このページでは基政七参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○基政七君 私は社会クラブを代表して、政府提出の補正予算三案に反対の意向を明らかにするものであります。 今度の臨時国会は、伊勢湾台風までの本年度の自然災害に対する復旧対策と南ベトナムに対する賠償支払い承認が、政府より提出された主要な案件でありました。ところが両案が衆議院に上程されて以来今日に至るまで、われわれは一回といえども両案につき納得のいく説明を政府より受けたことはございません。南ベトナム賠償につきましては、政府はほとんど一年をこえる国会答弁の準備が可能であったはずであるにもかかわらず、少々細部にわたる質問があれば、たちまち答弁に詰まる状態であります。これでは膨大な国費を賠償支払いや借款……
○基政七君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました自治庁設置法の一部改正案に対し、われわれが疑問に考えている数点につき、政府の見解をたださんとするものであります。 私がまず第一に政府に聞きたい点は、同法案が地方自治の範囲を縮小し、中央集権化の方向を拡大しているという点であります。日本国憲法は、申すまでもなく、第九十二条以下の規定で地方自治の本旨を明らかにしております。地方自治は民主主義の基本であります。しかるに、戦後の地方自治に対する政府の態度を見ますと、地方財政の窮乏につけ込んで、教育の面で、警察の面で、次々と地方自治の範囲を縮小しこれを侵害していったのであります。この……
○基政七君 私は、民主社会党を代表しまして、ただいま議題となりました地方税法の一部改正法案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。 私が同法案に反対する第一の理由は、今回の地方税法改正案はその名に値しないものであるという点であります。地方財政はよくなりつつあると一般に言われてはおりますが、地方財政をよく検討して参りますと、まだまだ油断すべき段階ではないということであります。すなわち、昭和三十三年度の単年度において百五十八億円の赤字を出したことは、三十二年度の単年度に二百四十億円の黒字であったこととを比較して見ますに、著しい変化であって、地方財政は再び悪化の道をたどるのではないかと案……
○基政七君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案になりました選挙制度審議会設置法案に関し、総理大臣並びに自治大臣に御質問いたしたいと存じます。 一昨年の地方選挙及び参議院選挙、さらには昨年の総選挙を通じて、公明選挙実現への国民の要望は、きわめて強いものとなって参りました。そのようなときにあたりまして、選挙法の抜本的な改正を行なうために、ここに選挙制度審議会設置法案が提出されましたことは、時宜を得たものと思いますが、その方針あるいは改正内容については、あいまいな点が多々見受けられますので、私は基本的な問題について、いささか大臣にお伺いいたしたいと思います。 まず第一に、答申の時期に……
○基政七君 私は、民主社会党を代表しまして、ただいま提案になりました公職選挙法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に御質問いたす次第であります。 第一点としまして、議会制民主主義の確立が強く叫ばれております今日、その基礎となるべき議員の選出は、公平かつ公明なものであらねばならぬことは皆さん御承知のとおりであります。したがいまして、その選出をきめる選挙法は、各党各派に不偏的なものでなければなりません。議会制民主主義の確立がおくれておるわが国において、その確立こそが政治の急務であり、かつまた、公平な土俵で国民の審判を受けるようにすることが政府の義務であります。総理は、この公平な土……
○基政七君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております二法案に対して、反対するものであります。 まず、討論に入ります前に申し上げなければならないことは、本案に対する参議院の審議期間はきわめて短かく、率直に申し上げれば、私ども審議の委員に選ばれた者といたしましては、審議不可能、並びに本案返上をむしろ主張したいところであります。 このような、きわめて不満足な条件のもとに審議を進めてきたのでありますが、私が本案に反対する第一の理由は、本案は選挙制度審議会の答申の中で最も重要な部分と目される個所を骨抜きにし、さらに、これに対して自民党が四点にわたる修正改悪を加えたという点にあり……
○基政七君 私もちょっと関連して御質問したいのですが、十月三日の調査に基いているのですが、その後復旧はまあ着々とやられているはずだと思うのですが、それらの計画と大よその見通しについてわかっている範囲を御説明願いたいと思います。
○基政七君 どうぞよろしく。
○基政七君 野々山さんにお尋ねしたいのですが、これは、ひょっとして私の聞き間違いじゃないかと思うのですけれども、大体都内では、三百六十キロという制限がございますね。私も実は運転手さんにいろいろ聞いてみるのですが、遠距離をやらない場合には、都内で大体三百六十キロというのは、常識的な線じゃないかというお伺いをしたことがあるのですが、あなたの御説明によりますと、そのためにかえって運転手さんの方に無理が来ているのじゃないか。これは、もちろんその走行距離によって賃金が相当響いて参りますから、むしろ私は、制限することの方に無理があるのじゃないかという感じを持っているわけですが、そういう意味で、今の制限規定……
○基政七君 ちょっと、今のに関連してですが、一定区間といいますと、私の想定するのは、かなり長い区間が必要じゃないかと思うのですが、そうしますと、今の対面交通の原則からいきますと、これは非常に混雑といいますか、通行自身は円滑にいきませんね。それですから、むしろそういう場合には、この前、豊原さんですが、日本の交通規則はあまり四角ばり過ぎて、交通がかえって円滑を欠いておるのではないかという点から見れば、はすかいに通る道、そういうことをむしろ研究された方が私はいいのではないかと思います。これは、実際上取り締まりの困難が予想されますか。右側を通って左側を通って行くと、どこかで変更しなければならない。かり……
○基政七君 前に戻るのですけれども、踏切通過の第三十三条ですね。あそこにただし書きを入れられたのは、何か次の二項との関係で予見されているようなものがあれば、ちょっとお知らせ願いたいと思うのですが、これがあるために、何かあいまいな感じを受けるのですが、どんなものでしょうか。
【次の発言】 わかりました。
○基政七君 お答え願う前に、私関連してお尋ねしたいのですが、今問題になっておりますのは、交通の妨害となるおそれがあるが、社会の公益上慣習上やむを得ないと、こういう公益上と社会慣習上というものが、通常いわれておりますデモなんかの場合をさしておって、それは常に優先するのだと、この法上それは一応優先するのだという考え方は、今の長官の説明で、妥当な解釈として受け取っていいですか。
【次の発言】 公益上の内容はどうですか。もうちょっと端的にお聞きするのですが、公益上の内容ですね。
○基政七君 ちょっとお尋ねしたいのですが、百十一条で、交通の規制の適正をはかるための調査というのがございますね。その際、道路の管理者とか都道府県知事なんかがその目的も結果も知らないというのは、これの建前上非常に不合理じゃないかと思うのですが、何とかその辺の計らいができないものかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。ぜひそういうふうにしてもらわないと、法の建前上うまく運用できないのじゃないかと思うのですが、希望を付してちょっと御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 よろしくお願いいたします。
○基政七君 それでは、私あとから来たので、鈴木さんの方で相当御質問願っておるんじゃないかと思うのですが、大きな筋は、私は、この前衆議院の方で附帯決議されておりますね。あれが完全に政府の方で実施されれば、そう問題がないんじゃないかと思いますが、その際に、今の糖業関係ですね。おもに起債なんかでまかなっておられるわけでしょうけれども、三十八年度で一応計画が終わるとして、それに起債関係の負担がそのとき非常に大きくなるんじゃないかと思うのです。が、そういうことについての打ち切りが、五、六年の間の起債関係の処理について、地方財政の負担がかからないように何か御処置をする考えを持っておられるかどうか、その点を……
○基政七君 関連してですが、その場合に、経費がふえるというのは、どういう場合を言うのですか。義務的経費のふえるというのは……おそらく前にもそういうことがあったのじゃないかと思うのです。そういう場合はどういうことをされるのですか。
○基政七君 私は、ただいま議題となりました旧沖繩における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案について、その提案理由の御説明を申し上げます。 御承知のとおり、敗戦の結果わが国は、サンフランシスコ条約第三条によって旧沖縄県に対する施政権をアメリカ合衆国の手にゆだねることに同意いたしました。以来今日まで十余年の間、わが国は旧沖繩県に対する領土権を持ちながら、それに対して施政権を行使することはもちろん、部分的にせよ国内法を適用することすらできない状態のまま今日に至っているのであります。 したがって、旧沖繩県住民は、国籍上は日本人でありながら、日本人としての何らの特権も保護も与えられず、アメリカ……
○基政七君 ただいま議題となりました旧沖繩県の地域における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。 御承知のとおり、敗戦の結果わが国は、サンフランシスコ条約第三条によって旧沖繩県に対する施政権をアメリカ合衆国の手にゆだねることに同意いたしました。以来今日まで十余年の間、わが国は旧沖繩県に対する領土権を持ちながら、それに対して施政権を行使することはもちろん、部分的にせよ国内法を適用することすらできない状態のまま今日に至っているのであります。 したがって、旧沖繩県住民は、国籍上は日本人でありながら、日本人としての何らの特権も保護も与えられず、アメリカ……
○基政七君 今のことについて、先生、同じような質問になるのですけれども、同居の親族にそういう危険な人物がいるということの認定がかなり問題になりはしないかという私は気がするのでございますが、この点は、条文上、この程度のことはやむを得ないというお考えですか。というのは、一応許可をもらう場合に、その人の同居の親族にそういう者がいないかどうかということは当然一つの許可要件になりはしないか、その際に、同居の親族の家族調査等もやるということになれば、昔よくやりましたことに戻ってくるわけですね。その点がいつも認定にあたって多少問題があるような御発言があって、先生は任意以外はおおむねいいんじゃないかという御意……
○基政七君 戸塚先生にちょっとお伺いしたいのですが、私どもこの問題に取り組むにあたって、人口の集中が非常に都市に向かっておりますから、どうしても都市のほうが繁雑だし、混乱するだろう。いなかのほうはだれかに聞いてみると、どこの何々区のだれだれさんの家といえば、だれでも知っているのですね。そう不自由しないのです。ですから、やはり都市のほうにこの問題を集中的にやったほうが実際に合うのではないかという考え方を持っているのですが、外国の例で、いなかのほうはああいうふうな……。
【次の発言】 もう一点。専門委員会の審議会の内容になるんじゃないかと思うのですが、日本人は、たとえばビルでも建物でも、何々の建物……
○基政七君 ちょっとお尋ねしたいんですが、局長、ばく然とですけれども、これは実際住民税は減税になるんですか。
【次の発言】 関連質問ですが、固定資産税ですね、評価基準ができて市町村に移されるわけですね。そういう関係がこの場合に考慮されているんですか。
○基政七君 私は民主社会党を代表して、本案に賛成する者でございます。 ただいま提案されましたる地方税法改正案に対する修正案は、私どもが多年念願としていた地域住民に対する電気ガス税の課税を廃止する方向に一歩近づいたものとして双手をあげて賛成いたします。修正案に掲げられておる公衆街路灯については、九州、東京両電力会社管内におきましてはすでに非課税になっておるのでございまして、課税公平の大原則から見て、これから他地域にも一日も早く実施することは私ども立法府としてきわめて当然の任務であります。また電力会社はいずれも公益事業でありまして、その事業に対しては公益を優先にする建前でありますから、この修正案……
○基政七君 ちょっと市長さんの白鳥参考人にお伺いするのですけれども、実際こういうようにばらばらなものを統一するのはいいと思うのですけれども、地方のほうの雇用の関係、これはほんとうにばらばらじゃないかと思うのです。といいますのは、国家公務員のほうは大体、新卒の者がずっと入ってきますけれども、地方になると、専卒その他の場合は非常に年令が高くなったりして、実際の扱いは非常に困られるのじゃないかと思うのですが、そういう点は、自治体の関係ではどうお考えになっていらっしゃいますか。
○基政七君 宮崎さんにちょっとお伺いいたしたいのですが、私は、選挙制度というか、こういう法律を作る際の基本的な考え方として、やはり選挙する側の立場に立って考えるのが公正な選挙法を生み出す根本だと、こう考えておるわけですが、その意味でいきますと、国会の審議権との関係で最終的な問題が出てくるわけですけれども、この選挙を、たびたびこういう法律を改正しましても、国民のほんとうに期待するような立法ができない。その点はやはり、国会の立ち入り方が根本に私は問題があるんじゃないかと、個人的にこう考えております。ですから、今度の選挙制度審議会の立法の際にも、特に尊重するという、今までにない異例のいい法律ができた……
○基政七君 総理にお伺いいたしたいのですが、まず最初に、先ほど松永委員からもお話がございましたように、当委員会としては、たいへん時間がなくて、この重要な法案の審議に非常に私も責任を感じておる一人として、遺憾に存じておる次第でございますが、そのおもな原因が、聞くところによりますと、どうも党内の取りまとめに非常に時間がかかって、総理もたいへん御苦労されたと思うのでありますが、そのために、当委員会にこういうふうな非常に重要な法案が審議が十分できないという結果になりましたことについて、総理はどうお考えになっておりますか。まずお伺いいたしたいと思います。
○基政七君 私は、まず一般的の点について二、三御質問いたしたいと思います。私はおもに発議者の方にお願いいたしたいと思いますが、国会の審議権の確保の点については、常識的に考えて、院の内における会議運営、議員の行動等にあると思うのでありますが、これをことさらに国会周辺にまで広げているというのは、三権分立の立場からいいまして都で当然管轄すべき範囲にまで国会がくちばしを入れることになるのではないかという感じがいたします。この点を特に私が申し上げるのは、国会議員であれ、一般国民と同様な権利義務を持つものであって、特に国会議員のみがこういう権利を主張する根拠はきわめて薄いのではないか、むしろこういう法案の……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。