このページでは串原義直衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○串原委員 まず、私は大臣に伺いたいのでございますが、ここに私たちが強く関心を持たなければならぬ資料があります。これは農林省が作成してくださったものでありますが、「主要国の穀物自給率の推移」であります。この中で私が特に注目しておりますのはイギリスの推移でありますが、かつて第二次世界大戦中に食糧自給率、穀物自給率が四〇%前後に低下をして苦労したイギリスが、昭和五十年、つまり一九七五年の穀物自給率が六四%、それが八二年には一一一%に伸びた。私はこれは驚くべきと表現してもいい数字だろうと思う。さらに、先進国という立場の中でこれを見ていきますと、最初に申し上げるのは一九七五年、後で申し上げるのは八二年……
○串原委員 まず大臣に伺いたいわけでございますが、昭和六十年度に二分の一を超えますところの高率の補助率等を十分の一引き下げる。これは六十年度一年限りという当初公約でございました。ところが、この約束を破られまして、さらに六十一年度から三年間二分の一を超える高率補助の引き下げを政府は断行いたしました。その内容は、直轄事業については六十年度措置の継続、補助事業は六十年度措置にプラスさらに十分の一を引き下げるというものでございました。その昭和六十一年度より三年間の措置にかかわる関係法律案の提出に当たりまして、政府は補助金問題関係閣僚会議を開き、補助率のあり方を検討するために補助金問題検討会を設置し、そ……
○串原委員 今日、緑や森林に対する国民的な関心が非常に高くなってまいりまして、山や森林が果たす国土保全などの公益的機能の維持、あるいはそれを守るための国民的要請がかつてないほどに強くなっておるわけでございますが、さらにこのところ地球的な規模で緑の危機が叫ばれている状態でもございますし、改めまして資源と環境問題が二十一世紀への最大の課題となっていることは御承知のとおりでございます。 実は私は、かつてこの委員会でも国際的な援助の立場で触れたことがございますが、一年余前にアフリカを訪れる機会がありまして、トーゴ、エチオピア等々の国を訪れて、緑の大切さを改めてアフリカで教えられたのでございます。とり……
○串原委員 初めに麦のことについて伺いたいのでございますが、本年度産麦の出荷が今月末、きょうは二十二日ですから、もう数日たてば出荷が始まるわけですね。麦価はいつ決めようとお考えになっていますか。
【次の発言】 六月三日に審議会を開いて決めていきたいということでありますが、そういたしますと、ことしは価格体系を変えたい、こう考えているということを仄聞をしているのでありますけれども、現時点でどのようにこれを変えようと考えていらっしゃるか、お示しください。
【次の発言】 長い間価格体系を変えなかった、だからこの際品質のいいものは高くしていきたい、こういうことですね、端的に言うならば。そういうふうに考え……
○串原委員 本日、当農林水産委員会は長い時間をかけまして、昭和六十二年産生産者米価の引き下げは賛成できないという立場から、熱心に日本農業の将来、食糧自給等について質疑が行われてまいりました。 日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合、日本共産党・革新共同は、昭和六十二年産生産者米価決定に関する決議案をまとめ、政府に具体的な施策の実施方を要求したいと考えましたが、残念ながら、自由民主党の賛成を得られませんでした。まさに三十一年ぶりの生産者米価の大幅引き下げという異常な事態と我々は受けとめておりまして、この機における決議に自由民主党の同意を得られなかったことは遺憾至極であります。……
○串原委員 長野県諏訪地方の地震対策について伺いたいのでございます。 関係者より強い要請を受けまして、私たちは過日、社会党諏訪地方地震対策調査団を編成、現地調査を行いました。その結果、対策は急がなければならないということを調査団一行は確認したところであります。 これは前になりますけれども、昭和十九年十二月七日、諏訪地方を襲った大地震は大きな被害をもたらしたわけであります。その地震は、実は同年同日名古屋を初め東海地域に大被害をもたらしたマグニチュード八・〇と言われる東南海地震であったことを、東南海地震体験者の会を初め関係住民はあれから四十年を過ぎて知ることになりまして、以来大変なエネルギーを……
○串原委員 参考人の皆さんにはきょうは大変お忙しいところを御出席をいただいて、大変参考になるお話をいただきまして感謝にたえない次第でございます。時間が余りないものですから詳しい質問はできないかと思いますけれども、それぞれの参考人の皆さんに伺いたいと思うのでございます。 最初に、松本参考人に伺いたいのでございますが、それぞれの皆さんからも、これからの麦価算定に当たって重要なことは算定方式であろうという意味のお話がございました。実は私もそう思うのでございますが、今、荏開津先生は、米審がこれからとても重い役割を持つようになるだろうというお話がございました。私もそう思います。 そこで伺いますが、松……
○串原委員 本日は食糧管理法の一部を改正する法律案に対する審議でありますが、その前に一、二伺いたいことがございます。よろしくお願いいたします。 そこで、まず私は牛肉問題につきまして大臣から御答弁を賜りたいのでありますけれども、農林水産省は十三日、六十二年度下期の牛肉輸入割り当て量を決めた。割り当て量は前年同期を三万八千トン上回る十二万一千トン、つまり、前年の同期と比べると四六%増加をさせる。国内生産量が昨年並みもしくはやや下回る見込みなのに対し需要は好調で、日米、日豪間で決めた今年度輸入枠は十七万七千トンだったが、今年度上期と合わせた輸入割り当て量は二十一万四千トンとこれを三万七千トン超過を……
○串原議員 ただいま議題となりました本邦漁業者の漁業生産活動の確保に関する法律案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連会及び日本共産党・革新共同を代表して、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 二百海里時代に入り、北洋を初め我が国漁業者が開拓し、また、長年にわたって利用してきた漁場には沿岸諸国の管轄権が及ぶこととなったところでありますが、その後の沿岸諸外国による大幅、かつ、急激な対日漁獲割り当ての削減等に伴い、我が国遠洋漁業は相次いで減船を行い、地域経済にも重大な影響が生じておりますことは、各位の御承知のとおりであります。 加えて、最近、サケ・マス漁業……
○串原委員 去る十一月下旬でありますが、同僚議員とともに訪米の機会を得ました。その際、リン農務長官を初め、政府、議会の皆さんとアメリカのガットに提訴した農産物十二品目問題について率直な話し合いをいたしました。アメリカが提訴を取り下げて、日米二国間で話し合い解決を望むことが一番いいという立場で我々は話したわけでございますが、いずれも答えはノーでございました。私はそのアメリカ政府の姿勢に対して日米の将来のために強い不満と不信を覚えたものの一人であり、たまたま眞木経済局長も我々より少し早く訪米をいたしましてアメリカ側と交渉を続けたのでありますが、結局拒否をされて、ガット総会に持ち込まれたのであります……
○串原委員 先ほど大臣の所信表明を伺いました。率直に言って、私はいま少し胸に響く大臣の所信表明を伺えると思っていたのですけれども、まことに残念に思うのであります。外圧、農産物の自由化攻勢、オーバーな表現であるかもしれないけれども、まさに日本農村が崩壊するかもしれない重大な危機にあるにもかかわらず、その危機感に欠けている。生産性向上、生産性を上げるという言葉だけは幾つも幾つも並んでいる。数えてみたら十幾つあるんじゃありませんか。生産性向上ということは欠くことのできない重大な農政の一つであろうことはわかるけれども、それだけで日本農業を救えるような簡単な時代ではない。これは大臣が一番御承知のところで……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合及び日本共産党・革新共同を代表して、畜産物価格等に関する件(案)の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 畜産物価格等に関する件(案) 我が国農業をめぐる内外の厳しい現状を踏まえ、政府は昭和六十三年度畜産物行政価格等の決定に当たっては、左記事項の実現に努め畜産業の安定的発展に万遺憾なきを期すべきである。 記 一 加工原料乳保証価格については、九年間に及ぶ計画生産の実情、酪農家の経営実態等に配慮し、再生産の確保が図られる水準に決定すること。 また、加工原料乳……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合を代表して、牛肉・オレンジ等の輸入自由化問題に関する件(案)の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 牛肉・オレンジ等の輸入自由化問題に関する件(案) 牛肉・オレンジ等の輸入枠に関する日米合意の期限切れを目前にし、米国政府は我が国に対してこれらの輸入自由化を強く要求している。 牛肉及びかんきつ生産は、我が国農業にとって基幹的作目であり、地域農業及び地域経済を支える重要産業であるばかりか、国土の保全にも極めて重要な役割を果たしており、また畜産農家、果樹農家とも極めて厳しい情勢……
○串原委員 本日の審議すべき法案は森林開発公団法でありますけれども、時がたまたま重大な時期にありますので、牛肉、かんきつの問題について大臣から所信を伺って、それから森林問題に入っていきたい、こんなふうに思います。
そこで、まず大臣に伺いますが、国会におきまして、衆議院、参議院両院ともに牛肉、オレンジ等の輸入自由化に関して決議を過般行いました。これは国会の明確な意思ということであって極めて重いものであると私は考えておるのでございますが、この決議に対する農林大臣の見解、この際改めてお尋ねを申し上げたいと思います。
【次の発言】 その大臣の認識に立ちまして、訪米時には汗を流されたというふうに私は理……
○串原委員 竹下総理は十七日の夕方、静岡県熱海市内で開きました自民党の婦人部活動者研修会で講演をされたというのでございますが、その講演を私は直接聞いたわけではありませんから、この報道によりまして伺いたいのであります。 その際に竹下総理は、レーガン・アメリカ大統領との間では牛肉、オレンジ輸入自由化問題について共同作業で痛みを分かち合うと確認してきた。つまり、とり方によりますならば、竹下総理がかつてアメリカに行ったときにもう既に自由化はやむを得ない方向であるがごときの話し合いをしてきた、こういうことを婦人部の研修会で述べられた。さらに、佐藤農林水産大臣が決断をし、国境措置、国内措置が必要だとなれ……
○串原委員 私は、まず質問に入るに当たって、今回の米価審議会に対する諮問案はまことに遺憾である、このことを前提にして大臣に私は伺ってまいりたいと思います。 私がまず伺いたいと思いますことは、昨年度五・九%米価が下がった、ことしはいろいろな経過の中で四・六%下げる、二年合わせますとともかく一〇・五%であります。諸物価が高騰してまいります中で、この引き下げ率というものは大変なものであると私は実は考えているのであります。今、今回の四・六%引き下げ諮問案に対する大臣の感想を求められた際に、御答弁の中で、担い手に焦点を置いて検討したというお言葉がございました。私もそのところが一番問題になるところだと考……
○串原委員 参考人の先生方、きょうは大変にお忙しいところをありがとうございました。大変勉強させていただきました。そこで、何点か伺いたいと思います。 最初に救仁郷参考人に伺いたいのでございますが、牛肉の自由化が進んでくるわけだから国内の牛肉生産コストを下げよ、あるいはそのためには規模拡大が必要だというような意見があるわけでございますけれども、いやいや、それはそう簡単ではないことなんだ、我が国の地理的、自然的条件から見て、簡単に生産コストを下げよ、規模拡大が必要だと言っても、それは現場をよく知らない人たちが言うことであって、しかく簡単なことではない、こういう指摘があります。私もそう思う者の一人で……
○串原委員 牛肉・かんきつの日米交渉は、自由化という我が国農業にとって最悪の結果で終わりました。大臣は、交渉前に、自由化は困難であると再三、再四、この委員会においても答弁をされました。私は、この大臣のお言葉を取り上げて質問をいたしましたところ、大臣は、困難ということは自由化できないということであります、明確にお答えになった。にもかかわらず、結局は、結論として自由化という結果が出た。我が国農民に対する裏切り行為であると言っても過言でないと私は思っているのであります。 今回の牛肉・オレンジ交渉につきまして、政府は反省すべき点が幾つかあるのではないかと思う。その反省点につきまして、この際、大臣から……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表して、畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案及び肉用子牛生産安定等特別措置法案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案及び肉用子牛生産安定等特別措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、牛肉の輸入自由化に対処し、左記事項の実現に努め、我が国肉用牛生産の安定的発展に遺憾なきを期すべきである。 記 一 保証基準価格については、我が国肉用牛生産の振興に資するよう、肉用子牛の再生産の確保……
○串原委員 先ほどからふるさと創生論、議論になっているところでございますし、巷間、このところふるさと創生論が大変にぎやかでございます。そのこと自体は結構でございますが、日本の古来からのふるさとに根差してまいりました養蚕、つまり蚕がこのふるさとからいよいよ消えようとしているのが実態でございます。 ちょっと、農林省の資料に基づきまして数字を検討していますけれども、まさに産繭額がこのところ急減しているのであります。昭和五十年、繭生産は九万トン生産をされた。その十年後の五十九年は、およそ半分の五万トンに減った。それからその五年後の今年度、六十三年ですね、三万トンに減ったというのであります。 どうし……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表して、特定農産加工業経営改善臨時措置法案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 特定農産加工業経営改善臨時措置法案に対する附帯決議(案) 農産加工業は、農業と極めて密接な関連の下で食料を安定的に供給し、また、地域農業の振興と地域経済の活性化に資する等重要な役割を果たしているが、今回の牛肉・かんきつ、農産物十二品目の輸入自由化措置等により、厳しい事態に直面している。 よって政府は、国内農業の振興と農産加工業者の新たな経済的環境への円滑な適応を図るた……
○串原委員 今日の政治不信、とりわけ農政不信というのはその極にあると言ってもいいくらいだと実は私は受けとめているところであります。ここに至りますまでの責任、私は、政府の責任は大きい、そしてまた政権政党である自民党の責任もいささか大きい、こういうふうに考えているところであります。このまま推移いたしますならば、我が国の農業はいよいよ崩壊をするということになっていって、食糧自給度はますます低下をいたしまして、取り返しのつかない事態を招いていくのではないか、こう憂慮にたえない次第であります。 期待を担って新しく就任をされました堀之内農林大臣、今日のこの深刻と言ってもいい農政不信、これをどう受けとめて……
○串原委員 本日、当農林水産委員会は、長時間にわたりまして平成元年産生産者米価決定と関連する食糧政策等について審議を行いました。 まず、生産者米価は昭和六十二、六十三年と二年続いて合計一〇%余の引き下げが行われたところであり、それに続く今年の二・五五%の引き下げは絶対に賛成できない。さらに、この点は昨年の米価決定の際当委員会でも強く論議が行われたところでありますが、作付面積一・五ヘクタール以上の農家を対象にする新算定方式は、全く米づくりの現場、米作農家の実態を無視するものであり反対、直ちに撤回すべきであるという立場から、我が国の穀物自給率向上のための施策、日本農業の将来展望、農業の担い手対策……
○串原委員 初めに、農産物の長期需給見通しに関連して伺いますが、これは基本的な問題ですから、この問題は大臣からひとつお答えをちょうだいしたいと思っているわけであります。
まず最初に、来年度から始めて平成十二年を目標とする長期見通しは、大臣、いつごろ確定したいと考えておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、その答えが出て国民に公表するのはそんなに時間がない、こういうことになるわけでございます。
そこで、基本的な問題でありますからまず大臣に、独立国といたしまして自給率問題がいろいろ議論になっておりますけれども、私はこの際あえて基本である穀物自給率に絞って伺うわけでありますが、大臣は、我が……
○串原委員 森林の保健機能法案と私は申し上げますが、この法律案提出の目的、それから真に政府がこの法律によって求めたいとしたものは何なのか、まずお教えください。
【次の発言】 六十二年でしたか、リゾート法が制定されましたね。一口にリゾート法と言われておると思いますが、このリゾート法も、我が国の自然条件を生かしながら主要な対象といたしまして保健的活用を図っていくのが目的であろうと思う。このリゾート法と本法との関連がどうなるのか。ここが違います、リゾート法と本法の違うところはここです、こういうものがありましたらお示し願えませんか。
【次の発言】 今御答弁の中で、本法はつまり森林、山を守るということが……
○串原委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表して、森林の保健機能の増進に関する特別措置法案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 森林の保健機能の増進に関する特別措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、森林・林業の置かれている厳しい状況を踏まえ、林業活性化のため林政各般にわたる積極的な施策の推進を図るとともに、本法が、森林の保健機能の増進に対する国民の要請に積極的に対応し、これを通じ林業・山村の活性化に資することを目的としていることにかんがみ、その施行に当たっては、左記事項について遺憾なきを期……
○串原分科員 高規格道路でありますところの三遠南信道路につきまして伺いたいわけでありますが、基本的なことを今回は伺っておきたいと思いますので、できるだけ大臣からお答えを願いたい、こんなふうに思う次第であります。
まず伺いたいのは、この道路の手始めといたしまして、つまり新規事業として、従来百五十二号国道の中で計画されていた矢筈トンネルに六十三年度着工するというのでございます。地元としては幸いなことでありまして喜びにたえないところでありますが、このトンネルは何年度でどのくらいの計画と予算ですか、伺います。
【次の発言】 そういたしますと、つまり高規格道路でまずトンネルに着工する、こういうことであ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。