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山中吾郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山中吾郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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委員会発言歴代TOP500(衆)
101位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
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委員会出席(無役)歴代TOP1000
882位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
773位
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75位
各種会議出席歴代TOP250
118位
各種会議発言歴代TOP100
51位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
74位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
42位

28期委員会発言TOP100
53位
28期委員会発言(非役職)TOP50
40位
29期委員会発言TOP50
20位
29期委員会出席(幹部)TOP100
51位
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50位
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31期委員会発言(非役職)TOP100
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1位
31期各種会議発言TOP5
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31期各種会議出席(無役)TOP5
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32期委員会発言(非役職)TOP100
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33期委員会出席TOP100
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33期委員会発言(議会)TOP50
42位
33期委員会発言(非役職)TOP100
91位

このページでは山中吾郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山中吾郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第29回国会 建設委員会 第3号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して。今のこの五カ年計画設定の質疑応答の中に少し疑問があるので、お伺いしたいと思うのでありますが、一級国道というものを五カ年間に変動することが予想されておるような大臣の御答弁ですが、そうなると、方針そのものが方針でなくなる。多分一級国道というものが最初に固定されて、そして五カ年ないし七カ年の間に一級国道を完成するということで、初めてこの方針が立てられておると考えておったのでございます。そしてそのあとに、その他の道路については、重要な区間及び産業開発上必要なものについてはというふうにありましたから、多分この計画の中には、この計画を実施するについては、一級国道を固定するという……

第29回国会 建設委員会 第5号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連をして、大臣に建設行政の基本的な考え方をもう少しお聞きしたいと思います。道路の問題でありますが、新しい道路の建設は、道路整備五カ年計画の中には含んでおるのかいないのか、これは、局長さんでけっこうです。  そのことによって、なおお尋ねしたいのは、国土開発的な識見をもって道路行政をする場合には、五カ年あるいは七カ年の計画の中には、新設道路という計画が当然その思想の中に含まれてくるであろうし、現状維持という思想のもとにおいては、現在ある道路だけの整備ということになると思う。従って、長期の計画でありますので、その中に建設行政の識見がどういうふうに含まれておるかということをお聞きし……

第30回国会 建設委員会 第6号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今度の改正は、許可については、特許の性格を持っておると御説明があったのですが、現行においては、禁止の解除という性格のものを、局長は、権利の設定行為として特許の性格を持たしたと御説明があったところに、砂利採収について、大きな思想の変革があるのではないかと思います。そこに、建設省の河川法に対する思想がむしろ変ったとさえ私は考えるのですが、特許の性格を持っているという御説明ですが、特許の性格に変えた目的、理由を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 意図は、ほのかにわかってきたのでありますが、今までの国の河川に対する考え方は、災害防止という立場から、一般の国民が砂利を取ることによ……

第30回国会 建設委員会 第9号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私御質問申し上げるのは、この法案の第一条並びにこの法案の母法である首都圏整備法の第一条の目的、すなわち産業及び人口の増大を防止するという目的と照らし合せて、この法案が実施をされることによってどれだけ有効性を発揮するか疑問に思うので、その点を中心にしてお聞きいたしたいと思いますが、どうも全体の感じでは、私からいえば、この法案は非常に遠慮がちな法案であって、この法案を実施したときに政治的な許可、あるいは情実許可というようなことが行われるすきが与えられておる、またそういうところから、いろいろな紛争が出るのじゃないかということを心配いたします。そこで、この法案を立案された責任者にお聞……

第31回国会 建設委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、三鍋委員の質問に対する局長の答弁と、この法律の運営について少し疑問があるので、お聞きしたいと思うのであります。  その一つは、災害復旧住宅と一般貸付の災害ワクの二本立てをとっておられる。それについて、二本立てをとっているのはどういう理由かという場合に、その資力を考えるというお答えなんです。そうして災害復旧の場合には二十坪以下を対象にいたしまして、一般の場合には、三十坪以下で二十坪までの住宅、こういうことをお答えになっておるのですけれども、災害被害者の方で資力がある場合には、そのいずれかを自由に選択をするという制度になっておれば、私は矛盾はないと思うのですが、そこはどうなん……

第31回国会 建設委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 計画局予算の立場から、建設省予算の全体にわたって御質問したいと思います。大臣及び次官にもお聞きしたいのですが、先に局長にちょっとお聞きしたいと思います。  計画局予算をながめたときに、私は計画局の予算に主体性がないという感じが非常に濃厚にするのです。というのは、百五十二億の計画局予算のうち、街路事業が百三十五億で、残り十六億くらいが純計画局予算という感じが私はするのです。百三十五億は、道路局の立案によるいわゆる五カ年計画の道路事業費で、それをいただいたというふうな予算であって、純粋の計画局予算が大体十六、七億じゃないか。そういうふうな意味において、建設省における計画局の立場と……

第31回国会 建設委員会 第10号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して。道路公団のことをお聞きしたいのですが、この公団の法的性格があいまいなままにこれを審議するのは、どうも自分ではおかしいので、公団の法律的性格をまずお聞きしたい。
【次の発言】 今の御説明では、法的性格が明確でない。あとでけっこうですから、もう少し明確に省内できめて、説明していただきたいと思います。それは、こういう公団には汚職とかいろいろなことがつきまとうし、あり得る。たとえばそこの職員は、公務員法による懲戒処分の適用を受けるのかどうか。あるいは要綱を見ますと、その職員に恩給を通算すると書いてありますから、便宜的に特権だけを救済人事の形において与えるために、そういう便宜……

第31回国会 建設委員会 第12号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 首都高速道路公団の直接法律内容について御質問申し上げたいと思います。  この公団ができたその後における責任の所在についてお聞きいたしたいと思います。それは首都圏整備委員会、それから建設大臣、東京都、公団、この四つの関係がいろいろ多角的に持たれておると思うのですが、整備委員会における整備計画が一番根源的なものであって、その下に建設大臣が基本計画を立てて、それを公団に指示するという法律案になっておるようであります。それで、高速道路の計画が不適当であったという場合には、どこに責任が出てくるのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 それから事業計画というものが予定よりも年度計画の……

第31回国会 建設委員会 第14号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私も私見としては首都圏を対象とした高速道路公団の方が現実に合い、その目的にも合うと思うのですが、今の関係からいくと、法案に沿って、首都圏整備計画とこの首都高速道路公団との関係についてまずお聞きいたしたいと思いますが、将来、今次官も言われましたように、首都圏に事業計画を新しく追加をしてこれを実施する場合、東京都内の事業計画というのは、さらに第二、第三の事業計画を追加して、そして首都圏に及ぼした新しい高速道路建設計画が立てられたときに、この公団で行うことができるように法律ができておりますか、できていないですか。
【次の発言】 そうしますと、この公団では首都圏の高速道路計画は立てら……

第31回国会 建設委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 整備委員会当局にお伺いいたしますが、臨時国会のときに、私の質問は、警職法問題のどさくさまぎれにしり切れトンボになっておりますし、なお当局の明確な答弁を得ないで終っている点、二点だけ御質問いたしますから、明確にお答えを願いたいと思います。  この法案の第八条に知事の許可事項がございますが、その許可事項の四号全体を見ますときに、これが運営についてもし誤まりがあるといたしますと、ほとんどあらゆる新設設備を許可することができるような、そういう拡張解釈ができる危険がございます。たとえば第一号の場合には、人口の増大をもたらすおそれのない場合知事は許可してもいい、これは当然なことであります……

第31回国会 建設委員会 第17号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私はこの改正案の主たる内容である割増し料金と明け渡しの義務を負荷する、この二つを中心として、政府の住宅政策の基本的な考え方の中に矛盾を感ずるのでお聞きしたいと思うのです。ことに明け渡しの義務を負荷するということですが、これについて、公営住宅法の第一条に法律の本旨がうたわれております。「この法律は、国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を建設し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする。」これは、福祉政策ということに公営住宅法の設定の趣旨があると思うのであります。政……

第31回国会 建設委員会 第18号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 中井局長にちょっとお伺いします。私聞いておりますと、有泉先生と局長さんのお話は、非常に冷たい御説のように感じたのです。住宅政策そのものは、非常にあたたかい政策が住宅政策の政策だと思っておったのですが、お話を聞いておりますと、非常に筋が通った合理的、その合理的というものの中に、何か住宅政策に合わないような合理性を感じたのであります。しかし局長さんのお話のどこかに、住宅の明け渡しについては、非常に無理だというふうな考えがひそかにあったので、私その局長の本心をお聞きいたしたい。お話をしておられるのには、家賃の値上げが必要だということについては、都の建設行政の予算関係から必要性を腹の……

第31回国会 建設委員会 第19号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、この法案の内容について、住宅政策の基本的な考え方とある矛盾を感ずるのであります。その点について、大臣に基本的なことを聞きたい。  この法案は現在住んでおる人にとっては、一種の既得権の侵害を含むような感じもするような意味で、重要な法案だと思うのです。よほど慎重に、まじめに審議をして、これは成立するなら成立するにしても、よほど考えるべきで、簡単にきめてやるなんということは、民主主義の精神に反する。それで大臣は、現在の公営住宅法と改正法案、全部お読み願っておりますか。
【次の発言】 私は、この法案を読むことは事務的なことではないと思います。この法律は、住民の権利に対して大きな影……

第31回国会 建設委員会 第20号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 次官にお伺いいたしますが、先ほど次官のお答えの中に、この法律の第一条は、やはり低所得者は継続する条件と解釈すると言われたのですが、わざわざ前に法制局の権威者に来ていただいて、含んでいるかどうか聞いたら、これは入っていない、継続条件という規定は第一条にはない、そのあとの入居の資格として規定しておる、継続条件というのは、この現行法には規定はしていないというふうに言われたのですが、そこのところがあまり自由に解釈されては、せっかく法制局に来てもらっても困る。何も規定がないというふうに答弁されたのですが……。
【次の発言】 この間の法制局の答弁と違っているのですよ。

第31回国会 建設委員会 第24号(1959/04/01、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 同じ水没部落の問題なんですが、建設省ではダムの水没住民に対する基本的な思想として、本来はどういう考え方でやっておられるのか、まず次官にお聞きしたい。たとえば損害賠償の思想の上に立っておるものか、生活保障の思想の上に立っているのか、あるいは日本の国土開発について、水没部落民として大いに功績を持っておるわけで、これに対する功労者保護の思想に立っておるのか。戦後からずっと十年くらいあるのでしょうが、今までずっと水没部落に対して補償してきた基本的な思想、大体どういう建設省の思想に立って水没部落の犠牲者に対して考えられてきたのですか。これはむずかしいことではなくて、石淵ダムの部落民の悲……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 中島先生にお伺いしますが、お話の中に今度の改正の是非論は水かけ論だというふうにおっしゃったと思うのですが、その意味が一つのみ込めなかったものですからお伺いしたい。
【次の発言】 水かけ論ということは聞く人によっては誤解を受けると思いまして、御質問したのです。おそらく星野先生からいえば、一つの法的な見解を持っておられるので、水かけ論ではないときっと言われると思うのです。中島先生の方は、法的にどうということでなくておっしゃったと思うのであります。そこで、こういう国会における論議でありますから、水かけ論で賛成、反対では、やはり参考人の方からお聞きいたしましても、そのままではいけない……

第32回国会 建設委員会 第3号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣に主としてお尋ねいたしたいと思います。それに関連をして、関係局長から補足説明を、必要な場合にはしていただきたいと思います。  私御質問を申し上げたいのは、大臣の更迭と建設行政の断続性の問題に関連をしながら、二、三の施策の方針をお聞きいたしたいと思います。それから国土開発縦貫自動車道建設法に関連して、東北自動車道についての御意見を伺う、この二つであります。  第一点の大臣の更迭については、きのう三鍋委員からもお話がありましたが、一年足らずの大臣の更迭ということと、それから建設行政の性格から、常に年次計画の上に建設行政が立っておるものでありますから、他の省よりもさらに行政の継……

第32回国会 建設委員会 第6号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、河川の敷地の所有関係について、大臣並びに河川局長にお伺いいたしたいと思います。  質問を申し上げますのは、実は河川の敷地の管理は、いろいろ封建的なものが昔のままに再検討しないで行われておるのではないかという疑いを持っておりますので、お聞きいたしたいわけであります。というのは、これは県下の事例でございますが、おそらく小河川、あるいは原始河川のような河川に関係しては、全国的にある事例だと思いますので、お聞きいたします。それは洪水その他によって河川の変動がある場合に、旧河川の敷地というものが、公用廃止の手続をとらないままに民間に払い下げになっておる、それから新河川の方は、民間の……

第32回国会 建設委員会 第8号(1959/10/08、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私建設大臣を初め関係局長、防衛庁、大蔵省にそれぞれ質問いたしたいと思います。  まず建設大臣に質問いたしたいことは、治山治水の根本の政治思想について、私端的にお聞きいたしたいと思います。それは、災害ごとに各県から陳情が参りまして、その窮情を訴え、そしてまたわれわれは、その復旧について大臣を激励したり批判をしたり、それに対して、大臣はまた努力すると答えられておる。この姿に、私はうつうつとして少しも楽しんでおりません。何となれば、災害が起ったそのあとに災害救済があり、そのときに補正予算の要求があって、原形復旧がある。その悪循環が繰り返されて、年々この災害が減少していないのでありま……

第32回国会 建設委員会 第9号(1959/10/15、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 御報告を申し上げます。  十月八日より五日間、伊勢湾台風による福井県、京都府、滋賀県における災害状況を、建設、農林水産両委員会合同で視察、調査をいたしましたので、その概要を簡単に御報告申し上げます。  まず福井県でございますが、今次台風被害の原因は、山間部で三百ミリないし四百ミリという短期間の集中豪雨によるものでございまして、九頭龍川上流及び県西部の小浜市付近山間部において多くの被害を出し、特に八月台風による災害の緊急復旧工事が壊滅する等、交通は途絶いたしまして、孤立無援の個所が続出いたしましたため、三十四名という多くの犠牲者を出しましたほか、全壊、流出家屋百四十六戸、田畑の……

第33回国会 建設委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 御質問の前に委員長にお伺いしたい。特別委員会ができまして、その関係でここに出されております法案とか予算の関係は、審議権は向うに移ってしまって、こちらの建設委員会にはないのかあるのか、それをお聞きいたしたい。
【次の発言】 それでは法案のことでちょっとお聞きいたしたいのですが、これは委員会に提案されたわけですね。
【次の発言】 非常に奇異な感じがいたしますけれども、とにかく質問をいたします。  この法案を見ますと、公共土木とそれから伊勢湾に関する特別措置法だけは、予算の範囲内ということが書いてないのですね。それから他の法案を見ますと、堆積土砂及び湛水の排除に関する特別措置法の方……

第33回国会 建設委員会 第2号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 計画局長にお伺いしたいのですが、今委員長からお話しになりました臨海地域開発促進法の所管については、これは国会の問題でありますけれども、それと離れて、臨海地域開発促進法の内容は、臨海都市における都市計画の一環として、海面を埋め立てて工業地帯を設定するという内容であるように思うのでありますが、そうしますと、法の性格は都市計画の性格のように考えられるのでありますが、国会の問題としてでなしに、計画局長として、計画局の立場から、法の内容は都市計画の一環として考えるべきものであるのではないか、それについて御意見をお聞きいたしたいと思います。

第33回国会 建設委員会 第3号(1959/11/25、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連をいたしまして次官にお聞きしますが、沼田ダムに限らないで、全国のダム建設の場合に、住民に不安を与えない一般的な対策を建設省でお立てになる必要があるのではないか、これを私は痛切に感じますのでお聞きいたしたいのでありますけれども、先ほどの御答弁の中に、予備調査であるからまだ周知徹底する必要がないとか、あるいは本調査になったならば現地に視察に行くとか、そういうふうなことの前に根本的に――うわさだけでも住民は、ダム建設については非常に不安を感じておるのが通常であります。そこで、予備調査を行なう場合については、各段階において、その段階に応ずる周知徹底をはかるべきではないか。これは、……

第33回国会 建設委員会 第4号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣と河川局長、住宅局長にお聞きいたします。  まず第一にお聞きいたしたいのは、改良復旧の考え方について、前に大臣、局長からお答えいただいたことについてまだ疑問があるので、それが一点と、それから住宅関係について、民間の建売住宅会社のああいう不正運営について、住宅政策の立場から建設省のお考えをお聞きいたしたい、この二点であります。  改良復旧の思想でありますけれども、前に大臣は、改良復旧を原則とするという考え方に立っておると言われましたし、局長の方は、改良復旧については、関連事業が改良復旧に当たるというふうにも私さっき聞こえたわけなんで、それで、原形復旧と関連事業と改良復旧の考……

第33回国会 建設委員会 第5号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連をして御質問申し上げます。  特別会計のことで、前に建設委員会の質問に対して大蔵省の主計局長が、治山治水に関する特別会計の設定は法律的に不可能であるという、たしか文書で答弁があったはずです。その点についてここでだいぶ騒いで、そのまましり切れトンボになっているのですけれども、法律的に不可能ならば現在でも不可能であろう。特別会計の設定というものが現実に行なわれるということが予約されてきた。そうすると、局長のそういう文書による回答の仕方は、私は国会を軽視するものだと思う。その点について、どなたでもけっこうです、法律的に不可能だと文書で主計局長が回答した説明を、御存じであればして……

第33回国会 建設委員会 第6号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 予算関係、それから都市計画の関係その他質問申し上げたいことがありますが、住宅局長だけおられますので、大臣代理のつもりで質問いたしますから、そのつもりでお答え願いたいと思います。  住宅関係で、開拓部落における住宅の状況というものが、非常にみじめな状況にあるので、その点について、私は何か住宅政策としてこのまま捨てておけないような感じを痛切に持っておるわけあります。それで、その点について建設省の住宅政策として特別の措置を、開墾部落の住宅に対して対策を持ってきたかどうか、農林省との関係について制度的なものを大体御説明を願いたいと思います。

第33回国会 建設委員会 第7号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 官房長、それから住宅局長を中心として、根本的なことは次官から直接聞きたいと思いますが、まず官房長に聞きたいと思います。三十五年度の予算要求の中における機構改革、新しい局、部、課の増設その他の構想を説明していただきたい。
【次の発言】 大体構想をお聞きしてわかったのでありますが、河川局、それから営繕局関係は当然事業量の膨張による関係で必然的なものだと思いますし、人員その他事務費の必要もあって当然のことだと思います。そのうち建政局は、官房から独立してどうなるのか、全体の機構の中に他の局との関係はどういうふうになるのですか。

第34回国会 建設委員会 第3号(1960/02/12、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 次官並びに局長に御質問申し上げます。この法案が成立いたしましたのは三十四年の六月でありまして、現在までまだ八カ月しかたっていないわけでありますが、施行する前からこの法案の改正を予想されていなかったのか。あるいは法律が成立したあとに見通しが違って、またこういう一部改正をせざるを得なくなったのか。これについてお聞きいたしたいのであります。  その理由は、一つの法案を提案をいたしまして、また、すぐ次に一部改正があとへあとへ続くということは、朝令暮改のそしりも受けるということもあり、また審議をする立場からいいますと、その法案を可決をし、ところが可決をしたあとへ一部改正が半年もたたない……

第34回国会 建設委員会 第4号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案の提案の理由について、大体は了解をしておるのでありますが、具体的に十分にまだ理解できないので、一、二お伺いいたしたいと思います。  その一つは、「災害により土地区画整理の施行に著しい支障を生じたため、」にというのが第一の提案の理由でありますが、その支障の具体的な事情を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大体わかりました。  次に、この一部改正がなくて、そうして三月三十一日になってしまって何ら解散の手続をとらないで、そのままになった旧組合というのは、法律上は法律の規定に従って解消するということになっておるのですか。あるいは、法律では解散すべき規定をいたしておっても……

第34回国会 建設委員会 第5号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今、議題になっております建設業法、海岸法の二点、それに関連することをお聞きしたいと思います。  今、二階堂委員からいろいろ質問がありましたが、この建設業法の一部改正は、建設省が建政局を設置する方針で予算を出したという意気込みから考えまして、この一部改正を見ますと非常に微温的である。建設業法の提案の内容と、建政局を新設するべく政府に予算措置を要求したところに、何らバランスがとれていない。一見私はそういう感じがする。そういう点で、私はこういう微温的な改正は、ある意味においては反対であります。今のような膨大な予算、それをまた適正に業者を指導し、履行せしめるということになれば、こうい……

第34回国会 建設委員会 第7号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 海岸法の一部を改正する法律案と建設業法の一部を改正する法律案について、大臣並びに局長に御質問を申し上げたいと思います。  まず、海岸法でありますが、前に局長に質問をしてまだ確認をしていないので、きょう前回の疑問のところをお答え願っておきたいと思います。  海岸法の直轄工事の中に災害復旧工事を繰り入れたということによって、海岸法自体によれば二分の一の補助率であって、一方に高率の補助金を規定しておる災害復旧事業費国庫負担法があるが、そういうものとの関係について矛盾がないかどうか、お答えを願っておきます。
【次の発言】 その点は了解をいたしました。  次にお聞きいたしたいのは、災害……

第34回国会 建設委員会 第8号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して。交付公債制度の廃止について大蔵政務次官、主計官にお尋ねいたしますが、根本的に地方負担を廃止するという御意思はないのでございますか。
【次の発言】 直轄事業の地方負担金です。
【次の発言】 現行法の仕組みを私はお聞きしておるのではなしに、思想をお聞きしておるのです。従って、不合理であってそれを改正すべきであるのじゃないかという大蔵省のお考えなのか、当然地方が負担すべきものであるから負担させておるのか、どちらであるか、お聞きしておるわけです。
【次の発言】 直轄事業ですから、当然国の責任において事業をするという思想が根本にあって、直轄事業という思想があると思うのです。補……

第34回国会 建設委員会 第9号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま説明をしてもらいました住宅地区改良法案並びに公営住宅法の一部改正について質問を申し上げます。住宅地区改良法案の立法の趣旨については私賛成でございまして、むしろおそきに失したと考えておるのでありますけれども、これの執行の面について疑点を持っておりますので、お聞きいたしたいと思いま す。まず第一に、この法案の実施についてどの程度に事業を計画されておるのか、この法案の裏づけである予算の関係、その点についてお伺いしたい。
【次の発言】 それについて、同和地区とか引揚者住宅地区その他の不良住宅地区についての区分けをして、それに対して実施計画を立てておられるのですか、そうでないの……

第34回国会 建設委員会 第10号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣に、治山治水緊急措置法案を御説明いただいたことについて、総括的な点だけを質問いたしたいと思います。  私、この法案は非常に重要な法案だと認識をいたしております。従いまして、慎重に審議をする責任があるということからお聞きいたしたいのでありますが、これは国費を一兆二千億支出するという裏づけの法案でありますから、まことに重要な法案だと思います。建設委員会自体の問題ではないと思いますが、国会全体のあり方の中に、一兆二千億の国費の支出を法的に予約するこの法案が、重要法案として本会議にかけられないで、簡単にこういう委員会にかけられているというふうな手続そのものに、非常に便宜的なものを……

第34回国会 建設委員会 第11号(1960/03/16、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 公営住宅法の一部を改正する法律案について、大臣並びに局長にお伺いいたしたいと思うのですが、私、根本的にこういう法案に疑問かあるのです。  この法案の改正の内容は、一市町村の区域内で二百戸以上の住宅が滅失した場合に補助対象にするという内容でございますけれども、こういう法案は被害者の立場から立法していないで、事業主体の立場から立法しておると思うのであって、被害者の立場からいいますと、二百戸以上であろうが以下であろうが、あるいは百戸以下であろうが、五十戸以下であろうが、自分の家を流されればその悲惨な立場は同じである。こういう災害補助の立法の中に、市町村という事業主体の立場だけを考え……

第34回国会 建設委員会 第12号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私はただいま提案をされました修正案に、日本社会党並びに民主社会党を代表いたしまして、賛成討論をいたします。  賛成申し上げる理由は三つございます。形式上において私はこの法案は独立官庁である北海道開発庁を無視をしておるということ、この点については、いやしくも北海道の総合開発計画の計画庁として、独立官庁として認めた国家の組織法に基づいたこの独立官庁に、計画、立案の過程において何らの関係を持たせないという法案の体制は、私は形式上からいっても異議がある、違法であるとさえ言えると思うのであります。ことにまた、この法案を見ますと、立案をいたしましたあとにおいて通知をするものは、各都道府県……

第34回国会 建設委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 当局と公団の管理のあり方と、それから事業の選定について疑問がありますので、簡明に二点だけ、状況と御意見を承りたいと思います。  その一つは管理ですが、私は間接に聞いておるので、実際はわかりません。天龍川の河口の掛塚橋観光道路というものがあるのでありますが、それの三十四年度の収入が千四百万円くらいです。ところが、その支払うべき利息が二千五百万円、それから管理費として五百万かかって、計三千万の支出であり、差引千六百万くらいの年度の赤字がある。そうすると、これは管理をすればするほど建設費の償還どころでなく、赤字が重なるというふうな管理であると聞いておるわけです。  それでお聞きした……

第34回国会 建設委員会 第16号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 理事の二名増員について、理事の性格を私、先にお聞きいたしておきたいと思います。  一般の常識では、理事というのは理事会を構成して、その団体の執行機関という立場をとっておる場合が常識なのであります。そういう場合については、大体理事会の構成というのは現行法の六名、あるいは五名、六名が非常に妥当な数である。それを八名、九名と、便宜に理事会構成を上げるというようなことは、これはもし理事会構成をして執行機関的役割をしておるのであったならば、人数がふえればふえるほど、この合議体というものが統一がとれないので、不適当だ。もし、そういう性格を前提として運営されておるといたしますと、六名を八名……

第34回国会 建設委員会 第18号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連質問を一ついたします。  こういう法案というものはどういう影響を与えるかということも、われわれ審議する場合に一番要点だと思うのです。この法律自身は、ある意味においては死んでおるかもしれぬ。しかし、統制令を廃止することによってどういう影響を与えるかということを、提案をした責任者は慎重に見通しを持っていなければならぬ。  その一つとして、この統制令が撤廃になったときに、家の所有者は、統制令を撤廃することによってその家屋の価格が上がる。それで転売をして――自分が家賃を上げるのでなしに、転売をしたあとで、その家を他に売って、そして高く売ってもうけるという、そういう面が相当出るのじ……

第34回国会 建設委員会 第20号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、きのう提案になりました東海道自動車国道についての提案の理由と、その内容についてお聞きいたしたいと思いますが、その前に、提案者のこの法案についての基本的なお考えをお伺いいたしたいと思います。  中央道か東海道かという論議の中に、この問題が非常に微妙な状態にあるので、提案者の方は、この東海道幹線自動車国道と中央道とが、二者択一の関係にあるとお考えになっておるのか。あるいは二つの道路が別のものとして、両立するとして、国の施策として行なうべきであるとお考えになっておるのか。いずれか一方をとるべき性格のものであるかどうかという基本思想を、各党代表の提案者からお聞きいたしたい。

第34回国会 内閣委員会 第21号(1960/03/29、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 建設省設置法の一部改正の内容の一つである公共用地取得制度調査会設置のことに関連をして質問いたしますが、建設省に質問を申し上げる前に委員長にちょっと御見解をお聞きいたしたいのです。この土地収用法というふうな法改正を目的としておる調査会の設置というふうな場合は、立法府から言いますと、その立法の審議を包括委任するような性格も考えられるのです。従いましてそういう法改正を目的として含んでおる調査会を設置する、そういう法案の改正については、どういう方向に改正をするかということを提案者の方から明文をもって明らかにしなければ、ただ設置をするということで、賛成、反対はできないと思うのです。立法……

第35回国会 建設委員会 第2号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣にお聞きいたしたいと思います。最近新しい内閣の各大臣が国土計画に関するいろいろの構想を、おのおの自分の識見に応じて発表いたしておるわけであります。たとえば農林省では総合河川開発の構想を発表したり、自治省では百万都市の構想を発表して予算を請求する。その他通産省においては通産省で工業用水のいろいろの構想を発表する。そういうまちまちな発表が行なわれておるわけですけれども、国土計画、国土保全という立場においては建設大臣が最高の責任者であると思うので、そういうことについて大臣が一つの識見を、前もってはっきりと建設大臣としての方針を示さないでながめておれば、建設大臣というのはそういう……

第35回国会 建設委員会 第3号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 出席をされておる局長、官房長に、関連して先に質問いたしたいと思います。  官房長にお尋ねいたしたいと思います一点は、公共土木事業が毎年飛躍的に増大をしておるところから、建設業者に対する監督指導というふうなことが非常に重要な性格を帯びてきたと思うのでありまして、やはりここまで参りますと、建設業に対する公共性を相当強調すべきものであろうと思うのです。おそらく日本の土木事業の各企業は、税金によって行なわれる公共事業を対象にしておる率が相当高いのじゃないか。そういうことを考えまして、当然公共的な性格を規定すべきだと思うので、この点について官房長の基本的な今後の考え方について、まずお聞……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 建設委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣並びに関係局長にお伺いいたしたいと思います。  その前に、この法案については、一応時宜に適しておる法案だと私は考えておるのでありますが、内容について不明確な点をお聞きいたしたいと思います。  その一点は、被害激甚地、すなわち補助金を引き上げる公共団体は、政令で定める予定地域ということに説明をされておりますが、その政令で定める予定地域は、大体どういう基準によって定められるか。その点について、これは局長でけっこうです。
【次の発言】 そうすると、具体的には県でいいますと、たとえば岩手県を含んで、その中で除外になる地域があるのですか、ないのですか、その標準でいきますと……。

第37回国会 建設委員会 第3号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 官房長にお尋ねいたします。昨年六月ごろでしたか、建設大学の設置の必要を感じておるので、いろいろ理由をあげて私は質問書を出したつもりであります。その後一応の回答はいただいて、非常に消極的な回答であったのでありますが、これについてその後の建設省の、あるいは官房長の考え方についてお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 私の質問書に対する回答当時の思想から、非常に改善せられておるようで、非常に喜ばしいと思うのですけれども、三十八年度というのは非常に手ぬるいのじゃないかと実際私は思うのです。現実に防衛庁の防衛大学あるいは警察の警察大学というふうなものもありますけれども、国民の税金を……

第38回国会 建設委員会 第1号(1960/12/26、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 一時半まで非常に時間が短いので、簡潔にお尋ねいたしますから、簡単明瞭にお答え願いたいと思います。  一般的な基本的な問題として大臣に先にお伺いいたしたいのですが、政府の所得倍増の方針に対して、未開発地域の農漁村においては、建設行政の立場から格差が非常にふえるのじゃないかという心配が非常に多いわけであります。そういう立場から考えて、来年度の所得倍増と、それから地域的格差をなくするという立場から、来年度の予算方針も意識的に考慮して編成をされていなければならないと思うのでありますが、しかし、私は内容を十分検討いたしておりませんので、一々調べておりません。しかし、政府のその基本的方針……

第38回国会 社会労働委員会 第39号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 岩手及び青森の罹災について、委員長の質問とダブらない点をお聞きいたしたいと思うのです。大体今度山火事によって罹災を受けた宮古、田老、岩泉、普代、田野畑村、この辺は昨年の津波の関係で疲弊をしたところでありますし、それから全国の市町村の所得水準からいうと最低の、非常に貧困な町村ばかりであります。そういう関係から、救助法の適用をする場合に画一的に今までの基準で救助の対策をとられた場合には非常に不公平な点が出ることを心配しておるわけであります。たとえば住宅関係につきましても、応急住宅の場合については、罹災戸数の中の三分の一が自力復旧の不能なものということで、今までは大体三分の一を考え……

第38回国会 文教委員会 第2号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 文部大臣にお聞きいたしたいのですが、たびたび大臣は教育基本法の改正の必要性、あるいは教師の倫理綱領について御意見を発表されております。基本的に大臣の教育観あるいは教師観というふうなものがおありで、いろいろな御意見を発表されておると思います。その場の思いつきではないと思います。その点について、日本の教育行政の最高の責任者であられるので、いろいろな受け取り方を国民がしております。そういう意味において本質的なことを私は慎重に、しかもあげ足とりなんかは考えておりませんので、その点を一つ真摯なお気持でお答え願いたい、こう思います。  で、特に私思うのですけれども、文部大臣がいろいろと発……

第38回国会 文教委員会 第3号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 きょう大蔵省の主計官も来ておられるのでぜひお聞きいたしたいことがありますから、しばらく時間をかりたいと思います。  その前に、大臣に今村山委員からの質問に対して関連して二点だけお伺いいたしたいと思います。しばしば大臣が、親の願いを考えて、教育基本法の問題あるいは日教組に対するお考え方に反映しておるようにお話があったわけですが、確かに親の願い、また教師の願いもあり、親以外の一般国民の願いもあります。それから大臣自身の思想から流れてくる願いもあると思うんです。そういういろいろの願いの中で文部大臣としてはそれをどう指導し、それにどうこたえるかということについては、憲法と教育基本法に……

第38回国会 文教委員会 第4号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今議論を聞いておりますと、文化行政のあり方の中にちょっとズレがあるように思う。文化行政というものはそういう指定というような形式的なことが中心ではなくて、事実に合っておるか否かということが文化行政の一番大事な問題だと思う。局長のお話は、一たん指定したものの権威を保つことにほとんど頭が行ってしまっておるような感じがする。それはそうではなくて、人間ですから、ことに芸術品とか歴史的なものは判断の間違いもあるでしょうし、それは神様の判断ではないから、ずいぶんあると思うのです。永仁のつぼだけではなかろうと思うのです、博物館にあるものも、おそらく……。そういうふうなことを考えて、疑わしきも……

第38回国会 文教委員会 第5号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいまの二法案に関連をいたしまして質問をいたしたいと思います。  この法案の立法趣旨については大体において賛成をいたすものでありますけれども、その細部について疑問がありますので、当局の方から解明をしていただいて、納得をいたしたいと思います。  まず就学困難な児童生徒に関する法案でありますけれども、この題名を変更いたしておりますが、この題名変更については文字の変更だけなのか、あるいはその立法の基礎にどこか変化があるのか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それは従来の題名が国の補助に関する法律としてあったものを、今度は国の援助という言葉を使っておるものだから、何か当……

第38回国会 文教委員会 第6号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して。今の職業訓練所を定時制の教育課程として認めるということについて、免許法の関係で非常に疑問があるわけです。指導員というのは、教員の免許状はないわけですね。免許状のない人に教わった課程を高等学校の課程とみなすという点については、免許法を乱すおそれはないか。たしか内容は一部定時制教育の課程とみなしてやりたいほど具備したものはあると思うのですが、その辺の、教員の資格制度との関係を文部省でこの法案を作る前にいろいろ検討されたですか。
【次の発言】 大学を卒業したとか、そういう人は確かにあると思うのですが、現在、大学を卒業した者も教職課程をとらないと免状をやらないという免許制度……

第38回国会 文教委員会 第8号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前々委員会で質問を申し上げる予定であったのですが、時間がなくなったので、本日質疑をいたしたいと思います。  養護教員と事務職員の配置状況について資料の提供を願ったのですが、それは手元に今いただきましたから、これについて御質問いたしたいことと、それから教育会館の目的、性格について疑問があるのでお聞きいたしたいわけであります。  まず教育会館の方から、大臣がおられるのでお聞きしたいと思いますが、本年度一億の予算で、来年度四億を予定をして、全体として五億の予算で教育会館を建設されることになっておるようでありますが、この教育会館の目的をまずお聞きいたしたいと思います。

第38回国会 文教委員会 第9号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 一点だけお聞きしておきたいのです。短期大学を増設するという方針がこの改正の中に出ているわけですが、一方に私立の短大に対しては保護するよりも圧迫するというふうな傾向がある。文部省自身の短大に対する基本方針に矛盾がないかどうか、少し疑問があるので、今後短期大学というものを助成する気なのか、あるいは国立の、便宜上必要な短大は増設しておるけれども、一方、短大が成り立たないような専科大学を作って、そうして短期大学の関係者が心配しておるような制度を作ろうとしておるので、非常に矛盾があるように思うのですが、短大に対する文部省の基本方針をお聞きしておきたいと思う。

第38回国会 文教委員会 第10号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、その理由を御説明申し上げます。  御承知のように、昭和三十三年六月に学校保健の推進と充実をはかるため、学校保健法が施行されました、以来、児童生徒の健康管理並びに保健指導が学校教育の一環として重要な位置を占めるようになりましたことは、将来をになう青少年のためにまことに喜ばしいことでございます、このようなことこそ、よりその充実をはかるため万全の策を講ずる必要があると考え、その一つといたしまして養護教諭の問題を提案申し上げる次第でございます。すなわち、学校教育法第十二条には「学生、生徒及び幼児並びに職員の健康の保……

第38回国会 文教委員会 第11号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前の文教委員会において、臨時教員養成所の卒業生が教壇に立つことを義務づけるということが、憲法上疑義があるという政府の御答弁であったので、その点について法制局の権威的な解釈をお聞きしたのでありますが、十分に検討していないというお答えであったのであります。それで、法制局において検討してお答えを願うように要望しておいたのでありますが、その結果法制局において御検討なさったかどうか。御検討になったならば、なったことについて御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 どうも御答弁が少しわかりにくいのですが、教職につくことを義務づけることは憲法違反でないということですね。その違反でない条件……

第38回国会 文教委員会 第13号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前の土曜日において科学技術特別委員会、本委員会の合同審査会が行なわれたわけですが、そのときの大臣の御答弁についてなお釈然としないものがありますので、お聞きしたいと思うのですが、この工業教員養成所を三カ年において四年制と同じレベルの教育をするのだ、こういうふうに答弁をされておるわけでありますが、そうしますと、教授陣の構成その他について、四年制の学部と同じような充実した定員構成でなければならぬと思うのでありますけれども、その点事実におきましては逆なので、もし一歩譲歩して考えても、三カ年でありますから、四カ年の大学の教授、助教授、助手の構成の三分の二になるわけです。また一歩譲歩して……

第38回国会 文教委員会 第14号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連。今局長の話を聞いておりましたが、皇国護持ということは、熟語として、歴史的な用語として使われてきておるので、いろいろ詭弁を弄しておりますけれども、皇国護持というのは、君主国家としての国家というものが前提として皇国護持というものが使われてき、それ以外の用語はどこにもないはずです。そこで善意に解釈を――善意と言っているけれども、なぜそういう無理をするか。一体皇国護持という言葉の中に、新憲法における主権を有する国民の国家という民生国家としての概念は、あなたが幾ら説明したって出てこない。従って皇国護持のためにふるって立ち上がりなさいというこの人の国家観は、客観的に見て君主主権国家……

第38回国会 文教委員会 第16号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 市町村立学校職員給与負担法の一部改正について御質問をいたしたいと思うのでありますが、この法案の改正の「第一条中「、死亡一時金」を削る。」となっておるが、一時金を残す必要がなくなった事情をお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 実質上影響ないわけですね。
【次の発言】 それでは次に初任給調整手当のことについてお聞きいたしたと思うのですが、これはすでに一般職の職員の給与に関する法律の第十条の三によって実施をされておるものであるということだそうですが、現在この十条の三によって適用されておる教員の数ですね、それから調整手当の実績といいますか、大体最高限がどれくらいで最低はどうか、……

第38回国会 文教委員会 第18号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連をしてお聞きします。高津委員と委員長との質疑応答の中に、結局責任の所在というものは行方不明であって、実際ははっきりしないということは、いわゆる文化財保護委員会という組織の中にあるのではないかという疑問が私は出てきたので、お聞きいたしたいわけですが、日本の文化財保護行政の最高の責任の所在というものはどこにあるわけですか。
【次の発言】 文化財保護委員会は合議制の行政機関であるわけですが、そうすると委員長を含んで五人ですか、その五人の構成をしたその委員会に責任がある。そうするとその責任をとるという場合には、その委員のだれということでなくて、五人の委員全体が責任をとることになる……

第38回国会 文教委員会 第19号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 大体来年度から四カ年計画で四十年に完成するという計画であります。従って三十七年度から考えますと、三十七年度においては二校に一名、すなわち小、中学校を合わしての全学校の二分の一、二校に一校という計画をいたしまして、一万六百二十七人、それから二年度においては三校に二名配置するという計画で、六千二百六十一人、三年度には一校に一名といたしますと、さらに一万三千三百六人、四十年度には十八学級以上のものには二名を配置するという計画を持っておるわけでありますが、それによると七千三百四十二人、こういうことになるわけであります。
【次の発言】 現在高等学校には、確実な数は申し上げがたいのであり……

第38回国会 文教委員会 第20号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私はこの法案でいろいろ深い疑点があるので、四点についてお聞きしたいと思います。  その一つは、文部大臣の教師観と免許法の改正について非常に矛盾を感じじておるので、これは一番大事な文部大臣の識見でありますから、それを一つお聞きしたい。それから政策的にこの法案に疑問があることが第三点。法律的にも非常に疑問があるのでこれをお聞きしたい。最後に他の法案との関係に非常に矛盾があるので、その法案との関係においての予盾をお聞きいたしたい。これを解明をしていただけば、私は一分でもやめます。解明をしていただかなければ、これは慎重にご検討願わないと、国会の不名誉になりますからお聞きいたしたいと思……

第38回国会 文教委員会 第22号(1961/05/13、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 皆さんの貴重な御意見をいただきまして、いろいろ参考になったのでありますが、結論的に、今度の工業専門学校をどうしても設置しなければならぬという受け取り方がなかなかできないものでありますから、なお先生方の御教示をいただきたいと思います。  最初に、安達先生にお聞きしたいのですが、中心の問題ではないのですけれども、勉強をする、しないは、これは一人々々の問題でして、学校制度の問題ではないと私は思うのですが、いかがでしょう。
【次の発言】 ちょっと高専制慶を置かないからみんな勉強しないんだというように聞こえたのですが、そうでなくて、やはり個人々々の天分と素質と環境と、先生に魅力があるか……

第38回国会 文教委員会 第24号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連をしてお聞きしますが、この法案は工業に関して限定をして専門学校を作るのだという立法趣旨の提案説明をされて、そして出されておるわけですが、この法案を国会で承認を得て、またあとで農業に拡大する、水産に拡大するというならば、われわれをペテンにかける法案だと私は考えておりますが、一応工業関係に限定して出しておいて、そして次に農業専門学校を作る、水産専門学校を作る、そうしてあらゆるものに専門学校を作るという愚図でお出しになっているのか、いま一度はっきりここで言っていただかなければならぬと思う。
【次の発言】 私学を圧迫するから、専門学校というのは専科大学の変形という姿で出ておる関係……

第38回国会 文教委員会 第26号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました義務教育費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  すべて国民は、ひとしく教育を受ける権利を有し、義務教育はこれを無償とする、これは、日本国憲法第二十六条に明らかに規定されている条文であります。しかるに今日における義務教育の実態は、教育予算の不足が、教材教具の不備を生じ、教育の資質向上を阻害し、一方教育費の父母負担が年々増加することに伴い、家庭収入の差異による教育の機会均等が失われているのが実情であります。一昨年十一月文部省が発表しました「わが国の教育水準」によりましても明らかなように、義務教育……

第38回国会 文教委員会 第27号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 委員長、定足数より少ないから、出るまで私は質疑を保留いたします。今提案になっております共済組合法につきまして、若干疑問のところがありますので、お聞きいたしたいと思いますが、組合法全体の私は法案を持っていないのでけれども、この私立学校教職員共済組合は、私立学校教職員全般に対する強制加入の法律の建前ではないのですか。
【次の発言】 そうすると、法律の建前は強制加入でありますから、経過規定の立場から、その当時の切りかえの困難な事情から除外を認めたというのは、当分の間として認めておる建前だと思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 そうすると、一カ月以内に届け出をして適用除外を認め……

第38回国会 文教委員会 第28号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣に緊急質問いたしたいと思います。  山火事で岩手の沿岸地区の各町村それから青森県の八戸、この付近に非常に集中的な災害が起こっておるわけであります。その中に学校関係も暴風のために相当大破したもの、それから火災で全焼したものがあるわけでありますが、文部省の方においてその災害の状況をどういうふうに調べられておるか。それを局長からまず報告していただいて、後大臣にそれについての対策をお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 生徒の死亡もあるはずなのですが、そういうところは全焼したところだと思うのですが、お聞きございませんか。

第38回国会 文教委員会 第29号(1961/06/02、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案の施行に際してわれわれが非常に心配することがありますので、左の附帯決議を提案いたしたいと思います。   公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案に対する附帯決議(案) 一、本法が施行されるにあたっては、現在各学校に配置されている教職員の実績を尊重し、その現状を下廻ることのないように配慮すること。 一、学校規模の区分を明らかにしたことから、定時制課程の統廃合を促すようなことがないように留意し、また政令基準以下の都市で高校を新設することについての制限は実状に即するように留意すること。 一、事務職員、実習助手の適正な配置のできるように、行政措置をする……

第38回国会 文教委員会 第30号(1961/06/07、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 夜間の高等学校生徒の保健に関する決議案の提案趣旨説明を申し上げたいと思います。  夜間高等学校の生徒はいわゆる勤労青年でございまして、昼は働きながら夜学問をするという変態的な状況でありますので、生徒の保健問題については、特に、文教政策として重視をし、保護しなければならない問題であると思うのであります。そういう立場から、夜間の高等学校生徒に対する給食関係については十全の措置をすべきである。ことに生活その他について豊かな青年でないので、給食に対する国庫補助率を大幅に引き上げてあげるということが非常に重要であると同時に、保健の立場から給食あるいは休憩の施設、診療の施設をその学校内に……

第39回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第3号(1961/10/06、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この七月にヨーロッパに行きまして、西独で大使館の書記官と話をしたときに、オリンピックの関係のことでこういう話があった。向こうの青年団体その他のものは、甘木のオリンピックを見物するために積立金をして、行く準備をしておる。それで、大使館の方に問い合わせがあった。行ったはいいが、ホテルその他の準備があるかというふうなことを聞かれたときに、どうも自信がないので、日本に大ぜい来ることを奨励するような表現もできないし、どういう状況に日本のオリンピックの準備ができておるか、何らわれわれ知識が持てないので困っているのだというふうな話があったのです。そこで、在外大使館あたりにも、やはりオリンピ……

第39回国会 文教委員会 第4号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 時間があまりないので問題だけ提起をして、あとに回すものは回したいと思いますが、学力テストの問題、名城大学の問題、荒木文相が私の地元の盛岡に来て放言されたことについての問題、文化財行政の機構のあり方、高専の設置法についての問題、このことは臨時国会中にお聞きいたしたいと思います。  きょうは村山委員が相当長い質問をされたので、この中から一、二の問題をお聞きしたいのです。学力テストについて簡単に大臣に私見を聞いておかなければならぬと思いますが、私はこの一斉テストはほとんど効果が出ないのだと思う。この一億の金がほんとうにむだ使いになると私は自分の行政体験から確信をしておるのです。日本……

第39回国会 文教委員会 第6号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今の学校の規模に関連してお聞きしますが、適正の規模というのは、あな方いつも最低ばかりを考えているんですが、教育的に適正の規模というのは、多過ぎるときこそ不適正になるので、少ないほどいい教育ができるんですがね。百名以下なら適正規模でないなんという議論はどこから出てきたんですか。教育的に答えて下さい。
【次の発言】 それは財政的な問題じゃないですか。
【次の発言】 だから不適正規模じゃなくて、財政的に困るというだけでしょう。一番理想的なのは、先生一人、生徒一人なんです。これが最大の適正規模なんです。(「それは違うよ」と呼ぶ者あり)よけいなことを言うな。そうでしょう。だから大きな学……

第39回国会 文教委員会 第8号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、自民党、日本社会党、民主社会党の共同提案による公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案に対する修正案を提出いたします。  その修正点は次の通りであります。   公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案の一部を次のように修正する。   第五条中「それぞれ次の表の下欄に掲げる数」を「本校にあっては三百人、分校にあっては政令で定める数」に改め、同条の表を削る。以上の修正の理由について簡単に申し上げたいと思います。政府原案によりますと、高等学校の分校の適正規模を生徒数、百名を基準にして定めておるのでございますけれども、これは農村の……

第39回国会 文教委員会 第9号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、明日学力テストが実施をされるのでありますので、この機会に、今度の学力テストが教育界、父兄、そういう人々が賛否両論に分かれて論議をされておる望ましくない状態において、これを国民の税金を一億円も使って強行しなければならないということについて、教育政策としての深い疑問がありますので、そういう正しい教育政策の立場というものを堅持しながら、荒木文部大臣にお聞きをいたしたいと思うので、文部大臣もその点については政治的な意図を捨てて、教育的に真剣にお答えを願いたいと思うのであります。  大臣が昨夜談話として発表されたのをけさほど見たのでありますが、この学力テストに対して厳重な処罰をす……

第39回国会 文教委員会 第10号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案で一点だけお聞きいたしたいと思います。今度の改正法案の中で、大学院卒業生が教職についた場合に、中学までは免除をするけれども、小学校を除外しておる理由が私にはわからないので、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明では私は納得できないので、大学院を卒業した者が同じ義務教育の中学校に従事したときには学資を免除して、小学校に就職したときには免除しないというふうな、そういう方針は受け取れない。それから免許状の関係からいえば、中学校の場合に、該当科目の免許を持っていない大学院の卒業生もあるはずであり、小学校の場合についても、大きい規模の小学校については、特定の免状……

第39回国会 文教委員会 第11号(1961/10/31、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案は議員立法でありますが政府に対して参考意見をお聞きしたいのであります。  第一条の現行法の女子教育職員が産前産後の休暇をとる場合を改めまして、女子教育職員が出産する場合において、こういうふうに文章を変えたのでありますが、これは現行法では産前産後の休暇という概念を表明しておったのを、休暇という言葉をとったので、産前産後のために学校を休むことは休暇の概念ではないのだ。いわゆる勤務とみなす、休暇ではないという新しい思想というものが、新しい改正法案に盛られておるんだという解釈をわれわれはしておるわけなんですが、その点について政府の御意見、今後執行上のいろいろな取り扱いについて……

第40回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第2号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連で、青少年参加について文部省関係にお聞きしたいのです。オリンピックのことは私は無知なのですが、おそらく、そういう青少年の場合には、新制中学とか高等学校の生徒ではないかと思う。オリンピックの期間は何日か知りませんけれども、この場合の授業は休むということにもなるでしょうし、そういう参加をやるならば、旅費とか滞在費とか、そういう問題を教育的にどう処理すべきかというようなことが考えられないと、組織委員会の方でそういう全国から青少年を集めて参加をせしめるということになると、これは文部省と緊密な連絡をとって計画を立てないと、おそらく地方の教育委員会も、二十日間も学校を休ますというよう……

第40回国会 建設委員会 第19号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律の一部改正法案について、整備委員会並びに文部当局にお聞きしたいのですが、文部省の文教政策の基本として、大都市に学校が集中することが望ましいことと考えておるのかどうか、まず第一にそれをお聞きしておきます。
【次の発言】 そうしますと、今度のこの法案は、大学、高等専門学校その他の教室について、この首都圏に人口が集中する非常に大きい原因であるから、これ以上増設することを制限しようという趣旨の法案であるが、この法案の附則において、大学関係については当分の間、それからその他の学校においては三年以内に限り、許可を不要としておるというただし……

第40回国会 内閣委員会 第14号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今度の設置法一部改正の内容である著作権制度審議会、その設置の目的ですね。著作権法を現在改正する必要があるという思想のもとにこの設置法をお考えになっておるのか、それを先にお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 この著作権の改正の必要については、ほとんど常識になっておる。その必要の確認を局長が答えられたのですが、聞くところによると、文部省の著作権課においては、数年前から世界の各国の資料、条約関係その他の資料を準備をして、そして著作権の改正は、そういう調査会を置かなくても作成できる程度まで準備ができておると私は聞いておるのですが、その点はいかがですか。

第40回国会 文教委員会 第1号(1961/12/13、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 主として私は十月二十一日の全国一斉の学力テストの結果、テストを拒否した県に対するその後のいろいろの警察権の介入その他の教育界を混乱しておるという関係について、文部大臣に所信をお聞きいたしたいと思うのであります。  特に岩手県が学力テストを拒否したということで、非常に不当な検察当局及び警察当局の介入があります。それに対して文部省においても意を通じて直接間接にそういうふうな警察権力を介入するような方向に目に見えない意識的な行動があるのではないかという疑いを持っております。そういう点について二、三の点に触れて文部大臣にお聞きをいたしたいのであります。  その一つの点として、私は文部……

第40回国会 文教委員会 第3号(1962/02/06、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣の三十七年度の予算についての御説明をお聞きしたわけでありますが、疑問の点はたくさんございます。しかし、これは後日に譲ることにして、お聞きしたいことは、昨年の通常国会及び臨時国会において、この委員会において全員一致で附帯決議をしたものが数件ございます。これについて、来年度以後の文教方針あるいは予算編成について、十分考慮をされたと思いますが、その点について文部大臣は、この予算が編成されるについて国会の意思を尊重して、数件の附帯決議について十分考慮されたかどうか、先にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 国会の意思として附帯決議をしたので、形式的にしたのではない。ほかのことは……

第40回国会 文教委員会 第4号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部改正の法律案について御質問いたしたいと思いますが、この盲聾、養護学校の高等部の修学旅行の実態は、どういう程度に修学旅行が行なわれているかお聞きしたい。
【次の発言】 目の見えない生徒、こういうのが修学旅行を二泊三日とかやる場合のいわゆる事故、あるいはその他のことについて特別の方法を考えないと、無条件にこれを奨励すること自体に疑問があるわけですから、その辺修学旅行を実施する学校としての特殊の考慮が払われておるかどうか。また今までの事故その他にいて、お聞きしたい。
【次の発言】 この場合都道府県は今まで修学旅行について補助を……

第40回国会 文教委員会 第5号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 管理局長に関連をして聞きますが、急増対策は、施設、設備を幾ら多くしても、入学難が緩和になるかどうか、私は疑問を持っておる。高等学校に差別観というものがある限りは、名門高校を受ける倍率というものは減らない。そして何倍か作っても、一方に定員不足の学校があり、一方は数倍の入学志願者が殺到するというこの現象。こういうふうに国の費用をかけて、高等学校の希望者を多く吸収するというときに、私は教育行政として高等学校の格差をなくする対策を何か考えないと、国民に申しわけない金の使い方になると思うので、これはむずかしい問題だと思うのですが、局長何か考えていますか。

第40回国会 文教委員会 第6号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました著作権法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  すでに御承知の通り、現行の著作権法は明治三十二年に制定せられ、以来数回の部分的改正を見ましたが、その基本的な事項はそのままにして現在に至っております。従って著作権の保護すべき対象も保護の方法も再検討すべき時期に到達しております。また国際水準から見ましても、現行制度は三十年の保護期間を初めとして、保護の態様はすでに、時代におくれ、文化国家としての体面を保持しがたく、陳腐の感は免れません。よって著作権法は根本的に全面改正が必要であることは論を待たないのでありますが、次のような緊……

第40回国会 文教委員会 第7号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 法案の審議に入る前に、大臣に一つ御要望しておきたいのですが、最近委員会の定刻に政府委員が一人もいないということです。きょうも一時間くいらそのためにおくれておるのであります。これは私は国会軽視の傾向だと思うのですが、大臣がいなければ次官でもいい。それから局長が出ない場合がたくさんある。課長しかいない。そういうことでは法案の審議の責任は持てないと私は思うのであります。このまま続けば、理事会に正式に――国会の審議をわれわれが阻止するのではなくて、政府の方が阻止するような変な格好になってしまうので、十分にその辺を戒心をしていただきたいと思います。

第40回国会 文教委員会 第8号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました教科書法案及び義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科書の給与に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  最近、政府は、義務教育諸学校における教科書の無償給与を企画するとともに、これに便乗して教科書の実質上の国定化を意図しているやに聞き及んでおります。教科書の無償配布については憲法の定める義務教育無償の原則に基づくものであり、当然でありますが、これに便乗して国定化を期待し企図することは、教育の国家統制への道を開くものであり、再び戦前の超国家主義の教育に引き戻さんとするものであり、まことに遺憾であります。  ここにおいて、わが党は、教……

第40回国会 文教委員会 第9号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案について私も質問をいたしたいと思うのですが、今の給与に関するいろいろの手当は非常に多岐にわたって、ちょっと複雑で整理ができないわけです。ちょっと見ると、いわゆる労働手当というのですか、超勤のような労働過重に対する手当、それから研修のために必要な研修手当ですか、さらに校長の管理手当というのは、これは何が目的なのか、政治的手当といえば政治的手当だと思うが、そういうことを考えないで言ってみると責任手当というのですか、責任を目的とした手当なのか、それから教員の不足を補充するための教員誘致手当というのですか、そういう四つぐらいの目的があって、雑然と文部省では思いつきに手当を逐次……

第40回国会 文教委員会 第10号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前の委員会の質問の継続として、この教員についての諸手当のことについてお聞きしたいのですが、教員に対する超過勤務手当というのは現在行なわれていないわけですが、その教員に対する超過勤務手当を支給せぬ理由を御説明願いたい。
【次の発言】 教育活動ですから時間を区切ってやることができないということは、その点は根本的にはわかる。ところが現在非常に定員が少ない、実際の八時間労働を非常に大きく超過しておるというふうなことから、それにかわるべき、給与そのものにかわるべき体系がない限りにおいては、超過勤務は支給すべきだと思うのです。超過勤務そのものはいわゆる労働時間外が超過をしたときに支給する……

第40回国会 文教委員会 第11号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 教科書の価格の値上げを一四%認可されたということを新聞紙しで見ているだけでありますが、それは事実でございますか。
【次の発言】 その十四%の値上げをした算出の基礎といいますか、それについて詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 教科書を無償にするという政府の方針と、値上げするということは別問題であるというふうにいつか文部大臣は意見を述べておりましたけれども、、負担を受けるPTAから言いますと、これ以上矛盾を感ずるものはないのでありますから、その意味において、値上げの算出の基礎を私は明らかにすべきであると思う。そういう意味において、ただ局長のように用紙代を若干値上げし……

第40回国会 文教委員会 第12号(1962/03/12、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 国立大学の入試問題で質問をしておきたいと思うのですが、国立学校の試験問題のミス問題はまことに遺憾でありますけれども、これは一応私はここで取り上げる気はないのですが、出題の問題について、私にとって非常に重大な問題があると思うのです。それは三月六日の新聞の記事なんですが、広島大学において五日行なわれた同大学の入試問題において、高校では教えない問題が出題されて、その出題の行き過ぎが問題になっておる。いろいろと書いてあります。それは省略しますが、大学の入学の問題にどこの高等学校でも教えていないような問題を出題するということについては、これはいろいろの弊害があると思うのです。いわゆる教……

第40回国会 文教委員会 第14号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 お答えをいたします。憲法の無償の原則というのは、国民の側から国がまたは地方公共団体がおのおの事務の配分に従って負担をかけないという意味であります。従ってたとえば義務教育に関する教職員の給与の負担法というあの負担の思想と同じであって、現在市町村立についての教員、それが財政的には府県が半分負担し、半分国が負担をするというふうな行き方もとっておりますし、従って国が全額持つという思想ではない。財政的に負担をするという立場に立って、理想的に言えば国が全額を負担するということが理想であるけれども、あくまでも負担の思想であって、その事務の点から言いますと、市町村立小中学校は市町村の固有の事……

第40回国会 文教委員会 第15号(1962/03/19、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 小林委員から網羅をして質問をされましたので、参考人の三人の方に一、二点ずつお聞きをいたしたいと思います。  私の質問を申し上げる趣旨は、当面の対策に必要な知識を得たいことと、今後の恒久対策を立てるについて参考にいたしたいので、二面からお聞きいたしたいと存じます。  まず、原田先生にお聞きいたしますが、現在問題になっておる近鉄の工事着手までに、あの付近の調査をするにはどのくらいの日時がかかるか、調査を始めますと。それが一つ。なお、私の質問で、小林委員の質問と重複しておるときは省略していただいてけっこうです、座をはずしたときもありますから。  それから、かりに近鉄が車庫を作った場……

第40回国会 文教委員会 第16号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この教科書無償に関する法案について、法案が提案されるまでの経過にかんがみて、この法案の立法の精神を確認する必要がありますので、大蔵大臣、文部大臣両者からお聞きいたしたいと思います。  この法案には第一条において無償にするということは明示はされております。ただし無償にするという基本的な根拠は、憲法二十六条に基づいた、いわゆる義務教育を無償にするという基本精神にのっとっておるということは、法案そのものの中には明確に明示はされておりません。そこで大蔵大臣の方では、この法律案の立法の根拠は、憲法に基づいておるものであるということは明確に答えられるかどうか、それをお聞きしたいと思います……

第40回国会 文教委員会 第18号(1962/04/06、29期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び内容の概略を説明申し上げます。  御承知の通り高等学校、盲、ろう学校等に勤務しております実習助手は、その職務の重要性が増してきているにもかかわらず、身分の安定と待遇の改善は不安定であり、学校教育法には何らの規定がありません。  科学技術の急速な発展に対応し。科学技術者及びその教育者の社会的需要が急速に増大しておりますことは、一昨年十月に出されました科学技術会議の答申でも明らかになっております。  昨年第三十七回国会において成立いたしました国立工業教員養成所の設置等に関する臨時措置法案並びに教育……

第40回国会 文教委員会 第21号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今調査局長から報告を受けたわけでございますが、ちょうど大臣もおられるので、一言だけお聞きしたい。  昨年七月、われわれがヨーロッパに教育制度の視察に行ったときに、スエーデンの大使で松井さんでしたか、ユネスコ関係の文教についての、アジアにおける教育について、義務教育の教科書の印刷とかそういうふうなものについて、ある地域においては、非常に不十分な状況にあるので、向こうの教科書の印刷その他は、日本においてこれを教育してやるというふうなことが切実な問題になっているが、どうも日本の文部省というものはユネスコより不熱心である、何らそういうアジア全体の後進地域に対して、教育文化的に協力する……

第40回国会 文教委員会 第23号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 盲、ろう学校教諭の免許状のことについて疑問があるので、お聞きいたしておきたいと思います。昨年の免許法一部改正の中で、法の別表第三の第三欄の中に、「学校の教員」の次に「(二級普通免許状の授与を受けようとする場合にあつては、これらに相当する盲学校、聾学校及び養護学校の各部の教員を含む。)」これを挿入した。従って、その結果、反対解釈として、盲、ろう関係の先生が一級の免許状を取ろうとした場合については、この在職年数は計算にならないことになったということを最近耳にしたわけであります。この法案の提案説明の中には一言も触れていないので、われわれが審議をするときについては、全然こういう改正を……

第40回国会 文教委員会 第24号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣が来ておりませんので、大学管理制度の主たる問題はあとにいたしたいと思いますが、管理局長がおいでになったので、今までの懸案事項である名城大学のその後の推移についてお聞きしておきたい。  前の国会において処理に関する法案が成立したわけですが、それに基づく文部省の行政上のその後の措置についてお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 局長の今のお話で、その後法の執行について熱心に促進方をされておることがわかりましたので、その点敬意を表したいと思います。  なお、調停委員の任命について一両日中に発令があるというような話も実は承ったのでありますが、規定通り一つ早く調停が行なわれる……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/02/17、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、文教政策を中心として、池田総理大臣の施政演説とそれが三十七年度の予算並びに関係政府の政策にどう現われておるか非常に疑問の点がありますので、その点を中心としてお聞きいたしたいと思うのであります。  それで、まず官房長官にお聞きいたしたいのですが、総理大臣の施政演説の原案はおそらく官房長官が作られておるのであろうし、また、その内容について十分政府の立場を責任を持って施政演説をされたと思いますので、一応確認をいたしたいと思うのです。総理大臣の施政演説に「真の繁栄は、豊かな経済を基礎としつつ、これを貫くに高い精神、美しい感情、すぐれた能力をもってして」云々とあって、文教関係のと……

第41回国会 文教委員会 第2号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 簡単に二点だけお聞きしておきたいと思います。  一つは、今村山委員から話がありましたが、単価の問題ですけれども、これは大臣にお聞きします。たとえば法律で二分の一を補助するという明示があって、単価を非常に低くして実質上三分の一の補助にしか該当しないということは行政上の問題であって、これは明らかに法律違反だ、そういう解釈をしなければならぬと思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 結局わからない御答弁のようですが、現実には、たとえば来年度の予算編成の場合については、現在の物価が、建築資材その他が非常に上がっておることは客観的事実であります。従って単価をとにかく昨年度と同じ単価で……

第41回国会 文教委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 要領よく私質問するつもりですから、ずばりお答え願いたいと思うのですが、参院選前後を通じ、また総理大臣の今度の国会の所信表明の中に、しばしば教育の重視、人づくりの推進という言葉を使っておるのでありますが、どうも私は意味がわからない。教育の重視というのはどういうことなのか、それから人づくりの教育というものはどういうものかということが明示されないで、そういう表現だけをしばしば繰り返されておるので、国民の立場から言えば、やはり明確に政府の教育の重視という方向はどこなのか、人づくりの人間像というのはどこだということを安心するように示す責任がすでに発生していると私は思います。そこでその二……

第41回国会 文教委員会 第4号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 二点だけ大臣にお聞きしたいのですが、こういう高校急増についての根本的な考え方の中に、私の推測する大臣の考え方の中に疑問があるのでお聞きしておきたいと思うのです。大臣がどこかで、現在高校急増と別に全入運動が起こっておるが、全入運動はばか者を入れることになるから反対だと、例によってどこかの新聞に放言をされたのを私は記憶しておるのですが、どういう思想でしょうか。
【次の発言】 全入運動の意味かどうかわからないと言いながら、ばか者を入れるというような水をさすようなことを、一国の文部大臣が演説をしたり表現したりするのはけしからぬと思う。今お話の中に少しも理解がない。全入運動と義務制とは……

第41回国会 文教委員会 第7号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 質問申し上げる前に、委員長にお願いしておきたいと思うのですが、休会中のたった一回の文教委員会の機会であるので、文部大臣がその日程を承知のはずだけれども、他の日程を組んで出席できない。あるいは局長においても、特に考慮してその機会を除いて日程を組むことをしないで、他の日程の方を重視するということは、国会軽視の傾向があると思うので、その点については今後文部大臣並びに関係局長に、休会中におけるたった一回の文教委員会においては、それを前提として日程を組んで出席できるように、今後留意をするように、委員長の方から要望するようにお願いしておきたいと思います。

第42回国会 文教委員会 第1号(1962/12/12、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 高校全入ないし高校急増の問題については、なお三木委員、小林委員から次会に大臣に対して質問が続行されると思いますが、私はきょうは大学管理の問題について、ぜひ大臣にお聞きしておきたいことがあるので、それを中心としてお聞きしたいと思います。  新聞紙上において大臣が現行法上のそのままにおいても、大学総長の任命権の拒否権があるということを新聞で発表されておりますが、この点は間違いないですか。
【次の発言】 いま一度お聞きいたしますが、任命権がある、大臣の今の答弁の中には、当然拒否権があるという意味でお答えになっているわけですか。

第43回国会 文教委員会 第2号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 議事進行について申し上げたいと思います。定足数が、与党の委員はたった四名でありますので、国会法に基づいてこのままでは審議を継続すべきでないと思いますから、今までの慣行のままでいきますと、その弊害がますますつのるばかりで、大てい一、二名ということになって、だんだんそういう傾向が出ると思いますし、委員長の、与党の責任の立場からいって、与党の委員で大体過半数を占めるということが正当な考え方だと思うのであります。そういうことは厳格には申しませんけれども、いつも二、三名では、われわれはそれを黙認することは決して国会の正常化の道でないので、審議の中止を私は申し上げたいと思います。

第43回国会 文教委員会 第3号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 一言だけですが、九六%入学をしているということは荒木大臣が公の席上で何回か言われているのです。それは実際には合っていないと思うのですが、どういうところから事務当局が進言されたか知らないけれども、受験者の数のうち九六%がどっかの学校に入っている、こういう意味ですか。
【次の発言】 それが数字の魔術でして、とんでもないことですよ。たとえば具体的に岩手なら岩手というところをとると、いなかの高等学校の定員募集が、百五十名なら百五十名、百名なら百名とありますね。ところがいなかですから、そこに入る者は、受験をして実際に入れる場合は定員より少ない。百名募集のところで八十名のところがある。そ……

第43回国会 文教委員会 第4号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、池田内閣のいわゆる人づくりの基本的な考え方、これがまだ不明確でありますので、一般の国民はこれについての不安を持っておるのじゃないかと思いますから、一問一答によって明確にして、文教行政の安定を国会を通じてしたいと思うので、質問をいたしたいことと、最近の高等学校あるいは大学の入試に関連をして、文教政策の暗い面が非常に続出しておると思いますので、そういうものを通じて、荒木文政のどこかに何か欠陥があるんじゃないかという感じがするので、そういう点についても疑点を明らかにいたしたいと思います。  まず人づくりの基本問題でありますけれども、これは確かに一般の国民は、池田さんの人づくり……

第43回国会 文教委員会 第6号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今提案になっておる法案及び竹下委員の質問に関連して大臣にお聞きをしたいと思いますが、私学計画の必要を今竹下委員からも要望されたのでありますけれども、これは深刻に考えてもらわなければならぬ問題があると思うのです。現在高校急増が全国のPTAの問題になって、大きい問題になっておるわけですが、三年後になると高校卒業者が急増して、卒業するときにまた大学入学問題が出てくる。そのときに、高等学校から大学に押し寄せていくときに浪人をつくる。これはまたそういう青年の優越感、劣等感の中に入っていく青年がどういう方向にいくか、社会問題だと私は思うのであります。従って、三年後のこの大学に関する入学難……

第43回国会 文教委員会 第7号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 文部大臣に、今お答えになったことで疑問がありますから聞きますが、受益者負担の思想を出されましたが、それは非常にあやまちを来たすと思うのです。その一点だけ先にお聞きしておきたいと思うのです。病院とかあるいは保健所などは、その地域の人だけが大体使用する施設なんですから、そういう場合には受益者負担の思想は入りますけれども、国立専門学校全国から集まるのです。大学も、たとえば岩手は岩手大学があっても鹿児島からも来る。教育機関というのは、その地元の市町村が負担をすることが、受益者負担だから、同じ性格のものであるというお考えで一般的にお話をされておるのはあやまちで、これは私は常に主張するこ……

第43回国会 文教委員会 第8号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 国立大学の設置法案に関して主として御質問いたしたいわけですが、大学については、大学の改善のためには量と質の問題がある。この法案は、新しい修士課程の設置とか、あるいは学部の設置その他の量の拡大を内容とした法案でありますが、この質の問題をこれと並行して改善をしていかないと日本の大学の振興にはならない、私はそういうふうに考えておるので、そういう視点から少しお聞きいたしたいと思います。  全国の地方大学の設備、施設ということについては、各大学ごとに常に不十分であるということからの不正不満が出ております。これに対して、一方に大学学部と設置していくのと並行して、今まで文部省においては各大……

第43回国会 文教委員会 第10号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 振興会法案の一部に関連をして質問をいたしたいと思うのですが、この法案の具体的な内容の前提として文部大臣にお聞きいたしたいと思います。  私学振興についての文部大臣の基本的な考え方、方針を先にお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 大臣は戦後の学校制度について十分御理解ないのじゃないかと思うんです。教育基本法は国立、公立、私立、全部に適用された法律であるはずであります。従って設置者は、一つは国であり、一つは府県であり、一つは市町村であり、一つは学校法人である。しかし、私学による教育も国立の教育も性格は私は少しも差がないと思うのであるが、大臣の今のお話の中には、何か日本の現在……

第43回国会 文教委員会 第11号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 高校問題とも関連するわけですが、聞くところによると、最近の閣議で、定時制の差別待遇は非常によろしくないから、これを是正すべきであるということが議題になったと聞いておるのですが、これはもっともなことなので、こういう問題を解決しないと、高校問題も、文部大臣が九六%は全日制、定時制、私学を含めて入るだけの措置ができておるという、このこと自体が何の意味もないと前々から思っておりたので、この問題を政治の責任において対策を立てるということは緊急の問題だと私は思っておるわけなんです。その点について閣議でそういう問題が出たかどうか、それをここで事実を一応大臣から報告していただきたいと思う。

第43回国会 文教委員会 第14号(1963/05/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 まだ法案が出ていないのでありますけれども、義務教育の学級編制と教員定員の標準に関する法案と義務教育施設国庫負担法の法案については、うわさに聞いておりますと、数日中に出るというお話でありますけれども、中身については、文部省と大蔵省に意見の相違が相当ある、こういうことでありますので、一般的な問題として質問をしたいのであります。  定数、いわゆる標準法に関する問題ですが、聞くところによりますと、四十五名基準という内容が一つの問題であり、他の一つは、実支出額方式の文部省の主張と大蔵省の定員定額方式の意見の対立があるとういうふうに聞いておりますが、これは間違いございませんか。

第43回国会 文教委員会 第17号(1963/05/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣が行ってしまって残念なんですが、非常に大事なことだから一言だけ局長に申し上げておきたいと思うのです。  PTAだけは、団体が二つできるということは、超党派的な教育上まことに遺憾なことなので、今度そういうPTA協会ですか、それと、一般のその前のPTAの連合会と二つできるということは、日本の教育に非常に禍根を残す。法律的に認可することについては差しつかえないとか、形式論でされることはまことに遺憾であります。それで、あなたは御存じないと思うのですけれども、前の臨時国会のときに、私は文書で文部大臣あるいは自民党の総裁あてに抗議を出してあるはずです。それは、日教組を批判されるという……

第43回国会 文教委員会 第20号(1963/06/03、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前田さんにお尋ねいたしますが、採択権の所在が不明なために非常に不安である、採択権が明確になったほうがいいというお考えなんで、出版業者の立場からはよくその点もわかるのですが、そのときに、採択権が学校にあるというたてまえになると、出版業者のほうでは困ることがございますか。
【次の発言】 わかりました。それでたとえば、教科書ですから、検定というもので国が正しいといったものはどの教科書も教育に使っていいという国家的承認――実際に教育をする学校が選ばないと、人から与えられた教科書からは教育の熱情というものは出てこない。それで、学校で選ぶということは、教諭を含んだ学校という一つの機関がや……

第43回国会 文教委員会 第21号(1963/06/05、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 村山委員の質問については、将来地方負担に移る可能性があるかどうかということも含めながら、この法案が施行された後に、あとで解釈論議がまた相当出てくるのじゃないか。無償給与の調査会の中においても、大蔵省、文部省の関係にいろいろな論議があった。そういう経過もあるわけですから、この点についてはここで簡単に割り切ってどうだということは、また非常に軽率な結果が出るのじゃないか。戦前の行政思想からいっても、戦前においては教育そのものは国の義務だ、そうして学校の管理は市町村、財政負担の主体は県だというふうな三通りの解釈もあった。戦後の新憲法における行政概念も相当移行してきておることもあって、……

第43回国会 文教委員会 第22号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 同僚の各議員がいろいろの角度から質問をされてきたので重複するところがあれば重複したとお答え願ってけっこうです。私は政府の答弁と事実が合っていないのではないかということと、それから政府の答弁にあやまちがあるのではないというふうな私自身の受け取り方、そういう点を中心にしてお聞きいたしたいと思います。  まずその前に文部大臣に基本的な考え方をお聞きしておかないと、私の質問が発展をしないので、お聞きしておきたいと思います。  第一点は、荒木文部大臣は国定教科書制度にほんとうに賛成なのか、ほんとうに不賛成なのか、それを伺っておきます。

第43回国会 文教委員会 第23号(1963/06/10、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 きょうは私は模範的審議をしたいと思っておりますので、委員長に先にお聞きしておきますが、法案から離れた質疑であるとか、重複した質疑は別です。御注意なさってもけっこうですが、法案の内容に必要な審議については、発言その他関連質問もあろうと思いますが、そういうことについて制限をしたりされないようにしていただきたい、よろしゅうございますか。
【次の発言】 大臣に先にお聞きしておきます。  法案を模範審議をしておるものですからお聞きするのですが、審議の中で、この法案にいろいろ欠点がある、修正すべきものがあるというときには、やはり国会の審議をまじめに聞いてそれに応ずるという御意思があるのか……

第43回国会 文教委員会 第24号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 杉山先生の農業教育思想を実現する方法に関連して聞きたいのですが、各地方の国立大学の農学部に付属の農業高等学校を置くという構想が必要じゃないかと私は思っておるわけです。現在、いろいろの歴史を持っておる県立農業学校を文部省の指導でいわゆる富山の産業学校のように持っていくなんということは、事実上ほとんど不可能だと思う。やはり国が直接やるという腹がまえの立場でないとできない。一応地方大学の学芸学部、教与学部には、付属の実験学校として小学校、中学校、高等学校まであるけれども、日本の場合は、農学部に付属の農業高等学校という構想が、昔から行政的にないのですけれども、現代の日本の農業というも……

第43回国会 文教委員会 第25号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大学総長の認証官給与の法案について御質問を申し上げたいわけでありますが、前の委員会において長谷川委員のほうから大臣に質問された中で、これは給与の改善を目的としてこの法案を提案しておるので、大学の管理の強化、大学管理法案とは無関係である、そういうふうにお答えになっておられるのですが、その点は間違いございませんか。
【次の発言】 そうしますと、この法案を行なうことによって憲法に保障されておる学問の自由、その裏づけである大学の自治というふうなことに対して、大学の自治に悪影響を与えるとか、それを狭めるというふうなことはないことを大臣はここで確約できますか。

第43回国会 文教委員会 第26号(1963/06/24、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 各委員があらゆる角度から、この法案について質疑を進めてきたわけでありますが、政府の答弁をこれに引き比べてみますと、この法案には非常に矛盾がある。提案の理由とこの法案の実態の中にも不一致がある。そして目的が明確でないということが明らかになってきたと思うのであります。それで私はこの法案のいままでの論議の中で、どういうことが問題になっており、政府はこれに対してどういう対策と考え方を持っておるか、あるいはこれは審議の中で考え直すべきものがあれば考え直して答弁を願いたい。それを先に申し上げておきたいと思います。  この法案のいままでの質疑の中では大体三つほどの問題点に私は整理できると思……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 議院運営委員会 第40号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は経過はわからないのですが、治安維持とか荒々しいことを処理するのには、最高の決断が必要だし、権力を持った警察官を指揮監督するのに女子を選ばれたというのは、どういう理由なんですか、それがわからないのです。
【次の発言】 ライシャワー事件と何か関係がありますか。

第46回国会 災害対策特別委員会 第3号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、岩手、青森の関係で先ほど同じ地元の岩動委員から詳細質問があって政府当局の答弁もありましたので、大体の目的を果たしておりますので、重複を避けてお聞きいたしたいと思います。  自治関係はすぐどこかへ行かれるそうですから、ちょっとだけ伺いますが、特別交付金について現在すでに県と市の関係は決定をされて、町村はまだ未決定である、同時に、久慈市だけはまだ未決定であるということをお聞きしたのですが、その点はそのとおりでございますか。
【次の発言】 全部未決定でしたら、今度の災害に対して直ちに御配慮を願えることと思うので、その点は特段の御配慮をお願いいたしたい。よろしゅうございますね。……

第46回国会 災害対策特別委員会 第4号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いま官房長から前の課長の答弁について訂正されたことは了承いたします。ただ希望を申し上げておきます。  いまお話のように、百数十トンの該当する飼料について、できるだけ政府手持ちのものを売り渡して処理したいというのでありますが、その売り渡し価格については、法律の可能な範囲内において、非常に貧村ばかりでありますので、最大の配慮を願って払い下げされるように特に希望を申し上げまして、官房長の訂正については了承いたします。
【次の発言】 関連。自治省はどちらかに行かなければならぬそうですから、私もいま岩動委員と同じように希望を申し上げておきたいと思うのですが、自治省で特別交付税を交付され……

第46回国会 文教委員会 第7号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま長谷川委員から教育の偏見について事例をもって御質疑があったわけでございますが、教育の本質は、一定の思想、型を与えるのが教育でないので、自由な批判力を育て、その素質を引き出すというのが教育でありますから、こういうことが行なわれておるということは私も遺憾に思う。この点については、また文教委員会で真剣に論議をすべき機会を持つべきであると思います。私がきょうお聞きいたしますのは、そういう教育の偏向についての問題と同時に、教育行政の偏向という問題も同時に論議をしなければならない。これも同じように、日本の教育が健全な姿において発展をするためには真剣に論議をすべき問題であると常日ご……

第46回国会 文教委員会 第8号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 岐阜県の教員組合に対する不当弾圧について引き続いて御質問をいたしたいと思うのですが、個々のケースで、組合を脱退すれば栄転をさせてやるとか、あるいはこの村の先生が組合を脱退しないと補助金はやらないとか、脱退すれば補助金をやるとか、そういうふうな事実は無数にあるようであります。これは証拠がある、ないということの論議は別にしても、厳粛なる事実である。そこで、どうも岐阜県の特殊の病理現象というような感じもするのでありますけれども、そういうことについて、そのまま適当にそういう事実はございません、ああそうですかということでは、日本の教育も教育行政も、私は自由あるいは健全、日本の将来全体の……

第46回国会 文教委員会 第10号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 参考人の方々にお尋ねをするわけでございますが、私の御質問申し上げる趣旨は、岐阜県の教育行政の中に、教員組合に加入しておる、していない、あるいは脱退するということを理由に差別人事があるという新聞の記事、並びにその他の事実というものがあるようでありますので、そういうことを参考人の皆さんからお聞きして確かめたいということと、もしかりにそれが事実であるといたしますと、教育の偏向でなくて、教育行政の偏向であって、憲法に保障されておる労働基本権あるいは二十八条に基づいた団結権、地方公務員法に規定されて法律上認めておるところの職員団体、こういうものをまっこうから否定することになるので、単に……

第46回国会 文教委員会 第11号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 文部大臣に御質問いたしたいと思いますが、先般から文教委員会において、岐阜県の教員組合介入問題について参考人を呼んでその真偽を問いただしておったわけでございますけれども、その実態については明確ではないのでございますけれども、とにかく教育行政と現場の中に不信感があることだけは間違いないわけであります。したがいまして、岐阜県問題に限らず、日本の教育行政全般の問題として、現行法において認められた職員団体の結成の自由、加入、脱退の自由というものは、これは日本の教育行政を担当する文部大臣としては、すなおに責任を持って確認をし、指導助言すべきものであると私は確信をいたしております。そういう……

第46回国会 文教委員会 第12号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 福田局長にお伺いいたしますが、昭和三十九年三月七日付で各都道府県知事あてに、学校における補助教材の取り扱いなどについての通達をされたことは間違いございませんか。
【次の発言】 その通達の内容は私不適当とは思っておりません。しかし受け取り方について新聞の記事を見ますと、どうも正しく受け取っていないようでありますので、これはやはり学校教育上国会の質疑の中で明確にしておかないと、誤解があって教育の進展に支障を来たすようなことがあってはいけないと思いますので、三点ほど簡潔にお聞きしますから、明確に、簡単に、時間をかけないようにお答え願って、安心をして各地方で教育できるように、有効な質……

第46回国会 文教委員会 第13号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連してお聞きしますが、文化財保護委員会のほうでは、返還するものはないし、返還する意思はない、宮地局長はそういう御意見ですね。外務大臣は法律的義務はないが返還をすると本会議で明言しておるから、外務大臣の表現を取り消さないと、当の責任者の文化財保護委員会と外務省の意見が違っているわけだ。外務大臣の意見を取り消さないとこれはどうにもならぬでしょう。
【次の発言】 世界の全部の慣行、たとえばフランスのルーヴル博物館にいってもギリシャから略奪した戦利品がたくさんあるわけですね。しかしフランスではそれを数百年、千年近くも保存しておるわけです。日本の場合については略奪したのではなくて、正……

第46回国会 文教委員会 第21号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私の質問をする前に、いま私学関係の質問が与党からございましたから、私のほうからも要望しておきたいと思います。  大蔵省の考えは、憲法の八十九条の関係から、全面的免税はできないという解釈をしておる、これは明らかなんです。予算委員会の一般質問のときに、田中大蔵大臣が私の質問に対して、局長が耳打ちをされたあと、宗教団体その他の関係において、私学教育関係についてもやはり全面的免除はできないので、という答弁をしております。そこでそれに対して、私学も官立も、これは教育基本法の支配のもとにある日本の戦後の教育制度と、私立学校法という法律ができて、公共性を第一条にうたい、公の支配に入るという……

第46回国会 文教委員会 第23号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いまの質疑応答の中でたいして進歩していないように私は思う。あるいは来年ふたをあけるとまた同じようなことになるのではないか。きょうの質疑応答で来年の予算編成その他の政府の方針にたいしてプラスになっておるという感じがしないので、前向きでお尋ねしたいのですが、国立に対する場合は無税であって、私立に対する場合の有税は、これはどうしてもそういう違いは捨てるわけにはいかないという大蔵大臣のまず思想が明確に出されておるわけです。これが一つ大きい壁だと思うのですが、これはたとえば補助金とかいうふうなものならばまた論議が出る。これは教育事業に寄付したものについては税金をかけないという問題なんで……

第46回国会 文教委員会 第24号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案の質問の前にお聞きしたいことが一点ありますので、大臣にお聞きしておきたいと思います。  前の文教委員会のときに、在外邦人の子弟の教育について、国内に高等学校または中学校を設置することを要望しておきました。外務省もそこに一緒におったわけですが、大臣はその点については十分に努力するというお答えを受けたと思うのですが、その後新聞には、外交官で国内に帰ってきて、その子供たちを日本の一般の学校に入れたけれども、教育課程が違う、日本語は十分しゃべれないというようなことで、ノイローゼになって、そして母と子供が心中をした、親子心中をしたという暗い記事が載っております。その父親というの……

第46回国会 文教委員会 第25号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 あとで三木委員から法案の質問がありますので、短時間にお聞きします。  きょうの新聞で修学旅行の料金について、全国の旅館協会が一斉に値上げを決定した。これに対して公取のほうでは公取法違反だというので異議を申し立てておる記事がございますが、結果はどうなっていますか。
【次の発言】 公取の方も、私文部省へ質問しますからお聞き願いたいと思います。  修学旅行につきまして、文部省のほうでは修学旅行の困難な者に対しては補助まで出しておる。したがって文部省としては重要な教育行事として援助もされ、補助も出しておるのですから、重大な関心をお持ちになっておると思いますので、その点は公取との横の連……

第46回国会 文教委員会 第26号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣のおられる時間が少ないので、局長の質問はあとにして、お聞きしたいと思います。  この短大の関係の「当分の間、」というのを削除するこの法案について、中核的な質問を先にしたいと思いますが、中教審の諮問との関係は、この法案の改正とどういう関係になっておるか、それをお聞きしておきたい。
【次の発言】 そうすると、中教審の答申の思想も、大学教育の目的は学術の深い研究と、高い職業人の養成というのを含んで、日本の大学制度の目的というものがその大学教育の中に当然に入れられておる、そういう思想の中でこの法案が出ておると見ていいですか。

第46回国会 文教委員会 第28号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 学校教育法一部改正の法案について前に質問をいたして保留しておきましたが、引き続いて御質問いたしたいと思います。  なお資料の要求をいたしておいたけれども、アルバイトに関する資料だけで、その他の提出がないわけです。その提出を最大の努力をしてもらって、次の大学急増対策その他の場合にできるだけ審議の資料になるように出してもらいたい。要望だけしておきます。いま資料を出さないと審議を中止すると言うことは、法律審議が進まぬようだからこちらが譲歩しておきます。大臣に厳命をしてもらいたいということを要望しておきます。資料は一つしか出ていない。  前の質疑のときに大学の目的に関して質問しておき……

第46回国会 文教委員会 第30号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前の委員会で落合委員から質問があって、青少年問題についての質疑が途中で中絶しておるので、私引き続いて御質問をいたしたいと思います。  いろいろと文部省は文部省、あるいは総理府は総理府、厚生省、法務省、おのおの独自の立場で青少年非行の原因を調査されて対策をお立てになっておるようでございますが、それについて、有効適切な原因に対する対策というものが立てられる、いわゆる総合的な実施のできるようなものがどこでどういうふうに行なわれるかということが、私わからないので、その点を見きわめておきたいと思うので、質問を申し上げるわけであります。  まず、おのおの別の立場でお調べになっておるようで……

第46回国会 文教委員会 第31号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連してテストの問題で、次の機会でいいのですが、文部省から資料を出していただきたいと思うので、一つだけ御質問しておきたい。  いま大体テスト、テストで幼稚園から大学に至るまで子供が追いまくられている。幼稚園でも入園試験がある。小学校、中学校では一斉学力テストを強行されている。高等学校から大学はこの能研テストがある。それから大学に入ると、会社の採用試験で追いまくられている。だから、テストがあって教育がないというようなことをいう評論も出てきているわけなんで、したがってこの問題については、文部省においてはこのテスト制度について確固たる指導方針、将来の見通しを持って、そうして指導行政……

第46回国会 文教委員会 第32号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 参考人の方々にお聞きします。いまこの国会に提案をされておる私立学校振興会法の一部改正案、その中身は各種学校に対する融資の道を新たに開くというようなことであります。したがってそれについて審議の一つの参考にわれわれお聞きしなければならぬものがございますので、そのおつもりでひとつお教えいただきたいと思います。  第一点は、いままで一応融資の対象になっていない各種学校が融資の対象になるということは、各種学校の振興のために非常に望ましいことであり、われわれは大いにそれについては賛意を表しておるわけでありますが、各種学校の実態として、経営上どういう援助が一番皆さん政府に対し必要なんであり……

第46回国会 文教委員会 第33号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前の文教委員会に各種学校の代表者に来ていただいて、参考人として質疑をしたわけでありますが、そのとき大臣がおられないで、せっかく参考人が来られて、私学経営の立場から貴重な意見を陳述され、その参考人とわれわれの質疑の中から、与野党ともに実感を持って聞いたことについて、大臣の意見を聞く必要があると思うので、一応御質問するわけです。  各種学校、協会の代表者の大体の意見で、一番われわれ考えさせられることは、たとえば日本の国の補助政策、財政援助の政策は、中小企業に対しても十分の補助政策が行なわれており、農業改善事業に対しても十分の補助政策が行なわれておる。ところが一番大事な人間形成の教……

第46回国会 文教委員会 第34号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 教職員免許法について質問をいたします。今度の法案の要点は、現実に技能にすぐれた者を教壇に立てる実際的必要からその道を開くという趣旨のように受け取っておるわけですが、現在の免許制度の質を下げないという要請と、現実の需要というものを満たすという二つの要請が、私この法案を審議するときに一番大事な点だと考えております。そこでこの特定技能を有する者に免許を与えるということと、現行免許制度の質を下げないということについて、この法律を出されるについてどういう配慮をされておるか、これを局長のほうからお聞きしておきたい。
【次の発言】 技能に関する今度の新しい免許を、特別免許にしないで現在の普……

第46回国会 文教委員会 第36号(1964/09/30、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 新しく愛知大臣、押谷政務次官が就任されて、われわれ新しい文教政策の推進に大いに期待を申し上げておるわけでありますが、現在の私の感じでは、どうも国会の立場から言いますと、一言今後の問題について国会に対する態度をお聞きしておきたいと思うのです。  いま委員長からも政府に御注文がああったように、この委員会の予定日というものは、本日、あしたについてもこれは一ヵ月前からわかっておるのに、文部大臣及び次官の予定というものは何ら考慮せずにあちらこちらに約束をして出られない。そういうことだけを連絡係が言ってくるのははなはだしく国会軽視だと思います。儀式用の文部大臣になられては困るので、内容的……

第46回国会 文教委員会 第37号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 二、三の点をお聞きしたいのです。が、その前に現在の文化財保護の国の責任者はだれになっているのですか。
【次の発言】 荒木文部大臣の時代には、文部大臣には責任はございませんと答弁した記録があるはずですから、それをお調べ願いたい。事実あなたが文化財保護についての総括責任者はいま文部大臣と言うならば、文部大臣にも質問をこれからすることになりますので、その点は間違いないようにしていただきたい。  それから個々の文化財保護については委員長か責任――合議機関ではないのですか、委員長が責任、あるいは委員全体の責任が、あなたは委員長と言われたですね。それはどちらなんです。

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、文教政策あるいは人間形式の立場から、各大臣にそういう立場で御質問をいたしたいと思うのでありますが、文教政策の中の個々の政策の中における相当のアンバランスがあること、あるいは各省の事業と教育政策の中に断層がありアンバランスがあるので、そういう関係から、数名の大臣から相互にお聞きをいたしまして、全体として総合的な教育政策が前進するように、皆さんの御回答を得て、さらに常任委員会で掘り下げていきたい、こういう趣旨でございますから、私簡潔に御質問をいたしますので、大臣のほうでも簡潔にお答え願いたいと思うのであります。  まず第一に灘尾文部大臣にお聞きいたしたいと思いますが、これは……

第47回国会 文教委員会 第1号(1964/12/02、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 石炭地区関係についての教育問題について大臣にお伺いいたしたいと思います。予算委員会の総括質問があるので、三十分だけ大臣をこちらにお借りをしてきたようなかっこうですから、大臣に直接主としてお伺いいたしたいと思うわけでありますが、私自身は産炭地区の住民でないので、その地域の問題については直接的に実感をもって御質問するのではないのですが、いろいろの資料、その他を聞きますと、外からながめておるよりは教育の危機というふうなことばで表現してもしかるべきような状況にあるように見受けられるわけであります。そういうことを頭に置いてお聞き願いたいし、申し上げたいと思うのですが、この産炭地区という……

第47回国会 文教委員会 第2号(1964/12/04、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 きょうも予算委員会があるので時間の制限があるようでありますが、一言今後の問題として大臣に聞いておいていただきたいと思います。  文教委員会に出られない時期ということであるいは時間が少なければ、こちらから予算委員会に出頭して文教問題を質問しなければならなくなるので、向こうへ行きますとやはり質問も少し誇張するものですから、できるだけこちらへ時間を多くとって来ていただくように、今後とも、通常国会も引き続いてあるものですから、お考え願っておきたいと思います。そうでなければ向こうへ行くことになります。  きょうは、学力テストの問題、それから高校全入の問題と、それから限度政令の問題、三つ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私も同じ意見なんで、委員長に要望をしたいと思うのですが、この特別委員会の性格を明確にしていただきたいと思います。文教委員会というのが別にありまして、教育というのは、学術、文化、体育と三つあって教育なんですから、体育関係がここに入れば、文教委員会は廃止してしかるべきだということになってしまうんですね。それで特別委員会をつくる場合については、いままで見ますと、一定の問題があって、解決するまで設置する、そういう特別委員会がある。あるいは災害のように、臨時に各省関係総力をあげて解決しなければならぬ、そういう場合に設置をするし、あるいは科学技術特別委員会のように科学技術庁という一つの行……

第48回国会 文教委員会 第1号(1965/02/10、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私の質問を申し上げるのは、慶応義塾の入学金その他の増額によっていま世間をして注意を喚起しておる問題があるので、こういう問題を国会で無視してそのまま黙過するということは、われわれ文教委員会として無関心というふうに思われてはいけないので、きょうは時間がございませるが、この問題のきっかけだけは質問の中で明らかにして、大臣の今後の方策についての基本的態度を聞いておきたいという趣旨であります。  戦後日本の大学については、ヨーロッパの人々は、能力さえあれば大学にも入れるというので、日本の文化国家に非常に羨望の目をもって見ておったことは事実なんです。ところが現在になりますと、金がなければ……

第48回国会 文教委員会 第3号(1965/02/17、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 質問ではございませんが、私学の論議というものは方向を間違うととんでもない方向にいく心配があるので、私は次の機会に論議を進めたいわけですから、最初の出発点だけ要望しておきたいと思うのです。  それからこれはきようでなくてけっこうですが、この間いわゆる調査会の結論の出るまでの暫定措置としてこういうことはできないかということをお聞きしておったのですけれども、お答えはこの国会中でけっこうです。  そこで、きようもいまの論議の中に公共性という論議が出たが、これはまかり間違うと結論がさかさになってしまったりするので、その点をひとつ各関係者で十分論議をしておいていただきたいと思うのです。私……

第48回国会 文教委員会 第6号(1965/03/05、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 養護教員養成関係の法案、それから国立学校設置関係の法案、その中に教員養成という根本問題を含んでおるので、この問題については、この法案に共通した日本の教員養成のあり方の問題があるので、きわめて重要な事項を含んでおると私は思っております。  そういう立場で審議を深めていきたいと思いますが、その前提としての考え方をひとつ大臣にお聞きしておかなければならぬのです。  宮城県の教育大学の分離も、この法案の中の一つの要素になっておるわけですが、すでに募集要綱を出しておる。この法案が否決になればどうするかという問題があるので、その点は国会軽視だと私は思う。その募集要綱をひとつ提示してもらい……

第48回国会 文教委員会 第7号(1965/03/10、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連。  社会教育局長にお伺いするんですが、私は、先般質問書で家庭教育センター設置についての政府の見解を聞いたわけですが、その回答については承知しておりますか。
【次の発言】 公民館その他あるから、なくともいいような回答でしたが、私は意見がだいぶ違うんです。  日本の場合の青少年問題についての大臣その他の見解は、幼児の性格形成に終始されている。そこに原因があるんだが、総理府に行っても、司法省に行っても、どこに行っても、一たん不良化した者に対するアフターケア政策――少年院に入ったとか、あるいはいわゆる不良青少年というものをどういうように社会に復帰せしめるかという政策がない。ほん……

第48回国会 文教委員会 第8号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 本法案の中身に移る前に、一言だけ大臣に御意見を聞いておかなければならない重大な問題があるのです。本日の毎日新聞に、前法制局長官の林修三氏が投書をして、私学助成は「憲法は禁止している」という見出しで論説を書いております。その大体の要点は、「私学に対する助成の強化ということは、私学の財政難、その授業料の値上げ問題とからんで、世論の大きな支持を受けている。」「しかし、私が不思議に思うことは、私学に対する国の助成問題が論ぜられるにあたって、だれも憲法第八十九条の点に触れないことである。」そして自分の御意見として、「現行の私立学校法は、この建て前」いわゆる助成ができないという憲法のたて……

第48回国会 文教委員会 第12号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して二、三質問いたしたいと思いますが、愛知大臣にまずお聞きいたしたいと思います。  この青少年総合センターの運営は私は非常に恥ずかしいのじゃないかと思うのです。あるいは単なる宿泊施設になってしまうのではないかという懸念がありますし、それからほんとうのこの法家の目的のように、青少年の健全なる心身鍛練については、その目的をま正面から受けますと、それに相応した施設の活用ということについては、単純に考えておっては目的を達する施設にはならない。おとなの利用する場所になってみたり、単たる宿泊施設になってみたり、非常にむずかしい問題があると思うので、これは厳密に総合計画をお示し願って法……

第48回国会 文教委員会 第13号(1965/03/29、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大蔵次官に、いまお答えになった内容について、念のためにお聞きいたしたいと思います。  「実現できるようにいたします」ということと実現いたしますということとは、同じ意味と考えてよろしゅうございますか。

第48回国会 文教委員会 第15号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 落合委員の質問に関連をして、大臣に質問いたしたいと思いますが、この東京教育大学の移転という問題は、今後過密都市から大学をほかに移転さすというこれは試金石なので、これがうまくいくかいかないかは、今後のあり方の全部が成功するかしないかきまる重大な問題だと私は思っております。したがいまして、移転をしてよかったということを学内のすべての人に与えるということが、もうこれは日本の文教政策の一番大きいあとあとへの問題になると思うので、私は日本一の理想的な移転をすべきだと思う。その点を十分にひとつ天下に声明しておいていただいて――われわれも協力をいたします。私の母校ですから、いろいろとめんど……

第48回国会 文教委員会 第18号(1965/04/23、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して。いま質問された問題は多岐にわたっておるわけですが、あの国費の学生の問題も、国際上の問題で国費を支給することを免除することと千葉大学の学籍をとるということは別問題で、外交政策と日本の文教政策という二つの問題がミックスされているという問題があるのだろうと思うのです。それが一つ。それから高崎大学についても、設立の趣旨というものは、その市の税金によって運営していくという趣旨ですから、その学生に何とか教育の機会均等を与えるということで公立大学が生まれてきておるところにこういう問題が出ておると思うのです。そこで一体大学教育というものが、国が責任を持つと一方にいっておって、高等学……

第48回国会 文教委員会 第19号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連でいたしたいと思いますが、地域の保護をしなければ、文化財の保護ができないという点は、確かに私ども前から考えておるのですが、文化財が集中しておる地域は、文化財そのものを対象にしないで、その地域全体を保護しなければ保護できない。飲食店ができたり、それから観光の中から非常に退廃的なムードが出てくるわけでありますから、私は、文化財保護公園でもつくったらどうかというようなことも、いつか提案をしたこともあるわけです。それはいいのですが、自民党のほうで出しておる風土の保護、風土というのはどういうことなのか。私はどうもわからないのです。そうすると、文化財というものを保護するのではなくて、……

第48回国会 文教委員会 第20号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 著作権法の改正について御質問申しますが、この著作権法の改正の内容については、審議会において慎重審議いたしておりますので、内容そのものについては、これは審議会の審議におまかせをすることとして、その結論が出たときに当委員会に法案として提案になるので、それについてしさいに御質問をいたしたいと思います。したがって、それは別として、この著作権法の取り扱いそのものについて大臣のお考えを主としてお聞きしておきたいと思うわけであります。  これは実は昭和三十七年に著作権法を根本的に改正するということを前提として審議しておる閥に、著作権者が死後三十年を経て、そうして未一人あるいは子供が、具体的……

第48回国会 文教委員会 第21号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 すでに会期があときょうを含んで三日であります。会期延長その他は見通しはつかないままでありますけれども、一応会期延長はないものとして、きょう、あす、あさってのうちに、議員立法も数個提案をしておりますし、その他懸案事項もありますので、それについての処理をしてこの国会は委員会は終わらなければならぬと思います。ところが大臣は、きょうも午後国会に関係のない仕事で御出張のようであります。明日は参議院の文教委員会その他の関係でまた御出席願えるかどうかも保障しがたいという状況である。あさっての一日は、これは万難を排してほかの日程ははぶいても、大臣はやはり責任を持って国会に御出席をなさって、そ……

第48回国会 文教委員会 第22号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 特に御質問を申し上げる重要な事項というわけではないのですが、たしかこの会期中に大臣に御質問をしたことを、重ねて御質問をすることになると思いますけれども、国立養成所に奨学資金を適用するということについて、国立だけを前提としておることについて差別的な待遇ではないかと、たしか御質問を申し上げた記憶があるのです。県立の養護教諭養成所に適用するというふうなことが、この法律ではできないけれども、将来そういう方向に御検討願えるかどうか、あるいは御検討されておるかどうかを念を押しておきたいと思います。
【次の発言】 あと一点だけですが、教育者希望に対しては、さらに特別の育英制度の配慮が必要で……

第49回国会 文教委員会 第1号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 初めて大臣に御質問申し上げるのに、もっと前向きの質問をするのが自分の本旨ですけれども、こういう学力テストで大臣に質問を申し上げるのは、私はまことに遺憾に思うのですが、しかし上村委員の言うように非常に重要な問題でありますから、端的にお伺いしたいと思います。  福岡県の学力調査不実施についての大臣談話は、これは愛知大臣の時代ですか、中村大臣の時代ですか、どちらの時代ですか。
【次の発言】 何日目でございますか。
【次の発言】 大臣が勧告を出すというふうなことは、これは上村委員も言ったように、まことに重大な問題であります。したがって、就任早々、まだ十分に日本の教育行政の実態を御存じ……

第49回国会 文教委員会 第2号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 お三人の最初の御意見をお聞きしたり御答弁をお聞きして、学力テストに対するいろいろなお考えがあるにしても、真剣に教育行政を守るために努力されておることに非常に敬意を表したいと思うのです。私ば県の教育長を七年経験しておるものですから、困難な教育行政に努力しておられる三人の先生方にまず敬意を表したいと思います。  私のお聞きしたいのは、こういう地方の教育行政機関が独立の機関として設定をされておる日本の教育行政組織そのものを守っていきたいという立場で、重大な問題であると思うのでお聞きしておるわけであります。というのは、いろいろの御事情によって苦心惨たんをし、実施するしないにかかわらず……

第49回国会 文教委員会 第3号(1965/10/04、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 定刻十時から委員会が開会をされる予定であるのに、一時間も大臣がおくれられる、そういう怠慢では困るのです。委員長から警告を発してください。
【次の発言】 明日から国会が開会されるのでございますけれども、いろいろと難問題がたくさんあって、文教委員会が行なわれるのはあるいは十日もあとになるおそれがあるので、特に大臣に僻地教育を中心としてお聞きいたしたいと思うのです。  特に私御質問申し上げるのは、参議院選挙の前に佐藤内閣総理大臣が僻地の多い岩手の盛岡に参って、僻地学校給食については完全給食を国の責任において実施する。そういう発言を県民にされた。さらに中村文部大臣が青森に来られて、特……

第51回国会 文教委員会 第28号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 今回提案になりました教職員免許法一部改正について、主として大臣に質問申し上げまして、細部の問題については、今後の審議に展開すると思いますので、お聞きしたいと思います。  この免許制度の改正というのは日本の教育制度の基本問題であるので、重要な問題として審議をしなければならない。政府においても、一たん提案をしたからといって、審議の中で思わしくないというふうなものが出たときに、ただメンツだけで押し通すというようなお考え方は去っていただきたい。また、私のほうでは免許制度そのものの重要性を考えて真剣に御質疑をいたしますから、模範的な審議の中で処理してもらいたいと思います。  私の考えで……

第51回国会 文教委員会 第29号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 四人の先生からいろいろ御意見を伺いまして、その点お礼を申し上げたいと思います。私たち、この免許法の改正法案については、日本の教育制度の基本にかかわるものですから、軽率に審議すべきものでない、慎重に審議をして、将来禍根を残さないようにしていきたいというふうに考えて、与野党真剣に質疑をいたしておるのであります。そういう立場で、私の悩みを含んでお聞きしたいと思うのです。  私は、免許制度というものの終着駅はどこかということを見きわめておかないと、部分的にこういう改正をしていくということは非常に危険である。まずそれが第一に頭にある。ところが、免許制度を決定するのには、先ほど先生方みな……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、教育政策を中心として、主として総理大臣に質問を申し上げる予定でございますが、まず第一に、政治と教育の問題についての基本的なお考え方と、現在、あらゆる教育制度の中でひずみが生じて、あらゆる点にアンバランスが生じておりますが、その中で特に私立学校の問題、青少年の問題、父母負担の不公平、その他の問題についてお聞きいたしたいと思いますので、事、教育に対する問題でございますから、私もあまり誇張しないで、民族の未来に関する重要な問題と考えてお聞きをいたしますので、総理を中心として、国民に安心できるようなお答えを願い、足らない部分は各閣僚からお答え願いたい、こういうように思うのであり……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題とされました昭和四十一年度総予算につき撤回のうえ経済財政政策を転換し編成替えすることを求めるの動議につき、その趣旨及び理由を御説明申し上げます。  まず、本動議の主文は、昭和四十一年度一般会計予算、昭和四十一年度特別会計予算及び昭和四十一年度政府関係機関予算については、政府はこれを撤回し、政府の経済財政政策を左記要綱により根本的に転換し、その上に立って編成替えすることを要求するというものであります。  政府は、今回の予算編成にあたりまして、今日の深刻な不況と物価高によって国民生活を不安に追い込んでいるみずからの経済財政政策破綻の責任を忘……

第52回国会 文教委員会 第3号(1966/11/11、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 先ほどの同僚の質問の件に関連してですが、最初後藤課長に聞きたいのです。  一つの法律を適用する場合には、やはりそれを適用するについての価値判断があると思うのです。そこで、今度の教員の十月二十一日の半日休暇という問題について、政府のほうで完全実施をしないという法適用をする場合の前提条件に一つの欠点があることは間違いない。しかも、数年間完全実施を一回もしていない。そこでしびれを切らしてこういう挙に出たという、この法適用の場合には価値判断があると思うのです。そこで、捜査の方針に、これは行き過ぎがあってはならない、公正な立場でやれという方針を出すか、あるいは、少し行き過ぎても徹底的に……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会 第8号(1967/03/28、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 委員長に先にお聞きしておきますが、二時間は……。
【次の発言】 そうですか。  私は、日本社会党の文教政策の立場の中から、文教政策の面で佐藤首相を中心に今度の予算関係を御質問いたしたいと思いますので、そのつもりでお聞き願いたいと思います。  まず第一に、総理大臣の施政演説の中で、「民族の生み出す巨大なエネルギーを生かし、先進諸国に比して遜色のない重厚かつ能率的な社会基盤を確立する考えであります。その基礎の上に、民族のすぐれた伝統を継承し、創造力を豊かに開花せしめ、風格ある日本社会を建設いたしたい」と言っておるのでありますが、風格のある社会というビジョンとはどういうことであるか……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、第一に、前特別国会における私の質問に対する政府の御答弁、その御答弁についてのその後の経過について、並びに今国会の数日の予算委員会における議員の質問に対する政府の答弁の中で、不明確なものは明確に、あるいは矛盾のあるものは整理をしてお答えを願って、この国会から通常国会にわたって一致点を見出せれば、その点においてさらに発展をする方向に、あるいは対決をしなければならない問題はさらに深めて国民に明らかにする、そういう考えで御質問を申し上げて、実り多き審議が通常国会にかけて発展するように期待をして御質問をいたしますので、簡明率直にお答えを願いたいと存じ……

第58回国会 文教委員会 第16号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 時間がありませんので簡潔に、私にとっては重要な問題でありますので、お聞きしたいと思うのですが、四方の参考人の先生方のこの法案に対する評価は、校長先生をされておる遠藤先生は肯定、高く評価をされておる。ほかの最も現場に近い三人の方々の評価は低いのです、聞いておりますと。同じ教育界におる四方が、校長さんがこの法案を非常に高く評価をして、現場で肉体的に実感を持っている先生方が、この法案に対して非常に低く評価をし否定しておるということは、日本の教育界にはまことに遺憾だ。どこに一体その原因があるかということを、皆さんのお話を聞いて私も私なりに考えてみたのですが、遠藤先生の考え方の中に、最……

第58回国会 文教委員会 第17号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、この法案をどのように評価をされたか、この評価についていろいろ検討してみたのですが、 これだけエネルギーを浪費して、国会の大の男がこれだけ努力して成立させる価値がどこにあるのか、どこを見ても私はどうも納得できないのです。その点明確に関係政府委員及び大臣からお聞きしないと、一体何のためにこれだけの国税を使って国会が運営されておるのか、非常に私はむなしい感じじがするので、そういう趣旨から御質問を申し上げたいと思うのであります。  きのう参考人をお呼びになったわけですが、これは委員長にまずお聞きしておきたいと思うのですけれども、参考人の御意見は審議には参考にさるべきものであると……

第58回国会 文教委員会 第19号(1968/05/15、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前回の私の質問中に定足数が不足をして、本論に入らぬ前に私の質問の機会をなくしていたので、再び委員長が御指名をされたわけですから、そういうことのないようによろしくお願いします。  私は、いま一度前回の私の質問の基本的な考え方を先に申し上げておいて、そうしてこの法案についての正しい評価をいたしたいと思いますから、最初に私の考えを申し上げておきます。  私はこの法案をあらゆる角度から検討してみました。どの角度から見ても私にとってはいいところが発見できません。このような法案を無理に成立せしめるということは、今後いろいろの日本の総合的な教育行政に禍根を残すことを非常におそれるものであり……

第58回国会 予算委員会 第10号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、政治と国民教育の関係、したがいまして憲法と国民教育の関係を中心にして、政府の御所見をお聞きいたしたいと思うのですが、私は、最近の佐藤総理大臣の自主防衛の強調並びに灘尾文相の国防教育に関する強調、それに便乗して増田防衛庁長官の灘尾国防教育賛美論、こういう政府の一連の談話の中で、にわかに政治と教育の矛盾対立の度を深めてきたことを非常に憂えておるものであります。  私は、一国の問題として、政治と教育が矛盾対立をすることは、民族のエネルギーを浪費する最大のものである、この政治の国家目標と国の教育目標が一致をするかしないかということが、その国の発展のかぎを握っておると確信をいたし……

第61回国会 災害対策特別委員会 第6号(1969/06/05、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、いま御説明ありました岩手の山林火災について御質問いたしたいと思いますが、今回の岩手の山火事については、その発火の原因、それから消火の実態、防火体制、罹災者の救済等、多角的に私も検討いたしましたが、わが国の山林火災対策はほとんど満足すべきものが見当たらない、そういう感じを持ったので、これからの施設について、政策論を中心として担当各官庁から前向きの御意見を聞きたい、こういう趣旨でお聞きいたしたいと思うのです。  第一、私の調べたことから申しますと、発火の原因は全部人為的なものである。不可抗力でなくて人為的な不注意その他によるものであることが一つ。それから第二には、一度発火を……

第61回国会 社会労働委員会 第41号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、岩手の宮古郵便局を、現地を見まして、その具体的な事例を頭に浮かべながら郵政関係の労使の問題をお聞きしたいと思うのです。  先ほどから各委員の質問を聞いておりますと、大体全国的に同じような、共通した望ましくないような事件が起こっておることを私はつくづく考えさせられたのであります。したがいまして、私の参りました宮古の郵便局の特殊の現象かと思ったのですが、全国的に郵政行政の共通事件といたしますと、これはやはり郵政行政全体の欠陥がどこかにあるのではないか、そう思いますので、これは国会において深刻に論議すべき問題であると先ほどから考えておりました。宮古の郵便局に参りましたときに、ま……

第61回国会 内閣委員会 第12号(1969/04/04、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、この法案をちょっと検討いたしてみますと、法律的な立場においても疑義がありますし、国会の審議権という立場、政策面から考えてみましても疑義があり、また、午前中の荒木大臣の提案理由説明を聞きましても、この法案の性格と非常にちぐはぐなところがあるように見受けられますので、その点についてまず荒木行管長官に御質疑をいたしたいと思うのです。  けさほど伊能委員の質問に対する御答弁がありましたが、その第一に、行政改革が主たる目的であるとお答えになっているようでありますが、これは間違いないのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、この政府の三カ年計画で五%削減といいますか、そういう具……

第61回国会 文教委員会 第26号(1969/06/25、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この著作権法案を一べつさせていただいたのですが、長い間御検討願ったことにまず敬意を表したいのでありますけれども、そのわりあいに著作権保護法としての本質的な性格に乱れが少なくないと考えられます。文章の表現もあいまいで幾ら読んでもわからないところがある。ずいぶん迷いのある法案ではないかと思いましたが、あと小委員会をおつくりになって吟味をされるということが運営のほうで内定されておるようでありますので、その機会にいろいろとお聞きすることにいたしますが、この法案を小委員会で審議する基本的な態度といいますか、そういうものを確認をしておきたいと思いますので、時間をかけずに簡明にお聞きいたし……

第61回国会 文教委員会 第32号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 渦中の人間になりましたが、しかし、私は十年以上国会におりまして、発言をしますかと聞かれたのは初めてなんです。発言権を放棄するのかどうかというふうに聞こえたんです。これはよろしくないですね。やはり私は通告をしてあるんですから。発言するかしないかというのは、発言する意思をお持ちになるのか持たないのか、放棄されるのかどうかという、そういう受け取り方をすることもある。そんな委員長いままでないんですよ。それはないんです。何か委員長間違いを起こしているんじゃないですか。私は、そういう非常識な表現をされることは、普通国会に長くされておる人はないんです。それは申し上げておきます。それはやはり……

第61回国会 文教委員会 第33号(1969/07/10、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この運営については理事が責任があるので、それに一々私は差し出がましいことは言いませんが、一般の常識といたしましては、議員が質疑が終わるまでその議員がやるべきでありまして、途中本人の承諾なしに他の議員が質問をし、またしり切れトンボでやらすというようなことは一般論として正しくない。そういう場合には、やはり議員の発言途中のことでありますから、本人に承諾を得るという手続をとるべきだと私は思いますので、こういう悪例をつくってはならないので、私は理事の話し合いは大体尊重いたしますけれども、そういう議事運営というものが常識化しては相ならないということでありますから、これは前例にならないよう……

第61回国会 文教委員会 第34号(1969/07/23、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前回に、大学の紛争の原因と法案の関係について若干御質問申し上げたのでありますが、その間ずいぶん時間の隔たりがございましたので、新規まき直しのつもりで御質問したいと思います。  その前に高見委員長にお聞きしてもいいですか。
【次の発言】 けさほど委員長のほうから、与党修正の案が届いておるというお話がございましたが、これについて委員長に私の疑問をまずお聞きしておきたいと思うのですが、政府提案に対する与党修正は、議院内閣のもとにおいては、政党政治の上から考えますと、みずからの法案をみずから修正するという矛盾があるのではないかという感じが一つあります。ことにわが国における自民党の政権……

第61回国会 文教委員会 第35号(1969/07/24、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 昨日私の質疑の中で、ただいま提案になっております大学の運営に関する臨時措置法案の中で、第八条に関しまして、文部大臣の一方的措置による大学停止措置に基づいて、その結果一括大学の教職員が休職になるという規定がございまして、これについて非常に深い疑義がありました。それで、特に人事院総裁においで願いまして、この疑義を解明していく必要がある。また、公務員制度審議会にかけるべき根幹の問題であると私たちは考えておるので、それについて――総理府長官来ていないのですか、意見も聞かなければならぬというので、委員長を通じておいで願っておるわけであります。さらに、この法案に関連をいたしまして、重要な……

第61回国会 予算委員会 第4号(1969/02/05、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、大学問題を含む国民の人間形成の問題にしぼって、総理大臣並びに関係大臣にお聞きいたしたいと思うのでありますが、今日、重大な政治課題になっておるものは、沖繩問題と物価の問題と大学問題であろうと思うのであります。これはまことに困難ではあるけれども、政治としては避けることのできない問題であって、いかなる困難を克服しても解決をしなければならぬ問題であると思います。同時に私は、この問題は、すでに全部人間形成の問題にかかわってきておるのではないかと思うので、その立場でお聞きいたしたいと思うのであります。沖繩問題にしましても、これを日本の国民の意思どおりに返還されるかされないかというこ……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/02/20、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、日本社会党を代表して、昭和四十三年度補正予算案に対し、反対の態度を明らかにするものであります。  まず第一に、私は今回の補正の主要な原因をなしている食糧管理特別会計の補正予算が提出されていないことに、北山委員の質疑によって明らかになったとおり、重大な疑義があることを指摘いたします。一般会計の歳出の中から食管会計への繰り入れ三百七十億円の増額を行なうことは、言うまでもなく、食管会計自体の中にそれだけの赤字を生む事情が生じたものであり、一般会計への繰り入れを増額するならば、これを受け入れる食管特別会計側の歳入歳出の補正が不可欠であることは理の当然であり、食管会計の予備費、弾……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は四時まで三十分ほどお聞きいたしたいと思いますが、科学技術特別委員会は私初めてでありますので、今後大臣に御質問をしたりする前提条件を確認をしておきたいと思ってお聞きいたしたいと思います。  大臣の所信をちょっと読ませていただいたんですが、一、二その大臣の真意を聞いておきたいと思います。  一つは、「科学技術の発展が経済社会にひずみをもたらす原因であるかのごとき誤解を抱く向きもあるようでありますが、科学技術こそは、真に明るく豊かな社会を築きあげる力」である。このとおりだと思うのですが、科学技術そのものは方向がないので、運営する人間の思想によって、人類破滅の凶器にもなれば、福祉……

第63回国会 文教委員会 第5号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いま議題になっております国立学校設置法の一部を改正する法律案について、承認するかいなかのめどを立てたいために御質問をいたします。  まず、秋田大学医学部の点について三点、政府の御意見をお聞きをいたしたいと思うが、第一は、この医学部を創設するについての予算計画、第二には、医学部の定員増に伴って必然的に必要な看護婦の養成計画とその関係、第三は、公的医療に勤務する医師の充実にどれだけの影響があるか、三点をお聞きいたします。この三つの点をしっかりと政府が見通しを持ってくれなければ、ただ思いつきの医学部の設置は、国会は賛成できない。  第一点、この医学部創設についての予算はどれだけある……

第63回国会 文教委員会 第7号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 著作権法につきましては、前回審議の途中審議未了になった関係上、私も若干質問をしておる途中、そのまましり切れトンボになったので、あるいは重複する点があるかもしれません。また整然と整理をして御質問を申し上げる時間もなかったので、あるいは前後するかもしれませんが、非常に多くの疑問のある法案でありますから、その点明快に解明をしていただいて、国際的な問題でもありますので、この法案ができる限り欠点のないもの、あとに問題を残さない方向で審議してまいりたいと思いますから、そういう趣旨を含んで御答弁をいただきたいと思うのでございます。  まず第一に、前回も触れたのでありますが、この法案全体の目……

第63回国会 文教委員会 第11号(1970/04/08、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ごく簡単に、写真の保護期間について、小林委員の大臣への質問に関して念を押したいので、お尋ねします。  写真の保護期間については、先ほど、写真もりっぱな著作物であることはもとよりであり、この保護期間をいわゆる死後起算とすることも相当な理由があると、妥当なお答えがあったわけであります。このことは、いままでの審議の中で、写真は他の創作物と違って、機械が入るから質が違うんだという素朴なお考えがある人もあり、十分に写真の芸術性というものを認識を深めていない者もあるので、念を押しておきたいのですが、芸術写真その他も含んでありますから、その意味においては他の創作物と何ら差別すべきものでない……

第63回国会 文教委員会 第22号(1970/09/09、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 最近の教科書判決について、これは重大な日本の文教、行政の一つの問題を提起したと思いますので、私は、日本の教育行政はどうあるべきかということを中心として、真剣に論議すべき問題であると実は考えておるわけであります。そういうことで、これは時事問題ではない、日本の教育行政の変転の問題であるから、これをまじめに、あまりものにとらわれないで論議をすべきである、こういう立場から、杉本判決についてわれわれはどう考えていくかということを中心にお聞きいたしたいと思うのであります。  その前に、私まことに遺憾に思うのは、あの裁判の判決が発表されたあとの文部省の態度であります。あのとき、私は新聞を見……

第63回国会 予算委員会 第9号(1970/03/02、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、総理大臣の施政演説並びに中教審の大学改革に関する基本構想を中心として、人間形成の立場から、あらゆる政策にわたりながら政府の施策に批判を加えて、若干の提案をしながら質問いたしたいと思います。  まず、首相にお聞きいたしたいのですが、現在の政府の経済政策あるいは社会開発に関する政策、政治の姿勢を含んで、あらゆる矛盾が国民の人間形成にひずみを起こしているのではないか、私はそういう一つの視点に立ってお聞きしたいと思うのであります。たとえば、物価あるいは地価の暴騰を中心として住宅難という問題が出ておるのでありますけれども、これはすでに単なる経済問題、単なる社会保障の問題ではなくて……

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま公害問題が共同審査にかかっておるわけですが、主として総合行政の立場からの論議が中心なので、人間形成という立場とか科学技術の開発による根本的解決の論議というものは非常に乏しいと思う。その点について、私はもことに遺憾に思っておるわけであります。  そこで、科学技術庁において、公害をなくする科学技術についてのいままでの対策あるいは予算要求その他の形の中でどういう努力をされておるか、その観点から、大臣のほうから一応の御説明を願いたい。
【次の発言】 公害に関する科学技術といいますか、そういうものは現在の大学のいろいろの分化した専門を総合化したものでないと、公害防止の学術にはな……

第64回国会 文教委員会 第1号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま公害問題の合同審査なしておるのですが、行政的立場からの議論がおもなので、人間形成から公害問題を論ずる点は非常に希薄である。これは私はまことに遺憾に思っておるので、そういう立場に限定をして、教育政策として公害問題をもっと真剣に取り上げるべきではないかという立場で御質問をしたいと思うのです。時間がないので、端的にむだ口を言わないでお聞きしますから、また簡単明瞭にお答え願って、教育政策として公害が予防されるように今後の発展、推進をひとつ期待したいと思うのです。  まず、具体的に一つの問題として、この間、わが党の土井たか子委員から教科書の問題についての質問がありました。すなわ……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1971/03/23、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣がいないとちょっとぼくの質問の趣旨が合わないのですが、おいでになりますか。
【次の発言】 いま加藤委員の疑問点と私の疑問点が大体一致しておるのでありますが、この海洋開発というのは、間違って開発をされれば取り返しのつかない問題になって、日本の領土を取り巻く海洋が汚濁にまみれてほとんど復活できない問題にもなるでしょうし、それから水産との関係その他について、海洋開発については、総合的に、しかも非常に緻密な技術の開発というものがないと取り返しのつかないことが――非常に重要であると同時に、また失敗すればマイナス面ばかり出るという、国策としてたいへんな問題であると私は思うので、このセ……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1971/05/20、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 三十分でありますので、私の質問の意を尽くさないかもしれませんので、できるだけ簡明にお答え願いたいと思いますが、その前に、私、質問の趣旨、目的を先に申し上げておいて回答願いたいと思うのです。  海洋開発を中心にお聞きいたしますが、海洋開発を、私、日本の発展のために非常に重視するだけに、これでいいのかという心配がますます深いので、そういうことでお聞きしたいと思うのです。  第一に、私は経済合理主義という思想が海洋開発の唯一の原理である限りは、この海洋開発は非常に危険であるということが一つ頭にあります。  それから第二に、海洋国家としての日本の進路について明確な考え方が確立しないで……

第65回国会 文教委員会 第3号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣の所信表明が単なる作文に終わるものでないと思いますので、その所信と、今後の教育政策の関係を、読んだだけでは不明な点を具体的にお聞きして、今後の法案の審議の参考にしたいと思いますのでお聞きいたします。  大体、今度の国会における佐藤総理大臣をはじめとして、教育を重視するということはたびたび述べられておるのでありまして、それを聞いておりますと、七〇年代という今後の十カ年ということを頭に置いて教育を改革しなければならない、これが総理大臣並びに文部大臣の所信表明の柱になっておると思いますが、私もこの七〇年代は、よく世間でいうように、経済優先から生活環境優先、教育優先の政治転換をす……

第65回国会 文教委員会 第4号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連。いま正木委員のほうから学問研究の自由の立場で御質問しておるのですが、いま形式論が出たわけですけれども、この法律の第九条に「高エネルギー物理学研究所は、国立大学における学術研究の発展に資するため」という、特に他の研究所と違った目的を明確にしておるというところに、他の国立関係の研究所と違う特殊性を法律自身の中にうたってあるのですから、したがって、他の研究所にならうということ以上に、ここの学術研究について大学の人事と同じように取り扱うのだという精神は、この法律の明示された文章の中からも私は引き出される思うのです。したがって教育公務員特例法弟十条にある、「大学の学長、教員及び部……

第65回国会 文教委員会 第5号(1971/02/26、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、最後の質疑者だと思いますが、この国立学校設置法の一部改正の内容は四つの要素があるようであります。第一は大学院の設置、第二は短期大学部の設置、第三はその他の研究所の設置、第四は高専の設置であります。若干ずつ疑問がありますけれども、時間がありませんので、その中で大学院と高専について若干の提案をしながら、こういう小出しに出るものが、中教審の答申に基づいた新しい学校制度にやがてどういう位置づけ、関連があるかということは、この法案の審議に非常に重要な問題でありますから、その点をしぼって、できる限り簡潔にお聞きいたしたいと思うのであります。  まず大学院でありますが、局長にお聞きしま……

第65回国会 文教委員会 第7号(1971/03/05、32期、日本社会党)

○山中(吾)議員 ただいま議題となりました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準につきましては、すでに御承知のとおり、昭和三十四年度より同四十三年度までの間、二回にわたり改善五カ年計画が実施され、いわゆるすし詰め学級の解消をはじめ、学級規模の適正化と教職員の配置率の改善が行なわれたのであります。  さらに引き続いて、第三次改善五カ年計画が策定され、一昨年度から複式学級編制の改善並びに学級担任外教員、養護教員及び事務職員の配置率の改善がは……

第65回国会 文教委員会 第8号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま文部大臣から、大阪大学の不正入学問題について御報告をお聞きしたのですが、この問題については、教育のあり方の問題まで掘り下げて検討すべき重大問題だと思うのであります。こういう問題は氷山の一角であって、非常識が常識化しておると言ってもいいほど、裏口入学その他が、国立に限らないとすれば日本の常識になってしまっておる。根本的に検討すべきものがあると思うので、深刻に論議すべきだと思うのであります。きょうはこの問題が中心でありませんので、国会開会中に、文部省の今後の対策について御報告を待つことにいたしておきます。  私、この医大問題のときに、医療行政、教育行政が商品化している感じ……

第65回国会 文教委員会 第12号(1971/03/26、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 先般の私の、入試問題を含んでの医学教育の質問で、今国会中に文部大臣が中間的な対策でも報告するという約束をされて、きょうはそれが報告され、いま塩崎委員からも財政的、専門的立場でいろいろ質問がありました。私もあとで若干疑問の点をお聞きしたいと思いますが、その前に、先般、三月十三、十四、十五日にわたりまして国会の正式の派遣として、外務委員を中心として、文教、農林も含んだ視察団に参加してまいりました。国会の責任の立場で視察をした関係がありますから、文教関係について当局の御意見をただしておきたいと思います。  文教関係は、塩崎委員と二人で別途の視察コースを立てて、小学校、中学校、高等学……

第65回国会 文教委員会 第13号(1971/04/14、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案について疑問のある点を中心にお聞きしたいと思いますが、まず文部大臣にお聞きしたい。ずばりこの法案の目的をひとつお聞きしたい。
【次の発言】 大臣のいまのお答えの中に、教員の地位の向上、待遇改善という目的はないのですか。
【次の発言】 御答弁にまことに私、失望したのですが、この法案の目的に教員の地位向上、待遇改善という大きな柱があって、この法案が具体的に出ておると考えておったのでありますが、そのことが影が薄くなって超勤制度そのものだけが主たる目的というようなことでは、この法案の評価は非常に低くなると私は思うのですが、もう一度大臣にお聞きしたい。

第65回国会 文教委員会 第15号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 本案に対して、日本社会党、公明党、日本共産党共同提案で、民社党の賛意を得て、修正案を提案いたしたいと思います。修正案の内容について申し上げます。     国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法案に対する修正案   国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法案の一部を次のように修正する。   第三条第一項中「第三項及び」を削り、同条第三項を削る。   第七条第一項を次のように改める。    国立の義務教育諸学校等の教育職員(俸給の特別調整額を受ける者を除く。以下この条において同じ。)を正規の勤務時間(給与法第十四条に規定する勤……

第65回国会 文教委員会 第18号(1971/05/19、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、鈴木一君以下提案されております大学基本法案について質問いたしたいと思いますが、大学紛争のあと、大学のあり方の基本的な問題を吟味されて法案として提案された熱意に対して、まず敬意を表したいと思います。  内容について、これは日本の学校制度に重大な影響を与えるものでありますので、慎重に審議をし論議をすべきものと思いますので、この法案の内容に即しながら基本的なことをお聞きしておきたいと思うのであります。  まず第一に、大学の新しい理念といいますか、いままで社会の変遷に適応しなくなってしまった、戦前の伝統の中に埋没しておるエリート大学、これに対する矛盾がああいう紛争を起こしておる……

第66回国会 文教委員会 第1号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 新大臣の高い御識見を含んだごあいさつをお受けいたしまして、その識見が現実の文教行政の推進の中に具体的にあらわれることを心から期待をいたしたいと思います。 そのあいさつの中で、その一枚目の裏のほうに「私は、今後学校教育行政についてはこの答申の趣旨の実現に重点をおく所存であります」と、このいわゆる中教審答申の実現に重点を置かれるということが就任のごあいさつの中の柱になっておるように思います。そこで、私もこの大事業が正しく推進できるように、批判もし協力もいたしたいと思うのです。そこで、各論的なものでなくて、いま理事会におきましても、閉会中に中教審問題を中心として審議することを私要望……

第67回国会 文教委員会 第1号(1971/11/10、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いま河野委員から言われたとおり、文教委員会において九州方面の水産教育、文化財保護の二点を目的として視察をいたしましたので、政府の御意見を、地元の要望についてお聞きをして、前向きに検討をしていただきたいことを念願をしながらお聞きをいたしたいと思うのであります。  いま河野委員から、医科大学の定員増の話が出ましたので、念のために大臣の御検討を含んでお願いしておきたいと思うのでありますが、医科大学の問題については、医師の絶対量を多くするということと、卒業生が僻地に赴任をするという二つのことがあって初めて目的が果たせるので、後者については、卒業生にいわゆる僻地に行ってもらう方途につい……

第67回国会 文教委員会 第3号(1971/12/01、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 鈴木委員の授業料問題についての質問に関連してお伺いしたいと思いますが、この問題は、物価問題、それから私学の運営費、経常費の問題と、それに応ずる授業料という三者が悪循環で歯どめのない姿では解決できないと思う。そこで根本的に、授業料というのは一体どういう性格なのか、大学というのは一体どういうものなのかということを検討しないと、大蔵省に対する説得力もないし、それから文部省が主張するにしても、何か自主性のないような感じがするので、根本的に私はお聞きしておきたいと思う。  まず第一に、国立の授業料と私学の授業料が格差があるので、そこで国立は上げていいんだというふうに、公平の問題と授業料……

第67回国会 文教委員会 第5号(1971/12/17、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣がいないので遺憾でありますけれども、文教委員会に大臣がいないということが常識化しないように、これを前例としないことを特に委員長に要望して質問いたしたいと思います。  一つは、前の文教委員会において文部大臣に、授業料問題を論議するときに、授業料の性格を明確にして、そして説得力のある理論というものを持って授業料に対処してもらいたいことを要望しておきました。きょうは大臣がいないので、次回の大臣のおるときに、特にそういう基本的な考え方を明確にするように、次官のほうから大臣に伝達しておいていただきたいと思います。その意味において授業料の質問は省きます。  次に、教員の定員問題でお聞……

第67回国会 文教委員会 第6号(1971/12/21、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 前回、文部大臣おられなかったので、本日は大臣を中心に御質問したいと思うのです。  予定の質問の前に、きのうの新聞にも、全日空の飛行機で傷害事件が起こった。あるいは土田警務部長の奥さんが爆死したとか、あるいは学生連動で松本楼が全焼になった。一連の最近の犯罪を見たときに、これはもう普通の法律では防げない事件である。社会防衛の立場から言いますと、現代の社会においてはもう法律では防げない段階に来ているので、一人一人の人間が自覚した姿の中でお互いに秩序を守るというふうな、そういう前提がなければ、ここまで科学技術が発達し普及してきた場合には、犯罪は防止できないと最近痛感をしてきたのですね……

第68回国会 大蔵委員会 第3号(1972/03/08、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、本日関税法関係の質問をするということなんで、きのう生まれて初めて関税法という法律そのものに目を通したが、いまだかつて関税法というものは見たことがなかった。そうして見たときの最初の感想は、非常にむずかしい法律で、何回読んでもわからないところがある。これはあとで事務当局にひとつその改善方法その他意見を聞きたいと思うのですが、それと同時に、案外関税というものが国民には非常に無縁のようであるけれども、国民生活に非常に国民ぐるみに大きい影響があるということがわかったわけです。  そこで、ことに最近この法案の改正の中を見ておりますと、何か関税行政というものが日本の国政の中で非常に重要……

第68回国会 大蔵委員会 第7号(1972/03/17、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 わずかな時間でありますので、この法案を見て私なりに疑問になった点だけを解明したい、その目的で質問したいと思います。  航空機燃料税法案をちょっと見てみましたときに、私の感想では、税が政策を支配しているという感じが実はしたわけです。ことに航空機燃料税を見たときには、皆さんの税が企業の生殺与奪の権を握っておるというくらいの感じがして、だから政策とこの税の関係は、いままで思ったよりも何倍か大きい影響があるのだというのが、この法案を読んだときの私の感想なんです。そこで、何かこういう税について、そのときどきの力関係で無法則に減免をされたり、あるいは引き上げするということではたいへんなこ……

第68回国会 大蔵委員会 第11号(1972/03/28、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、この法案をずっと検討して、全体として次の三つの点に疑問を感じたので、その三つの点について私、この中からひとつ事例を出して政府当局の解明をしていただきたいと思うのですが、一つは、この特別措置には公害対策、住宅対策、学術研究、その他そういう政策のための減税があるわけですが、そのすべてが企業保護に立脚しているのではないかというのが一つであります。企業を保護することによって公害対策を、企業を保護することによって住宅政策を、企業を保護することによって学術研究を、という構造が一貫をしておるように思うのですが、その点について解明を願いたいことが一つ。  それから第二には、その中で、企業……

第68回国会 大蔵委員会 第15号(1972/04/05、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 定数が非常に少ないようでありますが、委員長に協力して質問をいたします。  この法案の内容に入る前に、長岡主計局次長にまずお聞きしておきたいのですが、特別会計制度というものの趣旨は何ですか。
【次の発言】 その法文をお聞きしますと、常識的にあたりまえのことをあたりまえに書いておるようで、そのとおりよくわかりますが、何か最近の特別会計制度をつくる場合に、隠れた動機があるような感じがしてしようがないのです。政府のほうで、一般会計をあまり膨張させたくない、出し惜しみをする一つの制度に利用しておる傾向もあるのではないか。法文はそのとおりであるけれども、そういう隠れた意図がどうも大蔵省が……

第68回国会 大蔵委員会 第20号(1972/04/19、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案をずっと検討してみましたが、目的改正を含んでおる法案としては重大な改正だと私は感じておるので、言えば、戦術的改正でなくて戦略的改正といいますか、そういう重大な意味があるので、内部的に利率をどうするとかそういう問題でない、たいへんな中身を含んでおるので、戦術的質問に対する戦術的答弁では、この法案の改正に合わないと思う。したがって、私は戦略的答弁をお願いしたいと思うのですが、この目的改正を見ますと、「経済の再建」という目的は取って「経済社会の発展」という新しい目的を入れて、従前の「産業の開発」はそのままである。非常に大きい移行があるわけです。こういうこの法案を提案する際に……

第68回国会 大蔵委員会 第25号(1972/05/10、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 実は質問の内容に入る前に委員長に質問をしたいと思っておったのですが、大蔵大臣が偶然あらわれたので――私は偶然と思っているのですが、私、十数年国会にあって二、三の常任委員会に籍を置いて、それから今度大蔵委員会に籍を置いたときに非常に奇異な感じをしておるのは、法案審議のときに終始一貫大臣がいない。おそらく大蔵委員会だけではないかという感じがしておるわけなんです。ことに、一つの法案が成立する審議の中に一回も大蔵大臣、責任者の答弁が委員会の記録に残らない、しかも国民の所有財産から取り上げる税法から、重大な権利義務に関係のある一つの法案が審議をされるときに、その委員会の速記録に責任者の……

第68回国会 大蔵委員会 第27号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ただいま審議中の税三法についてお聞きしたいと思うのですが、この法案を検討してまず一番問題になるのは、やはり税の公平の原則がどういう関係になるかということと、憲法の精神とこの税改正との関係、これが私にとって非常に重要な課題であり、非常に矛盾を感ずるわけです。  まず、原則的な問題として大蔵大臣にお聞きしたいのですが、税法が政策に協力する場合に、税の基本原則である公平の原則を一〇〇%破壊してまで政策に協力すべきものなのかどうか。一体公平の原則をどの程度に犠牲にして政策に税法というものは貢献すべきなのか。その辺についての限界をお持ちになっているのかどうか。私この税関係の一部改正をず……

第68回国会 大蔵委員会 第30号(1972/05/23、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 ごく簡単にお聞きしたいと思うのですが、法案改正の内容はごく簡単で、増資一点の内容であるので、法案そのものについてこまかいことを聞くあれはないのですが、おそらく増資ごとにこの改正が出ると思われる。したがって、だんだんと積み重ねていってわが国の出資がふえる。この法案の、アジア開発銀行の方向を私見届けたいのですから、一、二だけ質問いたしたいと思います。  まず、アジア銀行におけるわが国の発言権というもの、影響力というか、地位は一体どの程度なのか。
【次の発言】 出資に比例して発言権があるというそういう構造になっているのですね。いまのお話では、総裁その他の位置は別だが、出資に応じて発……

第68回国会 大蔵委員会 第32号(1972/05/30、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、この法案の直接的な改正の内容は非常に単純なので、一通り検討してみましたけれども、その改正そのものについてはそう深刻に論議するほどでもない。ただし、耕作組合の法構成が構造的に二重構造というか、そういう構成を持てっおるために、たばこ耕作組合全体から見ますと、この修正の中に、この法案が成立をして運営する段階になると、耕作農民をさらに拘束をして、民主的なものをなくしていく危険があると見てとっておるわけなんです。そういう立場で質問をしたいと思いますが、同時は、このたばこ耕作組合をささえておる専売公社法の精神と、そしてたばこ耕作組合法と今度の改正全体を見ますと、根本的に検討すべきもの……

第70回国会 大蔵委員会 第3号(1972/11/08、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、いま提案になっておる法案が、円対策全体の国内総合政策との関連においてどれだけの効果があるのか、法律の周辺を取り巻く政策との関連においてどう評価するかということを見きわめたいために御質問いたしたいと思います。  時間がないので簡潔に質問を進めていきたいと思いますが、まず端的に政務次官にお聞きいたしたいのですが、第一回の円切り上げ政策は成功したと見るのか失敗したと見るのか、現時点においてどう評価されておるのか。
【次の発言】 まああいまいに、ある程度効果が出ているという評価を現時点でされておるようでありますが、植木大蔵大臣の演説を見ましても、大体同じようなあいまいな評価をし……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。  申し上げるまでもなく、物価の安定は国民生活の安定にとって最も重要な問題でございますが、残念ながら、最近の物価の動向を見ると、依然として高騰を続けているのが現状でございます。この大切な時期に本特別委員会の委員長に選任され、身の引き締まる思いがいたしております。  はなはだ微力ではございますが、決意を新たにして、委員各位の御協力により、本委員会に課せられた使命達成に最善を尽くしたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  簡単ではございま……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1973/02/22、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  この際、小坂経済企画庁長官から物価対策及び国民生活行政について発言を求められておりますので、これを許します。小坂経済企画庁長官。
【次の発言】 次に、橋口経済企画政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。橋口経済企画政務次官。
【次の発言】 次に、公正取引委員会の業務の状況について、高橋公正取引委員会委員長から説明を聴取いたします。高橋公正取引委員会委員長。
【次の発言】 次に、昭和四十八年度物価対策関係経費及び消費者行政関係経費の概要について、小島国民生活局長から説明を聴取いたします。小……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1973/03/08、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 井岡大治君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後三時三十分再開することにし、この際休憩いたします。     午後雰時五十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。石田幸四郎君。
【次の発言】 和田耕作君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時四十一分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1973/03/29、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近藤鉄雄君。
【次の発言】 次に、金子みつ君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 次に、松浦利尚君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりをいたします。  物価問題等に関する件、特に最近の木材価格問題等について、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選、出頭の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1973/04/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  本日は、特に、木材価格に関する問題等について、日本木材輸入協会会長郡司章君、日本合板工業組合連合会専務理事楠正二君、東京木材市場株式会社社長松本善治郎君、全国建設労働組合総連合書記長唐沢平治君に、参考人として御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、お忙しいところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  本問題については、当委員会においても、現地調査を行なうなど真剣に調査を進めてまいっておりますが、最近の木材価格の動向が国民生活に与……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1973/04/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  まず、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  去る六日、理事内海英男君の委員辞任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。  それでは、理事に稲村利幸君を指名いたします。
【次の発言】 次に、去る五日本委員会に付託されました内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1973/04/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  両法律案の審査のため本日御出席の参考人は、三菱商事株式会社取締役副社長山田敬三郎君、三井物産株式会社代表取締役会長橋本栄一君、丸紅株式会社社長檜山廣君、伊藤忠商事株式会社取締役社長越後正一君、住友商事株式会社社長柴山幸雄君、日商岩井株式会社取締役社長辻良雄君、以上の方々でございます。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  本日は、御多用中のところ御出席……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1973/04/16、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 次に、山崎拓君。
【次の発言】 中村茂君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時三十分再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  両案について質疑を続行いたします。松浦利尚君。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1973/04/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  本日は、両法律案審査のため、参考人として、全国家具工業連合会副会長辻豊治君、日本綿スフ織物工業連合会会長寺田忠次君、全日本紳士服工業組合連合会理事長三橋邦夫君、全国消費者団体連絡会代表幹事福田繁君に、御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、お忙しいところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうご……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1973/04/21、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近藤鉄雄君。
【次の発言】 次に、金子みつ君。
【次の発言】 松浦君。
【次の発言】 質疑応答を分析して、理事会で善処しましょう。  金子君。
【次の発言】 次に、野間友一君。
【次の発言】 次に、有島重武君。
【次の発言】 ちょっと待ってください。農林大臣を正式に呼んでおられるのですけれども、何か予定がある……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1973/04/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出の生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 次に、小林政子君。
【次の発言】 田中内閣総理大臣。
【次の発言】 田中内閣総理大臣。
【次の発言】 小林君の発言については、速記録を調査の上、事実の上、善処いたします。  次に、有島重武君。
【次の発言】 静粛に願います。  有島重武君。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1973/05/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れに関する件についておはかりいたします。  目下運輸委員会において審査中の内閣提出、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について、運輸委員会に連合審査会開会の申し入れを行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会開会日時等につきましては、運輸委員長と協議の上、追って公報をもってお知らせいたします。
【次の発言】 物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許しま……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1973/05/31、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 次に、野間友一君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次に、和田耕作君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時二十二分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1973/06/07、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中村茂君。
【次の発言】 中村君の質疑の内容について、資料に誤りあれば委員長において善処いたします。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次に、小林政子君。
【次の発言】 次回は公報をもつてお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時三十三分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1973/06/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡辺三郎君。
【次の発言】 関連して、松浦利尚君。
【次の発言】 次に、野間友一君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時六分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1973/06/21、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。加藤六月君。
【次の発言】 次に、松浦利尚君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 先ほどの松浦利尚君の質疑に関し、塩川政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。塩川政務次官。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時五十一分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第17号(1973/06/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  連合審査会開会申し入れに関する件についておはかりをいたします。  目下社会労働委員会において審査中の内閣提出、健康保険法等の一部を改正する法律案について、社会労働委員会に連合審査会開会の申し入れを行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会は、本日午後一時から第一委員室において開会する予定になっておりますので、御了承願います。  次回は、明二十八日木曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会をいたします。     午前十時三十六分……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1973/06/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の補欠選任の件についておはかりいたします。  去る二十六日理事小林政子君の委員解任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に野間友一君を指名いたします。
【次の発言】 物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 次に、荒木宏君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1973/07/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中村茂君。
【次の発言】 次に、渡辺三郎君。
【次の発言】 次に、神崎敏雄君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時二十五分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第20号(1973/07/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  本日は、参考人として、日本銀行総裁佐々木直君、物価安定政策会議議長中山伊知郎君、経済団体連合会副会長堀越禎三君、日本労働組合総評議会議長市川誠君、全日本労働総同盟会長天池清次君、以上の方々の御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中にもかかわらず本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。  御承知のとおり、本委員会は、目下物価安定対策について鋭意調査を進めている次第でございます。申し上げるまでもなく、物価の安定は国民生活にとっ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第21号(1973/07/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  まず、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事野間友一君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、理事の補欠選任についておはかりいたします。  先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に小林政子君を指名いたします。
【次の発言】 物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。江藤隆美君。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第22号(1973/08/30、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
【次の発言】 次に、有島重武君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 次に、小林政子君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後二時五十八分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第23号(1973/09/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中村茂君。
【次の発言】 次に、神崎敏雄君。
【次の発言】 資料はないのですか、あるのですか。持ってきてない。それじゃ持ってきて……その間、質問ほかに続けますか。
【次の発言】 答弁してください。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後一時四十八分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第24号(1973/09/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  本日の請願日程全部を一括して議題とし、審査に入ります。  各請願の内容については、文書表で御承知のことでありますし、また、理事会において御検討願いましたので、この際、各請願について、紹介議員よりの説明聴取等は省略し、直ちに採決に入りたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  おはかりいたします。  本日の請願日程中、第一、第一八、第三〇、第一〇四、第一〇五、第一〇八、第一〇九、第一二六、第一二七、第一三一、第一三八、第一四〇、第一四九及び第一五〇の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべき……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第25号(1973/09/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。小林政子君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午前十一時六分散会

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第26号(1973/11/06、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  まず、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  本日、理事小林政子君の委員辞任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に野間友一君を指名いたします。
【次の発言】 物価問題等に関する件について調査を進めます。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。稲村利幸君。
【次の発言】 次に、松浦利尚君。
【次の発言】 次に野間友一君。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第27号(1973/11/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  先般、物価問題等に関する実情調査のため、青森県、岩手県及び宮城県に委員を派遣いたしたのでありますが、この際、派遣委員の報告は便宜私がいたします。  物価問題等の実情調査のため、去る十一月六日議長の承認を得まして、同月十一日から十五日まで、青森県、岩手県及び宮城県に派遣せられました派遣委員を代表して調査の結果を御報告申し上げます。  派遣委員は、木部佳昭君外七名と他に地元選出議員の御参加を得まして、その実情をつぶさに調査してまいりました。  特に今回の現地調査はその目的が散発的になることを避け、青森県におい……

第71回国会 文教委員会 第4号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 時間がないようでありますが、大臣の所信表明について、これからの奥野文教行政の基本的姿勢をお聞きしないと、具体的審議あるいは各論的な質問が十分に行なわれないのじゃないかと思いますので、率直にお聞きしたいと思います。  その前に、坂田文部大臣のあと高見文部大臣、稲葉文部大臣、今度は奥野文部大臣ですが、通常国会を一回経験するとみな交代をする。教育は百年の大計といって、未来に連続性を持った責任のある一番大事な行政だと思うのですが、これではどうにもならないてすね。かつて――かつてとは言わないが、何か幾つかの放言をして、あと始末はないままに、まず国会の文教委員を惑わしめて去るというのが私……

第71回国会 文教委員会 第9号(1973/04/04、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 公立学校の施設設備の補助に関する一般的なあり方についていろいろと疑問がありますので、補助行政の一般的な問題をまず大臣にお聞きして、あと各論的なことをお聞きいたしたいと思います。  全体の義務教育諸学校の補助行政を見ますと、その前提になる教育思想といいますか、教育方針との関係がどうも私にははっきりしない。教育思想、教育方針と全然無関係に便宜的に補助率、補助対象がきめられておるんではないかという疑点が非常に多いのであります。そういうことを考えてお聞きいたしたいと思うのでありますが、たとえば義務教育関係の内部の施設の補助についても、従来私は主張してまいりましたが、小学校の補助と中学……

第71回国会 文教委員会 第12号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 先ほど栗田委員の質問と答弁で、どうもなかなか一致しないような感じのtたことがこの法案の中心でありますので一それについてお聞きしたいと思うのであります。  学歴をはずして検定制度で教員の資格を拡大するということは、最初からここに、立法の趣旨にあまりりっぱなことを書いているものだから変になるので、免許法の第一条に、目的は資質の向上、保持ということがあるから、その線に合うように無理にりっぱに立法の趣旨が書かれておるために答弁もむずかしいのじゃないかと思っておったわけです。現在学歴主義というのが形式化して、一方に学歴無用論も出ておるくらい、大学を卒業しても形式的に学歴を身につけただけ……

第71回国会 文教委員会 第18号(1973/05/30、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、政策に関する質問を一月ほど前から通告をしておりましたが、その機会が得られないで今日に至りました。私にとって重大な問題が幾つかありますので御質問いたしたいと思うのであります。  現在、文教政策の相互間にいろいろの矛盾があります。また、法案のバックグラウンドになっておる教育思想といいますか、政策思想といいますか、そういうものにも非常に疑問を持っておるのでありまして、そういうことを考えて、文部省の政策の発想についても批判をしながら大臣の御意見を聞きたいと思うのであります。  その前に、基本問題でありますけれども、二十九日の増原防衛庁長官の問題でありますが、教育政策からいいますと……

第71回国会 文教委員会 第22号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 現在提案になっております法案の中身の筑波大学関係に限って御質問いたしたいと思うのですが、法案の出し方については、すでに前々皆さんで論議されて、採決で決定されておるわけでありますが、将来に向かって大臣から御感想を聞いておかなければならぬと私思うのです。  私もうかつで、別に疑問を持っていなかったのですが、国立大学の設置に関するものは、各大学ごとに一つ一つ独立した問題で、他の法案と違って、一条と何条と関係あるものじゃなくて、私立大学の場合に大臣が認可することと同じような意味において国会が認可する、そういう審議の内容であることは大臣もお気づきだと思うのです。したがって、たとえば旭川……

第71回国会 文教委員会 第23号(1973/06/20、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、社会党の山中吾郎でございます。  けさほど午前中には四人の先生方、午後は六人の先生方から、賛成の立場あるいは反対の立場、あるいは条件つき賛成、反対の立場、いろいろの角度から御意見を承りました。  それで、いろいろの御意見がありまして、それだけこの筑波大学問題並びに百年の歴史を持っておる教育大学の廃止ということは重大な問題であり、そう簡単に、単純に反対、賛成と割り切れない、慎重にすべき問題であるという感想を持っておるのであります。  いろいろお聞きいたしたいのでありますけれども、御意見を承りました順序で一、二問ずつお聞きいたしたいと思います。  まず、一番最初に佐藤先生から……

第71回国会 文教委員会 第25号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私の質問の中で、大学の自治の本質に触れて、一番大事な解釈だけは、権威的に統一しておいていただく必要があるので、これは今後の日本の大学全体に及ぼすことでありますから、特に内閣法制局長官においで願ったのでありますから、簡明にひとつお答え願いたいと思うのであります。  その前に、内閣における内閣法制局長官の地位は、どういう地位になっておるのかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 設置法の第三条、私、持っておるのです。これは、このとおり私も読んであるのですが、具体的に聞かないと、せっかく長官から答えられたやつがまた政治的にうやむやになるのではないかと思ってお聞きしたので、この法案に……

第71回国会 文教委員会 第31号(1973/07/13、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 この法案が人材確保法案という非常に理想的な名称なので、いろいろの角度から、この人材確保の目的がこの法案によってどれだけ果たされるであろうかということを、私、吟味をしてみたわけであります。どうも私、この法案だけでは満足するような構想はないのだ、そこで、この目的を果たすために文部大臣が全貌を明らかにして、そして効果が事実にあらわれるようなビジョンといいますか、そういうものは、これはぜひこの法案をささえる文部大臣の構想を聞かないと、この法案の評価はできないというのが私の結論なんです。  文部広報の大臣談話の中に、教育界にすぐれた人材を確保するため法律案を国会に提出をいたしました。私……

第71回国会 文教委員会 第36号(1973/09/14、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 けさほど長谷川、木島両委員から、文部大臣の、全国教育委員会委員長・教育長の協議会の総会ですか、そこのごあいさつの中の発言でいろいろと論議をされたのでありますが、私は、この機会に何としても明確にしておかないと、日本の国民教育にいい結果をもたらさないと思いますので、政治と教育の関係についてと、それから文部大臣と地方教育委員会との関係については、明確に文部大臣のお考えをお聞きしておかなければならない、こう思いますので、二点にしぼってお聞きいたしたいと思うのであります。  ああいうことばの端々に、誤解を生むようなことばが出ておるわけでありますが、本質的に政治と教育はどういう関係にある……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/13、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 一点だけお聞きいたしたいと思うのですが、この種の法案を立案する政治思想について誤りがあるのではないかということだけ、今後政府がこういう関係の法案をつくるときに、審議をする者も含んで、反省すべきものがあるのじゃないかということを一点お聞きしたい。  この法案を一覧しますと、一口にいえば、国民の立場を守る思想、この場合は、貯蓄国民の立場を守る思想が非常に乏しい。 結果的には、金融機関保護法になっているのじゃないか。だから、国民に貯蓄を奨励するならば、国民を保護しながら奨励する発想で国会に提案をすべきでないかということを非常に疑問に思うので、お聞きしたいと思うのです。  それは、こ……

第72回国会 大蔵委員会 第11号(1974/02/26、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、国政としての関税政策を全般的に触れてみたのは初めてであります。海外旅行の行き帰りに、通関手続に個人的な関心を持ったことはあるのですが、関税制度全体について、公的な立場において触れたのは初めてです。  本法案についていろいろと検討して、国政の立場で調べてみたというのが事実なんでありますが、そうして関税制度を全般的に一べつをした私の感想は、思ったより日本の経済構造と非常に深い関係がある。したがいまして、日本の貿易構造と関税との関係については慎重に対処すべきであるというのが、実は私の結論なんです。そういうことの感想を持ちながらお聞きしたいと思います。いま国会では、物価問題を中……

第72回国会 大蔵委員会 第14号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、現在の税構造のあり方がどうあるべきかということを考えながら、現在提案になっておる税三法について網羅的にお聞きするのではなくて、現在の税のあり方をどう評価するかということを考えながら、家計支出の教育費についてどう考えておるのか、また、いわゆる医師の例の必要費、これをどういうふうに考え、どう取り扱っていくのか、さらに酒税のあり方、この三つの点を例にしながらお聞きしていきたい、こういうふうに思うのであります。  お出しになっておる資料、その他法案全体を各論的に私が見ても、皆さんの専門家のように一つ一つ一〇〇%理解はできないので、それを各論的にやりますと、どうも技術的に矮小化さ……

第72回国会 大蔵委員会 第20号(1974/03/19、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私はあまり税の専門家でもないので、武藤委員のような具体的な問題をお聞きする気はないのですが、大臣と論議をして意見を聞く機会はなかなかないので、大臣にお聞きするつもりで簡明にお聞きしますから、お答え願いたいと思うのであります。  一つは、税改正の問題。先ほど武藤委員も言われましたように、現在の価格暴騰を前提としないで東畑会長が今度の三法改正を考えられた。このように暴騰するならば、やはりもう一度再検討しなければならぬという答弁があったわけですが、さらに今度政府が新しい価格体系を発表した。そうして石油価格の値上がりを原点として、大体六二%程度の値上がりで、大蔵大臣自身のことばで言っ……

第72回国会 大蔵委員会 第24号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、この法案を調べておるうちに、出資の条件その他の各論の前に、この母体である国際開発協会のあり方に非常に深い興味を持つに至ったわけなんです。  その第一は、こういう国際開発協会という構想が世界平和を願う人類の知恵から生まれてきたものなのか、あるいは大国主義の側に立って、第二の経済進出の手段に考えられてきたのかということは、これは見きわめておく必要があるということを第一に考えたわけなんです。  それから第二に、もしこれが世界の平和を願う人類の知恵として生まれてきたならば、将来世界の平和機構としてどのように発展をさす可能性があり、またこれに参加しておる日本の政府がどういうことを……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1973/12/12、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、この法案については、有効に物価抑制政策として機能を果たすかどうか、その点を視点に置いて検討してみましたが、次の三点について疑問がありますので、各委員の質疑と重複しないように簡潔に御質問して、お答え願いたいと思うのであります。  一つは、この法案の構成そのものについて、第二には、この法律を執行する行政能力その他の外部の条件について、第三には、来年度の経済見通しとこの法案の役割りはどうなるか、この三点についてお聞きいたしたいと思います。  まず、法構成の点についてでありますが、これは各委員もあるいは参考人も、新聞その他の評価等の中にも共通をしておるのでありますが、二点共通の……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1973/12/13、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いまの長官の御答弁は、法制局長官の意見を聞いてお答えになりましたか。
【次の発言】 大体、昨日の長官の答弁を実質的に修正をされて、この法案の発動と物統令の発動は独立のものであり、運営についてはいろいろと慎重にすべきであるが、法的には違った条件のもとに発動するということをいまの答弁で私は理解しておるのでありますが、これは確実に確認をしておきたいので、もう一度お答え願いたいと思うのであります。  本法案は、発動の条件は、「物価が高騰し又は高騰するおそれがある場合」、物統令においては、「物価が著シク昂騰シ又ハ昂騰スル虞アル場合」。したがって発動の条件が違います。それから、この法案に……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1974/02/21、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は少し角度を変えて、現在の物価問題と日本の教育のあり方、教育政策についてまずお聞きしたいと思うのであります。  この点については、私は現在の物価暴騰といいますか、こういう現象は、現在の日本の社会の構造的な退廃であると考えておる。したがいまして、法律の取り締まりではおそらくなかなか解決できないのだ。一つの法律取り締まりを強化すれば、一方の大企業のほうはその対策を立てる、さらに強化をする、また対抗手段を考える。悪循環の結果、最後には統制経済になってしまうおそれが非常に多い。それを私は非常に心配をしておるので、ある意味においては、われわれは寄ってたかって経済の統制化に努力している……

第73回国会 大蔵委員会 第3号(1974/10/18、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大平大蔵大臣は前外務大臣で、安保体制のまま日中平和の道を開いた。二律背反的な問題を大平さん一流の行き方である意味において解決をされた人であり、また将来総理大臣への最短距離に立つ数人のうちの一人であると私は思っておるわけでありまして、また世論では、田中さんには哲学がないが、大平さんには大平さんの政治哲学がある、いぶし銀のような人柄とか、大平国務大臣に期待するものが非常に多いのではないかと私は感じておるわけであります。そういうイメージを頭に置きながら、大平大蔵大臣に総論的にまず御質問いたしたいと思うのであります。  大平さんはわれわれ議員に、これは大平派で演説をされたパンフレット……

第75回国会 大蔵委員会 第3号(1975/02/05、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大蔵大臣と国務大臣という意味を含めてお聞きしたいのでございますが、自民党で三木内閣を選択をされたことについて、大臣はこれを歓迎されておられるか、一応違った路線を考えておられるか、どちらでしょうか。
【次の発言】 もっと私、率直にお聞きしたいのは、大平さんの思想と三木さんの政治家としての思想はよく似ているとぼくは思っているものですから、ただ派閥力学で対立しておっても、三木路線と大平路線は政治家としての考え方はわりに近いんじゃないか、こう私なりに見ておるものですから、そこで率直にお聞きしたわけなんで、形式的に機関でこうなったからこう、そういう意味でなくて、これからの大蔵行政をおや……

第75回国会 大蔵委員会 第10号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大臣が出席されておりますので、質問をする予定ではなかったのですが、一言だけ大臣にお聞きしておきたいと思います。  最近、住民運動の中で、予算の防衛支出分だけは不納入運動をやっておりますね。これは最近新聞を見たのです。最近の住民運動については、議会制民主主義に対する不信感、政治不信感のあらわれとして、政治家としては非常に深く関心を持たなければならぬと思っておるのですが、税関係において、予算支出が憲法的に疑義がある分については不納税という一つの思想で運動をしておる。憲法では、十二条ですか、憲法に保障された自由、権利を守るには国民が不断の努力をしなければならぬという規定もありますか……

第75回国会 大蔵委員会 第12号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、所得控除制度についてまずお聞きしたいと思うのですが、一応頭の中で整理をしてきたつもりだったのですけれども、午前中の控除の話を聞いておるうちにだんだん混乱をして、一番わからなくなったときに質問に立つようなかっこうですが、もう一度整理し直してお聞きいたしたいと思うのであります。  今度の改正の人的控除の引き上げを、基礎控除、配偶者控除、扶養控除、そろえて二十六万にした。昨年は二十四万円。その前には差があって、これらの表現が身分的差別の名称であったけれども、だんだんと控除の思想が変化したと私は見ておるのですが、差額なしに二十四万にし、二十六万にしてきた。したがって、意識する、し……

第75回国会 大蔵委員会 第18号(1975/03/18、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 いま提案になっております法人税の一部改正の中身を見ると、ごく簡単なものであって、同族会社の留保所得課税に対する定額控除額の引き上げと徴税手続の問題ばかりのようでありますが、これを一千万から千五百万に引き上げておるわけでありますけれども、同族会社だけに定額控除制度を法律が採用しておる理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 どうも私は専門家でないのでわかりにくいのですが、同族会社というのはみなし個人企業というような思想に立っているわけですか。どういうことなんですか。
【次の発言】 どうも私素人ですからわからぬが、はっきりしないので立法の精神を聞きたいと思うのですが、大体同族会社……

第75回国会 大蔵委員会 第23号(1975/03/28、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 酒税とたばこ値上げ問題についてお聞きしたいと思いますが、私は酒もたばこものまないので、個人的には余り関心がないのですが、それにつけてもいつも問題になるのは、なぜ酒税が重税であるか、なぜたばこを値上げせなければならぬかという理由が、どうしても私に一番問題になるわけであります。  それで、国民にわかりやすいように、酒税を特に間接税の中でこれだけ重く課税をしておる理由は何か、それから専売事業を国の独占事業としておるその目的、根拠は何か、この二つを国民にわかるように説明してください。
【次の発言】 一応お聞きして、これから各論的にたばこ、酒税のことをお聞きしたいと思いますが、ただ感想……

第75回国会 大蔵委員会 第29号(1975/04/24、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私、一言だけ各参考人の方にお聞きしたいと思うのですが、実はきょうの参考人の皆さんは反対の立場の方ばかりで、実は賛成の方がおられて、賛成論に対してきょう大いに論議をしたかったのですが、賛成の参考人がおられない。このことは国民に賛成論者が一人もいないというふうに解釈してしかるべきではないかと思っておるのです。この法案を通したい与党の推薦がないということは、そういう人が見当たらなかったのか、あるいは時間を早くぐらいの程度に考えているならばふまじめである。こういうことは珍しい。私はそういうことを考えながらお三人の方の御意見をお聞きしておりましたが、非常に本質論的に、この税そのものの技……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中(吾)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が本日所用のため出席されませんので、委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。愛野興一郎君。
【次の発言】 この際、政府委員の方々に申し上げます。  本日は、時間の制約がありますので、答弁を簡潔にお願いいたします。  中村茂君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時五十一分散会

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/04/17、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 福田長官あるいは副総理という両方の立場で、総需要抑制堅持はいままでずっと主張してきたわけでありますが、その態度は変わっておりませんか。
【次の発言】 総需要抑制対策を考えるときに、財政的には公共事業の繰り延べ、それから金融関係では公定歩合堅持、窓口規制あるいは預金準備率の据え置き、そういうふうな柱があると思うのですね。あとは公共料金の努めての抑制。しかし、現在、だんだんともう公共事業の緩和も行われたし、公定歩合の引き下げも〇・五%十六日に実施した。あと残っておるのは、公共料金据え置きということだけが総需要抑制の具体的な柱ではないかと思うのですが、いかがですか。

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1975/05/13、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 竹内参考人に聞きたいのですが、お聞きしていると、こういう機構は、自由経済を前提として、私生児的な存在になるので、物を売るのが目的でなくて、物を売る権利を売る組織、その権利の価格を高めるために、その手段として商品を売る。商品を売るのが第二次の目的で、商品を売る権利を商品としておる組織だ、そういうふうに私、一応受け取ったわけですが、したがって、現在の民法、商法が予想しない組織ですから、現行法でこれを抑制することができなければ、自由経済を前提として、現在の法体系、法思想、憲法の思想のもとにおいて、私は、こういう制度は最初から禁止をしてしかるべき制度であると思うのです。  そこで、い……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1975/06/26、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 質問をする前に、これは副総理として、一言だけ御見解をお聞きしたいと思うのです。  「チッソへの開銀融資決定」という新聞の記事が大きく出ております。それで、チッソを倒産に追い込めば、水俣病の患者に迷惑をかけるという論理がここに出ておるわけであります。国家資金で企業を救済するということになるわけですが、数年前の山一證券の場合も、庶民の私有財産を保護するために、放漫政策で危機に達した山一證券を救済する。これはどうにもならない矛盾を私、感ずるわけです。  一定の市場を支配する大規模の産業とか、あるいは公害を発生する危険のある産業とか、あるいは一般国民の生活に非常に危険を与えるような産……

第75回国会 文教委員会 第11号(1975/05/28、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 特に委員を差しかえていただいて、質問の機会をつくっていただきましたことをまずお礼申し上げたいと思うのでありますが、私御質問申し上げたいのは、東京商船大学の新入生歓迎の席上で酒を強制して、急性アルコール中毒患者を十名出して、三名が重症患者、一名死亡。並びにこれに類する事件がこの一カ月の間に三、四件学校の中に起こっておるものでありますから、これについて御質問いたしたいと思うのでありますけれども、ぜひ御質問をいたしたいと思った動機は、ある特定の大学の特定の現象でいつも終わる習慣がついておるようでありますが、私はそう思わないのであります。これは現代の大学の構造的な欠陥現象だ。現代の大……

第76回国会 決算委員会 第1号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、いろいろなことをお聞きしたいのでありますが、まず第一に、文部省予算の中で教員養成費というものがどういうふうに位置づけられておるか、これを中心にお聞きいたしたいと思うのであります。  私は、教育制度が生きるか死ぬかのかなめは、教員養成いかんにあると信じておるものでありますから、文部省の教育政策が有効に働くかどうかということは、教員養成制度はどうあるか、それに対する予算面においてどれだけの意欲的な計上がされておるかということが一番重要であると思っておるのでありますので、その点を中心にしながらお聞きしたいと思います。  そこで、現在、戦後の文部省の教育予算の中で、教員養成費と……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1975/09/11、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山下元利君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、横山利秋君が委員長に御当選になりました。  横山利秋君に本席をお譲りいたします。

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1975/11/06、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 灯油問題についてお聞きいたしたいと思いますが、先ほど物価局長からわれわれに配付になった第四表ですね。「最近の卸売物価上昇率の推移」、その一覧表をちょっと見せていただきますと、石油・石炭・同製品の上昇率が一番高い。その中で一番右側の対前月比を見ますと、石油・石炭・同製品の比率は六月が〇・七、七月が〇・八、八月が〇・六、九月は一・五。この一覧表を見ますと最高の上昇率です。物価局長から出されたこの一覧表の中で、飛び抜けて対前月比、それから対前年同月比もそうなんですが、特にいま私が問題にしたいのは前月比でありますが、これが特に高くなっておる理由ですね。御説明願いたいと思います。物価局……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 石田参考人とエネルギー庁の部長にお聞きしたいのですが、結論的には、原油がまた一〇%近く上がるという情勢の中で、寒冷地域を中心として民生灯油だけは現行の価格で据え置きをすべきではないかというのが私の希望でもあり、意見なんです。石田さんにお聞きしたいのは、新しい価格体系、もちろんコストプッシュがあるのですから、価格体系も当然出てまいりますが、しかし、企業の社会的責任というものも含んで石田さんの御意見を聞き、また石油部長の御意見を聞きたいのですけれども、それは、現在の石油の総生産量の中で民生灯油の占めるものは六%だ。この間石油部長からの答弁で聞いたわけであります。たった六%であると……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/11/12、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 三点だけお聞きしたいと思うのです。  現在、景気の回復の時期にマクロ的には達しておる、しかしミクロ的には非常に深刻な状況がまだ残っておる、若干不安が残っておるというお話ですが、現在の第四次不況対策を有効に実施することによって景気は回復するとお考えになっておられるのか、回復の時期を確認するのは、財界では大体何月ごろとお考えになっておるのか、これが一つ。  第二に、来年一年かかってようやく四十八年十一月水準に復帰できるというお話ですが、財界が望んでおる経済水準、成長率五%あるいは六%を前提として、どこまで復活することが財界として望ましいものであり、どの水準を前提として政府あるいは……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1975/11/20、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私も簡単に、石油部長を中心にお聞きしたいのであります。  この間参考人を呼びまして、参考人の御意見を聞いた中で、一応確かめておかないと、これからの灯油問題について疑義が残ってもいけないので、二点だけお聞きしたいのであります。  一つは、石田参考人がヨーロッパの灯油はわが国よりずっと高いんだということを説明されて、そのまま聞きっ放しになっておるのですが、どうもヨーロッパの灯油の使用状況とわが国の使用状況は違った条件があるんではないか。そういう例を引き出すことが――審議会において灯油をむしろ思い切って価格を上げてそして節約をさした方がいいという暴論も出ておる。その思想とずっと関連……

第77回国会 大蔵委員会 第8号(1976/05/06、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は本会議で大臣に質疑をいたしましたが、聞きっぱなしの事項もありますし、また聞き漏れの事項もありますから、そういうことを頭に置いてもう少し吟味をして納得いたしたいと思うので、お聞きしたいと思うのです。  まず第一に、財政法は戦後わが国の財政基本法であり、財政憲法と言ってもいいと思うのですが、この財政憲法である財政法とこの特例法との間に非常な矛盾があります。当然矛盾があるわけでありますが、その矛盾を明確にしておくべきであると思うので、この点について、戦後のわが国の財政の基本原則とこの特例法との関係ですね、恐らく大臣も矛盾を感じながら提案されていると思うのでありますが、率直にその……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1975/12/27、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山下元利君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、板川正吾君が委員長に御当選になりました。  板川正吾君に本席をお譲りします。

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1976/05/20、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 本国会最後の機会であると思いますので、経済企画庁長官というよりも、副総理福田さんということを頭に置いてお聞きいたしたいと思うのであります。  一つは、私は国民の感覚からいってどうしても奇異に感じて仕方がないので、やはり政府を代表する人の見解は聞いておかなければならぬと思っておりましたが、去る五月三日の憲法記念日に、自民党総裁三木総理、関係閣僚が列席をして、政府主催の憲法記念行事が行われた。三木総理みずから、この平和憲法の価値というものを高く評価をして、政府が憲法を守る決意を表明したのでありますが、そこから五百メートルも離れていない自民党本部会館において、憲法糾弾の大会を開いて……

第78回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1976/10/28、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は今回立候補いたしませんので、議員として最後の質問に対して、いつも明快なる答弁をされる福田さんの率直な御答弁をいただきたいと思うのであります。  経済企画庁長官というよりも、副総理としての福田さんあるいは自民党の政権が続く限りは次の総理・総裁の第一候補として世間が見ておる福田さんとしてお聞きいたしたいと思うのでありますが、私の質問いたしたいという動機は、議員を去るに当たって、私はまだ日本の進む方向をしっかりと見定めておりません。各政党も日本の進む方向を一体どう考えておるかということについても確固たるお考えを持っておる政治家がいないのではないかという感じもいたしますので、そう……

第78回国会 文教委員会 第2号(1976/10/15、33期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、十八年間議員生活をいたしておる間に、文教政策を軸として国政に献身をしてきたつもりであります。今回、議員生活を近いうちに去るに当たりまして、文教委員会の理事の皆さんの御理解をいただきまして、この席上で最後の質問の機会を与えられましたことを感謝いたしております。(拍手)  永井文部大臣も三木内閣と運命を共にされる立場であると思いますので、この臨時国会が最後になるのではないか、これは憶測でありますが、そうでないことを望みますが、そういう立場も考えて、私も率直に所信を明らかにいたしたいし、質問いたしますので、永井文部大臣も本音とたてまえを分けないで、率直に日本の今後の教育の位置……


各種会議発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第34回国会 建設委員会住宅に関する小委員会 第2号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 御説明の中で、解約手続のことについてお伺いいたします。初めいただいております約款の十八条に解約手続に基づいた解約金、払い戻し金がありますが、その十八条によりますと、「加入者が本契約を中途解約した場合は会社は加入者に対し、前条の解約申出書受付日より起算して、満壱カ年後に契約金額に対する四分相当額を解約手数料として納入済着手金より控除した残額を返還致します。」これについて四分相当額というのは、大体三条あたりを見ますと、おのおの二十万とか十万というのでありますから、十万ならば四千円、二十万ならば八千円という額になると思うのです。その場合に一カ月、二カ月を納めて、まだ二千円しか納め……

第34回国会 建設委員会住宅に関する小委員会 第3号(1960/03/19、28期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 集金人の武田さん、中後さんに、順序にお聞きしますが、その前に、委員長に御質問します。会社の方から外交員をこちらに来るように指示されたときに、集金人でなしに、いわゆる契約担当者に来るように要請をされなかったのですか。その点をお聞きしたい。
【次の発言】 直接御本人に指名をされた。会社を通じてではないのですか。
【次の発言】 武田さんにお伺いいたします。外交員を、前にどれくらいほどされておったか。
【次の発言】 外交員をされたときに、殖産の方では訓練所があるというお話ですが、あなたの方にあるかないかということと、それから外交員をされたときに、交通費は会社が持つか、あなた方がお持……

第34回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○山中(吾)委員 時間がないので、簡潔に農林大臣並びに林野庁長官に御質問いたしますから、簡単にお答え願いたいと思います。  建設委員会にはこの法案が提案になったのですが、まだ農林大臣が一回も御出席になっておられないが、一体として治山治水法案が出ておるわけですから、そういう立場でこの法案が破綻のない法案として実施されるかどうか、それを見きわめる責任があるのでお聞きするわけです。この法案に現われた姿から、治山治水、国土保全に対する農林大臣の責任はどういう責任であるか、お聞きしたい。
【次の発言】 治山事業の欠陥から洪水その他の場合に非常に大きい影響を与えるという場合については、農林大臣は政治的にど……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 主として大臣にお伺いしていきたいと思いますが、補足的に局長から御説明を願ってもけっこうであります。  来年度の予算は国土保全予算というふうにいわれるほど、非常に膨大な建設省予算であります。従って国家の予算の性格を左右するような予算だと思うのです。そして建設省から提出していただきました資料によりますと、この五カ年で建設省の予算は約倍になっております。多い部局は三倍あるいは二倍というふうになっておりまして、そういう観点に立ちますと、この予算を有効に執行するという立場から、いろいろ検討すべきものがあると思う。二倍になった予算に対する執行体制が大体五年前と同じような体制であるという……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 文教委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1961/04/01、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 関連して……。あまりお聞きをしないつもりでおったのですが、三カ年に短縮することはやむを得ない、しかし実質上教育水準を下げないようにしてあるというお話しでありますので、あまり事実に合わないので、質問いたしたいと思うのですが、四カ年の大学の教育に劣らない教育を三カ年でするためには、教授陣の充実、さらに施設も四年制大学よりも充実した施設をしていなければならない。教授の定員についても、それ以上のものがなければできないわけである。ところが現在の予算書には、そう出ておるかどうか。局長にお聞きしますが、四年制大学の教授定員と工業教員養成所で四年の教育内容を行なう濃縮化した三年の教員養成所の……

第40回国会 地方行政委員会文教委員会連合審査会 第1号(1962/04/30、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 地方公務員共済組合法案について、主として文教政策の立場を含んで御質問いたしたいと思います。  大体参議院の質疑の速記録を見ますと、あらゆる面から検討はされておるので、繰り返さないように努力いたしたいと思いますが、ただ審議の過程で私自身の意見としても非常に疑問に残るのが、いわゆる減額退職年金の問題と運営の問題、この二点だけは、どうしてもこの法案によって、行政の立場からいってもあるいは共済制度の立場からいっても、現在の恩給制度から移行する現実の政策の問題としても、非常に不適当であるということを痛感をいたしておりますので、その点からお聞きいたしたいと思うのであります。  まず第一点……

第40回国会 文教委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は文部大臣に、地方新聞に記載をされた、学力テスト不履行の懲罰として補助金を削減するという大きい記事について再確認したいことが一つと、それから先ほど纐纈委員からも話があって、その権限について説明されましたけれども、私には疑問がまだたくさんあるので、その法的根拠をもう一度尋ねたい。次に捜査の行き過ぎについて尋ねたいと思うので、その辺は明確にお答え願いたいと思います。  この補助金の削減、これは文部大臣の放言ということになっておりますが、なお聞きたいというのは、この間の学力調査の場合にも、証人として来てもらったPTAの人々が、最後に、文部大臣が補助金を削るということを新聞に載せて……

第41回国会 文教委員会文化財保護に関する小委員会 第1号(1962/10/29、29期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 今の問題について私委員長に提案したいと思いますが、局長がそういう趣旨の説明をされましたけれども、小委員会としてはやはり文書で今後そういうことのないように要望されてはどうかと思うので、あとでお諮り願いたいと思います。それは文化財保護委員会並びに付属機関における専門職の職にある者が絵画、彫刻その他美術関係の作品で指定に影響あるような場合、同一人の特定の作品指定がある、そういうふうな場合においては、刊行物に発表する場合は関係機関の合議によるべきであるというくらいのことは、私は文書で文化財小委員会から要望すべきじゃないかと思いますので、あとで一つ諮っていただきたい。そういうことをし……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1963/02/25、29期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、農業教育を主として、農林大臣と文部省にお聞きしたい。そのお聞きしたい理由は、一昨年できました農業基本法の第十九条に、国が農業に関する教育、研究、普及の責任があると明示されているわけです。その基本法に基づいて設置されたあと、どういう具体的な計画をお立てになっているか、それをまずお聞きいたしたいと思います。それと同時に、農業基本法の執行の全体の責任は農林大臣にあると思うのですが、それも御意見な聞いておきてたいと思います。
【次の発言】 農林大臣は第十九条はお読み願っておるでしょうね。なってなければ、今ちょっと読んで下さい。――農業基本法を設定されるときから、農林大臣、ある……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 文教政策の一般的な問題については文教委員会でお聞きすることにいたしまして、一つ具体的な事項の一つ二つだけをお聞きいたしたいと思いますが、最近荒木文政は日の当たる部面においてはなかなかはなやかな政策も出ているのでありますけれども、日の当たらない政策の部面については相当穴があいているように思う。文教政策全体としてはアンバランスが相当出ているのではないかと私は考えているので、一定の時期に全体の人つくり政策を池田総理大臣が出しているのであって、その点は、一応全体をにらみ合わせて穴の部面を埋めるという段階にきているのではないか、そういう認識に私は立っております。その点については、これ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会文教委員会連合審査会 第1号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 もう時間がありませんが、いま川崎委員から質疑をいたしまして、この中でこの法案に対する一つの疑問、あるいは今後かえって大学側にとって不利になるかという疑問がまだ残っておるようでありますので、端的にお聞きいたしますので、文部大臣と大蔵大臣から簡潔にお答えしていただきたいと思うのです。  この法案の問題点は私は二つあると思うのです。その一つは、この特別会計制度をつくることによって、大学の自治というものがあるいは薄くなるのではないかという疑問がどうも大学側にあるようであります。第二は、いろいろ理屈は言っても、財政的にかえって不利になるのではないか、その二つの点に要約されると思うので、……

第48回国会 文教委員会体育振興に関する特別委員会連合審査会 第1号(1965/03/29、30期、日本社会党)

○山中(吾)委員 大蔵省、それから建設省の方々にどうしても聞いておいていただきたいと思います。  きょうの読売新聞の社説の中で、「オリンピックを記念しての「青少年総合センター」に充当することに決まっていた東京・代々木の女子選手村跡が一部、税務職員のアパートに転用されていることがわかった。ツンボさじきにおかれている国民にとっては〃寝耳に水〃のおどろきだが、すでに二百人が住みこみ今月中には、千二百人が入居するという。」こういう書き出しで国民の批判が出ておるのですが、いま二百人入っておって、三月中に千二百人が入居することになっている、これは大蔵省事実ですか。

第48回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 長時間にわたっての質疑なので、大臣も飽かれたようですから、一問一答で、あとは文教委員会に残したいと思います。  第一点は、学園都市の建設について、野原委員のほうから御質問があったときに、東京教育大学などは移転に適当であると考えて内々計画をしておるという御答弁があったのです。単に移転をするというふうなことでは、これはあそこの関係者も賛成はしないでしょうし、何か前進する中身がないと、私はこういうものは解決しないと思う。それと同時に、私の考えでは、教育大学というものは単科大学という考えでは間違いだと思うので、広い学問的な、総合的な学問の研究という雰囲気の中で、識見の高い教育者が生……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 関連をして。私も主査に善処方を要望したいと思うのでありますが、各大臣がここに出席をして予算説明をされておるのですが、これは常任委員会においても大臣が説明をされておる。代理をよこさないで国会において予算の説明をしておるのに、ここにある皇室経済、それから国会事務局、それから国会図書館、これは一回限りの説明の機会なんです。それが代理を出してくるということは、国民の税金を使うという意識が抜けておるからこういう代理を簡単によこすという考えが出ているのじゃないか。非常に危険な思想がこの辺から出てくるので、現象的には国会軽視だけれども、本質的には国民の税金を何億と使うために国会に承認を得……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 総理府長官にお尋ねいたします。  午前中に田口委員から青少年問題で質問をされておったのですが、それに関連をしてまず質問したいと思います。  総理府において青少年問題協議会を設置して、この青少年問題を推進する最初の出発点は、各省の事務に分化しておるので、調整統合するという趣旨であったと思います。そういうこですから、したがって、予算執行権というのか、そういうふうな部面はみな各省でやるという関係で、実際は油断をすると有名無実の行政になるということが性格上出ると思うのです。そういうことを考えながら予算面を見るときに、他の予算面と違って、非常に疑問が出たり、これでうまくいくであろうか……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 関連して。文部大臣に念のためにお聞きしておきたいのですが、先ほど小川分科員が文化財保護で文部大臣にお聞きになったのですが、現在の組織上からいえば、文化財保護に対する文部大臣の責任が非常に不明なわけなんです。国会で、あの京都の地域の保存についてここで文部大臣がお答えになったが、その責任はほんとうに持っているかどうか、疑問なわけです。その点については、そこに事務局長がおりますけれども、責任者は委員長である。委員長は政府委員でない。これはいつも私、問題にするのですけれども、きょうの質疑応答の中にも国家行政組織法上からいうと非常に矛盾があるわけなんです。何か検討しなければならぬじゃ……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 最後の質問でございますが、二日間いろいろの角度から質疑が行なわれまして、誠意のある文部省の答弁に感謝をいたしたいと思うのですが、いろいろの質問の中で、参考になるもの、あるいは政府当局のほうでは蛇足になる質問もあったかもしれませんけれども、いずれにしても五千四百二十六億の、国民が額に汗をして働いた税金を一年使う権限を承認される問題でありますから、もし儀式とすれば最高の儀式だと思うので、やはりばかばかしいとか、あるいは当然わかったことだというふうな考えをお持ちにならないで、今後ともこういう国会の中における審議を誠意をもって聞いていただくし、また反映する努力をしてもらいたいと思う……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 参議院の方に言っておきますが、この分科会の審査の最初に、予算の提出の責任者はみな出席するということで、議事進行において主査のほうから特に注意することに決定してあるわけです。それでその当時、皇室関係と衆参両院の代理者だけが来ておった。図書館も副館長であった。しかし、これは国民が額に汗をしてそしてつくった税金を、一年間何十億、何百億という金を使うための審議ですから、代理者でやるべきものじゃない。総理大臣も各大臣もここへ来るのですよ。したがって、必ず責任者が来なければ――午後総長が来なければ審議をいたしません。これは分科会の約束ですから。  それから、あなたの答弁は、いままでの各……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 外交問題で経済援助その他経済外交ということがほとんど論議の一〇〇%であって、文化外交というのですか、あるいはアジアに対する文化協定、こういうものが非常に軽視をされておると私は受け取っておるものですから、そういう立場で外務大臣にひとつ所見をお聞きしたいと思います。  その前に、文部省の大学学術局長が途中で中座したいというので、順序を変更します。同じ文化関係ですけれども、私、予算の総括質問で総理大臣に質問したときに、風格のある社会ということで、合理主義というものについては疑義があるというような答弁をしたものだから、それを新聞で見て、どこか大学の教授です、名前は秘しますが、近代科……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、先般労働省で発表になった雇用対策基本計画に関連をして、結局いままでの質問者と同じような項目になりますが、ダブらない点をお聞きしたい。  いま出かせぎの問題が出ましたが、これも私、東北農民の立場の実感を持っておるものだから、労働大臣に念を押しておきたいと思うのです。社会保険の問題ですが、理論を越えて、東北の農民の出かせぎという立場からいうと、これ以上条件を少しでも悪くするということは、どうしても私は認めるわけにいかない。農民の出かせぎに関する社会保険金の支給の条件を悪化するということは認められないと思うのです。この点についてぜひ認識を深めてもらいたいと思うのは、最近の農……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1967/04/22、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 次の質問者がまだ来ないようですから関連で伺いたいと思います。  いま医学インターンの問題について、医学教育の問題を大原委員からお話しがあったんですが、これは厚生行政の問題としてでなくて、文部省の教育行政の問題において解決しなければ解決しないと、そう私は根本的に思っておるわけです。現在六カ年の医科大学がある。これを戦争前の日本の医科大学教育と比較して、戦前の医学教育という方向に向かって何か解決の道がないのか。戦前は六カ年の中で臨床も含んで卒業と同時に医師の免許を与えて出発してきておる。ただし、おそらく戦後の場合については、二カ年の教養コースがあるので、その分だけがはみ出て、イ……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1967/04/24、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、現在の学校制度に関連しながら教育の問題について文部大臣に伺いたいと思うのですが、最近の新聞その他に発表される教育論議は、多かれ少なかれ、六・三制という学校制度と関連をして論議をが出てきておる。二、三年前までは制度に関係なく教育論議があったのですが、最近は、大体の共通した点は、制度に関連をしてきておると思うのです。したがって、日本の教育問題は、教育制度というものと結びつけないと解決しないところまで来ているんじゃないかというふうに私は見て取っております。ところが、文部省の諮問のしかたは、大体幼児教育はどうだ、後期中等教育はどうだと、断片的に諮問されておる。しかし、幼児教育か……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1967/04/25、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、保育所と幼稚園の関係の問題と、インターン制度の問題、さらに国保の各地方ごとの独自的な給付についての本省の考え方、アルコール中毒矯正施設の問題についてお聞きしたいと思います。  まず第一に、保育所と幼稚園の関係については、これは古くて新しい問題なので、いま始まった問題ではないのですけれども、制度的にこの問題を検討しなければならぬ段階に来ておるのではないか、これは私の考えなのです。そこでお聞きしておきたいと思うのですが、まず保育所の現在の普及率ですね。できればその内訳で、僻地保育所、それから季節保育所、一般の保育所の大体の現況を局長のほうからお聞きしたいわけです。

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は予算委員会の総括質問で、明治百年のことについて十分に長官からその意図をくみ取る機会なしに終わっておるし、この明治百年というのは、これからの日本の国民に対する一つの社会教育でもあるので、その趣旨を明確にしておく必要があり、非常に私にとっては重大なものだと考えておるので、その点明確にしておきたいと思い、あえて取り上げておるわけであります。  まずその前に、私申し上げておきますけれども、この明治時代というのは、日本の近代化をするためには、通過しなければならない必然的な過程であったということは、私は十分認めております。また戦後二十年における敗戦から立ち直った力も明治の遺産である……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、アルコール中毒対策の一点にしぼって御質問したいと思います。  これは、園田厚生大臣に特にお聞き願いたいのですが、坊大臣のときにこの問題を要望いたしまして、アルコール中毒が野放しになっておる関係から、家庭崩壊の状況にあるという悲惨な状態、特に北海道、東北等の寒いところが多いのですが、そういうことを要望して、これを検討するということで、本年度の予算には厚生省も取り上げて、アルコール中毒対策についての予算要求をしたと聞いておるわけです。その結果を、まず局長から御報告願いたい。
【次の発言】 聞くところによりますと、本年度においては、アルコール中毒対策として六千九十万円の要求……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、労働基準法についての大臣の権威的解釈といいますか、わからないものですから、そういう労働基準法執行の責任者である労働大臣の解釈をお聞きしたいということと、その労働基準法の運営についてのお考えを聞きたい、その二点であります。  それでまず第一に、労働基準法は憲法二十七条に基づいた労働条件の基本法と私は思うのですが、その点はいかがでしょう。
【次の発言】 そうしますと、いろいろの給与に関する法案で労働基本法としての労働基準法のあとに、給与に関する別な法律で労働基本法である労働基準法を改めるということは不適当であると思うのですが、基本法の線に沿うて、他の法律でその線内において……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、農民の能力付与というのですか、教育という立場で、農政について農林大臣にお聞きしたいと思います。  私は、農政というものは次の三つの柱で初めて均衡のとれた推進をすることができると思うのです。第一は、農漁業基盤開発政策、第二には、保護助成の政策、第三には、農民、漁民の教育政策、能力付与政策、この三つの均衡がとれていないと、農政というものは円滑に発達をしないし、国民の税金の浪費というものが出てくる、そう考えておるのですが、いま農林大臣は農政に対する方針をお読みになったのですが、それを聞いておりますと、農民、漁民の能力を向上せしめることについて一言も基本方針に触れておられない……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、最近の石油鉱業から発生したいわゆる回収硫黄の出現に基づいて、従来の鉱山硫黄鉱業が非常に苦境におちいっておる、これについて、政府としてどういう対策をお立てになっておるか、今後どういう対策をお考えになっておるかを中心としてお聞きいたしたいと思うわけであります。  まず第一に、硫黄の需給バランスはどうなっておるか、それをひとつ、簡単でいいから報告をしてください。
【次の発言】 現在はたいした需給アンバランスはないのですが、四十三年、四十四年、四十五年という数カ年を見通すと非常な過剰になる。そういう関係から、価格の問題を中心として、貴重な国内資源の硫黄鉱山のほうが非常に苦しい……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、総括質問で外務大臣に質問をする機会を失っておるので、その続きのつもりでお聞きしたいのですが、私の質問する要点は、どうも、いろいろ論議をしておる中で、安保条約があるためにいろいろ矛盾を生んで、うそも言わなければならないし、ずいぶんむだな論議がある。安保が前提であらゆる問題が出ておるように思うし、また逆に、政府は安保条約を利用して間接的に憲法を空洞化する方向に使っておる点もあるような気がするのです。私は、安保条約を解消しなければ戦後は終わらないのじゃないかという感じを持っておるので、そういう点を率直にいろいろな点からお聞きしたい、こういうふうに思っておるのです。  そこで……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は自衛隊の存在について、憲法論とかそういうものはここでは論議しないで、自衛隊の教育方法の立法から純粋に憲法の線に沿うたいわゆる使命感を持った自衛隊が養成されるのかどうかということを非常に疑問を持っておるので、その点について一点にしぼってお聞きいたしたいと思うのです。  自衛隊の教育の操典の中に各個戦闘訓練という操典がございますか。
【次の発言】 その戦闘訓練の二二六ページか七ページですか、銃剣を使用する場合の要領についての一節があるのですが、それを局長ここで読んでもらえますか。
【次の発言】 長官、こういう機会でなければお読みになることはないと思いますので、私が読みますか……

第61回国会 文教委員会公聴会 第1号(1969/07/14、31期、日本社会党)

○山中(吾)委員 諸先生から非常に貴重な御意見をいただきましたが、割り当てられた時間が短いので、お聞きをいたしました先生の順序で、私のなお確かめたいことだけをお聞きいたしたいと思います。  まず、鈴木弥七先生にお聞きいたしますが、お話の中で、大学問題に非常に御心配をなさっておられることについて同感でございますが、そのお話の中で、未熟な青少年の問題があるというようにお話しになっておるのですが、それは小学校、中学校、高等学校の生徒と大学の問題とあまり区別をされないでお考えになっておるのではないか。大学の場合については、すでに十八歳から二十五、六歳の、もうすでに社会的に責任と自由を自覚した若きおとな……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 与えられた三十分で簡潔に、しかも要を得て質問したいと思いますので、そのつもりで、大臣のほうも簡潔に御答弁願いたいと思います。  青少年対策についてお聞きしたいのですが、一口に青少年対策といっておりますけれども、中身は大体青年対策が重点になっておると私は思っておるんです。このうしろに中村さんがおいでになっておりますが、少年対策で、かぎっ子対策というのは、最近中村前文部大臣の発想でちょっと予算化したのがありますが、大体青年対策が重点になっておる。青年の家、青年の船。しかし、これはほんとうの人間形成というものの立場から考えますと、少年対策がむしろ重点的に考えられなければならぬので……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、酒害対策と医学教育の二点にしぼって聞きたいと思います。  厚生大臣は御承知ないと思いますけれども、酒害対策については、私、三カ年にわたって質問をし続けてきておるものです。非常にアルコール中毒が多いし、酔っぱらいの交通事故、その他犯罪においても酔っぱらい中の犯罪が非常に多いので、それに対する対策を厚生行政の中でやるべきであったが、それについての予算はゼロであった。そこで、坊さんのときからようやく酒害調査費として三百万、昨年の予算で計上された。園田厚生大臣のときには、アル中矯正施設は何としても何とかしたいということを私の質問に対して明確に答えられたのでありますが、今度の予……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、まず北洋漁業のことについてお聞きしたいと思います。  最近のサケ・マスの――これは国際関係も含むわけでありますが、ここで言えないことは言えないでけっこうですから、それはあえて望みませんので、大体の量の増減についての状況を簡潔にひとつ長官のほうからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そのうちのサケ・マスはえなわ漁業の地区がありますが、その量の変遷はどうでしょうか。
【次の発言】 これは三陸沿岸の関係が非常に深いものですから、サケ・マスはえなわ漁業というのは、小規模であり、流し網漁業よりも漁家としても零細なものであって、非常に生活に影響するので、その量の変遷については……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、硫黄対策、ことに松尾鉱山を中心にしながらお聞きいたしたいと思いますが、大平通産大臣は、予算委員会の総括質問で、民社の鈴本委員から質問があって答弁をされたのですけれども、鈴木委員は、案外通産大臣御勉強されておると敬意を表されておったようでありますので、十分お知りだと思いますが、なおもう少し認識を深めて、ぜひ実効のある結果を出すようにお願いしたいという趣旨で御質問をいたしたいと思います。  通産省の委嘱によりまして、昨年松尾鉱山調査団が現地に派遣をされております。その答申が四十三年七月二十三日に出ておるのでありますが、大臣は目を通されておられますか。――御存じないでしょう……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 文教委員会著作権法案審査小委員会 第3号(1970/03/27、32期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 非常に参考になる御意見をいただきまして、ありがとうございました。川村さんの御質問にダブらないようにごく簡明に、次の審議の参考にしたいと思います。  丹羽先生、六十八条の中で強制許諾ということばが使われておるということを言われたのですが、六十八条には強制許諾ということばがないので、誤解のないようにもう少し御説明をいただきたいと思います。六十八条ですね、裁定の意味ですか。
【次の発言】 強制許諾ということばを法律で使っているように御説明になったから、ここで訂正しておかないと……。おそらく協議がととのわないときに文化庁長官の裁定によって許諾をすることには困る、そういう御意見ですね……

第63回国会 文教委員会著作権法案審査小委員会 第5号(1970/04/02、32期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 非常に参考になる、しかもあまり誇張しないぎりぎりのこの法案に対する御意見を聞かしていただきまして、私らに非常に参考になり、ありがとうございました。  いま石川さん先にお帰りになるというのでお聞きいたしたいと思いますが、お聞きする前に、最後に無傷で衆議院が通過することになっているらしいといううわさがあるということでありましたが、私たちはみずからの審議権を放棄するような非常識なことはいたしておりませんので、みずから審議をして、これが不当である場合には、やはり最高機関としての国会の権威のもとに修正をし、あるいは必要なる附帯決議を置き、あるいは石川さん言われた内容についての責任者の……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 二点にしぼってお聞きいたしたいと思います。一つは少年自然の家、一つは小規模学校の統合、二点にしぼってお聞きいたしたいと思うのです。  今度の四十五年度の文教予算を見せていただきますと、大半は義務施設に尽きるのでありますけれども、その中で敬意を表したいのは、一つの新しい発想として私学の助成と少年自然の家、内容については非常に批判を持っておりますが海外視察、この三点については敬意を表したいと思うのでありますが、その他はほとんど義務支出、大した発想がないように思うのでありまして、この辺はさらにこの国会中にお互いに論議をして、教育政策が推進するように私も努力しますから、文部大臣も新……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 まず第一に、BBSのことでお聞きいたしたいと思いますが、BBS、復帰運動は、その話をしますと、それはどういう運動かと聞く人があって、たいていの者はまだBBS運動というのは御存じない人が多いのであります。国会議員の中にもあまり知っている人がないようなんでありますが、私は、しかし、このBBS運動は、少年の社会復帰のために非常に重要な問題であると考えておるので、特にそれを中心にしてお聞きいたしたいと思うのであります。  まず、現在の全国のBBSの状況といいますか、ごく簡明でありますから局長からお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 四十五年度の予算にBBSに関連する予算が若干計……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、酒の害について、一点にしぼって御質問したいと思います。  私は、坊大臣のときから、さらに園田厚生大臣に引き続いて、予算の分科会では酒害問題を繰り返し繰り返し質問をしてきております。現在だんだんとアルコール中毒患者がふえておりまして、家庭が崩壊に瀕している者、あるいは暴力をふるって精神病院に何回か入ってもまた出て失敗を繰り返している者が、地方的には数は違いますけれども、非常に多くなっている。そして数は少なくても一つの村に二、三人おればその村全体の影響は非常に大きいので、アルコール中毒を出さないように、出た者は社会に復帰するように、そういう対策はやはりもう政治の問題として取……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、水産関係を中心にしてお聞きいたしたいと思いますが、岩手の三陸沿岸漁業というものを、その実情を見ながら御質問を申し上げるのです。  最近、沿岸漁業の不振の状況の中で、漁民の方は、例の、とる漁業から育てる漁業というのですか養殖漁業、こういう行き方でないと生きていかれないというので、各漁村の部落の青年グループろとか、あるいは青年といわず成人を含んで、アカガイの養殖の研究とか、従来のアワビその他のいいろの研究を盛んに始めておるわけです。そういう人たちの声を聞きますと、研究費の助成が非常に少ないので、たくわえのない貧乏な漁民にとっては、養殖その他で生きていくしかないので、切実な……

第65回国会 文教委員会文化財保護に関する小委員会 第1号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○山中(吾)小委員 一点だけ、重複しないようにお聞きいたしたいと思います。  お二人の先生から非常に参考になる貴重な御意見をいただいたのでありますが、それを基礎にして飛鳥の文化財というものについての特殊性がよくわかったので、飛鳥の特殊性に基づいた特別の保護のしかたというものをわれわれが検討して、それで国会においてその飛鳥の文化財に合うような保護対策を立てるのがわれわれの任務でありますので、そういう立場でお聞きしておきたいと思うのです。  それで聞いておりますと、門脇先生のお話の中に、飛鳥というものは日本の古代国家、統一国家の形成過程を示すものとしての意義と、それから文献と考古学の接点として重要……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、タクシー問題を中心に運輸大臣にお聞きいたしたいと思います。  最近、法人タクシーの大幅値上げ申請があったということを聞いておるのですが、これは利用者からいうと、五三%という負担の増大を示すもので、たいへんなことだと思うのですが、運輸大臣はこれについてどういう処理をされるか。
【次の発言】 当分値上げをしないという運輸大臣の御方針をお述べになられたのですが、私は、こういう状況のもとで利用者の立場から五三%に相当する料金の値上げ申請は、行政当局はある意味においてはなめられておるのではないかとさえ感ずるのであります。それで一体、法人タクシーは業態として適当なのかどうか、その根……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、酒害問題についてお聞きいたしたいと思いますが、歴代厚生大臣に質問を続けておるわけです。国会におる間は質問を続けるつもりでございますが、質問をするごとに厚生大臣は交代をしておるのですが、このたびだけは内田厚生大臣は二度目であり、大体私の気持ちはわかっていただいたと思っておりますが、その前に厚生大臣に私が質問をする理由を申し上げておきたいと思うのです。  第一は、この酒の問題は、酒税という大きい国の財源問題がからんでおるので、行政に対して政治が発言するとか、悪くいえば圧力を加えなければ、酒害予防あるいは防止政策というものが行政化しない。黙っておると、行政のほうからは酒害防止……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、日本社会党)

○山中(吾)委員 私は、文教政策の立場から、今度の沖繩復帰対策要綱並びに沖繩復帰に伴う特別措置法案を一べついたしましたが、結論的には、本土並みという単純な基準のもとに文教問題も処理されようといたしておりまして、文教政策の特殊性に対する配慮あるいは沖繩の歴史的事情に対する配慮、沖繩県民に対する、この間の木島委員のことばをかりれば、沖繩の心に対する理解というものがほとんど見えないと感じて、まことに遺憾に思っておるのであります。そこで文部大臣に、そういう観点から、広範な文教政策でありますので四十五分ではとても意を尽くすことはできないので、二、三象徴的な事項を取り上げてお聞きいたしたいと思うのでありま……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、小中校の教育環境整備で、全国的にできる限り緑化をすることを前々から提唱してきたのでありますが、前の沖繩国会では、沖繩の諸学校を緑化する方針を確かめるために質問いたしましたが、そのとき文部大臣も大蔵大臣も、私の質問に対して公約をされてあります。さらに、この間の赤軍派の緊急質問に対しても文部大臣が賛意を表しておるのでありまして、ぜひこれは全国的に日本の小中学校が緑の学校であってほしいという念願から、念に念を押したいために御質問をいたします。  それで、沖繩の学校復帰にあたって、いままでの経過、あるいは各学校の緑化の計画について具体的な案があるはずでありますから、お聞きいたし……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、酒の害のことについてお聞きいたしたいと思いますが、毎年予算分科会で厚生大臣に質問をしておるので十分御理解があると思いますし、ことに斎藤厚生大臣は二回目でありますので、私の質問の趣旨は十分理解されておると思いますから、簡潔に御質問いたしたいと思います。  なお、前回厚生大臣をされておられるときに、民間の酒害団体を一度呼んで意見を聞く会を持ってほしいと要望いたしておりましたが、この間その趣旨が反映いたしまして、厚生省が各種アルコール問題の団体を呼んで意見を聞かれたことに対して、まず敬意を表しておきたいと思います。  それで、時間がないのでまず具体的にお聞きいたしたいと思いま……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会大蔵委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1973/04/23、33期、日本社会党)【議会役職】

○山中委員長 これより物価問題等に関する特別委員会、大蔵委員会、農林水産委員会、商工委員会連合審査会を開会いたします。  先例により、私が委員長の職務を行ないます。  内閣提出の生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出の生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案の両案を一括して議題とし、審査を行ないます。
【次の発言】 両案の趣旨につきましては、お手元に配付の資料によって御承知願いたいと思います。  これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。塩崎潤君。

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私、酒害の問題一点にしぼってお聞きしたいと思うのですが、実は坊厚生大臣から園田厚生大臣、斎藤、内田、斎藤大臣は二人あるわけですが、数代にわたって同じことを実は質問をしておるのです。大体通常国会ごとに厚生大臣がかわるようですから、私にとっては重大な政治課題ですが、厚生省にとっては厚生行政のすみっこにしか位置づいていないので、繰り返して、もう少し関心を深めてもらいたい、これが私の質問の動機なんです。さらにどうも行政とモラルという問題を考えるときに、行政権の行使も権力の行使ですが、どうも道義の感覚が鈍い、そのことが酒税と酒害防止行政というものの中に、どうも一番行政とモラルというも……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、大蔵行政と文教行政の接点になる家計支出の教育費の課税問題と、僻地学校給食の補助金の二点にしぼってお聞きしたいのですが、どうも家計支出の教育費の免税問題は、文教政策としてはずいぶん古い時代から主張しておるんですが、大蔵省の思想からいうと、なかなかそれに対する批判があるとみえてまだ未解決のままになっている。私自身の思想からいうと、当然に非課税にすべきではないかと考えているものですから、特にきょうお聞きいたしたいと思うのです。  それで、まず文部省から、家計支出の教育費、最近の統計があると思いますから、ひとつ発表していただきたいと思います。

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 中村法務大臣にお聞きしますが、BBS運動というのを聞いたことがありますか。
【次の発言】 こういう質問はおそらく私だけしかしないだろうと思うので、法務大臣もこういうBBSということばをあまり聞いていないのじゃないか、DDTと同じくらいに間違うんじゃないかと思ってお聞きしたのですが、かつて私岩手でBBS県連胆の会長をしたことがあるものですから、青年諸君の実態をよく知っておるので、ぜひ法務大臣以下、BBS運動を認識をされて、もう少しこの運動の発展のために予算も含んで協力を願いたい、こういう趣旨で問題を取り上げておるわけであります。  それで、現在のBBSの状況を法務省でとられて……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は酒害問題についてお聞きいたしますが、毎回同じ質問を繰り返しておるので、厚生省ではもうおそらく有名になっているはずでありますが、厚生大臣は年々交代するものですから、交代するたびに厚生大臣の関心を深めて、何とかもう少しアルコール中毒患者に対する対策とか、あるいは酒害予防をもっと予算の裏づけの上で前進するようにしたい、そういう念願でお聞きいたしますので、厚生大臣もお聞き願いたいと思うのであります。  実は、前の質問によって前厚生大臣も酒害相談事業は何とか進めたいという答弁があったわけでありますが、これもなかなか実現をいたしません。幸い、最近武蔵野市に、市が直接取り上げて、この……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、教育の再教育施設の問題と、僻地教育の二点についてお聞きいたしたいと思います。  その前に、大臣の所信を一言だけお聞きしておきたいんですが、現在、国会の中で激しい論議をしている物価問題私は、構造的な退廃という感じをしておるのであります。この節度のない買い占め、売り惜しみという反社会的行為が価格の引き上げをしておるので、経済法則に基づいて、需要供給の関係で上がっておるんではない。そういう意味において、私は構造的なものだと思います。全体の個人主義、エゴイズムというものがバックにあって、こういう現象が出ておるんだ。  したがいまして、この価値観を変えない限りにおいては、法律の……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は酒の害、酒害対策について質問をいたします。  この問題については歴代の厚生大臣更迭ごとに質問をしておるので、この分科会で私が質問するとすればもうたいてい厚生省の担当官は、ああ酒害問題例の質問かと顔を見るとおわかりのはずでありますが、厚生大臣更迭ごとに――更迭ごとと考えてみますと毎年どうも厚生大臣がかわっているようでありますが、酒害問題について厚生当局も大蔵省の主計関係も徐々に理解を深めておるようであって、若干ずつ酒害対策予算が計上されておることを一応私はうれしく思っておるわけでありますが、なかなかこの対策が本格的に進められるところまでは行っていないと思っているわけであり……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、農業振興と農業教育の一点にしぼって、時間が非常に遅くなっておりますので、簡明に質問をいたしたいと思います。  私の質問する趣旨は、文教委員会で農業教育を論じても、どうしても実態に沿う実のある論議が出ない、農林関係の農業振興計画もどうしても農業教育抜きになるので、こういう分科会の機会以外に、農林大臣、農林関係の人の認識を深めてもらう機会がないので、特に私この機会を選んで、簡単にひとつ認識を深めてもらえばいい、そういう意味で御質問いたします。  現在の農業基本法が経済成長政策の論理の上に乗ったために、このままでいけば自給率は下がっていくばかりだ。そこで農林大臣も、これは農……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○山中(吾)分科員 私は、永井文相は大臣になる前から、その世界観、人生観、教育の思想については大体理解をしておるはずのものでありますので、大臣に就任をされて大いに期待をして、また何か限界を感じ、また期待をして、また限界を感じておるというような心境で、なおかつ大いに永井文政に期待をしておるのであります。  この機会に端的にお聞きしたいことは、私は理屈を離れて、文部省と日教組の対立は非常に悲しむべきことである、理屈を離れて何としても国民教育の共通の広場を発見をして、教育行政と現場の関係が、対立次元から何かそうでない協力次元にアウフヘーベンをしてもらいたい。これが私のある意味における政治的な最大の課……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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