鬼丸義斉 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは鬼丸義斉参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
鬼丸義斉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

鬼丸義斉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 司法委員会 第3号(1947/07/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 それを別々にやらなければならんのですか。弁護士法の方は大したことはない、それから引続いてやつたらどうです。

第1回国会 司法委員会 第4号(1947/07/26、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この第一條によりまする公務員の職務を行うに当りまして、特に故意、過失ということがなければ賠償の責任なしということにつきまして、違法ということになりまするならば、殊更この「故意又は過失」ということを入れなくてもいいんではないかと思います。僅かな場合にはそういうことも想像できまするけれども、すでに故意或いは過失ありやということを、被害者の方で以て立証いたしまする上におきましては、非常な大きな不便を感ずることになります。第二條におきましては故意過失もなく、その瑕疵の一点によつて直ちに賠償の責を負うこととなりまするが、殊更第一條に限つて故意又は過失を入れて、而もその上違法に他人に損害を掛……

第1回国会 司法委員会 第5号(1947/07/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 先般の予備審議の場合に御答弁を願つたのでありまするが、この刑事補償法に規定してありまする以外にも、例えば強制処分とかいうような不当拘束に対しまする損害については、この第一條、やはりこの賠償法によつて、賠償を受け得られることになるのでありましようか。若しそれとするならば、刑事訴訟法の方にその補償範囲を拡大して、同質のものでありまするならば、手続上でも非常に省けることにもなりまするし、実際問題としましても、全然類似行爲に対しまする賠償であるならば、却つて刑事補償法の方で以て言つた方がいいのじやないかと思います。その点明らかに願いたい。  尚先般も私より質疑申上げたのでありますが、この……

第1回国会 司法委員会 第6号(1947/07/30、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 お許しを得まして、司法大臣に対して、青少年の不良化防止に対しまして、お尋ねいたしたいと思います。  不條理な戰爭を強行いたしましたために、これによつてあらゆる方面に亘りまして多大の犠牲者を出しておりますることは、御承知の通りでありまするが、その中で最も深刻な被害を受けておりまする者は、次代の國家を背負つて立ちまするところの責任のある青少年であると言うことができると思います。彼等は戰爭中に輝ける前途の希望に燃えて、或いは学業に、又はそれぞれの職業を修得いたしておつたのでありまするが、そうして又、それぞれの立場にあつて人生への基礎を作りつつありまするとき、戰爭のために應召され、或いは……

第1回国会 司法委員会 第7号(1947/08/01、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 本日初めて連合軍の覚え書等について私共は受領いたしたのであつて、又提案理由の説明も今初めて承つたのであり、甚だ疑義が多分にありますので、質疑はこの程度で以て打切つて頂きまして、そうして次囘に質問を延ばして頂きたいと思います。これは実際の問題としまして、これまで從來連合國の裁判と日本裁判との間におきまして、刑罰に著しい差等がありまして、これがためには非常に不均衡を失した不條理な結果になつておるのであります。從つて、これに対します審議は、相当愼重を期する必要があると思いますから、このまま直ちに討議に入らずして、少し時日を藉して頂きたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第13号(1947/08/13、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今日は幸い司法大臣が御出席でありまするから、この機会において裁判、檢察、即ち司法に関しまする当面の問題について一言お尋ねいたしたいと思います。いつ誰の時代にどういうことから慣習づけられたのか分りませんが、御承知のごとくに裁判檢察の任に当りまする者は、從來その職務に性質からいたしまして、最も社会の事情に精通されておりまして、そうしてそれを裁判の上に活かして、極めて妥当公正なる審判として貰わなければならんものだと思います。然るに從來司法の関係の方々は、これは最も職務に忠実な結果としてのこととは思いまするが、いかにも民間人に接しますることに対して非常に臆病である、否臆病というよりも、む……

第1回国会 司法委員会 第15号(1947/08/19、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 大体順を追うて承わつた方がよいのかと思いまするが、要点としましては、男女の交接によりまする女子の体質上の変化がどういうことになるのか。若しその変化がありとするならば、單にその関係したる婦女子一名のみの一代に止まるものであるか。或いはそれが子孫にまでも及ぶのであるか。それから若しその体質上の変化があるとするならば、それは外形上或いは内容的にどういうような変化があるのか。動物なんかで以て……いろいろ動物もありまするが、殊に犬猫とかいうふうなそうしたものの体質と人間の体質、殊にこの交尾によりまする変化、こういうことについての異同はどういうふうに異同があるかということ、今日の医学上から見……

第1回国会 司法委員会 第16号(1947/08/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第一に伺いたいと思いまするのは、この彈劾裁判所法はいつ頃できますか。段々項目を分けて伺いたいと思います。それから從來裁判官に対する彈劾事件というような先例があつたでありましようか、それも一つ伺いたいと思います。この規定によりますると、裁判官みずからは陳述をすることができるようになつておりますが、この裁判は弁護人を附することができないのでありましようか。次は管轄の問題でありまするが、申立の裁判所が管轄をするということであれば大体よかろうと思いまするけれども、却つてその所属以外の裁判所の方で以て裁判することの方が公正に行きはしないかと思います、その点はどうか。從來私共裁判所に対します……

第1回国会 司法委員会 第20号(1947/08/29、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと提案者にこの際お確かめいたして置きたいと思います。改正案の第二十五條の二の規定を加えましたことは、本法の臨時処理法の性質を恒久的ならしむるような感がございます。併しながら戰災地の借地の法律関係はこれを長く確定さして置かないということになりますると、それがために都市の復興を著しく遅延させまして、更に又幾多の紛爭を頻発させますような弊害等もありまするところから、第二條及び第二十九條の賃借申出期限は今後絶対に延期せないことを希望したします。  尚、二十五條の二の、別に法律で定めるところの災害に対しまする点については、この基準について非常な考慮を拂う必要があろうと思います。條文で……

第1回国会 司法委員会 第21号(1947/09/16、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 刑務所長の問題は大分重要な問題であるからこの際後に引続いて又質問をしたいことも沢山あろうと思いますので一應委員会を懇談会にしてやつて頂きたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第22号(1947/09/17、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 裁判官彈劾法に対しまする規定は、只今の御説明で凡そ分りまするが、この訴追委員会の構成でありまするが、これは國会法に基きまする法律に相違ございませんが、一体この刑事訴訟法と対比いたしまして、訴追委員というのは、あたかも刑事訴訟法の檢察官に当るように考えるのでありまするが、而もこの訴追委員の権限が、只今の説明の如くに、非常に自由裁量を許されておりますることになります。さような重要な訴追委員会がすべてこの衆議院のみによつて構成されますことになつたのは、私共寡聞にしてその理由を十分に理解ができないのであります。若しこの両院で、例えば裁判官は両院から同数の者をとることになつておりまするが、……

第1回国会 司法委員会 第23号(1947/09/18、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この第十一條によりますと、裁判手続は最高裁判所において定めるということになつております。只今の説明によりますと、忌避、回避或いはその他の輔佐人或いは弁護人等についての規定だというように了解できるのであります。そういうような重要なことをこの最高裁判所に委せますことになつたのはどういう趣旨であるか。又最高裁判所が定めるというならば、この最高裁判所が発令いたしまする規則でありまするか、なんでありまするか。命令でありまするか。その点について伺つて置きたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第25号(1947/09/27、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今囘靜岡刑務所におきまする暴動事件の調査のために、岡部、齋兩君、竝に私と泉專門調査員相携えまして、去る二十一日に靜岡市に參りまして、翌日の二十二日から靜岡の檢察廳竝に同地方裁判所の兩廳を訪問いたしまして、白神檢事正竝に同廳の次席檢事、地方裁判所の方では所長が不在でありましたがために、野口部長判事が出席されまして、いろいろと事件の内容を聞かせて頂きました。そうして更に同日の午後には靜岡の刑務所に參りまして、野村前所長竝に山田、高橋兩司法事務官を初めといたしまして、同所の幹部が數名出席されまして、詳細に亙りまして事情を聽取いたしたのであります。  ちよつとこの間差挾みまするが、治安及……

第1回国会 司法委員会 第30号(1947/10/06、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は過日、たしか先月の二十三日だつたと記憶いたしますが各新聞に報道されましたる高等裁判所の長官の任命に関しまする問題について大臣に伺いたい。  裁判所が独立いたしまして、從來のいき方とは大変変つては参りましたが憲法八十條によりまする下級裁判所の裁判官の任命に対しまする点については、最高裁判所の方で以て指名いたしまするその指命に基き、名簿を作つて内閣の方に送り、内閣の方はこれによつて任命されると憲法は示しております。  ところが、先般二十三日の新聞には全國の七つの最高裁判所の長官がそれぞれ七名決定をいたしまして、写眞までも出ておる。尚同日の午後には認証式が行われると新聞は報道してお……

第1回国会 司法委員会 第31号(1947/10/07、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私も只今の問題に関聯しまして一言伺いたいのであります。先程來から、政府委員の御答弁によりますると、代つてと申される傍から独立してと申されております。改政案によりますると、「代リテ之ヲ行フ」ということになつておりまするが、代つてこれを行う場合と、独立してという場合とは勿論大なる相違があります。若し独立して内閣総理大臣が告訴をいたしまするとするならば、天皇、皇后、皇太后、これらの方々も亦みずから告訴をなすことができるかどうか。独立して告訴をなすこともできるかどうか、その点を伺いたい。

第1回国会 司法委員会 第32号(1947/10/08、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 過般名古屋の高等裁判所管内竝に靜岡の刑務所等を實地につきまして調査をいたしました結果、裁判官、檢察官、刑務官等の待遇を急速に改善するの必要があるということになりまして、本委員會の名におきまして決議を出しますることになつて、その案の起草方を今囘委員の岡部常、齋武雄御兩君竝に私に御委託になりまして、漸く脱稿いたしました。以下裁判官検察官竝に刑務官の待遇改善に關する決議案を朗讀いたします。    決 議  兇惡犯罪の横行は、嘗てその比を見ざる現状であり、他の一般的犯罪の激増も前古未曾有である。これを徹底的に檢擧して國家治安の急速な安定を圖らねばならぬと共に、基本的人權尊重の観點からも迅……

第1回国会 司法委員会 第33号(1947/10/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私の修正案は百九十五條の第一項中「三年以下」を「七年以下」に改めるとありまするのを次のように改める。「暴行」の下に「若クハ脅迫」の五字を加えまして、「三年以下」を「七年以下」に改める。  その理由極めて簡單に申上げます。憲法が改正されまして基本的人權が尊重されることとなりまして、それがために百九十五條の涜職の罪に對しましては、政府は「三年以下」とありまするものを「七年以下」に加重いたしております。涜職が及ぼしまする惡影響につきましては今更多くを申上げまするまでもなく御承知の通りでありまするので、從來この裁判、檢察、警察の事務に當りまする者が暴行ばかりでなく、むしろ暴行よりも遙かに……

第1回国会 司法委員会 第34号(1947/10/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと一點伺いたいと思います。この簡易裁判所の判事は、任用資格について書記の方からも判事に採ることができることになつておりまするが、檢察官の方では、檢事補の場合においては、高等官三年以上を務めたる者でなければでき得ない。その點が裁判所の場合とは非常に均衡を失しておりまするばかりでなく、若し書記から簡易裁判所の判事に任官がすぐできることになりまするというと、簡易裁判所の判事という者の他位が著しく一般に輕く扱われまするようなふうな嫌いがありますので、政府の方でその點についての均衡と影響について、どういうようなお考えを持つておりまするかを一應お尋ねいたします。

第1回国会 司法委員会 第39号(1947/11/06、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 從來の婚姻關係とは著しくすべての規定が變つて參つたのでありまするが、これまで離婚、或いは離縁等によりまする場合にも、離縁の場合はあまりありませんが、離婚の場合におきまする損害賠償、これは不當な、不當と申しまするが、兎に角多額な損害賠償をしなければならんというようなことになるというと、當事者の不合理な夫婦關係を繼績するというようなことがあるというような趣旨から、損害賠償の額等につきましても、著しく少額であつたのであります。今後におけるこうした場合の損害賠償についての標準は、從來とは著しく増額されることも差支ないようにも考えられまするが、その點は政府としてどんなお考を持つておるのであ……

第1回国会 司法委員会 第41号(1947/11/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 只今の簡易裁判所の數は、この上近く増加することを許されますか。
【次の発言】 それについてはやはり裁判所の方、竝びに地元の方でも檢察廰を合せて作るということについては順次、地理的にそうした必要のような場合には順次許すということの御方針であるか。或いは從來の數が、六百いくらというものに對して多少融通し合いをするということになるのでありますか。新設を許すかどうかの點について一つお見込を伺いたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第42号(1947/11/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この戸籍事務が從來區裁判所であつたものが改正法によりますと司法事務局の方に移されておりますが、勿論司法事務局は裁判所の所屬でありますが、これをなぜなぜ家事審判所の方に所管を移さなかつたかという點について伺いたいと思います。  それが一つと、第二點として新戸籍を作りまする場合には氏というものは勝手に決めて差支ないのでありますか、尚子供の名前は殊更平易な名前によれということでありますが、これは男女共に漢字たると假名であろうとそれは自由であつて、何等の制限は行わないのであるか、若しそれ自由であるとするならば、非常な混亂をするのであるが、そこまでなぜ擴げなければならないのか。その理由を伺……

第1回国会 司法委員会 第43号(1947/11/27、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 議事進行について。少くともこの請願は、委員の者だけには請願の趣旨を書いて、趣旨だけ配つて頂くわけには参りませんか。
【次の発言】 あれは要点だけで…。
【次の発言】 委員の者が陳情の趣旨も知らんでおつて、甚だどうも答弁に困る場合が往々にしてありますから、少くとも委員だけには……。
【次の発言】 ちよつと政府委員にお尋ねいたしまするが、只今その補給金についての折衝が近く具体化するということでありまするが、それはどの程度までに話が進行したんですか、又どのくらいの程度の大幅支給ができるというお見込であるか、それから尚近く私設保護事業が実施になるということでありますが、これは全部廃止にな……

第1回国会 司法委員会 第45号(1947/12/04、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 只今議題となりました戸籍法の改正に関しまする法律案中、左の点を修正いたしたいと思います。第五條第二項中「政令」とありますのを、「別に法律に」に改めます。第十條第一項中「正当な事由があるときは」とあるのを削りまして、同項の末尾に「但し、市町村長は、正当な理由がある場合に限り、本項の請求を拒むことができる。」、これだけ加えます。それから「第百四十三條、第五條第二項の手数料の額は、昭和二十二年法律第三十四号財政法第三條の規定の適用があるまで、政令の定によることを妨げない。」、以上の如く修正をいたしたいと思います。
【次の発言】 只今齋委員の申されました通りであります。齋君の賛成がありま……

第1回国会 司法委員会 第46号(1947/12/05、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 すでに少年法によりまして、それに基きまする矯正院法も、政府の方で立案中と承つておりまするが、それと性質を同じくいたしておりまするようなことで、一方は十四才から十八才までの者を含み、本法案は十八才から二十五才までの青年を含むと、こういうことになりまするので、何らその間に、抵触も、又支障もないように考えまするが、この際刻々起こりまする青少年の犯罪に対しましては、一刻も早くこの施設をなして、前途ある青年をして本当の本格的悪人にせないようなふうな施設をすることは、むしろ戰争の跡始末と私は思います。この点に対しまして、大臣はどういう御所見をお持ちになつておりますか、この際伺いたいと思います……

第1回国会 司法委員会 第48号(1947/12/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 我々小委員といたしまして、この件に關しましては極めて愼重に研究を重ねて參りました結果、關係方面におきましても、又政府におきましても、すでにこれに類する規定は、明らかに憲法に牴触するということが最早今日では明白になつたのであります。果してそれといたしましたならば、從來施行されておりまする隱退藏物資取宗規則でありましたが、それと食糧管理法或いは需給調整法、殊に今度の議會を通過いたしました災害扶助法、その外この種に属する臨檢、監査の規定が單行法として現に存しておるものがあるのであります。その點が當然憲法牴触の法規として無效になるわけでありまするが、それに對して政府は今後如何なる處置を採……

第1回国会 懲罰委員会 第1号(1947/07/02、1期、民主党)【議会役職】

○委員長(鬼丸義齊君) それでは定数に満ちたようでありますから、只今から理事の互選を行います。
【次の発言】 それでは私より……大山安さんを理事に指名いたすことにいたします。どうか御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは本日はこれを以つて閉會いたします。    午後二時三十八分散會  出席者は左の通り。    委員長     鬼丸 義齊君    理事      大山  安君    委員            遠山 丙市君            小杉 繁安君            河井 彌八君            野田 俊作君            宮城タマヨ君          ……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法委員会 第1号(1947/12/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 行刑問題だけですか、それともやはり民事、刑事の訴訟法の改正がすでに目睫の間にあるのだからそれを一括して、行刑並びに裁判所の運営或いは檢察事務の調査とかいうようなふうに、もう少し範囲を拡大することがいいのじやないかと思います。
【次の発言】 調査会を作るのですか。
【次の発言】 それではどうぞ然るべく……。

第2回国会 司法委員会 第3号(1948/01/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 順序ですが、私は中座しなければならんので、北海道を先にお願いできませんか。

第2回国会 司法委員会 第5号(1948/03/23、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつとお尋ねいたします。この病院長であるとか、或いはその子供の取合いとか、いろいろ行政上の拘束に對する釋放の訴えの場合等も含む場合には、條文の表示法はどういうふうになつておりますか。行政、私法共含めるには條文にはどういふ表示方法をやつておりますか。
【次の発言】 そうすると、これは慣行例の方ですか。或いは抽象的な明文に……。
【次の発言】 もう一つ委員長お尋ねします。裁判所の審理手續きですね。それは常に同一裁判所じやいけないとか何とかいう制限がありませんか。例えば簡易裁判所の場合にはありませんが、会議裁判所なんかの場合にですね。例えば東京地方裁判所なら東京地方裁判所でそういう会……

第2回国会 司法委員会 第11号(1948/04/01、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 檢察官適格審査委員會に付せられまする適否の標準について、「檢察官が心身の故障、職務上の非能率その他の事由に困り」とありまするが、この場合と、それから彈劾裁判所法にありまする裁判官彈劾の場合との間において、どの程度の相違があるのであるか、或いは又裁判官の彈劾事項になつておりまする事項は、全部この中に含まれるものであるか、又それを殊更區別いたしまする理由ありや否や、恐らく制度の趣旨は同じものであると考えられるのであります。然るに殊更その間區別する理由があるかどうか、ありとすればその理由はどういう理由によつて、この間に區別をしなければならんかという點をお尋ねすることが第一番。  それか……

第2回国会 司法委員会 第20号(1948/05/04、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 一、二点伺いたいと思います。あなたの御見解によりましても、新憲法下において司法官の地位というものが、從來とは飛躍的に高く認められるという趣旨にあられることについては、同じ御見解をお用つになつておりますか。
【次の発言】 そこで先程もどなたからかの証言がございましたが、そうした意味において今回一般官吏よりも特に裁判官の待遇を良くして、そうして司法権の存在をいよいよ多くしようという趣旨に朝野共に努力いたしておるのであります。そこで若しこの檢察官が成る程一般の官吏と似て非なるものであるということについては、いろいろ御説明活あつて分りましたけれども、若しも檢察官が司法官にあらずして、一般……

第2回国会 司法委員会 第21号(1948/05/05、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第一は、檢察官の俸給等に関する法律案の第一條でありますが、「檢察官の給與に関しては、檢察廳法及びこの法律に定めるものを除くの外、檢事総長、次長檢事及び檢事長については、國務大臣の例により、」とあります。又「その他の檢察官については、一般官吏の例による。」と、こうした給與中の最も重要に属しまする俸給についての特別規定を定めまして、ここに一般官吏よりも遥かに多額の給與をなすことの特例規定を設けるのでありまするが、この場合特にこの第一條に、檢事総長、次長檢事或いは檢事長これが國務大臣の例によるというので給與がすべてこの國務大臣の例によるという文字を殊更使わなければならない理由はどこにあ……

第2回国会 司法委員会 第23号(1948/05/07、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今囘政府から提出されました裁判官並びに檢察官の俸給並びに報酬に関しまする両法案が出ておりますが、この法案によりますると、それぞれ月額について定めがございまするが、誠にこれは分り切つたような問題だと思いまするけれども、私は寡聞にしてその間の事情が分りませんためにお伺いいたすのでありまするが、檢事総長或いは次長檢事、その他高等檢察廳の檢事長とか、或いは又最高裁判所側におきまするそれぞれ最高長官の方の分につきましては人数も決まつておりまするが、判事及び檢事の場合にはそれぞれ号数によりまして俸給の額は違つて参りまするが、こうしたような場合にも、例えば一号が一万三千円、七号が七千円というふ……

第2回国会 司法委員会 第24号(1948/05/18、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 大体この第一條の四にありまする、各案につきまする政府のこの際準備の程度を御説明願えれば、大体、私共の方も見通しがはつきりして來ると思います。各案に対してお願いいたします。
【次の発言】 私はこの三件を一括して一二伺いたいと思いまするのは、大体におきまして調査の要点は保釈並びに勾留停止の事情に集中されておるようでありまするが、我が國の刑事訴訟法においては被告人の勾留、並びに保釈及びその執行停止についてはそれぞれの規定がありますので、刑事訴訟法の規定に規いて裁判所は公正なる扱いをすれば以て足れりとするのではないかと思います。すでに被告人の勾留は……証拠湮滅か或いは住所不定が乃至は逃走……

第2回国会 司法委員会 第26号(1948/05/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私が只今からお尋ねいたしたいことは、前囘の當委員會におきまして、法務廳の政府委員の方に伺つたのでありますが、また了解のできない點がございますので、この際、鈴木法務總裁に伺つて、明確にいたしたいと思います。  裁判官の俸給と、檢事の俸給との問題につきまして、法案が提案されておりまするが、更に又昨日か、一昨日は、一般官吏の俸給の改正案が提案されております。檢察官或いはその他の行政官に關しまする報酬につきましては、さしたる疑問を持ちませんが、裁判官に對しまする報酬については、申すまでもなく、憲法の七十九條竝びに八十條の二つの條章によりまして、裁判官の報酬の支給が決定されまするときは、そ……

第2回国会 司法委員会 第29号(1948/05/24、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 懇談会でやつて頂きたいと思いますが‥‥。とはありませんが。‥‥では御苦労様

第2回国会 司法委員会 第30号(1948/05/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 本法の第一條にありまする「法律上正當な手續によらないで、」ということになつておりまするが、この第一條の意義如何は、本法の活殺に關する極めて重要なる一條であると思います。若しこの一條が、いわゆる法文に現われておりますごとくに、「法律上正當な手續によらないで、」とありまする反面、即ち法律上正當な手續によつて、身體の自由拘束をされました者は入らないことになるといたしますれば、從來我が國の裁判の實情から照し合せて考えて見ますると、殆んど本法案というものの活面というものは極めて徴々たるもので、恐らくは死法に等してような結果になりはしないかと思います。例えば法律上正當な手續によつておつて、拘……

第2回国会 司法委員会 第35号(1948/06/03、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと準備しておりませんので、逐條に今日はお入り願えませんでしようか。
【次の発言】 私は数項に亘つて疑問を伺いたいと思つておりまするが、取敢えず最も私は重要なることかと思いますることは、控訴審における覆審制度を止めた点であります。第一審判決が不当であるということが、控訴審において認められました結果、第一審判決を破棄して原審に差戻すことになつたようでありまするが、原審差戻しの場合において、原裁判所に差戻す場合と、同等なる他の裁判所に送る場合と二樣あり得るように思いますが、それはどういう点を根拠にして区別されるのでありますか。その点を先ず伺いたいと思います。

第2回国会 司法委員会 第38号(1948/06/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第十九條の移送の決定又は移送の請求を却下する決定に対しまして抗告が許されております。移送の決定に対しては一裁判所の決定は他の裁判所の決定をやはり覊束するのでありますか。或いは又他の裁判所の方から移送決定に対して異議を言うことを許されないのであるか。若しそれとするならば、一つの裁判所が決定を以て管轄を指定するようなことになりますが、その点は差支ないのかどうかお尋ねしたい。もつと分り易く申しますと、甲の裁判所で乙裁判所に移送の決定になります。その決定は乙裁判所を覊束することになります。いわゆる甲裁判所が乙裁判所に対してその管轄権を指定することになります。その場合乙裁判所の方はその決定……

第2回国会 司法委員会 第41号(1948/06/15、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 一点だけ、百二十六條にあります「檢察事務官又は司法警察職員は、勾引状又は勾留状を執行する場合において必要があるときは、人の住居又は人の看守する邸宅、建造物、若しくは船舶内に入り、被告人の捜索をすることができる。この場合には、捜索状は、これを必要としない。」かようにありまするが、勾留状及び勾引状の要件としてありまするのは、第六十四條によつて、被告人の氏名及び住居、罪名、公訴事実の要旨、引致すべき場所、勾留すべき監獄、その他有効期限等を書いてありまするので、勿論何人の住居、或いは邸宅、建造物内にも、苟も勾留状、勾引状を以て対人捜索をいたしまする場合には、その勾引状、或いは勾留状に何ら……

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/24、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 只今議題となりました青年補導法案の提案理由を御説明いたします。現下の犯罪の激増振りは、曾てその例を見ないほどの状態であります。中でも青年の犯罪が極めて多いこと及び初犯の累犯の割合が戰前の三対七に頃べて七対三と逆轉いたしておりますことは、誠に民主日本の再興の上におきまして、大きな暗影を投ずる問題でありまして、誠に遺憾に堪えないところであります。この問題の原因は種々ありましようが、一般的に申しまして、現在我が國の置かれておりまする政治的、経済的乃至は社会最情勢、例えば國民道義の頽廃、政局の不安定物價の奔騰、失業の瀰漫、深刻な生活苦等を挙げることができると考えるのであります。殊に誤れる……

第2回国会 司法委員会 第47号(1948/06/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと私は只今の説明で了解し難い点であると思いまするのは、この間の修正案というのは、現に提案しておりまする民事訴訟法の一部を改正する法律案に対する修正案として、この修正案をこの程度修正をして、その他はすべて提案中の民事訴訟法中、改正法律案を承認するということになるわけですか。

第2回国会 司法委員会 第49号(1948/06/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 疑問な点は殆んど泉のごとくありますが、最も重要な点について二、三伺いたいと思いますのは、証人の証言拒絶の点でありまするが、第百四十六條によりますと、「何人も、自己が刑事訴追を受け、又は有罪判決を受け虞のある証言を拒むことができる。」と、こういうふうになつております。そういたしますると、自己又は配偶者或いは三親等内の血族若しくは二親等内の姻族とか、その他最も自己と同体一身のような近親者の場合を一括いたしまして、刑事訴追を受け或いは有罪判決を受けるというような場合に限つて証言を拒む権限を認めたことになりますが、各人の利益というものは、ひとり刑事訴追を受けるとか、或いは又有罪判決を受け……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第31号(1948/07/05、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 政府委員にお尋ねいたしますが、この第七條の警察官等が武器使用によつて人に危害を加えてよろしいという範囲は、ひとり正当防衞、緊急避難のときのみならず、その他の場合において、「死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官等の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき」……刑法の所定の刑期におきまして、長期三年以上の刑に当りまするという者は、概して刑法中の殆んど大部分の犯罪がこれに含まれるのであります。その刑法の大部分の刑に当りまする刑を犯しましたる者なりと認めまする警察官の……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 法務委員会 第1号(1948/10/15、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 これは國会法或いは参議院規則等によりまして、当委員会が当然そういう調査会を設けて、法的にも、又手続の上においても差支ないものであるかどうかと聊か疑問を持ちまするが、この点どういうふうなお考えであるか。尚先回の不当裁判に対しまする調査を我が委員会においてやることになりましたについては、特にその際その筋の示唆等がありましたために、当委員会がそれを扱うことになつたという経過は了承いたしておりまするが、ここに改めて名称も変り、殊にその調査範囲も非常に從來とは異なつた擴大された範囲であるし、非常なこれは重大なる事項だと思います。で、法務委員会においてそれをここで協議し、法務委員会においてそ……

第3回国会 法務委員会 第2号(1948/11/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 質疑はありますが、今日中引続きまして質疑をしていいですか。
【次の発言】 後日でよろしいです。

第3回国会 法務委員会 第3号(1948/11/11、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 それでそれに対する大体資料はお手許にも來ましたか。
【次の発言】 勿論資料が固まつておればそれでまあその方面から調べれば明らかになるのでありましようが、これを公開することになるとするならば、若し資料の乏しき場合においては証拠津波の虞れが多分にある。この程度においてこれを公開されて調べ上差支ないことになるでございましようか。
【次の発言】 今取上げられたる四件のみに限らず、久しきに亘る検察陣の最も廣く、又最も深く國民に公信を持たれておる検察官が、近来著しく世の批判を蒙つておる。殊に只今取上げたる四件の事件は、ただ本当の一部に過ぎない、若しそれ世評のいうがごとくであるとするならば殆ん……

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今日は採決になるようなことはないのですね。
【次の発言】 全部質疑は打切りますか。
【次の発言】 私ちよつと用があるので先によろしうございますか。
【次の発言】 副檢事の任用資格を非常に廣めましたことによつてすでに経験をされておることと思いまするが、それによりまする実績についてはすでに把握されておることと思います。ところがこの学識経験者となつておりますその範囲は、凡そどのくらいの標準にしておるのであるか、檢察事務に対します必要な学識経験となつておるようでありまするが、それについては凡そ標準というものが内規されておるものと思いまするが、その点を一つ伺いたい。

第3回国会 法務委員会 第11号(1948/11/30、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 裁判所法の一部を改正する等の法律案につきましては、参議院において修正する段階になつておりますにも拘わらず、これに対して時間切迫のため、これが修正の目的を達することができないのであります。從いまして同法案につきましては、尚愼重審議するの要があると思いますから、來國会において十分愼重審議いたしたいと思います。


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 法務委員会 第2号(1948/12/08、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は近く改正されんとしておりまする弁護士法の法案審議に当りますに先立つて、私共立法上の理由となりまする実際運営面から調査をする必要があると存じますが、近來裁判官並びに檢察官等にして現職より去られて弁護士となられました方が、残られた現職の判事、檢事との間にいろいろと密接なる交際を続けておりまする等のことから、各所の弁護士会において、その弁護士の行動について可なり批判を受けておりますことを耳にいたします。この法案を審議するに当りまして、私はこの際全國の弁護士会に対して、近く裁判官並びに檢事の方で退職されて弁護士となられた方が、その弁護人を扱いまする上においてどういうようなふうな現状に……

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私刑事訴訟法の施行法についての質疑をいたしたいと思いますが、刑事訴訟法の施行法の第二條にありまする新法と旧法の適用範囲についての問題になるのでありますが、これは資料を頂きましてから重ねてお伺いいたすといたしまして、その前に一應私は承わつて置きたいと思いますことは、すでに來年の一月一日から新法が施行されますことになれば、自然捜査の方法も変つて参りましようし、裁判の運営においても大きな違いが生じて参ります。そこで只今提案されておりまする改正刑事訴訟法の施行法案によりますると、檢事の公訴提起の今の事件はすべて旧法によることになつております。もしそれとするならば、追起訴の事件はどういうふ……

第4回国会 法務委員会 第4号(1948/12/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今は刑事訴訟法施行法の議題ですか。
【次の発言】 幸い木内檢務長官もおいででありまするから、この際私が昨日お尋ねいたしました点について重ねて疑義を質したいと思います。  新旧両法が各各手続を異にいたしておりまするために生じまする不都合を緩和する意味において、本法の第二條が定められておるのでありまするが、追起訴の場合における処理について、旧法適用の場合と、新法適用の場合とにおいて、各々その手続が異りまするために、自然その結果も異る場合もあると思うのであります。その場合に被告人といたしましては、索連事件等も考えてみますると、同じく索連事件であるに拘らず、別な手続によつて二個の裁判を受……

第4回国会 法務委員会 第6号(1948/12/12、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 罰金等臨時措置法におきます法案について政府の御所見を伺いたいと思います。大体罰金増額に対する改正の趣旨というものは、もとよりそれぞれの根拠に基いてこの案ができ上つたものと思いますが、この際趣旨としては第三條に掲げたる罰金額の五十倍相当になりましたについての増額の基礎となるべき根拠、どういう趣旨からこういう標準によつてこういうことになつたかということについての理由をこの際承わりたいと思います。尚その他の罰金増額に対しましても増額の根拠を一つ詳しく承わりたいと思います。
【次の発言】 只今の説明の中で、罰金刑の執行猶予の規定を作られたる趣旨というのが、私は今はつきりしなかつたのですが……

第4回国会 法務委員会 第7号(1948/12/13、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 非常な短日月の間に審議して行かなきやならん今度の議会の場合には、突如として迫つた折に、いろいろな法案をどんどん出して來られるというと、いつもながらなんだか私共は、咀嚼もなんにも一切できつこなしに、鵜呑みにして行くということは、非常に良心的に我々は堪え得ないのですが、本当の緩急の度を図つて、審議の急を要する止むを得ないものは別として、然らざるものに対しては、もう少し審議に対して余裕を貰わなけけば事家上非常に私共も困るのです。であるからできるならば、もう少し審議には余裕を貰うような進行をして頂きたいと、こうお願いしたいと思います。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/29、1期、民主党)

○委員外議員(鬼丸義齊君) 議題となりました彈劾裁判所の事務局長の件につきまして、私よりお許しを得て御説明を申上げます。彈劾裁判所の事務局長は、裁判所ができますると同時に任用いなければならなかつたのでありまするが、以來適任者を得ますことに八方手を盡くしましても容易に茂られなかつたのでありますが、今回お手許に差出しました履歴書のごとく、隈井亨氏をお願いいたしますることに内諾を得ております。当人の履歴は、この履歴書の写に書いてあります通りでございます。二十数年間裁判事務に從事いたしておりましたので至極適任かと思いますので、國会職員法の第五條の二の第一号、及び第二号に規定いたしまする資格が当然必要で……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後16号(1949/10/17、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第一章中にも書いてありますが、特に参議院に関して全国と地方とを区別してここに明示しなければならない理由は何かあるのでしようか。  それから第二としては全国選挙管理委員会の職務規定というのか、執行規定について何か特に特別な規定があるのか、或いは第五の規定に基いて全国選挙管理委員会の、全国のみでなくその他の選挙管理委員会の職務範囲はこれに根柢を置くものなんですか。
【次の発言】 そうしますと法文の付け方から見ると何だか諄くなるかも知れませんけれども、参議院の中で以て根柢において同質なものであるならば同質なものを基本として若しその取締について規定を別にしなければならんというふうになるな……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後17号(1949/10/18、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 只今の鈴木さんの御議論でありますが、これは広義における地方公共団体という義に解釈すべきであつて、いわゆる広狹二樣あつて、広義の地方公共団体であるというふうに解釈して差支ないと思います。
【次の発言】 第六は全くこれは無用の條文だと思います。凡そ刑法その他のすべての刑罰法規等につきまして、特に警察官とか検察官がそれを取締るとか、或いは励行しろとかいうようなことを一々書かなければならんというような立法技術は、從来ないのであります。全くこれは駄文に属することだと思いますから、これは私は当然削除すべきものだと思います。
【次の発言】 制裁法規の問題で、代表的なものは刑法であります。その代……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後18号(1949/10/19、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第二号の方に入らないのでありますか。
【次の発言】 そういうふうに書いてありますか。
【次の発言】 そういう書き方の方が本当ですね。
【次の発言】 一本にして現行法のようにした方が法文の体裁においてはいいです。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後19号(1949/10/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ないならば入れなければそれは大変ですね。
【次の発言】 衆議院の方がいいじやないか。
【次の発言】 選挙法の大体眼目としては選挙の公正をやはり目途としなければならんのであるから、その場合その地位を利用してやる、なんといいますか、技術的に選挙権を行使するようなふうの趣旨のものは、私は当然除くべきが選挙法の趣旨だと思います。やはり衆議院の考え方の方が或いは法文の上から行きましても分り易く、而も実際に適しておるように思います。
【次の発言】 凡その法律を作る場合においては、やはり量において、量的を標準にして徹底しない場合が、これは必ずあるのであつて、最もそうした弊害の著しいものを目途と……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後20号(1949/10/21、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 丁度この項において考慮を拂わなければならんと思いますことは、この政治資金規正法によつてすべての費用の届出を命じられておるのでありますが、ここでその選挙が終りますると選挙費用の支出についての届出義務を履行しなければならない。ところがそれは法的には勿論理論上止むを得んことではありまするけれども、実際問題として、限られたる選挙費用の範囲において、各候補者共に出費の届出をいたしまするが、若しもその費用を超過して選挙に使いましたということが明らかになつた場合には、他の選挙法の違反となるばかりでなく、又仮に違反にならないかつたとしても、その費用を支出の事実がありまして、その届出を怠つたという……

第5回国会 法務委員会 第3号(1949/03/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 大野委員からお尋ねになつておつたそうでありますが、私から法務総裁にお尋ねしようということになりましたので、私よりお尋ねするのでありますが、先ず第一にお尋ねいたしたいことは、刑訴の百九十九條、これによりまして被疑事件がありましちときに、裁判所に対して逮捕状の請求を檢事局よりいたします場合、この逮捕状を請求するについて、被疑事実を疑うに足るべき理由として請求書に書かなければならぬことになつておりますが、檢察廳の一般方針としてどういうような程度の請求書を出して裁判所に令状を求めておるかの点について、先ずお伺いいたしたいと思います。詳しく申上げますれば、令状請求に当つては被疑事実を証すべ……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/26、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私ちよつと法務総裁に伺いたいと思いますが……
【次の発言】 法務総裁にこの際伺いたいと思いますることは、近來檢察官の大異動があるということで、すでにこのことは相当前から新聞にも、或いはその他法務部内におきましても噂をされておりました。又その噂に伴いまして、いろいろなるそれからそれへと疑心暗鬼を生じておりまするようにも聞き及んでおります。殊に今回の異動は非常に廣汎に亘る。本廳のことは別といたしまして、各地方の檢察廳においても、高等檢察廳並びに地方檢察廳両方面に亘りまする方面について、法務総裁がそれぞれ関係の長官を招致いたしまして、事情を聽取されたかということも聞いております。かたが……

第5回国会 法務委員会 第8号(1949/04/27、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 鉄道職員は犯罪者に対する、嫌疑者に対する令状の發令を裁判所に求め得るのですか。

第5回国会 法務委員会 第10号(1949/05/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私はこの法案に関連をいたしまして、この際政府の御意見を伺いたいと思いますことは、元來簡易裁判所を設置いたしますることになりましたる趣旨の第一の理由としては、警察署における違警罪即決例廃止に対しまする措置としての裁判所分設問題が起つて参つたのでありまするが、その後簡易裁判所が設立されました後に、從來の設立当時の権限を非常に拡大をいたしまして、刑法の二百三十五條の窃盜罪に関する懲役三年以下の刑に係わる被告人の処分についても、特別な管轄権を有するに至つているのであります。ところが私共は刑法の二百三十五條の窃盜罪によりまする場合における裁判で最も注意を要し、又最も愼重に審理をしなければな……

第5回国会 法務委員会 第閉会後10号(1949/10/24、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 中國方面の出張に対しまする報告を私より一括してこの際御報告申上げます。大体調査の眼目としましては、家庭裁判所の運営、少年院の運営、暴力團問題、それから賣春問題、新刑訴の運用問題等に重点を置きまして調査をいたして参つたのであります。大体格段取上げて著しく皆樣の御参考に供したいと思いまする事項としてはございませんが、総体を通じまして、私共の参りましたうちで特に今後の我々立法上に関しての大きな参考にしなければならんと思いまする事項としては、御承知の山口縣の柳井に新設されましたる特別少年院の規模並びに運営の実際を見て参りました。これは日本において初めて試みられた各少年院中において非常な成……

第5回国会 法務委員会 第13号(1949/05/12、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は出席が遅れたので、本法案の提考理由の経過を伺うことができなかつたのでありますが、昨日漸くこの案が私共の手許に参つたのですが、聞くところによりますれば、すでに衆議院の方は本会議を法案が通つたということです。一体こんなに会期の切迫したときに突如としてこういう重要法案を出される。而もこの法案なるものは、すでに数年に亘つて我々の最も深い関心を持つ重要法案であつたにも拘わらず、この法律案を漸く昨日我々の手許に配付するなんてことはどういうことですか。法案自体私共の研究する暇がない。それはどういうような経過であつたか、尚又本法案を出すに至つた経過を一遍伺いたいと思います。

第5回国会 法務委員会 第14号(1949/05/16、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 政府としては、これはもうすでに同僚諸君からいろいろ熱心なる質問があられたことと思いますが、私ちよつと失礼しておりましたから……。この両法案を廃止いたしまして、國内の秩序を保つて行くということに対しては、全然これを手放しで以て廃止し放しにしてよろしいというお見込かどうかということをこの際伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 すでにこの覚書を接受いたしまして、政府におかれましてもこの必要を認められておるといたしまするならば、それに対する当然應急の措置というものが講ぜられて然るべきではないかと思います。それに対する何らの用意なく、又仮に用意したりするも見通しがつかない。私共は新聞紙……

第5回国会 法務委員会 第16号(1949/05/18、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 二、三点承わりたいと思います。この第一に書いてありますが、改善ということと更生と二つありますね。改善と更生の相違はどういうふうに確然と区別されるか、勿論区別されべきものでありましようが、改善と更生との区別、それからそれを一字一句区別しておる実益ありやということが第一点。それから第一條二項の國民に対する自然義務と解してよいか、若し違反するものがあつても法律上これを強制することはできないのであります。自然義務として解していいのかどうか、第一條について先ずお伺いいたします。それから第二條によりまする、その青年と少年との区別、これはどういうふうに解していいのでありますか。若しこれを、成人……

第5回国会 法務委員会 第17号(1949/05/19、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 予防更生法案について伺いますが、この予防更生法に対する対象となつておりますものは、刑の執行猶予中のもの、仮出獄並びに恩赦のこの三つの場合を含まれておるようであります。ところが衆議院は三十三條の第四号において、「刑法第二十五條ノ二の規定により、遵守すべき事項を定めて刑の執行を猶予されている者」という條項を修正されて、「十八歳に満たないとき懲役又は禁こにつき刑の執行猶予の言渡を受け、猶予中の者」というふうに改めてあります。尚、予防更生法案の提案理由中にもありましたごとくに、この予防更生法が活動をしようとするには、言うまでもなく刑法及び刑事訴訟法、或いは監獄法等の関係條項を改正をしなけ……

第5回国会 法務委員会 第19号(1949/05/22、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと政府委員に伺いますが、少年院の設備が不完全であるとか、或いはその組織が不十分であるとかいうようなことのために再々事故が起りますることは、この設備の不完全なことが却つて少年の不良性を彌が上にも倍加することになりはしないかと思います。從つてただ徒らに数を殖やすのみで、不完全なことになつて大事な少年期における少年が、そうした逃走とか或いはそれ以上の大罪を犯して、それがために遂に一生を罪の子として、罪の人として暮さしめるようなことになりますれば、むしろ設置自身が少年を不良に導くことになる。そこで私は今日の行刑の実際から見ましても、余りにも不完全であり、恐らくは行刑の実情というもの……

第5回国会 法務委員会 第20号(1949/05/23、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は第七十六條の「三年以下の懲役」の下に「又は十万円以下の罰金」という字を挿入することに修正の動議を提出いたします。その趣旨は法案第二十六條でありまする「弁護士は、受任している事件に関し相手方から利益を受け、又はこれを要求し、若しくは約束してはならない。」ということに対する、禁止についての処罰規定でありまするが、もとよりこうした行爲は、嚴にこれを禁止しなければならんことは言うまでもありませんが、併しながらその原則はおのずから軽重の差がある。又は事情においても非常に深刻なものあり、然らざるものあり、過去のこれまでの刑罰法規の批定を見ますれば、ひとり体刑のみの規定というものは、甚だ少……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 法務委員会 第2号(1949/11/19、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私はこの際刑事補償法案に対しまして、政府に疑問の点をお尋ねいたしたいと思います。  第一にお伺いいたしたいと思いますることは、この刑事補償法において補償いたしまする補償の性質は、政府の説明によりますると、損害の填補であるというふうに御説明になつておるようであります。そういたしますると、この補償は民法にいわゆる損害の賠償ということと同性質のものであるというふうに解釈してよろしいのであるかということを念のために伺つて置きたいと思います。即ち損害の賠償としていわゆる原状回復は、その本質となるように思うのでありまするが、そういう点はさように解してよろしいかということを先ず伺いたいと思いま……

第6回国会 法務委員会 第3号(1949/11/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 法案第三條の「裁判所の健全な裁量により、」というこの趣旨はどういうことであるか、殊に「裁判所の健全な裁量」という文字を特にここに掲げました趣旨を承わりたいと思います。
【次の発言】 御説明によりますというと、特にこの「健全な」という三字の意味を掲げなければならない趣旨は甚だ薄くなつて参りまするが、併しながらこれを書くことによつて、却つて裁判所の裁量というものをやはり健全な場合と不健全な場合と法文自体において区別するようなことになつて、書くこと自体がそれ程必要でないのであるならば、さような逆作用を生ずるような文字を殊更法文に現わすことはどうであろうかと思いまするし、又勿論條文はいわ……

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 幸いこの機会に私は柳井の少年院ですか、あすこの設備計画及び現情の設備を承わりたいと思います。
【次の発言】 この少年刑務所の予算それから敷地、建物の坪数、尚教育方法、それから授産事業等についてのお話を願いたいと思います。尚大体收容者の資格というのは、大別してどういうことになつておりますかということも一つお願いいたします。
【次の発言】 結構です。
【次の発言】 どのくらい離れておりますか。
【次の発言】 戰後の国内情勢から見まして、犯罪者は前途を考えましてもなかなか減じそうもない。従つて事件も殖えましても減る気ずかいは、先ず見通しが付かんと思います。一方裁判所の、現在において山積……

第6回国会 法務委員会 第6号(1949/12/02、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は結論におきましては原案並びに修正案共に不十分ながら賛意を表するものであります。日本の歴史からいたしまして、国のなすことすなわち治者のなすこと被治者はすべてこれを從わなければならん、いわゆる治者のなすことはすべて正しきことである、国のなすことは国民としてはこれにはすべて屈從しなければならないというふうな考え方が長年我が国において疑問なく行われて来ておつたのであります。ところが申すまでもなく、公権私権が共に認められておりまする場合におきまして、国が国民に臨む場合におきましても、国といたしましては公権力を発揮する場合あり、その間私権の生じて参りまする場合もあることは言うまでもありま……

第6回国会 法務委員会 第7号(1949/12/03、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この請願は大分法務府の方も熱情を持つて現地に臨まれておるし、又聞くところによれば、地元の方から市会議員が四、五名この間陳情に来ておりましたが、それも法務府に立ち寄つて、検務長官の了解を得て帰つたというような何があるのですが、それに又これを積極的に大年寺山の方を変更しようとするならば、もう少しやはりこの委員会がいずれか、右か左に決しなければならんとするならば、困難な隘路となる点を確立してかからなければならんと思う。それで衆議院の方でも結局本件の結論をこの国会においては出し得なかつた。で高橋君がこの請願の紹介者になつておりますが、そういうふうな事情等を先程高橋君に話しましたら、それな……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 法務委員会 第3号(1950/02/28、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 これはちよつと、次回に……。

第7回国会 法務委員会 第4号(1950/03/02、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 説明に当つて関係条文だけ一つお分りになりましたら言つて頂きたいと思います。

第7回国会 法務委員会 第6号(1950/03/07、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私はこのいろいろな文献を頂いたのですが、甚だ知識が乏しいので恐縮でありますが、無額面の株式のことに関して実施面においてどういうことになるかということを具体的にお教えを頂きたい。お願いします。それから会社の創立の当時、それから合併若しくは増資その他の面に亘つてお教えを頂きたい。
【次の発言】 そういたしますと、無額面株式発行の場合に発起人の引受株というものが勿論あるわけですが、その発起人の引受株の価額はどういうふうに決めるのですか。最小額に決めるのか、或いはそれとも発起人自体がすでにプレミアム付で以て引受けるというようなことになるのですか、その点はどうなるのですか。又無額面株式を発……

第7回国会 法務委員会 第7号(1950/03/08、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 株式合資会社の制度を止めましたことは如何なる理由があつたかということ、それから現在すでに設立されております株式合資会社の跡始末について過渡的な何か規定を置かれますか。それから五十八條ノ三にあります取締役或いは社員の刑罰法令に違反する行為についての反覆或いは継続についての公益侵害に対する会社の解散命令の問題でありまするが、これは単なる一社員、単なる一取締役の個人としての行為か、それから会社としての行為の意味であるか、その社員或いは取締役の行為と会社の業務と一体不離の関係になつて、分けて見るわけに行かないというふうな程度のことを想像されての規定であるのかどうか。もとより社員といたしま……

第7回国会 法務委員会 第8号(1950/03/09、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 第一にお尋ねいたしたいのは、会社の設立ですが、会社の設立は如何なる手続を終つたるときに会社が設立されたりというふうに解しているのかということを一点伺います。  それから第二に伺いたいと思いますのは、無額面株式の制度をこの際お換りになるについては、何かやはり従来の商法の会社の方法だけでは賄い得身ない情勢下にあるのであるか。或いは又この無額面の株式というものの制度を採ること自体によりまして、我が経済界において大なる利益を期待しておられるかということについての、もう少し具体的の理由を一つ伺いたいと思います。  それから尚これは一般にも言われているようでありまするが、元来無額面株式につい……

第7回国会 法務委員会 第9号(1950/03/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ここで私はお尋ねいたしたいと思いまするのは、この株式の定義でございますが、株式の実体について法律上の定義を御説明願います。尚後は一応それの説明を承わつてからにいたします。
【次の発言】 只今の御説明によりまして、株式の効用についての概略の御説明のように承わつたのでありますが、株式自体というものの本体としてはもとより有形財産的なものでなくして、やはり無形財産的なものであることは間違いないのでないかと思いますが、そこで従来の株式に対しまする私共の考えておりました場合とは、新法によりまする場合におきましては著しく違う場合が生じて来るのではなかろうかと思います。従つてこの株式の本質如何に……

第7回国会 法務委員会 第10号(1950/03/11、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 何條ですか。

第7回国会 法務委員会 第11号(1950/03/13、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 法務総裁が出席されているので、私もこの機会にお願いをいたしておきたいと思いまするのは、私の見ておりまするところによると、戰争の犠牲は各方面に亘つておりまするが、何といたしましても一番大きな被害者と見るべきものは、その敗戰国の青少年であると思つております。これは非常な大事な時代に国内の混乱に遭い、前途の方針を立てる途上において、戰争に協力しなければならないようなことにもなつておりまするばかりでなく、思想的にも殆んど一生をかけたる大きな思想上の変化を見るに至つております。今青少年が殆んど市井に汎濫をいたしておりまして、各裁判所を廻つて見ますると、どの裁判所におきましても法廷に立つ者の……

第7回国会 法務委員会 第12号(1950/03/14、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 これは私はこの裁判所法等の一部を改正する法律案として出されました提案者に対してお尋ねするんですが、この一部改正法律案が独立の形で出ておりまするが、一條から五條に亘つて書かれてあります第一條の方は裁判所法、それから第二條の方は検察庁法、弁護士法、検察審査会法、少年法とかこういうふうにして條項を起して独立の法律として出しておりまするが、これは曾ての例を余り私は知らないんですが、こういうようなふうなことになりますると、後に法律の整理上において非常な不便を感ずることになるのではないかと思いますが、これはどういうことからこういうふうな特殊な方法になつて今度まとめてお出しになつたのか。

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/15、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 名前をもう少しあれして下さい、岡崎何んというのですか。
【次の発言】 私、ちよつと二、三お伺いしたいのですが、佐藤が何がしかの金を贈つたということについての供述をあなたにされ、それを調書にと取れたのはいつですか。
【次の発言】 調書を何回お取りになりました。いつからいつまでの間に何回。
【次の発言】 よろしうございます。それは日時はいつ頃からです。
【次の発言】 いや、大体でよろしうございます。
【次の発言】 十二月十四日から始まつておるのですね。
【次の発言】 十四日以降ですね。
【次の発言】 以下二十五回に亘つてあなたの取られた調書ですか。

第7回国会 法務委員会 第19号(1950/04/04、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 やはり只今の関連事項として伺いたいのですが、成る程四條三号に対する御説明は、そういう趣旨によつてここに掲げたものと思いますが、それにいたしましても、新しく法律を制定する場合に、他の法律においてすでにその文字を掲げてあることによつて、その理由をもはつきりせず、その趣旨においてのみここに規定したというようなことではどうも説明が足りないのじやないか、殊に今も他の委員より質問されましたごとくに、この三号に規定されて、おりまする「政府を暴力で破壊することを主張する政党」なんというようなものが一体はつきりできるのですか。又どんな暴力で破壊することを主張する政党というものを政府の方で指定でもす……

第7回国会 法務委員会 第20号(1950/04/06、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は初めからちよつと失礼しておりましたため、まだ十分分りませんが、あなたの担当は、事件としましては特捜部の部長ですね。
【次の発言】 この事件をあなたがお調べになつたのは、特に指名によつてなされたのであるか。或いは又特捜部の所管事項としてあなたが処理されておるのか。
【次の発言】 そういたしますると、この佐藤事件がお手許に参りましたときに、当初からこの特捜部のこれは所管事項になることにして送られたのですか。
【次の発言】 その送致されました警視庁ですが、その送られた当時には、佐藤の詐欺事件という罪名の下に送られたのでありますか。

第7回国会 法務委員会 第21号(1950/04/07、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今開会する本会議で採決がありますが、それはどういうふうにしますか。
【次の発言】 あなたはこの詐欺事件以外に各方面に金を差上げたのであるか或いは借したのであるか、ともかく各方面に金を出されておるのであるが、そのことについて警視庁並びに検察庁の方で調べを受けましたね。
【次の発言】 調べを受けましたことによつて調書を取られましたことは、警視庁で何回、又検察庁で何回ありますか。
【次の発言】 それはこの金を撒いたことに関してですか。
【次の発言】 その金を撒いたことによつて調書を何回取られました。
【次の発言】 主として調書を取られたのは詐欺事件の方が多いですか。

第7回国会 法務委員会 第22号(1950/04/10、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 それは誰の調書ですか。
【次の発言】 それは誰が調べたのですか。
【次の発言】 参議院の……。はあ。
【次の発言】 伺いますが、あなたはこの防犯協会長というのは品川警察署管内の防犯協会長ですか。
【次の発言】 それはいつからいつ頃までおやりになつておるのですか。
【次の発言】 それからいつ頃までですか。
【次の発言】 現在やはりやつておることになつておるのですか。
【次の発言】 辞表はまだ出していないのですね。
【次の発言】 防犯協会というものの協会員はどんな人ですか。内容を……。
【次の発言】 一万五千人……。これは管内の有志ですか。

第7回国会 法務委員会 第23号(1950/04/11、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 二、三、伺います。あなたが下山事件について誰か適当な人を手伝つて貰いたいと思うが、誰かないだろうかということを日野氏に相談をいたしたのはいつ頃ですか。
【次の発言】 そうすると凡そいつ頃ですか。
【次の発言】 このあなたの捜査上の手伝いをさせるという趣旨はどういうことを手伝いをして貰いたいということなんですか。
【次の発言】 併しどういうことを手伝つて貰うということは……
【次の発言】 そこで日野氏の推挙のよつて佐藤氏を煩わすことになつたのですね。
【次の発言】 佐藤氏は一ヶ月ばかり手伝つて呉れたということですが、どういう手伝いをするのです、毎日来るのですか。

第7回国会 法務委員会 第24号(1950/04/12、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 二、三伺います。あなたのこの旭梱包という会社は最初どういうメンバーによつて、幾らの資本でありましたか。
【次の発言】 あなたが社長で、幾らの……
【次の発言】 いつ作られましたか。
【次の発言】 このときの株主は何人ぐらいでありましたか。
【次の発言】 丹羽さんはこのときにもやはり株主ですか。
【次の発言】 丹羽さんは幾ら株を持つておつたのですか。
【次の発言】 あなたは幾株ですか。
【次の発言】 過半数ですか。
【次の発言】 事業というのは、どんな事業をやるのですか。
【次の発言】 そうすると、製材じやないのですか。
【次の発言】 梱包材料を……

第7回国会 法務委員会 第25号(1950/04/13、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 あなたの先程来からのこの委員会における証言と、それから、これまでこの事件について調べました委員会に対する佐藤初めの関係者の公述とが、大分食い違う点が多いのです。そこで伺いますが、あなたの今日の証言は勿論宣誓の上の証言でありますから、良心に従つて真実を述べておるのもと私は一応信じますが、それについて更にあなたの証言の確実なることを証する証拠と申しまするか、人証でも物証でもよろしうございますが、あなたがお分りならば、この際聽かして頂きたいと思います。例えば佐藤がかようかようなことを陳述しておつたというようなことについて、あなたの庁内であなたと同様なことを聽いておつた人があるならばその……

第7回国会 法務委員会 第30号(1950/04/24、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この帰化の場合の第四條の規定でありますが、只今松村委員の質問されておりました第五号の場合に他の要件は全部完備しておるのであるけれども、日本国籍を取得することによつてその本国の国籍を失うということにもなりますので、先ず本国の国籍を失うことが帰化の許可條件になるとするならば、それはやはり條件付の許可ということになるのでしようか。少くとも日本本国に国籍を有するに至るならば、その国の法規上当然やはりその国の国籍を失うという規定の存せざる国民の、日本の帰化というものはでき得ないことになるのであるか。それとも或いは帰化の申請が法務総裁にあつた場合に、法務総裁の方からその本国のやはり意見を聴い……

第7回国会 法務委員会 第31号(1950/04/25、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 ちよつと一二点伺いますが、この吉田さんの東銀の口座というのは、あなたが引継ぎをされましたときから、あなたの所管としてこれは扱うことになつておるわけですか。
【次の発言】 そういうことになつておりますか。
【次の発言】 どなたから引継ぎになりましたか。
【次の発言】 福田さんはもとやつておつたのですか。
【次の発言】 そうしてこの帳尻はあなたが常にお調べになるわけですか。
【次の発言】 小切手帳は誰がお持ちですか。
【次の発言】 小切手帳はあなたが持つているのですか。
【次の発言】 そうすると入金帳もあなたがお持ちですか。


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各種会議発言一覧(参議院1期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 司法・治安及び地方制度連合委員会 第1号(1947/09/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 この提案に係りまする臨檢竝びに檢査に對しまする行爲について、經濟安定本部の査察官が、經濟統制に關する犯罪について司法警察官の職務を行うのであるということに提案理由がなつております。ところが、憲法の規定に從いまして、現行犯を除きまするの外は、すべて裁判所の發しまする令状によるにあらざれば犯罪捜査……一般犯罪捜査すらできないのであります。然るに査察官はその一般犯罪より、又更にそれ以上の大きな力を持つて經濟統制の違反を捜査をする、いわゆる臨檢檢査をするというふうなことに、この法案の提案がなるのでありまするが、當初この法案を立てまする場合に、憲法と査察官の臨檢檢査に對しまする點について、……

第1回国会 司法・治安及び地方制度連合委員会経済査察官の臨検検査等に関する法律案に関する小委員会 第2号(1947/11/06、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 先般本案に對しまする参考資料として頂きました食糧管理法、それから臨時物資需給調整法と隠退藏物資處理法のこの三法案の臨檢檢査に關する摘録されたものを参考資料として頂いたのでありますが、これらの法案に書かれてある臨檢檢査の規定は現在ではやはりそのまま實際に適用されておるものと政府の方ではお考えになつておるのでありますか、その點を伺いたいのです。
【次の発言】 ここにいわゆるこの臨檢檢査というのは言葉を換えて申しますると、やはり一つの承諾を得ずして家宅の捜査までもやはりでき得るという趣旨なのでございましようか。
【次の発言】 私の伺うのは勿論この經濟査察官の臨檢檢査に關しまするこの法律……

第1回国会 司法・治安及び地方制度連合委員会経済査察官の臨検検査等に関する法律案に関する小委員会 第3号(1947/11/22、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 潛在物資摘発の実績に関しまして、安定本部の方で情報を受理されまして、今日までその情報に基きまして実際摘発に向われた件数の総計、それからその中結果を得たるものと得ざるものとの数、それから尚摘発に伺つた場合に、管理者若しくは所有者、占有者等からその捜査の拒絶を受けた件数は幾らあるか。それからその拒絶された場合に、いかなる処置を取つたか。尚地方に移牒して摘発をされたものもあると見えるが、あるとするならばそのものに対する分についても、以上の点について分つておる範囲で御答弁願いたい、こういうところです。

第1回国会 司法・治安及び地方制度連合委員会経済査察官の臨検検査等に関する法律案に関する小委員会 第4号(1947/11/29、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 法制局長官に伺いまするが、そういたしますると、憲法三十五條に規定してありまする住居、書類、所持品につきましても、公共の福祉のためであるとするならば、これを押収、侵入、捜索をすることも差支ないと御解釈になつておるのですか。
【次の発言】 そういたしますると、根本問題として基本人権の確立ということについて、公共の福祉であるということであるならば、原則としていかなる場所においても、いかなるものに対しても、強制力を加え得るということに解釈するわけなのですか。而してこの三十五條を犯罪者の場合には特則としてこういう手続を取らなければいけない。こういうふうに御覽になつておるのですか。私共の考え……

第1回国会 司法委員会小委員会 第1号(1947/08/15、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 私は前囘の委員會におきまして、司法大臣から御答辯を伺つたのでありまするが、憲法第四十條によりまして、不當拘束者に對しまする補償の方法は、刑事訴訟法の改正と相俟つて作られる筈である。その豫定であるということを御答辯になりました。ところがこの憲法の四十條によりますると、拘禁或いは抑留等によりまして、抑留されましたる者が、後に裁判の結果無罪となりましたる場合のみに對して賠償の責任のあることに規定されております。先程來委員の方より質問されましたる勾留状による檢束によつて、勾留によつて、それが後に全然罪なくして勾留されておつたということがはつきりいたしました場合には、やはりこの本則によつて……

第1回国会 司法委員会小委員会 第2号(1947/08/16、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 國家賠償法に對しまする疑義につきましては、これまで數次に亙つて質疑應答を重ねておりましたので、大體了解を得ることができましたけれども、尚重要なる點において了解が付きにくい點がございまするために、幸い司法大臣御臨席でありまするから、この際大臣より率直明快なる御答辯を得たいと思うのであります。  それは賠償法の第一條の規定に書かれておりまするところの、賠償條件となつております公務員の主觀的條件でありまする故意又は過失の事實と、客観的條件でありまする違法という點であります。損害賠償の成立條件は、言うまでもなくこの主觀的條件と客観的條件を具有いたしまする場合において賠償が成立つのでありま……

第1回国会 治安及び地方制度・司法連合委員会 第5号(1947/11/20、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 今度の新制度において、公安委員会というものができるのでありますが、この公安委員会というものの委員に対する一つの制限規定がありまするが、元來兼職、兼務は許されないものであるか。國家公安委員会の方並びに自治体の委員会、それらに対しまする政府の御見解は、どういうふうにお持ちになつておるか。全然委員は他の業を兼ねることができないのであるか。若し兼ねることができるとするならば、どの種のものならばよろしいのであるか。それから國家公安委員会の方は、檢事総長と同格の程度の俸給を受けるということになつておることからみますると、恐らく兼務を許さないのじやないかと思いまするが、自治体の方の場合には、非……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法委員会眞木事件に関する小委員会 第閉会後2号(1948/07/17、1期、民主党)

○鬼丸義齊君 眞木の血圧の高くなつたことは拘禁によつて高くなつたのであるか。或いは既往症として、その程度の高血圧症に罹つておつたのであるか。
【次の発言】 あなたの診断によつては、当時、あなたの診断のときに俄かに、高くなつたというようなふうな感じをお持ちになつたことはないですか。
【次の発言】 特に拘禁によつて血圧の昂進しているようなふうにも見なかつたのですか。
【次の発言】 あなたが最初見た時分には百八十あつた場合があつたのですね。
【次の発言】 大体血圧とは、最も危險な極度の血圧というのはどのくらいのものですか。
【次の発言】 危險ですが。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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