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大西正道 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大西正道[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
981位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
693位

27期委員会発言(非役職)TOP100
77位
28期委員会発言TOP100
62位
28期委員会発言(非役職)TOP50
47位

このページでは大西正道衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大西正道衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 文部委員会 第6号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 今の次官の答弁に対して、ちよつと関連しておりますから伺つておきます。よい教員、悪い教員というような話がありまして、よい教員はこの際大いに優遇をしたい、こういうまことにありがたい発言があつたのであります。これは私は単なるごあいさつ程度のお言葉だとは聞かない。今のお話では、よい教員というのは、これはほとんど全国の大多数の教員である、こういうお話でありました。従いまして大いに優遇するということは、普通予定されておりますところのベース・アップの問題、あるいは公務員一般から特に切り離して、この際、の重大なる教育の仕事に従事しておる教員に、特別なる昇給その他の措置をされる、こういうふうな……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 今の報告は、学校の施設についての概略報告があつたのでありますが、そのほかに設備、備品ですね。こういうもの、あるいはまた学童、生徒その他に対するものも出ていると思うのです。この点について少し御報告願いたいと思います。
【次の発言】 この施設の復旧等につきましては、また立法措置が必要かと思いますが、とりあえず学用品とか、あるいは教科書とか、これは緊急の処置をしなければならぬと思いますが、この点についての文部省の対策をひとつ聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 これは私の聞いたところで、確かな資料に基くものではありませんが、せつかく文部省が意図したところのそういう救助の手配……

第17回国会 電気通信委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 私は姫路の放送局の設置の問題につきまして、大臣にお尋ねをしたいと思います。時間があまりございませんので、端的に申し上げますと、協会の方から、もう姫路の放送局開設の申請がとつくに来ておると思うのでありますが、この点についていかかでございます。私が申し上げるまでもなく、去る五月の再免許のときに、姫路の放送局は廃止になりました。これは全国ただ一つの犠牲なんであります。地元はそれに対して非常に迷惑をこうむつておるわけであります。こういう決定がありましてから、地元の人たちは当局に対しまして、陳情、請願なり熾烈にやつております。ぜひともこの再設置を強く要望しておるわけであります。この点に……

第18回国会 文部委員会 第1号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 十六特別国会で、学校図書館法が各派の共同提案で通過成立をしたわけでありますが、これは教育界は言うに及ばず、これに関係のある方々が非常な喜びと期待を持つてその実施を待つておるわけであります。ところが去る二十三日だと思いますが、毎日新聞の記事によりますと、行革本部では今回これの廃止というようなことが論議され、あるいはそれが決定されたとか何とかいうようなことが出ておるわけであります。これは議員立法が、政府提案と違つてどうだこうだとかいうようなことも間いておるのでありますが、この点につきましてどのような話合いがあつたのかということを、行革本部の方からひとつ聞きたいと思います。

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 私は、塩業労働者の失業の問題につきまして、専売公社並びに労働省に対して二、三お尋ねをしたいのであります。  私の手元に陳情書が参つておりますが、これは、全国の塩業労働者の組織体でありますところの全日本塩業労働組合総連合から来ておるのであります。その内容を見てみますと、従来の入浜式の塩田から流下式の塩田に切りかえられまして、そのために従業員が多数首切りに遭遇している。しかもそれに対しまして、退職のための費用が十分でなく、非常に困つておるので、これに対して何とかしてくれ、こういう趣旨のものでございますけれども、おそらくこれは専売公社の方へも強い要求がたびたびなされおると思うのであ……

第19回国会 労働委員会 第16号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 私は造船労働者の当面しておりますところの失業問題につきまして、特に第十次造船の促進という面から、二、三労働大臣並びに運輸大臣に質問したいと思います。  わが国の経済の自立のためには、海運造船の拡大強化が必要であることは、申し上げるまでもないところでございます。昭和二十九年度の貿易の見通しにおきましても、約九千万ドルくらいの輸入超過が予想されるのでありまして、これを克服するためにも、どうしてもこの際海運造船の飛躍的な拡充強化をはからぬばならぬと思うのであります。ところが、二十九年度予算案を見ますと、財政投融資の総額が非常に減つておるのであります。ふえたのは再軍備のための費用のみ……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/09、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 この前の委員会で、運輸大臣はお見えになりませんでしたので、船舶局長その他からお話を聞いたのでありますが、どうもその説明が的確でありませんので私ども納得できません。幸い今日は運輸大臣が見えましたので、あらためてお尋ねをいたします。十次船の着手が遅れておりまして、そのためにいろいろな問題が現に起きつつあることは申し上げるまでもありません。従いまして、各方面からこの十次船の促進の陳情、請願が運輸大臣に寄せられておることと思いますが、どういう方面からどういう理由でこの促進を陳情しておるか、これをまず初めに伺います。
【次の発言】 今の御説明にもありましたように、単に船舶会社のみならず……

第19回国会 労働委員会 第22号(1954/05/12、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 ここで私たちが心配しているのは、一つはこういう臨時に、しかも短期間に大きな仕事をやるごとにおいて、基準行政が停滞しはしないか、これが一つの心配であり、もう一つは、署員の過重な労働によつて、労働面で一つの問題が生じはしないか、この二つなんです。ところが、今の基準局長の話では、基準監督行政には支障を来さない、多少あつても、根本的には来さないという建前をとつておるのでしよう。そうしますと、限られた数の署員でやるとすれば、当然超勤をやらざるを得ぬでしよう、従来以上の労働が過重にならざるを得ぬでしよう。そうして、その超勤がだんだんふえて来ますと、従来のような超勤の予算では、とうていまか……

第19回国会 労働委員会 第23号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 私は、さきに本委員会におきまして、十次造船の遅延によつて生じたところの造船労働者の失業問題につきまして、いろいろ質問を申し上げ、最後には、十次造船促進の決議案を上程いたしまして、各党各派の賛成を得まして、満場一致で決議されたのであります。その後本会議におきましても、一昨日十次造船促進の決議がされておるのであります。しかしながら、その後の状況を見ますと、なお融資の面もおきまして、銀行側との間に完全なる了解が成り立つておらぬように思うのでありますが、こういうふうに長引いて参りますと、ますますこの造船労働者の失業問題が重大化して来ると思うのであります。私は一般的に、この段階におきま……

第19回国会 労働委員会 第25号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 委員長にお伺いいたしますが、ただいまの参考人の点でございますが、だれを呼ぶのでしようか。

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 今の参考人の発言から、さらに基準局長にお伺いしたいのですが、非常に努力をなさつてその結果がこうだというような趣旨なんでありますが、その努力にもかかわらず、十分違反の証拠が固められなかつた。幸い今度は第二組合――自主的な組合ができて、この証拠固めがどんどんできるから非常にいい、こういうふうなお話でありますが、その場合に、基準監督署としては、証拠固めができないその理由が、今参考人から言つたような、もしその事実を述べようとすればただちに首を切られるというようなこういう事情を、基準監督署としてはそういうところまでよく考えて、なおこういうような違反の摘発等に熱意を傾けられたかどうか。品……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 今の井堀委員の最後の質問に関連しまして、私は一つだけ労政局長に聞いておきたいのです。労政局長の答弁は、今もそうですが、組合員の意識云々、教育云々と言われるのですが、私はどうもそれが言い抜けのような気がするのです。それならば、今現実に第二組合がこうしてできて、基準局長も、従来は証拠があがらなかつたが、今回のこの組合ができたことによつて証拠が固められるということを言つておるのです。あなたの昨日の答弁によりましても、今ここに見えておる第二組合は、これは従来の組合よりも、より理想に近いいい組合だというふうにお考えになつておる、だろうと思うのですが、そういうふうなお話をしたら、昨日は首……

第19回国会 労働委員会 第33号(1954/07/30、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 初めに――運輸大臣は見えておりませんね――それでは次官か甘利局長にお伺いいたしますが、今参考人の方からいろいろ苦しい事情が述べられたのであります。ここで私がこういう事情を申し上げる必要はなかろうと思うのでありますが、特に私非常に印象的に聞きましたのは、造船総連の代表者からのあの言葉であります。従来ならば、船が進水するときには市民あげて歓呼の声で送る。ところが今日の進水のときには涙をもつて送る、こういう言葉を聞きましたときに、私は非常に目がしらが熱くなる思いがいたしました。あとの船台、からつぽになるであろうこの船台にいつ船が上るのだ、それが直接目分らの生活に響いて来るのだ、こう……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 職安局長、この前あなたが見えておられないときに、次官並びに課長に聞いたのですが、要領を得ませんから、ここでお伺いいたします。あなたは近江絹糸に対して従業員のあつせんをされる場合に、これまで地元の職安があつせんをした場合に、募集条件とその後の会社の実施した状況とに相違があつたかなかつたか、こういうことについて事実をどのように見ておられるか、これをひとつお伺いいたします。一々答弁を聞いてからやれば非常にはつきりするのでありますが、時間がありませんからそれをひとつはつきり言つてください。  それからもう一つは、職安局長と基準局長とにお伺いいたしますが、富士宮工場の寄宿舎の概況の数字……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 われわれは、自由党の申入れを承認しまして、一応そういう手続をふんでから結論を出したいと思います。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 運輸委員会 第11号(1955/05/23、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私の運輸大臣にお伺いしたいのは二つありますが、一つは海技専門学院の問題、もう一つは紫雲丸の、特に船長の問題を私はこの際ちょっと聞いておきたいと思います。その前に、紫雲丸が沈没した際に船長はどういう行動をとって、最後にはどうなったかということを、運輸大臣に質問する前に係の方からお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 私のお聞きしたいのは、最後に自分の部屋へ帰って、そうして船と運命をともにした、ここなのであります。そうしますとこの船長が、自分の命を船と運命をともにせずに、もし最後の瞬間に脱出しようと思えばできたのであろうと、私は今でも方々から聞くのであります。これは主観的には本人の……

第22回国会 運輸委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に対しまして修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、賛成の意思を表明いたします。  最近の自動車事故の頻発は、大きな社会問題になっておるのであります。欧米先進国におきましては、このような自動車事故に対しましては、つとにこれが賠償の対策を講じておったのでありますが、幸いにも今回わが国におきましても、かかる趣旨にのっとるところの本法案が提案されまして、われわれは慎重審議をやりました結果、ここにこの成立を見る暁に至ったことを、私は非常に喜びに存ずるのであります。この法案は、当面物的事故に対する賠償は除外されておりまして、人的事故のみに対する損害賠……

第22回国会 行政監察特別委員会 第3号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○大西委員 委員長、これは僣越もはなはだしいです。理事会の話し合いというのは、それはお互いに納得できればそれでよろしいけれども、理事会でどのようにきまりましても、やはり本委員会において委員が発育を制限されることはないと思います。
【次の発言】 ですから、私は、この問題を下調査の上取り上げられるということについて、若干質問をして、そうして納得がいきますれば、これに賛成をしたい、もし納得がいかなければ、この問題について反対の意向を表明したい、こういうふうに考えて申し出ております。ですから、この問題について、理事会で話をきめたらそういうことを言うのは不当だと言うけれども、それはおかしいと思いますが、……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(右))

○大西委員 緒方証人がこういう行監の席へ出られて教育の中心課題である教科書の問題を取り扱う場面において証人に立たれるというのは、私は国の教育の上から申しましてまことにこれは遺憾だと思うのです。この取り上げられるべき問題は当然文部省の行政面においてつとに解決しようと思えばできた問題もあろうかと思うのです。これが行政の警察的部門である行監において取り上げられ、これはもうおそらく新聞にも大きく報道されて、教育の上に大きな影響を及ぼすものだ、こういうことを初めに考えるのでありますが、この点、緒方証人に対しまして、文部省の初中局長としての心境を一応お聞きしたいと思っております。

第22回国会 行政監察特別委員会 第5号(1955/06/27、27期、日本社会党(右))

○大西委員 簡単にお伺いいたします。  今証人の発言の中に、こういうふうなスキャンダルをなくして公正なる取引をするためには、採択の面においては今のような採択の方式でなしに組織的な採択方式をとってはどうかということも自分としては考えておる、こういう御意見であったのであります。たまたま、この間文部大臣が、府県一本、すなわち府県で一種類の教科書を採択するというようなことも構想として発表している。これは証人の私見であろうと思いますから、私も参考のためにここでちょっと聞いておくわけですが、こういうことで不公正な取引、さてはまたスキャンダルを防止することができると考えるその証人の根拠はどういうことなんです……

第22回国会 行政監察特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○大西委員 初めにお尋ねをいたしますが、あなたは新しい機械を輸入して、そうしてこれを公開してみなに見てもらう、こういう方針であるということを言われましたね。証人にお尋ねしますが、公取委員会の文部省に対する警告の中に、出版会社が教育関係者を、あるいは会社の見学などという名目でもって会社に招待するということはよろしくない、こういう趣旨のことがあります。それは、文部省が地方の学校、教育関係に通達をいたしていると同時に、出版社関係にも申し入れをしているわけでありますが、この点は御存じだと思いますが、御存じですか。
【次の発言】 あなたの方で会社を公開してなるべく参観をしてもらいたいという趣旨と、文部省……

第22回国会 行政監察特別委員会 第7号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は簡単に二、三のことについて証人にお伺いいたします。  教科書協会は、今も証人が言われたように、自粛機関だと言われて、今日まで教科書のいろいろなスキャンダル等に対してその自粛の努力を重ねてこられまして、事務局長の地位にある証人も今日までかなりの努力をされまして、見るところにおきましては若干の成果もあがっているように思うのでありますが、なお、私どもから見ますと、教科書の不正売り込みは跡を断たずに出ております。私は教科書協会に期待するところ非常に大なるものがあるのでありますが、その希望が十分達成されていないということは、証人もお認めになると思うのであります。一体どういうところにその原……

第22回国会 行政監察特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))

○大西委員 初めにお伺いいたしますが、あなた方の錦会というのは、教科書プロパーとしては中小企業、他に出版物を出して、教科書はスペアとしてやっておられる方があります。そういう一つの団体でありますが、こういうふうな企業は、教科書行政全般の上から見て私はいろいろな面から検討いたしましてあまり好ましくないものだと考えるのでありますが、あなたはこの点についてどういうふうに考えますか。
【次の発言】 私の言っているのは、錦会そのものというのではなしに、錦会に集まっているような小さな発行業者、あるいは他には大きな出版をやっているけれども、教科書としては非常に数量の少いような企業は、今の教科書行政全般の上から……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○大西委員 学生協並びに学生協から転化した特約販売会社についてはいろいろな疑惑が持たれておったのでありまするが、今までの証人の証言によって私は大体了解できます。むしろわれわれの憂えておったことが杞憂にすぎないという点を強く感じておる次第でございます。なお二、三の問題について私は証人に御意見を聞きたいと思います。  まず学生協が出発いたしましたその動機であります。若干触れられましたが、当時、私の聞くところによりますと、学生、生徒から前金を取るということなんであります。このことも今証人の陳述の中にありましたが、私の聞くところによれば、この前金を実に一カ月や二ヵ月じゃなしに数ヵ月も前から取ったという……

第22回国会 行政監察特別委員会 第10号(1955/07/08、27期、日本社会党(右))

○大西委員 今、約四十五分くらいにわたって証言があったわけですが、私は、これは証言だとは思えないのです。大体、今の委員長の質問は、教科書に対する文部大臣の検定権が適正に行われておるかどうか、こういうふうな問題であります。従いまして、検定権という問題も、これは問題はありますけれども、一応検定基準にのっとって事務的に行われておるのであります。ですから、それが適正に行われておるかどうかというような、そういうところの証言を証人に求めればいいのに、今承わっておりますと、私が途中で議事進行に関する発言を求めましたが、これは決して他意があって求めたのではないのであります。今の話はだれが聞きましてもこれは証人……

第22回国会 行政監察特別委員会 第13号(1955/07/15、27期、日本社会党(右))

○大西委員 証人はわが国の教育学界の大先輩であるし、最高権威者であります。私は、本日は、その意味におきまして、この行監の最終的な結論として教科書行政に関するいろいろな改革すべき問題が当然出て参りますので、その問題につきまして二、三証人の参考意見を聞きたいと思うのであります。  初めに、他の委員の質問を聞いておりますと、これは若干私も問いたださなければならぬように考えておりましたが、前委員の御質問の、蒙古襲来のあの記事に対して、偏向ではないというような見解を示されましたことは、まことに私の見解と同じような見解を持っておられますので、その点につきましてはもう省略していきたいと思います。  まず第一……

第22回国会 行政監察特別委員会 第14号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○大西委員 関連して。私は、今の点だけもっと明確なお答えがあれば、きょうはあえて聞かないでおこうと思ったのですが、高津委員もいいかげんなところでほこをおさめられたようでありますし、あなたもそれを知らないというようなことでありますので、その点についてだけ関連質問としていたします。  例をとりますれば、あなたはいつ樺太の半分が色が変えられておるということを知ったのですか。この間の新聞に出てからわかったのですか。それともその以前におわかりになっておったのですか。
【次の発言】 これは、あなた、発行の責任者として大へんな失態だと思うのです。前から知っておられただろうと私は思いますが、あなたは発行者とし……

第22回国会 行政監察特別委員会 第15号(1955/07/25、27期、日本社会党(右))

○大西委員 証人には、今までの証言を聞いておりますと、なかなか教育に対しても深い理解があるようであります。私はきょうは多くをあなたから聞こうと思いません。この際に、教科書の定価をどうしたら安くできるかというような問題について、若干あなたの意見を参考として聞きたいと思います。  今の検定制度をやめて国定制度にしたら教科書の値段が安くなるのだ、こういうことが非常に世間に流されているように思うのであります。常識的に考えると、なるほどそうであろうというようにも考えるのでありますが、証人は、教科書の値段を安くすることは、今の検定を国定にかえることにおいてこれができると考えろかどうか。もちろん、今の検定の……

第22回国会 行政監察特別委員会 第16号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○大西委員 本会議のベルが鳴りましたので、私はここで高津委員の質問に関連して証人にお願いだけいたしておきます。それは、証人の会社は国定時代から出版発行をやっておりますが、今、一番問題は、教科書の値段が高いということなのであります。この高いという問題についてはいろいろ論議がありますが、私が知りたいのは、あなたの会社には、文部省にもどこにもないわが国の教科書が始まってからの教科書が全部そろえておるということを聞いておりますが、間違いないと思うのですが、その教科書の値段、ぺージ数、それと、その時代の一般物価との関係を、ごめんどうですが、一つ克明に調査をして、一覧表を委員長のもとに御提出を願いたい。こ……

第22回国会 文教委員会 第2号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○大西委員 大臣に聞いておきたいのですが、まず教科書の問題です。教科書を検定するということは民主党が選挙に際して公約されたことなのでありますが、検定するというだけで、どういう方向へ検定するかということは何も掲げていなかったのであります。ところが選挙最中に民主党の諸君がその内容をやや具体的に発表されております。またその後も民主党の教科書に対する一つの構想なるものが新聞にも発表されたように私は見ておるのでありますが、大臣はこの教科書の検定制度について根本的にどういうように考えておられるか、この点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは大臣は今の教科書制度に対する検定の問題点は、大体数……

第22回国会 文教委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は、今回の紫雲丸の遭難の問題につきまして、一般の問題についてはもうここではお伺いいたしません。今報告のありました学童の問題のみに限って若干お伺いいたします。  まずお伺いしたいのは、今の報告によりますと、学童が三百四十七名中百九名遭難したということですが、一般の乗船された方の遭難と学童の遭難との比率がどのようになっているか、ちょっと御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 学童の遭難の率が多いということはわれわれとしては非常に重大に考えなければならぬと思います。この乗っておった学童ですが、高知、広島、愛媛その他、四県と言われましたが、一体その小、中学校の生徒は中学校が何人で小……

第23回国会 行政監察特別委員会 第3号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○大西委員 教科書問題も大体山を越したような形で、お尋ねすることも大体わかり切ったようなことなんですが、二、三お尋ねしておきます。これは初めに緒方局長が証人に出られたときに私は聞いておいたんです。教科書が、自由公正な競争によって出版され、採択される。それを文部省は監視、監督するというようなことからいって、採択前に、ある特定の出版社等がここで証人として呼ばれていろいろ尋問される。それが新聞に報道されるというようなことが、採択の面に大きく影響しはしないか。それが事実悪ければ、悪く影響してもいいんですけれども、ただここで証人に呼ばれたということだけで、かえって採択の面で不当なる不利益が特定の業者に招……

第24回国会 外務委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○大西委員 今無為替の輸入映画のことに触れられましたが、私、ちょっと聞き間違いかと思いますが、今のお話で数百本倉庫に残っておるということでしたね。これはどういう種類のもので、どの辺から持ち帰られたものが残っておるのか、これをちょっと聞きたいのです。外国へ行きまして為替なしで贈与されたり、いろいろな形で持ち帰ったものがあるでしょう。それが今あなたは数百本と言われたが……。
【次の発言】 これは私も具体的な関係があるのですが、外国へ参りましていろいろな種類の映画をたくさんもらって帰る人があるのです。しかし関税が高くて普通の興行用の輸入映画と同じような税金を払わされるから、なかなかこれが受け取れない……

第24回国会 外務委員会 第50号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○大西委員 私は日比賠償の問題につきまして簡単にお伺いしたいと思います。  この前の本会議でわが党の森島君が日比賠償の問題についてあなたに質問をいたしました。その中で初めに大野・ガルシア協定によって四億ドルの案がほぼきまりかけておったのに、あなたの不用意な発言から八億ドルというものに結局落ちつかざるを得なくなった、こういうことは今も松本君もまたそのいきさつについてあなたの見解を聞いたのでありますが、本会議のときもそうでありますが、今もそれに対してのお答えがございません。そういうことはございませんというようないつもお答えでありますけれども、これは向うの新聞を見ましても、あなたの発言が現実になって……

第24回国会 外務委員会 第59号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○大西委員 前の岡田君の質問に対して、日ソ交渉の全権として国会議員が今予定に上っておる、こういうことなのですが、全権として決定される前には国会の承認を得なければならない、こんなことは当然でありますが、新聞で見ますと、どうやら政府の方ではその承認のみにとどめて、約一日か二日、こういうふうな意向のように聞くのでありますけれども、私は今回の日ソ交渉の問題、さらに沖繩の問題等を考えまして、ただ全権の承認という形式的な短期間のものでなしに、現下の国際的ないろいろな問題についてこの際国会においてその経過を明らかにし、かつまたその方針を鮮明にすることが最も必要であろう、そういう意味で、外務大臣並びに副総理と……

第24回国会 文教委員会 第48号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○大西委員 今の説明で大体大きいところはわかったのでありますが、なおこまかいところを二、三伺いたいと思います。  今の奥野さんのお話しで、この税金で文化財の保護に充てる、こういう一とで許可するのだというお話しでありました。これは京都のみとは限りませんが、今の文化財保護に関する国の予算が非常に少い。ですから、重要な国の文化財が荒廃に帰し、そして非常な危機に直面しておる。そういう場合に、従来その荒廃に瀕しておるところの文化財を守り、かつまたこれを修理するというような場合に、国の予算が十分ではありませんから、私はおそらくその文化財の管理者あるいは所有者がかなりの自己負担でもってそれを保存し修理をして……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第4号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○大西委員 私は一時間くらいです。
【次の発言】 きのうはわが党の松本七郎君が全般にわたって詳しく質問いたしましたので、私は、残された問題、なお明らかにしておかなければならぬ問題について、二・三お伺いをしたいと思います。  まず初めに、首相にお伺いいたします。わが党がかねてから主張いたして、また努力し、あなた方に協力をいたしておりました日ソ国交の回復の問題は、調印を終えて今や批准の直前になっておるのでありまして、このことは私は国民とともに御同慶にたえぬことだと思っております。それに対しまして、鳩山さんの御努力も私は多といたすのであります。まあ与党の内部にも不満があるようでありまするけれども、国……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第8号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○大西委員 この前残っておりましたので、ちょっと二、三お伺いします。  これは、きのう、おととい穗積委員の方からも再三聞かれているように私は新聞で見たのでありまするが、万一択捉、国後を放棄した、その取りきめを日ソ間で最終的にやったというような場合には、サンフランシスコ条約関係の国々にはこれは了解を求める必要はあるけれども、最終的な日ソ間の取りきめの決定については、とやかくいうべき筋合いのものではない、こういうふうな趣旨であったように思うんですが、この点で総理大臣並びに外務大臣の答弁が、非常に、ときによってどうとでもとれるような印象がありまするので、この点をもう一回はっきりとしていただきたいので……

第26回国会 外務委員会 第10号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○大西委員 私は澤田国連代表に対して国連の事情を少しお聞きしたいと思います。特に澤田代表は、原水爆の問題、すなわち原水爆実験登録制の問題についていろいろと御奮闘下さいまして、この点についてはその御苦労を多としております。  しかしながら新聞その他の報道機関の報ずるところによりましても、そのいききつが十分わかりません。従いましてどういうふうな審議の経過を経たか、そういうことをお伺いいたしまして、後ほどまた大臣等に対する質問の資料にしたいと思います。  御承知のように、原水爆の実験禁止の国民の輿望は非常に高いのでありまして、国会におきましても、その禁止の決議をいたしております。国連のヒノキ舞台にお……

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/03/16、27期、日本社会党)

○大西委員 岸外務大臣にお伺いいたしますが、初めに、岸外務大臣が外務委員会に顔を出されるのは、たしか一カ月ぶりくらいだと思うのですが、まことに不可解なことだと言わなければならないと思います。それというのも、やはり総理大臣が外相を兼任しているからだと思う。国際情勢がこういう非常にむずかしい段階でありますし、解決すべき多くの問題があるときに、こうして長い間外務委員会を欠席されるということは、やはり国会の審議権に大きな影響があると思います。岸さんは外交方針演説のときにも、内政と外交が一致するというようなことを言っておられるのであって、それもその限りにおいてはけっこうなことでありますけれども、なぜこう……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○大西委員 米国の上院の委員会で、わが国の一橋大字の都留教授の召喚問題が大へんに話題になっております。すでに文教委員会でこの点について追及が行われたようでありますけれども、私もこの際二、三質問をしたいと思います。  きょうの新聞を見ますと、ノーマン氏がこのために自殺したというような非常に国際的な重大な問題が起っております。私が考えますのし、従来米国で行われたいわゆる赤追放の問題が国際的にまで広がってきたように考えますので、これは非常に重大な問題だと思うのです。米国の上院の治安小委員会というのは、米国内の思想問題に対するところの調査機関であろうと思うのですが、ノーマン氏はカナダ人です。カナダ人に……

第26回国会 外務委員会 第16号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○大西委員 この前に引き続いて、都留さんの証言問題について、外務省並びに文部省の方にお聞きしたいと思います。この前要求しました証言の速記は配付して下さいましたか。
【次の発言】 新聞に載っております速記の要領を見ますと、取調べのやり方はわれわれが予想していたように、かなりひどい取調べをやっているようです。なお秘密会での証言の部分がこれはもちろん秘密会でありますから、明らかにされないわけでありますが、いろいろと問題がありますので、私はこの際文部省並びに外務省にお聞きしたいのであります。都留さんに対してこの際帰朝命令を出して、その辺の事情を明らかにすべきではないか、こういうことを思うのですが、この……

第26回国会 外務委員会 第19号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○大西委員 御専門のことに及びます前に、核爆発実験が探知できるかどうかというこの問題は、日本政府が国連の軍縮小委員会に提案をいたしておりますその内容に、もしその実験を探知することができなれば、その実験の禁止をやるべきだ、もしそれが今の段階においては不可能であるなれば、国際的の探知機構を設置し、探知方法を改善強化してまずそれをやるべきだ、こういうふうなことになっておるのです。これは御承知だと思うのですが、今のはどう言いますか、わが国の十四カ所にあるところの観測所における観測の抽象的な御報告であったわけですけれども、まずお伺いをいたしたいのは、大きな爆発なれればわかる、しかしある程度以下の小さいの……

第26回国会 外務委員会 第24号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○大西委員 岸総理渡米を前にしていろいろと御準備ができておると思うのですが、そのうちでわが国の防衛問題の一環として安保条約をどうするかという問題、この問題については、これまでの委員会などにおきましても、いろいろと答弁がされておりますので、大体わかりますが、かいつまんで一つ簡単に御所見を聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 再検討をやるということは、これは私も同感でありまして、この条約案が国会で審議されたときも、私の記憶に間違いないならば、わずか六回くらいしかやっていない、十分な内容の検討をやっておりませんので、内容自体が果して安全保障条約の名に値するものかどうかという問題もございます。……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○大西委員 大体外務委員が、外務大臣が出席したときに三十分か四十分でやらされるのだから、少しは残るのだからがまんをしてもらいたいと思うのです。  実は、きょうは外務大臣に聞きたいことを用意しておったのですけれども、それではそれを省きまして、事務当局にお伺いをいたします。  新聞によりますと、ネヴァダの実験に政府代表を派遣するとかいうことを省議できめたというようなことが出ておりましたが、これは事実でございますか。
【次の発言】 そうしますと、新聞の報道は誤まりであるということになるわけでありますが、まだきめてないと言われますので、検討中ということになると思うのですが、原水爆の実験反対の運動を続け……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○大西委員 私は、実は岸総理大臣に聞きたいと思ったのですが、時間の関係で外務大臣に聞くことになりましたので、問題を限定してお伺いいたします。  日米共同宣言を見てみますと、日本国民が非常に要望しておりました沖縄の返還の問題につきましては、岸総理はかなり強く国民の意向を訴えたようでありますけれども、結論は何ら進展を見ませず、むしろ従来とっておりましたところの残存主権を確認して、もう少し悪く言えば永久的に米軍の占領を認めたような結果を招来しておると思います。これは日本国民すべての非常な痛恨事であると同時に、現地の沖縄住民の非常なる悲しみであろうと思うのです。本日この席にも沖縄諸島日本復帰期成同盟の……

第26回国会 外務委員会 第27号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○大西委員 まず前の戸叶さんの質問に引き続いて、国連総会に臨む態度について具体的な問題を私お伺いしますが、非常任理事国に立候補しているわけですけれども、これはどういう意図で立候補されたのか、わかり切ったようなことでありますけれども、一つ簡単にお答えを願います。
【次の発言】 そのために非常に政治折衝もやっておられるようでありますが、今日までの段階におきまして、わが国を支持する国がどの程度であるか、反対の国がどの程度であるか、また態度不明の国はどの程度であるか、これは概略でいいが、一つお聞かせ願いたい。特にアジア・アラブ諸国の動向についてはできるだけ詳しく一つ聞かしていただきたい。

第26回国会 外務委員会 第28号(1957/10/15、27期、日本社会党)

○大西委員 きょうは与党の方もなかなか愉快な質問があったようでありますが、この間ソ連がICBMの完成を発表いたしまして、いろいろな話題を提供したのでありますが、またごく最近には、人工衛星を打ち上げて世界をあっと言わせたのであります。さらに追っかけるように、新型の水爆の完成も発表いたしました。この一連の新しい発表によりまして、世界じゅうは沸き返っておると私は思います。新聞その他の報道によりますと、米国におきましては、非常なる恐怖と、政府のこの立ちおくれに対する責任の追及が行われておるやに開くのであります。これだけ大きな反響を呼んだところのICBM、人工衛星と並びに新型の水爆の完成ということは、こ……

第26回国会 社会労働委員会 第13号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○大西委員 私はこの機会に塩業労働者の問題を中心にして塩業政策、特に塩価の引き下げの問題等二、三の問題についてお伺いをいたします。  従来塩田は入浜式という非常に旧態依然たる方式であったのでありまするが、流下式という新しい方式に転換をいたしました。これはいわば塩業の革命的な措置だともいわれておるのです。それによりまして生産は飛躍的に増強いたしますし、また一方こういう合理化に伴いまして多数の首切りが出まして、多くの労働問題が発生いたしておるのでありまするが、それらの基本的な問題といたしまして、この際私は専売公社に将来のわが国の塩業政策はどうあるべきか、その需給関係はどういうふうな構想のもとに塩業……

第26回国会 大蔵委員会 第45号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○大西委員 もう質問もお答えもあったかと思いますが、重ねて簡単に、地の収納価格について、公社の方にお伺いいたしたいと思います。私の聞くところによりますと、近いうちに塩の価格の引き下げについて大蔵省と折衝をして、結論を出すような段階にきているということでありますが、公社としては、どのような決定線が出ておるのでありましょうか。大蔵省との話し合いの段階は、どういうふうなところにあるか、その点を一つお開かせ願いたいと思います。
【次の発言】 生産費の調査をやって、その結果によって結論を出すということですが、今回検討されるというその調査のデータは、もう集まっておるのですか。

第26回国会 大蔵委員会 第50号(1957/10/04、27期、日本社会党)

○大西委員 平野さんにお伺いいたします。今のお話ですと、流下式によって値段がどんどん上る。それで、初めに予想した生産費よりもうんと上って、これ以上新規の営業は一つ許可しないでほしい、こういうお話をしたということでありますが、そういうふうな気持になられて申し入れをされたのは、大体いつごろなのですか。
【次の発言】 これは、ごもっともなことだと思います。ところが、その後、今のお話ですと、錦海湾の許可が九月に出ている。公社の方は、そういう方針で許可をしたんでしょうが、この錦海湾に、あなたの方の業者は出資をして協力をされておりますね。一方においては新規の許可はやめてほしいと言われながら、一方においては……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○大西委員 公社の国内での需給対策というのを拝見したのですが、公社の考えておられる今回の塩の収納価格の引き下げ並びに生産の制限、こういう一連の政策の変更というのは、ここの対策の要綱に書いてあるように、従来輸入塩をもってまかなわなければ食料塩は確保できなかったのを、いろいろな助成等を講じて食料塩の自給態勢の確立、これの目標達成のためにいろいろな努力が今日まで払われてきた、こう思うのですが、この点は、これが第一の目標であるというふうに確認はしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そのために、業者に対しての公社のいろいろな指導があったわけなんですが、その目標に対する公社の指導というものに対して、……

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/22、27期、日本社会党)

○大西委員 通商条約の内容のことについてはもう触れません。通商条約は、両国の通商に対する基礎的な条件をここで取りきめたということになっております。従いまして、この取りきめの目的を十分発揮せしめるためには、私は今、日ソ間で問題になっておりますところの平和条約の問題に当然考えを発展させなければならぬと思います。これも詳しいことはここで聞きませんけれども、この取りきめられた通商条約の所期する目的を最高度に発揮するためには、やはり共同宣言のときにお互いに確認し合ったように、すみやかに平和条約を締結する努力をすべきであろう、こういうことを思うのでありますが、この点に対する見解はいかがでしょうか。

第28回国会 外務委員会 第8号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○大西委員 私は実はきょうは藤山外務大臣に、国連加盟によって沖縄の今の地位が何らかの検討を要する段階が来ているんじゃないか、こういう問題を聞きたかったのでありますが、昨日来日韓問題が非常に急を告げておるものですから、そちらの方をまず質問いたしまして、時間がありましたらその問題を聞きたいと思います。  この間の共同声明で、三月一日、あすから全面会談に入る予定であったわけでありますが、いろいろなことが報道されておりますが、あすからの会談は可能でございますか、いかがですか。
【次の発言】 その件につきまして、新聞の報ずるところでは、韓国側に対して通告を発した、こうなっておりますが、その通告については……

第28回国会 外務委員会 第11号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○大西委員 今の田中君の留学生の問題をもう少し発展させてお伺いしたいのですが、東南アジア、インドネシア、現地の事情を見ますと、日本の文化と学術などに対して非常な尊敬と申しますか、期待を持っているわけです。それで今そういう国々からの文部省の留学生の受け入れの状態を見ますと、一つの国にわずか一名とか二名とか非常に微々たるものです。しかもこちらへ来て勉強したいというのは、その何十倍かに上っておるようですね。だからそういうものはまた文化交流とかいうようなものでも解決のできる問題ですが、今田中君からお話のありましたように、この賠償協定の中に、賠償の一つの目的として、それを解決するかどうかという基本的なこ……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○大西委員 賠償はできるだけ値切って安い方がいいのは、これはわかりきったことでありますけれども、きのうも藤山外務大臣にお聞きしたのですが、一体どの程度の規模のものであれば、日本の経済の再建に、支障なくして払い得るか、こういう大よその見通しというものがお立ちになっておると思うのであります。藤山外務大臣、大蔵大臣はそういうことについては委細承知しておるのだ、こういうことでありましたが、これは大きな問題でありますから、総理大臣から、すべての賠償をどの程度に考えておるか、こういう点を一つお聞きしてみたいと思います。
【次の発言】 それから今ちょっと松本君から触れられましたが、ガリオア債務の問題ですが、……

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○大西委員 私は沖縄を早く返してもらいたい、そういう気持でこれまでいろいろこの委員会でしゃべってきたのですが、政府のそれに対する答えを聞きますと、私の希望がなかなか実現しそうもないので、それでこの間も、それじゃなぜ沖縄を信託統治にするのだ、国連憲章のどれに該当してそういうふうなことが成り立つのだろうか、こういう話をしたのです。そういたしましたら、今あなたもお答えになりましたように、七十七条のb項だ、こういうふうに条約局長は答えているわけです。それで今あなたのお話では、やはり自分もb項に該当しているものだと思う、こういうお答えでございました。その「分離」という言葉ですけれども、この言葉が、憲章を……

第28回国会 外務委員会 第18号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○大西委員 日韓問題についてでありますが、一向日韓問題が進まないようですが、やはり政府は抑留者の相互釈放を完了してから全面会談に入るという、これまでとってきた方針には変りはありませんか。
【次の発言】 建前というと、それ以外の場合もあり得るというのですか、かなり切迫しておるのですから、建前は建前として、今この問題の解決をはかるためにどういう手を打つかということです。新聞の報ずるところによりますと、柳公使の話では、岸親書によって李大統領は大へん御満悦で、それから全面会談の一環として残った抑留者の問題も解決できるであろう、こういうことをいって、今度は期日まで明示しているというふうな報道がなされてお……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 外務委員会 第2号(1958/06/20、28期、日本社会党)

○大西委員 かが国の外交は、日中問題にしても、あるいは沖縄の返還の問題にしても、その他賠償の問題にしましても、非常に行き詰まって八方ふさがりの中に選挙をやったのですが、ああいう非常に不手ぎわな自民党がよく選挙に勝ったものだと私は実は思っておるのです。特に日中間の問題は、せっかく結んだ鉄鋼協定もふいになり、第四次貿易協定も御破算になり、最悪の状態の中で選挙を迎えたのに、自民党は案外減らなかった。それはいろいろ原因があろうと思うけれども、あのときに岸さん初めあなたもそうですが、中国の協定破棄のあの打った手は、日本の内政干渉で、社会党に対する援護射撃だというようなことをぬけぬけと言ったのです。これに……

第29回国会 外務委員会 第4号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○大西委員 沢田全権にはきょうは大へん暑いのに御苦労さまです。沢田さんには、非常にむずかしい日韓間の問題につきまして、全権としてかねてから御苦労なさっておるのでありますが、私はこの際その御努力に対しまして、感謝と敬意を表するものであります。ところが御承知のごとく、問題が非常に複雑微妙でありますので、ちょっとしたことが非常に大きな反響を呼んでおるのであります。私はこの際、この間ステーション・ホテルであなたがお話をなさったその内容が、かなり大きな反響を呼んでおりまするので、特にこの点につきまして質問申し上げ、もしあなたの真意でないことが伝えられておるなれば、この際に釈明をいただくし、また私どもの見……

第29回国会 外務委員会 第5号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○大西委員 人道問題、人道問題ということを非常に軽々しく言っているが、人道問題ということをどういうふうに考えているのか、私はちょっと疑いたくなってくる。政治折衝に影響があるから人道問題を差し控えなければならぬというのでは、人道問題ではないと思う。人道問題というのは、そういう政治的な配慮などに優先して、何よりも優先的に考えられなければならぬということで、人道的な立場からこの問題を解決しようという、そういう立場ではないですか。私はそう思うのです。もちろんこの問題は、今の日本政府の態度からいうと、日韓間の問題に好ましい影響があるとはだれも考えません。しかもそれを承知で、なおこの問題については優先的に……

第29回国会 外務委員会 第6号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○大西委員 賠償によって独占資本がもうけようがだれがもうけようが、結果としてそういうことになることは私は何ら異議はない。しかし賠償協定もできないし、まだ国会の批准もないときに、すでに現地において額がきまって、そうして国内の業者がそれと緊密な連絡を持って話を進めているということ自体に、私は基本線の混同がある、こういうことを思う。私はそういう意味で岡田君の今の質問追究ということは、これは国民の気持をそのまま率直に表明したものだと思う。これは前の質問者の質問に対して私も同感の意を表しておきますから、一つ大いに考えてもらいたいと思う。  時間があまりないようですから、短かい時間おもな問題だけを開きます……

第29回国会 外務委員会 第8号(1958/07/11、28期、日本社会党)

○大西委員 三人の参考人の方からいろいろと李ラインの問題にからむ事情を聞かしていただきまして、田中さんからはこの問題の概括的な御報告でありました。また政府に対しての強い要望もございました。寺下さんからは幸いにして危機を脱出されたその当時の模様もお伺いいたしました。山本さんからは悲惨な抑留者刑務所の事情を聞きまして、涙を催したものであります。十分御意見を聞きまして、後ほど私どもはこの問題解決のために政府に対しましても強く要望するところがあるのでありまするが、もう少し皆様の方に私は聞いておきたいことがあるのであります。  まず抑留者の生活の実態につきましては今山本参考人からお話のありましたように、……

第29回国会 外務委員会 第9号(1958/07/28、28期、日本社会党)

○大西委員 だいぶ中近東の問題について承わったのでありますが、アイクの教書を見ますと、派兵をすることは、これはよほどの重大なことである、しかしこの危険を冒してもなおわれわれはこの際断固派兵するのだ、こういう非常にきっぱりした決意を述べておるのであります。幸いにしてこの問題につきましては、ソ連が自重をしておりますので、今のところ事は破局の段階には至らないようでありますけれども、アイクが申しましたごとく、私はこの問題はなお今後事件の進展いかんによっては重大なことになるし、それは単に中近東の問題のみならず、米ソの世界的な対立の中におきましては、極東におきましても、またわが国もその渦中に巻き込まれると……

第29回国会 外務委員会 第10号(1958/07/30、28期、日本社会党)

○大西委員 私の質問も重複を避けまして、日韓問題について総理に聞きたいと思います。  その前にまくら言葉を一つ。五月三日の韓国の民議院選挙は、これは与党の勝利に終ったのでありますけれども、御承知のようにあの選挙は、反日、反共を旗じるしにして独裁政治を行う李承晩の率いる自民党と、それから親日、日韓貿易促進を旗じるしの民主的な運営を唱える野党との決戦であった。結果は与党の勝利に終ったのでありますが、その以前に李承晩は、自分は力ずくで反共の政策を、反日の政策を推して進めて、いろいろなものを日本から獲得しておるのだ。こういうことを向うの新聞を見ますと国民に誇示しておる。ですから、自分の主張でなければ韓……

第29回国会 外務委員会 第11号(1958/08/30、28期、日本社会党)

○大西委員 この間の緊急総会には藤山外務大臣みずから出席されましていろいろ御奮闘の結果、最悪の事態の回避がなったことは御同慶にたえぬところであります。しかしあの解決までの過程を見ますると、新聞も藤山外交けがの功名なんということを書いておりまするが、途中では大へんよろめいたということも事実である。藤山外相自身はかなりの統一した考えを持っておられたようでもありまするけれども、岸総理大臣との間に若干のズレがあるし、それに加えて与党がくちばしを入れるというようなことで、完全に国内における外交の基本的な態度というものが二元、三元全くよろめきよろめいたというような印象を与えておるのであります。けがの功名で……

第30回国会 外務委員会 第5号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○大西委員 大した問題ではないのですから、気軽に御答弁願います。  ラオスの政情ですが、これは私の知る範囲ではパテト・ラオというのがありまして、今の政権に対しましては、あるときは協力をいたし、あるときはこれに対して非協力の態度をとる。この動向が、将来のラオスの政権の安定に、非常に大きな要因となっていると私は見ておるのでありますが、最近のこのパテト・ラオ、すなわち共産主義的な考え方を持つ人々の動向はどうか。それに対して現政府の安定性はどうか。こういうことは、やはりこういう経済援助をする上にも十分考えておかなければならぬ問題だと思いますが、ラオスの政情について御説明願いたい。

第30回国会 外務委員会 第10号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○大西委員 その前に、今、次官もアジア局長も帰ってしまった。大臣が予算委員会へ出なくちゃならないというのであれば、次官でも置いておくか、局長を置いておくか、どっちかの責任者に来てもらいたい。
【次の発言】 きょうはお三人の方から、それぞれ専門の分野にわたって貴重な御意見を拝聴いたしました。中保さんは、かねてから朝鮮問題についての権威であられますし、金三奎さんは、これまた南北朝鮮の統一とその中立化という主張を貫いておられる著名な方であります。金英俊さんは、承わりますと大韓民国の方の重要なポストにおられるようでありまして、こういう割り振りから申しますと、もう一人北鮮系の代表の方がお見えになれば非常……

第31回国会 外務委員会 第1号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○大西委員 私の質問の問題点は、安保条約とそれから日韓問題であります。時間が三十分余りですから、十分突っ込んだ質問もできないのは残念ですが、かいつまんで申し上げます。  外務大臣は、これまでいつも機会あるごとに、年内に安保条約改定の交渉はまとめて通常国会再開劈頭に出したい、出すのだということを非常に自信を持って言っておられたようでありますが、どうやらこのごろは警職法を契機として自民党の内部が大ゆれにゆれておるようであります。この安保条約の改定の問題につきましても異論百出して収拾がつかないようでありますが、外務大臣は依然として初めの既定方針通りこの交渉を続けられる考えか、あるいはまたその見通しが……

第31回国会 外務委員会 第3号(1959/01/30、28期、日本社会党)

○大西委員 きょうは大臣が不在ですから、事務当局に日韓問題の二、三の点と、それから保安庁長官に少し質問いたします。  まず保安庁長官にお伺いいたしますが、去る二十二日でありましたか、また朝鮮海峡における拿捕が始まったように聞いております。その辺の事情を、私どもも調査をいたしておりまするが、少し説明をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 場所はそれでわかりましたけれども、出漁に対しては巡視船が絶えずこれを警戒し、危険な場合は警戒警報を発し、また拿捕の場合にはこれに対して適切な処置をとっておるのでありまするが、今回の場合は、あなたの方としまして十分なる警戒態勢をとっておった状況のもとでありました……

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○大西委員 私はこの際、移民政策並びに東南アジア開発の問題について、若干関係局長に聞いておきたいと思います。  具体的に申しますが、先般外務省の調査員として森徳久氏がラオスのボロバン高原の調査に参られまして、その詳細な報告が外務省に出ておるのでありますが、私もその写しを拝見いたしまして、ボロバン地方の開発が将来有望であるかどうか、この点についてあの調査をもとにし、かつはまたそれ以前のいろいろな研究の結果、外務省はどのように考えておられるかを承わりたいと思います。
【次の発言】 御調査が目にとまったのが数日前ということでありますけれども、あの報告はたしか昨年の暮れに出ていると私は思うのであります……

第31回国会 外務委員会 第7号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○大西委員 在外公館のことについて一つだけ聞いておきますが、れはラオスのことです。昨年私はラオスに行って参りまして、向うの事情をつぶさに見聞して参ったのでありますが、今回専任の大使が任命されるようでありまして、この点につきましては私もまことにけっこうなことと思うのであります。向うの大使館の建物を見ますと、まことに貧弱きわまるものであります。メコン川に面するところの古ぼけた寺院のすぐそばにあるその建物は、少くとも一国の在外公館としてああいうものが今なお存在しているということは、これはもうただ単なる事務の遂行以外に、面子の上からいっても非常に残念なことだと思うのであります。聞くところによれば、適当……

第31回国会 外務委員会 第8号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○大西委員 白熱した論議で、私もそういう問題についてお聞きしたいのですけれども、時間がわずか十分そこそこですから、しごく簡単にきょうは申し上げてみたいと思います。  私のお伺いしたいのは、ちょっと問題が大きいのでありますが、世界連邦政府運動の問題と、それから安保条約の若干の問題、それから日韓問題、この三つに限定したいのであります。端的にお伺いいたしますが、現在の国連につきましては、国連中心主義をとっておられまする総理といえども、非常に問題点があるということをたびたび言っておられるのでありますけれども、この国連の憲章を改正して、そして世界連邦政府の構想に近づけるというこの運動が、世界的にも国内的……

第31回国会 外務委員会 第10号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○大西委員 大臣がおられぬようですから政務次官にお伺いいたしますが、日赤の井上外事部長が、赤十字の国際委員会において、いろいろと努力をしておられるようでありまして、その話し合いの経過が、新聞を通じて断片的に報告がされておりまするが、井上氏が向うに行かれましてから今日まで話はどのように進んでおるか、この際少しまとめて御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 これは急にお伺いしてもその程度のお答えしかできないだろうと思いますから、また機会を改めて、もう少し詳しく聞いてみたいと思うし、また日赤の方の責任者にも一応聞いてみたいと思っております。  今もお話のあったように、こちらは人道問題だと言ってい……

第31回国会 外務委員会 第11号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○大西委員 それに関連しまして、今この帰還が実現するかしないかということは、一にかかって北鮮赤十字の出方いかんにあるということを言っておられるのでありますが、私どももこの際北鮮赤十字が弾力的な態度で国際赤十字のあっせんのもとに話し合いを進められることを願うのであります。そういう日本国民の意思を北鮮の政府当局者に十分納得させるために、もしここに国民使節的なものが北鮮に参って、日本政府並びに国民のこの問題に対する気持を向うに十分伝えて、そして向うの考えをさらに一歩前進せしめるということは、今非常に大事な問題であろうと思うのであります。もしここに国民使節的なものが行くといたしますれば、政府はこれに対……

第31回国会 外務委員会 第12号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○大西委員 この間の参議院の予算委員会で、わが党の議員の質問に答えて、総理は、在日米軍に加えられた攻撃は、同時にこれは日本に加えられた攻撃と見なす、こういうことを言っておられるのでありますが、この総理の見解に対しては外相も同じ考えを持っておられますか。
【次の発言】 在日米軍に対する第三国の攻撃という場合にはそれはいつでも侵略的なものである、こういうようにお考えでありますか。
【次の発言】 それでは外務大臣は、米軍の日本を基地にした行動というものは、すべてこれは防衛的なものであって、侵略的なものは絶対にない。こういう断定の上に立たれるのですか。

第31回国会 外務委員会 第16号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○大西委員 今佐々木君からの御意見のように、ソ連の提案に対しては私ども納得できない数々のものがあるのでありますが、こういうふうな非常に不当な提案がされるその根底には、やはり歴史的に考えてみなければならぬ問題があると思う。それは、昨年の漁期を前に控えてのいろいろな話し合いにおきまして、またその以前においても、河野さんが向うといろんな取りきめをした。その取りきめの内容につきましては河野さんの弁明するところとソ連当局の言明するところと食い違っておる。しかし私どもは河野さんの言明を信用したいけれども、どうも信用できないというようなところもあるのであります。それでこういうふうな非常に不当な提案がされるそ……

第32回国会 外務委員会 第1号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○大西委員 アジア局長、保安庁長官、大臣にかわって次官にお答えを願いたいと思います。私は朝鮮の問題についてこの機会にお伺いしたいのであります。今わが国と朝鮮の問題は、北鮮送還の問題、それから釜山に抑留されている漁夫の送還並びに安全操業の問題、この二つは問題としては全然別個な問題、しかし共通点がありとすればいずれも人道的な問題であって、それをわれわれとしてはあくまでも人道的な立場から解決していく、こういう立場をとっているということが一致点だといえば一致点だと思うのであります。私はまず初めに、北鮮送還の問題について若干聞いておきたいと思うのであります。報道によりますと、日朝間の調印がおくれている、……

第32回国会 外務委員会 第2号(1959/07/10、28期、日本社会党)

○大西委員 初めに忘れない先にお願いしておきますが、島津日赤社長を参考人として呼んでいただくことをあとでお諮り願って、おきめ願いたいと思います。
【次の発言】 私の質問は北鮮帰還の問題と安保条約に対する期限の問題と、それからもう一つは在日米軍の基地を攻撃した場合の問題について御質問いたします。  今日は日赤の社長が見えないのですが、前委員から質問のありましたように、国際委の決定がおくれておるのですが、このおくれておる責任は日赤にあるのか、日本政府にあるのか、これに対してどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 私は日赤の代表は、少くとも日朝両国間ですぐ調印しようじゃないか、それを条件付調印……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 滝川公述人にお尋ねいたしますが、教育の政治的中立の確保に関する法律案の中で、一般の先生方が心配をしております一つは、今お話のありました罰則のところなんであります。これにつきまして私お尋ねしようと思つておつたところ、ちよつとお話がありましたが、もう少しつつ込んでお尋ねしたいと思います。第五条では、「前条の罪は、当該教育職員が勤務する義務教育諸学校の設置者の区別に応じ、左の各号に掲げるものの請求を持つて論ずる。」となつておるのであります。今のお話では学長並びに教育委員会その他が請求をいたしましてから初めて警察の権力が及ぶ、こういう建前になつておるということでありましたけれども、一……

第19回国会 文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○大西(正)委員 簡単に御質問申し上げます。この二法案が提案されてからかなり国会内においても論議され、また一般社会においてもいろいろな意見が出ておるわけなんであります。私が見ましたところでは、各新聞はいずれもその社説、主張において、いろいろ論議の紆余曲折はありましても、最終的にはこのような内容を持つところの二法案が教育の場に適用されるということはこれは非常によくない、こういうふうな意見が非常に強いので、これはおそらく文部大臣も御承知のことだろうと思います。また教員組合はもとより、教員組合とその対鎌的な立場にあるようないろいろな教育者の団体もこの法案については反対の意向を表明しておるように私は思……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第4号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○大西小委員 私の質問したいのは、今問題になっております図書館の問題と違うのでありまして、これは前にもいつか館長あるいはその他の方にも電話で連絡申し上げたのですが、館長にはお話することができなかったのでありますが、外務省との関係があるのです。実は、国会図書館の職員で杉山君というのがおりますが、この杉山君が国会図書館の推薦で外務省の手を経て、ICAO、すなわち国際民間航空機関の職員に推薦された、これは御承知のことだと思います。そこで本人は、赴任する準備のために、研修所とかいうところに行って、一カ月間もいろいろと準備を重ねておった。ところが、その途中に、同じ国会図書館の職員である坂本君というのが、……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第4号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○大西小委員 聞きたいことはたくさんあるのですが、時間を切り詰めまして、一点。法案の第三条に規定されておる交付金の問題ですが、これはこの前もお聞きいたしました。業者に対しての交付金、補償の高についてはこの際触れません。しかし、業者に対しての交付金と労務者に対しての退職金、これとの比較をしてみると、あまりにもアンバランスである。この点をこの前の予算委員会においてあなた方にも反省を促しておいたのでありまするが、その額の少いことと、いま一つの問題点は、この三条に規定されておるところの交付金は退職金を支払うための費用、こういうように規定しておる。この考え方は、各企業において使用者側と従業員との間に退職……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○大西分科員 きょう見えているのは大蔵省の監理官ですか。それから総裁と塩脳部長ですね。塩田整理の問題についてお伺いいたします。法案も出ておりますし、今回予算措置も講じられているのでありますが、塩田を整理されるようでありますが、これはどういう理由、どういう見通しでこの塩田の整理をされるのか、概括的な説明を聞きたいと思います。
【次の発言】 流下式に切りかえず、全部入浜式であったときには、年間幾らの生産量がありましたか。
【次の発言】 入浜式でありますと年間四十五万トン、これではとうてい国内食料塩の百万トンはまかなえない。だからここに製塩の革命的な方式であるという流下式を採用し、また枝条架を採用し……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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