このページでは斉藤滋与史衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(斉藤滋与史君) お答えいたします。 私には、二点質問があったわけであります。第三期住宅建設計画は失敗であった、よって、それを基盤に、第四期については参考にしてやれということと、もう一つは、ローン対策でありました。 ただいま総理から、安全で人間性豊かな魅力ある都市づくりを目標にという基本的な考えが示されました。住宅行政におきまして、総理からこの問題についてとくと指導をいただいておるわけであります。 先ほど先生は、第三期住宅建設計画は失敗であったというように申されましたけれども、私はそうは考えておりません。まだ確かに八百六十万戸の目標が七百九十万戸、達してはおりませんけれども、ま……
○国務大臣(斉藤滋与史君) 住宅・都市整備公団法案について、その趣旨を御説明申し上げます。 わが国の住宅事情は、量的には一応充足し、質的にもかなり改善されておりますが、住生活の向上、改善に対する国民の要望には依然として根強いものがあり、今後とも住宅の質や住環境等に関する国民の需要動向を十分に見きわめつつ、健康で文化的な生活を営むに足りる良質な住宅宅地の供給を図り、居住水準の向上に努める必要があります。 また、今後都市化が一層進展することを考慮いたしますと、都市の整備に当たっては、良好な住宅宅地の供給と健全な新市街地の整備とを一層推進してまいるとともに、大都市地域を中心として都市機能の更新、……
○斉藤(滋)国務大臣 このたびの新内閣の発足に当たりまして、建設大臣を命ぜられました斉藤滋与史でございます。よろしくお願い申し上げます。 御承知のとおり、建設行政は、住宅の建設、道路、河川、下水道、公園の整備等、いずれも国民生活に密着したきわめて重要なものでありますので、国民の要望を十分に行政に反映させながら、長期的視点に立ってその積極的な推進を図ることが必要であると考えております。 現在、わが国の経済、財政情勢にはまことに厳しいものがありますが、私といたしましては、これらの状況を十分に配慮しつつ、建設行政の計画的かつ適正な執行に専心努力してまいる所存でございます。 委員各位の格別の御指……
○斉藤(滋)国務大臣 このたび建設大臣を命ぜられました斉藤滋与史でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 交通安全は、全国民の切実な願いであります。人命は何よりもとうといという基本理念にのっとり、第二次特定交通安全施設等整備事業五カ年計画及び第八次道路整備五カ年計画を推進し、交通安全施設の整備等、安全かつ円滑な道路交通の確保に力を尽くしてまいる所存でございます。 委員長を初め、委員各位の格別の御指導、御協力を切にお願いいたしまして、ごあいさつとする次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
○斉藤国務大臣 この際、今後の建設行政を推進するに当たっての私の基本的な考えを申し上げたいと存じます。 わが国をめぐる現下の厳しい内外情勢のもとで、国民が平和で安全で快適な、そして潤いのある生活を営めるようにするとともに、経済の活力を保ちつつ、内需を中心とする安定的な成長を持続することを目標として、次のような諸施策を中心に、建設行政の推進を図る所存であります。 すなわち、第一に、社会資本整備に対する国民の需要の増大と多様化等に対応するため、公共投資の計画的な推進を図ることであります。 第二に、国民すべてが良好な住生活と居住環境を享受し得るよう、住宅宅地対策を総合的に推進するとともに、国民……
○斉藤国務大臣 ただいままでのやりとりを聞いておって、先生御指摘のように大変心配いたしております。建設省所管ではごございませんけれども、倉庫建築物そのものについては所管でございますけれども、防災、防火等々についてはいままで以上に配慮するわけでありますけれども、こうした問題についてはいま御指摘の各省間の連絡も密でないようであります。先ごろのガス爆発等々考えたときに、こうした問題は、大きい犠牲がなかっただけ、消防士が三名軽傷で済んだということだけでおかないで、災害のないように関係者にひとつ連絡を密にするように私からも配慮いたしたい、このように考えます。
○斉藤国務大臣 所管の国土庁長官からお話しのように、重点的という思想が根底にあろうかと思います。当然先生おっしゃるような形は今後の推移の問題として考えられることであろうかと思いますが、当面農住法案で考えられているものは、過密都市を重点的に、効果的にやるというような思考の結果であろうと、このように考えております。
【次の発言】 いま局長からもお話がありましたように、区画整理事業の事業主体そのものが非常に長期的にかかるということ、三十六年から四十九年までの調査結果しかあらわれていないということを考えてもうなずけると思います。したがって、二十年によってようやく到達する区画整理事業というものをもう少し……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 計画の策定に当たっては一応の環境の推移を図りながら決めていく、まずその原点。それからいま国民の皆さん方が住宅に対する要望についての基本的なものを試算してはじき出すという面、もちろんその関係において地価の推移ということは十分考えなければならないわけであります。先生御指摘の七百七十万戸で六万六千ヘクタールという一つの目安としての問題点はあるわけでありますけれども、とにかく計画としてあれこれを勘案して出した数字であります。 問題は、いま御指摘のように地価の問題であろうと思いますが、いままで過去に来た地価の数字を一つの推移と見て、その伸び率を換算して総額を出した……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先ごろの委員会で中村委員からただいまの御質問をいろいろと受けましたことは十分承知いたしております。その後、先生の御質問に沿いまして、種々検討を進めてまいったところでございます。 現在の建設省専門委員のうち、一部の者につき出先機関と関係筋を通じて調査を行いましたが、専門委員として特にふさわしくないと認められるような行為があったようには聞いていないとの回答がございました。しかし、いずれにいたしましても誤解を招くような言動は厳に慎まれるよう本人をお呼びいたしまして注意を申し上げたところであります。 なお、今後専門委員の任命に際しましては、真に建設行政に対して……
○斉藤国務大臣 お答えする前に、改めて、冷夏冷害を受けられた方々に深くお見舞いを申し上げます。 先生の言われることよくわかります。私も一部現地を見てまいりました。私も昔農業をやっておりましたから、実りの秋に稲穂が頭を下げていないのに愕然として、さびしい気がいたしてまいりました。 建設省といたしましても、何とか早急に徹底的にこの被災の方々をお救いしようということ、天野先生と御同様でございます。 建設省といたしましては、幸いに天野先生のお骨折りで、厳しい財政事情の中ではありましたけれども、第三・四半期三〇%事業枠をいただいてございます。特に先生から御指摘がありました、積雪寒冷地については特別……
○斉藤国務大臣 積算ミスにつきまして、私自身も会計検査院の指摘を受けたという結果そのものに限らず大変恐縮いたしております。遺憾に存ずるところでございます。常に指導はいたしておるわけでありますけれども、年間二万件、十年間十万件、まあこの一件、二件あったそのことが多い少ないとは言いません。とにかく事態につきましては十分反省をして、これからチェック機能等を強化して、とにかくこういう問題が起きないように指導しているところでございます。 なお、入札の問題でございますけれども、御指摘のような面もあろうかと思いますが、直ちに談合ということでなく、やはり公的資金を使って大きな事業をやるということでありますと……
○斉藤国務大臣 建設省所管の昭和五十三年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、各会計別の収納済み歳入額は、一般会計百九十七億八千五百万円余、道路整備特別会計一兆九千九百七十三億一千六百万円余、治水特別会計の治水勘定八千九十六億二百万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定一千四百二十億四千六百万円余、都市開発資金融通特別会計四百五十四億九千百万円余、等となっております。 次に、歳出につきましては、各会計別の支出済み歳出額は、一般会計三兆六千五百三十七億七千八百万円余、道路整備特別会計一兆九千八百七十億一千五百万円余、治水特別会計の治水勘定八千……
○斉藤国務大臣 建設行政の基本方針及び当面の諸施策についで、私の所信を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、最近のわが国経済は、物価面では基調として落ちつきの方向にあるものの、経済の拡大テンポは引き続き緩やかなものとなっております。政府におきましては、物価の安定と景気の着実な拡大を図ること等を基本的態度として、今後の経済運営を進めてまいることとしております。 また、財政につきましては、わが国経済の安定した成長を確実なものとし、財政の対応力を回復するために、その再建を図ることが急務となっております。 このような情勢のもとで編成された昭和五十六年度予算は、全体としての歳出規模を厳しく抑制……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 いま先生御指摘のように、戦後の住宅事情は非常に厳しいものがございました。直後、絶対不足数が四百万と言われておりました。その後、いま御指摘のように、昭和三十年に公団ができ、関係諸施策を進めてまいり、まあまあいまのところ住宅数が一応世帯数を満たすところまで来ておりますし、公営、公団住宅におきましても有効ストックが二百三十万戸というような状況になってきております。 ただ、問題は、いま先生御心配のように、大都市、過密都市における居住者、特に勤労者の方々の居住の問題がいま問題になっておるわけであります。今度第四期住宅五カ年計画を御審議願うわけでありますけれども、特……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 会計検査院からの指摘、また、きょう改めて先生からの御指摘、まことに遺憾でございます。市長経験からいたしまして、私の市で私が市長時代は、この問題については私は確信を持って一切堂々と年度内執行をいたしましたし、繰り越しは、微々たるものについては、議会がなかなかやかましかったこともありますが、このようなことはいたしておりませんでした。これは一にかかってやはり自治体を預かる長の考え方の問題であろうかと思います。やはり国からいただく、県からいただく事業についての枠を何とか消化するということに努力することもさりながら、次年度の予算獲得の影響を考えて、もしこそくな手段を……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のように、住宅基本にかかわる問題、四期五計の住宅政策、ともにやはり基本的な問題は宅地の供給問題であろうかと思います。それはさておきという先生のお話でありまして、この四期五計と住宅基本法との絡み合いはいかがであるかという御指摘であります。住宅基本法が先なのか、四期五計が先なのかというよって来る計画的な問題のスタートでございますので、これは当然両々相まって絡み合っていくものであろうかと思います。 ただ問題は、四期五計は期間的な問題がありまして、どうしても三期に引き続きということで、時期的な継続的な問題がありますので先に提案したという形になったわけで……
○斉藤国務大臣 下水道整備緊急措置法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。 ただいま議題になりました下水道整備緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 下水道は、良好な生活環境を確保するとともに、公共用水域の水質を保全するために必要不可欠な施設であり、政府においては、これまで四次にわたる下水道整備五カ年計画を策定し、その整備の推進を図ってきたところであります。 その結果、わが国の下水道の普及率は、昭和五十五年度末で約三〇%に達する見込みでありますが、欧米先進諸国の整備水準に比べればなお著しく立ちおくれている状況であります。この立……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
未執行の問題につきまして過般来先生初め先生方から御指摘をいただいておりますし、会計検査院の指摘をいただきましたこと等をよく承知いたしまして、そのようなことで貴重な財源をいわゆる不効率な事態に置かないように十分配慮してまいりたい、このように考えるところでございます。
【次の発言】 大変厳しい御指摘でございまして、ただ私も、ニュアンスとしては若干先生の御指摘のような感覚を持っております。というのは、世界的な経済事情、同本の財政事情を考えますと、果たして計画どおりいくかというような危惧を持つような状況ではありますけれども、当事者といたしましては、やはり目標という……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のようないきさつで宅地開発公団ができたわけであります。当時のいきさつにつきまして私もよく承知いたしております。 その後、五年、六年でまた合併というようなことで、御懸念の向きにつきまして指摘の面一々ごもっともの面もございます。ただ、私たちといたしましては、宅地開発公団の五年間の事績につきましては、それはそれなりにりっぱな仕事をやってきておるものと信じます。 ただ、宅地開発という面で早急に結論ができ得ないという事態の中で、今日の住宅・都市整備公団というような形で新発足するわけであります。これは、御案内のように一応日本の住宅事情が数的には満たされる……
○斉藤国務大臣 局長から答弁がありましたように、宅地造成に関する埋め立て事業はできるということであります。役所のなかなか頭のいい諸君が考えたことでありますので、その点粗漏のないように、前の事業のことについては漏れなくできるような形になっているわけで、その点表現の違いがあったかと思いますけれども、大きな計画の網だというようにお考えくだすって御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど来先生の御質問、御指摘等々を拝聴して、非常にごもっともな点が多々あることを感銘深く拝聴いたしておったわけであります。
もとより公団の事業そのものは、公の立場から国民の住宅対策であろうかと思います。したがっ……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 住宅に対する要望といいますか、いろいろと多様化してきておることは御案内のとおりでございます。私たちが三期五計の経験を踏まえて四期五計でお願いをしてある戸数につきましては、御指摘のとおり一見持ち家志向型のようにはなっておるかとも思いますけれども、いままでの経験を生かして、三期五計でできなかった面につきまして配慮してこの問題については取り組んだわけであります。特に都市化された大都市における勤労者の方々の住宅をいかにすべきかというところに問題点があろうかと思います。残念でありますけれども、トータル的には三期五計の目標数値は上回っておりますけれども、公営、公団関係……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 いま先生から現在までのプロセスについてお話があったわけであります。御案内のように、四十八年からとにもかくにも本四連絡橋というものがスタートし、オイルショックによる二年の停滞はあったにしても、また、環境影響に対する地元の方々とのいろいろの話し合いの停滞等もありましたけれども、とにもかくにもいま着工のスタートを切り、すでに大三島橋は完成したというような状況がございます。私も先ごろ尾道―今治ルートのうちの伯方・大島大橋の起工式に伺ったわけでありますが、往路上空から見た瀬戸内海の風景、そして現地に行って地元の方々の、どう申し上げてよいのでしょうか、喜びというよりも……
○斉藤国務大臣 御案内のように、本四架橋の問題は歴史的に見でも、また、四国の方々から見ればまさに有史以来といいますか、大変な念願であったろうと思います。将来を見越してのルート建設ではあろうと思いますけれども、やはりそこに住んでおられる方々の歴史的な経過を考えての上のそうした意味合いからも、このルートの決定については大きな期待が寄せられているわけで、私たちといたしましては、あくまでも当初見込まれたであろう三ルートの完成は、やはり長期的には完成しなければならない問題であろうと思います。これはもう四国と本土とがつながるというだけでなく、日本全体から見ても大きな問題として取り組まなければならないことで……
○斉藤国務大臣 本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法案につきましては、熱心な御討議をいただき、ただいま議決されましたことを深く感謝申し上げます。
審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めてまいりますとともに、ただいま議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分に体して努力する所存でございます。
ここにこの法案の審議を終わるに際し、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。
ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました都市公園等整備緊急措置法の一部……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御提言、御指摘のように、日本の公園占有率というものは諸外国に比べて非常に低いわけであります。そうしたことをおもんぱかって第一次、第二次公園計画をやり、今度第三次をお願いをいたしておるわけでございます。 当初、先生が防災空間と言われました。私も聞きながら、わが意を得たりというような気持ちで、考え方を一にする者の一人として大変うれしく思ったわけであります。これからの公園というものは、スポーツ、文化施設も重要でございますけれども、これだけ過密都市あるいは地方に都市化の波が押し寄せているときに、災害に対する配慮というものがどうしても、公園を考える場合に第一義……
○斉藤国務大臣 交通安全対策に関する諸施策について御審議をお願いするに当たり、一言所信を申したいと存じます。 御承知のとおり、わが国の経済、社会の発展に伴い、道路交通需要はますます増大かつ多様化しており、これに対処するため、政府といたしましては、昭和五十三年度を初年度とする第八次道路整備五カ年計画に基づき、道路事業の積極的な推進を図っているところであります。 申すまでもなく、道路交通、特に自動車交通の増加は、反面、交通事故の多発をもたらしております。 しかし、近年においては、関係者の懸命の努力によって、死傷者はピーク時に比し著しく減少しておりますが、その数は、昨年一年間でなお六十万人余に……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
建設省といたしましては、所信表明にも申し上げましたように、御提案いたしております第三次交通安全施設対策五カ年計画に基づいて、第二次に引き続き、特に交通事故が、やや昨今減少しつつありましたけれども、前年度非常に伸びたというようなことを踏まえて、交通安全施設に重点を置いておる。特にその中でもいわゆる歩行者、自転車利用者等弱者に対する安全施策を考えながら、財政事情の厳しい折でありますけれども、第二次に引き続き対応してまいりたいという考えでおるところであります。
【次の発言】 事故に対応する限度でございますが、これは非常にむずかしい問題であろうかと思います。ヨーロ……
○斉藤国務大臣 第一次、第二次の交通安全五カ年計画の結果を踏まえて、なお死傷者数がふえているというようなお話で、その問題点についてどう考えるかということでございました。 御案内のように第一次は四十六年から始まったわけであります。四十五年が死傷者といいますか、事故のピークでございまして、当時約百万、九十八万人と言われました。その後第一次、第二次を経過して、所信表明でも申し上げましたように、五十五年度で死傷者が六十万に減ってまいりました。四十五年のピーク時に死者数が一万六千七百名ほどでありましたけれども、五十五年度が八千七百名というような状況で、この二、三年ちょっと伸びがありますけれども、一応私……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 道路関係でございますけれども、一応建設省所管の国道、県道につきましては一部若干トラブルのところはございますけれども、終始、直接担当局長を督励しましていち早く対応いたしましたので、道路利用につきましては支障のないようになっておりますけれども、市町村道におきましてはまだ相当の不通個所もございますので、これは関係省庁とお話をして、五十一年度に特別措置の前例がございますので、それをも活用いたしまして早急になお対策を立てたいと思っております。 なお、住宅、それから中小企業者の方々もあわせて被害を受けておるわけでありますけれども、これも住宅金融公庫あるいは中小企業金……
○斉藤国務大臣 時間が長引いているところを恐縮でございます。 不破先生の御質問、特に地震対策について大変見識ある御質問をいただきまして、私は感謝申し上げます。実は私、党の地震対策特別委員長をやってきまして、東海沖地震については相当詳しく勉強してきましたけれども、特にそれにかかわって、関東地区の方々が案外に無関心であるということ、したがって、きょうの先生の御質問で、聞いておられる都民の方々がもう一度やはり自分たちの住居の防災について御理解をいただくということをまずお願いをいたしたい。 建設省といたしましては、避難地、避難路、特別防災地域等につきまして、積極的にこれを含めて従来からやっておりま……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のように、住宅問題はいま社会的にも重要課題になっております。ただ、諸要因が、私が感ずるところ、少しここで構造的なシフト変化が来ているのじゃないかということをまず前段、考えてみたいと思います。 終戦後、四百万戸絶対不足であったものが、いまは二百七十万戸空き家がございます。数よりも質という状況の変化の中でどのように対応するかということは政治課題であろうかと思います。高年齢者、高所得者の方々の住宅需要から、いま低所得者、若年層の方々への変化シフトが起こっておるという構造的な面からも私たちは対応していかなければなりません。 さすればどのようにするかと……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 公的資金による公団住宅等々についての御配慮につきまして、先生御指摘のとおりでございます。非常に土地の値上がり、建築資材高騰によって家賃が上がりつつあることは、現実の問題として私たちも頭を痛めておるところでございます。したがって、私たちといたしましては、その対応策として利子補給をいたすとか、あるいはいま先生御案内のような形の宅地供給諸施策を積極的に進めてまいるということが一番肝要な問題であろうかと思います。 結局は需給バランスの問題でございます。問題は、住宅戸数の計画が減っているような形にはなっておりますけれども、一応、住宅数は世帯数を上回るまで来ておりま……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先ほど国土庁長官からお話がありましたように、まだ局長クラスまでいっておりません。鋭意その面につきましても、いまそれぞれの関係についてせっかく検討中でございます。
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 具体的な工事につきまして御指摘があったわけであります。これは建設省といたしましては、従来から武器輸出三原則、政府方針に基づいて指導してまいってきておるところでございます。直接武器製造あるいは直接戦闘の用に供する施設というような問題についてやってまいってきたわけでありますが、先生の御指摘のような具体的な問題について誤解を生ずるような場合もあるようにも考えられますが、あわせて今後の課題として検討させていただきたいと思います。 ただ、私たちは、先ほど先生もお話がありましたように、わが国建設業界の海外活動が大いに発展することを指導いたしておるわけであります。国内……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のような現状は認めます。問題は所管の関係で、やはりいままでの来し方の経過措置でこういうことになっておるわけであります。私たちは普通、特別交付税等々で財政措置をやるのが合理的といういままでの考え方できておるわけであります。やはり地方は地方なりに地方公共団体の自主性というものもありますし、その特殊性を判断して弾力的に運用できることで現在までやってきておるわけであります。 今回の豪雪につきまして、特に三十八年、五十一年のときも特別措置で国庫補助があったわけでありますけれども、こうしたことを踏まえながら対応すべき問題であろうかとも考えますが、現在までの……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のように、確かに落ち込みが心配されるような状況でございます。昨年が百四十九万、本年が百三十万を切って、百二十七万か八万になるのでしょう。大変御心配をかけて恐縮いたしておりますけれども、これはいろいろとやはり住宅需要の、環境の変化に伴う需要減ということも考えられますし、景気の停滞ということも考えられますし、また宅地事情から建築費の上昇という、いろいろな問題が錯綜して落ち込んだということも私たちはあわせて考慮し、対策をしなければならない問題ではなかろうかと思います。特にいま公営、公団のストックが二百三十万ございますけれども、いままでのように需要構造が……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御案内のように、道路特定財源は、利用者の方々が受益者として、また損傷者として特別の負担を願って道路整備に向けられている財源でございます。 いま先生、道路事情につきましていろいろ御意見があられたようでございますけれども、道路整備がわが国で、諸外国に比べて果たして充実しているであろうかと思いますと、恐らく先生も御承知のように、いま日本の国の道路は百十万キロと言われております。そのうちの国道三万八千キロがようやく簡易舗装を含めて九〇%、三万八千キロが九〇%ぐらいのものでございまして、いわゆる一般国道、都道府県道、約十七万キロございますが、この幹線道路の半分……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
ただいま報告したとおりでございます。国土地理院でせっかく処理いたしておりますけれども、なかなか精査等、精密なものを要するというよううなことで作業がおくれておるわけでありますが、国土の問題でございますので、せっかくこれからも努力を重ねて、早期にでき上がるようにいたしたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
御指摘のような公共事業の労務費調査の関係につきましては、従来から厳しい指導をいたしておるところでございますが、御指摘のような事実関係につきまして、いませっかく行管で調査中でございまして、この問題につきまして遺漏があるとすれば重大な影響がございま……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘の、昨今の建設業界の入札にかかわる不明朗な報道がなされているわけでございます。従来から、建設省といたしましては、業界に対して厳しく、法を守ることはもとより、公共事業というその性格上からも厳正な指導をしてまいってきておりましただけに、大変遺憾なことと思い、これらの報道について反省をしながら業界の皆さん方にもなお厳しく指導しておるところでございます。特に、もちろん報道のみでなく、国会においても御案内のとおりの状況でございますので、きのう業界の代表を呼びまして、私直接お話を申し上ぐべきでありましたけれども、参議院の方の行特の方へ呼ばれておりました関係上……
○斉藤国務大臣 具体的な、数字的なことでございますので、政府委員から……。
【次の発言】 お答えいたします。
非常に善意に解釈していただいて、大変ありがたい限りでございます。もうすでに正木先生十分御承知のようなバックグラウンドのもとに住宅政策をやってきておるわけでございますが、御案内の行財政改革という大命題の中で、一つのこの問題だけを取り出して云々という状況にありませんので、その点はいろいろと政治的に政策的な配慮をもってこうした形になったものと私は承知いたしておるわけでございます。
御案内のような住宅環境が非常に厳しい中で、なおかつ経済波及効果を考えますと、この住宅の落ち込むことがかえって……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
下水道関係の計画、また本四架橋の一ルート三橋、四橋のことにつきましては、すでに臨調答申の線に沿って、出る前からの計画に沿って実施いたしておりますので、一応臨調の線に沿って実施でき得るものと、またそのような向きで進めているところでございます。
【次の発言】 空港は運輸大臣の方からお答えがあろうかと思います。
本四架橋の問題につきましては、すでに答申の出る前から答申の線に沿って実施計画がなされておりますので、当面それで答申の線とたがわずに進めていかれるものと考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
新経済社会七カ年計画が調整された段階の計画に基づ……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
建設省関係はすべて公共事業費でございますので、そうした関係に類することはありません。
【次の発言】 お答えいたします。
大蔵大臣の御答弁と同じでありまして、要は、法制定後の政令で決める場合は、なお社会的経済的必要性と財政負担の調和を図りながらなお話を進めていくということで、大蔵大臣の趣旨と変わっておりません。
【次の発言】 お答えいたします。
御案内のような住宅事情でございますので、所管する私といたしましては、でき得べくんば現行でやっていただくのが一番よろしいわけでございます。まだまだ国民の住宅に対するニーズは非常に高うございます。ただ、御案内のような……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 談合につきましては、法令違反のないように厳正に指導いたしておるところでございます。 賦金につきましては、御案内のように、これは建設協会の運営費として支払ってきておったものでございますが、五十一年にこの制度は廃止されまして、現在は業者の経営規模に応じた年会費制をとっていると聞いております。いずれにいたしましても、誤解のないように今後とも指導してまいる所存でございます。
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
自民党の土地農政確立議員連盟から宅地並み課税について説明を求められましたので、所管の局長が伺いまして説明をいたしました。内容につきましては直接局長から説明をいたさせますので、お願いをいたします。
【次の発言】 お答えいたします。
土地保有税に対する考え方は国土庁長官と同感でございます。すでに現在相当高額な課税をいたしておりますので、これ以上引き上げるということは無理ではないか、このように私は考えているものでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
いま総力を挙げて、その原因を追求中でございます。
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
このたびの行革関連法案にかかわる問題でございまして非常にむずかしい対応で、私たちも苦慮いたしておるわけでございますが、先生のおっしゃるような雰囲気にはなるであろうことを危惧するわけでありまして、それゆえにこそ社会的経済的必要性と時の国の負担との調和を図ってという字句が入っているわけで、弾力性というものを頭に入れながら私たちといたしましては対応いたしたい、このように考えておるところでございます。
【次の発言】 数字的なことでございますので、局長から……。
【次の発言】 お答えいたします。
御案内のように区画整理事業は地権者の全面的な協力をもってやっておる事……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
いま自治大臣からのお答えがありましたと同様、建設省といたしましても、そのことによって地方における事業等に支障なきように、それなりの金融、財政上の措置をするということ、これは法文にも明記してございますので、そうした考えのもとに対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
東北、北海道あるいは山陰、四国、九州、先生御指摘の地域における公共事業に依存度の高いところ、これに対する景気関係も考えて、これからの建設省事業の中においては当然配分において配慮しなければならない、このように考えております。従来からもそれなりの対応はしてまいっておるわけ……
○斉藤国務大臣 御案内のように本四架橋は四十八年十月に工事計画の認可をいたしたわけでありますが、同じ年でしたか、すぐ総需要抑制で、これが一ルート三橋に計画変更されて実施してきていることは御案内のとおりでございます。当初計画は三ルートでございましたけれども、そうしたバックグラウンドの変化によりまして一ルート三橋ということになり、大三島橋が完成して、いま伯方・大島、四橋になってきているわけで、私たちといたしましてはそのままの計画を予定どおり、たとえば一ルートは六十二年完成の予定でございますが、そのままの計画を進めるということに変わりはなくやってまいりたいと思います。もとより財政事情の厳しい状況につ……
○斉藤国務大臣 建設省関係の昭和五十六年度予算について、その概要を御説明いたします。 建設省所管の一般会計予算は、歳入百六十二億六百余万円、歳出四兆六百三十二億七千五百余万円、国庫債務負担行為五千九百三十三億八千百余万円でありますが、建設省に移しかえを予定されている総理府所管予算を合わせた建設省関係の一般会計予算では、歳出四兆六千二百二十億五百余万円、国庫債務負担行為六千三百三十一億六百余万円を予定いたしております。 次に、建設省所管の特別会計について、まず、道路整備特別会計では、歳入歳出とも二兆一千六百六億九千七百余万円、国庫債務負担行為一千九百十六億一千四百万円、治水特別会計では、歳入……
○斉藤国務大臣 調査結果を報告するというお約束をいたしましたので調査させましたが、具体的なことは担当局長から報告させていただきます。
【次の発言】 県政内部の、知事、副知事といえば公人でございますが、そのやりとりについては新聞報道で知る限りの情報しか知っておらないわけで、それについての意見につきましては差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 調査結果はいま局長から御報告いたしたとおりであります。埋め立ての都市計画法に基づいての権限、またそれに基づいてのその後の措置についての調査結果については、はなはだ遺憾なことであるというように私は考えて受け取ったわけであります。したがって、県政……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。 閣議後の記者会見の席で誤解を招くような発言がありましたこと、新聞報道のとおりでございます。問題が問題なだけに、またその前々日か、当委員会でもはっきり、この問題についてはいけないことであるし、厳しい態度で指導監督し、いやしくも法令違反があった場合は厳罰主義で臨むということを公式な場では発言しておりましただけに、いささか軽率な発言だったということを反省しまして、すぐ二度会見いたしまして、前のを取り消したわけでございます。もとより私の真意は、当初当委員会で申し上げましたように、いやしくも談合等これあり誤解を招くような問題があってはならないということ、従来から厳し……
○斉藤国務大臣 お答えいたします。
ゼロシーリングによる公共事業に対する影響については、当然多少にかかわらずあるわけでございますが、私たちといたしましては、その影響を受けないように予算執行の面について十分な配慮を持って有効適切に執行して、御迷惑のかからないようにやるという考え方のもとで対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
数字的にはそのようなことに相なろうかと思いますが、それらの分のカバーとして、地方単独事業あるいはその他の予算組みでカバーすることによって、一応予算あるいは事業面については何とかいけるのではなかろうかというよりも、そのような心組みで対処するとい……
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