川上嘉 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは川上嘉参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

川上嘉[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第30号(1947/09/15、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は参議院に出て来る間際まで、税務署の第一線で働いて來た者でありまするが、この第一線の職場の体驗を通じまして、行政機構の改善策につき、組織、制度、運用の三つの面に分けまして、限られた時間内で簡單に所信を披瀝して議員各位の御批判に訴えます。  先ず組織の面でありまするが、中央集権主義を排撃して第一線の出先官職を拡充強化すべきであります。今回内務省は解体されました。併し新憲法下におきまして、眞に行政官廳が、行政機構が民主化され、基本的人権の保障が守られるかどうかということは、内務省は解体されるというごとき、單なる形式上の事実からでなく、地方自治の原則により、又第一線の出先官廳を拡充強化……

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 二十二年度の通常予算一千一百四十五億の内六百八十七億は租税収入で賄い、尚追加予算は大体一千億程度予想され、この内約六百九億が租税収入で賄われる予定のようでありますが、この結果、通常及び追加予算を通じまして、本年度におきまして合計一千二百九十六億程度の租税収入が見込まれておるのであります。然るにこの驚くべき莫大な租税収入を、持てる者は持てるなりに、持たない者は持たないなりに、いかに公平に適正に徴収すればよいのか、政府は旧態依然として税務行政に何らの根本的な対策を講じていないのであります。栗栖大藏大臣のいわゆる健全財政は単なる掛声であり、宣伝であつてはならないのであります。飽くまでも責……

第1回国会 参議院本会議 第50号(1947/11/12、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は学者でもなければ理論家でもない。過去十数年に亙つて第一線税務職員としての極めて素朴な体験を通しまして、今回の追加予算殊に歳入面に率直な批判を加えながら、次の数項目について質問いたします。  先ず第一番目に、今回の追加予算は綜合的な計画に基ずいて立案されたものであるかどうか。追加予算と雖も当然に民主日本の建設に沿うた何ケ年計画といつたような、恒久的対策の一環として立案されるべきものと思いまするが、果して今回の追加予算はこういつた線に沿つてなされたものであるかどうか。それとも單に数字的に辻褄を合わすためになされたものであるかどうか。総理大臣の答弁を願います。  第二番目に、今回の追……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第10号(1948/02/03、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 無所属懇談会は星野芳樹君を指名いたします。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第9号(1949/04/05、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 無所属懇談会を代表いたしまして、昨日行われました吉田総理の施政方針演説に対しまして質問いたします。  もとより施政方針の全般に亘りまして、先ず公約不履行を衝き、更に飽くまでも全勤労大象の立場に立ちまして徹底的にこれを檢討し、更に特に行政整理、六・三制の費用等を徹底的に糾彈して、飽くまでもその責任を問いたいのでありまするが、これは他の同僚議員諸君から十二分に質問が行われることと思いますので、私は少しく方向を変えることにいたします。  私は税務署の第一線で十数年間勤務して参りました生粹の税務署出身でありますので、又更に昨今大藏省もその実質がすでに收税廳になりつつあると言われております程……

第5回国会 参議院本会議 第23号(1949/05/09、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は去る四月五日の吉田総理の施政方針に対する質問演説におきまして、質問の骨子を税制一本槍で押通したのでございましたが、私の質問に対しまして、明確にして詳細納得の行く答弁がありませんでしたから、その上、政府は本会議におきまましても、委員会におきましても、税制の改正並びに取引高税廃止などの公約について、すべてシヨーブ博士の來訪を待つて行うとの答弁もありましたし、丁度シヨーブ博士の來訪を今明日に控えまして、誠に当を得ておると信じますので、更に本問題を掘り下げて具体的に檢討することにいたします。  私は、飽くまでも生粹の税務署出身者としての実務の体驗を通じまして、現行税制並びにその運用面に……

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 本員はこの際、税制問題に対する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 税制問題につきまして緊急質問を行うことにいたします。  質問の第一点は、本日の各新聞に報道されております通り、シヨーブ博士が昨日、内外記者との会見におきまして、税制改革については八月末までに勧告を行う旨発表いたしましたので、凡その輪廓は承知できたのでありまするが、政府がこれをいつ実施に移すか、その時期についてお尋ねいたします。第二点は、勧告は成るほど八月に行われるのでありまするが、税制改革の実施は早くても本年末或いは來年度に持越されるのではないかと各方面から案じられておりますので、二十四年度分の税收入を適……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は無所属懇談会を代表いたしまして、この法律案に反対いたします。時間の都合上、一々具体的な諸問題をここで採り上げることは省きまして、政治の根幹であります予算の編成権と、現下國民にとりまして最も関心のある税金問題との二点から反対の理由を申述べることにいたします。  そもそも基本的な國全体の行政機構の改革は、あらゆる方法で民間の衆智を集めまして、簡素化、能率化に適應した合理的な制度を確立してこそ、初めて改革の目的が達成されるのでありまして、今回吉田内閣が提出いたしました俄か仕立ての行政機構の改革は、却つて國家百年の悔を残すがごときものであると、かように断言するものであります。今回の行政……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 只今上程されております外国為替及び外国貿易管理法案に対しまして、次の八点の理由によりまして私は反対いたします。(「よし」「頑張れ」と呼ぶ者あり)  前議員は随分長々と威勢よくしやべつたのでありまするが、私は反対理由を個條書に極めて簡明に申上げることにいたします。先ず反対理由の第一点は、本法案は国民経済の復興と発展に寄與すると言つておるが、現経済事情の下におきましては、無條件に貿易統制の枠を外し、輸出を増進するために輸入を拡大することは、不要不急品、贅沢品等の流入を自由にし、国内産業を破壞し、中小企業の倒壞、失業の増大、恐慌激化を来たす虞れがあるのであります。本法と同時に考慮さるべき……

第6回国会 参議院本会議 第24号(1949/12/02、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 只今上程になつております所得税法の臨時特例等に関する法律案に、次の諸点から反対いたします。  第一点は、本案は表面は所得税法の臨時特例と相成つておりまするが、実はシヤウプ勧告の基本原則を尊重し、来国会において行われる税制の全面的な改正の一環として云々と提案理由に述べてあります。改めて言うまでもなく、シヤウプ勧告には五つの目標があります。この五目標は必ず国民生活の安定、国民経済の自立、企業の自立に結び付くものであり、又税制全般から見ましても、又個々の税法、個々の特例等から見ましても、必ずこれらの五目標は常に有機的にその中に力強く織込まれていなければならない筈でありますが、本案はこうし……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第15号(1950/01/31、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 無所属懇談会を代表いたしまして、吉田総理並びに関係国務大臣に御質問を行います。施政方針の全般に亙つて、飽くまでも全勤労大衆、全国民の立場に立つて、徹底的にこれに検討を加え、政府の責任を追及すべきでありますが、これは他の同僚議員諸君によつてすでに活溌に論議されましたので、私は例によつて税金問題一本槍で質問を行うことにいたします。  吉田総理は、過日行われた施政方針演説の中で、税制改革は国民多年の要望であり、又政治の源であると述べ、又第五通常国会においても、重税に国民は未だ曾てない苦痛を感じつつある、誠に憂慮に堪えない事態である云云と述べておられます。誠にその通りでありまして、国民の毎……

第7回国会 参議院本会議 第35号(1950/03/31、1期、第三クラブ)

○川上嘉君 私は只今上程されております所得税法一部改正法律案に次の諸点から反対するものであります。  第一点は減税は宣伝だけであります。第二点は、税率が余りにも不公平であり、控除が余りにも低額であります。第三点は青色申告制度の実施は時期尚早であります。第四点は公平適正な課税は殆んど不可能に近いのであります。第五点は運用面の合理化に誠意がないのであります。  本案はシヤウプ勧告に基いて作られたものでありますが、このシヤウプ勧告案さえも公平に取入れていないのであります。即ち大口所得者、資本家に都合のいい面は嚴格に実行している。都合の悪い面は修正削除しておるのであります。勧告は本質上、技師の研究報告……

第7回国会 参議院本会議 第36号(1950/04/01、1期、第三クラブ)

○川上嘉君 私は本法律案に反対するものであります。反対の理由はすでに前議員によつて十二分に述べられております。尚、世上におきましても、更に衆参両院におきましても、すでに十二分に反対の理由が認められておるのであります。従いまして私は極めて簡單明確に反対の理由を述べることにいたします。  人事院は国家公務員法第二十八條によりまして公務員給與ベースの改訂を行うべきことを勧告しております。然るに政府は人事院の勧告を無視しておるのであります。このことは法律を無視することであり、正に民主主議の推進を拒むものである。予算案は物価が上昇するとの基礎の上に立つて編成されております。ところが給與べースは物価が上昇……

第7回国会 参議院本会議 第37号(1950/04/03、1期、第三クラブ)

○川上嘉君 只今自由党の石坂君が、出ない声を無理に張り上げて、野党側は徒らに反対せんがための反対をやつている、尚、建設的な意見がない、かような失言をしたのでありまするが、私は飽くまでも国を救い国民を救わんとする熱意から、無所属懇談会並びに新政クラブを含む第三クラブを代表いたしまして、只今上程されました昭和二十五年度の一般、特別、政府関係機関の総予算に反対するものであります。  反対の理由は極めて簡潔明白であります。只今石坂君の話では、この予算は実情に即しておるとのことでありまするが、(「その通りだ」と呼ぶ者あり)私は我が国の実情を全く無視している、(「異議なし」と呼ぶ者あり)国民を救い国を救わ……

川上嘉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

川上嘉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融委員会 第11号(1947/08/14、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 ちよつとこれに關聯した問題ですけれども、正金銀行を東京銀行に新設するまでの經過とか、その理由を説明して頂けませんでしようか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/21、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 そういうことに……。

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/14、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 大体歳入歳出の総予算を組まずに、こうしてぽつぽつ一つずつこうした案を出すというのが非常なごまかしだ、大体急を凌ぐためにという理由によりまして、こればかりの僅かの金を一時手当の形で支給するということは、明らかな数字のごまかしによつて、全官公労組の血の出るような極めて愼ましやかな要求を眞つ向から退けて、千八百円ベースを無理に押し付けようとしておるものだと解釈されます。大体現在のままでは殆んど仕事はできません。官公廳におきましては、人間としてでき得る限りの全力を盡しましても、幾ら努力をやりましても、現在の待遇のままでは結果から見ましていい加減な仕事、不公平なる仕事に終らざるを得ないと思い……

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/16、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 御承知の通り今全國官公労の要求が出ているわけでありますが、その要求も解決していませんし、それとは全然別個のものである、そういつた要求項目とは全然別個のものである、飽くまでも一時手当の支給である、こう解釈して差支えないのですか。
【次の発言】 私も今の前の方々と同じ理解の下に本案に賛成いたします。尚或る税務署の待遇が非常に惡いということがありましたので、御参考までにここで実例を申上げますというと、千葉縣の成田の税務署の実例でありますが、中学校卒業後満十二ケ年間税務署に勤続しておりまして、家族と妻と子供三人、五人家族でありますが、現在が九号俸給で、從つて月の総收入が家族手当を含めまして……

第1回国会 財政及び金融委員会 第37号(1947/11/24、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この前提案理由を聞かなかつたのですが、実はそう何度にも細かく刻んでそれを出すというのがどうも分らないのですがね、どういうわけですか。ちよつとお伺いいたします。

第1回国会 予算委員会 第9号(1947/10/02、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 無所属懇談会は本案に賛成するものでありまするが、只今中西委員からの質問に際して、質問が非常に掘り下げて行きましたために、或いはしつこい質問だ、こういう工合に政府では解釈したかも知れませんが、我々第三者から見ますときに、又私自身長い間税務官吏を勤めておりまして、参議院に出て來る間際までいたわけでありますが、そういう立場から見ましても、何が故にそれが非課税であろかという説明が、極めて不十分であつたことは、誠に遺憾だと思います。これはたまたま今日來ておる政府委員が主計局の連中ばかりであつて、主税局関係の人が見ていないという関係もあるでしようが、何卒次会には責任ある、税務関係の責任ある主税……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 千四百円の時と千六百円の時の差額はもう出たのですか。ちよつとお伺いいたします。

第1回国会 予算委員会 第12号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この法案そのもので見ますと、一時手当という形になつておりまするが、その應急手続について、説明書を見ますると、七月以降千八百円水準に引上げることとして、そうしてその差額月二百円の分三ケ月で六百円を支給する。こういう形になつておりますが、これは飽くまでもこの案の通り、説明書抜きにして一時手当であるという考え方で行きますというと、恰かも千八百円で押付けられるように解釈されるのであります。急を凌ぐために僅かこればかりの金を一時手当として支給し、而も説明書によりますというと、どうも官僚の得意の数字のマジツクによりまして、全官公労の血の出るようなささやかなる要求を眞向から退けて、千八百円ベース……

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/13、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 誰も来ていないので駄目ですね。
【次の発言】 昨日私は本会議におきましても質問したのですが、ポイントをはずれた答弁で、非常に遺憾に思つておりますが、先ず主税局に質問いたしたいことは、本年度における今日までの大体の徴税の実績の概略を御報告願いたいと思います。  それから政府が度々言うておる税務機構の拡充強化がどの程度進捗しておるか。その進捗状況並びに税務職員の待遇問題についての政府の具体策。それから国民運動の具体的な方法を御報告願いたいと思います。  それから銀行を調査する権限を、政府側が拒否しておるが、どういう理由か、その具体的な理由を述べて貰いたい、  それから第三国人に対する課……

第1回国会 予算委員会 第20号(1947/11/14、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は主税局関係ですが、主税局関係の方、出ておられますか。
【次の発言】 中小工業者に対する資金融通の準則ですが、これが講じられていないようでありますが、そのために中小工業者が、最近の話によりますというと、相当な闇成金から金を借りる、そうするとつきに一割、一年間に十二割という利息を拂わなくちやならない。そういう人達は直接生活にひつような生産に携つておるわけでありますが、そのために闇で金を借りて來ておる手前、生産費が非常に上る。そうして從つて製品は高價で売らなければならないという結果、消費者がそれを負担しなければならない。そういう結果から当然にインフレはますます昂進して來る。そうして闇……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この中労委の調定案を官公労組は承認したのかどうかをお伺いいたします。それから第二点は、二・八ケ月分というと、一人平均金額はどのくらいになるのでしようか。三点は財源の内容を数字まで示して貰いたい。
【次の発言】 先きの全逓の條件付というものを一つ発表して貰いたい。次に煙草の値上げはいつからこれをやるのか、更にこういつた煙草の値上げによりまして当然物價体系を崩すことになる。インフレの昂進を徴発することになる。名目の賃金は上つたが、実質的にはますます苦しくなるということが心配されるのでありますが、これに対する政府の見解、更にここで二・八ケ月分を出すと言いながら、前に一ケ月今囘一ケ月、後〇……

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/19、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 本法の三項ですが、「前二項の俸給等の額及びその支給に關する事項は、別に法律で、これを定める。」こういうのですが、現在の官公勞組の逼迫した動きというものは加藤勞相の十二分に御承知のことと思いますが、これを別に法律で定めて、どうして同時にこれを出さないのでしようか。どういつた理由があつてこれが遲れるのか、それを細かに説明して貰いたいのです。
【次の発言】 そこはそこといたしまして、現在の官公勞組の要求又は現在の物價指數から比較しても、又先程の加藤勞相のお話から承つても、二千九百二十圓は實際要求額の本當の内譯に過ぎないとしか我々には考えられない。そうしてその二千九百二十圓の内譯であるとこ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/20、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 本案と現在の勞働攻勢とは密接なる關連がありまするので、できるだけ納得の行くところまで審議したいと、かように考えますので、勞働大臣にお伺いしたいのでありまするが、昨年全官公勞組の方から三項目の要求書が提出されたということを聞いておるのでありまするが、その内容の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 その要求書に對する又答辯というのは、していないわけでしようから折衝の經過とか、そういつたものをお願いしたいのです。

第2回国会 予算委員会 第10号(1948/03/20、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 今の大藏大臣の答辯に對して、更に質問いたしますが、御承知の通り三月の上旬に官公吏に給與を支給したきり、その後支給されていない。そうして、そういつた土壇場に追詰められてこの二千五百圓の暫定給與を……、爭議態勢を解いたらこれを支給するといつたようなやり方はどうも非紳士的であり、欺瞞である、かように考えるのでありますが、これに對する大臣の見解を求めます。
【次の発言】 それでは同時に支給して貰いたい。若しそれができなければ、少くとも二十四五日頃までに全官公吏に對して、無條件で、この二千五百圓の暫定給與を支給して貰いたい。これに對する大臣の御意思を發表して貰いたい。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第10号(1949/04/04、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(川上嘉君) 共産党と新政クラブの時間を延長することに異議はありませんが、無所属の方もあと十五分くらい延ばして頂きたい。
【次の発言】 順位は別に爭いません。

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1949/06/08、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 今の大体主税局長からの改革の進捗状況なり、その内容を聞いて見ますと、非常に政府の考え方が、現在のこの税金問題に対して非常にのんびりしておるのじやないかと思う。前年度の税金にしても実際は目標であるというけれども、実際においては課税を割当てておる。そうして無理をして、徴税強行までして漸くにしてああいう成績を挙げた。これは非常に割当てるということはこれこそ非常に悪いことであるが、それをせざるを得なかつた。ここに税制の不合理があつて、そうして行き過ぎがあるわけであります、今度の税金に対しましても大蔵大臣は再々言うておりまするが、本年度は割当をやらない。本年度は割当はやらないということを繰返……

第5回国会 大蔵委員会 第3号(1949/03/25、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 九州班は波多野、伊藤両委員と私の三名でありましたが、視察の経過を簡單に御報告いたします。二月二十五日から約二週間福岡財務局管内、熊本財務局管内を視察いたしましたが、九州地区の特殊な事情とか、又各税務署のそれぞれの特別な事情について詳細に調査するといつたような方法ではなく、租税制度の全般に亙りまして、限られた短期間内で、一ケ所でも多くの税務署を訪ねたり、又どんな小さな会合にも出席し、一人でも多くの納税者に接しまして、廣く資料を集めるということに努力いたしたのでありまするが、予定通りの効果を收めることのできなかつたことは誠に遺憾であります。公聽会は福岡、鹿兒島で行い、尚税務署は福岡、熊……

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1949/06/21、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この中小企業者と申告納税制度とは特に緊密な関係にあると思うのですが、現在の申告納税制度に対してどういうお考をお持ちでしようか。
【次の発言】 なかなか御尤もな説でありまして、現在税務署では非常に活溌にこの申告の指導を全國的に現在行なつているようでありますが、それがおつしやる通り果して今までそうしたことに慣れていなかつた納税者が短時日にあなた達のおつしやるところまで行くかどうかという問題ですね。それで本年度におきましても、大体少額のものは申告を認めるといつたような方針を取つて行くんじやないかと思うのですがね。それが果して円滑に行くかどうかという問題は、大体本年度、当面の問題ということ……

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後4号(1949/06/22、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 現在の税法上の水産所得のそういつたのを計算して、税務署はどういう工合にやつておるのでしようか。
【次の発言】 そうすると、その年分その年分の……。
【次の発言】 最近は好況の状態が続いているわけですが、この二、三年は……。
【次の発言】 つまり豊凶常ならずで絶えず変動がある。それをうまい工合に緩和して行くような何か対策があるのですか、あなた達の方には……。
【次の発言】 税金の問題です。だから変動があるならば、税法の建前から行けば毎年々々その上つたその收入から、総收入の中から必要な経費を差引いたものが水産の所得になるわけです。それがない場合はない場合としてやるのが法の建前ですから、……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この提案理由の説明をもつと細かく、六月に延長しなければならないという理由を、もう少し細かく説明して貰いたいのです。
【次の発言】 この延ばす理由が、前年度の所得の更正決定に対する処理とか、その他いろいろの仕事があるために延ばさなくちやならない、かように考えるのでありますが、こういつた点に対して根本的な対策を打たない限り、又ずつと今後も未済々々で仕事が追われて行く、こういつたことを非常に心配するのでありますが、この辺のことについて一つ御答弁を願います。
【次の発言】 毎年こうして納期が延期されるのでありますが、これはその根本の理由を考えて見ますときに、やはり税制、或は機構の問題、更に……

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後8号(1949/10/10、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この最初に書いてあります目標制度の廃止というのですね。この目標制度というのはどの範囲のことを言うのでしようか。從來の例からしてですね。
【次の発言】 そうすると税務署単位に大体の目安を掲げたというのですね、税務署に対して……
【次の発言】 そうしますと、例えば医業所得とか、或いは料飲、こういう一つの業態に対してこれを調査して、前年度の大体七割増加、二割増加と、こういう工合に持つて行くのはやはり割当ですか。目標制度になるわけですか。
【次の発言】 別ですね。
【次の発言】 記帳するということは將來のことで、実際においてはそれは行われていない、現在の実情では。それで大蔵省と、ては大体同……

第5回国会 大蔵委員会 第17号(1949/04/23、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私も只今の中西委員の意見に賛成ですが、主として今回の修正案は間接國税になつていますけれども、やはり間接國税一方だけからこれを解決しよう、考えようという考え方は間違いで、どうしても徴收面と間接國税と、それから直接國税と関連して考えなくちやいけない。而も今の取引高税の問題にいたしましても、又二十四年度の所得税の申告及びその納付の期間を今回変更したという点等も、これは現行税制の相当根本問題だとかように考えますので、是非とも次回には主税局長に來て頂きたい、特に希望いたします。殊に今の問題になつております取引高税でなくとも、一般の國民は現在大体ショープ博士が日本に來たら税金というものが相当安……

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/28、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は天田委員並びに中西委員と殆んど同じような理由によりまして、本案に反対するものであります。  昭和二十四年の所得税の四月予定申告書の提出及び第一期の納期の特例に関する法律にいたしましても、殆んど毎年のようにこれが変更されております。殆んど毎年暫定的にこれを変更しなくてはならんという理由は、税制に非常に大きな欠陷がある、中でも特に考えなくてはならないことは、申告納税制度が実情に沿わないというところに大きな癌がある、かように考えるのであります。從いましてこれに対しまして徹底的に掘下げた対策がされなくてはならない。それなのにこれに対して何らの対策を講じられていないという、こういつた点に……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/12、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 十九條ですが、これに「公邸及び無料宿舎にあつては、」とあるのですが、これはどういう人が入るのですか。
【次の発言】 それから十九條の四号ですが、「國の事務、事業の運営の必要に基き先順位者」というのがここにありますが、これはどういう程度をいうのですか。

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 本案に対しまして過般公聽会が開かれたのでありますが、公述者の七名のうち六名までは本案に対して反対であります。後の一人は別に賛成もしない、反対もしないという態度であつた。公聽会に來た公述人というものは大体この関係の代表者です。そうした人達の意見が無視されるということは何のためにそれじや公聽会をやるか、その公聽会そのものの本來の目的に反するのであります。わざわざ貴重な時間を潰して、そうしてこの中で公聽会を開いて、そうした人達の意見がちつとも法律の中に織込まれないとするならば、そんな形式的な公聽会ならば何にもならない。ここに來られた公述人は、皆それぞれの関係者代表者でありまして、少くとも……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 大蔵委員会 第3号(1949/11/08、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 外もみんな言つたらいいでしよう。現行の額を上から次々にね。

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/21、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 今のこの問題とそれから税金の過誤納金の拂戻という問題が相当あると思います。この方との均衡問題を今一応御説明して頂きたい。
【次の発言】 その研究は非常に必要と思うのです。調査は非常に不十分とか或いはその他いろいろ不合理な面から税金を非常に不適正に課税しておる。それで拂わんでもよい税金を拂つておる。それで異議申立をしてこれは不適正であるということが分つた。それで余分に税金を拂い過ぎた納税者にしてみれば、それでその金を請求しても一年ぐらい経たなければ戻つて来ない、納めた金は相当の利息で借りて政府に納めた。その場合に政府は一年間も知らん顔をして返すときには利息もつけていない、誠に泥棒のよ……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/22、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 源泉課税に対する滞納措置に対する御要望は源泉課税だけでなく、税金全般に亘つていえると思いますが。
【次の発言】 人の物を取つてという言葉から出ますが、政府の場合にもそういうことがあるわけですね。業者の物を余分のものを取つて返さなければならん金があるのに、返すのに相当長引く場合がある。これに対する御見解を伺いたい。
【次の発言】 それから課税の公平、適正、合理化を期するために、人員の問題が非常に重要な問題と思うが、その点についての御見解を御発表願います。
【次の発言】 おつしやる通り、青色申告ですね。その根拠となる記帳というのは非常に困難だと思うのです農家の場合に。むしろ現在の反当り……

第6回国会 大蔵委員会 第10号(1949/11/25、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は、先ず逐條審議に入る前に一般的なことをお尋ねしたいのですが、昭和二十四年度の当初予算の際におきましても、本年度の租税の税收入を無理なく合理的にこれを徴收するのは不可能である。これだけの理由からでも私は本年度の予算に反対したものであります。そこでもうすでに本年度も第三四半期も過ぎようとしておりますが、本年度の税收入の確保につきましては非常な危惧を私は感じております。これに対する今までの租税徴收の状況、並びに今後の見通し、又合理的に無理なく本年度の税收入を果して確保することができるかどうかといつたことについての政府の御見解を御発表願います。

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/28、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この法案と関連しまして、税金の過誤納金の拂戻しに対する利息に対しましても、当然適当な措置をしなければならん、かように考えますと同時に、これに関連いたしまして追徴金加算税、それから延滞利子といつたような問題につきましても、この法案との均衡上当然に適当な措置が講ぜらるべきだ、かような見解を持つているのですが、これに対して大蔵大臣の御見解をこの前要望したのです。この点是非ともお願いいたします。
【次の発言】 日に十銭とはそれは期間があるのでしよう。幾日過ぎたらいつから十銭の利息がつくのですか。
【次の発言】 そこに矛盾があるのです。分るのに一年ぐらいかかるのです。只で人の金を使つていたと……

第6回国会 大蔵委員会 第12号(1949/11/29、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 大蔵大臣にちよつとお伺いいたしますが、目標制度は完全にもう廃止されておるかどうかということ、それから実額調査の状況ですが、大体納税者の何%程度の実額調査が現在進捗しているかといつたような問題、それから本年度夏において、一方的な、納税者から相当な非難を受けるような苛酷な更正決定をしなくとも、本年度が乘り越せるかどうかというような点についての見通しについてお尋ねいたします。
【次の発言】 先の目標制度ということは、どうも言葉の言い廻しが少し惡かつたのですが、去年あたり目標額目標額、割当々々というので、非常に納税者から非難攻撃を受けた。それで本年度の当初予算の際におきまして、我々の質疑に……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 正確な帳簿の記載方法、これに基く青色申告について質問をいたします。この趣旨はもとより賛成でありまするが、これが実施に当りましては現段階におきましては、殆ど不可能に近い困難と煩雑さが予想されるわけであります。政府は現下の実情におきまして、この青色申告の実施が成功するという見通しを持つておられるのかどうか御答弁を願います。  次にシヤウプ勧告を俟つまでもなく、今日納税者の記帳は非常に慨嘆すべき状態にあるわけであります。税務職員は正確な信用すべき帳簿がないからして、標準率及びその他の平均額を基礎として一方的に課税してやるのだ、それより外に途はないということを主張いたします。納税者は又税務……

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/12/01、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 ちよつと大臣にお伺いいたしますが、基礎控除の控除額の算定の基礎となるものはどんなふうなものでしようか。
【次の発言】 戰前におきましては、所得税の免税点が千二百円となつております。これを今日のつまり一ドル二円が三百六十円になつた割合で今日の価値に換算いたしますというと、大体二十一万六千円となります。従いまして国民の生活能力と、こういつた点から行きますというと、今回の改正案の二万四千円はお話にならない程低額なものではないか、かように考えるのですが、大臣の御見解はどんなものでしようか。
【次の発言】 私は今度の税制改革案を前にして各方面、各種団体とか、或いは個人から何百通という陳情が来……

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/12/03、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 答弁はまだありますよ。それはまだ研究の余地はあるよ。
【次の発言】 そんな馬鹿な話はないよ。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会 第5号(1949/12/24、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 私は本案に反対いたします。本案は肝腎の公務員が殆んど全部が不満足な程非常に額が少い。それでこの程度のものでは却つて後日に大きな問題を残す、かように考えられます。尚、給與ベースの問題につきましては、この改訂を絶対にやらない、かようなことを政府は言うております。つまり人事院の勧告を無視している。勧告そのものさえも非常に額が少い。而も勧告をする時期がすでに遅かつたのであります。そこでこの程度の僅かな金額で以て人事院の勧告にすり換えようとしておるのであります。更に改訂をやらない原因として、政府はその困難な理由として財源がない、又、物価に影響するといつたようなことを言うておりますが、財源はあ……

第7回国会 大蔵委員会 第33号(1950/03/30、1期、各派に属しない議員)

○川上嘉君 昨日、大蔵大臣に予算委員会で税制問題について質問したのでありまするが、昨日の問題に関連いたしまして、更に引続いて質問いたしたいと思います。大体実額調査をなし得る現在の税務機構能力、つまり納税者の大体一割程度を実額徴税する能力があるといようなことを昨日答弁されたのでありまするが、昭和二十五年度における青色申告の見込数ですね、どの程度になるのでしようか。
【次の発言】 そうしますと、これ以上は出ない方がいいのですね。いくら一生懸命申告しろ申告しろと奨励しても、これ以上は出ない方がいいわけですね。
【次の発言】 そうしますと、実額調査をなし得る能力は一割しかない。ところが青色申告を出した……

第7回国会 大蔵委員会 第34号(1950/03/31、1期、第三クラブ)

○川上嘉君 相当具体的な問題になりますが、この勤労所得税について、最近非常に中小事業者が不振のために、従業員に対する俸給が遅れて出ているのですよ。こういつた人達に対する勤労所得税の徴收猶予とか、こういつたものが必要じやないかと思うのですが。
【次の発言】 そういつた考え方を統一する意味で、この徴收法の第七條の徴收猶予のところに、何らかこういつたような條文を謳つた方がいいじやないでしようか。
【次の発言】 そうすると困難な場合は事務当局でやつて差支ないと了解していいわけですね。
【次の発言】 それと、これも随分永い間問題になつているのですが、まあ不当な課税を受けた、誤謬決定でもいいし、認定の誤り……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/03/13、1期、各派に属しない議員)

○川上嘉君 私は委員長に特に要望して置きます。さつきの座談会中に委員長は我々は国民のために予算を審議するのだ、これはここまでは大いに賛成です。ところがそのあとが悪い。吉田総理が来ようが来まいが審議すべきで、吉田首相は便宜こちらに来るというような意味のことを言われたのでありますが、これは誠に認識が不足していると考えます。必ず来なくちやいけない。ここに必ず出席しなければならない。これは一昨日の動議の内容から見ましても、我々は予算の一般の内容を審議する前に、その前提として総理の御意見を承わりたい、だから必ず来て貰いたい。こういう決議をしたわけですから、これは便宜じやなくて、必ず出席しなければならない……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/28、1期、各派に属しない議員)

○川上嘉君 私は吉田総理に対して税金の問題と、これに関連しまして給與ベース問題、最後に奄美大島の帰属の問題について質問をいたしたいと思います。  税金問題は具体的な質問は、関係大臣に讓ることといたしまして、政治常識で答弁でき得る範囲内で、吉田総理に質問を行うことにいたします。  吉田総理は第七国会の施政方針演説の中におきましても税制は政治の源である、かように述べております。それから第五通常国会におきましても收税に国民は未だ曾て見ざる苦痛を感じつつある、かように述べております。非常に税金に関心を持つておられるようでありますが、目下年度末を控えまして更正決定並びに徴收事務、更に滯納整理、差押等をめ……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、各派に属しない議員)

○川上嘉君 大蔵大臣に税制問題について先ず質問いたします。税金更正決定を繞りまして、目下いろいろの紛争事件が捲き起つておるわけでありまするが、その起きておる、大体採上げておる問題は、更正決定の一括返上。その理由は、大体実情に副うていない、実額調査が不十分である。かような理由と、更に異議申立に対する調査が十二分になされていないのにも拘わらず、滯納整理をするとか、或いは差押公売をする、こういつたようなことは不当である。かような運動が起きておるわけであります。そこで大蔵大臣にお尋ねしたいことは、現在の税務署の態勢で以てどの程度の実額調査をなし得るか、つまり実額調査をなし得る能力をお伺いしたいのであり……


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各種会議発言一覧(参議院1期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1947/08/20、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 動議があります。正副主査の互選は投票によらず、管理者においてその指名をいたされんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 実は昨日各党各派から選出されております理事と、私は理事の出ていない無所属の代表といたしまして、参加した訳でありまするが、その席上におきまして、各分科会の主査は理事を以てこれに当てる。こういうことに決まりまして各分科会に一人づつおられる理事が皆主査になられた訳でありまするが、たまたま第一分科会には理事が二人おられた。そういう理由によりまして、西郷さんが主査となりそうしてもう一人の理事である中西さんが副主査になるということに大体話がまとまりました。以上御報告いたし……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第4号(1949/04/19、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 この問題とは直接関係ないのですが、大藏大臣がお見えになつておりますからちよつとお伺いしたいのですが、実は簡易保険と郵便年金の積立金が現在大藏省の預金部の運用になつている。これを一つ逓信省に是非廻して頂きたいといつた要望が頻りにあるのですが、こうすることによつて別にそこに弊害でもあるのですか。ちよつとお伺いします。
【次の発言】 今のままでありますと、この簡易保険にいたしましても、年金の事業にいたしましても、非常に危いといつたような見解を逓信省でとつているようでありますが、これに対する大 藏大臣の見通しをお伺いいたします。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第2号(1949/12/22、1期、無所属懇談会)

○川上嘉君 先程の木村委員に対する答弁の中で、給與ベースを改訂する意思がないような答弁でしたのですが、その給與ベースを改訂しないという原因ですね。理由をちよつと伺いたいと思うんです。しなくてもいいという理由ですね。
【次の発言】 先程の私に答弁の中で授與ベースを上げるとインフレーシヨン再燃の素因を作る、こういうような御答弁でしたが、通貨も別に増発するわけじやないし、この程度の授與ベースを上げることによつてどうしてインフレを促進することになるのですか。この考え方の根拠ですね。別に通貨は増発しないわけですね。
【次の発言】 先程からの御答弁を要約いたしますと、大体人事院の勧告は大いに尊重しておる。……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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