上条愛一 参議院議員
2期国会発言一覧

上条愛一[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
上条愛一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上条愛一参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

上条愛一[参]本会議発言(全期間)
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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、日本社会党第三控室(右))

○上條愛一君 私は日本社会党第三控室を代表いたしまして、本修正案に反対の意見を述べたいと存じます。  我々は行政整理を行い、財政の節約をなして国民負担の軽減を図ることは、あえて反対するものではありません。併し行政整理は、科学的検討を経た行政機構の改革並びに事務の簡素化に伴う合理的な妥当性のあるものでなければなりません。然るに今回政府の行わんとしています行政整理案は、行政機構の改革によるものではありません。又業務の実情をよく調べて、余剰の人員があるかどうかを検討を加えた結果でもありません。内閣委員会の審議を通じて明白となりましたことは、今回の行政整理は現業部門五%、管理部門においては一〇%から三……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第32号(1952/04/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私は社会党第二控室を代表いたしまして、海上保安庁法の一部を改正する法律案の骨子をなす海上警備隊の設置に反対するものであります。  今回の海上警備隊六千三十八人の増員は、現在の海上保安機構の拡充であつて、従来の警備救難部の任務と同様とされておるのであります。ただ警備救難部は、常時パトロールして、人命、財産の保護と海上における保安と治安の任を果すに対しまして、新設せんとする海上警備隊は、平素は横須賀その他二三の旧軍港で集団訓練を受け、緊急必要なる場合、例えば先般の十勝沖の震災のごとき大規模の災害や、重大なる海上秩序の撹乱等に際してのみ出動するという差異があるのであります。而して海上警……

第13回国会 参議院本会議 第67号(1952/07/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私は社会党第二控室を代表しまして、只今議題となりました法務府設置法の一部を改正する法律案に反対するものであります。  本法案は、従来の法務府を廃止して新たに法制局と法務省を分離設置し、更に従来法務府の外局でありました中央更生保護委員会を廃止して、この仕事を法務省の保護局において行わしめんとするのがその主要点であります。  然るに法務府の前身である法務庁設置の際の提案理由の説明は次のごとく述べております。  「新憲法下、三権分立の大原則に基き、司法大臣の権能が挙げて最高裁判所に委ねられたので、司法省の任務及びそのあり方について百検討の結果、新憲法下における行政権行使の適法性を確保す……

第13回国会 参議院本会議 第68号(1952/07/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 只今議題となつております自治庁設置法案並びにその関係法案の改正に関する法案に対しまして私は日本社会党第二控室を代表して反対を表明いたします。  本法案は委員長報告のごとく、従来の地方自治庁、地方財政委員会、全国選挙管理委員会を廃止して、これを統合所管せんとするものであります。政府は、今回の行政機構改革の方針の一といたしまして、従来の各種行政委員会のうち、審判的以外のものはことごとくこれを廃止せんといたしております。御承知のごとく行政委員会は、新憲法下民主国家として発足するに当りまして、戦前のごとき官僚独善、官尊民卑の弊を打破して、民主政治を実現するために、国民の総意を反映してその……

上条愛一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

上条愛一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1950/09/11、2期、日本社会党)

○上條愛一君 ちよつと今のことに関連するのですが、警察予備隊の目的というものが、総裁のお話では治安維持に重点がある、こういうことなんですが、それで我々の考では、治安維持にあるとすれば、現在の警察力を拡充すれば足りるのではないかというふうに考えておつたのですが、併し突如として警察予備隊を設置しなければならんということになつたについては、これは吉田総理も議会で、主として共産党の暴力革命に対する準備としての意味もあるというようなことを言われておつたのですが、要するに兵器の問題にしても、この現実の相手によつて、これは今装備の問題も違つて来ると思うのですが、警察予備隊の設置は、将来においてそういう必要が……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 労働委員会 第2号(1950/11/27、2期、日本社会党)

○委員外議員(上條愛一君) それではお許しを得まして私からレッド・パージの問題について御質問を申上げて見たいと思います。レツド・パージの問題は、御承知のように本年の八月以来新聞、放送その他をきつかけといたしまして、今日まで公務員の追放者は一千二百名になつております。民間の基幹産業の方面は一万余者になつておるわけであります。而も私どもの問題にいたしたいことは、このレッド・パージの問題に便乗いたし又は悪用いたしまして、不当解雇の事実が随所に起つておるわけであります。今日は單に不当解雇というだけでなしに、この機会に御用組合化を図らんとする経営者も出て参つておるのであります。  一例を申上げますと、四……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 厚生委員会 第10号(1951/03/09、2期、日本社会党)

○上條愛一君 ちよつとお願いがあるのですが、それは癩、結核、精神病関係の職員のあの削減した調整号俸についてのことでありますが、この前の委員会で厚生省の当局から御説明がありまして、特別昇給の措置としてやりたいというお話がありましたが、これについて御質問いたしたいと思いまするが、次回に厚生省の責任者の御出席をお願いいたします。

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○上條愛一君 私の御質問申上げたい問題は、癩、結核、精神病関係職員の削減した調整号俸の復元問題についてであります。これは御承知の通り二月の二日に人事委員会、厚生委員会において厚生御当局の御説明によりまするというと、この削減いたしました調整号俸の復元は特別昇給の処置で処理いたしたいと、こういう御答弁でありました。ところが御承知の通り十二月五日に厚生委員会から人事委員会に対して申入を行いましたうちにも、調整号俸は現行俸給に対する比率を決して切下げないこと、こういうふうになつておりますし、又本年二月の厚生委員会から人事委員会に対して申入れましたのは、少くとも従来通りにするために至急適切なる処置を講ぜ……

第10回国会 厚生委員会 第12号(1951/03/13、2期、日本社会党)

○上條愛一君 東京光明寮の収容定員六十名、現在収容人員八十三名、これは無理をなすつておるのですか。
【次の発言】 将来東京光明寮を増設するというような計画があるわけですか。これらの人々を神戸のほうに持つて行こうという御意向ですか。
【次の発言】 先の質問、ちよつと継続するようですが、六十名の定員のところを八十三名というと相当超過しておると思うのですが、この実情はやはり八十三名ぐらい入れてもそう無理な状態じやないのですか。相当無理をしておられるのですか、

第10回国会 厚生委員会 第19号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○上條愛一君 私は二点について御質問いたしたいと思います。第一は、養老年金の額を二万四千円で抑えるという理由は、これは主として財政的の理由によるとか、或いは厚生年金その他の方面の調整を考えられての案でありますか。この点一つ。今一つは、養老年金の額の計算の基礎となる平均標準報酬月額については、当分の間昭和二十一年四月一日以後となるという修正案のようでありますが、この点について当分の間というのはどのような意味を含まれておるのか。その点、二点お伺いいたしたい。
【次の発言】 なお御質問申上げたい問題は、社会保険審議会において、昨年十二月並びに本年一月において、この問題について厚生大臣から諮問がありま……

第10回国会 厚生委員会 第21号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○上條愛一君 船員保險法の一部を改正する法律案につきまして私から意見を申述べたいと思います。この問題については、すでに厚生大臣から昨年社会保險審議会に諮問をいたしておるのでありまして、社会保險審議会といたしましては、愼重に昨年来討議を重ねまして、これに対する意見が決定されておるのであります。それで、その決定されました意見は二つでありまして、一つは養老年金の額の計算の基礎となる平均標準報酬月額は、昭和二十二年十二月一日以後の被保險者であつた期間の平均標準報酬月額とするということが一つであります。殊に社会保險審議会におきまして、保險料の料率も先般の議会において可決されまして、本年一月一日から実施さ……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○上條愛一君 私一つ教育の立場からお尋ね申上げたいと思うのでありますが、先ほど来のお話によりまして、医科大学において薬学も教授しておりまして、調剤の能力があるということはよくわかりました。我々も調剤の能力があると信じまするが故に、今日まで医者が調剤するということに信頼をして参つたろうと考えるのでございますが、ただ問題は薬学専門学校というものがあり、又新制大学というものが新設せられるということでありまして、この薬学専門学校は主として薬学を中心にして教育をして参つておると考えるのであります。その薬学の意味は無論製薬というような任務もあろうと思いまするが、主といたしまして調剤を本旨といたしました教育……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/31、2期、日本社会党)

○委員外議員(上條愛一君) 資金運用部資金法の制定に伴いまして、厚生年金保険の福祉施設資金の取扱方について厚生委員会で決定いたしました意見を御説明申上げまして特別な御配慮をお願いいたしたいと考えるのであります。  御承知の通り厚生年金保険の積立金は今年の二月末に三百二十六億円に達しておるのであります。なお二十六年度予算によりまするというと、厚生保険特別会計年金の勘定で残金積立金が百三十四億円余りになるのであります。御承知の通り養老年金及び遺族年金の給付は昭和三十六年度までは支給いたすのではないのでありますから、今後といえどもこの厚生年金保険の積立金は相当な額に増額して行くと考えられるのでありま……

第10回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1951/06/25、2期、日本社会党)

○上條愛一君 建前としては、やつぱり水産省の問題は独自に考えて行つて、行政機構の問題が具体化して来たらば、そのときに合せてこれを考慮するというのが建前であろうと思うのです。ですから今おつしやるようにそういうことも勘案して、もう少しこの審議を延ばすということには私異議がないのですけれども、併しこの前の議会で継続審議するという建前は、やつぱり休会中にも水産省の問題をこの委員会で検討を加えて行くという建前だつたと思うのです。そういう方針でやつて頂きたい。

第10回国会 内閣委員会 第27号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○上條愛一君 私この前の委員会におりませんでしたので質問が重複するかも知れませんが、お許しを願いたいと存じます。労働者教育に使つております予算はどのくらいでありますか。
【次の発言】 それから労働者教育は労働者と使用者の双方の教育をするということになつておりますが、現在この使用者に対する教育は具体的にどのようにやられておりますか。
【次の発言】 私がそれを御質問する趣旨は、現在労使関係は労働者と経営者が対等の地位で労働条件の問題を向上するということになつておりますが、労働組合の組織に当りまして、現在の中小企業の経営者というものは理解が乏しい、従つて現在の組織労働者は大産業、大工場においては労働……

第10回国会 内閣委員会 第32号(1951/05/29、2期、日本社会党)

○上條愛一君 私は簡單に意見を申上げたいのですが、厚生委員会の医薬分業の場合においては、これは継続審議に移しましたので、公報を見ましても、昨日も今日も医薬分業の問題は議題になつて継続して、今会期中に審議しておるわけです。ところがこの水産省の問題は、会期が五日であるにかかわらず、これを継続審議に付して、この五日間の間、これを議題にせずして、棚上げにして置いて、北海道問題を取扱うということはこれは明らかに悪例になると我々は考えるのであります。水産省設置の問題は、これは議員の提出であつて重要な法案であるということはみんな認めておるわけであります。この重要な法案をなお日があるにかかわらず、継続審議をせ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会 第8号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○上條愛一君 吉阪さんに一つお伺いしたい。吉阪さんは長い間国際労働機関にも関係されておつて、その道の権威者であられると思いますが、一つお尋ねしたいのは、労働基準法の問題です。今日労働基準法が存在しておりまして、中小企業におきましてはこれが実施せられておらないのが多数存在しておるようですが、それで只今おつしやつたように労働基準法の実施についての一番の根本的の対策は労働組合の組織だと思います。私どもも労働組合があつて十分に労働基準法が適用されておるように監視し、又促進して行くべきであるとこう考えております。ところが現実は、日本の労働組合は大企業、大工場には存在しておりますけれども中小工場には存在し……

第12回国会 内閣委員会 第12号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○上條愛一君 この一万八千名残つている人は申請をしないというと、解除の手続をしないということなのですか。申請をしない人でも、適当な機関を以て政府みずから審査するということですか。
【次の発言】 申請をしない人は今後ともずつと永遠に残ると、こういうことになるわけですか。
【次の発言】 もう一つ私知りませんので、御質問するのですが、この残つた一万八千名というものは、一応は追放に値いするかどうかということを審査して残つたものですか。これは審査せずに残つているものですか。
【次の発言】 それでは一万八千名というものは、政府の資料に基いては、追放は継続すべきものであるという意向の下に残つている人でありま……

第12回国会 内閣委員会 第13号(1951/11/17、2期、日本社会党第三控室(右))

○上條愛一君 私は一般質問を二、三の点についてお伺いしたいのですが、第一は公務員の整理問題ばかりでありません。一般民間の企業によりましても、最近中小企業が不振の結果失業者を出しておるのでありますが、こういう首切り問題については準備が必要であると考えられるのであります。殊に退職金が増額せられましてもそれを以て幾ばくの生活も支えられませんのは勿論でありますので、首を切られた場合における生活をどうするかという問題が重要問題であると思います。殊に厚生大臣でありまする橋本長官にお伺いしたいのは、こういう失業対策の根本的の一つといたしましては、社会保障制度の確立という問題が重点であると考えられるのでありま……

第12回国会 内閣委員会 第14号(1951/11/19、2期、日本社会党第三控室(右))

○上條愛一君 第一にお尋ねしたいのは、人員整理の、本庁、特別調達局、監督官事務所、こういう区別をしての整理人員がわかつておりましたらお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは今回の特別調達庁の整理は約三割に及んでおると思うのですが、現在の調達庁の仕事というものは、アメリカ式のシステムで、労働は相当高能率の現状ではないかと思われるのですが、それに対して現状において三割も減員するというようなお見込があるかどうかということを……。
【次の発言】 それでは現状の仕事の状態においては、三割の減少は不可能だとお認めになつておるのですが、それではこの三割の減少をやるというについては何かほかに見通しがあ……

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、日本社会党第三控室(右))

○上條愛一君 印刷庁の現業庁でありまするが、八千七百五十七名のうち六百三十六名、五%以上の減員になつておるのですが、お尋ねしたいことは、この印刷庁関係の仕事のうちで、国会関係の印刷でございますね、これは将来だんだん仕事が多くなりはしないかというふうに考えられるのですが、議会の開催も相当頻繁に臨時議会もあるわけなんですが、この仕事の実情は如何でしようか。
【次の発言】 そうしますと現業員には大体において今回の定員法は及ばないというお見通しでございますか。
【次の発言】 そうすると整理のやはり方法は第一には自発的の退職者を募集するということになると思いまするが、その際に現業部門から相当の退職希望者……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 内閣委員会 第4号(1952/02/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 この審議会を設置されるということですがこの設置の趣旨は、例えば従来の恩給というものと関連して、社会保障制度のようなものを完備して行けば恩給というようなものは廃止してもいいというような意見もあるわけです。審議会ではそういう問題もここで討議せられるのか、従来の恩給制度をどうするかということだけを審議せられるのか、それはどういうふうになされるのですか、お伺いしたい。
【次の発言】 これは私見になりますが、日本の現状から申しますれば審議会というようなものを設置される場合においては、もう少し従来の恩給制度を軍人軍属にいかに適用するかというようなことでなしに、国家としては一体恩給制度を存続す……

第13回国会 内閣委員会 第12号(1952/03/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 そうすると英濠軍は何ですか、新らしいこの調達庁では取扱わないということですか。
【次の発言】 第十二條の三、調達役務審議会を廃止するというのは、これは役務の調達ということはもう必要がなくなつたという意味ですか。
【次の発言】 そうすると、おつしやるような芸能関係とかホテルの役務というのは全然なくなるという予定ですか、少くなるという意味で廃止するというのですか、全然もう関係がなくなるという意味ですか。
【次の発言】 そうするとホテル関係などは直接調達のほうになるという御意向なんですか。
【次の発言】 労務関係についてお尋ねしたいのですが、労務関係は勿論直接調達が多くなる場合もあると……

第13回国会 内閣委員会 第17号(1952/04/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私も本案に反対をするものであります。  その第一の理由は、今度の海上警備隊六千人の増員はは海上保安庁の機構の拡充であるとされております。従来の警備救難部の任務と同様だと考えられます。ただ警備救難部は常時にパトロールして、人命財産の保護、海上における保安又は治安の任務を果し、それに対しまして新設の海上警備隊は、緊急の必要ある場合に、即ち有事の際に出動するという違いがあると考えられるのであります。政府は、警備隊は先般の十勝沖の震災の際のごとき、又海難等の際に有用であるということを力説せられておるのであります。併し実際には海難を初めとして密貿易、密入国、海賊行為等に対処するには、警備救……

第13回国会 内閣委員会 第24号(1952/05/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 大橋大臣の今のお話についてなお一点御質問申上げたいのですが、警察予備隊は、国家地方警察及び自治体警察の警察力を補うために設ける。こういうふうに言つているわけなんですが、今のお話だと、この警察予備隊を増強して行くというと、三好さんの質問の安保條約の防衛力の漸増になるというふうなお話を承わつたのですが、警察予備隊は飽くまで国内の治安維持という性質であつて、国家の防衛力と関連を有しておるかどうか、この点について御説明を願います。
【次の発言】 そういたしまするというと、直接侵略の場合に、やはり国内治安のみならず、警察予備隊は直接侵略のあつた場合には、国家防衛のためにも動員するという御意……

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 二点ほど大臣に御質問申上げたいことがあるのです。実は著作権審議会の委員の選定をどういうふうな方針でおやりになるかというようなことが大体きまつておいでならば、その説明をお願いしたい。
【次の発言】 で私がなぜこの御質問を申上げるかというと、前に、現在存在しておるものですが、文部大臣裁定限りのこの著作権法改正案起草審議会の委員の選定の場合に大分ごたごたがあつて、著作権協議会のほうの側の委員が何か忌避したというような事柄もあり、何か感情的にも現在文部省に設置せらるる各種の協議会或いは審議会に、十分この民間団体の了解理解というものを得ておらないような点があるのじやないかと私思いまするので……

第13回国会 内閣委員会 第27号(1952/05/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 審議会に臨時委員を置くとありますが、臨時委員は何人くらい置いて、どういうふうに選出されるというようなお考えでございますか。
【次の発言】 この臨時委員の必要な場合ですね、これは所掌事務のうちの一、二の場合は、これはまあ正委員でやられることになるだろうと思うのですが、主として臨時委員の必要な場合は、三の著作権に関する法令の立案、その他著作権に関する重要事項、こういうようなことを審議される場合に臨時委員を選任するというふうにも考えられるのですが、どういう場合に一体臨時委員を置こうとせられるのか、そういう腹案はないのですか。
【次の発言】 いや、臨時委員は三の場合、一、二の場合は正式の……

第13回国会 内閣委員会 第31号(1952/05/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 今楠見さんの御質問で大体わかつたのですが、なお納税者としてはこれは重要な問題ですからお尋ねしておきたいと思いますが、税務署の支署の問題ですが、現在のところ税務署の数を少くしようという御意思はないわけですか。
【次の発言】 将来そういうお考えがありますか。
【次の発言】 そうすると現在の税務署は存在するということに大体なれば、支署というものは現在の税務署の事務で足らざる所へ大体支署を置く御方針だと解してよろしうございますか。
【次の発言】 今のお話を聞くというと、大体現在の税務署で足らざるところを支署にするというお考えよりも事務が少くなつた場合に、現在の税務署を廃止して支署にすると……

第13回国会 内閣委員会 第35号(1952/06/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 第三十九條の地方支分部局の中から公共船員職業安定所を削つたのですが、この理由と、この仕事は海運局でやられるのか、どこでやることになるのですか、承わりたい。
【次の発言】 もう一点、第四條の第一項なんですが、十四の十四ですが、旅行斡旋業を登録するということ、これは政府提出の原案にあつたのですが、これを衆議院で削除したようですが、その削除した理由は何ですか。
【次の発言】 そうすると、この問題は斡旋業法が通らないと又違うわけですか。通るという見通しの下にこれを削除したということですか。
【次の発言】 そうすると、斡旋業法が通らない場合にはこれを存置するという意味ですか。

第13回国会 内閣委員会 第39号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 この従来の技監というものは実際の土木、建築の実地の指導に当つたと思うのですが、これを廃止して、技術会議というようなもので実際にそういう点も十分補い得るのですか、どうですか。
【次の発言】 今の大臣の御説明のように、技術会議でいろいろの技術上の各方面の技術者が相談するということ、これは或る点までスムースに行くだろうと思うのでありますが、その技術技監というのは、一人であつても常にいろいろな問題が起つて来るのに対処して相談相手となつて指示して行くということをやられておつたのだろうと思うのですがね、だからそういう点でただ会議というようなもので従来の技監のやつて来たような仕事を十分に補つて……

第13回国会 内閣委員会 第44号(1952/06/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 この前もちよつと御質問申上げたので、簡略に御質問申上げたいと思いますが、一つは現在国際労働機関にも復帰し、独立国家となりまして、労働関係は国際的に重要性を加えて来ると思うのですが、そのうちで、日本の労働問題のうちで国際的の問題になつておりますのは、繊維産業その他を通じてテープ・レーパー、低賃金ということと、ソーシアル・ダンピングの問題が頻りにイギリスあたりの経営者側から問題になりつつあるのでありますが、そこで日本の現在の労働問題のうちで重要な一つは、最低賃金制を確立するということにあると思うのですが、この問題について政府としては準備をしなければならない時期に到達していると考えられ……

第13回国会 内閣委員会 第45号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 木曾福島から長野へ移転の場合のやつも併せて資料をお願いしたいと思います。
【次の発言】 調達庁においては、五千百七十三人のうち、三千百八十二人になつて、約二千人の人員が整理せられるのであります。この人員整理をせられる人々に対しましては、どのように善処せられる御方針でありますか、一遍承わつておきたいと思います。
【次の発言】 今長官のお話で大体の方針はわかるのですけれども、二千人整理せられる人にとつては、そういう方針だけでは困ると思うので、その方針を具体化して、どこに幾らというようなお見通しが付いておるかどうかということを承わりたいと思います。

第13回国会 内閣委員会 第46号(1952/06/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 簡単に私大臣に一つと、政府当局に一点だけ御質問申上げたいのですが、今の教育の問題に関連いたしまして、育英資金や通信教育その他いろいろ教育が行われているのですが、今最も日本の中で教育に恵まれない人々は勤労者があると思われるわけであります。それで勤労者の教育については労働省が主として主管されておると思いまするが、文部省にも社会教育局があつて一般の国民の社会教育に尽力されておるわけでありますが、専修大学などには中央労働学園があつて労働者を中心とした教育を進められておりますが、イギリスなどにはラスキン・カレツヂなどがあつて、相当高い教育が勤労者にも与えられているわけでありますが、日本には……

第13回国会 内閣委員会 第47号(1952/06/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 そうすると衆議院においては、当分はこの修正案で行こうということで、近き将来においてなお更に不均衡を是正するという御意向があるかどうか。
【次の発言】 私も同様に本案に賛意を表するものであります。私どものといたしましては、この問題は衆議院において取上げられて、衆議院が議会に最初提出された案が私どもが妥当と考えておつたものであります。それが今申上げたような事情で、予算の関係から修正を余儀なくされたという感じがいたすのであります。我々参議院といたしましても、近き将来において十分に不均衡是正の問題については私どもみずからも検討を加えて、成るべく早い機会になお是正の余地があるといたしますな……

第13回国会 内閣委員会 第50号(1952/06/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 時間がありませんので、簡單に関連質問を申上げたいのですが、最初に海上保安庁の政府委員にお尋ねいたしますが、千五百トン級の十隻、二百五十トン級の五十隻の船のうち、只今横須賀に受取つておられる船の数は幾隻ありますか。
【次の発言】 この前海上保安庁の設置法が出ましたときに、我々は保安庁の設置の問題がすでに新聞紙上等にありましたので、若し保安庁という機構の設置が提出されるならば、海上保安隊の問題もこの保安庁の性格等と睨み合せて考慮したいということを我々主張いたしましたときに、政府当局の主張いたしましたことは、なぜ海上警備隊の設置を急ぐかというと、すでに千五百トン級十隻、二百五十トン級五……

第13回国会 内閣委員会 第54号(1952/07/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私二、三の点について御質問したいと思います。或いは休みましたので重複する点があるかと思いますが、御了承願いたいと思います。  新聞紙上によりますとアメリカから飛行機を貸与される見通しがついたということが新聞に伝えられておりますが、どのくらいな量をいつ頃貸与されることになつていますか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは次にお尋ねしたいのは、これも新聞紙上で伝えられるところでありますが、七月の上旬に警察予備隊の隊員を三十名ほどアメリカへ留学させることが出ておつたのですが、さような御計画がおありでございますか。

第13回国会 内閣委員会 第55号(1952/07/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私のお伺いしたいのは、或いはこの前の秘密会で御説明になつておるかどうか知りませんけれども、この今の米国船舶の借受についてというこの政府の答弁の中に、閣議において協議の上と、こういうふうに書いてありまするが、この閣議で協議した場合に、ただ単にどういう船舶を幾隻貸してくれという程度の協議であつたのか、借りるについては、どのような日本として借りる条件は、このような条件であるという希望を先方に申入れたかどうかということ、その点についてお伺いしたい。
【次の発言】 ちよつとわかりませんが、その希望条件は附さなかつたのですか、借入れについての……。

第13回国会 内閣委員会 第56号(1952/07/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私は本修正案並びに修正案を除く原案に反対をいたしたいと思つております。それは法務府設置法の一部を改正する法律案と関連を有しておるのでありますが、私どもといたしましては、法務府を現状のまま存置いたしたいという意見であります。それは法務府設置の際に、法務総裁というものは内閣の法務の最高諮問機関といたしまして、各省大臣及び首相に意見を提出し、又勧告することのできる権威あるものとして設置されたものであるのであります。然るに今回法務府から、別に法制局を内閣に設置するということは、この法務府設置の趣旨を弱めるものであると考えますので、法制局設置に反対いたしまして、法務府を現状のまま存置するこ……

第13回国会 内閣委員会 第58号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私も成瀬君と同様本案に反対をいたすものであります。  本案は地方自治庁と地方財政委員会と全国選挙管理委員会を廃止して、その仕事を統合しようとするのであります。今回政府の行政機構改革の一つの重要な方針は各種の行政委員会を廃止しようという考え方であります。御承知の通り新憲法下におきまして、日本が民主国家として発足するについての  一つの民主的行政の確立の方策といたしまして、各種の行政委員会というものが設置せられて、單に行政が官吏のみならず民間の人々を加えて十分に民意を反映せしめて、行政の民主化を図るということが行政委員会の中心の仕事であつたたということは申すまでもないことであります。……

第13回国会 内閣委員会 第60号(1952/07/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 私は最初に村上運輸大臣にお尋ねいたしますが、先ほど成瀬委員からも御質問をいたしましたが、なお不明確でありますので重ねて御質問申上げますが、海上警備隊の使用船舶については、アメリカ政府から借受けることを希望して、閣議で協議の上で海上保安庁としてアメリカの極東海軍と下交渉をなさしめたと、こういうことでありますが、下交渉の際には貸与せられるところの条件は下交渉でされたかどうかということをお尋ねいたします。
【次の発言】 もう一点だけ伺いますが、それはビンソン氏の提出のアメリカ議会において決定いたしましたものの中に、大統領は貸与の時と実質上同一の条件において右船舶を返還すべき条項を含むと……

第13回国会 労働委員会 第2号(1952/02/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○委員外議員(上條愛一君) 私の御質問いたしたい点は、岡山県の正織興業会社の労働基準法違反の告発に関する問題であります。これは正織興業の茶屋町工場において基準法違反が存在いたしておりますので、本年の一月二十五日に労働組合から岡山地検に告発状を提出いたしたのであります。なぜ基準監督署を通ぜずして直接に岡山地検に告発状を出したかと申しますると、これは昨年の十一月にすでに労働組合から基準法違反の問題を監督署に告発いたしましたけれども、今日まで何らの対策、処置を講じておらないのでありますので、今回は直接岡山地検に告発状を提出いたしたのであります。提出いたしました内容につきましてはお手許に資料を差上げて……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 内閣委員会 第5号(1952/12/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 宇佐美さんにお伺いいたしたいと思うのですが、今お話になりました高松宮殿下の福島県に御下賜後における処置については、例えば、まあ地元民といたしましては、有栖川宮殿下のお買上げのときの申合せとして、不要になつた場合には、或いは御別邸が廃止等の場合には元地主に返還するというようなこともあつたようでありまするが、今おつしやつた高松宮殿下のお話の中には、そういう土地をやはり観光厚生施設以外に、必要な場合においては地元民に返還するようなことも差支えないという意向もおありでございますか、その辺のことを承わりたい。
【次の発言】 もう一つ承わりたいのは、福島県当局において、委員会をお作りになつて……

第15回国会 内閣委員会 第6号(1952/12/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 この保安庁法の一部を改正する法律案について第一に御質問したいのは、フリゲート艦及び上陸用支援艇を軍艦でないというお考えの下にこの一部改正をしようというのですか、軍艦は軍艦だけれども、その軍艦の本来の任務に従事するのではない、単に警備という仕事に従事させるのであるから軍艦でなくて船舶だと、こういうお考えですか、その辺のことを一つ。
【次の発言】 船舶として使用しようということはわかるのですが、このフリゲート艦そのものが軍艦でないという考えですか。それは軍艦ではあるけれども、ただその使用が船舶の仕事としての使用をする、こういう意味ですか。その辺のことがはつきりしないのですが。

第15回国会 内閣委員会 第7号(1952/12/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 そうするとこの船舶安全法の第五条の検査を受けるということになると思われるのですが、この検査はやはり運輸省の所管となつて、運輸省が保安庁の海上警備隊の船まで検査をされることになるのですか。そのことをちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると船舶安全法の適用を受けるということになれば、当然私どもの考えでは、人命の安全を保持し、堪航性を保持するという第一条の立場から、第五条に基く検査を受けるのが当然だと思いまするが、それを受けなくていいのですか。
【次の発言】 それはわかりました。もう一点伺いたいのは、船舶職員法と保安のほうの関係ですが、船舶職員法で見るというと、この第五条……

第15回国会 内閣委員会 第15号(1953/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 これは予算関係はどうなるのですか。
【次の発言】 そうすると、今の御説明によると、予算措置は現状のままでいいというのですか。
【次の発言】 そうすると、今年度の予算のままで組替を何もやらずに措置ができる、こういうわけですね。

第15回国会 内閣委員会 第16号(1953/03/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○上條愛一君 昨年十二月、栗栖委員、成瀬委員と私の三名は、兵庫、広島の二県に出向きまして、行政管理庁の出先機関たる兵庫地方監察局、広島管区監察局を初め、神戸移住斡旋所及び呉調達局を視察し、なおついでを以て山口県岩国市における駐留軍飛行基地岩国飛行場を見学したのでありますが、今その概略について御報告をいたします。なお、今回の視察に際してそれぞれの機関より入手しました調査資料は一括して専門調査室のほうに備えておきますから、詳しい数字、内容等につきましてはそれを御参照願いたいと存じます。  先ず行政管理庁監察部の出先機関たる管区監察局及び地方監察局の業務実施状況について申述べます。昨年八月の行政機構……


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データ更新日:2022/12/18

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