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滝沢幸助 衆議院議員
「質問主意書」(全期間)

滝沢幸助[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧議員立法 | 質問主意書

質問主意書歴代TOP100(衆)
80位

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このページでは、滝沢幸助衆議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については衆議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

質問主意書提出本数(衆議院)

在籍期
提出数
順位



5本
6位
TOP10

22本
3位
TOP5



衆議院在籍時通算
27本
80位
TOP100


質問主意書・政府答弁書一覧(衆議院)

37期(1983/12/18〜)

教科書検定問題に関する質問主意書

第101回国会 衆議院 質問主意書 第47号(1984/08/07提出、37期、会派情報無し)
質問内容
小中学校及び高校等における教科書検定の問題に関し、次のとおり質問する。
1 昭和五十七年六月中国よりの教科書記述についての抗議以来、同年十一月二十四日検定基準の改定に至る期間における作業過程は外交が優先し、教育がこれに追従したと見られるがどうか。
2 この中国の抗議は内政干渉であり、国連憲章の精神に反するが故に前記検定基準の改定は無効と考えるがどうか。
3 この教科書問題の発端となつた日本の…
答弁内容
一について
昭和五十七年十一月二十四日の教科用図書検定基準の改正は、同年八月二十六日に発表された「『歴史教科書』についての官房長官談話」の趣旨を受け、教科用図書検定調査審議会の答申に基づき行つたものであり、我が国と近隣のアジア諸国との友好、親善を一層進める上で教科書の記述がより適切なものとなる道を開こうとしたものである。
二について
歴史教科書の検定においては、広く学界に受け入れられている学…

国語問題に関する質問主意書

第102回国会 衆議院 質問主意書 第22号(1985/04/02提出、37期、会派情報無し)
質問内容
国家の統一と国民の文化は、その言語文章に負うところ極めて大きい。故にフランスにおけるアカデミー・フランセーズの如きは、三百五十年以来国立の学会で国語の保全向上につとめているところである。
我が国は幸いに単一民族同一国語という恵まれた条件のもとに、萬葉の昔より、極めて豊富にして高度な国語文化を保持して来た。しかもこの間に漢字を導入して音訓に読み分け、これを完全に国字化したのみならず、カナ、ひらかな…
答弁内容
一について
政府は、国語審議会の答申を尊重して、一般の社会生活における国語表記のきまりを「目安」、「よりどころ」などとして定め、これらを一般社会に周知することが国語施策上適切であるとしてきたものである。
二について
文部省が昭和五十六年度に小学校第五学年及び第六学年の児童を対象にして実施した国語の達成度調査において、全体として約七十パーセントの達成度を示していることなどからみて、一概に国語力…

戸籍法第五十条に関する質問主意書

第102回国会 衆議院 質問主意書 第23号(1985/04/02提出、37期、会派情報無し)
質問内容
父母がその子の出生に当たり、子の健康な成長と生涯の幸福を念じ、よりよい名を選び与えようと力めることは、東西古今を通じて変りのない、父母の愛情である。
我が国においては、父母、兄姉、祖父母、祖先、もしくは先人賢哲の名の一字または全部を借用する風習や、姓名の字の画数や、発声、平仄または陰陽などを考究して吉凶を案ずる伝習は、その人その家により深浅の差はあれ、無視し得ないものがある。或いは襲名の事実も存…
答弁内容
一について
戸籍法第五十条及び戸籍法施行規則第六十条は、子の名に難解な文字を用いることによつて生ずる本人及び社会一般の不便を避けるため、戸籍上の名に用いる文字につき合理的な制限を設けたものであり、かつ、戸籍制度との関係以外における社会生活一般において、戸籍上の名と異なる名を使用することまでを禁止する趣旨ではないから、憲法のいかなる規定にも反するものではないと考える(昭和五十八年十月十三日最高裁判…

建國記念日についての質問主意書

第104回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1986/02/04提出、37期、会派情報無し)
質問内容
凡そ國家がその建國の日を紀念して國民ひとしくその慶祝につとめることは洋の東西を問はず普く行はれてゐる。我國においても、昭和四十一年國民の祝日に關する法律を改正して建國紀念の日を定め、然もその日を二月十一日としたことは、その歴史に鑑て誠に適切なものと思はれる。ただ殘念なことは、この國家的・民族的紀念の佳日を祝賀する式典等が、ただに民間團體等が主催するにとどまり、政府代表等が來賓として出席するに過ぎな…
答弁内容
建国記念の日は、建国をしのび、国を愛する心を養うという趣旨により設けられた国民の祝日であるが、建国記念の日を祝う式典は、民間団体が行い、関係府省がこれを後援してきているところであり、特に政府が主催することは考えていない。
右答弁する。

国語政策に関する質問主意書

第104回国会 衆議院 質問主意書 第28号(1986/05/22提出、37期、会派情報無し)
質問内容
国語審議会においては去る三月六日、「改定現代仮名遣い」について文部大臣に答申したが、その内容については、なお幾多の問題点を残しており、我国国語の傳統的本来的美点を損なうところ少しとしない。
そもそも国語における漢字及び仮名の書き方及び用い方は、古事記・萬葉集等に発して、幾多の文献と学究先達によつて開花し整理され、しかも長い民族的傳承のうちに発達充実し来つたもので、その根元は極めて深く、その水準は…
答弁内容
一について
国語審議会が本年三月六日に答申した「改定現代仮名遣い」は、四年間にわたる慎重な審議の結果取りまとめられたものであり、この答申を踏まえながら、所要の手続を進めて政府部内で実施に移してまいりたい。
なお、歴史的仮名遣いの尊重については、十分留意してまいりたい。
二について
政府は、国語審議会の答申を尊重して、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活における国語表記のきま…

38期(1986/07/06〜)

教科書検定に関する質問主意書

第106回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1986/07/23提出、38期、会派情報無し)
質問内容
學校教育において、教科書は教育の基礎となるものであり、從つてその檢定のあり方は教育そのものを左右する程に重要であることは論を待たないところである。
然るに最近、教科書檢定、なかんづく社會科歴史的分野にかかはる檢定の進め方につき幾多の問題を生じてゐることは、誠に遺憾であり、これを放置すれば百年に悔を殘すこととならう。
即ち、これが反省と是正は今日における國政の急務である。
よつて次の諸點につい…
答弁内容
一について
昭和六十年四月十七日の衆議院文教委員会における御指摘の答弁は、教科書検定において、歴史教科書に「侵略」という用語を使用することに関する限られた事項についての答弁であつて、右答弁の趣旨と、御指摘の原書房発行の「新編日本史」教科書(以下、「本件教科書」という。)について、教科用図書検定基準に基づき検定意見を付したことと直接の関係はない。
二及び三について
本件教科書については、昭和六…

豪雪対策に関する質問主意書

第107回国会 衆議院 質問主意書 第16号(1986/11/21提出、38期、会派情報無し)
質問内容
國民がその居住する地域の自然的環境など自己の努力によつては不可避の要因によつて蒙る不利益は國家が之を救濟すべきである。
東北、北海道、裏日本など豪雪寒冷地帶に對しては豪雪及び特別豪雪市町村の指定など對策されて來た努力は之を多とするが、未だ必ずしも十分とは言ひがたい。
ことに最近、國民生活の向上はめざましいものがあるが、豪雪地方住民はその進歩に追從しがたい状況におかれ、爲に人口の大都市及び無雪地…
答弁内容
一について
豪雪害の予防に関しては、災害対策基本法(昭和三十六年法律第二百二十三号)に基づく防災基本計画において人命の保護及び交通の確保を定めており、これを基本として雪害対策を実施しているところである。
なお、人的・物的被害を防止するための計算し難い努力と出費について、国が補償し援助することは適当でないと考える。
二の1について
所得税の雑損控除は、災害等に伴う災害損失や災害に関連する支出…

過疎対策に関する質問主意書

第107回国会 衆議院 質問主意書 第17号(1986/11/21提出、38期、会派情報無し)
質問内容
最近、我國の人口密度は都市對農村など地域的格差が年々拡大してゐる。國土計書において人口の分布の合理的均衡を計ることは、健全な國家運営のため欠くことの出來ない課題である。
また、この都市と農村との地域間格差は工業と農業などの産業間格差と不可分のものであり、之が是正と再編は今日における國政の急務である。
よつてこれが對策に關して質問する。
一 國土全域における人口の理想的分布についての計書がある…
答弁内容
一について
国土面積の十パーセントにすぎない三大都市圏に人口の四十五パーセントが居住している。
これは、それぞれの地域の自然条件、地理的条件、歴史的条件に応じて、都市的土地利用中心か、農林漁業的土地利用中心かなど国土利用の姿に違いがあるためと考えられる。国土の均衡ある発展を図るためには、過密過疎の是正といつた国土政策上の大きな考え方についての基準を示すことは不可欠であるが、以上のような地域的特…

国語教育に関する質問主意書

第107回国会 衆議院 質問主意書 第25号(1986/12/04提出、38期、会派情報無し)
質問内容
凡そ教育は國の存立の基本を培ふものであり、ことに國語教育こそはその基本である。世界の殆ど総ての國がこれに全力を尽してゐる所以である。
然るに我國においては、戦後の教育制度の改革に當つて、漢字の制限、假名遣ひの改變など、むしろ國語の傳統を中断する傾向があつたことは洵に残念なことと言ふべきである。
即ち、今にしてこの弊を改め、本來の國語を恢復する爲の教育を確立することは、國政の急務である。
よつ…
答弁内容
一について
国語科の授業時数については、昭和六十一年十月二十日に公表された教育課程審議会の中間まとめにおいて、国語力の一層の充実を図る観点から、小学校低学年の国語科の授業時数を増加する方向が示されている。
二について
平仮名は日常生活で最もよく接する文字であり、生活と結び付いた文字教育を行うのが効果的であることから、小学校においては片仮名より先に平仮名が指導されている。
また、漢字について…

戦後政治の反省と東京裁判など所謂戦後問題に関する質問主意書

第108回国会 衆議院 質問主意書 第35号(1987/04/24提出、38期、会派情報無し)
質問内容
昭和二十年八月、我國が米英など聯合國に降伏して早くも四十餘年を閲したが、こゝに漸く戰後政治を反省總括し、誤れるは之を正し、失へるは之を恢復して、よりよき將來を期するの氣運が澎湃として興りつゝあるは蓋し當然の事ながら、邦家のため同慶に堪へぬことである。
此の間、我國は昭和二十年九月二日ミズリー號艦上の降伏文書調印、同二十一年十一月の憲法改正、同年五月より三箇年に亙る極東國際軍事裁判、同二十一年の農…
答弁内容
第一について
1 極東国際軍事裁判については、同裁判をめぐる法的な諸問題に関して、種々の議論があることは承知しているが、国と国との間の関係においては、我が国は、サン・フランシスコ平和条約第十一条によつて、極東国際軍事裁判所の裁判を受諾しているところである。
2 サン・フランシスコ平和条約第十一条にいう judgment について、「裁判」との語を当てることが誤訳であるとの御指摘は当たらない。 …

人名として使用出来る漢字に関する質問主意書

第108回国会 衆議院 質問主意書 第41号(1987/05/19提出、38期、会派情報無し)
質問内容
昭和二十一年十一月十六日政府は内閣告示第三十二號を以つて當用漢字一、八五〇字を制定し、同二十三年一月一日には法律第二百二十四號を以つて戸籍法を改正すると共に戸籍法施行規則を制定してその第六十條で當用漢字以外の漢字を人名に用ひることを禁止した。然しその字數が餘りにも少いことを考慮してか、同二十六年五月二十五日内閣告示第一號を以つて人名用漢字別表を制定すると共に戸籍法施行規則第六十條を改正して新たに人…
答弁内容
一及び八から十までについて
子の名に用いることができる漢字の範囲については、全国の戸籍事務関係者間の連絡調整と戸籍及びこれに関連する事務の研究改善を図る場として設けられている全国連合戸籍事務協議会からの要望、あるいは市町村の戸籍事務を監督している法務局・地方法務局を通じて得られる市町村の戸籍事務窓口における許容されない漢字による届出例及び命名相談例等の情報を勘案し、昭和二十二年以来、昭和二十六年…

水産用ワクチンの開発と実用化に関する質問主意書

第108回国会 衆議院 質問主意書 第43号(1987/05/27提出、38期、会派情報無し)
質問内容
敗戰により領海を狹められた我國は、其後の經濟の成長と人口の増加が齎した魚介類の需要擴大とともに、其の資源の多くを内水面養殖漁業に求めざるを得ない状況となつたが、それが結果して、養殖漁業の學術的研究の向上を招き、更に益々、事業の發展を期待されるに至つた。
然し一面、その内水面養殖漁業は、近年とみに進んだ水質の汚濁により、魚族の病害を多發せしめ、その對策として、結局は藥漬け漁業とならざるを得ず、消費…
答弁内容
一について
内水面養殖業の生産量は、昭和五十四年以降九万トン台を維持してきており、当面この水準で維持するものと考えている。
政府としては、内水面養殖業の振興を図るため、今後とも生産の近代化等各般の施策を推進するとともに、養殖管理の適正化に努めてまいりたい。
二について
政府としては、河川・湖沼等の水質汚濁防止、魚病予防の研究等を推進するとともに、魚病対策技術者の養成等を通じ、水産用医薬品の…

尾瀬分水反対に関する質問主意書

第109回国会 衆議院 質問主意書 第25号(1987/09/07提出、38期、会派情報無し)
質問内容
本來、自然的資源は、それぞれ其の地域に住む人々が、共有してその生存に利すべきものである。然るに文明人智の發達は、やゝもすればこの大自然の道理に逆行し、自然を破潰するの誤を犯して來た。この結果は、人類の破滅に至るであらふことは疑ふべくもないところである。
ここに我國の都市構造と國土利用の現状は、首都圏など一部の都市が、人口の異常な過密による自然の缺乏を餘儀なくされてゐる一方、東北などの地域は滅亡的…
答弁内容
一について
尾瀬分水は、自然保護との調和及び流域変更という問題を含んでいるため、関係県の意見を十分尊重して対応してまいりたい。
二について
政府は、おおむね昭和七十五年を目標年次とする第四次全国総合開発計画(以下「四全総」という。)を、昭和六十二年六月三十日に閣議決定したところである。
この四全総においては、東京圏への諸機能の集中を抑制し、分散を促進するため、工業の分散・再配置政策の推進、…

人名用漢字に関する質問主意書

第109回国会 衆議院 質問主意書 第26号(1987/09/07提出、38期、会派情報無し)
質問内容
我國においては古くより「名は體を表す」と言はれ、人の名は、その人格・名譽・精神をも表現するものとして極めて重要とされて來た。ことに姓氏の制度が確立されてからは、門地・家系・傳統を表示する姓と個人を表現する名との連體により姓名が一層重要な意義をもち、歴史の中に定着し尊嚴なものとされて來たところである。
然るに昭和二十年の敗戰と、その後の占領軍による文化政策の中で、家族制度の廢絶と傳統的日本文化の中…
答弁内容
一及び三について
現行戸籍法(昭和二十二年法律第二百二十四号)施行前においては、子の名に用いられた漢字には極めて難解なものがみられ、これにより本人及び第三者に与えた社会生活上の不便は少なくなかつた。このため、昭和二十二年に全面改正された現行戸籍法において、名に難解な文字を用いることによつて生ずる本人及び社会一般の不便を避けるため同法第五十条が設けられ、それを受けて常用平易な文字の範囲を戸籍法施行…

国史と国語に関する質問主意書

第110回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1987/11/11提出、38期、会派情報無し)
質問内容
凡そいづれの國にもその國自らの歴史がある。之を國史といふ。國史はその國民が之を尊ぶ時、その國は興り、之を輕んずる時、その國は亡びる。
いづれの民族・部族にもその民族特有の言語がある。之を國語といふ。國語はその民族が之を正す時、その民族は榮え、之を亂す時、その民族は衰へる。
ここに國史と國語との一體的因果があり、國民をして絶えず自國の歴史と國語とに高い誇りと愛着尊敬の思ひを致させ、不斷の努力を以…
答弁内容
一について
1 建国記念の日は、建国をしのび、国を愛する心を養うという趣旨により設けられた国民の祝日であるが、建国記念の日を祝う式典は、民間団体が行い、関係府省がこれを後援してきているところであり、特に政府が主催することは考えていない。
2 教科書の検定においては、教科用図書検定基準に基づき、教科書の記述が客観的かつ公正で、適切な教育的配慮が施されたものとなるよう検定を行つているところである。…

皇位継承に関する儀礼等についての質問主意書

第112回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1987/12/28提出、38期、会派情報無し)
質問内容
我國において皇位は連綿として不斷の道統であり神武建國以來ここに百二十四代を重ね給ひ國民齊く敬尊止まざるところであるが、昭和二十二年新憲法の施行により、其の法的制度的制約を餘儀なからしめられ、ことに宮中祭祀のこと、皇位繼承の儀禮典式の細目に至つては甚だ不充分なるまま今日に及んでゐる。このことは兼々識者賢人の憂愁措かざるところであつたが、先般、聖上御不例に渡らせ給ふに及び漸く世間に論談されるところとな…
答弁内容
一及び二について
御指摘の儀礼について法令に規定されているものとしては、皇位の継承があつたときの「即位の礼」及び天皇が崩御されたときの「大喪の礼」がある(皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第二十四条及び第二十五条)。
三及び四について
国事に関する行為としての儀式については、内閣の責任において行われ、その費用は国費をもつて充てられる。
五から十六までについて
皇室典範に定める「即位の礼」…

教科書の検定と採択制度及び其れに関する問題についての質問主意書

第112回国会 衆議院 質問主意書 第34号(1988/05/25提出、38期、会派情報無し)
質問内容
戰後我が國の教育制度はアメリカ教育使節團の助言により改革されて以來、憲法と教育基本法に則りつつも數次の改變を加へられ今日に至つてゐる。ことに先般の臨時教育審議會の答申は多くの示唆に富むと雖も、なほ充たざるもの少しとせず、最も中心的課題たる「教科書の檢定及び採擇制度」とその運用については、抜本的な改革が急がれてゐるとの所信に基づき政府の見解を質したい。
仍つて質問する。
一 教科書檢定制度とその…
答弁内容
一について
(一) 御指摘の教科用図書検定基準の項は、日韓共同コミュニケ及び日中共同声明の精神を尊重する立場に立つて発表された昭和五十七年八月二十六日の「『歴史教科書』についての官房長官談話」の趣旨を受け、教科用図書検定調査審議会の答申に基づき設けられたものであり、現在、この項を廃止することは考えていない。
(二) 教科書検定は、教科書の記述が、教育基本法(昭和二十二年法律第二十五号)に定める…

皇位の尊巖と憲法に関する質問主意書

第113回国会 衆議院 質問主意書 第22号(1988/10/19提出、38期、会派情報無し)
質問内容
謹んで
天皇陛下の御平癒をお祈り申上げます。                          さて、小員は昭和六十二年十二月二十八日「皇位繼承に關する儀禮等についての質問主意書」を提出して政府の見解を質したが、その答辯書は「憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したものになると考えている」としたに止まり一切、具體的な事項には觸れずして「研究中」とされてゐた。
越えて六十三年二月二十九日、…
答弁内容
一から三までについて
御指摘の資料の存在については、これを確認することができない。
四について
元号法(昭和五十四年法律第四十三号)第一項の規定により、元号は政令で定めることとなつている。
五から十二までについて
天皇の崩御及び皇位の継承があつたときに行われる諸儀式のうち、国事に関する行為としての儀式は、内閣の責任において行われ、憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したものになると…

国務大臣と国会との関係についての質問主意書

第113回国会 衆議院 質問主意書 第23号(1988/10/20提出、38期、会派情報無し)
質問内容
憲法の定めるところ國會は國權の最高機關であり、内閣総理大臣はここから選ばれて國務大臣を任命し、内閣は連帯して國會に對し責任を負ふ。
ついては國務大臣及び之を補佐する政府委員が國會審議にかかはる精神と姿勢は直ちに國政の基本を左右するものであり、常に之を正し之を明かにすることは、之即ち國政の要事である。よつて、以下之に關して質問する。
一 會議における説明及び答辯の在り方について
衆議院規則百三…
答弁内容
一について
国会における国務大臣等の答弁のための資料は、当該質疑に対し、より適切な答弁を行うための参考とするものである。
二について
お尋ねの件については、国会運営に係るものであるので、政府として見解を述べることは差し控えたい。
三について
国民の信頼を得て政治を進めることは極めて大切なことであり、政府としては、行政の遂行に当たり、今後とも、国民の信頼と期待にこたえるべく、一層努力する所…

東北地方冷害に附き政府の対策と農政の基本政策に関する質問主意書

第113回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1988/10/24提出、38期、会派情報無し)
質問内容
今次の東北地方、わけても福島・宮城兩縣が受けた冷害は、ことの外嚴しく、速かにして適切なる對策を要するところである。
更に、今日の我國農政は幾多の難問を抱へてをり、今この機會に、政府が勇斷を以つて將來を拓く農政の基本を定めることは國政の急務である。仍つて政府の見解を質したい。
一 冷害對策について
1 今次の冷害については天災融資法の適用と激甚災の指定を一日も早くする必要がある。之に關する方針…
答弁内容
一の1について
天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法(昭和三十年法律第百三十六号)及び激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律(昭和三十七年法律第百五十号)の適用については、被害の状況、資金需要等の調査結果を把握した上で関係省庁間で協議を行い、早急に対処してまいりたい。
一の2について
既貸付金について借換え措置を講じることは困難であるが、その償還条件の…

大喪儀並びに皇位継承儀礼についての質問主意書

第114回国会 衆議院 質問主意書 第5号(1989/02/07提出、38期、会派情報無し)
質問内容
來る大喪儀について、國民の間に種々論議が展開されてゐるが、このこと自體、既に亡き陛下に對して誠に申譯ないことと言はなければならない。かうした中で一月二十四日、政府は大喪儀の實施に關する方針を明らかにした。これまでの經緯からして、葬場へ鳥居が敷設されることになったなどいくつかの点については政府の努力を多とするも、「葬場殿の儀」は皇室の行事とし、「大喪の禮」は國の儀式として行ふなど、尚疑念が殘るので、…
答弁内容
一について
葬場殿の儀は、その形式等からして、社会通念上、宗教上の儀式としての性格を有すると見られることは、これを否定することができないと考える。
二について
国が行う葬儀については、無宗教方式による事例の積み重ねがあり、御喪儀と御結婚の儀とは、同一に論ずることはできないと考える。
三及び四について
大喪の礼については、御指摘の最高裁判所の判決の趣旨に照らし、国が日本国憲法第二十条第三項…

皇室財産への課税等に関する質問主意書

第114回国会 衆議院 質問主意書 第29号(1989/06/16提出、38期、会派情報無し)
質問内容
先帝の崩御に伴ひ繼承された、いはゆる皇室財産に對し相續税を課することは、皇室の無私廣大な慈愛を敬尊して止まない國民感情に反するとともに、皇室の歴史的・精神的意義を否定する制度であり廢止されるべきである。
これは、昭和二十年十一月占領軍による皇室財産凍結令に端を發した思想で、速かなる是正を求める聲は國民のうちに滿ち充ちてゐる。
よって、政府の對策を促すため質問する。
一 皇室はもとより姓氏を有…
答弁内容
一及び七について
天皇は、憲法上、日本国及び日本国民統合の象徴であり、また、その地位は世襲とされている点で、特別の地位を有されており、この意味で一般国民の取扱いと異なった面があることは御指摘のとおりである。
このことから相続税の課税に当たっては、相続税法(昭和二十五年法律第七十三号)第十二条第一項第一号において、「皇室経済法(昭和二十二年法律第四号)第七条の規定により皇位とともに皇嗣が受けた物…

陪審制度についての質問主意書

第114回国会 衆議院 質問主意書 第33号(1989/06/21提出、38期、会派情報無し)
質問内容
裁判は須く公正を期すべく、その爲には、その制度と精神そのものが、その基礎を國民に置かねばならない。
即ち、近代民主々義國家にあっては、いはゆる三權の總てが、その基本を主權者たる國民の信に求めてゐる。これあってこそ始めて、三權は神に代って國民を統治することが許される。いはゆる三權の分立といふも、國民の前には謙虚に且つ開かれたものであらねばならず、國民の良識こそが、それら三權の主人である。
故に、…
答弁内容
一及び三から六までについて
刑事事件における陪審制度は、陪審法(大正十二年法律第五十号)により昭和三年十月一日から実施されたが、陪審法の停止に関する法律(昭和十八年法律第八十八号)により、昭和十八年四月一日以降停止されたまま現在に至っている。昭和三年十月一日から昭和十八年三月三十一日までの間、陪審の評議に付された事件の数は、合計四百八十四件であって、その結果の内訳は、有罪三百七十八件、無罪八十一…

大嘗祭・即位禮に関する質問主意書

第114回国会 衆議院 質問主意書 第36号(1989/06/22提出、38期、会派情報無し)
質問内容
昭和天皇の御大喪も無事にすみ、國民はひとしく來るべき大嘗祭・即位の禮が、我國の歴史と傳統に照して誤りなく、且つ皇室を尊崇して止まない國民の念ひに適ふとともに、憲法等の法理に反しない方式において、然も嚴肅に執り行はれることを祈念してゐる。
然るところ、過般の御大喪は、一部の反皇室勢力を恐れてか之を國事として一貫できず、大眞榊・鳥居の撤去など、非禮の謗りを免れ得なかったことは、誠に殘念である。
つ…
答弁内容
一から四までについて
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第二十四条に定める「即位の礼」の儀式の在り方等については、大嘗祭に関する御指摘の点を含め、今後、しかるべき時期に内閣に設置される委員会において、慎重に検討すべきものと考える。

即位禮及大嘗祭についての質問主意書

第116回国会 衆議院 質問主意書 第9号(1989/11/20提出、38期、会派情報無し)
質問内容
本年一月七日先帝崩御以來二月二十四日御大喪終了までの一連の祭事が或いは國家行事とし或いは皇室行事とするなど二分して齋行されたことは甚だ不明の謗りを免れないものであり、我國悠遠の歴史を汚すものであったとの反省に立ち、明年秋に行はるべき即位禮と大嘗祭こそは總てこれ國家行事として一貫してなさるべしとの主張を以って以下質問する。

一 即位禮・大嘗祭はともに國家行事として行はれることが、歴史上からも…
答弁内容
一から七までについて
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第二十四条に定める「即位の礼」の儀式の在り方等については、大嘗祭を含め、現在、即位の礼準備委員会において、慎重に検討中であり、御質問の点についても、お答えすることができる段階にないが、いずれにしても、「即位の礼」の儀式等は、憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したものとなると考える。

農政における減反政策の終了年次の明示を求める質問主意書

第116回国会 衆議院 質問主意書 第10号(1989/11/20提出、38期、会派情報無し)
質問内容
國家安泰の基礎は、その國民の主食の長期的安定的自給にある。之は古今東西を貫く鐵則である。
然るに我國は戰中戰後における食糧缺乏の體驗から、強制的食糧増産政策を執り農民また死力を盡して是に協力した成果に加へ、急足なる經濟成長もあづかって、米の生産過剩・國民の食生活の多樣化を招き、遂には米の生産調整の止むなきに至り、減反政策に轉じて實に二十年に及んでゐる。
然もその前途には何らの展望もなく、爲めに…
答弁内容
一について
米は、消費の減少、単収の増加等により、生産力と需要の間に大きなかい離が存在している。このようなかい離が存在している下では、米の需給の安定を確保するため、今後とも需要に応じた米の計画的生産を図っていくことが必要であると考えている。
二について
土地改良事業に係る負担金については、転作が行われる水田であっても、当該土地改良事業によって利益を受けることとなるので、これを徴収している。 …

米市場の開放阻止並びにその他の農産物市場の開放阻止に関する質問主意書

第116回国会 衆議院 質問主意書 第11号(1989/11/20提出、38期、会派情報無し)
質問内容
標題の件に關し、以下質問する。

四年間にわたるウルグァイ・ラウンドは来年十二月末に交渉期限が迫り、農業交渉は最終決着をめざして最大の山場を迎えてゐる。
ガット農業交渉グループの十月會合において、米國は全ての輸入制限を關税化し、十年間で廃止、米國のウェーバー条項による輸入制限やECの可変課徴金、ガット十一条二項の(C)(自由化例外規定)などの廃止や國家貿易の規律の強化などを内容とする提案を…
答弁内容
世界最大の農産物純輸入国である我が国は、気象条件等の制約を受けるという農業の特殊性及び食料安全保障等農業が果たしている多様な役割が、ウルグァイ・ラウンドの農業交渉において適切に配慮されるよう、国会における決議等の趣旨も踏まえ、今後の交渉に適切に対処していく考えである。

※このページのデータは衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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