片柳真吉 参議院議員
2期国会発言一覧

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このページでは片柳真吉参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

片柳真吉[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第6号(1950/11/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は緑風会の所属議員の一員といたしまして、食糧問題、特に最近問題になつておりますところの主要食糧の統制撤廃の問題につきまして、総理その他所管大臣に対しまして質問をいたしたいと存ずるのであります。  先ず本論に入るに先立ちまして第一に質問いたしたい事項は、これは実は昨日の本会議におきましても他の議員から質問された点でありまするが、今回の国会にすでに提出された、或いは提出を予定されておりまするところの予算案並びに法律案を見まするに、我々が憲法第五十三條の規定に基きまして要求いたしました農村対策を重点とする施策が殆んど考慮されていないことであります。このことはすでに他の議員からも質問が……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第33号(1951/03/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は緑風会の所属議員の一員といたしまして、只今上程されました食糧管理法の一部を改正する法律案に対しまして反対をいたし、委員会の否決の結論に対しまして賛意を表するものであります。  食糧行政が一刻もゆるがせにできないことは言を待たないところでありまして、朝鮮動乱以来の内外の情勢ただならぬこの時期におきまして特にその感を深くするものであります。  先ず国民全部が関心を持つておりますところの外国からの食糧の輸入確保の点でありまするが、昨年の七月以来本年六月までの最低要輸入量は、政府の計画によりますれば米換算約二百八十万トンであるのであります。これに対しまして昨年の暮までの上半期の輸入実……

片柳真吉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

片柳真吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 議院運営委員会 第5号(1950/07/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 在外特別委員会は、その運営に注意すれば設置することに異議はないが、電力特別委員会については、関係常任委員会である通産委員会を尊重する意味で設置には賛成しないのです。但し後段の意見は必ずしも固執いたしません。

第8回国会 議院運営委員会 第8号(1950/07/25、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 緑風会でいろいろ相談をいたしましたが、大体同じ案件が今運輸委員会でいろいろ調査審議しておりますから、理論としてもその調査の結果を待つ方が妥当なのであります。それまでこの上程を留保して頂きたい。

第8回国会 農林委員会 第閉会後1号(1950/09/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 伊東君に御質問いたしますが、食管関係では大豆は違うが雑穀は外れるということになりますか。
【次の発言】 それからこれは或いは大臣にお伺いした方がいいかと思いますが、先程も我々の間でも座談的に話が出ておつた問題でありますが、実は私の在職中に経験を持つておりますけれども、先程のお話を聞きますると統計調査なり或いは農地局関係等で約七千八百人というような人を減らす、これが決まつてしまいますると或いは農林省の定員法はどうなるか、こういう場合にも予算が決まつてしまうと行政整理の場合には後はにつちもさつちも行かんということでありますが、そこで各省の人を減らすという問題は、予算を編成する前に或い……

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は新大臣が対大蔵省の関係で勇猛心を働かすことを聞きまして非常に心強く思うのであります。そこでひとつ私は食糧管理特別会計の性格につきまして御認識を得たいと思います。これは実は私が在官以来持つております悩みでありますが、食糧事情が窮迫をしておりましたときには、三拝九拝をいたしまして超過供出をお願いしておりましたが、昨今の情勢は予算の制限を受けまして、或る一定の限度以上は買つてはいけないというような空気が、大蔵省方面に出ております。併しこれは私は食管の在職以来から持つておつた意見でありますが、これは大蔵省の関係局長とも終始意見を闘わした問題でありまするが、食管会計は現物会計でありまし……

第8回国会 農林委員会 第閉会後2号(1950/09/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私のは極めて單純な質問でありますが、三十億か五十億か分りませんか、資本金と預金部資金、これをばプールして融通する。この構想は私はいいと思いますが、そうすると、この政府の資本金というやつは、毎年これは三十億なり、五十億を出すということになるわけでありますか。
【次の発言】 そうすると、公庫を作るというのは要するに直接の一般会計からの予算の出資金と預金部の国家資金をプールするだけであります。そうなつて来ると、独立の倉庫を敢て作る、而も実際上は人件費をセーヴする、これは結構でありますが、農林中金を実際使う、こういう場合に一つの金庫を作るという理由が、政府の資金も金融金庫を通じで直ぐに右……

第8回国会 農林委員会 第閉会後3号(1950/09/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も先ず第一点に米価の問題で大臣の一つ御意見を拝聽したいと思います。昨日の物価庁の説明を聞きますと、まあ遺憾ながらという言葉を使つておりますが、従来通りパリテイ方式でやつてそれに或る程度プラスアルファーということでありますが、昨年の米価審議会におきましても、或いはその後の農村の声を聞きましても、殆んど主産費でやるという空気が非常に醸成されておると思います。又日本の工業の回復の工合から行きましても、或いは物価の情勢を見て参りましても、本当はその生産費の切換わる時期が来ておると思います。特にこれにつきましては、統制が外れますと、マル公がありますればこれはまあ或る程度の信憑するに足るパ……

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/27、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は大臣に今回の法案と米価との関係で御質問いたしたいと思いますが、実はこの法案を審議をしておりまして、米価と今審議中の地方税法案、この両面から見て参りまして、非常な実はジレンマを感ずるのであります。先ずこの米価の点から見て参りますると、御承知のようにパリテイ計算で米価が決定しておりまするが、ところが別途提出をされました小作料引上揚げの資料から見て参りますると、生産費の点から分析して見て参りますると、約七倍程度までは小作料は上げるとこういうところに議論が出て参りまするが、片つ方はパリテイ計算で行つて米価なかなかやつて行けないというような一般論なのでありますが、ところが生産費の点から……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 時間もありませんから簡單に二点だけお伺いいたします。生産費を見る場合に利潤を見ることは私は賛成でありますが、どの程度の利潤にお考えになつておりますか。  それから御意見をお聴きしますると、生産費の議論で、一般の経費は勿論でありまするが、正当な労賃を見る、或いは資本の利子を見る、それから今お尋ねをいたしました相当な利潤を見た上で、それ以上の余力がありますればそれを地代として拂つてもよろしいのですか、こういうふうにお聞きしたわけでありますが、そうしますると、今問題の小作料を七倍なら七倍に上げますと、それと関連をいたしまして当然米価が上つて来ますれば、御意見はそれでよろしいということに……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は審議の促進の見地からざつくばらんにお尋ねいたしたいと思いますが、問題は小作料及び農地の価格の引上げの問題でありまして、いろいろ今日まで御意見も出ておりますが、この小作料なり農地に価格は法律には別段明文がないわけでありまして、飽くまでこれは政府の方針と言いまするか、又正式には中央農地委員会に諮問いたしまして決定さるべき事項であります。法律事項ではないわけでありますので、そこで一応従来の資料から七倍というような案が決まつておるようでありますが、この際農林委員会等の意見を十分斟酌をせられまして、これをもう一遍再検討して頂いけないものかどうか。特に私も予ての米の生産費の議論から見て参……

第8回国会 農林委員会 第10号(1950/07/31、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 残されました時間も僅かでありますので、自作農創設特別措置法等の一部を改正する法律案の審議の打切の動議を提出いたします。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/05、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は第一点は食糧確保臨時措置法の関係でありますが、大体来年の麦からは供出制を外すということ、それから米につきましても、事前割当をやめるような方針のようでありますが、法律を見て参りますると、来年の米のほうは多少これは問題はないと思いまするが、今蒔いてすでに生えておりますところの麦につきまして、事前割当をやらないということは、まだこの法律が生きておりまするから、多少疑義があると思いますが、その辺どんなふうにお考えになつておりますかが。
【次の発言】 第三条に、農林大臣はいろいろな議会の意見を聞いて都道府県知事に指示するとなつておりまして、これを指示しないでよろしいという解釈は多少どう……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第6号(1950/12/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 農林委員会はこれに入つておりますか。
【次の発言】 今まで二十人の委員会を十八人にいたしまして、外務を十人を二十人にするということですが、例えば農林委員会は私は関係しておりますが、片一方では興農国会というような要求もありまするし、相当農林政策の重要性が増して来ておるのでありますが、これを二名の格差を付けるということが、果してどうかと多少の疑問を持つのであります。二十人と十八人と、同じ規格にできないものかどうかと思うのですが
【次の発言】 理事会の御苦心のほどはよく知つておりますが、僅か二名でやはり農林とか文部、その他の二名の格差を付けるというところの際どいことをせんでもよいという……

第10回国会 議院運営委員会 第11号(1951/01/30、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は多少前の関係を知つておりまするので、官房長官にお伺いしたいと思いますが、これは今お話のような鉱業と農業との関係で非常に大きな問題になつております、勿論この委員会はさような問題を民主的に決定するということも必要だと思いますが、もう一つは何と申しまするか、この鉱業法の主管が通産省にありまして、実は農林省と共管にして欲しいという問題があつたと思う。その調整面として農林省の代表を言いまするか、農林行政のよくわかつている人をこの委員会に加える。共管ではいかんけれども……それで農林省として調整をとつて行きたい、こういう趣旨があるのじやないかと思います。佐野君個人のことは申上げることを差控……

第10回国会 議院運営委員会 第17号(1951/02/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 実際は政府でやつておりますが、形式は議員提出ですけれども、これは議員提出の関係で、政府のほうで準備の関係から多少遅れるというようなお話は聞いておりますが、これは今年は議員提出になつても政府が提出しておる。やはり議員提出のものも政府提案と同じようにするということだけを申上げて賛成いたします。

第10回国会 議院運営委員会 第37号(1951/04/14、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はこういうように考えるのですが、今回の元帥の離職をされた理由は、これは新聞等の報道で判断するほかないと思います。先ほど国際関係等のお話がありまして、これも御尤もと思いますが、私の今までの判断では、元帥の離任の理由は、日本国の占領政策についてどうこうということはないと思います。むしろそれ以外の点でですね。一応の報道では、いろいろのあれがあつてやめられたのです。ですから、日本の占領政策、管理政策については、これは何ら問題はないのであつて、我々の感謝は、要するに日本国民の代表としてやるわけでありまするから、そういう点から、私はその他の点は余り考慮しなくてもいいのじやないか。こういうふ……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/23、2期、緑風会)

○委員外議員(片柳眞吉君) 発言の機会を與えられまして感謝いたします。実は私どもの農林委員会から関税定率法の一部を改正する法律案の修正に関する申入れをいたしておりますので、この機会にこの御説明をいたしたいと考えます。内容はすでにもうお読みになりまして御承知と存じまするが、今回の関税定率法の改正案が講和会議等を前に控えまして、この際関税自立権の確立を期して行きたいという政府の考え方には賛成でありまして、ただ如何にも現在の国際価格等から見て参りますると、或いは食糧の関係なり、或いは畜産等の関係からこのままで参りましては、到底やつて行けない情勢がはつきりしておりますので、大豆、とうもろこし、こうりや……

第10回国会 農林委員会 第1号(1951/01/31、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今の詳細な調査の結果よく了承いたしましたが、先ほど政務次官からもお話がありましたが、この調査の結果通り農林省として正式にもう決定したかどうか。これは念のためにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど御説明のありましたこの法律案につきまして数点御質疑をいたしたいと思います。  第一点は、この法律案は裝蹄師の質疑の向上とその擁護に主として考慮が拂われておるようでありますが、この裝蹄師を利用して、裝蹄或いは削蹄をしてもらいまする利用者の利便なり、或いは擁護の方面には若干考慮が欠けておるようでございますが、こういう方面につきましてどういうようなお考えを持つておりますか、先ずこの点……

第10回国会 農林委員会 第閉会後1号(1951/06/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 司令部のほうの意向というものを、できれば今少し具体的にお話願えませんでしようか。
【次の発言】 先ず第一に昨年産の米麦のバツク・ペイですが、これが現在の段階で全然バツク・ペイがいけないのか、或いは予算の範囲内であればよろしいか、これはまあ今年の米麦のバツク・ペイにも関連すると思いますが、予算がとれておれば、その範囲内ならばよろしいということでありますか、これは今後の、今年の米麦のバツク・・ベイにも関連しますし、これはやがて来年度の予算の編成の際にどの程度のバツク・ペイの予算を見るべきかにも関連する問題でありますが、その辺はどういうようなことになつていますか、趣旨はいいが財源がなく……

第10回国会 農林委員会 第2号(1951/02/01、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は本日極めて重大で且つ緊急な事項につきまして、特に大臣に御質問をいたします。この問題はこの前の国会でも、私から政府当局に御質問をいたしまして、御答弁を頂いたのでありますが、問題は食糧配給公団が三月解体されることになつておりまして、現在小売のほうはすでに登録が済んでしまいまして、独立営業になつておりまするが、それに伴いまして、たしか今月の十五日から一週間に亘りまして、小売からの卸しの登録が実施される、かように聞いておりまするが、ただ卸しができまする場合に、主要食糧の消費価格は、これは一本にきまつておりますので、すぐこの卸しが営業しまする場合に、運賃が区々になりますると、到底これは……

第10回国会 農林委員会 第閉会後2号(1951/08/03、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は三点ばかり大臣にお聞きをしたいのでありますが、第一点は、これはすでに政府の方針がきまつておると私は思いまするが、どうも徹底しないきらいがありますので、この際大臣からはつきり御答弁を頂きたいと思うのでありますが、それは今年の麦の買入れでありまして、これはまだ正式に割当は決定をしてはおらんようでありまするが、これも併し大体は下に下りておるようでありますが、割当以上に政府が無制限に買う方針のようでありまするが、これが農村にどうも徹底しておらないということで、関東地帯の農村を歩きましても、政府が無制限に買つてくれないという心配から、大麦あたりを一俵当り六百円とか八百円で売つておる、こ……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/06、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今安孫子長官から最近の情勢なり見通しを申されましたが、忌憚なく私申上げまして、現在の政府なり農林省の考え方が、どうも多少面子に拘泥しておるのではなかろうかということを、私ども非常に心配をいたしておるのであります。私も曾て官吏をやつておりましたから、よく立場は了解できまするけれども、どうもこの食糧問題は、少くとも最低、最惡の場合を常に想定してやることが私は必要だと思うのであります。而も国際関係が非常な端倪し得ないような情勢でありますので、さような場合には、先ず現状を成るべく変更しないで行くという、むしろ逆の態度が私は望ましいのではないかというふうに考えております。その意味でやや自……

第10回国会 農林委員会 第閉会後3号(1951/08/04、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 一つちよつと、今金融課長からの会社の問題、これは実は別途に陳情申上げたのですが、今丁度機会がありますので私一つ申上げたいと思います。原則的には農協が主になることは私は異存ないのでありますが、農村工業あたりの非常に高度化したものは、やはり企業形態としては場合によつては会社のほうが有利である、やりやすいというものが私はあるのじやないか。丁度私の在官中にも、例えば北海道の酪農事業を農協がいいか、会社形態がいいかという論議を頻りにしたわけであります。従いましてこの会社でもその出資の全部なり、過半数を農村が出しておる、やはり経営の便宜上会社経営のほうがよろしいというのは私はあると思います。……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/08、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今運賃プールの問題でお答えがありましたが、まあ非常に結論としては実は遺憾に存ずるのであります。そこで食糧管理特別会計で運賃をプールする、まあこういうことになつてしまつたわけですがそうなりますると、殆んど卸売といつても、これは代金を小売から回收して政府へ納めるというだけの仕事でありまして、爾余の機能は殆んど政府がみずから実施をするということで、卸売という名にはもう適さないことになるわけですが、そこで政府がやる場合に、具体的にどういう方法で運賃プールをやられまするか、現在持つておられまするお考え方を一つこの機会にお聞きしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第8号(1951/02/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今小委員会で今日までいろいろ審議をし参りました最終的な結論といたしまして、小委員会の考えておりますことを申上げまして、これにつきまして、御意見を更に御開陳願いたいと思います。政府におきましては、過般の三相会議におきまして、今年の麦につきましては、統制を撤廃いたしまして参るということで、今日まで参つておりますか、併しその後朝鮮動乱が起きまして、内外の情勢も相当変つて来ておるのでありまして、その点から、先ず第一には輸入食糧の確保につきまして、いろいろ政府当局の御説明も伺いましたが、この問題につきましても、相当心配をしなければならん情勢であるのであります。昨年の七月から十二月までの平……

第10回国会 農林委員会 第9号(1951/02/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 昨日の小委員会で委員長に、皆さんの御意見を総合して文案を整理する権限を委任せられましたので、お手許に配りました案を作成したわけであります。一応これを朗読して頂きまして簡単に御説明いたします。
【次の発言】 簡単に御説明いたします。前文のほうは大体従来の案と趣旨一変つておりません。ただ文章を多少簡潔にいたしたことが第一点と、それから前の案にありました麦のクーポン制に対する点と、それから食糧配給公団の関係だけは、この案では落しております。考え方は昨日までの政府当局とのいろいろの質疑応答で、我々と言いま下るか、少くとも私どもは依然としてこ一月から六月までの輸入計画更には七月以降の輸入に……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も蚕糸局長の答弁を聞いておりまして実は非常に同情をいたすわけであります。そこで私の感じを申上げますと、確かに蚕糸局の予算も極めて額が少いので、ただ問題はさつき白波瀬さんが言われたように過去の五カ年計画、これは実は誰も世間では知らないけれども、それほど実は将来の目標が極めて不明朗であるというところに実は農林大臣も或いは政務次官も、或いはその他のかたがたもどうもはつきりした確信がないということが農林省は勿論、大蔵省の予算の査定に当りましても、ただに二十万町歩がいいとか二十五万町歩がいいということは、要するにそれがはつきりしないというところに私はすべての問題が極めて低調な原因があると……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 これはもう或いは御質問が出ましてダブるかも知れませんが、この機会にはつきりさせて頂きたい点は、この農業委員会の仕事の事務の性質から見まして私の理解によれば、旧農地委員会の仕事と、それから食糧供出の農業調整委員会の仕事は、まあ国家的だと私は理解するわけですが、農業改良普及はこれはまあ地方事務と見てもよろしいと思いまするが、この辺につきまして政府部内の地方自治庁等とはつきりその辺の解釈が統一されておりまするかどうか、これを一つ御答弁を願いたいのでありますが……。
【次の発言】 そうしますると、今後この委員会の事務が仮に全部国家事務だということになりますと、その場合には当然全額を国が持……

第10回国会 農林委員会 第13号(1951/03/02、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 過般の農林委員会で、只今問題になつておりまする農業共済組合連合会の事業不足金の問題につきまして、赤澤委員から動議がありまして、この委員会で適当なる実行委員々挙げまして、大蔵大臣、農林大臣等と促進かたにつきまして折衝をするようにというお話がございまして、私ども数名が院内で大蔵大臣及び農林大臣に面会をいたしましたので、その経過の概要を御報告いたします。  この問題につきましては、第一は、二十億以上の、この計算上当然出て来まする不足金、これは是非とも国において一つ面倒見てもらいたいということを第一点に申上げましたが、勿論農林大臣は大いに賛意を表しておりましたが、大蔵大臣は必ずしも国で全……

第10回国会 農林委員会 第15号(1951/03/07、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今委員長からお話のありました関税定率法の一部を改正する法律案、これに関連いたしまして食糧統制の小委員会でいろいろ検討いたしました結果を御報告いたします。  今回の関税定率法の改正案によりますると、いろいろ関税自主権をこの際確立をして行きたいという立場から、各般に亘りましてそれぞれの税率の佃定をされるのでありますが、農林関係で特に問題になりまするのは、大豆、「とうもろこし」「こうりやん」等の国民生活なり或いは畜産経営に相当関係ある事項が実は一番深い関係があつたのであります。大豆につきまして従価一割の関税をつける。それから「とうもろこし」は同じく従価一割、「こうりやん」が従価五%課……

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/08、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 本日はなお食糧管理制度の改正その他食糧統制問題につきまして、農林大臣なり経本長官なりに質問したいと考えておりますが、時間もありませんので、これを後日に譲りたいと思います。なお本日提案されました食糧管理法の一部改正及び食糧の政府買入数量の指示に関する法律、この両法案の審議の過程におきまして、逐次いろいろ質疑をしたい思いますから、その場合は是非とも一つ農林大臣及び安本長官にも御出席を頂きたいと思います。  簡單に私から、折角両大臣が御出席でありまするから、最後に簡単に御質問いたしたい点は、例の主要食糧の卸のプールの問題に関連いたしまして、あれがああいう結果になりまして、食糧庁において……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はこの法案には全面的に賛成をいたしますが、ただ特にこれは提案者に御要望いたすのでありますが、農業振興計画を実施するために必要な経費を予算に計上する、こうなつておりますが、この点につきまして我々も勿論協力いたしますが、特に提案者におきまして今後政府側と極力折衝して頂きたい。特にこの前の質問でも私申上げたわけでありますが、国の財政の許す範囲、こうなつておりますが、従来の早場米奨励金等を減額したその経過を十分一つ尊重いたしまして、極力必要な経費を多く予算に計上して頂きますよう提案者に今後の御折衝を希望いたします。
【次の発言】 都道府県農業委員会の委員の数の問題であります。市町村の場……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/22、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 農業委員会法案の立法技術の点で私は一点だけ御質問をいたしたいのであります。と言いまするのは、別途に提案をされておりまするところの主要食糧の買入数量の指示に関する法律案で、その法律のほうで農業委員会に供出関係の権能を附与しておりまするが、同じ国会に同時期に法案を提出する場合に、特にこの農業委員会法案の中へ供出関係の権限を規定しませんで、別途の法律で出しましたことにつきまして、何か特段のお考えがあつたのかどうか、その点を一つお伺いしておきます。

第10回国会 農林委員会 第22号(1951/03/23、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は食確法或いは食糧管理法の改正になるに当りまして、実体的な質問を数点いたしたいと思いまするが、この前、農林大臣から御答弁がありまして、十月までは米麦等で二合七勺の配給を継続いたしたい。十一月からは米のみで一合五勺の配給にするという方針の開明があつたわけでありますが、そこでそうしますと、今年の麦の出廻つて参りまする六月頃から十月までは、政府からは二合七勺の配給がある。それと並行して麦の自由販売、自由消費がここにあるわけでありますが、そうなつて参りますると国の全体の需給計画から見て参りまして、政府が全部国内麦を抑えて計画配給をしますれば、はつきりした不足量が出て参りまするけれども、……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 時間もありませんから極めて簡單に御質問いたしますが、実はこの前の委員会で農林当局に御質問いたしまして実は麦の統制撤廃に絡みましてのその後の需給推算につきまして、どうも見方が多少甘いという感じがいたしますので、直接大臣にお尋ねいたします。と申しますのは、十一月から米だけで一合五勺の配給にする、こういうことでありまするが、そうなつて参りますると、麦のほうは自由販売、自由消費、誰がどういうふうに消費してもよろしいということになるわけでありまして、そうなつて参りますると、外国からの輸入量は私は当然に殖えて来るのではないだろうか、計画配給をしておりまして、主要食糧以外の消費を相当抑えており……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/27、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 食糧管理法の解釈につきましてこの際お聞きをしたいと思うのでありますが、実は昨日か一昨日の埼玉新聞の記事を見ますると、今問題になつておりまする食糧管理法の一部を改正する法律案が国会を通らない場合におきましては、食糧管理法の政令以下の規定を改正して、実際的には麦の統制を外し得るという研究をやつておるという記事を私見たわけであります。これは実は食糧管理法の第二條は現行法では米麦、甘藷、馬鈴薯、雑穀、その他政令で以て定める食糧というようになつておりまして、これを政府に売渡すべしというようになつておりますが、実は雑穀は法律は改正しませんで、政令以下の改正で実際的には零になつて参ります。政府……

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 第一点は、昨日長官にお伺いいたしましたのですが、食糧管理法の第一條で米、麦、雑穀等は政府に売るというような規定になつておりますが、この法律の根本規定が政令以下で実は換骨奪胎になるということでありますが、現在の解釈ではさような解釈ができるとは思いまするが、どうも趣旨からして、折角の法律が政令或いは省令で実際には効力を失なうという政令が実は相当あつたのではないかと思います。これを政令を改正され、要するに政令の改正で本法の規定を実際上無効にするというような政令は、これは私はやはり大きく言えば憲法違反になると思うのでありますが、これを近く改正する御意思がありますか、それが第一点であります……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私のは極めてこれは細かい問題でありまするが、併し法律の解決によれば、これに関係いたしますのでお伺いいたしますが、それは先ほど岡村委員から農林漁業者の共同利用に供する施設、これに病院等を加えてくれ、こういう御意見がありましたが、私もできればそれに留意することが適当と思いますが、ただこの資金融通法の目的なりから見て参りますると、この法律の解釈がそういう経済資金まで貸して行くのかどうか、例えば病院であるとか、農村の託兒所であるとか、そういう直接農林漁業に関係のない資金まで貸すのかどうか。目的には「農林漁業の生産力の維持増強」と、こうありますので、勿論金融機関が生産力の増進に役立つことは……

第10回国会 農林委員会 第28号(1951/03/30、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 今の二十一條の解釈でありますが、これは私はちよつと條例では、澱粉だとか、そばであるとか、これはやはりこの規定ではできないのじやないか、こう思います。これは第二條で農産物というやつを限定しておるわけですね。そこで二十一條では米麦以外の農産物と、こうありますので、お話のような條例でもできないのじやないか、こういうふうに思うのでありまして、その点はやはり解釈の違うところでございますが、そうなつて来れば、私の意見では、澱粉は、少上先の問題でありまするが、まあ打明けての私の意見でありますが、非常にお急ぎならば、これは通して置いて、成るべく早い機会にすぐ改正して頂いたらどうかと思うのです。こ……

第10回国会 農林委員会 第29号(1951/03/31、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 十四条のこの奨励金の償還ですが、交付をされた奨励金に相当する金額に利子に相当する金額を加算した金額を政府に納付しなければならないという、この利子に相当する金額の利率はどんなふうにお考えでございますか。
【次の発言】 私もこの法案に賛成をいたすものであります。ただこの再建整備はこれはなかなか容易なことではないと思うのでありまして農林省或いは地方庁の今後の非常な指導、監督につきましては、特に御勉強願いたいと思います。更にこの奨励金の交付だけではなかなかこれは再建もむずかしいと思うのであります。これ以外の方法につきましても特に農林省はあらゆる面から一つ援助をして頂きたいと思います。例え……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/05/14、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 競馬法の一部を改正する法律案に一、二点御質疑をいたしたいと思います。  第一点は、休会前のこの農林委員会なり参議院におきまして、同様の競馬法の一部を改正する法律案の審議をいたしたのでありますが、この通過後先ず旬日後に法律案ができたのでありますが、同じ法律を僅か十日前後の間隔を置きまして、二回に亘つて改正することは、多少方針がこう一貫せんようになりますが、僅か十日間くらいの間で同じ法律を二回に亘つて改正するその経緯を先ず……。
【次の発言】 そこでこれは政府当局に一つ御質問いたしたいのですが、その前の国営競馬の改正に当りましては、その改正の趣旨が、非常に地方競馬が回数が殖えました関……

第10回国会 農林委員会 第32号(1951/05/15、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今委員長の御発言の通り、昨日提案をいたしました国有林野法案及び国有林野整備臨時措置法案につきまして、その各条につきまして、概略の御説明をいたします。国有林野法から朗読いたしまして、それについて簡単に御説明をいたします。   (この法律の趣旨)  第一条 国有林野の取得、維持、保存及び運用(以下「管理」という。並びに処分についての国有財産法(昭和二十三年法律第七十三号)の特例は、他の法律に特別の定がある場合を除く外、この法律の定めるところによる。
【次の発言】 お手許に国有林野法関係参照法律及び条文がございまするから、それを御参考にされつつお聞取りを願いたいと存じます。  第一条……

第10回国会 農林委員会 第33号(1951/05/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 只今の資料はあとで政府当局から御説明いたしますが、ただ今の御質問のラインで一応申上げて置きたいと存じますのは、平衡交付金等が少い、その埋合せの意味で林野を払下をするということになりますると、この林野整備の方針と多少方針が違つて来るわけであります。勿論この基本財産のために第一條の第二項におきましても飽くまで、基本財産を造成せしめたい趣旨から第二項の優先順位は規定しておりまするけれども、平衡交付金が少い穴埋のためにやるということでは、これはやはりこの法律の趣旨を脱却するものと思うのでありまして、できるだけこの本法の精神に副う限りにおきましては、第二項で市町村を最優先に考えておりますか……

第10回国会 農林委員会 第35号(1951/05/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私の感じは、この前局長にも申上げておいたのですが、蚕糸局だけで作つていると、さつき言つたような御批判が出て来るので、それでやはり正式の委員会とか審議会はむずかしいと思うのですけれども、実際上安定本部とか大蔵省とか、或いは金融機関であるとか、それから長野県だとか群馬県、こういう大きな県の知事なんかにも来てもらつて、少し恰好をつけて行かんと、農林省の蚕糸局の一部だけで作つた法案ということになるとどうも迫力がないということで、ですからいいことであつても、どうも大きな脚光を浴びませんと、今までと余り変らないのじやないかと思うので、そういう考えはないですか、何かもう少し……。

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/22、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この臨時措置法は、附則にありますようにまあ三年間の臨時立法でありまして、根本的な計画は、これは政府の考え方もあると思いますが、やはり中央森林審議会等で十分検討いたしましてこの三カ年の間に十分案を練りまして、再び政府なり、或いは議員提出で、かようにいたしたいと考えております。
【次の発言】 この交換その他の売却につきましてもできるだけお話のような惡い意味の政治的な色彩が入りませんように少くとも根本的な基準等につきましては、これは中央の審議会で十分基準を作りまして、それに準拠して実施をいたしたい、そういうふうに考えております。

第10回国会 農林委員会 第37号(1951/05/23、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は法案の第三十六條の第一項の第一号で「省令で定める地域」とありまするが、この省令で定める地域はどういう地域を予定されておりまするか。それから更に同号の最後に「農林大臣の指定するもの」とありまするが、この指定物資はどういうものを予定されておりまするか、先ずこの点をお伺いしたい。
【次の発言】 私は実体的には今の御答弁で異議がありませんが、ただ多少心配になりまするのは、対外的な関係を考慮しますと、明瞭に法律なり省令で地域をはつきりきめて、例えば今お話のあつたような中共地区であるとか或いは朝鮮から牛とか馬とかそういうものを絶対入れてはいけないということになりますると、講和会議も近い昨……

第10回国会 農林委員会 第38号(1951/05/24、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は家畜伝染病予防法案に対しまして、次の事項の実現を要望いたしまして賛成をいたします。  要望事項の第一は、提案理由において述べられておりまする経費予算の増加必要額が必ずできるだけ早い機会に追加計上されまして、この法律の実施に遺憾なきを期してもらいたいと、これが第一点であります。それから第二は、速かに家畜伝染病、特に馬の伝染性貧血の防疫対策を確立して頂きたい。なおこれに関連いたしまして、牛疫の血清その他の血清につきましては、できるだけ国でこれを製造、管理をしてもらいたいということを附言をしておきます。それから第三には、家畜の輸出入検疫、或いは家畜の輸入禁止措置等は、国際関係に相当……

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/25、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 国際価格が非常に高い関係はなかなか輸入は困難と思いますが、ただ今後通商協定等の関係で或いは南方地域なり或いはアメリカ大陸等とバーターで入つて来るという話が進んでおるかどうか。これは外務省の所管かも知れませんが、若しわかつておりましたら伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ台湾のひのき材等について何か具体的の話をしたことがありますか。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。それではなお総括的な御質問の続行もあると思いまするが、それは時間がありましたならば更に御質問願うことに……

第10回国会 農林委員会 第41号(1951/05/28、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私の質問は或いはダブつておりますればお答えは要りませんが、先ず第一点は適正伐期齢の問題でありまするが、この場合に、従来からも経済的な理由で早く伐るというよりも、特殊の用途に当てる意味で、或いはここに書いてありまする適正伐期に達せぬものもまあ慣行的に伐つておるものが私はあるのではないかと思う。といいますのは、例えば私の郷里の奥多摩地方あたりでは、主として特殊の丸太を供給しておるわけです。恐らく二十年も過ぎますれば相当伐つておるのではないかと思います。これは細い長い丸太を供給する、かような観点から余り太くなると却つて用途に合致しないと、こういう地方があるのであります。その他の方面にも……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も数個の要望事項を附しましてこの両法案に賛成いたすものであります。  要望事項の第一は、只今小林委員からの発言と大体同趣旨でありますが、林業経営が元来非常に利廻りが低いのであります。この林業に対していろいろな制限をこの法案で加えておるのであります。その意味からこの委員会でもいろいろ各位からも御意見がありましたように、特に利廻りの低い、或いは企業としての独立性を保しがたいような林業の特殊性に対応いたしまして、できるだけ国家の立場からの助長、援助を強く要望するのであります。率直に申上げますると、従来の林野行政の仕事がややもしまするとさような方面に関心が薄いような感じもいたすのであり……

第10回国会 農林委員会 第43号(1951/06/01、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この前に修正案が衆議院で否決になつたことは私は趣旨からして甚だ遺憾に思うわけでありますが、そこで一つ長官に御質問いたしますのは、あの法案の中には例のスキヤピンで必要なる場合には超過供出を認めるという規定は、政府が自主的にこれを入れておるのではなくしてまだ有効である、言わばスキヤピンに基くところの規定ではないかというふうに解釈をしております。そういう点から見て行つて今準備をせられておる政令中にやはりあの規定は入るわけですか。
【次の発言】 そうするとスキヤピンとの関係はどういうふうに理解したらよろしうございますか。
【次の発言】 それから農業委員会の予算ですね、農業委員会の中の供出……

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/04、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は国会で休会前のたしかこの委員会だつたと思いますが、その際に安本長官も大蔵大臣もそうだと思いますけれども、ある程度補給金を考慮するような口吻の答弁があつたわけでありますが、ところがこの間の米価問題に関連しまして、私なり池田さん等から質問した場合には大蔵大臣の答弁がややぼけて来ておつたのであります。そんな意味からこのラインで強力に関係筋に……、これについては全面的に賛成であります、特にこの米価の問題から見て参りましても、ややもすると昨今の情勢から生産者米価が抑えられるというような傾向が強くなつて来ている。そういう点から見て参りましても、それからこの間申上げたように再びパリテイが非……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 議院運営委員会 第1号(1951/08/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 緑風会は今御本人に聞いておりますので、大体二十分でいいと思いまするが、今その質問をされる人に、本人に大体の時間を聞いておりますので、今少しお待ちを願いたいと思います。何分でいいか……。

第11回国会 議院運営委員会 第閉会後1号(1951/10/09、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 定員法の改正、これは出されるそうでありますが、一般的な事務の縮小簡素化ということでなくて、例えば或る物資の統制を外すという関係で定員を減らすという問題も出て来るのじやないかと、こう思うのですが、そうなつて来ると、各省の組織法をまとめますということもおかしいと思いまするが、定員を減らす場合には、それと当然関連する、例えば統制を外すというような法律案が同時に出ないとおかしいという感じがするわけですが、單に一般的な事務の縮小簡素化ということでなくして、特にそういうものが私はあるのじやないかと思うのです。それで特にお聞きしたいのは、問題の米と麦の統制撤廃の法案が、これは今度の国会に出され……

第11回国会 農林委員会 第閉会後2号(1951/08/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 塩の価格の問題は、只今委員長からお話のあつたようなわけであります。実はこの八月から工業塩を除いた一般用の塩の価格を突如として上げましたことは、実は非常にびつくりもし、又遺憾に存ずるわけであります。どうも我々の農林委員会の意思を、むしろ私は軽視或いは無視したものではないかと思うのでありまして実は非常に憤激の念さえ実は感じておるわけであります。そこでこの値上げをいたしました事情なり、或いはこの算出の基礎等も、時間もありませんから、或いは困難かも知れませんが、この値上げに至りました事情なり、或いは改訂の基礎につきまして御説明を願いたい。それからそれに関連いたしまして、この前の我々の申入……

第11回国会 農林委員会 第閉会後3号(1951/09/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私もこの米価の点で過般の決定のいきさつを一つお聞きしたいわけですが、今の五%というのは、パリテイ指数を二五〇と見てそれで計算した価格に五%を掛けた最後の絶対金額で話がついておるわけですか、或いは飽くまで五%という比率できまつておるかと言いまするのは政府の当初の案は、一〇・二%という政府の当初の案はそれを掛ければその絶対金額が大体前年度の特別加算額と同じ金額になる、こういうことで最初の案が一〇・二%という結果的な比率が出たわけですが、そういう点から見て行くとやはりその一〇・二%がいろいろ交渉の結果五%になつたのもこれはやつぱりそれを掛けた絶対金額を私は言うておるのではないか。そうな……

第11回国会 農林委員会 第閉会後4号(1951/09/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 麦の統制撤廃の問題は、本論に入りますれば、相当慎重にこれは審議しなければならんと思いますが、私は今日は本論に入ることは避けまして、その前提の條件と言いますか、そういう点で政府当局に御質問をいたしたいのであります。この前の第十国会でああいう経過で政府の案が不成立になつたわけでありますが、あの不成立になつてから半年を出でずして再び麦の統制撤廃の案を来たるべき国会に提案をされたい、こういうわけでありまするが、あの当時われわれが反対いたしました点は詳しく申上げているわけでありますが、あの当時われわれが反対をいたしました各種の條件なり、或いは客観情勢が相当好転したから、これを出すというので……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 農林委員会 第1号(1951/10/12、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 今の定員法の関係で、食糧管理のまあ撤廃の実体が定員法の中に入つておるということでありますが、定員法が先へ出まして、まああとで食糧管理の法案が出て来るわけでありますが、食糧管理の統制撤廃の問題が仮に否決された場合には元へ戻すというお話でありますが、ただこの前までの例で行きますると、実はその予算の関係でそれを否決しても実は元へ戻し得ないという実は最近の実例があるのです。そこで今度は実際的に米麦の統制撤廃の法案が仮に否決された場合において、これを戻し得るその実際的な措置がありまするかどうか。これがないと実はもう何ともならんわけでありまして、又そういう曾つての苦い例を私どもは持つておりま……

第12回国会 農林委員会 第2号(1951/10/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 時間はよろしうございますか。
【次の発言】 私はまだ法案が出ませんから、出ましたら内容につきましていろいろ聞きたいと思つておりますが、その前にとにかく主食の統制撤廃の方針だけは決定した。これだけは事実であります。ところが今日まで自由党の政調会の皆さんともいろいろの機会にお話合をしたわけであるが、かような統制撤廃をするという目的がどうもはつきりしておらない。單に自由党の公約だというようにはどうも私には理解ができないのでありまして、そこで今日は時間もありませんが、どういう目的であえてこの時期に統制を外すのかということを一つ大臣からお聞かせを願いたいと思うのであります。  第一に予想さ……

第12回国会 農林委員会 第4号(1951/10/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 塩の価格の問題は、過般のこの農林委員会でも政府関係当局に私から意見を申上げ、又御質問をいたしたのでありますが、要するに昨年の十二月七日の当委員会の決議で、食糧関係或いは農畜産業の関係が深い意味で、工業塩とその他の塩の価格が非常にアンバランスであるということで、この塩価の是正に関し農林委員会の決議で申入れをしたのでございまして、これに対しまして各関係当局から申入れの趣旨に副いまして善処をいたしたいと、かような誠意ある御返事を頂きまして、又実際的にも我々の希望する全面的な改正ではありませんでしたけれども、或る程度工業塩とその他の塩の価格の不均衡が是正されたことを喜んでおつたのでありま……

第12回国会 農林委員会 第6号(1951/10/31、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はまあ曾つてこの食糧管理法の立案に実は関係した者といたしまして、先ほど奥野局長からのと大体同じ実は考え方で現在おるわけでございます。で佐藤長官がまあお立場上はつきり言えないことは止むを得んと思いまするが、これは佐藤長官にお聞きをしたいのですが、農林大臣は本会議等においても食糧管理法は戦時中の立法である、更に言いますれば国家総動員法と同じような惡法であるということを実は言つておられるわけであります。まあこれはいろいろの見方があると思うのでありまして、食糧管理法を作る際の提案理由の中にも、たしかこれは平戦時を通ずる立法であるということがはつきりこれは言われておると思うのでありますが……

第12回国会 農林委員会 第8号(1951/11/02、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 関連して水飴と葡萄糖の物品税の問題でありますが、先ほど陳情者のかたからいろいろの理由が説かれておりましたが、私は水飴とか葡萄糖の課税は食糧事情と言いまするか、砂糖の事情が非常に変つたという情勢変化を余り見ないで、要するに砂糖がふんだんに入つて来ておつた戦前と同じ考えで水飴とか葡萄糖を見ておる、こういう惰性的な考え方が多いのじやないか。そこで私はいろいろ理由が先ほど述べられましたけれども、むしろこの際どうせ砂糖は外貨の関係等からそうふんだんには、これは入つて来ませんし、又入れるべきではないと思うのですが、そうなつて来ると甘藷は非常に国内でできるわけでありまするから、この甘藷或いは馬……

第12回国会 農林委員会 第9号(1951/11/14、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 これはあとの都合もありますから、今日は私は内容の質問は余りいたしませんが、今度の統制撤廃を棚上げをした方針について、今少し詳細に具体的にこれに関連してお聞きをしたいと思います。そういうことを保留いたしまして、私は今日の質問はございません。

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 ちよつとその説明は理解しがたいのですが、いろいろなフアクターを総合して最低価格がきまるわけでありまするから、総合した結果、そういうことになると思いますが、これはまあなんでありますが、字句の解釈としては、やはり「繭の生産費」と、こう言い切つておる以上は、この中に一定割合というものを入れると……、少くとも旧法との対照においては、やはり生産費は一〇〇%見る、勿論ほかの農業と兼業しておりまするから、その負担割合は当然出て来ますが、ここはやはり生産費一〇〇%見ることのほうが、私は正しいと思うのですが、如何でしようか。
【次の発言】 ちよつとまあその点はおかしいのですが、まああとで更に或いは……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私の要求しました資料について御説明がありましたが、併しこれはこういうことが言えると思うのですが、生産された生糸の全部が輸出に行く場合においてはこういうことになるかも知れないが、併し生産された生糸の半分くらいが輸出であつて、半分くらいは国内需要に廻るということでありますれば、外貨獲得という点から見れば、四石七斗四升はこれは半分くらいで、外貨の獲得という点からは比較にならんのではないかという説明がなければならない。そういう意味においてやはりなお桑園を殖やしたほうがいいか、麦を作つたほうがいいかという問題はこれは十分研究を願いたいと思います。  それから小さいことでありまするが、一トン……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も数点の希望意見を附けまして只今の小林委員の修正案に賛成し、修正個所以外は政府の原案に賛成をいたすものであります。  希望意見の第一は、この法案は繭糸価格安定法となつておりまするが、委員会の審議でしばしば御意見が出ましたように、繭の価格安定につきましては具体的な方策が法案には規定されておらないのでありまして、そういう意味で当委員会から申入れをいたしました蚕糸対策に関す申入れにつきまして、政府が誠意を以て且つ可及的速かにこの申入れの事項を実現してもらいたいということを強く要望いたしたいのであります。特に來年度の予算の編成時期も始まつておるのでありまして、これに乘り遅れませんように……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も時間がありませんから極めて簡單に質問いたします。先ず私は日本の水産漁業の観点から質問をいたしたいと思うのでありますが、今回の平和條約で大多数の国とは平和関係が回復するわけでありまして、これは日本の漁業の見地からも誠に喜ばしいのでありまするが、ただ問題は、中国とソヴイエトとの関係が依然として平和関係が回復をしないのでありまして、ところが御承知のように我が日本とソヴイエトなり或いは中国との間に介在しまする海域が非常に優秀な漁場でありますることは申すまでもないのであります。 そこで太平洋方面は非常にはつきりするわけでありまするけれども、依然として北洋から日本海或いは黄海、或いは東支……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も只今岡本委員から御質問のあつたマツカーサー・ラインの点でまだ実は、はつきりしないのでありますが、いずれにしましても、はつきりしませんと、日本の漁業としては依然として非常に困るわけでありまして、私の解釈では、こういう意味で現在のマツカーサー・ラインは、中国、ソヴイエトに対しても消滅をすると実は考えておりますが、それは現在の連合国全部が相談をしてきめたラインであつて、その大部分について平和関係が回復すれば、公海のラインも当然これは消滅をすると、ただ中ソ等が依然として戰争関係と言いまするか、これが継続をしておりまするから、この前も御質問いたしましたように、新らしく中国なり、ソヴイエ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は第十四條の(b)項の点で一点御質問いたしたいと思いますが、(b)項では、占領の直接費はこれは放棄いたしますが、占領の間接費用はこれは支拂うということになつておるのでありまして、従いましてこの前御説明がありましたように、ガリオア資金なり或いはイロア資金等で救済を受けましたものも、これはこの債務を償還をすると言いまするか、これは返すことになるわけでありまして、これは終戰直後の混乱を救つて頂いた関係でありまするから、お返しをすることが当然だとも思いまするけれども、ただ丁度私が当時ガリオア資金等による食糧の配給をいたしておつたわけでありますが、当時の国民の感情なり、或いは私どもが関係……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会 第76号(1952/07/25、2期、緑風会)

○委員外議員(片柳眞吉君) 特別に質問の機会を与えて頂きまして有難うございます。この法案につきまして先ず飼料の全体の需給状況につきまして、これは政府当局に御質問いたしたいと思いますが、これは過般農林委員会で政府当局からの答弁によりますると、国内の流通飼料は概算年間で百六十万トンである、それに対して国内の供給力は概算百四十万トンでありまして、差引二十万トンのマイナスに出る。この二十万トンに若干のアルファを加えて二十五万トン程度のものを今回の法案の通過の場合においては輸入をいたしたい、こういう御答弁がありましたが、ところが別途我々のところへ来ております畜産団体等の陳情書によりますると、これには農林……

第13回国会 通商産業委員会 第65号(1952/07/23、2期、緑風会)

○委員外議員(片柳眞吉君) 発言の機会を与えられまして、厚くお礼を申上げます。只今御審議中の臨時石炭鉱害復旧法案につきましては、すでに農林委員会から当委員長にも正式のお願いをいたしておりまして、且つ又他の委員からも、当委員会ですでにいろいろお願いをいたしておるわけであります。本日は重ねて従来農林委員会からお願いをいたしておりまする事項を最後的に一つお願いをいたしたいということで、本日発言をいたしたいのであります。  この法案が従来の金銭賠償の趣旨を効用回復の線に変更いたしましたことは、これは食糧増産の見地から非常に同感でありまするが、ただ書面で申入れてありまする通り、第五十一条の第一項の納付金……

第13回国会 農林委員会 第1号(1951/12/12、2期、緑風会)【議会役職】

○理事(片柳眞吉君) 速記を始めて。  企業合理化促進法案につきまして、北村委員から御発言の要求がありますから……。
【次の発言】 他にございませんか。
【次の発言】 もう御質問ありませんか。速記をちよつとやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。それでは大蔵省の調査課長が見えておりますが、先ほどの企業合理化促進法案につきまして重ねて御質疑を願います。
【次の発言】 他にございませんか……。  それでは次に砂糖の放出と澱粉工業及びいも栽培の救済に関する件で岡村委員から御発言の要求がありますから……。
【次の発言】 御発言ありませんか。

第13回国会 農林委員会 第7号(1952/02/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は災害復旧の進度表で、この進度表の実績というものは、政府の補助金なり、或いは政府からの融資、公式に出た補助金なり融資の額から逆算と言いますか、それから計算された実績であるので、補助金も来ない、或いは正式の融資も来ないけれども、村で皆が出し合つて実際にやつておる、こういうものは実は或る程度あると思うのですね。これはこの表には出ておらないだろうと思う。そういうところはやはり相当高い金等を借りて、実際上これは政府の援助が待ち切れないという意味でやつた所が相当あると思うのですが、これは入つておらないと理解しているのですが、そういうものは……。

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/03/04、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 大体この行政機構の問題は、只今の御答弁で大体了解しますが、統計調査事務所と、食糧事務所との関係につきましては、すでに事務当局からいろいろお話があつたのでありまして、私は蛇尾を加える必要はこれ以上ないのでありまするが、ただ昔からの一応沿革を申上げまして、特にこれは今岡の問題の参考に供せられたいというふうに存ずるのであります。と申しますのは、御承知と思いまするが、昔は米なり麦の生産統計は、府県庁を通じてやつておつたわけでありますが、それではどうしても正確な統計が把握がしがたいということで、当初やりましたのは、食種検査員が米等につきましては、大体生産数量の少くとも半分以上はこれが検査に……

第13回国会 農林委員会 第10号(1952/03/05、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はかねてから問題になつておりまする塩の問題につきまして、更にいま少しく御質問をして、成るべく早く政府から適当な回答を期待をいたすわけでありますが、まあこの問題はいろいろ質疑応答を重ねておりまするが、どうも我々には依然として政府の説明には納得ができないのでありまして、根本的には塩の専売が一体どういう目的でやつておるのかというような、実は根本問題にまで発展をいたさなければならない感じを持つておるのであります。現在の塩の専売の実態を見て参りますと、往時のように、相当の専売益金を上げて国の財政に寄與するということは、現在では全然これはなくなつておるのでありまして、むしろ相当無理をして、……

第13回国会 農林委員会 第12号(1952/03/12、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この法律案は実体的には異議はないのですが、法律の恰好として第一条では肥料配給公団令は「平和条約の最初の効力発生の日以後も、法律としての効力を有するものとする。」こういうその肥料公団令を法律として真つ正面から直すということをしないで法律として効力を有するという恰好で差支えがないかどうか。恰好としてその点がはつきりした根拠がありまするかどうか。要するに公団令は失効して、併しそれが法律として効力を有するという恰好で果していいのかどうかですね。
【次の発言】 それからこれはちよつと簡單な質問でありますが、肥料配給公団令は昭和二十二年の勅令百七十一号、それから食糧確保の臨時措置令が昭和二十……

第13回国会 農林委員会 第14号(1952/03/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 二月末までの貸付決定は九十八億でございますが、三月一ぱいでどのくらい大体貸付が完了する見込でございましようか。
【次の発言】 それからこの農業倉庫の融資の利息を引下げることは、これは次善策としては止むを得んと思いますが、実は前から農業の倉庫につきましては国から相当の助成を実は要望しておつたのでありますが、今度のこの資金融通法でやられるのは暫定措置であつて、今後はやはり政府から相当の助成をいたす方針でありますかどうか、これを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 将来とも助成ができました場合におきましては、その間の、融資してやつたものとの関係が不均衡という点が起きると思うのでありま……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 小林委員の修正案は後ほど全体で決定をするわけでありましようが、その際におきめいたしたいことは、八千万円の融資で、これだけでこの前の繭糸価安定法通過の際に農林大臣の回答に対する問題としてこれだけでは極めて一部分にしかならないのであります。そこで農林当局、蚕糸局としては、乾繭倉庫の融資が八千万円で足りるかどうか。今年は八千万円ときまつておれば、今後はどれぐらいの計画を持つておられるか、八千万円で全部OKというのでは私は余りに少いと思うのである。その要望が一部実現することには私は異議はありませんけれども、蚕糸局のこの前の法律通過の際の政府の回答についてどういうような計画を持つておるか、……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/25、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 ちよつと簡單に……第三條の二の改正案に関連して簡單に質問いたしますが、農林貧の試験研究機関に対して助言と協力を求めるということがありますが、例えば大学の試験研究機関等を除いておりまするが、これはまあアメリカ等の実態を見ましても州の大学等が相当普及事業に非常な協力をしておりまするが、特に第二條の関係で、新らしくかようなところにも助成金が行くことになりまする関係もありまして、むしろ大学等の試験研究機関にも助言と協力を求めることのほうが適当かと思うのでありますが、それを省いておりまする理由を一つ簡單に御説明願いたいと思います。

第13回国会 農林委員会 第17号(1952/03/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この農林漁業資金融通の特別会計の問題ですが、農業倉庫の利率を引下げるということに関連して、或いはほかの共同施設等もこの利率を引下げるという問題が出て来ることが予想されまするが、現在の政府提案でどういう採算になりまするか。それから問題になつておりまする繭倉庫を四分に下げた場合に、なお農林漁業資金の特別会計の採算がどうなりますのか。これは今後の検討にその関係は大きく必要がありますので、御質問いたします。
【次の発言】 私は只今飯島委員の修正案に賛成し、修正個所以外は政府の原案に賛成いたしますが、この際明確な條件を付けて賛成をいたしたいと思います。と申しますのは、この金融と助成とを混同……

第13回国会 農林委員会 第18号(1952/03/27、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 関連して……。只今小林君からお話がありましたわけでありますが、関連いたしまして私からも若干御質問をいたしたいと思うのでありますが、この施行令が法律の規定なり精神と背反するかどうかは、只今小林君からも御意見がありましたが、私はそれはそれといたしまして、例えば施行令の第四條等を見て参りましても、この生産費調査が、農産物の生産費調査としてはやはり多少問題があるのではないかと思つております。例えば第四條の各項目を見て参りますると、最後の十三号、十四号で支払利子、支払地代となつておるのであります。これは大臣も御承知のように米麦等の生産費は、要するに今実際支払をいたしませんでも資本利子を見て……

第13回国会 農林委員会 第19号(1952/03/28、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も数点御質問をいたしたいと思いますが、第一点は、この法案が施行されますると、その特別の対象になりまする災害は二十六年の一月以降に発生している災害である、こういうふうになつておりますが、過年度災害でまだ残つているのが相当あると思いまするが、二十五年以前の災害では大体これに該当するようなものがないかどうか、それが第一点であります。  続いて御質問いたしまするが、それからこの法案で参りますると、その年に発生した異常な災害を受けた地域にということになつておりまするが、その年に集中的な被害を受けたという所も勿論これは十分同情に値いすることでありまするが、併し地方によつてはもう毎年殆んど連……

第13回国会 農林委員会 第20号(1952/04/14、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 森林法の施行は昨年の八月からだと了承しておりますが、施行後まだ一年にならないのでありますが、勿論その短期間の経験でも、惡いところを直すことは、これは当然だと思いますが、前の法律を施行して一年を出でずして改正をするということになりますると、これは今後の見込でわかりませんが、しよつちゆうこれをいじつているという結果も起るような嫌いも感じまするが、その辺の、僅か九カ月ぐらいでこれを直すということにつきまして、これは政府当局はどういうようなお考えを持つておりますか。提案者でなくて政府当局の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど朝令暮改になつても、惡いところは直すという御答弁が……

第13回国会 農林委員会 第23号(1952/04/17、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 或いは質問が重複をするかも知れませんが、提案者にお聞きしたいのですが、この急傾斜地の農業振興計画でありますが、この急傾斜地の所在場所を考えてみますると、一つには半農半漁というような地帶が相当あると思うのであります。漁業と農業と併せてやつておるという地帶も相当あることと思いまするし、それからもう一つは海岸線にない所は、かような急傾斜地で農業をやつているような地帶でありまするから、大体は山村に当然これはなるわけであります。そうなつて参りますると、折角の振興計画が單に農業の見地からのみ果して適正な計画が立てられるかと、或いはこの振興計画の実際の目的が達成できまするかどうか、多少の疑問が……

第13回国会 農林委員会 第24号(1952/04/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 昨日質問いたした事項と関連をいたすのでありますが、法案の第十條に農業振興計画とありまして、その第一の事業に農地の保存及び改良というこの地帶は、説明にもありましたように概してエロージヨンの多いいわゆる侵蝕作用の多い地帶でありますので、従つて重点は農地の改良ということもありましようけれども、むしろ一番先にやるべき事項は農地の保存ということが一番大きな問題ではないかと思つております。そうなつて来ると、一体この農業振興ということから行きますというと、既耕地は場合によつては減らすというような実は場合も起きて来るのではないか。私も極めて僅かな地域ではありますけれども、例えばアメリカのTVAあ……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 資料をもう一つ。今三橋さんが申されましたけれども、農家の保有率を米で幾ら、麦で幾ら、その他幾らというのを……。
【次の発言】 ええ、そうです。

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/05/07、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はこの法案の提案されたことにつきまして、あえて政令にはよらないで法律案で出しましたことに敬意を表します。この問題は非常に慎重に審議いたしたいと思つておりますが、詳細な質問に入る前に政府の考え方を質しておきたいと思うのであります。今松氷さんからもお話があつたような懸念でありますが、一体、この前ああいうような経過をとりました麦の統制撤廃の問題を大分今度はいろいろ苦心された点は確かに認められますが、今年の米の供出がまあ二千五百万石せいぜいだ、こういう時期に、而も国際関係はこれは私以上に政府当局のほうが国際関係なり、或いは今後相当の軍備をしなければならんというようなそういう情勢はよく知……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/09、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は先ほど来の答弁を聞いておりまして、又私もこの前質問いたしまして、やはりわからない点は二重価格制の問題で、どうも政府の答弁を聞きましても果してはつきりやるのかどうか極めて不明瞭である。この点は最も法案を審議する際の極めてキー・ポイントでありますので、更にこの問題で質問はいたしたいと思つておりますが、ただ我々今審議をしておりますのは衆議院の修正案を審議をいたしておるわけであります。従つてこの解釈は勿論これは勝手であつてはならんのであつて解釈は自由では困るのであつて、これを運用するのは国会で決定した線に沿つて行政官庁が運用するわけでありますから、解釈が自由である、解釈は勝手であると……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/12、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 衆議院からわれわれおいでを頂きまして甚だ恐縮でありますが、私から衆議院で第四條の二の第二項を改正された点につきまして、修正されました衆議院の直接の説明をお聞きしたいというように存ずるのであります。と申しますのは、この解釈につきまして政府当局からもいろいろ案を頂きましたけれども、必ずしもその解釈が明確でないのでありまして、やはり修正案を立案されたかたから直接改正の趣旨等をお聞きいたしまして、その趣旨でこの法律を運用して頂く外ないのであります。そういう意味で実はおいでを願つたわけであります。同時に私から若干の御質問をして御説明を頂きたいと存じますのは、第一は、すでに政府の原案でも買入……

第13回国会 農林委員会 第33号(1952/05/13、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 本日は農林大臣が御出席でありますので、主として米食率の問題で大臣の御所見をお聞かせを願いたいと思います。  今度の政府提案を拜見しますると農村方面には相当細心な御配慮があると思うのですが、併し食糧管理をやる理由はやはり消費者の方面のことも考慮いたしませんとならんことは申すまでもないですが、そこで私たちが心配いたしまするのは、麦の生産関係は、今年の麦作はまだはつきりいたしませんけれども、ともかく去年の米の供出がいろいろ御努力されておりまするが、二千五百万石ぐらいしか政府の買入ができないと、又輸入外米のほうも大体計画は達成されるようなお話でありましたが、併しこれも随分無理をされて、御……

第13回国会 農林委員会 第35号(1952/05/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 最初に、農業共済基金法案につきまして若干御説明を願いたいと思いますが、第一は、基金の目的なり、事業の関係が法律に或る程度明記してございまするが、この案で参りますると、十五億は政府が出資をし、あとの半分は会員が出資をいたすわけでありまするが、そこで三十億の基金では、災害の激甚な都市にはこれだけの資金では足らないというケースも相当できると思いまするが、そういう場合に、三十億で足らない場合には、この基金が適当な金融機関なり、或いは政府機関から借入れて貸すということができまするかどうか。これは必ずしも法案の上でははつきりいたしておりませんので、最初にこの基金で借入れができるかどうか、それ……

第13回国会 農林委員会 第36号(1952/05/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 冒頭に私から質問したことと只今の御答弁との間で、更にはつきりしてもらいたいと思うことがあるのでありますが、私の理解するところでは、農家が現状において十五億の出資をする能力があるかどうかは、これは私は十分検討を要する問題だと思いまするが、ただこの基金の出資のほうは、保険料であるとか或いは共済掛金とはこれは性格を異にしている。要するにこれは一回だけの出資でありまするし、それから基金の用途も損害を愼補するのではなくして、あくまで各府県の共済連合会の融資に使うわけでありまするから性格は私は違うものと思うのであります。そこで私が冒頭に質問いたしましたのは、一体基金という法人の経理をする場合……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も小林君の提案いたしました修正案に、枝葉末節の点では若干不満足の点がありまするけれども、大綱といたしましては、私の所見と合致をいたしますので、以下述べる理由によつて賛成をいたすものであります。特にこの麦の統制撤廃の問題は、軍に麦だけの問題ではないと私は理解をしておりまして、やがてこれは米の統制撤廃の問題にも関連をいたす問題でありますので、以下理由をはつきりいたしまして反対をするものであります。  第一は、第十国会でありましたか、勿論今回の案のほうが、大分政府においてもいろいろ勉強された跡は私は認めるわけでありまするが、併し統制を解除するという方向では、第十国会の案と方向は同じで……

第13回国会 農林委員会 第41号(1952/05/28、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 手数料の問題で政務次官の御答弁を聞いておりますと、こういうふうに理解をしてもよろしいかどうか、米のほうは統制が続いておりまするから、これは手数料をとらない、従つて米の生産者価格が適当だとしますれば、実際米の受入検査に要する費用は消費者に転嫁される、それから麦のほうは、今度の法律案が通りましたので、政府に売つて来る分は、一応手数料はとりまするけれども、その手数料は買入価格のほうに加算してありまするから、これは生産者の負担にならない。これを換言すれば、政府に売つて来た麦の実際検査に要した費用は消費者に転嫁される、こういうふうに私は理解するのであります。即ち米は全部生産者価格が相当価格……

第13回国会 農林委員会 第42号(1952/05/29、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 今度の改正案で償還期間が五年で利息が五分五厘、期間も大分短縮をされ、金利も上つておるわけでありますが、これで果して償還の見込みがあるかどうかですね、といいますのは、配付された資料に今までの貸付の年賦償還の收入状況調がありますが、これを見ますと、逐次回收率が落ちておるような数字が出ております。例えば二十四年度が九七一%、二十五年度が八九%、二十六年度が八三%、これを平均しても八六%しか回收されておらないのです。農家経済の一般の状況は二十五、二十六は或る程度若干の黒字は出しておりますが、最近農林省の発表でも再び赤字に転落をしておるというようなことでありますが、これは一般農家経済でもそ……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/04、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 大臣の御答弁で大体了解をいたすのでありますが、御答弁の趣旨をこういうふうに私どもは理解をしてよろしいかどうか、お伺いしたいのでありますが、と申しますのは、この間通過をいたしました食糧管理法の一部改正案で、場合によつては食糧管理特別会計において、二重価格という関係が当然出て来るのでありまして、従来のような独立採算制一本槍という性格が崩れて参つて来ておるのでありまして、そうなつて来ると、只今の検査料の問題も、その場合に当然これは吸収して処置できるのではないだろうかという意味に理解してよろしいかどうか、それが第一点であります。  それからもう一つは、この食糧検査に要する費用をできるだけ……

第13回国会 農林委員会 第51号(1952/06/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 最後に簡單に御質問いたしますが、先ほどの小林委員の御趣旨私は全面的に賛成いたしますが、ただ農地局長の答弁のように実際上現在の五分五厘の利息の引下げが困難であると、まあこれでいつて中期信用制度を確立すると、こういうようなお考えなり答弁でありましたが、そこで私はちよつとこういうような考え方がされてもいいんじやなかろうか、安く政府の資金が出ればそれに越したことはございませんけれども、五分五厘で五年以内の金融になりますれば、これは、私は或る程度現在の農林中央金庫の機能でも私は貸し得るのじやなかろうか。そうなつて来れば一般会計で歳出で落して二億数千万円の金を五分五厘の金利をとつて貸すよりも……

第13回国会 農林委員会 第52号(1952/06/17、2期、緑風会)

○片柳眞君 この繭糸価格安定法の施行令の問題に関連いたしまして、実はこの間の米価審議会で実はこれとやや似た問題が起つたのであります。私も実は大体そういう感じを持つたのですが、この間改正いたしました食糧管理法の修正案がここで通つたわけですが、その施行法令が修正案の趣旨を必ずしも明確に現わしておらん、むしろ多少歪曲されて政令化されておるという問題でありまして、審議会では本法の趣旨に準じて政令化を再検討してほしいという、実は附帯決議が出ておりまして、これは或いは今度の国会はむずかしいとしますれば別でありますが、若し時間がありますれば、食糧管理法のこの間の改正案の施行政令の関係をも一つこの委員会で検討……

第13回国会 農林委員会 第53号(1952/06/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は今度のこの農地法案につきまして、先ず基本的な事項について数点御質問したいと思うのでございます。  第一点は、この法律の目的でありまして、第一条になるわけでありますが、この第一条の条文を読んで参りますというと、耕作者の地位の安定と農業生産力の増進を図る、これがまあ最終目的になつておるのでありますが、これで果して足りるかどうかですね、これは特に先ほどの農地制度の改革が憲法違反になるかならんかという問題ともこれは或る程度私は関連する問題だと思うのでありまして、と申しまするのは、今回の農地法案は現存の三法令を統合するということが目的でありますが、その一つであります自作農創設特別措置法……

第13回国会 農林委員会 第54号(1952/06/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 関連して伺いますが、只今の三浦さんの七十一条、七十二条の関連の応答を聞いておりますと、私も多少七十二条の規定は、農地局長の答弁の趣旨はわかりますが、方法としては必ずしも適当ではないのじやないかという実は感じを持つたわけです。要するに、七十一条で遅滞なく検査をして、而も三年間或いは国から又買収されるかも知れない、或いはされないかも知れないということを検査をして、三年間宙ぶらりんでおることは、局長の答弁の趣旨とはむしろ合わんじやないか、検査したならばその結果を遅滞なく、むしろ通知をしたほうが私はいいんじやないか、これは買います、これは大体よろしいから買わないというふうに、むしろ検査の……

第13回国会 農林委員会 第55号(1952/06/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は……。
【次の発言】 先ほど来安本の局長からも御答弁がありましたが、どうもその話を聞きますと、多少合点の行きませんのは、幹事会において、主管省である農林省が留保しておる、それにもかかわらずこれを閣僚審議会に出して、その際には勿論農林大臣も御出席でありましたが、私も長い間の役人の生活を持つておりまするが、主管省が反対しておるものを、これを閣僚審議会に出したということは、これは私はともかく手続としては、主管省がむしろこれを出すということがおかしい。それからもう一つは、農林大臣なり今畜産局長からお話がありましたが、一般の国内の酪農業には影響がないという言明がありまするけれども、実は……

第13回国会 農林委員会 第56号(1952/06/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 簡単に質問をいたしたいと思います。これはこの前に島村委員からも或る程度御質問があつた事項でありますが、農地価格の問題であります。これはどうも私は今度の法案でもその点が殆んど考慮が払われておらないという感じが強くいたしたのであります。と申しますのは、従来は政府の買上価格は勿論でありますが、一般の民間売買の場合においても農地価格を統制しておつたわけであります。これを二十五年から一般の取引のほうは統制を解いているわけであります。そこで強制譲渡の場合には大体平均して反当五千円ぐらいになつております。ところが一般の民間取引は数万円になつておる。これはこの間、農地局長の説明としては、政府の買……

第13回国会 農林委員会 第57号(1952/07/02、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この問題で関連事項でお聞きしておきたいのでありますが、それは数日前の新聞の投書欄でありまして、新聞の名前は忘れましたけれども、接収地の隣接地帯で薪炭を生産しておる炭焼の人の投書がありまして、その附近では非常な危険があつて到底炭が焼けない。これについては殆んど政府が考慮を払つてくれないという投書が出ておつたわけであります。私は非常に尤もな記事として見たわけでありますが、接収地そのものではないのでありまするが、その附近で非常に薪炭の生産の作業ができないという問題につきまして、何か考慮を払われておりますかどうか、政府のお考えをお伺いしたい。

第13回国会 農林委員会 第59号(1952/07/30、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 ちよつと質問してよろしうございますか。まだ確定しておらぬようですから、或いは細かいことはわからないかも知れませんが、食糧管理対策ですが、補給金が非常に殖えるということ、これは国際価格の上昇等で止むを得んと思いますが、この二百四十二億の補給金以外の繰入れの中には例の超過供出の奨励金が入つておりますか。
【次の発言】 どのくらいの單価かわかりませんか。
【次の発言】 それからこれは二百四十二億というやつはどうなんですか、いわゆる損益計算上のネットの赤字を補填するとかそういうものは勿論ですが、去年度までやつておつたようないわゆるインペントリー・フアイナンスまでやるということか、どつちな……

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は最近の食糧行政の状況に対しまして、三点につきまして政府当局の説明を願いたいと思うのであります。  第一点は、最近の食糧管理特別会計の運営の状況でありまするが、最近我我が聞きますると、この年度内、即ち三月までに政府は手持麦の相当量を製粉なり精麦の業者にこれを売却をいたしたいということで、関係業者に話を進めているそうでありまするが、一体従来は委託加工で製粉、精麦をやつておつたのでありますが、而も委託加工の方針は逐次延期をされまして本年の三月までは大体従来通りの委託加工でやつて参るというふうに承知をしておつたのですが、突然、かような年度内に相当量の麦を業者に売却すると、こういうこと……

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はこの資金運用部資金の現在のコストですね、二十七年度は郵便貯金の利子が上りますので、二十七年度の全体の資金コストが上るのじやないか、若し資金コストが上るとしますると、新らしい融資計画で利息の上るものがどれだけかという点を伺いたい。
【次の発言】 私のは、運用審議会で恐らく説明をされていると思うのですが、そこで現在の貸付金利を決定する場合の現在のコスト、並びに来年度もこの同じ計算で行なつて、来年度のコストはどのくらいになるかという点だけをお聞きしているのであります。これは恐らく審議会で説明された通りと思いますが、その運用審議会で説明された現在のコストと、同じ方法で計算した来年度コ……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は簡單に最近の情勢から見て参りまして、食糧管理法の違反の問題で若干お聞きしたいと思うのであります。と申しまするのは、米のほうは或る程度取締りがされておるようでありますが、麦のほうは殆んど拱手傍観の恰好でありまして、食糧管理法が続きながら麦の横流れその他は殆んど白晝公然とされておるような状況であるのであります。これは單に食糧管理法違反というだけの問題ではないと私は見るのでありまして、恐らく今度の国会に提案されまする麦の統制撤廃の問題とも私は実態的には相当の関連を持つておるというふうに見ておるのであります。と申しますのは、今のような状況でありますると、食糧管理法が儼然として存在しな……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は今年の米と麦の価格につきまして先ず質問いたしたいと思います。来年度の予算を見て参りますると、食糧増産対策費で相当の予算が計上されておりまするが、ただかんじんの米価、麦価につきましは実は十分な考慮か拂われておらないというような感じがいたすのであります。昨年の米価は御承知のように七千三十円でありまするが、今年の予算米価は七千二百十四円でありまして百数十円しか実は上つておらないのであります。而も昨年の七千三十円の米価はそれに或いは供出完遂の奨励金の千円でありまするとか、或いは問題の超過供出の奨励金の二千円というものを見て参りますると、実は七千三十円に或る程度加わつたものになりまする……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 水産委員会 第3号(1952/11/28、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は昨日の御説明で、防衛水域の問題で、これは私の主観が多少入るかも知れませんが、こういうような趣旨が国連軍の解釈にないかという点でございますが、と申しますのは、防衛水域の性格は昨日の御説明でも必ずしもはつきりしておらん。言葉を換えますれば、日本の漁船等が絶対に入つてはいかんという区域はないというふうに理解できると思うのですが、そうなつて来ますると、仮に或る危険を冒してこの水域に入つて操業しておる最中に、不幸にも向う側は積極的には拿捕はしないというようなことでありますけれども、不幸にも軍事行動等の結果、日本の漁船が具体的な損害を受けたという場合においては、この防衛区域の中でそういう……

第15回国会 水産委員会 第6号(1952/12/05、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 これは「相当」や「多大」という頗る字句の問題になりますが、むしろ私の見るところでは、要するにその防衛水域の性格というものが不明瞭なんだね。そういうところから、今入つともいいし、入つてどうなるか、要するにわけのわからんというところにあるので、そういうふうな不安は私はあるのじやないかと思う。「多大」というのはちよつと私は強い感じもするので、これは「相当」でも「今なお」でも、どつちでもいいんですが、(笑声)要するに性格がはつきりせんというところに対外折衝に万全の措置を講ずべきだと思う。これをいかんというのではない。だからその性格なりをクリヤーにするということが、むしろあれで、「万全の措……

第15回国会 水産委員会 第7号(1952/12/08、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 ちよつと一つお伺いしたいのですが、鯨油の買入という問題を政府で考えておるようですが、これは農林委員会でたしか前の小笠原大臣からもそういう説明があつたんです。が、その鯨油の買入ということになると、まあ新らしい特別会計を作るのだと思いますが、まあそれ以外に菜種であるとか甜菜糖とかいういろいろなものが入つて来るわけですが、ところが鯨油の買入れという問題は、やはり水産政策の一つの大きな根本に触れて来る問題だと思うのですが、この予算はこれじやちつとも出ておりませんですが、この予算に出て来るか、水産庁でないとすると、外局である水産庁が他の部局に置かれた特別会計との関係とどんなふうになりますか……

第15回国会 水産委員会 第15号(1953/02/04、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 木下源吾議員と林専門員と私は去る一月十五日東京を出発いたし、翌十六日は三重県、十七日は愛知県でそれぞれ県の係官及び水産団体代表、県会議員等約四十名の参集を求めまして会議を開き、地元の実情を聴取いたしました。その会議におきまする地元の発言は誠に熱心なものでありまして、いずれも所定の時間が足りなくて意を尽し得ない点は、会議後に個々に話を聞くといつたような有様でありましたが、地元のこれら熱心な要望を通じまして、我々が大ざつぱに印象ずけられましたことは、最近日本の沿岸漁業があらゆる面において行詰り、漁民自体がどうしていいかその帰趨に迷つておる、どこにも暗い面ばかりで、積極性が殆んど見受け……

第15回国会 水産委員会 第17号(1953/02/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私も今の木下委員の質問に関連しまして、いま少し明確にしておきたい点があるのですが、この平年の漁業による所得という考え方ですが、今までの御答弁で私が理解しますのに、こういうふうに理解していいかどうか。と言いますのは、漁業による粗収入から、油であるとか、その他現金支出を控除したものを、これを大体平年の漁業による収入或いは所得と、こういうふうに私は説明を理解しているのですが、その点間違いはありませんか。
【次の発言】 それでさつき木下さんが引例されておりました、平年の今言つた所得は一万円である。ところが漁業制限で所得が八千円減つた場合に、それをまるく見る、こういうことでありましたが、さ……

第15回国会 水産委員会 第18号(1953/02/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この算式につきましては了解いたしました。今の木下さんの質問と同じ点で補足して質問したいと思うのですが、この第一の漁業者に対する補償の場合も、平年粗収入というと、これは漁業制限の起る前のやはりこれは収入ということになると思いますね。ですから初年度あたりは時間のずれが余りありませんから、インフレなりデフレなりの影響というものが大したことはないと思います。これが二年、三年たつて参りますと、数年前とその年との間に例えば非常にインフレがあつて、魚価が上つておるということになりますると、やはりこの間に非常に不公平が起きはせんだろうか。ですから例えば米あたりでやつておるような原単位計算というよ……

第15回国会 水産委員会 第20号(1953/03/06、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 前回までの質問で、補償の算定方式は大体了解いたしましたが、ただその算式で計算された八〇%をするという問題は、これは私はどうしても理解がしがたいわけであります。法案の第一条第三項においても、「第一項の規定により補償する損失は、通常生ずべき損失とする。」と書いてあつて、例えば法案が、通常生ずべき損失を基準として定めるとか何とかあれば、これは八割とか、九割とかいうような、成る程度のその間にニューアンスが出ると思いますが、はつきり「通常生ずべき損失」ということになつておりますると、計算された損失額の八割では、これは私は納得しがたいと思うのであります。特にこの前も申上げましたように、第五条……

第15回国会 水産委員会 第22号(1953/03/13、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は本法律案に希望を二、三付けまして賛成をいたします。  希望の第一は、今日まで政府当局とり質問において、法律の条文につきましては、その事業の経営上損失を蒙つたきは国がその通常生ずべき損失を補償する、こういうふうにはつきり書いてありますが、政府の説明で聞きますると、この通常生ずべき損失が平年粗収入から必要経費を控除した金額の八〇%を補償するという説明でありまするが、これは私は質問の際にも申上げましたが、これは理解できないことであつて、これはやはり平年粗収入から必要コストを引いた金額を私は補償することが正しいというふうに考えておりますので、そういうラインで一つ政府当局は更に再検討い……

第15回国会 予算委員会 第閉会後1号(1953/03/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は細い点でございますが食管特別会計のことについて御質問したいと思います。先ほどの主計局長の御説明で四月、五月内地米が大体二十万石、それから外地食糧が総計六十六万トンぐらいになると思いますが、実は相当の数量が予定されていますが、それにもかかわらず食管の予備費が二十億六千百万というようなものを組んであるわけであります。多少何かバランスを失しているような感じを持つのであります。特にこの予備費が二十億六千百三万六千円というような細い数字が出ておりますので、先ずその関係を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 予備費を内地米の二十万石以上に買うという引当でありますれば、大体了解をいた……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 麦の統制撤廃後の、月別で結構でありますが、一般の麦製品の価格の調べがありましたら頂きたいと思います。これはできますればブロツクに分けまして、九州であるとか、関東であるとか、それから、東北、北海道というふうにブロツク別に分けて、各月の麦製品の最終価格の調べがありましたら御提出を頂きたいというのが要旨でございます。それに関連いたしまして、私が最近聞きましたことによりますると、東北なり北海道方面では非常に麦、或いは精麦であるとか、そういう麦製品の入手が困難であるというような情報を聞いておるのであります。更に具体的に申しますると、例えば北海道におりまするところの保安隊等では、現地ではなか……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は時間もありませんので、問題を整理いたしまして、総理に御質問申上げたいと思います。  第一は、これは衆議院におきましてもいろいろ問題になつた点でありますが、国庫の剰余金の使い方につきまして総理の考えをお聞かせ願いたいと思うのであります。これは財政法の規定もあるようでありまするが、前年度からの剰余金が約四百五十億、それから今年の剰余金はまだわかりませんけれども、或る程度のやはり繰越金ができるというような情勢に聞いておりまするが、国民経済が非常に豊かであつて、税の負担も軽いというような時期でありますれば、或いは前年度の余剰金を翌々年度に繰越すということもこれは私は結構と思つておりま……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は先ず最初に繭糸価の安定につきまして、これは大蔵大臣と農林当局に御質問をいたしたいと思いますが、繭糸価の安定施設法が通りまして、すでに運用といいまするが、実施をされておりまするが、この関係で一般合計から三十億繰入れをいたしまして、こういう点はこの予算委員会でも国家資金の合理的な使用をやり、或いは財政支出の重点的使用という問題がしばしば議論されておりまするが、そういう点から考えて参りますると、実は三十億の一般会計から繰入れをしておりまするけれども、幸か不幸かこの法律が施行されてから生糸は上る一方でありまして、従つて貴重なる三十億の金というものが実は特別会計の中で遊休して資金運用部……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は農地の固定資産税につきまして質問申上げます。農地の固定資産税の課税標準でありまするが、農地価格は本年度は現在の農地の公定価格に二三・五倍を乗じた額、それから来年度以降は制限価格に地方財政委員会規則で定める倍数を乘じた額、こうなつておりますが、この二二・五でありますとか、或いは倍数等は別途の農地の統制価格がなければ、或る程度腰だめで決めることは止むを得ないと存じますが、別途に相当嚴重なる農地の価格が統制をされておりまして、而も非常に近い機会に政府におきましては現在の政策価格を適当な経済価格に改正をして行きたい、かような意図があるようでありますが、さような場合におきましてはむしろ……

第8回国会 通商産業・農林連合委員会 第1号(1950/07/21、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は先ず最初にこの商品取引所のできまする根本的な立場におきまして、商品の供給と需要とのバランスをとり、その間に適正な価格を発見する。この仕組みにつきましては異存はございませんけれども、ただ戦争以来の日本の状態から見て参りますると、供給の方は、或る程度見当は付くと思いまするが、主として輸出に必要な商品につきましては、まだなかなか需要の測定ができておらないのではないかということを痛感いたしておるのであります。その意味で特に農林関係の物資につきましては、例えば生糸が、どの程度外国に需要があるか、或いはその他の農産物につきましても、実は海外需要がどの程度であるか、ということが一向はつきり……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 経済安定・農林・建設連合委員会 第1号(1951/03/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 この国土調査は、外国で相当この制度は進歩していると思うのでありますが、その意味でアメリカその他の各国の法令なり制度の調査したものがありましたら資料に加えて頂きたいと思います。

第10回国会 農林・水産連合委員会 第1号(1951/03/14、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私はこの法案が通過した場合の運用上の問題でちよつと承わりたいと思います。先ほどもお話のように実際の実務を金融機関に委託することは、これはもう私は異論はありません。ただやはり行政上といいますか、法制上の責任はやはり政府にあるのである。そこで或いは金融機関の貸付の可否等についてはやはり問題が起る場合があると思います。その場合に、従来では資材調整事務所等がありまして、これが或る程度現地で実態も見て、その意見を中央に持つて来た。こういうことで或る程度農林省の直属機関で調査ができておつたと思います。資材事務所はなくなつてしまつたのでありますが、そういうような場合に、主として府県庁を使つてそ……

第10回国会 農林委員会食糧統制に関する小委員会 第1号(1951/02/08、2期、緑風会)【議会役職】

○委員長(片柳眞吉君) それでは食糧統制の小委員会をこれから開会いたします。  食糧統制に関する小委員会の調査につきましては、かねて各位の格別の御配慮を頂いておりまして、厚くお礼を申上げます。本日は右の調査のうち、食糧確保臨時措置法が来る三月三十一日を以て失効することになつておるのでありますが、これが存廃の可否、存続せしめるとせば、これが改正の要否及び改正点、廃止するとしますれば、その後の措置等を中心といたしまして、主食の供出の問題について、なお排せて主食の配給統制の問題についても御意見を拜聴いたしたいと、かように存じております。開会が遅れまして、甚だ恐縮でありまするが、時間の都合上、先ず各団……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務・農林連合委員会 第1号(1951/10/27、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 第一にお聞きをいたしたい点は、当初の日本側の希望は九十万トンの数量で希望したのでありますが、それが五十万トンというような非常に少い数量になつてしまいましたが、この五十万トンとなりました理由と、それからあと幾らも期間がありませんが、今後これを殖やすような御意思がありまするかどうか、それを先ずお聞きしたい。
【次の発言】 この協定で小麦という観念の中には、原麦即ち小麦粒と小麦粉と二通りあるようでありますが、この場合に日本の産業面から見て参りますれば、相当の製粉工場が国内にありまするし、むしろ現状では原料が能力に対して少いようなことになつておりますが、そういう点から国内産業の見地から見……

第12回国会 外務・農林連合委員会 第2号(1951/11/17、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 このFAOの憲章を受諾することを非常に結構だと思うのであるが、加盟しますると、まあ分担金はここに書いてあるようなものでありまするが、第十一條で栄養、食糧及び農業に関する各種の報告をしなければなりませんが、大体どの程度の報告をする必要がありまするか、おわかりになつておりますれば御説明頂きたいと思います。
【次の発言】 これは或いはこのの委員会で御質問することは適当でないかも知れませんが、この農業機構へ参加しまするというと、相当詳細にして信用のでき得る資料の調製が必要と思いまするが、それにもかかわらず、今問題になつておりまする統計調査部の定員を大幅に減らすというようなことは、折角の国……

第12回国会 内閣・大蔵・農林連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 昨日の質問が残つておりますから……昨日実は質問いたしましてまだ御答弁がないわけでありますから、もう一遍御質問をいたしたいと思いますが、実はこの七千九百六十一名は、昨日の橋本長官の御説明では米の統制が続いて配給が続くと、こういう意味から七千九百六十一名を復活したのである、こういうお話が出たのであります。ところが今日農林大臣の御答弁では、配給業務ではない、管理業務という意味で七千九百六十一名を復活したのだと、こういうふうに御答弁が多少違つておるわけですが、これは大した私は気にはいたしませんが、併しそうなりましても、やはり管理業務の現在の定員が依然としてやはり六千八百八十二名であります……

第12回国会 内閣・農林・水産連合委員会 第1号(1951/11/15、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は先ず最初にこの定員法改正の手続の順序の点で御意見を拜聽したいわけでありますが、どうも今回の定員法の改正の手続から見て参りますると、本末が顛倒しておるという感じを持つておるのであります。それは二つの点から私は指摘できると思うのでありますが、要するに、旧憲法におきましては、官制だけで、刺令だけで各省の定員が制定できたわけでありますが、現在では定員法という法律で各省の定員をきめて行くことになつておるわけでありますが、そういう点から見て参りますると、先ず定員法の審議を先にやりまして、その決定するところに従つて予算を組むということでないと、どうも順序が逆ではないだろうか、予算がきまつて……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 水産・法務・外務連合委員会 第1号(1953/02/23、2期、緑風会)

○片柳眞吉君 私は一つ水産庁、海上保安庁に質問いたしたいと思います。
【次の発言】 それは先ほど千田委員の質問に水産庁と海上保安庁から御答弁があつたのでありますが、そこで私はまあこういう疑問を一つ持つたわけなんです。先ほど証人の切手君の証言によりまするというと、銃撃を受けた際に無電で今不法な銃撃を受けている。又拿捕されているということをこれも無電で通報しているわけでありますが、こういう場合に水産庁の出先機関なり、或いは海上保安庁の出先でこれの無電を受けたかどうか。又受けてどういう処置をとつたかどうか。ただ無電を受けて何もしておらなかつたかどうか、これを一つまず伺いたいと思います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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