このページでは鶴見祐輔参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○鶴見祐輔君 私は只今問題になつておりまするMSAの問題につきまして、改進党を代表して政府にお尋ねをいたしたいのであります。 すでにこの問題については、各方面から詳細なる質疑、討論がありましたから、私は二つ簡単なる点について、国民がこの協定について抱いておる一つは不安の感じ、いま一つは失望の感じがどういうものであるかということを述べて、これに対する政府の明白ばる御答弁を得たいと思うのであります。 国民が何故に不安の感じを持つておるかと申しますと、それは日本が本協定の締結に際して独立国たる主体性を堅持するためにどのような措置を政府がとつたかという点であります。本協定の基礎になつておりまする米……
○鶴見祐輔君 私は改進党を代表いたしまして、本決議案に賛成の意を表するものであります。 この決議案を前にして、我々日本国民は、厳粛な悲愴な感慨を持つものであります。それは戦前戦後の国会において提出されましたる幾百の決議案と異なる特異性を本決議案において我々は感得するからであります。これは八千七百万の日本国民の情熱によつて支えられる国民的の要望でありまして、我々はただ一片の決議案としてこれを終らしたくない。これを契機として世界の輿論が結集されて、本決議案に提唱されるような時代がこの世界において到来せんことを思う日本民族の悲願の現われであります。 今日におきましては、本決議案は、一九二六年のバ……
○鶴見祐輔君 私は改進党を代表いたしまして、只今議題となつておりまする四つの協定に賛成の意見を述べるものであります。 私はこの四個の協定の審議に携わつて、質疑応答の間に、政府がこの協定の間においてなさんと欲したるところの目的と、これを自立的に達成せんとしたる努力のあとを眺めて、幾多の不安を感じ、又多大の不満を抱くものであります。併しながら私はあえてこの四個の協定に賛成の意を表します。理由は四つの条項に基くのであります。 その第一は、私は、我々が九年前に済んだ大戦争の起りました原因を考えてみると、明治の初年以来、我々が、個人の自由を尊重し、民主主義の発展によつて人間の幸福を達成せんとしておつ……
○鶴見祐輔君 私は、只今議題となつた自衛隊の海外出動を為さざることに関する決議案について、その趣旨説明をいたさんとするものであります。先ず決議案文を朗読いたします。 自衛隊の海外出動を為さざることに関する決議 本院は、自衛隊の創設に際し、現行憲法の条章と、わが国民の熾烈なる平和愛好精神に照し、海外出動はこれを行わないことを、茲に更めて確認する。 右決議する。(拍手) この趣旨は、すでに三月八日、日米相互防衛協定調印の際、岡崎外務大臣とアリソン米国大使との挨拶のうちに述べられていることでありますが、我我は国民の名において、本院により改めてこれを確認せんと欲するものであります。 ……
○国務大臣(鶴見祐輔君) ただいま森崎議員から御質問のございましたメーデーに関して御答弁を申し上げます。従来皇居外苑の管理につきましては、集会その他の行事については、原則として国家的行事以外は許可しない方針をきめて実行いたして参っております従ってメーデーにつきましては、従来この方針によって許可しておらなかってのであります。本年におきましては、ただいまのところ、従来同様に取り扱って参りたいと考えております。(拍手)
○鶴見祐輔君 ただいま議題となりました国際連合への加盟に関する決議案について、私はその提案の趣旨を御説明いたしたいと思います。まず決議案を朗読いたします。 国際連合への加盟に関する決議案 本院は、現在国際連合総会において審議中の新加盟国承認に関する二十八カ国共同決議案の趣旨にのつとり、わが国を含む申請国の加盟が今期総会中に実現するよう、国際連合加盟国の決定を要請する。 右決議する。 わが国は、過去において国連加盟に対し熾烈なる希望を抱いて、機会あるごとにこれを表明して参っておるのであります。ことに昭和二十七年六月の十六日には、外務大臣より国連事務総長に対し加盟申請をいたしたのであり……
○鶴見祐輔君 ただいま議題となりました三件につきまして、外務委員会における審議の経過の概要と結果を報告いたします。 まず、オランダ国民のある種の私的請求権に関する問題の解決に関する日本国政府とオランダ王国政府との間の議定書の締結について承認を求めるの件につき申し上げます。 この議定書は、日本は第二次大戦中、旧蘭印において抑留されたオランダ民間人に対し、見舞金として千万ドルに相当するポンドを、五年間に分割して支払うことを内容としたものでありまして、これは、サンフランシスコ平和条約調印の際、わが吉田全権とオランダ全権との間に、第二次大戦中、旧蘭印で抑留されたオランダ民間人のこうむった苦痛に対し……
○鶴見祐輔君 只今の高良委員の御質問にちよつと関連するのですが、もう少し本質的なことでちよつと簡単にお伺いしておきたいと思います。丁度今度外務委員会でも議会でも事後承諾を求める条約が大分出ているのです。それは当時のいろいろな事情がありましようが、併しながら予見される場合には成るべくそういう事情の起らないように、議会を通して国民との了解を得る方法をとつて頂きたい。その一つはMSAの問題でありますが、MSAの問題が今度御交渉中で恐らくはもつと深いお話合が始まるのは議会が済んでからである。そしてこのままにいたしますと、その次の議会までに重要な御相談ができ上つてしまう。それで私が伺つておきたいのは、幸……
○仮委員長(鶴見祐輔君) それでは只今から参議院両院法規委員会を開きます。本日の議題は委員会の互選であります。本日は本来なら最年長者である小野委員が選挙管理者とおなりになるはずでございますが、只今御病気のわけで、次の年長者である私に御依頼がありましたので、私が選挙管理者になります。御了承願います。
互選の方法は、先例によりまして選挙管理者より指名いたしたいと存じますが、如何でしよう。
【次の発言】 それでは御異議もないようでありますので、私から白波瀬米吉君を委員長に指名いたします。
〔仮委員長鶴見祐輔君退席、委員
長着席〕
○鶴見祐輔君 私も今の一般的な御質問に入る前に、外務大臣にお尋ねをしてなお要求をしておきたいと思いますが、それは戦犯釈放の問題です。A級の問題は参加国全部多数でなければならないでございましようが、各国の地方別に現地で裁判された方は巣鴨に大分大勢残つておられて、もう戦争が済んでから八甲になりますから非常な困難をしておられる。御本人や家族も実にお気の毒だと私は思いますが、この人数は九百名足らずですが、一般国民に与える影響は非常に大きいと思います。和解と信頼の条約ができたと言つたあとでこの人々がまだ繋がれておる。今度初めてのこういう戦争裁判というもの自身についてもいろいろな感じを、受けた日本人のみな……
○鶴見祐輔君 今外務大臣がおいでにならないようでございますが、急ぎますから特に出席を求めないで只今おいでの局長に伺つて置きますのでありますが、只今ワシントンから電報が入りましたのによりますと、昨日五日でありますから日本の今朝の一時頃であろうと思いますが、新木駐米大使が国務省のロバートソン国務次官補を訪問されまして去る三十日池田・ロバートソン両氏の共同声明が出ておるのは日本政府においてこれを認めるということをお話になつた。そうしてアメリカがこの共同声明の中にガツト加入に関して日本を援助してくれたことを感謝する。それで日本は共同再開の趣旨を受諾するというようなお話があつたというのでございます。これ……
○鶴見祐輔君 私昨日参りませんのでもう昨日御質問があつたのかも知れませんが、ここに教師とありますね招聘されたる教師でございますね。これも入つておりますね。それで、臨時プロフエツサーになつて行つている場合でも入るのですか。
【次の発言】 それからもう一つ伺いたいのですが、日本から特定の場所に転々として講演するのによばれる場合もありますね。そういう場合も入りますか。
【次の発言】 ちよつとその範囲を伺いたいのですが、例えば一年間大学によばれて講演するというのは入るのですね。ところが二カ月よばれて講演する場合はどうなりますか。
【次の発言】 そうすると、向うが招聘するのですね、二カ月とか期限できめる……
○鶴見祐輔君 一つお伺いしたいのですが、アメリカ側の日本の国防に対する要求が国防省の考え方と国務省の考え方が違つてはいないかどうかということを、向うの役人にお会いになつたときに何か印象をお受けになつたことはございませんでしようか。
○鶴見祐輔君 私の質問は実は総理大臣おいでにならんと思つて外務大臣に要求したわけですけれども、実は総理大臣に対する質問なんでありまして、総理大臣がおいでになるかどうか、わかりませんですな。
【次の発言】 それではならんと見て御質問いたします。
【次の発言】 それでは総理大臣の質問はあとに留保しまして、外務大臣に対する、質問だけをいたします。
それは、外務大臣が最近ブラジルにおいでになるということが新聞に出ております。これはおきまりになりましたのですか、如何ですか。
【次の発言】 それでは仮定の事実ですけれども、若しおいでになるとすれば、どういう問題でおいでになるのですか。
○鶴見祐輔君 お伺いいたしますが、今ここに出ているのでは新しくエジプトの公使館を大使館に上げる、そのほか公使館が少しできているようですし、それから総領事館、領事館ができておりますが、この機会にちよつと同つておきたいのは、これだけではきつと足りないのじやないか。経費の都合もおありでしようから一遍には請求できないから、順々に御請求になると思いますが、戦争が始つてから約十五年近い間の断層ができておりますから、外交官の変成については随分お骨の折れることと思いますが、人員の関係、経費の関係で一遍に御請求ができなかつた、それでこの機会において大体まだどのくらいおきたいという御計画か大体わかつておれば伺うこ……
○鶴見祐輔君 関連質問じやないのですが、この問題で二つ問題があると思うのですが、日本とアメリカとの問題、日本対世界の問題、日本とアメリカの問題はいろいろ話が出ましたので、根本問題に私は触れるのじやないのですが、世界がどういう印象を持つておるか知りたいと思つて資料を外務省から頂きたい。それはどういうことかと言いますと、原子爆弾でも水素爆弾でも日本ばかりが犠牲になつて気の毒だ、だからこれを機会にこういう問題について今後真剣な取扱をしたいというような世論が世界にあるかどうか。それともアメリカ側におけるいろいろなことが日本の新聞に出ましても非常に断片的で我々の材料に足りませんから、日本とアメリカとの交……
○鶴見祐輔君 私が御質問しようと思います点は、それは非常に根本的の問題なのでありまして、総理大臣がお見えになつたら総理大臣から伺つて次に外務大臣に伺いたいと思つたのでありますが、ちよつと順序が逆になりますがお伺いしたい。この点は今曾祢委員が非常に明快に御質問になりましたのでありますが、私のはそれと観点が少し違いますから重複しないようにお伺いいをいたしたいと思います。このMSA協定のことは重複しないように私は衆議院の記録を全部勉強して読んでみましたから、重複しないことにしてそれから本委員会においてもお尋ねになつたことは重複しないようにお伺いいたします。で私はこの問題につきましては丁度曾祢委員と同……
○鶴見祐輔君 私がお尋ねしようと思つたことは前の三人の同僚議員がお触れになつておるのであります。おるのでありますが、非常に大事な問題でありますから私の観点からお尋ねをしておきたいのであります。それは幸い総理がこの委員会にお出になりましたから、根本の問題についてお尋ねをしたいのでありますが、私が第二におねしたいと思つて総理のお手許に要項を差上げておいたのは外遊の意思がおありになるかどうかということを伺つておりますのは、外遊されるかどうかということは日本の国内の情勢もあり外国の今お話のように先方の意見もございましようから今御決定はできないと思います。併し外国においでになる意思のおありになることは、……
○鶴見祐輔君 私は外務大臣にお尋ねいたしますが、私の持時間が大変少うございますから、質問は極く簡単にいたしますから、大臣のほうはどうぞ長く御答弁下さい。
第一の質問は、なぜフィリピンとの賠償協定を結ぶかということであります……。もう少し申しましようか。それは二つお尋ねするわけです。一つは、まだほかにも賠償を要求しておる国々がある。そのうちに先ずフィリピンを先にとり上げたという理由が一つ。もう一つは、賠償が平和条約でいろいろ書いてありますけれども、今度政府が金銭賠償をするというはらをきめた理由を一つ伺いたい。こういうことであります。
【次の発言】 そうすると四億ドルというのはどういう内容になり……
○鶴見祐輔君 ちよつとお伺いしますが、国際緊張ということがどういう範囲まで含むのでございますか。テンシヨンという字を使つてあるのでしようね、原文には。テンシヨンということはアームド・コンフリクトまで入るのですか。それともアームド・コンフリクトのメナースまでの程度でおやめになるのですか、どつちです。
【次の発言】 前にちよつとこの話が出ましたんですが、いま少しMSAの発効が遅れましたけれども、五千万ドルのはみんなアメリカ会会計年度内に取引できますんですか。
【次の発言】 最終の質問の段階に入りましたから、少し大きい問題について三つ伺つておきたいと思います。一つは概して大きくないのですが、第一はM……
○鶴見祐輔君 ちよつとそれに関連してお伺いしておきたいのですが、船はどうなつていますか。どこの船で運びますか。
【次の発言】 この協定に関係なく実際どんなになつていますか。日本の海連はどのくらい。
【次の発言】 そうしますと今の数字のほかにインヴイジブル・トレードでカバーするということもあるのでございますね。
【次の発言】 もう一つ。今みかんがどのくらい出ておりますか。つまり伺うのは昭和十一年の数字と去年の数字と比べて頂いて減つておりますか、ふえておりますか。
【次の発言】 と申しますのは、日本のみかんの競争相手はカリフオルニアでございましよう。そうするとカナダで聞いたのですけれども、日本のみ……
○鶴見祐輔君 私ちよつとカナダと日本の関係で、今輸出入の不均衡をお直しになるのになかなか骨が折れると思いますが、その一つの方法としてインビジブル・トレードというものをこの間もお伺いしたのでありますが、一つは移民の問題、移民が多勢行けばいろいろ送金もありましようし、こちらの品物も入ると思いますが、今お願いしておつた資料できて参つたのでありますが、それでお伺いするわけでありますが、一九二三年の協定が改訂されて、一九二八年の該総領事の通告文が出ておつた、当時カナダが百五十人といいますのは私は百三十人くらいずつ年々入つておつたと思いますが、そこで今恐らくはこの協定が再開されておらないと思いますから移民……
○鶴見祐輔君 具体的に少し伺つておきたいのですがね、例えば今十八条で異議の申立はこれでわかりますけれども、これは大分時間がかかりましようね、異議の申立てをしましても。
【次の発言】 それから実際の、場合において二つお伺いしておきたいのですが、例えばアメリカで課税される率と日本で課税される率が違うものがあると思うのです、たくさんに。そうしますと、二重課税といつても例えばアメリカのほうが安ければ日本の課税を受けないからそれだけ安くなりますね。ところが日本に帰つてからそれを総合課税か何かにもう一遍かけられるということはないのですか。一遍所得したもので向うの税率で税を払つてしまえばそれで済みですか。税……
○鶴見祐輔君 ちよつとそれに関連してお伺いしたいのですが、今次長のお話によれば、不確定要素ということがありましたが、不確定要素というものはどういうものであるか、列挙して頂けませんか。
【次の発言】 それだけでございますか、不確定要素は……。
【次の発言】 その不確定要素は、私は財政上とアメリカの援助だけではないと思うのですが、例えば私どもは今までの防衛に関する質問応答などを伺つておりまして、将来の計画がないということを繰返してお話になるのですけれども、日本が自主的な国防計画を立てておつた戦前では、明白に年度計画を以て計画をした。よその国もみんなそれをやつておる。なぜ日本が今日それができないかと……
○鶴見祐輔君 昨日木村長官のお話の中に、駆逐艦、それから護衛駆逐艦、コンヴオイと言われておるようでありますが、そのコンヴオイの範囲とそれから内応ですね、例えば日本の普通の商船が物を逆ぶときのコンヴオイというか、それがどこまでの距離かということを大体伺いたい。
【次の発言】 私が伺いましたのは、それで端緒を得たのですが、例えば今度のインドシナの形勢から、不幸にして朝鮮のような事態が起らないとも限らない。そういう場合に、日本が南方から食糧品、原料を運んで参りますときに、日本のコンヴオイがついておるというと、それが不正に急迫した状態に陥らないとも限らないから、自衛ということが非常に広くなつて来るとい……
○委員外議員(鶴見祐輔君) 只今お手許に決議文案が出ておると思いますが、念のために読んでみましよう。 本院は、自衛隊の創設に際し、現行憲法の条章と、わが国民の熾烈なる平和愛好精神に照し、海外出動はこれを行わないことを、ここに更めて確認する。 右決議する。 これが文案でございます。それで只今御質問になりました件は、この案の趣旨ということでございますが、その前にちよつとその成行きを申上げると、なおはつきりすると思います。実は外務委員会でMSAの協定の審議をいたしておりましたときに、委員会に私もおりましたので、他の会会派の方々と御相談をいたしまして、MSA協定の本会議において可決せられる直後……
○鶴見祐輔君 私はこれからこの重大な日本の転換期をも画するかも知れないような時局に臨みまして、総理大臣に国政の根本に関し、三、四の質疑をいたしたいと思うのであります。ただ私は質疑をいたします前に私の立場を申上げておきたいと思うのでありますが、今日の二院制度の建前から申しまして、私は衆議院は主として力による闘いと決定の場であり、参議院は主として理念に基く批判と解明の場であると考えるのであります。従つて衆議院においてしばしば議論をいたされました場合にも、内閣におかれてはある緊迫したる情勢下において頗る言葉を慎んで、国民の聞かんとする問題に対して意を尽さざる憾みがあつた点もあつたと思のであります。併……
○鶴見祐輔君 私は今日総理大臣が御出席にならないという点に関しましては、病気であると副総理及び官房長官がおつしやるのでありますから、この島についてこれ以上お尋ねいたしまししも無益でありますからお尋ねをいたしません。ただ残る問題が一つある。それは只今相馬君も例を引かれましたように、濱口雄幸氏は瀕死の重体を以て議会に出られました。大正の初めに大隈重信侯は炎熱焼くがごとき日に、あの隻脚を引きずつて病をおして連日議会に出ておられました。それが国民に与えた影響は、議会政治を非常に尊重する真剣な政治家の態度であるといことでありました。今御病気のことを技術的に私は伺うのではござりませんけれども、たびたび総理……
○国務大臣(鶴見祐輔君) 只今委員長から御紹介を頂きましたように、今回厚生大臣の仕事をいたすようになりましたので、特に皆様にお目にかかりまして御挨拶を申上げたいと存じます。 私も厚生省の一番大きい仕事になつております社会保障制度につきましては、学問的な意味で門外漢として相当長い間興味を持つて研究をいたしておりましたけれども、実際上の事務を扱つたことはないものでございますから、今回厚生省に参りましても、抽象的に、原則的に学んでおりましたことを実際上どのように運用するかということについて只今各方面から教えを受けておるのでありますが、特に厚生委員会の皆様方には非常に長い間この問題について御専門の御……
○鶴見祐輔君 ただいま海外派兵の問題が出ておりますが、実は今日理事会で、この海外派兵禁止に関する決議案を、昨年参議院の外務委員会で取り上げましたときに、この禁止決議案を出せということで、私に、提案理由を説明しろということで説明しました。これは昨年の六月二日の国会でありまして、決議案の原文は非常に短かいものでありますから、ちょっと読んでみます。 「本院は、自衛隊の創設に際し、現行憲法の条章と、わが国民の熾烈なる平和愛好精神に照し、海外出動はこれを行わないことを、ここに更めて確認する。 右決議する。」 こういう決議が出まして、そしてほとんど全会一致で通過しております。それは前内閣のときであっ……
○鶴見祐輔君 私はこの際外務省の当局者にお伺いしておきたいのでありますが、一昨日十二日の毎日新聞と日本経済新聞に日比賠償に関するまことにこまかい記事が出ております。この記事が果して真相を得たものであるのかどうか。万一さようであるならば、こういう記事がどういうわけで早く新聞に出るようになりましたか、まずその点につきまして外務省の御報告を伺いたいのです。
【次の発言】 それでは重ねてお伺いいたしますが、この新聞の記事内容については政府は関係がない、また内容が第一の点については正確であるかどうかということにも言及されない、こういうことでございますな。そういたしますと、私はさらに進んでお伺いしたいこと……
○鶴見祐輔君 ここに出ております領事館ですが、ウィニペッグとメルボルンだけしか出ていないのですが、前にはだいぶたくさんお出しになったものが削られてここに残っておるものと承知しておりますが、ちょっとこの前概括として申し上げて希望意見として出しておいたいのですが、この領事館及び総領事館をおきめになるときにテキサスのヒューストンは選考に残らなかったようですが、どういうわけですか。
【次の発言】 私ども考えておりますウィニペッグ、メルボルンとヒューストンは特段の相違だと思うのでございますね。テキサス州は政治的にはニューヨーク、カリフォルニアに次ぐ勢力を有し、経済的には現金を持っている点では、あるいはウ……
○理事(鶴見祐輔君) それでは次に、日本国における英連邦戦死者墓地に関する協定の締結について承認を求めるの件、防衛目的のためにする特許権及び技術上の知識の交流を容易にするための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定及び議定書の締結について承認を求めるの件、日本国とカナダとの間の小包郵便約定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
以上三件につきまして政府より提案の理由を御説明願います。
【次の発言】 ただいま御説明を願いました三件に関する質疑は次回に譲りたいと思います。速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。次に、オランダ国民のある種の私的請求権に関する問題の解……
○理事(鶴見祐輔君) 次に国際情勢に関する調査を議題といたします。
外務大臣に対し御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは外務大臣に対する御質疑は別にほかにございませんね。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて下さい。只今郡祐一君が委員を辞任され、菊田七平君が委員になられましたので御報告いたします。
【次の発言】 次に国際金融公社への加盟について承認を求めるの件を議題といたします。本件について御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記を起して下さい。
別に御質疑もございませんければ、今日はこれにて散会いたします。
午後……
○鶴見祐輔君 おくれて参りましたが、今のこの賠償協定の問題で、経済の問題ですが、高碕君もこの間ちょっとお話になっておったようですが、フィリピンとの関係が感情上に非常によくなったと、大へんけっこうなことだと存じます。そこでアジア局長がおいでになっておりますから、私はこの賠償協定ができた後のあと始末の問題についてこの機会に伺っておきたい。私が初めてフィリピンへ参りましたのは今から四十一年前で、それからたびたびフィリピンの方には太平洋会議やその他のことでお会いしておりましたが、あの時分はフィリピンと日本との関係というものは非常によかった。今度の戦争の結果、日本がフィリピンに一番憎まれておる。これで賠……
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