このページでは新盛辰雄衆議院議員の35期(1979/10/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は35期国会活動統計で確認できます。
○新盛辰雄君 長い国鉄の歴史の中で、未曽有の危機的状況に陥り、最大なる試練と転換期を迎えたわが国の基幹的輸送機関である国鉄再建の問題について、ただいま議題となりました日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案に対し、私は、日本社会党を代表し、大平総理並びに関係各大臣に対し、質問を行うものであります。(拍手) 今回の提案は、過去幾度かの再建手段の失敗にもかかわらず、国鉄経営基盤確立のため、相変わらず財政収支の均衡を図ることを目標にしたもので、経営の減量、縮小を図り、そのために要員規模を大幅に削減し、地方交通線の廃止、輸送サービスの切り捨てを中心にしているのであります。 地域住民の生活路線を無視し、……
○新盛委員 日本鉄道建設公団の不正事件にかかわる諸問題と国鉄の経営の諸問題について質問をしたいと思います。 まず、会計検査院お見えになっておられると思いますが、今度の鉄道建設公団の不正経理問題について、会計検査院法の第二十六条に基づいて、この事件にかかわる質問書を運輸省あるいは鉄建の方にお出しになっておられるわけであります。このやみ給与と言われている不正の処理について、この部分についての不当な収入分全額を返還をさせる、さらには収入をしたことに対する脱税という面からも税金修正を求めていくといういわゆる質問書を出しておられるわけでありますが、運輸省並びに鉄道建設公団としてはこの取り扱いについてど……
○新盛委員 鹿児島県の桜島南岳が、この秋口ごろから再び活発な活動を続けております。もうすでに、ことしまだ一年にならないのでありますが、百回を超える爆発を続けておりますし、最近では、火山の噴出物の中に熱雲と称される、いわば火山ガスでありますが、こうした現象が出ております。京都大学の火山観測所あたりでも、そういう実態について把握をしておられるわけであります。 この火山噴出物というのは、約一千度前後の熱雲を伴って、山の上からふもとの方に向かって、風向きによっては大変な下降力をもって襲ってくる。これによる農作物の被害はまことに甚大なものでありますし、またマグマが高熱を発して火山ガスとなっておりてくる……
○新盛委員 今回の徳山丸事件、昨日海上保安庁を初めとして強制捜査に乗り出され、現場検証も行われたようであります。この事件は、ルポライターとして労務者に紛れ込んで、中に乗り込んでその実態を暴露したという結果から生まれたものと言われておりますが、今回のこの事件で、先ほど運輸大臣の釈明といいますか、お考え方は、きわめて遺憾である、今後このようなことのないようにしたい、それだけのことに終わっているようでありますが、暴露される前に、この種の事件を起こさせないように監督指導し、そしてまたその立場からしましても海上保安庁としても従来しかるべき措置をとっておられたと思うのですが、大臣はただ単にそういうふうに今……
○新盛分科員 まず春闘について、その展望と、またこれから政府がこれに介入するしないの問題ではないのでありますが、労働大臣の見解をお聞きしておきたいと思います。 すでに物価抑制を柱として八〇年春闘という名の労働四団体の要求基準も賃金八%を最低にして一二%強、大体出そろった感がするわけであります。そうした中で最近の物価高は御承知のように昨年対比でも七・六%、さらに電力、ガス、各種公共料金の値上げ等が続くであろうと予想されております。こういう中で賃金要求をしている側の労働団体も、やがては四月の中旬。ころに恐らく政府あるいは各経営者に対する要求を集中的に行うということになるのではないかと想定されます……
○新盛分科員 短時間の質問でございますし、当面している諸問題の中で、とりわけ日本の水産漁業の全般的な危機、騒然たる石油情勢の中で、輸入原油の上に構築されたわが国経済が、国際社会の動向等もあって右左に大いに揺れ動いている現状は、大臣もよく御承知のとおりであります。とりわけ二百海里時代に入りまして、漁業外交がきわめておくれておったことなどもございましたし、入漁料や漁場の確保、こうしたことにおける外圧も加わって、燃油等諸資材の高騰はもちろんのこと、高金利の経済環境という中で、魚価の低迷は相変わらず続いています。そういう観点から、実はカツオの漁業対策に関する問題を主に、燃油の問題、魚価安定、入漁料、さ……
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