黒川武雄参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○黒川武雄君 只今議題となりました、昭和二十三年度一般会計予算補正(第二号)及び昭和二十三年度特別会計おける審議の経過並びに結果を報告いたします。 先ず昭和二十三年度一般会計予算補正(第二号)案について申上げます。本案は昭和二十三年度本予算成立後における諸般の事情のために、官公吏の待遇改善、災害復旧等、補正をよぎなくされました結果、歳入、歳出とも修正減少額を差引き五百八十六億円を増額せんとするものであります。その結果、昭和二十三年度一般会計の歳入歳出予算額はおのおの四千七百三十一億余万円となるのであります。 次に特別会計におきましては、一般会計予算の場合とほぼ同様、官公吏の給與等に関する改……
○黒川武雄君 只今議題となりました、昭和二十三年度一般会計予算補正(第三号)及び昭和二十三年度特別会計予算補正(特第三号)の概要につき申上げます。一般会計予算補正は船舶運営会從業員給與改善費の限度を五億円から七億五千万円に引上げんとするものであり、又特別会計予算補正は大藏省預金部特別会計外五特別会計に関するものでありまして、その額は歳入計四十二億七千万円、歳出計四十三億円となつております。さて本案審議に当りましては、二三質疑應答の後、討論を省略し、採決の結果、全会一致を以て可決すべきものと決定いたしました。ここに御報告申上げます。(拍手)
○黒川武雄君 只今議題となりました昭和二十四年度一般会計暫定予算及び昭和二十四年度特別会計暫定予算に関する予算委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 この暫定予算は、諸般の事情によりまして、昭和二十四年度本予算の編成が遅延しましたため、財政法第三十條の規定になりまして、昭和二十四年四月一日から四月十五日までにおいて、國務運営上必要止むを得ない最小限度の経費につき編成したものでありまして、一般会計におきましては、歳入歳出ともおのおの四十六億九千万円、特別会計におきましては、造幣局特別会計外二十一特別会計の分を合計いたしまして、歳入三百九十四億六千万円、歳出三百二十八億四千万円で……
○黒川武雄君 只今議題となりました昭和二十四年度一般会計予算、昭和二十四年度特別会計予算及び昭和二十四年度政府関係機関予算各案の、予算委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず各予算案の概要について申上げます。昭和二十四年度一般会計の歳入歳出予算総額は、歳入七千四十九億三千四百万円、歳出七千四十六億六千七百万円、差引歳入超過額二億六千七百万円でありまして、これを前年度予算額歳入歳出共四千七百三十一億四千五百万円に比較いたしますと、歳入において二千三百十七億八千九百万円、歳出において二千三百十五億二千百余万円をおのおの増加いたしております。 先ず歳出の主なる事項について申上……
○黒川武雄君 只今議題となりました昭和二十四年度一般会計予算補正(第一号)、昭和二十四年度特別会計予算補正(特第一号)及び昭和二十四年度政府関係機関予算補正(機第一号)案の予算委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 今回提出されました予算補正案は、シヤウプ勧告の趣旨に則り、国民負担の一部の軽減を本年度内に実現すると共に、本年度予算成立後の諸種の事情に基き、公共事業費、失業対策費、地方配付税配付金の増額、その他必要止むを得ない使途に充てるために所要の予算措置を講ずるの必要によるものでありまして、その財源に充当しました主なものは、価格調整費の大幅削減による不用額、前年度剩余金、租……
○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。 消費生活協同組合法が施行一年有半にしまして、只今凡そ一千の組合ができておりますが、現在の経済情勢によりまして、甚だ運営が困難であるということは事実でございます。政府といたしましては積極的な振興対策の樹立の必要を痛感しておるのでございまして、経営の合理化の指導に努めると共に、組合に対する資金の斡旋等に努力中でございます。 第二問にお答えいたします。生活困窮者に対して経済的理由から人工妊娠中絶を許すかどうかということは、昨年第五国会におきまして、優生保護法の一部改正のとき大いに論議されたのでございますが、結局單に貧困という理由から胎兒の生命を絶つと……
○国務大臣(黒川武雄君) 堂森議員にお答えいたします。 我が国におきましては医薬分業はお説の通り永年の懸案事項でございますが、昨年のアメリカ薬剤師協会使節団の報告中に、医薬分業を実現すべきであるという勧告がなされております。それに引続きまして、連合国軍総司令部よりも厚生省に対しこの問題の調査方を指示すると共に、本年初頭、日本医師会、日本歯科医師会及び日本薬剤師協会の三団体に対しまして、医薬分業実施について結論を出すようにという指示があつたのでございます。その後、関係三団体間の協議がまとまらないため、厚生省に王師会並びに学識経験者よりなりまする臨時診療報酬調査会及び臨時抵薬制度調査会の二つの調……
○国務大臣(黒川武雄君) 只今御質疑のありました青少年不良化防止問題につきましては、過般内閣に青少年問題協議会が設置され、関係各省の緊密な連繋の下に対策を進めております。厚生省といたしましては、兒童厚生施設、兒童相談所等の整備、生活扶助教育扶助の支給、児童文化財の推薦等に努めて下良化防止に努めますと共に、不良化した者の補導保護につきましては、教護院、精神薄弱兒施設等の施設運営を強化いたしつつあるのでございます。尚、兒童福祉司その他関係職員の指導訓練に力をいたしまして、所期の効果を攻めるよう努力しておる次第でございます。(拍手)
○国務大臣(黒川武雄君) 河崎議員にお答えいたします。 御質問の第一点でありますが、保健婦助産婦看護婦法により、看護婦につきましては、新たに甲種、乙種看護婦に区分して、それぞれ試験制度と任務が定められておりますが、医療従業者としての看護婦の資質の向上のために、これは必要であると存じます。既存の看護婦につきましては、新法によりまして試験を受けるとこともできますし、又旧法による看護婦として業務を継続することができます。でございますので、既得権の侵害ではないと存じます。尚、既存の看護婦の処置につきましては、目下看護婦制度改善の一環といたしまして考慮いたしております。 質問の第二点の兒童保護費の問……
○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。 町々に見えます白衣の姿につきましては御同感……私も心を打たれるものがございます。政府といたしましても従来種々その援護につきましては努力をして参つておるのでございますが、只今の現下の日本の情勢におきまして、特別に一般の国民と区別をいたしましてその施策を施すことは困難な事情にございます。併しながら幸い身体障害者福祉法が先般制定されましたので、今後は一般の身体障害者とともどもに十分の保護をいたして参りたいと思うのでございます。柏木議員のお気持は私も十分御同感でございますので、将来とも極力その援護、保護のために努力したいと思います。(拍手)
○国務大臣(黒川武雄君) いわゆる農民的多産は経済的に逼迫いたした中小農家に見られるのでございます。従つて農家の合理的経営を可能とする積極的な農業政策が必要であります。又農家には特に娠娠調節の知識を普及いたしまして、そうして指導してその実行を盛んならしめねばならんと思うのでございます。且つ又生産増強によりまして、農村の過剰人口の転出を図らねばなりません。講和後におきましてはできるだけ多くの海外移民に努力いたしまして、人口問題を解決せねばならんと存じます。(拍手)
○国務大臣(黒川武雄君) お答えいたします。 只今お尋ねの人口問題に対しましては、政府といたしましては、かねがねその重要性に鑑みまして、厚生省に人口問題研究所を設けまして、いろいろその方策について研究しておるのでございます。昭和二十三年に優生保護法ができましたのも、この問題解決への一歩を進め得たものと言い得ると考えるのでございます。只今お尋ねの人口問題審議会は昭和二十四年六月に発足しまして、同年十一月に内閣に対し建議があつたのでございますが、誠に適切な建議でございまして、厚生省といたしましてはこの建議の線に沿うて、受胎調節の普及及び徹底による人口増加抑制のため、優生結婚相談所、保健所の整備拡……
○国務大臣(黒川武雄君) 第五国会におきまして、衆参両院におかれましては未亡人並びに戰歿者遺族の福祉に関する決議がなされ、政府といたしましては決議の御趣旨に副うよう実現に努力いたして参りましたが、何分終戦直後のことでもあり、問題は軍人に関することであるが故に、特別の保護をする、特別の待遇をするということは当時の諸情勢からしていたしかねたのでありまして、生活に困難をしておる人につきましては、軍人の遺族たると否とを問わず、すべて生活保護法で平等に処置して参つたのであります。本日更に参議院におかれまして、戰歿者遺族、戰傷病者及び留守家族対策に関する決議案が決議いたされました。政府といたしましては決議……
○黒川武雄君 ただいま議題となりました議定書は、わが国の原子力研究事業に必要とされるプルトニウム、濃縮ウラン等特殊核物質の需要増大にかんがみ、現行の日米原子力協定に基づいてわが国が購入し得る研究用特殊核物質の量の制限を撤廃し、両国間で合意される量だけ購入し得るように改めたものでございます。 委員会におきまする審議の詳細は、会議録によって御承知願いたいと存じます。 四月二日質疑を終え、野坂委員の反対討論の後、本件は多数をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○黒川武雄君 ただいま議題となりました二つの条約のうち、道路交通条約は、国際道路交通の発達と安全をはかるため、道路交通規則の基本的準則を定めるとともに、一昨旅行者が持ち込む自家用自動車の新規登録を免除し、また国際運転免許証の効力を認めるものでございます。 次に、一時通関条約は、旅行者が持ち込む自家用自動車について、一定の条件のもとに、免税及び簡易通関手続により一時輸入を認めるものでございます。 委員会における審議の詳細は、会議録によって御承知を願います。 四月十四日質疑を終わり、採決の結果、両性はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 右御報告申し上げます。(拍手)
○黒川武雄君 ただいま議題となりました二件のうち、日豪通商協定改正議定書は、このたび豪州が対日ガット三十五条の援用を撤回することになりましたので、現行の協定に所要の改正を加え、かつ差別的な緊急輸入制限条項を削除すること等を取りきめたものでございます。 次に、エル・サルヴァドルとの通商協定は、わが国と同国との間に、一般通商関係及び事業活動等に関し最恵国待遇を、また特許権、工業所有権等に関し内国民待遇を、相互に与え合うこと等を取りきめたものでございます。 委員会における審議の詳細は会議録で御承知をお願いいたします。 四月二十一日質疑を終え、採決の結果、いずれも全会一致をもって承認すべきものと……
○黒川武雄君 ただいま議題となりました条約は、欧州経済協力機構を発展的に解消し、経済協力開発機構すなわちOECDの設立を定めたものでございます。 OECDは、従来の西欧十八カ国のほか、米国、カナダを加えて、一九六一年に発足いたしましたが、加盟国の経済成長、低開発国援助、世界貿易の拡大を三大目的とし、特に、加盟国間において、広く世界経済のあらゆる問題につき、随時情報を交換し、検討を行なうことを、特色としているのでございます。 わが国は、OECD発足の当初から、その下部機構の一つである開発援助委員会のメンバーとなり、低開発国援助の活動に参加してまいったのでございますが、さらに国際経済のあらゆる……
○黒川武雄君 ただいま議題となりました条約は、核実験停止に関する米英ソ三国間の、四年有余に及ぶ交渉の結果、昨年八月署名されたものであります。 条約は、すべての国に開放され、わが国をはじめ百九カ国が署名し、米英ソ三国の批准により、十月に発効を見たのであります。 この条約は、大気圏内外及び水中における核兵器実験及び他の核爆発を禁止し、さらに、地下における核爆発も、放射能が爆発の行なわれる国の領域外に及ぶ場合は禁止されるのであります。また締約国は、他国の核爆発を実現させ、奨励し、またはこれに参加しない義務を負うことになっております。 委員会におきましては、この条約が、原則として地下核爆発を禁止……
○黒川武雄君 ただいま議題となりました条約は、麻薬の国際統制を世界的規模で統一的かつ効果的に実施するため、既存の九つの条約を単一の条約として整理統合したものでございます。 この条約は、麻薬の中毒が個人及び社会に重大な害悪を及ぼしている現状にかんがみ、その使用を医療及び学術上の目的に制限するために、所要の国際協力及び国際統制を行なうことを規定したものでございます。 委員会の審議の詳細は会議録により御承知願います。 委員会は六月二十三日採決の結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 右御報告申し上げます。(拍手)
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