中川利三郎 衆議院議員
33期国会発言一覧

中川利三郎[衆]在籍期 : |33期|-35期-37期
中川利三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中川利三郎衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

中川利三郎[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第31号(1973/05/08、33期、日本共産党・革新共同)

○中川利三郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、四十七年度漁業の動向に関する年次報告、いわゆる漁業白書について、総理並びに関係大臣にお聞きするものであります。  御承知のとおり、国民は、動物性たん白の五二・四%を水産物に依存しており、わが国漁業の動向は、全国民の暮らしと健康にとって切実な影響を持つものであります。  したがいまして、私は、わが国漁業、とりわけ沿岸漁業の民主的、総合的発展をはかる立場から、まず第一にお聞きしたい問題は、大企業の工業開発によって深刻化する一方の沿岸海域の汚染、漁場環境の破壊についてであります。  昨年の夏、瀬戸内海において、わずかの間に千四百万尾のハマ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第19号(1974/03/22、33期、日本共産党・革新共同)

○中川利三郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま提案されました雇用保険法案について、総理並びに関係閣僚に質問するのであります。  現在、わが国の社会経済情勢は、第二次大戦直後の混乱期、あるいは第一次大戦直後、米騒動が起きた時期に匹敵する緊急異常な事態といわれ、とりわけエネルギー危機を契機として新たな失業問題が深刻さを加えているこのとき、政府があえて本法案を提出したことはきわめて重大であります。そこで私は、まず、本法案の基本的性格についてお聞きするものであります。  現行の失業保険法は、労働者が失業した場合に、失業保険金を支給して、その生活の安定をはかることを目的にしたものでありま……

中川利三郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

中川利三郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 農林水産委員会 第2号(1973/02/22、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 今回の飼料の異常値上げを招いた政府の責任やその原因、背景についての論議はあとに譲るといたしまして、さしあたって、当面、畜産農家の方々が望んでいます緊急対策についてお伺い申し上げます。  まず、先ほどの政府の答弁の中では、六月前に集中的に四十八年度政府操作飼料を出すのだ、こういうお話でありましたが、いつからどのように出すのか、まず明らかにしていただきたい。
【次の発言】 新聞で見ますと、四月から六月ということに聞いておったが、いまあなたのお話では三月から、つまり来月から、そのことを確認してよろしいですね。
【次の発言】 その売り渡しの方法についてお伺いするわけでありますが、どう……

第71回国会 農林水産委員会 第6号(1973/03/06、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本農業のモデルパイロットといわれました八郎潟干拓地の大潟村の営農の問題についてお伺いしたいと思います。  生産性の高い、機械化された農業、そして近代的な農村づくりを柱としてつくられました大潟村は、さすがに幾らかの特徴はありますけれども、その実態はほかの農村地域と無縁ではなくて、年ごとに暮らしが苦しくなって、最近では出かせぎをして生活をささえている者があらわれているのが実情であります。一方、減反のあらしも容赦なく吹き荒れまして、米価の実質的値下げのもとに、今月末には部分竣工が強行されようとしております。幸い五千五百ヘクタールありました未配分地につきましては、四十八年度予……

第71回国会 農林水産委員会 第8号(1973/03/23、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、今回の漁港整備計画の変更の中で、特に太平洋区と日本海区の漁港の問題でお伺いしたいと思うわけでありますが、まず日本列島の地図を広げますとだれでも気がつくことは、太平洋区に比べまして日本海区には漁港が非常に少ないということであります。手持ちの資料によりましても、漁港総数、いろいろ海区はあるわけですが、日本海区と太平洋区の比較でありますと、漁港総数が日本海区で四百十八、太平洋区では八百十七あります。全国比で見ますと、日本海区がわずかの一五%、太平洋区が三一%です。今度の第五次計画の改築を見ましても、日本海区が六十港です。太平洋区は百二十五港です。たとえば一種の採択した今度のあ……

第71回国会 農林水産委員会 第9号(1973/03/27、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 では大臣にお伺いします。  この前、私、質問した際に問題として取り上げたことの中に、日本海と太平洋の漁港の格差の問題を申し上げました。一つの例をとりますと、漁港は日本海区が四百十八ありますが、太平洋区が八百十七、たいへんな格差がございます。これにつきましてお伺いしましたところ、心情的にはいろいろ日本海区に対する同情あるような御発言がありましたが、実際何といいますか、ほんとうに日本海区の漁港を新たに整備し、これに力をつけるというような、確実なそうした政府の御意向は承ることができなかったのでありまするが、この日本海区の問題につきまして、大臣の確信あるこれからのお考えをお示しいただ……

第71回国会 農林水産委員会 第10号(1973/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 それではさっそくお伺いしますが、四十八年度の加工原料乳保証価格や豚価安定基準価格をめぐりまして、いま全国の農民の方々は死活の問題としてその成り行きを見ているわけであります。  先ほど虎ノ門の久保講堂で開かれました全国農協の代表者大会もそうでありますし、その他各地でそういう集会が開かれているわけでありますが、特に私が申し上げたいのは、北海道の根室、釧路と並ぶ大酪農基地である天北の小林喜代治さんという方でありますが、この方は去る三月六日、おりからの吹雪を突きまして、稚内の宗谷農業会館で開かれた大会に出て、低乳価にあえぐ農民の実態を訴えた。ところが、そのふんまんの声が半ばにして、突……

第71回国会 農林水産委員会 第14号(1973/04/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 農地の転用許可基準によれば、第一種農地というのは非常に厳格に仕訳されておりまして、万一これをほかに転用した場合なんかは、補助金や融資、こういうものも返さなければならない、こういうふうに聞いておりますが、その趣旨は一体何なのか。まず前段お伺いいたします。
【次の発言】 農業を行なうために大事な土地である、そういうことで厳格な規制が行なわれておる第一種農地について、この上に秋田県の鹿角郡小坂町というところで、東北縦貫道路が、昭和四十七年十一月二十七日、日本道路公団仙台建設局によりまして、鹿角十和田インターチェンジ、小坂地内の路線が発表されたわけであります。それで、この通過予定を見……

第71回国会 農林水産委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 いま角屋さんからいろいろ話がありましたので重複を避けて申し上げますが、一つは、この前私が問題に出しました古々米の放出について、そのワク外米の台つき米についてはどのように御検討になったか、つまり台つき米をこの際別ワクとして払い下げる御用意があるかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 台つき米と称しまして、いま農協のどこの倉庫にもありますが、一番下になっている、つまり床についている米です。これはどういう役にも立たないで、どの農協も非常に困っている。こういうものは別のワクとして払い下げていただくということになればたいへんありがたいということです。

第71回国会 農林水産委員会 第17号(1973/04/18、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 それではさっそく本日の一番バッターを承りまして、これから質問させていただきます。  いま御提案のありました農業金融四法でありますか、農協を含めまして、そういう法案の審議でありますが、これを審議するためには金融論あるいは農協論あるいはいまの農業を取り巻く情勢一般論、こういうものが全部関連してくるのでありますが、きょうは私は、主として当面する農業の全体の中の中心的な問題についてお伺いしたいと思うわけであります。  さしあたって、いまどこでも米をめぐる問題として大きく注目されていますのは、大商社による米の買い占めであります。特に大商社の米の流通市場への介入、買い占め、こういうものが……

第71回国会 農林水産委員会 第23号(1973/05/09、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、次の理由をあげて反対の態度を表明するものであります。  その第一は、組合が員外利用制限のワク外で行なうことができる資金の貸し付けを大幅に広げようとしている点であります。  近年に見られるような員外貸し付けの急激な増加は、現行法のワクの中でさえすでに農民の営農資金への貸し付けを圧迫していることを明白に示しているのでありますが、このたびの改正案は、さらに一そう員外利用のワクを広げることによって、この傾向にますます拍車をかけるものとなることは明らかであります。  また、このたびの改正案によって、産業基……

第71回国会 農林水産委員会 第25号(1973/05/30、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、最近、機会がありまして岩手、秋田などの二、三の開拓地を回ってみました。そこで開拓農民や農協の方々とお話しいたしまして、いろんな問題、とりわけ苦しみや悩みを聞くことができたわけでございますが、どの開拓地でも共通しておりますことは、いま論議されたように、借金が非常に多いということです。考えてみますと、まさに借金の焦熱地獄みたいな状況に追いやられておる。しかも開拓民個々の努力の限界をはるかに越えて、どうしても抜け出すことができないというような状態に追い込められているという実態を見てまいったわけでございます。  そこで、まずお伺いしたいことは、借金がなぜこんなに多くなったのかと……

第71回国会 農林水産委員会 第27号(1973/06/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 開拓農政が一般農政に移行される、この最後の機会なわけでありますが、ここで先ほど来言われている一番の問題は、何といっても開拓農家の借金の問題であります。  いま前の質問者が借金棒引きという問題を出したわけでありますが、一般的にどの借金も全部棒引きということではなしに、たとえば開拓者資金の、つまり承継債務といいますか、かつて皆さんに政府がセットにして機械を現物で、押しつけたといえば言い過ぎでありますが、そういう使えない機械がいま負債の中で大きい比重を占めておる。これについては、大方の開拓農家の皆さん方は、当然こういうものは棒引きにすべきである、こういう意見がたくさんあるわけであり……

第71回国会 農林水産委員会 第28号(1973/06/06、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、一昨日の四日、水産庁が発表しました魚介類のPCB汚染状況の精密な調査結果について御質問申し上げます。  新聞の報道なんかを見ましても、たとえば「魚が食えなくなる PCB列島沿岸総汚染」あるいは「PCB、ついに魚獲規制 高濃度の八水域」あるいは「魚のPCB汚染進む 八水域で禁魚指導」こういうかっこうで一斉に各新聞も取り上げておるのでありまして、国民にとってはきわめてショッキングな事件であったと思います。しかも調査データが、敦賀湾に見られますように、五月八日、つまり一カ月ほど前に明らかになったといわれながら、水産庁が発表を押えていたという事実さえ出ておるわけであります。その……

第71回国会 農林水産委員会 第31号(1973/06/13、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 最近の新聞やテレビを見ますと、毎日のように、あっちの海で水銀、こっちの海でPCBあるいはヘドロ、まるでもう日本列島全体が汚染され尽くした、こういう状況が報道されているわけでありますが、ちょうどこのような状況については、先ごろの六日に衆議院の公害・環境特別委員会で、参考人として出席した専門学者の一人である白木東大教授のことばを思い出させるわけでありますが、白木教授は、今日の事態について、第三水俣病はもちろん重要だが、水俣湾沿岸で新しい患者がじわじわ発生していることにもっと目を向けてほしい、同時に、水銀だけでなく、PCB、BHC、カドミウムなどのあらゆる汚染物質で全国民が汚染され……

第71回国会 農林水産委員会 第32号(1973/06/14、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 宮城県の県の鳥はヒバリであります。また常磐線の宮城県行きの汽車の中に「ひばり号」という汽車がありますが、こういう名前がなぜつけられたかということについてお考えになったことがございますか、食糧庁長官。
【次の発言】 常磐線の沿線は、麦の主産地でありまして、列車からかつて見た風景は、一面麦畑で、ヒバリが飛んでおった。そういうことであの汽車は「ひばり号」と名づけられて、その行く先の宮城県では県の鳥の名前をヒバリとしたのです。麦とヒバリとの関係、特に麦につきましては、いろいろなわらべうたの中にもたくさん出ております。日本の文学の中にもたくさん出ておりますし、日本人の心のふるさととして……

第71回国会 農林水産委員会 第33号(1973/06/19、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、次の理由をあげて反対の態度を表明します。  その第一は、信用事業を行なう漁業協同組合、水産加工業協同組合並びに同組合連合会が新たに農林中央金庫等の業務代理をすることができる、とした点についてであります。  このことについては、全漁連をはじめ、漁協系統自体が系統の信用事業の三段階制に混乱をもたらすものであるとして難色を示していたところでありますが、私どもの調査によっても、多くの漁協では、現在でも信漁連のいわば下請機関化し、貯金のかき集めや貸し付け、その回収などに追われ、そのために本来業務に支障を……

第71回国会 農林水産委員会 第35号(1973/06/21、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 それでは、政務次官にお伺いします。  あなたは先ごろ、オレンジの自由化の問題についてアメリカへ参りました。その際、新聞は、あなたを田中首相の密使だ、あるいは和製キッシンジャーだ、こういうことも書き立てておりましたが、新聞その他で、お帰りになってからお話を聞きますと、オレンジのブレンドジュース導入で日米合弁のジュース生産会社を設立する、こういうことがあなたの理想であった、こういうことのように承っておりますが、お聞きしたいことは、あなたがアメリカへ行って、あなたに対してアメリカの偉い人が何をどういうふうに言ったのか、それに対してあなたがどう答えてこういう結果になったのか。この点に……

第71回国会 農林水産委員会 第41号(1973/07/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず端的にお伺いするわけでありますが、青森県の陸奥湾でかねて問題になっておりました原子力船の「むつ」ですね。これが今度は予定を変更いたしまして、日本海の特に秋田沖、青森沖あるいは北海道沖を結ぶこの地点で新たな出力試験を行なう、こういうことが発表されまして、いま三県の漁業関係者並びに自治体ではこれを最大の問題にしているわけであります。そうしてもしそれを実行するならば、それを強力にやるならば陸奥湾の封鎖も辞さない、こういうことを漁民が決意しておるわけでありまして、この点についてまず端的に科学技術庁に申し上げ、質問をするわけであります。  そのような漁民の反対なりそういう強硬な決意……

第71回国会 農林水産委員会 第42号(1973/07/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 最近、米をめぐる情勢の中で、たとえば減反の本年限りの打ち切りだとかあるいはお米の全量買い上げだとか、さらに備蓄やあるいは外国の輸出の問題なんか盛んに流されているのですね。あわせまして、ことしの米価にいたしましても、たとえば大幅米価の引き上げだとかあるいは消費者米価の据え置きなんということまでいわれているわけです。これらの発言がいろいろな政府関係者から出されている。こういう発言がほんとうに根拠があって出されているものなのか。それとも何かほかの目的のために出されているものなのか。やはりこの際はっきりしておく必要があると思うわけであります。  そこで、まず第一にお聞きしたいことは、……

第71回国会 農林水産委員会 第46号(1973/07/18、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 現在、大手不動産などによって森林の乱開発は目に余るような状態になっておるわけでありますが、今回の森林法の改正はこのような乱開発を規制する歯どめになる要素がある、こういうふうにいわれておるようでありますけれども、いずれにしても乱開発はどんどん進んでおりまして、何かおそ過ぎるきらいがあるように考えるわけであります。いまごろになってああだこうだというようなきらいがないでもないのでありますが、このような批判に対しまして、大臣の率直な御意見をお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いままではそれを規制する何らの歯どめがなかった、したがってこういう事態を招いた、こういうことのよ……

第71回国会 農林水産委員会 第47号(1973/07/19、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 わが党はきのう十八日に「食管制度の厳正実施により、生産者米価を適正に引上げ、消費者米価をいっそう安く安定させ、主要食糧の自給をめざす幅広い運動の発展を」という政策を発表いたしました。この中で政府・自民党に対する要求として、第一番には、食管法を厳正に実施し、生産者米価を適正に引き上げること、第二番目には、消費者米価を据え置くとともに、米を物価統制令の適用品目に復活させ、配給制度を改善すること、三番目には、米価審議会を民主化すること、四番目には、中小米作農民も生産性を高め、安い米が供給できるよう援助すること、五番目には、米作からの自主的な転換が安心してできるよう国の援助を強めるこ……

第71回国会 農林水産委員会 第48号(1973/08/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 時間がないから一通り質問させていただいて、一通り皆さんからそれぞれに御答弁いただきたいと思います。  まず森谷さんでありますが、先ほど森谷さんの御発言は、ほとんど国有林に関係した問題であります。いま森林法の改正が論議されておりますが、これは民有林を主として規制しよう、こういうわけであります。問題からいたしますと、日光の国立公園一つとりましても、裏男体スカイラインだとかあるいは光徳の林間学校だとか、たくさんのそういう国有林自体のほうに問題があるような感じもするわけであります。したがって、お聞きしたいことは、そういういろいろのことで今回の森林法の改正のメリットというか、そういうこ……

第71回国会 農林水産委員会 第49号(1973/08/29、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 最近のえさのばか高値といいますか、そういうことについて、実は昨日寝ないで考えた、といえば語弊がありますが、いろいろ考えてみたわけでありますが、たとえばこういう状況というものは、べこがえさを食っているのか、えさがべこを食っているのかはなはだわかりかねるわけですね。とうとうけさまで結論が出なかったわけでありますが、大臣はどうお考えでしょうか。べこがえさを食っているのか、えさがべこを食っているのか、私には結論が出なかったということでありますが、これに対する御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 最近の情勢は、私が先ほど言ったような、ああいう表現をするような切迫した状況だと思うの……

第71回国会 農林水産委員会 第57号(1973/11/09、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 けさの読売新聞でありますが見ますと、昨日の「食管制度を守る連絡会議」との団体交渉で、食糧庁長官が、「四十八年産米が大豊作となったことから「余り米が発生すれば、生産者米価に二段米価を導入するのは当然と考えている」と語った。」と書いてあるが、その、「当然と考えている」という感覚が、はたして政府の公式な考え方なのかどうか、この際次官からお伺いしておきたいと思います。余り米の二段米価が当然だというふうに言っているわけですね。
【次の発言】 三条の価格と別のものだというのは、政府のきめ方であって、農民の責任によらないものなんですね。農民は、一生懸命に汗を流して米をつくったのですよ。農民……

第71回国会 予算委員会 第18号(1973/02/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、農政の基本問題について関係閣僚の皆さんに御質問いたします。  先ごろ来、農産物の価格の異常な暴騰につきまして、皆さん方の説明によりますと、この理由を、外国の天気がどうだとか作柄がどうであったとか、あるいは買い付けがどうであったとか言っておるのでありますが、しかし日本人として、日本人のものの考え方として考えた場合、これは海外から一貫して原料資源を輸入し、そして自給ということをずっと狭めてきた、このことに根本的な原因があると私は思いますが、日本人としてこれを何と考えるか。これについて、幸いきょうは三木副総理も来ておりますから、副総理、答え……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 災害対策特別委員会 第4号(1974/02/22、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 今回の豪雪被害の特徴はおしなべて米どころであり、出かせぎ地帯であり、まず過疎地帯であると言っても言い過ぎでないと思いますね。それに今回の豪雪でありますから、その地域の人々の苦しみというものはもうたいへんなものだろうと思うわけであります。そういう点で政府の施策に対する切実な期待を持っているだろうと思うのですが、まず総理府として今回の雪害に取り組む決意のほどをひとつお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 総理府は全力をあげてこれに取り組む、そういうことでありますが、たとえば先ほど来税金の問題が出ておりますが、こういう豪雪地帯からしばしば、所得税に対し豪雪控除制度……

第72回国会 災害対策特別委員会 第6号(1974/03/14、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 今回の鳥海山の噴火の問題でお聞きするわけでありますが、きょうはもう前の方が二人ばかりやったのでありまして、多少ダブることがあるかと思いますが、ひとつよろしくお願いしたいと思うのです。  最初にお聞きしたいのは、今回の鳥海山の爆発が皆さんの観測所なり地震計がとらえたのではなくて、全日空のパイロットがとらえた、それが発端だといわれているわけでありますが、何か気象庁ともあろうものが全日空が発見するまでわからなかったというようなことはいささか心もとない感じもするわけでありますが、ひとつお答えいただきたいと思うわけであります。

第72回国会 災害対策特別委員会 第10号(1974/04/25、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず果樹被害についてでありますが、昭和四十九年四月二十日、社団法人秋田県果樹協会会長平野兵吉さんが衆議院にあてました陳情書がありますが、それには「有史以来の豪雪により、秋田県農業は約五十四億円の大被害を受けましたが、そのうち果樹の被害は四十九億円余で全体の九〇%を占めると云う大惨害を受けました。特に県南地方の果樹は枝の大半が折れ、幹まで裂け、今後の収穫は七割から九割減となり、その復旧に五年から十年の長年月を要し、当分の間生活が困難な状態となりました。」こう書いてあるわけです。政府は今回天災融資法だとか特別被害地域に指定することだとか、あるいは激甚災害も検討しておる、こういうこ……

第72回国会 農林水産委員会 第5号(1973/12/18、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ほど来、三十万ヘクタールの農地転用の問題にからみましていろいろ論議があったわけでありますが、農林大臣は、きょうの所信表明の中でも、新たに、国際的な食糧問題の中で、国内で可能な限り自給を基本とするというような御発言があったわけであります。しかし、一方でそういうように自給を基本にすると言いながら、一方では三十万ヘクタールの農地をつぶしていく。農民であれ、国民の皆さん方であれ、全体として、こういう農林省の姿勢では、あるいは大臣のやり方では信用ならないではないかという感情が起こってくるものだと思うのですが、この辺についての大臣の御意見を伺いたいと思います。

第72回国会 農林水産委員会 第7号(1974/02/13、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ごろ、農林大臣は、所信表明の中で、いまの農政はきわめて困難だということで、農産物の国際価格の高騰だとか、農林漁業生産資材の需給の問題なんかを出しているわけですね。そこで、私は、きょうは、農林生産資材の需給の中でも、農機具の問題で質問したいと思うのですが、今日、この農機具の状況を大臣はどう把握し、どう認識しているか。将来の展望を含めて、あなたの御認識を伺いたいわけでありますが、特に、この農機具に対して、働く農民がいかに苦しんでいるかということについても言及していただければ、たいへんありがたいと思うわけです。
【次の発言】 農業用資材の中でも、農機具がどうなるか、これをどうおつ……

第72回国会 農林水産委員会 第9号(1974/02/15、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ごろ、私は、この委員会におきまして、農機具に関連して、実際契約破棄が農民対販売会社の間で行なわれておる、ところが、前に契約したものが、それがもうその金ではだめなんだということで、前の契約を破棄する、これがだんだん調べていった場合に、メーカーがそうした疑いがあるということについて、全国的にその例をあげて質問したわけでありますが、これに対して、特に、集中的にバーゲンについては今週中に調べて返答するということでありましたので、当局のとった措置並びにメーカーのとった措置について御報告をいただきたいということと、時間がないようでありますので、メーカーが、自分のやった不当なやり方を認め……

第72回国会 農林水産委員会 第15号(1974/02/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、砂糖の問題で御質問するわけでありますが、砂糖はあらゆる意味で先駆者であると思うわけです。この前のあのつくられた物不足、異常な物価の高騰、砂糖の高騰、あるいは企業のその中での暴利、あるいは政府と企業との癒着の疑惑、何よりも高値安定、こういう問題で砂糖が一応先駆的役割りを果たした、こういう状況でありますが、いま、国民は、何とかこの砂糖を暴騰前の昔に返してもらえないかという気持ちを持っておるわけであります。そういうことで、もし砂糖の値下げができるならば、今度はいい意味でやはり先駆的な役割りを果たすであろう、つまり、砂糖は物価の先兵だと、こういうことまで言われているわけでありま……

第72回国会 農林水産委員会 第18号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 えさのことで聞くわけでございますが、えさが非常に高い。こういう異常な高値ということに対して、農林当局はやむを得ないものと考えているのか、それとも、これは行き過ぎだというふうに考えておるのか、まず、次官からお聞きします。
【次の発言】 便乗とかなんとかを聞いたのじゃなくて、いまの二月に上げた一万何千円をやむを得ないものと思っているのか、行き過ぎだと思っているのか、と、このことを聞いたのです。
【次の発言】 それはやむを得ないわけだね。行き過ぎじゃないんだね。そうしますと、それで畜産農家はやっていけると思いますか。
【次の発言】 だから、今度基準価格を上げて、それでそういうえさの……

第72回国会 農林水産委員会 第21号(1974/03/14、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は先月の十三日、十五日、農機具の問題でいろいろお伺いしたのでありますが、あれからちょうど一カ月、その間農林省や通産省が全国にわたって実態調査をされたという話でありますが、その調査の結果、どういうような成果をあげて、どのような到達点に達しているのか、そこら辺の事情について、まずもって簡単に御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 通産省。
【次の発言】 いまそれぞれからお伺いしたわけでありますが、一つ確認しておきたいのは、いま通産省のほうでおっしゃっておりましたが、メーカーがそれぞれの系列販売店その他の販売店に対して文書を流したが、そんな悪いことはしてはいけませんよ、既契……

第72回国会 農林水産委員会 第23号(1974/03/20、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 沿岸漁場整備開発関係についてお聞きしたいのでありますが、これまでも沿岸漁業等振興法あるいは海洋水産資源開発促進法、あるいはそれらに基づいた第一次構造改善、第二次構造改善事業というものがずっとあるわけでありまして、いまさらなぜこの新法を屋上屋を重ねるようなかっこうでつくらねばならないのか。これは専門家に聞きましても、何のためにこういうものをつくるかわからないと言っているわけでありますので、そこら辺の経緯についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 沿岸漁業等振興法が基本法で、今回の新法がそれの実施法だというお話しでありますが、そうするといろいろ疑問があるわけですね。今回の新法……

第72回国会 農林水産委員会 第26号(1974/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 大臣、いま、農民の、特に畜産農民の自殺が相次いでおります。せんだっても、わが党の春日正一議員が参議院の予算委員会で自殺した農民の方々の遺言状をお示しになりましてあなたの見解を伺ったのでありますが、その際あなたは非常に暗然とした気持ちだと言われたが、そこまではいいわけでありますが、今後の計画としては生産性を拡大する、あるいは経営規模を拡大する、国際競争力に耐え得るような畜産をやらなければならない、経営努力に見合うようにがんばるんだ、そういう施策をとるんだ、と、こういうことも言っておるわけですがどころが、このような自殺した方々は、ほとんどが零細ではなくて、一定規模以上の方々であっ……

第72回国会 農林水産委員会 第28号(1974/04/03、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 いま漁民の暮らし、すなどりそのものは、たいへんな危機におちいっているといわれております。三月十二日のある新聞によりますと、「漁業経営危機突破全道緊急漁民大会」――これは北海道でありますが、「漁民に春らしい春を」という呼びかけの中で、特に「漁網綱、資材が狂騰、魚価は安過ぎ、やってゆけぬ」という見出しで、漁民の絶叫ともいえる叫びを載せているわけでありますが、ちょっと参考までに読みますと、「同大会は冒頭から「漁民に春らしい春を迎えさせないのは誰だ」の激しい声に始まり、漁民代表意見では、漁網綱、資材の値上がりは何%程度どころか何倍にも値上がりしている現状にあり「他物価に比して安過ぎる……

第72回国会 農林水産委員会 第29号(1974/04/04、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 きのうの本委員会におきまして、私は、漁網やロープなどの漁業資材の異常な値上がりが、当局の言うような単に石油危機あるいはユーザーの買い急ぎなどにあるのではなくて、漁網綱大手メーカー数社による談合したやみ価格によって狂乱といわれる今日の状態をつくり出したことを、事実として資料によって明らかにいたしました。またこのような不当なやみ価格行為が、漁網綱大手メーカー業界では今回だけではなくて、価格の平常時、つまりこれまで何でもないとされてきたここ数年をとりましても、毎年大手数社の指導のもとに行なわれてきた事実についても、これをきのう明らかにいたしました。私の指摘に対しまして農林、通産両当……

第72回国会 農林水産委員会 第32号(1974/04/23、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 農業者年金は、あと継ぎに経営移譲をさせて、規模拡大をはかるということがねらいだとされているわけでありますが、このあと継ぎの卵であるところの農業高校の卒業生についてですが、秋田県の能代という農業高等学校で、卒業生に対する親子契約の調印が行なわれたわけです。親子契約というのは、御存じだと思いますが、おやじがかまどを握って放さない場合、それじゃ息子もなかなか農業をやらないわけでありますから、それぞれの分野について、息子に一応の権限を譲るとか、月給を払うとか、こういうやり方であります。これについて、親子契約にはだれも応じる者がなかったというのですね。秋田県の能代の農業高校の実態を、新……

第72回国会 農林水産委員会 第44号(1974/07/11、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず、政務次官にお伺いします。  ついせんだって行なわれました参議院選挙におきまして、自民党は、都市だけではなくて、農村でも、たいへんなきびしい情勢といいますか、批判を受けたようでありますが、この理由についてあなたはどうお考えですか。
【次の発言】 明確に断定することができないということでありますが、農村でも大幅に票を減らしたということは、つまり、これまでの農政のあなた方の施策が根本的に批判を受けたものだと思いますが、あなたはそう考えませんか。
【次の発言】 深刻な批判のあらわれだということでありますが、この選挙中の期間も含めまして、全国的に、これからの農業を背負う後継者だと……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出補正予算三案に反対し、野党四党共同提出の政府案を撤回し編成替えを求める動議に心から賛成するものであります。  現在、石油危機を契機として、わが国経済がかつてない深刻な情勢におちいっている事態のもとで、悪性インフレの高進と大企業による生活物資の買い占め売り惜しみの横行によって、諸物価の急騰は際限もなく続き、国民は言いようのない生活不安にさいなまれております。  こうした事態が、歴代自民党政府の対米追随と大資本奉仕の経済財政政策によって引き起こされたものであることは明らかであり、政府の責任はまことに重大といわなければなりません。  い……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 災害対策特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 八月一日に秋田県、山形県の両県を襲いました集中豪雨、この被害は秋田県で申しますと総額六十九億、とりわけ県南部の集中したところには十四億円、雄勝町というところであります。山形県の損害は二百四十億へ特に集中いたしました新庄市は四十九億円、こういう膨大な被害をもたらしているわけですね。いかにこれが深刻なものであるかということを、たとえば秋田県南部の雄勝町の例で申しますと、ここの町は年間予算が十億円でありますが、十四億という大きい被害を出しておるわけであります。そこで、国では天災融資法による激甚指定をした。このことはけっこうでございますが、私自身あの現地を二つとも見に参りまして、いか……

第73回国会 農林水産委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 九月二日に、環境庁の水質保全局が昭和四十八年度のカドミウム及び銅による土壌の汚染調査結果というものを発表しております。この問題については、政府当局はこの数年来いろいろ対策を講じてきたようでありますけれども、この発表によりますと、北は青森から南は九州に至るまで、カドミウム、銅による土壌の汚染というものはまさに全国的な規模で蔓延してきておる。これはもうたいへんなことだと思うのですが、こういう今日の事態に対しまして、きょうは環境庁も農林省もいるわけでありますが、さしあたって環境庁から来ておるようでありますが、これをどうとらえておるのか、この点を簡単にお伺いしたいと思います。

第73回国会 農林水産委員会 第4号(1974/11/12、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 きのう内閣改造があったわけでありますが、わが林野庁長官は一足先に新しく長官の席についたわけでありまして、きょうは新長官になっての委員会の初答弁でありますが、ひとつお伺いしたいのでありますが、いま、資源問題というものが新たに見直されまして、木材需給もその例外ではないわけであります。したがって、新長官は、国際的に注目を浴びておりますところの今後の資源問題、なかんずく木材の需給についてどのような御見解を持っているのか。まずそこからお伺いしたいと思います。簡単にお答えいただきます。
【次の発言】 外材をおもな重点として、その見合いの中で日本の林業を発展させるということでは、そういう資……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 災害対策特別委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 せんだっての水島の油の海上流出の問題でお伺いするわけでありますが、まず消防庁でありますけれども、消防庁の報告を見ますと、らせん状の階段が倒れて防油堤に突き当たって、それで油が外へ流れたといいますが、らせん状の階段なんというものがあそこにあったのですか。――それでは消防庁が来たら、またすることにして、来るまでほかの質問をします。  海上保安庁にお伺いしますが、海上保安庁の報告を見ますと――私は農林水産委員でありますから、当該水産問題についてはそれなりに、いつでもできる対応はあるわけでありますが、きょうは災害対策の特別委員会でありまして、それ以外の資源エネルギー庁だとか海上保安庁……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 農林水産委員会 第1号(1975/01/23、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 今回の水島の三菱石油の流出事故でありますが、事故発生当時、会社側は二百キロリットルしか海に流れておらないと言い、また、関係筋に対する連絡が一時間も後だった。こういうことがあのような世界的な不測の大事故を起こしたということになると思うのですけれども、これはやはり企業の秘密性だとか独善性だとかいうもののあらわれだと思いますが、この際農林当局と通産当局の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私が聞いたのは、あのようなでたらめな情報を流し、また、事故連絡を一時間もおくらせた、これが企業の秘密性と独善性のあらわれとして国民があれだけの大被害を受けたんだ、こういうことに対する見……

第75回国会 農林水産委員会 第6号(1975/02/20、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 ただいま技術部長は、事故を起こしてまことに残念ですという御発言でございましたが、社長は申しわけありませんと言い、常務取締役であるあなたは残念ですと言い、非常にニュアンスが違うわけであります。そこら辺が私は一つひっかかったわけでありますが、とりあえず渡辺参考人にお伺いさせていただきます。  香川県から先ほど御報告がありました「重油流出事故対策の概要」を読ませていただきましたが、その中で、「商工業者等の関連被害対策」という項目がございます。先ほど副知事さんが読み上げたところでありますが、これは鮮魚卸、小売業を初めとする商工業者等の被害額について県が取りまとめたものでありますが、「……

第75回国会 農林水産委員会 第7号(1975/02/25、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 「農振法改正法案について」という昭和五十年一月の農林省発行の資料を見ますと、そこの二十四ページ、二十五ページに農振地域整備計画策定の結果どのように農用地の面積が変わってきたかということが資料統計で出されているわけでありますが、昭和四十九年十一月三十日現在で全国の関係市町村の農用地面積として出されているものが五百八十二万四千ヘクタールあるわけですね。それが線引きをされまして農業振興地域という中での農用地になりますと、五百三十七万九千ヘクタールになっておるのですね。さらにそれが農用地区域ということになりますと、四百四十一万六千ヘクタールになっているのですね。つまり、関係市町村の農……

第75回国会 農林水産委員会 第11号(1975/03/06、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ほど近藤委員からの御発言にもありましたように、最近、カドミの汚染米の問題やあるいはイタイイタイ病なんかにつきまして、自民党筋から、因果関係はないんだとか、あるいは一PPm以上の汚染米でも食わせても一向差し支えないんだというような風潮なり論調がずっと出ておるようでありますが、国民の立場からいたしますと、これは大変な安全軽視だといいますか、そういうこととして重大だと思うわけであります。こういう傾向に合わせましたように、私の地元である秋田県、つまり天下の米どころでありますが、ここでは、四十九年産米の中で一PPm以上というふうに烙印を押され、すでに赤札を張られて仕分けされた汚染米が……

第75回国会 農林水産委員会 第16号(1975/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 わずかな時間ですので、豚価についてお聞きしたいと思うのですが、昭和四十九年度の生産費調査で、豚を飼養した場合の利潤が一頭当たりについて平均百四十八円のマイナスになっているわけであります。  そこでお聞きしたいのは、なぜこのような状態になったのかという、その主な理由が一つと、利潤が出るためには何頭くらいの飼養規模が必要なのかという、この二つの点をまずもってお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いま御指摘もありましたように、えさの値上げは、生産費の調査期間だけを見ましても、昭和四十八年の九月と四十九年の二月の値上げだけでも六二%も大幅な上げになっているわけですね。ところが、資……

第75回国会 農林水産委員会 第20号(1975/05/22、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 ことしもまた米価の季節がやってまいったわけでありますが、四十九年産米のことでお伺いしたいわけであります。  私は、米どころと言われる秋田県の出身でありますけれども、その秋田市周辺の農協倉庫の中にいまほとんど米がなくなっている。いつもならばどんなに早くても七月ごろからなくなったりするわけでありまして、昔は端境期まで生産地の農協倉庫の米はあったわけでありますが、いまはもうほとんど底をついて、六月早々にネズミの運動会と言うと言い過ぎになりますけれども、そういう倉庫まで出てきておるという状況があるわけであります。したがって、食糧庁は、日本は米が余っているんだ、米があるんだあるんだと言……

第75回国会 農林水産委員会 第21号(1975/05/27、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず大臣にお聞きするわけでありますが、飼料の配合割合の表示についてであります。  配合割合を表示することを、基本的にはできればそうさせたいということが政府の立場なのか、全くそういう必要がないということを基本的な立場にしていらっしゃるのか、まず、その前提についてお伺いしたいわけでありますが、お答えいただきます。
【次の発言】 私は基本的な前提を聞いたのですが、現段階においてはこうだというのがあなたの御説明なんですね。ですから、当面はどうだ、現段階ではどうだということじゃなくて、本質的には配合飼料の割合を表示する、できればそうさせたいということが農林省の基本的見解なのか、全くその……

第75回国会 農林水産委員会 第23号(1975/05/29、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 ことしの三月二十八日の日韓のカツオ・マグロの輸入についての当事国の合意議事録というか、合意書によりますと、「韓国産まぐろ類の対日水揚量の調整については、両国水産庁において、今後とも緊密に協議し、一九七五年五月に結論に達し得るよう最善の努力をするものとする。」ということが書かれていますね。これは両者でサインもしてあると思いますが、最善の努力をした五月の両国長官の会談が物別れになって話し合いがつかなかったということであります。しかも、六月にこれが延びて、その六月も、先ほどの長官の答弁によりますと自信があるとは言えないというお話しであるわけです。  二、三日前の日本水産経済新聞を見……

第75回国会 農林水産委員会 第24号(1975/06/03、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 全農の永松参考人にお聞きするのでありますが、まず、全農のよって立つ基盤は農業協同組合法だと思うのですね。したがって、全農がいろいろとおやりになる事業もそういう精神に立脚しているものだと思います。つまり、一人一人の農民は非常に弱い立場でありますが、これが団結いたしまして、現在農業にいろいろな面で障害を起こしている資本の攻撃に対して太刀打ちしていこうじゃないかという考え方の基礎の上に全農の事業が位置づけられているのだと私は考えておるわけでありますが、この点についての永松さんの御見解はいかがでしょうか。簡単で結構です。
【次の発言】 いま問題になっております配合飼料の割合の公表です……

第75回国会 農林水産委員会 第25号(1975/06/04、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  畜産飼料の品質が優良であるかどうかは、畜産物食品の安全を確保するためにも、また合理的な畜産経営を行うためにもきわめて重要な意義を持っています。ことに、抗生物質などの多量の添加物が飼料に混入されていたり、また、原材料の配合割合が表示されていない現状のもとでは、添加物の規制強化と配合割合表示を求める要求が消費者と畜産農民の強い運動として高まっているのは当然であります。  政府案はこの要求と運動によって余儀なくされたものであり、一定の改善を含んでいます……

第75回国会 農林水産委員会 第29号(1975/06/19、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 ただいま同僚議員からの質問にもありましたが、同時諮問をすべきではないということはもちろんわが党の方針でもあり、ただいま聞きましたら、公明党の皆さん方も民社党の皆さん方も一致してこの点は主張しておるわけでありますが、かたがた、聞くところによりますと、きょうは全国の農民が集まって同時諮問をすべきではないということのために大会を開くということも聞いているわけであります。同時諮問をすべきではないということは、消費者や生産者を問わず、この国会の中でもこれだけ大きな声となって集中してきておるのであります。  そこでお聞きしたいことは、安倍農政の攻めの農政というものの中身はそれらの声や要求……

第75回国会 農林水産委員会 第30号(1975/06/24、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ほど長官から、米価の算定については非常に正しいやり方をしているのだという御発言がございましたが、きょうは米価算定の中での原生産費についてお伺いします。  政府買い入れ価格の算定に当たりましては、価格決定前の前三年の各年の米販売農家の十アール当たり平均収量をとるわけでありますが、たとえばこのでんでいくと、昭和四十九年の生産者米価の場合は四十六、四十七、四十八年度の三年間の十アール当たりの原生産費を出して、そのそれぞれに評価替えしたものを基礎として算出するということになると思うのですね。  そこで、私は、一つの例として、四十九年生産者米価試算の基礎の一つになりました四十八年の原……

第75回国会 農林水産委員会 第31号(1975/06/26、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先ほど同僚議員から、小麦の一日当たり家族労働報酬がわずかに二千四百六十五円だ、世の中にこんな低い価格があるかということで質問があったわけでありますが、まず、私が聞きたいことは、昭和四十六年度の農業白書の中に、このときの麦作の一日当たりの労働報酬が、出かせぎ賃金と比較した場合にも小麦でわずか二五%ということを指摘しておるわけでありますが、昭和四十九年度には何%なのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和四十六年度で出かせぎ賃金のわずか二五%だが、相対的な傾向としてはこれを上回っているのか下回っているのかということぐらいはおわかりだと思うのですけれども、いずれにし……

第75回国会 農林水産委員会 第35号(1975/09/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 林野庁長官にお伺いします。  せんだっての豪雨災害によりまして秋田県の受けた災害の総額が九十六億円ということを書いてありますが、とりわけ私が問題にしたいのは、その中でも集中的に被害を受けた秋田県の北秋田郡の比内町です。ここだけで三十九億円。ここの年間予算が一年間で十三億円でありますから、大体三年分があっと言う間に、本当に一息の中でそれだけ大きい災害をこうむっておる。その背中合わせの鷹巣の明利又というところも同じような状態でありますが、地元の人々にお話しを聞きますと、このような災害は、全く国有林の皆さん方が木を切り過ぎた、しかも切った後を非常に乱雑にしておって、それが小さなダム……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/02/18、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 きょうは農業問題、とりわけ農業近代化の中核的な役割りを果たしております農業機械についてお聞きするのでありますが、前段、いま問題になっているのは、一つは自給率の拡大であり、それに伴う農地の拡大であり、さらには価格保証、こういう問題があるわけでありますが、しかし、幾らどのような施策をやりましても、農用資材、とりわけ農業機械が非常に高かった、こういうことでは何にもならないわけですね。国がこういう重要な近代化、機械化を位置づけていながら、そういう問題がいま発生しておるわけでありますが、一方では大メーカー、主要メーカーが大変なもうけを上げているということも言われているわけですね。そうい……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和五十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算に反対し、また社会党、公明党提出の同予算組み替え動議に反対し、及び民社党提出の同予算組み替え動議に反対し、日本共産党・革新共同提出の同予算賛成の立場から討論を行うものであります。  今国会での予算案審議を通して明らかになったことは、まず何よりも三木内閣の本質及びその性格が、田中前内閣以上の対米従属、大企業奉仕、国民犠性をその特徴としているという点であります。しかも、これらの実態が表面上のあれこれの飾りたてに覆われているだけに、国民にとって一層罪深いものとなっているという……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 災害対策特別委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 いまの質問にもありました市原のゴルフ場の土砂崩れの問題でありますが、十二月二日の新聞によりますと、千葉大研究室の資料ではこの地域は最危険地帯だったということで、かねがね警告をしておったという事実が記載されているわけであります。  簡単ですから読みますと、「先月二十九日、八人もの死者を出した千葉県市原市月出の「加茂ゴルフ倶楽部」のゴルフ場造成での土砂崩れ事故は、工事方法などをめぐり人災の疑いが強まっているが、千葉大理学部応用地学研究室では、この地区一帯が五百メートル四方当たり百か所以上のがけ崩れが集中するという“最危険地帯”であると指摘、千葉県に市原地区の災害予測地質調査を行う……

第76回国会 農林水産委員会 第3号(1975/11/06、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 ことしの産米につきまして、政府が当初見込みました以上の、つまり生産調整一一四%の超過達成をしたわけでありますが、それでもなおかつ一〇六の大変な豊作、きのうの委員会でこれを政務次官は豊作米ということを言いましたが、そういう状況になったわけであります。つまりこのことは、このことの今後の処理を含めて農民自体に責任は全くないものだと考えますが、この点について政務次官の御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いずれにいたしましても、政府が当初生産調整というか、転作奨励をやったわけでありますが、これだけやってくれれば単年度の需給は大丈夫だ、こういうことで政府が責任を持って示したの……

第76回国会 農林水産委員会 第4号(1975/11/13、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず初めに農林大臣にお聞きするわけでありますが、かねて全量買い入れについては、この前の委員会でも私強く発言したわけであります。ことしの超過米に絡みまして、農協や全農においては、農民に迷惑をかけるわけにいかないということで、銘柄米には一万二千円、普通米には一万一千円の概算払いをやっているわけでございますが、それについていま大きい問題になっていることは、これに伴う金利、倉敷料の負担の問題であります。今回の超過米は、農民が生産調整に協力して、なおかつ多くとれたものでありますから、先ほどの御発言にありましたように、超過米そのものも農民の責任でないとするならば、これらの金利、倉敷料その……

第76回国会 農林水産委員会 第5号(1975/11/19、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 今日経済不況は全般的な業種、業界に広がっておるわけでありますが、とりわけ私の地元である秋田県の能代、山本かいわい、ここは木林業界が町、市の経済の大部分を占める重要な地域でございますが、たとえば十月二十一日の地元の新聞を見ましても「ドロ沼不況に沈む木材業界 秋需要も期待外れ 増える借金 金利倒産の不安も」なんというようなことで「お先まっ暗の状態の中で逆に手形の期限は長期化し、各工場では借金で経営を維持するのがやっと。借金の額は雪ダルマ式に増えており、どの業者も一様に緊張した面持ちを見せている。」ということをずっと書いておるわけでありますが、このような木材業界の状況に対して、林野……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 地方行政委員会 第6号(1976/04/27、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 耕土培養法という法律がございますね。土を耕す、土を培養する。農民のためには大変いい名前の法律であります。これが今度、地方財政法の改正で、国が補助を義務づけられている、そこから外される、廃止されることになりましたが、これは、伝えられるところによりますと、この法律の事業が機能しなくなった、つまりほとんど意味がなくなった、こういうふうに言われていますが、それに間違いありませんか。
【次の発言】 あなたは農林省ですか、自治省ですか。
【次の発言】 なぜ機能しなくなったんですか、こんなに大変りっぱな名前なのに。
【次の発言】 なぜ機能しなくなったかということについてですけれども、この法……

第77回国会 農林水産委員会 第3号(1976/03/03、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 農林大臣にお伺いするわけですが、農業基本法農政の柱として自立経営農家の育成ということが挙げられていますね。その意味で、政府が、第一次構造改善事業に引き続きましていま行われている第二次構造改善事業、この成否いかんは農政の全面目をかけられてやられているものだと考えるのです。二次構として昭和四十五年度にスタートして以来五十年度にかけまして事業を着手した地区の数は全国で千二百六十八地区です。そのために投下した総国費が千五百二十六億七千七百万円。膨大なものです。その中でいま四年を一期とした事業完了地区、つまり卒業生が次々と巣立って、その動向はまさに農基法農政の試金石として国民から注目を……

第77回国会 農林水産委員会 第6号(1976/04/28、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 きょうは参考人の皆さん、本当に御苦労さんでございました。  先ほど来いろんな率直な御発言を聞かしていただいているわけでありますが、まず最初に私も大日本水産会の森澤さんにお伺いします。  端的に言って、日本の漁業外交ですね、これに対する認識はどうかということです。先ほど来あなたのお話の中にもありましたけれども、対ソ、対アメリカの漁業交渉が中心的な課題になるわけですね。しかしいままでのそういうものを見ますと、日本はもう守勢一方だ。いつも言うことは、資源は何も減っていないんだとか、実績がこれこれだからということだけ。実際は押しまくられてしまっておる。ソビエトなんかの状況を見ますと、……

第77回国会 農林水産委員会 第7号(1976/05/06、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 前段、山の問題でお伺いします。   自民党政府の高度成長政策のもとで、木材は外材が優先され、国内林業は放置に近い状態におかれてきた。このため、自給率は昭和四十五年から四十九年のわずか四年間に一〇パーセント余りも減少し、三四・九パーセントにまで落ち込んでしまった。   政府は、国有林においては「生産増強計画」「木材増産計画」などの木材供給に力点をおい た諸計画にもとづいて、一貫して全面積皆伐など森林の成長量をはるかにこえる乱伐をすすめてきた。その反面、新植、改植、育林、治山、治水の事業量は、きわめて低い状態にとどめられてきた。山の荒廃は、こうしたなかでおこるべくしておこってきた……

第77回国会 農林水産委員会 第8号(1976/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 農林年金についてお聞きしたいわけでありますが、今回修正積立方式という新しいかっこうで掛金計算その他をやったわけでありますが、それでさえも千分の二の負担増が新たにかかるという結果が出ておるわけであります。それに対してことしはともかくといたしまして、これからますます受給者がふえる、あるいはインフレその他によりますところの給付金を前向きに改善していかなければならない、こういう問題を抱えているとするならば、今後ますます負担増が大きい問題になってくると思うのです。  私、せんだって秋田の地元へ帰りまして、農協へ寄ってきたわけでありますが、こう言っているのです。非常に善意的な声であります……

第77回国会 農林水産委員会 第9号(1976/05/12、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は日本共産党・革新共同を代表して、農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  反対する第一の理由は、本改正案が、今日の深刻な不況、インフレのもとで営農と生活を脅かされている農民に対し、過酷な保険料引き上げを強いるものであるからです。保険料を現行の一・四八倍に引き上げ、引き続き段階的に二倍にまで引き上げるというこの改正案が通ると、農家負担は三千二百九十円となり、昭和四十六年の制度発足当時と比べると、実に四・四倍という負担の増加となるのであります。しかも、農業者年金制度は、国民年金の上積み制度であり、加入者は当然国民年金の定額部分、比例部分の……

第77回国会 農林水産委員会 第10号(1976/05/13、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  修正案の朗読は省略させていただきます。  野菜が国民の食生活に占める重要性にもかかわらず、近年野菜生産農家の減少と都市近郊産地の壊廃の急増等によって野菜生産は依然停滞を続けています。  一方、野菜の消費者価格は異常な乱高下を続けながら高騰し、その消費量の減少とも相まって大きな社会問題となっています。  本改正案は、このような野菜をめぐる情勢に対処し、現行の野菜価格安定制度を一歩前進させようとするものであって、わが党はこれを評価するにやぶさかではありません……

第77回国会 農林水産委員会 第14号(1976/06/22、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 米価シーズンになりまして、私も地元の米価要求大会なんかに大分出たわけでありますが、そこでは農民の方々のいろいろな怒りの声が上がっているわけであります。とりわけ特徴的なことは、米価決定に当たりましては、政府は勝手に、まず自分の都合のいい米価を決めて、肝心の算定方式なんというものは後からそれに見合うようにつじつまを合わせ、こじつけをする、こういうやり方をしておるじゃないか、だからこんなでたらめは許されない、われわれは長い間これでだまされてきた、こういうことがどこの大会でも聞かれるわけですね。これは農民の、いまの米価を決定する政府のやり方に対する共通の実感としての怒りの叫びだと思い……

第77回国会 農林水産委員会 第15号(1976/07/07、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 いま庄司議員からもこのような不当な諮問では許せない、再諮問せよ、こういう御発言もありました。さらに大事なことは、けさほど農林水産委員会の理事会がございまして、米価問題で決議を上げようじゃないか、まだこれは案でございますが、この案の中にさえも、試算米価は生産農民の要望と期待にこたえたものではないということが一応われわれの仲間で、自民党を含めて確認されておるような状況ですね。  さらに、いま庄司議員から農村の婦人の実態のお話がいろいろございましたが、私の方の農協婦人部の女性の方々も私にたくさん手紙をよこしていただきまして、さわりだけ読みましても、「本当の農家の実態を知り理解してく……

第77回国会 農林水産委員会 第16号(1976/08/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 大臣がお昼飯を食べに行ったようでありますが、その間大臣の答弁を要求しない問題についてお伺いしたいと思います。  米価問題が先ごろ農民の心にも深い傷跡を残しただけでなくて、消費者にも大変な負担をかける、こういうかっこうで終わったわけでありまして、それがやがていまの時点になりますと、出来秋を迎えまして、今度は政府がどれだけ買ってくれるだろうか、こういう問題に農民の関心が集中しておるわけでありますが、これは、ことしもまた大量の超過米が予想される、こういう状況があるからだと思うのです。  この経過を振り返ってみまするならば、いままではどっちかと言いますと毎年の生産調整、この生産調整の……

第77回国会 予算委員会 第8号(1976/02/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 三木総理にお伺いしますが、この前の総括質問で不破議員から、今日の農業の危機というものがエネルギーの危機と並んで日本経済の土台を揺るがすような大変な状態になっているという指摘があったわけでありますが、とりあえず私は、きょう、その最も端的な例として後継者の問題、農業の後継ぎ問題でお聞きしたいと思うわけであります。  農業後継者というものは、御承知のとおり、この人々が喜んで農業に従事することができるかどうかということは、将来にわたって国民食糧を安定的に国民に供給すること、その役割りを果たすことができるかどうかという、まさに将来にわたっての大問題だと思うのですね。ところが、実際は大変……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 災害対策特別委員会 第8号(1976/11/04、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず前段に、酒田の大火の問題でお聞きするわけでありますが、十月二十九日の火事がありまして、朝まで燃えたわけですが、私はその朝早く現地に入りまして、ちょうどまだ燃え盛りでございましたが、燃えている部分がたくさんありましたが、もう何といいますか、戦争の後のあの焼け跡を見るような惨たんたる現状をこの体でも、眼でも見てきたわけでございます。  そういう立場でお聞きするわけでありますが、時間の関係もありますから問題点をしぼって「お聞きしますと、ちょうどこの焼けた朝の当日、わが党は十項目にわたる政府に対する申し入れをしたわけでありますが、その中で、被災者救済のための応急仮設住宅の設置を急……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/07、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 まず大臣にお伺いいたしますが、今回の冷害を受けた地域はおしなべて山間高冷地帯あるいは沢部です。そういうところの農家はほとんど零細農でありまして、農業それ自体では暮らしていけない、したがって第二種兼業、そういう状況になって手間取り仕事なんかをやっておるわけです。これはあなたが一番よく御承知だと思います。ところが天災融資法、自創資金いろいろ見てみますと、この第二種兼業農家はこれに該当しないわけです。一番冷害を受けて困っていらっしゃる沢部の方々、これが該当しないというのが法律のたてまえになっておりますので、この点は大きい矛盾だと思いますが、この点について大臣はこういう現状にかんがみ……

第78回国会 農林水産委員会 第4号(1976/10/13、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 先般、私は冷害に関連いたしまして技術論あるいは手続論、そういう具体的な問題で二、三発言したわけでありますが、きょうはその根本的な原因である政治論、加えて若干の具体論に入ってまいりたいと思うのです。  まず私がお聞きしたいことは、さっき同僚議員の発言の中にもありましたように、今回の冷害はやはり米づくり農業に対する非常な軽視があった、こういうことは一体どうかと言うと、大臣は私も同感だとおっしゃるのですね。あるいは米は日本農業のやはり基幹作物である、それだけに大事にしなければならないというような意見に対しても同感だ、いつも同感なわけですが、しかし問題は、はっきり言わしていただきます……

第78回国会 農林水産委員会 第6号(1976/10/26、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 最初に全漁連の及川さんにお伺いして、その後で一括してあとのお二方にお伺いします。  まず及川さんでありますが、先ほどお話がありましたとおり、十二海里宣言については衆議院、参議院合わせて八五%の賛成であったということでしたが、わが常の場合は、この十二海里宣言には一〇〇%賛成しているわけでありますが、あわせて一月の閣議決定、さらには二月の三木総理大臣の言明等、いろいろな状況から見まして、その気になればすぐできるはずですね。これがいま言ったとおり逆戻りになってきた、また海洋法待ちになってきた、これはけしからぬということをあなたは先ほど力を込めて言うておりましたが、このような政府のあ……


中川利三郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 農林水産委員会水産業被害対策小委員会 第5号(1973/09/11、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)小委員 水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法案に対しまして、共産党の見解を申し述べてみたいと思います。  もともとこの問題については、あの深刻な水銀汚染、PCBその他によって受けた漁民の被害をどう早急に回復するか、救済するか、こういう趣旨でありまして、角屋小委員が出されまして以来、わが党はそれなりに漁民の立場に立って問題をより深め、より手が届くようなかっこうで修正案を出したわけであります。  その趣旨といたしましては、これは融資というよりも損害の代払いだ、こういう前提に立ってその性格づけを試みたわけであります。その中身は、たとえば先ほど……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)分科員 私は稲の単作地帯として知られる秋田県の選出でありますが、ここではまた、出かせぎの日本一、こういうありがたくない名称もちょうだいいたしておるわけでございます。そこでの特徴は、何よりも百姓ではままが食われない、めしが食えない、こういうことから、半年もの間、あるいはそれなりの期間、家族や妻子と別れて、災害や自分の健康のことやらいろいろなことを心配しながら都会へ出て労働しておる、こういうことでありますが、一方残された農村を見ますと、過疎と荒廃が進行しまして、秋田県の中でも、六十九町村がありますが二十一市町村がすでに過疎指定を受けておる。出かせぎの悲劇もあとを断たない。それだけではな……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会地方行政委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号(1974/05/08、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 出かせぎ農民は四月十五日に帰らなければ、種もみを準備したり、土起こしをしたり、苗しろをつくったり、そういうことができないわけですね。今度の法案が成立することによって、この出かせぎ農民が失業保険の受給資格を持つためには、この方々はいつごろふるさとを出発しなければならないのか、お教えいただきたいと思うのです。
【次の発言】 私は頭が悪いからもう一回聞くのですが、四月十五日前後に帰らなければ農作業の準備ができない、この方々がこの新法で失業保険をもらうとすれば、ふるさとから何月何日に出れば初めてその資格になるのか、このことを聞いているのですから……。あなたはあまり回りくどく言わないで……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)分科員 私は、公立小中学校の統合の問題についてお聞きをするわけでありますが、三十一年の通達に比べまして、昭和四十八年、昨年の九月二十七日に出した通達によりますと、これまでの小学校、中学校の統合合併について、いろいろな留意事項がついているわけですね。たとえば、「学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない。」こういうことが書いてあるわけでありますが、このことは、そういう留意事項、つまり避けなければならない事項がたくさんある。そういうふうな状態に該当する場合は、学校統廃合をしないのだ、やめるのだ、……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)委員 四先生に順番に一通りお伺いしますので、それぞれお答えいただきたいと思います。  まず金森先生でありますが、先ほどあなたは、消費者教育の問題につきまして、行政主導型の消費者教育というのはとかく消費者を甘やかし過ぎる、そういう問題があるのだ、こういう御発言をされましたが、ひとつその具体的な中身として、行政主導型の甘やかしの問題点といいますか、どういうことがあるのかということについて、まずお伺いしたいと思います。  それから二番目には川上先生でありますが、最近のインフレ、物価高につきまして、一般に政府・与党の人々の言うことは、主にその要因を海外要因説といいますか、外国の油の問題なん……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○中川(利)分科員 まず、林野庁長官にお伺いしますが、木材業、特に製材業者の不況の実態につきまして、林野庁が不況業種に指定をしたわけでありますが、この裏づけと、しからば今後一体いつごろどうなるか、こういうふうな見通しなんかにつきましても、ひとつお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 それでは、通産大臣にお伺いいたしますが、いまお話しありましたように、木材業界、木工業界が異常な不況だ。そこで不況業種に指定されているわけでございますが、そういう指定されたということにふさわしい措置が、通産行政の中にとられているのかどうか、この点について、通産大臣の所見を聞かせていただきたいと思いま……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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