黒川武雄 参議院議員
2期国会発言一覧

黒川武雄[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
黒川武雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは黒川武雄参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

黒川武雄[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第6号(1950/07/18、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。  消費生活協同組合法が施行一年有半にしまして、只今凡そ一千の組合ができておりますが、現在の経済情勢によりまして、甚だ運営が困難であるということは事実でございます。政府といたしましては積極的な振興対策の樹立の必要を痛感しておるのでございまして、経営の合理化の指導に努めると共に、組合に対する資金の斡旋等に努力中でございます。  第二問にお答えいたします。生活困窮者に対して経済的理由から人工妊娠中絶を許すかどうかということは、昨年第五国会におきまして、優生保護法の一部改正のとき大いに論議されたのでございますが、結局單に貧困という理由から胎兒の生命を絶つと……

第8回国会 参議院本会議 第8号(1950/07/24、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) 堂森議員にお答えいたします。  我が国におきましては医薬分業はお説の通り永年の懸案事項でございますが、昨年のアメリカ薬剤師協会使節団の報告中に、医薬分業を実現すべきであるという勧告がなされております。それに引続きまして、連合国軍総司令部よりも厚生省に対しこの問題の調査方を指示すると共に、本年初頭、日本医師会、日本歯科医師会及び日本薬剤師協会の三団体に対しまして、医薬分業実施について結論を出すようにという指示があつたのでございます。その後、関係三団体間の協議がまとまらないため、厚生省に王師会並びに学識経験者よりなりまする臨時診療報酬調査会及び臨時抵薬制度調査会の二つの調……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第5号(1950/11/28、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今御質疑のありました青少年不良化防止問題につきましては、過般内閣に青少年問題協議会が設置され、関係各省の緊密な連繋の下に対策を進めております。厚生省といたしましては、兒童厚生施設、兒童相談所等の整備、生活扶助教育扶助の支給、児童文化財の推薦等に努めて下良化防止に努めますと共に、不良化した者の補導保護につきましては、教護院、精神薄弱兒施設等の施設運営を強化いたしつつあるのでございます。尚、兒童福祉司その他関係職員の指導訓練に力をいたしまして、所期の効果を攻めるよう努力しておる次第でございます。(拍手)

第9回国会 参議院本会議 第6号(1950/11/29、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) 河崎議員にお答えいたします。  御質問の第一点でありますが、保健婦助産婦看護婦法により、看護婦につきましては、新たに甲種、乙種看護婦に区分して、それぞれ試験制度と任務が定められておりますが、医療従業者としての看護婦の資質の向上のために、これは必要であると存じます。既存の看護婦につきましては、新法によりまして試験を受けるとこともできますし、又旧法による看護婦として業務を継続することができます。でございますので、既得権の侵害ではないと存じます。尚、既存の看護婦の処置につきましては、目下看護婦制度改善の一環といたしまして考慮いたしております。  質問の第二点の兒童保護費の問……

第9回国会 参議院本会議 第7号(1950/12/06、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。  町々に見えます白衣の姿につきましては御同感……私も心を打たれるものがございます。政府といたしましても従来種々その援護につきましては努力をして参つておるのでございますが、只今の現下の日本の情勢におきまして、特別に一般の国民と区別をいたしましてその施策を施すことは困難な事情にございます。併しながら幸い身体障害者福祉法が先般制定されましたので、今後は一般の身体障害者とともどもに十分の保護をいたして参りたいと思うのでございます。柏木議員のお気持は私も十分御同感でございますので、将来とも極力その援護、保護のために努力したいと思います。(拍手)


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第8号(1951/01/31、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) いわゆる農民的多産は経済的に逼迫いたした中小農家に見られるのでございます。従つて農家の合理的経営を可能とする積極的な農業政策が必要であります。又農家には特に娠娠調節の知識を普及いたしまして、そうして指導してその実行を盛んならしめねばならんと思うのでございます。且つ又生産増強によりまして、農村の過剰人口の転出を図らねばなりません。講和後におきましてはできるだけ多くの海外移民に努力いたしまして、人口問題を解決せねばならんと存じます。(拍手)

第10回国会 参議院本会議 第10号(1951/02/02、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。  只今お尋ねの人口問題に対しましては、政府といたしましては、かねがねその重要性に鑑みまして、厚生省に人口問題研究所を設けまして、いろいろその方策について研究しておるのでございます。昭和二十三年に優生保護法ができましたのも、この問題解決への一歩を進め得たものと言い得ると考えるのでございます。只今お尋ねの人口問題審議会は昭和二十四年六月に発足しまして、同年十一月に内閣に対し建議があつたのでございますが、誠に適切な建議でございまして、厚生省といたしましてはこの建議の線に沿うて、受胎調節の普及及び徹底による人口増加抑制のため、優生結婚相談所、保健所の整備拡……

第10回国会 参議院本会議 第34号(1951/03/30、2期、自由党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(黒川武雄君) 第五国会におきまして、衆参両院におかれましては未亡人並びに戰歿者遺族の福祉に関する決議がなされ、政府といたしましては決議の御趣旨に副うよう実現に努力いたして参りましたが、何分終戦直後のことでもあり、問題は軍人に関することであるが故に、特別の保護をする、特別の待遇をするということは当時の諸情勢からしていたしかねたのでありまして、生活に困難をしておる人につきましては、軍人の遺族たると否とを問わず、すべて生活保護法で平等に処置して参つたのであります。本日更に参議院におかれまして、戰歿者遺族、戰傷病者及び留守家族対策に関する決議案が決議いたされました。政府といたしましては決議……

黒川武雄[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

黒川武雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1950/10/03、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 先般のジエーン台風の際には、直ちに木村社会局長を大阪に派遣いたしまして、そうして被害の状況をつぶさに視察して参つたのでございます。尚一方ララ物資は翌日直ちに発送して、この問も大阪に参つて見ますと、非常に喜ばれたということでございます。その外の応急に必要な物資につきましては、災実地からの要求によつて、或いは又こちらからいろいろとお送りして、具体的なことは木村社会局長からお答えいたしますが、応急的措置につきましては厚生省といたしまして万全の策を講じたつもりでございまする  それから来年度の予算に関連して将来厚生行政についてどういうことを考えるかという御質問でございますが、……

第8回国会 厚生委員会 第2号(1950/07/20、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 新らしく厚生大臣になりましたについて一言御挨拶申上げますが、私は第四国会から第七国会の初めまで厚生委員をいたしておりましたので、厚生行政の如何なるものであるかということを朧ろげながらは承知いたしております。非常に広くて、そうして深く、なかなかむずかしいというのが私の感じでございます。厚生大臣になりましてもこの感をますます深くいたしました。從つて又大いに勉強して、そうして本当に厚生行政を立派に、できるだけ立派にやつて行きたいというのが、私の念願であります。社会保障制度につきましては、社会保障制度審議会ができまして、最近その研究試案の発表もございましたが、まだ結論、決定的……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/21、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今の井上委員の御質問にお答えいたします。お話の中にありましたように、彼の地の戰争におきまして傷いた傷病者に対する看護に、救護の手を差しのべようとなされます篤志の看護婦の方々や、日赤の方々の心持に対しましては、深く敬意を表するものでございます。併しながらこれを実施いたしますかどうかということになりますと、いろいろな問題が起るのでございまして、先ず第一に御論の通り日本は現在占領下にあるのでありますから、かかる国際的活動をなすについては、関係方面から積極的な支持がありますれば格別でございますが、そうでございません限り、これを行うにつきましては特に愼重な考えを持たなければな……

第8回国会 厚生委員会 第閉会後3号(1950/10/14、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お許しを得まして、奉仕の方々に対し御礼とお願いの御挨拶をいたします。  この度近畿地方を中心に襲いました、ジェーン台風は各地に甚大な被害を與え、昭和二十二年公布になつた災害救助法制定以来最も大きな被害でありました。  被害を受けました各府県は、直ちに災害救助法を発動して迅速適切な応急救助を実施したのでありますが、大阪府においては、昭和九年以来の大災害で、通信、交通、電気、ガス等あらゆる機能を全面的に失つたため、大阪府が中心となり実施した罹災者の応急救助については、厚生省といたしましても、非常に心配いたしていたのであります。  然るに大阪府の応急救助は、市内の各種団体の……

第8回国会 厚生委員会 第6号(1950/07/27、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今議題となりました検疫所の設置に関し承認を求める件についてその提案理由を説明いたします。  現在東京港に出入する外航船舶は横浜港に寄港し、横浜検疫所の検疫を受けるという不便を忍んで運航されており、又羽田空港には、横浜検疫所から職員を派遣し、出入航空機の検疫を実施しているという現況であります。併しながらこのような臨時的措置は決して東京港の発展に寄与するものでないことは勿論、緊急措置を必要とする検疫業務の円滑なる途行も期することが出来ないのであります。特に、最近東京港に出入する外航船舶の増加は、従来のように横浜検疫所に依存し切れない程に業務の膨脹を来たし、更に又最近の羽……

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/30、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 名前の通り臨時の調査会であります。その結論が出ましたならば、それを参考にして厚生省の結論を出し、そうして国会の御審議を頂きたい。そういう考えであります。
【次の発言】 法的根拠のない調査会にそういう重大な権限を委ねるというような意思は全然ございません。どこまでも参考としてこの結論を得たい、こういう考えであります。
【次の発言】 御承知の通り或る筋からの非常な要望がございまして、早急に携える必要があつたものでございますから、そういうことを考えないで、臨時に拵えた次第でございます。
【次の発言】 私も交渉の結果を聞いているだけでございます。噂程これは……私はつきり申上げる……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今上程いたされました健康保險法の一部を改正する法律案につきまして、簡單に提案の理由を説明申上げます。  政府管掌の健康保險におきましては、二十五年度において、すでに三十億円を国庫余裕金から繰替使用いたしまして、保險給付の支拂に充てている実情でありますが、本年度の保險財政の見通しといたしましては、保險給付費等支出の総額は約百七十七億円、保險料等收入の総額は百四十九億円となりまして、約二十八億円の赤字が予想されているところであります。  そこで改正案の第一点は、右に述べました保險財政の赤字に対処するために、保險料率を現行の千分の五十五から、千分の六十に引上げようとするも……

第9回国会 厚生委員会 第2号(1950/12/04、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 結核対策につきまして一本にやるようにしたいという熱望は十分ございますが、衛生管理が任地或いは任務等その拙いろいろ関係する点が多いのでございまして、理想といたしましては結核対策一本にしたいと存じますが現実においてはできておりません。ただ事務連絡協議会がございますので調整いたしまして、できるだけ同一方針によつて進みたいと存じております。  なお厚生省には最近結核対策本部を設けましたのでこの点も促進することができると信じます。
【次の発言】 結核対策を一本にやりたいということは先程申上げた通りであります。これからも大いにやります。長野県の集団結核発生事件は今日の新聞ではなく……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/05、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 癩並びに結核に関係しております医師、歯科医師、看護婦等に対する調整号俸の率を引下げるということにつきましては、これは一般にこのたび給与の引上げがありますので、予算措置上、財政上そういうふうになつたのでありますけれども、これは当然特別に報酬を支給するのが当り前でございますので、極力努力いたしておりますが、幸いに衆議院の原生委員会に大蔵省の主計局長が出席いたしまして一先ず予算の関係上これで通してくれ、併しながら職階制の決定が今月中にできるのであつて、そのときに考慮いたしたい。こういうことを言明いたしております。なお閣議におきましても今日そういう特別な方方に対する報酬につい……

第9回国会 厚生委員会 第4号(1950/12/06、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 健康保際の料率を上げますことは実際上望ましくないことでございます。できますれば社会保障制度審議会からの折角の勧告もございますし、現在政府におきましても閣僚懇談会を設けまして検討中でございますので、その成案を得ました上にいたしたいのでございますけれども、それが早急にいたしたいのは勿論希望しておりまするけれども、明日、明後日という日を切つて決定することはできかねますので、取りあえず保険料率の引上を以て赤字の補填にしたいという考えでございます。勿論この赤字補填の方法はどうしたらばよろしいかということは、国民、又健康保険に入つておられるかたがたの相互扶助の精神をもう少し高揚せ……

第9回国会 厚生委員会 第5号(1950/12/07、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 昨日の私の答弁、少し私の熱意に比較しまして、手ぬるいような感じをお受けになつたと思いますが、社会保険としまして医療給付の点は、その国庫補助の実施につきましては、私は従来と同じくより以上に将来その実施の実現につきまして、非常に大いに努力する決意でございます。
【次の発言】 社会保険の現在のありかたについて、又将来はどう考えるかという、御質問の第一点はそうかと存じますが、そうですか。
【次の発言】 私といたしましては、現在のままにおいてできるだけのあらゆる点において努力をいたしたいと思いますが、この社会保険のいろいろな、保険の統合とか、そういうことにつきましては、研究を将……

第9回国会 厚生委員会 第7号(1950/12/09、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) これは、保、健衞生上も万全の処置を講じなくちやなりませんので、今どういう方法にやるべきかということを検討中でございます。
【次の発言】 製造禁止のことは現在の法律ではできないのでございますが、最近中止を嚴重に勧告いたしております。併し今おつしやいました手持の品を皆買上げて、番号を打つてやるという方法も、実は検討中というのはそういうことも考えておるわけでございまして、今臨時国会も今日でおしまいでございますが、何とかこれは早急に思い切つた処置を講ずる必要があることを痛感しております。そういうことをお答えいたして置きます。

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。調整号俸の問題は、従来非常な努力苦心の結果できたことであるということは私は承知しておりますが、この度減率になりましたことについては実際私ども木村委員のおつしやる通り非常に特殊の関係にありますので、身を切られるような感じがいたしております。ただこの埋め合せにつきましては、職階制の制定の際に考慮することになつておるのでありまして、それで将来とも従来の特別の号俸について十分考慮して努力したいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、今年中に職階制の制定がある。その際に十分に考慮してもらうようにこちらも努力するつもりであります。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/15、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今上程いたされました健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、簡単に提案の理由を説明申上げます。政府管掌の健康保険におきましては、二十五年度において、すでに三十億円を国庫余裕金から繰替使用いたしまして、保険給付の支払に充てている実情でありますが、本年度の保険財政の見通しといたしましては、保険給付費等支出の総額は約百七十七億円、保険料等収入の総額は百四十九億円となりまして、約二十八億円の赤字が予想されているところであります。  そこで改正案の第一点は、右に述べました保険財政の赤字に対処するために、保険料率を現行の千分の五十五から、千分の六十に引上げようとするもので……

第10回国会 厚生委員会 第4号(1951/02/02、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今議題となりましたあん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法の一部を改正する法律案の提案の理由を説明致します。  内地以外の地で、その地の法令によつて、あん摩術、はり術、きゆう術又は柔道整復術の免許鑑札を得た者であつて、昭和二十年八月十五日以後に内地に引揚げた者に対しましては、免許の特例として昭和二十三年末日までは、その履歴を審査してそれぞれその免許を與えることができたのでありますが、御承知のように、外地より引揚げが、二十三年を以つては完了せず、それ以後においても続行せられ、未だに未帰還者のある現状でありますので、その間の事情を考えまして当分の間免許の特例を引き続き與え……

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/12、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。医療関係におきまして、癩、結核、精神病の看護に従事する者につきましての調整号俸の削減は、私自身が身を切られるように辛い思いをいたしまして、直ちに各係に命じまして人事院に御相談申上げましたところ、御説の通り特別昇給の制度は困難になりまして、只今俸給の調整額の制度についてお話合中でございまして、人事院におかれましても非常に厚意を持たれまして、私どもの交渉の要求に応ぜられまして、大体俸給の調整額制度で従来の収入程度にはなり得るということに見極めが大体ついております。なお、第二点の一月から三月までというお話でございますけれども、今のところ三月からくらいでない……

第10回国会 厚生委員会 第15号(1951/03/19、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 社会福祉事業法案提出の理由について説明申上げます。   現下の社会情勢により、社会福祉事業は、公的扶助制度の確立と、その専門技術化の促進が強く要望せられ、先に生活保護法の全文改正及び社会福祉主事の設置に関する法律が制定せられたわけであります。而も約二百億円の経費を要する公的扶助その他兒童及び身体障害者等の福祉に関する行政は、今やその一層の強化を要請されつつありまするし、その運営の合理化と能率的組織の整備がますます要求せられているのであります。他方民間の社会福祉事業の分野においても、刷新拡充の必要が痛感されていることは、御承知の通りであります。一方社会保障制度審議会から……

第10回国会 厚生委員会 第16号(1951/03/20、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今上程されました結核予防法案の提案理由について説明いたします。  結核が我国の国民病と言われるほどに蔓延し、その害が各個人のみならず社会全般に及んでおり、延いては国民経済にまで悪影響を与えていることは周知の事実であります。今これを数字的に見ますならば、結核の死亡者は昭和二十二年十四万六千二百十四人、同二十三年十四万五千二百五十九人、同二十四年十三万八千七百六十五人であり、人口一万に対する死亡率は、昭和二十四年一六・九でデンマークの二・八、アメリカの三・〇等に比して五倍以上に上つており、結核による直接間接の損失は極めて大きく推定して一千億円に上るとも言われているような……

第10回国会 厚生委員会 第20号(1951/03/28、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今政府が御審議願つております結核予防法案及び同法案に基きまして二十六年度以降実施を計画しております結核対策は、昨年第七国会において衆参両院とも全員一致を以て可決されました結核対策の強化についての決議の線に副つたものでありまして、全国民の要望に応えた、民主的な立法及び施策であると確信いたすものであります。そればかりでなく、昨年社会保障制度審議会よりなされた社会保障制度に関する勧告からも多大の指針を与えられたものでありまして、結核予防法案に盛られた種々の規定も、大綱におきましては右の勧告に合致するものと考えております。勿論政府の施策も国家財政に制約されております関係上、……

第10回国会 厚生委員会 第21号(1951/03/29、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 御説御尤もでございます。国の財政が許しますれば、早速にも後保護のことについて対策を講ずべきであると存じておりますが、只今の段階におきましては、この程度の法案を以てやむなきものと考えております。

第10回国会 厚生委員会 第22号(1951/03/30、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今議題となりました医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  終戦後国民医療の問題につきましては、医療の向上のため多くの施策がとられ、誠に見るべきものがあつたのでありますが、明治以来懸案とされておりました医薬制度につきましては、未だその解決を見るに至つていないのであります。  一昨年アメリカ薬剤師協会使節団が来朝いたし関係者に対し医薬制度の合理化について勧告がなされ、その後医、歯、薬三団体からなる三志会において進んで医師、歯科師及び薬剤師のおのおのの専門分野において相だに協力すべく種々協議が行われたのでありますが……

第10回国会 地方行政委員会 第30号(1951/03/27、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。国民健康保険の赤字問題は十分に私も承知いたしておりますが、又この際申上げておきたいことは、赤字でなくてこれに成績のいい市町村もあるということを一応申上げておきたいと思うのであります。何とかしてこの赤字を克服するについていたさねばならんと考究いたしたのでございますが、御承知の通り二十六年度におきましては国民健康保険の事務費は全額国庫負担になりました。今予算に計上いたして皆様の御審議をお願いしておるような次第でございます。給付費におきましても二割程度の給付費を国庫で負担したいという、厚生省でいろいろ折衝いたしましたが、国の財政上の困窮からそれは出せたいと……

第10回国会 内閣委員会 第15号(1951/03/23、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 只今議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  通商貿易の進展に応じて検疫事務の迅速な処理を図るため、検疫所の支所及び出張所を設け得ることといたしますと共に、麻薬取締業務を円滑に推進するため、全国八カ所に麻薬取締官事務所を設ける必要がありますほか、その他の事項について改正の必要があるのであります。  以上が厚生省設置法の一部を改正する法律案を提案する理由でありますが、何とぞ御審議の上速かに可決されますよう、お願いいたします。

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 昭和二十六年度厚生省所管一般会計予算の要求額は、四百四十二億七千二百四万七千円でありまして、これを昭和二十五年度予算額三百四十一億八千九十五万四千円に比較致しますと、百億九千百九万三千円の増加と相成ります。  このほかに厚生省には特別会計が三つありますが、先づ第一に、厚生保險特別会計は、健康勘定歳入歳出とも百二十八億二千五十七万六千円、年金勘定歳入百五十五億五百三十二万五千円、歳出二十億九百二十二万千円、業務勘定歳入歳出とも二十二億七千二百四十八万三千円と、相成つております。  次に、船員保險特別会計でありますが、歳入二十一億六千四百八十五万七千円、歳出十七億千八十四……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。お説の通り今国立公園又国定公園に指定して貰いたいという希望の土地が四十件ばかりございますが、それについては昨秋来十分に検討中でございまして、この四月半ば前後には国立公園審議会を開きまして、そして十分に検討した上で決定したい、こういう考えであります。
【次の発言】 お説の通りでございます。海に関する国立公園を或いは国定公園を設定すべきであると私は考えております。
【次の発言】 日本にとつて最も特殊な存在であります温泉については十分にこれを保護し、且つ善導する必要があると思います。温泉法の制定等について考えておりますが只今具体的の御答弁はできかねます。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 電気通信委員会 第8号(1951/11/07、2期、自由党)【政府役職】

○黒川武雄君 一応これは委員会を閉じてそうして懇談したらどうですか。そしてやり方については従来質問しておられる点は更に質問される必要はないと私は思います。


黒川武雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 第閉会後1号(1950/11/16、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。特殊の婦人の方々に対しましては、成るべく生活保護とか或いは指導によりまして正しい生業につかせたいと念願しております。それから公衆浴場その他につきましては三木局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 特殊婦人につきましては私は余り知識がありませんので……。(笑声)現在やつておりますのは、生活保護、授産場、婦人更生寮等によつて生業につかせるようにいたしております。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 厚生・労働連合委員会 第1号(1950/12/15、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 厚生年金の積立金を厚生行政の面に利用してはどうかという御質問であると思います。その点につきましては十分いろいろな方面から検討いたしましたが、関係方面で絶対に許可がございません。ただ来年度は積立金に対しての利子が少し上りますので、それによつての利子は厚生行政に使いたい、こういう考え方であります。
【次の発言】 大蔵当局もその通りであります。
【次の発言】 六ケ月の制限を設けましたのは、先ほど来言われた詐欺的とか、そういうことではないのでありまして、そういう人も中にはあると思います。併し大体相互扶助の考えがまだ不十分でありますし、その精神の涵養が私は適当であろうと考えて六……

第10回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/03/22、2期、自由党)【政府役職】

○国務大臣(黒川武雄君) 今の費用は厚生省関係ばかりではないのであります。厚生省関係では十二億であります。
【次の発言】 社会福祉主事の設置費四億一千万円、それから食品衛生監視員の費用が二億二千万円、環境衛生監視員が九千万円、鼠族昆虫駆除実施費が九千万円、その他であります。
【次の発言】 減らされた数字であります。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 厚生省といたしましては勿論地財委の要望のほうが望ましいのでありますけれども、国家財政上大蔵省の予算の決定に従つたのでありますが、結局社会福祉主事の設置費が減額になれば、残念ながらその数が減ることになりますし、食品衛生監視員並びに環境衛生監視員……



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