質問内容政府は、化学肥料の需給緩和にかんがみ、漸進的に肥料配給公団を廃止せんとする方針の如くであるが、左の点に関し明確な答弁を求める。
一 化学肥料の需給状況について
1 わが国の農業生産に必要な肥料の技術的所要量は幾ばくか。
2 昭和二十五肥料年度における肥料の有効需要量は幾ばくと規定するか。
3 肥料の有効需要量の喚起について政府はいかなる方策をとらんとするものであるか。
4 国内生産肥料の…
答弁内容一 化学肥料の需給状況について
1 肥料の価格、農家の購買力等の経済的條件を考慮の外におき、且つ農業構成も一応現状のままであるとして、農業生産の最高を確保するためには、少くとも窒素質肥料は硫安換算二五〇万トン、燐酸質肥料過燐酸石灰換算一八〇万トン、加里質肥料は加里塩四〇パーセント換算で四五万トン程度必要であると考えている。
2 肥料に対する農村の購買力、すなわち有効需要がいくばくであるかという…