このページでは小幡治和参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○小幡治和君 私は自由民主党を代表いたしまして、過般の特別国会において政府提案として上程せられ、衆議院において修正を受け、自来本院において継続審議と相なっておりました地方参財政再建促進特別措置法案、並びに今回上程せられました政府提案の昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案について、賛成の討論を行わんとするものであります。 思うに地方財政の赤字処理の問題は、ここ数年にわたって、中央地方、火花を散らして戦って参りました難問題であったのであります。それが今回、保守合同のわが党内閣の手によりまして、ここに曲りなりにも解決せんといたしておりますることは、全国都道府県並びに市町村の喜びもさこそと存じ……
○小幡治和君 大体今小林委員の御質問で一応方針としては了承したのですけれども、ただ長官は今の差額、政府で今度調べたやつと実態との給与費の差額の問題なんですが、この差額をどうするかということはまだきまらぬけれども、まあ一応もう少し時間をかけたら一応きめるというお話しなんですが、そのときに、大体この給与費の主体というものは、これは教職員費なんですか、そうすると、その教職員の給与というものがどこできめられるかというと、これは教育委員会できめていく。そうしてそれの半分というものをこれは国が見るわけです。そうなると、あとの半分というものは府県が見る、こういうことになってくるのですが、そういう面について実……
○小幡治和君 今のお話のうちに経常的経費と言われましたが、そうすると臨時的経費については寄付を受けるのか、それともこの団体というものはこうやってやめるということになっているけれども、そういう臨時的経費、ある一つの建物を建てるとか、駐在所を建てる、そういうような場合に寄付を受ける、また融資を受けるということはあるのか、そういう点はどうなんですか。
【次の発言】 私も経験したこともあるのですが、とにかくそういう建物とか、あるいはまた自動車の試験場とか、そういうようなものに対する中央の予算というものが非常に単価が低い、また財政の都合で実際できぬような査定を加えておる。従ってどうしてもそれをやるために……
○小幡治和君 大体今高橋委員も相当触れられた問題なんですが、もう一歩というところを一つお聞きいたしたいと思うのですけれども、今の地方財政というものが数百億というものを毎年毎年こうやって赤字々々といって、毎年年中行事みたいにしているわけなんです。こいつは相当長年の累増したものが赤字になってきていると思うのですけれども、その根本原因というものはやはり人件費の問題だと思うのです。ことに人件費の中においては府県庁の公務員――というよりむしろ教職員の問題が大部分だと思うのです。それのベース・アップをやったときの政府のやり方というものが理論給与でよこした、それで、府県としてはそれを実際の給与というものでや……
○小幡治和君 今の大臣の御答弁によりますと、実際今度の地方財政計画そのものとしては、この政府の原案のようなケースで出してきておるわけです。それが修正されてああいうふうになって、そうしてそれの財政的な赤字というか、措置というものは今言ったアンナン・ファクターというのが、要するにそういうものによって何とか今年は補えるというような御説明だと思うのですけれども、それはそうすると地方財政計画そのものは非常にずさんであったということになると思うのですが、それが今度は今の大臣の御答弁のように来年はそういうような要素を断ち切ってきっぱりした一つの税源というか、そういうものを地方財政計画に持ち込むということでな……
○小幡治和君 理事の互選は投票によらないで、便宜その指名を委員長に一任することの動議を提出いたします。
○小幡治和君 今伊能委員からいろいろ御質問されまして、大体の見当はまあついたのですが、私として一応心配になる点をもう一点大綱的にお聞きしたいと思うのです。まず衆議院の方で今度修正された内容を見ますと、地方団体を非常に信用していただいているので、地方団体としてはこれは非常にありがたいことだと思うのですけれども、先ほどからのお話で、地方団体がこれだけ赤字を出したということは、やはり国の責任に帰すべきものもあるかわりにまた地方の責に帰すべきものも相当ある。だから国の責に帰すべきものは政府側に直してもらわなければいかぬが、地方の責に帰すべきものは地方みずからが直す決意を持っていかなければいけないという……
○小幡治和君 今のこの要財源措置額というのを地方制度調査会では給与費を除き二百億円、こういうふうに言ったと。そうして先ほどの後藤部長のお話ではまあ調査会として約二百六十億ぐらいを算定したのだがその中で議論になる点、たとえば交際費とか恩給費とかいろいろあるのだから、それらをみんな差し引きして一応二百億ということで考えて、そうして政府としてはそういうものを引っくるめて三%と見て百八十八億ということの財源措置をしなければならぬという結論に達した、こういうことなんですね。そうすると結局給与費を除いておる今度の財源措置については、あくまでも給与費を除いておるということはこれははっきり言えるわけですね。
○小幡治和君 今のにちょっと関連しますが、二十九年度までの赤字団体でそうしてその再建計画は立てないということでいって、そうして二、三年たってどうにもやりくりがつかぬからこれでやってくれというふうな場合には、そいつをやはり今年、来年の分、これを再来年くらいになったって、再来年その先くらいになってどうしても二十九年度のやつでやりくりがつかぬからこれでくれというふうになったらそれは引き受けられますか。
【次の発言】 ちょっと問題は別になりますが、この再建促進特別措置法に対する衆議院の修正があったのですけれども、その修正というものの大体を見ると、まあ自治庁が考えておった、要するに赤字の解消に対してほん……
○小幡治和君 災害の問題なんですが、われわれ実際よく見ますと、大体二十八年度からの災害の総額の九割くらい補助ということで非常に喜んでおるようですが、しかしそれも実際会計検査院の検査した実態というものを見ると、一割の地元負担というものをごまかしているというふうなことで、ずいぶん摘発されておるんです。しかし地元のそういう連中は、それに対してどういうふうに、抗弁というとおかしいですが、政府の方のやり方を恨んでいる。それはどういうことかというと、結局補助金というものの来方が非常におそい。ですから今九割補助すると言いながら、それを三年で災害というものは全部補助をやると言いながらも、三年たっても半分も来な……
○小幡治和君 この債権確保に対しての貸付ということで、一番むずかしい問題だと思うのですが、今数字的にはよくわかったんですけれども、人的な面における監督、監督というか、たとえばそういう状況下の会社に対して、重役陣にある程度開発銀行から人をやるとか、またそういう面の指導監督というものはやったんですか、やらないのですか。
○小幡治和君 この停年制の問題ですが、停年制を特に今度定められたというその立法理由、それはまあ財政的に高給者に勇退してもらうということなのか、それとも能率的に新陳代謝ということを主として考えているのか、どっちなんですか。
【次の発言】 そういう点だろうと思うのですが、そうすると、ほんとうの人事行政の面から見て、大体これで条例を作るとなると、あるいは五十なり五十五というふうなことにきめて行くことになるだろうと思うのです。そうすると、そこに非常に冷い年令の定規によって処してしまうというふうな弊害が出てくるということを私は心配するので、むしろ五十なり五十五というようなところは、人間としては一番経験と……
○小幡治和君 ちょっと二、三質問したいのですが、第十二条でもって「新市町村に対して補助金を交付することができる。」その中の第二に、小学校中学校の統合についての新築という問題がありますけれども、こいつは実際の実情から見ると、六三制の施行によって、新しい中学校というものは、こっちにも建てた、向うにも建てたというものがある。で、それを統合したからといって、せっかく建てて、起債もやって、新しくなったものをまた真中に大きなものを作るというようなことであると、非常に財政上むだになると思う。これはやむを得ざるそういう事情なら仕方がないのですが、その合併というものをあまりに強く考えるために、無用な統合した校舎……
○小幡治和君 運輸大臣にお願いするのですが、さっき小林委員からいろいろお説もあり御質問もあったのですが、私はむしろその目的税としてこういう措置をやってもらうことが必要じゃないかという気持を持っておるのですが、実際の運営上を見ますと、道路とそれから自動車というものが競争している格好になっている。それで大体これぐらいな道路ならば一般の車で大体いいといって道路を作っておる。そこへ自動車というものが最近非常に大型になってきている。非常にまた馬力が強くなってきている。そういうわけで普通これならばいいものが、自動車の工業の方がどんどん発達するものですから、それに追いつかせて道路というものがさらに整備してい……
○小幡治和君 世論はこの二法案に対して反対である、そういうことを一体知っているのかということの非常な質問が今出ておりましたので、私は文部大臣に別な見地から御質問申し上げたいのですが、われわれのところに来ておる世論というものは、私のところには県下の各町村長並びに町村会議長、あらゆる人たちからこの法案を通せという非常な強い要望というものが毎日毎日山のごとく来ているわけです。(「うそ言うな」と呼ぶ者あり、笑声)こういうような面について――実際来ている、あなた方知っておるか。(笑声、「お前の部屋に入れられないだろう」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
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