このページでは山内恵子衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○山内惠子君 社会民主党・市民連合の山内惠子でございます。 少人数指導だけではなくて、少人数学級が必要と考えたその背景にある教育現場の実情と、三十人以下学級の必要性についてお答えいたします。 子供たちをめぐる状況は、今、いじめ、不登校、学級崩壊、そしていわゆる十七歳少年問題等々、深刻な状況にあります。不登校は全国で十三万人を、高校中退は十一万人を超えていると言われています。むかつく、キレるという言葉の裏に、子供たちの悲鳴が聞こえるような気がいたします。 高度経済成長の入り口で、何もないけれども希望だけがあったという戦後教育のシステムが、今これほど耐用年数を切らして、子供とミスマッチしてい……
○山内惠子君 社会民主党・市民連合の山内惠子でございます。 教育改革関連三法案に対する質問をいたします。(拍手) 初めに、小泉総理大臣に伺います。 熊本地方裁判所におけるハンセン病国家賠償請求訴訟で、国会は立法の不作為責任を問われた判決であり、政府が控訴の見送りを決めたことは当然のことでした。控訴の後に和解をという案が検討された背景には、他の訴訟に波及することを恐れてとか、官の論理があると言われましたが、政治は最大の教育です。 隔離政策は違憲であり、著しい人権侵害であったことを重く受けとめ、国会、行政挙げて、人間の尊厳、人が人として生きる権利を回復すること、そのために取り組むことは、い……
○山内惠子君 山内惠子です。 社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております小泉内閣不信任決議案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手) 小泉総理、あなたは、八〇%を超える支持率の中、さっそうと登場されました。しかし、今、私たちは、あなたに不信任を突きつけなければなりません。言うまでもなく、政治は結果責任です。動機の善意で政治は評価されるものではありません。あくまでも、結果責任です。 小泉内閣不信任決議案に賛成する第一の理由は、小泉総理の一年間の政治による結果の中で、経済政策の間違いと、弱い者いじめと言える痛みの押しつけによって、どれだけ弱者が切り捨てられたか……
○山内惠子君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、食品安全基本法について質問を行います。(拍手) 私の質問は、すべて谷垣大臣にお答えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この食品安全基本法案は、BSE調査検討委員会が提出した報告書を参考にして、食品安全行政に関する関係閣僚会議でまとめられたものを基礎に作成されたとお聞きしています。 実は、私が新卒時代に担任した北海道・帯広の教え子は、親の代からの酪農を受け継ぎ、親の時代よりも牛の数をふやし、おいしい牛乳をと、日夜頑張っています。しかし、あのBSE事件では、あすは我が身かとおびえ、早い段階で政府が取り組んでくれていれば悲劇……
○山内惠子君 社会民主党・市民連合を代表いたしまして、国立大学法人関連六法案に反対の立場で意見を申し上げます。(拍手) 私は、大学は改革されるべきだと思っています。しかし、今回の法案は、多くの人々の願いにこたえるものではありません。文科省による文科省のための改革と言われても仕方がないような法案です。 大学のあり方は、我が国の科学技術、生産力の水準に多大な影響を与え、経済基盤を左右する重要な要素であるばかりでなく、文化、思想にも影響を与えるものです。また、初等中等教育の制度、内容にも連動しており、その影響ははかり知れないものがあります。 しかし、文部科学省は、このような事の重大さを自覚せず……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 初めに、時間が限られておりますので、教育基本法につきましては、一人一人が大事にされる教育を重視しています。その意味で、今本当に変える必要はないと考えております。そのことを発言しまして、教育基本法とは別に、私の発言に入りたいと思います。 「魔女の宅急便」とか「おもひでぽろぽろ」のアニメーション作家である宮崎駿さんは、「子どもが元気であれば、子どもさえ元気であれば、二十一世紀は希望が持てる」とおっしゃっています。 残念ながら、子供たちは現在、大臣も御指摘されていますように、十六歳や十七歳の少年による事件、いじめ、不登校、学級崩壊など、深刻な状……
○山内(惠)委員 初めまして。北海道出身の山内惠子と申します。 私的なことなんですけれども、私の兄は、若いとき根室支庁に勤務しておりました。当時私は高校生で、キャンバスを抱えて納沙布岬を旅した日をきのうのように思い出すところです。 普通の灯台は海を照らす光を発する、私は灯台はそういうもののように思っていたのですが、霧の深い日、あの納沙布灯台は霧笛を鳴らすということを知りました。ぼうっというあの霧笛は今も私の耳に残っているところです。 あの旅の途中、どなたに見せていただいたかは覚えていないんですけれども、子供たちのかいた絵を見せていただきました。漁に出る親の船が、拿捕される恐怖におびえてい……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 村上龍の小説「希望の国のエクソダス」というのがございますが、その主人公ポンちゃんは、集団不登校をした中学二年生なんですけれども、「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と言っています。本当に、子供たちは未来に希望を持てなくなっていると思います。 十七歳の少年によるバス乗っ取り事件、高校三年生男子による金属バット殴打事件など、衝撃的な事件につきまして、この間、少年法の刑事罰対象年齢の引き下げや厳罰化の問題としてのみ論じられてきました。 十七歳の少年たちには、ますます未来に希望を持てなくなった心のやみを感……
○山内(惠)委員 初めまして、社民党の山内惠子でございます。 きょうは、直接お話をお聞きする機会を与えていただいたことを大変うれしく思っております。 二十世紀は科学の時代と言われ、数々のすばらしい研究があり、発見があり、技術の進歩がありました。その結果、原子爆弾や核兵器にまでいってしまった二十世紀でもあったというふうに思います。科学者として輝けるノーベル賞をいただかれ、教育者でもある江崎先生には、たくさんお聞きしたいことがあるのですけれども、どうも十五分というのは大変短い時間ですので、ちょっとだけ私の意見を先に申し上げて質問したいと思います。 なぜ子供たちはいじめに走るのか、なぜ朝、学校……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 質問させていただく前に、今回の所信の内容は、大変内容の多い、膨大なものだったということがつくづくと感じられる中身でした。私に与えられている時間は三十五分なのですけれども、二つの省庁が一緒になったということでいえば、本当は倍の時間がいただきたい。しかも、今国会は、首相がおっしゃっているような教育国会と名づけるのであれば、三倍くらい欲しいものだというふうに私は思います。教育の基本を語るのにたった三十五分ということでは本当にひどいというふうに思いますので、今後の委員会の運営の中で、ぜひこのことを委員長には頭に置いておいていただきたいというふうに思い……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 きょうはたくさんの方がえひめ丸についての質問をなさっていますが、私も、今回の事件は本当に痛ましい事件だと思っています。そして、今、新聞報道で見られるように査問委員会が始まって、少し事態が見えてきたかなという入り口に入っているのだと思います。 それにしても、子供が行方不明のままである家族の方々のことを考えると、私も、文部科学委員の一人として今何ができるのか、何をすべきなのかを考えなければならないというふうに思っていますし、二度とこの事件が繰り返されないようにという観点で御一緒に考えていかなければならないというふうに思っています。捜査の継続とか原因究明……
○山内(惠)議員 山谷議員の御質問、養護教諭の配置と改善の理由について答弁させていただきます。 学校では、本当に教室に入れない子供が保健室登校という形をとっていますが、実は私も過去に、小学校の三年生の担任になったときのことですけれども、この子の担任になると春休みの段階でわかったその子が、一年生の最初の段階で不登校で、保健室登校をしていたという例があります。この子は、学校に行かなかったけれども、途中で保健室に顔を出して以来、二年生の終わった春休みにも保健室に登校しておりましたので、私が担任となった段階で、保健室に私も通って、三者で毎日交流をしていたという経験を持っています。この子が、四月になっ……
○山内(惠)議員 山谷議員の質問にお答えします。 今日の教職員の採用試験の競争率は、小学校から高等学校まで十倍を超えています。十年前の一九九〇年度における競争率を見ると、小学校で三・一倍、中学校で四・八倍、高等学校で五・六倍となっています。本改正案に基づいて単年度の競争率を試算すると、小学校で三・八倍、中学校で五・一倍、高等学校で四・二倍となりますので、一九九〇年度の競争率と変わりがないということです。 競争率が高いからよい教員になる素質を持った者を採用できるというわけではないと思います。競争率が下がったとしても、さまざまな資質を持った若い人材を採用することは意義があると思います。また、現……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 男女共同参画社会基本法が一九九九年の六月にできて、各分野への女性の参画も、わずかではありますが進んでいます。特に、政治は最大の教育と言われる状況の中で、学校現場に子供たちが半数いるということで考えれば、遠山大臣がこのたび誕生したことも、内閣の二七・七%、これははっきり言ってまだまだ少ない数字だとは思いますけれども、風景として、女性が参画するという意味は、ジェンダー問題の視点からもうれしいことであります。 その意味で、このジェンダーの問題に大変詳しい田嶋陽子さんは、政治家をはかる物差しを、従軍慰安婦の問題をどう見るかで見ているとおっしゃってい……
○山内(惠)委員 社民党の山内でございます。
私は、今回の法案につきまして、特に、指導が不適切な教員の問題について絞って質問をさせていただきたいと思います。
初めに、先ほど児玉議員が、指導の不適切の問題と指導力の不足の問題をお聞きしていたように思いますが、私は、指導力の問題と教育力という言葉があるので、このことをどのように使い分けていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この言葉につきましては、後ほどいろいろな形でまた質問させていただきたいと思います。
今回基本に据えていらっしゃる教育改革国民会議の報告は、「危機に瀕する日本の教育」というふう……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 今回の学校教育法の一部改正にかかわっての奉仕活動の部分についての質問を中心にきょうは質問したいと思いますが、その前に、幾つか大臣にお聞きしたいということがあります。 本会議場でも申し上げましたけれども、ハンセン病の訴訟、控訴しないというところまではよかったのですが、その後、国会決議を上げるという段階になって、立法の不作為の文言を入れたくないとか、名誉回復の言葉とか、強制隔離政策の継続を許してきた責任という言葉を入れないということを随分こだわられたというお話を聞いて、本当は私はとてもがっかりしています。 子供たちにとって政治は最大の教育だと……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 きょうは、参考人の皆様には急な要請だったと思いますが、お忙しい中、本当にいい御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。 先日、池田小学校では大変な事件が起きてしまいまして、この報道を通して、私も、本当にあの子供たちの人生があそこで終わったことを悲しく、重く受けとめているところでございます。 社民党としましても、今回、特別対策委員会を設けまして、どんな対応が大事かということをこれから話し合っていく準備をしているところでございます。 加害者につきましても、あの報道を通してだけですから十分はわかりませんけれども、もしかしたら病院……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 教育改革関連三法案の審議がきょうが最後となっていることを、私は、実感不足ということも含めて、大変残念に思っているところです。全国各地から、お手紙、ファクス、それからはがき、お電話、いろいろな御意見をいただいていますし、毎日このように傍聴席も満席になっているという状況にあるだけに、この教育の問題は、親も子供も教職員も地域の方々も、いろいろな意味で、自分たちの声を上げたいと思っていた、そのあらわれがこの参加の状況だと私は思います。その意味で、公聴会が開けなかったことを大変残念に思っているところです。重要法案ということであればなおのこと、公聴会は開く必要が……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 今回の事件は想像を絶する事件だっただけに、現地の皆さん、教育関係者の皆さんは本当に大変な日々を過ごされていると思います。きょうは、できれば小学校の先生のお声も実際にお聞きしたかったとは思いますけれども、お忙しい中、学長がいらしたということですので、学長に最初に質問をさせていただきます。 メンタルケアのために多くの方たちが駆けつけてくださったというお話でしたので、精神科医その他、どんな専門の方が来られたかというのが一つ目の質問です。 それから、この方たちで、継続していてくださるというような方たちもその中にはいらっしゃるのかが二つ目です。 ……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 四月に行われました北海道の視察に行かせていただきました。私も北海道出身です。 今回の有珠山の災害は本当に大変大きなものでしたけれども、人的には、火山予知連の方々のおかげで人災に至らなかったことが、せめてものほっとすることでした。火山の教訓に学んで、最大の影響を受けた地域が虻田町なんですけれども、虻田町また周辺地域の皆さんは、ここが有数の観光地帯であるということで、一日も早い復興を目指していろいろ御検討されていまして、災害に強い地域づくり、それから安全で快適な町づくりに取り組んでいらっしゃいます。 それにしても大変大きな災害でしたから、この事業には……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 九月の十一日に起こりましたテロ事件、あの事件で、数千人の方々が犠牲になりました。この方たちに哀悼の意を表し、このような事件が二度とあってはならないという観点で、大臣が、十月十六日、パリで開催されました第三十一回ユネスコ総会に出席され、首席代表として演説をされた内容についてお聞きしたいと思います。 限られた三十分の時間の中で、大きく分けると、このユネスコの問題と障害児の教育の問題もお聞きしたいと思っていますので、短時間でお答えいただきますようよろしくお願いいたします。 大臣は、このユネスコの総会の発言の中で、テロ事件に対して、ユネスコが強く抗議する……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 日本の芸術文化政策が、各国から比べると、予算が少なく、ある意味での貧困ということが言われている中でしたから、皆さんが本当にいい法案をつくりたいと御努力されたということがよくわかりますが、どのような理念の法案をつくるかについて、多くの人々の議論がもっと必要であると思います。 今回の法案を作成するに当たっては、日本芸能実演家団体協議会の方の、芸団協とおっしゃるそうですが、御意見をお聞きになったそうですが、有識者からもという答弁が先ほどありましたが、ほかにどんな方々の御意見を聞いたのでしょうか。芸団協がすべての文化を網羅しているとは言えないと思います。そ……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。藤原市長を初め参考人の皆様、お忙しい中、きょうは本当にありがとうございます。 二〇〇〇年の十一月のこの特別委員会で、市長さんが参考人として国会に来られたのは二十年ぶりだということをお聞きして、そのことにも大変びっくりをしたんですが、そのとき私も質問をさせていただきました。 あれから一年半以上過ぎましたが、ことしの三月には、思いがけないことで、野党四党でつくりました外務省疑惑解明プロジェクトチームの一員として根室市と中標津を訪問させていただきました。この中で、外務省と鈴木議員の疑惑解明ということで行かせていただきましたが、この北方四島関連で、幾つかの疑……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子でございます。 きょうは、四人の参考人の方々、本当にありがとうございます。 私は北海道出身ですので、有珠山にはこちらの皆さんと御一緒に視察に行っているんですけれども、後からこの災害対策委員会に入りましたので、まだ三宅島は見ておりません。それで、今度はぜひ参加させていただこうと思っています。 質問する前に、前回の議事録を読ませていただきまして、たくさんのいい提言がなされていましたので、先ほどの質問された方の中で、赤羽委員が都の参考人の招致をということをおっしゃったときに、私も本当にそのことを思いました。なぜ鳥取県や横浜や雲仙や有珠山のところでできて東京都で……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 初めに、大臣にお聞きしたいと思います。 私は北海道出身ですので、有珠山の災害のときに、観光地としての復興計画について質問させていただきましたが、計画書が出た段階で十二分に予算のことも検討するとおっしゃってくださって、あのときも大変感謝しておりました。おかげさまで、皆さん、観光地の復興に向けて今もなお頑張っていらっしゃいますので、そのことをお礼申し上げます。 次の質問なんですけれども、きのう、質問取りに担当の方がいらしたときに、今回、大臣が、武力攻撃事態特別委員会の方で質問があったときには私の質問に対してはいられないかもしらない、大変難しい状況だと……
○山内(惠)委員 社会民主党の山内惠子です。
初めに、小泉総理の、女の涙は武器であるというあの発言につきましては、他の委員会でも取り上げられているんですけれども、改めて、遠山大臣、この言葉をどのように受けとめられて、お考えになって、次の質問のときに、率直に表現するのは人格の魅力の一つというふうにお答えになったのでしょうか、ぜひお聞かせください。
【次の発言】 政治は最大の教育というふうに私はいつも申し上げているんですけれども、大臣の今回の所信の六ページに、男女共同参画社会の形成、環境教育、人権教育の充実に努めますという文言があるんですけれども、小泉総理や大臣の発言はマスコミにものりますので、……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。
四月からいよいよ完全学校五日制が始まり、総合的な学習の時間も、小中学校、高校で実践されることになりました。このことにつきましてなんですけれども、教育予算の中で総合学習に充てることのできる予算のことを確認させていただきたいんですが、どの予算が使えるのかをお聞かせください。
【次の発言】 今回の総合的な学習、今のお話でおよそのことがわかりますが、例えばということで、総則に「国際理解、情報、環境、福祉・健康」等のテーマを挙げていらっしゃるんですが、この一つのテーマに対してこの予算をということはありませんね。なければお返事は要りませんが、あるのであればお聞か……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 今回の教員免許法の改正に当たって、教育の基本にかかわる問題について先に質問したいと思います。 戦後だけでも学校六日制というのは五十六年間ですか、もともと、戦前も入れると百二十年間続いた学校六日制を学校五日制にするということを決めたわけですから、これを決めた時点で、ということは、隔週も入れてやってきたわけですから、その五日制を実施するということを決めた時点で、教育内容の総量をどうするのか見直しをしたのではなかったかと思います。 その意味で、教課審の段階ではどうだったのかということをお聞きしたいと思います。前段は大臣にぜひお聞かせいただきたいと思いま……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 今回の法案二つにつきましては、国内法を整備し、批准をするということは当然なことだと思います。その意味で、なぜ三十年間も放置したのかという疑問は私も同じように思いました。先ほどのお答えでは本当にお答えが不十分というふうに思います。 でも、時間の関係もありますので、では、これを批准した暁には、たくさんの盗難物がある中で、キプロス島のイコンというこの品を、日本は、日本民法の規定の前に泣き寝入りを余儀なくされているキプロスに無償で返還を要求されているんですけれども、このことは、批准は既にするということになっていますが、法改正の後しようと、大臣、思っていらっ……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。
今回の著作権法改正の問題に入る前に、EYEマークの普及についてお聞きしたいと思います。
昨年の法案審議のときに参議院で附帯決議がついて、その後の衆議院での審議のときに私がEYEマークの普及についてお聞きしましたところ、前向きに検討したいと回答されておりましたので、その後どのようになっているか、お聞きしたいと思います。
お時間がかかるのであれば、後からでも結構です。待っていますけれども、時間がなくなると思いますので。それとも、時間を切って待っていた方がいいですか。
【次の発言】 きのう、このことを質問事項に入れておりませんでしたので、申しわけないと……
○山内(惠)委員 山内惠子です。 先日、私の北海道の北の外れにある稚内市で大きな火災がありまして、そのときの市民の皆さんが避難したのもやはり学校でしたので、内閣府の調査の、校舎の五四%が耐震性に疑問という記事を見まして、このことについて私も質問したいと思っておりましたが、時間の関係上、先ほど西議員それから石井議員にも御回答がありましたので、その意味で、私の今回の質問は取り下げたいと思いまして、次の質問に入ります。 六月七日の文部科学委員会で著作権法の改正をしたときに、私は、子どもの権利条約の意見表明権と学習指導要領の関係について質問をしたのです。このとき、大臣のお答えをお聞きしたいと思って……
○山内(惠)委員 山内です。最後の質問者となりましたので、皆さんの質問と相当ダブることもあるかと思いますけれども、七月の三日の委員会で中西議員が質問した際にお答えになった中にも、過去、経常経費補助金の不交付あるいは減額措置された大学が相当数あったということを御報告いただいたと思います。 それにしても、今回の帝京大学問題が、なぜ今日までこんなずさん経営がされたのか、許されてきたのかということを本当に疑問に思います。その意味で、今回出されましたこの「帝京大学に対する現地調査の概要について」、なかなか読み取れないものがありましたので、ただいまの石井議員の質問にも関連するんですけれども、もう一回、少……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子と申します。 堺屋参考人には、移転のコンセプトの二つ目に時代精神の転換ということをおっしゃっていますが、そのことについて二点、一つは、その時代精神をどのようにお考えなのか、二つ目、それは首都移転がなければ転換できないのかということをお聞きしたいのです。 私の意図としているのは、司馬遼太郎さんが、これからの日本は美しい停滞が必要なのではないかとおっしゃったことがありました。私はそのことを、公正、連帯、それから民主、自治、人権、平和、地球環境といったキーワードで考えたいと思っているんです。参考人の分析では、国際競争力とか進歩の遅い国、地域開発、それから新規起業……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。
今回の学校教育法の一部を改正する法律案につきましてですが、新しい時代の法律家養成のための法科大学院が含まれる専門職大学院の創設ということですけれども、きょうは特に、法科大学院もこの分野の一部ということで、現行の制度がどのような欠点や限界があってこの創設までこぎつけるという分析をなさったのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今言われました高度な知識がやはり必要だということを先ほどからも強調されております。
それにしても、今回の司法制度改革審議会が、国民の期待にこたえる司法制度、司法制度を支える法曹のあり方、それから国民的基盤の確立とい……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 学校教育法の一部を改正する法律案に反対する立場からの討論をさせていただきます。 この法案の中の専門職大学院の創設にかかわって、今後、ほかの大学院、現在ある大学院にとっても、大学改革のあり方に大きな影響をする問題であるだけに、今回の審議日程が、何度も言っていますが、理事会でも私は申し上げましたけれども、二日間、五時間、そして連合審査を足しても、全体の集計をすると正味一日というような時間でこの専門職大学院について検討するというのは余りにもひどかったと思います。 現在ある法学部がどのような現状にあるのか、何を願いとして変えていきたいかという参考人の声も……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。
最初に、大臣にお聞きします。相当たくさん質問したいときょうも思っているんですが、時間が短くてあれですので、お答えは短くいただければありがたいです。
女性差別ということが、この後いろいろまだ課題があるんですが、女性差別ということを大臣はどういうことが差別だと思っていらっしゃるか、また平等というのはどういうことだと思っていらっしゃるのか、それから俗に言われている男らしさ、女らしさということを大臣はどのように受けとめていらっしゃるか、短いお言葉をいただきたいと思います。
【次の発言】 条約からということをお聞きしませんでしたから、今のお考えが大臣のお言葉……
○山内参考人 急遽時間をいただきまして、ありがとうございます。山内惠子です。 これは学校なんですけれども、ユニセフの支援も来ない学校でした。(写真を示す)この前に戦車がありましたので、治安のために学校を監視しているのかと思いましたら、これは病院のためだそうですけれども、子供たちが近寄って大変危ないのでということでバラ線を張っているので、今は子供たちは行っていません。ここにいる親たちは、治安のために親たちが子供の送り迎えをしている。しかも、この日は進級試験がある日だったので、一時間ごとに入っていく子、帰ってくる子がいるので、親はこれを待っている状況でした。 これはユニセフの応援のない学校とい……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 川口大臣には、きょう初めて質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 私は、昨年の十二月、戦争前のイラクへ一週間、旅行日程を入れてですけれども、ことしの六月の十七日から一週間、社民党のイラク調査団としてイラクに行ってまいりました。戦後と言われていましたけれども、でも、やはり戦争中だというのが私の実感でした。そして、やはり今戦争中であると思います。イラクでは、UNHCRの方々、難民キャンプの方々、国連、国際赤十字センター、赤新月母子保健病院、それから元サダム・フセインという名前のついていた小児病院、がん病棟を見せていただきました。ま……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 きょうは、坂口大臣に御質問させていただく初めての機会ですので、どうぞよろしくお願いいたします。 大変古い話なんですけれども、元官房長官であり、元私の出身の旭川の市長でもあった五十嵐広三議員が、今から十六年前、一九八七年の五月十五日に、沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、アイヌ共有財産問題で質問をなさっています。この中のすべてを御紹介するわけにいかないんですけれども、例えば、釧路管内の厚岸で、厚岸小島それから門静など、アイヌ共有地が点在していると。しかし、これが個人に売却されたり、鉄道の用地となったり、道路の用地になったりというような状況があって、……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。遠山大臣に質問いたします。 所信表明をなされました八ページに、男女共同参画社会の形成について述べていらっしゃいますが、実は、きのうの質疑の際に配付されました資料の「自己決定から子供救え」という記事とその発言に私は驚きました。また、性と生殖に関する権利が男女共同参画社会基本法の趣旨から逸脱しているという報道も一方にありました。 その意味で、大臣にお聞きしたいと思いますが、自己決定から子供を救えという、この自己決定に私はこだわるんですけれども、すべての教育は、自己決定できる子供を育てるということが基本にあるのではないかと私は思います。その意味を込めて、性……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。きょうはお二人の参考人、お忙しい中おいでいただきまして、ありがとうございます。 初めに、横山参考人にお聞きいたします。 私は小学校の現場に三十年勤めておりまして、東京の財政は全国一よいというふうに思っていたんですけれども、それでも決して楽ではないというお言葉を先ほどお聞きしまして、ああ、そうだったのかということも含めてきょうの質問なんですが、私は北海道出身ですから、北海道からもそれから他県からも、今回の国庫負担、このような形にすることは反対だという声が本当にたくさん来ております。東京も大変楽ではないというふうにおっしゃられたという意味では、学校の条件……
○山内(惠)委員 山内惠子です。 今回の中教審答申、現行の教育基本法を貫く個人の尊厳、人格の完成、平和的な国家及び社会の形成者などの理念は、憲法の精神にのっとった普遍的なものとして今後も大切にしていく、きょうは何度も何度もこのことを繰り返しおっしゃられていましたので、その観点にかかわってなんですけれども、きょうは遠山大臣にお聞きしたいというふうに思います。 そのことについてということではなくてなんですが、イラク戦争が始まって二週間が過ぎました。このことにつきまして、内閣の一員としてということではなくて、遠山大臣の言葉でお聞きしたいんですが、この戦争をどう見ていらっしゃるのか。 私は、昨年……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 この法案について皆さん質問なさっている中に、なぜ法人化をしなければならないかということを質問していますけれども、なかなか納得できるような内容ではないと私も答弁をお聞きして思っていました。この法案の第一条に目的が書いてありますね、「この法律は、大学の教育研究に対する国民の要請にこたえるとともに、我が国の高等教育及び学術研究の水準の向上と均衡ある発展を図るため、」に大学を法人化していくんだと。 この文章をあえて読み直しますと、大学の教育研究に対する国民の要請にこたえていない、こたえていないというのがこの文章、だからこそ法人化するんだと。このことについて……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 参考人の方々には、大変貴重な御提言をありがとうございました。 私は、小学校の教員を三十年しておりましたので、大学問題といえば一番関心が強くあるのは、入試はこれで変わるのかということがあるんですけれども、そのことは法案とちょっと離れるかもしれないので、またいつかのときにしたいと思います。 初めに、牟田参考人にお聞きしたいと思います。 「新しい国立大学では、トップダウンとボトムアップの両方の長所を備えた運営方式をとるのがいい」、それも「実行する余地が残されている」と。「余地」という言葉がありますが、余地でしかないんじゃないかなと私は思っています。 ……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 きょうの午前中、午後を通して皆さんの質問をお聞きしていまして、本当につくづくとこの法案がこのまま通っていいのかという疑問を持ってお聞きしていました。少なくとも国家公務員が非公務員化されるとしたら、労働基準法はどうなっていくのか、それから労働安全衛生法は、ただいまの石井議員のおっしゃっているあたりがどのようになっていくのか。移行の期間の問題がしっかりしていない、それから財政についてもこんなに借入金の残高がある。こういうお一つお一つを知れば知るほど、このままではなくて、しっかりと報告してくださる数字的なものもいただいて、私たちが次に受験をしようと思ってい……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 国立大学法人関連六法案に反対の立場で意見を申し上げます。 私は、大学は改革されるべきだと思っています。しかし、今回の法案は、多くの人々の願いにこたえるものではありません。どなたかがおっしゃったように、文科省による文科省のための改革と言われても仕方がないような法案です。 国立大学法人法案は、国立大学の制度的なあり方を根本的に変更するものであり、ひいては私立大学を含む日本の大学制度全体に影響を与えるものです。だからこそ、学長のみならず、大学の教職員の皆さん、学生、保護者の方々、国民の声に耳を傾けるための公聴会を開くべきだったと思います。 この法案に……
○山内(惠)委員 山内惠子です。
きょうは、中教審答申についてを中心に質問する予定なんですけれども、ちょっとその前に質問を一つだけさせてください。
民族学校の国立大学入学資格問題についてなんですが、遠山大臣は白紙撤回ではないとおっしゃっていましたが、その後どうなったでしょうか。恐れ入ります、質問を提出していなかったのですけれども、お聞きしたいと思います。どなたでも結構です。
【次の発言】 検討している段階ということはわかっていたんですけれども、国民の多くの人は、あのとき、アジア系民族学校になぜ資格を与えないのかというのがとても大きな声であったと思います。同時に、税制上の配慮をしないのも問題……
○山内(惠)委員 山内惠子です。 独立行政法人海洋研究開発機構法案について、最初に、白川研究開発局長にお聞きいたします。先ほど黄川田議員も質問をされましたけれども、持続可能な地球環境問題にかかわって、私も質問したいと思います。 四日の新聞に「キンメダイ摂食 妊婦は週二回まで 水銀が胎児に影響 厚労省、注意を呼びかけ」。しかし、なぜかここで、妊婦は週に一回なら食べていいもの、週に二回なら食べてもいいもの、二カ月に一回だったらバンドウイルカまで挙げているんですけれども、イルカを日本の人が食べているのかどうか私はわかりませんけれども、それにかかわって、妊婦以外は大丈夫と考える厚労省は何なんだろう……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。
大臣には、いつもは最初に質問させていただきましたけれども、今回は最後に質問させていただきたいと思います。恐れ入ります。それで、担当の方にはたくさん質問したいと思っておりますので、端的にお答えいただけたらと思います。
今回、著作権法の改正に当たり新設されました第百十四条についてなんですが、この百十四条は特許法の第百二条と同じ解釈をしてよろしいのかどうかについて端的にお答えください。
【次の発言】 ありがとうございます。
ということは、著作権を侵害した側がその侵害行為によって得た利益を著作権を侵害された著作権者の損害額とみなすということ、これが、今の……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 出席者の数は大丈夫ですか、何か成立を心配しているんですけれども。 前回の委員会で著作権法の一部改正案が通りました。この法案が本当に着実に実施されることを望む者として、きょうはもう一度このことについて質問したいと思います。 特に、著作権については学校現場でも教育に力を入れるというふうにあるわけですから、文部省管轄下の問題として、学校現場で使われる教材にかかわってまで疑惑があるような状況は是正しておかなければならないというふうに思います。 前回私が文部科学委員会で大臣と政府参考人の矢野さんからお答えいただきました日図協の問題について、どうしてもあの……
○山内(惠)委員 初めまして。社民党の山内惠子と申します。 広い視野からの先生の御提言、大変重要な提言であったというふうに思って、感謝をしています。 ヨーロッパの流れがこういう状況にあるだけに、今の時代だからこそ、今春名さんもおっしゃいましたこととダブるように思いますけれども、日本の憲法の前文と九条の精神は輝いていくのではないかというふうに私は思っています。 先生は何かを加えるというふうにおっしゃいましたけれども、先生のお話と憲法の関係で、三点質問したいと思っています。 一つは、アジアとの関係。これもたくさんの方が御質問されていますけれども、社民党は、二十一世紀に入った一月八日から、土……
○山内(惠)分科員 おはようございます。社民党の山内惠子でございます。 私も、二〇〇二年四月から使われる中学歴史教科書の検定について質問いたします。 この間、特に、新しい歴史教科書をつくる会が主導した歴史教科書に対する韓国や中国からの厳しい批判や、検定を通さないようにとの意見が出されています。昨日の予算委員会で社民党の保坂議員が、この批判に対して総理はどのような姿勢で臨まれるのかということを質問しましたが、これに対して総理は、検定中の教科書が外に漏れることがおかしいと答えられました。今、田中議員もおっしゃったとおりです。 私は、これはお答えになっていないというふうに思います。歴史の歪曲や……
○山内(惠)分科員 社民党の山内惠子です。どうぞよろしくお願いいたします。
武部大臣、私も北海道出身です。大臣に、きょうは北海道の問題を中心に質問をしたいというふうに思っています。
一つ、農薬空中散布と健康被害について質問させていただきたいと思います。
農薬の空中散布は広範囲に一度に農薬を空から散布するため、周辺の住民が健康被害を訴えている例が相当あるというふうに私も聞いています。有人ヘリコプター、無人ヘリコプターについて、周辺住民の健康被害調査をしたことがあるかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今のお話ですと、大気中の濃度が基準を超えたことがないというふうに……
○山内(惠)分科員 社民党の山内惠子です。
国内希少野生動植物に指定されたシマフクロウと北海道横断自動車道釧路―根室間の道路について質問したいと思います。
初めに、国土交通省にお聞きしたいと思います。
北海道横断自動車道、これからこの区間のことでいえば釧路―根室間道路と省略して言わせていただきますが、事業区間を除くこの釧路―根室間道路の現状、進捗状況がどうなっているのか、ルートの確定、それから土地の買収は進んでいるのかを含めてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
私の質問の時間が限られていますので、次の件につきましては短くお答えいただきたいということ、くれぐ……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 基本的人権に関しまして、先日、小委員会で苅谷参考人の階層格差が学力の格差を拡大させているというお話に質疑をさせていただきまして、きょうは教育問題を中心に基本的人権について私の意見を述べさせていただきます。 戦後、改憲論が出されたときに丸山真男さんが語った言葉が先日新聞に紹介されていました。日本人が新しがり屋なのは、現在手にしているものに含まれている可能性を利用する能力に乏しいからであるという言葉です。この言葉は、教育基本法を変えたいと考えている人々、中教審に諮問をした文部科学大臣に言いたい言葉です。 文部科学省の諮問文には、我が国の教育は五十年以……
○山内(惠)小委員 社民党の山内惠子です。 きょうは、本当に私も共感するお話をしていただきましたことを大変うれしく思っています。 私は、小学校で三十年教員をしてまいりました。それで、私の見ていた一例を申しますと、学習塾に通っている、ピアノを習っている、おうちへ行ってもステレオがあり、ピアノがある、そういう子供たちと、一方、母子家庭で小学校の三年生までは学童保育に通っていて、四年生からは学童保育にも入れなくなり、冬、ストーブをたくのは危険だからと火のないところでたくさん服を着ている、ある日、お母さんが学校帰りに迎えに来てくれた、その帰り道ね、先生、十円どこかに落ちていないだろうかと下を見て歩……
○山内(惠)委員 社民党の山内惠子です。 私の持ち時間も十五分と大変短いので、質問したいことがたくさんございますので、短い言葉で御回答いただければと思います。 初めに、森山法務大臣に質問したいと思います。 新しい時代の法律家養成のために法科大学院を設立するということが今回の大変大きなテーマですので、司法制度改革審議会の意見書を見せていただきました。二十一世紀の司法制度改革の三つの柱として、国民の期待にこたえる司法制度、司法制度を支える法曹のあり方、国民的基盤の確立と挙げています。ここに、二十一世紀の司法制度のあるべき理念というのは一応書かれているんですけれども、大臣がどのように思っていら……
○山内(惠)小委員 社民党の山内惠子です。 きょうは、お二人の参考人には、貴重な御意見をありがとうございました。お二人に一つずつまとめて質問したいと思いますので、お答えをどうか短くお願いしたいと思います。 鳥居参考人には、戦前と戦後の教育論その他をお聞かせいただきましたが、やはり、なぜ今教育基本法を変えなければならないのか、改正を急ぐのかということがなかなか見えてこなかったのです。それで、遠山大臣が諮問の中で、教育改革国民会議の要請であるということを強調していますけれども、総理の単なる私的諮問機関の報告を、そのまま中教審という公的なルールに、改正ということの流れに引き継いでよかったのかが問……
○山内(惠)分科員 大臣、山内惠子です。昨日に引き続き、御苦労さまでございます。 きょうは、私は、原子力・エネルギー教育支援事業交付金につきまして、質問取りの中でも申し上げてありますけれども、この交付金は教育基本法に反する法律だと私は考えています。その意味で、この予算の削除、そして交付金制度の廃止ということを求めて、きょうは質問させていただきたいと思います。 昨年から、国策として制度化されてきました原子力・エネルギー教育支援事業交付金は、原発の買収予算をするべく、電源特会と私たち短い言葉で言っていますが、電源特別会計立地勘定を原資とする予算、その予算を使って、時の政権の政策を教育に持ち込む……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。