このページでは岩佐恵美衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○岩佐恵美君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 加害企業の費用負担で医療と生活を支える公害健康被害補償制度は、不十分とはいえ、公害患者にとってまさに命綱であります。それを非情にも切り捨てていこうという今回の大改悪に対して、私は心からの憤りを覚えるものであります。(拍手)。一九六〇年、四日市石油コンビナートに端を発した大気汚染公害は、たちまち東京、大阪など全国に広がりました。我が国経済の高度成長は、まさしく国民の生活と健康の破壊、さらには命と引きかえのものだったのです。当時、政府や企業が被害者の救済に……
○岩佐恵美君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、八九年度地方財政計画及び地方交付税法改正案に関連して、総理並びに関係大臣に質問をします。 総理は、真の意味での自主的、自立的な地方自治の体制を築き上げるとの所信を表明しています。憲法にうたわれている地方自治の基本は住民自治であります。住民こそ主人公、この立場を貫ぐかどうかが今問われております。 そこで、地方財政及び地域住民に多大な影響を与えている消費税について伺います。 自治体関係者は、消費税導入に伴って、地方自治体の財政負担は一兆四千億円に上るため、現在でさえ深刻な地方財政がさらに圧迫されると危機感を深めています。さらに、地域住民は、……
○岩佐委員 公害健康被害補償法の見直し答申案の問題で伺いたいと思います。 六日の中公審環境保健部会の答申案は公害指定地域の全面解除、新規認定患者の打ち切りなどの重大な内容であり、公害多発地帯の現状や患者の実態とはおよそかけ離れたもので、本当に怒りを禁じ得ないものであります。 私は、大臣は公害患者の実態を一体御存じかどうかというふうに思うのです。私は今月の十四日に、全国でも公害の最もひどい地域の一つである川崎市に行ってまいりました。公害患者の皆さんのお話を直接伺い、皆さんから発作がどんなに苦しいかということを口々に訴えられました。七十二歳の男性の方は川崎に五十年住んでおられ、三年前に認定患者……
○岩佐委員 私は前回の当委員会で公害健康被害補償制度改悪、つまり全国四十一指定地域全面解除の中公審答申の不当性、また患者の皆さんの置かれている困難な実態についてお伺いをいたしました。きょうは、四月八日の第三十回環境保健部会議事速記録について伺いたいと思います。 保健部長のお手元にこの速記録があると思いますけれども、私、専門委員長の鈴木武夫先生が留意事項について説明されているくだり、つまり速記録の十四ページから読み上げたいと思います。 私は二つのことに留意していただきたい。後でもう一回申しあげますけれども、注意すべきものが二つあるということを表面で申しあげておきたい。 私たちの集めまし……
○岩佐委員 まず、大臣にお伺いをしたいのですが、不十分な賃上げ、増税あるいは保険料のアップ、教育費等の上昇で、国民の暮らしは今大変な状況にございます。そういう中で円高あるいは原油安、こうしたメリットを国民生活に十分還元させるということは大変大事なことだと思うのです。特に、冬場を迎えまして電気、ガス、灯油、プロパン、そうした燃料費あるいは暖房費、こういう問題について家計負担が大変重くなるということで主婦は頭を痛めているわけですけれども、こういう問題について大臣の基本的な立場をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 電力、ガス料金について還元を積極的に、より一層推し進めていただきたい。そういう……
○岩佐委員 きょう私は、食品の安全と表示の問題について伺いたいと思います。
当委員会で厚生省の政務次官が、物質名表示をできるだけ早く実施すると約束をされたのが一九八一年です。そして、一九八三年には食品添加物の全面表示を実施すると約束をしておられます。ことしの一月に食品添加物表示検討会の中間報告が出ておりますけれども、このことに関連して、全面表示の作業がどうなっているのか、それからどういうふうな基本的な考え方に基づいて進めているのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 消費者にとってわかりやすいというのが表示の基本でありますけれども、例えば当委員会で私が食添の個別表示が必要だという……
○岩佐委員 まず、銀行の手数料についてお伺いをしたいと思います。最近、相次いで銀行の手数料が大幅に引き上げられています。また、新設手数料もつくられているわけでございますけれども、大蔵省にお伺いいたします。実態をつかんでおられますでしょうか。
【次の発言】 五十三年当時には一覧表で資料として出しているわけなので、今の御答弁は納得できないわけでありますけれども、時間がありませんので、私ども自身が調べました六十一年十一月現在の手数料についてちょっと申し上げたいと思います。
例えば手形・小切手帳の発行手数料でありまずけれども、小切手帳の発行手数料、五十三年当時百円であったものが現在は四百円、四倍にな……
○岩佐委員 最初に、水俣病問題について質問いたします。 三月の熊本地裁の判決に対して国や県はこれを控訴し、チッソも追って控訴しました。私は、この国のとった態度は全く誤っている、三十年以上も被害者を苦しめてきた責任の重大性を全くわかっていない、このことを強く批判したいと思います。今回の判決は、チッソとともに国や県にも水俣病発生、拡大の責任があることを全面的に認めました。また、原告全員を水俣病と認めることによって、これら被害者を冷たく切り捨て、放置してきた行政の責任を三たび厳しく問うものとなりました。先ほど長官は、行政の責任は感じていると言われました。この判決を真剣に受けとめ、被害者を一日も早く……
○岩佐委員 大気汚染防止のための緑地造成についてまずお伺いいたします。 この事業は、既にこれまで質疑で明らかにされたように、公健法の地域指定解除の見返りとしての基金の一部を財源とするものであります。このこと自体大変大きな問題があります。公健法の改悪には、患者団体を初め関係自治体の九割が反対をしています。これは絶対に許されないことだというふうに私たちは思っております。公健法の改正案は、これは本会議でも主張しましたけれども、廃案とされるべきものであります。これを前提としているこういう緑地造成、これについては私たちは納得できない、こういうことを述べた上で幾つか質問を申し上げたいと思います。 まず……
○岩佐委員 まず、規制の対象となる野生生物の範囲について伺いたいと思います。 先ほどからの答弁でも明らかなように、ワシントン条約の附属書Tの全部と附属書Uの一部を政令で指定する、こういうことになっているわけでありますが、これでは附属書Uの部分と附属書Vの全部が規制の対象外となります。WWFJの調査では、日本に輸入される野生生物の件数で見ると、九八%までが附属書Uに属するものだということであります。したがって、大部分が規制の対象外になってしまうということが先ほどからも論議されているところであります。民間監視団体のトラフィック・ジャパンや日本霊長類学会の要望書、またWWF総裁のエジンバラ公の中曽……
○岩佐委員 近年、障害者、高齢者、乳幼児の災害などによる被災率が高まっていると消防白書で報告をされています。この点について、今、障害者の方々の中から防災対策に対するいろいろな希望が強くなっているわけでございます。昨年の三原山噴火の際には、障害者の施設利用者の避難が村当局及び消防の行き届いた対応で大変スムーズに行われたと施設関係者から伺いました。これは本当によかったと思っています。 障害者の施設の防災対策、これについては過去の被災の経験からかなり対応を強めておられるというふうに伺っておりますけれども、しかし、町の中で個々に自立して生活している障害者に対する防災対策は確立をされていない、これが実……
○岩佐委員 きょうは消費者信用の問題についてお伺いをしたいと思います。 一九八四年の秋以降、消費者信用のあり方について金融制度調査会の専門委員会で検討が行われてきております。この中で特に焦点となっているのが利息制限法の見直しと個人の信用情報の取り扱いであります。都市銀行等金融機関は、もうかる分野ということで消費者ローン分野に大々的に取り組んできています。大蔵省が行った金融機関における消費者信用の取り組み状況等についてのアンケート調査では、消費者信用へ今後積極的に取り組むと答えたものが九六・七%、大変高率になっていると報告をされています。そこで、もうかる分野に取り組むことで障害となっているとし……
○岩佐委員 まず今度の法律案の審議に当たりまして、環境庁長官の基本姿勢について幾つかお伺いをしたいと思います。
ことしの三月三十日に水俣病第三次訴訟の判決が出されています。この判決を踏まえてこの法律案の審議をしていく必要があると私は思っておりますけれども、この判決に照らして、環境庁のみずからの責任を長官はどう考えておられるか、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 今の長官の御答弁は全く判決の精神を受けとめたものだとは言えないと思います。水俣病の悲劇を生んだ政府自身の責任に対する反省が全く見られないわけです。一九七二年ストックホルムでの人間環境会議に出席された当時の大石環境庁長官は、水俣病……
○岩佐委員 私は、たびたび当委員会におきまして患者さんの大変苦しんでおられる実態について述べてまいりました。自分が何も悪いことをしないのに、なぜこんなにぜんそくだとかあるいは慢性気管支炎だとかで苦しまなければいけないのか。家庭が破壊をされたり、子供たちが元気に学校へ通えないとかあるいはプールにも入れないとか、他の子供たちと差別をされる、落ちこぼれる。そして夜になれば本当に苦しくて眠れない、あるいはいつ発作が起きて死ぬかわからない、そういう恐怖にさいなまれる。こういう思いというのは本当に筆舌に尽くしがたいし、私たちが幾ら紹介しても紹介し切れない、そういう苦しみであると思います。 私は最近ある婦……
○岩佐委員 前回議論いたしました、気管支ぜんそくの患者はこの十年間全国的に増加をしている、この増加率の問題でありますけれども、この増加率は、認定のぜんそく患者の増加率と同水準だという論拠になっている厚生省の調査の件であります。この厚生省の患者調査というのはもともと大気汚染の影響を調べるためのものではありません。病院などの医療施設の利用状況を調べる調査であります、だから、大気汚染のひどい地域、それからそうでない地域を分けて調べているわけでもありません。一年のうちの一日しか調べていない。七月の第二水曜日に病院に来た人だけを調べたものであります。だから、たまたまその日が全国的に寒かったりすると患者が……
○岩佐委員 きょうは、参考人の皆様には土曜日、しかもお昼抜きで本当に御苦労さまでございます。
まず私は、吉田先生にいろいろと専門的なことについてお伺いをさせていただきたいと思いますが、先ほど東京都の調査の概要、また評価についてある程度お話をされたと思いますけれども、ダブる面もどうぞ構いませんので、ぜひ総体としてお述べをいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、この調査によりまして、結論として、今先生がこの調査を振り返られて、現状を踏まえられて一番強調されたい点は何でしょうか。
【次の発言】 さらに環境庁の二つの調査ですね。これについてはいろいろ手法等私も当委員会で問題点があるということ……
○岩佐委員 中曽根内閣のもとで、公的私的を問わず諮問機関を重用して、国会を軽視する姿勢が非常に目につきます。公害補償法の問題でも、中公審の各種委員会の討議資料また会議録は、本委員会で再三要求しているにもかかわらず出てきていません。したがって、私は委員会の審議は尽くされたものだということが言えないと思っております。私は冒頭に、このような国会無視の姿勢は議会制民主主義を守る上から絶対に許されないことであることを厳しく指摘をした上で、総理に何点か質問をいたします。 私の持ち時間が全部で十五分でございます。短いのでまとめて質問をいたします、まとめてお答えをいただきたいと思います。 第一に、大気汚染……
○岩佐委員 最初に私鉄運賃の問題について質問をいたします。
さきに関西大手私鉄五社とそれから京成電鉄の運賃値上げが行われました。関東の大手私鉄についてもこの秋にも値上げ申請が行われるのではないか、そういう報道もされているわけでありますけれども、今円高為替差益の還元あるいは原油値下げの還元ということで電力料金など下がってきている中で私鉄の値上げというのはこれは道理がないというふうに思うわけでありますけれども、大手私鉄のことしの三月期の決算がどういうふうになっているか、ちょっとお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 今私が問題にしている関東大手七社の決算、これはどういうことになっているか……
○岩佐委員 東京都心に端を発した地価の暴騰は、首都圏全体さらには全国の大都市圏に広がり、労働者、サラリーマンのマイホームの夢を完全に打ち砕いております。都市再開発地域では地上げ屋が脅迫、暴力ざたで長く生活してきた市民を追い立て、今や都心の夜はゴーストタウン化しています。お年寄りの場合、長いことそこに住んでおられて急に新しいところに行かれるとなじめなくて命を縮める、そういう事態もあちこちで発生をしているわけでございます。地価高騰のため自治体にとっても大変です。学校、社会福祉施設、公園、生活道路などの用地取得は絶望的になっています。さらに、これまで自治体に子供の遊び場、小公園用地などを貸していた地……
○岩佐委員 本日は大臣が御就任されて初めての質疑になるわけでありますが、経済企画庁は、国民の暮らしを守る、そういう立場に立つ大変重要な官庁であるというふうに思います。そういう立場で御奮聞いただきますことをまず最初に心からお願いしたいと思います。 先ほどから議論になっております去る十二月十八日に値下げとなりました電気、ガス料金の問題でありますが、私どもは値下げの内容については極めて不十分であると思っております。例えば、原油の価格について一バレル当たり十八ドル五十セント、これは現在原油価格がスポット価格で十五ドルになっている、そういう状況でございますし、また、為替レートにつきましても、百三十九円……
○岩佐委員 まず、大気汚染の状況について伺いたいと思います。少しも改善されていない、それどころか悪化をしていると思います。
昨年十二月発表の一九八六年度の大気汚染結果についてどうお考えか、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 気象のせいにするわけにいかないので、いかなる気象の条件においてもきれいな環境が保たれていかなければいけないわけであります。今お話がありましたように、NOx総量規制を行っている東京、神奈川、大阪の自動車局では未達成が六十八局中五十二局、七六・五%にも達しているわけであります。NO2の環境基準未達成局、これは一般局、自動車局とも前年より増加をしているわけであります。具……
○岩佐委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対して、反対討論を行うものです。 本法案は、昨年の第百九国会において強行された本法律の抜本改悪――第一種公害指定地域の全面解除、新たな公害患者認定の打ち切りという大改悪を前提としたものであります。本法案で触れられている健康被害予防事業の基金制度についても、指定地域解除と引きかえに導入され、今後患者が減った分だけ補償費相当額を積み立てていくというものです。まさに患者の犠牲の上につくられる制度であります。大気汚染は決してなくなっておらず、患者も次々と発生しています。窒素酸化物を指定要件に加え……
○岩佐委員 最初に、生物農薬の安全性の問題について質問をいたしたいと思います。 最近行われました食品衛生学会で、生物農薬として使用されているバチルス・チューリンゲンシス菌、略してBT菌、これが食中毒菌と同じ毒素を生成すると指摘をされ、新聞でも大きく報道されました。この食中毒菌というのはバチルス・セレウス菌と言って、厚生省が食中毒菌として指定をしています。どういう菌でどのような食中毒を起こすのか、最近のセレウス菌による食中毒の件数、どんな食べ物によって起こったのか、またセレウス菌とBT菌の関係について簡単に厚生省から説明をしていただきたいと思います。
○岩佐委員 最初に、公団家賃問題について伺いたいと思います。 現在、公団家賃の一八%、平均で四千七百円の値上げ申請が行われ、ことしの秋十月から値上げをされようとしているわけでございます。今回の値上げの計算の基礎というのは地価を基礎とするということになっておりますので、今回の値上げは六十年を基礎とするわけでありますけれども、地価高騰の折、これは本当に大変な状態だということで、東京の公団の居住者の方々は戦々恐々という状態でございます。 今三多摩地域で二十団地、今回値上げ対象になる団地につきまして空き家割り増し家賃の算定を参考にいたしまして、三K、三DKの値上げ額の最高を計算してみました。そうい……
○岩佐委員 まず、食品添加物の規制問題について伺いたいと思いますけれども、この規制は国民の食生活の安全確保のためにされるべきものであるというふうに私たちは理解をしています。そして、国によりて、食習慣とか気候、風土、国民の体質、安全に対する考え方、これが異なることによって対応が変わってくるのは当然だと思います。輸入食品に対してもその国の食品添加物規制を適用するということは、その国の経済主権はもとより、国民主権からいっても、これもまた当然のことであります。ところが、今アメリカなどから、我が国の食品添加物規制を非関税障壁だとして圧力をかけてきているわけであります。 そこでお伺いをしたいんですが、一……
○岩佐委員 あした当委員会として環七等視察をするわけでありますけれども、きょうは大気汚染の問題について質問をいたしたいと思います。 先月発表されましたNO2の測定結果は、東京、神奈川、大阪の三県とも昨年よりも悪化して深刻な事態となっております。東京二十三区の場合、二十ある一般環境測定局の中で環境基準の上限値の〇・〇六ppmを下回ったのはたったの二局でございます。残りの十八局、九割が環境基準をオーバーしていて、自動車ガス測定局に至っては二十五局すべてが基準をオーバーしている。最高地点の松原橋では〇・一〇二ppmと環境基準の倍近い状況になっております。 一年前に公健法の指定地域解除についてこの……
○岩佐委員 先ほど、環境庁長官尾瀬に行かれましたかという御質問に対して、まだ行っておられないということでございましたけれども、私はことしの十月の初めに尾瀬に行ってまいりました。いろいろ視察をしてまいったわけでございますけれども、その観点から幾つか問題を提起をしたいと思います。
最近環境庁が尾瀬について調査を行ったということでございますけれども、この調査の内容について具体的に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 この間尾瀬に伺いましたときに、利用者はどのくらいなのですかというふうにお伺いしたら五十万から九十万人と、利用者の数だけでも大変大きな推測の幅があるわけです。ですから、今やられ……
○岩佐委員 最近の地価の異常な高騰の原因は、土地の地上げだとか買い占めなど、先ほどから指摘をされております投機的行為にあります。その投機的行為、買い占めを促進したのが金融資本の過剰融資です。この問題について昨年秋、私は当委員会で取り上げました。しかし、まだまだ地価は下がっておりませんし、特に東京郊外の地価の上昇は続いています。西多摩地区は四七・一%、こ れは六十三年の基準地価でそれだけの高騰になっています。 まず国土庁に伺いたいと思いますが、国土庁は、六十二年一年間の土地取引の監視区域詳細調査を実施し、本年八月九日にその結果を公表しています。それによりますと、東京二十三区、武蔵野、三鷹で土地……
○岩佐委員 参考人の皆様におかれましては、きょうは本当にお忙しいところ御苦労さまでございます。私が最後でございますので、もうしばらく御協力をいただきたいと思います。 今日の土地問題は、東京、首都圏を中心といたします都市地域での問題にほかならないというふうに思います。地価の狂乱は、国民の暮らしと権利といいますか、それを根底から脅かして、庶民にとっては本当に大変な事態となっていることは、先ほど皆様方からもいろいろお話がございましたし、共通の認識であると思います。 地価狂乱を引き起こした原因でございますけれども、何といっても、中曽根さんの当時にあの国鉄用地の民間への払い下げなどに見られます民間活……
○岩佐委員 まず最初に長官に、石垣島の白保のサンゴ礁の問題についてお伺いをしたいと思います。 沖縄県は、新石垣空港建設予定地を白保の旧予定地から四キロ北側のカーラ岳東側に変更する、こういうことを決定し、発表しました。 環境庁は白保海域の調査を実施し、高被度のサンゴ群集の広がりと連続性、他に例のないアオサンゴ、現状ハマサンゴの特異な群集の存在、またこれらが一つの礁池のユニットの中にまとまって存在し、その他のサンゴを含め全体として健全で特異な生態系を維持している、こういう結論を出しました。 ところが沖縄県はこれまでずっと、空港をつくってもアオサンゴは大丈夫だ、アオサンゴ以外の白保のサンゴは大……
○岩佐委員 一昨年、千葉県の君津市で地下水汚染が発見され、昨年になって市民に公表され、大問題になりました。私も現地へ行って、東芝コンポーネンツの半導体工場を視察し、市や県からも話を聞きました。昨年の十月、決算委員会で質問いたしましたけれども、その後汚染の原因ははっきりしたのでしょうか。 それから、最近の報道によりますと、工場敷地の地下から三五万ppmのトリクロロエチレンが検出された、こういうことでありますけれども、これは事実でしょうか。三五万ppmといえば三五%、原液を三倍に薄めただけの超高濃度です。ですから、これはもう原液をそのまま捨てたのではないかというふうに思われる事態なんですが、この……
○岩佐委員 本日は、時間面で御配慮いただきまして大変ありがとうございます。 農薬問題について伺っていきたいと思います。 輸入食品の拡大、有機野菜への消費者の関心の高まりに見られるように、今日農薬の安全対策が大きな社会問題となっています。食品中の残留農薬については、食品衛生法に基づいて二十六農薬、五十三農作物に残留基準が設けられています。しかし、我が国では農薬として登録されているものが四百種類程度あります。このことから見ると規制は微々たるものであると言わざるを得ません。しかも、我が国では禁止されているものが海外では使用され、それが輸入されるときに、我が国の基準がないということでチェックされな……
○岩佐委員 最初に、酸性雨について伺いたいと思います。 ヨーロッパやカナダなどで酸性雨による被害が深刻になっています。森林が枯れたり湖が酸性化して魚が死滅したりする状況が生まれています。日本でも、八月に発表された環境庁の調査報告によりますと、全国的にPH四台の欧米並みかそれ以上の酸性雨が観測をされています。今度の調査で注目をされますのは、単に酸性度をPHではかるだけではなくて、雨の中に含まれる酸、アルカリ成分の絶対量を測定していることです。これによりますと硫酸イオンについても硝酸イオンについてもアメリカに比べて多いということがわかります。ところが一方で、アンモニアイオンとかスパイクタイヤ粉じ……
○岩佐委員 今、第二次ごみ戦争という言葉が生まれているくらい、ごみ問題が大変深刻になっています。きょうはこのごみ問題についてお伺いをしたいと思います。
なお、委員長にお願いでございますが、途中で資料などを提示させていただきますので御了解をいただきたいと思います。
【次の発言】 二〇〇五年には東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県で三百四十二万トン、東京ドーム二・五杯分のごみがあふれる、こういうふうに厚生省や首都圏廃棄物対策協議会が調査報告を発表いたしております。この点について厚生省いかがでしょうか。
【次の発言】 ごみ問題については、考えればというか将来を見れば見るほど展望がない。特に首都圏にお……
○岩佐委員 先ほどからも皆さんから指摘をされておりますように、交通事故による死者はことし既に九千人を突破し、年間死者数が十三年ぶりに一万人を超えた昨年を上回るベースで、最悪の事態となっております。
今日の交通事故死者数の約半数は、交差点での事故でございます。また、六十五歳以上の高齢者の死亡者が全体の二割を占め、高齢者の事故がふえている。これも大きな問題でございます。高齢者や子供たちが本当に安心して渡れる交差点などの実現を初めとする抜本的な交通安全対策が必要であると思いますけれども、総務庁、警察庁、お考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 一九八六年から九〇年までの第四次交通安全基本計画の目……
○岩佐委員 まず、家庭用灯油についてお伺いをしたいと思います。 家庭用灯油は、冬場の暖房用として広く一般家庭で使用されています。昨年の灯油使用量は全国で二千七百五十七万キロリットルですけれども、家庭用灯油はそのうち六五%、一千七百九十四万キロリットルに及んでいます。特に東北、北海道など寒い地域では、灯油はお米と同じ必需品として使われています。北海道の生協のアンケート調査によりますと、一世帯の年間の灯油使用量が二千リッター、二十リッター入りのポリ缶にしますと百缶になります。ところが、今本格的な灯油の需要期を迎えて石油元売会社は、生協初め共同購入に取り組んでいるところに対して、石油メーカーが希望……
○岩佐委員 国民健康保険法の第四条「国及び都道府県の義務」というところで、「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない。」こう国の義務を規定しています。また第五条では、「市町村又は特別区(以下単に「市町村」という。)の区域内に住所を有する者は、当該市町村が行う国民健康保険の被保険者とする。」とし、他の保険制度に入っていない人すべてを対象にしているわけであります。ところが一昨年の法改正で、第九条三項「市町村は、災害その他の政令で定める特別の事情がないのに保険料(地方税法の規定による国民健康保険税を含む。)を滞納している世帯主に係る被保険者証の返還を求めることができる……
○岩佐委員 モントリオール議定書で決められた削減のテンポですけれども、緩やか過ぎるという批判がございます。そこで伺いたいのですが、規制対象のフロンについて、フロンが開発されました一九三〇年代から五十年たっているわけでございますけれども、全世界でつくられましたフロンの量、そして大気中に放出された量、それについてどれだけか、通産省からお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 現在、年間約百万トン生産をされているわけでありますけれども、議定書の削減のテンポを守ったといたしまして、二十一世紀を迎えるまで、つまりことし一九八八年から二〇〇〇年末までの十三年間、その間にフロンがどれだけ生産をされますで……
○岩佐分科員 為替差益の還元で物価が下がらなければならない、そういう時期でありますけれども、関東の大手私鉄各社が運賃の値上げ申請を出しました。しかも、今度の値上げの半分は十年先の混雑緩和のための設備投資額の前取り、代金を先にいただいて品物は十年先、そういう内容のものであります。 ここに新聞各紙がいろいろと今度の値上げについて書いています。例えば「厳しい査定すべき私鉄運賃」「「前借り運賃」に疑問残るが」「私鉄運賃 大幅上げ歯止め必要」「サービス発車が先では?私鉄先取り値上げ申請利用者は「不満です」」「「約束」積み残し心配」「混雑緩和 先取り値上げ=@実現は九年も先のことなのに」、こういう新旧……
○岩佐分科員 家庭用LPガスについて伺いたいと思います。 今大変問題になっています家庭用LPガスは為替差益が十分還元をされていないということでありますが、輸入CIF価格は現在トン当たり二万二千円、この三年間で三分の一に下がっているわけであります。この家庭用のプロパンというのは、確かにCIFが下がったからといって末端価格がそのまますぐ下がるということではないと思うのです。コストに占める販売価格、流通経費が大変かかっていますからそういうふうにはならないとは思いますけれども、しかし、それにしても末端価格はわずか九%しか下がっていない。これは非常に大きな問題だと思います。今、プロパンガスを利用してい……
○岩佐委員 本日は、各公述人におかれましては、多忙な中御苦労さまでございます。 まず最初に、消費税導入問題についてお伺いをしたいと思います。 政府は、消費税負担を考慮に入れてもすべての所得階層で減税になる、そういう宣伝をしてきました。私たちはこの試算は違うということで具体的に反論をしてきているわけでありますけれども、もし厚生年金保険料率、この値上げが実施をされますと、私たちが違うと指摘をしてきた政府の試算を前提といたしましても、サラリーマンの八割に及ぶ年収五百万円以下の方々がすべて負担増となります。このことは国民にとっては耐えがたい重大な問題でございます。先ほど河野公述人が、消費税について……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。