佐藤隆 衆議院議員
38期国会発言一覧

佐藤隆[衆]在籍期 : 34期-35期-36期-37期-|38期|-39期
佐藤隆[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤隆衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院38期)

佐藤隆[衆]本会議発言(全期間)
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第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 衆議院本会議 第3号(1987/12/01、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) お答えをいたします。  総理からお答えになりましたので、重複を避けまして一言だけ答弁を申し上げたいと存じます。  酪農品など米国の自由化要求、このことについてなぜ反撃をしないのか、こういう御指摘でございました。いろいろな観点から見ましても、特に公平性の観点から問題がありますし、米国に機会あるたびに繰り返し冷静に強く主張をしてきたところであります。  以上でございます。(拍手)


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 衆議院本会議 第26号(1988/05/24、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) 農業、林業及び漁業の各昭和六十二年度年次報告並びに昭和六十三年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、概要を御説明申し上げます。  第一に、農業について申し上げます。  まず、現下の我が国農業を取り巻く内外の経済情勢について見ますと、我が国経済は内需を中心として安定成長を持続するとともに、経済構造調整が着実に進展しつつあります。しかしながら、主要国間にはなお大きな対外不均衡が存在するなどから、引き続き、国際協調型経済構造への変革の推進が求められております。  こうした中で、我が国農業は、経営規模拡大の停滞、生産性向上の立ちおくれ、農産物需給の不均衡などの諸問……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 衆議院本会議 第5号(1988/08/02、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) 牛肉・オレンジ自由化に伴う対策として、いろいろお話がございました。  特に冒頭、一方的に譲歩したのではないか、政府全体として取り組んだのか、こういう御指摘がございましたが、長きにわたる懸案の問題でございまして、政府・与党一体となって取り組んでまいりました。もちろん国会での御論議も頭に置きながら話し合いを進めた結果がかような結果になった、こういうことでございます。  先般の日米、日豪合意が関係農家にとり極めて厳しい試練であることは、十分認識しております。今後、厳しい条件のもとで牛肉・かんきつ生産の存立を守り、その体質強化を図っていくとい う基本的な考え方にのっとりまして、……

第113回国会 衆議院本会議 第7号(1988/09/20、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。  我が国において格別に重要な地位を占める米及び稲作について、現在、生産者の多大な努力により、消費者の御理解と御支援を得ながら、需給均衡努力や合理化努力を懸命に行っているところであります。  政府といたしましては、このような情勢を踏まえ、ただいま採択されました御決議の趣旨を体し、遺憾のないよう対処してまいりたいと考えております。(拍手)

第113回国会 衆議院本会議 第10号(1988/10/06、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) 本年の低温等による農作物の被害状況等について御報告いたします。  本年は、六月に一時低温があり、七月中旬以降、東北や関東を中心として、七月末まで顕著な低温と日照不足が続きました。また、八月中旬から九月にかけても、雨の日が多く日照が少ない不順な天候が続きました。  このような異常気象の影響を受けて、東北の太平洋岸、北関東を中心として、農作物の生育に大きな影響が出ております。  水稲については、障害不稔やいもち病等が多発し、生育もおくれ、これらの地域では作柄が大幅に低下しており、統計情報部の作況調査によると、九月十五日現在、全国的に九八の「やや不良」、東北地方は九一の「不良……

第113回国会 衆議院本会議 第12号(1988/10/13、38期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(佐藤隆君) 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案及び肉用子牛生産安定等特別措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  牛肉につきましては、我が国農業生産及び国民食生活における重要性にかんがみ、畜産振興事業団が行う価格安定操作の対象とするとともに、輸入割り当て制度のもとで、事業団に輸入牛肉の買い入れ及び売り渡しを一元的に行わせ、その価格と需給の安定を図ってきたところであります。  しかしながら、この輸入割り当て制度につきましては、先般の日米及び日豪間の協議において、我が国は、昭和六十六年度から、これを撤廃するとともに、事業団は輸入牛肉を取り扱わないこととし……

佐藤隆[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院38期)

佐藤隆[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第110回国会(1987/11/06〜1987/11/11)

第110回国会 農林水産委員会 第1号(1987/11/10、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 このたび、農林水産大臣を拝命いたしました佐藤隆でございます。  農林水産業をめぐる内外の情勢がいよいよ厳しくなってまいっております折から、その責務は極めて重大でございまして、身の引き締まる思いがいたすわけでございます。  農林水産業は、国民生活にとりまして最も大切なものでありまして、食料等の安定供給、これを図るという大きな使命を担っておるわけでございますし、さらに、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全など、我が国の経済社会の土台を支える重要な役割を果たしておるわけでございます。  私は、皆様方の御支援をいただき、御教示をいただき、一生懸命新たな展望を切り開いてまいりたい……


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第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 農林水産委員会 第1号(1987/12/08、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今局長から御説明申し上げたような経緯でございます。その上に立って、パネル報告書の扱いが次回のガット理事会で継続審議されることになった、このことはもう御承知のとおりでございますけれども、今後の具体的な取り扱いについての姿勢、これをはっきりしておけ、こういうお言葉でございます。  まだ決めてはおりませんけれども、私どもは次回理事会までに円滑な決着を図るため、米国との話し合いあるいは理事会対策を進めていかなければならぬ、こう思っております。しかし、いずれにしても国内農業への影響、国際的な経済関係に十分配慮して、真剣に検討してまいりたい、こう思っております。

第111回国会 予算委員会 第1号(1987/12/10、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えをいたします。  急速な国際化の中で日本が孤立をしてはならない。しかし、同時に我が国の将来の食糧政策に禍根を残すようなことがあってはならない、農業にまた悪影響を及ぼすようなことがあってはならない、こういう基本的な考え方に立って、その中で先般来十二品目の問題についてはいろいろな方々に大変な御心配をかけておることを恐縮いたしております。御案内のようにパネルの報告書、この扱いが二月のガット理事会まで持ち越されるという結果になりました。ただただ時間をかければいいということではなしに、この与えられた時間の中でひとつまた真剣な検討を進めてまいりたい、こう思っております。  そのために……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 土地問題等に関する特別委員会 第3号(1988/04/18、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 牛肉、かんきつの自由化問題につきましては、ことしの一月、日米両首脳間におきましてテーブルづくりをして話し合おうというのが、なかなかそのテーブルができませんで延びてまいりまして、三月末ぎりぎり、直前になりましてやっとテーブルができて、そして私、この間行ってまいりました。  両方の考え方に大きな開きがございます。決裂をするのは簡単でございますけれども、しかし、これを友好国として平和的にどう解決するか、そして我が国の農業をどう守り育てていくか、我が国の食糧政策をどう進めるかということについて、国際化の流れは承知しておりながらも、話し合いをとことんいたしましたけれども、とうとう自由化は……

第112回国会 内閣委員会 第1号(1988/03/08、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま議題となりました農林水産省設置法の一部を改正する法律案の提案の理由と改正の内容を御説明申し上げます。  我が国農林水産業は、国際化、高齢化、技術の高度化等最近の経済社会情勢の変化の中で、食料の安定供給を初め活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全等我が国経済社会の発展と国民生活の安定に重要な役割を果たしております。  このような農林水産業につきまして、近年、国際収支の不均衡等国際経済構造の変化を背景として、その国際環境に一段と厳しさが加わっております。  特に農業におきましては、世界的な農産物の過剰生産等による輸出競争の激化、農業への財政負担の増大等が各国の経済運営……

第112回国会 内閣委員会 第3号(1988/03/24、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 あえて角屋先輩と申し上げますが、超党派的な農政の懇談会等を通じまして、参議院時代から常日ごろ叱咤激励をいただいてきたところでございまして、心から感謝をいたしておる次第でございます。今後とも、また難しい局面を迎えておりますが、御指導、御鞭撻をお願い申し上げたいと思います。  今、ガット違反とされた十品目についての今後の対応、基本的な考え方についてただされたのでございますけれども、今後のこの件の処理、これにつきましては、国内農業に不測の悪影響を与えることのないようにすることがまず大切な基本でございます。  乳製品、でん粉については、輸入数量制限の撤廃は行わない方針で米国などとの話し……

第112回国会 農林水産委員会 第1号(1988/03/01、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 農林水産委員会におきまして、私の所信の一端を申し上げます。  現下の我が国農林水産業を取り巻く内外の経済情勢について見ますと、我が国経済は内需を中心として安定成長を持続するとともに、経済構造調整が着実に進展しつつあります。しかしながら、主要国間にはなお大きな対外不均衡が存在することなどから、引き続き、国際協調型経済構造への変革の推進が求められております。  こうした中で、我が国農林水産業は、経営規模拡大の停滞、生産性向上の立ちおくれ、農産物需給の不均衡などの諸問題に直面し、また、内外価格差の縮小、農業保護のあり方等につき、内外から強い関心が寄せられるとともに、諸外国からの市場開……

第112回国会 農林水産委員会 第2号(1988/03/02、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 石橋先生からは直接私に対しまして直言をされた陳情要請の機会もございました。また先般来、今おっしゃるように予算委員会におきまして総理の地元であるということに関連をいたしまして、総理にまずもって質問された経緯も質疑の中で明らかでございます。今先生が御紹介になったとおりでございます。  今も私の答弁も引用されてのお話でございますが、予算委員会で答えたそのことといささかも今日変わっておりません。限定的な淡水化試行という案をお示しをいたしました。年度内には結論が出なかった場合はと、こういうことでございますけれども、私は、あくまで年度内には私どもの示しておる案につきまして現状かくかくしかじ……

第112回国会 農林水産委員会 第3号(1988/03/22、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 御激励をいただきまして、恐縮に存じております。  これから希望の持てる農林水産業、こうおっしゃられました。まず農業の面で申し上げますならば、経営規模の拡大が停滞をしておる、生産性の向上の立ちおくれがある、農産物需給の不均衡、こうした問題にも直面しておる。また、内外価格差の是正、農業保護のあり方等について内外から強い関心が寄せられている、これら全部あわせて考えてみますと、もう口で言えない厳しさがあるというふうに感じております。こうした中で、一昨年の十一月の農政審報告、これは言わずもがなでございますが、そこから報告をいただいた内容を踏まえまして、国民食糧の国内供給力の確保、これを図……

第112回国会 農林水産委員会 第6号(1988/04/13、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 このたびの牛肉、かんきつのことについての日米間の交渉の経過のお尋ねでございますけれども、御案内のとおり、中川・ストラウス会談以来の長い交渉の経緯がございます。双方の基本的立場の違いはありますけれども、その都度友好的、平和的に処理をしてきた、誠実に処理をしてきたという問題でございます。  今回、三月末の期限切れというぎりぎりの段階で日米間でやっと話し合いのテーブルが用意されましたので、私が訪米をいたしまして、自由化は困難との基本的な立場を明確にしつつ我が国の実情等を十二分に説明をいたしましてアメリカ側の理解、説得に最大限の努力をいたしたところでございますけれども、残念ながら合意に……

第112回国会 農林水産委員会 第7号(1988/04/19、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 日曜日の竹下総理の発言等に関連をして、おっしゃる結論は、閣内不統一ではないか、こういうことでございます。私は竹下内閣の一員といたしまして、また農林水産関係を担当する責任者といたしまして、閣内不統一はない、あってはならぬ、かように思っております。ただ、今までもいろいろ議論されてまいりましたけれども、またいろいろな報道等もございまして、私自身も多少いら立ちもあれば、また神経質な点もあれば、苦慮いたしております。今委員おっしゃるには、一月の竹下訪米の際にもう決まっておったのではないかという推測もまたされるわけでございますけれども、そういうところで一月にでも決まっていれば私の苦労はない……

第112回国会 農林水産委員会 第8号(1988/04/20、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今わかりやすい表現で漁村における父ちゃん母ちゃん論議を言われたわけでありますが、そういう物の見方は、私もその実態を承知しておるつもりでございます。  いずれにしても産業としての漁業を維持発展させていくということ、専業漁家を地域漁業の中核として育成していくためには、漁業経営を安定させ、その体質をやはり強くしていかなければならぬということは非常に重要なことだと私考えておるわけでございます。このため漁業生産基盤の整備を初めとする各般の施策を推進しているところでありまして、今後ともこれらの施策を強力に推進することによって我が国漁業の経営体質の強化、これをひとつ図ってまいりたいという基本……

第112回国会 農林水産委員会 第11号(1988/05/11、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 大変皆さんに御心配をかけてまいりました。いろいろな意味での御協力、感謝申し上げたいと思います。  五月三日に日米二国間協議が物別れとなりました。また、四日にパネル設置の決定がなされたばかりのところでありますが、現時点では今後の二国間協議を云々する段階ではございません。二国間協議を続けるという約束はございません。しかし、友好国であるアメリカとの間にあらゆるチャネルを通じてひとつ精力的に努力を続け、再々申し上げておりますように、多くの方々に御心配をかけておりますので、円満に一日も早く決着をしなければならないというその考え方は今も変わりございません。しかし、今後また特にアメリカ側から……

第112回国会 農林水産委員会 第12号(1988/05/18、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 まず、冒頭に申されました、マスコミの一部と私は従来とも丁寧に申し上げているのでございますが、たまたま困惑することがしばしばであるということを申し上げてまいりました。相も変わらず一部のマスコミにおいてそういう感じを受ける今日の事態というものを甚だ遺憾に存じております。これが我が国の利益あるいは日本農政の正しい認識にまとめようとすることに阻害になるかならぬかと言われれば、阻害になるという懸念を私は率直に申し上げておきたいと思います。  三月末に訪米しましたとき、それから四月末に参りましたときの経緯、それも踏まえながらガットの場あるいは二国間のことについて今お尋ねがございましたが、簡……

第112回国会 農林水産委員会 第14号(1988/07/06、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 保利委員の質問にお答えするに際しまして、委員長初め委員各位には大変御心配をかけてまいっておること、私自身恐縮に思っております。また、何かと御指摘もいただきながら御理解も賜りたい、かように考えております。  現在の米をめぐる諸事情というものは、内外格差の拡大等により米価や食管制度のあり方について国民の関心が非常に高まっている中で、経営規模の拡大や生産組織・集団の育成を通じて、生産性の高い稲作、その担い手を広範に育成をし、我が国稲作の体質の強化を図ることが重要な課題となっておることは御存じのとおりでございます。また、米の需給事情につきましては、四年連続の豊作や消費の減少傾向の強まり……

第112回国会 予算委員会 第4号(1988/02/03、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今お話がございましたように、昨日、二月二日に開催されたガット理事会において、我が国の農産物十二品目問題についてのパネル報告書が採択をされました。我が国は、乳製品及びでん粉に関する同報告の解釈には異議があり、かかる解釈には同意するものではないとの見解を重ねてーー重ねてと申し上げますのは、昨年十二月のガット総会においても表明をいたしておるところでございまして、重ねて表明し、数量制限の撤廃は極めて難しいとの立場を明確にした上で、採択には反対はしない旨の表明をいたしたところでございます。このことにつきましては各国から種々の意見表明はありましたが、いずれもパネル報告書の採択に反対をする意……

第112回国会 予算委員会 第8号(1988/02/17、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほど外務大臣にお尋ねのあった、政府部内で何か違いがあるのではないかというようにもとれる御意見がございましたが、私に御指名ございませんでしたが、しかし、これは大事なところでございますから、一言それを先につけ加えさせていただきたいと思います。  ガット理事会、二月二日の前日でございましたが、当然のことながら政府・与党一体、こういう観点でまず政府部内においても真剣にやる。しかし、専門的に検討をするのは我が省でございますから、我が省で実はプロジェクトチームを二月一日付で設置いたしまして、真剣にその対応策を考えておるところでございます。これは八品目についてでございます。  しかし、こう……

第112回国会 予算委員会 第10号(1988/02/22、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えいたします。  私が禍根を残さないようにと申し上げておるのは、それぞれの地域におきまして農政が果たす役割、農畜産物の生産体制、いろいろな形があるわけでございます。実態があるわけでございます。そこに今まで生活をし、そして努力をしてきた方々が路頭に迷うようなことがあってはならぬ、そこで生きてこられた方が生きていけるようにしなければならない。もちろん今御指摘のように、ガット十品目の受け入れというのは既に混乱を起こさせているのではないかというような御質問でございますけれども、これは先刻来申し上げておるように苦渋に満ちたぎりぎりの選択でございまして、お互いがそのことを理解しながらも……

第112回国会 予算委員会 第11号(1988/02/23、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えをいたします。  この間沖縄に政務の日程がございまして、政務の日程とはいいながら、沖縄へ行くについては、パインのことで関係者の方々に大変心配をかけておりますので、それだけでは済まぬ、ぜひパインの畑にも足を入れて、そして御理解を賜りたい、こう思いまして急にそういう日程を組ませていただきました。  過去の経緯は承知をしておるということでございますから、端的にこれからどうするかということにつきましては、お互いの信頼関係がなければ、どんないいことをやろうとしても、どういう現実的な対応をしてもこれは通じないということでございますから、そういう意味で、信頼を得るためにもぜひ参りたいと……

第112回国会 予算委員会 第12号(1988/02/24、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 おっしゃるとおりの申し合わせを、二月二日ガット理事会の前日に腹を固めましたときにその申し合わせをお願いしたところでございます。申し合わせをいたしました以上は、今言われた三項目、申し合わせそのものを当然のことながら守るということでございまして、誠実にその申し合わせに沿って進めているということをそのまま理解していただきたいものだと思います。
【次の発言】 八品目の移行の時期でございますけれども、数量制限撤廃、この時期でございますけれども、慎重な対応をしてまいりたい。そしてこちらから言うのか、先様から言うのかということでございますが、日米間での話し合いも必要でございます。その前に、や……

第112回国会 予算委員会 第13号(1988/02/26、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 農地の相続税の納税猶予制度、これは農地価格の高騰に伴う相続税負担の増大に対処して、農地の切り売りを防止し、スプロール化しては相ならぬ、こういうことで防止をし、農業経営の存続を図るために昭和五十年に設けられたものでございます。御案内のとおりだろうと思います。  大都市近郊においてもすべての農地が宅地化するわけではなくて、そこでまじめに農業を営む人がいるという現状がございます。これが生活財としてである、生産財としてではない、こういうようなこともおっしゃいましたが、やはり生産財として都市の生鮮野菜、葉菜類等に使われ、都内の生鮮食料市場において、細かいことを申し上げて恐縮でございますが……

第112回国会 予算委員会 第14号(1988/02/27、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 営林署の統廃合につきましては、昨年七月見直した改善計画に基づきまして、本年三月、十の営林署の統廃合を行うこととしたところでございます。  統廃合につきましては、業務運営の簡素化、合理化に対応して、営林局、署を通ずる組織、機構の徹底した簡素化を図る所存でございますが、今現場の声を、あきらめ切っている現地ということをお話ございましたけれども、このことを進めてまいる経過、また今後におきましても、林業関係者、山林関係者の考えていることを頭に置きながら、また今までの取り運びの経緯といたしましては、地元の声も十分聞くように、私が就任いたしましてからも徹底してその声を聞くように、そういうこと……

第112回国会 予算委員会 第15号(1988/02/29、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 安いか高いかということでございますけれども、品質格差が非常に幅が広うございましてなかなかお答えしにくい問題でございまして、率直に申し上げますが、なかなか、いや安い、いや高いということは一言で言えないわけでございます。しかし、感じとして、皆さんが受け取っておられる感じからいけばどうなのか、おまえ知っておるのかと言われれば、高いぞ、そして特に輸入の肉なんかは一体どうなっているんだ、そこらを少しわかりやすく言え、こういうことを言われておりますので、私としましてはそのようなことを頭に置かなければならぬな。  今、感じの問題でございますけれども、一般論として申し上げますと、国産牛肉の小売……

第112回国会 予算委員会 第24号(1988/04/04、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先般アメリカに参りまして、牛肉、かんきつの問題について話し合いのテーブルづくりが大変おくれておった中で、二十九日から丸二日半協議を、交渉をいたしてまいりました。その模様を簡潔に御報告申し上げたいと思います。  もとより、私といたしましては、日本の農政、これを考える上におきまして牛肉、かんきつの自由化は困難である、こういうことを、その事情を説明をいたしました。そして輸入枠拡大をベースとして現実的な対応をひとつ図ろう、こういうことで最大限の努力をさせていただきました。都合四回のヤイター代表との会談におきましては、残念ながらこのことについて合意をすることができませんでした。国民の中に……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 決算委員会 第4号(1988/09/06、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほどの自然災害対策につきましては、調査の結果を受け、万全を期してまいりたいと存じております。  なお、今御質問の国際化が進んでいる中で自信の持てる農業、それを育て上げるためにその基本的な考え方を言え、こういうことでございます。  国際競争のもとに非常に困難な道行きをたどってきたことは事実でございます。この上もまたそういう道行きをたどらざるを得ないであろう。しかし、その中にあっても、農業の持つ多様な役割を十分に発揮していくためには、農業の競争力を高めていかなければならない、産業として自立し得る農業の確立を図っていかなければならない。そういう認識の上に立って、国民の納得し得る価格……

第113回国会 決算委員会 第10号(1988/11/08、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 従来から申し上げておりますように、さきの農政審議会報告を基本として農政を展開してきているところでありますが、報告後の事態の推移を踏まえて、今後の基本的な政策のあり方について検討を行い、先般「国際化への対応と農業・農山村の活性化のための政策の基本方向について」、これを取りまとめたところでございます。  今後は、この基本方向に則し、関係方面の意見も聞きながら、農業の長期展望の確立、農業構造の改善、農山村地域の活性化等諸般の施策を充実し、守りだけではない、より積極的な農政を展開し、農業者が将来に希望を持ち営農にいそしめるよう努めてまいる所存でございます。

第113回国会 災害対策特別委員会 第4号(1988/10/27、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほど来いろいろ御質問されたことを私も聞いておりましたが、特に共済等の関係につきましては、現場における農業共済の責任者としてお務めになっておられる専門家の御意見として傾聴をいたしておりました。  いろいろ改善すべき点はございます。そして、国際化の中で内外とも厳しい、こういう中にあって、今はいいけれども、今は我慢するよ、しかし将来の展望だけははっきりしてくれ、これは共通した要請でございます。また、私自身もそういうことについてこたえるべきである。こういうことからいたしまして、昨年の四全総のフォローアップもしなければなりませんということも考えると、地域経済の活性化、その基本は何かとい……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第20号(1988/11/07、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今競り取引のことで大蔵側から答弁がございました。このことに関連をいたしまして、特に農水産物については競り取引という場面が多いのでございますので、これは重大というほどではございませんが、相当各方面に関心を持たれておるところでございますので、私からもやはり一言言っておかねばなりません。  ただいま大蔵側の政府委員が申し上げたとおりでございまして、今調整中でございます。

第113回国会 農林水産委員会 第1号(1988/10/06、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 心から被害を受けられた農家の皆さんにこの場を通じてお見舞いを申し上げたいと存じております。  ただいまの御質問でございますが、天災融資法の発動並びに激甚災害の指定ということについてのお尋ねでございます。  天災融資法につきましては、被害の把握等が前提となることは御承知のとおりでございまして、目下関係県の御協力も得ながら実情の把握に努めておるところであり、その作業を急がせておるところでございます。天災融資法の発動の時期、内容については調査の結果を踏まえる必要がありますが、作況指数その他から見た被害の状況にかんがみ、迅速かつ積極的に遺漏のないようにしてまいりたい、こう考えております……

第113回国会 農林水産委員会 第2号(1988/10/19、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  牛肉につきましては、我が国農業生産及び国民食生活における重要性にかんがみ、畜産振興事業団が行う価格安定操作の対象とするとともに、輸入割り当て制度のもとで、事業団に輸入牛肉の買い入れ及び売り渡しを一元的に行わせ、その価格と需給の安定を図ってきたところであります。  しかしながら、近年、諸外国からの農産物の市場開放要求が強まる中で、牛肉の輸入割り当て制度についてその撤廃が強く求められていたところであり、我が国は、先般の日米及び日豪間の協議において、昭和六十六年度か……

第113回国会 農林水産委員会 第4号(1988/11/02、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 最後の方から便宜お答えを申し上げたいと思いますが、私はこの間の土曜日、USTRがRMAの再提訴に対してとった措置、このことについては甚だ遺憾であるというコメントを発表いたしまして、そして、ニューラウンドの中間レビューにおきましては米だけの問題を討議する場ではございませんと承知しております、あらゆる問題が、米どころか農業問題だけを討議する場でもございません、あらゆるものが含まれてのことでございますから、私は、私自身が行く予定はない、こういうことを申し上げておるわけでございます。  USTRがこのたび、九月十四日に米の貿易制度について新通商法第三〇一条に基づいて行った提訴を却下する……

第113回国会 農林水産委員会 第5号(1988/11/08、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 その発言のときは、私もその部屋の中で席に着いておりましたので聞いておりました。極めて遺憾な発言であると私は思って聞いておりました。言葉は慎むべきもの、私自身みずから言い聞かせて今日に至っておりますが、言葉は慎むべきものと重ねて申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 米の商品特性と流通実態等から、米の公正かつ円滑な流通を確保するため、検査業務の改善合理化を図りつつ、今後とも国営検査制度、その基本を維持してまいる考え方でございます。
【次の発言】 今おっしゃられますように、別の機関でもっていろいろな検討もしていただいております。いろいろ私ども勉強していかなければならぬと思って……

第113回国会 農林水産委員会 第6号(1988/12/20、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先般開催されたガット・ウルグアイ・ラウンド貿易交渉委員会閣僚会議への出席について御報告いたします。  今月の五日から九日までカナダのモントリオールで開催されたガット・ウルグアイ・ラウンド貿易交渉委員会閣僚会議に、会期半ばからではありましたが、宇野外務大臣とともに出席してまいりました。国会会期中ではありましたが、このモントリオールでの会議の結果が今後の我が国農政の展開に多大な影響を与えるものであることにかんがみ、関係の皆様方の格別の御配慮をいただきまして、今月六日に日本を出発し、十日に帰国いたしました。  農業問題につきましては、従来からの我が国の立場を踏まえつつ、農産物貿易の一……

第113回国会 予算委員会 第1号(1988/08/04、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 あなたの方がよく御存じかと思いますが、できません。
【次の発言】 農作物の関係でお尋ねがございましたので、簡潔に御報告申し上げます。  一連の長期梅雨前線の問題で、冷害というような形で野菜が値上がりするのではないか、こういうことが一都報道にも出た場合もございます。私ども、そういうことについてとかく手の打ち方が遅いという一部の批判も過去にあったことも事実でございますので、先々週、既に担当課をして関東近県、特に関東農政局等々、本省も含めまして係官を産地に派遣をいたしまして、順調な出荷体制、これを組むことを指示いたし、それを実行中でございます。  なお、米につきましては、これからの気……

第113回国会 予算委員会 第2号(1988/08/05、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 人命にかかわる自由化関連で申されたわけでございますけれども、いかなる理由があってもいろいろな施策が人命に及ぼすような ことがあっては絶対ならない、人命はとうといものであるという意味のことでかつて農林水産委員会においてお答えした経緯がございます。今これをまたさらに詳しく言う気持ちはございませんけれども、そういう気持ちで御答弁した経緯があるということを率直に申し上げておきたいと思います。  なお、今、総理から御答弁がございましたが、補足して申し上げまするならば、まさに総理の言われたとおり、さきの農政審議会、ここにおきましての報告は、それを基盤といたしまして各般の施策を練りに練ってい……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1988/03/09、38期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昭和六十三年度農林水産予算について、その概要を御説明申し上げます。  各位の御協力を得て御審議いただくに当たりまして、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。  現下の我が国農林水産業を取り巻く内外の経済情勢について見ますと、我が国経済は内需を中心として安定成長を持続しておりますが、主要国間にはなお大きな対外不均衡が存在することなどから、引き続き、国際協調型経済構造への変革の推進が求められております。  こうした中で、我が国農林水産業は、経営規模の拡大の停滞、生産性向上の立ちおくれ、農産物需給の不均衡などの諸問題に直面し、また、内外価格差の縮……



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データ更新日:2023/02/05

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