このページでは川本敏美衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○川本敏美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のございました健康保険法等一部改正案について、総理並びに関係の閣僚に御質問申し上げたいと思います。 福田総理、政府は、憲法第二十五条によって、すべての国民に健康な生活と適切な医療を保障する重大な責任がございます。しかるに、医療の現状はどうでありましょうか。保険あって医療なしと言われる医療行政のもとで、国民の医療に対する不信と不安はますます増大しつつあります。 そもそも、医療砂漠と呼ばれる医療荒廃の根源は、去る昭和三十六年、政府が国民皆保険に踏み切った際に、その前提条件である医療の供給体制の整備を放置してきた行政の怠慢に端を発……
○川本委員 社会党の川本敏美でございます。 先輩の枝村議員が労働大臣にいろいろ御質問をなされました。私は、新米でございまして、もう子供の時分から、石田労働大臣が石橋湛山の青年将校でがんばっておられる時分から名前は聞いておった。労働大臣は一体どういう人だろうと思って、いろいろ本を読んでまず石田研究をやったわけですが、先ほど枝村議員がおっしゃったように、昭和三十二年の二月二十六日ですか、この社労委員会で労働大臣就任のあいさつをしておられるわけであります。そのときにおっしゃったことは、先ほどおっしゃったので申し上げませんが、今度の労働大臣としての施政方針のこの間の御説明と、考えてみますと三十二年二……
○川本委員 私は、まず厚生大臣に一つだけお聞きいたしたいのですが、ただいま厚生大臣から提案理由の説明がありましたけれども、今度いわゆる援護費で二十六億ですか、あるいは福祉年金や国民年金、厚生年金等、すべての年金について二カ月、当初の政府案よりも修正することになりましたが、これこそ厚生省の力のなさぶりを発揮したゆえんでありまして、日本社会党を初めとする野党五党に対して、厚生大臣が最初に確保しなければならぬ予算を野党五党のおかげでこれだけ拡大して修正することができましたことを、まず社会党以下の皆さんに厚く御礼申し上げますという一言が抜けているように私は思ったわけなんです。そこで、その点について、ま……
○川本委員 まず、私は最初に、労働大臣に一言お聞きいたしたいと思います。
先ほど来、いろいろ各般にわたって論議をされておりますので、雇用保険の問題についてお聞きをいたしたいと思うのですが、私は、基本手当日額表ですか、あれから見ましても、雇用保険法の精神というものは賃金の大体八〇%から六〇%を失業給付あるいは休職者給付として支給をするということに決まっておるんではないかと思うのですが、それは間違いありませんね。
【次の発言】 そこで私はお聞きをいたしたいのです。雇用保険法第十八条によるいわゆる自動改定の規定があるわけです。現行の基本手当日額表は昭和五十年三月二十日に告示されたものだと思うのです……
○川本委員 私は先般、労働大臣に、いわゆる白ろう病と言われる振動病の問題についてお聞きをいたしました。その際にもいろいろ御答弁はいただいておるわけですけれども、調べてみますと、最近、振動病ほか合併症という病名で死亡診断を受けた者がいままでに四人いるわけです。屋久島の佐々さんというのが五十年十二月、高知の竹邑さんというのが五十一年七月一日、秋田の、これはどなただったか忘れましたが、五十一年十一月ごろだと思います。最近、函館の佐藤さんという方が五十二年の四月に振動病という死亡診断書によって亡くなられた。その四人のうちで、現在までに高知の竹邑さんだけが五十二年四月一日付で労災認定を受けておるわけです……
○川本委員 いよいよ国民の関心の的であります健康保険法等改正案の審議が始まりました。 私は、この間社会党を代表して本会議でこの問題について質問をさせていただいた次第でありますが、そのときにも私は申し上げたわけですけれども、先ほど来の質疑応答の中でもございましたように、今般提案されている健康保険法等の一部改正案は、主としていわゆる千六百億を超えるといわれる政管健保の赤字対策として考えられたものである、傷病手当金の約百億円の期間延長を除くボーナス保険料といわれる特別保険料あるいは入院時、初診時一部負担等、すべて被保険者の負担によってこの政管健保の赤字を一挙に解消するという全く悪らつなものであると……
○川本委員 先ほど来、伊藤忠、安宅の問題について安島議員が非常に広い角度から当面の問題点を浮き彫りにして、ある程度関係各省庁あるいは労働省からも御回答をいただいたところでありますけれども、私は引き続いて、これに関連して、伊藤忠、安宅の合併の波紋が大きく関連産業に及んできておる、この問題についてもう少し具体的にお聞きしたいと考えておるところであります。 そこで、私、今度質問させていただくに当たってちょっと勉強をしてみたわけですけれども、まず、御承知のように、伊藤忠の本体の問題については先ほどからいろいろ論議がありました。ところが、すでに今日まで、安宅、伊藤忠の合併によって、安宅関連の会社がある……
○川本委員 私は、まず環境庁長官にお聞きをいたしたいのですが、最近低周波公害ということが大きく社会的な問題になっております。この間から新聞などの切り抜きを、低周波公害に関係するものだけを少し集めてみますと、これはまだほんの一部ですけれども、連日のように日本国じゅうのどこかの新聞に、低周波の公害でたくさんの国民が健康を害して困っておられる、こういうことが載っておるわけです。環境庁は、今日のわが国における低周波公害の実情についてどこまで捕捉をしておるのか、そしてその対策をどうしようといま考えておるのかまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 環境庁が低周波という問題と取り組み始めたのは昭和四十九……
○川本委員 私は、ただいまから労働大臣を初め関係官公庁の方々に、まず冒頭、雇用問題から御質問をいたしたいと思うわけです。 最近、世界失業時代という言葉をよく耳にします。現在、世界的に見てもアメリカでは六百十九万人という失業者が出ておる。EC諸国では約五百八十万人。日本では、ことしの八月で大体百六万人という完全失業者で、先進国の合計で千四、五百万人の失業者があると言われておるわけです。こういう大量失業をどうしていくのか。どの国も現在のところでは思案投げ首で、有効な手段を持ち合わせていないように私には思われるわけです。そういう点から見ますと、この失業問題大量失業をどのようにして克服していくかとい……
○川本委員 きょうは、合板の不況カルテルの問題にしぼってお聞きをいたしたいと思うわけです。
そこで、まず最初に主管の農林省林野庁の方にお聞きをいたしたいわけですが、現在行われている合板の不況カルテルは、内容はどういうことですか。
【次の発言】 そうすると、重ねてお聞きいたしますが、現在行われているいわゆる不況カルテル、あるいは現に農林大臣が規制命令を発動しておられると思うわけですが、その内容は、いわゆる休業のカルテルである、休業を最高で六日、二月については最低二日というところもあるようですけれども、そういう各月別に製造工場に休業させる、こういう内容でございますね。
○川本委員 私は、奈良県の吉野郡の出身でございます。吉野というところは、御承知のように、全国的にも有名な林業地帯であります。私は、これからも機会があれば、この林業の問題あるいは木材産業の問題等について質問をさせていただきたい、政府の見解をただしていきたい、このように考えておるわけですけれども、きょうは一応私の考えていることを申し上げて、政府の見解をお聞きしていきたいと思うわけです。 昭和三十六、七年ごろであったかもわかりませんけれども、当時、農林大臣をしておりました河野一郎さんが、奈良県の吉野郡へ視察にお見えになったことがあるわけです。そのときに、奈良県の十津川村の高等学校の講堂に約三百人の……
○川本委員 小沢厚生大臣に朝から、大原委員が年金の問題とかあるいは医療の問題、矢山委員が福祉施設の問題等について非常に大きな立場から質問をされました。この間の厚生大臣の所信表明の中で、いわゆる在宅の「身体障害者福祉対策、老人福祉対策等におきましても、きめ細かく心の通った福祉施策の充実に努めたところであります。」こういう言い方をしておられる。果たして「きめ細かく心の通った」というような施策になっておるのかどうか、こういう点について、ひとつ厚生大臣の認識を改めてもらいたい、さらには関係者の皆さん方にも、もう一度この制度の抜本的な改正について、ひとつ奮起を促したい、こういう立場から若干の質問をいたし……
○川本委員 労働大臣に、当面する二、三の問題について私は質問をいたしたいと思うわけです。
昨年、通常国会さらに臨時国会の二回にわたりまして、私は日雇い労働者の求職者給付金の日額の改善の問題について要望し、当時、石田労働大臣から前向きの答弁がなされているわけです。私はいままで、日雇い労働者の失業給付の日額表の改定をもっと早くしなければいけないのではないかという観点から要望してまいったわけですけれども、これについて労働省はどのように措置しようとしておるのか、まずお聞きいたしたいと思うわけです。
【次の発言】 雇用保険法第四十九条の規定による日額の改正で、民間の日雇い労働者の賃金に対応できるような……
○川本委員 厚生大臣がまだお見えでございませんので、まず厚生政務次官以下、局長さんにお聞きをいたしたいと思います。 私は昨年の四月八日のこの社会労働委員会におきまして、満蒙開拓青少年義勇隊の援護法適用について、いわゆる第二条第四号の関係でございますけれども、これが従来、昭和十四年十二月二十二日の閣議決定以後の義勇隊に適用する、こういう内容になっておるのがおかしいのではないか。少なくとも、その以前の昭和十二年十一月三十日の閣議決定の線まで、さかのぼるべきではないかということを主張いたしたわけであります。今回、その点については法律の改正が提案をされておる次第でありまして、政府当局が非常に誠意を持……
○川本議員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました雇用対策法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 勤労国民の福祉と生活向上を犠牲にすることによって進められてきた過去の高度経済成長の結果、多くの産業において過大な設備が出現し、不況が長期化しております。しかし、この不況の原因を考えるとき、労働者に少しの責任もないことは言うまでもありません。不況を生み出している責任は、政府と大企業にあることは明らかであります。 パイを大きくすることに協力せよと言われて、低賃金、長時間労働に甘んじてきた日本の労働者が、今度はパイが大きくなり過ぎたから解雇され……
○川本委員 私は、今日の深刻な雇用不安の中で、当面しているいろいろな問題点について具体的に二、三お聞きをいたしたいと思っておるわけです。 まず最初に、きのう開催されましたこの社労委員会で、日本社会党から雇用対策法の一部を改正する法律案が提案されました。私は、その提案理由の説明をいたしました。その内容は、現行の雇用対策法第二十一条に定められた雇用変動の届け出制度を改善強化することによって、不適当な大量解雇を規制し、雇用の安定を図ろう、こういう趣旨のものであります。今日の深刻な不況下、雇用不安が進行していることは申すまでもありませんし、本年二月の総理府統計局の発表によりますと、完全失業者数がすで……
○川本委員 先ほど来、矢山議員から岡山県の老人福祉施設、特別養護老人ホームの実態についていろいろ話がありました。私は冒頭まずそれに関連して大臣にお聞きしたいと思うのです。 この間も四月三日の毎日新聞ですが、老人ホーム行きはいやと言って一人暮らしの老人が自殺をしておるのです。これは四国の高松ですけれども、四月二日に老人ホームに行けと役場から言われて、いやだと言って自殺をしておる。全国的に在宅老人のアンケート調査をしますと、私は死ぬまで家にいたいという答えがもう圧倒的に多いわけです、今日までの日本のいわゆる老人福祉対策というものは、明治時代の養老院に始まって今日まで、いわゆる福祉施設に収容するこ……
○川本委員 ただいま村山委員から春闘の問題についてお話がありました。いよいよ、きょう午前零時から七八春闘の決戦段階を迎えて労使が激突をしておるわけです。この及ぼすところ、国民生活に及ぼすところの影響は、やはりまことに甚大なものがある。ところが、私どもが新聞とかテレビ等でいろいろ、この経過を見ておりますと、一体政府は何をしておるのか。このストライキを早期に解決をして、そして国民生活を守り、あるいは、いまお話があった不況克服をしていく、そういうことを真剣に政府が考えておるのかどうかということについては私は大きく疑問を持たざるを得ないと思うわけです。 きのうの朝日新聞の朝刊を見ますと「私鉄スト政治……
○川本委員 私は、現在行われております医薬品の再評価の問題を中心にして、若干お聞きいたしたいと思うわけです。 厚生省は、去る昭和四十六年の十二月に薬発第一一七九号の薬務局長通知をもって、医薬品の再評価の実施ということを始めました。御承知のとおりです。 その背景となっているのは、いろいろ問題があろうかと思うのですけれども、国際的には、一つは昭和三十八年WHOの総会において、WHO加盟各国は医薬品の副作用について国家的水準により正確な評価をする機関を持つこと、あるいは医薬品の研究開発時または一般使用時において発生する副作用情報について組織的に収集できるような体制をつくる必要がある、こういう決議……
○川本委員 先ほど来、すでに社会党の三人の先輩があらゆる角度からこの問題について質問をされました。私は、若干角度を変えていろいろお聞きをいたしたいと思うのです。 一番最初にお聞きいたしたいことは、去る十月三日の毎日新聞に、経済部の小島徹さんという記者が「記者の目」という欄で、こういう労働省批判の記事を書いておる。ごらんいただいたと思います。この内容を見ますと、日ごろ利害の合わない福田総理を初め政、労、使の三者が口をそろえて、雇用の維持確保が最重要課題であると言っておるのに、今日働く者の暮らしを守る肝心の労働省が惰眠をむさぼっておる。こう書いてある。労働指標のデータも不備で、雇用政策の今後のビ……
○川本委員 私は、本年の六月一日に、この社労委員会で薬の問題について質問をしました。時間がありませんでしたので十分質問事項を終わることができませんでしたので、きょうはその続きをもう一度質問いたしたい、このように考えておるわけです。 そこで、まず最初に薬務局長にお聞きをいたしたいわけですけれども、本年の七月二十一日だったと思うのですが、厚生省は、現行薬事法の改正案の骨子を発表されました。現行の薬事法は昭和三十六年二月に施行されたもので、十七年ぶりに改正をする、こういうようなことが言われておるわけですけれども、考えてみますと、アメリカも、一九六二年の十月十日にキーフォーバー・ハリス法、こういうこ……
○川本委員 橋本厚生大臣が今度の大平内閣で厚生大臣に就任されました。いままでこの社労一本で取り組んでこられた最も厚生行政に理解の深い大臣だから、今後の活躍を私どもも大きく期待をいたしておるところであります。 先ほど来、同僚の森井議員から、当面の健康保険法改正をめぐる諸問題についていろいろお話がありました。私もその後を受けて、ひとつ連係プレーで、もう少しお聞きをいたしたいと思うわけです。 そこで、まず最初にお聞きしたいことは、先ほど森井議員の質問にもありましたけれども、大臣がおととしこの社労の委員長をしておられた当時に、自民党の党内の医療基本問題調査会、これは根本龍太郎さんが会長をしておられ……
○川本委員 それでは、労働大臣に対して二、三点にわたって質問をいたしたいと思うわけです。 まず最初に私がお聞きしたいと思うことは、当面の深刻な雇用情勢の中で、これから労働省がとるべき雇用政策の基本的な問題についてまず一、二点お聞きをいたしたいと思うわけです。 先ほど来もお話がございましたように、深刻な雇用情勢を反映して、昨年来不況対策の法律だとか業種別とかあるいは地域別というような形でいろいろ制度が生まれてまいりました。私は、雇用政策そのものに対する政府の基本的な方針というものが果たして那辺にあるのかということについて、やはりこれは今後の重大な課題だと思うわけです。経済情勢というものは時々……
○川本委員 わが国の人口の老齢化現象等の中で、国民生活あるいは政府の予算の中に占める年金の比重というものは、年々高まりつつあることは御承知のとおりです。いよいよ来年度の予算の審議に当たって、衆議院段階でもあるいは参議院段階でも、この年金の問題が大きな政治課題になったことは御承知のとおりであります。その中で、政府と野党との間でいろいろ論議が交わされたことが、恐らくこの年金法の修正という形で、本委員会においても新しい方針が打ち出されることになろうかと思うわけであります。そういう問題は後ほど委員会内部でもいろいろ論議されると思いますので、きょうはさておきまして、まず最初に、わが国の各種の年金の問題に……
○川本委員 先ほど来たくさんのいろいろな質問がありましたので、私は、まず金田さんと坂本さんにお聞きしたいのですが、いわゆるサリドマイド事件が起こってから、アメリカでも西ドイツでも薬事法等の改正が早急に行われて、薬害が発生しない措置が行われておる。ところが、それが今日まで、わが国においては、行政通達等ではいろいろ出ておるけれども、あるいは薬害救済法あるいは薬事法の改正というような形には出てこなかった。なぜ政府が積極的に出てこなかったのか。そういうことについて、スモンの患者となられたお二方の、なぜ今日まで放置されたのだろう、こういうことについて、感じておられることがありましたら一言ずつお聞きしたい……
○川本委員 ただいま矢山委員からいろいろ御質問がありましたが、大体医薬品というものは、他の物質とやはり異なった特殊性があると私は思うわけです。たとえて申しますと、医薬品には人体に対する特有な生物化学的な作用をする性質がある、しかも消費者にはこれを自分の判断で選択することができない、こういう特殊性があります。また、そのほとんどの消費が社会保険と公共的な医療制度の中で消費されていながら、流通市場においては他の物品と同じように自由市場の中で取引をされておる、こういう特殊性があるわけです。医薬品はわれわれ国民の日常生活に欠かせないものであるだけに、国民の立場から言えば安全でよく効く薬といいますか、それ……
○川本委員 時間が大変制約されておりますので、私は要点だけ簡単に質問をしていきたいと思いますので、答弁もひとつ要点だけ簡略に、明快にいただきたいと思うわけです。 それで、きょうは振動病の問題について林野庁と労働省に御質問をしたいと思うわけですが、林野庁は長官お見えですか。――来てない。きょうは振動病に対して、私だけの質問じゃなしに、あと矢山委員あるいは島本委員からも質問をする予定なんです。そういう中で、きょうはどんなことがあっても林野庁長官に出てもらいたい、こう強く要請をしておいたわけですけれども、林野庁長官が来ないということでは、振動病対策について林野庁が本当に全力を挙げて取り組むという姿……
○川本分科員 私は、水資源問題に関連をいたしまして、建設省が水源地域対策特別措置法のいわゆる指定ダムとして建設しようといたしております。紀ノ川上流、大滝ダム建設の問題に関連して若干お聞きをしたいと思うわけであります。 私が申し上げるまでもなく、建設大臣初め皆さんすでに御承知のように、日本の将来のエネルギーの中で水資源は大切な資源でありますし、いわゆる新全総というものが水の需給計画を中心に計画されたことも御承知のとおりであります。ところが、この間から福田総理が言っておられますように、いわゆる資源有限時代、あるいはオイルショック以来のいわゆる経済成長のスローダウン、そういうような中で、昭和六十年……
○川本分科員 私は、いわゆる部落差別の問題について、特に来年三月に同和対策事業特別措置法の期限が切れます。こういう押し迫った状態の中で、現在、部落差別の実態がどうなっておるのか、こういう点を指摘しながら、政府の方針をお聞きいたしたいと思っておるわけです。
最初に、法務省にお聞きしたいと思っておるのですが、御承知のように、地名総鑑あるいは特殊部落リストというのが今日まで何種類発行されて、それに対して法務省は今日までどのような対応をしてきたのか、このことについてまずお答えいただきたい。
【次の発言】 ただいま、第一から第七までの地名総鑑という差別図書が発行されておるというお話でございます。これま……
○川本分科員 私も国鉄当局並びに運輸大臣に、ローカル線、特に都市近郊における通勤通学の問題についてお聞きをいたしたいと思います。 まず、国鉄の方にお答えいただきたいと思います。私は奈良の選出でございますが、国鉄桜井線と和歌山線の王寺―五条問の電化工事については、御承知のように昭和五十年の九月に認可されまして、十一月一日に国鉄高田駅において起工式が行われておる。ところが、その後どうも工事を何もやらない。二年間ばかり全然何もやらなくて、最近になって電柱が何本か立ってきたという事態なんです。この電化工事については、完成はいつごろを予定をしておられますか。
○川本分科員 私は二、三の問題について御質問いたしたいと思うのです。 まず最初に、自治省に税制の問題について一点質問を申し上げたいと思います。それは実はいわゆる所得税の山林所得の問題についてであります。 御承知のように、山林所得というのは、現在、日本の租税は属人主義をとっておりますから、私は奈良の吉野ですけれども、仮に奈良県の吉野で東京の方が山林を持っておられる。それが毎年一億ずつ立木を伐採して利益を上げていくということになった場合、その所得税の申告は東京都においてなされると思うのです。その場合の山林所得による地方税は、やはりこれは東京都に入ることになるのですね。ちょっとお聞きしたいと思い……
○川本分科員 私は、伝統的工芸品産業の問題について若干お聞きをいたしたいと思います。 大臣も御承知のように、昭和四十九年の五月だと思うのですけれども、伝統的工芸品産業の振興に関する法律というのが公布されました。以来今日まで伝統的産業の振興のために政府は伝統工芸品というのを九十八産地指定をし、さらに伝統工芸品材料については一カ所、合わせて九十九カ所の産地を伝統的工芸品産業として指定しておられるわけです。こういう形で、当初の法律の提出はたしか議員立法だったと思うのですけれども、その後政府が、特に通産省が伝統的工芸品産業の振興のために御努力をいただいておるということにまず冒頭敬意を表しておきたいと……
○川本小委員 いまの御説明の中で、これらの国においては、いわゆる六十五歳以上とかあるいは六十歳以上とかというような区分をして、老人の保険というものといわゆるその他の被用者の保険というものとは全然区分してないわけですか。
【次の発言】 地域の保険に入っているのか。
【次の発言】 同業保険とか地域の保険とかまじっておるのですか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいのは、フランスが黒字組合から赤字組合へ補てんをする、その場合に、いわゆるアルコール製造税でその分を補てんしておる。この総額はどのくらいになっておるか。
○川本小委員 先ほど来いろいろ論議されておりますが、先日は諸外国の保険制度について御説明いただいて、たとえば西欧諸国、フランスとかイタリアとかドイツ等においても総医療費がだんだん伸びてきておるということは、日本と変わらないのじゃないか。これらの国もやはり、疾病金庫とかあるいは保険財政というものは同じように赤字で苦しんでおる。フランスなどは、七七年で日本の金額にして大体一兆五百億円ぐらいの累積赤字があると私は聞いておる。そういうような状態の中で、医療費の増高を抑制するための努力というものはやはり諸外国においてもとられておると思います。そういうものを一応資料としてここへ参考に出していただくことはで……
○川本分科員 私は、総理府総務長官に同和問題を中心にお聞きしたいと思います。 昨年末の国会で同和対策事業特別措置法が三年延長されました。それには三つの附帯決議がついておることは、もういまさら私が申し上げるまでもないと思うわけです。 ちょうどそれと前後して昨年の十月に、奈良県で、この間八選されました奥田知事ですけれども、奈良県が「同和対策後期総合計画」というもので、いわゆるこれからの十カ年計画を、このような厚い本ですけれども、策定されたわけです。この奈良県の「同和対策後期総合計画」というものを見てみますと、「推進上の諸問題」というところでこういうことが書いてある。「事業の必要性を痛感しながら……
○川本分科員 ただいま井上泉代議士の質問に対して園田大臣から、いわゆる経済外交、自分の国の利害関係だけを中心にした外交というのは必ず破綻をするのだというお話がございました。私も全く同感でございますが、いわゆる外交の基本というのはどういうことなのか、まず園田外交の基本的な姿勢についてお聞きしたいと思うのです。 私は、外交の基本というものは、やはり人類愛から出発していなくてはいかぬと思うのです。世界じゅうの人間がお互いに助け合って文明社会を建設をしていく、そういうような一つの基本的な理念を持って、その上に立って各国間の外交が展開されてしかるべきだと思っておるのですが、園田外務大臣はどういう基本的……
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