このページでは武田一夫衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○武田一夫君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま趣旨説明のありました昭和五十七年度地方財政計画並びに地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず初めに、地方財政についてお伺いいたします。 昭和五十七年度の地方財政計画の規模は、総額四十七兆五百四十二億円であり、対前年度の伸び率は五・六%となっております。昭和五十年度以来七年間にわたって続いてきた大型財政赤字から、一転して、逆に国に対して一千百億円を貸し付けております。昭和五十四年度の四兆円を上回る財政赤字が……
○武田委員 私の持ち時間は十二分だそうでございますので、その中で質問いたします。 まず私は、ことしの米価を要求した生産者の皆さん方の運動を見ておりまして、要求米価というこの四文字の復活ということ、そしてまた据え置き打破というスローガンというものを、やはりまず深刻に政府も認めなければならない。過去二年間の据え置きによる生産農家の大変なる生活の中における苦しみ、そしてまたその間に、減反には政府のために大変な協力をしたその協力というもの、いろんな要素がうっせきしていたものが、今回のこうした要求米価は必ずかち取らなければならない、こういう意気込みとなってあらわれてきた。われわれ野党も六党が協力団結し……
○武田委員 今回の異常な冷害、異常気象につきまして、一説には天明以来の飢饉ではなかろうかという、そういう異常な状態、あるいはまた昭和にはかつて経験のない大変な事態であるということは、これはひとしく認識をされているところでありますけれども、日本、特に東北を中心とした地方、ここに被害農作物あるいは水産その他につきまして多く問題が出ているということであります。 米の先進地として、食糧基地としましての東北がこうした非常な被害を受けるということ、これは文字どおり私は天災だと思うわけでありますけれども、私たちも、こうした異常な事態に当面いたしまして対策本部を設けまして、東北そして九州と九月の八日、九日、さ……
○武田委員 今回の冷害につきましては、すでに農林水産委員会におきましてもいろいろと質疑がございまして、るる私たちはお聞きいたしました。特に今回の場合は水害というものもございまして、ダブルパンチであったということが被害をさらに大きくしているように、私は実態を見てまいりまして痛感しているわけでございます。 しかも、その被害といい、規模といい、これは戦後最高である、あるいは昭和以来のいままで経験しなかった規模でございますし、その七割以上が東北にあったということは、この東北が日本の食糧供給基地としての機能を発揮するだけに、御当地の農家の皆さん方の御心痛は大変なものでございまして、こうしたことを踏まえ……
○武田委員 まず最初に、最近の日米あるいは日英の通商摩擦という問題、これは特にマスコミ等をにぎわしておりまして、非常な関心のある問題ではないか、こう思いますので、この問題についてお尋ねいたします。 いろいろ聞くところによりますと、GMが七月から九月の第三・四半期の決算で米企業史上最悪の五億六千七百万ドルの赤字を計上しておる。あるいはまた米政府はITC、いわゆる国際貿易委員会が日本車の輸入規制訴訟に関しての問題で十一月十日にクロの判定を下せば、年間百八十万ないし百九十万台の日本車の規制をする方針だとか、また日本とEC間の貿易摩擦に関しましても、この秋口に入って急速に摩擦が表面化している。それで……
○武田委員 畑作物価格決定を目前にいたしまして、価格決定等について政府の所見をお伺いいたします。 カンショ、バレイショなどいわゆる甘味資源作物あるいは大豆等は、五十五年価格決定につきましては、午前中からいろいろと質疑がございましたが、パリティ方式による決定が慣例化してきたわけでございます。今回も同じ方式をとるのが当然のことでないかという論議がございまして、いろいろ政府のお考えもあったわけでございますが、今回この決定に当たりましていろいろと当局のお考えを聞いておりますと、財政的な事情とかあるいはまた他作物とのバランスを考えてこういうやり方を改めなければならないというようなことでございますが、確……
○武田委員 最初に、急に質問通告して御迷惑をかけましたけれども、通産省それから厚生省がおいでになっていると思いますので、ディルドリンの汚染問題についてちょっとお伺いいたします。 けさテレビを見ていましたら、この問題がまた瀬戸内海で問題になっておるようであります。ことしの六月にも何かこのことで新聞等に書かれた形跡がありまして、このディルドリンというものは五十四年ごろあるいは五十三年の暮れから瀬戸内海を中心として何か問題を投げかけているようですから、それ以降どうなっているかというのをまずお聞きいたしたいと思いますが、まず第一番目に、ディルドリンというのはどういう性格の薬であって、現在どういうとこ……
○武田委員 まず最初に、マツクイムシの問題についてお尋ねします。 まず九月現在の被害状況についてお聞きしたいわけでありますが、その際、ふえておる地域と減っておる地域とがあるようですが、どういう理由によってそうしたものができたものか、特にふえておる地域に対する対応に何か問題等がなかったものかどうか。これがまず第一点です。 それから二番目は、気象条件がどういうかかわりを持っているかということについてどうお考えであるか。 三番目は、今後広がっていく地域が東北、いま宮城県あたりなどもその被害を受けているわけでありますが、今後北上の見込みがあるものかどうか。とすればそれに対する対応も考えなくてはい……
○武田委員 農政審議会から、約一年半かかりましてまとめ上げた「八〇年代の農政の基本方向」、それから「農産物の需要と生産の長期見通し」の全容がようやく明らかになったわけでございますが、現在の日本の農業を取り巻く環境というのは非常に厳しいわけでありまして、大量の過剰米、あるいはまた財政負担が非常に大きくなっている。また海外の農産物との価格差が一向に縮まらないとか、さらにまた世界的な穀物の需給の不安というような多種多彩の厳しい状況にあるわけでございまして、そうした中で答申というものが出されまして、これは私は一九八〇年代のわが国農業の基本戦略とも言うべきものであろうと認識しておるわけでありますが、この……
○武田委員 私は二期対策について、二十分の限られた時間ですので二問お尋ねいたします。 農林水産省は水田利用再編第二期対策に対する基本方針を示したわけでありますが、正直言いまして、農家あるいは農業団体の皆さん方は非常な不満と不安というものを覆い隠せないような状況を、事実としてあらゆる面で受けとめられているわけでありますが、私は稲作農家の皆さん方のことを考えますと、これまでいろいろとなされた施策、減反という残酷に思えるようなそういう一つの施策というもの、さらに米価の抑制、さらにまたことしのような異常災害、そういういろいろな角度から、いままでにないような非常に厳しい環境に置かれているというふうに受……
○武田委員 石油備蓄法の一部を政正する法律案につきまして若干御質問いたしますが、まず最初に、石油行政一般についての質問を二、三問させていただきます。 最近のOPECの動き、また日本に対する影響でありますが、聞くところによりますと、ジュネーブにおいて二月十九日、二十日の両日、石油輸出国機構加盟六カ国の閣僚が秘密裏に非公式の会議を開きまして、生産削減と価格統一を目指す行動の計画を起草した、こういうことが新聞等で報道されておるわけでありますけれども、こうした動きを含めまして最新のOPECの動き、それの及ぼす日本に対する影響をどのようにお考えであるかをまずお聞きしたいと思うのです。
○武田委員 私、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案並びに商工会の組織等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をしたいと思います。 まず最初に、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案につきまして二、三御質問申し上げます。 この法律ができたのは昭和十一年でございます。この当時は、御承知のとおり三井、三菱等の財閥系の企業が非常に優勢でございますし、さらにまた、国策企業との対抗上、当時の中小企業というのは非常に力が弱いためにひとり立ちができないという状況にありまして、そのために協同組合を通してこそこうした中小企業が守られるということで、組合金融機関としての商工中金が発足し……
○武田委員 私は、まず最初に自動車問題を中心に質問をいたしますが、その前に、最近発表されました「西側世界の安全保障 何が変わったのか? 何がなされるべきか?」と題する緊急報告、これは最近「朝日ジャーナル」に三回にわたって掲載されているわけでありますが、そのことにつきましてちょっとお尋ねをいたしたいと思います。 これは、その中身を読んでみますと、現代の国際情勢の動向分析に当たる各国の研究機関の中でも著名なアメリカ、西ドイツ、フランス、イギリス四カ国の研究所の所長の連名で発表されたものでありまして、核軍拡あるいはまた産油地帯の動揺、アフガニスタン、ポーランド情勢と、動く現実を踏まえて西側世界の対……
○武田委員 私は大臣の所信表明につきまして、まず最初に昨今の国際情勢を踏まえまして、特にレーガン政権の誕生というアメリカの事情、さらにまたソ連が第十一次ですか、五カ年計画を策定して、特に農業への力入れをしていくというような情勢があるわけでございますが、そういう国際情勢の中に置かれている日本の農業の立場というもの、それから今後の日本の歩むべき方向というものにつきまして、大臣がいかにお考えになっているかという、その点の所見をまずお伺いしたいと思うわけであります。
【次の発言】 いま一番大事なのは農業の復権ということが言われておりますが、私も八〇年代を通して考えますときに、やはり農業というものがあら……
○武田委員 漁船損害補償法の一部を改正する法律案につきまして若干質問いたします。
まず最初に、この今回の措置によりまして漁船船主あるいは乗組員等々への過重な負担がないものかどうか、この点について確認したいと思います。さらにまた、ほかの同種保険に比較しまして不利な制度にはならないものかどうか。
それからもう一つ、これが本格実施に移行するに当たりまして、てん補範囲の見直しの要望があるというふうに聞いておりますけれども、その点につきましてどういうふうになっているのか。
以上三点をまずまとめてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私はいろいろと現地に行ってお話を聞きますと、やはり漁業経営という……
○武田委員 きょうは大変お忙しいところを参考人の皆さん方には御苦労さまでございます。二十分の持ち時間でございますので簡潔にひとつお答えいただければ幸いだと思います。 まず最初に林参考人にお尋ねいたしますが、今回行われる行政改革というのは、先ほども参考人の方の話の中にもございましたが、行政機構、特に特殊法人全体を見直し、改善すべきという、そういうことよりは、単純に各省庁別に一つないし二つ統合するのだという数合わせによって世間の眼を欺くような行政改革ではないか、そういう意見もございまして、果たしてこれで本当の行政改革と言えるものかという御意見があるようでございますが、このことにつきまして、林参考……
○武田委員 蚕糸砂糖類価格安定事業団法案につきまして御質問申し上げます。 農林水産省が創立されまして百周年を迎えまして、各部局等々におきまして新しいスタートを決意してのこれからの農業問題というのが、われわれに課せられました、また政府等に課せられました大きな課題でもございますし、日本の農業というものがこれを契機によき方向に向かうことを私は念じているわけでございますが、そういう意味で、今回この二つの事業団の統合という問題が行政改革という名のもとに行われるわけでございます。 行政改革等につきましては、総理以下各大臣等がおのおの決意を持ちましてこの対応を熱心になさっていることを評価するわけでありま……
○武田委員 行政改革につきまして二、三御質問を申し上げます。 鈴木総理が高々と吹き鳴らしました行政改革の進軍ラッパ、それが内外ともにオクターブが日増しに高まりつつあるわけであります。首相の行財政改革に政治生命をかけるという発言、並み並みならぬ決意だと私は思うわけでありますが、歴代の内閣がこの問題に手をかけ、なかなか思うようにいかなかったということ、そこにはそれなりの理由、数々の難題があるわけでございまして、こういうときにこの鈴木総理の決意を踏まえて、所管の大臣としまして中曽根長官はどのような決意でこの問題に対処していくか、その決意のほどをまずお聞かせ願いたいと思います。 また農林大臣としま……
○武田委員 私は、敦賀発電所での放射性物質のたれ流し事件に関係しまして、漁業への影響というものをひとつ御質問したいと思うのであります。
発表によりますと、放射性物質がかなり多く検出されまして、それが水産動植物への影響がどうなっておるかということが心配されておるわけであります。影響はないというのでありますが、食品としての安全は間違いなく保証できる、こういうふうに理解してよいものかどうか、その点、まず最初にお尋ねをいたします。
【次の発言】 そこで、安全であるということで福井県は安全宣言というのを出しているわけです。ところがなかなか消費者への浸透が遅いといいますか弱いといいますか、一たんこういう……
○武田委員 食糧管理法の一部を改正する法律案につきまして、農林水産大臣及び当局のお考えをいろいろとお尋ねいたしたいと思います。 食管法の改正は、二十七年のあの麦の間接統制移行を決めてから実に二十九年ぶりのことであります。その間に改革論議やいろいろな提言あるいは改善の動き等々がございまして、しばしば世上をにぎわしたことがございました。特に、最近では財界あるいは労働界の一部の御意見、提言、さらにまた学者グループの食管制度に対する提言等もあり、全国農協中央会などもそうしたものに対する中央会としての見解なども相次いで出されたわけでありまして、昭和五十五年十一月には御承知の農政審議会が「八〇年代の農政……
○武田委員 昨年の十二月中旬から本年の三月上旬に非常な寒波の到来がございました。特に二月末、二十六、七日の西日本を中心とした記録的な低温によって、果樹、野菜等が非常な被害を受けたわけであります。私たちも早速被害の多かったと言われる愛媛県を初め各地の状況をつぶさに見てまいりました。そして、状況のすさまじさ、農家の皆さん方の御苦労をいろいろとお聞きしてまいりまして、農林水産大臣にはその救済対策につきまして直ちにお願いをしておるわけであります。政府としてもるる御配慮いただいているということでありますが、この果樹を中心とした問題につきまして二、三御質問いたしたいと思います。 まず一つは、先ほど被害状……
○武田委員 二十分の時間で、主要な問題につきまして六点ほどお尋ねしたいと思います。 食管制度は昭和二十七年に改正されて以来の二十九年ぶりの改正でありまして、事の重要性にかんがみまして、これまで質問してきました問題とも重複する点もございますが、再度確認の意味でお尋ねいたしますので、政府の簡潔、明快なる御答弁をまずお願い申し上げます。 第一点は、米穀の需給と管理の指針となる基本計画の策定の問題でありますが、これにつきましては米価審議会等の意見を聞くなど、広く民意を反映させる方途を講ずべきだと思うわけでありますが、いかがお考えか。と同時に、基本計画が生産調整の法的根拠にならないよう運用面での十分……
○武田委員 麓、石山両参考人には、お疲れのところ大変御苦労さまでございます。 今回非常に遺憾な事故が起こったわけでございますが、日ごろ厳しい環境の中でお仕事をなさっているだけに、ひとしお身にしみて御苦労だと私痛感しております。われわれとしましては、十八日に総理に、この件につきましては万全の対応をして、皆さん方にお困りのないように対応するようにと申し入れをしておったわけでございますが、きょういろいろとまたお話を聞きまして、今後一層その原因を究明いたしまして、皆さん方の御期待に沿うようにわれわれとしても精いっぱいがんばらしていただきたいと思いますので、よろしく今後ともがんばっていただきたいと思い……
○武田委員 昭和五十六年産の麦の政府買い入れ価格の決定を目前にしているわけでありますが、これはこの後に生産者米価の問題もございまして、いろいろ深いかかわりがありますものですから、若干の時間、当局にいろいろとお尋ねをしたいと思います。 さて、その前に、まず一つ政務次官にお尋ねしたいのであります。非常に重要な問題として先ほど各委員からもいろいろ話が出てまいりました問題でありますが、世間をいまにぎわしておる行財政改革と農業問題とのかかわりという問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 鈴木内閣は命運をかけて行財政改革をやるということでありますが、どうも行財政改革に名をかりた農業に対する風当たり……
○武田委員 臨時行政調査会、いわゆる第二臨調の一次答申を受けまして、そういう形での米価審議会がきょうから始まっているわけでございますが、本年度産米の政府買い入れ価格がそこで諮問を受けていろいろと審議をされるわけでございますが、いまいろいろと食糧庁から御説明をいただきましたが、結局はその諮問は、まるっきり据え置きという事態でございます。十五円の値上げということ、これはまるまる同じということでございまして、私は、こういう五十三年、五十四年、そして昨年の二・三%といえども、これもやはり物価の上昇等を考えますと実質マイナスである、そういう大方の評価でございますから、四年間こういう事態になるということは……
○武田委員 余り時間がございませんので、御答弁は少し簡潔に、要点だけお願いしたいと思います。 御承知のとおり、いま、畑作物というのは非常な問題を山積しているわけであります。輸入の問題とかあるいは転作あるいは災害、そして価格の問題、こういうような問題を抱えているだけに、そういうものを生産する立場の方々は非常な危機感を強く持っているのが現況ではないか。こうしたときに、間もなく芋あるいはてん菜、大豆の畑作三品の価格の決定があるわけでありますが、そうした危機感を払拭するような政府の対応をひとつお願いしたい、こういうふうに私は思うわけであります。昨年もこの問題につきましてはいろいろと質問したわけであり……
○武田委員 私は、まずいま問題になっておりますチチュウカイミバエの問題につきまして一点お尋ねをいたしたい、こう思います。 この問題につきましていろいろと論議がなされましたけれども、当面、とにかく国内の関係者の不安を払拭するという最大の努力をしていただいて、やはり安心してそうしたものを国民が食べられるというような状況をつくらなければならないと思うわけであります。 いろいろお話を聞いておりますと、今回は当面その心配はないというような話でありますが、私は、まず今後こういう事態が再発したときの対応というものをこの際きちっとしておかなくてはいかぬのではないかというように思うわけでありますが、その対応に……
○武田委員 私は、冷害の問題につきまして、時間も余りございませんので三問ほどお尋ねいたします。 御承知のとおり、東北、北海道を中心として、北関東地域でことのほか冷害あるいは台風による被害が大きいわけでございまして、稲作への打撃もはなはだしいものがございます。昨年も不作、農家は非常に深刻でありますし、ことしは昨年以上に農家への影響力は大きいものと考えざるを得ない。そのしわ寄せは相当のものがあろうと私は思うわけでありますが、こういう農家の実情をよくキャッチされまして、万全の対応をとっていただきたいと思うのです。今回、米価も余り上がらない、また災害、減収、そうすると農業所得、農家の所得も大幅に落ち……
○武田委員 関税暫定措置法の一部を改正する法律案、政府が提出されたわけでございますが、その中身につきまして二、三お尋ねをした上で、最近非常に問題となっております貿易摩擦、農業問題について、私はお尋ねをしたいと思います。 この法案の提出の背景をよく眺めますと、まずこの貿易摩擦を解消する、それから自由貿易体制の維持強化、こういうことを行うということでありますが、各国とも関税を設けているのは、要するに国内産業を保護育成するという前提条件があるわけでございます。現在騒がれているこの貿易摩擦は関税の引き下げで解消するかというと、それだけではとても解消するものではないと私は思うわけでありますが、たとえば……
○武田委員 田澤農林水産大臣に所信表明をいただきました。農政の基本的な問題、当面抱えている多くの問題につきまして、若干お尋ねをいたします。 ここ五年間の様子を見ていますと、東北から大臣が出たケースがもう三度目でございます。それだけに東北というものの置かれている農業の地位というのは非常に高い、こういうことでありまして、大臣も常々、私は農村出身の議員であるということを自負されておりまして、かなりよく内容を御承知のようでございますので、農家の皆さん方も、大臣の今後の動向につきまして、大変期待をしていると思うわけでありまして、その期待に十分にこたえていただきたいという願いを込めていろいろとお尋ねをす……
○武田委員 五人の参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。いろいろと貴重な御意見をちょうだいいたしましたが、私も二十分の限られた時間でございますので、二、三質問いたしますが、ひとつ簡単にで結構でございます、要点だけお願いできれば、こう思います。 まず一番最初に、五人の皆さん方にお尋ねしたいわけでありますが、使用されておる農薬の問題です。これはスミチオンあるいはまたセビモール、こういうものが使われておりまして、農林省当局は低毒性であるというふうに言っておりますが、これはいわゆる急性毒性に限ったことであって、慢性毒性に対してはその疑念は晴れてないということを伺っておるわけであります。そうい……
○武田委員 私は、松くい虫防除特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、大臣並びに林野庁当局に四点ほど質問をいたします。 大臣は、食事だそうです。大臣が来るまで十分間ということですが、おくれると困りますので、その点だけひとつよろしく御配慮いただきたいと思います。 最初に、五十二年に松くい虫防除特別措置法が成立したわけであります。その際、全国の松林を五年間で枯損率一%以下の終息型の微害に抑えるという目的を明示しました。それに向かって、いろいろと質疑の過程で、林野当局は相当自信を持ってその目標達成は可能であるというようなことを言ったのを私も記憶を新たにしたわけでありますが、残念ながら現実は……
○武田委員 私は、自由民主党、公明党・国民会議、民社党、国民連合及び新自由クラブ・民主連合を代表して、松くい虫防除特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の内容を御説明申し上げます。 修正案はお手元に配付いたしましたとおりであります。朗読を省略して、以下修正の内容を簡単に申し上げます。 第一点は、第三条に係る修正であり、農林水産大臣が定める基本方針において、特別防除を行うべき松林に関する基準は、当該松林の存する地域の自然環境及び生活環境に対する特別防除による影響に配慮し、特殊鳥類、天然記念物等の貴重な野生動植物の生存する松林その他の松林で特別防除を行うことが適当でないと認められるもの……
○武田委員 いま、日本の国は、水産業界は非常に厳しい環境に置かれております。燃料の高騰あるいは魚価の低迷あるいはまた後継者が非常に足らないとかいうような問題、それにまたこうした中にあって漁港が不備なところがかなり多いというようなこと、大変問題がありまして、どちらかというと、こうした水産業に対する取り組みというのは今後非常に重要な課題の一つになってくるであろうと私は思っております。 特に、水産業というのは日本の食糧産業の中の一つの大きな柱でございますから、その漁業生産の基盤である、そしてまた水産物の流通の拠点である漁港、さらに、地域社会の中心的な役割りを果たす漁港の整備促進については、国は万全……
○武田委員 漁業災害補償法の一部を改正する法律案につきましてお尋ねをいたします。 昭和三十九年の創設以来、この制度は、中小漁業者の相互救済の精神を基調とした共済事業でありまして、その事業を通して漁業経営者の経営の安定に非常に重要な役割りを果たしてきたということでありまして、私は、それは事実として認めなければならない、こういうふうに思うわけであります。 しかしながら、最近いろいろと情勢の変化がございまして、特に、わが国の水産業界を取り巻く環境は非常に厳しい、そういうことでございまして、私は、この厳しさはこれからも一層強まるのじゃなかろうか、こういうふうに思うだけに、この中身、経営の安定という……
○武田委員 きょうは六人の参考人の皆さん方には大変御苦労さまでございます。 まず最初に、宮原参考人と、それから柴山参考人にお尋ねいたします。 私は、これからの日本の漁業というのは外交というものを重視しないと大変厳しい情勢にますます追い詰められるんじゃないかというそういう気がしてなりません。漁場が狭まる、あるいは先ほど話があったように入漁料が高くなる、あるいはまた乗務員の手当も大変法外なものを吹っかけてくるというような話もございますので、今後、日本の漁業外交というものに対して、特に、政府が今後皆さん方と協力しながら日本の漁業をますます安定的な方向に持っていくための努力をする上での御注文がござ……
○武田委員 私は、農用地開発公団法の一部を改正する法律案につきまして、まず最初に、外務省、通産省、そして大蔵省、経済企画庁、おいでになっていると思いますのでお尋ねをいたします。簡潔にお答えいただきたいと思います。
これから非常に重要な海外経済協力、この事業に当たりまして各省庁どのような精神で臨むことが大事であるか、そのことにつきましてひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 その問題について、経済企画庁、通産省にもひとつ答えていただきたい。
【次の発言】 そこで農林水産大臣、農業開発援助、これからの一つの大きな目玉として各地、特に東南アジアを中心とした、アフリカの開発途上国にとっ……
○武田委員 山口参考人にお尋ねします。 こういう大変な問題をいまわれわれ考えるときに、一般に言われる一つの理論でございますが、当面この摩擦が解消したとしても、何らかの方法でこれは今後ともまた二度、三度同じような貿易摩擦の攻勢があるだろう、こういうふうに言われているわけです。それは要するに、日本の外交や政治的な問題で農林水産業を含めたわが国の国益を守るべきだというしっかりとした対応をしてないからだ、あいまいな対応をしているからだ、こういうことをいろいろな方が言われているわけであります。この点について、山口さんとしてはどういうようにしなければならないというそういう問題、今後、こういう貿易摩擦を二……
○武田委員 最近の日本に対する貿易摩擦、そしてまた農産物の市場開放、枠の拡大、日増しに強いように思うわけであります。私は、日本の農業、そして日本の食糧の問題に対して大変な心配をしている一人でありますけれども、国は総力を挙げましてこの問題の解決に取り組まなければならない、こういうふうに思うわけであります。 日本というのは、御承知のとおり農業、漁業、林業ともにいろいろな面で厳しい環境に置かれているだけに、昨日の参考人の御意見もちょうだいしますと、特に、現在よりも将来に対する心配、不安、そういうものが後継者の確保に多大な影響を与えているということもこれあり、今後の対応というものが、農林水産業の振興……
○武田委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。 先ほどいろいろと貴重な御意見を伺いましたが、私は宮城県でございまして、東北六県、農業地帯、いままで非常によく歩いてきたつもりでございますが、そのときどきに農家の皆さん方から私が見聞きしたことの中で、いろいろ不満やら要望なりを聞いてきました。そういうものを、生の声を通して皆さん方の御意見なりお考えなりを伺いたい、こう思う次第でございます。 それで、私は、今後の日本の盛衰というのは農協の農民に対する取り組み方、大きな比重がそこにあるんじゃないかと考えます。そうなりますと農協における、いろいろな組織体の中における人間、いわゆる職員の皆さ……
○武田委員 私は、農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして数点御質問申し上げます。 まず最初に、大臣にお尋ねいたします。 私は、日本の農業というものを考えたときに、国がいろいろと対応なさるのは当然のことながら、農業団体として大きな組織力を持ち、非常に団結のかたい農協という一つの大きな団体の活動といいますか運用というものを非常に重要視している一人でありますが、いろいろ長い歴史の中で、その本来の役目といいますか使命もどうかすると忘れられがちであるという批判等もあります。ことし第十六回の全国農協大会もございまして、農協としましてもいろいろといままであったそうした非難やらあるいは不備を改め……
○武田委員 まず最初に、午前中からいろいろ問題になりましたブロック書簡なるものについてちょっとお尋ねしたいのです。 われわれは新聞等でいろいろと伺っておるところを判断の材料にしているのですが、言われるように通産省が農産物の輸入自由化のプッシュのために相当動いたというような事実、これは午前中の話を聞いていますと何だかさっぱりわからぬわけです。しかし、新聞を見ますと、非常に生々しい具体的な事実をつづっているわけです。たとえば「ブロック書簡を見て、がくぜんとした。それが国内からと知って、思わずこれが独立国家か、と疑った」と政府のある高官は語ったとか、あるいはまた「通産が作成した文章と書簡は一字一句……
○武田委員 私は、二つの問題を質問します。 一つは、稲作の作柄状況が、私は東北地方を歩いてみまして、非常におくれているということで大変心配しているわけでありますけれども、あとまた台風や長雨による影響もありまして、果たしてどういうような状況を現在まで当局がつかんでいるのか。今後心配されているような不作の方向にいかないかどうかという見通しも含めまして、現況をちょっと知らせていただきたい。聞くところによりますと、どうも低温が続きまして三日ないし七日もおくれている。私も岩手、宮城、それから福島をずっと歩きましたが、全体ではないが、部分的には大変だめだという地域もありますね。そういう点も含めまして、そ……
○武田委員 去る四月二十七日に東北、北陸地方を中心に同時多発しました山火事は、非常な被害を出したわけでございます。岩手県の久慈市、私も現地に飛びましてその惨状を見てまいりましたが、五つの集落が灰と瓦れきに化しておりました。山も、木々はすっかり焦げるように焼けておりましたし、宮城県の利府、富谷町を中心とした山林の被害も大変なものでございました。東北地方だけでも大体五十億以上の農林水産関係の被害がございました。 私たちは、この二十八日、二十九日、現地に行きまして現地の皆さん方にいろいろお会いしましたし、県や市町村等の関係者からもいろいろ事情を聞き、いろいろな要望やら、あるいは大変なる心配、訴えを……
○武田委員 私は、まず最初に農林水産省にお尋ねいたします。
中曽根総理が訪米して以来、農産物の自由化あるいは輸入の枠拡大という話がしばらく小康状態というか、余り騒がしくなくなって静かでございます。これはどういう事情によるのかわかりませんが、今後どういう動きが予想されるものか、四月以降のスケジュール等々で特に御存じのところがございましたら、ひとつお知らせいただいて、状況などを聞かしてほしいと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 政務次官にお尋ねします。
大蔵省としまして、関税率の引き下げということになると、正直言って入るべき収入が入ってこないということでございまして、非常に財政難の折にい……
○武田委員 まず、大臣に二、三点お尋ねいたします。
農産物の自由化、枠拡大の問題について、大臣は、今後絶対にそうした要求には応じないというかたい決意をお持ちかどうか、この点、まずひとつ確認しておきたいのでございます。
【次の発言】 自由化の問題につきましては、人によっては、当面は強い抵抗を示すようであっても、時間の問題で、市場開放は必至であろうという見方をしている方もいるわけであります。できるだけ先に延ばすようにしているようではあるけれども、国際化に耐える農業をつくっていくことも非常に困難なだけに、これは本当に時間の問題としていずれ自由化に踏み切るのではないかという心配をしている人がいるわけ……
○武田委員 原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案及び水産業協同組合法の一部を改正する法律案、この二法律案につきまして、数点、御質問いたします。
まず最初に、前者の法案につきましてお尋ねをいたします。
金子大臣にお尋ねいたしますが、水産加工業の果たす役割り、そしてまたその振興対策についていかが取り組んでいこうとするか、この点についてまず大臣のお考えをお聞かせいただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 それで、水産加工業というのは第二次産業の一つとしまして、私の選挙区の塩釜などはその一つ……
○武田委員 私からは、三点ほどお尋ねをいたします。せんだって一応要点の部分は質問いたしましたが、その後、多少いろいろと考えた中でもう一つ聞いておきたいという問題点でございます。 一つは、日本の水産漁業にとりまして非常に大きな問題となっている水産物の輸入の問題、これをまず最初にお尋ねしたいのです。 わが宮城県もそうですが、日本全体を見ておりますと、世界でも有数の水産物の輸入国である。こういうことを考えますと、水産外交というものは非常に重要であります。特に年々漁業割り当ての確保が非常に厳しい。一つは、入漁料が高くなってきているということがあります。それからまた、国によって割り当て数量の削減など……
○武田委員 前回質問したのでありますが、多少確認をしながら質問したい点がございますので、漁船損害等補償法の一部を改正する法律案でまずお尋ねをいたします。
これは二点お尋ねをいたしますが、試験実施期間中における本制度の収支状況はどういうふうになっているのか。それからもう一つは、これは加入者の拡大促進といいますか、このための対応としての保険料率の引き下げという問題があると思うのですが、この点に対する取り組みはいかがなっているか。この二点をお尋ねいたします。
【次の発言】 いよいよ十月以降、いま長官話されたように本格実施になりますといろいろと予期しないことも出てくるわけでございまして、加入している……
○武田委員 森林法及び分収造林特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御質問いたします。 農林業、これはわれわれの生活にとりましては非常に大事な分野でございまして、食糧生産という部門に携わる農業と、そしてもう一つ、最近とみに緑ということの関心度合いが高まってきておりますが、水資源の涵養とかあるいはまた保健休養とかあるいは大気浄化など、特に山の持つ役割りが非常に大きい。自然環境の保全推進という機能を今後重要視しながら、そこに成長していく森林の活用というものをわれわれの生活の中に十分に取り入れていかなければならないと思っております。そういう意味で、今回の改正はいわゆる開かれた森林づくりだとい……
○武田委員 三点お尋ねをいたします。 私たちは、去る三月の二十五日、大臣に畜産、酪農経営の安定的な今後の推進を目指しまして、価格の問題等を含めて八項目の申し入れを行いまして、厳しい情勢の中で十分救済措置を講ずるようにお願いをしてきたわけでありますが、いまるる質疑の過程の中で非常に厳しい対応を迫ってきたわけでございます。私は宮城県を中心とした東北の地方を眺めたときに、北海道も非常に大変であるが、われわれの周辺にもかなり大変な畜産、酪農家が出てまいりまして、多額の借財を抱えているケースが出てまいりました。特に過去三年にわたる冷害というのがそれに拍車をかけている。総合的に苦労しているわけであります……
○武田委員 四人の参考人の皆さん方には大変御苦労さまでございます。 まず最初に、川俣参考人にお尋ねを申し上げます。 先ほど、普及員が情熱と誇りを持ってその仕事に取り組めるようにすべきであるということをお話しされましたが、私もそのとおりだと思います。具体的にどういうような体制をつくってあげればいいものか。私も普及員の仕事には関心を持ってあちこち歩きますが、正直言いまして、普及員の地位を正当に、しかも非常に高く評価するというよりは、どちらかというと、場所によりましては非常に評価が低い。あるところでは、農協の場合なんかは、わが農協の食いぶちだなんというようなことも言われて、非常に萎縮しているとい……
○武田委員 農業改良助長法の一部を改正する法律案につきまして、いろいろとお尋ねをしたいと思います。 これは、五十二年の四月にも法の一部改正が行われまして、その際も、私は、いろいろ現地の状況を聞きましてお尋ねをしたわけであります。私は、普及事業につきましては非常に関心を持っておりまして、非常に重要な部門だ、こういうふうに思います。 御案内のとおり、協同農業普及事業が農業経営あるいは農家の生活の改善等を通じましてわが国の農業の発展に果たした役割りは非常に大きいということは、万人が認めるところであります。最近、世界的な食糧需給の逼迫を契機にいたしまして、食糧自給率の向上あるいはまた地域農業の確立……
○武田委員 肥料取締法の一部を改正する法律案につきましてお尋ねをいたします。 まず最初に、今回の改正では肥料の登録制度の簡素合理化ということを一つの課題にしているわけでございますが、反面、肥料の品質保全、いわゆる安全性という問題で心配がないかどうかという点がございますが、この点についての対応をどのように今後なさろうとするかという問題についてのお答えをいただきたいと思います。 と同時に、普通肥料の一部につきましては、取り締まりの規制の緩和ということがありますと、やはり今後大事なことは生産、流通段階における事後検査というものを強化していく必要があるんじゃないか、こういうふうに思います。その対応……
○武田委員 私は、沿岸漁業整備開発法の問題につきまして三問ばかりお尋ねを申し上げます。 栽培漁業の問題につきましては、昭和五十六年の第九十四国会で、民社党さんの協力を得まして、わが党としましても栽培漁業振興法案というものを本委員会に提案いたしたといういきさつがございまして、非常に関心を持ってこの問題に取り組んできたということでありまして、今回この法案が一つ大きく前進することを期待をしておるわけでございます。 そこで、まず最初に、まだわれわれの考えとは同じようにまでいかないということで、今後そういう方向に持っていきたいと私は思っているのですが、一つだけここで確認しておきたいのは、広い範囲の回……
○武田委員 時間がございませんから、二点お尋ねをいたします。 精米流通研究会の報告の問題、いわゆる銘柄表示を禁止する、三点セット禁止あるいはブレンド構想というものが出まして、良質米の生産県を初め消費者などでも大変な反発といいますか、反応がございまして、いろいろと私の地元などでも大変な心配をされました。五月十三日、食糧庁は、これは慎重に対処するということを言ったのでありますけれども、憤重に対処するというのはまたくせ者ではないかということでありまして、まず最初に、この研究会の内容に沿った銘柄米の表示禁止についてはことしのいわゆる五十八年産米だけに限るのか、今後この問題は取り上げていくのか、この点……
○武田委員 朝からいろいろと米価に関する問題が質疑されております。私も、ダブるところも相当あると思いますが、御勘弁をいただき、確認をしながら質問をさせていただきます。 まず最初に、私は次官に率直にお尋ねをしたいのですが、稲作農家を中心とした農家を取り巻くいまの諸情勢は非常に厳しいわけです。このような状態で果たして日本の今後の農業は大丈夫なのか、私は非常に心配なんですが、政務次官はその点どういうふうにお考えか、聞かしていただきたい。 今回の米価の決定、いま、何か一・七五%を諮問しているわけですが、これがこのままいったとしたら、今後の影響というのは相当深刻なものが出てくると私は思うのです。その……
○武田委員 農住組合法案の中身につきまして関係省庁にお尋ねいたします。
第一条の法律の目的を定めてある中に「必要に応じ当面の営農の継続を図りつつ」「農地を円滑かつ速やかに住宅地等へ転換するための事業を」云々とあるわけです。そこで、当面というその内容をまず具体的にお聞きしたいのです。
【次の発言】 聞くところによると、この当面というのは十年程度ということを聞いています。それで、もしそうだとすると、一団の営農地に対しまして第一種生産緑地地区に指定されればこの地は宅地並み課税等は免除されるものの、この指定は十年以上、こういうふうになるわけです。これが十年以上の営農継続を前提とする。ところがもし本法……
○武田小委員 両参考人には大変御苦労さまでございます。
最初に参考人の中江さんにちょっとお尋ねしておきます。この矢野経済研究所の調査は三年間くらいかかって調べられたというふうに私伺ったのですが、その結果は二十二、三万反というのが出ているということですが、これはいつごろから追跡調査された結果か御承知でございますか。
【次の発言】 通産省にお尋ねしますが、先ほど課長さんはこの三万六千五百反の輸入枠よりは上回ったものが出ているという問題意識を持っている、一応よけい出ているということは認められる発言でした。いろいろと問題はあるけれども、この矢野研究所の調査というのはそうした余分に出ているということを……
○武田小委員 三人の参考人の皆さんには、大変御苦労さまでございます。いろいろと意見をお聞きいたしましたが、私、二、三御質問いたします。 その前に通産省に確認といいますか、お尋ねをちょっとだけしておきます。 それは、最近いろいろ新聞、ラジオあるいは雑誌等を見ますと、来年の四月に金の公設市場を東京で開設する方針を固め、その準備に入っている、この五月に商品取引所審議会に諮問して七月に政令指定、そして来年四月スタートのスケジュールを組んだというようなことが、これは「商品取引レポート」というのを読みましたら出ているわけでありますが、まず、こうした事実があるのかどうか、もしそうだとすれば、そのわけはど……
○武田委員 私は、日本中央競馬会の国庫納付金の納付の特例について大蔵大臣と農林水産大臣にお尋ねをいたします。
まず最初に、本題に入ります前に両大臣にちょっとお尋ねいたしますが、競馬をギャンブルとお考えかあるいは大衆娯楽とお考えか、まず所見をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 次に、行財政改革の中で特に先ほども話がありましたように高級官僚の天下りというものがいろいろと論ぜられておるわけでありますが、大蔵省、農林水産省は比較的多いということでございますが、今後の対応についてはこの面の相当な努力をしていただくことが必要ではなかろうか、こういうように思うのですが、こうした問題につきまして両大臣のお……
○武田分科員 私は、この際、特に火災対策、火事対策、これについてお聞きしますが、時間もございませんから、答弁はなるべく簡潔、明瞭にお願いいたしたいと思います。 あしたからですか、春の火災予防週間というのが行われるわけですが、毎年、この火災予防週間というのがあると、不思議とそういうときに火事があるわけです。緊張して起こすのかどうかわかりませんが、特に最近は、高層ビル、そういう雑居ビル等が非常に多いというようなことで、そういうところでの火事も相当ある。昨年の川治温泉の例もこれあり、ずっといままで非常に火災の多いのは旅館、ホテルというのがそのトップらしいですね。これは最近出た中に詳しく出ていますが……
○武田分科員 私は、大きく二点につきまして厚生省と労働省にお尋ねいたします。 まず最初に、大臣にお尋ねしますが、国際障害者年ということで、いろいろと体の不自由な方々に対する対応を一生懸命なさろうという努力、非常にうれしく思うわけでありますが、心身障害者、その中で特に私は、この間の予算委員会でも質問がありまして、心の方の障害者の方に対する対応が非常に弱いのではないか。大臣も、いろいろ格差があり過ぎるということで、法的にもあるいは何らかの措置をしなければならないということをおっしゃいまして、お考えがあるようでございますが、今後の対応として、この精神薄弱者といいますか、そういう心の障害者の方に対す……
○武田委員 私は、農業問題を中心に若干お尋ねいたしますが、大蔵大臣が何かいろいろと御用があるようでございますから、大蔵大臣に関係ある部分を先に、それに関連して各大臣、省庁のお答えをいただきたい、こういうふうに思います。
まず最初に、いま審議中の行革関連特例法案の一つでございます地域特例補助率の引き下げの件でありますが、この件につきまして、一つは一律削減するという問題、なぜ一律削減かということ、それから元利償還のための財源の半分は地方自治体が負担せよ、なぜ半分なのかという二点について、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 政府が試算されました各地方自治体あるいは指定都市がどの程度……
○武田小委員 お二人の参考人には、きょうは大変御苦労さまでございます。 まず最初に、田中参考人にお尋ねいたしますが、前回五月十二日おいでいただいたときも、いろいろ御意見をちょうだいいたしました。その際、先物取引の必要性は感じていない、金の魅力を利用した無理押し販売はやらないことにしているのだというふうな話もされました。 今回、日本金地金流通協会では、年内新設を予定されている金取引所には不参加を表明しているというふうに伺っているわけでありますが、このことは間違いないことでございましょうか。一応確認をしておきたいと思います。いかがでございましょうか。
○武田分科員 私は、国土庁に対しまして、三全総の問題それから観光産業の問題についてお尋ねをいたします。
まず最初に、長官新しく就任されまして非常に張り切っていると思いますので、いま行われつつある三全総に対しまして、特に東北の開発という問題につきまして今後どのように取り組まれていかれるか、その御決意と方向性につきましてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 いまいろいろとお答えをいただきました。国土の均衡ある開発あるいはまた定住構想の促進、まことに結構だと思います。この問は国土審議会の東北開発特別委員会がございまして、私もその委員の一人でございまして参加いたしました。過去何回かこの会合に出な……
○武田分科員 私は、二つの問題についてお尋ねをいたしますが、一つは精神障害者の問題、それから腎疾患者に対する問題です。 まず最初に、腎臓病の予防ですが、この問題について予防を含めましていろいろと透析など大変な御苦労をしている患者が非常にふえているようでございますが、総合対策といいますか、そういうものがどういうふうになっているかということをまず聞きたいわけであります。 いろいろとそういう方々にお会いしますと、何としても早期発見に力を入れてもらいたいという要望が非常に多うございまして、現実の段階においてはどうもこれが思うように進まないのじゃないか、そのためにいつしか重い病気になっている、こうい……
○武田分科員 私はまず最初に通産大臣にお尋ねをいたします。 いま、三全総が動き出してずっと来ておるわけでありますが、これは国土の均衡ある発展あるいは定住圏構想ということで、その中に占める通産行政というものの位置は非常に高いわけでありまして、特に東北開発という点一点にしぼってお尋ねするわけでありますが、東北というのはこれからかなりの対応をしていただかなければならない地点でもあるし、日本の重要な地方でもございますので、その点を踏まえながらひとりお答えいただきたいと思うわけであります。 第一点は、大臣は東北の地域経済の自立度をどういうふうにとらえているかということ、もう一つは、東北への企業、工場……
○武田分科員 私は、二点につきましてお尋ねをいたします。
まず最初に、最近とみに心配されております学校内外における児童生徒の暴力、非行の問題でございますが、その原因をどのように分析をされているか、それから、それに対してどういうふうな対応措置をこれまでなさってきているか、その結果どういうふうな現状であるか、この点、まずお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 いろいろとお話ございましたが、たとえば校内暴力が起こるその要因、大体子供自身の問題もございましょう、家庭環境もあるでしょう、地域の問題もあります。さらにまた、いま大臣のお話の中にもありましたように学校自体の問題もある。そういうものが絡み合……
○武田分科員 まず大臣にお尋ねをいたします。
私は専修学校につきましてちょっとお尋ねをしたいと思うのですが、昭和五十一年ですか、専修学校という制度が発足いたしましてもう七年目に入るわけであります。専修学校というものの地位といいますか、その評価、どのようにお考えでございますか。まずその点をひとつお聞かせいただければ、こういうふうに思います。
【次の発言】 大臣、そういうのが専修学校学校なわけです。私はこの専修学校というのは非常に貴重な存在だと思うのです。というのは、大体大学進学は頭打ちで、特に短大などよりは専修学校へ行く子弟が非常に多いわけです。しかも、会社の方もここを出てくる生徒というのは非……
○武田分科員 私は、いま新しい公害として全国的に注目をされております、いわゆる雪の多い地方、北海道や東北あるいは北陸を中心としてスパイクタイヤによるアスファルトの粉じん公害、この件につきましていろいろと質問してみたいと思うのです。
最初に、環境庁がおいでになると思いますので、環境庁にお尋ねしますが、これは全国的な実態をどのようにとらえておりますか、そしてまたこの対応というのをどういうふうになさっているのか、まずこの点をひとつお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 昨年、仙台弁護士会から、規制法令を定めて使用を制限せよというような意見書が出ていると思うのですが、御存じでしょうか。また、こ……
○武田分科員 私は、腎疾患対策、この問題について質問をいたします。 これは昨年もこの分科会で一応問題にしたわけでありますが、ここ十年の間に腎疾患対策というのはいろいろな面で前進をしていることを私も認めます。特に近年の人工透析療法の普及と進歩、これによりまして、かつては死を待つしかなかったような腎不全患者が延命もできるようになったということでありますし、また治療をしつつ社会復帰も可能になったという方々もたくさんおりまして、非常によいことだと思います。また最近、特に腎臓移植の普及、これが進みまして、腎不全患者に大きな希望を与えていることも承知しておりまして、これは関係者の努力、当局厚生省等の努力……
○武田分科員 まず最初に、建設大臣にお尋ねをいたします。 私は、東北開発の問題でお尋ねをしたいのでありますが、三全総、四全総、こういくわけでありますが、見ておりますと、どうも余りさえないのですね。なぜかといろいろ考えてみますと、どうも予算的な措置がばらまき的なものが多いものですから、あちこちに金がとられるので、そういうことになっていくのじゃないかと思うのですが、東北の開発の重要性というものはいろいろな分野で主張されている。たとえば農林水産省に言わせれば、食糧供給基地である。これはもうそのとおりです。東京、関東を中心とした地域には大変おいしい米を中心として提供をしている。また電力とか水などは、……
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