このページでは、長谷百合子衆議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については衆議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。
39期(1990/02/18〜)
平成二年三月二九日付法務省入国管理局長通達に関する質問主意書
第118回国会 衆議院 質問主意書 第9号(1990/05/31提出、39期、会派情報無し)
質問内容出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)が改正され、本年六月一日よりの施行を迎え、我が国入管法の運用が、現今の国際化時代の中で一層在日外国人の人権を尊重し、我が国の国際化を促進することが期待されている。また、同法及び改正法の運用は、より公平で明瞭な基準をもってなされるべきである。
ところで、入国管理局における在日外国人就学生の在留期限延長申請の取扱いについて、今春頃より急にその許否基準…
答弁内容一について
御指摘の平成二年三月二十九日付け法務省入国管理局長通達(以下「本通達」という。)は、昭和六十三年に入国した多数の外国人就学生の多くが平成二年春以降日本語学校での二年間の就学期間を経過しようとする状況下にあって、これら就学生から大量の在留期間の更新等の申請が集中することが見込まれたことに加え、人事異動により在留期間の更新等の申請に係る審査業務に新たに携わることとなる職員もあることから、…
福島第二原子力発電所三号機原子炉再循環ポンプBの損傷事故に関する質問主意書
第119回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1990/10/18提出、39期、会派情報無し)
質問内容一九八九年一月、福島第二原子力発電所三号機原子炉再循環ポンプBの水中軸受けリングが脱落した事故の際、当該ポンプのケーシングにリングが激しく衝突し、ケーシングが損傷した。当該ケーシングの修理について修理前及び修理後の検査状況に関する質問、その他核燃料に関する質問をする。
次の事項の明確な数値、計算処理の方法、法的根拠を詳細に答えられたい。
一 第一種ポンプに使用する材料は、通産省告示五〇一号「発…
答弁内容一について
@ 超音波探傷検査については、平成二年六月十六日及び七月十二日に、東京電力株式会社福島第二原子力発電所三号機の原子炉再循環ポンプB(以下「ポンプ」という。)のケーシング及び分流壁(以下「ケーシング等」という。)の健全性を念のために確認するため、ポンプのケーシング等の修理対象範囲のうち試験可能な範囲について実施した。試験を実施した面積は約一・九二平方メートルであり、探傷可能な深さは約三…
福島第二原発三号機原子炉再循環ポンプBの使用前検査に関する質問主意書
第119回国会 衆議院 質問主意書 第7号(1990/11/06提出、39期、会派情報無し)
質問内容一九九〇年一一月五日、一年一一ヵ月ぶりに調整運転を開始した福島第二原発三号機の再循環ポンプケーシングについて、すでに質問主意書を提出しているが、その後新たな知見を得、通産大臣による使用前検査の合格手続において、重大な違法性が認められるので、それについて質問する。
一 電気事業法第四三条に定められた使用前検査は、圧力バウンダリーである再循環ポンプケーシングに関して、製造後初めて運転に供される時点と…
答弁内容一について
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第四十三条第一項に規定する検査は、同法第四十一条第一項若しくは第二項の認可を受けた工事の計画又は同法第四十二条第一項の規定により届け出られた工事の計画に基づいて行われる電気工作物の工事について、原則として行われることとされており、工事の内容に応じて検査の内容は異なる。
二について
東京電力株式会社が行ったとされる放射線透過試験等に関する御指…
MMRワクチンに関する質問主意書
第120回国会 衆議院 質問主意書 第10号(1991/04/22提出、39期、会派情報無し)
質問内容現在接種がされているMMRワクチンの副反応である無菌性髄膜炎の発生は予想以上に多く、緊急を要するので、平成元年度以降の次の事項について質問する。
一 ムンプスワクチン(流行性耳下腺炎)株(占部、星野、鳥居、宮原、NK−M46)の出荷数はいくつか。
二 ムンプスワクチンの接種者数は何名か。(この人数は重要なので正確な人数を回答されたい。不明ならばなぜ接種人数を調べないのかその理由を明確にすること…
答弁内容一について
社団法人細菌製剤協会の調査によれば、平成二年におけるおたふくかぜワクチンの出荷数量については、占部株十万四千四百二十人分、星野株四万六千七百五十人分、鳥居株六万八千三十人分、宮原株五千三百八十五人分及びNK‐M46株千六百二十人分となっていると承知している。
二について
おたふくかぜの予防接種は、予防接種法(昭和二十三年法律第六十八号。以下「法」という。)の規定による予防接種では…
リニアモーターカー山梨実験線にかかわる諸問題に関する質問主意書
第120回国会 衆議院 質問主意書 第13号(1991/05/07提出、39期、会派情報無し)
質問内容リニア新実験線が山梨に決定し、「国家的プロジェクト」と称して計画が進められていますが、この事がどの程度国民的合意を得ているか、はなはだ疑問です。
一九八九年八月七日、運輸省の「超電導磁気浮上式鉄道検討委員会」は、低公害、高速、営業採算も可として決定しました。しかし、走行実験の設備条件や、実用化できるかどうかの検討ばかりで、実験線建設を受け入れなければならない山梨県の一般住民は、意見を言う機会さえ…
答弁内容一の1について
超電導磁気浮上式鉄道については、交通機関の高速化についての取組が諸外国においても重要な課題とされている中で、高速かつ低公害という優れた特性を有する交通機関として技術開発が進められており、将来、実用化された場合には、基幹的な高速交通機関になり得るものと考えている。なお、一人を一キロメートル輸送する際のエネルギー消費量は、航空機の場合の約二分の一と見込まれている。
一の2について
…
プルトニウムに関する質問主意書
第124回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1992/08/07提出、39期、会派情報無し)
質問内容一 山田俊昭参議院議員の質問主意書・平成四年六月一九日付質問第二一号(以下「山田質問書第二一号」という。)に対する政府答弁書・平成四年七月一四日付答弁書第二一号(以下「政府答弁書第二一号」という。)によれば、今年秋ごろ実施予定となっているプルトニウムの返還輸送に使用する輸送船の改造は、動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃」という。)が依頼し、その経費として約一四億円を計上しているとのことである。そ…
答弁内容一の1及び2について
平成四年秋ごろにフランスから我が国に返還される予定のプルトニウムの輸送(以下「本件プルトニウム輸送」という。)には、日本から欧州へ使用済燃料を安全に運搬した多くの実績を有する使用済燃料専用運搬船を改造して使用することとしている。その改造は、動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃」という。)が、英国核燃料会社(BNFL)に依頼した。
一の3について
本件プルトニウム輸送に使…
毒物及び劇物取締法に基づく六フッ化ウランの劇物指定に関する質問主意書
第124回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1992/08/07提出、39期、会派情報無し)
質問内容昨年九月二十六日の衆議院科学技術委員会において、核燃料物質である六フッ化ウランが毒物及び劇物取締法に基づく劇物に指定されていたことが明らかになった。また、本年二月十九日に、厚生省は動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃」という。)等に対して、同法に基づく製造業の登録を許可した。動燃等が過去十年以上にわたって、許可なく劇物を取扱っていたことはこれで明白であるが、その違法行為は今にいたるも罰せられていな…
答弁内容一について
厚生省は、動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃」という。)の毒物及び劇物取締法(昭和二十五年法律第三百三号。以下「毒劇法」という。)違反の事実を、平成四年二月五日、岡山県からの報告により承知したものである。
二について
岡山県から厚生省への報告の内容は、お尋ねのとおりである。
三について
厚生省は、岡山県からの報告を受け、動燃から事実の経過について説明を聴いた。これにより確認…
プルトニウムに関する質問主意書
第125回国会 衆議院 質問主意書 第23号(1992/12/10提出、39期、会派情報無し)
質問内容フランスから日本へプルトニウムが輸送中であるが、そのプルトニウムが日本の使用済燃料を再処理して抽出したものではないという問題、また、日本国内におけるプルトニウムを代表とする核物質収支が不明瞭であるという問題に関し質問する。
一 現在、フランスから日本へ輸送中のプルトニウム量は、核分裂性プルトニウムで約一トンとのことであるが、八キログラムあれば原子爆弾一個作れる物質であるから、トン単位でなくキログ…
答弁内容一の1について
平成四年十一月から平成五年一月にかけてフランスから我が国に輸送されたプルトニウム(以下「本件プルトニウム」という。)の量は、フランス核燃料会社(COGEMA)の再処理工場での分析値で、核分裂性プルトニウム量で千七十六キログラム、金属プルトニウム量で千五百九キログラム、二酸化プルトニウム量で千七百二十一キログラムである。
一の2について
本件プルトニウムの輸送に用いられた容器は…
リニアモーターカー山梨実験線に関する質問主意書
第126回国会 衆議院 質問主意書 第9号(1993/03/23提出、39期、会派情報無し)
質問内容一九九一年十月三日リニアモーターカーー宮崎実験線の実験用車両は全焼した。このことは、それ自体がリニアモーターカーの危険性を良くあらわしたものと思われるが、この原因についての調査報告の内容には不十分な点、また、不明な問題点が存在する。
事故原因をはじめ電磁波を遮閉する方法や、不燃材についてなど、基本的なことがらを明らかにしないまま、新車両による実験、及び山梨実験線ルートのトンネル工事等を推し進める…
答弁内容一について
御指摘の原因については、車両の速度が実際の速度より遅いものと検知されたため、設定速度を確保しようとして推力が増加した点にあったということが明らかとなっており、今後は同様の事象が起こらない方法を用いることとしているため、問題はないと考えている。
二の@について
ボーリング調査は、昭和六十三年度から平成二年度までに実施したと聞いている。
二のA及びBについて
建設工事におけるボー…
電力会社のプルトニウム利用に関する質問主意書
第126回国会 衆議院 質問主意書 第17号(1993/06/16提出、39期、会派情報無し)
質問内容電力会社は使用済核燃料の再処理委託を行っているが、電力会社の原子炉はプルトニウム利用を前提として設計されたものはない。再処理によって抽出されたプルトニウムを電力会社自身が利用する意味はなく、問題である。次のとおり質問する。
一 電力会社は再処理によって得られたプルトニウムを動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃」という。)に売却しているが、自らの需要がないから動燃に売却しているということでよいか。…
プルトニウムの需要と供給に関する質問主意書
第126回国会 衆議院 質問主意書 第18号(1993/06/16提出、39期、会派情報無し)
質問内容核兵器の材料となるプルトニウムを備蓄することは国際的に許されないし、我が国政府も備蓄しないと明言しているが、需要と供給についてはっきりしない点が多く問題がある。
次のとおり質問する。
一 プルトニウムの需要について
一九九三年二月二十六日の参議院科学技術特別委員会において、石田政府委員は一九九二年十二月三十一日現在までの核分裂性プルトニウムの使用量は、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の一・一トン…