大屋晋三 参議院議員
1期国会発言一覧

大屋晋三[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期
大屋晋三[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大屋晋三参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

大屋晋三[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私は主として水田に商工大臣に石炭のことをお尋ねいたしたいと思います。石炭を三千万トンどうしても掘らなければ相成らないということは、既に皆樣も御承知の通り、現在國家の至上命令であるのであります。然るにその石炭がどうして増産が遅々として振はないかという問題は、その最も大なる障碍の一つは炭價の問題でございます。然るにこの炭價の問題が去る七月の五日に一應の解決をいたしましたにつきまして、石炭業を営んでおりますいわゆる経営者並びに労働組合の諸君も、この七月から九月に至る七、八、九のこの三ケ月の間におきましては、從來既に毎月二百十一万トン程生産が上つて参つておりまするが、これではまだ三千万ト……

第1回国会 参議院本会議 第65号(1947/12/08、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 議長、同僚議員諸君、並びに政府閣僚諸君、私は本夕の本院の本会議におきまして、目下敗戰後の我が國國運再建の最大のキイ・ポイントでありますところの産業、分化、社会秩序の再建に対しまして最も緊要でありまするところの、あらゆる産業の根幹を形成いたしまするところの、我が國石炭の増産の件に対しまして、政府諸君並びに我が國民全体が最も精根を費やしまして、これこそ我が國再建の最大の急務であるといたしまして、ここに石炭の増産の法案が國会に提出されたことは、諸君御存知の通りでございます(笑声)(「反対か、賛成か」と呼ぶ者あり)御承知の通り衆議院におきましては、御承知の通りの経過を経まして、衆議院にお……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 参議院本会議 第4号(1948/12/06、1期、民主自由党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今の田村君の御質問にお答えいたします。紙の行政の在り方に対する御質問でありますが、田村君のお説の通り、紙が文化國家に非常に重要であるということ、又現在の我が國の一人当りの消費高が、曽て四十数ポンドのものが現在十一ポンドであるという、この貧弱な状態を改善いたしますために、資材、資金その他の面におきましてこの産業を充実いたすということにつきましては、目下鋭意その方策を講じておるところであります。そうしてこれを行政いたしますこの現在の紙業課を局にまで引上げる考えはないかというお尋ねでございますが、御承知の通り、この戰争前まではこの紙業課というものは、繊維局の中の人造繊維課……

第4回国会 参議院本会議 第7号(1948/12/09、1期、民主自由党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 一松君の御質問にお答えいたします。  一松君の率直なる御意見につきましては、誠にいろいろな示唆を含んでおる御意見で、私も敬意を表して拜聽した次第であります。この重点産業の目下行われておる賃下げ要求その他に関しまして、労働政策の面において政府が余りこれに介入し過ぎる、これに対する政府の見解如何という御質問の要旨であつたかと思うのでありますが、私も現在の労働者並びに企業者に対しまして産業の自主性を強調いたしておりまするし、又いわゆる経済三原則の趣旨も、敗戰後の現在三年を経過しました今日におきましては、日本の産業の持つて行き方を、ここに一大修正する時期に到來したのであるとい……

第4回国会 参議院本会議 第9号(1948/12/11、1期、民主自由党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 中平君の御質問に対しましてお答えいたします。  第一点は、中小工業の金融難に対して、すでに決定されておりまする二十億の融資の措置は過少に失するが故に、五十億見当までこれを増額する意思はないかという御質問のように拝聴いたしました。誠に中平君の御提案の通りでございまして、中小工業全体の要望は優に六、七十億にも達しておるような実情でございますので、政府といたしましても五十億見当ぐらいまでは是非これを増額いたしたいと考えておる次第でございます。尚、中小工業が輸出の方面に非常に重点を置いた生産であるが故に、速かに世界各地の見本を蒐集して展示会を各地に設けるような施設を考えていな……

第4回国会 参議院本会議 第16号(1948/12/18、1期、民主自由党)【政府役職:商工大臣・大蔵大臣臨時代理】

○國務大臣(大屋晋三君) 予算案並びに給與法案の審議につきまして、一昨日、昨日の二日間、当院におきまして御審議の続行を一時見合わせて頂かなければならなくなりましたことにつきましては、誠に恐縮に存じておる次第でございます。つきましてはその間の事情を概略申上げまして、諸君の御了承を得たいと存ずる次第でございます。  実は御承知の通り、本月の十五日までは、政府の方針といたしましては、給與ベースは五千三百円を採用いたしまして、從いましてその線に沿いました給與の額を二百六十二億円に算定いたしまして、予算案と共に当院に提出御審議を願つておつたのでございます。然るに十五日の晩に至りまして、吉田総理大臣が関係……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第9号(1949/04/05、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今岡本君から御質問のありました北九州並びに山口縣方面におきまする海上治安警備の点につきましては、只今総理大臣からお答を申上げた通りなんでありまするが、何分廣い水域のことでございまして、これらの警備に十分であるということが御指摘の通り不完全なのでありまするが、今年は目下國会に提出いたしました予算の中に、巡視船を六隻、港内艇を十隻の建造を見込みまして御協賛を願つておりますので、これらの船舶が建造の暁には、從來の不完全なる経費を相当充実もできるし、又或る程度の裝備の不完全も、目下関係方面にいろいろ交渉をいたしておりまするので、御指摘の警備不十分なる点は本年は着々と改善がで……

第5回国会 参議院本会議 第11号(1949/04/07、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 帆足君の運輸省の支拂の遅延しておる問題についてお答をいたします。  昨二十三年度におきまして國鉄の買物の代金の総額は四百二十数億に上つております。その中で石炭代が百五十六億、一般物件が二百七十億円になつておるのであります。そうしまして、その一般物件の購入代金の中の約七%強に当りまする二十億円が、いわゆる運輸省といたしまして代金の未拂になつておるわけでありまして、これが債権者は、小は十数万円から六、七千万円まであり、その債務を運輸省といたしまして持つており、つまりそれだけ支拂が延びておるわけであります。これにはいろいろな理由がございますのですが、究極のところ、極く困つて……

第5回国会 参議院本会議 第24号(1949/05/11、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今の決議案に対しまして、所管大臣といたしまして政府の所信を披瀝いたします。観光事業の振興は、現在の我が國の状態におきまして、最も実質的な、手つ取り早い我が國の経済再建に相成ることは、只今の決議案の趣旨に鑑みましても誠に明らかなことでございまするが、政府といたしましては、今回の、今年度の予算に十分これを盛り込むということに努力をいたしたわけでございますけれども、各種の制約のために十分その意を果すことができなかつたことを誠に遺憾に存ずる次第でございまするが、さりながら現在多数の、三万人にも近い外客が現実に参つておる実情に鑑みまして、予算の範囲内におきまして、鋭意施設の充……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○國務大臣(大屋晋三君) 鉄道におきまする行政整理の基準如何という御質問でございまするが、鉄道におきましては、各業務機関ごとにその仕事の分量を檢討いたしまして、それに適当な要員の配置をいたす勘定で、結局十万内外の人員の整理と相成るわけでありますが、更にこの十万人の内容を如何なる基準に求めるかという御質問でありまするが、これは各從業員の技倆、或いは勤務振り、或いは人柄、(「人柄とは何だ」と呼ぶ者あり)或いは健康状態というような各般の状態を考査いたしまして、それぞれそれらの標準によりましていたすつもりであります。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第2号(1949/10/26、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 内村君にお答えいたします。私に関する部分の第一、調停委員会の調停の賃金ベースで計算したならば全金額は幾らになるか、こういう点でございまするが、これは本年度におきまして大凡三十六億円、平年度におきまして七十三億円となります。第二問は、來年度の予算に調停委員会の勧告のベースを予算に組入れる処置をとつているかどうかという御質問でありまするが、これはとつておりません。第三の質問は、運輸大臣は鉄道從業員に対する生活の保証の責任者といたして如何ようの見解を持つているかということでございまするが、これは日本国有鉄道の賃金は、業績とやはり相関的関係がございますので、これから政府といた……

第6回国会 参議院本会議 第3号(1949/10/28、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) お答えいたします。  国鉄の職員に対しまする石炭手当の件は、只今官房長官の御答弁にもございました通り、一応の貸金を北海道の分に対しましてはいたしまして、当座困る人々に金融の途を付けております。尚、寒冷地手当の件につきましては、国鉄に関しまする限り、経費の節約を以て支弁することが可能であると国鉄では考えておりまするが、この点につきまして、大蔵省又は関係方面の多少の見解が熟しておりません関係で、今日まで解決が延引になつておる。從いまして一般の政府公務員に対しましてまだ実施が遷延されておる。こういうような実情に相成つております。そういたしまして、国鉄の分は、寒冷地手当と石炭……

第6回国会 参議院本会議 第7号(1949/11/10、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 波多野君の御質問は、国鉄の賃上要求の問題に対しまして、政府は調停委員会並びに仲裁委員会の意見を無視しておるが、これに対しては考えはどうかという御質問でありましたがこれは無視は決していたしておらないのでありまして、先ずこの調停委員会の議に関しましては、大方三つの理由によりまして、この意見は採用する時期にあらずという考えの下にこれを拒否いたしたのであります、(「同じことじやないか」と呼ぶ者あり)先ず第一に、公務員等の給與の関係並びに国鉄の予算の関係、又国鉄のいわゆる能率その他の点、かような点に鑑みまして、国鉄当局がこの賃上要求に対しまして、これを適当にあらずと判定いたし、……

第6回国会 参議院本会議 第10号(1949/11/14、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 運賃問題に関します物価との関係は青木安本長官からお答えいたしましたから、私は木材とか或いは石炭とかいうようなものに対して等級を変更する、等級に何らかの手心を加える意思はないかというようなお尋ねの分に対しましてお答えいたします。  只今も青木安本長官から御説明がありましたが、総体的に見まして国鉄が運搬しておりまする貨物の二十六品目について考えて見ましても、今回引上げをいたさんといたしておりまする八割の値上によりましても、現在の率が二%三になつておりまするが、これは運賃の物価に占めるパーセンテージでありますが、八割の値上によりまして四・三%上がる程度でございまするので、貨……

第6回国会 参議院本会議 第25号(1949/12/03、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今内村君の御質問の通り、国鉄職員の給與ベースの問題に関しまして、昨日仲裁委員会の裁定案が国鉄並びに国鉄労働組合の両当事者の間に交付いたされたのでありまして、私もそれを承知いたしておるのであります。只今御引例になりました公共企業体労働関係法第十六條の規定によりまして、或いは三十五條の規定によりまして、この裁定の勧告を受けました組合並びに日本国有鉄道は、いずれもこれに服従をいたす義務があるのでありまするが、政府の関係はこれとおのずから制限的な関係に置かれておりまして、直ちに政府がこれに対して義務を生ずるものではないのでありまして、政府といたしましては、この勧告案が果して……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第3号(1949/12/14、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今御決議に相成りました件につきましては、政府も誠心誠意これが実現を期しておる次第であります。尚且つ本院の決議の趣旨に基きまして、万全の措置を講ずるつもりでおります。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第5号(1949/12/17、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今内村君の御質問は、第一点は、この仲裁委員会の仲裁の額に対しての御質問でございましたが、これは私はかように信じております。即ち国鉄仲裁は言うまでもなく国鉄の経営者並びに組合両方に対してなされた裁定でございますが、国鉄総裁といたしましては、予算上可能な面に対しましては、直ちにこの支払負担の義務が発生しておるということは言うまでもないのであります。而して総裁の立場におきましては、いわゆるその負担行為が可能である、いわゆる予算的措置を講じないで支拂い得る額と、而して予算的措置を講じなければ支拂いが困難であるという面と、両方を検討いたして、実は去る十二月十日に政府に対しまし……

第7回国会 参議院本会議 第6号(1949/12/21、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今から昭和二十四年十二月二日に公共企業体仲裁委員会が国鉄労働組合の提起いたしました賃金ベースの改訂及び年末賞與金の支給その他に関する紛争につき下しました裁定を国会に上程いたしますまでの経過その他につきまして、簡單に御説明申上げます。  本件は、国鉄労働組合が八月三十日国鉄当局に対し、現行給與ベースを九千七百円に改訂することと、年末賞與金を一ケ月分支給することの要求を提起したことに始まります。国鉄当局はこれに対しまして、国鉄財政の現状その他諸般の情勢を考えれば、現在の段階では組合の要求に応ずることができないと拒否いたしました。そこで組合は九月十四日この問題を国有鉄道中……

第7回国会 参議院本会議 第12号(1950/01/27、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 平岡君にお答えいたします。  現在の我が国の外航適格船はどういうふうに相成つておるか、或いは又新造、改造の状態はどうかという御質問でございますが、昭和二十五年一月現在の外航適格船は十八隻、十万二千トンでございます。更に昭和二十五年三月末日に相成りますると、これが二十二隻に増加いたしまして、十一万六千トンと相成ります。更に来年の昭和二十六年三月末日におきましては百三十二隻、八十六万七千トンの外航適格船が所有できるという目標の下に、目下新造並びに改造を続けておる次第であります。  尚又将来日本の保有し、保有せんとする船舶のトン数はどの程度かという御質問でございますが、現在……

第7回国会 参議院本会議 第14号(1950/01/30、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 小林君にお答えいたします。  我が国の船舶、海運に関しまする大方針につきましては、只今総理から御答弁申上げた通りでありまするが、その具体的の点につきましては、我が国の現在の海運の構成は戰後非常に脆弱に相成つております。御指順のように、外航適格船が非常に少いという意味合におきまして、後日自由にコンマーシヤル・ベーシスで我が国の船が外航に回り出し得られまする準備を只今営々としていたしておるわけであります。それは昨年度から本年度にかけまして、二十四年度、いわゆる第五次体造船計画におきまして、四十六隻約三十万総トンの新造船を企画いたして一部着手いたしております。又大型戰時標準……

第7回国会 参議院本会議 第19号(1950/02/17、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 我が国民経済に占める海運の重要性に鑑みまして、現在日本船舶に加えられておりまする諸種の制限の緩和を速かに実現するため、従来機会あるごとに関係方面に懇請して参つたのでありますが、未だに実現を見ず、誠に遺憾に存ずる次第であります。本日、本院におきまして、日本船舶の外航配船促進に関する決議案が採択せられ、政府に対し深い理解と積極的協力を寄せられましたことは、誠に感謝に堪えない次第であります。政府におきましては、今後一層この問題の解決に懸命の努力を拂い、この決議に副い、一日も速かに新船の建造及び戰時標準型船の改造により外洋適格船の整備を図りますと共に、これらの船舶を以て外航に……

第7回国会 参議院本会議 第20号(1950/02/27、1期、民主自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今の内村君の御質問に対しましてお答えいたします。  一昨日土曜日に国鉄裁定に対しまして仮処分の判決が下りましたが、政府といたしましては、何分一昨日の今日で、詳細な態度を決めておりません。尚、加賀山総裁の態度につきまして、不都合ではないかというような御質問であつたそうでありますが、政府は加賀山君の言動に対して何ら不都合の点を認めないのであります。(笑声、拍手)

第7回国会 参議院本会議 第25号(1950/03/08、1期、自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今の木下君に対する増田官房長官の答弁と全く私も同一に考えておる次第であります。そうして先週の土曜日に国鉄をしてこの東京地裁の仮処分の判決に対しまして控訴をいたさせましたが、その理由は、只今木下君が、当時国鉄公社から発表いたさせました控訴の理由を新聞に発表さしたうち一二御指摘になりまたが、その他数点の理由を以ちまして、木下君すでに御承知と思うのでありまするが、国鉄といたしまして、又政府といたしましても、あの仮処分の趣旨はこれは妥当でないという数点の理由によりまして、その理由はすでに新聞紙上に発表してある通りの理由によりまして控訴をいたさせた次第でございます。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第32号(1950/03/24、1期、自由党)【政府役職:運輸大臣】

○国務大臣(大屋晋三君) 内村君の御質問の要点にお答えいたします。  先ず昭和二十四年度の国鉄の予算の残額から平均六百円を支給する問題でありまするが、国鉄の総裁といたしましては目下二十四年度の予算の残額の計数の整理中でございます。そうして総裁はなにがしかの金額を従業員に分けてやりたいという希望を私の所に申達して参つておることは、内村君の仰せられて通り事実でございまするが、これに対して政府といたしましては目下愼重に研究中で、まだ決定を見ておりません。早急にこれを何とか考慮いたさねばならんと考えておる次第であります。  次に第二次の裁定の問題に関しまして、国鉄の総裁からは運輸大臣に対しまして、予算……

大屋晋三[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

大屋晋三[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 鉱工業委員会 第1号(1947/07/02、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 今の專門調査員を銓衡するときに、このメンバーの方からこういう人はどうだろうという候補者がありましたら、それをテストするというか、銓衡といいますか、皆で一つ見て、善し惡しを決める方式にしますか、或いはあなたにお願ひする方式にしますか、皆さんに諮つて下さい。
【次の発言】 私は皆さんの御意見次第です。

第1回国会 鉱工業委員会 第4号(1947/07/31、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私は山口、九州班の御報告を申上げます、實は橋上保君が班長として本團に加つておりましたのですが、同君が視察の翌日に病氣で倒られまして、今尚療養中なので、私が代つて御報告を申上げる次第であります。  この九州・山口班は、去る十二日に東京を出發いたしまして、ずつと山口から九州に入りまして、二十二日の夕刻に三池の炭鑛の行事を終えまして、爾來順路を經てそれぞれ團員歸京いたした次第であります。  尚又本日、私は具體的な數字的は御報告は避けまして、これは目下調製をさせておりますので、詳しいデーターを澤山持つてまいりましたから、それに詳細な數字的な内容を盛りまして、後刻プリントにして皆樣方に御報……

第1回国会 鉱工業委員会 第8号(1947/08/27、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 役所なんかいろいろな陳情をすると、陳情の仕放しで、梨のつぶてで何もないですね。そこで國會に非常に期待されておるわけなんで、これから何十種、何百種の陳情、請願が出てくるでしようが、それに對して今のような話にして取上げないということにして、例えば船員ならば船員から、業者ならば業者を呼んで、お前のものは目的を到達したからもういいのじやないかというくらいな、何か挨拶というか、そういうことをしますのかしませんか。どういうふうな方針でこれからやつて行きますか。その取扱に二つありますね。つまりここで我々が議題にして取上げないという形で一應葬つて、そうしてそればかりで何も挨拶しないでやつて行くか……

第1回国会 鉱工業委員会 第9号(1947/10/01、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 今のことで質問しようと思うのですが、公示期間の規定は全然なかつたのですか。
【次の発言】 そうしますと、凡そ十七、八日から二十日かかるということと、会期の関係がまだ未決定ですが、そこはどうなるのか。委員長のお考えは今仮に公聽会をやると決めて、その手続をとつてしまつて、会期がエクスバイヤーしてなくなつてしまうということになるとどうなりますか。
【次の発言】 私はこの公聽会の問題に対して、会期が間に合うか間に合わないかの問題と、それからもう一つ、参議院としての立場からの見解を申上げたいのです。  先ず第一に、今委員長なり佐々木さんのおつしやつた会期が間に合わない虞れがあるのに、ここで……

第1回国会 鉱工業委員会 第10号(1947/10/03、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 あれは割に時間はかかりませんね、この間二十日たつぷりかかるということでしたが……。
【次の発言】 この間皆さんの御意見は、参議院は参議院で独自の公聽会を開く、会期さえたつぷりあればという御説でしたね。開かないというのが前提じやなかつたですね。
【次の発言】 だから私はやはりやつた方がいいのじやないかと思つております。
【次の発言】 私はそういう意味で、こういうふうに考えておるのですが、衆議院とダブらないように人を変えたらいいと思う。公聽人の選定のときに、例えば或る組合から甲という者が出たら乙に参議院に來て貰うというように公聽人のメンバーを変えてやる。こういうふうに考えておりますが……

第1回国会 鉱工業委員会 第12号(1947/10/09、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 只今の堀君の質問に對する御答辯がまだ私も頭にそれがよく分らないのですが、餘り理窟に走るようですけれども、つまりこの間の五ケ年計畫の數字は大體政府のお考えは、あれは國管が通つたならばかよう、或いは國管が通らないで私企業の形ではこうというようなことを別にそう取立てて考えずに、かような生産量を意圖しておる、こういうお考えじやないですか。そこをもう一遍承りたいのですがね。どうもちよつとさつきしばしば言葉を費されたけれども、國管をせられたらこうなるのか、私企業の形でこのままでいろいろな改善を加えて行つたならばこうなるか、いずれかということがどうもはつきり承れないように考えるのですが、あの數……

第1回国会 鉱工業委員会 第16号(1947/11/08、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 折角商工大臣がお見えになつたんですが、御都合次第では次囘に、來週に延ばして頂くわけに行きませんか。
【次の発言】 私は來週で差支ありません。
【次の発言】 その方が私もいいように思います。

第1回国会 鉱工業委員会 第17号(1947/11/11、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私は質問を大臣竝びに政府委員に申上げようと思うのですが、その質問を先ず四段に分けまして、第一段には在來この石炭の行政關係に對しまして、政府として渉外的にいかなることを交渉をお持ちになつたかという主として渉外關係、第二段につきましては何を申しましても生産を増強するという點が根本の主眼點でございますから、石炭の生産の状態につきまして、第三段には今囘政府御提出の臨時石炭鑛業管理法案の大綱につきまして御質問を申上げたいと思います。更に最後には同法案の逐條に亙つて御質疑を申上げたいと思うのでございます。この際特に委員長にお願いいたして置きますが、私の質問はこの四つの大綱に基いてこれから行わ……

第1回国会 鉱工業委員会 第19号(1947/11/26、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 只今の中川委員の御質問乃至松本君の御答弁によりまして、又このプリントを見まして加除修正が沢山ありまして、又御説明を願つたのとこの原案とが違つておる。かような杜撰のもので私達が審議をやるということは甚だ困るわけですから、どうぞプリントが何時でき上るか知りませんが、そのプリントを頂いた上で、もう一遍御説明乃至御質問をさして頂きたい。こう考えます。
【次の発言】 ですから、これではもう眞相が把握できないし、今松本君の御答弁にも、答弁の趣旨において了承頂きたい。こういうお話がありましたが、私共が貰つたこの草稿といいますか、これは全然違つておる。非常にそこに重大なる誤解を起す虞があると、か……

第1回国会 鉱工業委員会 第20号(1947/11/27、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私、實は小林君の御發言の直後に三囘發言申上げたのでありますが、ついまわりの關係で商工大臣の御答辯になつたのであります。又今聽こえないと思つたから少し大きな聲で申上げて御注意をいたしたのでありますが、實はそのことを申上げようと思つたのでありますが、これは審議の最初の問題といたしまして、先程私からこの加除修正の方のミス・プリストはよく分らないし、松本さんの御説明の衆議院で通過した關係が少し錯雜しておつた意味合から、私は昨日の末尾の發言において松本君に今日改めて更に御説明をして頂きたいということを委員長に申入れをしたはずなんであります。それでたまたま委員長の發言から私は先程からそれを申……

第1回国会 鉱工業委員会 第21号(1947/11/28、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 議事進行について……昨日の午前の劈頭の委員会で一應問題の了解が得られたと考えられまする衆議院から本院に送付に相成りましたこの法案の問題でございますが、又本日の委員会にこの問題を私が取り上げますことをお許し願いたいのであります。と申すのは、御承知のように昨日午後の衆議院の本会議におきまして有田二郎君からこの問題を取り上げて質問をいたしました。そうして事衆議院に関する問題でございますが、衆議院において可決せられまするときに、議員諸君の机の上に置かれた法案と提案者の企図した法案とかが食い違いがあつたという問題に対しまして、議長は当時早々の混乱の際であつて、成る程議員諸君のテーブルの上に……

第1回国会 鉱工業委員会 第22号(1947/11/29、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 誠に奇怪なる委員長の御提案を拜しまして、驚く次第であります。御承知の通り、衆議院であれ程杜撰を形を取つて参りまして、國民の大多数の人々が、この参議院が、いわゆるエルダーダラザース、上院の性格を帶びて、而もその参議院の諸君は、やはり職能代表的の素質を備えているのであります。果してこの参議院は、いかなる態度を以てこの法案を審議するかということは、天下あまねく國民諸君の耳目を聳動しておるところであると私は信ずる次第であります。  衆議院からこの法案が当院に正式に参りましたのは、いつでございますか。去る二十七日でございます。二十七日から今日まで僅かに三日間でございます。成る程予備審査は、……

第1回国会 鉱工業委員会 第23号(1947/12/01、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私は小林君を通じてその話を聞いたのでありますが、そういうお打合せを小林君は賛成をしなかつたと話をされたのですが、どうですか。
【次の発言】 大体この土曜日の話がですね。あなたの御提案に対しまして、私が意見を申上げて、宿谷君の意見によつて理事会で御協議を願いたいとこういうことになつたのですが、その御協議を願いたい内容が、今あなた方が理事会で御協議なすつたことが、私共が御註文申上げた線を逸脱しておるように思うのです。私が申上げて、宿谷君が御註文申上げた趣旨、それから諸君がそれに御賛成になつた趣旨は、逐條審議に入らずに、まだ二、三日総括の審議を続けて行きたい。然るに委員長はこの辺でとに……

第1回国会 鉱工業委員会 第24号(1947/12/02、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 議事進行につきまして、総理大臣にまだ質問をしたい委員が数名あろうと存じますし、丁度十二時でございますから、これで一旦休憩して、午後から一つ再開ということにして是非総理大臣に午後にも御出席をお願いいたしたいと思います。

第1回国会 鉱工業委員会 第25号(1947/12/03、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 議事進行について……もう四時ちよつと前ですから、本案の本委員の質問の希望者がまだあるかも知れませんが、この辺で一應委員外の諸君の発言をお許し下すつて、それから又ここに見えていないが、先程木内四郎君のごときもやりたいと言つておりました。それから又板谷議員並びに木内議員のごときは総理大臣に一遍或る機会に質問をいたしたいと、こういうようなことを言われておりましたし、或いは又先般來お願いしておりました労働大臣なり、或いは運輸大臣はまだ新任の方ができないのですかも知れませんが、それらの方々にもやはり或る機会において來て頂きたい。こういうことは留保いたしまして、今日はこの辺で一應委員外の諸君……

第1回国会 鉱工業委員会 第26号(1947/12/04、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 私も一條の精神について、若干の御質問を申上げます。前にどなたかの質問があつたかも知れませんが、大体この綜括質問の際におきまして、総理大臣はじめ商工大臣に、委員諸君から、この産業の経営の方向という問題につきまして、いろいろ質疑應答があつたのでありますが、総理大臣も亦商工大臣も口を揃えて、大体産業は國有國営という線でやりたいのであるが、全般的の産業を只今直ちに、その形式で行う意思はないと、石炭においてはこの増産のためには、こういう法案に盛られた方式でやるのが一番いい、こういう信念の下にこの法案を提出された。こういうことでありましたが、この法律の第一條に、臨時に「産業の復興と経済の安定……

第1回国会 鉱工業委員会 第27号(1947/12/05、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 さつき堀君の御質疑に対して平井さんからの御答弁で、修正案の九條の「監督上必要な命令をすることができる。」というのと、それから修正案の指定炭鉱の方の二十條にも同じ監督上必要な命令を発することができる、こう書いてあつて、同じ法律上の文言で、一方は消極的の必要な命令だ、後者は積極的な必要命令だ、こういうこと何ですが、昨日も私はいわゆる生産拡充用の資金又は資材という点であなたに申上げたのだが、この立法者の法律の解釈は、これは何年か経つたあとに分離上の解釈をしますので、今あなたが解釈上の点を非常にこの法律には余計に私は混ぜておるような氣がするのですが、同じ文句で一方は積極的の命令、片一方は……

第1回国会 鉱工業委員会 第28号(1947/12/06、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 もう少し、このイデオロギーをもう十分ほど承わりたいですが、私も濱田君の御発言並びに商工大臣の御発言によりまして、たまたまさような問題がもうどこかに拂拭されておつたと思つたのを、むらむらとこの胸の中に只今湧いて來ましたから……
【次の発言】 採決して下さい。十分間かそこらはいいじやないですか。
【次の発言】 どうもイデオロギーの定義が非常に禪問答みたいになつて、甚だその点は遺憾でありまするが、小林君もよろしくイデオロギーの定義をもう少し科学的に御解明を願いたいと思いますが、若しできないなら拙者が少し解明いたしましよう。大体このイデオロギーという観念は、いわゆる観念とこれは訳します。……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 議院運営委員会 第14号(1948/12/19、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 実は先つき一時間半程前に、関係筋の方から政府案に了解を與える通知が参りまして、直ちに政府といたしましては両院の議長にこれが審査をお願いいたしました。そうして、つい二十分程前に、まだ衆議院の方の議長の方からは返事がございませんから、更にそれを催促に行きましたところが、実は目下野党側でも向うの関係筋の方へ行つておるし、今またその衆議院の渉外部長が更にたつた今呼ばれて、まだ帰つて來ないから、帰つて來ない中に議長において政府の案を取運ぶということはまた紛擾の因になるから、ちよつと待つて呉れというのが只今の状況でございます。

第4回国会 予算委員会 第5号(1948/12/09、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今中西君のお尋の点は、実は私にちよつと分らんのであります。直ぐ係りの者を呼びましてお答えいたさせることにいたします。
【次の発言】 了承いたしました。
【次の発言】 只今の御質問は、実は前内閣当時の方針は、中西君御承知の通り、公定價格と実際の面におきまして、賃金の値上げをやる場合に、企業がその支拂いができないという場合におきましては、赤字融資なり或いは政府の補助金というような方式で賄つて参つたことは御承知の通りであるのでありまするが、実はこの吉田内閣になりましても、非常に賃金の値上げと実際の経理面の調節との間にギャップがございますので、やはり在來の補助金政策でやつて……

第4回国会 予算委員会 第10号(1948/12/15、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 一言御挨拶を申上げます。昨日泉山大藏大臣が辞任されまして、私がその後任といたしまして大藏大臣を兼務いたすことに相成りました。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 只今栗山君の御観点は必ずしも水膨れではないのでありまして、実際にさような増收があり得ると信じまして計上いたしました次第であります。
【次の発言】 只今の御質問は、あの程度では勿論十分ではないと考えておりまするが、何分財政面との均衡がございますので、一應あの程度で決定いたすよりいたし方ない。さような観点からさような決定に向つて只今やつておるような次第でございます。

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 今回御審議通過を願いました給與法案の内容といたしまして、五千三百円ベースを根幹として予算を組んでおりましたが、今回それを六千三百円ベースに修正をいたしましたにつきまして、予算との関係を一言申上げて置きたいと存ずる次第であります。  本來のベースは修正変更いたされましたが、給與の総額は二百六十二億でございまして、この枠には変更がない関係上、給與の修正に関しまして予算の組替え乃至修正をいたさない方針でございますので、その点は御了承を願いたいと思うのであります。尤もいつもこの給與が変更いたされまする場合には、この予算の終期におきまして、と申しまするというと、來年の三月の中旬……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会 第閉会後3号(1949/09/19、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 運輸省といたしまして、観光事業の振興に対しまして、二十四年度におきまして運輸省のやろうといたしますることを申上げて見まするというと、外容受入れ施設の整備の点で、先ず鉄道方面の優等客車の新造若しくは改造の点を申上げまするというと、一等の寢台車冷房附新造が十二輛、二時の寢台車新造が一輛、二十三年度新造の一等寢台車の冷房附が二十一輛、展望車冷房附の改造車が三輛、食堂車冷房附の改造車が四輛、合計四十一輛をやることになつております。これに要しまする予算は二億四千万円で國鉄がこれを支弁いたします。  次にこの進駐軍の持つておりまする車輛を返還をしてそれを國鉄で利用する面を申上げま……

第5回国会 運輸委員会 第4号(1949/03/26、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今議題になりました、日本國有鉄道法の一部を改正する法律案を説明する前に、御挨拶申上げます。私、今回運輸大臣に就任いたしましたにつきましては、どうぞよろしくお願いいたします。  只今から日本國有鉄道法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申上げます。政府におきましては、目下行政機構の改革、予算等の問題につきまして、種々努力いたしておるのでありまするが、これらの問題は、只今までのところ四月一日までには確定することが困難な状態であります。このために國家行政組織法の施行の期日を六月一日に延期し、それに伴いまして、運輸省設置の法律の制定も、同期日まで延期することを予定……

第5回国会 運輸委員会 第7号(1949/04/21、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 昭和二十四年の國有鉄道事業特別会計の予算については、別途予算案として國会の御審議を願いましたが、今回の予算編成に当りましては、経済九原則に従い、特別会計の独立採算を絶対要件といたしましたので、従前のごとく收入の不足を一般会計よりの操入等を以て補填するわけには行かないのであります。從つて完全なる收支の均衡を得るためにに一面支出予算に極度の節減を行い、営業費の予算額を千百二十八億八千五百万円とし、二十三年度の予算額に比し、僅かに百二十二億二千万円の増加に止めております。二十三年中には二回の給与ベースの引上げがあり、物價体系も七月に大幅の改訂がありましたことを考慮に入れます……

第5回国会 運輸委員会 第8号(1949/04/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 爲替レートがいよいよ実施されました曉には、日本のあらゆる産業に現在において予想し得ざる影響が起きて來るだろうと思つております。そこで我々の漠として氣持から見ましても、そういうふうに予測し得ない非常に困る現象が起きて來たならば、それを修正して行かなければならんのじやないかというような心持を以ちまして、今回の画期的予算を組みつつそういう心配を持続しているので、然らばどういう確定的な時期にどういう措置をするかというようなことはまだ決定しておらんのですが、そういうような氣持で爲替レートがいよいよ実施されまして、あらゆる生産阻害、あらゆるその他の現象が起きましたときには、その惡……

第5回国会 運輸委員会 第12号(1949/04/28、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今の内村君の御質問にお答えいたします。この非常にからい予算を本年度はやつて行かなければならんのですが、この予算の全額で國鉄の経営が行くかどうかということでございますが、これは無論十分でないのでございまして、当局といたしましても満足しておらんのでありまするが、ともかくも國の再建上これだけの予算しか取れないという現実を直視いたしまして、まあいわゆる泣いても笑つてもこの金額でやつて行く。そのために俗に経費が少いというと製造工業におきましては品質がとかく落ちるとか、或いは手を抜くとかいうことがありますが、鉄道の経営におきましても例えば経費が少い関係上、修繕が悪分に行かん、線……

第5回国会 運輸委員会 第15号(1949/05/11、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 只今上程されました水先法案について提案理由を御説明致します。現行水先法は、明治三十二年の制定に係る古い法律でありまして、現在の事態にふさわしくない多くの点が存するのであります。即ち、終戰後著しく変ぼう致しましたわが國海運の実情とこれが復興に関する將來の困難な見通しとは、ますます航行の安全を確保して、一隻一トンの船舶と雖もこれを大切にし、海難による損失を防止すると共に、併せて海難船舶による港湾施設の損壞、水路の障害等の事故を防止する必要が痛感されるのでありますが、現行水先法は、内容的にこの面においてすでに十分でないものがあるのみならず、新憲法の下においては他の古い諸法律……

第5回国会 運輸委員会 第16号(1949/05/12、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 承知しました。早速成案の上、提案いたすようにいたします。

第5回国会 運輸委員会 第20号(1949/05/17、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 海上運送法案について御説明申し上げます。  從來海上運送並びに海上運送事業につきましては、それが我國の産業経済上又は國民生活上しめる重要な地位にも拘わらず、統一的な基本法規が存在せず、断片的臨時法規の運用乃至は実際上の行政指導に依存して來た実情であります。併し乍ら現在においてすべての行政は、法律の根拠の上に行はなければならず、この趣旨から見て、海上運送並びに海上運送事業を規律する統一的基本法を制定する必要があります。海上運送法案は、この必要に應ずるものでありましてその構想は、次のとおりであります。  海上運送事業は、元來その國際間に事業活動が跨る性質からして、事業者の……

第5回国会 運輸委員会 第24号(1949/05/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) その点はまだ具体的に考えておりませんが、やはり在來のこの所有者並びにその所有者自体が、会社というようなものが清算でもしておつて、その元の所有者が残存していないというような場合には、例えばその鉄道に関連をした最も近い関係にある会社関係というようなもの、更にそれがインテレストのない場合には、やはりこの私鉄を買收して、交通経営の経驗、実力が、財的にも、技術的にもありと認められるその他の者にもというふうに拡大をして考えておりますが、やはり個々の点に從つて、多少そこらが違うと思いますので、法律の精神はそういうふうに拡大をして書いて置いた模樣です。

第5回国会 議院運営委員会 第閉会後3号(1949/07/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) どうも今の問題で、初めこの予算を、國対の予算を組くだときに、予見した收入がどうも思うように得られないのです。門屋君のおつしやる通り……。そこでまだすつかり集計して、目の子算で覚えておりませんが、ひどいときには旅客運賃を値上げしまして、その後いろいろな、貨物、旅客を通じまして、或るときには一日に予定した額よりも三千万円も減收というようなこともちよいちよいありまして、まあこのまま今日の経済界が続くと仮定し、或いはより以上惡くなるというような場合があつたとして、お客さんの旅客の運賃收入、それから貨物の運賃收入、併せまして相当、数十億の赤字が出るのじやないかと懸念をされており……

第5回国会 議院運営委員会 第42号(1949/05/31、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 運輸審議会の委員を六人決めて本院の承認を得たいと思つております。それでこれはこの設置法の中に委員に関するいろいろな要件が書いてございますが、これは各方面から、例えば商工業だとか、或いは金融だとか、運輸だとかいうような各方面からそれを推薦しなければならんというような規則はないのでありまして、確か年齢三十五年以上の廣い知識と識見を有する者の中から選ぶということになつておりまして、而もこの委員の仕事が名誉職でないのです。いわゆる常勤の月給を拂う。その月給も大体各省の次官級の月給を拂つて常勤をする。つまり役人ですね。ですから普通の委員のように名誉職で、各界のエキスパートから頼……

第5回国会 内閣委員会 第18号(1949/05/23、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 定員法で人員が大分減りますが、事故のないように、而も今挙げられたような問題で、中には眞実でないものもございますが、いろいろな配置轉換や、能率の向上というものをいたしまして、事故は勿論ないように心がけて、この定員でやつて行けると確信しております。
【次の発言】 それは長年の経驗によりまして、それぞれの配置轉換を適当にやればできるという方式で申上げておるわけであります。
【次の発言】 それは当局といたしましては、そういう支障は起きないと信じております。
【次の発言】 やるつもりです。
【次の発言】 それはつまり今具体的にどうしようかと思つて、今研究しておるんですが、コーポ……

第5回国会 予算委員会 第14号(1949/04/16、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 今の波多野君の御質問は、正に事実はあなたの仰せられた通りなんであります。そこで私といたしましても、運輸省の一般の予算の金額も削減され、又鉄道の研究所の予算も頃常に削減されまして、仰せられたように大体人員におきましても三分の一分しか見て貰えないということになりましたことを非常に遺憾に思つておるのでありまするが、只今波多野君の仰せられたように、この次に補正予算をすべての安件に対して組むチヤンスがございましたならば、そのときにはこれの増額を図りたいと思つております。
【次の発言】 私共も只今の貰つた一億六千万円の予算で何とか今やつて行けるかどうかということを考慮いたしており……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 運輸委員会 第2号(1949/11/09、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今から日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申上げます。  さきの第三国会において、日本国有鉄道法が可決せられ、公共企業体としての日本国有鉄道は、本年六月一日をもつて発足いたしましたが、その会計に関する諸規定は、準備期間が充分でなかつたため、同法第三十六條の規定に明示するごとく、鉄道事業の高能率に役立つ会計に関する法律が制定施行せられるまでは、暫定的に、従来通り国の会計を規律する諸法令によらざるを得なかつたのであります。従つて、日本国有鉄道は、その会計に関し、公共企業体にふさわしい形態を具えないまま、その設立をみたわけでありますが、その後鋭意研……

第6回国会 運輸委員会 第6号(1949/11/24、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 道路運送法の一部を改正する法律案について御説明申上げます。従来道路運送行政につきましては、道路運送法によりまして全国各都道府県に設置されました道路運送監理事務所にその一部を所掌いたさせておりましたが、本年六月一日より施行いたされました運輸省設置法によりまして、これら道路運送監理事務所は七月三十一日を以て廃止いたし、八月一日よりは全国所要の地に陸運局分室を設置いたしましてこれに所掌いたさせることになりました。  政府といたしましては、地方自治強化の見地から先に中央出先機関は原則として地方に委讓いたす方針を定めましたので、陸運局分室設置に際しましてもこれら分室は八月一日よ……

第6回国会 運輸委員会 第7号(1949/11/25、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 今内村君の御質問ですが、この要望書の趣旨を酌んで今回日本国有鉄道法の一部の改正を提案したのでございます。
【次の発言】 よく吟味してやつたつもりでおります。
【次の発言】 冗談をいつて貰つては困るので私も内村君と一緒に議員であります。本来言いますと大体あの当時の参議院の空気が、本法案の通過に対して不満足であつたことは御承知の通りであります。然るに勿々のことですから一応予め通して置く、その要望書の趣旨を最も近い機会に具現して貰いたいというのが、この要望書の精神であつて、今出ておるのでちよつと見ただけで、今それを初めて見たようなことは毫もないので、それは甚だ酷であると思い……

第6回国会 運輸委員会 第8号(1949/11/26、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今より通運事業法案並びに日本通運株式会社法を廃止する法律案の提案理由について御説明申上げます。  先ず通運事業法案について申し上げたいと思います。法案の説明に入ります前に先ず小運送制度の沿革の概畧を申し上げ、御了承を得て置きたいと存じます。小運送業法が昭和十二年に施行されますまでは、小運送事業は自由営業であつたのであります。これがため業者乱立は甚だしく業者相互の競争は激甚を極め、経営上の破綻を来すものも数多く荷主公衆に不測の損害を及ぼすもの又少くなかつたので政府としては微温的ながらも利用者の利益の擁護と鉄道の能率増進のため公認制度をとり、次で指定店制度を採用して参つ……

第6回国会 運輸委員会 第9号(1949/11/27、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 決議案の趣旨を体していろいろ考慮いたすべき問題の無論一環であることは間違ないのであります。  それから又来年度におきましても先程来御説明申し上げました通り、観光客の到来するのが、非常に期待を持てます関係で、各種の観光事業は国内的と国際的とを問わず外客を誘致するため、例えば輸送の面におきましては道路或いはバスの整備というような点から旅館、ホテルの施設、或いは気持のいいサービスの整つた設備のよい車輛というようなものを増設いたすということはますます盛んにやつて行きたいと考えております。且つ亦今回のこと法律に立脚いたしまして出ます観光事業の補助金を以ちまして、海外に交通公社等……

第6回国会 運輸委員会 第12号(1949/11/30、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 否決されるというと、自動車行政が二分されまして非常に困ると思うのであります。どうぞそういうことのないようにお願いいたします。
【次の発言】 残つた部分も重要な行政の部分ですから、細かいことは政府委員に答弁させますが、とにかく二分されるということが、根本的に不都合であり、完全な運営は、二分されましてはできないと思います。而して残つた部分はどういう行政部門になるかということが、若し御質問の趣旨でございますれば、政府委員から答弁させます。
【次の発言】 経過は、只今本多国務大臣が、村上さんの御質疑に対しまする答弁のその通りなのであります。さてここで運輸大臣がこれに対して最初……

第6回国会 運輸委員会 第13号(1949/12/02、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) やはりあの法案の魅力と申しますというと、やはりそこいらのいわゆる税を減ずるというようなことがあの法案のいわゆる味噌じやないかと思いますので、私はこの法案を法案としてものにするからには、やはりああいう恩典といいますか……がなければ、法案の価値が少いのじやないか、このように考えております。
【次の発言】 その点は運輸大臣といたしましては、鉄道運賃法の基本法律をそういう他の法律の條文を以て一部を変更し得るというようなこの法制の立て方は私は感心いたしません。従いまして運輸大臣の希望といたしましては、実質的にその不具者の附添いを要する人々に対して適当の運賃の割引をいたすことに吝……

第6回国会 運輸委員会 第14号(1949/12/03、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 運輸大臣といたしまして、この観光ホテルの主管庁は是非運輸省でなければならないという考えを持つておりますんで、閣議等におきましても一つ速かに、従来多少の異論がありますのを速かに統一して、運輸省の主管にいたすべく努力いたすつもりでおります。

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/28、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) この気象に関する定員につきましては、只今藤野君の仰せられた通り、運輸省の関係の定員を設定いたしまする際に、最も減少率が厳格でありましたので、今回はそれを補正いたしたような次第であります。未だ十分とは申されませんが、先ずこの程度で一応の事務は、処理できると考えております。
【次の発言】 その点は郵政大臣とも協議いたしまして、考慮いたすことにいたします。
【次の発言】 この補正予算の組み方につきましては、原案を出します際にはいろいろな注文を付けまして、それぞれの項目に対しまして、適当と信ずる額を現状といたしましては出しましたのですが、何分にも緊縮財政の見地から、当初の注文……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/30、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) この無賃乗車券の中で定期と然らざるものを問わず、過ぐるコーポレーシヨンに移りまする前に整理を断行いたしまして、その状態が今日まで続いておりまして、爾来整理後におきまして濫発というような事実は毫もございません。又これにつきましては只今政府委員から申上げさせます。
【次の発言】 栗山君より御指摘の只今の東京の荷扱車掌の不正事件につきましては、運輸大臣は、現在極く簡單な、さような事実が発覚いたしまして、目下司直の手で取調べが進行中であるというだけの報告を受けておるのでありまするが、詳細は政府委員が私よりも詳しく存じておりますから御説明申上げますが、さて私に対する御質問であり……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第5号(1950/02/16、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今より水先法の一部を改正する法律案について提案理由を御説明いたします。この法律案によつて改正しようとする要点は、次の三つの点であります。一、水先人の免許の要件に関する規定を整備すること。二、以前に水先人であつた者に対し、水先人の免許を與えようとする場合における特則を定めること。三、新たに水先区を設定すること。即ち現行法では、水先人の免許の要件の一つとして、一定期間以上水先修業生として実務を修習したことを必要としているのでありますが、新たに定められた水先区について、初めて水先人を置く場合又は水先人の死亡その他の事由により、水先人が皆無となつた水先区に水先修業生がいない……

第7回国会 運輸委員会 第8号(1950/03/17、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 「倉庫業法の一部を改正する法律案」について御説明申上げます。  我国の倉庫業は戰災によつて甚大な打撃を受けたのでありますが、終戰後の復興著しく、今や全国に約六〇〇の普通倉庫業、約八〇〇の冷蔵倉庫業及び九の水面木材倉庫業、計約一、四〇〇の倉庫業者が営業を行なつて居る現状であります。申すまでもなく倉庫業は、本来不特定多数の寄託者のために、大量の物品を善良なる管理者の注意を以て保管する業務でありまして、大量物資の生産と消費との間に介在して、その需給調整並びに価格調整のために、施設と役務とを提供いたすのみならず、交通の要地、特に臨港地帶に位置いたしまして、海陸運輸量の較差を調……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/04/04、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 我が国の造船技術は戰時中の低質大量生産に災いされまして今日におきましては、世界の水準に及ばないことは勿論、我が国戰前のそれにさえ達していない状態であります。この点につきましては第二国会における参議院の決議の御趣旨からも速かに何分の適切な措置を講じ、以て造船技術の速かな回復向上を図らなければならないのであります。  前国会におきましても運輸省設置法中に造船技術審議会を設けることを規定いたしまして目下その運用により具体的審議が行われつつあります。  本法案におきましては、更に船舶の推進性能試験機関の性能試験を行うことの外造船技術の向上に関して右申しました造船技術審議会の議……

第7回国会 運輸委員会 第15号(1950/04/28、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今議題となりました港湾法案の提案理由を御説明いたします。  四面環海の我が国にとつて港湾の開発発展ということは、誠に重大な問題でありますので、これについて明確な法的基準を与え、地方公共団体の自由な意思による港湾管理者の設立その他港湾の管理運営の方式を確立し、以て港湾の開発と利用の促進を図るため、ここに港湾法案を提出する次第であります。  本法案の大体の内容を申上げますと、港湾の管理運営に関し、最大限の地方自治権を与え、且つ国家的及び地方的利益に量も適合する形態の港湾管理者を設定する権能を地方公共団体に与えるということを中心題目とし、これに伴い一地方公共団体の自由意思……

第7回国会 運輸委員会 第16号(1950/05/01、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 運輸省設置法及び日本国有鉄道法の一部を改正する理由について御説明申上げます。  運輸審議会及び日本国有鉄道の監理委員会の委員の任命については、運輸省設置法及び日本国有鉄道法の規定により、それぞれ両議院の同意を得ることになつているのでありますが、国会閉会中又は欠員を生じて、その後任者を任命する必要がある場合において、任命権者が便宜任命を行い、その後最初に招集される国会において承認を求め、承認が得られなかつたときは、任命権者は、当該委員を遅滞なく罷免することを規定するため、両法律に所要の改正をするものであります。  尚運輸審議会及び監理委員会の委員は、いわゆる任期を異にす……

第7回国会 議院運営委員会 第3号(1949/12/13、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 今門屋君のお話があつたが、こういうことなのです。この公共企業体労働関係法の十六條の規定というのは、資金上、予算上において、つまり支出不可能のものについては政府は責任を負うものでない。こういうことが書いてあります。ところが公共企業体は、仲裁委員会の裁定というものは、今門屋君の御指摘のように国鉄の経営者、国鉄の組合はこれによつて拘束を受ける義務が発生するということはこれは言うまでもないことである。そこであれを貰つたのが今月の二日なのです。その貰つたときに御承知のように三十億を年内に出せという裁定になつておりますが、国鉄のつまり予算で、給與という項目においては予算上これは一……

第7回国会 議院運営委員会 第38号(1950/03/15、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) どういう質問が知りませんが、(笑声)多分こういうことだろうと思いますから申上げます。この運輸審議会の委員に任命する委員の資格と任命と仕方は、運輸省設置法の第九條の書いてありまして、言うまでもなく、年齡三十五歳以上の者で、広い経験、高い識見を有する者から内閣総理大臣が両議院の同意を得て任命する、こう書いてあります。ところが現実の問題といたしましては、現在の委員が六名あつて、そのうちの岡田信次君、これは任期二年ですが、その岡田君が二十五年二月二十日に退職をいたしまして、その後任として冨山清憲君という人を推薦しておるわけです。そこでこの冨山君の経験は、鉄道省乃至運輸省に長い……

第7回国会 水産委員会 第4号(1950/02/01、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今の千田君の御質問にお答えいたします。この海上保安庁の現有勢力が非常に薄弱で、只今長官から申上げました通り、十分に近海の警備等ができないという点は誠に遺憾でございまするが、只今お話のありました通り、これを海上保安庁の、例えば巡視船の点も、実は現在の力は、目下新たに建造をしております船を加えましても一万トンしかないのでございますが、それは実は五万トンまで造ることを許されておりますので、予算等の関係とも睨み合せまして、成るべく速かに増強をいたしたいと考えております。その他この保安の機構というような点につきましても、十分に注意をいたしまして、いろいろな事件に対しまして、こ……

第7回国会 内閣委員会 第18号(1950/04/13、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今提案されました海上保安庁法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明いたしたいと存じます。  海上保安庁が負託されました航海の保安と海上治安の確保という重大な使命の完全な達成につきましては、発足以来鋭意御期待に副うよう努力いたして参つたのでありますが、その後の推移に基きまして、海上保安庁の諮問機関の統合整理と、海上保安官の業務執行に関連して改正する必要が生じましたのに際しまして、現在の種々の情勢から、組織機構におきましても併せて整備する点が起つて参りましたので、ここに海上保安庁法の一部を改正しようとするに至つたのであります。  その改正の主な点を順を追つ……

第7回国会 予算委員会 第10号(1950/03/09、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) この台風等によりまする損害は、これは建設省、農林省或いは運輸省と、各省の管轄に跨つておりまして、只今私からそらで申上げる準備がございませんので、又いずれ書面に認めまして、私の運輸省の管轄の分は、港湾施設その他に関する分は御報告申上げます。
【次の発言】 只今の御質問の御趣旨は私においても全く同感でございますので、二十五年度の予算は一応出しておりまするが、その趣旨に副いまして将来は進みたいと存じます。
【次の発言】 只今堀越君の御質問でありまするが、昨年の議会でも正にさような答弁を申上げたのですが、現在の状況は基本的には何ら変つていないのであります。即ち昨年の五月一杯で……


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各種会議発言一覧(参議院1期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 鉱工業委員会軽工業小委員会 第2号(1947/08/20、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 甚だ皆樣をお騒がせいたしまして甚だ恐縮でございますが、只今選擧管理委員の小宮山さんから、私を小委員長にというお話しでございましたが、或いはその任でもございませんかも知れませんが、幸いに私も長年繊維工業をやつておりますので、皆樣の御期待に副いまして快くお受けさせて頂くことにいたします。就きましては甚だ不敏なものでございますから、どうぞ十分に御鞭撻、御指道のほどを懇願いたしまして、お受けする御挨拶といたします。
【次の発言】 御趣旨の向は篤と諒承いたしました。その御趣旨に副いまして十分に注意をいたしてやる積りでございますから、どうぞ宜しく。

第1回国会 鉱工業委員会石炭・鉱業連合小委員会 第1号(1947/09/17、1期、日本自由党)

○大屋晋三君 今の政府委員の説明ですとすでに割當てられておるのは九月が二十一トンですが、これは生産に比例して出すというのですが、計畫だけは昨年のあれよりも少し殖えておるし、トータルで百六十五萬トンになるようですが、向うの北海道の六十六萬戸ですか六十五萬戸ですか、一戸當りは三トンというのですから、百七十萬トン大體見ていいと思いますが、今のお話では大體百六十五萬トンぐらいになりますね。一應計畫だけは立つておるわけですが、併し問題は先程政府委員の説明のように生産を出さなければ暖房炭が貰えないというが、そこが問題になるかも知れないですね。
【次の発言】 そこで我々はそれをどう處理するか、こういうことに……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会 第2号(1948/05/26、1期、民主自由党)

○大屋晋三君 私も實は小委員會小委員でもありませんし、且つ又今日も遅れて列席いたしまして、どういう御説明なり御意見なりあつたか十分審かにいたさんのでありますが、且つ又この連合委員會で、私は鑛工業の委員でありますから決議權がございませんので、只今の委員長の御指示に基いた點に對しまして私の意見を開陳して置きます。理由はすでに一松君なり只今田村君のお話になりましたと同じ線におきまして、これはむしろ更にもう少し先に延ばして、只今委員長のお話にもございました通り、行政組織法の輪郭がはつきりいたしました際に更に改めて考え、且つ又根本的に私はむしろ外局を置く必要はないと思つております。内局にいたしてやつた方……

第2回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第1号(1948/06/23、1期、民主自由党)

○大屋晋三君 最初政府委員の御説明にあつた法文の第一十七條の眼目、狙いはどういうことですか、もう一遍これをお聽きいたしたい。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第2号(1949/05/15、1期、民主自由党)【政府役職】

○國務大臣(大屋晋三君) 運輸省所管一般会計予算人員は、行政整理前において三万二千四百三十六人でありましたものを、今回の整理におきまして、六千百三十六人の減員を行ない、これに道路運送審議会の委員等常時勤務に服します一般職の人員四百四人を加えまして、新定員二万六千七百四人を構成しております。これを旧定員と比べますと、八割一分に相当しておりますが、その整理率が原則を下廻りました理由は、三万二千四百三十六人のうち、一万九千八百人は、或いは現実的な氣象観測関係職員、教員機関たる高等商船学校以下の船員教育機関の職員、警察機関たる海上保安廳保安局系統職員でありまして、これらにはその実情に即しまして、特別の……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第1号(1949/12/22、1期、民主自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 原君の御質問、間違いありません。
【次の発言】 これは終局の目的は、四十五億円から十五億五百万円を引いた残余の金額に対して御審議願つておるので、裁定委員会が出しました一、二、三、四項のうち第二項に該当する分以外は、国会の裁定の対象ではないという趣旨であります。
【次の発言】 裁定が下されましたときには、三十五條の規定によりまして、この当事者双方は直ちに拘束を生ずるのでありまするが、その場合におきましいいわゆる十六條の規定がものを言うのでありまして、予算上、資金上、どうしても支出不可能であるという面に対しましては、これが国会の審議を経なければ効力が生じない、債権債務が生……

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第3号(1950/04/27、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今から昭和二十五年三月十五日、公共企業体仲裁委員会が、日本国有鉄道と国鉄労働組合との間の「昭和二十五年四月以降の賃金ベース改訂に関する紛争」について下しました裁定を、国会に上程いたし御審議を願う次第につきまして、御説明申上げます。  国有鉄道と国鉄労働組合との間の「賃金ベース改訂に関する紛争」については、御承知の通り、先きに昭和二十四年十二月二日に第一回の裁定が下されたのでありますが、その後本年一月五日に、国鉄労働組合は日本国有鉄道に対して、本年四月以降の賃金ベースについて「本年四月一日より平均九、七〇〇円。二級一号を四、七五〇円とすること」の要求を提起したのであり……

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第4号(1950/05/01、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 只今中村君の御指摘の御質問は、これはその後その趣旨を尊重いたしまして、国鉄の経営者と組合で目下種々検討中でありますが、まだ結論が出ておりません。
【次の発言】 御承知のように、この予算で決められた給與の枠以外の給與というものは、今の規則ではこれは支出できないことになつておりますが、いわゆる裁定によりまして目下研究中の賞與は、これはいわゆる日本国有鉄道法と予算総則の中に謳つておる給與とは、これは性格が違いますから、必ずしも国鉄総裁自身の裁量によつて支出が不可能ではないと考えております。
【次の発言】 従業員の努力によつて増收が出たという場合におきまして、その出ました金額……

第7回国会 予算委員打合会 第1号(1950/03/26、1期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(大屋晋三君) 松村君の御質問ですが、先ず第一に、劈頭の運輸省に対する小運搬の資料の提出方につきまして督促がありましたが、以後これは注意いたします。ところでこの運送の面における小運搬業の非常に重大であるということは松村君もよく御承知で、又只今の御質問中にもその重要性を謳われておりました通りでありまして、御承知のようにこの国鉄による運搬、或いはトラツクによる運搬に比ベまして、この小運搬のつまり荷牛、或いは馬車というようなものによりまする運搬が、昭和二十三年度におきましては一億八千万トンにも及び、そのときの国鉄の運搬量が一億三千万トンであつて、如何にこの小運搬業が全体の荷物を運搬する上に……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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