来馬琢道 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは来馬琢道参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

来馬琢道[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第19号(1947/08/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この問題の実行方法については議員諸君の多数の御発言があると思う。私はその実行方法の源泉について私見を述べたいのであります。私は東京浅草に住んでいて、上野、日暮里、東武浅草等の各駅から、生鮮食糧品の運び込まれる様子を実見し、又それらが販賣せられる実情を知る便利を持つております。これ程多量の品物が窃かに集散されておるのに、何故に公に出入りしないのかと考えると、國民相互の間に同一國民なりという観念が欠けておるからだと思う。「古文眞宝」に「豆を煮るに豆のまめがらを燃す、豆は釜の中に在つて泣く、本是れ同じ根より生ず、相烹ること何ぞ甚だ急なる」という名文句がある。(笑声、拍手)今や都会生活者……

第1回国会 参議院本会議 第30号(1947/09/15、1期、緑風会)

○來馬琢道君 明治維新は我が國行政機構の大なる改革であつた。弱い徳川幕府でもあれ程簡單に崩壞しようとは世人が思わなかつた間に完全に王政の復古ができた。併し朝廷は未丁年の天皇を君主に戴き、三條、岩倉等の公卿に薩長土肥等の家臣が協力して新政府を樹てたので、朝敵を討伐するという間にも、京都その他における苦戰の敵討をするというような氣分あるを免れず、又思想上においても亀井氏の一門のごとき人々の意見が採用せられ、佛教排斥、神道至上を主とした運動で、眞に日本國民の精神の帰趨を定むるという点には余り注意しなかつた。故に王政復古を標榜し、神祇官を諸官省の上に置き、神の威を以て朝命に服從せしめんとしたが、その企……

第1回国会 参議院本会議 第36号(1947/10/11、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私が操觚界の先輩として敬服しておる徳富蘇峯、(「戦犯だ」と呼ぶ者あり)彼は戦争犯罪人になつたといわれたが、近来軟禁を解かれたということも聞いた。併しながら彼が明治の操觚界において、我々に対する立派な模範的文章家であつたことは、且つその観察眼の高かかつたことは諸君も否定することはできないであろう。(「戦争も挑発したぞ」と呼ぶ者あり)彼が四十年程前に中国を観察して帰つて来て、その感懐を述べて言つた。孔子の戒めたことは皆現代の中国人が行つておることである。つまり中国人が行つておる不正の行為を孔子が戒めたのであることが分つた。この筆法で日本に姦通罪があるときは、日本人は盛んに姦通を行うの……

第1回国会 参議院本会議 第55号(1947/11/21、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私がこの修正案に反対するのに二つの理由があります。その一つは形式上から、その第二は内容からであります。形式上からというのは、参議院の司法委員はこの修正案の提出方法が甚だ軽卒だということを考えるからであります。従來諸法案を審議するのに相当愼重の手続を踏んで來た参議院の司法委員は、特に國家の大法典たる民法においては十一回も委員会を開いて、過日決議したのである。議案は数十日前に内閣より各議員の手に送付せられたものであるから、修正意見のある者は独立した改正案を参議院に提出することもできれば、一部の修正案を委員長に提示し、委員外議員として委員会に出席して説明する自由も與えられている。又委員……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第39号(1948/05/21、1期、緑風会)

○來馬琢道君 國語整理の急務について発言いたします。今や我が國は文化国家としての特色を発揮すべき絶好の機会に直面している。江戸時代において我が國は鎖国政策を取り、そのため世界の進運に後れたと歎く者もあるが、この休養機関に戰國時代に散逸せる文献を復原し、日本文化の特色を発揮したことは、我が國民の大なる幸福である。國立博物館の最近催した北斎百年祭記念浮世絵展覧会を見ても、当時如何に文化に関係深き木版の印刷術が進んでいたかが分る。否、それより二百年も前に天海僧正が木材で作つた活字、いわゆる木活で、佛教の大聖典たる大藏経を出版したことを思えば、鎖國と日本文化との関係も再檢討さるべきである。平和の日本は……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第23号(1949/05/09、1期、緑風会)

○來馬琢道君 國民制の創定について私の意見を申述べたい。日本人は今耐乏生活をなすことになつております。而してその中の重大問題である衣、即ち國民の服裝について申上げたいのであります。世界各國にはそれぞれその國特有の服裝がある。朝鮮、中國、蒙古、シヤム、マライ、ジヤワ、ビルマ、印度、セイロン、アラビア、エジプト、私は自分で行きませんが、西藏、印度でよく西藏人に会いましたから分つておりますが、私が実際見た各國におきましてもその國の特色ある服裝を持つておるので、大体服裝によつて、その國の区別を知ることがでるくらいであります。ヨーロツパ、アメリカに行きますと初めて、これらの諸國は大体共通の服裝をしておる……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第40号(1950/04/07、1期、緑風会)

○來馬琢道君 本員は公職選挙法案に反対する主なる理由を申上げます。  第百四十七條のポスター処理の規定が殆んど不可能のことを都道府県市町村選挙管理委員会に要求したものであるという点であります。従来選挙当日に限り、投票所の入口から三町以内の区域に選挙事務所を置くことを禁じたる精神に従い、且つ昭和二十年十二月十七日内務省令第三十二号、衆議院議員選挙運動取締規則第三條第三号に、選挙の当日に限り、演説会場表示用の張札、立札看板、演説会告知用の文書と雖も投票所の入口より三百二十七メートル(約三町)以内の区域において頒布、貼付、掲示することを得ずと定めたる精神により、約三町を今回は約一町と改め、これを法律……

第7回国会 参議院本会議 第50号(1950/05/02、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今私は議場の諸君の御賛成を得まして、ここに彈劾裁判所裁判員を辞任することになりました。然るところ、この彈劾裁判所裁判員として私はまだ残つておる仕事が一つあることを感じます。この時間でなければ陳述することができませんから、甚だ慣例に反するかも知れませんけれども、記録に残して貰うために、この発言をさして頂きます。  第七国会参議院公報第三十四号、昭和二十五年二月四日土曜日に発行いたしたものには、「彈劾裁判所」という欄がありまして、前の方は略しますが、その第二項に、「彈劾裁判所裁判員会議経過 昨三日裁判員会議会議の経過は欠の通りである」。△の印しを付けまして、「簡易裁判所判事寺迫道隆……

来馬琢道[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

来馬琢道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 司法委員会 第2号(1947/07/10、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私どもが少し心配していることは、この度の司法省の改革によりまして、判事というものが人望を得て置かなければ次のジヤツジとしての職務に就くことができないというようなことになつて、裁判を行うのに人氣を得るような判決を下すのではないかというようなことを、私アメリカへ行つておりましたときにしばしば聞いたことがあります。そのことを考えつつ今この最高裁判所その他の組織というものが、從來の判事のような冷靜なる判決を下すことができるものか、ときとしてはその判事が外の人氣を顧慮して判決を下すようなことになりはしないかという問題を憂慮しております。この点について幸い伺つて置けば、これから先いろいろな問……

第1回国会 司法委員会 第8号(1947/08/05、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この法案につきましてちよつと疑問とするところを明らかにして置きたいと思いますが、満洲國は外國であつて、日本内地ではなかつたということ、國情が非常に違つていて日本の内地とは一律に行かないこと等のことが、満洲國において経驗があつた、試驗が済んでいたということのために、帰還した諸君にかくのごとくして資格を與えるということは、或る意味から申せば、一般國民としては少しく不安に思うことがないではない、私が大正十二年の大震災の前から、借地借家調停委員に選任されておりましてあの大震火災に遭つて燒けた学校の地下室に入つて借地借家調停を始めたときに判事になるべき方々が見えて、そこで私共が調停している……

第1回国会 司法委員会 第11号(1947/08/11、1期、緑風会)

○來馬琢道君 今日は各方面の方から日本の姦通罪に対する御意見を承りました。短い時間であつたけれども相当あらゆる方面から話があつたように思いましたが、私は徳川時代の諺であろうと思うが、明治になつてからもしばしば聞かされたことを思い出しますのは、刑法上の問題ではないけれども、民事のことでありますが、間男は七両二分、という言葉がある。今の貨幣價値から言つたらおかしいようなものでありますけれども、元祿の時分にできた言葉であるか、文化文政時分にできた言葉か分りませんが、貨幣價値においては我々ははつきりしたことは言えませんが、相当重大なる罰金刑、罰金と申しますか、賠償金を要求して、それによつて仕末が付いた……

第1回国会 司法委員会 第12号(1947/08/12、1期、緑風会)

○來馬琢道君 議事進行について……。只今配布せられました書類に口述人諸君の姓名が書いてあります。職業も幾分か書いてありますが、全國から集つて來られた方々でありまして、昨日今日のごとく我々の承知しておる方々でありませんから、この際口述の際には職業と年齢とを申されて、それから御発言になりますように、委員長においてお取計らいをお願いいたします。

第1回国会 司法委員会 第13号(1947/08/13、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この刷り物の百九十五條の「陵虐」の「陵」の字は誤植ではありませんか。
【次の発言】 三十二條……
【次の発言】 これはもと新聞紙法にあつた條文がこちらに移つたのでございましようか、二百三十二條ノ二というのは……。
【次の発言】 そうしますと、新聞記者は私行に関することを摘発して紙上に掲げることは、この刑法においては罰せられないことになる。序でに伺いますが、この頃新聞記者を知らないものですから、新聞紙法を忘れましたが、新聞紙法は只今あるのでしようか。
【次の発言】 この二百三十條の第二項でありますが、死者の名誉を毀損するという問題は、この法律が、刑法ができる頃、或いはその前の刑法の……

第1回国会 司法委員会 第16号(1947/08/20、1期、緑風会)

○來馬琢道君 少し傍系の質問になりますが、はつきりしないからここでお伺いいたしますが、王族の問題をどういう方法によつて示されておるのですか。王族御自身だけならば本件と関係がないわけでありますけれども、そこに嫁しておいでになります皇族があられます。例えば李王世子殿下に梨本宮の女王が行つていらつしやるという場合には、この際どんなものでありましようか。

第1回国会 司法委員会 第17号(1947/08/21、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この問題は只今お話になつたことで分つているようなものでありますが、東京の戰災に遭つた土地の実情によりますと、只今強制疎開の跡についての意見も出ましたが、不幸なる借地人及び借家人は、小面積の土地でありますと、東京都がこれを買收してしまつたのを改めて返して貰うということに非常に面倒な手続を要する。それから大きい土地の所有者でありますと、それ程の大金を支拂うことができないから、暫く東京都が防空地帶として借りて置くということで、地代も拂いまして暫くの間公共用として置きました。今回の種々なる制度の変化によりまして、その土地は時としては緑地にするからという理由で、二割と限つて建物を建てること……

第1回国会 司法委員会 第20号(1947/08/29、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この法案に対しまして討論に入る前にちよつと……。松村委員が述べられました点は私も大体において同感であります。建物疎開による問題を先頃委員会において審議いたしておりましたところ、今回その方は除かれましたので、その点については非常に私は我が意を得たものと思つております。この戰災後の復興につきましての見方はいろいろあります。成るべく早く家を建てさせる方がいいというので、臨時処理法ができて、相当の働きをいたしたのでありますが、ここにインフレーションというものが大きな影響を與えておるのであります。僅かに一千円足らずで十坪の家ができるとか、六坪の家を三千円で建てさせるといつた時代と、今日どこ……

第1回国会 司法委員会 第30号(1947/10/06、1期、緑風会)

○來馬琢道君 過日十月一日から三日間開かれた全國社会事業大会に、司法部というものが第三部に入つておつて、畏くも天皇陛下、皇后陛下の御親臨を仰いで、高松宮殿下が総裁として非常に雄大なる規模で開かれました。私共も司法保護の方から、協議員としてそこに參加を許されました。又義務と感じましたのでそこへ出席をいたしておりましたが、社会事業という中に司法保護事業というものが入つたことについて、何となく疑惧の念を抱いております。曾ては司法省においても、保護ということは刑罰を行う役所であるのだから、役所の方で保護事業を行うのは異樣なものだというような考えがあつて、余程長い間この問題が躊躇されておつたのであります……

第1回国会 司法委員会 第31号(1947/10/07、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の名誉毀損のことでありまするが、この二百三十條ノ二が新らしく設けられた。これは私は予ねて本委員会において質疑いたしたことでありまして、昔の新聞紙條例が中頃新聞紙法となつて、今その機能は失われておるようでありまするが、元々新聞記者に対する権利を保護するためにできた法文であつて、それがここに移つて來たものであると考えて、この條文ができたために、新聞記者でない者であつても、いわゆる演説者、論客というような者が、盛んにこれを濫用することがありますと、先程も出ました選挙の場合などには、弱いものが甚だ不利益なことがあるだろう。この点について、その事実の賛否をとやこう言つていても、もう選挙……

第1回国会 司法委員会 第32号(1947/10/08、1期、緑風会)

○來馬琢道君 速記を止めて下さい。

第1回国会 司法委員会 第33号(1947/10/09、1期、緑風会)

○來馬琢道君 松村さんの修正案に賛成いたします。  松村委員から述べられたことですべての理由は盡きておる。私は只今の日本においての姦通罪を存置するという理由を述べる點においては法理的に殆ど盡きておるものと考えます。  ただ私共は、法律的でなくても、法律をバツクに置いて人間をして正しい生活をなさしめようとする目的で以て働いておるものでありますから、今日本の國がすでに道義の頽廢ということが言われておりますのは、戰爭に敗けてしまつて、日本の國は何もかも滅茶滅茶になつてしまつたのである。若し闇行爲というようなことをやつても取締られるべき筋がないので、取締つておるのが間違いである。依つて片山内閣を倒せと……

第1回国会 司法委員会 第36号(1947/10/15、1期、緑風会)

○來馬琢道君 ちよつと簡單でありますが、私も北海道を旅行いたしましたが、帶廣に下車いたしまして、視察をいたしまして、直ちに訓路へ向いますれば、容易に行けた所で、只今の説明によりまして、政府委員の説明によりまして、その程度の取扱が適当と存じますから……。
【次の発言】 北海道の話はとにかく内地のことは大部違いますので、百里ぐらいのことは余り遠いとは言つていないというせいだと思われます。それで只今委員長の意見誠に結構で、できない相談をこの委員会で軽々に取扱うことは、私は甚だ本意でないと思います。余り迂遠の、前途遼遠のことは、ここで力を入れておかない方がいいと思いまして、成るべく軽く取扱われることを……

第1回国会 司法委員会 第45号(1947/12/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 政府委委の方のお話はよく分りましたが、これは從來取扱つていた態度から見て、経驗から見て、ここへ支部を設けることがよろしいと思われますか、いかがですか。それによつて我々が態度を決める都合がありますから……。
【次の発言】 私は多年少年保護について、自分はやつておりませんが、私の弟子がやつておりますので、この犯罪をした者、又は犯罪の虞れある者を補導するということについては相当話を聞いております。又実際見てもおります。只今の御提案は大体適当な措置であると考えまして、大網については賛意を表するのでありますが、刑務所のようにいたしまして、世間と離れたところに入れて、そこで刑罰を行うような工……

第1回国会 司法委員会 第47号(1947/12/06、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は本案に對して修正案を提出いたします。附則に次の三項を加える。「裁判所構成法による判事又は檢事の職に在つた者が、滿洲國の審判官の職に在つたときは、その在職年數は、第四十一條及び第四十四條の規定の適用については、これを判事の在職の年數と看做し、第四十二條の規定の適用については、これを判事補の在職の年數と看做す。」以上第一項であります。  第二項は「裁判所構成法による判事又は檢事の職に在つた者が、滿洲國の檢察官の職に在つたときは、その在職年數は第四十一條、第四十二條及び第四十四條の規定の適用については、これを檢察官の在職の年數と看做す。」  第三項は「裁判所構成法による判事又は檢事……

第1回国会 文化委員会 第3号(1947/08/26、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この國語、國字について明治以來の歴史を考えて見ますと、文部省が國語國字についての調査をやつておられるために、いつでも積んでは又引倒してしまつて、又新らしく積み上げて行くという感じを持ちます。私はローマ字問題について特にその感を深くするのでありますが、世間で申しまするヘボン式ローマ字というものが明治の文化と竝行して、すでに四十年來日本のローマ字、即ちローマ字によつて國語を表すという形式になつておりましたものを、日本式ローマ字ができて、又その日本式ローマ字を訓令式ローマ字というようなものにいたしまして、ローマ字綴にも三つ又は四つの式ができて來まして、それで今日まで進んで來ん。訓令式ロ……

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/09/23、1期、緑風会)

○來馬琢道君 かねがね聞いておりましたことでありますが、私共は只今の問題につきましては、是非この度こそ民主主教の打開せられたる、公に公開せられたる研究所ができまして、一人の貴族院議員のために引張られたり、一人の衆議院議員のために引張られたり、一人の教育界の元老のために引張られたりすることのない方針で、本當に国家のためになる或るものを決めて頂いて、それによつて我々の子孫をもう少し幸福にして貰うということに重點を置いて、本日のこの議案が通過せられんことを希望いたします。
【次の発言】 先に採決願いましよう。

第1回国会 文化委員会 第7号(1947/11/11、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私の考えをちよつと申しますと、團委員の言われましたことで視察の方はよろしゆうございますが、ただ一つお考え願つて置きたいことは、あの建物は皆宗教的建物ということになつて、神社も宗教ということになつております。春日神社のごときは、相當に參詣者も多く、可なり宗教的に利用されておると思います。他の所においては、國寳たるが故に全然宗教的に使われていない所もあるかと思いますので、宗教的活動ということも亦我々は古社寺の中に見出したいと思つておることなのであります。この點について、あの貴重なる建物であるから、宗教的に使うことは危險があるというようなことも考えられるのであります。併しながら、あの建……

第1回国会 文化委員会 第8号(1947/11/20、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今高田君の言われました通りのことで我々異議ないのでありますが、片山總理大臣から費用の問題についてお話がありましたが、從來の國立公園というような整備につきましては、大變金をかけて一ケ所に相當の資金を集中しなければ觀光施設ができないように考えておりましたが、今窮乏なる國におきましては觀光地というようなところを連絡する道路を作つて貰うことに主力を盡して貰うことが一番よいのではないかと思います。その道路が若しでき上りますれば、これは又産業道路にもなることでもあります。自動車がその間を連絡するように良い道ができておりますれば、一つの觀光地から次の觀光地へ行きますのに、大變簡單にできます。……

第1回国会 文化委員会 第9号(1947/12/01、1期、緑風会)

○來馬琢道君 先頃中央大学講師の宮崎君から請願書が出まして、委員外議員として松村眞一郎氏が來られて説明されたことでありますが、松村氏の述べられたことも、この宮崎靜二氏の請願せられたことも、我々が普段言つておりますヘボン式ローマ字を日本のローマ字にされることを望むという大体の趣旨でございます。從來我々は英語から入りましたヘボン式ローマ字を使つておりまして、これは明治五、六年頃からすでに日本のローマ字として用いられ我々はこれを標準式ローマ字と言つておるものでありますが、ローマ字ひろめ会という会がありまして、或は西園寺公望公爵が会長となつたこともあり、鎌田慶應義塾大学総長がなつたこともありまして、随……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法委員会 第1号(1947/12/10、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の齋君の御動議に賛成いたします。

第2回国会 司法委員会 第閉会後1号(1948/09/13、1期、緑風会)

○來馬琢道君 法律に関係のあります方から見ますと、この度の帝銀事件の犯罪捜査ということは、人身保護法を成立させた國会議員といたしまして、いろいろ違法に近いことがあると言われるかも知れませんが、來馬琢道は一介の市民として考えますときに、犯罪の捜査に当局が全力を注いで呉れないということは我々の生命、財産を脅かされる所以である。その点については民主警察という聲に対しまして常に一種の不安を抱いていた者であります。過日司法委員として東海及び近畿方面の各裁判所関係のところを訪問したときに、勾留期間が短いので、余罪の捜査ができなくて困るということは、殆んど万口一齊に放たれた不平の聲と承知いたしております。平……

第2回国会 司法委員会 第17号(1948/04/27、1期、緑風会)

○來馬琢道君 岡田さんなりそれから風早さんなりの御意見でしたが、労働運動に対しては大層この法案が惡いように、惡用せられることに対して心配しておられるようでありますが、我々一般市民、國民といたしましては、このくらいなことでは、只今御意見にあつたように、刑法にまで訴えてする程の事件ではないけれども、随分迷惑を被つておることが相当にある。過日共産党の人が本会議において、警察官の立小便は生理上の止むを得ないものであるから、これを認容する云々と言つて、労働運動に対して警察官が取締をすることはいかんという意味で軽犯罪法に対して演説をされたが、國務大臣に対する質疑のときにそれを言われたから、私は議席におりま……

第2回国会 司法委員会 第18号(1948/04/30、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この法案については、我々委員は熱心で而も冷靜で、純理論から、又一面社会情勢から考えてみるべき境遇に入つたと感じます。松村委員の修正案は、純理論からいえばこれでよく、これがよいとなれば、前之園委員の言われたように、蛇足であるということも言えると思います。日本國憲法は、どの法律にもこのことを書かなくてもよいように、憲法の明文で基本的人権を侵害しないように保障しておるのでありますから、どの法律にもこれを附けねばならんということになりましては、本当に立法技術の上から考えても、何とも言いようのないことになります。  併しながら、ここに参議院の方で第四條に数十字を加えて参りました。これも提案……

第2回国会 司法委員会 第36号(1948/06/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 甚だ浅薄の質問のようですが、私共民間におつて聞いたところでは、弁護士に前判事という肩書を附けることは許されておりますが、前檢事という言葉はなかつたかと思います。あれはそういうことについて、何か考慮せられて、弁護士たる人の履歴を飾るために、前判事という称号を、例えば弁護士事務所の表札にも掲げていたことがあるように思います。今の状況ははつきりしませんが、それは私大いに判事に対する待遇の上に影響するものと思いますから、伺つて置きたいと思います。

第2回国会 司法委員会 第47号(1948/06/25、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は曾て未成年禁酒禁煙の法律についていろいろ研究いたしたことがあります。当時法律を作ることはいいけれども、これを取締ることが困難で、日本の國法律がありながらそれが國民によつて守れられないということは甚だ遺憾であるというので、大分反対した人もありました。軍隊に入りましたいわゆる兵隊さんをどうか清く生活さして、成長さしたい。大学程度の学生も純潔を守らしたいという考えで、只今も國会に提案されております青少年禁酒法案なるものについても、相当工夫いたしておるものでありますが、これに対しましてはますます法律を作つてもこれを守らせることが困難であるという非難が諸方に起つております。この法案を通……

第2回国会 司法委員会 第48号(1948/06/26、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は先程から靜かに考えて見まして、長崎に支部を設けるということは、島嶼が沢山あるから、それで福岡まで行くのは大変だからというのが理由のようであります。長崎縣の縣域は壱岐、對馬の方まで長崎縣でありまして、殊に福江などから申しましても随分困難ではあると思います。併し私の九州をたびたび視察いたしました経驗から見ますと、宮崎におきまして、鹿兒島、大分及び熊本の一部、及び九州南部のものを宮崎において取扱うということに、するのは、新らしい観点から見て、大変適当な措置であると思います。請願でありますから、これを直ちに実施するということにはなるかならないか分りませんけれども、從來聞えております熊……

第2回国会 文化委員会 第2号(1948/02/06、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の問題で、先程委員長の擧げられた中で彼岸團子という言葉が……
【次の発言】 ……彼岸團子、それから何ですね、同じく彼岸の牡丹餅(笑聲)、それから四月八日の釋迦祭のときには「いただき」というお菓子が……餅の上に餡をのせたものがある。これは今でも作つておりますが、そんなものがあります。それから特に赤の御飯を炊くということは、やはりあなたの案の中に一つ入れて置いて貰いたい。「赤のままにとと添えて」というのは、非常に日本語で懷しい言葉ですから……。
【次の発言】 委員長の方針に對して贊成します。何かを附け加えて行くという、文化祭とか、藝術祭とか……。

第2回国会 文化委員会 第5号(1948/04/26、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今專門調査員からの御報告の中で、「おおやま」と仰しやいましたが、あれは「だいせん」とお読みにならなければいけません。報告のときに若しそうなりますと、大変聽き苦しく存じますから……。

第2回国会 文化委員会 第7号(1948/06/18、1期、緑風会)

○來馬琢道君 「文化の日」という名が出ますと、私共日本國民といたしましては、歴史及び史料の上に、最も明確な証拠に残つておる我が國の文化の功労第一人者というべき聖徳太子を思い、この聖徳太子の御命日が、大和の法隆寺の釈迦如來の後背にある銘によりまして明確に分り、その佛像は、何らの損害を受けずに、そのまま今日まで保存されておりますので、ここに録してあります聖徳太子の御命日は、日本における最も正しい、又最も古い年竝びに月日でありますので、四月の十一日という、太陽暦にいたしますとその日に当りますので、どうかこの日を「文化の日」にいたしたいというので、祝祭日問題が起りましてから、終始一貫してそのことを希望……

第2回国会 文化委員会 第8号(1948/06/22、1期、緑風会)

○來馬琢道君 祝祭日の件につきまして、私共が非常に只今の案に対して遺憾に思う、というのは少し語弊があるかも知れないが、物足らないように感じておりますのは、日本の國における偉人を記念する日とか、或いは日本における文化の代表者を思う日というような日が一つもないことであります。この点について文部当局にもお考えを願つて置きたいと思う。又御意見を伺いたいと思いますのは、私共は今まで神武天皇、近代においては明治天皇というようなお方を、日本の歴史上における代表者のように考えていたのであります。然るところにこれに対しては、いろいろな議論が出て來まして、今日ではそういう方々のことを記念すべき日を置くことができな……

第2回国会 文化委員会 第9号(1948/06/29、1期、緑風会)

○來馬琢道君 過日來、この法案を拜見いたしますと、日本の現状で勲章を作つて、とやこうするということは似合わしからざることではないかという意見が、相当高い理想を持つた者の間に起りまして、もう少し國が進展して勲章を持つ國らしい頃にまで、この問題は延期する方がいいのではないか、功労章であるとか、文化勲章とかいうものは、当分の間國会の方で何か表彰規程のようなものを考えていわゆる栄典法でやることにして置いたらよかろうという意見がありました。
【次の発言】 伺うのです。その意見に対して、第一番に相当の功労者がおつても、その日を待つ中に死ぬかも知れない。だから、たとえ現在の状況であつても、できるだけのことを……

第2回国会 文化委員会 第10号(1948/07/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 祝日という文字につきまして、私は先般來参議院において、國民の日という名を附けられた参議院の委員諸君の慧眼に敬服しておりましたのですが、今回衆議院の方から祝日という文字が定まつて参りまして、今更これを修正することも相当困難なことかと存じますし、我々はこれに賛意を表しなければならんようなことになつたと思うのでありますが、ここで一應我々の考え方を改めて置く必要があると思います。我々は今日まで祝祭日という言葉を使つておりましたが、日本における祝という字は、過去のことを祝うという意味もあり、又將來のことを祝るという意味もあります。祭の字も本來言いますれば、祖先の法事をする、追弔をするという……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 法務委員会 第11号(1948/11/30、1期、緑風会)

○來馬琢道君 宮崎縣にできましたのと対照いたしまして、鹿兒島支部が若しできるといたしましても、その管轄区域は熊本縣に及ぶのでございますか。鹿見島だけでございますか。
【次の発言】 島嶼の方は全部鹿兒島縣ですか。
【次の発言】 宮崎縣は……。
【次の発言】 青島ぐらいなものじやないですか。
【次の発言】 青島は人はいませんから。


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 法務委員会 第閉会後8号(1949/01/27、1期、緑風会)

○來馬琢道君 刑事問題。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第2号(1949/04/15、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私失礼を申上げて、申しにくいようなことが一つ感ぜられるのでございますが、この二十二年度の決算ということになりますと、今私がここに直感しております問題は、或る宗教團体が建物疎開を受けまして、そのときに交付せられた金が特殊預金となつていたものがある。それが昭和二十年の末でありましたか、法律が急に變りまして、二十一年かも知れません、十二月二十五日は覚えております。そのためにその一旦政府の方へ税金として取上げられといましたものを返されることになつた。それで手続を済まして税務署の方へ返して貰うことを要求したところが、財務局の方へ行つて許可を取さて來るということになりまして、十万円以上である……

第5回国会 決算委員会 第6号(1949/05/19、1期、緑風会)

○來馬琢道君 ここで聞いておいてよいことかどうか分かりかねますが、この神社、寺院、教会の共用地という種目の中に、元神社取寺院の境内であつたものを拂下げる、即ち無償還附をするのがもう目前に迫つておる土地もあつたわけですが、伊勢神宮であるとか平安神宮であるとかというところは、これは國の経営すべきものと考えていたのがポツダムの宣言によつて政令が出て、俄かに教会宗教法人のようになつてしまつたので、そこのところは大分性質が違つておるのですが、その辺について私共が承知し得るような簡単なものができておるのですか。これは如何でしようか。
【次の発言】 今私の尋ねたいところは純然たる國有であつて、將來も拂下げる……

第5回国会 法務委員会 第閉会後1号(1949/06/13、1期、緑風会)

○來馬琢道君 この頃最高裁判所からああいう通牒が議長宛に來たので、世間の人はいろいろ批評しておるんですが、その批評は、まだどこの人もはつきり捕促することができなくて、盲滅法の批評をしておるという工合に考えてもいいと思うのですが、あの事件が起りましてから、参議院の法務委員会、或いは衆議院の法務委員会へ、裁判上の不平があつたときは、調査を依頼すればやつて呉れるのかということを、我々個人に質問して來る者もある。先だつて、ちよつと私が報告を申したときに触れましたが、大津の裁判所の一雇員の問題でありますが、あれは滋賀新報社が参議院の法務委員会へ向つて訴えて來た、それを取上げたように考えておりますが、今後……

第5回国会 法務委員会 第閉会後7号(1949/07/02、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は浅草に住んでおりますので、随分若い警察官とも接触をいたしますし、又中には酒を賣つておるところへ來て、調べに來ながらいわゆる少し微醺を帶びて去つて行くのを見受けることもあつたしするので、いろいろなことも考えておりますが、一番私共が心配することは、あの土地の若い警察官が、果して今の労働運動をするような連中を取締るために、又國家のために命がけになつて警察官としての任務を果すものであるか、即ち軍閥時代においても義勇奉公の念を持つて働らくのが兵隊の任務であるという思想が、楠正成であるとか、蒙古の襲來に対する日本軍人の働らきとかというようなことが、しばしば軍隊教育で行なわれたように、精神……

第5回国会 法務委員会 第閉会後8号(1949/07/27、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は只今のいろいろな御意見に対して今自分も研究いたしておりますが、國民といたしまして、只今の質問應答を聞いておりまして、非常に不案に感ずることは、法務廳の方、國会の方でかくのごとくいろいろ憲法の人権擁護ということに対する嚴峻なと言いましようか、手きびしい観察をしておるというので、檢察官の方では余り深く犯罪捜査に立入らない方が便利であるというような考を持たれることがありますと、生命財産を檢察官の方に任しておる我々から見まして、甚だ不案を感ずる。檢察官の方におきまして、もう少し犯罪捜査に対する観点を変えて、英米その他の國々における人権を擁護しつつ犯罪も捜査するという技術及び理念を御研……

第5回国会 法務委員会 第閉会後10号(1949/10/24、1期、緑風会)

○來馬琢道君 それで今日の話が終つたとすれば、私共が調査して歩いているうちにしばしば話題に上りましたことですな。最高裁判所と法務委員会との間における確定判決に対する批判問題、これは法務委員会が委員会の議を経て、何か適当な方法で意見を発表するようなことにするのが、地方における司法関係の諸君にとりましても非常に参考にもなるし、又議院としましてもそういうことができておりますことが、今まで多少のことは委員長の談に出ておりますけれども、法務委員会としてはとるべきではないかと思います。それでこれはむしろ私の観察では軽々に決定することのできない問題でありまして、世界の憲法における問題であるとも考えております……

第5回国会 法務委員会 第13号(1949/05/12、1期、緑風会)

○來馬琢道君 先程大綱だけを聽いて、実はまだ條文の精読はしていないのでありますが、外國という字がありました。私は司法委員会のときに、満洲國及び朝鮮等において法律事務に携わつた諸君を、我が國における官歴及び業歴と同樣に取扱うという問題について司法当局に質疑をして、そのとき我が國の学説を同じうするから外國でやつてもよかろうということで、朝鮮のことは後にしますが、そのときに満洲國のことを言つておつたのであります。今外國という言葉が又ここに出て参りましたが、外國が大変終戰後範囲が廣くなりまして、シヤム、フィリッピン、朝鮮、中國というような所、まだ外國と言つて取扱つていいかも知れませんが、ビルマとか、イ……

第5回国会 法務委員会 第14号(1949/05/16、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は五十五年前から出版に関係しておりまして、新聞紙法の保証金という制度のごときは、実に我我が苦しんだ次第であります。一千円の公債証書が納めることができないで、百七十五円の公債証書を納めれば発行できるというので郡部の方に発行所を置きまして、編集所は東京の市中に置くということをいたしまして、僅かに新聞に類する雜誌の発行をいたして來たようなことで、その保証金の制度というものは、今から考えれば夢のような感じがするのでありますが、当時一千円の金は相当大きなものであつた。それから出版の方におきましては、著作権とか何とかいうことは、今から五十年の昔を顧みれば実に煩鎖なもので、著作者に対しては余……

第5回国会 法務委員会 第18号(1949/05/21、1期、緑風会)

○來馬琢道君 その只今の御意見は、衆議院において本案審議中にすでに発言されたのでありますか。
【次の発言】 本日大藏省と特許局の方から申出られたことに対して、参議院の法務委員といたしましては、何だかどこかに執務上の欠陷があるのじやないか、こう思います。衆議院で発案せられたこの案は決して急遽に成つたものじやないのです。相当愼重審議せられておつたものと思う。両官廳においてもかような問題が起つたことを氣が付かずにおつて、衆議院を通過して來て、今期も迫つたときに参議院に向つて修正せよというようなことの意見を述べられることは、両院の間におきましても、成るべく円満に國務を進めて行くという方針の下に立つてお……

第5回国会 法務委員会 第19号(1949/05/22、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今修正案を可決いたしたのであります。然るところ本法律案は頃常に簡單なものであります。それで衆議院提出の本案の表題はこのままにいたしまして、内容については尚委員長において專門員と御協議の上然るべく整理してこの庶子の認知の手続を簡便にするように取扱われることを希望いたします。さようにして採決あらんことを希望いたします。
【次の発言】 只今の説明でありますと、只今の專門員の朗読せられた及び説明せられたものによりましても、余り近いところに少年保護院があるということは明らかでありますが、何か少年保護院には、他の学校と余り学校に非常に影響を與えないように木欄でも作つて区別する設備がしてあり……

第5回国会 法務委員会 第20号(1949/05/23、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の松井委員の修正に対して私は松井委員の言われる趣旨は了解いたしますが、たださえ裁判所その他において事務煩瑣で困難しておるという現状において、弁護士が権利として先程の調査及び証拠の蒐集を始めることになり、これを裁判所等に向つて質問し、又は弁護士によりましては、これを以て檢察官の類似の行動とするようなことになつては甚だ不安を増すものがあると思いますが、この点は松井委員においてはその弊害を考えておられるのですか。
【次の発言】 私は東京浅草に住んでおりまして、社会の裏面についても相当目を光らしておりますが、防犯協会の役員の記章を持つて者が、これを利用して警察官を威嚇するようなことが……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 法務委員会 第6号(1949/12/02、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私は趣旨においては異論ありませんが、この第二十五條の新しくできました中に「充分な」という文字がありますが、我が国においては時としては数字の十となつたこともあるし又この「みつる」の充を使つたこともあるのですが、これは国家において一定の用語として貰いたいと思つて始終考えておりますが、参議院がみずからこうして提案することになりますと、これはどうかと思います。この点委員諸君において御研究の結果でありますか、この点明かにして置きたいという希望を持ちます。(「賛成か反対か」と呼ぶ者あり)それがわかりますれば賛成いたします。
【次の発言】 私の発言は少しく立証が足りないかと存じます。この字が間……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 決算委員会 第3号(1950/03/24、1期、緑風会)

○來馬琢道君 第二分科の審査の経過並びに結果について御報告を申上げます。第二分科は裁判所、法務庁、内閣、文部省、厚生省、労働省、運輸省及び通産省の各所管事項について審査いたしたのであります。昭和二十二年度の決算は、第五回国会に提出になりまして、審議を進めましたが、審議半ばで会期が終了したため、審議未了に終つて、第六回国会において引続き審議いたしました。然るに会期が短かかつたため終了するに至らず、漸く今回に至つてその全部を審議するに至つた次第であります。  第二分科は、この間しばしば会議を開きまして、政府当局及び会計検査院の当局の説明を聞き、質疑を重ね、愼重審議いたしました。尚、昭和二十二年度決……

第7回国会 決算委員会 第4号(1950/04/05、1期、緑風会)

○來馬琢道君 大蔵省の方に伺いますが、四十二頁のところに備考として初めの行に「終戰処理費支弁によつて取得した国有財産並びに財産税及び戰時補償特別税によつて取得した国有財産の総額を計上していない。」とあります。その理由として、「現在額総計算書調整の時期までに正確に整備することが出來なかつたためであり、」という理由が再び書いてありますが、我々はすでに三年も、普通の言葉で言うと四年前と言つてもいいかも知れませんが、財産税及び戰時補償特別税によつて血の出るような苦しみをして納めてしまい。或いは間違つて納めたものもすでに手続をして返上して貰うというようなことまですべて完了しているのでありますが、今日に至……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1950/03/15、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の菊井課長の説明によりますと、「二人以上」というのは同じ選挙の種類と申しますが、即ち参議院における地方議員と全国議員というようなものが組んで、連名で葉書を出すということをいうのでありましようか、或いはその他の場合でしようか。
【次の発言】 その趣旨でありますと、二人以上の候補者が只今申したように、全国議員と地方議員とが協同してその文書、図画を利用することになりますと、そういう一種のスクラムを組んだものが大変便利なことになるので、若しできることならば、それは制裁して置く方がよろしいのではないかと思います。
【次の発言】 多数に従いましよう。

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1950/03/17、1期、緑風会)

○來馬琢道君 長崎県の場合において、先ず対馬へ行くときには佐賀県を経由して福岡県を経由しなければならん。(笑声)その問題も追加して考えて頂きたい(「その通り」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 この問題については私共かねがね考えていたことでありますが、その問題になりますのは形式の件であります。それは私も曾て経験がありますが、自分の著書の名の方を小さく書いて、著者の名を大きく書くというようなポスターを拵えて貼つた者がありまして、或る県のごときは書店の店先には必ずそのよく本の売れる人の名を大きく書いて、著書の名を小さく書いたビラのかかつておることを見たこともあります。その形式において十分制裁すればよろし……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1950/04/01、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今委員長の宣言もあつたわけですから、ここで委員長が又新らしいことを持ち出して、とにかくこれは参議院の方で希望するものであるからという歴史を残すために交渉する方向に進むのか、もう大体これだけ骨を折つたものであるのだから、これ以上のことは意見はもう述べないで、ここでできるだけ早くこの法案をまとめるようにするという精神をお決めになる方がよいかと思います。私先程小林委員から質問終了ということを言われましたから沈黙してしまいましたけれども、先程どなたか――藤井君の質問のありました百四十四条の第二項の問題のごとき、よく考えて見ればやはり証紙をはるような法律をこしらえまして、泡沫候補者をこし……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1950/04/06、1期、緑風会)

○來馬琢道君 羽仁委員の第百三十七條の修正の趣旨に対しまして、学校の兒童の上に「未成年者及び」という字を入れることにいたしまして、羽仁委員の趣旨を本院の意見としてこれを本会議で述べて置くことが必要であると存じます。  それから第百四十六條の「主として」という文字を入れることには羽仁君の御意見に賛成をいたします。尚かくのごとくにして、羽仁委員がこの本案につきまして小少意見を述べられるという機会を得らるるならば、本員も亦百四十七條の第二項の次に第三項を加えまして、「前項但書のポスターは候補者において五枚以下に限り掲示し、且つ当日撤去についても十分の協力をしなければならない」という一項を加えることも……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第16号(1950/04/14、1期、緑風会)

○來馬琢道君 ちよつと伺いますが、私が先だつて本会議で反対演説をいたしました趣旨、即ち選挙投票所の入口から一町離れた場所にあるポスターを全部剥がせということが都道府県の選挙管理委員会に命ぜられておるのでありますが、その費用は只今の第六條から出るのでしようか、ちよつと伺つて置きます。

第7回国会 文部委員会 第8号(1950/03/02、1期、緑風会)

○委員外議員(來馬琢道君) 今泉さんに伺うのがいいかと思いますが、どなたでもよろしうございますが、今泉さんの御意見は、至極日本国民としての地位に立脚して、而して世界の便利にも合つて行こうというお考えで、宗教的偏執もなく準々で行かれようとする御意見でありますが、私がこの問題が通じましてから一番苦しんでおりますことは、一九五〇年という文字が、いつでも私共の子供のときに教わつた文章では、ADというのがついております。あれをキリストのあとというように解釈していた者もありますが、インドで初めて、ブダガヤの塔の方におりましたカニンガム将軍がブダガヤの大塔を修理したときの記録として書れました文章に、アンノド……

第7回国会 法務委員会 第2号(1950/02/02、1期、緑風会)

○來馬琢道君 それでこの規定の改正のために反対に人員が過剰になるというような問題が起らないのでありますか、この頃そういう傾向は多少あると思うが、実状を伺いたいと思います。
【次の発言】 副検事の任命につきまして、私実務に当つておる弁護士と懇談したところ、捜査に当つた経験のある者は比較的同情があるが、法理一途で上つて来た副検事は、どうも何でも嚴しくておれば職責を完うするもので間違いないという観点から、どうも被疑者に対する態度が甚だ嚴重で、弁護士としては少し副検事などは常識が足りないとまで思うことがあるということを、勿論事例を挙げての非難ではありませんけれども、その傾向があるということを言われまし……


来馬琢道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

来馬琢道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 文化委員会観光事業に関する小委員会 第2号(1947/09/22、1期、緑風会)

○來馬琢道君 國寶のようなもの、重要美術品の類は多少まだこれから法規が修正されるところがあるだろうと思いますが、例えば、寺院の住職とあるのは、主管者に直すとか、多少燮更があるべきものだろうと思うもので、これにはまだ間に合わないものがあるかと思います。  それからこの保存につきましては、宗教上の差別によつて保護の差別というようなことは絶對ないのでございましようか。
【次の発言】 聞くところによりますと、東京都内における建築、或いは寺院等の保有しております寶物の類を、大層この頃急いで修理をしておる。これについて私の方へ尋ねて來た人は、講和會議の時の賠償品として取立てる都合があるので、ああいうものは……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 第閉会後2号(1948/08/03、1期、緑風会)

○來馬琢道君 それは何部くらい…、頒布と言えないというのは。
【次の発言】 作つたのは何部でした。
【次の発言】 賛成します。

第2回国会 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 第閉会後3号(1948/08/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 本日臨床尋問をしたときの状況について少しく記録しておく方がいいと思います。それは家人の本人に対する態度であります。我々が訪問したのに対して先ず弁護士が出て來ていろいろと陳弁をして成るべく面会をしないようにするという態度を採り、又我々の同僚である参議院議員平野成子夫人は、私に向つて、これはどこからこういう命令があつたのかというようなことまで質問されまして、何か我々が自ら野心のようなものがあつて、それから描き出されたものであるかのごとき態度を以て臨まれて、新聞記者がここで開かれるのは委員会でありましようから、我々も傍聽さして呉れと言うても、ここは私の宅でありますから傍聽を拒むことがで……

第2回国会 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 第閉会後4号(1948/08/11、1期、緑風会)

○來馬琢道君 私の実際において見たところによりますと、本人は何か質問が手酷しくなつて來たときに考え違いをして間違つた答えをするかも知れないという心配があつて、まあこういうときに行かない方がよいという理由も相当あるものと思います。それから平野君を訪問して臨床尋問をするということになつたという点について、家人が非常に心配して一言半句と雖も間違つたことがあれば大きな問題になる虞れがあるというので、先ず我々にも会わせないようにしようとしたということを認められると思います。本人自身は或いは去る三日に出頭して、國会議員同士のことであるからざつくばらんに話をしたいという希望があつたかも知れないけれども、家人……

第2回国会 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 第閉会後5号(1948/09/10、1期、緑風会)

○來馬琢道君 皇道の解釈について伺つておきたいのであります。王道と言うことと皇道ということは私共支那の文字の使い方においては王道、覇道はあるが皇道の皇の字を書いて王道に使つたということは只今初めて承つたような氣がする、それは当時カムフラージするために皇道、こういうまぎらわしいような皇道という文字を使つたのでしようか、そうではないのでしようか。
【次の発言】 自分の見聞では支那には「皇」という皇帝の「皇」の字もあれば、「帝」という字も独立して使われておるのでありまして、日本においてはエムペラーという字を直ぐ皇帝と訳しておりますけれども、輝宗の言葉には「三皇五帝是れ何者ぞ」といつた位で普通に皇と帝……

第2回国会 司法委員会資格審査不実記載に関する小委員会 第閉会後6号(1948/10/04、1期、緑風会)

○來馬琢道君 ただ私共の聞いておりますことは、程度問題だけですね。
【次の発言】 程度問題だけでございます。只今私お聽きして置きたいことは……。
【次の発言】 雑談のように言われたのか、確信を持つて言われたのか、あなたと法務総裁との間に……他人の罪に関することを笑いながらということは済みませんが、あれは君、こんなふうなことだという程度のお話なのか、それとも本当にこうなるだろうと思つて心配するような態度で言われたのか。
【次の発言】 ちよつと一言高瀬氏の終りの発言に対して、司法委員の一人として申し上げて置きますことは、この平野問題は非常に微妙なところに至つておると思います。それは皇道会という会を……

第2回国会 司法委員会青木事件に関する小委員会 第閉会後2号(1948/08/19、1期、緑風会)

○委員外委員(來馬琢道君) トロールでなくて、只今の許可されましたのは、余程遠方まで行つた形跡があるのでありますか。
【次の発言】 取れるのでございますか、その近海で……。
【次の発言】 いや、御本人の心持が、先だつてここで樣子を拜見しておりますと、いろいろと自分のしたことに対して能書を述べておるので、それであの口の通りであるのか、実際どうしたのかということをちよつと聽きたかつたからお尋ねしたのであります。それから新聞を発行しているのは御自分で発行しておられるのでありますか。自分の手でやつておるのでありますか。小さな新聞を見せたのでありますか。

第2回国会 文化委員打合会 第1号(1948/02/02、1期、緑風会)

○來馬琢道君 祝祭日のことでちよつと私疑問にしておることがありますので、ちよつと申上げたいと思います。一つは憲法の上において國家が或る宗教に特別なる便宜を與えるというようなことがあつてはならんというような精神がある。それで今後この祝祭日を決めるについてその問題をよく考えなくちやならんということを言つておる人がおります。私の今言はんとするところは、國際親善の日というものが十二月二十五日のクリスマスと註釈を加えて掲げてあります。これは只今までは大正天皇祭であつたのでありますが、それがかような名で以てここに採入れられようとしておる樣子が見えます。同時に四月八日の花祭、お釈迦樣の生れた日という註釈を附……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会第二分科会 第2号(1949/05/11、1期、緑風会)【議会役職】

○仮主査(來馬琢道君) それでは第二分科会の正副主査の互選を行いますが、私が最年長の故をもちまして正副主査互選の管理をいたします。選挙の方法はどういたしますか。
【次の発言】 只今の姫井君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは主査に中平常太郎君、副主査に來馬君を指名いたします。  これにて散会いたします。    午後二時十八分散会  出席者は左の通り。    主査      中平常太郎君    副主査     來馬 琢道君    委員            草葉 隆圓君            西山 龜七君            谷口弥三郎君            小野  哲君 ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1949/11/16、1期、緑風会)

○來馬琢道君 只今の妥当と思われるという御説明は、会計検査院の方では反駁されるのですか。
【次の発言】 只今の政府の弁明でありますが、こういう場合に合法的に緊急措置をする規定はどこにか設けてあるのでありますか、又それを怠つたのですか、知つていながら犯したのですか。
【次の発言】 多量に購入したというだけであつて、その処分については徒らに棄ててしまうというようなこともなく、又は使用に不正なることがあつたというようなふうではないのでありますか。
【次の発言】 その粗惡炭を購入した結果、ボイラーを改造する必要があるということだが、そのボイラーを改造したのでありますか。それとも何とかいう方法で改造せず……



来馬琢道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

来馬琢道[参]在籍期 : | 1期|
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