このページでは安倍基雄衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○安倍基雄君 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま提案されました昭和六十二年度のいわゆる財源確保に関する法案に対し、反対の立場から討論するものであります。 財確法の問題は、国債の借りかえなどの技術的な問題の背後に、中曽根内閣が財政再建の問題をどう考えているかの基本問題を含んでいるのであります。 売上税の廃案が決定し、予算案が本院を通過した途端に、総理は、アメリカに飛び、公共事業を中心とする五兆円の内需拡大策をレーガン大統領との間に約束してまいりました。また総理は、来るべきサミットにおいてこれを国際的な公約としようとしておるのであります。税制改革と財政再建に命をかけるという総理の言葉は……
○安倍基雄君 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま提案されました昭和六十三年度予算三案に対し、反対の立場から討論するものであります。(拍手) 私は、今から三年前の昭和六十年三月、この本会議場において六十年度予算に対する反対討論を行ったのでありますが、その際、四つの問題点を指摘いたしました。すなわち、税負担が資産所得者に軽く勤労者に重い結果、内需が狭められ、輸出依存型経済となっていること、中堅所得者に対する税負担が重く、サラリーマン層に不満がうっせきしていること、行政改革が不徹底であること、地方税がメガロポリスに集中し、その是正が必要であることの四点であります。三年後の六十三年度予算にお……
○安倍基雄君 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま議題となりました刑事施設法案、同施行法案、留置施設法案、海上保安庁留置施設法案の四法案に対して、我が党の基本的見解を述べつつ、総理並びに関係各大臣に質問をいたします。(拍手) 言うまでもなく、我が国憲法は第十一条以下において、すべての国民が基本的人権を享有するものと規定しております。この原則は、刑に服している者に対しても可能な限り貫かれるべきであり、ましてや、捜査を受けている段階の者、公判の段階にある者は無罪の推定を受けるのであり、彼らの基本的人権を注意深く守る必要があります。また、特に十分な弁護を受ける権利を彼らに対して保障していかな……
○安倍基雄君 私は、民社党・民主連合を代表し、去る十一月十日税制特別委員会において自民党単独で強行採決された消費税等関連六法案及び同修正案について補充質問をするものであります。 まず最初に、私は、国民生活のすべての分野に大きな影響を及ぼす、またシャウプ以来の大改正と言われる税制改正法案が、総括質問を終え、公聴会を開いた直後に、野党の強硬な反対にもかかわらず強行採決されたことに大きな憤りを感じるものであります。国民は、同法案の徹底審議を望んでいたものでありますが、この審議がわずか三日間の審議で断ち切られたことに大きな驚きと憤りを感じております。これは、自民党の側における審議拒否と言っても過言で……
○安倍(基)委員 宮澤大臣、私、初めて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
この法案関連と、それに一般的な話が加わると思いますけれども、今回のいわば特例法の財源不足はどこから生じたか、簡単に説明してください。
【次の発言】 いずれにいたしましても経済成長が非常にダウンしたということだと思いますけれども、歳入見積もりの基礎になった経済成長を現在どう見ているかということを簡単に企画庁の方からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 答弁は簡単にしてくださいね。
結局歳入見積もりの問題になると思うのですけれども、来年もどうなるか。基本的にはまず、じゃ、来年どのくらいの経済成長……
○安倍(基)委員 今回、税制改正が一番大きな問題になってきております。一応政府・自民党原案がほとんどできつつある、いよいよ最初の委員会でございまして、私自身も御承知のように大蔵出身でございますので、同僚や後輩たちが財政再建のためということで一生懸命努力したことはわかるのですが、また逆に、これだけの要するに財政困難に追い込んだ今までの政治家の責任ということをむしろ我々としては追及したいところでございます。そういった面はわかるのでございますけれども、本日は大分たくさん質問を出しましたけれども、わずか三十分ぐらいしか私ども与えられておりません。民社党数が減っちゃったものですから。でございますから、で……
○安倍(基)委員 冒頭に、私、こういった討論はあらかじめ質問を通告するのはおかしいという考えを持っておりますけれども、今回は特に詳しく質問することにします。と申しますのは、事が官房副長官だけでは答えられない問題が随分あるのじゃないか。要件としまして答えられないものがあれば官房長官に聞き、場合によっては総理に聞いた上で御出席を願いたいということを念を押してございますけれども、その点は結構でございますね。――そういうぐあいの了解が得られたと私は考えております。 今、国民が非常に関心を持っているのは中国に対する首相の訪問でございますね。これは外務委の問題じゃないかという話にもなりますけれども、これ……
○安倍(基)委員 今度の法案に関連いたしまして、私の持論といたしましては、法務、裁判官、検察官、警察とか、私自身大蔵におりましたけれども、税務署員とかそういった者に対しては、やはりそれ相応の報酬は出すべきだ、しかも特に、いわば司法官の場合に、これが腐敗しては大変なことでございますからということで、身分というか、安んじて職務にいわば精励できるような給与は当然出すべきだと私は考えております。 まず先にお伺いしたいんですが、裁判官あるいは検察官、海外と比較してどの辺のレベルであるかなということと、また、海外、なかなかそれぞれの職分というか、必ずしもパラレルに考えられない場合がございますから、通常の……
○安倍(基)委員 前回の法案審議の際に若干積み残した話がございまして、主として暴走族の関係の問題でございますけれども、その前にちょっと一言。 今非常に騒がれておりますビートたけし事件というのがございます。この中身は一々口にして言うことはないと思いますけれども、「フライデー」にいろいろ書かれたことを問題として殴り込んだ。なかなか甲論乙駁、たけしがいいと言う人もいれば「フライデー」がいいと言う人もいる。これは、暴力を振るったことは絶対にいいとは言えないわけでございますけれども、また反面、一部にはいささかそういう取材も過熱状態じゃないのか。ちょっと妙な言い方をすれば、「フライデー」に「フラッシュ」……
○安倍(基)委員 今や日切れ法案の審議でございまして、恐らく同僚議員が売上税なんということをいろいろお聞きしたとは思いますけれども、時間が限られておりますので、私は主として関税の改正についていろいろお聞きしたいと思います。 初めでございますけれども、ちょうど前の同僚議員が話されておりましたように、私自身も昭和五十一年から一年間門司の税関長をしておりました。そのときに初めていわゆる税関業務に携わったわけでございます。これは大蔵省の部門の中でも大変に体を張った、しかも夜は必ずだれかいなければいかぬ、旅行へ行くにしてもだれか残っていなければいかぬ。私どものとき韓国との関係の金の輸出入の問題で部下が……
○安倍(基)委員 私どもは余り時間が長くないので簡単に言いますけれども、大臣、去年ちょうど売上税のいわばどの業種を免税にするかという議論が行われているさなかに、私は売上税は問題であるということを質問したことがあると思います。覚えていらっしゃるかと思いますが、その際、私は、多段階的、つまり日本は生産、流通が非常に多層化している、その間にこういうのを入れると中小企業が転嫁できないで非常に困るよという問題とか、いわば短期間にそういった業種を決めると必ず不公平が起こる、納税コストの問題、納税トラブルの問題等いろいろお話をしたと思います。そのときに、私は本当に短期間に決めるのはいかぬぞというお話をした。……
○安倍(基)委員 きのう私は本会議で、せっかく中曽根さんにサミット前の心構えをいろいろ言おうと思ったら、御本人はおられないで、大蔵大臣だけがお聞きになったわけでありますが、これはまた後の話にいたしまして、まず今回の法案に関連して、今度の郵貯の自主運用についてでございます。 この前も議論したわけでございますけれども、自主運用と言っても、海外の債券を取得することにつきましてなかなか難しい要素がある。為替の変動は専門家でもなかなか予測できない。郵貯の特会でこれから自主運用するというときに、一体だれがどういう形で決めていくのかということを御説明願いたいと思うのです。と申しますのは、専門家でもなかなか……
○安倍(基)委員 冒頭でございますけれども、実は私きょうは内閣官房長官、あるいはどうしてもやむを得なければ副長官という出席要求をしたのでございますが、外交上の日程ということでどうしてもやりくりつかぬというお答えであったわけでございます。実は私がこの問題を提示しましたのは、過日中曽根総理が中国に行かれる直前に官房長官の出席を求めたら、そのときも外交上のスケジュールでだめだということで副長官が来られまして、そのときに靖国問題を取り上げまして、また中国で謝ってくるのじゃあるまいなと念を押したのですな。ところが、そのときには絶対そういうことはございません、そんな話は出ませんしというような話でございまし……
○安倍(基)委員 同僚議員もあるいは既にお聞きしたかもしれませんが、一番最近の問題で、朝日新聞の記者襲撃事件がございます。これは私も非常に重大な問題である。戦前いろいろそれに似たようなこともございましたが、美濃部達吉さんの襲撃事件、大分年配の方は御存じでしょうけれども、戦前は非常にテロが横行した。それが一つは日本が悲劇的な戦争に突っ込んでいった大きな原因になった。その背景には非常な不況といろいろの社会不安が底流にありまして、それが左翼、右翼のテロということで軍の台頭になったわけでございますが、何か日本のこれからを見ますと、非常に経済も落ち込んできて、私は恐らくこの数年間のうちに相当の失業者が出……
○安倍(基)委員 今同僚議員がいろいろ聞いておられますので、重複しない範囲でお聞きしたいと思いますけれども、今度の改正は、コンピューター犯罪といわゆる国際テロの防止という関係でございますが、まず第一に、コンピューター犯罪について、いろいろな電磁的記録とか、その損壊あるいは詐欺と、こう幾つか分類してございますけれども、大体この関連の犯罪がそれぞれ日本においてどの程度発生しているのか。これは資料としてある程度、CDがこのくらいでございますとか、あるいはいろいろな分類がございますけれども、それぞれの構成要件というか、それぞれの規定に合致している犯罪の数というのは大体どのくらいになっておるのでございま……
○安倍(基)委員 同僚議員がいろいろ聞かれた後だと思うので余りなにでございますが、きょう最初に私、あるいは変わった観点かもしれませんけれども、マイクロフィルムか何かで保存するということは考えていないのかな。というのは、今までの保存というのは、非常に訴訟が累積していけばそれの書類を保管するのも大変だ、そのたびにそれを未来永劫とっておくなんて大変だというような観念が先に立っていると思うのです。この進歩した時代に、例えば国会の議事録なんかでも、ちょっと私もやったことはないけれども、ボタンを押せば昔の議事録が出てくるというような話も聞いています、その辺私の知識が正確じゃないかもしれませんけれども。判決……
○安倍(基)委員 同僚議員がいろいろの話をされた後でございますから、いささか重複の気味もあり得るかと思いますけれども、私なりにいろいろ御質問をしたいと思います。 まず第一に、今度の法案、これは減税か公共投資が、一種の選択を迫られた場合に、公共投資をとったというような理由は今理解されるわけでございますけれども、この公共投資の性格について後でじっくりお話をしたいと思います。 今まで繰り返された論議でありますけれども、もともと我が党は、行革を通じて減税をすべきだという話をずっと主張してきたわけです。実は、この間党と瀬島さんとの打ち合わせか何かのときにもNTTの話が出まして、これは一種の行革の成果……
○安倍(基)委員 参考人の皆様、本当に長時間御苦労さまでございます。同僚議員がいろいろ質問した後でございますので、重複を避けてお聞きしたいと思いますけれども、特に最初の中村参考人、私はさっき言われた会合に出ておりまして、マル優についての意見を述べましたし、固定資産税についての意見も述べたのでございます。その際、私はお話ししたことと思いますし、地元なんかを回っても賛同を受けるのは、少なくとも一納税者一口とかあるいは一世帯一口とか、そのくらいは見てもらってもいいのじゃないかなということをしきりと主張してきたわけでございます。 その際に我が党は、マル優カードを使う、あるいは還付、つまり銀行から最終……
○安倍(基)委員 今、同僚議員がいろいろの質問をしておりますから、余り重複しない程度と思いますけれども、我が党として言わなくてはいけないことは言わなければならないので……。 冒頭に、今もちょっと話が出たのですけれども、今度の与野党合意で最終的に一兆五千四百億円、こういう話になっておりますが、平年度ベースにすると住民税合わせて二兆二千億円ぐらいになるだろう。私どもの方の心配として、これは税率はいじくってみたわ、ところが現実的な減税額はそこまでいかなかったわというような話があっては大変であるという話がございまして、一応各党が大蔵省から説明を受けて、計算方法はなかなか難しい、そう簡単にはいかぬとい……
○安倍(基)委員 修正案についての質問を中心に、時間も十五分で余りございませんから、簡単にお聞きしたいと思います。 我が党は、特にマル優の廃止問題について、資産所得課税全般のフレームワークの中で十分時間をかけてじっくり考えるべきではないか、特に今度の総合課税を実質的には離れるという面からいいまして、まだ非常に不満な点が多いわけです。 そこで、まず第一にお伺いしたいのは、今度の見直し規定でございます。書記長・幹事長の合意というよりは自民党回答だったようでございますけれども、移行問題をどうするかということに対して五十一条で見直し規定が今度出たわけです。「課税の在り方については、総合課税への移行……
○安倍(基)委員 たまたま今の同僚議員からの話も出たのですけれども、今度の改正は非常に大きな問題点を持っていると私思うのです。 というのは、登録をさせる、登録をしますと大体民間の人々は、いわばお上のお墨つきをもらった業者だという安心感を持つわけですね。今まではそういうことがなかった。自分でいろいろ考えて選別しなければいけなかった。ところが登録業者となると、お墨つきをもらった業者だと思うわけですよ。そのときに、今度の制度はいわば預かり証と抵当証券とのリンクをきちっとして、カラ売りとか二重売りとかいうことを防止はできる。しかし、その基礎の抵当証券が本当に現実のいわば地価なりなんなりを反映している……
○安倍(基)委員 きょうは次に本会議がありますので、私いろいろ盛りだくさんあったのですけれども、ちょっと後に延ばす、特に私自身がきょうは本当は私の地元の浜松地区における暴力団の話を取り上げたかったのですけれども、それは後の機会にさせていただいて、また改めてと思います。 今いろいろお話が、今までも質疑がありましたけれども、一つは、行革という面ではこの法案というのは悪くはない。ただし、行革というのはそれによって得るところと失うところとのバランスの問題だと思うのですね。今話もありましたけれども、一つは件数が少ない。それから逆に、要するにスーパーがあれば買いに行くけれども、なくなったらもっと減る。件……
○安倍(基)委員 さっき同僚議員からも質問がございましたが、本日はロッキード裁判についての判決が出たということでございまして、今田中さんに対するものは控訴棄却ということでございましたけれども、法務委員会が本当に法の番人なわけでございますので、さっき大蔵委員会で似たような質問が出たら、宮澤さんは余りすんなりと答えないで済ましてしまったわけでございますけれども、法務委員会におきましては、どうしても大臣のいわばこれについての御感想をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは、国会議員として、法の番人としての立場の国会議員として、現在いわゆる政治倫理審査会というのが国会法の改正でつくられたわ……
○安倍(基)委員 参考人の諸先生方、お忙しいところ長時間にわたりまことにありがとうございます。 私は民社党でございますが、今まで同僚議員がいろいろなことを聞かれた後でございますから、余り論点も多くはないのでございますけれども、考えますのに、私も一時期アメリカで二年半ばかり生活した。そのときに、向こうの連中はすぐ権利を主張しまして争いに持ち込む。日本の場合には非常に少ないと言われておりますけれども、最近は大分出てきた。さっきのお話のとおりでございます。だから、簡単に申しますと、行ってすぐやってくれて、そしてすぐ処理してくれるならばどんどんと持っていくのだけれども、なかなか時間もかかり、今の簡裁……
○安倍(基)委員 いろいろ同僚議員も尋ねていることと思いますが、第一に、民法の問題というのは非常に大事な問題でございまして、本当に短期間にやるということは大変問題はあるのですよ。逆に言えば、法務委員会が小委員会でも設けて、単に、法務省が今まで議論してきた、だからその結果をイエスかノーか言ってくれというのじゃなくて、あらかじめ小委員会あたりをつくっておいて、慎重審議すべきことではなかったかなと私は思うのです。これはいろいろの事情から国会が空転したとかいう問題はあると思いますから、一方的に法務省の側を責めるわけにはいかないのでございますけれども、これは本当にその意味で短期間にやるわけですから簡単に……
○安倍(基)委員 きょうは二つの問題、特に後の方の問題を中心にお聞きしたいと思います。 最初は簡単に御回答願いたいのですが、国選弁護人の報酬をちょっと上げてくれという動きもいろいろございまして、聞いてみますと、通常の場合には、民間であれば大体最初手付金二十万、それから終わったら二十万、四、五十万の報酬がある。ところが、国選弁護人の場合にはせいぜい四、五万だという話もございまして、これは一方の話を聞いただけですから、私も両方の意見を聞いた上しゃないと取り上げられないという話もしたのですが、ただ、国選弁護といえば大事な問題でもある、ちょっと格差が激しいんじゃないかという気がいたしました。この点、……
○安倍(基)委員 どうにか民法も終わり、私どもどうしてもこの国会で成立さすべきじゃないかと思っております外登法の審議に入ったわけでございますが、最初に法務大臣に、今度の外登法の改正の持つ意味についてのお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 私どもとしましては、今度の改正は必ずしも満足すべきものではない。この国際化時代、しかも先進国でこういった指紋押捺を行っている国、英米独仏いろいろございますけれども、必要に応じというぐあいに限定しておりまして、非常にケースを限定しておる、米国の場合には相互主義ということでやっておるという状況のもとに、この国際化時代にどうかという問題とともに、御承知のように……
○安倍(基)委員 私は、前回の質問でまず第一に携帯義務の問題、今同僚議員からもお話が出ましたが、それにつきましては弾力的、常識的な運用をするという御回答を得ましたし、また、指紋押捺の年齢につきましても今後検討の余地はあるだろうというようなお話を承ったわけでございます。 その続きでございますが、前回の質問のときに過去のいわゆる押捺拒否者についての取り扱いについても御質問いたしたわけでございますけれども、その際に、これから新法が成立しあるいは施行されるという後に、特に今問題となっておりますのは従来拒否者に対して再入国拒否とか在留期間の短縮、そういったことについて新しい制度になった後見直してくれな……
○安倍(基)委員 私としては三巡目の質問でございますので、大体主要点は既にお聞きしているところでございますけれども、過日参考人が出てきましていろいろな陳述をしたわけでございますが、それとの関連で、参考人の中の多くの意見が、定住外国人に対してはやはり特別に考えるべきだというのが異口同音に主張されたわけでございます。この点について当局はどうお考えになるのか。大臣がおられればまたその話もお聞きしたいと思いますけれども、その点についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は、例えば十六歳であれするのはどうだというような話もしたわけでございますけれども、こちらでだんだんと大きくなってきている者とぽっ……
○安倍(基)委員 委員長、あるいは最後のあれになるかもしれませんけれども、留任していただいた方がいいと思います、余談でございますが。 大分前に、一年くらい前になりますか、私は二つのことを言ったことがあると思います。というのは、一つは暴走族に木材を投げつけて死なせてしまった事件がどうなったかということと、プラットホームで酔っぱらいにまとわりつかれてそれを突き飛ばしたら死んでしまった、その二つの事件がございましたが、そのときにその話をちょっとお話しして、また暴走族の取り締まりがどうなっているかという話もしたのでございますけれども、最初に、この二つの事案は最終的にどういうぐあいになっておりますか。……
○安倍(基)委員 この法案は、例年の問題でございますので、また一括して後でお聞きしようと思います。 最初に、いわゆる大韓民国の例の大韓航空機ですか、その墜落事件についてお聞きしたいと思います。 今度どうも政府が、容疑者が何か韓国政府の方に身柄が移るということについて同意したという報道がされておりますけれども、この辺について裁判権として我が国はどういうのを持っているのか。私の通常の考えからいえば、偽造であろうとなかろうと旅券を持っている。本人の国籍がまだはっきりしていないという状況のもとにおいては、そのいわば旅券を持っている者が推定される、はっきりどの国とわかっていない状況のもとでは、たとえ……
○安倍(基)委員 実はきょうはこの前のダブル選挙違憲論に対する判決を聞こうと思ったのですが、その前に、今たまたま借地権の問題が出ましたので、ちょっと大臣の逆の感想をお聞きしたいのでございます。 というのは、実は私、中村さんと非常に仲がいいのですけれども、これについては意見が違うのです。私、大分前の法務委員会で、もう半年くらい前になりますか、土地利用から借地・借家法を改正すべきであるということを質問いたしました。そのときに、私エコノミストという雑誌で土地問題を論じたときにもそのことを論じたのですけれども、結局現在における社会的弱者というものは、単に都会の一等地で借地・借家権を守られている人と、……
○安倍(基)委員 私に与えられた時間は二十二分しかございませんので、答弁は短くしていただきたいと思います。
まず第一に、ココム問題で極東商会、新生交易に対するココム違反事件が問題とされたということでございますけれども、これはアメリカ側の通報によってこの問題が発生したと言われていますけれども、いつ、どういうルートをもってアメリカから通報があったのですか。
【次の発言】 人民日報によりますと、昨年八月に日本政府は国防省から通報を受けたと書いてありますけれども、これは事実ですか。
【次の発言】 東芝機械の場合には、買われた機械がどこどこで作動しているとかいうような情報があるのでございますけれども、……
○安倍(基)委員 何か、私は時間が十八分しかないようでございまして、ちょっとかいつまんでお話ししたいと思います。 大臣、この間の十三日に私がココム問題を取り上げまして、これは大変なことになるかもしれないよ、当時人民大会だからまだ反応がはっきりしないけれどもということをお聞きしましたら、そのときに、私の質問は十三日でございましたけれども、十二日に中国から回答がございました、両国の友好関係を引き続き発展させようというような文書が来ましたということを言われたのですけれども、そのときに、私、原文を取り寄せてこれをよく見ましたら、これは非常に強い調子なんですね。 東芝問題が終わってないときに「本件が……
○安倍(基)委員 どうも私の持ち時間がピンチヒッターであるせいか十八分とかいう話でございましてすぐ終わってしまいますので、専ら大臣に御答弁をいただきたいと思います。いつも同じような話になるのですけれども、どうも十分終わりまで聞き切れないものですから。 まず第一に、宇野大臣、訪中御苦労さまでした。ただ、私が一番最初に登板したときに言ったのは、ココム問題は後へ尾を引くよ、当時は向こうは人民大会か何かだったから大したことはないけれどもと。果たせるかな、それを言ってきた。私はつい最近聞いたのですけれども、また人民日報がココムについて取り上げて、一体どうしているんだと言っているらしいのですね。二、三日……
○安倍(基)委員 私、今度の質問をたくさん出してしまって、たまたま竹下総理の答弁を聞いているうちにどんどんと質問が出てきてしまったものだから、大勢の方を呼びましたけれども、物によってはきょうは当たらない場合もあり得るので、あらかじめ――もっとも、役人のころは、当たらないと、わざわざ来たのにという気持ちと当たらなくてよかったという気持ちが錯綜しまして、むしろ後者じゃないかと思うので、もし当たらない場合には御容赦願いたいと思います。
大臣、まず今回の竹下総理の訪米は成功だったと思いますか、失敗だったと思いますか。
【次の発言】 実は私は竹下総理は以前から知り合っておりますし、非常に好意的な見方を……
○安倍(基)委員 きょうは一時間半ございますが、あすまた予算委員会に立つことになっておりますので、案件によりましては予算委員会の方に回すことにいたしまして、特別措置法のことを前半にお聞きして、あと一般問題を聞きたいと思います。 大臣は三十分間というお話でございますので、その間大臣に御答弁をいただくことにしまして、今回の税制改正、特に土地問題でございますけれども、ちょっとその場しのぎというか、例えば買いかえについての特例をちょっと手直しするとか、みんなにわあわあ言われてそれでちょっとやったというような感じがするわけでございます。その点ちょっとどうかなあ、もっともっと基本的な、あるいは読まれたか……
○安倍(基)委員 どうも大臣、G7から御苦労さまでした。きょうはいろいろ盛りだくさんのことを聞いているのですけれども、場合によってはちょっと次に延ばすようなことになるかもしれません。 今のいわゆる財政再建と絡んで私は非常に憂慮いたしますのは、外交的なしりぬぐいを大分財政におっかぶせているのではないかなという気がするのですね。何と申しますか、実は幾ら入るをはかってもどんどんとお金が出ていっちゃうんじゃ困る。これから税金の間接税論議が秋にある。そこで一番懸念されておりますのは、歳入面を見るのもいいけれども、どんどんと使われ過ぎているのじゃないかな。行革もさることながら、外交面のいろいろな譲歩ある……
○安倍(基)委員 私は、民社党・民主連合を代表して、本委員会で審議が行われてまいりました昭和六十三年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び同修正案に対して、反対の立場から討論を行おうとするものであります。 もちろん、このいわゆる財確法は、財政を運営する上に必要な技術的な法律であり、借換債の発行など、やむを得ない法案であるという一面はあるのでありますが、その基礎となる財政運営の基本において批判すべき点が多く、我々としては、こうした内容の法案を提出せざるを得なくなった財政政策そのものに対して、反対の立場をとらざるを得ないのであります。 第一に、毎年繰り返されるこの……
○安倍(基)委員 この年金のスライドの話は毎年あるのでございまして、この法案そのものに対しては余り反対すべきことはないのです。今まである程度議論が出たかと思いますけれども、私どもの永末副委員長の質問に対して「二十一世紀初頭における高齢化状況等及び社会保障の給付と負担の展望」という資料を出していただいてやっておるわけでございますけれども、この中で一番問題になるのは、結局医療費がどんどんと伸びていくということかと思います。これは、特に老人医療ではある程度やむを得ない、高齢化社会がどんどん進展する以上仕方がないのですけれども、私ども前回の民社党の大会においても、私は政策担当の部会に出ておりましたが、……
○安倍(基)委員 いろいろ同僚議員が聞かれたのでございます。私もたまたま税の問題も取り上げようと思った途端にそんな話も出ていたわけでございますので、できるだけ重複を避けてお話をしたいと思うのです。 今度のいわば金融先物にいたしましても、あるいは証券先物にいたしましても、これがいろいろヘッジの機能があるということは事実でございますし、価格は市場において合理的に形成されるということも事実でございますけれども、反面、非常に投機的な要素も持っているわけでございます。こうなりますと、いろいろ聞いてみますと、今までは例えばある人間が先物市場を海外へつなぐ、そうやって金を集めてやったあげく大損をさせた、そ……
○安倍(基)委員 どうも参考人の諸先生方、お忙しいところありがとうございます。三番バッターとなりますと、打とうと思った球が大体打たれてしまって打つ球がない、空振りに終わることが多いのでございます。もっとも野球の場合には、三番、四番が一番強いはずでございますけれども。 そういうことでございまして、私も税の問題とかヘッジ会計の問題を聞こうと思っておったのですけれども、それはもうお話が済んでしまった。キャピタルゲインの話も出ましたが、たまたまキャピタルゲインで一つ積み残しでお伺いしたいのは、最近非常にコンピューター化が進んでいますから、取引なんか全部把握できるだろうということで、国民総背番号のはし……
○安倍(基)委員 実は私、三月二日の予算委員会の一般質問で浩宮のお妃問題を取り上げようとしておったのでございますけれども、たまたま審議中断ということでございまして、既にそのときに質問通告をしておりました。その後、私の同僚議員が内閣委員会でちょっとこの問題を取り上げたようでございますが、この問題は基本的には内閣委員会という考えもございますけれども、やはり我が国の非常に重大問題である、憲法一条で天皇を国の象徴として規定しているというところから、法の番人としての法務委員会でこの問題をよく取り上げてみる必要があると私は思って問題を提起した次第でございます。 この問題は週刊誌などで非常に大きく取り上げ……
○安倍(基)委員 参考人の先生方、きょうはまことに御苦労さまでございます。大体同僚議員がいろいろな質問をしておりますので、余り重複したことを質問してもあれでございますから、簡単に制度の仕組みについて。 今、中村先生から、我々が誤って死刑にしたときに五千万にしようという案を用意しているというお話をいたしました。これはさっき松尾参考人は、従来の延長線というふうでございます。実は、私よく調べますと、これは昭和二十五年に当時五十万円のあれがございまして、その後自賠責が三十年に三十万の上限が来て、三十九年あたりに百万円にしたときに一緒にした。出発点が本当はもっともっと高かったわけでございまして、今まで……
○安倍(基)委員 今度の刑事補償法は非常に重要な問題でございますけれども、その前にちょっと関連といたしまして、同じ補償問題で今いわゆる上海における事故が非常に問題になっています。私は何でこの問題を持ち出すかといいますと、これは人間のいわば命ということについてのいろいろ各国における評価の差があるということを含めまして、また、これからこういった問題がどう対処されるのか、非常に大切な問題であると思いますので、その点ちょっと先に触れておきたいと思っております。 今度の上海事件、列車事故は非常に痛ましい問題でございますけれども、ある意味からいうと非常に大きな警鐘であったと思います。従来、方々の国でいろ……
○安倍(基)委員 今回のコンピューター化、これはなかなかの大きな進歩であると思います。もちろんそれとの関連で、同僚議員からいろいろ提示しておられた司法書士の役割の問題とか登記の真正の担保の問題とか、いろいろございますが、最初にお伺いしたいのは、今回のコンピューター化は諸外国の例等どうなっているのかな、日本はそういったところに比べてどういう特色を持っておるのかな、例えば分散処理方式とか集中処理方式とかいろいろございますけれども、諸外国ではどの程度こういったことが行われ、その中におけるいわば日本の今回の改正の位置づけと申しますか、どういうことでございましょうか。
○安倍(基)委員 きょうは、非常にデリケートな質問をしたいと思っております。 実は、私は一度聞いてみたいなと思っていた質問なんですが、聞くのにはなかなか勇気を要する質問でございまして、と申しますのは、御承知のようについ最近、国会議員のタクシー汚職の問題で、国会議員がどの程度権限を持っているか、権限の範囲の問題が問われたわけでございますが、私の前任者の横手君というのは、御承知と思いますが、撚糸工連事件で政治的生命を絶たれた。私は彼を非常によく知っておりまして、もともと私は浜松が今選挙区ですけれども、彼はその静岡西部地区で繊維関係の組合の責任者をしていまして、その後請われて福井に行って、福井県全……
○安倍(基)委員 実はたまたま参考人を呼んで質疑のあったときに私どもは党大会でございまして、特に政策担当ということで出席できなかったのでございますけれども、一応議事録を全部読ませていただきまして、大体どのような質疑応答があったかということをちゃんと読んでまいりました。 その中に、いろいろ質疑応答の中に、これは自民党の塩崎委員、もう一人どなたでしたか、野党の方からも、司法書士のところに端末機を置いたらどうかというような話が出たと私は理解しておりますけれども、それについてどういうぐあいに当局は考えていらっしゃるかということをまずお伺いしたいと思います。
○安倍(基)委員 この法案の審議も三巡目に入りまして、私自身全く同一人物で聞きますものですから、大体の論点は既に網羅しておりますので、最後におさらいみたいな意味で一、二の点についてお聞きして、その後は一般質問的な質問をしたいと思っております。 きょうは附帯決議をつけて採決という予定でございますけれども、最後におさらい的にもう一遍確認したいのは、司法書士の地位の問題、特にここで登記の真正を確保するためにこれからどうするとかというような問題がございまして、我々はどういった附帯決議をつけようかと考えておるわけでございますけれども、その中で真正を確保するためのものとして登記申請の代理の制度を今後どう……
○安倍(基)委員 どうも総理、大蔵大臣のころは随分ここで論戦をしたのですけれども、しばらくぶりでございます。 本日は二つの問題、政治倫理と公約及び不公平税制と二つ考えておったのでございますが、不公平税制を中心として論議する場であるというところから、まずそちらの方を先に論議したいと思っています。 今まで同僚議員からもいろいろお話が出ましたけれども、現在やはり一番大きな問題は、大きな不公平を感じているものは、いわば土地についての問題ではないか。みなし法人あるいは医師税制といろいろ言われております。これはそれぞれの立場の者が反論しておりますけれども、こういったものはコンセンサスを得てそれなりの結……
○安倍(基)委員 ついせんだっても私が不公平税制についていろいろお聞きしたわけでございますけれども、その後、自民党からいわば野党共同提案に対する自民党の考え方というのが提示されました。これに基づきいろいろ今までも同僚議員が質問をしたと思いますけれども、この自民党の考え方というのは党としてのものなのか、いわば政府を含んで、むしろ政府としての回答と見た方がいいのか、この点はいかがでございますか。
【次の発言】 形式的には党であるけれども、実質的には政府にいろいろお聞きしてもよろしいという話でございますね。
これをざっと見まして、中にはもっともだなと思うところもありますけれども、総じて、野党が六法……
○安倍(基)委員 私は、民社党・民主連合を代表いたしまして、皆様にいろいろお聞きしたいと思います。 公述人の皆様、お忙しいところ本当にありがとうございました。与えられた時間が十分でございますので、余り細かいこともできないかと思いますけれども……。 我々民社党は、消費税を論議をする前にきちっと行政改革をしなさいよ、それが十分行われていますか、また、これからどういうプログラムで行政改革を行うかをきちっと提示しなさいということを要求しております。この点に関連しまして、さっき、行政改革は税と一緒にやっていこうという議論もありました。しかし、少なくとも私は現状において、中央もさることながら地方におけ……
○安倍(基)委員 私は民社党の法務の理事をしております安倍でございます。本日は先生方、本当にお忙しいところをありがとうございました。
同僚議員がいろいろ既に御質問したことでございますので、できるだけ重複を避けるようにお話ししたいと思います。
最初に、林参考人でございますけれども、当初OECDの原則をそれぞれの国がそれぞれの国の実情に応じて取り入れてきているというお話をされましたけれども、我が国において、どの点が一番我が国の実情を取り入れた点であるという御認識をお持ちかということでございます。
【次の発言】 今度の法律は、やはりこれから地方公共団体がつくるモデルにもなりましょうし、それから民……
○安倍(基)委員 既に同僚議員がいろいろと聞かれておりますが、もちろん今度の法案、いかに裁判官といえども昔の戦前の我々の持っているような義務じゃないわけでございますから、ただ、今でさえ裁判が遅いということさえ言われているわけでございますから、この辺、やはり今度の土曜閉庁が裁判の遅滞ということをもたらさないようにということが私としては一つの希望でございます。この点、裁判所としてはどう対処するおつもりでございますか。
【次の発言】 裁判の遅延ということは基本問題でございます。裁判官の数とか、どうやって裁判をスムーズにやるとか、その辺の問題が解決しなくてはいけない問題でございますので、この点はこれか……
○安倍(基)委員 いよいよ本法の質問に入るのでございますけれども、その前に、しばらく一般質問の機会もございませんでしたので、緊急を要することかと思いまして、それをちょっと時間をおかりいたしまして取り上げたいと思います。 実は私、数日前にあるところで会食しておったら、今何か上海の副市長と現地の総領事館で、非常に大勢の人に対してビザを発給するという取り決めができたというような話を聞きました。それで、これはちょっと問題だなと思っておりましたら、つい最近ある新聞に、日本語学校か何かの募集みたいな形で入学金なんか取って、結局はビザが発給されなくて大分問題になっているというような報道を見ました。いろいろ……
○安倍(基)委員 私に与えられた時間が非常に短いものですから、この前は代用監獄の漸減規定というかテンポラリー的な性格についてお聞きしましたけれども、接見交通が大問題なんですけれども、十五分ではしゃべれませんので、きょうは別の問題を取り上げたいと思います。 基本的には既決と未決ですが、未決というのは、起訴されてもあるいは起訴される前の段階でも、全く普通の自由人と本来は想定してもいいはずの話なわけです。確かに起訴されたあるいは被疑者というものは性格的に全くの自由人と違うという議論もありましょうけれども、基本的にはまだはっきり判決が出る前は無罪と推定されるわけですから、そういったことで、この辺の未……
○安倍(基)委員 給与の問題は例年議論しているわけでございますけれども、特に御承知のようにリクルート問題なんか起こってきますと、司法というものの大切さというのが非常に痛感されるわけです。そのためには、戦後やみ米を食べないで死んだ裁判官がいるとかいう話がございましたけれども、確かに、清貧に甘んずるのはいいけれども、それなりに立派な人間を引っ張ってこなくちゃいかぬ、喜んでつく職業でなくちゃいかぬ、特にいろいろな誘惑から自由になるためにはそれ相応の保障がなくちゃいかぬ、これは厳たる事実でございまして、私は司法関係の方々の給与を人一倍厚くするということは必要なことだろうというふうに思っております。 ……
○安倍(基)委員 大臣、一口じゅうどうも御苦労さまです。 大臣に質問するのは初めてでございます。私がちょうど税をやっていたころは、もう大臣はおられなかった時代でございます。 きょうは冒頭でございますからたくさん質問を用意したのですけれども、考えてみると、二十分くらいしかないものですから、私が出した質問のうちで、きょう当たらない部分もあるいはあるかと思いますけれども、それはまた後で出るということで、きょう出てこられて当たらなかった方にはあらかじめおわびしておきます。 大臣、今度ブッシュが出したいわばプログラムですか、大分思い切った赤字削減を打ち出してはおります。この点ではある程度評価される……
○安倍(基)委員 今、伊藤委員が初登板で非常に筋道立てた議論をしていただいたものでございますから、余りつけ加えるべきことがないわけでございますけれども、冒頭、大臣、今伊藤委員が国税及び税関職員のいわば増員について担当者からの回答を得ましたけれども、御承知のように、国税の場合には消費税導入という非常に大きな問題がある。関税も、私も税関長をしたことがございますけれども、非常に業務が複雑多岐にわたっておる。私はよく、関税というものは皮膚みたいなものだ、外部からものが入って出ていく、皮膚呼吸ができなかったら一遍にだめになるというようなことを言っております。麻薬の密輸なんかもございますし、こういった点、……
○安倍(基)委員 大臣、この間一般質問でODAの話をしたのですが、そのときに私は去年の十月にエコノミストに書いた「あえてODA増額に反対する」という論文を引用いたしましたけれども、その後大臣、それを読まれましたか。
【次の発言】 まあなかなか大臣もお忙しいと思いますからあれでございますけれども、率直に言いまして、最近ODAに対する批判が非常に高まりつつある。ある週刊誌などはしきりと労働省関係の問題を取り上げて書いておりますし、きょうそこで読みましたら、また毎日新聞あたりがインドネシアに対するODAが余り有効に使われていないというようなことも書いてございます。これはある意味からいうと、私が火つけ……
○安倍(基)委員 私が二時間ちょっとやることになっておりますので、最後に質問しようと思っていた問題が、たまたま郵政大臣は時間の都合があるそうでございますから、直接補助金とは離れるのですけれども、最初にちょっとお聞きをさせていただきたいと思います。 実は、今NTTのことを弁護すると、何かあったんじゃないか、こうすぐ思われてしまう状況なんですけれども、私はNTTの民営化のときにタッチしたということもあり、またその働いている連中は何の罪もないということは認識すべきじゃないか。 そこで、私が一つ気になっていますのは、最近、方々の地方公共団体でNTTを指名から外すという動きがあります。これはどういう……
○安倍(基)委員 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案、同修正案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 反対の理由の第一は、本来地方自治体よりも国が主たる責任を負うべき社会保障的な経費について、国の負担率を引き下げようとしていることであります。 従来、生活保護、身体障害者福祉、老人福祉等について国の負担率が高いのは、こうした施策が本来地方自治体によってばらばらとなることが好ましくなく、国が主たる責任を持ち、バランスをとっていくという思想が根底にあるのであります。特に高齢化が急速に進むことが予想される現……
○安倍(基)委員 私は、どうも我が党一人でございまして、一時間ちょっとで余り節約できませんので、端数が出たら少し節約するということかと思います。 いろいろ盛りだくさんに用意したのですけれども、財確法でございますから、ひとつ専門的な、いわば税収見通しとか、その辺を中心にすべきかと思います。 やはり財政というのは入るをはかって出るを制すというのが一番の基本かと思います。 実は私、しばしばODAを取り上げて、またかというような話にもなるのですけれども、たまたま過日、宇野さんが外務大臣のころ、こんな話があったのですね。中国向けのココム違反が摘発された。それで非常に反発が出た。その直後に宇野さんが……
○安倍(基)委員 私に与えられた時間は十七分でございまして、財確法の問題でございますけれども、私は二つの問題に焦点を絞ろうと思います。一つは、今野口委員からも話がございました対中国のODA問題、第二は日米貿易摩擦の問題。この二つはいずれも、ODAは財政に大きく影響する、貿易摩擦も経済に大きく影響するということで、私はこれを中心に取り上げたいと思います。 宇野総理、私はかつて外務委員会で、中国へのココム違反の問題がありまして、そのときに、ココム違反を告発したことは相手のほおをたたくようなものだ、その後でまたODAを増してくるんじゃないか、そういうことをしてはいかぬよということを言ったと思います……
○安倍(基)委員 橋本さんが大臣になられて初めての質問でございますが、時間が非常に短いものでございますので、かいつまんでお聞きしたいと思います。 日本の場合にパート労働というのが最近非常に多くなっている、ほかの国と比べて恐らくは非常に多くなっているんじゃないかという気もするのですが、いろいろ税制を考えるときに諸外国との比較ということが考えられる、そのときには、その基礎になっている社会現象はどうかということも問題となっておると思いますね。日本の場合、非常に労働力不足になっている、難民が続々と入ってくるくらいでございますから。でございますから、今、パート減税についてちょっとお聞きしたいんですけれ……
○安倍(基)委員 私は、国鉄の民営化のときに大蔵委員会でタッチしたことがございますので、この共済年金の話はどうなるのかと非常に関心を持っておったわけでございます。 時間も短いですから、私は主として、今度の法案は自助努力を年金受給者あるいは国がやる、そのかわりに厚生年金の方から援助するというふうな構成でございますが、援助する側の議論は主として伊藤委員にしていただいて、自助努力の一部について私からお話しいたしたいと思います。 年金受給者の自助努力というので二百億程度を見込んでおりますけれども、これは、今まで話がございましたように、こういった状況になったのは、いずれにせよ国鉄の成熟度というか高齢……
○安倍(基)委員 技術的な問題ですから、前の方々がいろいろな話を聞かれたもので残っている分は少ないわけですけれども、一つ、ほかの国でこういう法制があるのかどうか、どうも聞いてみると余りないようでございますけれども、その辺をまず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 日本という国はどっちかというと、ちょっと問題があると政府がたたかれるものだからすぐ規制をするのですね。ほかの国の場合には、むしろ消費者が、そもそもここのところが発行するのは安心だから受け取ってもいいということで、そうすぐ飛びつかないのですね。
ある意味からいうと、どんどん使われるからこういう規制を設けるというのもいいのですが、逆……
○安倍(基)委員 大臣御承知のように、私どももいろいろ中小企業者なんかを回ってきますと、昔と比べてともかくみんなが生活が上がった上がったというけれども、少なくとも昔は退職するころにはちょっとした土地と家を持てた。ところが、現在のいわば勤労者というのは本当に気の毒だ。全く世界一の富の国だといいながら、退職したときに家もろくに持てないという話をよく聞きます。まさにそのとおりだと思いますね。土地問題というのはどうしてこういうぐあいになってしまったのかな。本当に幾ら世界一豊かな国といっても、家一軒持てない。持つとすれば働く場所から一時間も二時間もかかるというような状況になってきている。土地の値段が、も……
○安倍(基)分科員 私は、今非常に新聞あたりをにぎわしております共通テストということについてちょっと取り上げてみたいと思うのですけれども、共通テストの中身というのはいろいろ説明されております。私もそれなりにレクチャーも受けましたけれども、現在、文部省が私学に対してこれに参加するようにといろいろ勧誘しているということを聞いておりますけれども、それは事実でございますか。
【次の発言】 ということは、私学に、できたらこれを使ってごらんよと言って回っているわけでございますね。事実でございますか。そうですね。
【次の発言】 では、一体どういう点がよくなるのですか。
○安倍(基)分科員 いろいろお聞きしたいことがあるのでございますけれども、最初に、最近コンベンションシティーの指定という問題が持ち上がってきておりますが、現状はどういう語になっておるのか、その基準はどうなのか、それから、コンベンションシティーになることの意味、その三つの点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の施設もしくは組織というのは既にでき上がっている状況でなければならないのか。今から青写真ができて、建設予定というか、そういうような基盤があるとか、その辺はどの程度弾力的に考えておられるのか。
【次の発言】 いささか個別的な話で申しわけないが、私は実は選挙区内に浜松という大都市を持……
○安倍(基)委員 公述人の皆様にはお忙しいところどうもありがとうございました。こちらに与えられました時間が十分でございますから、簡潔に御質問したいと思います。 最初に、山田公述人にお聞きしたいのでございますけれども、連合の中にもいろいろの議論があると思います。それは促進派もあるでしょうし、あるいは反対派もあると思います。きょうの御意見というのは、塚本三条件で出された福祉ビジョンについての説明、行革についての説明、それに対して政府はある程度の答えをしておりますが、それについてまだ十分ではないという御意見かと思います。これからもう少し審議を尽くさねばならない、今国会でやっては困るという御意見を言……
○安倍(基)委員 どうも公述人の諸先生方、お忙しいところをいろいろありがとうございました。 既にいろいろ同僚議員が聞いておられますので、余りつけ足すこともないかと思いますけれども、最初に、今ちょうど薮仲委員が提出された、余りにもバブルというか泡になっておるという点に関連してでございます。 田中公述人のさっきのGNP対比は非常に参考になりますが、一つは私は、日本の株と同じように、きのうも委員会で言ったんですけれども、日本の株式市場というのは非常に持ち合いが多い。ですから、動く量が比較的少ない。そこに需要がどっと殺到すると、どうしても値上げが大きい。日本の土地の場合も、供給というのは非常に縛ら……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。