片岡文重 参議院議員
4期国会発言一覧

片岡文重[参]在籍期 : 2期- 3期-| 4期|- 5期
片岡文重[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは片岡文重参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

片岡文重[参]本会議発言(全期間)
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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 参議院本会議 第12号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私は、ただいま議題となりました食品衛生法の一部を改正する法律案並びにその修正案につきまして、日本社会党を代表して、賛成の意見を述べたいと存じます。  議題の内容につきましては、すでに委員長から報告の中に詳細述べられておりまするので、これを省略させていただきますが、由来私どもには、空気のありがたさや、その功績や、これが取扱いに関しての重大さを痛感している者が少いのでありますが、同じように、われわれ人間にとって、いな、生きとし生けるものことごとくが、一日もゆるがせにすることのできない飲食物について、その重要さを痛感している者が少いようであります。食品衛生法の取扱いについて、軽々にこれ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第28号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの際、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする日本労働協会法案の内容につきまして、二、三関係大臣諸君に御質問をいたします。  すでに、同僚藤田君から総論的な質問がなされましたから、その一部について各論的な問題で御質問申し上げるのですが、その質問に入ります前に、一言申し上げておきたいのですが、すでにただいまの紛糾によって、岸総理大臣は、鈴木社会党委員長との会談の信義を重んぜざるを得ない言明をされましたけれども、かくのごとく、今や天下周知の事実であるにもかかわらず、しかもなお今日、すでに時計は、暁四時を指しております。解散まであと幾時間を残すでありましょう。……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 参議院本会議 第21号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和三十四年度一般会計予算案外二案に対し、反対の討論を行わんとするものであります。(拍手)  およそ国民の負託を受けて政権を担当する者にとりましては、国民に対する深い愛情と、誠実なる政策、公明なる出所とが、何よりも大切であり、いやしくも国民の生活を思わず、あるいは羊頭を掲げて国民を欺瞞し、あるいは血税を乱費して私腹を利するがごときことは、断じて許すべからざることであると信ずるものであります。すでに衆参両院を通じ二カ月間にわたって続けられました審議の結果、私どもが知り得ました明年度予算案の内容は、まことに残念ながら、岸内閣……

片岡文重[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

片岡文重[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 決算委員会 第5号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○片岡文重君 その四つ残された理由をちょっともう一ぺん。
【次の発言】 関連質問。今の石井さんのお話は、買い取る場合ですね。ところが、買い取る能力のない者がずっと居住しておるわけですね。やはり事情は、ただいま石井さんのおっしゃったのと同じような状態です。何べんも変っておる。問題は、建物の維持ですが、この住んでおる人たちには営繕能力なんというものはもちろんないのですね。今行って見ると、昼日中でも電気をつけなくては歩けないし、電気も大きなたまはつけられないから、五燭か十燭のたまが広い兵舎の廊下の上の方にぽつんぽつんとついているのですから、昼間は足元が暗くて歩けない状態です。その中に四十世帯も八十世……

第25回国会 社会労働委員会 第3号(1956/11/22、4期、日本社会党)

○片岡文重君 そういう悲惨な状態に置かれているのに、しかも十年間を要する。十年間の計画で、この法律を改正して、一年に要するものが大体一億一千四百万円という、きわめて軽微な金だと私は思うんだが、どうしてもっと早くそれをやるようなことを考えられないのですか。少くとも三年なり、五年なり、とりあえず縮めることぐらいは考えてやるべきじゃないか。その十年という遠慮した理由はどこにあるのですか。

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/26、4期、日本社会党)

○片岡文重君 過去のことについてあまりとらわれておっても解決の糸口にならぬという御意見、ごもっともです。私もそう不必要なせんさくをしようと思ってませんが、しかし、あのわずか二百名足らずの経営体でありながら、近来見ないような暴力行為が経営者によって行われるような争議状態に追い込まれたのは、一にかかって経営者側の労働者の人格を無視した考えの上に行われたものと考えますから、これからの解決を見出すためには、この経営者側の反省なり、過去に行なった自己の行為に対する考慮というものが行われない限り、将来の解決を見出すことははなはだ私は困難だと思う。そういう意味で経営者側の態度についてお尋ねしたいのですけれど……

第25回国会 社会労働委員会 第13号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今出されました決議案は離職対策に関する内容を主としておりますけれども、問題はこの離職せしめないことに根本がなけりゃならんと思う。で、二十二国会であったと思うのですが、その際、時の労働大臣西田君ですかは、この特需問題に関する労務関係は非常に困難な問題を多数含んでおるので、とうてい調達庁だけ、あるいは労働省だけというようなことで解決をすることは困難である。従って、この問題は外交交渉に移して、極力今の直接契約等はやめて、北大西洋条約等の諸国でやっておるような間接契約にもしたいというような具体的なことまで述べて、この問題の根本的な対策を立てることを約束しておるはずです。その後政府は、この……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 決算委員会 第閉会後1号(1957/06/10、4期、日本社会党)

○片岡文重君 少し質問したいのですけれども、だいぶきょうは打ち切りという要望が強いから、遺憾ながら打ち切りますが、繰越額を見ると、昭和二十八年からずっと見ると、総額において二十八年度では二百五十七億、二十九年度で二百三十五億、三十年度で二百二十八億、だんだん減ってはきておりますけれども、大差はない。ところが、この内容を、先ほど局長が説明なされた器材費、施設整備費、艦船建造費等について見ると、器材費で昭和二十九年度は大体六十七億に減っている。減ると、今度は施設整備費なり艦船建造費の方でその分がちゃんとふえている。これはもちろん項目が違うのですから、流用することもできないでしょうし、やり繰りという……

第26回国会 決算委員会 第4号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今までの御説明を伺っていますと、少くとも検査院から指摘されるような不当事項を出したことは非常に遺憾であって、これからそういうことのないように戒心していきたいというお話でしたが、まさにその点はそうあってしかるべきだと存じますが、この二十九年度の決算検査報告書に指摘せられておるような不当な事項は、この二十九年度の決算に当って突如として起ったわけではなく、その二十九年度に当っても、ずっと以前からこういう事項は跡を断たずに続いて来ております。しかも三十年度を見ると、また不当事項が指摘されておる。こういうことはただ長官あるいは農林大臣等が戒心する、気をつけなくちゃいかんといった程度のことで……

第26回国会 決算委員会 第閉会後4号(1957/06/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 二、三お尋ねをしたいのですが、防衛庁が国税というか、血税を乱費しているという事態については、今、高田委員から指摘されておりますが、これはしかし、今事新しく表面に出てきた問題ではなくて、数年前にたしか読売新聞の時事川柳だと思います。たしか川上三太郎氏の選をしております時事川柳、「防衛庁を歩けば金にけつまずく」という川柳がありました。「防衛庁を歩けば金にけつまずく」、この川柳がこれはもう数年前に読売新聞の時事川柳に川上さんの選で出ております。事ほどさように、もう古くから防衛庁では血税というものが乱費されておる。で、歴代の長官は、おそらくはこれをその得々としておられたことでなくて、これ……

第26回国会 決算委員会 第閉会後10号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 御説明を今伺いますと大蔵省でも天然現象による決壊とは認めがたいというお考えだということでありますが、会計検査院も御出席のようでありまするので、会計検査院がその後どういうふうに御調査になられたか、また御所見についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 大体問題点については、今、会計検査院から御指摘になられたところにあると私も思うのですが、今の会計検査院の御報告は、非常に内輪をとってのお話でありまするので、農林省としても、十分その点については技術的な面から御検討になっており、会計検査院で今言われたよりも、むしろ言外に述べられた点については十分御了解を私得られるものと思うので……

第26回国会 決算委員会 第13号(1957/03/01、4期、日本社会党)

○片岡文重君 会計検査院の方にちょっとお伺いしたいのですが、この報告書の八百八号ですか「地方病予防施設費補助金の交付当を得ないもの」とあげられておる山梨県の日本住血吸虫病ですか、これの予防のための工事に使われた補助金の支出について、いろいろとお調べになっておられるようですけれども、このお調べになられた御報告を拝見すると甲府市、外五十四ヵ町村の施行した工事は、「いずれも設計過大な部分があったため」という御報告になっておられます。これは、善意な設計過大なものか、故意に、この補助金等の要求のため等もあって、故意に設計を過大に見積っておると考えられるのか、こういう点について、会計検査院は何ら触れており……

第26回国会 決算委員会 第22号(1957/04/05、4期、日本社会党)

○片岡文重君 せっかく出席されました総理がわずか三十分そこそこで御退席になるのだそうですから、私は簡単に一つ二つお尋ねしたいと思うのですが、政府が国民に対する最も重要な責任は、申し上げるまでもなく、税金をいかにして出してもらうかということにあると思うのです。で、この国民から納められた税金をいかに良心的に、国民の納得するように使うかというところに政府の責任があると思うのですが、予算の編成に当っての政府の態度というものはきわめて真剣であり、慎重であります。しかし決算ということになると、その予算をいかに使ったか、この使われた税金が、果して国民の納得するところであるかどうかというこの決算という問題にな……

第26回国会 決算委員会 第23号(1957/04/12、4期、日本社会党)

○片岡文重君 裁判所のこういう不正不当の事件というのは、先ほど大竹委員の言われたように、まことに国民に与える影響は大きいので、ぜひ根絶さすように関係の方の積極的な御努力をこの際私は切にお願いをしておきたいのですが、それについて、根絶するためには、具体的な方法としていろいろあろうかと思いますが、この場合、私が今説明を伺っておって、非常に大事な点じゃないかと思われるのは、ここに指摘されておる二件は、いずれも検査の結果によって指摘されたものではないということであります。一つは、土浦の場合には、前任者と後任者の交代によって、後任者が不審を抱いて発見の端緒になったということ、いま一つは、監査に向ったこと……

第26回国会 決算委員会 第24号(1957/04/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私は大臣が急いで帰られるのを非常に残念に思いますが、その点についてはまた後ほどにして、また申し上げたい点もありますが、とれも後日に譲って、簡単に二、三点をお聞きしたいと思うのです。一つは経済団体としての農協というものは、この経理の面については最も自粛して厳正に行われなければならなかったと恵うのですが、農協の経理の紊乱、農協経理といえば、きわめてルーズなものだという声が、早くから一般に伝わっておったのです。これは国会等においても、しばしば指摘され論議されてきたのですが、依然として改まっておる形跡が見えない。これは一体どこに原因があるのか。  それからいま一つは、先ほど阿具根君からの……

第26回国会 決算委員会 第26号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して。大臣、それから次長さんですか、あなた方も少し真剣に聞いていて下さい。大臣は手落がちないと御説明があった、まあそう信じておられるでしょう。やむを得ないことです。これはしかしながら、やむを得ないというのは、就任早々で事情を聞いておられませんから、答弁に信憑性をもって、確信をもって答えられないことはやむを得ぬということですから、事件がやむを得ぬということじゃない。ですからその点は誤解のないように……。
【次の発言】 それで政府委員の方は、今の久保君からの御質問も、これはよく質問の趣旨がわかっておられないわけですが、もう少し真剣に聞いてもらいたい。問題は渡ってしまってからの分配……

第26回国会 決算委員会 第27号(1957/05/06、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して。ではその竹本四方一という人が正規の代表者である、この人が漁業者の正当な代表権者である、代理人であるという認定は、どういうふうにしてされたのですか。
【次の発言】 基本協定の場合にも、それから契約をされるならなおさらのこと、その交渉をするに当って、そもそも建設省がこの損害補償の交渉を受け付けるに当って、この交渉を進めていくために、この竹本四方一という者が正規の代表者であると認めたから、その交渉に応じられたのだと思うのですが、その正規の代表者である、この人を代表者として交渉していけば、この問題の解決にはなるんだ、こう考えられて交渉したのですから、その交渉をされるに当って、こ……

第26回国会 社会労働委員会 第2号(1957/02/08、4期、日本社会党)

○片岡文重君 ちょっと説明中ですが……。せっかく説明してもらうのですからもうちょっと数字なんかがわかるように、数字なんかのときに特にメモできるようにしてほしいと思うのです。これは言葉がむずかしくて大へんわかりにくいところがありますのでお願いいたします。
【次の発言】 詳細な点については一応さらに検討さしていただいてから御質問いたしますが、これは二十四ぺ一ジ、これに国立施設の新設で新たに一億二千四百万円からり経費が計上されております。この中の精神薄弱児の収容施設ですが、これはどこへ建設されるか。それから収容させるものはどういう程度の精薄児でありますか。たとえばろう精薄児とか、あるいは盲精薄児とか……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1957/07/04、4期、日本社会党)

○片岡文重君 さしあたり健康に影響がないということは、さしあたりと言っているのは、期限的にどの程度をさしておりますか。それがからだについてすぐにどうこうしないということなんですか、それともまあまあ大体五十年なら五十年生きられる者が五十年の生命を維持できるだろう、こういうことを言っているのですか、そのさしあたりという意味はどの程度のことを言うのですか。
【次の発言】 現在の知識でこの程度の許容量ということだというと、現在の知識では健康に影響を及ぼさないという、その及ぼさないという程度は、現に直ちに健康に及ぼさないという意味なのか、将来それが原因となって健康をそこねるようなことはないというところま……

第26回国会 社会労働委員会 第閉会後5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今鈴木化学の問題で、だいぶ最近の中小企業者の労使の紛争が深刻になってきておるという感じを受けるわけでありますが、労働省として、すでにこれもまた、二カ月近い紛争を続けておるヘンミ計算尺の労働争議について、どの程度に実情を把握しておられるのか、まずそこから一つお伺いしたいと思う。
【次の発言】 時間もありませんから、概略でけっこうですが、ただし、問題となるような点については正確に述べていただきたいと思う。なるべく簡明でよろしゅうございます。
【次の発言】 概要を今伺ったわけでありますが、概要を伺っておると、組合要求と会社側の回答との間はそうたくさん開いておらないようなふうにも聞えるの……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○片岡文重君 質疑に先だって、この問題について、けさ重要な閣議が持たれたそうですから、その閣議の内容について、大臣から一つお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 質疑があとさきになると思うのですが、閣議で仲裁申請をするのは経営者の側からなされるのだからということで、その仲裁申請の出るのを待っておるということと、いま一つは、調停の案の内容が詳細にわからないから、検討後に諾否を決定するというお話であったのですが、そのように理解してよろしいですか。
【次の発言】 新聞等によりますと、政府は調停案が提示されない前から調停は受諾しないという態度を明らかにして、各経営者に圧力を加えておるように見受……

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連質問……。今の生活保護法による医療扶助を受けている者は自分でもって医療機関を選択し得ないという場合に起る不都合については、今竹中委員からも指摘されましたし、局長も十分お考えになっておられると思うのですが、現に東京都を中心として、この近郊の各県で実際にはもうこの問題は昨年あたりから起っておる問題であって、そのために生活費あるいは家庭の事情等で川一つ越えた他県に入院しておってこれが呼び戻されておる例もあり、かつ東京都の場合を考えると、終戦直後の病院等医療機関の払底しておった時期であったせいもあるでしょうが、千葉県、埼玉県、神奈川県という県に対しては、東京都から健康保険の患者を多数……

第26回国会 社会労働委員会 第12号(1957/03/22、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して……。今の坂本委員の御質問に対して野澤委員からの御答弁でありますが、私は別にあげ足を取るとか、ごろにどうこうという、そういう小さな字句にこだわるのでは決してありませんし、先ほど来の野澤委員の御答弁を伺っておりますと、非常に御懇切に紳士的に御説明いただいておりまするので、好感を持って拝聴いたしておりますから、重ねて申し上げるようですが、決してあげ足を取る、あるいはこまかな字句に拘泥しておるということで御質問申し上げるのではありませんので、御了承の上で御説明いただきたいのですが、慎重にこの付帯決議を御審議なされたとおっしゃいますけれども、与党のみの席でもって審議されるというこ……

第26回国会 社会労働委員会 第17号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○片岡文重君 この際、大臣に少しお伺いしておきたいのですけれども、御承知のように、この健康保険法、それから船員保険法、厚生年金法等の一部改正につきましては、全国の医師、歯科医師、それから療養者、労働者あげて反対をいたしております。新聞その他の論調を見ましても、低額所得者にこのような負担をかけることが果して現内閣の高らかに掲げておる社会保障の精神に一致するだろうか、まさに羊頭を掲げて狗肉を売るというよりも、むしろなでる、なでると言いながら、近寄っていけばひつぱたかれるような政策だ、こういうやり方に対してあげて反対しておる、この世論がほとんど一致して反対をしておるにもかかわらず、民主政治を標榜しな……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の御説明を伺っておりますと、やはり私も勝俣委員と同性な疑問を持つのですが、実際にここに政府から出されておる資料は、むしろ就職を希望する者が少ないというよりも、採用しないという、地方の予算に押えられておるということの方が、一番大きな理由だと私は思うのですね。そこで、こういう点を解消するためには、保健所に対する補助を国でもっと考えるか、そうでなければ、地方においては最低限総予算額の何。パーセントであるとか、あるいはそのほか、公衆衛生費に支出する金額の何。パーセントとかいうことで、強制的に最低の予算額をきめてやるくらいの措置をとらなければ、財政困難な府県、特に地財法の適用を受けておる……

第26回国会 社会労働委員会 第25号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○片岡文重君 時間がないようですから、簡単に小林さんにお伺いしたいのですが、大体旅館業法の一部を改正する考えを持つに至った原因について考えておるところは、みな程度の差はあっても同じだろうと思うのです。風俗問題についての心配はまたこれを是正しよら、矯正しようとすることについても常識ある旅館の経営者はこれは私たちと同じであろうと思う。しかし、これを実際に矯正し、善良な風俗にのみしょうということになりますと、これは旅館だけを責めてもいけないし、その旅館の従業員だけの責任でももちろんありませんし、国民の倫理観念が一般に高揚して、たとえそういう施設が提供されてもそれを利用する者がなくなるような道徳水準に……

第26回国会 社会労働委員会 第26号(1957/04/25、4期、日本社会党)

○片岡文重君 この政令の試案というのですか、要旨といいますか、これを見ましてもよくわからないのでお伺いするんですが、修学旅行なんかの場合には、大体定員の多い場合には、四、五倍くらい収容するそうですが、この間の参考人の話を聞いておっても、宿泊料が非常に安いので数で補いをつけるためにやむを得ないというようなことを言っておりましたけれども、部屋の収容能力がないくらいであれば、当然、ふろ場とかあるいはトイレとか、そういう面にも不自由を感じさせるのは当然のことだと思う。で、修学旅行に行って食中毒を起したり、あるいは施設の破損等によって、集団的な負傷者が出たりした場合には、これは大きく取り上げられますから……

第26回国会 社会労働委員会 第28号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの際、労働大臣に所見をお伺いしたいのですが、いわゆる春闘なる問題に関して、政府は、しばしば国鉄その他の公労関係の幹部諸君の処罰を放送しておられるようです。しかし、この公労協の関係の諸君のとられた態度並びにこれのとってきた原因等を考えてみますれば、かりに百歩を譲って、政府がその処罰をあるいは処分というものを考えるとしても、この起ってきた責任を政府が考え、かつ、この処分をするということになるならば、政府としては、十分にあたたかい気持と言いましょうか、いわゆる泣いて馬謖を切るというこの気持がなければならない。しかるに、去る三日、名古屋における労働大臣の談話なるものを新聞、ニュース……

第26回国会 社会労働委員会 第29号(1957/05/08、4期、日本社会党)

○片岡文重君 実はまだ法案全体について十分な勉強をいたしておりませんから、あるいは御質疑申し上げることがその内容に明記されておるかもしれませんが、もしそういうところがありましたら一つ御容赦願いたいと思いますけれども、この御説明によりますと、従来あった労災病院二十四カ所、傷疾者訓練所二カ所、総合職業補導所二十三カ所、簡易宿泊所十二カ所、これらを全部引っくるめ、さらに今後新設されるであろうところの施設をも引っくるめての経営管理等の機関として、福祉事業団というものを設けられるということのようでありますが、その福祉事業団を設けてこれらを統括していくに至ったのは、今までのそれらの施設の経営なりあるいは管……

第26回国会 社会労働委員会 第31号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの際、先日行われました公労協職員に対する不当処分の問題について、二、三労働大臣にお伺いしたいのです。先日の委員会では、労働大臣は、名古屋における談話の内容は雑談的なものであり、その内容についての責任は持てないということでありましたが、その際発表せられました数字が、この二、三日前に行われました、いわゆる公共企業体関係の労働組合の幹部に対する処分として現われたわけです。その結果から見ると、多分に政治的な配慮のもとに組合を無力なものにしようとする意図のもとになされたのではないかと思われる点が多分に看取されます。一体この処分はどういうところを目途としてと言いますか、対象として行なっ……

第26回国会 社会労働委員会 第32号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○片岡文重君 宮澤運輸大臣に二、三点お伺いしたいのですが、昨日も労働大臣に対して、今回の仲裁裁定に関係のある問題について御質疑を申し上げたのですけれども、十分私どもの納得できるような御答弁をいただくことはできませんでした。さらにその答弁の中には、運輸大臣、大蔵大臣に質問せよという御答弁もあったわけであります。それらの問題もあわせてお伺いしたいのですが、その仲裁問題に入る前に一つ御前見を伺っておきたいことは、先般国鉄労働組合の小柳委員長を初めとして多数の処分者を出しました。この処分の仕方につきましても、私どもははなはだ不可解な点が多い。大体元来処分というものは私はその人の行為に対して行わるべきも……

第26回国会 社会労働委員会 第33号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの際、総理大臣に対しまして、この公共企業体等の仲裁裁定に関連をいたしまして、二、三お尋ねをいたしたいのでありますが、これからの――今日までもそうであります――が、これからの日本の発展を期するためには、労働者の協力がなくしてはとうていやっていけないと思います。労働者の協力を得るということは、やはり使用者側に対する労働者の信頼、少くとも不信の念を持たせるようなことがあってはならない。お互いに信頼をされるためにはお互いが誠意をもって紛争を解決し、紛争の起らないように協力をしていくべきであると考えておりますが、そのためには、やはり労働組合も今日までの運動に対して十分反省を願わなけれ……

第26回国会 社会労働委員会 第35号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○片岡文重君 協議をしなければならないということと、それから同意をしなければならないということでは、これはあえて法制局の意見を徴するまでもなく、法解釈の上から画然と私は区別されておると思うのです。今までもこの法律に基く行政措置において協議しなければならないという言葉で、その同意を得ずして行われた事例はおそらく枚挙にいとまがないと思う。従って、今ここで提案者がおっしゃられるように、協議しなければならないというこの協議ということが同意と同義語であるということであるならば、これは明らかにそのことを明確にしなければいけないと思うのです。今ここで提案者は、これを同義語だとおっしゃっても、これは他日法を解……

第26回国会 社会労働委員会 第36号(1957/05/19、4期、日本社会党)

○片岡文重君 労災病院が初めて設置されましてからすでに八年も経ておりますし、総合職業補導所は設置されてから今日まで五年も経ております。その間、労災病院は二十四カ所、総合職業補導所は二十三カ所、これは四十六、七カ所もある都道府県の中で大体半数の設置個所しかないわけでありますが、このことは言いかえれば、この二十四カ所なり、二十三カ所の府県においては、困難な財政の中からどうしてもこれを設置しなければならないという特殊事情下に置かれたからこそ、この努力をしてこれらの施設を設置したものと私は考えます。従って、これらの、特に総合職業補導所等についてのその地域における特殊事情というものは十分しんしゃくされな……

第26回国会 内閣委員会 第12号(1957/03/26、4期、日本社会党)

○片岡文重君 厚生省設置法の一部を改正して、幾つかの新しい施設なり、セクションを作られるようでありますが、その中の一つで国立精神薄弱児施設を新たに設けられる御希望のようでありますが、それに関連をして、二、三大臣の御所見を伺っておきたいと思いまするので、若干の質疑をお許しいただきたいのであります。  申し上げるまでもないのでありますが、親として子供のかわいさに変りはないと思います。なかんずく精神薄弱児、それから肢体不自由児という普通の状態でない子供を持った親たちの苦労というものは、けだし私たちの想像に余りあるものがあると思うのですが、ことにこういう普通でない子供たちを持っておるために、その子供た……

第26回国会 内閣委員会 第13号(1957/03/28、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの法案には賛成をいたします。ただ、しかし国立精神薄弱児収容施設の点につきましてはさらに強い要望を申し上げたいと思うのでありますが、従来精神薄弱児対策基本要綱が設置せられてからもすでに数年になり、政府としては相当熱意を持ってこの問題については対処をされておるもの、と一般では見ておったかと思うのでありますけれども、当委員会において述べられました今までの質疑を通しての厚生大臣並びに関係当局者の御答弁については、相当誠意と真しような態度が見られるのでありますけれども、具体的にはこの児童憲章の精神にのっとって適切な諸施策を樹立推進し、かつ国民の理解と協力のもとにの福祉を積極的に保障せ……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/06、4期、日本社会党)

○片岡文重君 水津さんに簡単なことですが、ちょっとお伺いいたします。  先ほど定期昇給の率は年三%とおっしゃったようですが、これは私聞き違いじゃないかと思いますが、年三%ですか。
【次の発言】 その三%というのは、賃金総額に対して三%ですか。
【次の発言】 そうすると、先ほど水津さんのおあげになりました、平均月収三万円という数字をあげられておったようですが、この平均月収三万円に対して三%というお話ですか。
【次の発言】 三%という数字は、先ほど参考人がお述べになりました、平均月収三万円というお話であったようですが、その三万円に対する三%という意味なんですか。

第27回国会 社会労働委員会 第4号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○片岡文重君 大臣にちょっとお尋ねするのですが……。
【次の発言】 大臣にきわめて簡単にお伺いしますから、簡単に御答弁いただいてけっこうです。  前国会の終りであったと記憶しますが、前大臣の神田さんにお願いを申し上げて、この了解を得ておる問題でありますが、それは精神薄弱児の収容施設についてであります。三十二年度に初めて百名の定員を持つ収容施設を国立で作ってくれました。これは全国十万に近い重精薄弱児の収容施設でありますから、全国で百名程度では焼け石に水にもならない。そこで三十二年度を基準として、年々これは作っていくと、しかもこれについては百名程度の収容施設だけでない、総合的な対策を立てて、その一……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の委員会で駐留軍労務者の困難な生活状態が訴えられ、さらに日雇い労働者のより悲惨なる状態に対する政府の善処方が痛切に要求されておるわけでありますが、これらの諸君に劣らぬような低い生活状態の中に長い間放置されておりました国営競馬の馬丁諸君の労働条件について、少しお尋ねをしてみたいのでありますが、長い間の隠忍からついにがまんし切れなくなって、馬丁諸君が結束して、正当な労働要求をしようとしたことは、すでに何回かあったわけですけれども、そのつど調教師、馬主等の圧力で解散をさせられております。ようやく今年に入ってから一つの労働組合を作ったのですが、これもまた現に激しい切りくずしの工作が行わ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1958/05/31、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の御経過を大体伺っておりますと、事故が頻発しておるという事態も承知しておられるようであるし、この江口炭鉱の事故の復旧とまでいかない、まだ排水の状態の中にあって、さらに事故が起っておる、こういう事態になったのは、突如として起ったのではなくて、やはりこういう事態が頻発するに至るまでには、それ相応の原因が私はあったのではないかと思うのですが、なぜこういう事態が頻発するに至ったのか、そういう点について、保安局としては究明をしておられるのかどうか、その点を一つ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今までの炭鉱の状態が、精密な図面等がなくて、資料もなくてわからなかったが、たまたま今度は……

第28回国会 社会労働委員会 第2号(1957/12/23、4期、日本社会党)

○片岡文重君 先ほどのお話を伺っておると、特に横田さんのお話を伺っておると、エア扇風機を電動に変えたのは、有吉という係員が、エア扇風機では毎方ごとに一ないし二時間くらいの停止をするということもあるし、ガスも比較的多く発生するというので、それらの危険を考慮してあえて電動扇風機に変えたと、こういうことを言っておられますね。ということは、結局、爆発後の実験というものは、設定された条件のもとに人為的に作られた条件のもとで人為的な実験をするわけです。しかし自然に発生する状況がその事故のあった後に、言うなれば、完全にその事故前の状態が払拭されてきれいになったあとに設定された条件のもとで人為的に行われた実験……

第28回国会 社会労働委員会 第4号(1958/02/07、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の山下委員の御質問の趣旨は保育料の問題から入っておられたと思います。児童局として今考えておられる構想という意味の中には、それ以外の児童対策等も含まれておる答弁を期待しておったのだが、保育所だけで打ち切られておるので、関連して私はお伺いしておきたいと思うのですが、特にこの問題は大臣のおられるところで実は聞きたい。というのは、先ほど政務次官は任期が短かくて、ということを言われ、厳重に申し継ぎをして、ということも言われておったようですけれども、遺憾ながらそういう事実は一つも私には考えられない。で、この三十三年度の予算書を拝見して、特に厚生関係の予算というものは、岸内閣の性格をよく私は……

第28回国会 社会労働委員会 第5号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今のILOの条約の問題ですがね、これはいろいろ重要な条約がほとんどであるにかかわらず、一般に直接それの利害を受ける労働者諸君ですら、知らない者がやはり多いようですね、そこで労働省としてはこれらの条約を歴史的に一括されて、政府の意見は必要ありませんが、それらのものを一括されて歴史的に編集されて当委員会に私は配っていただきたいと思うのです。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 きょう予算の御説明を伺っただけで、まだ十分検討はいたしておりませんから、詳細な点についての御質疑は後日に譲りたいと思いますけれども、一応伺った範囲内で気づいた点を二、三伺っておきたいと思うのですが、この……

第28回国会 社会労働委員会 第7号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連してちょっとお聞きしておきたいのですが、遺骨収集の場合に、最近の新聞で伝えられるところによると、なお収集に当って相当危険な区域がまだ残存しておる。収集できないで引き揚げたということが伝えられておりますけれども、これに関連して駐在大使の協力がはなはだ消極的である。少くとも積極的ではないということも伝えられております。この危険区域について駐在大使あたりがもっと日常了解を得るような、あるいは少くとも誤解を招かないような状態に持っていくように積極的な努力をしておったならば、すぐに端的に解消はしないまでも、必ずしも見込みなしとしないのではないかというふうに考えられるのですが、厚生省とし……

第28回国会 社会労働委員会 第9号(1958/02/27、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して。私、二つほど局長にお聞きしておきたいのですが、就労日数で、二十一日確保ということで従来もやってきておるし、今もそういう方針に変りないということを強調されておるようだが、さっき山本委員から指摘されたように、高知その他において、非常に少い就労日数が現実にあるわけです。そうすると、その原因が何かほかにあるのであろう。たとえば、民間の求人が多かったとか、何かほかに原因があってそうなったのであろうという、こういう説明のようでしたが、原因のいかんを問わず、とにかく平均日数にして二十二日もしくはそれを上回るような日数が出てくるとすれば、一方において十五日、十四日という日数があるのです……

第28回国会 社会労働委員会 第11号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○片岡文重君 この条約批准に当って、労働省の担当する事項、もしくは厚生省なりその他の官庁で担当する事項が、その内容になっておるから、従って外務省としては専門的な知識はあまり持っておらない。で、批准の手続を進めるに当っては、その条約事項の内容の検討を、所管をする省で一切の進行をして、それを外務省に持ってくるのを待っておった、ただ単に条約上の、つまり外交上の国際的な手続をとるだけに過ぎないのか。それともこの条約全般を見て、積極的にその時期のおくれているものや、担当所管庁で積極的に推進しようとする誠意のない点等について、外務省が積極的にこれを推進しようとしているのか。この点について、待っているのか、……

第28回国会 社会労働委員会 第13号(1958/03/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して……。  今、藤田君からのご質問を伺っておると、やはり指摘されたように、ILOの問題については、はなはだ私は、関心が薄かったのじゃないか。少くとも深く関心を持っておられたとは受け取れない。戦前の国際情勢と比べて、特に貿易面においては、ソーシャル・ダンピングあるいはチープ・レーバー等の非難ではなしに、自国産業の擁護に懸命の立場に立って、日本製品の海外への輸出が阻止されておる。問題は労働条件ではなくて、特殊産業のといいますか、産業の持つ特異性にあるのだ、こういうような御意見のようだったが、そしてまた、その自国産業の持つ特異性ということは、ひっきょうするところ製品と価格と、この……

第28回国会 社会労働委員会 第14号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○片岡文重君 身体障害者の厚生援護を国や地方公共団体で設置するだけで間に合わないから、福祉法人の設置するこれらに利用できるように施設委託をして収容しようとするお考えからこういう改正をなさることと思います。従ってそういうとりあえずの処置として、民間施設を利用されてまでも身体障害者の福祉をはかろうとする御熱意については私どもも賛意を表するにやぶさかではありません。ただしかし、ここで問題になるのは、今御説明になったこの厚生大臣の指定する施設、この厚生大臣の指定する基準といいますか、指定をする条件というようなものは、すでに具体的に持っておられるのかどうか、どういうところを標準として指定をされるのか、そ……

第28回国会 社会労働委員会 第15号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して、ちょっと伺っておきますが、岡山管理局の屋上から屋外まで、エレベーターか何かで出るのですか、それとも階段になっておるのですか。また、その距離はどれくらいあるのですか。
【次の発言】 そこで、私は非常に不思議だと思うのですが、四階建で、その上が屋上になっておって、そこに大体八十人くらいおった。それを警官が七十名、これは全部屋上に上ったとして、一人の組合員を三、四人ずつでかかえるようにしておろしたと言われるんだが、四階の屋上から階段を一段ずつおりて屋外まで七十人の警官と、かりに公安官が二十名、全部かかって九十名、当局は二十名と言っておるんだから。そうすると九十名、そうすると、……

第28回国会 社会労働委員会 第18号(1958/04/01、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の高野委員の御質問に対しての立案者の御答弁によると、医師の指導監督というのは、特に町で開業しておられる、衛生検査技師の仕事をしておられる諸君の上に問題が起ってくると思うのですが、その場合には、業務立法において適当な処置をとられるという話のようにも聞いておったのですが、そうすると、この指導監督という拘束をする範囲といいますか、検査技師を規制していく監督の範囲、これは一体、どの程度までをこの範疇に入れてお考えになっておるわけですか。
【次の発言】 病院の中に勤務されておられる場合に一つ限って考えてみますが、この場合に、この検査技師としての仕事をする場合には、私はしろうとですから、検……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○片岡文重君 三城さんにお伺いしたいのですが、先ほど木島委員からもちょと確かめられていたようですけれども、ILOにおける表決の場合に、賛成はしておらないけれども、賛成の意思表示をする者が多い、これは一つの理想を目ざしておるものと思うからであろうというふうに三城さんはお考えになっておるというお話であったようですが、三城さんがいかにお考えになり、いかにごらんになるかは別問題として、そういう解釈をおとむになるかは別問題として、反対をしているにもかかわらず賛成の意思表示をする者が多いということになると、このILOにおいてなされた表決というものははなはだしく私は権威を失うものだと思う。特に各国から政府並……

第28回国会 社会労働委員会 第20号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○片岡文重君 提案者にお尋ねをしますが、前回お尋ねをしました際に、明確なる御答弁を伺うことができませんでしたので、はなはだ残念でしたが、この二条の「医師の指導監督」という問題について、その後提案者の方々並びに厚生省等において意見の一致をみられるなり、あるいは見解を統一されるなりされたかどうか、もしされているならば、その点に関して御説明を伺いたいと思うのです。その御説明によって、なお質疑をしなければならないのでしたらお伺いしたいし、その御説明で了解できるものならば、この点については了承いたしたいと思うのです。
【次の発言】 前回の委員会における御説明から見ると、大へんはっきりしてきたように思いま……

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今、山下理事から、きょうはこの程度で議事の進行というお話もあって、それから、ほかにも異議がないのですから、進行されることはやむを得ないと思うのですが、日韓会談に出席された藤山外相は、会談の内容なり相手国なりを考えれば、きょうのうちに、少くともこの委員会が従来の例に照らして開かれておった時間内に出席願うことはできるかどうか、これはまあ若干無理もあろうかと思う。しかし総理は、どういう関係の外交問題でおいでになれないのかわからぬが、少くともきょうの出席をお願いするのは、きょうになって突如としてお願いしたのではないのですから、もしきょう一日かかっても、きょうはどうしても少し、たとえわずか……

第28回国会 社会労働委員会 第23号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○片岡文重君 ただいま議題となりました保健婦、助産婦及び看護婦等の産前産後の休暇中における代替要員の確保に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  現在保健所並びに国立、公立の病院及び診療所に就業している保健婦、助産婦並びに看護婦、准看護婦及びこれらの者の補助をする職務に従事し看護助手その他の名称で呼ばれている女子の数は、全部で約六万二千人を数えますが、このうち、年々出産する人々は、相当数に上っているのであります。  国民の健康の保全のために保健所、病院及び診療所においてその第一線に立ち、日々激しい勤務に従事しているこれらの女子職員については、現在国も地方も、その財政事……

第28回国会 社会労働委員会 第24号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○片岡文重君 未熟児の取扱いといいますか、成長を助けるために、特別な配慮をされたのがこの法案の趣旨だと思うのですが、一般正常児の出生率に対して、いわゆる未熟児と害われる子供の出生率は、大体どういうことになっておるのかということを一点です。それから未熟児の成長率といいましょうか、生まれてくるときにすでに正常な状態でなかったのですから、成長率も他の正常な子供に比べては劣っておると思うのですが、これは計数をもって現わすことは、はなはだ困難であろうと思いますけれども、どの程度に成長率というものが見られるのか。特にお伺いしたいのは、どの程度の医療機関を置けば、あるいは医療の方法を加えればどのくらいの期間……

第28回国会 社会労働委員会 第25号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連質問。今、政府委員から述べられました数字によると、たとえば、三十一年度の職種百二十四はいいとして、事業場二万三千四百七十四カ所、養成工が五万五千百三十一ということになると、一カ所平均が二人ちょっとということになるのだが、これの数字は誤まりないのかどうか。これは二十九、三十、三十一年度、三年を通して見て、大体そういうことが言えるので、資料を提出されるときに、最大何名くらいの養成をしておられるのか、一つの事業場について。それから最低というか、最小何人くらいの養成をしておられるのか。その養成所の規模についても、最低と最高程度でいいですから、一緒に出していただきたい。

第28回国会 社会労働委員会 第26号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○片岡文重君 大体総括的な質疑は、田中委員からされたようですけれども、なお、この法案を拝見すると、私どもが知りたいと思う具体的な点、さらに相当重要だと思うような点が、非常に多く政令なりあるいは省令にまかされております。このまかされておるところの政令なり省令の内容はすでにできておるのかどうか、案が。まだ案までいっていないとしても、せめて骨子ぐらいはできておるのかどうか。まず、その点からお尋ねしたい。
【次の発言】 この法律は、国会で成立すると、たしか六ヵ月以内に実施するようになっておるのですが、昨年のけい肺審議会の例も、これは、労働省で諮問する各種審議会の審議の状況というものは、はなはだスピーデ……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/04/21、4期、日本社会党)

○片岡文重君 金森先生と樋口さんにちょっとお伺いしたいのですが、最初に先生の方にお伺いするのは、今も野村平爾先生から、御自分の体験を通してお話がございましたが、金森先生のお話の中にも、人事関係のことについては、しばらく是認するより仕方がないではないか、そうして将来の公正を期するより仕方がないではないかというようにお話しいただいたかと存じますが、政府の意図するところは、公正に労使の教育をし、国民の関心を深めていこうとして考えられても、やはりそこに主観ということがあるわけですから、あまりにも委嘱した役員等が政府の政策や方針に沿わない、背馳するというようなことになってくると、どうしても今野村さんもお……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/04/22、4期、日本社会党)

○片岡文重君 お答えを申し上げます。  正確な数字になりますと、残念ながら把握できない状態にあります。というのはすでに保健所、特に地方の病院、療養所、保健所等におきましては、出産のためにやめなければならない。従ってこの私どもが調査いたしました資料の上には正確な産休、お産のために休暇をとるという数字が出てこないわけです。全部が出てこない。お産のために休暇がとれないからやめていかれる、そういう人たちを一応仲間に入れませんで、大体現在のところ千五百人程度と見ておるわけであります。
【次の発言】 延べ人員でございます。
【次の発言】 ただいま申し上げました千五百人というのは大体の実人員だそうですから、……

第28回国会 社会労働委員会 第29号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○片岡文重君 ついでに、私も一つ資料を出していただきたいと思います。この法案の御説明に当ってしばしば引き合いに出されるのが、協調会の問題であります。そこで、協調会の設立趣意書を初めとして、解散に至るまでの協調会の事業内容、やった業績といいますか、それから、時の政府の圧迫によって遂に解散せざるを得なかった。解散をしたわけですが、この解散の経過等についての資料を一つ早く出していただきたい。
【次の発言】 関連。労働大臣は、何とかして説得をされて、この法案を通過せしめたいという勢心な御努力、これは、私たちよくわかります。そしてるる御説明になっておられる。それもわかるのですが、肝心の私たちが知ろうとす……

第28回国会 社会労働委員会 第30号(1958/04/25、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して、質問したいことも二、三あったのですけれども、また質疑打ち切りの動議が出ると困りますから、あまり質問の方は、ほかの問題はやめまして、今山下さんからお話がありました点について、私もぜひお願いをしておきたいと思うのは、障害年金等について、特に重度の症状にあって、生活に困窮しておるような人々が、生活に困窮しておるがゆえに、十分な、医療をするわけにいかない。特にこれは、本法によって新しく適用を受けることになった準軍属にももちろんあるでしょうが、すでに受給の資格を持っておる人々の中にも、たとえば当然一項症、二項症等に適用せらるべきものが、たまたま途中の医療を廃したり、あるいは十分な……

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/19、4期、日本社会党)

○片岡文重君 昨年の二十六国会で成立をいたしました法律第二十七号ですが、所得税法の一部改正が行われまして、業務に関連して他人のために名義人として配当所得の支払いを受ける者は、計算書を提出しなければならないということに規定づけられておるわけでありますが、この名義貸し規制にからんで、証券会社と、その外務員の配当支払い計算書の提出が前月末で終ったはずであります。この提出された計算書に対して、税務署がどの程度の監査をするであろうかということについては、かねがね関係の方面から相当注目をされておったと思うのでありますが、聞くところによりますと、今月の初めに大阪の国税局が地元の某証券会社について名義貸しの実……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/28、4期、日本社会党)

○片岡文重君 きょう御出席の政府委員はどなたでしょうか、委員長に伺います。
【次の発言】 きのう、この委員会に大臣の御出席を要求し、どうしても大臣が出られないとおっしゃられるなら、政務次官でもやむを得ないから出席するようにということを要求しておいたのですが、その点については取り計らっていただけたでしょうか、それともきょうは御出席なさるのでしょうか。
【次の発言】 追って出席されるということであれば、その前に国税庁長官に一つ御質問いたしたいと思います。  十九日でありましたか、この委員会で証券の名義貸し規制の問題でお伺いをいたしたわけです。で、その際長官は、この問題は影響するところも大きいし、従……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 決算委員会 第2号(1958/06/13、4期、日本社会党)

○片岡文重君 都の指導部長と社長さんに二、三お伺いするのですが、社長さんにお伺いしたいことは、この出願をされる際に、この放流する廃液が果して有害であるかないかという試験をまずされておるのかどうか、出願の前にされておるのかどうか。もしされておったとするならば、どういう結果が出ておるのか、その点を一つ資料として当委員会に御提出をいただきたいのですが、その結論だけでもここでお知らせをいただきたい。  いま一つは、この出願に先立って、当然私は水質試験をされておったと思う。されておらなければ、東京都に対して、東京都からこれは有害ではないか、このままではいけないのではないかと言われたとき、無害だと言い切る……

第29回国会 決算委員会 第3号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○片岡文重君 大河原参考人に二、三お尋ねをしたいのですが、この前のお話しですと、本州製紙の沈澱池の改造ですか、新設ですか、突貫工事を進めておるという、その沈澱池はたしか本日、二十日中に完成をするというお約束だったと思うのですが、これはきょう完成をするのかどうか、その点を一つお尋ねしたい。
【次の発言】 完成をした場合には、関係者の立会いのもとに試験が行われると思うのですが、この試験に立会う者はどういう範囲でなされるのか、この被害をこうむる漁民側の代表も、その試験には立ち会われるのかどうか、その点を一つ伺いたい。
【次の発言】 次にお尋ねしたいのは、前回の委員会であなたがお述べになられましたこの……

第29回国会 社会労働委員会 第2号(1958/06/24、4期、日本社会党)

○片岡文重君 大臣に二、三お尋ねしたいのですが、今児童の問題が出ておりますから、私も関連をしてお尋ね申し上げますが、先刻来山下委員からるる主張されておられますように、私ども、この委員会においては、厚生行政の一貫した体系づけを行うべきであるということは、強く主張して参ったところです。これは、おそらくこの厚生行政に関心を持つ者は、与野党を問わず、ひとしくその希望を強く持っておると思うのですが、残念ながら厚生行政のあとを振り返ってみると、この理論づけが行われておらない。むしろ事務当局としても、好んでこういう、ジグザグ・コースと言いますか、ずたずたに切られたやり方ではなくて、一貫した計画に基いて、一貫……

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 大体私が聞こうと思ったことは、山下さんと松澤さんが言われましたが、その答弁で、どうもふに落ちないと思うのは、大体これは厚生省の方針の問題ですから、次長にお尋ねすることが少し無理ではないかというような気もするのですが、しかし、質問が出て、これだけの答弁をされたのですから、あやふやであっては困ると思うので、あえてお伺いするのですが、今、松澤委員あるいは木下委員の御質問に対するあなたの御答弁では、甲表、乙表の内容を、医療機関並びに患者に対してPRするのか、甲表、乙表の合理性があるとか少いとかということをPRするのか、その点がやはりはっきりしなければいかぬと思うのです。つまり、甲表とはこ……

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1958/08/26、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連、もう少し大臣は真剣な態度で私一つ答弁してほしいと思うのだが、せんだっても新聞を見ると、労働大臣の新聞記者に話された内容では、明年度の失業対策としてであるけれども、五百億円要求して三十四万人を吸収した上、就労日を二十一日から二日間ふやして二十三日とする、また臨時就労や特別失対事業をやめて、一般失対事業に吸収するというような、来年度の計画まで具体的に話をされているわけです。そして今さしあたっての問題としては、臨時国会で特別の措置を講じたい、また講じなければならぬのだ、こういうことも言っておるように新聞は伝えております。今、藤田君の質問に対する御答弁では、繊維関係の離職者に対して……

第29回国会 社会労働委員会 第閉会後4号(1958/09/18、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私もこの問題で少しお聞きしてみたいのですが、今、平林委員の御質疑に対する御答弁を、公社側の各位からなされているのを伺っておりますと、どうも少し時代的におくれているような感じを、私は、大へん失礼ですけれども、持つ。今の質疑応答の繰り返されている内容は、他の公社ではもう何年か前に繰り返された御議論のようですが、そういうことはあまり申し上げるのもどうかと思いますし、時間もあまりありませんから、端的に私はお伺いしますので、一つ簡明に御答弁をいただきたいのです。  まず最初に、副総裁にお伺いしたいのは、私が申し上げるまでもなく、全専売の労働組合というのは比較的、他の公共企業体から比べて、紛……

第29回国会 社会労働委員会 第7号(1958/07/05、4期、日本社会党)

○片岡文重君 最初に、労働大臣、必ず御出席願えるものと存じますが、この点委員長から見通しをお伺いしておきたい。
【次の発言】 なるべく早く御出席をいただけるように御手配をいただきたいと存じます。  それから通産省にお尋ねをいたしますが、最初に、これからお尋ねしようとする御母衣ダムの先月十七日における落盤事故によって生き埋めになった三十一人の職員が、奇跡的にも無事に救出されたことに対してこの生還者の諸君に私は心から祝福を送りたいと思いますが、この三十一名の諸君は全く奇跡的に僥幸を得られた。もしこれらの諸君がこの奇跡を得られなかったならばと思い回しますと、全く身の毛のよだつような、はだに粟を生ずる……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 運輸委員会 第閉会後1号(1959/05/09、4期、日本社会党)

○片岡文重君 そうしますと、経営費三十五億予算上は節約できたけれども、資金源が二十七億不足しておる、こういうことに結論は相なるわけですか。
【次の発言】 そうすると、この年度を越す場合の手当として、国鉄としてはその資金源をどこに求める工作をしておられるのか。すでに年度を越してしまったわけですから、経理上の整理をする段階になっておるのですけれども、それをどういうふうな工作をされたのか、それから……、それだけ一つ。
【次の発言】 そうするとこれは資金部かどこからかの短期借り入れをやったということなんですか、結論は。
【次の発言】 そうしますと予算書をここに持っていませんからはっきりしたことはわかり……

第31回国会 運輸委員会 第18号(1959/04/27、4期、日本社会党)

○片岡文重君 同僚諸君から、大体質問が終ったようですけれども、なお、私の聞きたいと思う点が二、三残っておりますから、率直にお答えいただきたいのですが、最初に運輸大臣に、別に、今のあなたの言葉尻をとらえるわけではありませんけれども、この問題が、内閣決定になっておられてもこれに対しては、重大な条件がついているはずなんです。この条件については、そこに書いてあるのをごらんになっておるようですから、御承知だと思うのですけれども、先ほどの内村君の質問に対する答弁が、ちょっと私どもが聞いておって、何かこう反対のようにとれる。大した条件ではないというようには、まあ、あなたは御答弁なさったようですけれども、これ……

第31回国会 社会労働委員会 第5号(1958/12/22、4期、日本社会党)

○片岡文重君 費用の問題で、この際一つ二つ厚生大臣に伺いたいんですが、私ども社会党としては、この新しい国民健康保険法の発足に当っては、少くとも国庫負担を三割にすべきであると、こういう主張をいたしております。ところが、政府でお出しになった今度の法案を見ますと、二割。それでさらに調整交付金が五分あるから、結局二割五分。その差は、わずかに五分であります。これがなお譲れない、こういうことなんですが、二割五分――二割並びに調整交付金五分、この財源、財源といいますか、費用の見込が一体どのくらいになるのか。それから、従って、三割との差額が、どのくらいになるのか、厚生省としては計算したことがおありになるかどう……

第31回国会 社会労働委員会 第10号(1959/02/12、4期、日本社会党)

○片岡文重君 時間がありませんので、ごく簡単に二、三補足的に御質問したいのですが、私の御質問したいという主目標については、次の機会に譲らしてもらって、さっき小柳君の御質問の中で駐留軍労務者の問題が出ておったのですが、迫浜の基地返還に伴って、その返還される基地の払い下げが当然問題になってくる。これは前々国会であったと存じますが、政府としても特段の力を入れてこの払い下げの問題を考究されたと思うのです。で、その払い下げの場合には、当然、返還もしくは廃止によって生ずるところの大量の離職者を、これらの転換される企業――払い下げられる企業に吸収をするということを第一義として問題を考えるということであったは……

第31回国会 社会労働委員会 第11号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○片岡文重君 政府から出されました社会福祉事業法の一部を改正する法律案でありますが、これを拝見すると、精神薄弱者が従来児童福祉法によって収容されあるいは援護されておった子供たちが十八才以上になった場合の措置として、これを収容をして社会に不安なからしめると同時に、精薄者自体にも安住の地を与え、かつ、回復のすみやかなるような措置を願って出されたものと拝見するのでありますが、申し上げるまでもなく、精薄児の取扱いは事人権に関する問題であり、たまたま不幸にして通常能力を持たずして生活をする子供たちでありますから、これらの者に対しては国家の施設としてあとう限りの保護を、保護といいますか、援護を与うべきであ……

第31回国会 社会労働委員会 第12号(1959/03/03、4期、日本社会党)

○片岡文重君 時間がないのではなはだ遺憾ですが、保健所の運営について、ということは結局公衆衛生の問題であります。この点について、私は大臣の御所見をこの際明確にいたしておきたかったのですが、時間がありませんので、次の機会までに一つ十分に御研究をいただいて、将来の方策を自信を持って御説明できるように研究していただきたい、これをきょう御要望申し上げておきます。
【次の発言】 私はこの際、保健所の問題で少しお伺いしたいのですが、政府御出席はどなたですか。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、最近、公衆衛生局の名において配られました、これは最近でもないのですけれども、まあ私どもいただいた資料として……

第31回国会 社会労働委員会 第14号(1959/03/10、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私はこの際、職業訓練の問題について、この三十四年度予算を拝見した結果、少しお尋ねをしてみたいと思うのですが、現行職業訓練法が昨年の五月成立いたします際に、衆議院におきまして第十二条が新たに追加せられて、「市町村等の行う職業訓練」という一条が入ったわけでございます。これは大臣も御承知になっておられると存じますけれども、念のために読んでみますと、「市町村、民法第三十四条の規定により設立した法人、」つまり公益法人です。それから「法人である労働組合その他の営利を目的としない法人が職業訓練を行う場合において、労働省令で定めるところにより労働大臣の認可を受けたときは、この法律の適用については……

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/17、4期、日本社会党)

○片岡文重君 児童福祉法の問題で一つ二つお尋ねしたいのですが、今の木下さんの言われた言葉の問題は、もう何年も前から、せめて委員会に提出される資料だけでも横書きにして、しかもこれは左とじに統一してほしいということは何回も注文しておるのでありますけれども、まず、大臣の趣旨説明のプリントが縦書きである。それから同じお役所の中から出される資料でも、ある局は右とじ、ある局は左とじ、はなはだしいのになると、同じ局から出され、同じ課から出されるのでも右とじ、左とじがある。これはやっぱり統一された方がいいと思いまするし、何か先ほどからの大臣のお顔を拝見していると、何かきょうは非常にうれしそうに答弁をされておる……

第31回国会 社会労働委員会 第23号(1959/03/30、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連して。申し上げるまでもなく、この条約によって影響を受ける日本の労働者の数というものは非常に大きい。従って、これらの何十万という労働者諸君が、直接批准されるとされないとによって影響を受けるのであるから、政府としても、真に労働者の労働条件に少しでもよい影響を、よく改善していこうというお考えになるならば、その批准は一日も早く行われるべきであると考えます。で、ILO等においてもそういう考えのもとに、従来日本の政府がとってきた批准するがごとく、せざるがごとく、はっきりいえば、すると思わせてできるだけ引き延していこう、こういう老獪なやり方に対して、そのまま見のがすことはもはやがまんがなら……

第31回国会 社会労働委員会 第24号(1959/04/01、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連。この業者間における賃金協定の進捗状況については、労働者としても、かなりテンポを早めておるかのようにごらんになっておられるようですし、せんだって本委員会に配られました労働者からの資料を見ましても、そうでないとは言いません。この資料の信憑性を私どもは疑うものではありません。従って、これに出されておる資料に載せられた数字を、そのまま私たちは信用するのでありますが、そこで一つこれに関連をして伺いたいのは、この協定締結件数合計八十件に対して、業種別に企業としてこの賃金協定を実施することが少くとも妥当である、あるいは望ましいと思われる事業所数というものは、一体どのくらいあるのか。その点……

第31回国会 社会労働委員会 第25号(1959/04/07、4期、日本社会党)

○片岡文重君 ただいま議題となりました保健婦、助産婦及び看護婦等の産前産後の休業中における代替要員の確保に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  現在保健所並びに国立、公立の病院及び診療所に就業している保健婦、助産婦並びに看護婦、准看護婦及びこれらの者の補助をする職務に従事し看護助手その他の名称で呼ばれている女子の数は全部で約六万二千人を数えますが、このうち、年々出産する人々は、相当数に上っておるのであります。  国民の健康の保全のために、保健所、病院及び診療所においてその第一線に立ち、目々激しい勤務に従事しているこれらの女子職員につきましては、現在、国も地方もその財……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/03/05、4期、日本社会党)

○片岡文重君 議事進行について。
【次の発言】 議事進行について発言いたします。当委員会の運営については、昨日来しばしば政府並びに与党側に対して注意を促してきたところであります。委員長ごらんの通り、与党側の御質問であるせいもあるかもしれませんが、与党、野党を問わず、重要なる予算審議の段階において、このような皆様の出席状態では、私どもとしては、はなはだ不満にたえないわけです。これ以上与党側の御反省が得られないならば、私どもとしてもやはり重大な考えをしなければならぬ。同僚諸君とも意見が一致しておるところでありますから、その点を付言いたしまして、委員長からの御忠告を願いたいと思います。なお、議事の進……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/03/06、4期、日本社会党)

○片岡文重君 委員長。
【次の発言】 議事進行。ただいまの栗山君の御質問に対する委員長の御答弁は若干、違うとは申し上げませんけれども、不徹底だと思うのです。欠けておるところがあると思います。私の記憶するところでは、岸総理大臣に対するわが党矢嶋委員並びに鈴木委員からの発言になる資料の要求について、そういう内容のものを明確にすることは必要であるということは理事会でも認めたわけです。ただしかし、こういうことを、委員会で個人の私財にもわたると思われるような財産目録等を資料として委員会決議をもって要求することは前例もないことであるし、かつその内容が自発的になさるべき事柄であるから、そういう点で委員会決議……

第31回国会 予算委員会 第8号(1959/03/09、4期、日本社会党)

○片岡文重君 関連質問。
【次の発言】 総理に伺いますが、矢嶋君との質疑を通して、私ども、さらに疑問を持つことは、結局第三国とアメリカとが紛争を起す、その場合に、日本の国土内にある日本の基地から、アメリカの飛行機が飛んでいく。これをたたかなければいかぬということで、第三国が、日本の領土内にある基地をたたきます。その場合に、日本は攻撃を受けるわけです。当然、日本の国土が受ける。この場合に、今までの答弁では、それは、日本がやはり侵略を受けるものとみなして、これにこたえる、こういう御答弁だったと思うのですが、そういたしますと、結局日本は、アメリカに基地さえ貸さなければ、座して滅亡を待つようなことはな……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/23、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私は、この際、雇用問題につきまして、労働大臣並びに経済企画庁長官にお尋ねをしたいのであります。  お尋ねの趣旨を先に申し上げますと、第一点は、今日激増しておりまする離職者の救済並びに就職をどうするかという、いわば臨床的な問題の対策いかんということです。いま一つは、年々同じようなことを繰り返しておりながら一向に具体的に一貫した長期にわたる離職者対策というものがなされておらない、いな離職者というよりも、雇用対策というものがなされておらない、このいわば抜本的な計画、この二点に結論はなると思うわけであります。  たまたまこの御質問申し上げることについて私が考えておりましたときに、たしか十……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/31、4期、日本社会党)

○片岡文重君 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和三十四年度一般会計予算案外二案に対し反対の討論を申し述べたいと存じます。  およそ国民の負託を受けて政権を担当する者にとりましては、国民に対する深い愛情と誠実なる政策、公明なる出所とが何よりも大切であり、いやしくも国民の生活を思わず、あるいは羊頭を掲げて国民を欺瞞し、あるいは血税を乱費して私腹を利するがごときことは断じて許すべきではないとかたく信ずるのであります。すでに衆参両院を通じ、二カ月間にわたって続けられました審議の結果、私どもが知り得ました明年度予算案の内容は、まことに残念ながら岸内閣の性格をそのままに、冷酷と欺瞞とそして汚職のにおい……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○片岡文重君 清水先生にちょっとお伺いしたいのですが、保険財政が今日赤字の状態にはあるけれども、次第に好転しつつあって黒字になる傾向である。しかし、保険財政の過去の歴史から見れば、しばしば隆替がある。従って、今好転をしておるからといって一部負担をやめるということは好ましくない、むしろ他日の赤字のためにもこの取り立てば必要である、こういう御意見のように伺ったのでございますが、まあ保険の大家でいらっしゃる清水先生に、あまり釈迦に説法になるようなことで恐縮でありますけれども、今問題になっておる患者一部負担の問題は、先ほど藤田委員からもちょっと発言があったようでありますけれども、通常、たとえば交通機関……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務・社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/04/19、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の問題で関連してちょっとお尋ねしますが、改正をしようとされる御趣旨は私どもも賛成です。町のいわゆるチンピラとかダニとか言われる着たちが善良な市民を困らせておる、これを取り締ろうとされることについては賛成ですが、衆議院においても、このような改正が、改正の意図からはずれて、労働問題や政治活動に不当な介入をされる危険が多いという見解に立っての御質疑が相当活発に行われたようであります。ということは、こういう事実が、現行法においてすら乱用されておるから、その上にこういう法律が作られたのでは、一そうその危険が激化してくる、こういうところから議論が多くなってきたと思うのであります。今法務大臣……


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第閉会後1号(1958/08/11、4期、日本社会党)

○片岡文重君 暑い折でもありますから、簡単に二、三お尋ねしておきたいのですが、両先生のお話を伺っておりますと、それぞれのお立場から御解明いただきましたけれども、結論とするところは、やはり日本は今、公正な労使の関係といいますか、慣行を早急に樹立しなければならない状態に差しかかっておる、こういうことは言われるのだが、一方国際間における日本のそういう面においての立場はどうであろうかといえば、必ずしも諸外国の特に先進諸国の労使の問題については、納得される状態に日本のそれはなっておらない。従って、早急にそういう方向に持っていくべきではないか。特に常任理事国となって、責任ある立場に置かれた日本は、その責任……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 社会労働委員会国際労働条約批准等に関する小委員会 第1号(1959/02/09、4期、日本社会党)

○片岡文重君 今の御説明を伺っておると、基準法においては連続的に一致しておる、ただし若干のところということになっておるようですが、これで、この基準法で原則的に一致しておるような問題は、もちろんそれ以外の問題についてもせっかく条約の批准を求められておるのですから、当然これに対して政府としては国内法を改正するなり何なりして、この条約批准の方向に持っていくような努力がなされておると思うのですが、この資料にあげられておる未批准の条約の中で、この法改正に手をつけておるものは一体あるのかないのか。あるとすればどれとどれなのか、そういう点についておわかりですか。

第31回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1959/03/23、4期、日本社会党)

○片岡文重君 郵政省全般にわたる細質疑については、同僚鈴木君から専門的にお尋ねすると思いますので、私から一点だけお尋ねしておきたいのですが、それは、昨年の四月ILO海事総会において、海上、船舶に対する無電による医療肋言に関する勧告というものが採択されております。この内容はもちろん御承知になっておられると存じますが、無電による医療助言は、昼間夜間のいかなる時間においても無料で利用できること。利用することのできる医療助言の中には、必要のとき実行できるところでは専門家の助言を含むこと等を規定をいたしております。で、御承知のように、今の日本の船舶並びに船員の状況を見ておりますと、  この無電による医療……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/03/26、4期、日本社会党)

○片岡文重君 運輸大臣にこの際お伺いするんですが、結論からいえば、総合的な交通対策いかんということです。今の交通関係といいますか、交通政策をいろいろ調査審議するために、運輸省の中にも交通調査会のようなものもあるし、都市交通の問題については都市交通審議会というようなものも設けられておりますから、それらによって具体的に計画を立てられていると思うんです。しかし、今日の機動力の発展をしていく時世から申しまして、今のような調査会や都市交通審議会程度の機構なり陣容にまかせておってよろしいかどうか。ここに計上された予算を見ても、これだけであるかどうかわかりませんけれども、少くともこの各目明細書に載せられまし……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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