このページでは今川正美衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○今川正美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました参議院提出、公職選挙法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。(拍手) まず最初に、昨日の特別委員会におきまして、この法案に対し我が党の議員が質問をしている最中に、与党の側から、答弁もないまま、いきなり審議を打ち切って強行に採決をしました。これは正当な採決とは言えず、無効であります。少なくとも、いま一度この法案は特別委員会に差し戻しをして審議をやり直すのが筋ではないでしょうか。 さて、私が与党案に反対する第一の理由は、選挙制度改革のあり方についてであります。 そもそも選挙制度は、主権者である国民の代……
○今川正美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、このたび政府より提出されました米国同時多発テロ事件に関する三法案につきまして、反対する立場から質問をいたします。(拍手) まず冒頭に、今回の米国テロ事件に関して、世界の多くの人々が軍事報復だけはやめてほしいと願っていたにもかかわらず、今月八日未明、米英両軍がアフガニスタンに空爆開始をし、既に民間人が死傷し、国連の関連施設まで被害を受けております。また、小泉内閣がこれを支持したことに対して我が党は厳しく抗議をするとともに、空爆の即時中止を求めます。これ以上、罪なき多くの市民を殺傷し、これ以上の難民をつくり出し、報復テロを誘発することは、決して……
○今川正美君 社会民主党の今川正美です。 私は、社会民主党・市民連合を代表しまして、ただいま議題となりました国連平和維持活動協力法の一部改正案について、質問いたします。(拍手) 私は、せっかくこの大事な席に立ったわけでありますが、このように空席ががらがらと多いのを前にしまして、本当に残念であります。 まず最初に、現在、米軍などが行っているアフガニスタンへの戦闘行動を支援するために、政府は、今月九日、護衛艦など三隻をインド洋へ派遣しました。これは防衛庁設置法第五条十八号を根拠とすると説明されていますが、第五条は、防衛庁の所掌事務を規定したものであって、自衛隊の艦船がはるかインド洋まで出かけ……
○今川正美君 社会民主党の今川正美です。 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま提案されました雇用保険法等の一部を改正する法律案に対し、坂口厚生労働大臣にお尋ねいたします。(拍手) 質問に入る前に、このたびのイラク戦争の犠牲になった死傷者の方々へ、心から哀悼の意を表し、お見舞いを申し上げておきたいと思います。 同時に、全世界からわき起こるイラク戦争反対の国際世論を一顧だにせず、アメリカやイギリスなどが国際法を全く無視してイラクに対する武力攻撃に踏み切ったことに対して、私は、社会民主党を代表して、満腔の怒りを込めて抗議をいたしたい。(拍手) さらに、こうした無法きわまる大……
○今川正美君 社会民主党の今川正美です。 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、有事関連三法案及び修正案に対して、反対討論を行います。(拍手) 皆さん、きょうのこの日は、沖縄が本土に復帰してからちょうど三十一周年であります。沖縄では、全国から多くの人々が集まって、米軍基地の整理縮小や有事法制廃案を求めて、雨の降る中に平和行進を行っております。今から半世紀前、唯一の地上戦を強いられ、二十三万八千人もの沖縄の人々がとうとい命を奪われた、実に凄惨な戦争でありました。 国家防衛を理由にして、老若男女を問わず、あらゆる沖縄県民が強制的に戦争に動員され、集団自決まで強いられたのでした。古今東……
○今川正美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出のイラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法案に対して、反対の立場から討論を行います。(拍手) きょうは、くしくもアメリカの独立記念日であります。かつてはモンロー主義を掲げたアメリカも、第二次大戦後は、国際社会のトップリーダーとして自他ともに認める存在となりました。 ところが、その米国を大きく狂わせたのは、二年前の同時多発テロ事件でありました。これを契機に出されたブッシュ・ドクトリンは、特定の国を悪の枢軸、ならず者国家と指定し、国際社会を無視してでも武力で相手国を先制的につぶすことを当然としました。……
○今川正美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出のテロ対策特措法の二年延長に断固反対する立場で討論を行います。(拍手) 振り返ってみると、二年前の九・一一米国テロ事件を契機にブッシュ大統領が国際法を無視してアフガンへの報復戦争を始めたのが、十月八日でした。以来二年間、アフガニスタンは群雄割拠の状態で、タリバン勢力は盛り返し、国家再興のめどは立っていません。むしろ、引き続くイラク戦争も相まって、傲慢きわまる米国を標的にしたテロ事件は世界各地に拡散しています。エジプトの外相は、こうした米国の行為を、百人のビンラディンをつくるようなものと非難しましたが、残念ながら、事態はそのように進ん……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美でございます。 当初の予定ですと十二時五分までということでありますが、若干時間をいただきたいと思います。 私にとりましては本日が初めての質問ということもございますし、九州では先ほどの沖縄に次ぎまして米軍基地を抱える佐世保に住んでおりますので、この三十年余り、外交、防衛問題にはひとしきり深い関心を抱いてまいりました。本来ですと、ぜひ河野外務大臣から日本の外交に関する基本方針を伺うところでありますけれども、時間の関係もございますので、前置きを一言だけやって、三点ほど伺いたいと思います。 一つは、これまでの何らかの脅威を想定した上で軍事同盟で歯どめをか……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。時間の関係もありまして、大きく三点、大臣にお伺いをいたしたいと思います。 まず一つは、今回の衆議院選挙の結果と現行の選挙制度の問題点についてであります。 まず初めに、今回の総選挙の結果と選挙制度、比例代表小選挙区並立制の問題についてお伺いいたします。 選挙区では一人の候補者しか選ばれないという制度の性格上、投票が当選に結びつかない、いわゆる死票が多く出ております。今回の衆議院選挙では、三百選挙区で三千百五十万票の死票が生じ、死票率は五一・八%にも上っております。ちなみに、前回は五四・七%でございました。政党別では、選挙区で、自民党が投……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。 質問時間に限りがありますので、冒頭に、これから二十一世紀に向けて、日本とアジアの平和、安全保障はどうあるべきかという私なりの考え方を述べまして、具体的な質問に入らせていただきます。 まず最初に、東西の冷戦が終結をしてから既に十年を超えております。端的に申し上げれば、日米安保条約の最大の根拠であり存在理由であったソ連の脅威なるものもほとんど消失をしたと言って過言ではありません。そういった意味で、日米安保条約、日米安保体制というのは、その歴史的使命は基本的に終わっているというふうに私は思うんであります。例えば、後藤田正晴元副総理や田中秀征……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 実は、虎島防衛庁長官は私と同じく長崎選出の議員で大先輩でございまして、非常な親しみを覚えるのですが、この委員会ではいささか厳しい質問もさせていただきたいと思っております。 ところで、我が党は、この船舶検査法案にかかわる大もとの法律であります周辺事態安全確保法、いわゆる周辺事態法に関しては、一つは、安保条約の変質、拡大につながる、あるいは集団的自衛権の行使につながっていく、さらに、アジア地域に新たな緊張を生み出すなどの理由で、昨年春の百四十五回通常国会では周辺事態法に反対をしてきました。 ところで、いま一度確認のために質問をするわけでありま……
○今川委員 私は、前回に引き続きまして周辺事態法に関して――実はこの周辺事態法は、御承知のように、自衛隊だけではなくて各地方公共団体や民間に対しても協力を依頼する、そういう中身になっていると思います。そこで、周辺事態法案が審議をされてから成立をし、今日まで政府に対して地方公共団体からいろいろな形での意見書や決議書などが届いていると思うのでありますが、ちなみに総理府には約二百五十件ほど届いているというふうにお聞きをしておりますけれども、外務省なり防衛庁に対してはその点いかがでしょうか。
【次の発言】 今御答弁がありましたように、大変な数の意見書なり決議書が政府各関係機関に届いているということであ……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 まず私は、具体的な質問に入る前に、一言だけ申し上げたいと思います。 私は、さきの衆議院選挙で初当選をした新人であります。ところが、今回のこの公職選挙法の一部改正法案をめぐって、参議院であのような事態に直面しまして本当にがっかりしましたし、国会はいま少しは、もっと権威のあるところだと思っていました。そういった意味では、与党の中には野党の審議拒否が悪いという声もあるようですが、しかし、私が思うに、やはり政権政党の側に、与党の側にもっとしっかりした自覚を持っていただきたい、国会の運営のルールをきちっと踏まえていろいろな法案の審議をやっていただきた……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今村正美です。きょうは四人の参考人の皆さん、大変御苦労さまであります。 私は、まず最初に永井参考人にお聞きしたいのでありますが、先ほどお話にありましたが、参考人の皆さん方をお呼びするのが、実はきのうの与野党の話し合いの中では、きょう決めてあしたということでは参考人の皆さん方にも非常に失礼になるから、日程調整も含めてもっとじっくり参考人の聴取もやったらどうかという私たち野党の側の声もあったのですが、このように急遽決まったといういきさつがございます。 そこで、自民党など与党の方は、この衆議院の特別委員会では、昨日まで二日間、六時間の審議で、きょうこの参考……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 まず、委員長、具体的な質問に入る前に一言ぜひ申し上げておきたいことがあるのです。実は、午前中からこの委員会を拝見していまして、私はさきの六月の衆議院選挙で初当選をした一年生議員でありますが、空席が非常に多いんですね。午前中の十一時過ぎはもっとひどかったです。他の委員会との重なりがあった場合みたいなやむを得ない事情は別ですけれども、先ほどもありましたように、与党側の筆頭理事のお姿も見えないというふうな状況の中で審議ができるのかと思います。他の法案も重要ですけれども、政治家と金にかかわる非常に重要な法案でありますので、これは別途理事会の中で御意見……
○今川委員 きょうは、浜田先生、板倉先生、本当に御苦労さまであります。 質問は私がしんがりになるわけでありますが、社会民主党の今川正美でございます。 ここ二十数年前から古くをたどりますと、ロッキード事件、それ以来、例えばリクルートだとか佐川だとか、その都度、政治資金規正法だとか関連する法律をより強化するという流れは確かにあったと思うのですね。ところが、最近ですと中尾元建設大臣の汚職とか、相も変わらずやはりそういった一部の政治家の汚職がなかなか後を絶たないということでして、そういった意味では、特にリクルート、佐川のあの事件の後、あのころから、与野党を問わず政治改革の必要性ということが強く叫ば……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 ここ数日、連日、与野党双方の審議の中で、与党案とそれから野党案の相違点がかなりはっきりしてきたと思うのであります。また、昨日は参考人の意見聴取の中でも、特に板倉教授から、野党案に対して、さらに厳しくあってもいいのではないか、そういう御指摘まであったと思います。そこで、私は、これまでの与野党の審議を踏まえた上で、まず、与党の案に対しまして改めて尋ねてみたいと思います。 まず一つ目は、与党案にある「その権限に基づく影響力を行使して」とはどういう意味なのか、さらに、この要件をあえて入れた理由は何なのかを改めてお尋ねします。
○今川委員 私は社会民主党・市民連合の今川正美であります。 時間が非常に限られておりますので、両提案者に対しまして三点ほどお伺いをしたいと思います。 私も佐世保に住んでおりますので、特に在日の方々とは随分長い間親しくおつき合いをさせていただいております。そういった意味で、随分以前からこうした地域社会での参政権の問題に関しても御意見を伺う機会が多かったわけでありますが、幸いにして、今回は全く同一の法案が出ておりますので、私は基本的に賛成をする立場でお伺いをしたいと思います。 特に、在日外国人の社会的あるいは政治的権利を認め、同時に、どういう義務を課すかということは、その社会の成熟度合いをは……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 まず最初に、原潜の事故の問題に関して外務大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、実はこの事故、事件というのは日本時間で今月の十日でして、この日は、くしくも、私が住んでいる佐世保の港にも同じタイプのロサンゼルス級の原潜が入ってきておった日であります。 さて、それぞれ各委員から質問が出ておりますので、いま一度、私は、要約をする形で確認をしてみたいと思うのです。 まず最初に、今回は、アメリカの原潜グリーンビルと水産実習船えひめ丸との衝突事故というふうに報道等もありますが、結論を先に申し上げると、少なくとも、米海軍ではなくて、いわゆるアメリカの国家運……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。 まず外務大臣なり北米局長に具体的にお聞きしたいのでありますが、米海軍の原潜シカゴの無通告寄港の問題に関しましては、実は私の地元佐世保で起こりました。大変重大な問題であると思いますので、具体的にお聞きしたいと思うわけであります。 まず、今月の二日に原潜シカゴが無通告で入ってきて、地元自治体はもちろんですが、外務大臣を初め外務省でもしかるべく米政府には申し入れをされたと思うんですけれども、しかし、その三日後の四月五日には、佐世保の港内には入っていませんけれども、港の入り口、港外に同じような形で入ってきているんですね。ここら辺に非常に憤りを……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、今回提出された法案に入ります前に、一昨日の委員会で質問し損ねた点がございますので、一点だけまず冒頭、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。 例の米中の軍用機の衝突、墜落事故に関してでありますが、本日の新聞によりますと中国側も米軍機の乗員を全員解放するという記事が出ておりまして、ほっといたしております。前回申し上げましたように、できるだけ米中関係が険悪な方向にならないようにというふうに願っておりましたから、一安堵はいたしております。 さて、この件に関しまして、御承知のように米軍のEP3偵察機は米国基地の所属であり、しかも嘉手納基地から発……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 まず、中谷防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。 このたび、アメリカのブッシュ新政権の対外政策、特に、アジアに関する政策で非常に気になることがあるんですね。例えば、特に朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮に対するこれまでのクリントン時代の政策は、御承知のように枠組みの合意であるとか、あるいはペリー・プロセスというふうに呼ばれている、あくまでも話し合いの中で物事を解決していくということが基本であったと思います。また、中国に対しても、戦略的なパートナーという表現を使っていたと思うんですが、これも戦略的な競争相手だというふうな表現になっていますし、北朝鮮政策も抜……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、主に田中外務大臣に対する質問が中心になるかと思いますが、田中外務大臣におかれては、御就任以来、いろいろな意味で話題の中心におられて、相当心身ともに疲労もおありかと思うんですが、まず最初に、この間の一連の、外務大臣が幾つかの国の外相と会談の中で発言されたことについては、既にこれまでいろいろな委員から質問等もあっておりますので、具体的な御回答は無理なのかなと思いつつも、大臣がおっしゃった、もろもろの個別の外相会談の中で、自分が発言したこととは随分違って、言ってみればねじ曲がって一部の外務官僚から一方的に情報が漏れてしまっているとい……
○今川委員 社民党・市民連合の今川正美です。 私も中谷防衛庁長官に、今月二十五日に発生しましたF4戦闘機の誤射事件に関して、一部重なるところがありますが、改めてお尋ねをしたいと思います。 まず、私は一昨日、社民党の国会議員三名を含めまして十名から成る現地の調査を行ってまいりまして、昨日は、土井党首名で中谷長官あてに、五点にわたる申し入れもさせていただきました。 私も実際現地に足を運んでみて、北広島のリハビリセンター、ここを中心に聞き取り調査もしてみたわけですが、昨日もお見せしましたが、このように乗用車のバックのガラスが完全に粉々になっている写真であるとか、こういう路上にいろいろな形で突き……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。 本日は、本来なら東門議員が来る予定だったのですが、風邪のため体調を崩しておりますので、かわりまして質問いたしたいと思います。 当初、事前通告では地位協定の問題からのつもりでありましたが、先ほど多くの質問がありましたので、まず最初に沖縄の海兵隊問題に関して、まず外務大臣にお尋ねをしたいと思います。 御承知のように、北谷町議会が海兵隊の削減ではなくて撤退決議をした、あるいは稲嶺知事が、海兵隊をグアムに移転させてほしいということを日本政府を通して米政府に打診を要請する、こういうことも報道されております。これは特に、米兵による犯罪は後を絶ち……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 今も各野党の皆さん方からそれぞれ具体的に質問がありますので、多分に重複するところもあるかと思いますが、再確認の意味も含めて質問させていただきたいと思っています。 まず、参議院選挙もいよいよ間近に迫ってまいりましたが、何といっても二十一世紀に入って初めての国政選挙でもありますし、今一方では、小泉人気であるとか、あるいは田中外相にかかわるいろいろな話題が多くて、そういった意味で、是非を問わず、国民の皆さん方の政治に対する関心が従来からしますと大きく高まってきたという意味ではいいことではないかとも思うわけであります。 そこで、先ほども御質問があ……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私も、きょうはいわゆる政官業癒着にかかわる問題に関して質問いたしますが、その前に、前回の委員会の質問のときに積み残しておいた問題が若干ございますので、総務省にお尋ねをしたいと思うんですが、いわゆる衆議院の定数是正問題に関してであります。 前回二点ほど選挙部長にお尋ねをしたんですが、三点目に、いわゆる定数是正をめぐる昨年の最高裁判決でも、少数意見ではあるんですが、可能な限り一対一に近接しなければならないとするのが文明社会の常識というふうに明記をされております。特に、小選挙区の定数配分について、例えば昨年民主党が提案した完全比例方式、あるいは格……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。
今回の国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律の一部改正に関しまして、まず最初にお尋ねしたいと思うんですが、現行法による自衛官派遣、これまで六名ほど派遣をされているというふうにお聞きしていますが、その実績などについてもう少し具体的に御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ところで、現行法が制定された当時、今回のようないわゆるPKO局の業務が規定されていなかった理由について、当時の一部報道等によると、計画に携わることで戦闘行為と一体化するおそれがあるとの疑念も指摘されて、派遣先として明記することが見送られたということも聞き……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、具体的な質問に入ります前に、この法案の一部改正につきまして、本会議の代表質問でも申し上げたことを簡単に繰り返しておきたいと思います。 一つは、それぞれ今質疑の中で強調されておりますように、本来、あの戦争が終わってから国連が創設をされて世界の国々から大きな期待を集めながら、直後いわゆる冷戦下に入りまして、安全保障理事会の機能が事実上麻痺するような状態の中で、しかし、世界各地でやはり地域紛争が後を絶たない。その中で、それに対応するために、国連憲章上の規定はないけれども、いわゆるPKOというのが誕生したと思うのですね。特に、冷戦期間中の四十……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、前回に引き続き内閣提出の法案に質問をいたしたいと思うのですが、その前に、与えられた時間に限りがありますので、まず、東祥三議員外提出された法案につきまして、二点ほどお尋ねをしたいと思います。 まず、国際紛争の解決の方法と憲法九条とのかかわりにおいてでありますが、まず前置きとして、我が社民党は以前から、非軍事、文民、民生というものを基本にしながら物を考えてきておりますけれども、お尋ねするのは、法案の中身といいますよりも、法案のバックボーンというものに関してお尋ねをしたいと思います。 一点目は、自由党は、今月の初めでしたか、新聞で小沢……
○今川委員 私は、社会民主党の今川正美です。 今回の新しい法律を議論するに当たりまして、まず冒頭に一言申し上げておきたいのでありますが、小泉総理、実は、一昨日、私は本会議の代表質問をいたしましたが、そのときに、例えばきょうのこの委員会の席でもそうなんですが、この法案に少しでも反対の意見を出すと、おまえはテロに味方をするのか、あるいは、おまえは赤軍か、こういう本当にみっともないやじが飛んでくるわけであります。このような、与党の中の本当に浮かれたような、そういうふうな議員心理の中でこういう法案が審議をされるということは非常に残念に思いますし、そういうやじそのものが、この法案の危うさ、危険性をその……
○今川委員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美です。 最初にまず、このたび東祥三さん外自由党の皆さん方から提出されました法案に関しまして、一点だけ御質問をいたしたいと思います。 率直に、我が党の基本的立場なり考え方からしますと、同法案には同意はしかねるんですが、ただし、このたび政府から提出されている新法から比べると、はるかに論旨はしっかりしていて、その点は評価できるじゃないかというふうに思います。 そこで、国際平和の基本は、いわゆる米国中心ではなくて、国連による集団安全保障という考えに基づくものと思うんですが、その点に関して基本的なお考えを伺いたいと思います。
○今川委員 社民党の今川正美です。 中谷防衛庁長官に昨日お尋ねした点で、時間の関係でもう少し突っ込んで質問したかったところが抜けていましたので、御質問いたします。 実は、今回の自衛隊法の一部改正にかかわって、私は、昨日もいわゆる防衛秘密のことに関して質問いたしました。 実は、随分以前の話になるのですが、七二年の六月に、例の外務省の公電漏えい事件というのがございましたね。これは、当時日米間の沖縄返還交渉にかかわって密約問題ということが大きく問題となりまして、その中身は省きますが、最終的には、一九七八年の六月二日、最高裁で当時の新聞記者の有罪が確定をしました。そのときは、国家公務員法百十一条……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。
まず最初に、提出されておりますいわゆる爆弾テロ防止条約に関してでありますが、本条約の第二条三項の(c)に関してお尋ねをしたいと思いますが、この(c)のところで、「共通の目的をもって行動する人の集団が」、途中省きますけれども、犯罪を実行することに対して「その他の方法で寄与する行為」というふうにありますが、これは具体的に何をどう意味するのか、少し具体的に御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 なお、この国際条約の締結に伴う関連法律の整備に関する法律案も提出をされているわけでありますが、私は、社民党として大きく三点だけ注文をいたしておきたい……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうのこの委員会では、私が最後の質問者になりますので、これまでの各委員の質問と多分に重複して恐縮なんですが、あえて質問させていただきたいと思います。 まず第一番目に、これまでも何度も質問があっていますが、小選挙区の区割りの見直しの問題についてであります。 選挙制度は、今さら言うまでもありませんけれども、やはり我が国の議会制民主主義にとって一番大切な、慎重に公平に審議をし、扱っていかなければならない問題でありますが、先ほどもありましたように、選挙区画定審議会設置法の第五条第一項にあったいわゆる尊重義務というものは、中央省庁再編の経過の中で……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、今回提出されていますいわゆる電子投票特例法に入る前に、二、三、片山大臣なり選挙部長にお尋ねをしておきたいと思うんですが、まず最初は、参議院選挙に関して、非拘束名簿式のことに関してであります。 ことし七月に行われた参議院選挙は、比例代表への非拘束名簿式の導入で開票作業が大幅におくれて、最後の当選者が判明するまで約十五時間ほどかかったというふうに聞いております。ちなみに東京都では、政党が十四、比例代表候補二百四人の合わせて二百十八種類に票を分類する作業に大変な時間がかかったと聞いております。前回は、翌日午前二時までに都内市区町村の約八割以……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、実は、先輩の中西議員に配慮していただきまして、私自身が長崎県佐世保の出身なものですから、池島炭鉱に関して、一、二、質問させていただきたいと思います。 まず初めに、石炭産業は、言うまでもなく戦後日本の復興を支えた重要なエネルギー産業でした。一九五三年当時、全国で八百五十カ所ほどの炭鉱があったわけですね。しかし、国の石油産業への転換によって、特に七〇年前後に雪崩閉山となって、八次にわたる石炭政策により、国内の炭鉱は御存じのように池島と太平洋の二カ所だけになりました。 したがって、私は、従来から、この二つの炭鉱は、戦後を支えた石炭産業……
○今川委員 今川正美です。 きょうは主に、現在自衛隊が行っております米軍支援活動に関して何点かのお尋ねをしたいと思うのでありますが、時間の限りがありますので、冒頭にまず、先ほども質問があっておりましたが、米国、米軍によるイラク攻撃の可能性について、これは外務大臣並びに防衛庁長官にお尋ねをしたいと思うのであります。 新聞の幾つかの報道によりますと、いわゆる米国防総省筋によるとという前置きがありますが、ある新聞では、米陸軍特殊部隊グリーンベレーがイラク北部にあるクルド人保護地域に派遣された模様だという報道もあれば、あるいは、これは朝雲新聞の今月の二十一日付の社説ですけれども、チェイニー副大統領……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、まず最初に、米軍の厚木基地の爆音問題に関してお尋ねをしたいと思うのであります。 実は、この厚木基地にかかわる爆音問題は、周辺住民の皆さん方が、とにかくうるさくてかなわない、静かな夜を返してほしいという声を挙げてから、もう既に四十年を超えています。実は私も、先月の十三日に、地元の市民団体とか周辺住民の皆さんが約二百人ほど集まって、怒りの炎集会というふうに題して集会がありまして、そこに行ってまいりました。実はその日は、先日の三月の十二日から十五日まで夜間の離発着訓練をするということが米側から事前通告が来まして、どういう理由かわかりませんが、私ども社……
○今川委員 社民党の今川正美です。 まず最初に、これは防衛庁の方にお尋ねしたいんですが、九九年の三月の例の能登半島沖の不審船事案に関してでありますが、実は、海上自衛隊のP3Cの情報収集能力についてちょっと具体的にお伺いしたいんです。 当時、軍事専門家などの間で少し話題になったのが、P3Cが装備をしていると言われるISAR、通称アイサー、パッシブ型合成開口レーダーを、P3C、実際今運用している機数が八十機ぐらいなんですか、その七、八機ぐらいに装備をしているのではないかということで、これが通常型のレーダーと違ってかなり性能が高いというふうに伺っているんですけれども、この通称アイサーに関して、そ……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私はまず、米国の国防総省が出しております二〇〇一年の四年ごとの国防計画見直し、いわゆるQDRについて、これは外務省の方にお伺いしたいと思うんですが、この文書の中に「海軍長官は西太平洋における空母戦闘群のプレゼンスを増強し、同地域において新たに三ないし四の海上戦闘部隊、および誘導巡航ミサイル潜水艦の母港を見つけるべく努力する。」という記載があるんですね。 これは、今月の二十五日にも、横須賀それから佐世保、沖縄、それぞれ共同で、日本に米海軍の原潜の母港が求められるのではないかということを懸念して、当局に申し入れをするようになっておりますけれども、まず、こ……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、今回は、海上自衛隊幹部の飲食接待問題に関して質問をしてまいりたいと思います。 この問題は、以前からいろいろとうわさもされておったんですが、実は、地元の長崎新聞がことし五月十一日を皮切りにして大きく取り上げました。私も、この問題が具体的に発覚してから私なりに調査もしてまいりましたので、一つ一つ具体的にお尋ねをしたいと思います。 報道によりますと、まず一点は、尾崎通夫海上自衛隊佐世保地方総監の就任祝賀会、これはことし五月六日に長崎市の新地町の中華料理店で行われております。主催者は、名前はあえて伏せますけれども、解体業者A氏。彼は長崎市防衛協会専務……
○今川委員 私は、社会民主党の今川正美です。 きょうは、参考人の皆さん、本当にお忙しい中にありがとうございました。 実は、先ほど有本さんの御両親の切なるお話をじかに伺いまして、私も娘二人、息子一人を抱えている一人の父親として、あらゆる手段を尽くして、一日でも早く娘さんが皆さん方のところに帰ることができるように、私もぜひ微力でありますが努力をしてまいりたいということを改めて痛感いたしました。 さて、先ほど野党の一員からちょっと勘違いのお話がありましたから、私は是正をしたいと思うんです。この委員会の中で、会派によっては必ずしも拉致問題をそうとらえていないかのごとく発言がありましたが、これは何……
○今川委員 社会民主党の今川正美であります。 今議題となっております国際条約と関連する国内法につきまして、具体的にお伺いをしたいと思います。これまでの審議で多分に重複するところがあるかもしれませんが、改めてお伺いをしたいと思います。 まず最初に、テロ行為を認定する際の基準の明確化について、これは外務省にお尋ねしますが、本条約の第二条第一項(b)では、規制すべき活動を、「文民又はその他の者であって」以下記されておりまして、ただし書きの規定では、「住民を威嚇し又は何らかの行為を行うこと若しくは行わないことを」というふうにございまして、いわゆる住民、市民に対する威嚇を含む、非常に範囲が広い、極め……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、まず最初に、今回の米軍への支援に関しまして、一点目には、昨年の十二月六日から十二月の十四日にかけて九日間、在日米軍基地等警護の実員による検討の実施ということが、これは陸幕の広報室からペーパーが配られておりますけれども、これにかかわって、実はことしに入りましてから、相模補給廠監視団という市民団体があるんですが、そこが、陸上自衛隊が米軍基地の警護にかかわって、火器などについては、空砲を含め射撃を行わないということが明記をされているにもかかわらず、実際的には相模補給廠の中で射撃訓練を行っていたということを問題にされております。実際に、これは在日米陸軍の……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、具体的な質問に入る前に一言申し上げたいと思うんですが、実は今、インド洋方面に自衛艦三隻がまだ活動中でありますが、その中の一隻、護衛艦「さわかぜ」の乗員が、今月の八日、非常に残念なことに支援活動中にお亡くなりになりました。私は、心から哀悼の意を表すると同時に、残された遺族の方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。 実は、この船は佐世保に配備をされておりまして、御遺族の方は、私の住む佐世保のすぐ隣町の長崎県東彼杵郡川棚町にお住まいであります。 まずそのことを申し上げた上で、きょう実は政府がこの委員会に提出をされました政府報告であり……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、今回の郵政公社化に伴う関連法案につきまして質問いたしたいと思いますが、まず最初に、離島、過疎地における郵便局の存在意義についてお伺いをしたいと思うんであります。 今回の郵政公社関連法案のもとになったのは、言うまでもなく、総務大臣の研究機関である郵政事業の公社化に関する研究会の中間報告でありました。この中間報告の取りまとめに当たっては全国各地で公聴会を実施されておりまして、特に、熊本の公聴会では、私の出身の地でもあります長崎県福江市の森稔元市会議員が意見を述べておられるようでありますが、その御意見の中身を要約して紹介をしていただきたいと思います。
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 このたびの有事関連三法案に関しまして、これはいろいろな問題点がございますが、具体的な各論に入ります前に、何よりも一番大切なのは、いわゆるシビリアンコントロール、これが十分に機能され、発揮し得るのかどうかということが非常に大きな問題だろうと思うんです。 それで、まず最初にお伺いしておきたいんですけれども、問題は、もし日本に何らかの武力攻撃があったときに、自衛隊と米軍が共同してどう対処していくか、こういう組み立てになっているわけでありますが、例えば四年ほど前の防衛庁調達本部における汚職事件、忘れもしません。きょう午前中にも他の委員から、自衛隊の……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。私は、被爆長崎県民の一人として、これから、小泉総理を初め、質問を行いたいと思います。 本日のこの審議の中で私が最後になるわけですが、きょう一時から始まったこの審議を聞いていまして、例えば安倍官房副長官の力み方、あるいは、特に与党、とりわけ自民党の席からきょうはいつも以上に激しい不規則発言が見受けられますが、何をそんなにあせがっているのかなというのが実感であります。 さて、非核三原則、この問題は、実は非核三原則というふうに呼ばれるのは一九六七年あたりからであります。といいますのも、当時は、ベトナム戦争の拡大、あるいは私が住んでいる佐世保に米海軍……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、お忙しい中にわざわざお越しいただきまして、ありがとうございます。 時間が限られておりますので早速お伺いをしたいと思うのですが、まず最初に、今各党の委員からも御質問があっておりますが、今回の件は、要約的に言いますと、いわゆる台湾の国家安全局が、李登輝総統時代から、台湾の安全保障を強化するための、日米の主要な政治家や官僚に対して工作を展開した。特に注目されるのが、我が国の場合に、対日工作の実行グループとして名前が挙がったいわゆる明徳グループというんですか、の活動であった。 九八年九月二日付のいわゆる極機密文書によると、対米工作と並行……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、先月の二十四日、この委員会でいわゆる防衛庁の情報請求者リスト問題に関しまして集中審議がございましたが、この審議を聞いてみまして、中谷長官を初め防衛庁の方は、いわゆる海自の三佐の個人的な発意に始まり、組織的なものではなかった、こういうふうに結論づけようとされておりますけれども、私は逆に疑念が非常に深まったと思っています。そこで、改めて、大きく三つに分けて質問をいたしたいと思います。 まず第一点は、いわゆるこの「調査報告書」の公表経過に関しまして、一つ一つ確認をしてみたいと思います。 まず、六月の十日の夕刻から翌十一日の深夜にかけまして、中谷長官……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 この有事法制に関する議論も、今国会ではこの特別委員会で最後の質疑になるのかなと思いますので、この間の経緯を改めて振り返りながら、少し私の意見を申し上げたいと思います。 今国会の、今回の有事法制三法案は、歴代内閣の中でもいわばタブーとされながら、一つには、アーミテージ・レポートによる外圧もありましたけれども、いま一つは、一年前の八割を超えるような小泉人気に便乗した、言ってみればバーゲン法案だというふうに言えるんだろうと思います。 本来でしたら、徹底した審議でこの法案の具体的な問題点を一つ一つ指摘していきたかったのです。しかし、肝心のこの特別委員会では……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。
私は、まず最初に、先ほど他の委員からも同じような質問があっていますが、韓国の米陸軍の大型ヘリが長崎県の福江空港を使って低空飛行訓練をするということでありましたが、本日、これは午前八時過ぎに連絡が入って、この訓練計画は中止をされたようであります。
そこで、まず外務省にお尋ねしたいんですが、この訓練計画の内容をどの程度承知されているのか、そのことをちょっと御説明ください。
【次の発言】 今私は手元に、長崎県に当初二十四日の午後三時に米軍横田基地から、司令部より連絡があったそのペーパーを持っております。
外務省にいま一度お尋ねしたいんですが、米……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 まず冒頭に、石破防衛庁長官に、これは事前の通告からちょっと離れるんですが、通告をした後に、実は長崎新聞の今月の三日付で、いわゆる日米共同ミサイル防衛に関して大きく記事が出ておったものですから、冒頭にちょっとお尋ねをしてみたいと思います。 実は、先月の二十一日に、ケリー米国務次官補と東京で会談した際、日米共同ミサイル防衛に関して、「「現在の「研究」から「開発」段階へ早急に移行したい」との意向を表明していたことが分かった。」というふうに記事がなっております。これは、実は御存じのとおり、我が国の政府としては、九八年に、開発や配備段階への移行は別途判断すると……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 まず最初に、私は、今回提出されました公務員の一般職及び特別職のいわゆる給与法案に関しまして立場を明らかにしておきたいと思います。 従来、私たちは、人事院の勧告は完全に実施するようにという立場で臨んできたのでありますが、今回、初めて人事院勧告史上マイナスベア、勧告ということになっておりますが、今の経済状況下を考えまして、しかも、本来これは民間企業でもそうなんですが、労使できちっと合意をしていくということが前提になろうかと思います。そういった意味で、やはり公務員労働者にかかわる労使協議という制度が改めて問題にされざるを得ないというふうに思います。 そう……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、本日、政府から出されました政府報告に基づいて今から質問をしたいと思いますが、まず冒頭に、福田官房長官にお尋ねをしたいと思います。 この自衛隊の派遣期間の延長をめぐっては、ことし五月、当時はテロ対策特別委員会でございました。そのときの基本計画の変更の中には、いわゆるテロ対策特別措置法第十一条の規定に基づき国会に報告するものということで、期限が切れる前にきちんと提出をされております。 ところが、今回、自衛隊の派遣期間がきょうをもって切れるということはあらかじめ御承知のはずであります。本来ですと、十二日に日米の調整委員会を開かれたというふうに報告が……
○今川委員 私も最初に、今月の十八日に大分県の日出生台並びに十文字原で実施された日米共同訓練に関してお尋ねをしたいと思います。 先ほど他の委員からも質問がございましたが、石破長官、先ほど集会を中止するように求めたことはないという趣旨の御答弁がありましたが、この集会そのものは日出生台対策会議、大分県の平和運動センターや私ども社民党の大分県連合などが主催した集会で、約三百人ほどで行っております。 新聞の報道をちょっと紹介してみたいと思います。この集会は、十八日午後四時過ぎから日出生台演習場正面ゲート前で行われたわけでありますが、その直前に陸自の西部方面隊の最高責任者である松川正昭総監が、ジープ……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。きょうは、参考人の先生方、本当にお忙しい中ありがとうございました。 私は、質問いたします前に、簡単に私の考え方を述べてみたいと思うんです。 参考人の先生方も当然御承知のように、今アメリカのブッシュ大統領が憎き相手として、オサマ・ビンラディン率いるアルカイダというテロ組織、あるいはイラクのフセイン大統領を悪の枢軸というふうに名指しをしておりますが、これは、ほかでもなく、かつてソ連が侵攻したあのアフガン戦争の中で多くの反政府テロ組織をアメリカが支援し育成したわけですが、その中にこのアルカイダがいた。そういった意味では、あの昨年の大変な事件、九・一一米国テロ……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 きょうは時間が二十分しかありませんので、質問に入る前、まずイージス艦のインド洋方面への派遣を昨日小泉内閣は決定したようでありますが、このことに対して、社民党として明確に反対であると言うと同時に、今インド洋、アラビア海方面に派遣をしているイージス艦以外の護衛艦や補給艦も一たん撤収すべし、そう思います。 なぜなら、一つは、このインド洋方面に自衛隊の艦船を派遣してから約一年間、例えば、任務についていた自衛官が既に二名亡くなっていることも、私がことしの五月の委員会で質問するまでは、主体的に積極的に報告しようとすらしない。あるいは、アラビア海方面で活動している……
○今川委員 きょうは、四人の先生方におかれましては、非常にお忙しい中にこうした安全保障委員会においでをいただきまして、本当にありがとうございます。 私も実はこの拉致事件、今五人の拉致被害者の方々が日本に帰ってきておられますけれども、日本政府として北朝鮮との交渉の中で、とりあえず一、二週間一時帰国という言質を与えたようで、これをもって北朝鮮の側に約束違反ではないかという言いがかり、口実をつくってしまったんじゃないかと思いますし、このままいきますと、北朝鮮に残されている家族の皆さん方と果たしていつ会えるのかという心配もするわけであります。 まず和田参考人にお聞きしたいと思いますが、先ほど、曽我……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 きょうは保坂議員のかわりに参りましたが、私は、二年前に初めて国会議員になりまして、そのときに政治倫理などを審議するこの特別委員会に所属をいたしました。今、非常に印象深いのは、ちょうど私が議員になったときに、その直前に、いわゆる当時の建設大臣のゼネコン汚職事件がありまして、そういった問題をこの委員会で質疑をいたしました。 そうしたら、後日、この委員会の理事会におきまして、当時、当委員会の与党筆頭理事でありました鈴木宗男筆頭理事から、私が発言した内容につきまして、次の一行を削除しろということを強く言われまして、それは何かというと、━━━━━━━━━━━━……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 まず、石破防衛庁長官に、先般、委員会は違ったのですが、今月八日の安全保障委員会で、ミサイル防衛計画に関して御質問をしていたところなんですが、途中、時間が足りませんでしたので、一、二、補足的に質問をさせていただきたいと思っています。 私は、この間の質問のときには、ミサイル防衛計画に関して、現在、日米の共同技術研究が行われています。このことに関しては、少なくとも技術的な困難性もさることながら、莫大な財政負担、あるいはこのアジア地域に、場合によって、実戦配備した場合には新たな緊張関係を生み出してしまう。特に仮想敵国から飛来するミサイルを撃ち落とすというわけ……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。
私、具体的な質問に入ります前に、一言、委員長にお願いしたいことがあるんですが、今回、この特別委員会にはイラク支援のための特措法と、もう一本、いわゆるテロ対策特措法の二年延長を図る法案も、二本提出をされております。できれば、与党側がおっしゃっているような一括審議ということよりも、国民の皆さん方からよりわかりやすいように区分けをして、一つずつきちっと時間をかけて審議していくということをぜひお願い申し上げたいと思っております。
【次の発言】 今、野党各党からもイラク現地に調査団を出した報告がありました。我が社民党としても、私が団長になりまして、今月……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、きょう、質問通告をしていない部分、ちょっと川口外務大臣にお尋ねをしたいことがあります。 実は、今月二十五日の当委員会で小泉総理を相手に質疑をした折、一番最後に、川口外務大臣に大方次のようなことをお願いしました。 既に、自衛隊と違って、日本のNGOのさまざまな団体がイラクに入って、医療支援活動を初めいろいろな支援活動をやっています。それに関して、彼らが一番懸念しているのは、イラクのこの戦争あるいは十二年前の湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の影響がありますので、今回の戦争で劣化ウラン弾を使った地域あるいは使っていない地域ということで、ぜひ……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、参考人の先生方、本当にお忙しい中に貴重な御意見をありがとうございました。 私は、まず最初に藤田参考人にお伺いをしたいと思うんですが、実は、きのうの当委員会で、先生が詳しくお話しになった劣化ウラン弾の使用の問題、その危険性の問題に関して川口外務大臣にお尋ねをしたんですけれども、政府の答弁は、米国政府が今回のイラク戦争で劣化ウラン弾を使ったことは否定をしている、それから、十二年前の湾岸戦争あるいはコソボ紛争で実際に使ったけれども、その影響、いわゆる国防総省の関連する機関の報告によればほとんど影響はない、このような答弁でありましたが、私……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 今、他の野党からの質問に対して防衛庁長官などの答弁を聞いていまして、非常にやはり我が国の自衛隊という武装組織は他国の軍隊とはいろいろな面で違っていまして、とりわけ海外での武力行使はかたくこれを禁ずるということがあるだけに、石破長官おっしゃるとおり、憲法の許容する範囲内でとはおっしゃいますけれども、現実を見る限り、限りなく武力行使という概念の中に入っていかざるを得ない、それがイラクの現実だと私は思います。 そこで、まず最初に、改めて私は確認のためにお尋ねをしたいと思いますが、今回の政府提出の法案では、戦闘行為ということを、「国際的な武力紛争の……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、きょうはテロ特措法の関連で質問をいたしますけれども、その前に、一点だけ石破防衛庁長官に、今月三日の当委員会での質疑の中で、いわゆるこのイラク特措法で言うところの戦闘行為の定義をめぐって、改めて再確認をしておきたいことがあるんです。 長官は、いわゆるこの戦闘行為の定義をめぐって、私の質問に対して、例えば、かつての中国での内戦とかベトナム戦争における南ベトナムの解放戦線、この事例を示したところ、石破長官は、「全く国際性がなく、」とおっしゃっています。それから、組織性、計画性、継続性が明らかではない、つまり、「国または国に準ずる組織の意思に……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 きょうは、イラク問題に絞りまして、川口外務大臣に質問をいたしたいと思います。 まず最初に、私は、このイラクの大量破壊兵器問題は、予算委員会等でも集中的に審議をされ、今、ある意味で秒読みの段階とも言われておりまして、最大の危機を迎えているんだろうと思います。 さて、国連の安保理事会のうち、先般、米英、スペインを除く十二カ国がいま少し査察を継続するようにということを強く求めているにもかかわらず、米国は、フセイン政権打倒のためには新たな決議がなくとも武力行使をするという意思をはっきり表明しています。今回米国がとろうとする行動は、二十一世紀の世界……
○今川委員 社会民主党の今川です。 今ついにイラク戦争、始まってしまいましたが、このイラクの問題と深くかかわり合いを持っているのは、北朝鮮の問題もあろうかと思います。 まず最初に、北朝鮮問題に対する影響等について質問いたしたいと思いますが、今回のイラク戦争で、これを北朝鮮の側がどのように受けとめているだろうかということを懸念いたします。 率直に申し上げると、今回イラク政府は、この委員会の中の議論でも明らかになっているように、国連の査察団に対して十分な全面的な協力をしているわけではない、しかしながら、不十分さは残っているけれども、過去の例からしますとかなり協力している節もある。そうしますと……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。
まず、石破防衛庁長官にお尋ねをしたいと思うのでありますが、先月二十七日の委員会答弁等で、北朝鮮問題とも絡みながら、我が国が敵地攻撃能力を持つ必要性は検討に値するという御答弁がございます。さらに、これは新聞報道等によりますと、巡航ミサイル・トマホークの購入が可能かどうかなど、米側との水面下の調整を図るように庁内に指示している、こういう報道等もございますが、まず、長官の真意をお伺いしたいと思います。簡潔にお願いします。
【次の発言】 おっしゃるように、私も議論を封殺するということではいけないと思うんですね。
ただ、これは長官が御存じのとおり、これまでの政……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 きょうは、主に先般政府の方から報告がありましたテロ対策特措法に関しまして質問いたしたいと思います。 まず最初に、今も海上自衛隊の補給艦から米空母キティーホークへの燃料の間接的な提供ということに関しまして、私も、一部重複をいたしますが、改めてお尋ねをしたいと思います。 まず事実の確認なんですが、米第五空母戦闘群のマシュー・モフィット司令官が今月の六日、洋上で海上自衛隊の補給艦から我々の補給艦に約八十万ガロンの燃料が提供され、その補給を受けた、日本政府のテロとの戦いの支援に感謝している旨の御発言があったということでありました。米空母キティーホークは、こ……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、きょう、質問に入る前に、一言だけ、委員長や、特に与党の委員の皆さん方に申し上げたいことがあるんです。 きょう、ある新聞報道によりますと、自民党の国対委員長が、昨日、綿貫衆議院議長らと会談をし、その席で、この有事関連法案は来月の十五日までに衆議院で成立をさせることができるというふうな報道がございまして、これは極めて重大なことだと思います。私たちは、与党、野党の立場を超えてこれまで真摯に審議を続けてきましたけれども、当委員会を外れて、当委員会なり理事会を軽視する発言だと思いますね。そういった意味で、少なくとも連休明けには、今度は民主党や自由党から独……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 きょうは、お忙しい中に参考人の先生方おいでいただきまして、本当にありがとうございます。 さて、最初に、質問に入る前に簡単に私の考え方を述べさせていただきたいと思うんでありますが、いわゆる今日有事法制は必要だとおっしゃっている議員の皆さん方のお考えの中には、そもそも有事法制がなかったのがおかしいだとか、あるいは我が国の憲法に国家緊急権の規定がないというのは何事だといったような御意見をよく聞きます。しかし、私はそうした意味で、先ほど藤井先生の方から過去の歴史に対する認識を示されましたけれども、私も常々、過去の歴史に対する謙虚さというものをなくしたままこう……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、きょうは政府に対して、大きく二点にわたって質問をいたしたいと思いますが、まず、この武力攻撃事態対処法案の第九条にかかわってお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、日米の共同作戦計画についてであります。 一九六三年の自衛隊制服組による統合防衛図上研究、いわゆる三矢研究は、朝鮮半島有事を想定して日米共同作戦を行う研究でありました。このいわゆる三矢計画、三矢研究なるものは、今回政府から示されている有事関連三法案に比べると、戦争をやるという立場から見ると実に辛らつに、例えば国家総動員体制、政府機関の臨戦化あるいは治安維持体制、機密保護、国民統制など、……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 きょうは締めくくり総括質疑ということでありますので、小泉総理に何点かについて御見解をお伺いしたいと思います。 まず、お聞きをする前に、今回の有事関連三法案、ちょうど一年ほど前に政府や与党の皆さんは、平時において冷静かつ慎重に審議をしたい、このようにおっしゃったんですね。ところが、年が明けてみますと、イラク戦争とか、あるいは緊迫する朝鮮半島、こういったことを口実に法案成立を急ぐのは、明らかにこれは信義違反だと私は思うんですね。しかも、大事なことは、総理、この政府原案に対する修正の議論は、本来、この特別委員会で行うべきなんですね。ところが与党は、この委員……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 私は、きょうこの席に非常に沈痛な気持ちで立っております。今この時間にもイラクで、何の罪もない子供たちを初め、既に百人を超える多くの人々がとうとい命をなくしていっている。そのことに思いをはせたいと思うんであります。 さて、具体的な質問に入る前に、小泉総理、まず冒頭に一つお尋ねをしたいんです。 ことしに入ってからイラク戦争に踏み込むまでの間、世界各地で多くの、戦争だけは回避をしてほしい、こういう声が上がりました。デモや集会が起こりました。特に二月中旬には、全世界で一千万人を恐らく超えると言われる戦争反対のデモや集会がありましたが、我が国内でも……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 けさ、朝早くからの審議でありますが、まず最初に、今回内閣から提出されました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、反対であるということを表明しておきたいと思います。何よりも、人事院勧告の今回の勧告には反対であることと、与党の皆さんはこの法案に賛成のようでありますが、いわば、自衛官に対して、これまでにない危険な任務につけ、しかし給料は下げるぞというような非情な仕打ちには同意できないという意味も含まれております。 さて、来年は自衛隊創設からちょうど五十周年。私たちは、冷戦後の国際社会の大きな変動の中で、世界の警察官であるべき……
○今川委員 社会民主党・市民連合の今川正美です。 この法案を審議するに当たりまして、実は、昨日の本会議で我が党の土井党首が次のように政府に求めました。つまり、一昨年の十一月以来、約二年近くにわたって自衛隊がインド洋等に派遣をされました。少なくとも、この法案をあと二年間延長することにかかわる是非をめぐっては、この約二年近くの自衛隊等の活動の実績、その検証と総括をきちっとやることが前提だろうというふうに私は思うんです。 その前提となるのはやはり、私は毎回委員会でも申し上げていますが、一つの例として、インド洋、アラビア海方面に派遣をされている自衛隊の艦船の活動の実態、その一番肝心なところは、残念……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、まず最初に、川口外務大臣にお尋ねしたいんですが、実は昨日の毎日新聞に次のような記事がございました。 ことし三月のイラク戦争開戦時に駐レバノン大使を務めていた天木直人氏は、今月三十日、毎日新聞の取材に応じて、開戦直前に日本政府の米国支持方針に反対する公電を外務省に打電したことを理由にして、事実上解雇されたと述べられた。しかも、天木氏によると、開戦前の三月十四日、「「戦争回避のため最後まで外交努力をすべきだ」との川口順子外相あての公電を打電、全在外公館にも電報を転送した。開戦後の同二十四日にも「敗れた外交を取り戻すのは、戦争を終わらせる外交努力」と……
○今川委員 社会民主党の今川正美です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出のテロ対策特措法二年延長に断固反対する立場で討論を行います。 振り返ってみると、二年前の九・一一米国テロ事件を契機に、ブッシュ大統領が国際法を無視してアフガンへの報復戦争を始めたのが十月八日でした。以来二年間、アフガンは群雄割拠の状態で、タリバン勢力は盛り返し、国家再興のめどは立っていません。むしろ、引き続くイラク戦争も相まって、傲慢きわまる米国を標的にしたテロ事件は世界各地に拡散しています。 小泉内閣は、こうした米国の不法な戦争を無条件に支持し、テロ対策特措法の成立を待たずに護衛艦等を出動させ、これま……
○今川分科員 私は、社会民主党・市民連合の今川正美でございます。 まず最初に、このたび、アメリカの原潜グリーンビルが大変な事故というよりも事件を起こしまして、えひめ丸の乗組員の皆さん初め、大変な被害を受けたわけであります。今、この原子力潜水艦、原潜問題に関しては国民の大きな関心がありますだけに、私は佐世保におりますが、横須賀そして沖縄、日本には三つの港に頻繁に原子力潜水艦が入港しております。この問題に関して、まず外務省関係にお尋ねしたいのであります。 この事件、事故を起こしたグリーンビルというのは、一九九八年に佐世保、横須賀、沖縄に都合五回寄港いたしております。そしてまた、同じタイプのロサ……
○今川委員 私、社会民主党の今川正美です。 大変ためになる御意見を聞かせていただきました。 私も、随分以前からこの日本国憲法をめぐっていろいろな議論がある中で、まず最初に、国連憲章との歴史的な関係性において、先ほどお話にあったとおりなんですが、日本の憲法の平和主義というのは、まず何よりも、過去の侵略戦争の反省に立った上で、国際的な平和の問題なり日本の平和と安全を保障するのは、あくまでも、当時の歴史にさかのぼると、国連の集団安全保障というものに依拠したのではないかと思うのですね。 ここのところは、実は党内のことを言って恐縮なんですが、我が党の場合には、国連で言う集団安全保障、当然、いわば最……
○今川分科員 社会民主党の今川正美です。 私は、まず防衛庁の方にお伺いしたいことがあるんですが、実は、先般行われました統一自治体選挙に関しまして、現在インド洋に派遣中の護衛艦や補給艦に乗っている自衛官の不在者投票の問題であります。 私は二つのケースを新聞で知ったわけでありますが、まず一件は、横須賀の市会議員選挙、これは四月二十七日に投開票でありますけれども、そのケースであります。 報道によりますと、横須賀を出港したイージス艦「きりしま」など三隻の場合には、不在者投票の手続を済ませて投票行為を行ったんだけれども、締め切りの二十七日午後八時までに届かなくて、結局は死に票、死票となってしまった……
○今川小委員 社会民主党の今川正美です。 小川先生との出会いは、たしか湾岸戦争の直後ですから、十二年ぐらい前に佐世保で会ったと思うんですが、それ以来、先生の著作は全部読ませていただいております。最近は、今お話がございましたように阪神・淡路以来は、軍事問題だけじゃなくて、むしろ、今お話がございました危機管理の問題でも第一人者として活躍なさっていることで、非常にうれしく思います。 私も、実は昨年の九月、安全保障委員会で初めて海外視察をさせていただきました。アメリカの、この本の中にもございますFEMA、それからカナダのピアソンのPKO訓練センターなどを視察いたしまして、非常に感心しました。例えば……
○今川小委員 きょうは野田委員と首藤委員から非常に貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。 まず、限られた時間ですので、私が常々考えていることで、国際協力と憲法の国際協調主義なり平和主義に関して基本的な私の考え方をちょっと述べてみたいと思いますので、時間が許せばお二人から御感想等をいただきたいと思います。 国際社会は、一昨年の九・一一米国テロ事件を契機に大きな変容を遂げつつあると認識しています。アメリカによるタリバン政権への報復戦争とか今回のイラク戦争は、私は明らかに国際法に反する行為だと思います。しかし、一面、こういう事件を契機に、これからの二十一世紀の国際秩序のあり方を模索するい……
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