このページでは小宮武喜衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○小宮武喜君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました水銀、PCB等による深刻な環境汚染問題に関して、緊急質問を行なわんとするものであります。(拍手) 私は、本問題の根底は、何といっても過去二十数年間政権の座にあって、高度経済成長政策を絶対的なものと考え、世界的な資源輸出量の二〇%をこえるばく大な資源消費型の工業化を推進してきた自民党政府の重大な政治責任を取り上げなければならないと思うのであります。(拍手) 水銀、PCBは言うに及ばず、カドミウム、硫黄酸化物、そして窒素酸化物など、わが国の水質、大気、土壌のいずれをとってみても、これほど環境が汚染され、人命を奪うような状況をつくり出……
○小宮武喜君 私は、民社党を代表しまして、ただいま趣旨説明のありました石油開発公団法の一部を改正する法律案につきまして、内閣総理大臣並びに関係諸大臣に対し、数点にわたり質問を行なうものであります。(拍手) 私は、まず初めに、今回の石油危機をもたらした政府の政治責任を追及いたしたいと思います。 わが国の一次エネルギーは、実に七三%が石油によって占められており、しかも、その石油は九九・七%を海外に依存し、わけても中東地域に八〇・七%も依存しているのが現状であります。加えて、中東地域は、イスラエルとアラブとの対立、それにからむ米ソ中などの思惑など、きわめて政情の不安定な地域であります。このため、……
○小宮武喜君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております昭和五十年度一般会計予算案、特別会計予算案及び政府関係機関予算案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。(拍手) なお、社会党、公明党両党共同提案による編成替えを求めるの動議につきましては、見解を異にいたしておりますので、反対であることを明らかにしておきたいと思います。 いま、私は、これから決定されるであろう五十年度政府予算案について、失望の念を抱いておるのであります。 申すまでもなく、わが国経済は、この数年、高度成長の破綻が明らかになり、国民生活は、激しいインフレと、かつてない深刻な不況によって、二重の苦しみを経験……
○小宮武喜君 私は、民社党を代表し、ただいま提案されております郵便法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 私が反対する第一の理由は、公共料金値上げに関する厳正なルール、原則を確立しないまま、国民にとって一方的な負担を強いるばがりか、激しい物価高、インフレの引き金ともなる公共料金の値上げを安易に断行する政治姿勢を断じて容認できないことであります。確かに政府がたびたび主張するように、すべての公共料金を一律に長期間にわたって値上げを抑制することは困難でありましょう。それゆえ、公共料金が物価高の起爆剤となってきた従来の経緯にかんがみ、公共料金の値上げに関する原則の確立が必要……
○小宮武喜君 私は、民社党を代表して、ただいま趣旨説明が行われました健康保険法等の一部を改正する法律案に関し、総理並びに関係諸大臣に質問を行うものであります。 近年における社会経済の激しい変動に伴い、一方においては公害や交通事故が激化し、他方においては有害物質のはんらん、あるいは原因、治療方法不明の疾病が増大するなど、新たな健康阻害要因が発生し、国民の生命と健康が脅かされております。しかるに、国民の生命と健康を守るべき医療保障制度は荒廃の一途をたどり、医療本来の任務を果たしているとは言いがたいのであります。 都市においては三時間待って三分診療という現状にある反面、三千地区にも及ぶ無医地区が……
○小宮委員 今月の十二日から来月の二日まで、野生動植物の保護条約を締結するために、ワシントンで国際野生生物会議が開かれておりますが、この保護条約を環境庁としては大体どう評価しておるのか、まず長官からひとつ御答弁を願いたい。
【次の発言】 環境庁の態度としてはわかります。しかし、この条約が締結された場合に、わが国に与える影響、これがどのような影響を与えるのか、この点について環境庁からまず御答弁をいただいて、特に必要あれば私、また通産省、水産庁からも、農林省からも答弁を願いたいと思いますが、その点について環境庁としてはどう評価するかという上に立って、わが国に与える影響がどの程度の、どのような影響を……
○小宮委員 私は、農薬の公害問題について質問します。
農薬の公害問題については、一昨年、昨年とあれだけ騒がれておりながらいまだにあとを断ってはおりません。この農薬公害に対して行政管理庁は、一昨年の一月、農林省と厚生省の両省に対して被害の実態掌握、安全使用対策、農薬の取り締まり、それから不用農薬の処理について早急に改善策を講ずるようにということで勧告しておるわけですが、農林省、厚生省はこの勧告に対して具体的にどのような措置を講じたのか、まず説明を求めたい。
【次の発言】 いまの農林省、厚生省の説明を聞きますと、もっともらしく聞こえていかにも対策を立てておられるかのように聞こえますけれども、現実……
○小宮委員 それでは、まずタンカーの排水規制強化について質問します。
さきに、二月十二日から三月二日までロンドンで開かれた政府間海事協議機関の海洋汚染防止条約の準備会議の概要について、この準備会議でどういうようなことが協議されたのか、またそれでどういうようなことが決定されたのか、その点まず説明を願いたい。
【次の発言】 いまの話によれば、一九六九年の防止条約との相違点は大体わかりました。がしかし、この準備会議で決定された事項が、ことしの十月六日ですか、ロンドンで開かれるこの会議に、そのまま原案として提案されるわけでしょう。そうすると、いま言ったこの準備会議でどういうふうなものが具体的に決定さ……
○小宮委員 沢田参考人にお尋ねしますが、この水俣病の認定患者の中には鹿児島県の人が含まれておるし、天草の人が含まれておりますね。こういうようなところの人たちはどういうような原因で水俣病になったのか、ひとつその理由についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういうようなことが理由であれば、水俣港に入出する船の船員の中にもかなり水俣病の潜在患者がいるのではないかというふうに考えられます。特にいま参考人が言われたように、ヘドロが水俣湾に堆積されておる。このヘドロが潮流によってずっと流れていくということを考えれば、長崎県でもちょうど一昨年に、この魚介類が非常に高度のカドミウム汚染をされておるとい……
○小宮委員 まず質問をしたいことは、今回の千葉ニッコー事件はかつて発生したカネミ油症事件と大体同じようなケースをたどっておる。そこで、この前カネミ油症事件が起きてからどういうふうに行政指導をしたのか、まず農林省と厚生省に質問します。
【次の発言】 答弁中ですが、私は今度の事件の問題を言っておるわけではないのです。私が厚生省と農林省に質問したいのは、カネミ油症事件が発生したあと、カネミ油症事件のような問題が二度と発生しないようにということでこれまでにどういうふうな指導をしてきたのかということです。今度の事件のことはいいです。
【次の発言】 前回のカネミ油症事件も製造工程の中で発生した事件です。今……
○小宮委員 長官は、水俣病関係で視察に行かれて帰ってきたようですが、まず、どこどこを視察されて、視察されての所感と今後の取り組む姿勢について伺っておきたいと思います。
【次の発言】 最近また水俣で問題になってきたのが、もうすでに長官も御承知と思いますが、昭和二十六年から四十六年三月までに二百四十九万トンといういわばカーバイドかすによって埋め立てられた八幡プール埋め立てから、水俣病原因のメチル水銀が、五・五PPMという高度のものがまた検出されておることは御存じですね。この埋め立て地は、今度は長官は視察されませんでしたか。
【次の発言】 この問題もやはり十分に調査をやってもらわなければ、不知火海の……
○小宮委員 武内先生に質問します。 今度の第三水俣病の犯人というのは、熊本県の宇土にある日本合成化学工業だということが大体判明しておりますけれども、それが第三水俣病が天草の有明町で発生したということで、同じ有明海に面しておる長崎の島原半島でもかなり不安にかられているわけです。したがいまして、先生が第三水俣と断定した根拠の中にも、やはり海流の関係をうたっておりますが、そうしますと、長崎県の島原半島にも第三水俣病の潜在患者がいると武内先生はお思いになっておられるかどうかという点がまず一点。 それからもう一つは、天草の水俣患者を見てみますと、年齢的には六十四歳とか七十一歳とかかなり高年齢の人がお……
○小宮委員 いま三人の先生方の意見をいろいろ聞いておりましても、今回出されております自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案について、非常に不十分であるというような三人の先生方の御意見のように理解いたしました。これは全く私も同感でありまして、そのためにはどうすればいいのかというような問題について私なりにいろいろ意見を持っておりますので、それについて先生方の御意見を伺いたいと思います。 まず自然保護に関する行政そのものにも問題がありはしないか。といいますのは、国立公園とか国定公園とかあるいは都道府県立の自然公園のほうは厚生省が所管をしておる。それに文化財保護に基づく史跡、名勝、天然記……
○小宮委員 通産政務次官はいないようですが、私、まず通産省の公害に取り組む基本的な姿勢についてお伺いしたいと思うのです。 と申しますのは、先ほど十一項目の対策の中でも「極力」ということばを使っていますね。長官は、それは十四日の午前中の発表の中で「極力」ということばを落としておったんだという答弁をしておられますけれども、私はそれをウのみにするわけにはまいりません。十一項目の対策を行なう場合にも、三木長官の国民の健康を最優先すべきだという主張に対して、通産省は必ずしもこれに同調しなかったというようなことも漏れ聞いておりますし、またこれまでの通産省の公害に取り組む姿勢を見てまいりましても、通産省が……
○小宮委員 長官にお伺いしますが、最近の水銀汚染というのは、ただ工場排水だけではなくて、農薬にも原因があるということがいわれておりますし、また私もそう思いますが、まず大臣のお考えをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 農薬として有機水銀農薬はすでに戦前から種もみ消毒用にエチル水銀が使われておりまして、昭和二十八年ごろからはイモチ病防除のためのフェニル水銀剤が多量に使われておりました。昨年日本農村医学研究所が長野県、新潟県、群馬県、東京都の白米について総水銀を測定したところ、最高値で〇・三七六PPM、平均値で〇・一三四PPMが検出されていることが明らかになっております。そこで、農薬中の水銀が日……
○小宮委員 参考人の方々に、時間がございませんから一問ずついたします。 まず、白木参考人にお尋ねしますが、この被害補償法案によりますと、慰謝料に対する規定が全然ございません。特に水質系汚濁の場合は、汚染者がはっきりすればその汚染者との間の問題として解決できる道もありますけれども、大気汚染の場合は特に複合汚染というのが非常に強いわけですが、その意味でこの法案には慰謝料の規定というものは何ら明示されておりません。一応中公審の答申を見ますと、ある程度その要素を加味した、こういうふうにいっておりますけれども、どこにどれだけ加味したのか、これははっきりしておりません。したがいまして、私は慰謝料の問題を……
○小宮委員 長官にまず質問しますが、この法律案が国会に提出されたのが六月十九日で、中公審からこの問題に対して答申のあったのが四月五日ということで、われわれもこの法案については、ぜひともひとつ今国会で成立をさせたいということで一生懸命取り組んでおるわけでありますが、何さま時間がございませんので非常に苦労しておるところですけれども、この法案の提出が当初の予想よりおくれたという理由はどこにあるのか、ひとつ長官から説明を求めたいと思います。
【次の発言】 したがいまして、衆議院のほうではこれは何とかなるにしても、なかなか参議院のほうでも審議日程もないというような非常にむずかしい問題でございますが、われ……
○小宮委員 村上先生に質問しますが、赤潮の問題ですね。これは何も瀬戸内海だけが発生しているわけではなくて、全国至るところに発生しているわけです。そのつどわれわれは委員会において、赤潮の原因は何だということを質問してきておるところですが、なかなか水産庁のほうも、赤潮の原因はこれだということについては、現在調査中であるとか、いま研究中であるとかということで、明確な答弁がこれまでないのです。いま村上参考人が答弁された中で、抽象的で私もぴんとはこないのですけれども、先ほどの話で、泉参考人からはやはり産業排水の問題が言われておるし、たとえば響灘でいったら山口県側は埋め立ての問題をいっておられた。そういう……
○小宮委員 先ほども島本委員から資料提出の要求がありましたけれども、政府が十日に水銀等汚染対策推進会議を開いて、そこで、水銀汚染調査検討委員会から出された九水域の環境調査結果をもとに、今後の対策を検討しております。その中で、第三水俣病発生で非常に騒がれました有明海の魚介類については、漁獲、販売ともに差しつかえないという白の判定をいたしております。これはもう御承知のとおりです。 そこで、私がこの問題で非常に割り切れぬ問題を感じますのは、これは特に漁民の方もそうですが、今度白と断定されたこの有明海の魚騒動に限って私振り返ってみますと、その発端は、ことしの三月、熊大の第二次水俣病研究班によって第三……
○小宮委員 私はスト規制法の問題について若干質問します。 このスト規制法が昭和二十八年、第十六国会に提案されたときの提案理由の説明によりますと、昨年行なわれた電気事業及び石炭鉱業における長期かつ大規模なストライキの苦い経験を契機として、電気事業及び石炭鉱業の有する特殊性及び重要性並びに労使関係の実情にかんがみ、争議権と公益との調和をはかり、もって公共の福祉を擁護するためというふうに説明をされております。そして、この法律を三年の臨時立法としたのは、この間において労使の良識と健全な労働慣行の確立を期待すると説明しております。また、三十一年の第二十五国会でも同じような提案理由を繰り返すとともに、本……
○小宮委員 厚生省に、念のためひとつ冒頭質問しますが、めくらの人たちは、現在どんな職業に従事しておるのか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いま説明がありましたように、大体盲人たちが二十五万人ぐらいいて、その大半は、あんま、はり、きゅう、マッサージというような職業に従事しておるということでございますが、そのようにはり、きゅう、あんまといったものは、盲人たちが伝統的な長い間の職業として、ここに生活のよりどこを求めてきておるわけですが、最近そういったあんま、はり、きゅうの分野に晴眼者の方々が非常に進出をしてきたということで、現在の盲人たちは非常に生活に脅威を感じております。しかも、また最……
○小宮委員 大臣、この原爆被爆者問題について、これは政府の基本的な姿勢にもかかわる問題でございますから、一言質問に入る前に、大事な問題をひとつ質問しておきたいと思います。
この原爆被爆者を生んだ責任は大体だれにあると思うのですか。これは原子爆弾を投下したアメリカ側にあるのか、それとも日本側にあるのか。これはこの問題を論議する上において基本的な問題ですから、その責任はだれなのか、その点ひとつ厚生大臣から御答弁願いたい。
【次の発言】 私がなぜこういう問題を質問するかといえば、これはもちろん原爆はアメリカが落とした。しかし戦争をやったというのは日本ですね、これは負けて戦争犯罪人を出しておるわけだ……
○小宮委員 最近週休二日制について、政府もそれから労働団体も非常に精力的に取り組んでおられることについては喜ばしいことでありますが、昨日労働省が取りまとめた四十七年の労働時間制度調査によりますと、昨年九月末現在で、週休二日制を採用している企業は、前年の六・五%から一三・二%に倍増し、適用されている労働者も、前年より五割増の三六%となっております。しかしその実態を見ますと、企業規模や業種によってかなりのアンバランスが生じておりまして、従業員千人以上の大企業では過半数が週休二日制に踏み切っているのに対して、中企業では二割ちょっと、小企業では九%足らずとなっています。また、週休二日制の内容にしまして……
○小宮委員 少しのどを痛めておりますので、声がちょっと聞き取りにくい点があろうかと思いますが、あしからず。
現在ルバング島で小野田元少尉の救出捜索が行なわれておりますが、その見通しについて、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 十五日までで捜索を打ち切って、今後の方針としてはどうしますか。
【次の発言】 戦没者の遺家族の中には、横井さんの問題、今回の小野田さん、小塚さん、こういったこと等によって、まだまだほかの地域にもこういうような生存者がいるのではないかというような期待感が非常に強まってきたことは事実なんです。そこで、先ほどもちょっと話がありましたけれども、こういうような元日本兵の生……
○小宮委員 まず確認しておきたいことは、大臣、今回の港湾労働法の改正については、昨年の十一月十七日に出された港調審の建議に基づいて改正されたのかどうか、これをひとつ確認しておきたいと思います。
【次の発言】 港調審から建議がなされた場合に、港調審としては満場一致で建議がなされたのか、それともやはり少数意見を併記して建議がなされたのか、それもひとつ確認しておきたいと思います。
【次の発言】 この港湾労働法が適用されておる港湾というのは、六大港に限定されているわけですね。しかし私は、港湾労働法というのは、ただ六大港だけに限ら、ず、全国の港湾にも適用すべきだという前提に立っておるわけですが、全国の港……
○小宮委員 前もってお願いしておきますけれども、いまからの質問は、もうかなりいままで論議し尽くされた問題もありますので二十番せんじ、三十番せんじぐらいになるかもしれませんが、ひとつ丁寧に御答弁をお願いします。
健保財政については、これは政管健保ばかりではなくて、日雇い健保にしても、それから組合健保にしても、また国民健保にしても、いろいろ赤字がもうすでに出始めております。そういうような意味でこれはこういった赤字がどうして出るのかということについて、その赤字の原因について、どのように考えておられるか、まずお伺いします。
【次の発言】 赤字の原因について抽象的な説明がありましたけれども、それでは、……
○小宮委員 時間がございませんので大臣にお伺いをいたしますが、さきに経済審議会が政府に答申した経済社会基本計画における社会保障の医療水準は、振替所得の国民所得に対する比率を四十七年度の六%から五十二年には八・八%に引き上げようとするものであります。この振替所得の比率について、諸外国に比べて非常に低いのではないかというふうに考えますが、大臣の所見を承りたいと思います。
【次の発言】 昨年発表された経済白書でもこのことを認めておりまして、「わが国の社会保障は立ち遅れが目立ち、低水準にあることを考えると、」「それぞれの時代にふさわしい生活を享受できること、いわば生活権ともいうべきものの確保をめざして……
○小宮委員 今日における中高年齢者の雇用の状況から見てまいりますと、定年延長を促進するとともに、定年到達者の再就職をすることも非常に重要であることは言うまでもないところでありますが、しかしながら、わが国の定年制はまだまだ五十五歳定年が一般的でありまして、定年退職後の職業生活はきわめて不安定な状態にあるということであります。しかも老齢福祉年金の本格的支給開始年齢との間には大きなギャップもあり、高齢化社会を迎えて、定年後の生活不安を訴える者は毎年増加しておるというのがわが国の現状だと思いますが、定年制というものは大体どうして生まれたのか、定年制の歴史についてひとつ参考までに見解を伺いたいと思います……
○小宮委員 私は、この労災問題を考えますときに、労働者が不幸にして災害にあわれて、それを救済することはもちろん大事ではございますが、その前にやはりわれわれとしては、いかにしてこの労働災害をなくするかということが一番大事なことだと思うのです。その点、大臣どうですか。
【次の発言】 三、四日前に発表された四十七年度の労働白書によりますと、四十七年度の労働災害について、休業八日以上の死傷者は前年度を四%下回って、約三十二万五千人に減少しているけれども、一方この死亡者数は五千六百人とほぼ前年と同じ水準にとどまっておるということが白書で指摘されておりますが、死亡者が減少しないという原因は、大体どこにある……
○小宮委員 質問時間が足りませんので、答弁のほうもひとつ簡潔にお願いします。だらだらやってもらっては困ります。 そこで、まず質問したいのは法律案ですが、第三条に(事業者の責務)として「家庭用品の製造又は輸入の事業を行なう者は、その製造又は輸入に係る家庭用品に含有される物質の人の健康に与える影響をはあくし、」云々とありますが、輸入品について規制をどういうふうにしますか。先ほどからも台湾から輸入されたもので、何か北九州でいろいろ事故が起きたとか言っておりましたけれども、そういった意味で国内で製造されるものについては、たとえば次の第四条の基準を設けることによって規制することができたとしても、輸入品……
○小宮委員 最近の飼料の値上がりの原因について、農林省が一月二十三日に発表した「配合飼料原料の当面の需給状況について」という資料を読んでみますと、結びに、「以上のように、基調としてはアメリカの供給力に期待し得るにもかかわらず、一時的に」云々ということで、「今後とも仮需要は別として、必要量を確保することは可能である」といっておりますが、これからいきますと、飼料の値上がりはあくまで一時的な現象であるというふうに農林省は見解をとっておるようですが、はたして一時的な現象かどうか、その点について農林省の所見をひとつ聞いておきたいと思います。
【次の発言】 局長、農林省の見解は少し甘いのじゃないですか。い……
○小宮委員 私はまず長崎県の総合開発事業について若干質問します。 四十八年度の予算で、水資源開発分については、全体実施設計費として九千万円、それから土地造成分については調査費として一千万円、計一億円の予算がついたわけでありますが、いよいよ本事業を推進するにあたって問題となっておるのが漁業補償の問題であります。この件については漁業団体もいろいろ難色を示しておりましたけれども、最近漁業団体の協力も得られるという見通しがついてまいりましたが、いずれにしても問題は漁業補償額の問題でありまして、漁民としては県に対して漁業補償はどうするのかということを言うし、県としては国が幾ら漁業補償をしてくれるのかと……
○小宮委員 厚生大臣に質問します。
アンモニアが人体に及ぼす影響についてひとつ御説明を願いたい。
【次の発言】 最近、私が東京の築地の仲買い人から聞いた話によれば、アンモニアの冷凍マグロを扱う場合に、冷凍が解けてくると、仲買い人の中に吐き気だとか、それから目まい、それからしびれを感じるという人がかなりおるように承っております。したがって、これは仲買い人の中でもいまのアンモニア冷凍をフレオンガスのほうに切りかえてほしいという訴えがなされておりますけれども、これはやはり当然冷凍の方法を考えなけりゃいかぬと思いますが、それより増して大事なことは、もしこの冷凍マグロを、これは皆さん方もマグロのさしみ……
○小宮委員 最近のマスコミの報道を見ましても、中東戦争による石油危機に対処して、石油にかわるべき新たなエネルギー源の開発ということが非常に強調されておりますが、もちろん新しいエネルギー源の開発は必要ではありますけれども、ただ、われわれがここで警戒をしなければならないことは、ただエネルギー開発に重点を置くのあまりに、これまでの公害行政というのがややもすればないがしろにされて、これまでせっかく進められてきた公害対策というのが非常に後退するのではないかということを私は懸念するものでございます。 そこで、通産省にお伺いしたいのですが、そのエネルギー源の一つとして、あらためて見直されてきたのが石炭だと……
○小宮委員 時間もございませんからかけ足で参りますけれども、最初に、いま問題になっております石油危機、そのための電力規制の問題と労働者の雇用問題の関係について質問します。 先ほどからも質問が出ておりましたけれども、いま産業界では電力規制で、しかも原材料が不足しておるということで一〇%の減産体制に入っておるわけですけれども、来年のことは来年で、なかなかいまのところ模索の最中だと思います。通産省あたりでも、来年の石油需給がどうなるのかということについては、それなりにいろんな計算をやっておるようですけれども、その中から伺いますと、やはり来年の三、四月ごろはまたいままでよりはきびしくなって三五%から……
○小宮委員 最初に中医協の問題について質問します。
御存じのように、五月から七カ月間にわたって紛争が続いておりました中医協が再開されましたけれども、しかし問題は今後に大きな問題が残されておると思います。したがいまして、この中医協の解決にあたって、厚生大臣のひとつ所感をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私も、今回の紛争解決にあたって厚生大臣が積極的に努力されたことについては敬意を表したいと思いますが、しかし、この中医協の紛争というのはもう今回に始まったことではなくて、これまでの紛争を振り返ってみますと、三十六年の古井厚生大臣と医師会との対立、同じくこの中医協の改組問題、三十九年の職権告示……
○小宮委員 私は精神障害者対策について質問します。 ちょうど先月二十三日に、長崎県の佐世保市で、長期間精神病院に入院していたおねえさんを弟が病院から連れ出して、車の中でそのねえさんを締め殺したという事件が発生しているわけですが、この問題から考えあわせて、精神障害者対策というものについてもっと積極的に取り組んでもらわなければ、こういった悲惨な、またいろいろな犯罪の問題等もありますので、やはり厚生省の姿勢を前向きのほうにひとつ直してもらいたいと思うのです。 この弟さんというのは佐世保から兵庫県の明石に働きに行っておる人で、非常に近所では評判の親孝行なむすこなんです。毎月両親のめんどうを見るため……
○小宮委員 何か局長の時間の都合もあるようですから、まず失業対策の賃金の問題について先に質問します。 まず、先ほどからるる失対賃金の問題についてはいろいろ質問がされておりますので多くは申し上げませんけれども、確かにいまの失対賃金が非常に安い。そのために失対事業に働く人たちが今日のような物価狂乱の中で非常に生活に困窮しておるということは、これはいなめない事実なんです。これは大臣だろうと局長だろうと否定することはできないと思うのです。そこで、この失対賃金については、昨年十月にも大体五%引き上げられ、また四十九年度予算では一九・二%引き上げられておりますけれども、結局一日平均これが千七百二十八円な……
○小宮委員 私も身体障害者の雇用対策について質問します。 現在わが国においては心身障害者の数が、四十七年度の調査によりましても大体百七十二万人といわれております。そのうち就業者というのは七十九万人で全体の四六%になっております。残り五四%の九十三万人は未就業者になっておるのであります。この未就業者の中で十万人ぐらいの人たちは、就職を希望しながらもいまだに職場が見当たらずに現在未就業者となっておるというのが現状でありますが、これは四十七年度の調査結果でございますから現在ではどのように変わっておるのか、現在のこの心身障害者の雇用状況についてお伺いしたいと思います。
○小宮委員 私は高年齢者の雇用対策について質問したいと思いますが、高年齢者というのは、大体何歳以上を高年齢者といいますか。われわれも一般に簡単に高年齢者とか中高年齢者とかいろいろ言っておるわけです。厳密にいって高年齢者というのは、大体何歳ぐらいから以上を高齢者といいますか。
【次の発言】 私は、中高年齢のほうはあとで聞くつもりだったのですが、高年齢者は何歳以上をさしますか。
【次の発言】 高年齢者というのは、五十五歳以上の人を高年齢者というのですな。高年齢者対策というのは五十五歳以上の人たち、たとえば六十五、七十も、これはまた老人の問題との関係もあるわけですが、老人という定義をどこに置くかとい……
○小宮委員 最初にひとつ老人という定義と、老人とは何歳からをいうのか、ひとつ正確に教えてください。
【次の発言】 何歳から……。六十歳から……。
【次の発言】 その問題は私はせんさくするつもりはないんです。問題は、いま言われたように、六十五歳以上の老人の方々で六十七歳から六十九歳までは老齢特別給付金が出ている。それが今度の改正案では五千五百円。七十歳以上の方々については、今度五千円から七千五百円に引き上げられる。もちろん六十七歳から六十九歳までの谷間の老人に対しては、昨年の国会でようやく成立をしたわけでございますが、そのような意味では同じ老人でありながら六十七歳から六十九歳までの人と七十歳以上……
○小宮委員 先ほども春闘問題に触れられましたけれども、私も春闘問題について若干質問をしたいと思います。
御承知のように、この春闘は非常に重大な局面を迎えております。もう御存じのように、春闘共闘委員会ではゼネスト宣言を発して、来たる十日ごろからそのゼネストに入るというようになっておるわけですが、こういったゼネストが起きた場合に非常に迷惑するのは国民ですから、政府としても、このゼネストを回避するためにやはり最大の努力をしてもらいたいと思うのですが、いかなる努力をされておられるのか、その点ひとつ大臣からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私も最近の傾向は、大臣も言われたように、間接民主主義が直……
○小宮委員 現行の失業保険制度は昭和二十二年に制定されたものでありますから、その当時の労働力過剰時代と違って現在は労働力不足の時代に入っております。その意味では、この時代の変化に即応して失業保険法というのが改正されるということについては私も理解するところがありますけれども、中身をしさいに検討してみますと、いままでもいろいろ論議があっておりますように、従来より改悪されておる点が多々ございますから、以下順を追って質問したいと思うのです。 まず順序として、現行の失業保険法を改正をしなければならなくなった問題点について、おさらいの意味でひとつお聞きしたいと思う。
○小宮委員 原爆被爆者の問題については、厚生大臣も非常に理解が深いために少しずつは改善されてきておりますけれども、そのテンポがわれわれ被爆者の立場から見ればどうもなまぬるいのではないか。もっと大臣も、思い切ってここらで積極的な姿勢を示してもらいたいという立場で私いまから質問を行ないます。 今回の原爆被爆者法の改正にあたっても、社会保障制度審議会では、この二つの法案の改正にあたってはおおむね了承するとしながらも、やはり昭和四十六年以降審議会でいろいろ審議するたびに、被爆者認定のあり方とかまた諸手当など、被爆者救済についてまだまだ不十分であるということを四十六年以降の答申でも、私持ってきておりま……
○小宮委員 最初に労災保険の全面適用の問題についてお伺いします。
この問題はこれまで国会でもたびたび取り上げられておる問題でありまして、また昨年の一月十七日の労災保険審議会の答申においても、また社会保障制度審議会からも労災保険の早期完全適用の必要性が指摘をされているわけでございますが、今回の改正案ではこの法的措置が全然なされておりませんけれども、これはいかなる理由によるものかお尋ねいたします。
【次の発言】 確認しますが、現在労働省で全面適用の問題については準備が進められているということは審議会の答申の中にも一項目うたわれているわけですが、昭和何年までですか、その時期を明確にしてください。
○小宮委員 国鉄にひとつ質問します。
先々月の三月二十六日の二十時から二十一時の間に、佐賀の鳥栖機関区内において何が起きたのか御存じですか。また、四月の十五日、十二時三十分ごろ、千葉の津田沼車掌区において何が起きたか御存じですか。
【次の発言】 暴力問題は何も闘争の高ぶりだけで起きたということでないと私は思う。今度の事件は三月二十六日、四月十五日に起きておるけれども、過去数年間にはどれだけ起きたですか。こういうような暴力事件が何件起きたか、それじゃ報告してください。
【次の発言】 四、五年前からこの暴力事件が減りつつあることは私も認めます。その減りつつあるというのは、当局が姿勢を正したからそ……
○小宮委員 この日雇い保険の対象者は、日々雇い入れられる者、二カ月以内に短期雇用される者、季節労働者となっておりますけれども、それぞれの加入者数は幾らになっておりますか。
【次の発言】 では、日雇い健保財政の収支がどうなっておるのか、累積赤字は幾らか。
【次の発言】 今回の保険料の値上げによって、現在の累積赤字はどれだけなくなるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 今度保険料の改正によって、保険料について、収入に見合ってこの上限を広げる方針ということになっておりますが、具体的にはどういうふうな方針でやるのか。収入に見合って上限を広げる方針だということが出されておるわけですが、具体的にどうす……
○小宮委員 先ほどから各委員から石炭の見直しの問題についていろいろ言われておりますけれども、そのときにあたりまして、御存じかと思いますが、長崎県の軍艦島で知られる端島炭鉱が一月十五日に閉山をいたしたわけでございます。 そこで、現在県にしても町にしても、それから、労使ともに就職あっせん中でありますが、その矢先に、ちょうど離職者の一人である四十七歳になる人が実家の熊本で首をくくって自殺するという事件が起きて、非常に関係者はショックを受けているわけです。そこで、本人の遺書もないので、何が自殺の原因かについては明らかではありませんけれども、警察の調べでは、高年齢でもあるし、やはり再就職の問題に悲観し……
○小宮委員 最近、石油事情の悪化のために電力、鉄鋼をはじめ、一般企業において石炭の需要がふえておると聞いておりますが、大体どれぐらい需要がふえておりますか。
【次の発言】 私は、結局いままでの計画に比べて最近の石炭の需要がふえてきたということで、どれくらい需要がふえておるのかということを聞いておるのです。いまの答弁は私の質問には答えておりません。しかしながら、そんなことを言っておったら時間がございませんから先に進みますが、それでは、石炭鉱業審議会の需給部会が昨年の七月二十四日にきめた四十八年度の需給見通しとの関係はどうなりますか。
【次の発言】 それでは、第五次石炭政策の路線に沿って四十八年度……
○小宮委員 私は両参考人が述べられた意見に的をしぼって質問したいと思います。それがまた今日の質疑の目的でもあろうかと思います。
まず稲山参考人にお尋ねしますが、最近アメリカからの原料炭の輸入について、石炭価格を二倍に上げてほしい、もしこれに応じなければヨーロッパのほうに回すというような申し入れがあったというようにお伺いしておるわけですが、これに対して鉄鋼連盟としてどういう方針で臨んでおられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほどアメリカの国内においての石炭の輸出規制の問題に触れられまして、稲山参考人からはそういうような事実はないというふうに断定されたわけでございますが、……
○小宮委員 まず大臣にお聞きしますが、大臣は、先月の九日、十三日、十五日、十七日と連続して大阪西郵便局、南郵便局でどういう事件が起きたか御存じですか。
【次の発言】 具体的な事件の内容については、時間がもったいないですからそれは申しません。大阪のほかに浜松郵便局でも、四月一日、二日、七日と、同じような暴力事件が発生しております。これはもういま大阪とか浜松ばかりでなくて、私の選挙区の長崎北郵便局でも、全国的にこういうような暴力事件が発生しております。その中で一番私が遺憾に思うのは、こういった暴力事件が発生した場合に、責任者である郵便局長がどういうような態度をとったかということでございます。この問……
○小宮委員 ただいま畜産危機の問題が叫ばれておりますので、私は養鶏問題に特に的をしぼって質問したいと思います。 まず、養鶏経営の問題について、はたして農林省は真剣に取り組んでいるのかどうかということに私は率直な疑問を持っておるものでありますが、そこで、養鶏経営の安定を願うなら、まず第一に飼料の問題があります。しかし、飼料の問題はまた別の機会に譲るといたしまして、生産調整の問題、または卵価安定基金の問題、さらには輸入卵の抑制の問題、液卵公社の有効活用の問題これらの問題が総合的に機能を発揮しなければ、真の養鶏経営の安定ということはあり得ないと思います。 そこで、その一つである生産調整の問題につ……
○小宮委員 最近の国際糖価暴騰の原因について質問しますが、今回の国際糖価が非常に暴騰したというのは、単に需給の逼迫だけということではなくて、石油問題に便乗した投機的な色彩が強いのではないかというふうにも考えられますが、農林省としては、今回のこの暴騰の原因をどのように考えておられるのか、政務次官からひとつ御答弁を願いたい。
【次の発言】 過去においてこの国際糖価が非常に急騰した昭和三十一年、昭和三十八年の場合は、これは明らかに直接的な原因がスエズ動乱とかキューバ紛争であったわけでございますが、今回の急騰の原因の背景には、何か従来と違った特殊性があるのではないかというふうに私は見ているわけですが、……
○小宮委員 最初に、農林省は、現在非常に危機に瀕しておる畜産農家を救済するために、六百億の畜産特別融資を行なおうとしておりますが、この特別融資の時期、方法、内容について、まず農林省に質問します。
【次の発言】 飼料メーカーが飼料価格の値下げをいまやろうとしておるわけですが、そうしたら、飼料メーカーが値下げをするというのは、これはいわゆる便乗値上げをやっておったのか。それとも、もうけ過ぎで、いま便乗値上げというものが国会でも非常に問題になっておる関係で、そういうような意味で還元するというように考えたのか、その点、この飼料値上げの場合に、多分にそういうような傾向があるのではないかと私は思う。また、……
○小宮委員 農林省は昨年の八月二十五日、告示千六百七十四号をもって、「まき網漁業に係る中小漁業振興計画」を告示しております。その振興計画によりますと、「昭和五十二年度末までにおける経営近代化の目標」の一つとして、「操業形態の合理化及び資本装備の高度化」をあげておられますが、これの具体的な内容についてひとつ説明を願いたい。
【次の発言】 操業形態の合理化及び資本装備の高度化の問題ですね。これを具体的に説明してくれませんか。特にこの問題については、その目標を推進する立場からまき網漁業操業形態合理化研究会が設けられておりますが、この研究会の検討内容と経過について説明を願いたい。
○小宮委員 私は、まき網漁業にかかる中小漁業振興計画について、再び質問します。
現在、網船は百十一トンにトン数が制限されているために、近年建造される網船は、船の幅を広げ、深さを浅くしております。そのために船体の重心が上部に移動して、船体の復原力が悪化して、転覆しやすい状態にあると聞いておりますが、なぜ漁船員の生命まで危険にさらして百十一トンに押えなければならないのか、その理由について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 現在の網船が安全性を十二分に考えてつくられておるということのようでございますが、現実に現在のこの網船は非常に転覆しやすく、現在でも船員の方々は非常に不安を感じておるわけで……
○小宮委員 初めに、最近の雇用情勢について質問します。
御承知のように、物価を安定させるための政府の総需要抑制、金融引き締めによって、産業界ではかなり不況色が強まっております。その不況を反映して、特に建設、不動産、繊維、家電、自動車産業においては、雇用情勢が非常にきびしくなっておるわけでございますが、その雇用情勢が現在どのようになっておるのか、ひとつ説明を願いたい。
【次の発言】 現在失業者はどれぐらいおりますか。
【次の発言】 雇用状況の今後の見通しについて、労働省はどのように考えておられるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 労働省の見方としては新年か来年の春ごろからは景気が好転する……
○小宮委員 最近、原子力発電所において原子炉設備の故障や異状が発見されて、いろいろ問題になっておりますが、しかしながら、そこで働いておる肝心の労働者の方々のこの方射線の影響はどうであるかということについては、何らこれまで取り上げられておりません。もし放射線漏れが重要な影響を及ぼすということであれば、当然そこで働いておる従業員の身体の安全が最重点に考えられなければなりませんけれども、これまで全然取り上げられておらないということは、この原子力発電所に働いておる労働者の方々に被曝の事例が全然ないということなのかどうか、その点をまず質問します。
○小宮委員 厚生大臣は、ことしの二月と十月の二回にわたって通算三六・三%の医療費の値上げを行なっております。そのために生じた政管健保の赤字を解消するため、十一月一日から保険料率を〇・五%引き上げんとして、ただいま社会保険審議会に諮問しておりますけれども、この社会保険審議会の審議の状況と、十一月一日からの実施が可能かどうかという見通しについて、ひとつ所見を承りたいと思います。
【次の発言】 小さい問題については時間がございませんから次に進みますけれども、政府も今年度の物価上昇率を一五%以内に押えようということで努力をしておられるようでございますが、現在の物価上昇の現状から見て、私は一五%に押える……
○小宮委員 最初に、今月四日に認可された日本施網漁業生産調整組合の生産調整規程の一部変更について若干お聞きします。
今回のこの規程の認可にあたって、農林大臣はさしあたり六カ月間の期限を付しておられますけれども、この六カ月間の期限というのはどういうような根拠に基づいてつけられたのか、その点だけを大臣から御答弁を願いたい。
【次の発言】 ほかの問題は長官でけっこうですから……。
それでは、六カ月間の期限を付して認可をされたわけですが、六カ月経過したら、この生産調整規程については再度検討するということですか。その点はいかがですか。
【次の発言】 それでは、生産調整組合からまた延期の申請が出た場合……
○小宮委員 私もワクチン事故について質問します。
先月三十日、愛知県豊田市で、百日ぜき等の三種混合ワクチンの予防接種を受けた生後七カ月の幼児が死亡するという事故が発生しております。そのため厚生省では、原因がわかるまで三種混合ワクチンの使用を一時中止するようにとの指示を各都道府県にいたしましたけれども、その原因の追及はどのような方法でやっておられるのか、また、その原因の追及結果はいつごろ結論が出るのか、まずこれをお聞きします。
【次の発言】 先ほどの答弁の中にもありましたように、こういうような予防接種事故は昭和四十五年ごろも頻発しておるのです。そのころ医師の間でも、この百日ぜきワクチンの中に何……
○小宮委員 私も雇用調整給付金の問題について若干質問をします。 先ほども質問があっておりましたように、いよいよ不況が深刻化してまいりまして、いまやその不況の波はもう全産業に及んでおります。 そのために、人員整理とかあるいは希望退職者の募集、一時帰休制度が急増しておるわけです。そこで、昨年暮れに成立を見た雇用保険法の雇用調整給付金の制度が一月から発効するわけでございますが、その場合の指定業種、支給基準について、十二月の二十八日にこれは労働省として決定を見ているわけでございますが、それでは、現在指定業種として指定されているものは何事業所ぐらいあるのか、また、そこに働いておる労働者の数はどれくらい……
○小宮委員 昨年ごろから労働省では、勤労者の財産づくりということを目玉商品の一つとして宣伝されてきたわけでございますが、私はその前に、今日のインフレ、物価安定、それにこの不況の克服こそが勤労者の財産づくりの大前提でなければならぬと思うのですが、大臣はこのインフレ抑制、物価安定についてどのように見通しをされておるのか、それからまた、不況克服についてもどのように考えられておられるのか、ひとつ見解を承りたいと思います。
【次の発言】 失業者の統計のとり方にも、これはアメリカとか西ドイツと日本の場合はそれぞれ違っておるわけであります。だから、その意味では日本の総理府がとっておる統計数字にしては、これは……
○小宮委員 今回の改正案の提案理由説明によりますと、公共企業体等労働委員会が関与する労使の紛争は増加する傾向にある、こう述べられているわけでありますが、なるほど資料によりましても、四十七年度七十二件、四十八年度九十四件、四十九年度は四月から十二月までで百五件になっております。この四十九年度の百五件を企業体別に見ればどうなるのか、説明を願いたいと思います。
【次の発言】 公労協の組合側からのあっせん、調停、仲裁の申請件数はどのくらいになっておるのか。
【次の発言】 私は、今日公労協の組合の一部には、法を無視して違法ストが平然として行われておりますが、これらの違法行為に対して適切な措置を講ずること……
○小宮委員 春闘もいよいよ本番に入ってまいりまして、すでに総評、中立労連などでつくられている春闘共闘委員会では三月二十七日を第一次統一行動スト、四月八日から十一日を第二次統一行動スト、四月十五日から十八日までを第三次統一行動スト、四月の二十一日から第四次統一行動スト、五月上旬から中旬にかけては第五次統一行動ストを設定するなど、スケジュール闘争が計画されておりますが、このスケジュール闘争に対して政府としてはどういうような態度で臨むのか、まずそれを大臣から承りたい。
【次の発言】 公企体のスト権についてはいろいろ言い分はあるとしても、やはり現実には公共企業体労働者のスト権は認められておりません。し……
○小宮委員 この退職金共済制度は昭和三十四年に制定されて、この制度に現在加入している事業所は、四十八年度末で十五万六千カ所、労働者数で百四十二、三万とも言われておりますが、この制度の対象事業所の何%くらいが加入しているのか、また対象労働者のどれくらいが加入しておるのか、まずその点初めにお聞きします。
【次の発言】 現行の掛金は最低四百円、最高八百円となっていますが、現行の加入者の中でこれを掛金のランク別に見れば大体どうなっておるのか。
【次の発言】 それでは、この共済制度に加入している労働者の現在の年数、契約しておる年数を見れば、どうなりますか。たとえば加入してから何年ぐらいの人がどれくらいお……
○小宮委員 まず冒頭に、法律案の提案の仕方についてでありますが、今回のこの国民年金法の一部改正の法律案の中には、国民年金、厚生年金、船員保険、年金福祉事業団等の一部改正の法律案が一括して提案されているわけです。これは厚生省の法律案の中に国民年金法等の一部を改正する法律案ということで等を入れておることによってこういうような別個の法案を四本も一括して提案することが妥当かどうか、まず一点の疑問はこういうことなんです。 このような傾向が最近各省の法律案の中に非常にふえてまいりました。これは、皆さん方のお気持ちがわからないでもないのです。たとえば一つの法律案には反対であった、しかしながら三つの法律案は……
○小宮委員 原爆被爆三十周年目に当たる昭和五十年度の被爆者対策予算を見てみますと、総額二百五十四億で、四十九年度に比べて六三・八%の伸びを示しております。中身を見ますと、被爆者に対する各種手当の増額、新たに爆心地から二キロ以内の被爆者に対する保健手当、さらに家族介護手当の新設、独居被爆者に対する家庭奉仕員の制度など設けられております。 このように年々改善はされておりますけれども、国家補償の精神に基づく遺族補償は依然として実現されておりません。原爆被爆者に対する責任は私は国にあると思いますけれども、国のこの被爆者に対する基本的な姿勢について、まずお伺いしたいと思います。
○小宮委員 私は、今回の春闘問題に関連して若干質問します。
今回の春闘における違法ストに参加した三公社五現業の労働者数がどれくらいになるのか、各当局からそれぞれ御答弁を願いたい。
【次の発言】 労働大臣も聞かれたように、今回の春闘においても各三公社五現業においてかなりの人たちが違法ストに参加しておるわけですが、労働大臣は本委員会において、処分権は各公企体当局にあるので、その公企体当局の良心に期待をしたいということを答弁されておるわけですが、今回の違法ストに対する政府としての姿勢はどうですか。
【次の発言】 そういうようなことでございますから、労働大臣に対しては私はまた別途質問いたしますが、そ……
○小宮委員 今日、わが国の労働基本権の問題を論議するに当たって、二つの問題があると思うのです。一つは、先ほどからいろいろ論議されておりますように公企体労働者の労働基本権の問題と、もう一つは民間労働者、いわゆる電気事業に従事する労働者及び石炭労働者の争議権を規制しておるスト規制法の問題とこの二つだと思うのです。 そこで、公企体労働者のスト権問題は、先ほどからいろいろ論議されておりますように、閣僚協議会でも大体今秋ごろは何か結論が出るという事態になっておりますけれども、この電気事業労働者並びに石炭労働者の方々のスト規制法は、一昨年の十二月にスト規制法調査会が設けられてから一年半になっておりますが……
○小宮委員 自治省が昨年十月五日取りまとめた四十八年度の地方公営企業の決算状況を拝見しますと、全国の水道事業数一千六百六十六カ所のうち、累積欠損金を抱える事業体が約三分の一の四百七十二事業所に達しております。そして累積欠損金も前年度の二百四十四億から四百二十五億へと大幅に増加しているのです。 この水道事業というのは、このように非常に財政危機をもたらした。これはもう最大の原因は、いまさら繰り返すまでもなく、各水道事業体が、急増する水需要に対して、拡張に次ぐ拡張をやってきた結果でありまして、それが勢い、資本費の増高が給水原価の方にはね返ってきておるというようなことで、現行の水道法ではこれはもうや……
○小宮委員 最初に山王丸参考人にお尋ねします。
先ほどの意見公述の中で、参考人は、最低賃金制度はこれ以上安く人を使ってはならないという社会保障的な賃金である、こういうような表現を使われました。また、下村参考人も、大体社会保障的な賃金だという表現を使われたわけですが、まず社会保障的な賃金というものの定義について、山王丸参考人からひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その社会保障的な賃金というものがぼくにはどうもよう理解できないのですよ。だから、その社会保障的な賃金とは何ぞやということで、その定義をお聞かせ願いたい。そうしなければ、この問題は、いままでの参考人の方々の意見を聞きましても、……
○小宮委員 「小さいときいろいろなところへ連れていってくれたお父さんはもういない。父を奪ったトラックが憎い。」このような作文を大臣御存じですか。
【次の発言】 そのとおりです。これは、昨年十一月四日福岡市で開催された第一回交通遺児と母親大会において、一瞬の交通事故によって父を奪われた交通遺児たちの悲しみと怒りをあらわした作文の一例でございます。
昨年、財団法人交通遺児育英会が、全国三万世帯の遺児家庭を対象に生活実態調査を行った結果が発表されておりますが、それを見ますと、一家の柱を失った家庭の生活は、九割までが困窮をしております。そのため、生きる自信を失って自殺をはかる母親、健康をむしばまれた……
○小宮委員 私は、二月二十二日に予算委員会の集中審議で、日本歯科医師会また技工士会に来ていただいていろいろ質問しておりますので、きょうは主として厚生省の歯科行政に対して質問したいと思います。 しかしその前に、せっかく斉藤参考人も来ておられますので端的な質問をしますけれども、いま言う四十八年の八月二十七日「自由診療実施について」といういわゆるマル秘通達を、これだけ世間の批判を浴びておるわけですから、歯科医師会として撤回する意思があるかどうか。撤回すべきだという考え方をしておりますが、その点についてどうかということと、もう一つは、予算委員会において歯科医師会、技工士会は国民の納得するような資料提……
○小宮委員 最近、わが国の雇用情勢の悪化がようやく峠を越して、二月以降、失業者が百万人もいたのが、大体四月では九十八万人ぐらいに減少した、こういうようなことが言われているわけですけれども、現在の雇用情勢がどうなっておるかということと、今後の見通しについてはどうかということと、もう一つは、幾らかでも雇用情勢が好転したと見られる原因はどこにあるかという点を、ひとつあわせて御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 端的にお伺いしますが、いま言う雇用情勢が少しでも好転したように見受ける原因が、景気の回復の兆しによるものか、それとも、私自身もこの雇用保険法の雇用調整給付金の果たしておる役割りもかなりある……
○小宮委員 私は、療術師の身分の制度化について質問したいと思います。この件については、昨日の請願処理の際も百六十九通ぐらい請願が出ていたわけですが、そういうような立場からこの問題について、限られた時間内において質問いたしたいと思います。 現在、あんま、マッサージ、指圧、はり、きゅう、柔道整復以外の療術行為業を行っている者で昭和二十三年一月一日に登録された有資格者が大体どれぐらいおりますか。――後で答弁をお願いするとして、ひとつ大臣が知っておるところだけ大臣に答えていただきたい。 昭和二十二年に医療類似行為が禁止されておりますが、その際禁止された理由についてひとつお伺いします。
○小宮委員 二、三日前の一部新聞報道によりますと、長崎県西彼杵郡高島町の三菱石炭鉱業高島砿業所では、鉱員三百三十人を初め、常雇いの臨時鉱員、下請関係を含めて六百人を超す合理化案が、会社側から労働組合側に提案されたと伝えられておりますが、事実ですか。
【次の発言】 それでは、事実であれば、石炭部長もその具体的な合理化案の内容を御存じと思いますので、具体的にひとつ説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この新聞記事によりましても、「四十八年春から採炭を始めた。新炭層と旧炭層合わせて年産百万トンを計画していた。だが四十九年度初めから新炭層が断層にぶつかり、さらに、わき水やガス発生などで採炭が思うよ……
○小宮委員 きょうは審議会の答申もはっきりしておりませんので、一般的な問題について一、二点、質問したいと思います。 まず第一点は、先ごろの本委員会で私、質問したことがございますが、長崎郊外の三菱石炭鉱業の高島炭砿で合理化案が出されております。そこで、会社、組合、いろいろ話し合いをいたしまして、ようやく了解点に達したようでございますが、そうなりますと八百八十名からの人たちが離職することになるわけでございますが、この人たちの就職あっせんの状況はどうなっておるのか。会社側では、北海道の大夕張の方に、ひとつ希望する人は転勤をさせたいということを言っておりましたけれども、何せ西の果てから北の果てでござ……
○小宮委員 近々、石炭の新政策について石炭鉱業審議会からの答申が出されようとしておりますが、この新石炭政策の実施に当たって、通産省としての姿勢についてお尋ねします。と申しますのは、いま石炭問題については、いわゆるエネルギー庁の中に石炭部があるということで、石炭部長がおられるわけでございますが、これから本当に石炭政策に政府が真剣に積極的に取り組んでいこうとするならば、石炭部を石炭局に昇格させて、そして、こうして政府としても石炭政策については積極的に取り組むのだという姿勢を、まず内外に示すべきだ、こういうふうに考えますが、いまの石炭部を石炭局に昇格させることについての政務次官のひとつの御答弁を願い……
○小宮委員 ここに三月四日付の朝日新聞の夕刊がございますが、長官はお読みになりましたか。
【次の発言】 これは三月四日付の朝日新聞の夕刊です。この夕刊を見ますと、「アジ百万匹漁船かなわず 網を引っぱられ転覆 二人不明」という見出しで、「長崎市に本社を持つ丸十漁業会社の巻き網漁船第十一大洋丸が三日夜、鹿児島県種子島近海で操業中、網にかかったムロアジの大群にひっぱられて転覆、間もなく沈没した。乗組員二十一人のうち十九人はそばにいた僚船に助けられたが、あとの二人は行方不明になった。」という記事なんです。
そこで、この場合、転覆を免れるためにはどのような処置をとったらいいと思いますか。
○小宮委員 農林省は、養鶏農家の多年の念願でありました卵価基金の助成について、基金の造成額を三十四億として、その二分の一の十七億を三年間に分割して助成するということで、五十年度予算に五億七千万を計上しております。ところが、予算措置を行って養鶏農家を喜ばせたと思った途端に、その助成と引きかえに「卵価安定基金の運用について」という改悪案を出してまいりました。 そこで、私は、この改悪案の内容について若干お尋ねしますが、その第一は、「基準価格の算定は需給実勢方式によるものとする」とありますが、この算式で計算した場合に基準価格は幾らになるのか、その点をまず質問します。
○小宮委員 わが国のカツオ・マグロ漁業は、一昨年の石油ショック以来、燃料費の大幅値上がりと漁具並びに諸資材の高騰、加えて生産者魚価の低迷によって非常に経営が悪化してまいりました。そのために、石油ショック以降ことしの二月一日までにすでに三十隻が倒産をして、そして六百六十名の漁船員がすでに失業しております。また、破算寸前のものが現在でも百四十隻くらいありまして、もしこれが倒産するということになりますと、この乗組員の三千八十名近くの方々がさらに失業を余儀なくされてまいります。 このような経営の不振による雇用不安に対して水産庁はどのように対処するのか、まず、所見を伺いたいと思います。
○小宮委員 私は、日本遠洋旋網漁業協同組合の除名問題について再度質問いたします。 この件につきましては、除名を受けた組合員から遠洋旋網組合を相手どって、組合員たる仮の地位を定める仮処分の申請が福岡地方裁判所に出されておりましたが、六月二十三日、裁判所は、「申請人らが被申請人に対して提起する除名決議無効確認の本訴訟の判決確定に至るまで被申請人が昭和五十年二月十五日申請人らに対してなした除名決議の効力を停止する。被申請人は申請人らを被申請人の組合員として取り扱わねばならない。」という決定がなされておりますが、かねてから長官はこの除名問題についてはあたかも適法であるかのようなことを言っておりました……
○小宮委員 昨日、日本遠洋旋網組合から除名された組合員に対して、六月二十三日の福岡地裁からの組合員として取り扱わなければならないという判決について旋網組合は無条件に受け入れなければならないということについての私の質問に対して水産庁は、はい、そのとおりでございますという答弁をされたわけですが、これは昨日も申し上げましたように、旋網組合の方では組合に対する運搬船は一カ統三隻以内ということの念書を各組合員からとっておるわけです。したがいまして、除名された組合員が裁判の判決によって無条件に遠洋旋網組合に復帰するということになるわけでございますが、私が懸念することは、その場合に念書が復帰の条件になり得る……
○小宮委員 私は、まず斉藤参考人にお尋ねします。
参考人も御承知のように、近年目に余る歯科料金をめぐって、いろいろなトラブルや苦情が相次いで起きておりますが、この点について参考人はどのように考えておられるか、まずこの点を最初にお聞きします。
【次の発言】 この一番問題になるのは差額徴収制度の問題ですが、この問題はすでにスタートしてから二十年になるわけですが、この二十年間に、この歯科料金についての苦情や相談が何件くらいあったのか、その点いかがですか。
【次の発言】 この問題は、この制度がスタートした時点から、いろいろな問題が起きていたわけです。ところがこれはもう厚生省も含めてですが、いままで厚……
○小宮委員 大臣も御存じのように、今日わが国は深刻な不況に見舞われて、雇用不安が大きな社会問題にまで発展しております。ちなみに、わが国の完全失業者の数を見ましても、三月の百十二万人をピークにその後減少を続けて、七月には八十七万人までになりましたけれども、八月に入ると今度は逆に増加して九十四万人、九月に入るとさらに上昇して九十九万人になっております。このように失業者の数が上昇しつつあるわけでありますが、これからはどうなるであろうかということを非常にわれわれ心配しているのです。だから、いまのような情勢であれば、さらにこの上昇基調というものは今後も続くのではないかというふうに考えられますが、労働省と……
○小宮委員 私は、救急医療体制について質問したいと思います。 最近、救急患者のたらい回し事件が全国的に頻発しておりまして、そのたびごとに被害者の遺族たちからは、応急措置さえしてくれれば何とか助かったろうにとか、せめて包帯一本、脈の一つでも診てほしかったというようなことが口をそろえて訴えられております。したがいまして、恐らく厚生省としては、このたらい回し死亡事件あるいはたらい回し事件がどれくらいあったかは余り調査をしておらないようでございますが、大体この一年間にたらい回しによる死亡事件が全国的に何件ぐらい発生しているのか、また死亡事件はさておいても、たらい回し事件というのが何件ぐらい発生してい……
○小宮委員 雇用問題については先週も質問しましたけれども、さらに引き続いて質問したいと思います。 この前も指摘しましたように、労働省は雇用情勢の悪化に伴って八月に緊急雇用対策というものを打ち出したわけですが、その緊急対策を見ますと、労働省は自分の腹は痛めないで、他人のふんどしで相撲をとるような内容になっておるようにどうも見受けられます。したがって、本当に実効が上がるかどうかも疑問だと思います。もっと労働省が自分の腹を痛めてもやろうと思えばやる方法はあるのじゃないかということを考えるわけです。たとえば雇用保険法の失業保険給付日数を、野党四党が提案したように一律百八十日延長の問題にしても、やはり……
○小宮委員 私は、保険財政について若干質問します。
厚生省は昭和五十一年度から健康保険における家族高額療養費制度の自己負担額を現行の三万円から五万円に引き上げる方針であると伝えられておりますけれども、これが事実かどうかということと、また現行二十万円の標準報酬月額を三十万円に引き上げるというようなこともいろいろ伝えられておりますが、これは事実かどうか、この二つの問題についてひとつ御答弁を願いたい。
【次の発言】 厚生省としては局長がそういうことを言われたとしても、考え方は大体私がいま指摘したような考え方で社会保険審議会に諮問しておるのではないか、こういうように考えます。しかしながら、いま言われ……
○小宮委員 私も身障者の雇用問題について若干質問したいと思います。 これは身体障害者の問題だけでございますが、去る十一日、労働大臣の諮問機関である身体障害者雇用審議会が身障者の雇用問題について、現行の雇用率の引き上げ、かつこれを守らない企業から罰金を取るというような、強制雇用制度の導入を労働大臣に答申をしておるようです。この答申に基づいて、労働省は次期通常国会に身障者の雇用促進法の改正を提案するという方針のようであります。これは身体障害者の問題だけでございますが、精神薄弱者を含めたいわゆる心身障害者の雇用問題について、われわれとして非常に心配されるような事件が最近発生しております。 すでに……
○小宮委員 私も、年金問題について質問します。
厚生省は、五十三年度の年金財政再計算期を五十一年度に繰り上げて厚生年金、国民年金水準を、最近の経済情勢やあるいは賃金水準の変動に合わせて引き上げるために、いろいろ検討をされておるようであります。しかし、もうほとんどその具体的な検討も煮詰まっておるというふうに考えますし、また昨日の夕刊あたりで若干その内容が報道されておりますが、一つは、国民年金並びに厚生年金または福祉年金についてどのように改正されようとしておられるのか、これは局長からでも結構ですから御答弁を願いたい。
【次の発言】 局長から抽象的に答弁があったわけですが、われわれが一番聞きたいの……
○小宮委員 先ほどの通産当局から最近の石炭鉱山における主要災害について報告がありましたように、ことしに入って各炭鉱で重大災害が連続して発生しまして、これが偶然の一致がどうかは知りませんが、このように連続、集中して起きるということは異常な事態だと思います。そういうことから、その原因について、一部の見方では、石炭見直しという今日、生産第一、安全第二という企業の姿勢に起因するのではないかという見方もございますが、当局としてのこの重大災害の発生に対しての、まず、その原因についての見解をお聞きします。
【次の発言】 いま言われておるようなことはもう当然のことであって、だが、われわれが心配しておるのは、い……
○小宮委員 現在全国的に全逓の組合員の組織拡大闘争によって全郵政組合員に対する人権侵犯の問題やあるいは傷害事件が連日のように発生しております。個人の思想、信条の自由は憲法で保障された基本的な人権だと思うのです。その基本的人権が、集団の力によって恐怖感や威圧感を与えるかのごときことをやるというのは、憲法違反の疑いさえもあるのではないか。私は特に法治国家として許されるべきではないと思うのです。それに基本的な人権の尊重というのは民主主義の根幹であって、そういった根幹である人権が侵されるということになると、民主主義の崩壊にもつながるというきわめて重大な問題だと思うのです。これらの問題は私は組合運動以前……
○小宮委員 私は農林省の畜産行政について質問します。
今年七月、行政管理庁は農林省に対して、飼料に関する行政監察結果に基づく勧告をなされております。この勧告の中で政府操作飼料について、政府は飼料価格の安定のため多額の財政負担が行われているが、その大部分を占める単体用政府操作飼料、つまり専増産ふすまの畜産農家に対する配分が不公平であるという指摘をされて、早急に改善するよう勧告いたしておりますが、農林省はこの勧告を受けてどのように措置をされたのか、その点まずお伺いします。
【次の発言】 この件については、昭和四十二年にも会計検査院及び行政管理庁から指摘をされていた問題なんです。にもかかわらず、農……
○小宮委員 私は、国有林野行政について若干質問します。
国有林野事業は、行政として国有林野の四五%を占める保安林経営と公共企業体としての企業経営の二面を持っておると思いますが、林野庁はどちらに重点を置いておられるのか、その点まず冒頭お答え願いたい。
【次の発言】 保安林の整備計画を実施するに当たって民有林野の買い上げはどれくらい進んでおるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 民有林の買い入れに要する資金は特別会計から支出されておるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 この国有林野の売却代金は幾らくらいあるのか。国有林野活用法の第八条によれば、収入の使途については民有林の買い入れ、交換……
○小宮委員 参考人には本当にきょうは御苦労さまでございました。私の持ち時間が三十五分間でございますから、質問する方も簡潔に質問しますので、答える方も簡潔にお願いしたいと思います。そしてまた、きょういまから質問する問題は、私の勉強のための質問でもありますので、あるいは失礼なことを申し上げるかもしれませんが、その点あしからず前もってお断りしておきます。 まず、ここに原子力船「むつ」問題を考える長崎県民会議の「長崎県民と「むつ」」という資料が出ております。したがって、これは鎌田参考人に質問しますけれども、二ページの上から四行目に「「むつ」放射能漏れ事故後一年半、「安全性」についての何らの科学的技術……
○小宮委員 昨日、長崎から八名の参考人を呼んでいろいろ意見の供述をやってもらったわけですが、意見を聞きまして科学技術庁としてどのような考えを持たれたのか、まず所見をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 きのうの参考意見の中で、いわゆる修理港として佐世保に要請をしたわけだけれども、それが結局、母港につながってくるのではないかというような意見、あるいは母港を決めて修理港というならまた話はわかるという意見もありましたけれども、あの参考人の意見の中で、母港の問題について七カ所ぐらい候補地が挙がっておるやに出ておりましたけれども、それは、場所はどこどこということではなくて、やはり何かそういうふうな候補……
○小宮委員 ただいま議題となりました日本原子力船開発事業団法の一部改正案について、わが民社党の意見を申し上げます。 わが党は、党の基本方針として、原子力の開発、原子力の平和利用を推進する立場に立っております。したがいまして、日本原子力船開発事業団法の一部改正案については閉会中も継続審議すべきであると考えます。 以上、わが党の意見を簡単に表明いたします。(拍手)
○小宮委員 原子力船「むつ」の佐世保港修理港問題について、地元では、賛成、反対の立場からそれぞれの理由を挙げて運動が推進されておるわけですが、政府としてもやはり、これら賛成する立場の人あるいは反対する立場の人を問わず、十分話し合いをする、その中でその疑問に対して解明を与えていくということは、これはもう政府としての当然の責務だと思うのです。そういう立場から見まして、これらの人たちと政府は十分話し合う用意があるのかどうか。また、話し合う用意があるとすれば、どういうプログラムでそれを計画しておるのか。いまのような状態の中でこのまま推移していった場合に、いま原子力船「むつ」が青森県のむつ港におられると……
○小宮委員 大臣に質問しますが、先月の三十日に首相の諮問機関である原子力行政懇談会から、三木首相に対して、「原子力行政体制の改革、強化に関する意見」が答申されておりますが、政府はこの答申を忠実に実行するお考えかどうか、まずこの点をお伺いします。
【次の発言】 できるだけ尊重して実施したいということですけれども、この答申に対して、自民党の科学技術部会が反対をしておる、また関係各省庁間のなわ張り争いも絡んで、行政懇が答申しておるところの五十二年度実施というのは非常にむずかしいのではないか、こういうように言われているわけですが、実際現実にそういうような問題が起きておるのですか。
○小宮委員 昨年の七十五国会でこの各種手当の引き上げに際して、私から、やはり被爆者の生活の実態調査を行って、その実態に沿うように各種手当の引き上げも行うべきではないか、こういう質問をいたしました。その際、公衆衛生局長は、十月前後に五十年度の原爆被爆者実態調査を行う予定である、その実態調査結果に基づいて原爆二法の改正、被爆者の福祉向上を図りたい、こういう答弁をされているわけです。そこで、実態調査を行われたのかどうか。また、実態調査を行った結果、この被爆者の福祉向上にどのように生かされたのか。また、この原爆二法の改正についてもどのように考えられたのか。その点、まずお聞きします。
○小宮委員 民社党は、毎国会たびに、原爆被爆者援護については国家補償という立場から行うべきであると、繰り返し繰り返し主張してまいりました。そこで野党四党は、原爆被爆者に対しては国家補償すべきだという観点から、原爆被爆者援護法案を共同提出いたしておるのであります。 しかるに、政府は野党の要求に一顧だにせず、あくまで社会保障の一環としてとらえており、野党四党とは基本姿勢に根本的な相違があるのであります。 また、現行法にしても、少しずつ改善されてはいるものの、各種手当の引き上げ、所得制限の撤廃、被爆者の二世、三世対策、被爆地域の拡大、原爆病院対策等々、被爆者の切実な願いとはほど遠く、被爆者の期待……
○小宮委員 私は、健康保険法等の一部を改正する法律案に対して質問いたします。
政府管掌健康保険組合は四十八年の法改正の際、約三千億の累積赤字をたな上げして新たなスタートをしたわけでありますが、そのときの説明では、二年間で収支の均衡を図るということであったにもかかわらず、四十九年度、五十年度の赤字合計額は五百五十九億にも達していると言われております。この四十九年度、五十年度の赤字要因について、それぞれ説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明によれば、これは四十九年度以降大幅な医療費の引き上げがあったわけですが、さらには戦後最大の不況によって失業者が多く出たということで被保険者が……
○小宮委員 最初に大臣に質問しますが、この前国会で継続審議になっております日本原子力船開発事業団法の取り扱いについては、まずどのように考えておられるのか。
【次の発言】 ところで、政府は、この原子力船「むつ」の修理港としてことしの二月十日に佐世保港に要請されてから八カ月を経過しているわけですが、その後の状況はどうなっておるのか。
【次の発言】 政府の方はえらい落ちついておるような感じを受けるわけですが、よほど地元の受け入れに自信があるのか。結局、いまの母港は来年の四月一五日までが期限というふうになっておりますが、それまでにこの問題の解決ができる見通しを持っておるのかどうか。
○小宮委員 今年の二月十日、政府の「むつ」修理港要請に伴って、長崎、佐世保の地元では賛否両論が並行しておるところでございます。特に安全性、原子力船開発の必要性等々、広範多岐にわたってこの問題点が指摘されておりまして、同一の事柄をとらえて、一方では安全であるという、一方では危険であるという意見が対立しておるのが現状でございます。このような状態では、一般住民はどちらを信用すればよいのか、判断のつきかねるところであります。したがって、私はこれらの問題点について住民の立場から政府の見解をただしておきたいと思います。 まず最初に、原子力船開発の問題でありますが、原子力船は将来とも経済的に成り立ち得ない……
○小宮委員 ただいま議題となっております日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案の取り扱いに対するわが民社党の意見を申し上げます。 原子力船第一船の「むつ」の開発は、昭和三十八年以来日本原子力船開発事業団を中心として進められてきましたが、昭和四十九年、出力上昇試験の際に発生した放射線漏れのため、現在一時中断のやむなきに至っています。 わが民社党は、党の基本方針として、安全性の確保を前提として原子力の開発利用を推進する立場に立っております。事業団法の審議に際しましても、このような基本方針に基づき、主として「むつ」の開発における安全性確保の観点から審議を行ってまいりました。本国会におきま……
○小宮委員 私は、厚生省の五十二年度予算編成における原爆被爆者援護に対する考え方をお尋ねしたいと思います。
もうすでに五十二年度予算の概算要求については大蔵省と折衝が始まっておる、このように考えますので、五十二年度予算編成における考え方、そしてあわせて各種手当等についてどのように考えておられるのか、まず初めにその点をお伺いします。
【次の発言】 被爆者が昭和四十二年以来十年間にわたって訴え続けてきた爆死者に対する弔慰金の問題あるいは財産焼失者に対する見舞い金の支給の問題につきましては、もう前々から本委員会でも必ずといってよいほど取り上げられているわけですが、これに対しては全然考慮する余地がな……
○小宮委員 まず最初に、ことし四月以降八月までの完全失業者と失業保険受給者数が幾らになっておるのか、労働省にお尋ねします。
【次の発言】 いまの説明でも明らかなように、大体完全失業者の数字も減ってきているわけです。これは、わが国の経済がようやく不況から脱出して回復基調にあるということが言われますけれども、一方わが国の造船産業は一昨々年の石油ショック以来深刻な不況に見舞われておりまして、そしてその不況も長期的なものでございまして、将来造船産業はどうなるのかと、関係従業員あるいは下請関連企業の方々も非常に心配しているわけです。
そういう状況から、次は運輸省に質問しますけれども、この造船産業の現状……
○小宮小委員 本法案についてはまだまだ不十分なところもあり、決してわれわれは満足しておるものではございません。しかしながら、先ほどからいろいろ言われておりますように、いま漁民が待ち望んでおるのは、一刻も早く融資をしてもらいたいというような気持ちが、いろいろ調査またわれわれの視察の中でも出てまいっております。そういった意味で、不本意ながら本法案について賛成をしたいと思いますが、先ほどから各委員から言われておるように、汚染漁場の復旧の問題、さらにはこういった事態を起こさないように今後われわれが根本的な研究をしなければならぬということで、この問題は今後の問題としてわれわれが努力をすべきだと思いますか……
○小宮分科員 私のこれからの質問は第三分科会でやったほうがよかったのではないかというふうに考えておりますけれども、その点、前もってお断わりしておきます。 御承知のように今日、各地方自治体における水道事業というのは非常に破綻に瀕しているわけでございます。御承知のように、最近の急速な産業経済の発展と、それから国民生活あるいはその地域住民生活の向上に伴って水の需要が急に非常にふえてきた。そのために各地方自治体においても、その水資源、水需要にどうこたえるかということで盛んに苦労しているわけでございますが、しかしながらこの開発ということになりますと、用地の取得、慣行水利権の保護の問題あるいは公害補償の……
○小宮分科員 最初に、日本人船員の雇用対策について質問いたします。
最近、日本国籍船で、日の丸の旗を掲げながら日本人船員が乗っていないという船舶が急にふえておりますけれども、現在、このように、日本国籍船でありながら日本人船員が乗っていないという船がどれくらいありますか。
【次の発言】 こういうような傾向が年々増加していくという原因について、運輸省当局としてはどのように見ておられるのか、その点いかがですか。
【次の発言】 こういうような傾向を、運輸省当局は好ましい状態だと考えておられますか。これは特に大臣から御答弁願いたい。
【次の発言】 この問題については、海運局と船員局では意見の相違がある……
○小宮分科員 大臣、お疲れでしょうが、もうしばらくひとつがまんしてください。 私は、今回の医療費の改定について質問します。 御承知のように、二月一日から総ワク一九%、実質一七・五%という、これまで最高の医療費の値上げが実現されているわけです。したがって、この引き上げによって国民ははたして二〇%といっても、一七・五%といっても、どれくらいの値上げになるか、やはりぴんとこないんです。 そこで、ひとつお尋ねしますが、私が例をあげますから、たとえば家族がかぜで五日間通院したとき、いままでと比べて幾ら負担がふえるのか。今度は歯医者のほうも関係がありますから、虫歯で治療に一週間通院した場合に、いまま……
○小宮分科員 私は、昨年六月、第三水俣病でいろいろ騒がれました有明海沿岸の漁業者に対する国のつなぎ融資の問題と公害補償との関係について質問します。
前国会で水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法が成立をいたしまして、この法律に基づいて指定区域内の被害漁業者に対しては現在融資が行なわれているわけですが、有明海沿岸の長崎県、佐賀県、福岡県、熊本県の四県に対する融資額の総額は幾らになっているのか、それと、念のために各県別のものもあわせてひとつ説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、一方四県の漁業組合連合会が、この加害者である三井東圧、日本合成……
○小宮分科員 ここに昨年十二月一日発行の全国精神障害者家族連合会の機関誌「ぜんかれん」の九十二号がございます。この機関誌を見ますと「革新府政の看板が泣く、この地獄絵」「老人処理工場化した、十全会系三病院の実態」という見出しで、京都市にある医療法人十全会の系列下にある東山高原サナトリウム、それから双岡病院、それにビネル病院のいわゆる十全会三病院における異常な老人の多量死について詳しく報じられております。それによりますと、京都府下の十四指定精神病院で一昨年の一月から九月までの死亡患者九百三十七人のうち十全会三病院での死亡者は八百五十九人と、全死亡者の九一・七%を占めておりますが、このような十全会三……
○小宮分科員 最初に、私は日本遠洋旋網漁業組合の除名問題について質問します。 昨年十月四日、日本旋網漁業生産調整組合が行う生産調整事業の実施をめぐって、生産調整組合を脱退した組合員を、別法人である日本遠洋旋網漁業協同組合が、去る二月十八日付をもって除名するという事件が発生しております。その除名理由を見ますと、日本旋網漁業生産調整組合の調整規程に違反して操業を行い過怠金を課せられたことが、日本遠洋旋網漁業協同組合の定款第十五条に定める、信用を著しく失わせるような行動をしたものと判断して除名する、こういうふうになっております。なお御参考に申し上げますと、この組合員は、生産調整組合を脱退しても、旋……
○小宮分科員 原子力船「むつ」の問題について質問します。
政府は、原子力船「むつ」の修理港として長崎県佐世保港に白矢を立てまして、去る二月十日、長崎県知事及び佐世保市長に対して受諾の要請を行っておりますが、なぜ佐世保港に白矢を立てたのか、まず、そこからひとつ御説明を願いたい。
【次の発言】 長官も御存じのように、長崎は原爆被爆県として、原子力、原爆、こういうようなものについては非常に敏感な対応力を持っているわけです。そういう中で、いま言われたような理由はわからぬでもございませんけれども、わざわざ長崎を選んだということについて、このような被爆県であるという問題について何らの配慮もしなかったのか……
○小宮分科員 運輸省に質問をしますけれども、わが国の造船界は一昨々年の石油ショック以来非常に深刻な不況になってまいりまして、造船産業に働く人たちはいま非常に雇用不安に陥っているわけです。しかも、下請関連企業の中ではすでにもう人員整理が始まっておりまして、このまま造船不況が長期にわたるとなれば、これは非常に重大な問題になってまいります。そういった意味で、この造船不況という問題につきましても、運輸省の船舶局あたりともいろいろ話し合っておりますけれども、やはり何とか早く手を打っていただかねば、この下請中小企業の倒産はもとより、今後、直接工にしても重大な問題が発生する可能性がございます。 特に、長崎……
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