して不法操業するという事件がこれまで依然として多発しております。そして幾ら取り締まってもあとを断たないばかりか、最近では昼夜を問わず沿岸三マイルないし五マイルの近くまで接近をして漁場を荒らし回っ……
○小宮委員 まず最初に、私は現在農林省が調査を進めております長崎南部地域総合開発事業計画について若干質問いたします。
まず、私はこの計画を促進していただくという立場から質問するものでございますが、この開発事業の構想、青写真についてまず説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、その調査は大体いつ終わるのか。大体四十七年度中に調査は完了するのかどうか。まずお答え願いたい。
【次の発言】 そうすると四十七年度のその調査費はどれくらい必要とされておるのか、お答え願いたい。
【次の発言】 一億で四十七年度までに調査完了の自信はございますか。その一億というのは、いま大蔵省に要求しておる段階で……
○小宮委員 いままで各委員から質問されておりますので、私の質問の中でダブる面につきましては省略をして質問をしたいと思います。 いままで各被災地を回ってみまして、一番被災を受けられた農林漁業者あるいは中小企業者たちが異口同音に訴えておられることは、やはり融資額の引き上げの問題と、それからその金利の引き下げ、それに償還期間の延長の問題、この三つがほとんどでございます。その意味では、今回の法律改正で不満ではございますが、一応金額は大体二倍に引き上げられた。しかし、金利の引き下げの問題と償還期間の問題については何ら触れられておりませんので、先ほどから各委員からそのことを指摘されておりますが、この問題……
○小宮委員 私は、委員長の特別な取り計らいによりまして、クロロキンの製剤による薬公害について、ひとつ厚生省当局に質問したいと思います。 この問題については、先月の二十四日にも、このクロロキン被害者の人たちが厚生大臣にも陳情しておりますので、厚生省はよく存じておると思いますが、私の知人にもこの被害者がおりまして、この人の視力は現在〇・〇三ということで、すでに、二、三尺離れても顔がぼおっとしてよく見えないということで、新聞、テレビを見ることはもちろんのこと、会社の通勤にしても、奥さんが一緒について通勤するというような状況で、もちろん、だからバスの行き先もわからなければ交通信号がわからぬということ……
○小宮委員 これは総理府に質問しますけれども、災害が発生するたびにいろいろ個人災害の問題が問題になるわけです。この問題について、各委員会でそのつど個人災害制度を設けたらどうかということで、いろいろ各委員会の質問、意見等があって、それを受けて、総理府としては、四十五年と四十六年に各都道府県知事あるいは市長村長等の意向調査をやっておるようです。私、この問題については小委員会で一応は聞いておりますけれども、公式の場ではまだ全然明らかにされておりませんので、そういった意味で、その調査の結果についてひとつ御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 調査結果では、任意と強制の問題はどうなっていますか。
○小宮委員 ただいま三名の先生方からいろいろ意見をお聞きしまして、その上に立ってわれわれとしても各関係省庁に対していろいろ質問がございますが、時間もございませんので先生方に限って質問をしてみたいと思います。 その中で特に、地震があった場合に建物がこわれると、そのためにまた火災が起きる。いままでの関東大震災の結果を見ても、また新潟震災を見ても、建物の倒壊による死傷者よりはむしろ火災による死傷者のほうが数多く出ておるということは、これはもう統計上明らかなんです。その意味で、われわれも、震災が発生した場合に建物の倒壊だとか火災を防ぐとか、もちろんこういうような対策は必要でありますけれども、こういっ……
○小宮委員 大臣にちょっと確認の意味で質問しますけれども、今回の事故は人災と大臣もお思いになるのかどうか、その点ひとつ確認します。
【次の発言】 まあ報告によりますと死者は百十八名になっておるようでございますが、この百十八名の中で労災に入った人、労災に入っていない人、どのくらいの数になりますか。――もし、おわかりになっておらなければ、この点についても意見として申し上げるのですが、この中には、労災に入っていない人も現実におるのです。したがって、やはり労災に加入しておらなくてなくなった方々の遺族補償、あるいは労災に入っていても、補償の問題でいろいろ問題が起きると思うのです。したがって、大臣も人災と……
○小宮委員 まず大臣に最初に質問したいことは、これは午前中の質問にありましたけれども、十一日の衆議院の物価連合審査会において佐藤首相が、農産物の輸入化については、農産物は自給すべきものは自給すべきであり、自給率は八〇%程度を維持したいということを答弁されておるわけですが、この考え方と農林大臣の考え方は同一のものと理解してよろしいですか。
【次の発言】 午前中の質問の中で、大体米を一〇〇%入れると農産物の自給率は七五%、水産物を入れると八一%というような答弁をされておりますね。そこで、米を除いた農産物の自給率は幾らになりますか。それと水産物だけの自給率は幾らですか。
○小宮委員 政務次官にお尋ねします。
加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の目的の第一条によれば、「生乳の価格形成の合理化と牛乳及び乳製品の価格の安定を図り、もつて酪農及びその関連産業の健全な発達を促進し、あわせて」云々となっておりますね。そうすると、生乳の価格形成の合理化とは具体的にどういうものなのか、御説明を願いたいと思うのです。
【次の発言】 関連産業という範囲はどこまでですか。
【次の発言】 いままでの政府の政策を見ておると、結局、生産者の生活安定よりはむしろそういった関連産業の利益の確保に一生懸命になっておるのじゃないかというような印象を受けるのですが、こういうような質問をしても、決……
○小宮委員 私は、まず土地改良制度の基本問題について質問したいと思います。 その第一は、総合農政と土地改良制度の役割りについてであります。 農林省は、昭和四十五年度農業の動向に関する年次報告において、現在の農業の分析と今後の課題について指摘しております。たとえば、米の生産調整を契機として農業生産の再編成や地域分化と地域に即する計画的な生産体制及び自立経営農家を中核とする農業構造の近代化並びに生活環境の整備を含む農村社会の建設等云々と述べられておりますが、一体、土地改良事業はこれにどう対処し、いかなる役割りを果たそうとしているのか、土地改良制度の基本的なあり方について質問いたします。
○小宮委員 法律案の質問に入る前に、きょうは大臣がわざわざ出席しておりますので、大臣に対して水産業振興の立場から若干質問したいと思います。
その第一は、先ほども質問がありました日ソ漁業交渉の問題ですが、カニ交渉については妥結を見ておりますけれども、サケ・マス交渉においてはまだ妥結を見ておりません。したがいまして、この交渉の妥結の見通しはいつごろになるのか。ある報道によれば、明日中とか二十日ごろとかいろいろいわれておりますが、ひとつ大臣から、妥結の見通しはいつごろになるのか、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 昨年もそうですが、日ソ漁業交渉の結果、いつも減船という問題が起きてまいります……
○小宮委員 きょうは私は畜産振興の立場から鶏卵問題についてひとつ質問をしてみたいと思います。 御存じのように、わが国の養鶏農家は、鶏卵価格が長期にわたって低迷を続けている反面、人件費の高騰や飼料代の値上がり等によって、もはやみずからの努力だけではどうにもならないというのが現在の実情であります。その原因としては、過剰生産の傾向にあるということと、また外国液卵の大量輸入や商社系の大規模養鶏への進出等があげられますけれども、ともあれ、このような状態を農林省として放置をするのか、このまま見殺しをするのか、それとも国が強力なバックアップをするかどうかのせとぎわにあるというふうに私は考えております。 ……
○小宮委員 まず、農林年金団体数と組合員数は幾らか、これをお聞きします。
【次の発言】 年金組合員の平均組合員期間、いわゆる平均勤続といいますか、これと平均年齢は幾らになっておるのか。
【次の発言】 いま全体としての説明だったわけですけれども、これを農業別、漁業別あるいは林業といいますか、そういった業種別に見た場合に、その団体数とそれから組合員数と平均組合員期間と平均年齢はどうなるのか。
【次の発言】 それでは、現在の年金者数それから平均退職年金は幾らになっておるか。
【次の発言】 年金組合員の標準給与水準といいますか、これは他に比べて低いように思われるのですが、この組合員の平均報酬月額は幾ら……
○小宮委員 私は真珠業の問題について水産庁に質問します。 御存じのように、わが国の真珠業界は、四十一年六月ころからの輸出不振を契機として、次第に不況に見舞われ、経営は年々悪化し、深刻な事態に直面しておると思います。御存じのように、長崎県でも、全国で三重県に次ぐ真珠事業の盛んなところでありますが、もうすでに三割近くは倒産し、または休業しております。したがって、これからの真珠価格の推移いかんによっては、その半数も生き残れるかどうかというようなことが非常に懸念をされております。加えて、昨年のドル・ショックでダブルパンチを受けて、何らかの対策を講じなければこの真珠業界は瀕死の事態におちいることは明ら……
○小宮委員 私は、民社党を代表して、政府提案の昭和四十七年度一般会計予算案、昭和四十七年度特別会計予算案並びに昭和四十七年度政府関係機関予算案に対し、一括反対し、社会党、公明党、民社党三党共同提案による予算編成組替えを求めるの動議に賛成の討論を行ないたいと思います。 私が政府予算案に反対する第一の理由は、政府が依然として来年度予算案の柱を景気回復に置き、国民生活の福祉向上を従としていることであります。予算の伸び率だけは二一・八%と非常に大型化しているのでありますが、これはあくまで景気刺激がねらいの中心であり、財投計画に至っては戦後最高の伸びを示しており、これは明らかに財界迎合の景気刺激型予算……
○小宮委員 まず、総理府のほうに質問をいたします。 御存じのように長崎県でも、先月の十一日から今月の十三日にかけての集中豪雨によって、人的にもまた物的にも非常な被害を受けておるわけでございまして、被害の状況を念のために申し上げますと、人的被害が、死者五名、重軽傷者三十九名で計四十四名、一方、物的被害のほうも総額百四億三千万に達しておりまして、そのうち農林被害が最も多く約六十三億、次が土木被害の約三十億の順となっておるわけでございますが、長崎県の場合、当然激甚災害の指定が受けられるものと考えておるわけでございますが、ひとつ総理府の見解をお尋ねしたい。
○小宮委員 まず大臣に質問したいと思います。
大臣は、今度の生産者米価の値上げに伴って消費者米価、いわゆる政府売り渡し価格の引き上げについても、十一月一日から約一〇%程度引き上げたいということで、十月初めに米審を開いて諮問したいというようなお考えのようでございますが、この点について大臣の所見をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは、新聞報道にあった十一月一日から約一〇%の消費者米価の値上げをするというのはうそだということですか。
【次の発言】 米価審議会を開いてということをいま言われましたけれども、米価審議会はいつごろ開く予定ですか。
○小宮委員 私は、今回の消費者米価の値上げに関して、大臣に一言苦言を呈したいと思っておりましたけれども、大臣がおりませんので、ひとつ政務次官から大臣にお伝えを願いたいと思います。 と申しますのは、ちょうど先月の八月十日の本委員会で、私が大臣に対して消費者米価を十一月一日から一〇%程度値上げをやるのではないかという質問に対して大臣は、私はそのようなことを言った覚えはございません。それでは新聞報道されておるのほうそだということかということに対して、それは新聞の憶測記事でありましょうというようなことを言われたことを、私、記憶しておるのです。ところが、その舌の根もかわかぬうちに、一〇%の値上げが十月……
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