このページでは小野信一衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○小野信一君 日本社会党を代表して、ただいま議題となりました住宅・都市整備公団法と政府の住宅政策の基本について質問をいたします。 わが国の住宅政策は完全に失敗をいたしました。その最大の理由は、政府に土地政策がなく、一億総不動産屋と言われるとおり、土地を投機の対象とし、汚職と黒い霧のるつぼにしてしまったからです。 このことを証明するように、ここ数年の都市圏の宅地価格の上昇は年率一〇%を上回り、いまや勤労国民にとって住宅を手にすることは高ねの花となり、全く困難になりました。この責任は、まことに重大と言わなければなりません。 鈴木総理は、いま国民に対して、近い将来どのような生活を約束し、また保……
○小野信一君 日本社会党を代表して、住宅金融公庫法の一部を改正する法案に若干の質問をいたします。 西ドイツの首相アデナウアーは、敗戦直後ケルンの瓦れきの上に立って、すべてを住宅建設へと訴え、その解決を政治の最重要課題にいたしました。 いまから四十八年前、一九三四年、アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトは、国民の三分の一が貧しい身なりをし、貧しい食べ物をとり、貧しい住宅に住んでいるのを私は知っている。国は、このようなことが正義でないことを知っており、かつ理解して、この根絶に乗り出そうとしていると述べ、国民が貧しい衣食住の中に生活することは正義の原則に反すると強調し、住宅問題を政治の重要課……
○小野委員 私は国鉄の運賃料金問題にしぼって質問いたしますので、簡潔な答弁をまずお願い申し上げます。 国鉄の運賃値上げによって困るのは直接の利用者であることは言うまでもありませんけれども、卸売物価あるいは小売物価にはね返ることもまた国民にとっては大変な問題でございます。このこと自体は目新しいことでないことはもちろんでありますけれども、原油の高騰によってより大幅になり、経済全体に負担を負わせるという点で、従来より顕著になっております。今後ともに石油価格の高騰が続くものと考えますので、その都度公共料金の値上げによって不公平に国民に負担がかぶさっていくということになりますと、私は政府の施策あるいは……
○小野委員 先輩、同僚議員から何度も大臣なり関係局長にお尋ねになっている問題でありますけれども、最初にお伺いしますのは、現在の地価に対する国土庁の認識と将来の地価の見通しについて、まず大臣の所見をお伺いしておきます。
【次の発言】 国土庁が四月一日で公示しました五十五年の地価公示によってみましても、一八%程度ということは言われておりますけれども、民間調査機間によりますと、二〇ないし三〇%の上昇という数字が出ております。これは後に改めて詳しくお聞きしますけれども、現在の地価は日本列島改造論が出されたころの狂乱物価、土地の高騰と同じような急激な高騰を見ておると考えております。民間調査機関も国土庁も……
○小野委員 昨年、KDD、鉄建公団、住宅公団と特殊法人による汚職、不正経理、空出張が続々と発生いたしまして国民から厳しい批判を受けました。少しは反省の色が見えるだろう、そう思われたやさき、きのうの夕刊を見ますと、建設省の所管であろう、監督下にある下水道事業団で汚職が摘発されておることを見ました。改めて容疑者の氏名、役職名、汚職の内容について監督責任者、担当者からまず報告を求めます。
【次の発言】 贈賄側の会社名は松下電器とわかりましたけれども、所在地あるいは松下電器の、角田に対して贈賄をした担当者名、役職名あるいは会社の資本金、従業員数、事業内容等を含む会社の概要について報告を求めます。
○小野委員 最初に大臣の所見をお伺いしますけれども、川、沼、湖、これらは建設省の所管であり、大臣が最高監督者であるにもかかわらず、これらの水質の汚濁基準、防止等について何ら権限がないということについては私は非常に不合理を感ずるのですけれども、それらに対する大臣の所見を最初にお伺いします。
【次の発言】 大臣は、監督者の立場にありながら、水質汚濁、それに対する発言権能がなくても建設行政は十分進められる、支障がないと判断されておるようでありますけれども、河川局あるいは下水道部長にお尋ねしますけれども、来ておりますか。――水質に関する権能がなくても建設行政が十分進められるとお考えになりますか。
○小野委員 先ほど大臣のごあいさつの中で、わが国の物価、景気についての所見をお伺いしましたけれども、実際の経済に直接携わってこられました大臣といたしまして、経済企画庁の部下が書いたものではないこれからの景気と物価について所見をお伺いいたします。
【次の発言】 大臣の答弁はおくといたしまして、次に局長にお尋ねしますけれども、昭和四十八、九年の狂乱物価の際には、卸、小売ともに三十数%の値上げでありました。第二次オイルショックは、卸売物価は確かに二十数%の上昇でありましたけれども、小売物価は九%前後で抑えられております。復習という形になりますけれども、なぜ第一次オイルショックの際にはあれほど狂乱物価……
○小野委員 大臣の直轄河川ではありますけれども、水質については何ら権限のない建設省でありますけれども、現在、北上川水質汚染の新中和処理施設の問題が維持管理主体のことで停滞いたしておりますので、その議論の経過を申し上げながら、大臣として早急に解決していただきたいという要望を兼ねまして、大臣にしばらくの間そこに座っておっていただきたい、こう考えます。 御存じのように北上川は岩手、宮城両県の穀倉地帯を貫通する全国第四位、東北では流域地域第一の大河川でございます。その豊かな流れは、文化的にも経済的にも東北の発展のために大きな寄与をいたしてまいりました。しかし、北上川の第二支流である赤川上流部で明治初……
○小野委員 最初に、大臣の所見をお伺いします。 宅地開発公団が設立される際に、私ども社会党はこれに強く反対いたしました。 その理由の第一は、住宅供給を円滑に行うには住環境機能を含めて住宅公団を総合的に拡充すべきであり、建物と宅地の整備を切り離して二つの公団で行うことは不合理であり、しかも造成費、金利等の財政面からも不効率だ、こう考えたからであります。 第二は、すでに高い、狭いあるいは遠いという、公団の住宅供給の問題点が顕在化している中で、宅地開発公団は、公共住宅の供給だけではなくて、宅地の切り売りを行う事業内容が含まれており、大都市圏において住宅に困窮する勤労者に、良質で低廉な公共賃貸住……
○小野委員 最初に大臣の御所見をお伺いいたします。
四国四百万人の県民の希望は三ルート同時着工、同時完成であったろうと考えます。ところが、残念ながら種々の事情によって一ルート四架橋という工事の進捗状況になったわけですけれども、四国県民はやはり三ルートの完成を大きく望んでおることは間違いないと確信いたします。したがって、建設省では今後三ルートの完成についてどのような考え方を持ち、計画を持って進めようとしておるのか、大臣はまたそれをどのような形で実現させようとしておるのか、所見をお伺いいたします。
【次の発言】 要するに、いまの答弁から推察するには、具体的には十年後なり二十年後には必ず完成させて……
○小野委員 国鉄が運輸大臣に申請いたしました運賃改定のための理由を拝見いたしますと、国鉄再建法の成立によって再建のための法的基盤が整備され、抜本的な国の行財政上の対策がとられることになったと評価しておりますけれども、私はそれほど今回の再建法の成立によって国鉄の財政が抜本的に改善されるとは考えませんけれども、具体的に再建のための法的基盤とは何を指しており、抜本的な国の行財政上の対策とは何を指しておるのか、まず説明を求めます。 この二つのことは、国鉄みずからの厳しい経営改善努力を前提としながらも、物価の上昇に見合う運賃の値上げをすることによって、五十年代あるいは六十年の初頭に収支の均衡ができると……
○小野委員 最初に、大臣の所見をお伺いいたします。昭和四十八、九年第一次オイルショックのときに、狂乱物価になりました。この狂乱物価は原油の高騰によってもたらされたものである、当時こういう説明がありましたけれども、その後調査したり分析してみますと、昭和四十六年ころからすでに高度なインフレーションが起こっておりまして、マネーサプライの増加率が二十数%、三年も続いております。同時に短期循環あるいは中期循環がともに下降局面に入っておる。この二つの悪条件のところに原油の高騰が重なって狂乱物価と不況、要するにスタグフレーションが起こった、こう言われております。この経過を見ますと、政策的な失敗、政策的な立ち……
○小野委員 最初に、大臣の所見をお伺いいたします。
昨年の政府の物価見通しは六・四%、しかし残念ながら七・八%に急上昇いたしました。ことしの見通しを聞いたとしても、初めでありますから、はっきりした答えができるわけじゃないと思いますけれども、今年度の五・三%の物価見通しを達成するためには、現在考えられる不安材料というのはどういうものなのか、そして今回の、今年度の物価見通しについて大臣の所見をお伺いいたします。
【次の発言】 ことしの消費者物価の心配な点は輸入物価の上昇、特に石油だ、こういう大臣の答弁であります。それに加えて食糧も、あるいは穀物の輸入価格の上昇も心配される二つの点ではないか、こう……
○小野委員 私は、住宅建設と家賃問題について質問をしますけれども、住宅建設を質問するということになりますと当然土地価格、地価の問題に触れませんとかっこうがつきませんので、最初に大臣の所見をお伺い申し上げます。 わが国の地価指数を見ますと、一九五五年から七三年までの十八年間で約二十八倍になっております。GNPは一九五五年約九兆円でありましたのが七三年には百三十二兆円になっておりますから十五倍です。日本不動産研究所の発表によりますと、一九七六年一平米の住宅地価格は、日本は三万五千円、イギリス二千百円、アメリカ三千九百円、西ドイツ六千百円です。日本の住宅地価格はイギリスの十六倍、アメリカの九倍、西……
○小野委員 最初に建設大臣にお尋ねします。 先日、建設行政の基本施策に関する所信表明をお聞きいたしました。聞きながら、どこかで聞いたことのある所信表明だなと思いましたし、印刷物を見ましても、記憶のある文章だったものですから、帰って斉藤前建設大臣の所信表明を見ますと、大同小異といいますか、つけ加えられておるのは入札問題とホテル・ニュージャパンの火災問題だけで、形容詞が削られただけでありまして、内容は全く同じだといってもいいくらいでありました。 もちろん建設行政の推進の仕方は、各領域の五年計画、長期計画を中心に進められるわけですから、そんなに異なるはずはないという視点もあると私は思いますけれど……
○小野委員 昨年の十月から十二月までの昭和五十六年度第三・四半期の実質経済成長率がマイナス〇・九と発表されました。年率に換算してマイナス三・五%、国民はわが国の経済の先行きに非常に大きな不安を抱いております。以前でありますと、財政的にもあるいは金融的にもてこ入れが可能でありましたけれども、現在はそれらのてこ入れが非常にむずかしい、金利を引き下げるにいたしましても、直ちに輸出の増加になって、現在問題になっている貿易摩擦を引き起こしかねない、こういうことから金利の引き下げもまた非常にちゅうちょされておる実態であります。その景気のてこ入れに対して残された道は、公共事業の前倒しあるいは住宅建設の拡大、……
○小野委員 大臣の所見を伺うつもりでおったのですけれども、欠席でございますので政務次官にかわって所見をお伺いいたします。 文部省検定の光村図書出版株式会社、中学一年国語に「日本を考える」という項が出ております。その中に「川と人間」という項目がありまして、伊藤和明さんという人がこういうものを書いております。いろいろ書いた後で、結論として「大昔から人間は、一方では川を利用するとともに、他方では川を治める努力を怠らなかった。しかし、現代の人間は、目先の利益にとらわれて、川本来の性質を無視してきたのではないだろうか。その結果、予想もしなかったような災害が人間自身に降りかかってきている。人間が水害の種……
○小野委員 昨年の十月から十二月までの第三・四半期の実質経済成長率マイナス〇・九、年率換算して三・六とも三・七とも言われておりますけれども、この数字が発表になってから、わが国の経済の先行きに対して国民の間に非常に大きな不安感が出ております。政府の実質経済成長率目標数字四・一の達成は、すでに困難になったことは確実だろうと思います。民間の調査機関あるいは研究所等の試算によりますと、三%台あり、あるいは三%も割って二%台になるのではないかという予想すら出ております。 経企庁ではことしの実質経済成長率の見通しをどの程度と算定しておるのか、現在の条件の中でどのように試算しておるのか、発表していただきた……
○小野委員 一般質問のしんがりを承りまして、建設大臣の所信表明に若干の質問をいたします。 最初に、公団自治協の皆さんもおいでになっておりますので、短い時間ではありますけれども、公団家賃問題について質問と現在までの経過に対する確認をしておきたい、こう考えます。 公団家賃の値上げ申請は、本委員会の議論の状況から見ましても、近々行われる気配が濃厚に感ぜられます。この申請自体、きわめて私どもは遺憾なことだと考えておりますし、わが党の申し入れに対する建設省の回答を見ましても、あるいは先日わが党の山花議員の質問に対する大臣の答弁でも、過去の経緯、経過を踏まえて対処する、こういう立場が説明されております……
○小野委員 最初に大臣の所見を伺っておきます。 第八次道路整備五カ年計画までの道路づくりを取り巻く環境と、第九次五計を取り巻く環境ではずいぶん大きな違いが出てきておると私は考えます。第一は、やはり国家財政、地方財政を含めて非常に悪化しておる。第二は、経済環境の悪化。昭和三十年代、四十年代でありますと、一〇%前後の経済成長率がありましたけれども、五%に下降し三%に下降してしまった。それらを背景にして、大蔵省もまた非常に厳しい条件をつけてきておる。大蔵省の「歳出百科」、五十五年八月に出したものを見ましても、今後道路投資をどのように進めていくべきかが重要な検討課題となっている。あるいは道路特定財源……
○小野委員 お忙しいところ私どもの審議に御協力くださいました三人の先生の皆さんに心からの御礼を申し上げます。 最初に石原先生にお伺いをいたします。 公団基本問題懇談会は、名前が示すように公団の基本問題について審議する場だと私は考えますり五十三年の値上げのときも、公団の基本問題である長期未利用地、空き家の解消に非常に注文がつきました。毎年、行政管理庁あるいは会計検査院から是正の勧告が出されておることも事実であります。懇談会では、値上げの議論をする前に、こうした長年批判を受けてまいりました問題を議論すべきだと思いますけれども、今回、それらの基本問題に十分議論がなされたのでありましょうか。どうも……
○小野委員 今回の法律改正で小規模木造建築士という冠称をいただきました皆さんが、いま日本の経済の中で最も不況の立場にあるんじゃないだろうか、こう私は考えます。この立場を考えると、工事者である大工さん、工務店の皆さん、それから建て主、それから政府、この三つがお互いに痛み合うというなら私は納得できるんですけれども、現在の不況を小規模木造建築士の皆さんが最ももろにかぶっているという感じがするのです。これから日本の住宅建設を進めていく際に、不景気対策としていろいろな政策が行われる、このことが今回の小規模木造建築士にもろに不況をかぶせた一つの大きな要因になっているんじゃないだろうか。そうなってくると、政……
○小野委員 被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げますとともに、復旧復興の一日も早からんことを祈念して質問に入ります。
ただいま工藤先生から質問がありましたので、重複を避けまして、できるだけ別な問題を取り上げていきたいと思います。
最初に、国土庁長官にお尋ねしますけれども、岩手県の久慈市の経済水準あるいは社会水準とでもいうものでしょうか、その実態をどのように認識し、把握しておられますか。
【次の発言】 昭和五十五年の全国平均所得が百六十五万でありますから、久慈市は七七%にすぎません。東京都民一人当たりの二百三十万円に比較いたしますと、五五%に相当いたします。久慈市の予算規模は約百十億で……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。