このページでは小宮武喜衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○小宮武喜君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております雇用保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに労働大臣に質問をいたします。 わが国の雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、企業の求人は依然としてその増勢を見せず、昭和四十九年に一を割っていた有効求人倍率は、二年半たった今日でも〇・五ないし六と低迷をし続けて、二人に一人の就職しかできないような状態が続いております。 また、五十年度に百万人を超えた失業者の数は、その後も一向に減少せず、完全失業者百万人時代は常態化してきたと言っても差し支えありません。 このような深刻な雇用情勢は、わが国経済が本格的な低成長経済に突入し、……
○小宮委員 最初に、原子力船「むつ」の問題について質問をいたします。 御承知のように、原子力船「むつ」は、いわゆる母港の撤去期日の四月十四日を控えまして、現在長崎県、佐世保市に対して修理港要請の回答待ちというところでございますが、いまのところ長崎県にしても、佐世保市にしても、まだ正式な回答をするまでに至っておらない状況です。いわゆる原子炉等規制法によって「むつ」が入港する場合は、六十日前に届出をしなければならぬという義務があるわけですが、すでに政府が考えておった二月二十三日か、あるいは四日のぎりぎりの日にちは過ぎたわけですけれども、この問題について青森側との話し合い、その問題は了解がついてお……
○小宮委員 私は、質問の本論に入る前に、ぜひとも長官に明らかにしてもらいたいことがございます。 それは、去る十七日の衆議院予算委員会の総括締めくくり質問の中で、各地の原子力発電所でこの十年間に放射線被曝による死者が七十五人も出ている疑いがあるという質問がなされておりますね。もしこれが事実とすれば、これはゆゆしき問題だと思うし、また、今後の原子力行政についても非常に暗雲を投げかけるような問題でもございますので、こういう事実があったのかどうか。また、従来は政府にしても電気事業者にしても、死者は一人も出ておりませんということを発表していた手前からしても、これはもうその責任も非常に重大だと思いますけ……
○小宮委員 長官の答弁にもありましたように、四月一日、佐世保市議会においては大もめにもめたあげく、政府の要請どおりいわゆる燃料棒つきの受け入れを決定しております。一面また、いま長官言われたように、県の方では安全研究委員会の答申があって、また、その答申を受けて知事がどういう決断をするかは定かではありませんけれども、いまの長官の答弁の中にもあったように、今月の中旬に開かれるか下旬に開かれるか知りませんけれども、こちらの方では燃料棒抜きの修理というような方向が決定される公算が大ではないか。 こういうことを考えました場合に、佐世保の受け入れの態度と県の受け入れの態度が食い違った場合に政府はどうするの……
○小宮委員 先ほどの質問の中にもありましたように、一昨日、十二日に科学技術庁の久良知事務次官を青森県側に派遣をして、原子力船「むつ」を協定どおり四月十四日までに撤去できなかったことに対する陳謝をした、こういうことが報道されておりますけれども、これは単なる陳謝だけなのか、向こうに行かれて青森県側との間にいかなる話がなされたのか、その話し合いの内容をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その場合に、先ほども質問がありましたように、燃料棒抜きのことについては全然話し合われなかったということでございますか、それとも、やはり非公式ではあるけれども燃料棒抜きのことを要請された、これは事実ですか。
○小宮委員 最初に久米参考人に質問します。
久米参考人は、原子力は安全に開発されれば将来有力なエネルギー源となり得ると考えておられるのか、それとも、やはりいかなる時代が来ようともこの原子力は重要なエネルギーとはなり得ないと考えておられるのか、その点いかがでしょうか。
【次の発言】 久米参考人は、私たちの前途は洋々としており、石油がなくなったらどうしようという日は来ないというようなことを言われておりますけれども、それでは石油については、いま盛んに石油の有限時代ということを言われて、いろいろアラブ諸国でもあと十五年とか二十年とか三十年とか言われておりますけれども、石油は無限であるとお考えですか。
○小宮委員 長崎県では、御承知のように、政府からの原子力船「むつ」の佐世保修理港要請に対する態度決定のために開かれました臨時県議会で、去る三十日、燃料棒抜きを条件として受け入れることを決定いたしました。この県側の態度は、さきに決定しました佐世保市側の態度との間に相違がございますが、政府は、この調整をどうするのか。いままでは長官も、まだ長崎県側の態度が決まっておらないうちに私が云々することは、余り先走ったことはできないということで逃げておりましたけれども、いよいよ現実に長崎県側の態度も決まり、佐世保市側の態度も決まったわけですから、今度は大臣も逃げるわけにはいかぬと思いますので、ひとつこの調整を……
○小宮委員 大臣からしつこいと言われるかもしれませんが、「むつ」問題についてまた質問します。
「むつ」の燃料棒抜きの安全性について安藤委員会に諮問したようでございますが、安藤委員会としては結論がいつごろ出るんですか。
【次の発言】 それは、安藤委員会の結論が出るのは一月後とすれば、それから自民党の「むつ」対策特別委員会でいわゆる燃料棒をどこで抜くかということを検討するということになりますが、そうすると「むつ」の特別委員会ではそれからかなりまた時間がかかると思わなければなりませんが、どれくらいかかりますか。
【次の発言】 私は、むしろ特別委員会の方がかなりの時間がかかるのではないか、こういうよ……
○小宮委員 まず最初に、今月七日、八日にロンドンで開催された先進国首脳会議における核問題についての話し合いはどうであったのか、また、何か結論みたいなものが出たのかどうか、話し合いが少しでも前進するようなものであったのかどうか、その点、御報告願いたい。
【次の発言】 いま大臣も言われたように、カーター大統領が先月七日に新原子力政策を発表した際にも、非常に理解のあるような発言をしていたにもかかわらず、二十日のエネルギー教書の中では、いわゆる商業再処理の禁止を強調してみたり、あるいは一連の国際会議でも、米国の対外原子力政策というものが、非常に理解を示したかと思えば、一方ではまたもとに戻っておるという……
○小宮委員 率直に大臣にお聞きしますけれども、現在「むつ」問題はどうなっておりますか。前国会で長崎県側の態度が燃料棒抜き受け入れという回答がありまして、それを受けて政府は、いわゆる原子力船「むつ」の燃料棒引き抜きについての安全性の問題について安藤委員会で検討するということでございました。その際、私の質問に対して大臣は、安藤委員会の検討期間は大体一カ月ぐらいはかかるであろうという答弁をされておりましたけれども、これは五月二十五日の私の質問に対しての答弁ですから、その意味ではもうすでに大体五十日近くなるわけですが、どういうふうになっておりますか、大体いつごろ結論が出るのか、ひとつ明らかにしてもらい……
○小宮委員 それでは、大臣の所信表明に対して質問をいたします。 御承知のように、現在わが国の政治の最大の課題は、いかに早く不況を脱出して景気回復を図るかということであることはもう言うまでもございません。そこで、景気回復をただ単に財政面からだけではなくて金融面から景気刺激策を必要としてきておる関係上、大蔵省とか日銀では公定歩合の引き下げの問題について検討がされておるようです。この問題は、予算委員会の総括質問の中でもあるいは本会議の代表質問の中でも指摘されておるところでございますが、この問題について、公定歩合の引き下げの問題に関連していつも問題になるのは郵便貯金の金利の引き下げの問題でございます……
○小宮委員 昭和五十二年度のNHKの収支予算、事業計画及び資金計画の大臣承認に当たって、特に受信料の不払い解消に効果的な対策を講ずるようにという意見書がつけられておりますが、NHKはこれに対してどのように対策を講ずるのか、またどのような受けとめ方をしておるのか、まずこの問題を初めにお聞きします。
【次の発言】 いろいろ抽象的に不払いの原因なり内容について説明しておりますけれども、それだけの努力をしておるにもかかわらず受信料の不払いがますますふえていっておるということはどういうことですか。たとえば、あなたのところの資料によっても、四十七年が三十六万件、四十八年が四十七万件、四十九年が五十五万件、……
○小宮委員 私は、法案の質問に入る前にただいま緊急な課題になっておりますこの春闘問題について、郵政省並びに電電公社当局に対して若干の緊急質問を行いたいと思います。 すでに各新聞でも報道されておりますように、三公社五現業の公労協では有額回答を求めて十五日からストライキに入ることが決定されております。このストライキによって迷惑をこうむるのは国民でございますから、したがって、この国民の迷惑をなくするために郵政省当局並びに電電公社当局はこのストライキを回避するためにどのような努力をなされておられるのか、それぞれ郵政省当局並びに電電公社当局から御答弁を願いたいと思います。
○小宮委員 きょうは原子力の日ですが、この原子力の日にちなんで、これを記念するポスターがつくられております。このポスターを拝見しますと、ネオンの光を背景に若い男女が抱き合う図柄で、上の方に「無関心?無関係?」という文字が入っていますね。この若い男女の抱き合った図柄と「無関心?無関係?」とどう結びつくのか。これは一見して何をこれが意味しておるのか、何を訴えようとしておるのか、大衆にはよくわからないと思うのです。こういうクイズみたいなアイデアはどこから生まれたのか、またポスターのねらいがどこにあるのか、まずそれを説明願いたい。
【次の発言】 いま大臣はかなり自信を持って言っておりますけれども、逆に……
○小宮委員 私は民社党を代表して、ただいま議題となりました原子力船開発事業団法の一部改正案並びに修正案に賛成の討論をいたすものであります。 その理由を簡単に申し述べます。 今日、全世界の最大のエネルギー源である石油資源は一九八〇年後半には危機が訪れるであろうということは、もはや世界の常識となっております。また、石油にかわるエネルギー源の本命は原子力エネルギーであることも、これまた常識となっておるのであります。もちろん、原子力エネルギーが未来永劫続くとは考えられませんけれども、次の新しいエネルギーが開発されるまでのつなぎの役割りを果たすことは争えぬ現実であると思います。かかるエネルギー源の変……
○小宮委員 十月の十九日からワシントンにおいて国際核燃料サイクル評価計画の発足総会が開かれたはずであります。この総会は今後の世界各国の原子力開発の方向を見定めるもので重要な意味を持っておるものでありますが、特にわが国は東海村の再処理工場をめぐる日米原子力交渉で運転期間を二年に限られたのも、このサイクル評価計画の結果が出るまでというように理解しておりますけれども、この総会の状況について御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 再評価計画でプルトニウムの混合抽出法の開発が技術的に可能かどうかという結論が果たして二年間で出るのかどうかということも考えられるわけですが、日米共同決定では、二年の間に混……
○小宮委員 最初に原子力基本法の問題について若干お尋ねしたいと思います。
原子力施設の安全規制を実効あるものにするためには、原子力安全委員会は行政委員会にすべきであるという意見もかなり強うございますが、欧米諸国では行政委員会になっているのかどうか、また欧米諸国ではどのような体制のもとで安全規制を行っているのか、その点お尋ねします。
【次の発言】 詳しく質問する時間がございませんので先に進みますけれども、原子力安全委員会を行政委員会にしないとした場合に、今回の法律改正による体制の改革強化によって、原子炉の安全審査は実態的にどの程度強化されるのか、またこの点について来年度予算でどのように措置する……
○小宮委員 今回のテレビ朝日のモスクワ五輪放送に関する契約書の内容について、私は三つの問題点が含まれておると思います。 一つは、先ほどからいろいろ話がありますように、いわゆる放送権料の問題で、これについて三浦常務は、相手国と公表しないということを約束しておるので公表できないということを午前中の答弁の中で申されております。先ほどの質問では二十五億以内という言葉が出てまいったわけですけれども、私は、いま国民が一番関心を持っており、そして一番知りたがっておるのはその放送権料が幾らなのかということだと思います。三浦常務の方では不当に高いとは思わないという表現を使っておりますけれども、しかしながら、事……
○小宮委員 大臣も御存じのように、今日の大きな政治の課題は、景気回復の問題あるいは雇用の安定の問題、あるいは物価の問題、加えて行政改革の問題あたりがやはり一番大きな問題だろうと私は考えます。そういう立場から、郵政省として果たすべき役割りについて私はこれから質問をいたしたいと思います。 まず、最初に行政改革の問題についてでございますが、これは福田内閣自身が行政改革を大きな目玉として公約していたにもかかわらず、当初は何か八月中に成案をまとめるとか言って意気込んでおりましたけれども、最近ではもう後退に後退を続けて竜頭蛇尾に終わるのではないかというふうにさえ考えるわけです。二、三日前の新聞を見ると、……
○小宮委員 昨年の五月二十六日の当委員会で、私は米国の核拡散防止法が成立した場合においてわが国の原子力政策にどういう影響を及ぼすかということで質問したことがございますけれども、いよいよ米議会の上院では圧倒的多数をもって核拡散防止法が可決され、成立は時間の問題となっております。 この法案の内容を見ますと、改めて言うまでもなく、一つは米国が輸出したすべての核燃料の再処理は米国の事前承認を必要とする、二つ目が核非保有国がすべての核燃料を国際原子力機関、IAEAの保障措置のもとに置くことを供給の条件とする、三つ目が非常に大事な問題でありまして、二〇%以上の高濃縮ウランの輸出は大統領の直接承認を必要と……
○小宮委員 最近、関東地方を中心に、東北、中部地方の一部でかなり強い地震が起きまして、地域住民の方々は非常に不安に駆られているわけですけれども、先ほどの浅田参考人あるいは力武参考人の話を聞いてみて、私は非常に地震予知の問題について心もとないような印象を受けました。これでいいのだろうかということを考えた。われわれは御承知のように本日このテーマで地震予知の問題で参考人に来ていただいたのも、やはりこういった地震の発生する場合、いかに予知が早くできるか、そのことによって国民の生命、財産が守られるという立場から貴重な御意見を聞きたいと思って来たわけですけれども、期待外れをしたと言っても私は過言ではござい……
○小宮委員 最初に大臣に、原子力船「むつ」に取り組む科技庁の姿勢についてまずお聞きしたいと思います。
大臣は最近非常に積極的にこの問題に取り組んでおるようでありますけれども、私の印象を率直に言わしてもらえば、科技庁の内部全体が大臣と同一意思のもとに、背水の陣をしいて、佐世保で絶対やるんだという方向で統一されておるのかどうかということについて私は若干疑義を持ちますので、原子力船「むつ」の佐世保修理に対して、背水の陣をしいて、絶対佐世保でやるんだという意思のもとに科学技術庁内部は統一されておるのかどうか、この点、大臣いかがでしょうか。
【次の発言】 私がいろいろあちらこちらの意見を聞いてみる場合……
○小宮委員 基本法の改正案についてはこれまでもたびたび質問してきましたけれども、事ここに至って、私はさらに原点に返って確認の意味でまた質問をいたしたいと思います。 昭和三十一年に原子力基本法が制定されてからすでに二十二年を経過しておりますが、この間にわが国の原子力情勢も大きく変化をしております。すなわち、わが国の原子力発電はすでに一千万キロワットを超え、アメリカに次いで世界第二位になろうとしておりますし、一方では、高速増殖実験炉の「常陽」や国産新型転換炉の「ふげん」が臨界を迎えるなど、技術の多様化が進んでおります。こういう状況の中で、昭和四十九年に発生した原子力船「むつ」の放射線漏れ事故を契……
○小宮委員 いまの「むつ」問題に対する質問のやりとりを聞いておりまして、科学技術庁の姿勢について私は疑問を持つわけですけれども、しかしながら、これ以上私がまた質問をして、大臣がお困りになるのも気の毒ですから、私はきょうは「むつ」問題は質問いたしません。別の問題について質問します。
動力炉・核燃料開発事業団が一九六七年以来十年余の歳月と一千億を投じて開発した新型転換炉の「ふげん」が臨界に達しているわけですが、この「ふげん」の臨界に達した意義についてどう考えるのか、ひとつ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 原子力開発長期計画の中では、核燃料利用は現在の軽水炉から高速増殖炉への開発に最大の……
○小宮委員 私は法案の質問に入る前に、原子力船「むつ」の修理問題がいよいよ大詰めにきたような感じがいたしますので、この原子力船「むつ」問題について若干質問を行いたいと思います。 御承知のように原子力船「むつ」の受け入れについては地元長崎県と佐世保市とでは異なった態度を出しておるわけですけれども、最近になって久保長崎県知事が原子炉封印の条件ならば受け入れてもよろしいという柔軟な態度を示してまいりました。これに対して科学技術庁は難色を示しておるようでありますけれども、科学技術庁としてはあくまで従来の核燃料棒つきの既定方針で進むのか。政務次官、その点いかがでしょうか。
○小宮委員 参考人の方、本日は御苦労さまでございました。 河村参考人にお尋ねしますけれども、先ほども話が出ておりますように、ウラン・プルトニウムサイクルよりはむしろトリウム・ウランサイクルの方を考えていただきたい、その理由としては、プルトニウムは核兵器につながるし、トリウムの方は核兵器につながらないという立場でいろいろ申されておりましたけれども、いまトリウムを使う核燃料サイクルはまだまだ基礎的研究段階ではないのかというふうに考えます。この問題は以前にも私は科学技術庁に質問したことがありますけれども、そういう意味でトリウムサイクルが技術的に経済的にむずかしい問題を抱えておるのではないかというこ……
○小宮委員 第二再処理工場の設計、建設に当たっては、東海の再処理工場の経験と技術を最大限に活用することが私は必要だと思います。そういう意味で、動燃の再処理工場の安全審査に当たって審査の際の基本的な考え方、特に留意された点はどういう点か、その点ひとつお伺いします。
【次の発言】 第二再処理工場の施設は東海村の再処理工場の七倍にも当たる大規模なものでございますから、そのままそっくりというわけにはまいりませんでしょうけれども、たしかこの前の参考人の意見の中にも、原子力発電所とそれから再処理の場合の安全についてはこれはやはり別個に考えるべきだというような参考意見が述べられたことも私記憶しておるわけです……
○小宮委員 聞くところによりますと、関東郵政局は相模大野局に対し、五十一年には一月と六月の二回にわたって監査を実施しておりますね。特に、六月の特別監査は二年に一回の監査と違って、相模大野局の資金の動きが激しいという疑惑から実施されたものであると聞き及んでおるわけでございますが、にもかかわらずチェックできなかったというのは監査に問題があったのではないか、監査が甘かったのではないか、こういうように私は考えざるを得ませんが、その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 いまの説明を聞いておりましても、ある程度事実をつかんだわけですね。だから、そういう意味からすれば、六月に特別監査をやった。そして七月は局……
○小宮委員 先ほども電波ジャックの問題につきまして質問が出ておりましたけれども、重ねて質問したいと思います。
この妨害電波による電波ジャック事件につきまして、郵政大臣は、この事件が法秩序を犯し、国民生活に重大な影響を与えるおそれがあるので、監視体制を強化するため放送妨害臨時対策室を設置すると語っておられましたけれども、現在どういう取り組みをされておるのか、御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 当然、電波ジャックのこういう事件が二度と発生をしないように、また、発生したとしても直ちに逆探知ができるというか、発見ができるような技術の開発も必要であるし、ぜひともやってもらわなければなりません。……
○小宮委員 NHK予算審議の際いつも問題になりますのは、やはり、受信料の滞納だとかあるいは不払いの問題でございます。確かに、いま言われておるように、いろいろとNHKは努力はされておるようですけれども、実際には余り効果は上がっていないのではないかというように考えます。 そこで、ちなみに不払いの方だけを見てみますと、四十七年が四十万世帯から四十八年が五十万世帯、四十九年が五十六万世帯、五十年が六十万世帯、五十一年が七十五万世帯とずっとふえていっているんですよ。だから、実際には百万台を超えておるというような見方もされておるわけです。 ただ、不払いが単なる善意で、たとえば共かせぎのせいだとかいう問……
○小宮委員 これは同僚議員からもいろいろ質問があったことと思いますけれども、簡単に質問しますが、郵便貯金の金利引き下げを実施する方針を明らかにしておりますけれども、いつ郵政審議会に諮るのか、その点をまずお聞きします。
【次の発言】 大臣は、金利引き下げを実施するに当たっても預金者の利益を十分に配慮するということを言明されておるわけですが、それでは、この実施時期の問題、引き下げ幅の問題について、どういう内容のものを諮問するのか、その点はいかがでしょうか。もうあすのきょうだから言うてもいいでしょう。
【次の発言】 昨年九月に引き下げをやったときは、小宮山郵政大臣のときですけれども、この場合はわれわ……
○小宮委員 郵便年金の問題でちょっと質問しますけれども、郵政省が四十三年の一月から郵便年金の自然消滅をねらって募集停止を決めてかこ十年になるわけですが、その当時のことはぼくもよく知りませんけれども、どういう理由で自然消滅をねらったのか、その点を一つまずお伺いします。
【次の発言】 郵便年金制度そのものについてはさほど問題はない。むしろ、内容について改善すべき点がありながらも改善を行おうとせずに、ただ消滅をねらったということについて私はちょっと納得がいきかねますけれども、しかし、それはそれとして、現在の加入者は何名おりますか。
【次の発言】 積立金は幾らですか。
○小宮委員 大臣、今度の進学ローンの性格づけについてはどのように考えますか。
【次の発言】 今度の郵便貯金法の一部改正法律案の説明の中で進学積立郵便貯金制度を新設することになりましたけれども、これはただ郵便貯金預金者の利益を増進するためというように言われておりますけれども、かねてから言われておるように、郵便貯金というものは本来庶民の零細な貯金だと私は思うのです。そういう意味から見れば、低所得者層に対する配慮というものがこの進学ローンの中には当然生まれてこなければならないはずだと私は考えるのですが、この中にはどうしてもそういう配慮が欠けておるというふうに私は理解するわけです。
そういう意味で、……
○小宮委員 いままでにもいろいろ質問があったと思いますけれども、順序として最初からお伺いしますが、成田空港が開港した五月二十日の早朝に埼玉県所沢市にある運輸省の東京航空交通管制部の通信ケーブルが三カ所で切断をされております。そのために航空機の管制業務が全国的に麻痺するという事件が発生しているわけですが、まず、この事件の概容について電電公社から御報告を求めたい。
【次の発言】 電電公社の方では直ちにマイクロ回線に切りかえて通信の確保に努めたために大事に至らず済んだわけですが、ここでいろいろいま取りざたされておりますのは、切断されたケーブルは公社内部でも一部の担当者しかその存在を知らない極秘扱いに……
○小宮委員 最初に、会計検査院の方で決算に対する監査をやっておられますから、その監査報告をまず最初にお願いしたいと思います。
【次の発言】 予備費の使用状況についてお聞きしたいのです。
これはNHKの方からでも結構ですから、予備費の使用状況について御答弁願いたい。
【次の発言】 決算も大事でございますけれども、私たちが一番心配するのは、NHKの今後の経営の見通しがどうなるのかということが一番心配されるわけです。そういう立場から、経営の見通しの問題についてちょっと質問をいたしたいと思います。
坂本会長は、五十三年度の予算審議の際に、五十四年以降の事業収支は、五十四年度が二百二十二億、五十五年……
○小宮委員 最初に、原子力船「むつ」の問題についてお尋ねします。
原子力船「むつ」の修理受け入れについて長崎県及び佐世保市からそれぞれ正式回答がなされてから、すでに一年近くを経過しておりますが、政府の「むつ」修理に対する基本的な考え方、どういう修理をしていこうと考えておられるのか、ひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 いま大臣の答弁の中で、長崎県と佐世保市からの回答は正式回答とは理解しない、何か連絡みたいなものだ、こういうように受けとめておると言われたのですが、それは何を根拠にそういう判断をされたのか。
それからもう一つは、佐世保港で修理をするということになりますと、これは長崎県と……
○小宮分科員 厚生年金について質問いたします。
厚生年金は、五十二年八月から、現行の九万円が五十一年度の物価上昇率の九・四%の見合いをとりまして九万八千円程度になる、こういうように言われておりますが、この九万八千円の年金受給者は大体全体のどれくらいか、また既裁定年金者の平均はどれぐらいになるのか、まずこの点をお聞きします。
【次の発言】 その九万八千円の年金をもらえる人は、大体全体の一八%ぐらいということですか。
【次の発言】 その既裁定年金者の平均はどれぐらいなんですか。
【次の発言】 それは昨年の年金改正のときに私、質問して、その答弁は出てきておるわけです。だが実際、今度その後の変動もあ……
○小宮分科員 一つ農林大臣に質問します。 昨年の二月十日、政府が原子力船「むつ」の修理港として長崎県及び佐世保市に対して要請をしているわけですが、このためにやはり地元では両論が相対立して、非常に険悪な事態にまで発展することが予想されておるわけです。 そういう中で、いよいよ四月十四日を迎えておる。こういう中で、いろいろまだまだ問題がたくさん残っておりますけれども、その反対運動をやっておる中に漁業団体が入っておるわけですが、大臣はこういうような漁業団体が反対しておるということについて、いわゆる漁業、水産の所管大臣として、あるいは閣僚の一人として、どういう態度をとっておられるのか、まずこの点から質……
○小宮分科員 いま本会議でも雇用保険法の問題について大臣にいろいろ質問してきましたけれども、やはり私たちがわれわれの周囲をながめてみた場合、本当に労働者の生活が少しずつは向上されたといっても、なかなかわれわれが考えておるような生活水準までにいっていないことは当然なんです。 そこで、国がいわゆる憲法二十五条の国民の生存権に基づいて、いわゆる生活保護法という法律ができているわけです。ところが、労働者の中には、この生活保護法以下の生活水準を余儀なくされておられる方々がもうたくさんおります。そういうようなことで、いまからいろいろ質問をしてまいりますけれども、労働省に聞いてもらわなければいかぬから、厚……
○小宮分科員 私がいまさら申し上げるまでもなく、わが国の造船産業は、石油ショック以降戦後最大の構造的不況に見舞われておるわけですが、この不況が今後とも長期にわたって続くことが考えられますけれども、この問題で、非常に今後造船産業にとってはやはり雇用問題が一番大きな問題でありまして、そういう立場から造船産業に従事する人たちは今後造船産業はどうなるであろうかということを非常に心配しておられますので、そういう立場から、いまから質問をいたしたいと思います。 それにつきまして、この造船産業の不況というのが大体いつごろまで続くと運輸省当局は考えられておるのか、その点、ひとつまずお伺いしたいと思います。
○小宮小委員 この調査会の報告書を拝見いたしますと、五ページに、「本調査会は、国その他の関係者が、本調査会の検討結果を実効あらしめるため、法制上、財政上の措置を含め、すみやかに有効適切な措置を講ずるよう強く希望する。」ということが述べられておるわけですが、われわれのこの電波・放送小委員会も、法律改正を含めてのどこに問題点があるのかということを検討するのがこの小委員会の任務でございますから、そういう立場で今後取り組む場合にわれわれも参考にいたしたいと思いますので、これは電波監理局長に質問します。 この「法制上」という問題ですが、この答申を郵政省が尊重するとするならば法制上どこに問題点があるのか……
○小宮分科員 造船の構造的不況については、私がいま改めて申し上げるまでもなく大臣はよく御存じのことと存じます。したがってくどくどは申し上げません。ただ心配なのは、造船の構造的不況がいつまで続くのか、これから先一体どうなるのか、それらの今後の造船業の将来の展望について、まず大臣からお答えを願います。
【次の発言】 これは昨年のこの予算の分科会で、私が造船不況の一番ボトムはいつごろかという質問をしました場合に、船舶局長は造船不況の一番ボトムは大体五十四年だと答弁されましたが、いまもその考え方に変わりはないかどうか。
【次の発言】 なかなかこれは、非常に見通しがむずかしい問題で、運輸省としても非常に……
○小宮分科員 ここに労働省が発表した技能労働者需給状況調査結果報告書が出ておるわけですが、これはもちろん五十一年六月現在でございますけれども、これからいきますと約八十万の技能労働者が不足してきておるという数字が出ているわけです。ところが、一方では、この前の予算委員会でも質問したように、五十三年度は百十万の失業者が出るとか、あるいは五十二年度でも百十五万失業者が出る。一方では失業者がおる、一方では技能者不足が出ておるという、こういう実態の中で、どういう雇用対策をやっておるのか、どうも疑問に思いますので、労働省の雇用対策というのは大体どういうことをやっておるのですか。
○小宮分科員 厚生省は医療保険制度の抜本的改正案を今国会に提出する準備を進めておるということが報道されておりますけれども、この抜本改正に当たって、古くて新しい問題ではありますけれども、入院時の保険外負担の軽減、薬剤の乱用防止、診療報酬体系のあり方、現物給付、出来高払い制度、これらの現行医療制度全体にわたってこの改正案の中ではメスを入れるのかどうか、その点ひとつお考えを聞きたい。
【次の発言】 私は具体的に中身についてお聞きしておるわけですけれども、いま申されたように、やはり保険外負担の最たるものは何といっても差額ベッドと付添看護料の問題でございます。厚生省は四十九年三月、またその後もこの差額ベ……
○小宮分科員 石油ショックを契機に石炭の見直しが行われたわけですけれども、国内炭は二千万トン体制を確保するということが約束されながらも実際には達成されておらないというのが実情です。昨年が一千九百万トン、一昨年が一千八百六十万トン、これは既存炭鉱だけでは二千万トン体制は非常に無理ではないのかというふうに考えます。やはり二千万トン体制を確保するためには新規開発が必要ではないかと思います。通産省も新規開発の問題については取り組むということが前前から言われておるわけですけれども、具体的には新規開発の問題はどうなっておるのか、実際に開発されつつあるのか、その辺の事情をひとつ御説明を願いたいと思います。
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