このページでは寺尾豊参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
日程第一、議長辞任の件。
十一月十一日、議長松野鶴平君から、辞任願が提出されました。
辞表を参事に朗読させます。
辞任願
先般の通常選挙により参議院は議員の半数が改選された。よって改選後初の国会が召集されたこの機会に参議院議長を辞任いたしたい。
右御願いする。
昭和三十一年十一月十一日
参議院議長 松野 鶴平
参議院副議長寺尾豊殿
【次の発言】 議長の辞任を許可することに御異議ございませんか。
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。
本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本案は全会一致をもって可決せられました。
【次の発言】 参事に報告させます。
本日委員長から左の報告書を提出した。
昭和三十一年度の食糧管理特別会計の借入限度等の特例に関する法律案可決報告書
在外公館の名称及び位置を定める法律の一部を改正する法律案可決報告書
【次の発言】 この際、日程に追加して、昭和三十一年度の食糧管理特別会計の借入限度等の特例に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ござ……
○副議長(寺尾豊君) 吉田君、時間が参りました。
【次の発言】 自席で答弁を願います。
【次の発言】 藤田藤太郎君。
【次の発言】 法務大臣は答弁はございません。(「おかしいじゃないか」「なぜだ」と呼ぶ者あり)
宮田重文君外一名から、成規の賛成者を得て、質疑終局の動議が提出されております。
これより本動議の採決をいたします。本動議の表決は記名投票をもって行います。本動議に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
氏名点呼を行います。議場の閉鎖を命じます。
【次の発言】 投票漏れはございませんか。……投票漏れないと認めます。(「あるよ」「わからぬのか……
○副議長(寺尾豊君) 質疑はなおございますが、これを次会に譲りたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
次会は、明日午前十時より開会いたします。議事日程は、決定次第公報をもって御通知いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後一時三十三分散会
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより両案の採決をいたします。
両案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって両案は、全会一致をもって可決せられました。
【次の発言】 日程第十三、昭和三十一年度分として交付すべき地方交付税に関する特例に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長本多市郎君。
【次の発言】 本案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。鈴木壽君。
【次の発言】 これにて討論の通告者の発言は、終了いたしました。討論は、終局したものと認めます。
……
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより三案の採決をいたします。
まず、臨時受託調達特別会計法案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。
【次の発言】 次に、国有財産法の一部を改正する法律案
国有財産特別措置法の一部を改正する法律案
以上、両案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって両案は、全会一致をもって可決せられました。
【次の発言】 この際、日程に追加して、電子工業振興臨時措置法案(内閣提出)を議題とすることに御異議ございませんか。
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
この際、参議院事務局職員定員規程の一部改正について、お諮りいたします。
【次の発言】 本件につきまして、議長は、参議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案を立案いたしまして、あらかじめ議院運営委員会に付議いたしましたところ、同委員会においては、異議がない旨の決定がございました。この規程案は、議席に配付いたしました通りでございます。
別に御発言もなければ、これより本規程案の採決をいたします。
本規程案全部を問題に供します。本規程案に賛成の諸君の起立を求めます。
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
日程第一、常任委員長辞任の件
内閣委員長亀田得治君、文教委員長岡三郎君、社会労働委員長千葉信君、商工委員長松澤兼人君、運輸委員長戸叶武君、懲罰委員長河合義一君から、それぞれ常任委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、いずれも許可することに決しました。手
【次の発言】 つきましては、この際、日程に追加して、常任委員長の選挙を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
日程第一、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件を議題といたします。
内閣から、衆議院議員楠美省吾君を海外移住審議会委員に任命することについて本院の議決を求めて参りました。
同君が同委員につくことに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本件は、全会一致をもって同君が海外移住審議会委員につくことができると議決されました。
【次の発言】 日程第二、日本銀行政策委員会委員の任命に関する件を議題といたします。
内閣から、日本銀行法第十三条ノ四第三項の……
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。
これらの請願は、委員長報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。
よってこれらの請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決しました。
【次の発言】 日程第十八より第二十八までの請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。まず、委員長の報告を求めます。逓信、委員長宮田重文君。
【次の発言】 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。
これらの請願は、委員長報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成……
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより四案の採決をいたします。
まず、たばこ専売法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。委員長の報告は修正議決報告でございます。委員長報告の通り修正議決することに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって委員会修正通り議決せられました。
【次の発言】 次に、厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案全部を問題に供します。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。
【次の発言】 次に、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、食糧管……
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
日程第一、公正取引委員会委員長の任命に関する件を議題といたします。
内閣から、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第二十九条第二項の規定により、長沼弘毅君を公正取引委員会委員長に任命することについて本院の同意を得たいとの申し出がございました。
本件に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本件は、全会一致をもって同意することに決しました。
【次の発言】 日程第二、参議院事務局職員の定員に関する件
日程第三、参議院法制局職員の定員に……
○副議長(寺尾豊君) 地方税法の一部を改正する法律案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。鈴木壽君。
【次の発言】 これにて討論の通告者の発言は、終了いたしました。討論は、終局したものと認めます。
これより両案の採決をいたします。
まず、地方自治法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。
【次の発言】 次に、地方税法の一部を改正する法律案全部を問題に供します効
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
○副議長(寺尾豊君) 別に御発言もなければ、これより両案の採決をいたします。
両案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって両案は、全会一致をもって可決せられました。
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【次の発言】 日程第九、理化学研究所法案
日程第十、中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案(いずれも内閣提出、衆議院送付)
以上、両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
まず、委員長の報告を求めます。商工委員長近藤信一君。
○副議長(寺尾豊君) 定足数がないと認めます。 次会は、明日午前十時より開会いたします。議事日程は、決定次第、公報をもって御通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時二十六分散会
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
日程第一、職業訓練法案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長阿具根登君。
【次の発言】 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。
本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。
【次の発言】 日程第二、科学技術庁設置法の一部を改正する法律案
日程第三、放射線障害防止の技術的基準に関する法律案
日程第四、一般職の職員の給与に関する法律の一部……
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
この際、日程第一をあとに回したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 日程第二、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案
日程第三、臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案(いずれも内閣提出、衆議院送付)
日程第四、養鶏振興法案(小山邦太郎君外三十五名発議)
以上、三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長重政庸徳君。
○副議長(寺尾豊君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。 次会は、明日午前零時五分より開会いたします。議事日程は、決定次第、公報をもって御通知いたします。 本日は、これにて散会いたします。(拍手) 午後十一時五十一分散会
○副議長(寺尾豊君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
木島虎藏君外一名から、賛成者を得て、社会労働委員会において審査中の、日本労働協会法案について、本日、すみやかに、社会労働委員長の中間報告を求めることの、動議が提出されました。
本動議に対し、討論の通告がございます。発言を許します。平林剛君。(「大臣がいない」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 これにて討論の通告者の発言は、終了いたしました。討論は、終局したものと認めます。
これより木島虎藏君外一名提出の中間報告を求めるの動議の採決をいたします。表決は記名投票をもって行います。本動議に賛成の……
○寺尾豊君 ただいまは石坂先輩より、各位を代表されまして不肖私に対する身にあまるお言葉を賜わったのであります。ただただ感激にたえません。浅学非才の身をもちまして、二年有余にわたりまして大過なく責任を果し得ましたことは、ひとえに松野議長、また各位の絶大なる御理解、御指導のたまものでありまして、その間、不肖私は、いろいろの面において皆様方に、あるいは御心配をかけ、あるいは御期待にそむいたことを、今さらながらざんきにたえなく思うのであります。本日、この席を去るに当りまして、皆様方の厚き御厚情をいただき、お礼の申し上げようもございません。 今後とも、何とぞ今まで以上の御指導御鞭撻を賜わりますことをお……
○国務大臣(寺尾豊君) 曾祢議員から私への御質問は、総理並びに法務大臣から詳細御説明いたしましたから、私はその分を避けまして、この事件が一般の破廉恥罪と異なり、いわゆる公安事件として微妙なものでありますので、検察、警察側に十分の事情を説明いたしまして、捜査に当りましては、監察官は郵政業務に関する専門的な分野における物的資料の収集、保全の面において協力をいたしました。強制捜査、すなわち家宅捜査、被疑者の逮捕取調べのような捜査は、独自の立場におきまして検察、警察両当局がやっておることを御了承願います。(拍手)
○国務大臣(寺尾豊君) 佐多議員の御質問は、日中の郵便協定に関する問題であろうと存じます。現在、中国本土との間におきまする郵便物の直接交換はいたしておらないのでありまして、わずかに通常郵便物についてのみ、香港の郵政庁の仲介によりまして行なっているのみだという、まことに心細い関係にございます。従いまして、小包郵便物でありまするとか小型の包装物というようなものは全然取り扱つてもいないばかりでなく、通常郵便物さえも香港を経由いたしまする関係で、直接であれば上海等には五日ぐらいで行けるものが二十日もかかる、なお料金も高い、こういう非常な不便を忍んでやつておるわけでありますから、早急にこのことを改善をい……
○国務大臣(寺尾豊君) 天田議員の御質問は、国家財政の資金源の相当部分を担当している郵便貯金が最近きわめて不振ではないかという御質問であったように思います。このことは、ただいま大蔵大臣からも一応の答弁があったようでありますが、本年四月ころから払い戻しが大幅に増加をいたしたというようなことから、特に第一・四半期に非常に伸びが鈍化いたしました。昨年度第一・四半期におきましては二百三十五億でありましたものが百一億、前年度に比して四三%という、きわめて悪い結果を見ましたので、これは大へんだというところから、九―十月におきましては、大蔵省、また自治庁、その他の関係省庁の協力を得まして、国土建設の郵便貯金……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。 上田利男君は、昭和二十二年五月に東住吉区郵便局に採用になっております。現在郵便課の外務の事務員として働いております。特に勤務を怠ったというような点もありませんし、現在続いて勤務をいたしております。お尋ねの、郵政職員を、いわゆる人権じゅうりんをしたということに対する私の考え方はどうかというお話でありますが、今、両大臣からもお答えいたしましたように、目下、事件について詳細に調査をいたしておりますから、それらの調査の結果を待ちまして見解を申し述べたいと、かように考えております。(拍手)
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。 公労法第四条第三項に対する私の考え方、これに関連をして、過去にいろいろ問題があったんだが、現在どういうふうな考え方であるかという御質問であったと思いますが、やはり私は、現行の国の法律として、この第四条第三項があります限りにおいては、やはりこれを守っていくべきであり、そういう関係におきまして、全逓労組に対しましては、昨年四月二十八日に役員が解雇された、その解雇役員を依然として代表として全逓労組が持っている、これを正式代表に改組をしない、こういうことに対しては、政府といたしましては、非適法の組合として取り扱わざるを得ない。従いまして、私は、その後におき……
○副議長(寺尾豊君) 昨日午後七時過ぎでございました。参議院議長松野鶴平議長から、自宅の方に来てほしいという連絡がございました。直ちに議長の私邸をたずねたのでありますが、議長は、この際自分としては参議院議長を辞任いたしたい。従って副議長に辞任願いを受け取ってほしい。こういうお話しでございました。 辞任願いと申しますものは、 先般の通常選挙により参議院は議員の半数が改選された。よって改選後初の国会が召集されたこの機会に参議院議長を辞任いたしたい。 右お願いする。 昭和三十一年十一月十一日 参議院議長 松野 鶴平 参議院副議長寺尾豊殿 こういう内容のものでございます。 ……
○副議長(寺尾豊君) ごあいさつを申し上げます。まことに不肖の身をもちまして、その任ではございませんが、先輩、同僚皆さんの御支援をもちまして、再度副議長に当選する光栄をいただきまして、まことに感激いたしますと同時に、責任のきわめて重大なことを痛感いたしまして、これはいかにいたしましても浅学非才の私の力では及びもつかぬところでありますが、旧に倍しまする御鞭撻を賜わりまして、私としては誠意をもって議長を補佐して副議長の義務を尽したい、かように考えております。特に前副議長時代には、いろいろと御迷惑をかけ、いろいろの御批判をいただいて、まことに遺憾の点が多かったと思います。過去の事は御寛恕を賜わり、今……
○国務大臣(寺尾豊君) 私は今回、はからずも郵政大臣に就任をいたすことになりました。浅学非才の上に、長く党務あるいは国会運営等に専念をいたしておりまして、この方面のことにつきましては、全く勉強も足りない、あるいはほとんど長く関係もいたしませんために、果して私のこの重責が果し得られるかどうかということに非常な危惧の念を持つものであります。従いまして、私のこの重責というものは、委員長外委員皆さん方の御指導と御庇護、御協力を賜わらなければ、私の職責が果し得ないではないか、かように考えているわけであります。何とぞ各位におかれましては、何かにつけて御指導をいただき、また、私も十分勉強もいたしまして皆さん……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりましたお年玉つき郵便葉書等の発売に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案理由を御説明申し上げます。 現行の法律は、郵便葉書にお年玉をつけることと、郵便葉書や郵便切手に寄附金をつけることとの二つの内容を持っている法律でありますが、今般改正しようといたしておりますのは寄附金に関する部分でございます。 現行法は、昭和二十四年に制定されたのでございまして、当時は終戦後日浅く、社会情勢は、いまだ十分安定しておらなかったため、寄附金額にいたしましてもそう多くを望み得ない試行的状況のもとに、さしあたり急いで現行法のような内容をもって立法せられたものであ……
○国務大臣(寺尾豊君) これは堀木委員がおっしゃるように経済白書あるいは三十四年度の政府の経済の伸び、その他の見通しというようなものはきわめてむずかしいし、また、おのおの見る人によって違った面もあろうかと思います。政府といたしましては御質問にもありましたように、予算を繰り上げて仕事の量を一つ多くこなしていこう、こういう方針で各省とも、閣議の決定ばかりでなく、各省におのおの十分連絡をして、それをいわゆる第四・四半期といったようなものは第三・四半期に繰り上げて早目にやる、こういう方針をとっていることは事実であります。それで第三・四半期において大体八一%見当をこなす、そうしますと、第四・四半期には十……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えを申し上げます。発行枚数につきましては、前大臣は寄附金のついたものを七億枚、寄附金のつかないものを一億枚と、こういうことを大体田中前大臣は目安といたしまして委員会でも答弁を申し上げておるように聞いております。従いまして、私といたしましても、ひとまずこの方針を基礎といたしまして考えていきたいと存じますが、前国会におきまして与党及び野党の双方から、発行枚数については国民の所望等を勘案をして、寄附の強制という非難を受けないようにせよというような御発言もありましたので、また一方、寄附金の使途についての各方面からの御要望もあり、かたがた国民の消化能力等をも考慮をいたしまして……
○国務大臣(寺尾豊君) 御指摘のような不公正な、しかも、事実を歪曲をして報道する、そういう記載が多いということが反復をされるということであれば、これは中止をすべきものだと思います。
【次の発言】 これは、御指摘の点は、相当重要な問題でもありますし、図書購入の基本方針というようなことも、すでに先ほど御答弁申し上げておる通りでありますから、現在購入しておりますこれらの図書の内容その他につきまして、十分検討をいたしまして善処いたします。
○国務大臣(寺尾豊君) 本件に関しましては若干、山田委員のおっしゃったような懸念について、私も報告を受けております。ところが過日、代表者も参りまして、訴訟ざたになっておる、これがようやく話し合いもついて、この訴訟は取り下げをするようになった、まあこういう話でありましたから、できるだけ円満に協力をし合ってその使命に一つ邁進してほしいという希望を申して別れたのでありますが、その後その訴訟をしておる本人からも私信が参りまして、何か多少申しますと、少し変った人ではないかと、まあ私はそう判断したのです。取り下げるようになったかのようなことを私信をもらったわけです。なお、詳細につきましては、局長からいさい……
○国務大臣(寺尾豊君) お答え申し上げます。契約の締結に当りまして、公正妥当を旨とするということは、私が申し上げるまでもないのであります。御指摘のように、私はまた公社の契約の現状について詳細調査はいたしておりませんが、中田若御指摘のようなことがあり、これが不当であるということでありますならば、調査の結果に基きまして、早急に善処いたす決意でございます。
○国務大臣(寺尾豊君) 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計及び簡易生命保険及び郵便年金特別会計の三十一年度決算と、会計検査院から御指摘のありました事項についての大要を申し上げます。 郵政事業特別会計の本年度の収益総額は千五十三億九千二百余万円でありまして、損失総額千四十二億八千五百余万円との差額十一億七百余万円が当期利益金となっております。この利益金は既往年度からの繰越欠損金三十六億千八百余万円を減額することといたしました。 次にその内容を申し上げますと、事業収入(業務外収入を除く)は千四十七億四千余万円で、前年度の九百八十七億八千九百余万円に比べ、五十九億五千余万円の増加となっております……
○国務大臣(寺尾豊君) それでは、私から所管事項につきまして概略御説明申し上げます。 まず、今国会で御審議をいただく予定の法律案について申し上げますと、ただいまのところ、さしあたり郵政省設置法の一部を改正する法律案及び放送法の一部を改正する法律案の二件でありますが、これらは、いずれも第二十八回国会で審議未了となったのでありまして、その法律案を骨子とし、これに若干修正を加えたものであります。 郵政省設置法の一部を改正する法律案のおもな内容は、省名を逓信省と改めること、及び電気通信監理官を廃止して新たに電務局を置くことにいたそうとするものであります。 放送法の一部を改正する法律案のおもな内容……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりました放送法の一部を改正する法律案の提案理由を説明申し上げます。 現行放送法が施行されましたのは、昭和二十五年六月でありますが、その後今日に至る八年間における放送関係の科学及び技術の発達並びに放送関係業務の発展はきわめて著しいものがございます。特に、新しい事業形態としての商業放送の出現及び新しい放送形式としてのテレビジョン放送の発足並びに放送局数及び受信者数の顕著な増加によって放送界の事情は当時とは一変しているのでございますが、今後さらに新しい放送形式としてFM放送やカラー・テレビジョンが登場することをも、当然予測しなければならないという情勢でござい……
○国務大臣(寺尾豊君) 三十一年度の財産目録、貸借対照表及び損益計算書というものにつきまして検討をいたしました。この問題については、これをおおむねやむを得ない程度と認める、かように考えております。
【次の発言】 ただいまNHKの経理局長が答弁をされましたように、三十一年度の決算全般にわたるものを見ましたときに、今、森中委員の、これがまじめに行われておる、この予算の執行というものがまじめに行われておるということは、私もさように認めます。ただ、今、経理局長も指摘をいたしましたように、NHKがその使命である公共の福祉によって、全国あまねく受信ができるような使命を持っておる、さような放送を目的といたし……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題になりました郵政省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 この法律案は、郵政省の省名を、逓信省に改めること及び電気通信監理官二人を廃し、内部部局として電務局を設けることをそのおもな内容といたしております。 改正の第一点は、省名を逓信省に改めることであります。郵政省という省名は、昭和二十四年に、もとの逓信省が二分され、電気通信省が独立し、残りの郵便、郵便貯金、簡易生命保険等の事業を行う省として、この名称が定められたものでありますが、その後昭和二十七年に、日本電信電話公社等が設立されるに伴って、電気通信に関する行政事務……
○国務大臣(寺尾豊君) 御質問のように、離島振興法についても、私どもはその制定当時から、ただに形の上に、これができたとしても、実際においてこうした島に住んでおる諸君の日常生活あるいはその他の活動に大いに資していかれるように、いろいろの島の問題を実際に予算化して解決をしていかなければならぬということを非常に強調し、また心配をしたのでありますが、相澤委員が御指摘のように、離島に対する振興の施策というものが、比較的スタートしたときの期待に沿っていないということは私は言えると思います。 これは私の郷里のことでありますが、高知県なども、離島として取り上げられないような小さい島に、相当の住民がおって、い……
○国務大臣(寺尾豊君) 御質問のように、この機械化の実施に当りましては、組合や従業員側の方とできるだけ、この実施についてのいろいろの問題点について、了解を得たい、かように考えております。
【次の発言】 本件が、三十一年の十一月のできごとであるということにおいて、私といたしましては、全く初耳と称するものでありまして、当時の実情というものは、全く存じておりませんが、ただ法的に解釈をすれば、森中委員の御所見も、ごもっともだと思います。ただ事務次官は、郵政省の過失において紛失をしたことによって、国民の少数か多数かそのときのことはわかりませんが、国民に迷惑をかけたということで、責任を痛感をせられて、そう……
○国務大臣(寺尾豊君) 昭和三十二年度日本電信電話公社決算書類を会計検査院の検査報告とともに第三十一回国会に提出いたしましたが、その大要を御説明申し上げます。 昭和三十二年度における公社事業収入は予定収入をかなり上回つたのでありますが、これは施設の拡充、サービス向上面における企業努力によることと電話の需要がきわめて大きいところから、さしてデフレ経済の影響を受けなかったこととに原因するものと考えられます。 これに対しまして事業支出の面におきましては、業務の能率的運営、経費の効率的使用をはかった結果、良好な経営状態を示したのでありまして、損益計算上三百十億円余の利益金を生じたのであります。また……
○国務大臣(寺尾豊君) 今の御質問は、防衛庁それから電電公社、それから私の所見、かように御質問があったようでございますから、その順序がよかろうと、私はかように存じております。
【次の発言】 ただいま防衛庁次官並びに電電公社総裁がお答え申し上げましたように、この問題につきましては、有線電気通信法、公衆電気通信法、こういう法律がございますから、そのワクの範囲内において、私といたしましては、防衛庁の要請なり電電公社のこれに対する対処方というものを律していくべきである、特に公衆電気通信、いわゆる公衆の通信に支障が起るというようなことは、極力これを避けるべきである、こういう考え方で、主としてこの二つの法……
○国務大臣(寺尾豊君) 光村さんから、今お年玉のときには団体交渉をやっておる、こういう御指摘でありますが、全然やっておりません。これは年末始に非常なる郵便物の滞留、遅配、あるいは年賀郵便を取り扱わない、こういうような、全逓労組が非常に国民の迷惑になるようなことをやるかのごとき行為があったのでありますから、十二月の十日に、最後の私の警告といたしまして、幹部を呼びまして、そしてこのことに対して最後の自分は注意を促し、警告する、こういうことを申したときに、幹部諸君が快く、それでは大臣がそう言うことであれば、いさぎよく一つこれから実力行使も中止をし、そうした郵便物の遅配等のないように努力すると、まこと……
○国務大臣(寺尾豊君) 私よりもっと坂本委員の方が、今、御質疑を聞いていると、いろいろの年金の歴史的なことについてはお詳しくいらっしゃるのですが、今のいわゆる子女年金、学資等に充てる定期年金というものは九四%くらいそれから養老年金、いわゆる終身年金と称するものはたった六%で、御指摘の通りであります。これの原因ということについて、どういうことによってこういったものが少くなったかということには、やはり戦争によってこの契約に、いわゆる貨幣価値の激変、こういうことによって受けた打撃というものが非常に大きく影響しているのではないか。たとえばここにお示しのように、大体こちらの万で調べてみますと、二十一年ま……
○国務大臣(寺尾豊君) おくれて参りまして、少し御質疑の御趣旨が私に徹底をしていないかもしれませんが、私の監督する所管であり、また監督する各係の者が委員各位に答弁をいたしましたそのことが、今御指摘のように虚偽で、偽わりであるといったようなことは、これはゆゆしい問題である、かように考えるわけであります。従いまして、十分調査をすることはもちろんでありますが、そういうことが事実あったとするならば、これに厳重な戒告なり、それに応じた処分をするということは、当然私のなすべき責任であると、かように考えております。
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりました放送法の一部を改正する法律案の提案理由を説明申し上げます。 現行放送法が施行されましたのは、昭和二十五年六月でありますが、その後今日に至る八年間における放送関係の科学及び技術の発達並びに放送関係業務の発展はきわめて著しいものがございます。特に、新しい事業形態としての商業放送の出現及び新しい放送形式としてのテレビジョン放送の発足並びに放送局数及び受信者数の顕著な増加によって、放送界の事情は当時とは一変しているのでございますが、今後さらに新しい放送形式としてFM放送やカラーテレビジョン放送が登場することをも当然予測しなければならないという情勢でござ……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりました郵便貯金の旧預金者等に対し旧預金部資金所属の運用資産の増加額の一部を交付するための大蔵省預金部等損失特別処理法第四条の臨時特例等に関する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、大蔵省預金部等損失特別処理法第四条の臨時特例等を設けまして、第二封鎖預金となって、その債権の一部が消滅した郵便貯金の旧預金者等に対し、旧預金部資金所属の運用資産の増加額の一部をもって、消滅した額に相当の利子を付して交付しようとするものでありまして、その交付金の額、交付の申し出をすることができる期間、交付金の非議税、その他交付すべき金額の繰り入れ等について必要……
○国務大臣(寺尾豊君) 御質疑ごもっともだと思います。ただ、今回の場合、所管事業関係の事項として特に御報告申し上げるこれというものがなかったということで入れなかったのでありますが、これはやはり、そういうことであればそういうこととして、やはり、そのことを率直に所管の中に入れて御説明を申し上ぐべきだと、かように考えますので、今後は、あるなしにかかわりませず、そういったようなことについても所管事項の御説明の中に入れたいと思います。
【次の発言】 さようにいたします。
【次の発言】 本年度の電気通信に関連いたしまする国際会議がきわめて重要であるということは、山田委員の全く申された通りであります。これに……
○国務大臣(寺尾豊君) お示しのように、現行法は昭和二十五年に制定をされたものでありまして、その後の、特に民間放送、いわゆる商業放送の出現によりまして、全く放送界は画期的な異常な発展をなしてきたことは御指摘の通りだと思います。加えて、テレビジョン放送というようなものにしましても非常な発展を示してきた。しかも、こうした放送が国民の生活に、ほとんど生活のかてとも申し上げていいようなきわめて重大な影響を与え、かつ深刻なまでにこの影響が大きくなってきた、こういうことは御指摘の通りであります。従いまして、この現行の放送法を改正するということにつきましては、もう数国会にわたり、もう数大臣にわたりましてこれ……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりました日本放送協会の昭和三十四年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由とこれらに対する郵政大臣の意見書の提出につきまして御説明申し上げます。 この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条の規定によりまして、国会の承認を受けるため協会から提出され、郵政大臣は、これに意見を付することになっているのであります。 郵政大臣といたしましては、この収支予算、事業計画等につきまして、放送法の趣旨、日本放送協会の使命及び放送事業の現状等から勘案しまして、お手元にお配りいたしました通りの意見書を付して、国会の御審議をお願いすることになったのであります。……
○国務大臣(寺尾豊君) これは実際問題として私は御指摘のように非常にむずかしい問題だと思うわけであります。従いまして、一応の教育番新というものはこれこれ、教養番組はこれこれと、まあきわめて大綱を示しておることは御承知の通りであります。しかしこれがその放送したその番組そのものがそれに合っているか合っていないかということになりますと、全く御指摘のようなことであって、ある意味においてはどうも放任といったようなことにまで悪化する、まあそれがその放送法に規制をいたしております精神に合致しないという事実は、私は確かにこれはそういう事実が起るのじゃないかと、またすでに起っているということも聞いておるわけであ……
○国務大臣(寺尾豊君) 結論的に申し上げますと、さようなことは目下考えておりません。ただ、この記念切手を発行いたしますにつきましては、特に皇族の方が御存命中にそのお写真と申しますか、お姿を切手に載せたということは、かつて日本の切手にはさようなことが、やったことがなかったものですが、しかしながら、今回の御慶事が、国民ひとしく心からお喜び申し上げることだけでなく、国際的にも非常な皇太子の御成婚については、非常な喜びとして関心を持っておるというような、非常な慶事でもありますので、閣議にも諮り、また宮内庁とも相談し、皇太子殿下のお許しも得まして、おそろいのお写真によりまするお姿を付しまして、五円、十円……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題となりました日本放送協会の昭和三十二年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書の国会提出について、概略御説明申し上げます。 日本放送協会のこれらの書類は、放送法第四十条の規定に基きまして、国会に提出いたすものであります。 協会から提出されました昭和三十二年度の貸借対照表等の詳細は、お手元の書類の通りでありますが、その概要について御説明申し上げますと、昭和三十三年三月三十一日現在における資本総額は四十八億六千三百余万円で、前年度末に比し六億九千三百余万円の増加となっております。また、これに対照する資産総額は百二億七百余万円で、前年度末に……
○国務大臣(寺尾豊君) これはやはり鈴木さんがおっしゃるように、経営委員会の一メンバーとして委員として置くということにもやはり特徴があって、今おっしゃるようなことの御意見が行われると思うんです。今度の放送法の改正の方針といたしましても、やはり責任を明確にするという建前を、まあ基本的な建前とでも言うのでしょうか、そういうものを立てている。そうして今御指摘にありましたように、今度は七人以上十人というようにかなり理事の数も増員をさせる。従ってまあ理事にはおのおのその所管と申しますか、責任の立場を明らかにしていく、こういうことになってみると、やはり経営委員会の方は議決機関という形をとるということが、お……
○国務大臣(寺尾豊君) 九条二号で示してあります協会の国際放送を行うということに対しては、私は、森中委員の御指摘の通りであって、政府はごうまつもこれに干渉すべきでない。あくまでもNHKの自主性において、NHKの信ずる国際放送の大目的に合致するような放送を行うべきで。三十三条の方は、政府がある条件を付してこの放送を命令するというのでありますから、おのずから、きわめてはっきりと、一は政府の命令によって、一はあくまでも日本放送協会の独自の、いわゆる自主的な責任において行う。これはもうきわめてはっきりすべきだ、また、しておるのだと、かように考えております。
○国務大臣(寺尾豊君) このことは、実は私はただいま職員局長並びに副総裁と鈴木委員との質疑応答に際して、この内容を知ったわけです。総裁がお答えをしているところのものと、鈴木委員の御質問している様子と申しますか、そういうものとには私は考え方というものに若干の食い違いがあるのじゃないか、そういうような感じがいたします。いずれにいたしましてもきわめて慎重を要する問題で、慎重に検討して処置する問題だ、こういうことは御意見の通りでありますが、当局としては悪意をもってそういうことをやったのではないというふうに私は考えられるわけであります。いずれにしても、私がこのことについての詳細な内容等は承知いたしており……
○国務大臣(寺尾豊君) 前回の委員会におきまして、森中委員からの保険の募集目標について御質疑がございまして、そのときに私の方で十分事実を検討して次回にお答えするということがございました。でありますから、ただいま貯金についての御審議でありますが、その前に森中委員の前回の質疑に対してお答えさせていただきたい、かように存じますが……。
【次の発言】 それじゃ、前回の森中委員の御質問の御要旨は、保険の募集目標を毎年きめる。このきめ方について、これは国民所得とかあるいは国の財政状態、経済事情、あるいは理論的に、合理的に、このきめ方については根拠のある各種のデータ、その他諸般の情勢を分析をして、そして合理……
○国務大臣(寺尾豊君) 私は新谷先生の、これは御警告だと、こういうふうに思います。この間、実は、今、局長が話されたように、今の研究所を一つ見ようということで入って行ったときに、ここには製作部があるかと聞いたところが、それはまだ作っていない。私は、ほんとうに真空管だとか、そういう関係を、自分なりに作ってきたという若干の経験があるのですが、これはやはり、あなたがおっしゃるように、研究ということを実際にお互いベルの研究所を見ましたね、これは、やはり研究だけじゃいけない、それを実際にどう使うかという、その一つの実験というのでしょうか、テストをすることに、私は力を入れなければいけない。 それからこの年……
○国務大臣(寺尾豊君) この今回の受信料をいわゆる免除したというのは、ごらんのように、生活保護法を適用されておる被保護者、また、たしか図書館関係を加えて四千何百名というものをまあ免除する、こういうことでありますが、これはやはり放送法第七条でありまするか、NHKの使命として、NHKは「あまねく日本全国において受信できるように」ということで、いわば一つの、たとえば聴取に対する契約者数というものが、世帯数に対して、理想であれば百パーセント聞かすという努力をするのが、私はNHKとしての使命ではないか。そうすると、八三、四%現在のところ普及しておる。そういう契約が結ばれておる。そうすると、あと一六、七%……
○国務大臣(寺尾豊君) 理事が七名以上、十名というように相当数増員をされたということは、もう全く御指摘のように、これが機構、構成あるいはその運営というものが、国民によりよき番組を示して、その期待に大きくこたえようと、公共放送といたしましての高い使命もこれは完遂をしようということは、これは全く御指摘の通りだ。従いまして、私はこの理事の選定は、もちろん会長その他に、日本放送協会自体が選ぶべきだと思いますけれども、今日までの功労者の理事への、あるいはまた実力ある内部からの任命ということも考えられましょうし、また大所高所から、この法律案で、いわゆる修正案で増員をしたという趣旨は、やはり新谷委員の御指摘……
○国務大臣(寺尾豊君) このことは全く山田委員の御質問中にうかがわれます御所見に、私も非常にそのことを重大に考えておるものであります。今日、総合放送局といたしましての見通しとしては、百局にも近いものが考えられておる。従いまして、それとバランスをとるほとんどが、総合放送局として放送を、現に開局されたものが、順次そういうふうな娯楽放送等にも相当力を入れてやっていることはごらんの通りであります。従いまして先ほども局長がお答え申し上げましたように、こういったような多数のNHK並びに民間放送局がほとんど打ち揃ってそういったような放送が、もう満艦飾で行われているというようなことになりますと、やはり御承知の……
○国務大臣(寺尾豊君) ただいま議題になりました郵政省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 この法律案は、「郵政省」の省名を「逓信省」に改めること及び大臣官房に「官房長」を置くことの二点をそのおもな内容とし、その他一部委託業務に関する規定等の整備を行なっております。さきに第三十回国会において審議未了となりました法案に再検討を加え、電務局の設置を見合わせ、官房長を新設することに内容を改めて提案のことといたしたものであります。改正の第一点は、省名を「逓信省」と改めることであります。郵政省という省名は、昭和二十四年に、もとの逓信省が二分され、電気通信省が独……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。さようなことは考えておりません。
【次の発言】 お答えいたします。
ILOの八十七号条約の批准をするということを政府がその方針をきめた。ただいま労働大臣もできるだけ早急に批准をしたいと、こういう段階であります。しかし、これを批准するということにはっきり決定いたしますならば、これはもちろんもう何にも問題はないのであります。しかしこの労働問題懇談会の答申にもあるように、まず現段階においては、やはり国内法規というものはこれは順守しなければならないということを明らかに書いてある。従って私は、やはり現状においては公労法四条三項、こういうものを順守して、全逓労組……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。 記念切手発行の目的は、申し上げるまでもなく、国家的あるいは国民的記念事項に対しまする、あまねく国民各層にこれを周知せしめる、同時に、この普通切手の代用といたしまして、やはり郵便物に貼付されるということが本来の目的でありまするから、この点から申し上げますと、郵政省で記念切手を発行したことによって、郵政省が特に利益を得るとか、あるいは収入が増加するというようなことには考えられないと、こういう次第であります。ただ切手収集家、切手を愛好するというような人たちによって、アルバムにこれを貼付する、あるいはこれに退蔵する、こういう部分が郵政省の利益といえば利益と……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。郵便物の遅配ということにつきましては、お示しのように、通信が迅速に行われるということについては特に注意をいたしまして、いろいろ従事員等に対しましても常に注意を喚起いたしております。ただ最近の事例といたしまして、東京都内の足立郵便局、これを経由いたしますものについて、若干おくれておる事実があるようでございまして、これに対しましては、非常勤等を送りまして、そういうことのないように、極力その防止を努力いたしておると、こういう事情がございますが、その他につきまして、特に何かおくれたというふうな事実がございますならば、そういう問題につきましては、直ちにその事実を……
○国務大臣(寺尾豊君) お答え申し上げます。第一次五ヵ年計画並びに第二次五ヵ年計画、いわゆる電信電話の拡充のこの計画を立てましたけれども、特に経済事情あるいは農村方面の電話架設に対する熾烈な要望等が日にかさまって参りまして、御指摘のように第一次五ヵ年計画の最終におきましては、潜在積滞数をまじえまするというと六十万をこえる、こういうような結果になったことは、御指摘の通りであります。従いまして、第二次五ヵ年計画におきましては、どうしてもこの積滞数を消化しつつ、この第二次五ヵ年計画において相当の電話の拡充をしなければならぬというところから、予算四千百億円をもちまして、百三十五万個の電話の増設をする、……
○国務大臣(寺尾豊君) お答えいたします。答申案は、企業性、自主性を高めて、能率的あるいは進歩的運営を行い、そうしていわゆる企業体としての運営を確立をするというような非常にいい面がたくさんあると思います。ただ、中に、公共企業体管理委員会、あるいはまた、予算、決算を企業性に適合するように改めて国会の議決を要しないようにしよう、こういう点もあるわけであります。これらの点につきましては、なお相当検討を要する問題ではないか、こういうように考えておりますが、いい面につきましては十分これを取り入れていきたい、目下大いに研究をしておる、検討をしておる、こういう次第でございます。
○国務大臣(寺尾豊君) 私も矢嶋さんと同様何の収入もありませんが、ありましたときは、むすこにその手続をやらしております。
○国務大臣(寺尾豊君) それでは、私から昭和三十四年度郵政省所管予算案について説明申し上げます。 まず、郵政事業特別会計予算について申し上げますと、この会計の予算総額は千七百三十九億八千三亘万円でありまして、前年度の千六百七億九千七百万円に比して百三十一億八千六百万円、八・ニパーセントの増加となります。 これが歳出予算の内訳を申し上げますと、当省において取り扱う郵便、郵便貯金、簡易生命保険及び電気通信等の諸業務に要する業務費が千二百九十六億円、収入印紙、失業保険印紙等の収入をそれぞれの会計に繰り入れる業務外の支出額が三百七十七億円、郵便局舎等の建設費として四十七億円、公債及び借入金の償還金……
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