野本品吉 参議院議員
3期国会発言一覧

野本品吉[参]在籍期 : | 3期|- 4期- 5期- 6期
野本品吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは野本品吉参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

野本品吉[参]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第12号(1953/06/18、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私は純無所属を代表いたしまして、若干の点につきまして質問を申上げたいと思つております。  第一にお伺いいたしたいと思いますことは、経済団体連合会発表の防衛力整備に関する試案に対しまして、吉田総理はどのようにお考えになつておられるかということでございます。経済団体連合会は、防衛産業の生産能力は、生産を必要とする需品の種類及び数量が大体示され、且つその需要が一定の期間継続されることが前提とならなければ到底これを決定することができないという考え方から、日本の国の防衛規模を想定いたしまして、防衛力整備に関する一試案を発表いたしたのであります。この想定によりますと、陸上兵力十五個師団、海上……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第7号(1954/01/30、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 一昨日来、同僚議員諸君の熱心な御質問と、これに対する政府の御答弁によりまして、私どもは当面しております問題の所在と、政府のこれに対するお考えとの大体を承知することができたのでありますので、ここに同じ問題を繰返すことを避けまして、残されたと思う若干の問題につきまして御質問申上げたいと思います。  第一に、私は吉田総理に対しましてお伺いいたしたいと思いますが、いわゆる国力に応じました自衛力の漸増ということが、警察予備隊から保安隊になり、保安隊からやがて自衛隊になるという、そうして又その装備も新聞等の報ずるところによりますというと逐次著しい変化を来たしておる。かような事実を目の前にいた……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第36号(1956/04/16、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は、ただいま議題となっております防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の両案に対しまして、自由民主党を代表し、若干の所見を述べて賛成の意を表します。(拍手)  委員会における審議途上におきまして、いろいろと言われた問題につきましては、委員長報告並びにただいまの木下議員の発言によって、大体おわかりいただいたことと思います。さらに私は私の議論を進める上におきまして、その他の点について、まずもって触れておきたいと思います。  日本国憲法は、自衛権は認めるが、自衛力を持つこととその行使は許されないということ、それからわが国の防衛力は、安全保障条約に基いて米……

第24回国会 参議院本会議 第50号(1956/05/18、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま議題となりました国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案ほか一件につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案について申し上げます。本法律案について、発議者がその提案の理由として述べるところを申し上げますと、内閣総理大臣その他の国務大臣は、わが国の行政府において最高の重責にあり、その政治的活動が、わが国の商業、工業、金融業等の私企業には申すに及ばず、私企業以外の事業にも有形、無形の影響を及ぼすことは言を待たない。もしこれらの人々が、これらの事業に関与いたしておった場合には、その公正な……

野本品吉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

野本品吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 図書館運営委員会 第1号(1953/05/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この暫定予算は極めて事務的なものであり、又最小限度必要止むを得ないものを計上されておるのでありますので、そのものについては論議の余地は殆んどないと私は考えておりますが、一、二やはり図書館のことについて勉強して行く必要上若干のことをお伺いしたいと思います。  本予算の調成の時期というのはいつ頃をお考えでございますか。
【次の発言】 暫定予算ができますね。それで本予算を作り上げる時期でね。
【次の発言】 それから次のことは、この本予算を調成する上におきまして、特に今年はというようなことで、あらかじめ予定されておる新らしい構想と申しますか、何かございましたら……。

第16回国会 図書館運営委員会 第閉会後1号(1953/09/11、3期、純無所属クラブ)【議会役職】

○理事(野本品吉君) それではこれより図書館運営委員会を開会いたします。  高橋委員長が旅行中でございますので、便宜私が代りまして委員会を整理いたしたいと思います。  本日の議題といたしましては、資料としてお手許にお配りしてありますように、国立国会図書館PBリポート利用料金に関する規程(案)、昭和二十九年度の国会図書館の予算概算見積りに関する件及び国立国会図書館連絡調整委員会からの当委員会に対する勧告、以上の三件を予定しております。  この議題に入るに先立ちまして、実は先般皆様の御承認を頂いてあります国会図書館建築協議会の第一回の協議会が昨日国会図書館において開かれたのでありますが、そこで決定……

第16回国会 図書館運営委員会 第3号(1953/06/15、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 国際交換業務のことでございますが、相手国とは大体どの範囲ですか。
【次の発言】 もう一つ伺います。副館長さんが欠員のようですが、これはどういうことになつておりますか。この表を見ますと……。
【次の発言】 今の副館長の問題ですが、館長としてはできるだけ早い機会に適当な人がほしいということですね。

第16回国会 図書館運営委員会 第4号(1953/06/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 複写の申込の実情、それから料金の徴収状況について……。
【次の発言】 図書等の亡失その他はどんな状況ですか。

第16回国会 図書館運営委員会 第6号(1953/07/29、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私、ほかの委員会にすぐ失礼しなければなりませんが、これは立法考査部門だけの予算で、全体の予算はあとでまとまつて出されるのですか。
【次の発言】 それからもう一つ、行政管理庁でいろいろ定員法その他について研究されておるというように聞いておりますが、これも定員法との関係が生じて来ると思いますが…。

第16回国会 内閣委員会 第2号(1953/05/28、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 昨日松原委員から御意見がございましたですが、私は四月に遡及して軍人恩給を支給するように措置するという当局の御方針を、ここで再確認いたしまして賛成いたします。
【次の発言】 これは案の内容に直接関係するかどうかは疑問でありますが、この法案を提出しました主な理由が、帰還者の援護並びに未帰還者の消息究明等について云々とありますが、ここでお聞きしたいことは、巷間伝えられるところによりますと、中共地区からの引揚作業が円滑に進まないかのようなことを耳にしているのでありますが、この作業の経過、どういう状態において進行しているかということについてお聞きしたいと思います。

第16回国会 内閣委員会 第4号(1953/06/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたします。只今松原委員からお話がございましたが、この外務省設置法の一部を改正する法律案を私どもが考える場合に、この法案は何だか今までのお話を聞きますと、ブラジルやその他主として南米方面への移民事務が輻湊して来たからということだけのように承われるのですが、今もお話のありましたように、将来の移民国策への抱負、それから具体的な考え方等をもこの中に含まれているというふうに考えていいのかちよつとわからんのですが、どうなんでしようか。
【次の発言】 あとは具体的な問題についてですが、これは先ほど来竹下さんや何かからも御意見があつたこととつながりがあるようでございますが、これは……

第16回国会 内閣委員会 第8号(1953/07/06、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この法律案の審議に先立ちまして行政管理庁長官に一つお伺いしておきたいと思うことがございます。  その一つは今年の三月に出されております会計検査院の年報によりますと、国の行う工事に対しまして実施計画という項目の下に、幾つかの工事が有機的に結合して全体として一つの機能を発揮するような施設を作る場合には、工事の実施計画が総合性を欠くこと、法規に例をとつても一つの工事が完成しても他の関連工事ができ上らん時には、せつかくでき上つたものが使いものにならないので、結局関連工事の最終のものが完成するまで遊休して、いわゆる死金を使つたことになると言つております。更に工事の検収というところに、工事の……

第16回国会 内閣委員会 第9号(1953/07/07、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。東京港と長崎港との税関業務の最近の状況でございますね、つまり出入船舶の数とか、価格とか、その他のことにつきまして一応お伺いいたしたい。
【次の発言】 それからこの説明にあります東京における保税地域というのはどういう状態でありますか。
【次の発言】 東京支署の独立と長崎税関の新設による定員の配置或いは設備の増設又は新設等と、それに要する所要経費はどのぐらいになりますか。
【次の発言】 もう一つお伺いします。大蔵省の職員の定員の中に占める税関関係の数というものはどんなことになつておりますか。
【次の発言】 東京港を中心とする税関関係の仕事がいろいろ殖えて来ておる……

第16回国会 内閣委員会 第11号(1953/07/10、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 最近吉田総理は、行政監察を十分にやつて、そうして行政の能率化、又効率的な運営ということについて非常に力を入れているのであります。又行政管理庁の組織の一部を改めて、そういう仕事を徹底的にやつて行こうとする意図の下に法律案が出ているのでありますが、これらのことは大変私ども時宜に適していると思つているのでありますが、こういうふうに総理が声を大にして行政監察の問題を大きく取上げ、又それに対処するための法律案が提出されるということは、裏からこれを見ますというと、かようなことをしなければならない事実の存在を物語つている。かように私には感ぜられるのでありますが、そこで、過去のことは別にいたしま……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/14、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 竹下さんの御質問で大体わかつたような気がするのですが、わからないような、どうもはつきりしない点がありますので、一つ。それは先ほども出ました当該行政機関と協力してということですが、協力なくしても独自の立場で行い得るかどうかということです。
【次の発言】 そこで農林省にしろ建設省にしろ、内部に一応の監察の機構を持つて地方のそういう団体に対して指導といいますか監督をしておりますが、そうしますと各省の持つております内部監察において、これでよろしいという一応の判定が付いた場合にそれはどうなります。
【次の発言】 その場合に、内部監察によつてもうその点は心配ないのだから監察の必要がないが、行……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今農地局長のお話を承わつておりますと、最近とみにこういう傾向が強くなつた。それから先日の会計検査院の話を聞きますと、恐らく今年はそういう事件が最高潮に達するのではないか。こういうことを聞いて私は非常に考えさせられるものが、而もそのことに対してこれは一般にこの人心の弛緩頽廃ということにその原因があるように今お話を承わつたのでありまするけれども、無論それもあるかも知れませんが、私はかようなことを殆んど平気でするようになつて来た原因の相当大きな部分が、これはやはり政治が弛んでおると申しますか、それからそういう行政を担当する部門にも一応欠陥があるということを反省しなければならんと思う。……

第16回国会 内閣委員会 第18号(1953/07/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 戦争の最後の段階に南西諸島なかんずく沖繩の公務員の方々が祖国防衛の中核といたしまして、文字通り幾百千の犠牲者を出して働いて下さつたのでありますが、その後これらの人に対して殆んど何ら報いることのなかつたことを、非常に私は気の毒でもありますし残念に思つておつたのですが、今度この法律案が出されましたことを心から喜んでおる者です。  なお極めて簡単なことでありますけれども二、三お聞きしておきたいと思います。それはこの琉球政府というものと琉球の米国の民政府との関係というものは一体どういうものですか、具体的に承わつておきたい。
【次の発言】 琉球、南西諸島の人達の本当の気持は、この琉球政府の……

第16回国会 内閣委員会 第19号(1953/07/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これは運輸省ばかりではございませんが、岡部さんに聞きたいのですが、広報関係を一般的に減員しましたのはどういうお考えですか。
【次の発言】 今までの広報活動を以てしても、国の新しい法律とか新しい制度とかその他のことで国民生活に直結する新しいことや何かの知らせ方が私は足らんと思つているのです、従来。こういう状態で見て行くと、やはり知らしめないという方針じやないけれども結果としては知らしむべからず、よらしむべしというような事態になつている。その点私はもつと新しい国の施策なり法律などで国民生活に直結する各種の問題については、広報機能というものを遺憾なく発揮するようにしないと国民の納得の上……

第16回国会 内閣委員会 第21号(1953/07/24、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私は純無所属を代表いたしまして、修正案及び修正案を除きました原案に賛成を表しますと同時に、若干の希望を附け加えておきたいと思います。  行政の各部門が上下を貫きまして、その責任を完全に果しており、又その能率的な運営が行われているとするならば、恐らく行政管理庁というような特殊な機関の必要を認めないでありましよう。又このたび提案されましたように監察業務を強化するということもないでありましようし、更に政府の提案の一歩前進、提案を更に一歩押し進めまして、この原案の強化目途とする修正というようなものが行われはしないと思います。ところが逐年この機関の必要が認められ、又権限の強化が考えられなけ……

第16回国会 内閣委員会 第24号(1953/07/28、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これは私は休みにでもなつたら行つてみたいと思うのですが、白河に移民の訓練所というのがあるのですね。
【次の発言】 白河にそういうものはありませんか、農林省がやつておる……。
【次の発言】 あるないは別として私はそのことを聞いたときに、今の移民募集その他の仕事は地方的には農林関係の人が中心になつて行われておるのじやないでしようか。
【次の発言】 そこで私は一つ注意もしなくちやならんしお聞きもしたいのですが、農林省が主として農業移民のことをおやりになつておるというその農業移民に対する感覚の問題、考え方の問題、恐らく農林省が主としておやりになつておるという、私のまあ噂に聞く範囲におきま……

第16回国会 内閣委員会 第25号(1953/07/29、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今まで成瀬委員からいろいろな質問がありましたが、別の角度から私はちよつとお聞きしておきたいんですが、今度の恩給法の一部を改正する法律案で加算廃止という一つの原則を立てられたことに対しましては、事情は或る程度わかるのであります。ただその加算廃止条項を機械的に適用するということの結果が、危険業務或いは不健康業務等に従事する公務員の処遇としては当を失すると思われる節があるということが、この委員会で屡ぐ問題となつておるわけであります。事実だんだん調べて見ますというと、これらの人については、仕事の性質上、在職し得る年限が極めて短かい。又退職後の余命が極めて短かい。こういうような事実がだん……

第16回国会 内閣委員会 第27号(1953/08/04、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつと人事院の総裁にお伺いしておきたいことがあるのですが、私から申上げるまでもなく国家公務員法が昭和二十二年の十月二十一日公布されてその後六年近くたつのですが、あの公務員法の百八条ですが、人事院はできるだけ早く日本の新らしい恩給制度のあり方について研究をして、その研究の成果を国会と政府に提出しなければならない、こう義務ずけられておるわけです。私はいろいろな事情もあつたろうと思うのですが、六年という長い日子をできるだけ早くという義務ずけがあるにもかかわらず経過しておるということは、これは人事院の怠慢だというふうに言われても仕方がないところがあるような気がするのです。それからこれは……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/10/30、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。国民金融公庫法ができますときに、その目的として「国民金融公庫は、庶民金庫及び恩給金庫の業務を承継し、」と、こうあるのですね、この「恩給金庫の業務を承継」するというのはどういうふうな内容を持つておるものであつて、それに対してどういうお考えであつたわけですか。
【次の発言】 そうすると、この業務を承継するというのは、恩給金庫の残務整理ということですか。
【次の発言】 私はこういうふうにやつて来たところが、恩給を担保とする金融はまかりならんというあちら様のきついお達しがあつたので、やむを得ず恩給による金融の途が閉じられてしまつたと、かように開いたりしておつたのです……

第17回国会 内閣委員会 第2号(1953/11/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この前の国会で行政監察がやりいいように、それからその機能を強化するということでこの委員会でいろいろ法案の修正をやつたわけでございますが、その結果今度のいろいろな監察においてどういう御感想をお持ちですか。何かありましたらこの際伺つておきたい。
【次の発言】 そうしますと、只今のように行政監察に関する認識が高まつた、従つて監察業務を進めて行く上において従来よりもやりよくなつたということでございますか。
【次の発言】 この前の改正に対して反撥、却つて逆につまらんことをきめてというようなことで反撥というようなことけはお感じになりませんでしたか、どこかに…。

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/04、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今の請願は私ども誠に実情に即した請願であると思いますので、私はこの際当委員会において採択すべきものであると、かように考えます。   (「賛成」と呼ぶ者あり)


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/07、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 竹下さんの御意見がございましたが、私も実は拘置所に参りまして、相当多数の個々人につきまして、どういう状態において裁判されたかということを調べましたことがあるのですが、それによりますというと、殆んど裁判の名に値いしないような裁判で、十把一からげ式に、実に無茶な判定によつて刑がきめられたのが相当多いらしいので、そういう決定の結果として今あそこへ拘置されているわけで、そこであの人たちの事情を聞いてみますと、外国で終戦当時不当な裁判で戦犯に指定されたものが多い。それと同じような考え方で、気持で、あの人たちを見るに忍びないものがあるので、やはり私もこの問題は採択することに賛成しておきます。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 図書館運営委員会 第1号(1954/01/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 営繕工事に必要な経費五千万円ということになつておりますが、これは私の想像するところでは、恐らく図書館長さんを初め図書館の当局の方々のかねぐ希望しておりました数字とかなりの距離があるように思う。で、この五千万円にした或いはしなければならなかつた経緯につきまして我々がよく承知しておきますことが、今後継続的に考えられるであろうところのこの問題を判断し、又問題に対処して行く上において相当大事なことだと私は思う、それについて館長さんから一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうするとこの五千万円というのは、図書館の新築という継続的な仕事には、芽を摘まずに細々ながら繋がつたという程度のことです……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1954/02/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 一月十五日の閣議決定の、「但し、その実施が著しく困難なもの」というのは大体どういうものでございますか、人員整理で。
【次の発言】 その次の、別に定めるところによつて、その意に反して待命することができる、この別に定めるというのはどういうのですか。
【次の発言】 今の法律によつてということですが、大体の構想といいますか、これはおわかりになつておりますか。
【次の発言】 今のその意に反して待命を命ずる場合に、その規定を適用する対象をどういうふうにきめるかという基準といいますかね、ものさしといいますか、どんなことをお考えになつていますか。

第19回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1954/09/20、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先般北海道の自衛隊の状況をいろいろ見せて頂きして、とにかくいろいろ考えさせられた点があるのですが、幾つかお伺いしておきたいと思います。各部隊におきまする訓練は相当立派に行われているように私は見て参りました。ただここで私が最も考えさせられました問題は、各部隊における訓練は相当行われているが、部隊に北海道防衛のいわゆる構想というようなものについて何らの根本方針が呑込まれておらない、知らされておらん。それぞれの部隊はとにかく訓練さえやつておれば、それでよろしいので、その訓練が北海道の防衛の構想と申しますか、全体の計画の上にどういう関連を持つているかということが明確に把握されておらない。……

第19回国会 内閣委員会 第4号(1954/02/18、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これはこの前一応の話は聞いておるわけですが、最近の人権問題を中心とする大体の傾向と申しますか、問題といいますか、どんなことが主になつておりますか、ちよつとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 逐年件数が激増しておるということは、何といいますか国民の人権ということに対する思想が行渡つて来たためであるか、それとも人権擁護局、その他の関係の役所等の人権擁護に対する活動といいますか機能が活発になつて来たためであるか、どういうふうな御見解でございますか。
【次の発言】 先ほどの特別公務員にこの種の問題が一番多く起つておるということですが、これを何といいますか世間で最近言われておりま……

第19回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1954/09/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いします。海上保安庁の仕事は、正確な海図を作つて航海の安全を期するとか、或いは遭難船舶に対する救助をするとか、海底資源を調査するとかいうようなことを考えまするというと、何といいますか、国の特別の文化的な平和的な仕事をするのがその使命であるというふうに海上保安庁の性格を理解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういうことになつて来ますと、先ほどお話を承わつておりまして、その船艇に火器を取付けるというのは一体どういうことなんですか、考え方は……。
【次の発言】 そこで先般竹島で海上保安庁の巡視船が韓国側から発砲されたそのときの状況及びそれに対する措置というようなこ……

第19回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1954/09/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 明和二一七生の一月十八日に韓国の大統領の、いわゆる海洋主権宣言によりまして、李ラインというものが設定されたことは、私どもといたしましては事の意外に驚いておりましたのです。それから国民といたしましては、著しく日本の誇りと申しますかが傷付けられたということは、むしろ憤りを感じつつ遺憾の意を表しておつたのです。これに対して政府がどういう措置に出るかということは、当時全国民のひとしく注視しておつたところであるわけです。それに対しまして日本の外務省は、同じ年の一月二十五日に、それに対する日本の態度を明確に発表されたわけであります。私が申上げるまでもなしに、海上使用自由の原則を破壊するもので……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/03/05、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 提案者の気持は私も十分わかつておりますし、又その趣旨には反対するものではないのですが、まあいろいろな角度から考える必要があろうと思うので二三お伺いしたいのですが、まあ今造船疑獄とか保全経済会であるとかいろいろなことで国民がいろいろと疑惑を持ち、又憤りをさえ感じているときなんでありますが、それだけにこういう法律が必要だという考え方もそれはできるわけであります。逆に今この際こういう提案をすることは、ここに禁止されているような公職にある者がそういうことをやつておるのだということを、逆に感じさせるような点についての社会的な影響というようなことについて何かお考えになつたことがございませんか……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/03/09、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほどのお話の中で来年人口調査をする、それから今年は何をするというようにお話がありましたが、今までの実際からいつて農業、工業、商業各部門というのはそういうように今年は何をやる、今年は何をやる、こうやつて来ると……。
【次の発言】 そうしますと農工商、今お話になりましたような各部門の統計調査というのには国全体としての総合性と申しますか企画性、計画性がなしに事情の許すときに思いつきでこうやつているということですか。
【次の発言】 まあ一昨年は農業をやつた、去年は工業をやる、今年は商業をやる、来年は人口の調査をする、そういうことで各部門の調査統計の時期が食い違つておると、或る時における……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/16、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 政府のほうで不健康業務に従事しておる者に対する恩給の扱いを更に一定の期間延長するという考えはない。その理由の大きなものとして軍人等の加算がなくなつたからと言う。そこで私は根本の問題として大臣にお考えをお聞きいたしたいのですが、旧軍人軍属等に対する恩給の復活が日本の財政の上に非常に大きな関係を持つて来る。従つてどうしたらば財政支出の厖大になることを抑制し得るかという考え方から出発して、旧軍人軍属等の加算というようなものを省かれたのだと私は考える。そこで問題は、旧軍人軍属に対する考え方を公務員にすぐ適用して来るという考え方については野問なきを得ない。そこで私は年末旧軍人軍属の恩給は臨……

第19回国会 内閣委員会 第閉会後8号(1954/11/12、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 いろいろな角度から非常に詳細に検討が行われて、拝聴しておつたのですが、主として問題のよつて来たるところが制度の欠陥からということを多く答えられておる。それも無論ありましようが、制度の欠陥というのは一つで、それは行政の能率の方面に現われて来るので、質に現われて来るというふうには考えたくない。結局いろいろ不正なり不当なりという事案が現われて来るというのは、制度の欠陥というより、むしろその仕事に当る公務員の質の問題と申しますか、精神の問題、そこでこれは私が電車の中、バスの中等で、下級と申しますか、実際の事務に当つている人の囁きを耳にするのでありますが、この公務員の勤務精神の弛緩というよ……

第19回国会 内閣委員会 第9号(1954/03/22、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君  議事進行について。この請願陳情を見ますと、いわゆる行政機構整備の掛声におびえてそのために出された請願陳情が相当あると思います。そういうことになりますると、政府が行政機構の整備の対象にこれらのものがなつておるかおらないかということがはつきりしませんので、若しなつておらないものがこの中に相当ありとすれば、そういうことの話を聞くことは殆んど意義がないのじやないかと私は思う。従つて行政機構の整備については、これらにずつと関連のあります行政機構の整備に対する政府の大体の考えを聞いて見ての上にしたらどうかと思いますが、如何でしようか。

第19回国会 内閣委員会 第11号(1954/03/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今のお話を聞きますと公共企業体等に関する共済組合の年金制度というものが、来年の三月までに何とか目鼻がつくということが主なる理由だということになりますと、私ども少し考え方が違つて来るのでありますが、若し公共企業体関係のものだけが片が付けばその他にはもう残る問題はないというお考えですか。

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 大体私のお伺いしたいことも今までの質問に出ておるのですが、それで加算制度を認めない、ハンデキャップを付けない、そういうことになつて来ますと、現行恩給法の六十条に規定されております一般の文官は在職十七年で恩給を支給する、それから警察、監獄職員は十二年で恩給を支給する。この在職年数の長短がここに職種によつてあるわけですが、それをどういうふうに大臣は理解されますか。
【次の発言】 この恩給受給条件としての在職年数の扱いは二色になつておるということは、つまり警察、監獄職員の任務或いは仕事というものが、一般文官に比較して勤務が非常に骨が折れるとか、或いは危険があるとか、そういう理由でこの年……

第19回国会 内閣委員会 第50号(1954/06/03、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 この法案の中の関係行政機関、つまり文部省、通産省、運輸省、保安庁等でいろいろな研究機関を持つておるようですが、どんな研究機関をお持ちになつておるのか、それを伺いたい。
【次の発言】 そうしますと文部省、通産省、運輸省、保安庁、各方面でそれぞれの研究をしているわけですが、いろいろな方面で研究されおる研究の成果といつたようなものがどんなふうに総合され、統一されて、まとまつたものにされておるのですか。
【次の発言】 只今お話のありました「共用に供する研究機関と」いうのは、どういうものですか。
【次の発言】 そうしますとこの「共用に供する研究機関」は、各省の研究機関及び民間の研究の便益の……

第19回国会 内閣委員会 第51号(1954/06/09、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたします。大変御親切なお計らいで修正案を作ることにお骨折り頂いたわけですが、私ちよつとお伺いいたしたいと思いますことは、御承知の通りに現行の恩給法の第九条に失権規定がございます。それは一つは死刑、それから無期又は三年を越える懲役、禁錮、それから国籍喪失、それから在職中の職務に関係した犯罪で禁錮以上の刑に処せられた者、この者はこの条文の適用によりまして一切の恩給に関する権利を喪失するわけでございます。この現行恩給法の対象となります公務員の失権条件と、それから戦犯者の問題を寛大に許容するという点でありますが、まあその点について釣合いと申しますか、考え方につきましては、……

第19回国会 内閣委員会 第52号(1954/06/10、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ちよつとお伺いいたしますけれども、今度の行政整理で、整理の数から言いますというと、一番多数を占めておるのは、計画といたしましては警察関係の三万人ということになるわけですね。今度警察法が修正されて大都市が警察が暫らく現状のままでおるということになりますと、この整理件数の三万というのはどういう数字になりますか。
【次の発言】 私のお伺いしますのは、現実に昭和二十九年度において、この間修正されました警察関係の法律が実施されるとして、どれくらい二十九年度で減る見込であるかということをお伺いいたします。
【次の発言】 二十九年度の一万名という中には、整理される予定であつて、而も今度の法律に……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 両案の内容に直接関係はないか知れませんですが、一、二の点について文部大臣の御意見を承わつておきたいと思います。  これは私が申上げるまでもなく、個人の尊厳が重んぜられて、自主性、創造性の豊かな人間の育成が教育の目標であるということは基本法の示すところでありまして、疑いの余地はないと思います。で、この考え方は教師そのものにも当てはめて考えなければならんことであります。教師が尊重され、個性の豊かな自主性、創造性の豊かな教師であるようにということは同様に考えられなければならん。従つて日本の国の教育の振興というようなことは、日本の国の教育行政と言いますか、文教の基本方針として物心両面から……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私は先ほどからいろいろと論議を聞いておりまして解せないものがある。それは何だかここが日教組と文部大臣との討論会か何かのようであるが、そうじやない。(「ヒヤヒヤ」「そうそう」と呼ぶ者あり)そこで第一に文部大臣にお伺いしたいのは、一体この法案は日教組そのものを対象としてのみ考えられておるかどうかということを明らかにして頂きたい。
【次の発言】 それで先ほど資料の要求がございましたが、私は私の気持を申上げておきたいと思うのですが、先ほど来の論争を聞いておりますというと、日教組はそれをやつておらんと言う。それからして大臣はそう認めると言う。従つて私どもにはどちらが本当だかわからない。従つ……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 吉田さんに一つお伺いいたします。PTAの補導部委員というのはPTAにおけるどういう立場におられますか。それからどういうお仕事をなさつておりますか。
【次の発言】 時間がかかるからほかのことをやつて下さい。只そこでPTAの補導委員がいろいろとPTAのためにお仕事をなさいます場合に補導の基本方針であるとか、それから具体的な事項、そういうようなことはどんな手順でおきめになりますか。又従来そういうことで特にこういう方針でこういうことを主として力を尽したというようなことがありましたら……。
【次の発言】 それから、先ほど区民大会その他の会合においてあなたがたのお考えを圧倒的に支持されておる……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 委員長、議事進行について……。この委員会は証人を通して事実があるかないかということを、極めて謙虚に、冷静にお聞きすることを以て目的としておる委員会であります。従つてその証人からいろいろとお伺いすることをできるだけ細かくするようにするために、私はこの委員会においては委員相互、お互いといたしまして、必要でないと認められるような意見の発表は慎んで、その時間を、証人を通して事実の真否を究明するほうに廻すように、委員長においてお考え頂きたい。(「賛成々々」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は先ほど来の証言を承わつておりまして、外部からの不当な支配から教育を護るための教育委員会法の精神からいい……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先般加賀山さんから文部大臣に対しまして、各界でいろいろとこの問題について意見が発表されているが、それに対してどうかということの御質疑がございましたが、これは非常に大まかな質問であつたと私は思つておりました。この法案に対しまする権威のある、相当権威のあります、そうして責任のある各界から発表されました声明は我々といたしましても相当耳な傾けて慎重に考えなければならない問題でありますので、私はそれらの各界の人たちの声明の要旨につきまして大臣の御意見をお伺いしたいと思います。先ず個々のことをお伺いする前に、各界と発表されました主な点につきまして一応申上げてみたいと思います。  東京教育大学……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほど来いろいろとお話を伺つておりましたが、非常に私は大きな問題だと思つております。と申しますのは、これは仮定でありますけれども、若し教育委員会と朝鮮の人たちとの話合いが一応落着いたと言われる六つの条件が履行されずに、而もそのままその学校が存続するということになりますと、特別な国際的な取極めも何にもないお互いの間において、治外封建的な存在が部分的に生じて来る。これは日本の法の権威の上におきましても、主権の点から考えましても、事一小学校、一中学の問題ではないと私は考える。そうしてこの問題につきましては、私は今仮定の上に立つて私の意見を申上げておるのでありますが、これは単なる文部省の……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 法案につきまして少しはつきり了解がつきかねる点がありますので若干お伺いをいたします。
【次の発言】 二法案につきまして、いささか私自身、はつきり了解しかねる点がありますので、お伺いいたしたいと思います。これは昨日も問題に出ておりますのですが、私が申上げるまでもなく、国家公務員法の第十六条に人事院は、いつでも適宜に、人事院規則その他人事院指令等を定めることができ、又改廃することができる、こういうふうになつておるんですが、この法律に基いて政治的行為に関する規則を作つて、そして国家公務員法の第百二条は、人事院規則の定めます政治的行為をしてはならない。で、その百十条で人事院規則に違反した……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 関口先生にちよつとお伺いいたしますが、最初に非常に粗雑な法案だといことから、まあいろいろと御意見を承わつたわけですが、この法案が粗雑であるという点につきまして、先生のお気付きになつております点を、もう少しお聞きいたしたいと思うのですが……。
【次の発言】 それから御手洗さんにお伺いいたします。実は先ほど来御手洗さんの御発表になりましたようなことと殆んど同じようなことを私は先日の委員会におきまして質問し、又説明を求めたのです。で、この法案の審議に当りまして、そういう点から非常に私としましては大事なことだと思つて考えておりますのは、日教組に対して外部から非常に熾烈な、そうして執拗な働……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/14、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 私はこの二法案の審議に当りまして、飽くまで私をなくしましてれ虚心坦懐に法案審議の経過に耳を傾けて参つたのでありますが、この長い、而も委員各位の熱心な質疑及びこれに対する政府側の答弁を通じまして、私の結論は、緑風会の各位の良心と努力によつてできました修正案に賛成し、残りの政府の原案に賛成するということに相成つけたわけであります。  先ず若干の所見を申述べたいと思うのであります。  今度の国会に提案されました法案は、現在政府提出法案だけでも実に百七十九件の多きに達しているのでありますが、これら多数の法案のうちで、いわゆる教育二法案ほど天下の視聴を集め、与野党の間に熱心な白熱的な論議が……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 多年まじめな教育理解者、教育に熱意を持つておる人たちが声を挙げて叫んでおりました僻地教育の振興の問題が、今度政府によつて提案されましたことは、私は日本の教育の歴史の上におきまする画期的な事柄として再び、且つ提案の誠意に対しまして敬意を表するものであります。そこで只今荒木さんが触れられたのでありますが、僻地の問題を考えますとき、私は単にこの法律に該当する僻地の問題だけではなしに、僻地という観念心を拡げて行きますと、東京都から見ると群馬県は僻地である、群馬県から見ると鳥取県、或いは岩手県はなお僻地である、都府県の経済力、或いはその他の力の相違から来る教育の偏差というものは日本の大きな……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 ここに衆議院の修正の書類を頂いておりますが、修正された点、修正の趣旨等につきまして、どなたかから御説明願いたいと思います。
【次の発言】 養護学校を加えたことによりまして、この第四条に規定してあります国は、都道府が支弁する経費の二分の一を負担する。予算の関係は伴いますか、伴いませんか。
【次の発言】 私が申上げるまでもなく、憲法の二十六条で義務教育の問題が規定されておる。そこで今度は掌校教育法の二十二条で、就学義務の内容が規定してある。二十三条で就学義務猶予又は免除の規定がある。私はこの就学奨励の規定と就学義務猶予、免除がどう扱われるかということは、奨励と裏腹になる問題じやないか……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 図書館運営委員会 第1号(1954/12/03、3期、緑風会)

○野本品吉君 只今羽仁さんから御意見がございましたが、私も大体それと共通した考え方を実は持つております。と申しますのは、国会図書館の主要な任務が各方面に対するサービスにある、こういうことを考えますと、経費の節約ということが同時にサービスの低下ということになるのではないかということを考えさせられます。それからもう一つは、人件費の問題ですが、これも将来必要であるということは明確な問題です。これはもう明確に予想されているものがやはり機械的に減額されるというようなことは、これはちよつと納得が行かない点でもありますので、将来そういうようなことについてお互いに気を付けて考えて行きたいと思つております。

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/06、3期、緑風会)

○野本品吉君 この一部改正の法律については、内容につきましては別段あれはないのですが、これに関連しまして只今の御説明を承わつているうちに気付きましたことを二、三……。  第一は仙台へ管区の総監部を置こうと思つておつたけれども、米軍との関係で思うようにできなかつたと、その御説明を通してこれが将来も起り得ることかも知れませんのでお開きするのですが、結局米軍の都合で日本の防衛庁がここに置きたいという防衛庁としての理想的な配置ができないということでございますか。
【次の発言】 そうしますと、仙台へ設置しようと思つておつたのが営舎その他の都合かつかないので多賀城に新設する、仙台が明けば又仙台へ復帰という……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 第一の恩給改訂に関する請願でありますが、この請願の趣旨は前国会におきましても、この委員会で認められ、又本会議におきましては、全会一致で採択されて内閣へ送付されておる案件でありますから、論議の余地は私はあるまいと考えておるのでありますが、念のためにこの問題について私の所見を申し上げまして、更に皆さんの御考慮を煩わしたいと思うのであります。  この問題は公務員の恩給の内部的なアンバランスを調整して頂きたいという趣旨であろうと思つております。この公務員の内部における恩給のアンバランスの実態を端的に申しますと、終戦後昭和二十一年、二年当時幾度か行われた給与改訂或いはその一部分としての凸凹……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 決算委員会 第2号(1955/03/30、3期、緑風会)

○野本品吉君 行政管理庁の監察と、それから各省機関の中にあります内部監察と大体同じうようなことをやっておられるわけですが、むろん会計検査院が、との不覊独立の立場に立っておる機関であるということはわかっておりますが、監察なり検査なり、事前は別として、事後の処置その他について、それらの同じような仕事をやっておる機関相互間の連絡はあるんですか、ないのですか。
【次の発言】 もう一つ伺います。それは要するに工事関係の検査に関係していることですがね、設計とか施工等について会計検査院が厳密な検査を施す、そういうことになるというと相当高度の批判能力といいますか、そういうものが必要だと思う。  それからもう一……

第22回国会 決算委員会 第閉会後3号(1955/10/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 この問題の解決は、今国鉄でいろいろと苦労されております。例の運賃値上げ問題等とも微妙な関係があることだと思いまして、いろいろの点から若干お伺いしたいと思います。  最初のこの後払い貨物運賃未収の問題ですが、これは私ははっきりお聞きしたいのは、通運事業法に規定してあります、こういう運送事業の認可をします場合の、的確に事業を遂行するに足る能力を有するもの、こういう抽象的な表現で一応免許の基準といいますか、そういうものがあるようですが、これは具体的にはどういう条件でお取扱いになっておりますか、この点を御説明願いたいと思います。

第22回国会 決算委員会 第5号(1955/05/18、3期、緑風会)

○野本品吉君 私ども北海道開発の重要性を特に感じております。従っていろいろな角度から北海道開発の仕事が順調に急速に進むようにということを念願いたしまして、協力を申し上げたいという気持で実はいっぱいであるわけです。そういう国民的な国家的な大きな期待がかけられておる開発庁の中に、まあ件数は減ったとは申しますけれども、特にその官紀、綱紀の粛正というような点から見まして、架空経理というようなことが、本庁にもその他にもあるというようなことは、これはきわめて遺憾なのでありますが、これは上の方からの指導が足らないといいますか、届かないといいますか、もう一つは受ける側、下のほうで、現場で働いておる受ける側がそ……

第22回国会 決算委員会 第閉会後6号(1955/11/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 ただいまの食糧庁の方、それから厚生省の方の御説明を承わっておりますというと、前回及び前々回におきまして、農林大臣は厚生省からの無害だということの証明がなければ食品としては出せない。それから厚生省の方では、学者全体の意見の一致を見られないうちは大丈夫だということは言えない、従ってどうすることもできない、これはもう一年も前からのそういう御意見ですから、その後の問題についての進展というものはないように感じられますが、どうでございますか。
【次の発言】 そこで先ほど食糧庁の長官から、この処理について各方面とせっかく折衝を進めておる、こういうお話だったのですが、その折衝されておる各方面と申……

第22回国会 決算委員会 第7号(1955/05/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 ちょっとお伺いいたします。二十九年度の繰り越しの見込額は大体おわかりでございますか。
【次の発言】 繰り越しが年々相当多いが、これは事情がありますことは、ある程度了解はできるのでありますが、何と申しますか、繰越明許が比較的安易に行われているという面がある。そのために、予算の執行に対する注意という点に欠ける傾向があるのじゃないかというような気がいたしますが、どうでしょう。
【次の発言】 もう一つ、工事に着手前に大部分前渡しをするとかというようなことは何件かあげられておりますが、これは請負契約をする会社の能力との関係が何かありますでしょうか。つまり会社に力がないために、前に払わなくち……

第22回国会 決算委員会 第8号(1955/05/25、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はこの前の委員会でこの批難事項の十八の、工事の竣工しない前に竣工したものとして代金の全額を支払ったこのことにつきましてお伺いしたのですが、その説明がどうもはっきり頭に了解できかねますので、まあこのことだけについて少し考えてみた。そこでこの問題を考えてみるよりどころになる法律及び政令に基いてこの問題な考えてみよう、それについて御意見を承わりたいとこう思っております。この問題を考える根拠の法令は、会計法の第二十一条の前金払いと概算払い、この規定がこの問題を考えるよりどころになる法律と、こう考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 会計法の二十二条というものは、この問題を検討する……

第22回国会 決算委員会 第11号(1955/06/01、3期、緑風会)

○野本品吉君 これは、二十七年度までは、だいぶ、戦傷病者、戦没者遺族援護の方はいわゆる百七十何億かの予算で遺族対策が行われておったわけですね、八年度からそれが恩給の方へ繰り入れられたんで、八年度は援護費が二十何億と私は記憶しているのですが、その二十何億の中で残りが六億、繰り越しが六億五千万というと、どうもそこら辺がはっきりしないのです。  それから今の御説明で裁定したけれども、取りに来る者が、それを受け取りに来るのがおくれるというのはこれはどうも私は常識ではちょっと考えられない。のどから手の出るほどほしがっている人たち、一刻も早く支給せよ、早く支給せよと言って、血の叫びをあげておる人たちが、そ……

第22回国会 決算委員会 第13号(1955/06/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 先ほど来お伺いしておりますと、食糧庁のほうでは、厚生省の承認と言いますか、よろしいということがなければ一つも出さない。それから厚生省のほうでは、全部の学者の研究の結果が一致しなければ、これも食品として出してもいいと言えないということで、いつ、この大きな問題が目鼻がつくかわからんということは、先ほど来の質疑応答でよくわかるのですが、ここで私は特に感じますのは、今のような不明朗なと申しますか、はっきりしない状態が長く続きますと、今、後入って来る新らしい米に対しても、国民がやはり、ああいうものが来るのだろう、ああいうものを配給するのだろうというような気持をもっと思うのですね。米を一つの……

第22回国会 決算委員会 第16号(1955/06/16、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は遅れて参りましたので、どういう質疑応答が行われたか、内容的にはわかりませんが、お話の中に結局人間性の問題だというような御答弁があったように今承わりました。そういう角度から一つ聞きたいのですが、私もほんとうにそう思うのです。もう幾ら法律で金縛り、ぎりぎり締めつけていきましても、やはり最初で最後の問題は人間性の問題だ。そこでこの仕事を進める上において職員あるいは従業員に対する事務的な指導、そういうことは相当やられておるのじゃないかと思いますが、人間的な修練、練成、という言葉はちょっと古い言葉かもしれませんが、そういう点についてどういうことをおやりになっておりますか、ちょっと三…………

第22回国会 決算委員会 第17号(1955/06/17、3期、緑風会)【議会役職】

○理事(野本品吉君) ほかに御質疑ございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。御質疑はないものと認めます。  昭和二十八年度の決算、建設省所管の部、検査報告批難事項二〇三〇号から二二〇五号までの質疑は一応終了したものとすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって昭和二十八年度決算、建設省所管の部の質疑は一応これをもって終了いたします。  本日はこれをもって散会します。    午後四時二十四分散会

第22回国会 決算委員会 第21号(1955/06/27、3期、緑風会)

○野本品吉君 これは今の話に関連しておりますが、従来還付命令を出して、還付されたものと命令額との差が相当ある、それが件々累積されていると、会計検査院は還付命令を出したものが果して還付されておるかどうかということのお調べはなさっておりますか。
【次の発言】 私は、今の収約未済の分を農林省、建設省、その他にもあるかもしれませんが、一応従来どれだけ累積しておるかということをお調べになっていただきたい。それを委員長の方からお願いいたしたいと思います。

第22回国会 決算委員会 第24号(1955/07/04、3期、緑風会)

○野本品吉君 社会的にも政治的にも非常に大きな国民的な関心事でありました四日市の燃料廠の転用が、ある結論に達するまでの経過の荒筋をこの際ちょっとお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 大臣の御説明では実際の状況はわかりませんから、官房長から比較的詳細具体的な御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 もう三年越しになっておるわけですが、その問題はまだ目下検討中という段階にある、そういう事態になっておりますが、問題の解決の非常に困難な根本の事情というのはどういう事情なんですか。
【次の発言】 事情は一応わかりましたが、大臣の構想としては、それをどうもっていくことが適当であるという、何かお考……

第22回国会 内閣委員会 第1号(1955/03/25、3期、緑風会)

○野本品吉君 理事の互選は投票にしよらないで委員長にその指名を一任することの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1955/09/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について……。  私は今まで拝聴しておりまして、まだ本日の委員会は正しい軌通に乗ったような感じがいたしておりませんから、時間も迫りましたりしましたから、一応休憩されまして、休憩時間中よく話し合いをつけて、審議が軌道に乗るようにお取り計らい願いたいと、かように思うのです。
【次の発言】 私は先ほどの各会派の代表の打ち合せを次のように了解いたしております。  それは、本日は一般的な質問に入ることをやめて、質問の前提としての大臣、長官等の御説明に納得のいかない点があった場合に、前提を明確にするためのその限度における質問をする、こういうことで一般の質問に入ることはやめるということ……

第22回国会 内閣委員会 第2号(1955/03/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 この改正によりまして教職員の定員及び経費の両面にわたって節約となるという御説明でございますか、この内容と申しますか、具体的に、どこがどうなるのだかということの御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その次に、やはり御説明にあります、海上保安大学と海上保安訓練所か同じ場所にあったたために教育上好ましくない点があったからということが、この改正の理由の一つになっておりますが、それも内容的にどういう点だかお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 この際もう一つお伺いしておきたいので記フが、従来日本海あるいは東支那海、そういう方面におけるいわゆる海上保安業務というものが、いろいろな……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1955/09/20、3期、緑風会)

○野本品吉君 大へんおくれて御迷惑をかけておりますが、二、三分でありますから御了承願います。宮崎町長さんにお願いいたしますが、町会で御相談になって反対闘争に入る、こういうことをおきめになったということを聞いておるのですが、これだけの非常に大きな反対をする場合に相当な経費の負担ということを予想されたと思うのです。その点についてはどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 ちょっと宮崎さん、私の質問の趣旨がよくおわかりにならないようですから、もう一度申します。町会で反対の運動を徹底的にやろうとおきめになった、これはただではできない、その費用についてどういうふうな心組みでおられたか、それ……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1955/09/21、3期、緑風会)

○野本品吉君 御報告申し上げます。宮田委員、荒木委員並びに野本委員の三名は、去る八月十日から八月十四日までの五日間にわたりまして大阪府及び兵庫県に出張いたしまして、第二十二回国会の内閣委員会において特に論議の的となりました米駐留軍飛行基地拡張問題、及び自衛隊演習場問題の一環として、米駐留軍伊丹飛行基地及び陸上自衛隊宝塚演習場の実地調査をいたして参ったのであります。なお、右調査に関連してそれぞれの所管官庁である大阪調達局及び陸上自衛隊第三管区総監部においてその実情を調査するとともに、伊丹飛行基地及び自衛隊演習場の地元である豊中、池田、伊丹、宝塚の各市当局からそれぞれ現地の実情を聴取して参りました……

第22回国会 内閣委員会 第4号(1955/03/31、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は、この際質疑を打ち切りまして、なお討論を省略して直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第5号(1955/05/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 先ほど千葉さんからちょっと触れられたのですが、この案を作り上げるまでには、衆議院及び参議院の先の人事委員会の委員の方々が非常な御苦労をなすつてまとめ上げた。ところが人事委員会がなくなって内閣委員会になつた。それから内閣委員会の構成もまた前の人事委員会と非常に変つてきた。それでその結果として先ほどの森さんの御説明を極端に解釈しますと、従前の人事委員会における論議検討の結果というものが全く白紙に戻ったというふうにも考えられるのですが、この点を明確にしておきますことは、今後のこの案の審議の円滑な進行の上に非常に大事なことなので、それがはっきりしておりませんと、あとになって審議の途上でい……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1955/11/01、3期、緑風会)

○野本品吉君 私は独立国として、自衛のための実力を持つことの必要を認めておりますが、従って日本の自衛隊の幹部も隊員も、全体が自衛の任務の遂行について強い責任を感じて上下全員が一心同体になりまして、厳正な規律のもとに能率的な、経済的な自衛隊として育っていただきたいということを念願しているわけです。従ってその自衛隊の実質的な最高責任者であります長官がどのように自衛隊を運営し、指揮統率していくかということは、自衛隊の将来の健全なる成長、発達の上に非常に重大な問題であるということを絶えず考えておりますので、従って前回の委員会におきましても、きわめて簡単ではありましたけれども、この点に触れての質問をいた……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後6号(1955/11/02、3期、緑風会)

○野本品吉君 最初、私、大臣にお伺いしたいのですが、先ほど公務員制度調査会の問題につきまして、大体の御説明があり、さらにつけ加えて具体的な内容についての御説明があったわけです。総会の結論が出ないから、まだ確答ができないというような、これはごもっともなことと思いますが、近く総会が開かれて一応の結論が出ました場合には、次期国会等に対してそれらの結論に基きましての法的な措置というようなことをお考えになりますか。
【次の発言】 ただいま公務員制度調査室を設けて、各方面から有能な士を招致されていろいろの対策を御考究になられるということは、まあ大へんけっこうなことだと思っておりますが、そこで従来の審議室と……

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/06/04、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について。そちらでメモをされておる方はどういう方だか、一応確めてもらいたい。この委員会の従来の慣例から言いますと、委員会においてメモすることは許されておらないので、どういう方だか、それを確めてもらいたい。
【次の発言】 この委員会では慣例通りに取り扱われますことが将来いいのではないかと思います。あるいは傍聴人がそれを御存じないでおやりになっておることだと思います。別にとがめるわけではありませんが、将来そういう慣例ができるといけないと思いますので、一応委員長より御注意願います。

第22回国会 内閣委員会 第10号(1955/06/07、3期、緑風会)

○野本品吉君 今の説明は出していただけませんか。

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、緑風会)

○野本品吉君 これはあとでもいろいろ関係がありますので、私は伺っておくのですが、恩給局の問題ですが、私の今まで理解しておるところでは、恩給局は総理府の内局である、従って恩給局長の直属の上司と申しますか、それは内閣官房長官である。そこで私が大臣にお伺いしておきたいのは、制度的にみて大臣は恩給局に対して責任をとらなければならぬ位置でありますか。たまたま恩給局というものが給与と深い関係を持っておる恩給の問題を扱っておるから、給与としての恩給であるという点から、給与担当の大臣はそういう面において責任をおとりになるか、この点は大臣どういうふうに考えておいでになるか。これがはっきりいたしませんと、あとでい……

第22回国会 内閣委員会 第12号(1955/06/14、3期、緑風会)

○野本品吉君 付属機関のことでちょっとお伺いいたします。地理調査所であるとか、土木研究所、建築研究所、これらの付属機関の規模と申しますか、構成と申しますか、それから従来の付属機関によって研究されました代表的な事項があると思うのです。それが具体的に建設省の仕事を進めて行く上においてどういう効果をもたらしておるか、こういうような点について各機関について一応の御説明が願いたい。
【次の発言】 なお今お伺いしましたのは今までのことでありますが、今後の研究の主力を注ぎたいとお考えになっているような項目についてもあわせてお願いしたいと思います。今一つお伺いしますが、地理調査所というのを特に千葉県に置きます……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、緑風会)

○野本品吉君 提案の理由の説明で二十九年度の状況等は一応数字でわかっているのでありますが、終戦後の日本の海外移民の経過の実情、それから今後の構想と申しますか、お考え、それについてちょっとお話しを願いたいと思います。
【次の発言】 今のお話で、農業移民だけでなしに企業的な性格を持った移民もしたい、これは大へんな移民に対する考え方の進歩だと思いますが、それと関連のあることで一つお伺いしておきたいことがあるのですが、それは農業に従事するものだけでなく、そういう単独な職種と言いますか、そういう送り方でなしに、外地において一つの小さな社会単位ができるというようないろいろな人を同時に送るということが必要で……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 一つお伺いいたしますが、われわれはいわゆる太平洋戦争が考えようによっては日本の国土の狭小な、資源のきわめて貧弱な日本に人口の強圧が加わってきた、これをどうするかというところにも基因しておるという見方もできるかと思う。そこで戦後の日本の状態を見ますというと、外国へ行った者が全部引き揚げてくる、いよいよますますそういう人口過剰の状態、加うるに国土がいよいよ狭くなり、資源が貧弱になってきた。いきおい移民という問題が民族の生きる一つの道として考えられてくるということは当然であろうと思う。そこで問題は、かつての日本の民族の海外進出に対しまして非常な猜疑の目をもっておりました各国の人たちが、……

第22回国会 内閣委員会 第19号(1955/06/28、3期、緑風会)

○野本品吉君 本件に関しましては、大体質疑も終了したようでございますから、これで討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 ちょっとお伺いします。今海外からの学生の受け入れの問題に触れられたのですが、私は先年来南方の華僑の受け入れの問題について一応の関心を持ってきておるんですが、そこでお伺いしたいのは、ビルマであるとか、タイであるとか、国籍を持った向うからの入国学生についてはある程度こちらで便宜をはかる道があるように思うのですが、華僑として南方に散在しておりますそういう国籍がないと言いますか、そういうような学生の受け入れについて文部省で何かお考えになっておるかどうか。
【次の発言】 太田さんのおやりになっております内容につきましても、私はある程度詳しく知っているわけです。問題は、先ほどお話しのございま……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はただいま議題に供されております定員法の一部を改正する法律案につきまして、次のような希望及び付帯決議を付して賛成いたしたいと思います。  希望いたします第一点は、審議の途上におきまして、この法律の成立する以前に、実質的には法律が成立したかのような考えのもとに、職員の任免、進退についてのいろいろな事柄が扱われておるというふうに感じられたのでありますが、これは純粋に理屈で押して行きますというと、いろいろと問題をはらんでおると思うのであります。私どもは事の性質上、この点についての追及はいたしませんですけれども、将来断じてかようなことのないようにしまして、そうして法の権威と秩序とを守っ……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、緑風会)

○野本品吉君 ただいま上林さんから黄変米の問題についてのお話しがありましたが、私もいつもこの問題を考えているわけであります。御承知の通り、現在どうにも手のつけられない黄変米を十万トン以上抱えておる、それで農林大臣は、厚生省が食べてもよろしいというまでは一粒も配給はしない、厚生省の方では絶対安全だから配給してよろしいということはまだ言えない。いつの日になったらその問題が解決がつくか、そうすると、十万トン以上抱えておる黄変米の行方がどうなるかということ、それでまあ先ほども上林さんから話しが出ましたように、一升百十五円で買った米をアルコールの原料として二十五、六円で売っておる、これからくる国損という……

第22回国会 内閣委員会 第24号(1955/07/08、3期、緑風会)

○野本品吉君 二、三の点につきまして、簡潔にお伺いいたしたいと思います。提案の理由に御説明になっておりますように、長期経済計画の観点から、関係各省の政策ないし計画の調整をはかって、そうして政府の諸施策の総合性、計画性を保持する、このことは私どもも全くその必要を痛感いたしておる次第であります。そこで問題は、先般の委員会のときに、大臣の御説明で私頭へぴんときたのでありますが、この長期経済計画の策定、推進ということは、どう考えましても、いわゆる防衛計画の樹立の問題と一体不離な関係になっておる。そこで経済審議庁の方々に聞きますと、防衛計画の見通しがつかぬうちは、こちらの方もなかなかうまく考えられない。……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、緑風会)

○野本品吉君 一つだけお伺いしておきます。  前に吉田内閣に、あらゆる経済の計画性ということについて質問しますというと、直ちにソ連の計画経済を引っぱってきて、そしてそういうことに対してまっこうから反対しておったのが自由党、そこで民主党の経済に計画性を持たせるという考え方、今度、私は今まで沈黙しておったのでありますが、かつて氷炭相いれなかったような自由党と民主党とが提携協力の線を進めつつある。そこで先般も私は大臣に伺ったのでありますが、経済六カ年計画というものが強力に推進されるためには、かつての企画院には軍部の背景があった、経済安定本部にはGHQの背景があった、今度の経済計画の推進策定のために、……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、緑風会)

○野本品吉君 きわめて簡単なことですが、一つお伺いしておきたいと思います。これは参考人の方にお伺いしたいのですが……。
【次の発言】 けっこうです。
【次の発言】 参考人の方にお伺いいたします。皆さんの属しております市町村会、それから府県会等において、この問題に関しまして、公的に反対の決議をされておるかどうかをきわめて簡単にお願いしたいと思います。

第22回国会 内閣委員会 第27号(1955/07/15、3期、緑風会)

○野本品吉君 関連して……。先ほど公務員制度調査会でいろいろな事柄を御調査願っているというお話の中に、恩給制度についても無論やられておるのですが、恩給制度に関して具体的に、どういう項目を取り上げて調査会で御検討になっておりますか、その点をお知らせ願いたい。
【次の発言】 先ほど、何と言いますか、恩給受給者の利益を代表する委員も入っておるというお話があったのですが、どういう方が入っておりますでしょうか。
【次の発言】 役人の古手といっては失礼ですけれども、そういう人はほとんど恩給をもらっていると思うのですが、役人を長くやっていたということが直ちに私は恩給受給者の利益代表者だとは考えられない、そう……

第22回国会 内閣委員会 第28号(1955/07/18、3期、緑風会)

○野本品吉君 議事進行について。ちょっと御相談申したいと思うことがありますから、速記をやめて懇談の機会を作っていただきたいと思います。
【次の発言】 民主党、自由党両党の共同の提案になっております軍人を主たる対象といたします恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案は、政治的にも社会的にも相当大きな反響を呼んでおりますし、従って国民全体としまして相当重大な関心事になっておるわけです。従ってこの案に対する賛否の問題は別といたしまして、私どもといたしましては、できるだけ慎重に詳細にこれが検討に当らなければならぬということを考えておるわけです。そこで本日私はこれからまあ総括的な質問というような……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/07/19、3期、緑風会)

○野本品吉君 この際討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。
【次の発言】 昨日来いろいろ御質問申し上げたのですが、そこで繰り返し繰り返し提案者及び大久保大臣等からの御答弁の中に、たとえば文官に恩給制度があるから軍人にも恩給制度がなければならぬ、あるいは文官と軍人とのアン・バランスの調整がこの法律案の趣旨であるというようなことの御説明がありました。私はここでやはりたしかにその点につきましてはいろいろと考えてみなければならぬ問題があろうと思いますので、お伺いするのですが、私は文官と軍人との、現段階における旧軍人の恩給と文官の恩給との本質的な相違というものを一応考え……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/07/21、3期、緑風会)

○野本品吉君 大へん私ばかり時間をいただいて恐縮ですから、要点だけお伺いしておきたいと思っております。これはこの前もちょっと触れたのですが、昭和二十一年法律第三十一号による改正前の恩給法の別表の第一号表の問題なんです。恩給局長さんからの御説明がありましたように、この各階等に応じまして仮定俸給の年額は、恩給の最短年限である十一年のものの恩給額を三倍にしたものがこの仮定俸給年額になっておる。そこで一つ問題が考えられるわけですが、旧軍人軍属その他にこれを適用して行くことについて、私は今この際はとやこう申しませんが、十一年で恩給になった、その恩給額の三倍で行くということになると、ここに一般公務員と非常……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/07/22、3期、緑風会)

○野本品吉君 私はもう何も申すまいと思って黙って聞いておったのですが、どうも文官恩給との開き、それを一枚看板に言っておられるものですから、ついものを申したくなります。実は私はこの案の内容そのものにつきましては別といたしまして、提案理由に、文官との恩給のアンバランスを調整するというその提案の理由を修正を求めたいと思うくらいなのです。そこで一つお伺いしたいのは、二十八年に軍人恩給が初めて復活されるときに、国家財政その他の事情を御勘案になりまして、やむを得ない処置として加算を取りましたね。それから下級を含めた、それから逆に停止の年令を上げた、これは軍人の皆さんに恩給を支給して幾分でも適当な処遇をしよ……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、緑風会)

○野本品吉君 二回にわたりまする通商産業省設置法の一部を改正する法律案につきましての御質問を通しまして、大体質問も終ったかのように見えますので、この際質疑を打ち切り、なお委員各位の御了解を得られますならば、討論を省略いたしまして、直ちに採決に入られることの動議を提出いたします。

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、緑風会)

○野本品吉君 今までのいろいろな質疑応答を通しましてわかったような点がありますが、私はきょうは一切の議論を省きまして、主として恩給局長にお願いしたいと思うのですが、私のお伺いしますことに対しまして、イエスかノーか、その答えだけでけっこうですから、それをお願いしたいと思います。その第一点は、かねがね申し上げてありますように、軍人恩給計算の基礎となっている仮定俸給の年額に関する問題であります。これは結論的に申しますれば、退職時の俸給を基礎としないために、率直に申しますと、正規将校にはきわめて有利であり、特進将校、準士官以下に不利であるという当然な結果が生まれてくる、かように考えております。この点に……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、緑風会)

○野本品吉君 先般来衆議院におきまして、防衛庁長官に防衛庁の国防計画に関する構想を具体的に発表せよということで、ずいぶん長い間押し問答があったようです。その結果どうしても防衛庁長官がはっきりしたことを言わぬというので、最後には遺憾なことでありましたが、長官に対する不信任の問題が起って来た。こちらの委員会に私は昨日やむを得ない用事で欠席しておりますので、それらの点についての質疑がどういうふうに行われたかということは存じませんのですが、これは私一つお伺いしたいと思いますのは、申し上げるまでもなく、防衛庁設置法の国防会議に関する規定でありますが、この国防会議は、国防の基本方針、あるいは防衛計画の大綱……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、緑風会)

○野本品吉君 この法案とは直接関係のない問題ですが、正示さんよく御存じのことと思いますが、先般衆議院における民主党及び自由党の共同提案によりまして、旧軍人軍属等の恩給その他の改訂が行われたわけでございます。これは議員の提案でありましたけれども、その妥当性を認められて政府側もこれに賛同の意を表せられた案である。で、この案の審議の途上におきまして、かねがね問題になっておりました昭和二十三年六月以前の退職者の恩給が、その後の者に比較いたしまして著しく劣悪な状態に置かれているということが、衆議院のほとんど全員によって、理屈は別といたしまして、現実具体の問題として確認された、そこでその軍人関係の恩給の法……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 内閣委員会 第4号(1955/12/12、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいまの千葉さんの御意見もわからないのではないのですが、午後の再開前に、委員長及び各会派の理事の懇談会を開いて、そうしてこの問題をどう扱うかということの話し合いを十分つけて、それから開会されたらと、私はそう思っております。

第23回国会 内閣委員会 第5号(1955/12/13、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この法案に関しまして、次のような希望意見を付しまして賛成の意を表したいと思います。  第一の点は、今度の国家公務員の期末手当の扱いに関しまして、従来ややもすれば軽く扱われて参りました人事院の勧告が一応尊重されてきたということにつきまして、私はこれは公務員全体の問題として喜んでしかるべきことと考えております。将来もまた公平な立場に立つ人事院の勧告等に関しては、政府においては十分これに耳を傾け、尊重するように配意を希望するわけでございます。  次に、この問題を考えますと……

第23回国会 内閣委員会 第7号(1955/12/15、3期、自由民主党)

○野本品吉君 自由民主党を代表して、ただいまの緑風会の御提案に対しまして賛成をいたします。
【次の発言】 議事進行。これは理屈を申し上げるわけではないのでありまして、この問題につきまして先ほど緑風会からの御提案があり、私は自由民主党を代表してそれに対する賛成を申し上げた。また千葉さんから社会党を代表して一応この問題についての討論があったわけです。従って千葉さんの御発言の中には社会党の皆さんのお気持が十分集約されているものと思うので、これ以上質問を続行すれば、また時間の関係もありますので、一応討論採決の軌道に乗っているのですから、その上で進めていただきたいと思う。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/01/31、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今の吉田委員の質問と内容的には同じようなことで、私は昭和三十年度の艦艇、航空機、その他重要なる品物を作った会社とか、それから発注の数量とか、そういうものを一つ一覧表に作って、主なものでけっこうなんですが、どこの会社でどういうものをどれだけやったというのをあとで御提示願いたいと思います。
【次の発言】 今の将来国産化の方向をたどっておるわけでありますが、日本で全部国産化するということになりますと、おのずから艦艇にせよ飛行機にせよ、設計なりそれからいろいろな点が変ってくるのじゃないかと思うのですが、そうなってくると部品の規格その他が非常に問題になってくる、そういう点についての考慮は。

第24回国会 内閣委員会 第5号(1956/02/14、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) ただいまから開会いたします。  最初に、臨時教育制度審議会設置法案を議題といたします。  政府から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 政府委員からの補足説明を願います。
【次の発言】 先ほどあらかじめ御了解を求めておきましたように、本日は提案理由の説明並びにただいまの補足説明を聴取することにとどめておきたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めてさよう決定いたします。
【次の発言】 次に、国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案を議題といたします。  まず発議者から提案理由の説明を聴取いたします。

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/21、3期、自由民主党)

○野本品吉君 御報告申し上げます。島村委員、木下委員及び野本委員の三名は、去る二月六日から十日間、当内閣委員会の決定に基きまして、新潟県におきまして、米駐留軍航空基地の現状と、国の地方出先機関の事務運営の実情を、また群馬県太田市におきまして、米駐留軍の駐留により、同市の受ける影響につきまして調査を行なって参りましたので、その調査の概要について以下御報告申し上げます。  最初新潟県に参りまして、まず新潟飛行場拡張問題について調査いたしましたが、初めに地元の新潟飛行場拡張反対期成同盟の代表者から、次のごとき拡張反対の趣旨の陳情を受けました。その第一点は、拡張によって七十町歩の山林、田畑がつぶされる……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/23、3期、自由民主党)

○野本品吉君 少年院に関係する法案でありますので、その少年院に関連を持っておると思いますから、この際私は内閣の青少年問題協議会のことにつきましてちょっとお伺いしたいと思います。  その第一は、協議会でその後協議研究調査等を行なっておると思いますが、青少年問題協議会のその後の運営、研究協議調査等の内容等につきまして、概要の御説明を願いたいと思いけられましたのは、昭和二十八年の法律によって設けられたのでございます。これには国会議員の先生方にも委員をお願いいたしまして、非常に活発な審議活動を続けて参ったのでございまして、実際の運用を見てみますと、毎月最小限度一度は必ず開催するといったような、通例の審……

第24回国会 内閣委員会 第12号(1956/03/08、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私はただいま島村さんから問題として出されました、調達業務関係のことを中心としまして、若干の点をお伺いしておきたいと思います。  私どもは日本の国の平和と独立を守り、国の安全を守るために最小限度の自衛力を必要とするという立場をとっておるのでありますが、従って国の予算の相当大きい部分としての一千二億という防衛庁、自衛隊の費用につきましても一応これを認めておるのであります。ただ問題は、国民の血税であります膨大な経費というものが真に自衛の目的を達するためにきわめて適切に、きわめて効率的に使用されてさのむだもないようにということが自衛隊の健全な成長のために最も必要なことである、かように考え……

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/03/15、3期、自由民主党)

○野本品吉君 議事進行について。先ほど委員長から一応のお話もございましたように、総理の出席時間がきわめて限定されておりますから、私は委員長においてなるべく議案に直接関係を持った議案中心の審議を進められるように特別な配慮を願いたと思います。

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/03/16、3期、自由民主党)

○野本品吉君 一点だけ茅先生にお伺いいたしたいと思います。それは日本学術会議法の第四条に規定されております「科学に関する研究、試験等の助成、その他科学の振興を図るために政府の支出する交付金、補助金等の予算及びその配分」、それからして「政府所管の研究所、試験所及び委託研究費等に関する予算編成の方針」、特に専門科学者の検討を要する重要施策、その他日本学術会議に諮問することを適当と認める事項、これについて政府で諮問することができるということになっておりますが、このことと四条の十三の「試験研究補助金、交付金、委託費その他これらに類する経費の見積の方針」、これはつながりが多いようなんですが、そこで従来日……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/20、3期、自由民主党)

○野本品吉君 提案の理由にございまするように、非常に資源の乏しい日本、それから経済基盤がきめて脆弱であり、しかも莫大な人口を抱えておるというような点から考えて、国民経済の自立、発展、あるいは国民生活水準の向上、これを目ざしての科学技術庁設置法案でありますから、これは国民のすべてのものがこの限りにおいて反対する理由はないと思います。また一方ややもすると各行政庁の間のセクト主義というものが非常に強いものがありまして、ばらばらになりがちであるけれども、それらを総合調整して基本政策の企画推進に当る、あるいは各省庁間の総合調整に当る、こういう点から考えまして、大へん私は適当な措置であると考えておるわけで……

第24回国会 内閣委員会 第17号(1956/03/22、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま議題となりま押した恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案について、提案者を代表いたしまして、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。  公務員の在職年に対する加算制度は、昭和二十八年恩給法の一部を改正する法律によって原則として廃止されましたが、改正前の恩給法第三十八条の四に規定する蒸気機関車の乗務員等のごとく、いわゆる不健康かつ危険な業務に従事する職員の加算制度については、別途措置ぜられることになつておりましたので、それまでの間、これらの人々については従前の通り加算を認めるととに恩給法の改正を行なったのでありますが、昭和三十一年三月三十一日をもって、その期間が満了……

第24回国会 内閣委員会 第18号(1956/03/23、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、修正案に反対し、衆議院送付の原案並びに島村君提出の付帯決議案に賛成の意を表します。  なお、この際一言つけ加えておきたいと思いますことは、科学技術庁の仕事の対象になって参ります関係行政機関の試験研究機関は、その数においても質においても非常に複雑多様でありますので、これらの複雑多様な機関に対する総合調整が円滑に進められるという点におきまして、格段の御注意をお願いしなければならぬと思っております。もら一つは、長官の権限が、千葉委員が指摘されておりますように、かってその例を見ないほど強化されておるわけでありますが、この強化されました権限がきわめて適正に……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/29、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) それではただいまから開会いたします。  委員の変更につきまして御通知申し上げます。三月二十八日内村清次君が辞任せられまして、その補欠に田畑金光君が選任せられました。
【次の発言】 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対する御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それではすぐに……。
【次の発言】 本日は本案につきましては、この程度にとどめておき、たいと思いますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さように決定いたします。暫時休憩いたします。  ……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/30、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今千葉さんの賛同が高潮に達してきて、大へん腰くだけをさせるようで失礼なのですけれども、大体本日の委員会の運び方にしましても、時間でも大よその見当をつけて進められたらばと思いますので、この際、速記をとどめられて懇談の機会をほしいと思います。
【次の発言】 私は自由民主党を代表いたしまして原案に賛成の意を表します。
【次の発言】 この際、委員の変更がありましたから、御報告申し上げておきます。  植竹春彦君が辞任されまして佐野廣君が、長島銀藏君が辞任されまして伊能芳雄君が、それぞれ補欠に選任されました。御報告申し上げます。
【次の発言】 それでは別に御発言もなければ、質疑は終了したもの……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/04/03、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今の千葉さんの御意見、一応わかるのですが、事は主として、今の話は今度の給与関係の問題です。そこで今回の議題に上っております法案の措置を先決といたしまして、人事院の総裁と労働大臣と並べての話し合いは別途切り離してお願いしたい。

第24回国会 内閣委員会 第24号(1956/04/06、3期、自由民主党)

○野本品吉君 二つばかりお聞きしたいと思います。今年度三十一年度の旅費と三十年度の旅費を各省別にその総額を比較してみますと、三十年度そのままのところもありますし、それから非常に増額されておるところもあるわけです。具体的に申しますというと、内閣は百四十二万八千円が前年度と今年度と同額、総理府においては約二百万増額されておる。それから外務省では八十二万九千円の増額になっておる。大蔵省が七十万九千円、それから農林省は百五十二万、通産省は百六十九万、運輸省が二百八十九万、こういうような工合に、前年度に比較いたしまして旅費が現状維持のものもありますけれども、相当ふえておるところもある。そこで現状維持にな……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/04/10、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) 速記をつけて。

第24回国会 内閣委員会 第27号(1956/04/13、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自由民主党を代表いたしまして、防衛庁設置法の一部を改正する法律案、自衛隊法の一部を改正する法律案、右三法案に対して賛成の意を表します。

第24回国会 内閣委員会 第30号(1956/04/20、3期、自由民主党)

○野本品吉君 それではほんとうに一つお伺いいたします。それは二、三年前から恩給担保の貸付を国民金融公庫で行なっておるわけですが、この共済組合の場合ですね、その担保貸付のワクへ入れるか、入れないのか、その点。
【次の発言】 恩給局の方のあれはどうなんです。

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/24、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま田畑君からお話がございましたが、この点については、私は審議の最初からのことを考えまして、お互いの気持に納得できかねている点があるように思いますので、ここで提案の理由を書きかえるとかいうことの前に、一応政府側とわれわれと話し合って、そうしてどういう措置をとるか、懇談をしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと関連して。私田畑さんが六級以下の若い人と申しますか、比較的下級の地位にあるものに対して同情される気持はこれはまことにわかるのです。しかしながら下級のものに同情するという気持があまりに強過ぎて、日本の高級官僚がことごとくそういった自動車にただ乗っている、それから飲み食いま……

第24回国会 内閣委員会 第41号(1956/05/10、3期、自由民主党)

○野本品吉君 ただいま千葉君から総理の答弁に対しまして非常にはっきりとしたものの言われようをしておりますが、私ども準備をしておらないので、大へん失礼ですが、やはりその論議を正確に理解するために、おそれ入りますが千葉君に、当日の速記録の前後を通じてこの際お読みいただくことがよろしいと、こう思います。さようお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 それではこれは違うじゃないですか。討論をするわけにいかぬですが、それはちょっと私どもと考え方が違う。(「違うというと」「衆議院の方から全部速記録持ってこようか」「こっちの記録ですから」「読みようが違うというの」と呼ぶ者あり)

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/17、3期、自由民主党)【議会役職】

○理事(野本品吉君) この際ちょっと御報告を申し上げておきます。  委員の亀田得治君が辞任されまして永岡光治君が補欠として就任されました。
【次の発言】 給与課長が来ております。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 別に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。これより討論に入ります。(「人数はいいのか」「人数が足らん」と呼ぶ者あり)ちょっとお待ち願います。速記やめて。
【次の発言】 速記始めて。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありの力は賛否を明らかにしてお述べを願います。

第24回国会 内閣委員会 第51号(1956/05/24、3期、自由民主党)

○野本品吉君 もう時間もだいぶたちましたし、大臣は昨夜から本朝にかけて非常に奮闘されてお疲れだと思いますから、きわめて簡単に要点だけを御質問申し上げたいと思います。  教育の制度、それから目的、内容、教師論、これらもろもろの教育問題に関しまして、国会の論議は私どもの知る限りにおきましては今日ほど盛んなときはないと思います。また一般世間におきましてもこれらの諸問題に関しまして、学者、報道陣、評論家、実業人、あらゆる人たちがいろいろな角度から見てその所見を発表し、意見を述べられております。教育論議の盛んなることいまだかつて見ることができない状態であろう。私は教育に関しまして全国の人々がかように深い……

第24回国会 内閣委員会 第55号(1956/05/29、3期、自由民主党)

○野本品吉君 私は自民党を代表いたしまして委員長の不信任案に反対いたします。(「何を言っている」「まだ趣旨説明を終っていないじゃないか」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
【次の発言】 ただいま青木委員長不信任の動議が提出されまして、その提案理由の趣旨につきまして社会党を代表いたしまして田畑委員から文字通りるる数千言、あるいは幾万言を費しまして、(「そんなになっておらぬ」と呼ぶ者あり)その趣旨の説明がございました。私は田畑委員のおっしゃる通りきわめて謙虚に、きわめて冷静にあなたのお言葉に耳を傾けて参ったのでありますけれども、遺憾ながらそのおっしゃる事柄は、委員長を信任せずという理由といたしま……

第24回国会 内閣委員会 第58号(1956/06/03、3期、自由民主党)

○野本品吉君 国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案でありますが、実はこれと全く性質を同じくしております市町村の公務員の共済組合法の改正も行われようとしておりますが、地方行政委員会において、その案が継続審査に回すことになるようであります点から考えまして、同じ性質のものが違った扱いを受けることもどうかと思いますから、本件は継続審査に付することにいたしたいと思いますが、これについて御相談願いたいと思います。


野本品吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院3期)

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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 第閉会後2号(1953/11/25、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 これはまあたばこや塩、樟脳等の専売公社だけの問題じやないと思うのですが、特に私がこういうことを伺いますのは、最近例の国有鉄道の仲裁裁定の問題をめぐつて、労働組合が駅という駅、列車という列車の全部をあの労働運動のポスターで埋め尽しているのですね。あれは私は国のものである鉄道を経営に関係する者が私有物視する思想の現われじやないかと、かように考えるわけです。逆に言えば今後我々が何かの運動をするときに、国有鉄道というものは庁舎の貼紙、列車の貼紙を拒むことはできないと私は思うのですよ、あれを認めている以上はですね。これは国が資本の全部を負担しておる公社を私有物視する思想の現われとして考えま……

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 第閉会後3号(1953/11/26、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 先ほど来いろいろお話を承わつて、だんだん公社の本来の機能を発揮されているようですが、今公社の皆さんの立場から考えて、理想的に公社の機能を発揮するという点から見て、いろいろ法律の拘束その他で、これはこうしたらいいといつたような点がありますですか。ありましたら一つ伺いたい。
【次の発言】 もう一ツ。今の問題は、公社問題を検討する上においての根本的な、極めて微妙であり、而も重要な問題であると思うので、又改めて別の機会にでも総裁の意見を新たに承わりたいと思います。  もう一つは駐留軍の通信と国内通信の関係はどうなつておりますか。

第17回国会 内閣委員会行政機構の整備等に関する小委員会 第閉会後4号(1953/11/27、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 今日あたりの新聞を見ますと列車の遅延、それから滞貨の激増といつたようなことを報道しておりますが、現況はどんな状況でございますか。
【次の発言】 そうしますと、公労法で規定しております業務の正常な運営を阻害するというような段階には今のところ来ておらんというお考えでございますか。
【次の発言】 そうしますと、全体としては大して心配な段階ではない、局部的にはある、局部的にそういう事態が起つた場合もこれは非合法であるという判断の下に、指導或いは何と言いますか措置というようなものをお考えになるわけでございますか。
【次の発言】 わかりました。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政・文部連合委員会 第1号(1954/05/19、3期、純無所属クラブ)

○野本品吉君 只今のことに関連してお伺いしたいのですが、実は私は本当に文部当局に教育委員会を育成強化しようとする誠意があるならば、当然市町村の教育長の俸給は国が何とか面倒をみてやるべきであるということを考えまして、二十九年度の予算の編成に先立ちまして、緒方局長を訪ねてそのことについての考え方を聞いたわけです。で、当時の局長ははつきりと教育長の給与の問題について予算的に面倒をみてやるということで、今案が作られているということを言われて、私も非常に意を強うしたわけです。ところが予算を見ますというとそれが削除されている。何故に削除されたかということの原因をはつきりさせることが、私はこの問題を考えるに……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・文教委員会連合審査会 第2号(1956/04/04、3期、自由民主党)

○野本品吉君 今のは、そうすると、質疑を続行させるということになると、内閣委員会へこの形を持ち込んで延長していく、こういうことですか。



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データ更新日:2022/12/18

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