このページでは中村正男衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○中村正男君 佐藤議員の質問に引き続いてお答えをいたします。 バランスのとれた課税と直間比率についての御質問をいただきました。 これは、御指摘のとおり、所得、消費、資産等に対する課税のバランスや直間比率の是正が政府・自民党の税制改革のうたい文句でありました。しかし、これらの割合の数値で税制のよしあしが判断できるものではないことは申すまでもありません。税制改革の結果として出てくるものであります。とりわけ、よく使われます直間比率の数字は、適切な減税、不公平税制の是正等の実施を怠ってきたことの結果であり、直接税の比率の 高まりそれ自体が国民の不公平感の原因なのではございません。 私どもの提案い……
○中村(正男)議員 担当でございますので、私の方からお答えをいたします。 この個別限定列挙方式という問題については、確かにまだ詳細な具体案は提示をされておりませんが、一つの消費税を廃止をした後の間接税の考え方として、四党協議のたたき台として提案をさせてもらっております。 そこで、具体的な個別間接税の中身についてお答えをしたいと思います。 私どもは、個別間接税というのは、それぞれの担税力に応じて課税できるなどすぐれた面がある、また、逆進性の問題についても緩和ができる、このように考えております。したがって、個別間接税をおくれた税制とは思っておりません。ただ、現行のといいますか、消費税が廃止を……
○中村(正男)議員 逆進性の問題についてお答えをしたいと思います。 私は、高邁な財政論よりも現実の問題を、直接お聞きをしたような話をしたいと思うのですが、今回の消費税の導入、非常にこれはいいじゃないか、それに伴う税制改革で私は六百万円の減税があった、こう中堅のある会社の社長さんがおっしゃったわけでございます。反面、私ごとにわたって恐縮でございますが、私の娘が世帯を持ちまして、お父さん、毎年十万円手取りの中から税金持っていかれるのは我々の世帯としてはたまらぬよと、月収二十万、ボーナス入れて約三百万、夫婦と子供一人の生活であります。 そういうことを考えますと、私は国民の大方の人の反対の第一の理……
○中村(正男)議員 委員 御案内のように、個別間接税というのは課税物品の消費に示される担税力に照応した課税を行うものでございます。消費資金の大きい物品に負担が偏ることはなかなか避けがたい、こういう性格を持っておると思います。しかし、それゆえ消費すべてに課税をされます現行の消費税よりも逆進性は緩和されるのではないだろうか、こんな認識でもって個別間接税を考えております。
【次の発言】 お答えを申し上げます。
この土井提言と申し上げますのは、ことしの二月の四日に「消費税廃止プログラム・2」という中で具体的に提示をいたしております。消費税が廃止をされた後どうしていくのか、そういう意味合いでの野党四党……
○中村(正男)議員 個別間接税につきまして御答弁申し上げます。 委員御存じのように、個別間接税というのはそれぞれの担税力に応じて課税ができます。また、逆進性も緩和ができるわけでございますし、先ほど来論議がございました旧物品税の問題につきましても、免税制度というものも付加されております。したがいまして、私どもはこの個別間接税をおくれた税制度だとは考えておりません。 しかし、現行の個別間接税におきましても確かに矛盾もございます。だからといって、矛盾があるから飛躍的に、より多くの矛盾を抱えております大型間接税に飛躍することは我々としては了解ができない、かように思っておるわけでございます。 以上……
○中村(正男)委員 証券取引法の一部を改正する法律案の質問に入る前に、若干日米金融協議の問題について御質問したいと思います。 今回のこの協議につきまして、結論は先送りと いうことになったようでありますが、早急に結論を相互に見出さなければならない情勢だと存じます。そこで、この時点におきます今後の打開のめどを大蔵省としてどの辺に置いておられるのか、それをまずお聞きしたいと思います。とりわけ金融摩擦がこれ以上激しくならないためにも、また預金者の立場も極めて大切でございます。しかし何といいましても、この問題の波紋は国内のそれぞれの金融機関に及ぶわけでございまして、とりわけ中小の金融機関の経営問題が大……
○中村(正男)委員 委員長、緊急的な質問がございます。今の討論に対する質問です。 先ほどの共産党の正森委員の討論内容の中で、総理質問については、共産党は提案したけれども、各党の合意が得られずと、こういう、私が聞き違えでなければそういう発言であったと思うのですが、それは正確を欠いておりますので、早急に理事会を開いて、きちっと反対をした政党はどこであって、賛成をし、同時に強力にそれの実施を求めた政党はどこかということを明らかにして、議事録を訂正をしていただきたい、そういう要望であります。
○中村(正男)委員 私の方は、日本開発銀行法の改正と国民金融公庫法の改正、この二法案に関連して質問したいと思います。 その前に、質問通告はしておらなかったわけでございますが、若干大臣にお聞きをしておきたいと思います。それは消費税の問題でございます。 御案内のように、昨年、両院合同協議会の専門者会議は延べ二十四回にわたって行われたわけでございまして、表現としてどうかと思いますが、益税という問題、それから運用益の問題は、この協議会専門者会議ではほぼ合意が調いつつあるという状況で終わっております。問題は、逆進性の問題が、とりわけ食料品にかかわる課税について一致を見なかったということでございますが……
○中村(正男)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 地価税法案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 土地基本法の基本理念を踏まえ、土地に対する適正かつ公平な税負担の確保を図りつつ土地政策に資する観点から、土地の資産価値に着目した地価税法は土地税制の重要な柱と位置付け、より望ましい土地税制を確立するための不断の努力を続けること。 一 地価税については、その創設の趣旨に照らし、今後の地価の動向等を勘案しつつ、機動的、弾力的に検討を行っていくとともに、地価高騰等地……
○中村(正男)委員 まずもちまして、羽田大蔵大臣、御就任まことにおめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。 私も、大蔵委員会にお世話になりましてかなり年月がたったわけでございますが、竹下大蔵大臣も総理大臣になられました。また、今の宮澤総理大臣も大蔵大臣をやられて総理大臣、若干宮澤さんの場合は途中で一服されましたけれども。ぜひひとつ、羽田さんも上を目指して一層の御精進をお願い申し上げたいと思います。 まず、よいしょをやりまして、それから質問に入らせていただきますが、十一月十四日に公定歩合が〇・五%下げられまして、年五%になりました。このことについては、宮澤政権への御祝儀だとか、あるい……
○中村(正男)委員 三点ほどお聞きをしたいのですが、一つは、先ほどから出ておりますが、行政の中央集権が強いという指摘と関連しまして、縦割り行政というのが言われて久しいわけでございますが、この段階で中央省庁の統廃合を一遍積極的に考えるべき時期に来ているんじゃないかな。例えば通産省と郵政省、境界をどこに引くのか、情報産業の発展等々からいたしますと、そういった指摘もされると思います。これについての御意見。 それから自治体への権限移譲、権限強化という問題と関連いたしまして、これもひとつ四十七都道府県、果たして今のいろいろな行政からこの線引きが必要なのかどうか。いわゆる広域行政への見直しの時期に来てい……
○中村(正男)委員 四参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、きょうこの委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 私は社会党の中村正男でございます。 今渡辺さん、長岡さん、そして河本先生、お三方から基本的な認識についての御意見が述べられました。私が当初予定しておりましたお聞きをしたい点もかなり触れられておりますが、さらに重ねてお聞きをする点もあろうかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 まず最初に、業界言葉で温州のだんなという言葉があるようですが、この意味は当然皆さん方、まあ河本先生はともかくとして御存じだと思うんです。もう一度申し上げますと、証券市……
○中村(正男)委員 まず冒頭に、ノンバンクの問題で一言申し上げておきたいと思います。 私どもは、今回のこの金融制度改正とノンバンクの問題は極めて密接不可分な関係にある、こういう立場に立ちまして、既に五月二十二日には沢田委員、二十七日には渡辺委員がそれぞれ質問をいたしておりまして、問題点がほぼ解明をされております。したがいまして、私どもが主張いたしておりますノンバンクに対する新たな対策をぜひ早急に講じていかなければならない、こう思うわけでございます。巷間、大蔵省の権限をさらに強化するだけではないのかとかいろいろ言われております。しかし、私どもが主張いたしておりますのは、要は、事故が起こる、既に……
○中村(正男)委員 お三方の参考人の皆さんには、大変早朝からこの大蔵委員会にお出ましをいただきまして、ありがとうございます。 今それぞれのお立場で、当面いたしております減税問題、景気対策、さらには租特法についての御意見を伺いました。限られた時間でありますけれども、さらに中身の濃い御意見をちょうだいする、そういう意味合いで二、三質問をさせていただきます。 まず、加藤参考人にお伺いいたしますが、基本的に租税特別措置法、これについてのお尋ねでございますけれども、現在、大蔵省から聞きますと約二百八十余りの項目がございまして、とりわけ減収効果のあるものとしては、ことしの、五年の 改正後では百九十七項……
○中村(正男)委員 おはようございます。 この法案につきましては、昨年の金融制度改革のときに附帯決議として我が党もぜひこれを導入すべきだ、こういう主張をし、それが採択をされました。そういう立場でございますので、基本的にはこの法案は賛成でございます。ただ、若干いろいろな問題点がございますので、それをただしてまいりたいと思います。 まず、この法案にも関連するわけですけれども、最近とみに金融システムの不安というものが取りざたされております。とりわけ多数の不良債権を抱えるそれぞれの金融機関に対して具体的な対応が迫られておるわけですが、一つは、住宅金融専門会社八社の九二年十二月末の金融機関別借入金額……
○中村(正男)分科員 私がどうやら第三分科会で質問をさせていただきます最後のようでございまして、御苦労さまでございました。 私がお聞きをしたいテーマは厚生省の主管らしいのですが、いろいろお聞きをいたしますと、本来は文部省の事業としてスタートをしたという経緯もございますし、また、自治体行政が主としてこの問題にいろいろかかわっておられます。そういう意味合いでは自治省にもひとつ大いにこれからも努力をお願いしたい、そういう意味合いで分科会にこの問題を出したわけでございまして、その点、御了解をいただきたいと思います。 留守家庭児童会というのは、御案内のように都市児童の育成事業として昭和五十一年七月三……
○中村(正男)分科員 社会党の中村正男です。よろしくお願いしたいと思います。 私は、きょう質問する内容は、地元の障害者を抱えておられます御家庭の父母の皆さん方から強く厚生大臣に訴えていただきたい、こういう要望をいただいてまいったわけでございまして、若干他省庁にまたがる問題もあろうかと思いますけれども、そこはぜひひとつ主管官庁である厚生大臣、厚生省として十分なお答えをいただきたいということをまず申し上げておきたいと思います。 そこで、ことしは一九八三年から始まりました国連障害者十年の最終年に当たります。この間、政府としても昭和五十七年三月には障害者対策に関する長期計画、五十九年には身体障害者……
○中村(正男)分科員 おはようございます。社会党の中村正男です。 一つは、再生資源の利用促進について、より一層国の積極的な施策を要望したいという観点からの質問であります。それからいま一つは、それに関連をいたしまして、ただいまも同僚議員が質問されましたが、部落産業の問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初の再生資源の利用促進の問題でありますが、昨年リサイクル法案が成立をいたしました。さらにそれを受けて十月二十五日には基本方針の公表、言ってみればガイドラインですか、これが出されたわけでございまして、リサイクル型社会の形成に向けて一歩踏み出した、こういう認識であります。今各事業者、自治体……
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