姫井伊介 参議院議員
1期国会発言一覧

姫井伊介[参]在籍期 : | 1期|
姫井伊介[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは姫井伊介参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院1期)

姫井伊介[参]本会議発言(全期間)
| 1期|
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第30号(1947/09/15、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今日の課題は行政機構の改善策いかんでありますが、私は改革と考えます。行政改革の必要なることは申上ぐるまでもない。そこで先ず中央、地方における行政機構の改革につきまして抽象的、概論的に申しますと、この機構はどうあるべきか。申すまでもなく新日本を一日も早く建設するために先ず民主化されなければならない。能率化されなければならない。簡素化されなければならない。而して粛正化されなければならない。これらのことは機構そのものよりも人そのものに存在をする。機構は人が作り、機構は人がこれを運営する。そこで現在の行政官、公務員に対しましては、精神と事務的な教育というものが日常常に自然の中に行われて行……

第1回国会 参議院本会議 第51号(1947/11/13、1期、緑風会)

○姫井伊介君 道義の低下による社会の様相、道義低下の原因は明らかであります。道義高揚の必要は、道義のための道義高揚ではなくして、国民の誰しもが健康にして文化的な生活を永久平和のうちに営み得るためのものであると存じます。人はパンのみによつて生きることはできないと同時に、パンなしには生きられない。食うために働くこと、生きることが間違いだといたしましても、働くため生きるためには食わなければならない。そこで道義高揚はどういう方法手段によつて行うべきかということであります。誰にでも、いつどんな場合でも、どこでも、何をしていても、特別の施策や経費を用いないで、日常生活に即して、自然のうちに最も効果的に道義……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第8号(1948/01/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 片山総理大臣の施政方針演説に対しまして、労働問題、税制問題並びに予算に関しまして、緑風会の一員といたしまして質問をいたします。  第一は、労働問題と産業生産形態についてでありますが、我が國の労働者が長い間資本主義と軍國主義と封建的観念の重圧の下に苦しみ來つたことは申すまでもありません。終戰後民主主義の大鉈によつてこの重圧の重石は微塵に粉碎されました。労働者は驚いて起ち上りました。喜んで起ち上りました。併しそこには恐るべきインフレーシヨンの嵐が巻き起つておりました。これに伴う生活難の怒濤が押し寄せて参りました。人間として目醒めましたところの労働者は、生活権並びに労働権確保のために協……

第2回国会 参議院本会議 第34号(1948/04/28、1期、緑風会)

○姫井伊介君 只今議題になりました夏時刻法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について報告をいたします。  先ず本法案提出の理由について申上げますが、本法案は欧米各國におきまして古くより実施せられまして、非常に好成績を挙げておりますいわゆる夏時刻・サンマー・タイム又はデイライト・セイヴイング・タイムの制度を内容とするものでありまして、夏季の一定の時間を限りまして、中央表準時より一定の時間繰下げた時刻を常用するものでありますが、この制度は極めて合理的で有益なものでありますのに鑑みまして、更にこれを我が風土に適合するようにして、採用せんとするものであります。  その主要な利点といたし……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、緑風会)

○姫井伊介君 政府提出の予算案に賛成をいたします。(「御用演説」、「えらいえらい」「感謝々々」と呼ぶ者あり)併しながら(「もうよい」「それを言うなよ」と呼ぶ者あり)その予算がいろいろな角度から見られて、なすべきことがなされない、或いは幾多の欠陷があるということは、誰もが耳にするところであります。(拍手)(「うまいことを言うな」と呼ぶ者あり)併しながら若しもこの予算を返上したというような、その現実の立場に立つて考えますときに、我が國はどうなりますか。もう今の場合におきまして(「冗談言うなよ」と呼ぶ者あり)そういう余裕は持たないのであります。(「その通り」「修正をしろ」と呼ぶ者あり)無論我々は適正……


■ページ上部へ

第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第17号(1948/11/29、1期、緑風会)

○姫井伊介君 只今上程されました請願並びに陳情に関し、厚生委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  請願文書表第二百三十六号、國立出目療養所施設拡充に関する請願、本件は愛媛縣宇和島市長よりの請願で、同地の出目療養所の前身は結核予防会の模範指定所として、そのベッド数も、研究的立場から僅か三十床を設けたに過ぎないものでありますが、國立療養所の指定を受けた今日では、少くとも百五十の病床を備えて、その結核の早期発見と共に、その患者の療養のために遺憾のないよう拡充の措置を講ぜられたいというのが本請願の趣旨であります。これに対しまして政府当局の説明を聴取いたしましたところ、本療養所は、國立……


■ページ上部へ

第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 只今上程されました消費生活協同組合法の一部を改正する法律案の説明をさして頂きます。  各種の協同組合が國民協同生活の基本形態であることは御承知の通りであります。然るに生活協同組合法が施行されまして以來、この組合の発展過程は甚だ遅々としておるのでございます。それは主として金融面においての関係があることはひとしく誰もが認めるところで、又その点につきましては國民側から強き要望が常に起つておるのでございます。從いましてこの改正案の趣旨としまするところは、農業協同組合法の線に沿いまして、その線以上には出ない、この範囲におきまして改正を試みたのでございます。その内容を少しく申上げますると、私……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 社会党を代表いたしまして、只今の決議案に賛意を表するものでございます。  戰さに負けまして、私共国民は聖戰と宣伝されましたあの戰争が正しい聖なる戰争でなかつたということを知りました。戰争はもう絶対にしない、文化的な平和国家を建設するという信念と決意とは憲法によつて宣言し、天地に誓い、世界に声明をしたのでございます。敗戰後四ケ年、戰いによる苦しさとみじめさをしみじみと、深刻に我我国民は体験いたしました。まだ体験しつつあるのであります。その国民のうち、先程も御報告がありましたように、未だ帰つて来ない同胞の数が三十幾数万あると言われますが、その消息の大部分は杳として雲を掴むがごとき有様……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第13号(1950/01/28、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 総理、安本、大蔵、三大臣の演説に対しまして、国民生活と国家経済の安定に関する立場から質問をいたします。  政治の目標を通俗的に考えますると、国民の誰もが能力に応じて働き得るようにしなければならないこと、国民の誰もが健康で文化的な標準生活を営み得るようにしなければならないことだと思うのでございます。そこで質問の第一の内容は、完全生産と完全雇用を実現するための政策についてでありまして、質問要目は後で結論的に申上げます。  総理の施政方針演説におきまして、総理は、経済の安定は自然政情の安定を促がし、民主主義は国民の間に根柢を固め、健全な発達をしておると述べられております。安本長官は、我……

第7回国会 参議院本会議 第23号(1950/03/03、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 私はこの際、大蔵並びに通産大臣の中小企業に対する見解発表に関しまして緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 ボス的な事業経営者がありまして、自分の工場の維持、家族の生活のためには相当の努力をするのでありますが、それがために、そこに働いておる従業者の生活は深く顧みないで、ときには自分の事業の経営上給料の減額もする、支拂の遅欠もやる、お前達困つておるならば、家の道具も売つてしまえ、先行きの不安に対して何もじたばたしないでも、俺の経営方針に従つて行けば命つなぎができる、借金のできないのはお前の信用の不足のためじやないか、税金が納められないならば差押えも受けてみろ、この……

姫井伊介[参]本会議発言(全期間)
| 1期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院1期)

姫井伊介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/30、1期、緑風会)

○姫井伊介君 傳染病の発生状況を考えられまして、更の今の改正案による二分の一補助の増額となりますと、予算関係はあと追加予算として出されるのでありましようが、それはどのくらいの金額になるのでありますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 重ねてお伺いしますがその補助ですね、それは予算を持たれないで、決算補助によられますか。
【次の発言】 すると追加予算関係はないわけですね。
【次の発言】 今日は予算審査だけで質問だけですね。意見発表は後になりますか。

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第一條の「公衆衞生の向上及び増進」とありますが、この増進の意味がはつきり分からないのでありまして、これは國民健康を増進されるという意味か、公衆衞生を増進するという文字の上から考えますとなんだかぴんと來ないような感じがするのであります。英文に訳される場合はどうなりますか知りませんが寧ろ普及になるのですか、一方では向上をしてそれを更に普及せしめる意味にありますか或いは別の意味で健康を増進させるという意味か、その点を伺つて置きたいと考えます。第二条の第二号「人口動態統計に関する事項」、これはどんな種類で、どんな範囲までお取扱いになりますか、他の衞生統計との関係になにか無駄なが生じ重複を……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/08/07、1期、緑風会)

○姫井伊介君 先程政府からこの法案に対してお考えを述べられましたが、この立法的な処理として、二十歳以上二十五歳未満の者に対しては非常に困難な点があり、適正を欠くのじやないかということがありましたが、それをもう少し詳しくお話が願いたいと思います。どういう点において妥当でないか、どういう点が困難であるかという点につきまして詳細の御説明をお願いたします。
【次の発言】 若し御都合ならば次会でもよろしうございます。
【次の発言】 それではお願いいたします。
【次の発言】 そうしますと、法の運営上の問題の困難性であつて、さつき草葉さんが言われましたように、さつき公法人云々とありましたが、それは非常に軽い……

第1回国会 厚生委員会 第8号(1947/08/19、1期、緑風会)

○姫井伊介君 お尋ねするというよりも、むしろ希望でありますが、先の質疑の場合に、保健所法を改正する法律案で、第六條に関しまして、保健所の將來の民主的な運営を、委員会を設けて、完全を期して行くということがありまするし、又当局でもそうした考えを是認されて御返事があつたのでありますが、この六條の「保健所の設置及び運営に関して必要な事項を命ずることができる。」という問に、できるならば「委員会の設置その他必要な事項を」と入れたい程の要望を持つておるのでありますが、これは無修正で衆議院を通過いたしました関係もありまするし、たつてとは申上げませんが、是非この運営の完全を期するために、中央並びに地方におきまし……

第1回国会 厚生委員会 第9号(1947/08/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この法案に関係を持つことでありますが、やはりこの際私は厚生行政のことにつきまして、又厚生事業のことにつきまして、根本的な問題について、先に山下委員もお尋ねになりましたが、それを若干補足する意味におきましてお伺いいたしたいと思うのであります。申すまでもなく從來の社会事業、社会施設が、資本主義的な形態の下において行われて來た。從いまして皆思いつきでありまして、現在社会が要求しておる施設が適当な場所に適当な内容において建設されていない。ここにこの社会事業の本質を伸ばして行くところに非常に大きな惱みがあるのであります。新らしい内閣におきましては、この問題こそ他の商工業その他とは違いますの……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、緑風会)

○姫井伊介君 少し時間がかかるかも知れませんが、一問一答的に質問さして頂きたいと思います。最初は、この法律が施行されますと、少年教護法と兒童虐待防止法が廃止されることになるのでありますが、少年教護などにつきましては施設の規定の上で頗る簡單になつております。從來の廃止される法に盛られておりますいろいろな取扱その他の事項は四十七條で命令でこれを定めるとありまして、これは相当廣汎なものですが、それは手落なく完全にそういうふうな規定ができますか、その用意がありますかということを先ずお尋ねいたします。一つ一つについて御答弁願います。
【次の発言】 次は中央兒童福祉委員それから地方兒童福祉委員、第九條であ……

第1回国会 厚生委員会 第13号(1947/09/18、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今のことについてでありますが、若し視察派遣で行われるとしまするならば、でき得れば留守居の者でこの委員会は続行し得るようにお願いしたいということと、又出ました者が地方のお邪魔にならないように待遇はどうとか、自動車がどうとか、却つて行つたことが向うの御迷惑になつては相済まないのであります。その辺は何度でもこちらが駆け巡るといつたような態度をとられるように希望いたします。

第1回国会 厚生委員会 第14号(1947/09/18、1期、緑風会)

○姫井伊介君 國民保險組合制度の関係でお尋ねいたします。今お話になりました國民健康保險組合側からの未收入金が相当ある、その跡始末をこの医師会、歯科医師会が、解散後はどういうふうに処置されますかということと、それからいま一つは、從來の國民保險組合の診療費といいますか、藥價と申しますか、報酬と申しますか、そういうものかこの團体との協定になつたのでありますが、解散後任意的な組合となりました場合に、それらの協定はどういうふうに処理されますか、これをお尋ねします。

第1回国会 厚生委員会 第15号(1947/09/19、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今社会事業をお話になりましたその範囲は、いわゆる社会事業法に規定される範囲ですか、或いはもう少し廣い厚生事業、若しくは常任委員が持つている程度のことを意味されますか、そのことを聞きまして、それによりまして、委員の数において余程考慮しなければならないと思うのであります。御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 そうしますと、現在社会事業法にも時勢に應じまして相当改正をしなければならん点もありますが、その辺の立法操作にも調査に当ることなんですか、それをちよつと……。
【次の発言】 二十四條の二行目でありますが、「これを兒童相談所又はその職員に通告しなければならない。」とありますが、こ……

第1回国会 厚生委員会 第17号(1947/09/22、1期、緑風会)

○姫井伊介君 八條と十二條乃至十三條との関係でありますが、第八條には「関係各大臣その他関係各廳の官吏及び日本赤十字社社長」とあつてこれが計画を実施するために必要な措置をとる。第十二條、第十三條におきましては「関係各大臣及び関係各廳の長」とあります。赤十字社の社長というようなことは脱けておりますが、この実際の仕事をしまする場合の責任の所在はどこにあるかということを伺いたい。各大臣とか各廳の長とか申しますが、この災害救助に対しましての中心の所在地、統一されたるこの仕事の中心の所在はどこにあるのか、ただおのおのの者が勝手にやつて行くのか、この点をお伺いいたします。と同時に、第八條の但し書の「内閣法の……

第1回国会 厚生委員会 第19号(1947/09/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この救助に要するいろいろな物資でありますが、二十二條には、都道府縣知事は、物資及び資金の整備に努める、これは常に努めると書いてありますが、國といたしましてはさつきお話がありました十二條の関係のみでありまして、單に保管を命ずるといつたようなことですが、國自体としては平生から備蓄をされるお考えはありませんか。これは是非必要だと思うのでありますが、この点はどうなつておりますか。  次は赤十字社との関係でありますが、第十七條には、「委員は」とありまして、二行目に行きまして、「日本赤十字社支部の長並びに」とあるこの長でありますが、長は今日は組織が変りましたかも知れませんが、今までは大抵都道……

第1回国会 厚生委員会 第20号(1947/09/29、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第十二條、これは字句の問題でありますが、最後のところに「又は救助その他何々物資を収用することができる。」これはその前の「配給、保管若しくは輸送を業とする者に対して」、この字句を受けて來なければならない。そうなると、この者に対しては保管を命ずるとありますが、これは分る。今度は收用するという、対象がはつきりしない。言い換えますると、「販賣、配給、保管若しくは輸送を業とする者に対して」物資を收用することができるということは、文字の上から言つてどうか。私ははつきりさせるために、その他緊急措置に必要な物資をそれらの業者から收用する。こうしなければ文体上そこに欠陥があるのじやないかと、かよう……

第1回国会 厚生委員会 第22号(1947/10/10、1期、緑風会)

○姫井伊介君 議事進行についてちよつと申上げたいと思います。これにつきましては修正案もあるようでありますが、こういう修正事項などにつきまして、衆議院の方との何かお打合せがありましたかどうか。尚この法案につきましては、数回質疑應答が重ねられました。無論まだ御質疑もあるであろうとは思いますが、こういうふうに一方修正案が出ておりますし、又相当質疑も進んでおりますから、或いは意見、修正案等もあるであろうと思いますが、それをお纒めになるように議事のお進めが願いたいと思います。

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/11/08、1期、緑風会)

○姫井伊介君 子供の取扱いについて親心を持つて行き、その親心をよく滲み透らせるということも問題じやない、當然のことなんである。又取扱方法竝びに處遇の仕方をどうするか、どうすればいいかということを今日この場合で私は考えることではないと思うのでありまして、要はさつき山下委員の言われましたように、この取扱の機關というものをどうするか、精神竝びに方法じやない。そこでその點から考えますると、山下委員の御意見の蛇足を加えるに等しいのでありますが、この親の子供、世の中の子供、國の子供といたしまして、立派に育て、惡い方に向わせない、惡い者を良くして行こうというその一つの組織機構でありますが、それをなぜ強制的の……

第1回国会 厚生委員会 第24号(1947/11/11、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この八日でありましたか、この委員会の席上で司法大臣が出られました時に、かねて私共一同の希望の中心であるところの兒童院設置の問題について、各立場からいろいろのお尋ねをいたしたのであります。この兒童保護、兒童福祉等不良兒の処分等については、一元的に、綜合的にやつて行くように、時恰も司法省の改組もありまして、いろいろ述べたのでありますが、司法大臣は、皆さんもお聽きの通りに司法上の取扱いの観点からいたしまして、どうも我々の意見と一致されないような空氣もその答弁にあつたのであります。厚生省としてはこの問題につきまして、どういうふうにお考えになりますか、私共も或る点まではどうしてもこの問題は……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今の厚生大臣のお話に、ちよつとお尋ねしたいことがあります。業者の中に盲人があるのですが、盲人の人の再教育は、実際問題としては相当困難な点もあるかと思いますが、それでも一般の人同様に嚴密なる教育を受けなければ許されないのかどうか。多少のそこに手加減といいますか、そういうことが考えられないものかどうか、又よし再教育を受けるにいたしましても、特別の経費などが要るといたしまして、あの人たちにそれだけの負担を持たせることはどうであろうか、又一方盲人の人が、特に智能的に発達した人が求めまする自活の職業の中の、この業は最も主なるもの、又最も高いものと考えられておつて、必死となつてそれがために勵……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今の第三條の問題ですが、赤十字社の地方組織として市町村には分区といいますか、班とかいうものがございますね。その土地に起つた時には直ぐそれが発動して、事後処置をとれば宜いのじやないかと思います。その方によつて処理されれば別に問題はないのじやないかと思います。應急処置をとられてですね。当然責任を以てやつて、そうして赤十字の本社の方の事後承諾をとれば、全國的に大きな組織網を持つているのですから、直ぐそれを発動する。私はそういうふうに解釈します。
【次の発言】 言葉が分りませんでしたが、そういう場合に、地方にいる人と市町村にあります分区とが話合つて、直ぐ應急処置をとつて赤十字のマーくを出……

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私修正の意見がありますが、この取扱上の規格の制定も抽象的なものに過ぎないのではなかろうかと思いますし、又これらの取締におきましては非常に不徹底な向があると思うのであります。從いまして第九條に立ち入り檢査などという方法がありますが、使用者側から若し不良品があつた場合は申出させるという事項を入れられたならば、この取締が一層徹底するのじやないかと、かように思うのですが、そういう考えからいたしまして、私は九條の最後に一項を入れまして、医藥部外品又は化粧品の使用者で変質若しくは腐敗した市販品を発見し、又は市販品により衞生上危害を受けた者は、その現品を添うて届出をすることができる、何所という……

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第十九條第三項に、「職務上知り得た祕密」とありますが、この祕密というのは、例えばどういうものでありましようか。お尋ねいたします。
【次の発言】 第八條に「衞生上」とありますが、これは衣食住と違いまして療術ですから、私は健康上といつた方がこの性質にぴつたり來るのではないかと思います。この点を一つ。次には医師又は免許者の名によつて非免許者が代行する者が往々ありますが、これの取締りはどういうふうにされますか。尚この前の説明で淫祀邪教云々のことがありましたが、やはり加持祈祷、宗教的の一つの精神療法のみならず、お水を飲むとか、お札をいただくとか、或いはそれを煎じて飲むということがありますが……

第1回国会 予算委員会 第13号(1947/10/21、1期、緑風会)

○姫井伊介君 税制の改革につきましては別にお考えを願いたいと思いす。私は税務職員の方々の生活問題から考えまして、先程お話のようにやつていけない。役得でもしなければ喰つていけないという、この直面した深刻な問題について放つて置くわけにいかない。木村委員のお説のように小委員会を作られまして、至急にこの方法の打開を講ぜられんことを希望いたしまして、木村委員の御提案に対して賛成いたします。

第1回国会 予算委員会 第20号(1947/11/14、1期、緑風会)

○姫井伊介君 税務署の拡充の計画並びに現状、税務署職員の待遇改善のことでありますが、これは他の方よりすでに御質疑があり、御答弁があつたのならば、速記録によつて了承いたしますから略されて宜しゆうございますが、若しなかつたというふうに予算の中に織り込まれておりまするか。殊に税務署職員の待遇につきましたは、御承知の通りもう非常な大きな問題があるのでありますが、この辺の御説明お願いしたいと思います。  次は徴税の方法でありますが、これは素人考えであります。それは沢山な税務署職員を以ちまして、俗にいう風潰し式に徴税の徹底を図られまするということも一つの方法でありましよう。それは國民の心持にやはり一つの暗……

第1回国会 予算委員会 第26号(1947/11/28、1期、緑風会)

○姫井伊介君 提出されました予算案につきましては賛成いたしますが、この予算の運営並びに來るべき新年度の予算編成につきましての若干の意見を申述べて置きたいと存ずるのであります。この予算が窮迫せる今日の我が國情の下に辻褄を合わせる程度において編成された。その官僚的な技術に対しましては、別に申すことはございませんが、併しながら実質上からこれを考えて見まするならば、公聽会の意見もありましたように、健全予算なりとは断定せられないことは、皆さんも御同感であろうと存ずるのであります。併しながら健全予算を編成することのできない事情にあることを私は考えなければならない。併しそこには現内閣といたしましての一つの國……

第1回国会 予算委員会 第27号(1947/12/01、1期、緑風会)

○姫井伊介君 小額紙幣の回収に関聯いたしてであります。この問題ではありませんが、今日非常に紙の不足の時代に百円紙幣、これを印刷されます場合に、あの版を小さくして少くとも三分の一くらいの紙の節約ができると思いますが、その辺の御考慮はありませんか。  次は国民貯蓄運動、これは大藏省関係でございましようか。
【次の発言】 この運動の最も主なる効果的な方法はどういうことをお採りになりますか、お尋ねいたします。  次は農地開発営團の資産買収でありますが、これはあまり賣れ口のない物を國で買入れるということでありますが、凡そどんな種類の物であつて、その買入られました物の利用方法、どういう方面に御利用になりま……

第1回国会 予算委員会 第28号(1947/12/02、1期、緑風会)

○姫井伊介君 新日本國民運動推進助成についてでありますが、私はかねて片山首相も精神革命といい、精神運動といつておられましたが、それに関聯したのでございましようが、若しそうだとするならば、今までそういう運動にすでに着手されておりますかどうか。今から新しくそういうことにおかかりになりますかどうか。尚今河野さんもお話になりましたが、この運動の主体は誰がなり、目標は何処に置くか。その助長の方法はどうでありますか。以上お尋ねいたします。

第1回国会 予算委員会 第29号(1947/12/04、1期、緑風会)

○姫井伊介君 補正第九号歳出で、花柳病予防対策についてであります。この対策はどんな機関で、どんな仕組で徹底せしむるようになされるかということが一つと、更に花柳病と進駐軍との関係でありまして、この花柳病治療につきましては進駐軍の方でも相当協力されております。或いはこの傳染につきまして、何かの責任が負わされるようなことがありませんか、この関係をお尋ねいたします。  次は歳入でありまして、國立病院及び療養所の患者費のことであります。かねて問題になつております戰争犠牲による傷病者の患者費が國民感情から申しますると相当減免さるべきものだという声がある。併しこれは一般待遇にしなければならんということもよく……

第1回国会 予算委員会 第31号(1947/12/07、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この豫算補正には賛成いたします。併し政府が探りました賃金と物價の政策に對しまして、私はそれは正しいと思うのであります。若しこの踏切りをつけなければ、まだどれほどインフレの悪影響が高まつて來たが、測り知れないものがある。もしもこの基準、水準を徒らに高めますならば、更にそれが物價に及ぼし、更にそれが歳入において悩みを生じ、相變らず現在の恐るべきインフレの波を煽るに過ぎないということは、誰しも御承知の通りなんであります。で、私は現實の經濟情勢に應じまして、どうしてもこの水準は保てないとするならば、この裏付けといたしまして、是非經済の再建と生産の増強が裏付けられなければならない、その準備……

第1回国会 労働委員会 第1号(1947/07/04、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長代理(姫井伊介君) 只今から労働委員会の互選会を開会いたします。互選に先立ちまして一應皆樣に御了散を得たいことがございます。それは本日は委員長が欠席いたされましたが、私が年長者でありますから、互選会の終るまで委員長代理として管理をすることについて御了解を願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして、只今から理事の互選をいたします。
【次の発言】 天田委員の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よつて堀末治君、小川久義君、栗山良夫君を理事に指名いたします。本日はこれにて散会いたします。    午後二時二十二分散会  出席者……

第1回国会 労働委員会 第3号(1947/08/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 會期の都合はどうなりましようね。
【次の発言】 本月中には衆議院は本會議に廻りますか。
【次の発言】 今一時、會は休もうか延期しようかというお話がありますが、衆議院の決定を持つてやるとすれば、今少し勉強しておいたらどうでありますか。

第1回国会 労働委員会 第4号(1947/09/17、1期、緑風会)

○姫井伊介君 章を逐つておやりになれば、第一章で總則があれば從つて總括的な質問も出ましようし、章を逐つてお進め願いたいと思います。
【次の発言】 第三條の「信條」とありますのは、これは思想上若しくは宗教上のあれは信念とか信仰とかいうことの意味なんでございましようか、この「信條」の意義をお尋ねいたします。  その次に第三條の三行目でありますが、この「雇用主」という文字の使い方でありますが、勞働基準法には使用者とあつたと思います。雇用主ということを私は使用者もいけないが、むしろ雇用者といつた方が非常に穏やかな感じがするのではないか。主ということ、これに對應いたしますことは被用者ということになつてお……

第1回国会 労働委員会 第5号(1947/09/18、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第六條に關係してでありますが、この勞働需給は單に求人求職に俟たないで、現在の我が國の經濟情勢に應じまして、政府の持つておる産業政策に先ずこれをいたしまして、必要なる産業に對して必要なる勞働力、これの基本計畫を先ず立てられまして、それに即應するような一つの誘導、指導といつたようなものが背後に大きな力をなさなければならないのじやないか。この邊に對しまして政府といたしましては、どういう御方針を持つておられますか、お尋ねいたします。  第二は十條でありまして、連絡委員でありますが、これはどの程度にまでお作りになりますか存じませんが、御承知の通りに厚生省關係におきまする民生委員が全國十幾萬……

第1回国会 労働委員会 第6号(1947/09/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 三十五條と三十六條でありますが、通勤のできる地域云々とありますが、これは交通事情によつて非常に違つて、徒歩でしなければならんところもあるし、又電車の便のあるところもありますし、非常に操作が厄介じやないかと思うのであります。むしろこういう場合にはこの挾い範圍の中における勞働者募集につきましては、やはり募集者より職業安定所に對して通報するという制度をお取りになつてはどうであるかということが第一であります。それは勞働力の需給調査の上から、或いは統計の上乃至はその安定所と附近の事業場との連絡、この前も申しましたように勝手に縁故採用をやつて安定所には知らさないといつたようなことがあるのであ……

第1回国会 労働委員会 第11号(1947/10/10、1期、緑風会)

○姫井伊介君 逐條ですね。もうすでに質問があつたかも存じませんが、第四條の「給料及びこれらに準ずるもの」というのにはいろいろの手当は含むのでありますかどうか。それから第七條の第二行目の「恩給、退隱料その他これらに準ずる」とありますが、恩給はよいとして、退隱料などは、一時的の支給のものではないか。そういう場合には、この被保險関係がどういうふうになりますか、お尋ねいたします。以上です。

第1回国会 労働委員会 第13号(1947/10/15、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この三章ですが、二十一條の第一号でこれは外にもそういう意見が実は多いのでありますが「受給資格者の能力からみて不適当」ということですね。これはこの前どなたか御質疑になつたのではないかと思いますが、「堪えられないと認めるとき」という方の希望があるわけなんですが、これはどうせ修正の所でそういうお話が出ましようが、一遍当局の御意向を聽いて頂きたいという話がありましたので、ちよつとそれをお伺いいたします。
【次の発言】 保險料の負担関係でありますが、國民が三分の一を負担して、後は事業主と被保險者とで半額当を負担して行くという、この根本問題に触れるわけでありますが、業者並に被保險者が負担額が……

第1回国会 労働委員会 第14号(1947/10/16、1期、緑風会)

○姫井伊介君 ちよつと速記を止めて頂きたいと思います。

第1回国会 労働委員会 第16号(1947/11/04、1期、緑風会)

○姫井伊介君 三十五、三十六條で、これは予備審査のときにお伺いしたのですが、地方の実地視察に参つて見ますと、やはり通勤地域内のものでも安定所に募集の要網を通報して貰いたい。でないと本当の労働力需給情勢がはつきりしないので、面倒でもあろうが、そういうことにして貰つたら誠に仕合せだということでありますが、考慮する余地がありますかどうか。このまま通しますか。そういう意見を採用しますか、どうか。
【次の発言】 「職員」という所ですがこれは國家公務員法が出ました、それに即應して公務員とする必要はないでしようかということと、二行目の「精神を十分に正解せしめると共に、これに十分なる予算」ということで、「これ……

第1回国会 労働委員会 第21号(1947/11/18、1期、緑風会)

○姫井伊介君 失業保險法案に関連いたしまして、今日大きな問題となつております社会保障のことでありますが將來はこうした保險制度並びに保護或いは医療等まで、廣い範囲に亘りまして、社会保障制度というものが、大きな構想の下に組み立てられなければならないのではないか。又すでにそういうことが考慮されて、当局においても研究されつつあり、又アメリカの方からも指導の手を延ばされておると聞き及ぶのでありますが、そういたしまするならば、そうした計画並びに実施につきましては、追加予算においては、そういうことはできないといたしましても、來年度の予算からでも、そういうことが計画的に実施されるように、年次を逐うてそういうよ……

第1回国会 労働委員会 第23号(1947/11/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私は後から參りましたからよく分りませんが、栗山小委員長の御意見は如何ですか。
【次の発言】 この労働委員会の採るべき方針を中正にといつたようなお話がありましたが、併し中正にも、現代の経済情勢、社会情勢に應じまして、おのずから向うべき目標、原則といつたものが生れて來なければならないと思いますが、そういうふうなことについての全國的の連絡と申しますか、指導と申しますか、そういうものが中労委と地労委との間において行れておるかどうか、或いはブロツク会議というものがあるかも知れませんが、或いは中央におきまして、それも地方の代表的なものでなくして、委員全体の一つの会合を以て、そうして最も適正な……

第1回国会 労働委員会 第24号(1947/11/28、1期、緑風会)

○姫井伊介君 職階制による給與の実施は何時頃から行われますか。
【次の発言】 一億の應急措置は職階制が実施されるまで継続的に行うのですか。


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生委員会 第1号(1948/01/30、1期、緑風会)

○姫井伊介君 小委員につきましては、大体第一回國会のときにおける委員は、希望によつてなつたのですから、成るたけそれは存続させられたいと思いますが、尚無論本人の希望を主として指名されんことを希望いたします。

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/02/24、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この參考資料の最後の經費のところですが、一番お終いには宇品檢疫所となつておりますが、これは佐世保の間違いじやないですか。
【次の発言】 そうしますと、參考資料に宇品檢疫所に要する經費がありますのは、これは何のためですか。
【次の発言】 この提案は清水、佐世保、三池、鹿兒島、博多、これに對して呉が入りますというのはどういうわけですか。

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、緑風会)

○姫井伊介君 院議に基きまして中部地方厚生状況視察班は草葉、千田、小杉、井上及び姫井の五人の委員でありまして、それに本院の木村專門調査員及び岡主事と一緒に去る三月十三日から三重縣、愛知縣、静岡縣の各地方を視察し私共同十九日帰院いたしました。その視察に計画いたしたその個所に懇談会等二十七に亘つての事柄は別紙に讓りまして省略いたします。この視察に際しましては予ねて計画の調査要目によりましたが、尚できるだけ廣く民間の実情並びに要望を知るため各地における座談会、懇談会に出席いたしまして短時日ではありましたが、各種の問題についての官民のそれぞれの意見要望を聞き、事件によりましてはできるだけ現場において即……

第2回国会 厚生委員会 第5号(1948/05/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 ちよつと關連してお尋ねすることがありますが、それは中央兒童福祉委員會のことですが、すでに運營されておるが、國會議員から選出される委員はまだ決まつていない。それは國會議員からの委員は受入れらるべきものが、或いは何かの都合でそれを受入れられないものか、若し受入れられる豫定のものとすればこれが促進されなければならん。一方ではこういうふうに最低基準などどんどんやられて、實行に當りました國會の方に對しては餘り深い連絡交渉がないということはどうかということなんです。それが一つ。これは少し脱線いたしますが、かねて要望しております兒童福祉施設に對する豫算の増額といいますか、その經過はその後どうな……

第2回国会 厚生委員会 第6号(1948/05/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 埋葬、埋藏等に関してでありますが、世の中にはいろいろ面白い人があつて、骨を粉にしていわゆる風葬を行う、空からばら撒いてしまう、或いはインドのガンジーみたいに遣骨をガンジス河へ流してしまうと、こういつたようなものもないではないのであります。こういうつものはこの法律適用外になるのでありましようか。それを先ず一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 次はこの経営者の問題ですが、「経営しようとする者は、」とありますから、極端に考えるならば、さつき草葉委員の言われましたように、或る料金を以て或る程度営利的の目的を以て経営することが不可能でもないと思われるのでありますが、そういうこともやはり予……

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今の問題にちよつと蛇足を加えさせて頂きます。この少年法は恐らく司法委員會にかけられると思います。或いは連合委員會も行われるでしようが、今草葉委員が言われましたよあに、誠に重大な關係を持つておりますので、深く研究考慮して兩省間の連絡をお願いしたいのであります。今案を成らんとしておりますものを考えますと、先程草葉委がも申されましたように、少年保護の事項並びに保護處分の方法共に非常に大きな部分が兒童福祉法の處理と重複しておりますることは、明らかなのであります。又感化、矯正、教育等にいたしましても、これは無論厚生行政を主としなければならない。その一例といたしましても、最近の警視廳の統計を……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/12、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この法案は豫防法とありますが、内容を檢討して見ますと治療の部分が相當あつて、又それが非常に重要な地位を占めるべきものでありまして、第一條にしろ或いはその他の條項を見ても悉く治療があり、又第四章には治療という一章さえも設けてある。それならば豫防と治療とを完全に果そうという目的を持つておる法案とするならば、やはり法案の名稱にもそれを入れて置くことが名實を伴わすものではないか。ただ豫防法ということよりも豫防及び治療法といつたように、この性病の取扱についての目的を十分その方面において完全させることが適當ではないか、それをお尋ねいたします。  それから次は屆出がありますが、治療によりまして……

第2回国会 厚生委員会 第12号(1948/06/16、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第六條の法文の書き方ですが、「医師が」とある。この「が」が非常におかしいと思います。これで行きますと、医師が何々を都道府縣知事に届け出なければならないという意味が、若し正しく書くならば、医師が診断にかかつているときには、「その医師は」と入れるべきだが、若しそれを簡約になるときは、「医師は」としなければならんと思います。法文の文体上、法文の構成上おかしい。
【次の発言】 このときはいいが、診断したときは、「医師が」であればいいが、それから先は、医師は方法を指示し、事項を質問し、届け出ると、こうならなければ、外の文体は皆そうです、「医師は」「都道府縣知事に」と、皆あとは「都道府縣知事……

第2回国会 厚生委員会 第14号(1948/06/22、1期、緑風会)

○姫井伊介君 質問が重複いたしましたらば御答弁は要しません。第十二條に「社團法人たる医師会の指定する医師」とありますが、この社團法人の医師会が各都道府縣に画一的に組織されて運営の適正が期せられるかどうか。從いましてこの指定はむしろ都道府縣の優生保護委員会の指定というふうにした方がいいのじやないかと思われますが、この点につきましての発議者の御意見を伺います。
【次の発言】 社團法人の医師会の中には、公的医療機關に從事しておる医者の人が入るかどうか。若しそれが入らないとすると、指定について若干の偏頗が起りはしないかと思いますが、この点はどういうものでしようか。

第2回国会 厚生委員会 第17号(1948/06/26、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この改正は非常に大きな改正で、條章の上に相当複雑化して來た点があるわけでございます。これは將來書き方も、いわゆる口語体にし、條章も整理して書き替えられる御意思があるかどうか。このままで放つて置くということは、非常に國民から見て見にくい法律になると思うのであります。その点をお伺いいたします。  それから外の法律で規定してあることと思いますが、この國民健康保險の治療に要する医藥並びにその用具、これは何かこの法律の中に規定されれば、この保險制度の万全を期することの上において非常に便宜だと思います。こういうことに対しては、医藥は特にこういうことにする、例えばその実績によつて医藥を與える、……

第2回国会 厚生委員会 第18号(1948/06/28、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私は原案に賛成いたしますが、委員制度の將來の行き方、運営についてよろしく願いたい。名譽職の点でありますが、これは性格を誤まり易い点でありますから、通牒その他によりまして、誤まりなきように願いたいのであります。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、緑風会)

○姫井伊介君 二十三條の但書でありまするが、これは今回の災害事、そういうときなども当然予想されておることと思いますが、それは省令にそういうことをお入れになりますか。
【次の発言】 第三十六條の二項の、二行目に「藥劑師を使用する者でなければ」とありますが、使用という意味がはつきりいたしません。多くは名義だけ藥劑師を雇つておるということにして置いて、事実はそうでない者に、扱わせることがあるわけであります。毒藥、劇藥の場合は、ただ藥劑師を使用する者のみということで、扱いは誰がされてもよいか、ということについて伺いたい。
【次の発言】 第三十七條の、これらの文書に品名、数量などを入れなければなりません……

第2回国会 厚生委員会 第21号(1948/07/01、1期、緑風会)

○姫井伊介君 現下の國情に照し、社会事業の振興を図ることは、國民福祉増進のため絶対不可決の要件であるので、本委員会においては第一回國会以來の懸案に基いて、二月三日議長の承認を得てこれが調査を行うこととなつたのであります。  委員会は二月十四日、九名の小委員を選定し、爾來数回に互る愼重な調査を続行したのでありますが、ここにその概要を報告いたします。  本委員会は先ず政府当局の施策の檢討をなし、各種資料を蒐集整理して、これを漸次調査対象の全局に及ぼすことを企画し、本会期中においては、特に左の諸事項の調査審議に重点を注ぎ、それぞれ問題の解決並びに処理に努めたのであります。  一、社会事業中特に当面の……

第2回国会 厚生委員会 第22号(1948/07/02、1期、緑風会)

○姫井伊介君 本委員会に三回に亘つて付託になりました請願及び陳情の中、審議の決定を見ました請願四件陳情三件についての審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  請願文書表第六百六十四号傷い者保護に関する請願、  右の請願は今日官吏の手当は増額されたが、それに較べて、國家の犠牲者は極めて冷遇された取扱いを受けているので、傷い者を政府において保護せられ、傷い者に対し、世人の愛敬と同情を以て接するよう世論を善導せられ、又傷い者が國立病院にて受診する際は國家の犠牲者なるにより全免せられたいというのが趣旨であります。  これに対しまして政府に傷い者の対策を質したところ、戰爭犠牲者に対しては政府も十二分援……

第2回国会 厚生委員会 第23号(1948/07/03、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私は本案に賛成いたします。但し將來この制度が社会保障制度にまで進んで行くことを希望して止みません。

第2回国会 予算委員会 第1号(1947/12/11、1期、緑風会)

○姫井伊介君 飽くまでも政府としては、健全財政政策を堅持されるものと確信いたしますか、この歳入関係を見ますると、その健全財政の実質実体の上に、ともすれば浮き足関係におられることが心配されるのであります。この点から考えまして、眞に健全財政を堅持されるとしまするならば、この予算の一時的な急場凌ぎのかくのごとき歳入操作であります外に、適当な財源を早急に求めることができなかつたかなと私は考えますが、それならば、來る新年度の予算におきましては適当な方策を立て、國民の負担の均衡を図つて、かくのごとき煙草の値上げとかいうようなことはむしろ反対……そんな際には値下げでもして國民に明るい氣持を持たせるといつたよ……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、1期、緑風会)

○姫井伊介君 安本長官にお尋ねいたします。物價と給與關係でありますが、この豫算では、給與は二千九百二十圓によつて計上したと言われております。然るに四月以降の給與は、更に臨時給與委員會などで改訂されると承わつております。又それに伴いまして、物價の改訂も行われる筈でありますが、その場合におけるこの暫定豫算との處理關係はどうなりますか。更に本豫算が出ますまでには若干の期間があるわけでありますが、若し本豫算を六月頃でなければ出せないとするならば、更に五月竝びに六月の暫定豫算の必要があると思うのであります。これは大藏大臣の關係でありましようが、今日出ておられませんから、序ながらお伺いいたすのでありますが……

第2回国会 予算委員会 第13号(1948/03/31、1期、緑風会)

○姫井伊介君 國民健康保險關係の經費六千餘萬圓が計上されております。二十二年度における國民健康保險組合に對する補助は三億八千萬圓ぐらいであつたと思うのでありますが、當時の一松厚生大臣は二十二年度において全額五億圓に達するぐらい補助をするつもりであると言明されておりましたが、從つて地方におきましてはそれを非常に頼みといたしまして、いろいろの施設もやつておつたのでありますが、今豫算におきましては六千餘萬圓となつております。僅かの金額なのでありますが、現在の國民保險組合の經營状態から考えまして、その僅かということが非常に大きな響きを持つのであります。これが何故もう少し豫ねて約束されておりました額にま……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、1期、緑風会)

○姫井伊介君 國民健康保險組合法の改正案は、いつ頃お出しになりますか。それをお伺いいたします。  次は、大藏当局に伺つたのでありますが、分與税関分與金と、生活保護費の交付金関係でありますが、御承知の通りに市町村におきまする生活保護費の負担の関係から、ともすれば保護の適用が壓縮されておる。從いまして分與金の内訳に交付額が明示されるならば市町村も非常に安心してこの仕事が推進されるわけなのであります。大藏当局の御答弁では内訳を明示することは困難だということであります。他のものを一々明示することは困難でありましようが、これは國民の最低生活保障の上におきまして非常に重大な関係を持つのでありますから、若し……

第2回国会 予算委員会 第15号(1948/04/02、1期、緑風会)

○姫井伊介君 國立病院の收入についてでありますが、御承知の通りに戰爭犠牲者の、殊に結核患者などの入院者の費用につきましては、たとえそれが負担し得る事情における者でも、長期治療を要しまする関係上、到底その費用の支弁に堪えないということは、かねてからの声でありまして、殊に生活保護法によつて療養を受けております者達は、一ケ月に少くとも千円乃至二千円の自腹を切らなければ、その栄養、並びに治療が保つて行かれないという状態にあります。そういう点からいたしまして、この追加收入につきましてはその辺のことも十分に考慮されまして、無理のない程度にお見込みになつておりますかどうかということをお伺いいたします。  次……

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/22、1期、緑風会)

○姫井伊介君 國民の主食の配給が量においても、配給の方法におきましても、円滑を欠いておる点のあることは申すまでもありません、この制度を一歩進めて米専賣制を採用される御意志はありませんか。現在の食糧管理会計が二千七百二十一億という厖大なる会計の下に行われております。かくのごとき資金と現在の集荷配給の組織並びにその施設におきまして、米専賣制を布くことは必ずしも困難ではないと考えるのであります。ここまで徹底せしめるならば、一方は或る程度までは現在よりもより良き状態に置かれて、闇賣買というものを相当阻止されるであろうと思う。又國際関係におきましても、そこまで國家がやれば一層信用と同情とを持ち得まして、……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/23、1期、緑風会)

○姫井伊介君 賃金なり物價を適当に処理されることは当然でしようが、それのみによつて今日最も基本的に重要である生産の増強ができるとは考えられないのであります。然るにこの生産増強に対する施策というものが足りないのじやないか。その生産増強は申すまでもなく経営者なり労働者、技術者が一体となつて働かなければならない。然るに現在の状況を見ますると、とかく対立的な摩擦が続けられている。この点に対してどうしても少し適当な施策が講ぜられないものか。紛争処理機関なぞの或いは平和協約といつたようなことも考えられておりますが、それにすらまだ反対の意見もあるのであります。私は先つき首相が言われましたように、今月資本家と……

第2回国会 労働委員会 第2号(1948/03/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 議論をするわけでございませんが、ちよつと法務長官から御意見を承わりたいと思います。先程使用者側が團體交渉に應せずして姿を隱した場合に、生産管理が違法と思わないかという御意見がございましたが、その際にそれが緊急事態的なものであるからということをいわれたのでありますが、私は何も緊急事態に持つて行かなくても、勞働組合法のいわゆる正當な行爲であると見て差支えないものであると存じます。要するに一般的に生産管理というものが違法であるかどうかということを定めるのは、これは無理なのであります。いろいろな形態の生産管理があるので、個々の生産管理を見て勞働組合法上正當な行爲であるかどうかということを……

第2回国会 労働委員会 第3号(1948/04/27、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長代理(姫井伊介君) 只今から勞働委員會を開會いたします。實は御承知の通りに委員長の原さんもお差支がありますし、理事の三名の方もおのおの都合があつてお差支がありますので、堀理事から昨日年長の故を以て特別代理をせよということでありましたので、今日委員長代理をさして頂きます。さよう御了承をお願いいたします。夏時刻法案につきまして政府委員から説明を求めます。
【次の発言】 今日は豫備審査でありますが、皆様の質疑がありますればこの際お願いいたしたいと思います。
【次の発言】 他に御質疑ございませんか。
【次の発言】 政治とか、經濟とかいつた重要な歴史的な記録、又は犯罪の時間ですね、それから出生死……

第2回国会 労働委員会 第4号(1948/04/28、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長代理(姫井伊介君) 只今より本委員會を開會いたします。前以て御了解を得たいことは、今日も亦委員長竝びに理事の方のお見えがありませんので、昨日と同樣、年長の故をもちまして私委員長代理となることをお認めを願いたいと思います。
【次の発言】 この夏時刻法案は、衆議院において修正されたものが、こちらに送付されて參りました。これにつきまして政府委員の説明を求めます。
【次の発言】 御質疑の方は……。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 速記を止めて。
【次の発言】 それでは速記を始めて下さい。

第2回国会 労働委員会 第5号(1948/05/04、1期、緑風会)

○姫井伊介君 淺岡さんにお尋ねいたします。この問題につきましては、請願のみならず、むしろ一歩進んで、つまりあなた自身として改正案を発議せられる御意思がありますかどうか。それが最も効果的じやないかと思いますが、どうですか。

第2回国会 労働委員会 第6号(1948/05/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 提案理由説明の際勞働省旅費増額割合表でありますが、この十割、八割以下二割まで、一段階について二割ずつの等差が付いておりますが、これはどういうところからこういうような基準が出たのですか、これは政令によるものですか、或いは命令によるものですか。又この差額が今日の國民生活の實態からいたしまして、餘りに階級的に幅が大き過ぎるのじやないか。私はむしろこれを縮めて、一割差ぐらいにしたものが適當ではないか。これが基準となりまして、ここに新たに職業安定委員會の委員の旅費額が出て参りまするが、その基準によりますると、甲地方、乙地方との差が又非常に幅が大きいのであります。現在の状況で私はむしろこの差……

第2回国会 労働委員会 第8号(1948/06/14、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今お諮りになりました選出すべき二十名は委員長の指名にしたいと思います。

第2回国会 労働委員会 第11号(1948/06/21、1期、緑風会)

○姫井伊介君 第四十四條につきまして、この前もちよつとお尋ねいたしましたが、これを罰則の適用上二段に分けて、労働者を使用した者に対する罰則科罰を幾らか軽くするということは適当ではないかと思いますが、これに対する御意見を先ず承ります。
【次の発言】 次に第四十九号についてでありますが、これもこの前ちよつと触れましたことでありますが、第四十九條は許可を受けて職業紹介事業その他供給事業を行うのでありますから、事業又は業務に関する報告をさせる、更にその事業場又は事務所に臨檢して、帳簿、書類その他の物件を檢査させるということができ得るのでありますが、悪質の労働供給ボスにおきましては、そういうふうな事業場……

第2回国会 労働委員会 第13号(1948/06/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 討論を省略して、直ちに採決されることの動議を提出いたします。

第2回国会 労働委員会 第15号(1948/06/29、1期、緑風会)

○姫井伊介君 討論を省略して直ちに採決に入ることの動議を提出いたします。


■ページ上部へ

第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/11、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この社会保障制度につきましての定義とでも申しますか、それは今の場合はお互いの概念だけに止めて置くということではつきりさせられないのか、或いはこれこれのものは社会制度のうちに当然取込むべきものだという一つの理想的な考えがあるのでございますね、そうするならばここに社会保障制度についての定義というものが載せられなきやならんのじやないか、それが載せられなかつた理由がどうかということと、それから第二條の社会保險ということが中心になつておるようでありますが、社会保險だけで社会保障制度の全部が盡されるか、これもその解釈の範囲にもよりますけれども、我々常識的な考えから言いますならば、社会保險にプ……

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/12、1期、緑風会)

○姫井伊介君 昨日この第二條の二行目の「立法及び運営の大綱につき、研究し、その結果を、國会に提出するように、」ということについて質問いたしましたとき、宮崎政府委員からの答弁を、速記録によつて見ますと、「それから第二條の立法ということでございますが、これは國会に提出するに至りますまでの法律案を審議する、或いは國会が御提出になるように、審議会で案を作つて國会の方へ勧告をする。こういう意味の立法という文字であると思うのであります。」ということでありました。そういたしますと、法律案をはつきりと作り上げるまで、審議会が仕事をするというふうに受取れるので、從いまして第二條の「立法及び運営の大綱につき」とい……

第4回国会 厚生委員会 第3号(1948/12/18、1期、緑風会)

○姫井伊介君 職員に欠員があることは事実でありましようが、その補充につきまして、先程の政府のお話によりますと、官制定員による予算が取れない、実務人員によつて予算が計上されておる。そういうことになりますといつまで経つても補充のときがなくなつて來る。官制定員というのには相当の余裕は見て置くのか。それとも実際必要な人員だけが官制定員となつておるのか。若しそうだとするならばそれに対するだけの予算を取つて、それに対するだけの補充を積極的にやつて行かなければならない。來年度の予算も迫つておるのでありますが、その辺に対して政府ではどういう方針をお採りになるのか、承わりたいと思います。

第4回国会 厚生委員会 第4号(1948/12/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 法律上のことからでなしに、國民感情の点からお尋ねいたしたいと思いますが、それは谷口委員の御質明に対して関連し、それを補足する意味でありますが、殊にその中で弔慰金の問題におきまして、ただ予算関係に縛られて思うように行かない。特例を設くるにしても十分でない。併しこれは國民の立場から考えますと、百万円やるから命を出せと言つても出せるものじやない、誠に悲痛な問題であります。そこで、そういう点から離れて眞に政府を通じ、又は國民の同情心というものがそれに加わつて、現状の國家財政の上からすれば、どうもこれより何ともできません、その誠意の限りを盡くしてこれで一つお許しが願いたいという、その身にと……


■ページ上部へ

第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第1号(1949/03/30、1期、緑風会)

○姫井伊介君 資金の貸借対照表の内容を簡單に御説明願いたいと思います。その次にあります明細表と突き合せましてこの借方の預金部預金等に入つているのはほぼ分りますけれども、外の費目の内容が分りませんからどういうものを以て構成されておるか、概要でよろしゆうございますけれども御説明願います。
【次の発言】 数字的に詳しいことはいらない。例えば保管金は借方における預金部預金に括孤して保管金とありますね。これをプラスしたものなのですか。それとは違いますか。それを見合せたものとは違うのですか。定期と普通とありますね。
【次の発言】 それをプラスしたものが……

第5回国会 決算委員会 第2号(1949/04/15、1期、緑風会)

○姫井伊介君 遅れて來ましたから、重複したことがあれば御注意を願います。会計檢査院の説明書の中の第四貢であります。予算繰越の手続きでありますが、この予算繰越の手続きは何によつて規定されてあるか、法律ですか、或いは政令ですか、若し政令などで扱われておるとするならば、直ちにそれを直されればよいのですが、直されるような用意がありますかどうかということ、どういうふうにすればこの予算繰越の手続きが簡素に且つ正確に行われるかという、これを一つお尋ねいたします。次は、特殊物件につきまして、第六頁でありますが、昭和二十一年に一括して賣渡した。その代金が二十二年度には僅かしか入つていない。二十三年度になつてこの……

第5回国会 厚生委員会 第1号(1949/03/23、1期、緑風会)

○姫井伊介君 調査班は京都府におけるものと同一であります。  二月二十八日の午後奈良に着きまして、直ちに縣廳で政情聽取を行いました。三月一日奈良保健所、それに併設してある中央兒童相談所、松籟莊國立療養所、縣立医科大学附属病院を見まして、社会事業関係者の座談会を開きまして、三月二日天理養徳院を見まして、午前十一時奈良駅を発して和歌山に向いました。縣の政情一般は印刷物に讓りまして、内容の詳しいことは略さして頂きます。各施設につきまして、社会事業の関係者の座談会における要望事項などを加えまして御報告をいたします。  結核予防施策では、病床が二百九十で、一月末の入院患者は百八十七名、二十二年度の死亡数……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1949/06/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私はこの委員会に対しまして希望といつたようなものをちよつと申さして貰いたいと思います。  一つは今お話のありましたように、この委員会としての独自の調査でありますが、もう一つの問題は、内閣における社会保障制度の審議会との関連の問題なんであります。申すまでもなくかねて皆さんの御意見の通りに、この委員会は仮に簡單に内閣審議会と申しましようか、それに対する後手を打つのじやなくして、とにかく先手を打つて行かなければならないのである。相即應することよりも、我々の方が先行し、先導するといつた積極さを持たなければならない。でなからねば、折角作つた價値がない。そこで先程内閣の審議会における小委員会……

第5回国会 厚生委員会 第2号(1949/03/24、1期、緑風会)

○姫井伊介君 これは有毒なる藥品があることがありますし、染料などが非常に多く混入しておる、そういうものを取締られたいということだと思います。
【次の発言】 そんなものじやございません。おもちや用に使つておるもの。
【次の発言】 國立病院の生活保護法による患者に対しては加配米があり、その他の者にはない。これを他の者も同樣にして欲しいという要望がありますが、その事実と、それれからこれに対するお考えはどうですか。いま一つは、精神病院の代用ということがありますが、これもお聞きの通りで、代用というのは嫌だ。或いは指定とか。或いは委託というようなものにして欲しいということと、その病院に対する交付金を生活保……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後2号(1949/07/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 労働省関係でお話のありました、失業者の処理につきまして、私は配置問題について伺いたいと思うのでありますが、いろいろな対策が講じられると言いましても、その失業者自身の地方的の関係並びに職能的の関係が非常に大きいものだと思うのでありまして、それが果して適材適所へと配置がうまくできるか、どうか、実はでかさなければならないが、それに対してはどういう考慮が拂われておるか、それを先ず第一にお伺いいたします。
【次の発言】 職業補導並びに共同作業場の問題につきましては、幾多の改善すべき点があると思いますが、これはこの際略しまして、次には今年の十一月から実施されます先程お話の日傭労働者に対する失……

第5回国会 厚生委員会 第3号(1949/03/25、1期、緑風会)

○姫井伊介君 その前にちよつと蛇足を附加えさせて貰いたいと思います。兒童福祉年題の重要性はもう述べ盡されておるのでありますが、この局の存廃問題につきまして、仕事の分量がとやかくと言つたことは、これは大いに考慮しなければならないと思う。さつきお話のありましたように最近出発した機関であり、而も一方では予算というものが非常に圧縮されておる。熱烈な増額の要望があるに拘わらず、それが圧縮されておる。逆にいえばこの問題の発展性というものはもうないということになる。而も子供には母親の問題があり、更に家庭、社会と拡大して行きますると、社会保障制度の確立されんとする現在におきましても、この問題は非常に重要性を持……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1949/07/26、1期、緑風会)

○姫井伊介君 只今委員長のお話になりました九州地方の水害地視察につきまして、御報告申上げます。委員長の要求によりまして、参議院から宮崎縣、鹿兒島縣、二縣下の風水害の視察並びにお見舞に参つたのであります。視察の日時は、七月六日から十二日まで七日間で、往復旅行日数を除きまして、実際に視察いたしました日にちは八日、九日、十日の三日間でありまして、而も三日間とも殆んど毎日雨天でありまして、視察に出ましたのは、私と委員部の上田主事と二人でありました。先ず宮崎縣の概況を申上げます。宮崎縣は七月の八日と九日の午前十時まで視察をいたしました。で縣廳で大体の被害状況を聽取いたしましたが、当日までまだ十分なる調査……

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/06、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今のお話のように、労働省の婦人少年局でただ調査といつたようなことならば話になりませんが、この遺族若しくは未亡人に対して、厚生関係では授産事業をやつておることと、授産をいたしましたものが今度は社会的に働く場合には、どうしても労働省の職業関係と結び付かなければなりませんが、そのときにこれは職業安定局ではないのでありますが、未亡人、婦人に関する問題ですから婦人少年局の方に伺うのですが、ただそういう場合には、一般的の勤労者としてそれを扱うのみですか、若しくは現実に困つておる遺族若しくは未亡人に対して、折角厚生方面で授産事業に努力して相当の結果を得たとするならば、それを受入れるために特にこ……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後4号(1949/08/20、1期、緑風会)

○姫井伊介君 労働者の給與ベースの問題ですが、最近聞くところによると人事院の提案で若干増額されるのじやないかという話があり、尚一方鉄道運賃、貨物運賃が増額される。尚米の値段が高められる、これは必至の状況なんです。そういうふうな関係におきまして給與ベースが引上げられることにつきましての労働大臣のお考え、一方経済九原則の関係などがありますが、この枠の中においての賃金ベースの引上げ、並びに物價と賃金との悪循環に関する関係などについてのお考えを第一点としてお伺いいたします。  次は関係各省と労働省間における関係事項でありますが、失業対策に関しまして先程もちよつとお話がありましたが、企業家がやはり相当に……

第5回国会 厚生委員会 第5号(1949/04/09、1期、緑風会)

○姫井伊介君 続けられますか。
【次の発言】 労働省関係でありますが、この問題につきまして、職業補導機関における母親の子供の扶養につきましては、何か特別の考慮が拂われておるか。言い換えますと、手当などでも少し割増しにやつておられますか。ただ本人だけの補導手当というだけでは、やはりこの問題につきましても、未亡人問題の上におきまして、その解決の曙光が見えないわけであると思いますが、それから商工省関係もあるのでありますが、大体今日の私企業が、ただ昔のように営利一本では無論いけないということは分つております。從いまして、子供を持ち、両親を持ちしておる寡婦の人が工場に働きます場合に、少くとも子供が將來立……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後5号(1949/09/16、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私共の公的扶助小委員会から出ました勧告案につきましては、先程大要を中山委員からお述べになりましたが若干附加させて頂きたいと思います。  最初の案は最低生活保障制度確立に関する勧告とあつたのであります。これが相当大きな問題となつたのでありまして、余りに飛躍的に進み過ぎる嫌いはないかといつたような考え方が底を流れているものと思うのであります。私共といたしましては成るべく急速に社会保障制度の確立への軌道に乘せて行きたい、尚実際の生活保護の実情にも即應して改善すべきものは逸早く改善しなければならないという考えであつたのでありますが、いろいろの議論の末、結局その勧告案の題目が先程申されまし……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/12、1期、緑風会)

○姫井伊介君 避妊藥並びに器具の販賣についてお話がありましたが、これは一般の市販取扱にいたしますと、廣告の面もさつきお話がありましたが、成るべく多く利益を得たいといつた点からいたしまして、相当弊害を伴つて來るのではないか、取締りにおきましても、なかなか完全を期し得られないのではないか、そこで單に病氣のために、その病氣を直すための藥を求めるというのとは性質が違うのでありますから、これらの器具並びに藥品は販賣扱いとせず、むしろ頒布扱いとする。從いまして取扱います場所を保健所並びにそれの支所、又さつきお話にありました優生結婚相談所と、そういつた所で取扱わして行くといたしましたならば、指導と同時に更に……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後7号(1949/10/24、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 今の問題に関連してでありますが、受益団体が配分された金を如何に使うか、これはその団体の自由でありますが、この金の性質から考えまして、受益団体の本部自体かどういうふうな事業を、どういうふうに行うという点で経費を使つて行く。その一部を更に全国的に地方における支部などを通じてその方にも流してやるということになれば、大体全国的にもこの恩惠が均霑せしめられるということも言い得るのであります。今一つは、受益団体が自発的に配分を受けた金の一部分、これを共同募金に入れるとするならば、今申しましたように、それは各団体が話合つて自発的にそれをやつて行くということの方が妥当ではないか。單に共同募金の一……

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私のお尋ねいたしますことは、皆さん個人的のことでなくて、皆さんが未亡人の代表となつたという氣持でお答えを願います。尚事柄についてお尋ねいたしますから一人一人お立ちにならないで、私のお尋ねに対しまして簡單に順次にお答えを願います。ない方は直ぐ次の方にやつて頂きます。  先ず生活保護費の問題でありますが、今までお受になりましたような体驗などからいたしまして、外に未亡人の生活保護費が大体あれでいいとお思いになりますかどうですか。順次にどうぞ……、少いなら少いということをおつしやつて頂きたい。
【次の発言】 というのは少いという……。

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/18、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 松島さんにお尋ねいたしますが、これは磯村さんとの御意見とも関連いたすんですが、社会の変遷若しくはこの歴史的原因によつて起るものと、それから恒常的のもの、それから更に將來の國民生活、殊に國際的に繁つて行く我々の文化生活の上から考えて、思想方面、殊に経済上におけるその考え方、並びに社会哲学の上から考えまして、將來はかくあるべし、かくなけらねばならんという日本の立場から全体的に眺めて、一つの企画性を持つた、從つて施設の全國的分布といつたものも考えて行く必要はないかということなんであります。この点について……。
【次の発言】 一つ一つ先にあなたの方からお問いになつて、あとから……、先に証……

第5回国会 厚生委員会 第11号(1949/04/19、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 議事進行について……証人の方はそれぞれお仕事の分野も異りましようし、特徴も異つておりますから、それに應じまして、委員長から重要な二、三の点を御質問下さつて、そうして短時間に時間を節約してお話を願つて、一通り証人の方のそうしたお話が済みました後で、各個で又お尋ねを申上げる、そういうふうにお取計いを願いたいと思います。
【次の発言】 徳永さんにお尋ねいたしますが、この母子寮の中で大家族主義に生活樣式をやつているのは誠に結構だと思いますが、一方又考えますと、牧野さんのお話もありましたが、永久に母子寮に住んで行くわけじやないので、やはりその人達は子供でも大きくなつたりしますれば、社会生活……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/22、1期、緑風会)

○姫井伊介君 皆さんのお尋ねがありましたことに少し附け加えさして頂きたいと思いますが、生活保護費の基準を決定するということは、申すまでもなく誠に重大な問題でありまして、さつき山下委員も言われましたように、健康で文化的な最低生活という、人間生活に要する費用という点から考えますと、現在の費用が單に動物的の存在、動物的の生存費に過ぎないというふうに考えられるのであります。若し從來の生活保護費額のみを以て生活をして行けと言えば、それは栄養失調になつて死んで行くばかりだと思うのであります。何らかのそこに補いがあつて、漸く生きる繋ぎをしておるという哀れな状態にあることは御承知の通りだと思います。この要保護……

第5回国会 厚生委員会 第14号(1949/04/23、1期、緑風会)

○姫井伊介君 今の御説明の中に、「他の法令の規定の施行を円滑にする等のために、」云々とありますが、この内容がどういう意味かはつきりいたしませんから、補足して御説明願いたいと思います。
【次の発言】 例えば、医師で特別のいい薬を作る、その特効薬を創製した、或いはこの間お話になりました妊娠調節等に対して、荻野法という特別の研究をして、それが流行だというような場合には、これは他の法律関係ではありませんが、そういうものの廣告ということは、特定の人が特定の仕事をした場合に、発表廣告ということは如何ですか。
【次の発言】 社会保險診療報酬支拂基金法の一部を改正する法律案、これを見ますと附則に「五月一日から……

第5回国会 厚生委員会 第15号(1949/04/25、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(姫井伊介君) 開会いたします。健康保險法の一部を改正する法律案と厚生年金法の一部を改正する法律案が、先議として付託されました。これは両方とも緊密なる関係を持つておりますので、一括して議題に上せてよろしうございましようか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。提案理由の説明につきましては、大臣並びに次官が止むを得ざる事情があつて御出席困難のようであります。從つて各関係局長から御説明願つてよろしうございましようか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは健康保險法の一部を改正する法律案につきましての説明を願います。
【次の発言】 続いて厚生年金法の一部を改正する法律案について。

第5回国会 厚生委員会 第16号(1949/04/26、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(姫井伊介君) それでは開会いたします。本日は健康保險法の一部を改正する法律案と厚生年金保險法等の一部を改正する法律案につきまして質疑をいたします。質疑のある方は……
【次の発言】 それでは進行上、健康保險法の一部を改正する法律案を先にいたすことに御異議ございませんか。
【次の発言】 ではそういうふうにいたします。
【次の発言】 外に何か重要な点でお尋ねになることはありませんか。
【次の発言】 一時休憩いたします。    午前十一時五十九分休憩
【次の発言】 それではこれより休憩前に引続き開会いたします。速記中止。    午後二時六分速記中止

第5回国会 厚生委員会 第18号(1949/05/06、1期、緑風会)

○姫井伊介君 短時間にちよつとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この改正法律案の実施に伴いまして、その運用上政府当局として何かお考えになつておることがありますか。一應それを伺いたいと思います。
【次の発言】 時間を取つて済みませんが、序でにその点を聞かせて頂きたいと思います。政府とこの立法者の間におきましての……
【次の発言】 さつき山下委員が指摘されました十三條の第三号は誠に重大なものだと思うのでありまして、生活事情が悪くてそして優生学的見地から素質が悪ければ、これは当然問題はありませんが、貧乏であつても素質のいい者と、一方生活に余裕がある者でも素質が悪くて低能者でも生み出す、そこの矛……

第5回国会 厚生委員会 第21号(1949/05/10、1期、緑風会)

○姫井伊介君 身体障害者の更生指導で最も大切なことは、病院から職場への中間補導施設だと思うのであります。即ち病院や療養所等において治寮を終了した者は社会に出てすぐ生活活動はできないので、更に医師の注意指導の下に極く軽い起居歩行動作から作業訓練、進んで職業補導に至るまで、同じ施設で一貫して組織立つた総合的な更生指導を受けることが必要だと思われるのであります。今回提出されましたこの法案におきましては、職業補導のことについては何ら触れられていないのであります。これは第二條第一項第二号にある必要な指導及び訓練の中に当然包まれておるのか、或いは又職業補導は全部労働省所管としてこの施設においては触れないで……

第5回国会 厚生委員会 第22号(1949/05/12、1期、緑風会)

○姫井伊介君 委員ちよつと……
【次の発言】 優生保護法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成をいたしますが、この際質疑中にもありました点につきまして、強く当局に要望いたして賛成の意を表したいと思います。  その一つは第十三條第一項第三号でありまして、「妊娠の継続又は分娩によつて生活が著しく窮迫するもの」これに対して手術が行われます場合には、貧困者と認められるものに対しましてこはれに要する藥品、手術手当料といつたようなものを公の負担にして頂きたい。それは生活保護法によつて保護せられていないものでも、その必要であると認められるものにつきましては医療扶助の方法によつてその運営を図つて頂きたいと……

第5回国会 厚生委員会 第24号(1949/05/17、1期、緑風会)

○姫井伊介君 続けて四、五項目について御質問いたします。たびたび発言を求めませんから、そのまま続けさせて下さい。  いつかお尋ねしたことでありますが、民生委員と兒童委員の関係で、兒童委員の立場からいいますと、民生委員は厚生大臣の辞令を貰つてはつきりしておる、ただ兒童委員は民生委員を以て当てるということで、何だかもの足りないという点で、これは法文の上に明記することはできないといたしましても、政令などの取扱で、やはり兒童委員としても厚生大臣の辞令書を交付する措置ができますかどうか、それせ先ず伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 それは地方にはつきり指示はされないのですか。地方で勝手にさしておら……

第5回国会 厚生委員会 第25号(1949/05/19、1期、緑風会)

○姫井伊介君 遅く参りましたので、或いは他の方からお尋ねがあつたかと思いますが、重複するところはお略し下さつて結構でございます。私のお伺いしたいと思いますことは、厚生事業、社会福祉に関する予算関係と並びに経済、産業方面に関する予算関係でありますが、申すまでもなく厚生事業は、從來は揺籃から墓場までと言われておりましたが、今日はもうすでに受胎から墓場までを一貫したる人間を育てて、殊に生活その他において苦しんでおる不遇な人を立派な國民として育て上げようと、そこでそれらの人が一人でも自立し、働き得るようになりますれば、その方面の経費が節約されるわけで、産業、経済方面におきましても、これは目に見えるもの……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/05/23、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私も兒童福祉法、それに対する衆議院の修正、併せて賛成をいたしますが、今山下、中平両委員のお話しに少し加えさして頂きたいと思います。それはやはり兒童福祉の目的を全うせしめるがための念願に外ならないのでありますが、先ず兒童福祉審議会であります。これは市町村は置くことができるとありますが、先程の山下委員の言われたように、これは將來必ず置くことにしなければならない、又兒童相談所につきましても、市には必ず置かなければならない。殊に市には兒童福祉司が置かれるのであります。その他兒童相談所は必要があるならば、町村にまでも普及せしめるようにしなければならないことは、これは当然兒童福祉の行くべき途……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 厚生委員会 第1号(1949/10/26、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 それから民生委員の二千人の費用はどうですか。
【次の発言】 問題は別でありますが、本国会に提出を予想されておる法案はどんなものがございましようか。
【次の発言】 社会保障審議会から第二の勧告として出しました生活保護法の改正に関わる問題は、あの線に副うての生活保護法の改正案は用意されておりませんか、どうですか。

第6回国会 厚生委員会 第3号(1949/10/29、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 この前の委員会でもちよつとお話ししたのですが、今日正式に社会事業団体及び施設の振興に関する調査承認要求の動議を提出いたします。これの目的などはもうすでに皆さん御承知の通りでありまして、当然これは進めなければならん重大な問題と思います故に、ここに今申しました、調査承認要求の動議を提出いたします。   (「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 今の動議に関する小委員は、その数並びに人選につきましては、委員長に一任の動議を提出いたします。

第6回国会 厚生委員会 第5号(1949/11/24、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 只今上程されました、青少年飲酒取締法案の提出理由を申述べます前に、一言申上げたいことがあります。御承知の通り、小杉委員は、第一回国会に青少年禁酒法案を発議し、以後引続き、その法案成立のためには、一方ならぬ熱意を以て努力いたされました。それについては深く敬意を表するものであります。ところが、この法案は、その狙いには大差ありませんが、いろいろな事情からいたしまして、名前を新たにし、着物を着換えて、ここに同僚十一名の共同発議によつて、提案することになつたものであります。その点御了解を願いたいと存じます。  さて、この法案は、心と身体の発育完成期であり、修学期であり、修業期であり、結婚期……

第6回国会 厚生委員会 第7号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 一、授産事業に関しましては、先に報告書を作成の上調査の中間報告をいたしましたが、尚その概要を政府に交付いたしまして、折柄厚生省の招集した都道府県厚生課長会議の席上、配付の取計らいをいたし本委員会の意を有するところを参照せしめました。又別途英訳いたしまして関係方面にも送付いたし福祉行政指示に当つては、願くば本委員会の意見を参考とせられたいと希望しました。  二、中央社会事業団体の整理統合については小委員会の報告書は概要なので内容項目については尚若干の手入が必要であります。これは委員長に一任いたしたいと思います。そして次期国会で更に調査を続行して、これを決定して適切な御取計らいを願い……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/25、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 これは僕はちよつと意見がありますが、これも申入れないで衆議院通りでよい、枚数には別に関係ありませんが、経費の点なんでございまするが、これは国費負担になりますか、そうじやないでしよう。
【次の発言】 それならよろしうございます。
【次の発言】 さつきポスターについて公営という話がありましたが、私の意味は少しこれと違うのでありまして、公営の強化と選挙費用の節約の点から言いまして、この制限されたポスターは、当然国で適当に印刷して、そうして適当にそれを掲出する費用を一切負担する。その理由は、泡沫工場が出まして紙などの横流しをしたり、いろいろなことがあることは御承知の通りで、そういうことも……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 厚生委員会 第1号(1949/12/15、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 伺いますが、三地方におきます調査団は、一ケ班にされますか或いは地方別にでも三ケ班といつたように班別を設けらんますか、それをちよつと……。

第7回国会 厚生委員会 第2号(1949/12/19、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 法務府その他聞係当局の方でお分りになつておる方からお答えを願いたいと思いますが、三つあります。その一つは先程お話のありました二ケ年に亘り約百万円の横領とおつしやつたのでありますが、その金の使い途が凡そ分つておりますかどうかということ。それから次は赤十字社の募金と共同して行われたのでありますが、その関係はどういうふうになつておりますか。第三点は広島県の外、他府県にも多少まだこういうふうな不正か。その点もお伺いします。
【次の発言】 今事務局長のお話になりました兵庫県、山口県の問題ですが、それはその費消しました金の立て戻しはどうなつたかということをお伺いいたしたい。  今一つは法務府……

第7回国会 厚生委員会 第3号(1950/01/26、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 部局の説明はプリントを頂いてからにして、今日はあと三十分ばかり今の説明について心付きの点で二三点拾つて質問したい点がありますから、そういうことを質問するという程度で如何でしようか。
【次の発言】 小さいところで、局部的に一つお尋ねしたいと思いますが、さつき御説明の厚生保険で、年金勘定のことがありましたが、現在年金積立が幾らあつて、そのうち預金部資金に幾ら廻つておるかということを一つお伺いいたします。次は身体障害者の福祉施設ですが、さつきの御説明だというと、外のものを加えて一千二百万円だということでありましたが、身体障害者に対する幅融施設の純金額が幾らで、それはどういうことをおやり……

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 今のことに関連して、少額收入を僅か平均三百円程度の控除のものにするということは、先程皆さんのおつしやる通りに、現下の生産意欲の減退といつたようなマイナスの面が出て来る。そこで私はこういうこともちよつと考えて見るのでありますが、貧しい暮しの中の子供の教育なんですが、これを少しでも高めたいと非常に努力しておる家庭が多い。そこで生活扶助額の、これは程度でありますが、大体私は三分の一程度の、六千円ならば二千円くらいまでの收入があるのは差引かないで、その二千円の中の或いは半分なら半分といつたようなものが或いは教育貯金といつたようなものに、これは十分監督いたしてこれを積立てる。将来の子供の教……

第7回国会 厚生委員会 第11号(1950/02/10、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 一月二十八日の本会議で首相、安本、大蔵の各大臣に質問いたしました答弁に、私の問わんとするところと食違つた答弁があり、尚不徹底の点もありますので、若干重なる点がありますが、総合的な質問の形において各般の問題につきましてお尋ねしたいと思います。  今日は主として政府の施策が民自党の今年一月中旬行なわれました党大会におきまする綱領、乃至は基本政策と緊密な関係がありますので、民自党の綱領並びに政策の立場から伺つて置きたいと思うのであります。併しなるべく質問の範団を小範囲に限定いたしたいと思います。質問の立場といたしましては民生安定を主としたことになるのであります。民自党の綱領の第四には、……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/02/14、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 今の保險税の問題ですが、こういうことは考えられないでしようか。保險料はやはり極く低額なものにして、組合員は均等にするということですね。一人当り幾らといつたように非常に低い均等の保險料にして、そうしてその外のものを各担税能力に応じまして別に保險税というものを徴收して、それで運営に当てるということ、その点はどうですか。それでもまだ関係方面ではいけないと言われるか。いま一つは社会保障税が徴收される場合にはその保險税との関連はどうか、両建で行くのか、片方に吸收するのか。

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/01、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 いや、制度を除く……

第7回国会 厚生委員会 第17号(1950/03/08、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 積立金並びに退職手当金、この支拂につきまして最近中小企業に属する工場等にいろいろ異動がありまして、支拂うべき責任を持つておる企業体が、支拂うべき能力を持たない、或いはもうその存在がなくなつたといつたようなものはないでしようかどうかということを、先ずお伺いいたします。
【次の発言】 さつきお尋ねいたしましたが、支拂能力のなくなつた、或いは支拂らおうにもその工場自身の存在がなくなつたというようなことが多少あるかどうか、若しあるとすればそれをどういうふうに処置するか……。
【次の発言】 保險料の收入状況を見ますと收納未済額が相当あると思います。これはどういうふうに処理されますが。

第7回国会 厚生委員会 第18号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 この法案の発議者は二十二名でありますが、発議者のお許しを得まして提出の理由を申述べたいと存じます。  御承知の通りこの法案は第一回国会におきまして青少年禁酒法として小杉イ子委員から提案されたものでありましたが、その後いろいろの経過からいたしまして、名称なども途中青少年飲祈取締法としたことがありますが、今回は更にそれを青少年飲酒防止法といたしまして提案することになつたのであります。この提出の理由は、この法案の第一條に書いてありまする目的を達成するためでありまして、即ち「青少年の自覚と克己並びに国民の理解と親切により、青少年が飲酒になじまないようにすることによつて、その天分の素質を養……

第7回国会 厚生委員会 第22号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 清水さんにちよつとお尋ねしますが、二十歳になれば選挙権が與えられる。これは申すまでもなく政治上の理由でありまして、今ここで申しますところの社会悪に対する一つの防止法ということがこの法案の狙いであるわけなんで、その点から申しますと、例えば犯罪者などから考えましても、二十歳、二十四・五歳までの人のいわゆる不良化の傾向が多いのです。その不良化の傾向には直接間接に酒が中に流れ込んでおるという実情があるわけなんで、そういう点から言いますと、ただ政治上の事由があるから、外の社会上の事由は認められないということは、どうかと思いますが、その点どうですか。

第7回国会 厚生委員会 第24号(1950/04/04、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 医療法人が設立される場合におきまして、現在の個人開業医の人々が若干の施設をもつてそれを集めて一つの法人を作る。従つてその施設が分散している、あすこに一ケ所ここに一ケ所、つりまり分散している施設は当然認められるということと、尚従つて病床があすこには五つある。こつちには十というふうに転々としておりますが、それを加えたもの二十床以上あれば病院と見做されるかということを第一に……
【次の発言】 そうしますとよほどこの設立が制限されるわけで、だから従来の診療所を拡充して病院にしようといつた場合には、やはりそれを中心としてそこに合同施設を置かなければならない、拡充施設を置かなければならない、……

第7回国会 厚生委員会 第25号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 第一條で「精神障害者の医療及び保護」とありますが、医療と保護だけでこと足りるか、いわゆる精神障害者でありますから、精神的の療養方面のことが何とか考慮されていなければならない。そういうことはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 例えば音楽とか、或いは自然の風物に接するいろんなそういうふうな施設などの必要がある、そういうことなんですね。そういうことは十分考慮されておりますか。
【次の発言】 第二條に国及び地方の公共団体の責任が書いてありますが、これの教育施設とか、福祉施設とか、これを充実しなければならない。今度はそれとの連絡方法というものはどうか。これじやぽんと切れてしまつ……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1950/02/14、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 今の問題に関連して私はこういうことは考えられないかと思う。それは有権者名簿を作りますときを基準として、その都道府県の総有権者の十分の一以上の市ということになれば大体標準がつくと思います。そうすれば比例がつきますから、百万の市は例えば十万人に見るとか、百五十万のところは十五万人に見られるというように……
【次の発言】 例えば知事の立候補の場合ですが、補欠選挙などいろいろの関係によりまして、知事がその都道府県の知事になつてからの選挙までの期間が非常に短い、或いは三日であるかも知れないし或いは一月二月であるかる知れないし、そういうことは顧慮しないでもいい、一月でも新らしく赴任したのはも……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1950/03/15、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 参議院は「二人以上」というのは、二人まではいいんですか。
【次の発言】 候補者と推薦した人があるとすれば、推薦者は書けないというわけですか。
【次の発言】 これはやはりこまい考え方ですが、区域が違う。従つてそれは有権者数が違うということと、衆議院の場合は小さくて候補者が多いわけですね。従つてこれはどうも立候補者が、一方から言うと質が惡いのでありますが、随分泡沫候補が出て来る。三万枚貰えるのだというので、立候補しやしないかということがあるのですがね。
【次の発言】 百四十三條のポスター、例えばちようちん、看板の類は、これは数の制限はないのでありますね。

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1950/03/17、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 外の点で伺いたいのですが、地方選出の参議院議員がその選挙区である都道府県のうちの今のパスを貰う。ところが交通の順序で他の府県を経なければうまく廻れない。現に今山口県なんかそうです。山口線から更に山陰線に行こうとすればどうしても島根県の益田まで行かなければならない、そういう場合にはどうなるか、他府県を経由する場合にはどうするか。別に拂うということも面倒なんです。

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1950/04/01、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 只今の羽仁さんの御意見には全面的に賛成をいたします。更に若干の蛇足を付け加えさして貰いますと、二百六十三条は一つの予防的措置でありまして、僅かの経費を投ずることによつて弊害が除去せられ、その弊害と犯罪によつて起るために要する多くの費用を節約することができるわけであります。その点これは決して多くの経費を無駄に使うわけではないのであります。返るところが非常に大きいのでありますから、そういう意味におきましても私は特にこの費用を計上されることを希望いたします。  次は二百七十条でありますが、これは不在投票ができるから支障なしとの意見もありますが、併しいま一つ自由な選挙権行使を阻害する理由……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1950/04/06、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 社会党といたしましては先刻羽仁委員の述べられました事項のうち、特に百三十七條、並びに百四十六條、二百七十條といつたような事項につきまして反対の意思を表明いたします。

第7回国会 農林委員会 第3号(1950/02/09、1期、日本社会党)

○委員外議員(姫井伊介君) 農業協同組合が、農業経営、農民生活の中心とならなければならないということは、当然なことですが、併しそうさせるためには、現在の主食の集荷、配給或いは精白といつたようなことも、もう断然農業協同組合にやらせるというところまで進んで行かなければならんのじやないか。従つて今日でも殆んど実質的には米の專売制のような形がとられておりますが、これをやはり主食は專売制をとつて行く、そうして一方、今言いましたように、農業協同組合に代行させると同時に、一方では又農民自身の自分の生活擁護向上のために農業協同組合を発展させる、そうなりますならば、さつきお話しになりましたプライス・サポートとい……


姫井伊介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院1期)

姫井伊介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算・労働連合委員会 第2号(1947/08/13、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この法案に即し若干お尋ねをいたします。  一つは勞働行政の根本方針とでも申しますか、現に唱えられております考え方では、或いは資本主義とか、或いは修正資本主義とか、或いは社會主義とか、いろいろなことが考えられるのでありますが、勞働省という特別な性格の上からいたしまして、又今日の内閣首班が社會黨であるという點からいたしまして、これらの方針を、例えば社會主義に最も強く持つて行くという計畫がありますかどうか。  次は勞政局についてでありますが、今の考え方を延長いたしまして、このと二のことでありますが、即ち勞働組合の事項と勞働關係調整法の事項に關しましては、勞働委員というものの職務に属せし……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第4号(1947/09/26、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この職員の採用は競争試験によるといったような原則的なものから考えまして、第三十七條の直近下級の等級、それから試験によって昇任するという事項でありますが、これは有能な優秀な者を抜擢するという点から申しますと直近下級といったように限定しないでもいいじゃないか。試験を受けて十分な資格を持っておる者ならば、その途を開いて行くのが原則に叶うのじゃないかと、かように考えます。その辺の御見解を……。次は四十六條でありますが、受験の資格を人事院の規則は定めるということであります。受験の資格を複雑に考えれば限りがないので、或いは法の上に規定することの繁雑があるかとも存じますが、二十七條の規定の如く……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第2号(1947/09/27、1期、緑風会)

○姫井伊介君 服部さんにお願いしたいと思うのですが……。
【次の発言】 この社会事業全般に対する資料を頂きたいと思いますが、私特に希望いたしますのは、これは今の状態で果してできるかどうかと思いまするが、できればお願いしたいことは、全國の略図ですね、略図の上に公の施設、私の施設、それから種類別といつたようなものを符号によつて書き表した一般状況の分布状態ですね。  よく昔は拵えたものなんです。それに添えるのに、その又收容人員だとか、或いは從業者の数だとか、又そこの資産状況とか、主な点と、そこの人口比率、それには無論民生委員なども入つて來るわけですが、全般に亙りました施設を図の上に数字と共に表して貰……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第3号(1947/10/09、1期、緑風会)

○姫井伊介君 無論この請願は採擇すべきものですが、ここは小委員會ですから、一應正式に常任委員會に廻して、その上で適當な處置を採つて頂きたいと思います。

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第4号(1947/10/21、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この問題につきましては、戰爭犠牲者團体というのがさつき塚本委員もお尋ねになりましたが、はつきりいたしておりません。從つて團体を以て仕事をする場合には、どういうものを團体として認めて行くか、ということも考えて見なければならないのじやないかと思います。殊に又名称の中に戰爭犠牲というようなことを用いることも、これは如何かと思います。要するに今草案委員から申されましたように、できる程度におきましてはこの請願者の氣持を汲み、相当の扶助方法を講じて行かなければならんことは無論であります。從いましてこの請願の取扱いにつきましては、その個個のものに当つてできる範囲において適当な処理をするという只……


■ページ上部へ

第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生・労働・商業連合委員会 第1号(1948/07/05、1期、緑風会)

○姫井伊介君 将來の國民生活の基本態形は、自主的協同組織体であるべきことが新らしき社会の必然的要請であります。そこで他の法律による産業的協同組合体、例えば農業協同組合、商工協同組合等と連絡協調して、生産と消費部面の生活を健康で文化的ならしめ、國民流通経済の系体をも完成するため、この法律案を提出する理由であります。  尚生活協同組合は、すでに自然的発生として相当多数経営され、國民の常識ともなつておるのでありまして、これに法的根拠を與え、健全なる普及と発達を促さんとするものであるということを申添えます。何とぞよろしく御審議の程をお願いいたします。

第2回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第1号(1948/03/29、1期、緑風会)【議会役職】

○委員長(姫井伊介君) 指名によりまして私が小委員長になります。
【次の発言】 それでは本日はこれにて散會いたします。    午後一時十五分散會  出席者は左の通り。    委員長     姫井 伊介君    委員            中平常太郎君            波田野林一君            服部 教一君            山下 義信君

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第3号(1948/05/24、1期、緑風会)

○姫井伊介君 この法案はその通過が非常に急がれておるのでありましようが、從いまして若しこれが速かに通過するとするならば、それぞれの機關が急速に整備されなければなりません。そこで地域給審議會並びに新給與苦情處理委員會の設置につきましては、すでに相當の準備ができておりますかどうかということが一つと、第二は、この給與が實質化されなければならない、ただ名目だけであつてはならないということはいうまでもありません。從いまして、この給與の裏付けとしての生活物資乃至厚生施設といつたようなものについて、組合との交渉のときに何らかの條件は付けられておりませんでしたか。若し條件が付けられていないといたしましても、そ……

第2回国会 司法・厚生連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、緑風会)

○姫井伊介君 私も家事審判所ということがいままで親しみを持つております言葉であり、又それができておつたのでありますから家事審判所がいいのじやないか、意見でありますが、これはこれだけにしておきます。  先つき中央に最高の委員会を作るというお話でありましたが、地方におきまして、やはり法務、法制並びに自治方面に緊密な連絡協調を保つための委員会をお作りになりますお考えがありますかということが一つ。  次には子供の犯罪を防止するという方面におきまして、即ち防犯運動を社会的に乃至は実質的にと申しますか、その運動を法務関係におきましてどういうふうに行われますか。それを伺います。  次には第二十四條のことであ……


■ページ上部へ

第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会第二分科会 第2号(1949/05/11、1期、緑風会)

○姫井伊介君 正副主査の互選は投票によらずして、管理者において主査に中平常太郎君、副主査に來馬琢道君を指名されんことの動議を提出いたします。

第5回国会 厚生委員会社会事業団体及び施設の振興に関する小委員会 第閉会後3号(1949/10/24、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 今、竹中、草葉両委員より御意見を御開陳になりまして、私も同感であります。若干蛇足を附けさして貰いますと社会事業家が世間知らずだという点も私共は反省しなければならない。言い換えますると、正直は結構ですけれどもあまりに時代相に活眼を開くことができないとでも申しますが、社会の表裏に暗い点があつたことが原因の一つではなかつたか。  次には更に社会事業家乃至団体が経済問題ということに対しまして非常に暗い。これは各団体の経理状況などを見ましてもそうでありますが、経済乃至経理ということがその事業の運営と伴いましてもう少し研究されなければならない。  もう一つの点は各団体間の連絡が緊密を欠いてい……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 厚生委員会社会事業団体及び施設の振興に関する小委員会 第1号(1949/11/10、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 ユニセフの五十万ドルの基金の出ました根源は、どういうふうにしてできたのかということが一つ、次には原綿処理でありますが、これは公団の製品の振替というお話もありましたが、若し新らしく作るとするならば計画性を持たせられる筈であると思います。よく今までララ物資などの配給におきましても、男の子供の所に女物が行つたりなんかしてなかなかうまく行かない。その辺のことは相当調査されまして計画性を持たして織り又は縫う、着物にするならば縫うわけですが、そういうふうにいたしますかどうかということ、ただいい加減にそれをやつていい加減に配給するという方法をとられるかどうか、更に品質でありますが、相当大量のも……

第6回国会 郵政・厚生連合委員会 第1号(1949/11/09、1期、日本社会党)

○姫井伊介君 このお年玉つきの郵便葉書乃至は第五條の切手、郵便葉書、これの発行の予想数、どのぐらい御発行になりますか、尚第五條につきまして、社会福祉の増進を目的とする事業の団体、それに寄附されます全額の予想がどのくらいでありますか。  更にもう一つお尋ねいたします。この法律に対しまして施行規則ができるといたしまして、今問題となつておりまする厚生大臣に協議の上ということかこの法律に掲げられないとするならば、その方で操作ができる性質のものでしようか、どうでしようか、それをちよつと伺つて置きます。それからもう一つは、この社会福祉の増進を目的とする団体でありますか、それは大体どういう団体を御指定になる……



姫井伊介[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

姫井伊介[参]在籍期 : | 1期|
姫井伊介[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 1期在籍の他の議員はこちら→ 1期参議院議員(五十音順)  1期参議院議員(選挙区順)  1期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。