栗栖赳夫 参議院議員
1期国会発言一覧

栗栖赳夫[参]在籍期 : | 1期|- 2期
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このページでは栗栖赳夫参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

栗栖赳夫[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第9号(1947/07/02、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今板谷議員からの御質問に対し、私に関する所を御答弁申し上げたいと存じます。  先ず最初に一身上のことについて申し上げたいと思います。私はこの度深く覚悟するところがありまして、大蔵大臣の重任を微力ながら引受けた者でございます。つきましては、私は自己の信念に従いまして、極力微力を盡してこの難局の完遂に当たりたいと存じます。  次に板谷議員から追加予算、行政整理その他についての御質問がございました。これについてお答えしたいと存じます。この二十二年度の予算は千百四十五億円でありますが、これはその当時と今日とでは事情が違いますから、いろいろ再検討を加えておりますけれども、この……

第1回国会 参議院本会議 第10号(1947/07/03、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 一松さんに対してお答えいたします。元来金融機関と産業は、恰も車の両輪の如く、相助け相一体となつて、この難関であります企業再建整備、経済危機の突破ということをいたすべきものと信じておるのであります。従つて現在金融機関と産業との間には勿論十分の連絡協力があると信じますけれども、この経済危機突破ということは極めて重大なことでありますから、仮にもそれに拘わらず金融機関が上位に立つというような考えはみずから戒めなければならん。こういう趣意と解しておる次第でございます。  次に昨日吉川さんの御質問に対してお答えを申したいと存じます。元来長期に亘る財政計画を立てまして、そうしてこれ……

第1回国会 参議院本会議 第11号(1947/07/04、1期、緑風会)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 木村さんの御質問に対して簡單にお答えいたしたいと思うのであります。二十二年度の追加予算の見込額はどうか。果して健全財政を堅持するかどうか。これが最初のお尋ねであつたと思うのであります。目下これにつきましては追加予算を編成中でありまして、私はなるべく速かに皆樣に提出いたしまして御審議をお願いしたいと思うのであります。併しこの中におきましても健全財政は十分堅持いたす積りであります。左樣御承知を願いたいと思うのであります。  次には税の税源、或いは財源の問題であります。なるべく間接税を避けて、それは大衆課税に陷いるから、それで直接税の方へ持つて行くが妥当だというお考えは全く……

第1回国会 参議院本会議 第12号(1947/07/05、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 羽仁君の御質問に対し、大藏大臣の関係するところを御答弁いたします。税務官吏の待遇改善につきましては全く同感であります。大藏省といたしましても、地位の確立に努力中であり、尚努力をいたしたいと思う次第でございます。  この際ちよつと御報告をいたさして戴きたいと思うのでございます。既に今朝の新聞で御存じのことと存じておりますけれども、神奈川税務署の間税課長端山豊藏君が、去る二十三日川崎における密造酒の檢挙に参加いたしまして、任務を果しての帰途暴徒に襲われ、遂に殉職いたしたのであります。只今私は東京財務局の局葬に参つたのでありますが、これは同君の死は徒らにすべきでなしに、廣く……

第1回国会 参議院本会議 第13号(1947/07/07、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 伊東君の御質問中大藏省に関係する貿易金融の疏通という点につきまして、簡單に御答弁いたしたいと思います。大体貿易につきまして短期の運轉資金の金融につきましては、從來貿易手形制度、紡績加工賃手形制度等のものがあつたのでございますけれども、今回貿易公團が発足いたしましたので、これが不適当になりました。そこで政府は日本銀行と密接な連絡の下に、先日発表いたしました貿易スタンプ手形制度を定め、これを即日実行いたしておる次第であります。この手形は御案内の通り、公團から業者に対して加工その他の注文がありました場合に、その写しを添えまして金融機関に資金の融通を受けることになります。金融……

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今料飲食店の休業によりまして、浮いて出た酒を自由價格その他で賣る計画があるかどうかという、こういうようなお話がありましたが、私の関知するところにおきましては、絶対にそんなことはないとここで申上げたいと思うのであります。(拍手)
【次の発言】 波多野さんの御質問の中私に関するものを簡單に御答弁いたします。この貯蓄の増強がこの際非常に必要だということは屡々申すまでもないことでありますが、而してこの貯蓄の増強のために金約款或いは安定價値要件というような制度を始めるということも考え得るのであります。そうして又貯蓄の面から申しますというと、それは貯蓄の増強に非常に資することに……

第1回国会 参議院本会議 第32号(1947/09/20、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 大藏大臣は、大藏省廳舎の一部が焼失いたしましたことにつきまして御報告申上げたいと存ずる次第でございます。  去る十三日の午後九時前後に大藏省の新たに建てました東北東にありますバラツクの一部から出火をいたしまして、そのバラツクを直ちに全焼し、そうして火は飛びまして四階に、即ち本屋が三階でございまして、その三階の上に新たにバラツク建の四階を造つたのでございますが、その四階に飛火いたしまして、大部分を燒失いたしたのであります。そうしまして大体通計八百坪に余るバラックを燒いてしまつたわけでございます。出火の原因その他については不明でございまして、尚取調をいたしておる次第でござ……

第1回国会 参議院本会議 第45号(1947/11/06、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 我が國の経済状況は正に空前の危機に直面いたしておるのであります。終戰以來二ケ年余を経過いたしましたにも拘わらず、生産は依然として沈滞し、特に鉱工業生産のごときは、戰前の生産額に比し、未だ三〇%前後に過ぎないのであります。食糧の不足も亦断えず國民生活を圧迫し、生産活動を阻害しておるのであります。他方かかる生産の不振に反し、通貨は毎月膨脹の一途を辿り、日本銀行券は本年一月末の一千億円から、十月末には一千六百七十六億円に達しておるのであります。この生産の沈滞と通貨の膨脹との結果、物價は騰貴を続けまして、本年九月における消費財の闇價格は、昭和十二年七月に比べまして二百数十倍に……

第1回国会 参議院本会議 第46号(1947/11/07、1期、緑風会)【政府役職:】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 板谷議員の御質問に対してお答えいたします。  先ず第一は、昨日私が本席で國民所得の推算額が九千億と申したのでありますが、その内訳はどうか、こういうお尋ねであつたと思うのであります。これは実は安本の計算によるわけでございまして、昭和十年の國民所得を基礎として計出されましたものでありまして、大体九千億、八千九百三十六億とこういうふうに相成るのでありますが、この計算の方法及び内訳等は詳細に亘りまするので、実は予算総会に提出をいたしまして細かく御險討を願い、そうしてこの徴税が果してできるかどうか、この点が最も大事な点でありまするので、十分御検討を願い、又御意見をも申して頂きま……

第1回国会 参議院本会議 第66号(1947/12/09、1期、緑風会)【政府役職:】

○国務大臣(栗栖赳夫君) 只今本院においてなされました租税完納運動の御決議に対し、御挨拶を申上げたいと思う次第でございます。  只今の御決議に対しまして、この運動に多大の期待をかけております私といたしまして、深甚なる感謝の意と敬意とを表するものでございます。本議会におきましてしばしば申上げたことく、本年度の財政收支における租税の占める地位は決定的に重大となつておるのでありまして、租税完納の成否が正にその運命を決定する鍵となつておるのであります。然るに現在までの納税額は約三百三十億円でありまして、予算額千三百三十億円に対し、僅かに二四%に過ぎないのであります。尚その上百億円を上廻る滞納を存してお……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第5号(1948/01/23、1期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 松嶋議員の御質問に対し簡單にお答えしたいと思います。  先ず第一はインフレ防止についての御尋ねであります。これは刻下において最も重大であり、政府としても全力を盡してこれに努めておる問題でありまして、御説の通りに、このインフレは財政方面から多大の資金が放出され、物資と通貨との間のアンバランスから生じておる次第であります。そこでこれは前國会において御審議を得、そうして御決議までも頂戴しておりますように、この健全予算を忠実に実行するということが先ず第一であると思うのであります。政府はその線に沿いまして、一面においては歳入の確保、他面においては支出の節約、はみ出しをしない、こ……

第2回国会 参議院本会議 第6号(1948/01/24、1期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 高瀬博士の御質問に対し大藏大臣の関係するところをお答えいたしたいと思うのであります。  この二十三年度、即ち明年度の予算の編成方針と態度についてのお尋ねがあつたのでありますが、これにつきましては実は現内閣は昨年の半ばに成立したのでありまして、追加予算を編成しただけでありまして、本予算を通じての編成は今回が初めてであります。前内閣まで探りました予算編成方針は、この本予算において大体見通しを付けて、これで賄い得るだろうというので賄いました。後は追加予算は必要が生じた時に適当な財源をその場で見付けてやつて行くというやり方であつたのであります。実は私大藏大臣になりましたけれど……

第2回国会 参議院本会議 第7号(1948/01/26、1期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 佐々木議員のお尋ねに対しお答えをいたします。租税徴收に当つて割当制を採つてはおらんか。こういう第一のお尋ねであります。今回の所得税にしましても、予算申告制という民主的な制度を採用し、その普及活用についても努力いたしておるのでありまして、非民主的な割当制ということを採つてはおらんのであります。併しながら租税收入の確保が現下緊要なる現状に鑑みまして、收入の極く大体の目標を指導いたしまして税收の確保に努めておるのでありますが、この收入の極く大体の目標額は、税法の適正なる運用によつて上げられるべきことは勿論でありまして、一應の目標額に止まり、個々の納税者は、飽くまで税法の規定……

第2回国会 参議院本会議 第8号(1948/01/27、1期、民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 細川さんのお尋ねに対し簡單にお答えしたいと思います。先ず第一は、所得税算定の基礎となつておる業種別の所得を公表せよと、こういう趣意のお尋ねであつたと思うのでありますが、この点は数字等を詳細に御説明する必要がありますので、委員会に讓らして頂きたいと思うのであります。  その次に大阪の全財連合会で闇利得者の脱税その他の調査班を作つて、この摘発をするということに対して、大阪の財務局長が、これは業務管理であるから止めて貰いたいと、こういう趣意のことを申したのであります。それについてのお尋ねがあつたのであります。政府といたしましては、徴税事務は政府即ち税務関係官廳の責任において……

第2回国会 参議院本会議 第19号(1948/03/20、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 本年は、端的に申しまして我が國経済再建上誠に重大な年であり、いわば経済再建に一轉期を画する程の重大な時機に当面しておる年であると存ずる次第であります。終戰以來経済安定のための各般の努力がなされて参つたのでありますが、敗戰の創痍は余りに深く、且つ余りに廣く、今日國民の生活は尚辛うじて飢餓と疾病を免れ得た最低水準を維持するに止まり、生産の回復もその進度は緩く、産業活動の本格的回復を図ろうといたしましても、輸送力、動力等の衰弱によつて制約せられ、これを回復しようとすれば基礎的資材の生産の過少に制約されるというように、経済の基盤は未だ安定正常化の段階に到達できないのであります……

第2回国会 参議院本会議 第20号(1948/03/22、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 板谷議員のお尋ねである三党協定における軍事公債協定における軍事公債利子の停止的処理の問題について、先ず第一にお答えしたいと思うのであります。新内閣は現下の新らしい情勢に應じまして三党が政策の協定をいたしたのであります。戰時公債の問題につきましても一應の方向について協定をした次第であります。その影響いたしますところが、或いはその方法その他については、委員を挙げて、そうしてそこにおいて研究する、そうして決定して行くということに相成つておるのでありまして、その委員会につきましては、政府はこの予算その他の関係も影響するところがありますので、成るべく速かに近い機会に委員会を作り……

第2回国会 参議院本会議 第21号(1948/03/23、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 田村議員のお尋ねの第一点は、外資導入に関する点であつたと思うのであります。先ずこれにお答えいたしたいと思います。戦爭中及び戦後の日本の経済状態におきまして、物資が非常に少く相成つておるのでありまして、この際この日本の経済‥‥國を再建するためには、外資導入ということは、これは必要で不可欠のものであると考えて、政府はその方面への施策をも強力に推進いたしたいと考えるのであります。併しながらすでに二十日の日にも申上げましたように、私は外資を導入するにつきましては、やはり受入態勢、國民が皆立ち上つて受入態勢を整備するということが前提であると申したのであります。そこで國民が皆立ち……

第2回国会 参議院本会議 第22号(1948/03/24、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 栗山議員の御質問中、私に関する二点をお答えいたしたいと思うのであります。第一は前國会において、本院において総合燃料及び電力危機の突破に関する御決議があつたのであります。前内閣におきましてはその趣意に副いまして動力の危機に対処し、将来の燃料動力問題を解決するために、安本の中に綜合燃料動力委員会を設けたのであります。新しい内閣におきましても勿論この趣旨に副いまして、この綜合的な動力の増強その他について作案を急ぎその立てました案を実施いたしたいと考えている次第であります。  今一つの点は、電力料金に関する問題であつたと思うのであります。新内閣におきましては、近く物價の補正的……

第2回国会 参議院本会議 第26号(1948/03/31、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○国務大臣(栗栖赳夫君) この臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案を提案いたしまする理由を御説明申上げます。  第一に、臨時物資需給調整法の改正を要する点について御説明申上げます。臨時物資需給調整法は一昨年九月三十日より施行せられ、この法律に基いて産業の回復及び振興を図り、日本経済を安定させるに必要な物資に関する統制を実施して参つたのであります。この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、飽くまで暫定的なものでありますので、この点を明確にするため、附則において本年四月一日又は経済安定本部廃止のいずれか早い時に失効する旨を規定してあるのであります。然るに最近における日本經濟の実情は……

第2回国会 参議院本会議 第43号(1948/06/04、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今輸送力増強に関する後決議がございましたのでございますが、経済復興のこれは一つの大きな鍵でございまして、本決議の趣意には全く賛成いたしておるものでございます。いずれ安本所管の事項その他につきましては、改めて本会議に御報告申上げる次第でございますが、提案及び賛成の方々の御言動にも十分感銘するところがございますので、ここに取敢えず所管の一端を申述べてお答えしたいと思うのであります。  政府は差当りこの輸送力増強の確保につきましては、只今運輸大臣より申上げましたように、措置を決めこれを強く進めておるのであります。我々政府といたしましては、更に傭船或いは重油その他の物資の輸……

第2回国会 参議院本会議 第46号(1948/06/09、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 高瀬先生から中間安定と長期計画の関係その他についてお尋ねがございましたので、ここで申上げたいと思うのであります。  元來片山内閣におきましては、危機突破、殊に経済上の危機突破対策を中心として施策されたのであります。芦田内閣といたしましてはこの片山内閣の後を受け、その危機突破対策と並行し、それと共に長期計画を策定しまして、そうして経済復興の計画を立て、それを忠実に実行するという点に目標を置いたわけであります。從つて長期計画におきましては各方面の学識経験者の有識者のお集まりを願いまして、五月の十七日に最初の会合を開き、更に六月四日に二回目の会合を開いたのであります。更に各……

第2回国会 参議院本会議 第48号(1948/06/11、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 川上議員の御質問の私に関連する点につきましては、すでに総理より大綱を申上げておりますけれども、尚二三の点につきまして補足的に詳細を申上げたいと思うのであります。  第一の点は、三千七百円ベースの問題に関連するものでありますが、この平均賃金三千七百円は、信憑すべき具体的資料に基きまして、五月の全國鉱工業平均賃金を大体三千五百円見当と推定いたしまして、その実質賃金を維持する目途の下に、公定價格の値上げ見込み、勤労所得税の大幅軽減等を織り込みまして、数字的に合理的な決定をいたしたような次第でございます。尚この詳細につきましては、委員会において数字的説明を申上げたいと思う次第……

第2回国会 参議院本会議 第50号(1948/06/14、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 一昨日はよんどころないために時間を遅れまして、今日お許しを得て、油井議員及び栗山議員にお答えいたしたいと思います。  先ず油井議員の御質疑に対してお答えいたします。油井議員の御質疑は、物價補正がいつ頃完成するか、その他に関する問題が第一の点であります。この点について、先ずお答えいたしたいと思います。油井議員のお説の通り、物價の補正が遅れますと、生産の手控えとか、売惜しみとか、売溜め等が行われる傾向がございますので、その間経済の円満順調な運行に支障がございますので、物價の補正はでき得る限り早めに完了をいたしたいと思うのであります。諸般の事情、殊に準備等もありますので、今……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、民主党)【政府役職:経済安定本部総務長官・物価庁長官】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お尋ねの問題につきましては、農林大臣、大藏大臣、並びに安本長官といたしまして、共に折衝をいたしておりますので、私から改めて附加える点はないかと存ずるのであります。ただ統制経済の合理的調整につきまして、経済安定の立場からどう思うかという点がございましたので、その点をここに附加えて置きたいと思う次第でございます。  経済安定の目標は、政府といたしましてはすでにしばしばこの席においても申上げましたが、戰前の経済状態、経済水準を成るべく速やかに回復する、やがては発展に持つて行くわけありますが、第一次的には戰前の一定の経済水準を速やかに回復する、そういう國内的の目標を持つており……

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第14号(1947/10/03、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。この追加予算を組む上におきまして、專賣の價格を決める、その他につきましてもこの財政法の三條が施行されるか否かということは非常な関係を持つておりますし、又こういう新らしい憲法の下においては一日も早く施行して貰いたい、こういう考えを政府は持つておりまして、そういう関係と合せて、実は私がその筋とこの問題を交渉したのでございます。第一段におきましては、只今も政府委員から物價廳関係のことを申しておりましたが、その方面の調整をとるならば簡單に施行してもよかろうというようなその筋からのお話がございました。そこでその当時ちよつとそのように申したのでございますが、その……

第1回国会 決算委員会 第7号(1947/08/27、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(栗栖赳夫君) 一言御挨拶いたします。  この決算というものは、私共長年民間におつた者にとりましては非常に大事に考えているのでございます。お役所では割合に決算というものを今まではそう大事に考えておらなかつたと思います。併しこれは健全財政とかインフレーシヨン防止というような面から見て、ぜひ決算については餘程從來と違つた気持を持つて十分審議を願いたいと思います。  私曾てこういう例を持つているのでございます。銀行におりまして戦時中いろいろな特殊會社に金融をしておつたのでありますが、特殊會社の百腦部その他は官廳と民間から來られたのでありますが、官廳から來られた方は豫算の時の金融に封ずる説明……

第1回国会 鉱工業委員会 第24号(1947/12/02、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お尋ねの前の点を先に述べさせて頂きます。炭價の関係から赤字が出ておるということと、國家の補償する、損失補填ということはこれは別個に、法案にも現れて、考えなければいかんと思います。一般にこの價格その他の関係、その他で赤字が出る。それは常に國家が補償するんだ、國管になりましても……。ということになりますというと、これは國家の財布を握つております大藏大臣としてはとてもできんことでありますし、それで政府が命令をしてそれによつて生じた損失というものについて補償をするというように非常に限定されておる次第でありますが、その二つの点は区別して一つ考えておる次第でございます。  それか……

第1回国会 国土計画委員会 第6号(1947/09/18、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今の御尋ねでございますが、私は至極尤もと存ずるのでございます。根本を治さないで末梢において押えるのでは結局無駄な費用がかかり、その上效果を擧げ得ないとかように思う次第でございます。ただ豫算の計上ということにつきましては、今日までいろいろ經緯もあつたろうと思いますが、私大藏大臣として今後の問題を申上げることにいたしますと、やはり單に今囘の追加豫算というようなものだけでなしに、今後長い一定の計畫を建てて、治水その他の根本政策を建てる必要があると思うのであります。日本は食糧においても田畑に多分に依存するところがあるのでございますし、その上から言いましても、護岸、堤防或いは……

第1回国会 財政及び金融委員会 第3号(1947/07/10、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 私この度突然重任を拜した次第でございますが、私金融の面にはいささか経驗を持つておりますけれども、財政の面には至つて暗い者でございますし、そうして殊に私参議院に議席を持つておりますので、この財政金融の委員会を古巣のように考えまして、いろいろお話を承り、いろいろ御指図を承りまして、そうしてこの重い任務、健全財政、健全金融というものを置いて行きたいと考えておる次第であります。もう少し前に逸早くここに参じまして、お願いを申し御挨拶をいたしたいと考えた次第でありますが、殆ど就任早々議場に引張られまして、その機を得ませんで、大変遅れたことをお許し願いたいと思つております。  この……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/29、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今の波多野委員のお尋ねに対して私率直にお答えいたします。参議院の議場におきましては時間のせいか御質問が非常に一部分に限定いたされましたので、單にその一部分に対して御答えをするに止まつたのであります。それからこの間の声明でありますが、これは実に健全財政、地方の財政の健全化、健全の金融、こういうような一連の政策を立てます時に、改めて申上げたい。こういうように考えておりました。差当りの問題を申上げた次第であります。  只今ここで話がありましたところについてお答えいたします。金の一匁の價値が上つて、これから見た貨幣の実質的の價値が下つたということはお説の通りであります。物價……

第1回国会 財政及び金融委員会 第10号(1947/08/11、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この二十二年度の追加豫算でございますが、これの大體今日までの經過を申上げたいと存じます。この一般会計の方は、七月以來五囘の閣議で、七月の十七日に大體六百九十餘億圓ということに内定を見たのでございますが、それで直ちに司令部の方へ持つて參りまして、そうして只今まで交渉を續けて、今日も行つておる次第でございますが、司令部の方でも特別會計はどうなるか、一般會計だけに辻褄を合せて、特別會計を放つて置くということは、國民に眞相を知らす上によろしくない、そこで特別會計も一緒に持つて來て、そうして同時に檢討をし、國會にも同時にこれを提出して、一般會計の部においては、赤は出ないけれども……

第1回国会 財政及び金融委員会 第21号(1947/10/06、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 政府職員に対する一時金の支給に関する法律案の提案理由を申上げたいと思います。この度本國会に提出いたしました政府職員の給與に関する應急措置としての一時手当の支給に関する法律案について提案理由を御説明申上げ、皆樣の御審議をお願いいたしたいと思う次第でございます。  この法律案は最近の政府職員の生計の状況に鑑みまして、應急的の措置として、全職員に対し職員一人当り総平普六百円をこの際支給いたそうとするものであります。その支給方法といたしましては、最近の生計費の状態が地域によりまして大きな相違がある点に鑑みまして、各職員の受ける俸給、暫定加給、暫定加給臨時増給及び臨時家族手当の……

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/16、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) さように御解釈を願つて私は結構だと思つております。
【次の発言】 はつきりしたことを申上げたいと思います。これは算盤の基礎として実質的にこういうものを支拂う経過に至るということは、千六百円と千八百円の差から來ておるのでございます。この法律が書いておりますように、ここでお支拂いするのは一時の手当を支拂う。こういう意味に相違ございませんのでございます。その関係を御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 この千八百円の問題を國会で御審議を本格的にお願いするのは、実は追加予算の際にお讓り願いたいと思うのでございますので、ここではこの一時支拂いを非常に急いでおりますので、そう……

第1回国会 財政及び金融委員会 第32号(1947/11/17、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 所得税法の一部を改正する等の法律案外三法律案につきまして、提案の理由を御説明いたしたいと存じます。  政府は、最近における財政需要の増大に対應したしまして、收支の均衡を図り、財政の強化に資すると共に、経済諸情勢等の推移に應じ、國民租税負担の公正を期する等のため、所得税法等の一部を改正することといたしたのでございます。即ち今次の税制改正に当りましては、租税の中枢たる所得税につきまして、國民所得の現状及び國民生活の実情に鑑み、いわゆるインフレ利得者等一利額を超える所得者に対し重課することといたしますと共に、他面勤労所得者及び扶養親族を有する者の負担を軽減する等の措置を講ず……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/22、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この度本國会に提出いたしました政府職員の給與に関する應急措置としての臨時手当の支給に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申上げ、各位の御審議をお願いいたしたいと思います。誠にこの種のものを再三お手を煩しまして、恐れ入ります次第でございますが、職員の給與に関するものでございますから、何卒一つよろしくお願いいたしたいと思つております。  政府職員の給與は月收平均千六百円を水準といたしていたのでございますが、本年七月工業暫定業種別平均賃金千八百円を基礎とする新物價体系の樹立に伴いまして、政府職員の給與水準もこれに應じて一應千八百円まで引上げることが適当であると認め、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今政府委員から數字について説明さして頂きます。
【次の発言】 只今のお尋ねの第一點であります。この税制の理想の形、それに向つてこの現下の諸情勢と睨み合せて進んで行くという行き方については、先程中西委員の御質問に對して私お答えいたしましたような考えを持つておるのでありまして、徐徐にこの理想には諸般の困難もあり、諸般の事情というものに制約されますけれども、進みつつあるのであります。基礎控除その他につきましても、誠に若干ではありますけれども第一歩を踏み出したと、又二十三年度の點におきましては、民生の安定、再生産というようなことも十分考慮しましてやりたいと思う次第であります。……

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/07、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 實は取政の國家の臺所を國民に十分知らせ、そうしてこの納税の大事なこと或いは貯蓄の大事なこと、その他について國民に赳意を徹底するということを大藏省は考えた次第であります。そこですでに大藏省としましてもこの趣旨の運動としまして、貯蓄運動、納税運動等を國會――衆議院及び參議院の各位の御協力によつていたしたいと考えておる次第でございます。そこで大藏省としましてはすでに各地の新聞社、又各方面の人の協力も得まして、そうして實は三越に国の臺所の展覧會をいたし、この展覧會を各地に持つて參りまして、この趣意を徹底いたそうといたしたのであります。それにつきましても、國の臺所はどうかという……

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/08、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 實は寶くじの問題でありますが、これは當つた者一人を取つて、そうして事業所得に比べますと、只今山田委員のお説の通りに相成るのでありますが、この寶くじの操作をいたします見地から申しますと、浮動購買力を抑えるという趣意でございます。實は何十萬、或いは何百萬という人の中から消費その他に向うべき資金を抑えてこちらの方に取上げるのでございまして、その中の一人が當るということは、誠に一人は幸福でございますけれども、併しそれに七十萬円税を課することになりますと、この寶くじは全然魅力がなくなりまして、何億というような浮動購買力を掬うことができなく相成るわけであります。そこでそういう見地……

第1回国会 財政及び金融委員会 第52号(1947/12/09、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この法律を實際適用することについての根本のお尋ねと思うのであります。これはいろいろ長いこと練つて作つたのでございまして、その點は割合に我々は十分に運用できるようになつておるて思うのであります。例えて見ますと、ここに先ず財閥直系會社……二條の三項でありますが、財閥直系会社、財閥準直系會社又は財閥傍系會社、こういう三つの種類に分けてあるのであります。その前に前項の財閥會社は、内閣總理大臣が各會社の沿革、事業の規模、各財閥の經濟的支配の程度等について先ず區分するようになつておるのであります。そこで例えば或る財閥の銀行が財閥でない銀行と合併して新らしい銀行を作つておるといたし……

第1回国会 司法委員会 第35号(1947/10/14、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたしますが、それについて一つお願いがあるわけでございます。これは実は一級官、二級官というようなことにつきましては、つい最近こういう制度に変つたことでございますし、そうしてその運用の実際その他についての事実を一應申上げたいと思うのでありまして、そうしてここで私簡明に御返事をいたしたいのでありますが、その前に懇談会か何かの形式において、その事情その他もお耳に入れまして、然る後に御返事を申上げたい。実は主計局長も参りましたのでございますが、これは專ら予算を出す方の役をいたしておりまして、本來給與局長の仕事でございますので、今日は帶同しまして、そうして給與局長から詳細……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第23号(1947/12/07、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この新聞は今見たのでございますけれども、これは實は昨日衆議院が先議權があるものでございますから、衆議院に今度のこの一般の特別手當の豫算を出しますと同時に、この地方税の改正についての委員會と、二つの委員會があつたわけであります。その方針を、この公吏についてはどうするかという質問が出ておるわけでありまして、官吏と公吏を別々にしてはいけない。そうして公吏という者は、財政窮乏のときであるから、どういう方法をとるかという説明を求められたのでありまして、議場で説明するというのはこれは當然であり、したのでありますが、ただ新聞記者が、どういう記事を書いたかということは、これは私責任は……

第1回国会 商業委員会 第11号(1947/10/06、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。大藏省といたしましては、輸出貿易に必要なる資金は長期資金であると或いは短期資金であるとを問わず十分疎通をいたしたい。こういうように考えておるのでございます。そこで短期資金即ち運轉資金につきましては、先ず第一に貿易スタンプ手形の制度を拵えたのでございます。これは御案内の通りでございますが、實際これがどれくらい行き亙つているかというようなことも私は知る必要がございますので、この點におきましては、毎月一囘の東京の銀行及び地方銀行の集まりにも私出席し、先月は先方から私のところに來て貰いましていろいろ話をいたしたのであります。それから大阪には先月の初め參りまし……

第1回国会 農林委員会 第23号(1947/10/07、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。産業別の金融機関を作るということのお尋ねでございますが、これは業種について理解を深める。こういうことの上においては、一面において非常に長所があるのでありますが、それと同時に、短所といたしましては、非常に金融機関の業域が狭くなつて、そうして金融機関というものは、御承知のように一方で信用を取つて相手に信用を授ける。信用を取る形式では債券の発行もありますけれども、多くは預金の吸收であります。そうして信用け授ける方は手形の割引とか、その他の貸出しの面におきまして、業種の関係が非常に專門的なものについて密接になるという点については、業種別の金融機関というものが……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/15、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。この教育が戰爭中及び戰前にもどうも遅れ勝ちである、殊にその費用とか設備において、軍事施設が先になつて、遅れ勝ちであるということは、私も聊か私学に関係しておりますので痛感したところであります。終戰後におきましても、殊に校舍その他が燒失いたしまして、そのあと埋めに新しい校舍を建てるということはこれ又各自要望しておるところでありますけれども、実際におきましては資材その他の隘路がなかなか大変ございましてできないのであります。そこでこれを他の既存の建物を利用し轉用して、この校舍を充実するというような方策は立たないかということは、私も野におりますときに常に考えて……

第1回国会 予算委員会 第2号(1947/08/18、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 官廳職員の給與に關する御報告をいたしたいと思う次第でございます。  官廳職員の給與に要しまする經費につきましては、近く本國會に補正豫算を提出する豫定でありますが、それに先立ちまして、豫め今日までの經過を御報告を申し上げ、各位の御了承を得たいと存ずる次第であります。本件につきましては、その主要な事項はすべて前内閣當時組合と折衝し、決定せられたものでありますが、總選擧その他の事情のため、今日まで國會に對し御報告いたす運びとなつておらなかつた關係上、便宜私から御報告申上げる次第であります。御承知の二・一スト中止命令が司令部から發せられました當時、政府と組合との間は對立状態の……

第1回国会 予算委員会 第3号(1947/08/20、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 御答辨いたします。實は二十二年度の本豫算に關聯する問題もございますし、本豫算の場合も強加豫算として計上いたす關係上、そういう點にも檢討を、加えておるのでございます。ところが何分にもまだこれが決まりかけておるような次第でございます。殊にこの追加豫算の第一號は大變急ぐような関係がございまして、そこまで檢討し、はつきり皆樣のお手許に差上げることができない次第でございまして、その點はお許しを願いたいと思つております。いずれ追加豫算の場合に一つ十分御檢討を願いまして、又資料その他も提出いたしたいと思つております。
【次の発言】 只今御要求の明細の書類は、校正をいたしておるのでご……

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/26、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 追加豫算につきましては、その後司令部の方と交渉をいたしておりまして、そうして終戰處理費その他についても尚交渉を續行中でございまして、今少しお待ちを願いませんと、はつきりした數字の輪郭も申されないと思うのでございます。大體司令部の方では、本朝も本月一杯には必ず決めて、そうして日本の政府へ渡すからとかように申されておりますので、もう僅かの時間と思つております。それまでお待ちを願いたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。新甘味料につきましては、專賣をいたしまして、そうして大體二十億弱の収入を擧げたい、かように考えておつたのでございます。ところでこの新しい事情といた……

第1回国会 予算委員会 第7号(1947/09/16、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 御答辯申上げます。大藏省が去る土曜日の夜出火によりまして、新たに作りました新館の一棟と、そうして古い鐵筋コンクリートの上に建てました木造の建物大部分が燒けましたことは、誠に申譯ない次第でございまして、深くお詑びする次第でございます。この出火の原因その他については、直ちに取調をいたしておりまして、判明次第又御報告を申上げたいと思う次第でございます。それから仕事の上の支障を來さないかという、こういうお話でございますが、これは誠に御尤もな次第でございまして、私の方から進んで事情を申上げたいと思つておつた次第でございます。すでに衆議院では今朝申上げた次第でございます。貯蓄の増……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、1期、緑風会)【政府役職】

○国務大臣(栗栖赳夫君) 昭和二十二年度一般会計予算補正第四号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第一号につきまして御説明いたします。政府は政府職員に対しまして、給與月額の二割之至十二割に相当する金額を一時手当として支給することといたし、これに関する法律案は別途御審議をお願いいたしておる次第でありますが、この法律の実施に伴いまして、直ちに必要と相成ります給與関係の予算を他の部分と切り離しまして、昭和二十二年度一般会計予算補正第四号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第一号といたしまして提出いたしまするような次第でございます。政府職員に対する一時手当支給に必要な経費として予算を増額する金額は、一……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/13、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。前二点は今井政府委員からお答えして貰うことにいたしまして、最後の点についてお答え申上げたいと思います。  政府は千八百円のベースを維持し、実質的賃金というところに重点を置きましてそうして、新物價体系、追加予算、その他をすべてこれによつて守り拔こうと考えておるものであります。併しながらその他の情勢等がいろいろ出て参るというようなことが仮りにありますならば、情勢に應じてはいつも再檢討いたしておるものであります。そこで実際の情勢というものに應じてはこの千八百円を釘付けするものじやないのであります。併しながら只今のところ千八百円のところを維持いたしまして、そ……

第1回国会 予算委員会 第13号(1947/10/21、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 本月十四日皇籍を離脱されました皇族に対し支出する一時金たる皇族費につきましては、本年度一般会計予算補正第三号を以て総額四千七百四十七万五千円を計上いたしまして、先般國会において可決せられたのでありますが、これに関し本月十三日の皇室経済会議におきまして、各々の皇族に対して支出すべき一時金額について審議の結果可決されたのであります。曩に國会において可決せられました予算につきまして、その積算の基礎として説明をいたしました際、予算額は一應当該皇族に対する既定年額に対し当主は十一・二五倍、その他の方は七・五倍の率を予想して算出したことを申上げたのでありますが、その後諸般の事情を……

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/15、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。この中勞委の裁定につきましては、実は本日初めて全文を拜見したような次第でございましてなお中勞委その他からも、いろいろ説明を聽くことにも相成つております。中勞委で又財源等についても、今後なお説明等もあろうと思うのであります。何分そういうような状態でございまして、政府といたしましては、今検討を始めたところでございまして、ここでこうだということは今少し時間を仮して頂かないと何も申されん次第でございます。少しお待ちを願いたいと思つております。
【次の発言】 政府といたしましては、この問題は單に財政上のみならず、日本國民経済全体の上にいろいろな大きな意味を齎ら……

第1回国会 予算委員会 第22号(1947/11/17、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今のお尋に対してお答えします。この為替問題につきましては、私は貿易というものとの関連と、更に為替問題が日本の経済再建、再建後の日本の経済の振興、或いは日本産業の振興という面に與える影響の多いものでございますので、政府部内におきましても、私は最も愼重な考え方をしたい。こういうことで終始いたしておるのであります。為替につきましては、聊か関係も從事の仕事の上から持つておりますので、いろいろ経驗を持つておりますので、特に私はそういう考を持つておる次第でございます。そいで先般、為替問題につきまして、当面の問題と為替相場と講和條約ができて、その後の問題とについて混同されるような議……

第1回国会 予算委員会 第25号(1947/11/25、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) ちよつと一言……。ちよつと発言を求めまして申上げたいと思います。只今文教委員の田中議員からの六・三制だの、それから、ここで各委員からも、いろいろお話になりました災害対策、それから更に旱害対策それから官吏の特別手当等の問題につきましては、今いろいろ考慮中でございまして、いずれ纏りますれば、追加予算として本委員会にお願いすることに相なろうと思うのでございます。それだけ一應申上げておきたいと思います。


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1948/06/22、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今小野委員からのお尋ねに対してお答えいたしたいと思います。経済安定本部としては、各省の政策その他をも総合調整するという約束がございまし、そういう観点から一つ申上げて見たいと思うのでございます。この前私はここに上りまして、お答えをいたしましたところ、今小野委員のお尋ねとは基本的理論の原則としては全く同じだと思うのであります。即ちこの官業企業体として経営を合理化して、そうして公共事業でありますからこのコストを引上げて、そうして公價主義によつて運賃その他の政策が採らるべきもの、これはすべて企業である以上同じであります。併し現下の問題にいたしますというと、運輸省の國鉄関係にお……

第2回国会 決算委員会 第8号(1948/04/28、1期、民主党)【政府役職】

○国務大臣(栗栖赳夫君) お答えしたいと思いますが、今回の安定本部の勅令を、一ケ月延ばそうということは、これは暫定的に我々考えたのでございます。只今、第一の問題につきまして、やはり将來は恒久的の官廳として存置する意圖であるかどうかというのでございますが私は本來から安定本部は一日も早くなくなつて、安定の實を學げたいと、こう考えておる次第でございます。併し経済復興の、まださなかじやない、出發の第一歩を出そうという時でございます。物資の生産、その他も非常に落ちておる時でございますから、臨時的の、全く臨時的の機構として延長をしたい、こう考えておるのでございます。ところで延長をするにつきまして、他の國家……

第2回国会 決算委員会 第31号(1948/07/05、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) どうもいろいろ差迫つてお忙がしいところをお願いいたしまして、誠に有難うございました。尚この運営につきましては、皆様のお話のところは十分心得、その通りに実現いたのたいと思つております。尚岩崎委員からお話のありました國民運動の展開でございますが、これは私大藏省におりましたときに貯蓄運動、納税運動のときにいたしましたと同じような、本院及び衆議院の方を中心に一つ御協力を得ていたしたいと思います。改めてお願いいたしますときはよろしくお骨折を願いた。お礼をかねて一つ御願いいたして置きたいと思います。有難うございました。(拍手)

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 先ず政府職員に対する一時手当の支給に関する法律案について御説明申上げ、各位の御審議をお願いいたしたいと存じます。  全逓その他の官公職員労働組合からの提訴にかかる生活補給金即時支給の要求に対する中央労働委員会の調定案は、この際政府職員に対し、その月收の二ケ月八分に相当する一時金の支給を勧告いたしておるのであります。政府は中央労働委員会の調定案をできる限り尊重し、その趣旨に應えるため、先に第一囘國会の決定を経まして、月收一ケ月分に相当する一時手当を支給することといたしたのでありますが、今囘更に職員の生計の実情に鑑み、その生活を維持すると共に、民間給與水準との権衡をも考慮……

第2回国会 商業委員会 第1号(1948/03/29、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案を提案いたしまする理由を御説明申上げたいと思います。  第一に、臨時物資需給調整法の改正を要する点について御説明申上げます。  臨時物資需給調整法は一昨年九月三十日より施行せられ、この法律に基いて産業の回復及び振興を図り、日本経済を安定させるに必要な物資に関する統制を実施して参つたのであります。この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、飽くまで暫定的のものでありますので、この点を明確にするために、附則において本年四月一日又は経済安定本部廃止の何れか早いときに失効する旨を規定してあるのであります。  然るに最近における……

第2回国会 予算委員会 第3号(1948/02/02、1期、民主党)【政府役職】

○国務大臣(栗栖赳夫君) 昭和二十二年度一般会計予算補正(第十三号)及び昭和二十二年度特別会計予算補正(特第七号)について御説明申上げます。  今期國会に提出を要する昭和二十二年度追加予算は、先に中労委裁定にかかろ官公職員対する生活補給金の支給残額〇・八ケ月分のほか、労働基準法施行に伴う政府職員の超過勤務手当、新制学校の建設費、農地改革費、船舶運営会補助費、復員費、法務廳等の機構改革経費、警察官増員の経費等のほか、官廳職員給與引上げを考慮するならば、その額は百億円を遥かに突破する見込であります。これに対し政府といたしましては嚴に健全財政の方針を堅持し、収支の均衡を保持する建前の下に目下鋭意これ……

第2回国会 予算委員会 第6号(1948/02/24、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。〇・八の支拂につきましては、政府は中勞委の裁定を尊重するということを決定したのでありまして、それについてはその支拂の豫算その他については、全責任を以てこれに當つておるような次第であります。たまたまこの補正豫算の十三號と特第七號につきまして、政府といたしましてはその外に支拂うべき豫算が相當澤山あるのでございます。その支出その他を一つに纏めまして、そうして提出いたす考えであつたのであります。裁定を尊重し、それを支拂うということを急ぎますと同時に、この財源の檢討がその筋との關係等でなかなか進まなかつたのであります。たまたまこの決定をいたしておりましたこの財……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 姫井さんのお尋ねにお答えいたします。實は安本長官でありまして、多少私の面から申した豫算の編成、その見通し等について申上げて見たいと思います。それでお許しを願いたいと思います。  實は今度の暫定豫算は、人件費は二千九百二十圓のべース、物件費は現在の物價を標準として一應見ておるわけであります。暫定の意義はそこにあるとも思うのであります。そこでこの二丁九百二十圓ベースがどう變るかという問題でありますが、これは將來の問題であり、この委員會その他でどういう程度にか決まるものと思うのであります。決まりましたらば、これは或いは追加豫算その他の面において修正をしなきやならん。不足分は……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 第一のお尋ねは官公吏諸君の給與の二千九百二十円の問題であると思うのであります。これは中労委の裁定の線に沿うて処置しようと思うのでありまして、そうして四月以降において物價の問題をどうするかということを先ずここで申上げて置きます。それは昨日でございましたか、一昨日でございましたか、そのときちよつと申上げたように、物價につきましては、この價格が甚だしく不当とか、当を得ないというようなものもあるようでございますから、今回補正をいたしたいと思つております。補正的の改訂をいたしたいと思つております。全面的に改訂をするということは必要もないものを又することになりまして、物價が釣り上……

第2回国会 予算委員会 第19号(1948/04/28、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今木村さんの御質問に關連し、總理の答辯にも關連しまして、ちよつと一言述べさして頂きたいと思うのであります。政府か片山内閣以來、引續きインフレ對策について、兩内閣が努力いたしまする點においては終始變らないものがあると思うのでありまして、當時前内閣では私は大藏大臣として皆様にも種々御意見を拝聽し、お答えもいたしました。今は安本長官として各省の政策の總合調整その他に當つておりまして、終始變らんところだと思うのであります。自主性がないというようなことに毛頭私は考えておらないわけであります。當時インフレ対策としましては、通貨面その他の措置をすることと、そうして生産を増強するこ……

第2回国会 予算委員会 第20号(1948/04/30、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今中西委員からのお尋ねは、或いはこの暫定予算が、若しくは本予算の編成その他に関連しての御質問と思うのでありますが、この暫定予算は、大藏大臣或いは総理大臣から屡々申しあげましたように、暫定的なものであり、本予算につきまして只今物價、賃金その他についての檢討を加え、編成その他についての基礎を今決めておる次第でございまして、それでどういうようにしており織込むかと言うようなような点については、いずれ本予算の場合に一つお尋ねを願いたいと思うのであります。ただ学問的、その他についての御意見を両者の相違についての意見を私に求められておるという意味ならば、又別の機会にでも申上げたいと……

第2回国会 予算委員会 第24号(1948/05/20、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今度の豫算、これに伴う物價の補正でありますが、これにつきましては先程來大藏大臣が申しましたように、閣議で大體のところを、殊に物價及び賃金のべースその他においては、大體のところを決めまして、司令部へ豫算と一緒に持つて行つてあるわけであります。併しまだ先方からもいろいろ先程來大藏大臣から申しましたように、首腦の人が留守であつたりしまして、本日も實は私が参つたのでありますが、もう少し待つようにというお話で、併しともかく政府の立場もよく分るが、近く何分の返事を、而も具體的にいろいろ指示も與えるからと、こう申しておるのでございます。そういうわけでございまして、まだベースが幾らと……

第2回国会 予算委員会 第27号(1948/06/10、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 本年度豫算編成の基本的構想についてその概要を御説明いたしたいと存じます。  終戰この方我が國の經濟を不安定ならしめた最も大きな原因の一つは、財政が健全でなかつたという點にあると思うのであります。もとより經濟安定のためには生産の復興が根本要件でありますが、現在のようなインフレの危機の下にありましては、生産の復興は當然通貨の安定なくしては望み得ないのでありまして、通貨を安定せしめる最大の要件は財政を健全化することに存するのであります。申上げるまでもなく財政の健全化とは、一般會計においてその收支をバランスさせるだけでなく、一般會計、特別會計はもとより、復興金融金庫の融資や、……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/19、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。今回の物價に織込む三千七百円の水準を決めますに当りましては、現に勤労者が得ておりますところの生活の水準というものを維持する、少くとも維持する、こういうことで算定したものでありまして、現在においては、これによつて少くとも今日まで得ておりました水準は維持し得ておると考えておるのであります。それから尚本会議でも申しましたが、千八百円水準の時に比べますならば、尚実質的な人員は二割方上つておるものと、こう考えておる次第でございます。
【次の発言】 國鉄、全逓のお話がありましたが、これはやはりここで私は直ちにお答えをいたし兼ねます。主幹大臣もおりますし、まだ十分……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/22、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 今の点を一つ十分御説明申上げて置かんといかんと思いますが。これは物價が二段に改訂されるということを避けると言う点が一つの眼点でございまして、それをこのままにして置きますというと、各種の生産が萎靡する。殊に赤字になるのでありまして、その赤字をこのままにして置きますと、赤字金融などということが到底できないおうな現状でありまして、拂えないというようなものもありますので、現行の運賃の下に價格を決めまして、この統制價格の甲として出したような次第でございます。併し乙ということはこれはここでお決めを願つた際に、それによつて乙というものが出るのであります。そこで乙というものは國会が御……


栗栖赳夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

栗栖赳夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算・司法連合委員会 第3号(1947/12/03、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この予算と行政機構の新設という関係でございますが、これは閣議でも、私は常に人員の増加とか費用の増加ということにならないように、能う限り圧縮するようにいつも発言いたしておるのでありまして、この最高法務廳の問題につきましても、只今その筋の財政の関係の方と連絡をとつて、今明日の中に金額も決まると思うのであります。最小限度の予算ということにおいていたし得るつもりであります。そうしてこれはできれば本議会に追加予算の形式でお願いいたしまして、そうして御協賛を得たいと思つておるものでございます。司法省の現在の経費というものが、一部要らなくなりますし、そうして新たな人員につきましても……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第2号(1947/10/22、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) この経済力集中排除法が金融機関に対してどういうふうに適用になるか、或いはどういう結果を齎すかということにつきまして御説明申上げたいと思います。これは実は金融機関の面における適用はどういう範囲になるか、或いはどういうように適用されるかというようなことは、企業全般に対するものよりも尚まだ判明しない点が多々あるのでございまして、只今関係筋ともいろいろ交渉をし、そうしてその適用の方向、形式、範囲その他についても打合せを続けておるような次第であります。それで、ここでいろいろ纏めてはつきりしたことを申上げるわけに参りませんし、今後分り次第成るべく早急に又重ねて御説明を申上げ、又お……

第1回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1947/11/18、1期、緑風会)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 新聞のそれは間違いだろうと思います。そういうような楽観の考えを持つておりましては、迚もこの難局は切り抜けられないのでありまして、昨日は一つは中労委の問題で、追加予算を出すつもりがあるかどうかということの御質問が一つあつたのであります。それに対しては尚昨日も中労委の方に來て貰つて檢討し、その財源等も十分考究したいと思つて質問もいたしました。併し十分の説明がないので、尚更に説明を求めて、十分極討して善処したいと思いますが、止むを得ず追加予算、止むを得ずということを言つておりますが、追加予算を組む必要がある場合においては、財源その他とも全体的に見合せて考えたいという趣意を言……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算・治安及び地方制度連合委員会 第2号(1948/06/01、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) 深川委員のお尋ねに対して順々にお答えいたします査察廳を設置する理由はいずれにあるかというのでございます。これは第一の点は経済問題であり、経済行爲その他の問題があるのでありまして、そういうものを警察官とか、或いは経済に比較的うとい……うといと言うと工合が悪いかも知れませんが、完熟しない警察官その他にいたしますというと、或いは行過ぎその他があると思われるのであります。それから又警察官あたりは、経済違反が起きた場合に、それを檢察するというような任務を持つておるわけであります。むしろそれよりも、経済現象、経済事象、経済行爲等に完熟しておる者を置いて、むしろ違反が起る前に勧告を……

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会打合会 第1号(1948/04/16、1期、民主党)【政府役職】

○國務大臣(栗栖赳夫君) ちよつと一番前にお斷わりして置きたいのは、總理も私も實は外國關係の人に面會を申込まれまして、總理が中座しましたが、總理の考えておりますことも私別にお答えしたいと思つております。第一は中小企業の振興でありますが、これは政府といたしましてはすでに片山内閣以來この經濟復興に關する長期計畫を立てておるのであります。これは大體幹事會で準備いたした者が、相當の準備が進みましたので實は先だつての閣議においてこれを大きな委員會に擴大いたしまして、そうした朝野の知識を集めて、長期計畫を立つておるのであります。これ大體幹事會で準備いたしましたものが、相當の準備が進みましたので實は先だつて……



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