このページでは伊達源一郎参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○伊達源一郎君 動議を提出いたします。只今議題となりました理事の互選は、投票によらないで、委員長の指名によられるようにしたいという動議を提出いたします。
○伊達源一郎君 只今いろいろな御意見を伺いましたが、私もそういうように考えるのでありまして、大体今日本はまだ國際的活動をなし得ざる状況にあるのであります。國際聯合に加入することすらできるかできないか、できるでしようが、まだ問題である。この立場において、御趣旨は非常にいいけれども、具体的の活動はでき得ざる状態にもあると思うのです。研究機関ならいいが、活動機関はどうかと思うのであります。從つて先程お話があつたように、この請願を政府に取次ぐなんという状態にまだ進んでいない立場に日本はあると私は思います。
○伊達源一郎君 先刻小野委員からの御質問があり、國務大臣から詳細な御説明がありまして、この法が行われ、行政機構が改革できれば、立派に官吏制度は運用して行かれることと存じますけれども、世の中の事態に非常に急速に変りますし、この官吏制度というものも生きたものであるから、これが本当に立派な効果を奏するためには、官吏養成の機関が非常に必要だろうと思いますし、養成と共に再教育……あの官界の殻の中に入つておづて、硬ばつてしまう官吏ができないように、再教育を繰返す必要があると思いますが、その点においてどういうふうなお考えがありますか、承つて置きたい思います。
○伊達源一郎君 ちよつと一つ伺いたいのですが、私昨日遅刻したのですでにお話が済んだことと存じまするけれども、この賠償廳の第一條のところに一番初めの賠償実施の基本的事項、この基本的事項ということはどういうふうに解釈をしたらよろしいのですかという点と、もう一つは前の終戰連絡事務局の官制の中には賠償の準備事項を取扱うということが書いてありますが、準備事項と基本的事項とそういうふうに、こつちの方が拡大されて來てゐるのか。どういう必要からそういう工合になつたのか。その点をちよつと伺つて置きたいのであります。
【次の発言】 もう一つ経費の問題で伺いたいのですが、只今のお話によると、この新らしい機構を運営さ……
○伊達源一郎君 私は極めて初歩な質問でございますけれども、今まで出なかつたことが多かつたので、すでに質問應答が濟んでいることと思いますが、二、三の點についてお伺いして置きたい。 國家公務員法なるものを議しましたときに齋藤隆夫氏が出て來られて行政整理を徹底的にやるということを條件附であれを通過したように記憶しております。その他勞働省設置のときにもそのことは相當問題になつておりましたが、この法案はあれとは何ら關係のないものでありますが、行政整理ということは別に御計畫が立つているのであるか、それを伺いたいのと、それからそのときのお話に、國家行政組織はできるだけ簡單にする、簡素化を圖るのが目的である……
○伊達源一郎君 この決算委員会には私は非常に無能力でありまして、どうもいろいろなことがよく分つておらないので、重大なる任務が盡せるか危ぶむのでありますけれども、委員長が私を指名なさる何か委員長として御都合があるだろうと思いますので、私には自信がありませんけれども、御命令でありますからできるだけの努力はしたいと存じます。皆さんに期待を掛けて頂くことはできませんが、何とぞよろしくお願いいたします。
○伊達源一郎君 全体を申しますと、衆議院ですでに決めた以上は、こちらの方で決めたことでも、その相違点が非常に重要でなけらねば、成るべく向うに譲歩して、向うの通りに決めて、どうしてもこちらで突張らなければならんことだけに限つて、別な方式を採つてやつて行くと、こういう工合のようにして頂きたい、そういうふうに考えますので、第二條のごときも、内容に非常に大きな相違はないと思いますから、やはり衆議院のように同調して行つたらどうかと思います。
【次の発言】 そうでございます。
【次の発言】 この決算の方は大藏大臣も見えていないようですから、次にして頂いたらよろしいと思いますが……。
○伊達源一郎君 私は緑風会の意見といたしまして、十七條、十八條はそのまま原案通りにして頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつとお尋ねして置きますが、この國家行政組織法案が通りますと、水産廳設置法案をそれに合せて、食い違いがあつた所は修正をするお考えですか。
【次の発言】 私は質問をここで打切つて直ちに討論に入りたいという動議を提出します。
○理事(伊達源一郎君) 只今より午前に引き続き決算委員会を再開いたします。運輸省官制の一部を改正する法律案を議題といたします。先ず政府委員より提案理由の御説明を願います。
【次の発言】 速記を止めて……
【次の発言】 速記を始めて……、他に御発言はございませんか。別に御発言もなければ、本案に対する御質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、これより討論に入ります。ご意見のおありの方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。別に御発言もなければ討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○伊達源一郎君 ちよつと大臣に一点質問して置きたいのでありますが、先刻からのいろいろの御答弁によりますと、用紙割当のこと、あのだらしないやり方、困つたやり方、あれについて俺らは責任を負えない。責任を負えるように法律を拵える。今までのことはこつちは知らんというような意味に解せられる御答弁がありましたが、果してさようでありましようか。どういう具合に解釈すべきか、改めてお尋ねして置きます。
○伊達源一郎君 私はもう非常に賛成でございますが、私はもう少しなんですね、この委員会で外務省のやはり諸機関を調べて、大事なものが相当あるだろう、それが縮小されるというような不幸なことにしないようにしたいということを非常に平素から希望しております。そういう観点からこの問題もその一つとして私非常に賛成します。外のこともこの委員会として少し調べて置く必要がないかということを常に考えております。ただそれは今日のこの会でどうするというものではないけれども、岡田さんの御発言には全幅の賛成をいたします。
○伊達源一郎君 私の質問は極めて簡單なことであります。講和問題等は皆さんがもうすでに沢山お尋ねになつたし、私にはもうそういうことに與えられた時間はないと思いますから、具体的な比較的小さい問題を一つ総理大臣に承つて置きたいのであります。それは阿波丸に関する問題であります。昨年の四月六日に、我々の外務委員会で阿波丸に関するすべての賠償要求権を放棄するという決議をしまして、これはこの委員会でした最も美わしい決議であることを思いまして、私共その後関係方面の人々と会つても誠にこの問題については気持のいい話ができたのであります。あの決議をしました後で、半月余り後で日本とアメリカとの間に協定ができておるので……
○伊達源一郎君 今大型の船の建造状態はどういうふうなことになつておりますか。
【次の発言】 大きなのは……。
【次の発言】 海運の立場からいつて講和会議に一番要求したい、希望したいことはどういう点が一番大きなことですか。
○伊達源一郎君 今の御説明のその略奪品は金塊でも銀塊でも今そのままあるのでございますか。
○委員外議員(伊達源一郎君) 私は手に取つて読んだことはありません。ただ私の目の前に出して自分で読まれた、判が沢山、三つくらい捺してあつたかのように思いますけれども、私は手に取つて見ない、こう私の目の前で振り廻された、それだけのことであります。
【次の発言】 そういうふうに記憶しております。何ですか、政務次官ですか何だつたか知りませんけれども、何かえらいことに盡力をするというようなことが書いてあるというように読み上げられたと覚えております。
○伊達源一郎君 これは三案とも衆議院を通過したものを修正することになるでしようから、衆議院と交渉する必要が出て来るのじやないですか。それはどのくらいの時間で手続ができるというお見込みですか。
【次の発言】 この問題は重要な問題でありまして、皆さんにまだ重要なる質疑の点が多々おありと思いますけれども、時刻も迫つておりますし、成るべくこの辺で質疑を打切つて採決に進めて頂きたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○委員外議員(伊達源一郎君) 只今議題となりました「狩猟法の一部を改正する法律案」場の提案理由につきまして、大要を御説明申上げます。 我国におきましては、諸外国に比し一般に国民の鳥獣に対する認識が極めて薄く、有益鳥獣保護の方策も不徹底でありましたため、従来鳥獣は、次第にその数を減じて来たのでありますが、戰時中の濫獲は特に著しく、さらに又、森林の濫伐等は鳥獣の自然的生育の條件を奪うこととなりましたため、近頃著くその数を減じ、若し、このままに推移いたしますときは、或る種の鳥獣は、わが国から永久にその姿を没することとなる虞れがあるのであります。 近時全国的に蔓延して非常なる損害を加えつつあります……
○伊達源一郎君 質問を続けてよろしうございますか。
【次の発言】 私は新聞用紙の統制撤廃の問題についてお尋ねしたいのですが、安本長官にお尋ねしてよろしゆうございますか。
【次の発言】 私は新聞用紙の統制撤廃の問題について安本長官の御意見を承わりたいと思います。政府は新聞用紙の統制撤廃を急速に行わんとする意思を示しましたために、新聞界は今困惑の状態に陷つております。それは紙の生産量が十分でないときに、統制を撤廃いたしますと、値段が上る、買占めが起る。全国地方の中小新聞は存在の危機に陷るのであります、こういうことを政府はどうして急いでしなければならんのであるか、その政府の意図が伺いたいのであります……
○伊達源一郎君 私は本多国務大臣に新聞の用紙統制撤廃の問題でお尋ねしたいと思います。政府は新聞の用紙統制撤廃を非常に急いでおられるようであります。併しこれは時宜を得ませんと大変困つた事態を惹き起すのであります。私共、新聞は統制されるようなことなく、極めて自由であつて、そうしてその自由の下によき新聞を作るということでなければならないと思いまして、統制撤廃ということには異議のあるものではありません。ただその時期であります。新聞用紙の生産力が新聞の需要に伴いませんときに撤廃いたしますと、ここに資本新聞の用紙買占め等によつて値段は上ります。中小新聞は紙を得る方法がなくなり、ここに混乱を起しまして、新聞……
○伊達源一郎君 ちよつとお伺いいたしますが、聞くところによりますと、衆議院では、この勞働省設置法案を、委員會において希望條件付で可決したということでありまするが、果してそうであるかどうか、若しそうであれば、政府においてはその希望條件なるものに御同意であるかどうか、ちよつとお知らせを願います。
○假主査(伊達源一郎君) それでは只今から第三分科會を開會いたします。正副主査の人選をこれからいたしたいと思います。
【次の発言】 御異議ないようでございますから、それでは私から指名させて載きます。主査を太田敏兄さんにお願いいたします。それから副主査を田方進さんにお願いいたします。
【次の発言】 そう決めます。それでは今日の會議はこれだけの仕事で終りますのでこれで散會することにいたします。
午前十一時四十八分散會
出席者は左の通り。
主査 太田 敏兄君
委員
岩崎正三郎君
北村 一男君
伊達源一郎君……
○伊達源一郎君 今の北村さんの御意見に賛成いたします。
○伊達源一郎君 先程お話があつたのでありますが、金の問題なんですが、スイス・フランで処理するというお話ですが、スイス・フランと日本のお金とどういうふうな関係に置かれるか、切手なんか、どういうふうに取計られるか、その点ちよつと、初歩の質問ですけれども……
○伊達源一郎君 昨日の質疑に対する御答弁まだ完全なところがなかつたように思いますので伺います。この建設省設置法案は国家行政組織法案に則つておやりになるのであるか、この國家行政組織法案はまだできておりませんから、それができたらそれに合うようにもう一遍これを直して行く御方針であるか、その点をはつきり御開陳を願います。
【次の発言】 只今のお答えははつきりしておりますけれども、國家行政組織法案はまだできていない。できていないのにこれに準拠してやるということが甚だ疑わしいことであるのみならず、今修正しておる個所は、根本的に思想において、原案と違つたことであり、則ち政令で決めることを法律で決める、又役人……
○伊達源一郎君 ちよつと一点だけお伺いいたします。統制がうまく行われんということの大いなる原因は役人に惡いことがある。末端の方のことから、地方の権力の根源である点から考えて見ましても、この統制を行なつて行かなければならん責任者の方に可なりの欠点があり、惡い原因がある。こういうことはよく知られておるのでありますから、この経済査察廳はそういうことに対してどういう決意と覚悟を持つておられるか、その点を明白にして置きたいと思います。
○仮委員長(伊達源一郎君) 年長者の故を以て、参議院規則第七十五條によりまして、私が正副主査の互選会の管理をいたします。これより第二分科会の正副主査の互選を行います。
【次の発言】 只今の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは主査に油井賢太郎君、副主査に西川夫昌君を指名いたします。
【次の発言】 只今までの御質問に関連するのですが、外務省では外交が再開できると、一時に沢山の外交官を外に出さなければならんようになるとお考えですか。或いは再開しても大したことはない。徐々に拡大して來るのだからこれだけの準備で沢山だというお考えですか。その辺を一つ……
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