このページでは片岡文重参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○片岡文重君 私はこれから日本社会党第二控室を代表いたしまして、政府に若干の御質問をいたしたいと存じます。 まず鳩山総理にお尋ねをいたしますが、ただいま同僚小酒井君からも指摘せられました通り、今日の政界、官界における綱紀の弛緩については、すでに鳩山総理、一次組閣以来言明をされておるところであります。当然これを認めておられるところでありまするが、その後における綱紀の粛正に対する具体的な方策はほとんど見るべきものはないと私は考えます。で、御承知のように、わが国において今日ほど国民の政治に対する信頼を失っておる時代はないと考えます。もちろんそのよって来たる原因は、ただいま申し上げました綱紀の弛緩、……
○委員長(片岡文重君) これより運輸委員会を開会いたします。
会議に入ります前に一言ごあいさつをさしていただきます。
前委員長加藤シヅエ女史のあとを受けまして、はなはだ不敏不才ではございますが、かつ会議の進行等についてはきわめて不なれでございますけれども、皆様の御意見が率直にかつ十分に尽されるよう一生懸命努力をいたしまして、国民の信頼を強めるために努力をいたすつもりでございまするので、どうか不敏の点を御容赦下さいまして、御協力下さることをお願い申し上げます。
【次の発言】 最初に、理事の補欠互選に関してお諮りをいたします。
木島委員が運輸委員を辞任されまして、再び委員に復帰されましたが、……
○片岡文重君 今の大臣のお考えは、私はあるいは聞き違いがあったかもしれませんけれども、もし私が了解するような意味で大臣が発言されたとするならば、公共企業体というものの本質について、私たちと重大な意見の相違があるじゃないかと思うのですがね。というのは、大臣が今考えておられる機構強化の面というのは、結論的に言えば、要するに運輸大臣の国鉄に容喙する権限を強化するという意味であって、国鉄企業体の機構を強化するという意味ではないと思うのです。そういうことは私たちにとってはやはり重大な問題だと思うのです。この点一つ、念のため、もう一ぺん御説明いただきたい。
○片岡文重君 私は議事進行をしてもらいたいと思うのです。御質問の内容は大体、やはり政府の政策の面に関する問題が大部分と思います。それから会社の経理の内容については、やはり会社の責任者が来て説明をすべきものだと思いますし、私もその両面について質問をしたいところはたくさんありますが、本日はその両方がおられないのですから、大体航空関係のことはこの辺で打ち切っていただいて、次の議事に進んでいただきたいと思います。
○片岡文重君 一つ、副総裁にお尋ねしたいのですが、先だって東海道線で、米軍のトラックですかと列車が衝突をして、車をだいぶ焼かれておるようですが、この事故の責任は、何か新聞等によると、かなり明確であるように伝えられておりますが、その責任の所在はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、まだ事故の責任の所在が明確にはなっておらないということですか。
【次の発言】 そうしますと、何か伝えられるところでは、米軍に対して幾ばくかの損害賠償を国鉄から要求しておるということでありますが、その点はどういうのですか。
【次の発言】 そうしますと、国鉄としては、結局国鉄側には責任がないから、ないと……
○片岡文重君 ちょっと、議事進行について……。松尾専務からの説明は、質問によってなされるのですか。一応専務としてのお立場からめ御説明はあるわけですか。今の社長の大体の説明で、それをもととして御質問申し上げて、それに参考人の方の方でどちらか御専門の方がお答えになる、こういうことなんですか。
【次の発言】 先ほどの御説明を伺っておりますると、累積している欠損の事由は、もっぱら何といいますか、客観的な事情によって赤字になるのが必然的な状態に置かれておるというふうにうかがえたのですけれども、今日会社の内部といいますか、その機構なり、組織なりの上からもっと工夫していけば、こういう少くとも膨大な赤字を防ぐ……
○片岡文重君 この積量測度法を日本の法律で改正することは、申し上げるまでもなく、日本の船に適用するものですが、ところが、最近英国を初め改正されておる国は、まだ協定に加盟しておる全部には及んでおらないと思いますが、その点法律上に、また条約といいますか、幾分の差異が出てくるはずですが、そういう点について、日本だけが取り急いで可決して、法定して、不便が起らないのかどうか。
【次の発言】 ただいまの御説明は、日本の国内における適用は……私の聞いているのはそうじゃないのですが。
【次の発言】 この海上運送法の一部を改正するに当って、聞くところによりますと、通船業者等からもいろいろ陳情があったということを……
○片岡文重君 最初に、大臣に一つお尋ねいたします。国鉄の方がきょうは見えておられるのですから、大体国鉄関係についてちょっとお尋ねしたいのですが、総裁が最近更迭されたわけですけれども、この国鉄総裁がかわられたということは、洞爺丸、紫雲丸等の責任をとられておやめになりたということだけなのであるのか。それとも、国鉄の経営についてこの際総裁を新たにして、心機一転、再スタートをするというようなお考えでもあって、この機会を利用されたのか。そういう点はどうも、総裁のおられる前ではなはだ御答弁にもどうかと思いますが、一つお聞かせいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、大臣は先般の就任後の御挨拶の中で、現在……
○片岡文重君 ただいままでの参考人各位の御意見を伺っておりますと、今日の気象関係における成果について、国民がとやかく批判がましいことを言うことは、これは僭越至極です。皆さんが涙ぐましいような努力を今日までされておられるということは、私ども今日よくわかりました。 そこで今後、今木島委員からも言われましたように、どうも日本の政府は、こういう文化的な施設に対して、科学的な研究に対しての経費を支弁することに、あまり積極的ではないようです。そこでまず気象台の運営を担当しておられる方もお見えになっておるようですけれども、大体気象台自体が、今までの予算で満足をしておる。満足という言葉がもし悪ければ、少くと……
○片岡文重君 関連して一つお尋ねしたいのですが、先ほど高木委員でしたか一松委員でしたか、この改正しようとする四条に該当した場合には、必ずその許可をしなければならぬということになるであろうと思う。これは百歩を譲って、この法案が妥当であったとした場合に――という御質問に対して、一応肯定されるような御答弁だったと思うのですが、この第四条の第一項は「運輸大臣は、旅客定期航路事業の免許をしようとするときは」とありますね。結局、しないという断定を下せば、こういう基準に適合するかどうかを審査する必要はなくなってくるわけだ。だから、申請が出た場合に、しょうかしまいか、まずその主観的な立場に立ってお考えになって……
○片岡文重君 この質問は実はしようかしまいかと考えておったのですが、しかしこれはやはり公開の席上で明らかにしておくことが、大臣の政治的立場を守る意味においても、また私どもこの審議に当る者の立場から言っても、明らかにすべきではないかと考えましたので、お尋ねするのですが、この自動車損害賠償保障法案の提案について、私どもはすでに長い間希望をしておった。特に自動車の運転に従事する諸君から、こういう法案の提出されることが希望されておったので、政府もそれを諒として今国会に提出された。このように解釈しておったのですが、過般私の開いたところによりますと、某保険業者がきわめて熱心にこの法案の通過をはかっている。……
○片岡文重君 運輸省所管の一般問題に入るに先立って、予算関係の一般について、実はこまかい問題に入る前に、ぜひ一言大臣に聞いておきたいと思った点があったのですが、来られないそうですから、官房長にお尋ねいたしますが、申し上げるまでもなく、官庁の諸経費はことごとく国民の血税でありますから、寸毫といえども慎重にその使途を究明されて支出せられることは当然なさっておられるのでありましょうし、できる限りの節約もされておると存じますが、この会計検査院の調査課から出された雑誌、並びに昭和二十八年度の決算検査報告書によりますと、公共事業に対する政府の補助金の不正使用が依然として増加の傾向にある。まことに残念ですが……
○片岡文重君 今の内村君からの御質問に対する御答弁を伺っておったのでは、私どもにはさっぱり要領を得ないのですが、一応この経過を私は御説明いただいて、それに基いて一つ御質問したいと思うのですが、紫雲丸事件が起ってから今日まで、検察庁としてとられた措置を概括的に一応御説明いただきたいと思うのです。
【次の発言】 ただいまの経過を伺っておりまして、二、三疑点についてお伺いしたいのですが、十一日の七時近くにこの事故が起って、すでにその日のうちに、身柄を拘束して、紫雲丸それから第三宇高の最高幹部を取り調べておられる。十二日も取り調べる。十三日も取り調べる。そうして十日間の勾留予定をもって、すでに勾留のま……
○片岡文重君 私はこの際第十一次の造船計画について、またそれに関連をして、大臣に少しお尋ねしたいのですが、十一次の造船計画は大体いつごろ発表されるお見込みですか。
【次の発言】 今、小委員会にかかっておるとすれば、一応政府からの案というものは当然それにかけられていると思うのですが、その中で油送船は大体どういう計画でやっておられるのか。タンカーです。
【次の発言】 大型タンカーの建造をするということについては、きまっておりますか。それもまだ未定ですか。
【次の発言】 そうすると、大型タンカーの建造はしたいと考えておるというので、まだきまっておらないというのですが、最近におけるタンカー界の世界的な……
○片岡文重君 実は、さっき今二十二回の国会に対する運輸委員会関係の請願の審議をしたわけですが、その中に傷痍軍人に国鉄無賃乗車証交付復活の請願というのが出されております。これについていろいろ傷痍軍人の諸君の意向を伺いますと、戦前に交付されておりましたような階級による等級差をつけることはしないで、症状による階級差、重傷者を特に二等にして、あとは三等によるものでけっこうである、ぜひ交付されるようにという請願の趣きであります。 しかるに、国鉄当局について、この請願の内容による乗車証の交付をした場合にどの程度の影響を受けるのかということを内々尋ねてみましたところが、この傷痍軍人による無賃乗車証の交付だ……
○片岡文重君 先ほど仁田委員からですか御質問があった、保険料の負担を保有者に限るといこことを明記したい理由を、もう一度一つ御説明いただきたい。
【次の発言】 どうも今の御説明は、今までの各委員からの質問に対しての御答弁の内容を重複されたように私は思うのですが、私のお伺いしたいことは、率直に申し上げると、たとえばタクシー会社等における運転手がこの保険料を負担せしめられるということは、特に今日の情勢では明らかだと思うわけです。で、事業者がこれを負担するということの方が、むしろ少いんじゃないかと思われる。しかし法の建前がこうだからという立法者のお考えでもって、法の運用もしくはその解釈はまた別途になさ……
○片岡文重君 今のに関連してお尋ねするのですが、車の数が大体その資産の八〇%なし九〇%を占めるからということですけれども、今のような経営の状態では、大体特にハイヤー、タクシーなどやっている会社等については、月賦購入なり、年賦購入なりでまあ年賦というものはないだろうけれども、とにかく大体月賦購入でもってやっておって、大部分が負債によってこの事業をなされている。従って車の数が直ちに資産の標準になるということは考えられないと思うのだけれども、この法律は非常に政令を好んでおられるようだけれども、こういう点はやはり経理的基礎というようなものについては、はっきりとこまかい点まである程度標準を示して置くべき……
○片岡文重君 一つだけお伺いしたいのですが、この法案の一条によりますと、「増加恩給、傷病年金又は傷病賜金を支給された又は支給されている」と、こうなっておりますが、この「支給された」というものの中には、恩給法の第九条に該当してその権利を消滅してしまったものをもなお含むのかどうか、その点を一つお尋ねしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、数が少いからということのほかに、この法律の趣旨としては、恩給法の第九条に該当する人たちは含まない、この法律は適用されないというふうに解釈してよろしいですか。その点はっきりして下さい。
【次の発言】 実は、今一松委員から言われたことは、しごくもっともなことで、私……
○片岡文重君 関連してお尋ねする。今井野委員からの質問は、大臣の答弁されたことは、おっしゃるまでもなく、立法府としての私たちの仕事は、独自の見解に立って独自の信念に基いて法案の処理を決し、審議を進めます。しかしながら、その法律がいかに円満にかつ有効に適用されていくか、その光めにはその法案がなるべくノーマルな状態において審議をし可決されることが望ましい。たまたまこの法案に関しては、仄聞するところによれば、政府部内において必ずしもその意見の一致をみておらないようである。そこで参議院の運輸委員会としては、その政府の内部におけるもろもろの困難を推察して、いわば非常な思いやりの上に立って、どうしても、で……
○委員外議員(片岡文重君) 貴重な時間を恐縮ですが、水産庁長官にお尋ねしますが、先ほど経過報告として御説明があったようでありますが、その経過報告の中には、まだ原因の調査がはっきりしておらないというふうに言われましたが、その原因の調査は水産庁が独自に調査をしておられるのか、あるいはその他の機関で、たとえば県庁あるいは自衛隊、海上保安隊等で調査をしておって、それが全部はっきりしないというのか、その点を一つまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 こういう調査をする専門的な機関がないとおっしゃるけれども、別に千葉県でもそういう調査の機関はないはずであって、千葉県では東京大学の水産技術研究所に調査を……
○委員外議員(片岡文重君) 今それぞれの担当の部門から、それぞれの立場に立たれた御説明を伺ったのですけれども、伝えられるところによりますと、昨日か、一昨日、これらの関係の諸君は相会して、本日の答弁内容を御相談されたということですが、まあ答弁の内容ということではなく、その今までの研究の結果を持ち寄って、善後措置を講じたということであろうと私は考えるのですが、その会談の結論はどういうことになったのですか。今皆さんが御説明になられたことをそれぞれ主張されておられたのですか。その会談の結論も一つお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 海上保安庁というところは、やはり沿岸の漁民にこういう種類の被……
○片岡文重君 私は実は長官にぜひお伺いをして、その政府としての考えを伺った上で、この詳細な質問を申し上げたいと考えておったのですけれども、きょう長官は衆議院予算委員会の関係でおいでになれないということでありますので、根本的な問題について明確な御答弁をいただくことができませんと思いまするので、あまり詳細な点についての御質問は次の機会に譲りたいと思いますが、監察部長のお立場でお答えできるだけの範囲でけっこうでございますから、次の二、三についてお答えいただきたいと思います。 その第一点については、行政管理庁が国鉄の経営について二十八年からメスを加えてこられたということについて、しかも個々に調査を行……
○片岡文重君 大へんけっこうな御意見だと私は思います。決して言い過ぎじやないと思う。その抱負をもってやっていただきたいと思うのですが、先ほどからの御答弁を伺っておりますと、確かに準備ができておらぬという一語に私は尽きるのじゃなかろうか。率直に申し上げて……。行管との間における連絡不十分、行管、運輸省、それから国鉄、との三者の間における連絡の不十分ということは、これはどんな理屈をつけられても否定しがたいことであり、そのために、国民によけいな憶測の時間を与える事態を提起したということも、否定し得ないことだと思う。これらの問題を償うてなお余りある解決をしなければ、私は行骨としても、運輸省としても、国……
○片岡文重君 関連して。大体内村君からわれわれの意図するところは伝えられたようですけれども、これは少し出過ぎるということになるかもしれませんが、どうなんですか、農林大臣をやられ、給与担当大臣をやっておられる。それで行政管理庁長官を兼ねておられる。しかもこの三つはいずれもきわめて時節柄多忙な問題を含んでおられる所管です。そこで鳩山内閣の中でも決して人材がないわけでもないでしょうし、河野さんが一人でこれを所管をされなければ任務が遂行できぬということでもなかろうと思うのですが、特に行政管理庁としては、ひとり運輸省関係ばかりでなしに、他の管庁にも今後どんどん監察の手を伸ばされる思う。その場合に、今運輸……
○片岡文重君 僕、今ちょっとうっかりしておりましたが、平林君の要求された資料にあるいは入っておったかもしらぬが、利子補給を受けておる船会社の最近における経営状態、それをもし要求されておらなければ、私から一つそれを提出していただきたいと思います。 それからもう一つ、日本航空の経理状態について、それから昨年の暮に改組されたはずであるが、その現在の陣容、それから整備会社の現在の陣容、これは簡単にわかると思いますから、この次に出していただきたいと思います。 それからもう一つ、これは気象関係ですが、現在北方における気象観測、特に高層気象についてどういう観測を行なっておるのか。これはそう詳細でなくとも……
○片岡文重君 今議題になりました捕獲審検所の検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案ですが、これで一つお尋ねしたいのですが、これは昨年のこの委員会でも一年延期をされておるわけですが、この同じ法律の有効期限を一年延ばすべきその理由として、一年延ばせば大体片づくという意味の御説明があったと思うのですけれども、またこれを一年延ばさなければならない理由は一体どこにあるのか、その点をまずお聞きしたいのですが。
【次の発言】 これは別に条約ではないのですから、一年間延ばして、相手方が日本の意思を尊重して自国の利益をあとにして考えてくれるならば、その今の御説明のように、期待をすることはできるでしょうけ……
○片岡文重君 さっきの御説明の中でちょっと聞き漏らしたのですが、この共通費というものの内零をもう一度……。
【次の発言】 この予算を編成されるに当っての事業計画を拝見いたしますると、輸送人員、輸送トン数、それから列車キロで大体立てておられるようですけれども、車両キロをお使いにならない理由はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 積算の際に車両キロを用いられておって、発表の際には列車キロということになると、車両キロをそのまま発表することには何か都合の悪いところでもおありになるんですか。
【次の発言】 そうですか。職員計画等を私どもが考えまする場合には、特に場所的な経費とそれから場所的な職員……
○片岡文重君 この船舶職員法の一部を改正する法律案ですが、前回これを延期するときには、たしか秀麗院の、つまりここの運輸委員会で、二度と延期をしなくてもいいように政府において十分な措置を講ずべきであるということを、たしかここにおられる岡田委員からの御提案でなされておったと思うのですが、これをそれにもかかわらず再び延期をしなければならないということは、どういうところから来るのですか、その点を一つ御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 今おっしゃられたような理由でこの前は延期されたのでしょうから、その延期をされて、今年の三月二十二日までの間に、再びそういう事態を起さしめないように、政府としては具……
○片岡文重君 船舶職員法の一部改正につきましては、すでに政府委員からも御説明を承わっておりますが、前回の御質問に対する御説明を伺って、どうも結論がはっきりのみ込めませんので、あるいは前回と重複するような点があるかもしれませんが、なるべく簡単要領を得た御説明をいただきたいと思います。 で、前回の御説明では、この改正案は経過措置をさらに一年半延期をしたいということのようでありますが、その延期をする理由は、本法が現状に沿わない点が多いから、船員資格定員表を現状に沿い得るように改正する必要がある、そのためには、その準備のために延期をしたいのだ、そのためにこの改正案を出したのである、こういうことであっ……
○片岡文重君 千葉県といいますよりも、東京湾に最近相次いで起りました海上汚濁の問題について少しお尋ねをしたいのですが、せんだって、たしか二月の十七日だったと思いますが、この委員会でこの問題について御質問をし、その調査の経過並びに到達しておる事態について書面をもって報告をしてくれるようにお願いをしておきましたところ、その後提出せられました報告書を見ると、今まで行われた捜査日誌というのですか、一連の時間的なあとを追って記録はされておるようですけれども、肝心の私たちが求めておるその到達された結果については一言も触れておらない。起った事態は沿岸漁民の死命を制するような重大な問題であって、数十万の漁民が……
○片岡文重君 どなたがおいでになっておられるのですか、大へん失礼ですけれども……。
【次の発言】 それじゃ、副総裁にお尋ねしたいと思いますが、国鉄法の改正につきましては、すでに同僚委員諸君から一応質疑がなされて、大体尽きておると思うのですけれども、この改正の動議は、先般の国鉄経営調査会の答申に基いて、大体それに準拠してなされたものと思うのですけれども、国鉄の現在の立場、それから経営の現状等から考えますと、国鉄法の改正は、今回行われようとする改正案よりももっと根本的に改正が行われるべきでなかったか。特に考えられまするのは、国鉄がすでに、かつての独立企業の時代から、熾烈な競争相手を持つ機関に変りつ……
○片岡文重君 ちょっと関連して。今年気象庁になって、一体定員はふえるのですか。減るのですかそれから予算はどの程度増額されるのですか。
【次の発言】 運輸省設置法の改正によって、七月一日から気象庁は発足することになると思うのですが、それで気象庁になって、気象審議会ですか、そういうものも現実にふえてくる。それから外局となって権限委譲を受けるということになれば、外局としての事務が相当ふえてくることもこれ当然である。それなのに、予算もその面でふえていかない、要員もふえない。それで、しかも今日の社会情勢からいって、また気象台の課せられた仕事の点からいって、外局にしなければならぬのだということで外局にし、……
○片岡文重君 新倉公述人にお尋ねいたしますが、先ほどの御説明を伺っておりますと、一応ごもっともな点も多多ございますが、しからばかりに百歩譲って、お説の通りの立場に立って、この法案も出さない、そしてなおかつその事故を防止するということになりますと、現在はんらんしている車を一度になくすわけにはいかないのですから、どういうふうにしたならば、あなたのおっしゃられるような事故をなくすることができるのか。つまりおっしゃられるように事故に対して、被害者に対して完全解決をなし得るような業者ばかりがあれば、お説のような方法でもいいと思うのですが、残念ながら今日では完全解決をなし得る業者というものの数はきわめて少……
○片岡文重君 大体私のお尋ねしようとする主点については、すでに同僚議員から尽されておりますが、なおその他の点について二、三お尋ねしておきたいと思いますが、今小酒井君からも指摘せられました通り、松浦議員の御説明ではありますけれども、衆議院におけるほとんど全議員の署名を得て可決されて本院に回付されました法案で、なおかつ政府部内の不統一のために、私どもとしてはその審議にほとんど支障を来たしておるといっても過言ではないようなものが、現に例としてないわけではございません。で、問題になっておりまする国土開発縦貫自動車道の建設法案のごときは、法律を作成する点についてはきわめて容易でありましょう。しかし、これ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。