このページでは串原義直衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○串原義直君 私は、日本社会党を代表し、政府提出に係る食糧管理法改正案並びに農業、漁業、林業三白書に関連して、総理並びに関係大臣に順次質問いたします。 まず、農業白書に触れつつ、食管法改正案について伺います。 鈴木内閣は、さきに総合安全保障会議を設置し、ことのほか軍事力拡充に熱意を傾けているように見えてなりません。この姿勢に強い危惧の念を抱くのは私一人ではないでしょう。 わが党は、かねてから、国の安全保障にとって優先さるべきは、自国の国民食糧は自給することであると主張し続けてきたところであります。 鈴木総理、国の安全保障にとってまず必要なことは、戦車ではなく食糧の安定確保であると確信ず……
○串原委員 諮問案は、つまり二・三%、金額にすると、六十キロ当たり、時間の関係上一俵ということをこれから言いますが、三百九十五円ということになったわけでありますが、わが党の試算によりますと、据え置きになりました二年前からいろいろな物価はずいぶん上がっている。時間がないですから幾つも申し上げるわけにはいきませんが、米価据え置き期間中、つまり四十二年三月から今日まで、光熱費は約五〇%、肥料は八・五%、農機具は七・八%など、ずいぶんと生産費も上がっている、こう私たちは理解をしているところであります。特に秋に向けて肥料や農機具などはまだ上がっていくでしょう。でありますから米価が上がるのは当然である、こ……
○串原委員 私は、「農産物の需要と生産の長期見通し」と、それに関連して農林水産大臣に伺います。 私は、この「長期見通し」、「参考資料」、農政審議会からの「八〇年代の農政の基本方向」を見て、このままで推移するならば、わが国は遠くない日、食糧で足をすくわれるのじゃないか、こういう強い危惧の念を抱いた者の一人であります。この基本方向の中に食糧安保なる言葉が盛られるようになってまいりましたけれども、まず大臣に私が伺いたいと思いますことは、国の安全保障を考えますときに、わが国の置かれている立場、条件、国際情勢等々から見て、国の安全はまず食糧の確保を最優先さるべきではないのか、そして、その上に立って政策……
○串原委員 水田利用の二期対策について私は伺ってまいります。 ことしは大変な冷害を受けた、未曽有の冷害と言われた、食糧需給の見通しも楽観できない国際情勢である、そういうことから少なくとも一年は延期をすべきだという農民の声は強かった。仮に百歩譲っても五十五年度のままの減反面積で据え置け、あるいは奨励金の引き下げには絶対反対です、こういう農民の要請は切実でございました。 しかし、それに反してすでに議論をしておられますように六十七万七千ヘクタール、五十五年度比十四万二千ヘクタール、パーセントにすると約三〇%増加の減反面積を決めた。そうして奨励金も引き下げられるという状態になった。つまりこれは、目……
○串原委員 まず初めに、養蚕蚕糸問題について伺ってまいりたいと思います。
最初に統計について伺いますが、五十五年は前年対比、肥料、農薬、農業機械器具、それぞれ値上げの率はどのくらいであったか。それから同じく農業労働賃金は前年対比どのようになっておりますか、お示しを願いたいのであります。
【次の発言】 繭の一キロ当たり生産費調査、五十四年、五十五年それぞれどんな数字になっておりますか、これは全国平均と、参考のために伺いますけれども、群馬、若干地域情勢の違う長野等について、地域の実情も含めて数字を示してもらえるならば幸いだ、こう思います。
○串原委員 私は本会議でも食管法改正問題についてただしたところでございますが、今回の改正でも食管制度の根幹は崩さない、こういう答弁をされたわけでございますけれども、今日時点で大臣の考えている食管の根幹とはどういうことか、改めて私、確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 つまり根幹というのは、大臣もいま若干触れたけれども、政府の直接買い入れによる全量管理、これが一つ、二つ目としては、生産者には再生産確保の価格を補償していくということ、三つ目には、消費者には家計の安定を保障する価格を政府が決定して供給をする、こういうことだろうと思うのです。大臣は、これを確認していいですか。
○串原委員 私は、カモシカ問題について伺います。
カモシカの保護及び被害対策について、五十四年の八月、環境庁、文化庁、林野庁が今後の方針について四項目合意、確認したようであります。この対策推進の窓口は、どこの庁が担当をするのですか。
【次の発言】 そうすると、カモシカ問題が持ち上がったときには、あなたのところで管掌をしてそれから関係庁と協議をしていく、こういうことですか。
【次の発言】 カモシカの生息調査を進めておられるようですね。そこで、私の手元にも資料がございますし、五十四年の八月十四日、それぞれの新聞が報道しているのですけれども、今日の生息状況は非常にふえてきている、こういう結果が出て……
○串原委員 先ほどから政府の答弁を聞いていると、四十六年ごろ第一期米の余剰期という言葉を使って、需給の均衡というふうに何回か答弁されている。私は、この質問に入るに当たって明確にしておきたい。 それは、四十五年、四十六年、つまりあのころの米の余剰期といまとは、基本的に中身がまるで違うのだ、これを私はきちっとしておきたいと思う。あのころは米をつくろうじゃないかというのでみんなで力を合わせてきたら、幸いにと私は表現しておくけれども余った、こういうことでしょう。ところが今日は、政府の行政指導によって全国的な規模で生産調整をやってきている。その中で米が余剰になったということは、全く昭和四十六年ごろとは……
○串原委員 まず、食管法、水田転作問題について伺います。 昨年に続いてことしもいまのところ天候を見ると大変不作の様子だ、こういう立場で、過般米価決定の直前、本委員会で私は指摘をいたしました。ところが政府は、ことしは大丈夫だという意味の楽観視される答弁をなさったわけです。ところが結果はまことに重大な事態だと私は見ているところであります。 私の地元でもまずまず大丈夫だろうと思っていたところが、現実に脱穀してみると非常に量が少ない。これは私のところだけではなくて、豊作と言われている西側の地域でもそうではないか、こう考えているのです。その結果、米の需給に問題が生じているのではないか、こういうことを……
○串原委員 今回の豪雨災害で被災された皆さんに、心からお見舞いを申し上げたいと思うわけであります。
さて、国土庁長官に伺いますが、今回の災害は激甚災害法による指定をするという方向で作業を進めておりますということでありましたけれども、その指定はいつごろをめどとお考えになっていらっしゃるか。
【次の発言】 これは大臣、言うまでもないことですけれども、災害対策の大切なことはやはり一日も早いということ。いま一つは、被災された皆さんに安心してもらうということですね。そうであるとするならば、できるだけ早いということが激甚災の指定に求められているのではないか。さらに言うまでもありませんけれども、すべての災……
○串原委員 去年の秋、農林省は、食糧輸入に支障を生じた場合わが国の栄養水準はどうなるかという試算を公表いたしましたね。そのことは、このまま農業の後退、自給率の低下ということが進んでいくということになると、わが国にとって大変なことだという危機感をも含めて検討、試算をし、そして発表した。私は、これは意味の深い、重いものであるという理解をしているのです。大臣の所見を伺いたい。
【次の発言】 つまり、だからこれは食糧安保の立場から寸時も油断してはいけないんだ、そういう意味も含めて試算し、考えたものである、こういう理解でいいわけでしょう。
【次の発言】 わが国の世界から求めておりますところの食糧輸入の割……
○串原委員 実は、二日ほど前に一部新聞で、農林水産省がやみ超勤手当を支払っているという報道が大きくなされたのでございますが、農林水産省の中で払われている超過勤務手当は約五十億円、具体的に指摘をいたしまして、この超過勤務手当は、つまり、月一万二千円払われている。このうち九千四百円程度が残業をしたようにして払われている、つまり、やみ超勤である、こういうことを指摘をしているわけでございますけれども、内容は事実どうなのか。ここに指摘をされたように、やみ超勤手当というようなものが支払われていたのかどうか、この際、明らかにしておいてもらいたいと思う。
○串原委員 まず私、大臣に伺って質問に入りたいわけでありますが、農用地開発公団法の改正の必要を今回生じた理由、要因は何でありますか。あなたの提案理由の説明によりますと「国際協力事業団を通ずる政府ベース技術協力の実施体制の下において、公的機関による組織的推進が必要となってまいりました。」とありますけれども、それを農用地開発公団にこの業務を担当させることにした背景、検討の経過、それを含めまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この法律改正案の中で十九条の二の一「国際協力事業団その他政令で定める者の委託に基づき、」こうありますね。国際協力事業団のことはわかりましたが、「その他政令で定める者……
○串原委員 いま委員長から指摘がありましたように、私は、自由化が地域農業に与える影響という立場で、杉本さんと白石さんの御両所にちょっとお答え願いたいのでございます。 といいますのは、さっき愛媛の高門さんですか、後継者の嫁不足は深刻であると大変切実な御意見をいただきました。それから林さんでしたか、自由化の方向が出てきて、秋田では三人の後継者が農業を継ぐつもりだったけれども、どうも自由化の方向になったのじゃうまくないというのでほかの職業の方にかわっていってしまった、こんなお話がございました。まさに大変だと思うわけでございますが、私の地元でも実はそういうことがあるわけです。農業が過保護ならばこんな……
○串原委員 私は、農林年金の改正法案につきまして伺います。 いま、わが国の公的年金制度について、それぞれの機関で研究、検討が進められております。そして、ことし七月をめどに出されるであろう第二次臨時行政調査会の第二次答申では、大きな改革を具体的に求めてくるものと予想されます。ことに最近では、財政的な行き詰まりを来した公共企業体年金の併合構想、さらには各種年金の一元化構想が検討されるなど、いよいよ具体的になってまいりました。その中にあって農林省としては、年金制度の将来はどうあるべきか、公的年金の中に農林年金をどう位置づけるべきか、検討願っておられると思いますが、その見解を承りたい。
○串原委員 五十六年産米の生産費の数字が出ました。それによりますと、六十キロ当たり二万三百七十八円。これは、よほど大規模な農家でも米価を上回ったところの生産費になるのではないか。
この生産費から計算いたしますと、現行の米価で生産費と所得の補償される農家規模は何ヘクタール以上になると計算されていらっしゃるか、教えてもらいたい。
【次の発言】 それは、あなた、無責任な答弁だな。冗談じゃない。食糧庁、あなたのところで出した資料に載っているじゃないか。私の計算するところ、私の見るところでは、この第二次生産費で勘定に合う農家経営規模というと二町歩以上ということになるんだ。そうじゃないですか。見当つけて……
○串原委員 私は、湖沼対策、湖沼法につきまして伺いたいと思います。
環境庁長官は、所信表明の中で「湖沼法案について、今国会への提出を目指してさらに政府部内調整に努めるなど、総合的な湖沼環境保全対策を推進してまいります。」と、こう言っておられます。いま準備しておられるその法案の名称、それから骨子ですね、概要でよろしいですけれども、お示しを願いたい。
【次の発言】 そこで長官に伺いますけれども、報ずるところによりますと、中曽根総理大臣が一連のタカ派路線を修正するということでしょうか、内政重視に軌道を求めるという立場から、環境庁に対して湖沼対策を強化するように、二月二十八日に指示したと言われます。……
○串原委員 まず最初に、蚕糸業の問題について伺いたいと思います。
これは基本的な問題でありますから、次官に御答弁を願いたいわけでございますけれども、この蚕糸業政策は幾つかございますが、その政策の中で政府が最も重視して考えているという根幹は何であるか、お答えを願います。
【次の発言】 つまり、こういうことですね。蚕糸政策は幾つかあるけれども、最もその中心となる根幹は蚕糸価格中間安定制度である、政府はそう考えているということですね。
【次の発言】 大事なところだから、次官にもう一度伺います。
つまり、蚕糸の政策はいろいろあります。いろいろやっています。しかし、その一番大事な柱、根幹はいま行われ……
○串原委員 政府は、本法案提出の趣旨の中で、林業活動の停滞、森林及び林業をめぐる諸情勢の変化という意味の説明をされているわけでございますが、その具体的な内容はどういうふうに理解されていらっしゃるのか。
なお、その情勢変化を踏まえまして、今日の林政に対する基本的な認識についてまず大臣の所信を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 つまり、したがって山をめぐる情勢というのは大変好ましくない情勢であるということですね。
大臣からちょっと御答弁を願いたいのでございますが、いまも具体的に数字を挙げて御答弁願いましたように、山と緑を守る仕事というのは大事なんだけれども、遺憾ながら年々後退をしてきてい……
○串原委員 私は、最初に自由化問題で大臣に伺いたいと思いましたけれども、何か参議院の本会議の都合で大臣が後ほどになるようでありますから、それは後に譲りまして、法律改正案について伺ってまいりたい、こう思います。
まず伺いたいと思いますのは、大臣がいませんから次官からお答え願いたいが、今度の法律改正によりまして、酪農並びに肉用牛の農政上の生産の位置づけ、これはきちっとしておかなければいかぬと思う。この際、明確に御答弁を願いたい。
【次の発言】 その考え方に立って、この法改正に基づいた肉畜振興を図っていこうといたしますならば、次に伺いたいわけでございますが、需要に見合う安定した生産の長期計画という……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党及び新自由クラブ・民主連合を代表して、酪農振興法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 酪農振興法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 大家畜生産の振興は、今後の牛肉、牛乳・乳製品の需要の堅調な伸びに応えるとともに、国内草資源の有効活用とあわせ地域農業の展開、農山村の振興を図る上で重要な課題となっている。 よって政府は、大家畜生産を我が国の土地利用型農業の基軸として位置づけ、その積極的振興が図られるよう左記事項の実現に万遺……
○串原委員 米価審議会が開かれていて大臣がおりませんから、かわりに次官にまず伺いたいわけでありますけれども、参議院の選挙中、あちらこちらで、ことしの米価は諸情勢を見て据え置くことは困難ですよ、こういうことを大臣は言ったわけですね。ことに私の地元の飯田市農協会館におきましてはこう言っていらっしゃる。長年据え置いていて農家に迷惑をかけているので何とかしなければならぬと思っている、私を信頼してくれ、こういうふうに農業団体代表に答えている。なお、選挙後、私ども社会党が米価引き上げについて大臣に申し入れをいたしました際にも、選挙中に言ったことは少しも変わっていない、こういうふうに言明をされた。 ところ……
○串原分科員 いま話がありましたように、時間が限られていますから、私も端的に質問を申し上げますし、率直に御答弁をお願い申し上げたいと思います。
そこで、中央自動車道長野線の進捗状況はどうなっておりますか。この路線は、昭和四十八年十月施行命令が出ているわけですね。相当な時間が経過をいたしております。未発表ルートというのはできるだけ早く決定すべきだと思う。いつになりますか。
【次の発言】 調査を進めている。それで、調査を進めているんだけれども、このルート発表はいつ予定しているのですか。
【次の発言】 早期ということは五十七年ころということですか。
○串原分科員 国鉄中央東線の塩嶺トンネルは、竣工間近いと思うのですけれども、貫通はいつになりますか。また開業はいつになるでしょうか。なお、塩尻新駅の営業開始日は決まりましたか、お答えを願います。
【次の発言】 このトンネルには大変な経過が実はあったわけであります。昭和四十一年三月、国鉄は、中央線岡谷駅から分岐するルートを決定、発表いたしました。しかし、その決定までに関係者の並み並みならぬ努力がございました。国鉄は初め三案のルートを示した。ところが岡谷地区も含めまして伊那谷地域から強力な反対意見が続出をいたしまして、まことに憂慮すべき状態となったわけでございます。
その経過に少し、時間がありま……
○串原分科員 まずは百五十二号国道につきまして伺いたいのでありますが、青崩峠地域というのがございますけれども、これは五十八年度より事業着手ということに決定をしたはずだと思います。
そこで、五十八年度から着手をして、今後の事業計画、どんなぐあいに進めようと考えていらっしゃるか、伺いたい。
【次の発言】 そこで、ここの地域はおよそどのくらいかかるのか。いまの計画について教えていただけませんか。
【次の発言】 この青崩峠地域から見ますると、飯田市側ということになるでしょうか、小川路峠というのがございます。この小川路峠のルートは昨年の三月、一応は決まりました。そこで、関係地域、市町村にとっては、中部……
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