このページでは中川利三郎衆議院議員の35期(1979/10/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は35期国会活動統計で確認できます。
○中川(利)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、藤田高敏君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を九名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○中川(利)委員 きのう大平総理が所信表明の中で、当面の最大の政治課題は政治に対する信頼であるということを言いましたが、今回三年間固定のこの問題を大幅に変更したことは、当面最大の政治課題であるその政治信頼とどうかかわるのか、簡単にお答えください。
【次の発言】 この大幅な変更というのは、省議決定を越えて閣議了解だと承知しておるわけでありますが、そうであれば、内閣全体の責任にかかわる問題だと思うのです。このような重大な変更に対しまして、農林大臣の先ほど来の釈明はお聞きしたわけでありますが、問題の性質上から言いますならば、まず総理大臣がこの農林水産委員会の場だとかあるいは本会議で釈明し、国民に了解……
○中川(利)委員 今月の六日、七日に秋田県の全土を襲いました融雪災害についてお聞きするのでありますが、この被害は、昭和四十七年の米代川流域を襲った大水害に次ぐ災害で、大きいつめ跡を残したわけであります。その特徴は大雨と、それだけでなくて、ちょうど融雪期に入りましてこれが重なったというかっこうで、秋田県の県庁四月十八日現在の調べでも、被害総額が百四十四億六千九百五十万円、内訳は、農業災害で二十八億、林業で二億、土木で百十二億、こういう大きいつめ跡を残したわけですね。 私は、この十一日に被害の最も多かった県北部の米代川流域の能代、二ツ井、合川、こういう現地に入って、目の当たりに被害の状況をいろい……
○中川(利)委員 養豚生産農家の深刻な危機状態については、前回この委員会でわが党の中林さんもお聞きしたり、あるいは参議院あるいは政府申し入れなどいろいろやっておりますが、その後どのように対応したかということについて農林当局からは公式には私たち承知しておらないわけであります。したがって、この機会に、いろいろなことは聞いておりますけれども、いまの対応状況についてひとつ御説明をいただければありがたいと思います。
【次の発言】 いま初めて公式に法に基づく豚肉の調整保管の政府の考え方をお聞きしたわけであります。それはそれなりに、やらないより前進している部分だとは思いますけれども、畜安法に基づく調整保管よ……
○中川(利)委員 私は、いわゆる全共連問題についてお聞きしたいと思います。 去年の三月、全共連内部での怪文書、そういうものに端を発しまして、その後いろいろマスコミなんかも参加したかっこうで、全共連問題というのが全国民的な注目を受けたわけでありまして、その結果として先ごろ会長さん以下総辞職をした。そしてあさって新しい執行体制ができるということでありまして、私はそれに非常に大きい期待を持っておるわけであります。 しかし、問題は、この一連の事件といいますか問題、これからどれだけ多くの教訓を学びとって、今後の共済なり農協の発展のために尽くすか、そういうことが一番かなめであると思うのであります。総退……
○中川(利)委員 私の質問時間は十五分でありますから。問題は4つありまして、前二つを藤田会長さんに、それから後半をひとつ山口さんにお願いしたいと思います。 まず、前段の一つでありますが、それはえさ米、つまり飼料用穀物の問題でありまして、全中は「八〇年代農業の展望」の中で、二十万ヘクタールの飼料米を作付するということを検討しているということを書いていらっしゃいますね。農民の問では、えさ米の開発にかける期待は大変大きゅうございます。そこで、一方農林省はどうかということを考えてみた場合に、自分からは実験事業に取り組まないで全農に肩がわりさせている、こういうかっこうでありますし、また、当面転作面積に……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由について御説明申し上げます。 政府の改正案は、果樹共済について、共済掛金の割引や全相殺方式のてん補の改善を行い、また、このほかにも農家の実態を反映させている面を持っており、蚕繭、家畜共済についての改善、充実を含め、全体としては前向きのものとして評価できるものであります。しかし、果樹共済では、農家や共済団体から最も要望の強い樹園地ごと引き受け方式は実施されておりません。また、新たに導入される半相殺方式では、実質的にてん補を引き下げる内容になっており、無……
○中川(利)委員 政府は今度の畜産物の価格決定に当たりまして、実勢市場の状態、つまり安定基準価格をさえ大きく下回って、豚一頭出荷すれば一万円おしりにつけてやらなければならない、そういうことを含めた市況相場に大きなウエートを置いて算出をしているわけでありますが、このような市況相場がなぜ起こったのかということを考えてみますならば、たとえば昨年あれだけ大きく下がっても畜安法の買い出動はしない。いまも大筋では基準価格より低いわけです。そういう問題について手をこまねいてきた、その中で起こった市況だということを考えてみますならば、つまり人為的につくられた市況としてああいう値段があるわけであります。価格算定……
○中川(利)委員 農林年金問題に入る前に、大臣並びに経済局長にお聞きしたいのですけれども、二月二十日の農水委員会で、私は全共連の問題、いま大臣もお話ございましたが、これに触れまして、特にその核心である不稼働不動産、この実態として具体例を蓼科高原の問題にしぼってお聞きしたわけでありますが、その際、私が聞いたことと経済局長の答弁とは重大な食い違いがあるように見えますので、ちょっと読みますが、その際私が手を挙げて、ナンバー二の資料を示した、それからの質問です。「ナンバー二を拝見いたしますと、文書問題に関する理事会調査結果というものですが、これにも非常に遠慮しがちにこう書いてあるんですね。「将来の開発……
○中川(利)委員 通産省にまずもってお聞きします。 矢野発言と言われるものは、御承知のとおり二年間生産をストップすれば養蚕農家は生糸が売れなくなって全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、こういうだれが見ても疑うことのできない明白な発言なわけです。この発言を暴言だという人もいるわけでありますが、私は真意そのものだと思うのです。その証拠に、最近、財界や大企業の代表である経団連の公式な方針の中でも、たとえば農業過保護論だとか農産物の自由化論だとか、そういうものを進めるために具体的なステップを示すべきだ、こうおっしゃっているわけですね。まさにぴったりじゃありませんか……
○中川(利)委員 大臣にお伺いしますが、今日の深刻な農地問題を考える場合の基本的前提といいますか、要因といいますか、一体何だとお考えでありますか。大分抽象的な質問でありますが、大臣の政治哲学でも結構ですからお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 いまのような大臣の発想、考え方、私は根本的に視点が違うだろうと思うのですね。最近の政府発表の統計によりましても、「農地の移動と転用」という資料ですが、一九六〇年から六五年代、つまり昭和三十年代から四十年代までは耕地面積は大体六百万ヘクタールを維持しているわけですね。その以後ずうっと急激な減少を強めて、一九七八年になりますと五百四十九万……
○中川(利)委員 参考人の皆さん御苦労さんでございます。 いま統制小作料の問題でお話がありましたけれども、谷本さんと梶井先生にお聞きしたいのです。 秋田県の事例をちょっと申し上げさせていただきますと、統制小作地が五十五年一月調べで六千二百三十八ヘクタールあるのですよ。同時に、その小作人が三万六十人いるのですね。全農家戸数が十二万戸ですから、四分の一がこの状況の中にいる、こういうことでありまして、九月にこれが撤廃されるということは死活問題にかかわる大問題だ、こういうことになっているわけであります。 そこで、先ほど来の論議の中で谷本先生からは、統制小作料はいままでの歴史的経過から見まして延長……
○中川(利)委員 農業委員会法でお伺いしますが、農業委員会の選挙による委員の定数の上限を減らしているわけでありますが、これは法設立の責任者である大臣に聞きたいのですが、農業委員会の下からのそういう要請だとか要求だとか、そういうものをくみ上げてこのように改正につながったのかどうか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 農業委員会法を改正するのに、下からの農業会議なんかの御意見を必ずしもくみ上げなかった、こういうことですね。そして法改正だ、こういうわけでありますが、私が聞くところによりますと、農業委員会が要求したことはそんなことではないのだ、しかるにわれわれの要求したことは何も聞かないで……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農用地利用増進法案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。 政府案の最大の問題点は、農地の所有権移転を同法案に取り込み、農地法三条による規制の適用除外としたことであります。これらは、農地法の空洞化と廃止に一歩足を踏み出し、大資本の農地支配を容易にするものと言わざるを得ないのであります。 わが党は、農用地利用増進法案が、農用地の有効利用を図る上で一定の活用の可能性があることを否定するものではありませんが、同法案には、選別的な構造政策の推進に対する歯どめがないこと、また、耕作者の経営の不安定さを拡大するなどの問題点があります……
○中川(利)委員 きのう津川議員から問題提起されました山形県の新余目農協の女子定年差別の問題でありますが、きのう塚田審議官からは、現地に派遣した担当官の報告を聞いて対処する、こう答弁しておりますね。きのうの夜遅く帰ってきたようでありますけれども、どのような報告であったのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま担当官の報告を聞いたわけでありますが、それによりますと、おおむね従前どおりの給与だと。しかし、一体身分はどうなのか。首切られて退職、後臨時、そういうかっこうの中で、ただ従前どおりの給与をもらったってしようがないわけですからね。ただし期間は一年間だということであれば、いままで……
○中川(利)委員 五月十日付の朝日新聞の地元秋田版を拝見いたしますと、「ほ場整備事業費が“蒸発”」ということで、秋田県能代市の浅内黒岡土地改良区の中でお金が蒸発した問題が出ているわけです。ちょっとその前段を読みますと、「能代市浅内の浅内黒岡土地改良区(渡辺健四郎理事長、組合員百二人)が、五十一年度まで四年間にわたって行ったほ場整備事業で、国や県から交付された補助金の一部約六十万円が、同改良区理事の個人名義で銀行に預金されたうえ、その後今年三月までの間に五回にわたり計約四十八万円が引き出されていたことがわかった。しかも、だれが引き出したのか分からず、引き出された金の使途も不明。このほど開かれた同……
○中川(利)委員 けさの毎日新聞を拝見いたしましてびっくりしたのでありますが、「魚カラ取引、地方へ飛び火」、見出しだけですが、「きょう名古屋で強制立ち入り 農水省」「最大手の荷受け会社 道漁連と六回、三億円動く」というようなショッキングな記事ですね。ちょっと読ましていただきますと、「総額千七百億円にのぼる北海道漁連(兼平純吉会長)の魚カラ取引事件で、農林水産省は十四日午前、名古屋市中央卸売市場に係官を派遣し、カラ取引に関係したとみられる同市場トップの荷受け会社を卸売市場法四十八条違反の疑いで強制立ち入り検査する。同省は三月十二日に東京・築地の都中央卸売市場で四大荷受け会社の立ち入り検査をして……
○中川(利)委員 農林水産省が認可した公益法人の中に農漁村協会という団体が虎ノ門にありますけれども、この中の理事、役員として名を連ねている方々はどういう方々か、お知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、登記簿上理事、役員として名を連ねている人は、赤城さんと言えば元の農林大臣、大坪さんというと元農林水産省の経済局長、及川さんは元農林事務次官、坂村さんは元経済局長で元の衆議院議員、桧垣さんは元の農水省の次官で現在の参議院議員なわけです。そうですね。
それではお伺いしますが、この社団法人、公益法人の農漁村協会というのは、これは皆さんの方からいただいた資料、皆さんの部内資料だと思い……
○中川(利)分科員 国際エネルギー機関、IEAでの石油火力の建設が原則的に禁止になったわけでありまして、日本はそれに見習った、こういうことで、わが国は石炭火力を検討するという本格的な大規模な発電が、あなたの選挙区であるところの、そしてまた私の選挙区でもありますこの能代石炭火力発電所だと思いますが、この点はどうですか。
【次の発言】 つまりわが国最大規模の石炭火力発電所が能代石炭火力発電所としていま検討の俎上に上りているわけでありますが、大臣は先ごろ、去年の十一月でしたか、ふるさとへ帰りまして記者会見した席上で、秋田湾の開発などに含めまして悔いを後世に残さない、そういう開発をすべきだと思う、こう……
○中川(利)分科員 秋田県には昼間の定時制があるということを大臣は御存じですか。
【次の発言】 つまり、定時制課程というのは普通は夜だというふうに理解されがちでありますが、秋田県の特殊事情からして、たとえば農繁期には一定期間休む、こういう生徒のために、非常に前向きな施策として出された昼間定時制構想だったわけです。ところが、いまは農業自体にもそういう問題がなくなりまして、全くこの課程の生徒たちは全日制の皆さんと同じに学ぶ条件があるわけですね、昼間の定時制ですから。同時に、定時制は四年ですけれども、この昼間の方々は三年課程で高校卒業単位を履修する条件にあるということも同じことなわけですね。ただ、残……
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