片岡文重 参議院議員
5期国会発言一覧

片岡文重[参]在籍期 : 2期- 3期- 4期-| 5期|
片岡文重[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは片岡文重参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

片岡文重[参]本会議発言(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 参議院本会議 第7号(1960/12/21、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました給与関係三法案に対する反対の討論を行なおうと存じます。  申し上げるまでもなく、国家公務員の給与の問題につきましては、その影響するところきわめて甚大であります。広範であります。従って、これが適正な措置を講ずるためには、あらゆる面から勘案し、検討していかなければならないのは当然でありまして、その第一には、何といっても公務員自体の生活と立場について考えなければなりません。第二には納税者としての国民の立場からであり、第三には雇用責任者としての政府の立場、次には国民の代表者として給与決定の責任にある立法者としての国会の立場から、……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第11号(1961/03/10、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は、ただいま上程されました国鉄運賃法の一部改正の法律案について、民主社会党を代表して、若干御質疑を申し上げたいと存じます。  その前に、この際、池田総理にぜひ一言申し上げておきたいのでありますが、皆さんも御承知の通りに、衆議院総選挙の前において、また、衆議院総選挙中において、公共料金の値上げについて、私どもは必ず行なわれるであろうことを予見し、国民にこれを訴えたのでありますが、池田内閣は、当時これを頑強に否定いたしておったのであります。しかるに、総選挙で、買収、供応、利害誘導等、あらゆる手段の上に立って多数を獲得し、内閣を組織するや、おくめんもなく公約に違反して、そればかりでは……

第38回国会 参議院本会議 第19号(1961/04/05、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は、この際、民主社会党を代表して、国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対して反対の討論をいたしたいと存じます。  反対の第一は、このたびの国鉄運賃の改正は、明らかに池田内閣の選挙公約の重大なる違反であるということであります。昨年十一月行なわれました衆議院選挙の前後を通じて、私どもは、明らかに国鉄運賃の値上げが予見される事態であったことを告げたのにもかかわらず、池田内閣は、その運賃値上げを否定し、もしくは、ひた隠しに隠しつつあったのでありますが、選挙後直ちにこの改正案を提出した。明らかにこれは、その欺瞞せんとする意思のあったか、なかったかということは別にしても、……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 参議院本会議 第11号(1962/02/28、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案につき、総理大臣並びに文部大臣に対しまして、若干御質疑を申し上げたいと存じます。  時間がたいへん制約されておりますから、質問は要点だけを申し上げますので、御答弁は質問の舌足らずの点について十分補足をされて、国民の了解しやすいようにお答えをお願いいたします。  第一点は、池田総理及び水田大蔵大臣は、従来から、教科用図書の無償給与につきましては、過当競争のために、業者が総売上金額の二〇%近くも売り込み費に使っている現在の教科書行政の建て直しが先決である、そのほか、すなわち、本質……

第40回国会 参議院本会議 第19号(1962/04/25、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は、民主社会党を代表いたしまして、自民党、社会党並びにわが党から提案されておりまする中小企業基本法案につきまして、各提案者並びに池田総理大臣及び佐藤通産大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。  時間の都合もありますから、まず自由民主党の提案者の方にお伺いをいたします。  中小企業が、わが国の経済構造上きわめて重要な地位を占め、常に国民経済の発展に多大の貢献をして参りましたことも、今後における理想社会において果たすべき社会的、経済的使命の重要性につきましても、あるいはまた、中小企業が、自己の創意と工夫を傾けて、企業の発展と従業員の生活水準の向上をはかりつつありますことも、あるいはま……

片岡文重[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

片岡文重[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○片岡文重君 議事進行。答弁の前に一つ……。御答弁をされる場合に、大へん失礼なことを申し上げるようだけれども、やはりわれわれと考え方を厚生省が異にする場合があっても、これは私はある場合には当然だと思うんです。また、やむを得ないこともある。そういう場合にも、これは厚生省は確信を持って一つ御答弁していただきたいんです。聞いていると、どうもあなたの御答弁はあやふやで、どこを考えているかわからない。やはり堂々とわれわれとディスカッションするなり論戦をする覚悟で、やはり自信を持って御答弁いただきたいと思います。  それから、御就任早々でまだ内容が検討しておられないというのであるならば、率直に、検討してお……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1959/09/08、5期、日本社会党)

○片岡文重君 議事進行と、今の関連質問をかねてちょっとすみません。今の御質問大へんいい私は御質問だと思うのですが、そこできょうは大臣は出られるのですか、出られないのですか。
【次の発言】 今の高野委員の御質問は、大へん私はけっこうな御質問であり、全く御趣旨について同感なんですが、こういう問題は、やはり局長や課長の関係の方々が熱心にやっておって下さることは十分私ども承知しておりますけれども、それだけではまだやはり不十分ということは少し言い過ぎるかもしれませんけれども、とにかく政府が本腰を入れてやらなければならない問題であると私は考えるわけであります。しかし、問題が何といっても派手な問題でもありま……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後5号(1959/09/09、5期、日本社会党)

○片岡文重君 労働大臣に少しお尋ねをいたしますが、先ほど阿具根君に答えられた大臣の御答弁を伺っておって、私ははなはだ奇怪な御答弁だと思う。今の阿具根君に答えられたあなたの御答弁は、いうなれば、閣議で岸総理を初めとする関係諸大臣にあなたが労働大臣の立場から希望としてお述べになるのなら、けっこうでしょう。失業対策を全部労働大臣にまかされては困る、通産大臣その他関係の諸君はやはり労働者の立場を十分考えて産業政策を立てなければ困るということであなたがお諮りになるのなら、これはけっこうです。また、当然そうあるべきです。阿具根君に答えられた答弁は、そういう内容です。今われわれが問題としているのは、現実にこ……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後6号(1959/10/01、5期、日本社会党)

○片岡文重君 雇用問題で少し具体的になりますが、一つついでにお尋ねしておきたい。それは新規労働力となってくる学卒者の雇用の問題、これももちろんきわめて重要な問題でありますが、最近の政府の御発表では、来春の新卒の採用見込みは、非常に明るい見通しを持っておられるように言っておられる。今年度当初における御発表もそうでありました。しかし、新卒者の就職率というものは、学校別に調査をして見ると、発表と実際とはだいぶ違っておるようです。たとえば、就職試験も受けられない、あるいは受けても合格できない。従って、就職が未定である、そういうような場合にも、子供の方ではこれを家事手伝い、農業に従事、家業に従事というこ……

第32回国会 社会労働委員会 第閉会後7号(1959/10/02、5期、日本社会党)

○片岡文重君 大臣にこの際伺いますが、きょうも閣議でおそくなられたそうですけれども、おそらくきょうの閣議でもこの問題で台風対策を検討しておられたと思うのですが、今高野委員から切々述べられました緊急な諸対策を講ずるにも厚生省ばかりでは片づかない。特に排水それから水の中におる者を避退せしめる、当面雨露をしのぐ住宅とか、排水したあとに再び水が入ってこないような防水の工事であるとか、そういう問題等もこれはやはり関連して並行してやっていくのでなければこれは十分な効果は得られないと思うのですが、そういう点についてきょうの閣議では一体どの程度に話が進められたか。それから工場の損害等によって、いろいろ化学的に……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 農林水産委員会 第13号(1959/12/15、5期、日本社会党)

○片岡文重君 私も、できるならきょうは大臣の御出席をいただいて十分この問題に対する認識を深めていただいて、今、亀田委員の取り上げておられましたような問題で、予算のやりくりが十分できるような問題については、ぜひ緊急性を認め、必要性に重点を置いて一つやっていただいたなら、こういう、これからお尋ねしようとするような問題は事もなく解決して、貴重な人命が失われるようなことのないことになると思いますが、大臣もおられませんので、一つ次官も十分お聞きいただいて、この私どもの要望を伝えていただき、かつ、実現するように一つ御努力をお願いしたい。  きょうこれからお尋ねしようとしまする問題は、実は、坂東太郎といわれ……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 社会労働委員会 第5号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○片岡文重君 資料要求をしておきたいのですが、その前に、最近の労働災害がどういう傾向にあるのか、漸減の傾向にあるのか、漸増の傾向にあるのか。たぶん漸減の傾向にあると思うのですが、しかし、どうも新聞やラジオ等の伝えるところでは、大きな事故が絶えないようです。これを企業別に、業種別にどう労働省として考えられ、また、今まで出された資料もあるわけですから、それらに準じて一つ資料を出してもらいたいのですが、取りあえず今どういう状況にあるのか、今おわかりであるならば概略でけっこうですから御説明をいただきたい。
【次の発言】 生産指数の規模に従って傷害件数が多くなるということも、一応関連がないとは言えません……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○片岡文重君 時間がありませんから、きわめて簡単に、きょう具体的の御返事ができなければあとでもけっこうですが、ついせんだって、東京都内で女の子が誘拐をされて間もなく見つかったようですけれども、その一日か二日の間に花売りをさせられて何か一晩か何かで三百円か四百円もうけさせた、こういう事件が起こっているのですが、誘拐した方も十二、三であったと思うのです。こういう子供が簡単に花売りをさせられる仕組みに今日の社会はなっておるわけです。で、この仲間というものは相当多いようですが、これはやはり低所得者層に対する適切な措置がとられておらないということ、子供らの要するに自動憲章に定められておる精神というものが……

第34回国会 社会労働委員会 第8号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○片岡文重君 公取の委員長さんにちょっとお尋ねしたいのですが、私お尋ねするのは、むしろこの委員会よりも、通産その他所管の委員会でお尋ねすべきことだと思うのですけれども、参考のために伺っておきたいのですが、大へんまあ最初に失礼なことを言って恐縮ですけれども、今日、公取委員会に寄せる国民の信頼感というものは、ほとんど私はないのじゃないかと思うのです。最近における新聞紙の値上がり問題に関してもそうですし、幾多の事例をあげて、公取委員会は一体何をしているかという不満が相当強いように私は聞いているのです。この委員会においてすでに何回か御出席をいただいて御意見なり御答弁を伺っておるわけですが、どうもその御……

第34回国会 社会労働委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○片岡文重君 資料についてですが、今の資料を出される際に、精神病者、結核病者、らい病者、これらはいずれも大ざっぱな人口比率はありましょうけれども、地帯的にどうかと推定するわけにいかぬ病人です。従って現在、たとえば精神病患者で入院を要する者はどのくらいおるか、そういう結核患者はどのくらい、らい病患者はどのくらい、しかもこれはどういう傾向をたどっておるか。それは参考として同じ資料の中につけてもらいたい。これは添付さえすればできると思う。

第34回国会 社会労働委員会 第19号(1960/03/29、5期、民主社会党)

○片岡文重君 精神薄弱者の最近における発生の状態といいましょうか、傾向といいましょうか、ふえておるのか減っておるのか、それからふえるとすれば急激にふえておるのか、あるいは緩漫であるのか、そういうこの最近の発生状況についてわかりますならば、わかりますればというと――これはわかるはずだけれども、その点からまず御説明して下さい。
【次の発言】 発生の状態が把握されておらないということははなはだ遺憾ですが、しておらないということは責めません。なるべくこういう状況については綿密な調査を私はしておいていただきたい。これが対策の根本問題だと思う。この正確な状況の把握ができないということの一つの理由は、各省間……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/30、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は民主社会党を代表いたしまして、この二つの法案に対して反対の意思を表明いたします。  反対の理由につきましては、先ほど同僚坂本君から述べられておりまするところとおおむね同じでありますが、なお一、二申し上げますと、このじん肺法案並びにこれに関連する労災法の一部改正案はきわめて不用意であり、かつ、姑息的に行なわれた感が強い。職業病に倒れた不幸な労働者並びにその家族に対する思いやりがはなはだ見られないと思われるのであります。このことは、この法案立案の根本ともなるべき粉じん吸引防止をいかにしてはかるべきか、こういうような問題についても、先ほど高野委員から指摘されたところでも明らかな通り……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/05/10、5期、民主社会党)

○片岡文重君 関連して。今のお話ですと、あまり裁判所の職員の給料は下がっておらぬというお話ですけれども、学歴別に、たとえば大学卒業者、旧制の大学、高専あるいは新制の短大、新制大学あるいは高校、学歴別に、そしてそれを在職年数別に調べたものがありますか。
【次の発言】 今の関連ですが、給与が多いとか少ないとかいうことは、言うまでもありませんが、経験年数それから学歴等がやはり大きな算定のファクターになると思います。特に裁判所のごとき完全な知脳労働の職員になれば、この学歴等も十分ものを言うし……。今のお話ですと、何か高学年の研修をしたものが少ないようにおっしゃっておられるようですけれども、たとえばいた……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/05/19、5期、民主社会党)

○片岡文重君 関連して。今の質問に関連をして、この合いただいた資料の俸給月額というのは、現に実施されておる八%の調整号俸を言っておるのか。それともそうではなしに、純然たる基本額を言っておるのか。つまりこの今審議しておる法律案が可決された場合には、この一般職の職員の給与に関する法律に定められておる等級に対する号俸を基本とすれば一六%の増加になるのでなければならぬ。その点について、これはその最低のものを言っておるのか、現行の是正されたものの上になお八%を加えたものを言っておるのか、その点も一つ加えて説明して下さい。
【次の発言】 私は久しぶりにこの法務委員会に入ったばかりです。かつて破防法の審議の……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/20、5期、民主社会党)

○片岡文重君 発言について同僚委員から阻止されることは、はなはだ私は遺憾に思いますが、やむを得ないことと思います。  そこで、二、三お尋ねしたいのですが、今までの同僚諸君の質疑、これに対する答弁を伺っておりまして、問題点は大体出尽していると思う。ただ、私の遺憾とするのは、これに対する答弁がいつも堂々回りで、いかにしてこの責任を追及されないようにしておこうかという熱意だけであって、どうしたならば国民に対して責任ある態度を政府として示そうか、こういう熱意に私は欠けておるのではないかと思う。政府の答弁の上手だとか下手だということが、言葉じりをつかまれなかったり、責任の追及をされないということで、これ……

第37回国会 内閣委員会 第6号(1960/12/22、5期、民主社会党)

○片岡文重君 行政管理庁長官に二、三お伺いしたい。すでに定員外職員を膨大に持っておりますことは遺憾なことだということはもう議論の余地はないのでありまして、今さらこれを私は繰り返そうとは思いません。で、少なくとも定員外職員のおることは、今日の窮屈なワクの中でなおかつこれだけの職員をかかえておるのですから、これは最低不可欠の要員であるので、できるだけ早い機会にこれらの諸君を定員化して、余分なところのないことを考えると同時に、必要なところは最小限やはり満たされなければいけないという立場に立って私は御質問したいのですが、ことしの三月末でしたか、あの閣議了解で設けられました例の定員外問題の連絡協議会、こ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 運輸委員会 第4号(1961/02/09、5期、民主社会党)

○片岡文重君 総合的な問題として少しお尋ねしておきたいのですが、これはちょっと国鉄だけでも無理でしょうし、私鉄だけでも無理でしょうから、むしろ、御答弁を願う方がきょうはおいでにならないかもしれませんけれども、一応こういう問題が討議されたことがあるのか、議論されたことがあるのかという程度でけっこうですから、お尋ねしておきたいのです。  それは、今伺っておりましても、国鉄は国鉄だけで対策を立てておられる。私鉄は私鉄だけでその対策を立てておられる。しかし、この人道問題にまで発展をしたような混雑を緩和させていくためには、国鉄、私鉄が協力をして対策を立てるのはもちろんのこと、都市人口の問題にまでやっぱり……

第38回国会 運輸委員会 第7号(1961/02/21、5期、民主社会党)

○片岡文重君 ちょっと今ので、それは固定給でおやりになっておりますか。それともこのほかに三万二千円なら三万二千円、もしくは日給六百円で……
【次の発言】 歩合制は。
【次の発言】 時間がありませんから、簡単に業者の方に、特に岡本さんですか、私は御要望申し上げておきたいと思うのですが、それは、先ほど金丸さんも指摘されましたけれども、ダンピングをしていくような不都合な商行為によって経営を維持していく。そのしわ寄せが、運転手その他の労働者にかかってくる。これは、大企業でたくさんの労働者がおって、団結してその企業者に当たっていけるような形態の業者ならば、これは労働者の発言も強くなるわけです。ところが、……

第38回国会 運輸委員会 第16号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○片岡文重君 先ほどの大和君の御質問に対する御答弁に関連して、大臣と総裁にちょっとお伺いしたいのですが、大体今日国鉄の窮境に追い込んだ原因はいろいろだと思いますけれども、私の考えるところでは、何といってもやはり戦後のあの戦災復旧はもちろん、当時からの公共的な経費の負担のさせ場所等について、つまり結論的にいえば国鉄の経営自体について歴代の政府が非常に冷淡であったと私は思う。大和君の御質問に対しても、今までの事態に対してどうであったという具体的の御答弁も運輸大臣としてはできなかったようですけれども、これはどなたが大臣になられても、今までの政府のやり方というものをもって、こういうことをやって参りまし……

第38回国会 運輸委員会 第17号(1961/03/29、5期、民主社会党)

○片岡文重君 関連。今の貨車の貨物輸送についての御質問ですが、まことに当を得たと思うんですが、そこで今の問題は既存のレールの上に立ってどう増送するか、荷をさばくかということにあるようですけれども、しばしば申し上げるように、国鉄の経営はもっと積極化すべきであるという見地からお伺いしたいのですけれども、たとえば最近問題になっておるモノレール等を臨港地帯などに国鉄が付設をして、そしてトラックに取られる荷物をどんどんこの国鉄で確保するなり、あるいは引き受けるということをすれば、道路の輻湊も避けられるし荷さばきも早いということで、たとえば京葉地帯であるとか、京浜地帯、あるいは京阪神というような海岸線を通……

第38回国会 運輸委員会 第19号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○片岡文重君 今ここで山手答弁というささやきをしておりましたが、どうも問題が山手線のようにぐるぐる回ってきて、進歩しないので、少し前進をしたいのですけれども、どうも伺っておりますと、御答弁がその場だけの御答弁のように思われてなりません。大臣は今後どの程度に長く大臣の席におつきになっておられるかわかりませんが、とにかく歴代の内閣で、先日も申し上げました通りに、国鉄ほど冷淡な考えを持たれておる企業はない。これをもう少し真剣に親身になって国鉄の経営を改善できるような基盤を築いてやるという熱意を示す大臣がぜひ出てほしいと思う。幸いにして木暮大臣は御自身事業もしておられるよしでありまするし、他面、企業経……

第38回国会 運輸委員会 第21号(1961/04/04、5期、民主社会党)

○片岡文重君 大蔵大臣にこの際、二つ三つお伺いしておきたいのですが、御承知のように、戦後の歴代政府が国鉄に対してとられました政策というものは、経営の責任一切を国鉄に負わせて、公共負担その他、特に戦災復旧のごとき、当然国家が何らかの措置を講じてやらなければならなかったような事柄についても、ほとんど今までは見ておらない。で、歴代の運輸大臣も、その任期がきわめて短くて、国鉄の内容を十分に知悉することなくかわっておられる。こういう状態で今日まで国鉄の経営というものはきたように私は思うのですが、その結果、ここに施設の老朽、殺人的な混雑を招来するということになってきたと思うのです。もちろん、そればかりが原……

第38回国会 運輸委員会 第22号(1961/04/05、5期、民主社会党)

○片岡文重君 私は民主社会党を代表して、この際、国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案に対して反対の討論をいたします。  その第一は、まず池田内閣の公約違反であるということであります。衆議院選挙の前から、われわれが国鉄の運賃値上げを指摘しておったにもかかわらず、池田内閣はこれを否定してきておる。選挙前から運賃値上げが政府部内においても確定的であったことは、予算委員会並びに当委員会における総理、経済企画庁長官、国鉄当局等の答弁によってきわめて明らかであります。公党として、はなはだ遺憾なやり方である。これがまず最初に申し上げたい反対の理由であります。  その次に申し上げたいのは、今日の池田内閣ばかり……

第38回国会 運輸委員会 第33号(1961/06/06、5期、民主社会党)

○片岡文重君 今の御説明にちょっと関連して伺いたいのですけれども、今の天埜さんの御質問は、大体経営係数がどうなるかという見通しについてのお尋ねであったと思うのです。大体伺っていると、新得から足寄に行く線については有難であろうということでありましたが、あとのことについては、経営に対する見通しについての御説明はなかったようですけれども、もし今後の見通しについて大体のお考えを持っておられるならば、この際伺っておきたいと思います。
【次の発言】 これは今さら申し上げるまでもないと思うのですけれども、ここにあげられている路線は、いずれも今までに開発しようとしてされなかったところであり、しかも、そのされな……

第38回国会 運輸委員会 第34号(1961/06/07、5期、民主社会党)

○片岡文重君 先ほどからの中村委員の質問をお伺いしておりますと、今度の事件の追及ということよりも、こういう不祥事故を将来絶滅するためにはどうしたらいいのか、ここに重点が置かれているように私は聞いておるんですが、私どもが聞いておるところでは、これは今、国鉄ばかりではないんですけれども、最近の官公庁の外注することを扱っておるところでは、ほとんど業者との取引に買収とかあるいは供応、贈収賄というようなことが罪悪視されておらないんじゃないか、非常に最近は、あたりまえのような気持――少なくとも破廉恥的な行為として攻撃をする空気が戦前から見ると麻痺しているんじゃないか、こういうことも聞いておるわけです。で、……

第38回国会 予算委員会 第11号(1961/03/10、5期、民主社会党)

○片岡文重君 大へんおそくなって恐縮ですけれども、公共料金の賃上げ問題以下数点についてお伺いしたいと思うのです。  きょうの本会議で国鉄運賃の値上げが説明せられ、それに対して私ども御質疑を申し上げて、二、三御答弁をいただきましたが、その御答弁がはなはだ私どもにとっては納得のいかない答弁でありましたので、まずその補足説明を一つお願いしたいのであります。  その本会議の御質問の際にも若干触れたのでありますけれども、国鉄運賃の値上げということは、池田総理は、選挙前から見通しとして持っておられたのではないか。しかるに選挙中、選挙前から、それらについて何ら国民に対してその了解を求める公約の中に、この国鉄……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 農林水産委員会 第12号(1962/03/02、5期、民主社会党)

○委員以外の委員(片岡文重君) 貴重な時間をさいて発言を許されまして、同僚諸君に感謝いたします。  すでに諸要点については御質問がなされておりますから、重複しない点について簡単にお尋ねをいたしますので、十分要領を得た誠意のある御回答を政府側に要求いたします。  今までに私が承りました地元並びに飯野海運等について調査をいたしました結果によりますと、船主、船のほうでも、かつ保安庁、それから水産庁等においてとられた措置等についても、かなり私どもから見て不満な点があります。少なくとも当事者から見て、こうしてほしかったという措置があります。しかしそれらの点についてはきょうは触れません、後にいたしますが。……

第40回国会 文教委員会 第5号(1962/03/08、5期、民主社会党)

○片岡文重君 専門家でありませんので、よくわかりませんからお尋ねしたいのですが、この法律の趣旨によりますと――法律というのは現行法です、改正する前の。就学旅行の際におけるつき添い人の費用は除くということがわざわざ法律に断わってある。これは今までの過渡的な措置として、とりあえず、まあつき添い人まではということで除いておられるのであって、近い将来にはこのつき添い人の経費は負担をしてやる、こういうことなのか、それとも、そういう点については全然考えておられないのかどうか、あるいはもうすでに御質問があったかとも思いますけれども、その点をまず第一点としてお尋ねしたい。

第40回国会 文教委員会 第11号(1962/03/29、5期、民主社会党)

○片岡文重君 大臣にちょっとお尋ねしたいのですけれども、大臣の高校教育に対するお考えは、今の小笠原委員との質疑の中で大体わかりましたが、しかし、教育というものは、あらゆる長期計画の中で一番やはり先を見通した基礎的な考え方に立ってやらなければいけないと思うのですが、この四十年をピークとする急増対策も、三十七年度予算を見ると、ほとんど全くゼロといってもいいくらいに国の施策は当初の計画から見れば削られております。ほとんどが地方依存になっておる。これがもし四十年度なり四十五年度なり、こういう期限といいますか、大体そこがピークになる、最高になる。あとはどんどん下っていくということでなしに、将来もどんどん……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/03/17、5期、民主社会党)

○片岡文重君 大臣諸君の出席について、すでに委員長からも御忠告があり、議事進行で、同僚諸君からも注意がありましたが、私どもは、国会正常化ということをきわめて重視いたしております。しかし、国会正常化ということは、決して与党の便宜のみを計らうということではないのであって、与野党が互いに誠意を持ってやるということでありますから、この点は、十分御留意をいただきたい。特に、本日の質問にあたっては、ほとんど各大臣から先に回すとか、あるいは欠席をするとか、あるいは繰り上げ質問をせよとか、いろいろな要求が出ております。それらに対しては、私は、誠意を持って便宜を計らうよう、お答えを申し上げておるつもりです。しか……


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各種会議発言一覧(参議院5期)

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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1961/04/03、5期、民主社会党)

○片岡文重君 本日の公述人の一人である阿部静江君が急病のため時間までに出席ができないというので、公述意見を後刻文書として提出することをお許しいただきたいという申し出でがありましたので、当委員会において委員長からお諮りをいただき、できまするならば、その意見を会議録に収録していただくようにお願いいたしたいと思います。動議として、委員長にお取り計らいをお願いいたします。
【次の発言】 平山さんは国鉄経理の権威者でいらっしゃいますから、そういう点で一つ二つ教えをいただきたいんですけれども、一つは国有鉄道法が改正をされまして、現行国鉄法では、黒字になった場合には一般会計に繰り入れますが、赤字になった場合……



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データ更新日:2022/12/18

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