豊瀬禎一 参議院議員
5期国会発言一覧

豊瀬禎一[参]在籍期 : | 5期|- 6期
豊瀬禎一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは豊瀬禎一参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院5期)

豊瀬禎一[参]本会議発言(全期間)
| 5期|- 6期
第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 参議院本会議 第11号(1962/02/28、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま説明されました義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案に対し、総理並びに文部大臣に対し、四、五点にわたって質問をいたします。  まず、池田総理にお尋ねいたします。日本国憲法の第二十六条には、「義務教育は、これを無償とする。」と定めております。これは、単に授業料を徴収しないという趣旨ではなく、就学の強制と無償とは義務教育という概念の本質的な要素であり、その費用はすべて国が負担するという、全額無償の精神を宣言したものであることは、論を待たないところであります。しかるに、荒木文部大臣は、参議院の文教委員会において、「憲法二十六条は、当分……

第40回国会 参議院本会議 第12号(1962/03/14、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ただいま議題となりました盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  御承知のとおり、盲、聾、養護学校への就学奨励法が制定されましたのは昭和二十九年でありました。その後数次にわたり、就学奨励の効果を高めるための法改正が行なわれ、これらの学校に就学する児童生徒に対する就学奨励の内容は次第に改善され、ようやくその充実を見つつあります。今回政府から提案されましたこの改正案は、これらの学校の高等部に就学する生徒にかかる修学旅行費を、新たに就学奨励費の対象に加えることにより、さらに就学の普……

豊瀬禎一[参]本会議発言(全期間)
| 5期|- 6期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院5期)

豊瀬禎一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 5期|- 6期
第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 文教委員会 第閉会後1号(1959/07/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 内藤さんにお尋ねしたいんですが、教育長の協議会、あの第三部会の大体の見解ですね。あれが大体の傾向としては、専従年数の制限という意向を持っておることは御承知の通りであります。それに対して現段階であなたは反対ですか賛成ですか。
【次の発言】 あなたはちゃんと肩書き、役職があるんです。一個の学者じゃない、行政官ですね。だから現在教育長の会議が、そういう見解を持っておれば、その段階においてあなた自身の見解なり、判断を持つべきであるし持っておると思う。そうしてあなたのきょうの答弁の言葉の端々では、衣のそでからよろいがちらちらのぞいている、だからその点をはっきりしてくれ、こう言っておるんです……

第32回国会 文教委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 先ほど来の松永委員の質問で大体私の聞きたいこともわかったのですが、内藤さんが説明されたように、抽出して調査をされたために全体的な落ちるパーセンテージというものは八五%というのは必ずしも正確でないと思う。たとえば三重県においては六一%になってるし、愛媛県においては七五%、しかもこれが抽出されたところが僻地教育に熱心なところを抽出して調査になったのだ、こういう点で割と不熱心なところが全部出てくると、もっと大きく落ちるところが出てくるのじゃないかという懸念が出てくるのですが、それと同時に、学校数では大体一五%ですが、教員数にすると、正確な数字はわかりませんけれども、大きい学校が落ちるた……

第32回国会 文教委員会 第閉会後2号(1959/08/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 文化財保護の問題で、天災による文化財保護の質問が出たのですが、私の方は文部省から資料が出ました八月十二、三日の豪雨及び台風に関する文化財保護ではなくて、人災による文化財の保護の点について一、二お尋ねしてみたいと思うのであります。大体三点ですが、ごく簡単に伺ってみます。  第一は、これは衆議院の文教委員会でも取り上げた久留米がすりの森山さんの問題であります。これは私も郷里でありますので、いろいろ調査してみたのですけれども、八月二十四日杉原技官が来福されて現地を調査しておられますので、その後の具体的な対策なりお考えなりができ上っているのじゃないかと考えまして、主として要望的な意見にな……

第32回国会 文教委員会 第閉会後3号(1959/09/01、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 板付基地周辺の学校におけるいわゆる爆音防止による鉄筋防音校舎建築費の一部国庫補助について質問をしたいと思います。  この日本にある米軍基地、あるいは米軍の駐留が憲法違反の疑いがあるということは、すでに良識ある学者の唱えておるところでありますし、またこの基地の存置が、都市の景観はもとより、住民の人命に対する被害、あるいは特に学校教育に対する非常に大きな支障を来たしておることは、文部当局はもちろん、調達庁あるいは大蔵省といえども十分御承知の通りであると思います。私は基地周辺にある東光中学校に、つい最近まで在籍いたしておったのですが、これも詳しい資料で文部当局が御承知の通り、一時間を四……

第32回国会 文教委員会 第閉会後4号(1959/09/21、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 野本委員のおっしゃるのは、精神においては私は了解できるんです。そちら側の方で、いわゆる自民党の国会対策の意向とか、あるいは自民党の党議の方向とかいったものでなくして、文教委員の立場に立ってこの問題を討議してみようと、こういう幅のある問題でしたら、おっしゃる通り採決とか、あるいは数で決するということは避けた方がいいと思うのです。ただ、私が先ほどから聞いておって、吉江理事の見解で、どうしてもやはり委員会において十分討議して、私はきょうこの問題が結論出なければ報告は一切抜きにして徹底的に論議すべきだと思っておるのは、いわゆる参考人を呼んで国政に関する問題を聞くということが地方自治に関す……


■ページ上部へ

第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 議院運営委員会 第9号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。あなたは一番最初に、岡田春夫氏の質問のためにちょっと出席してくれとのことだと、こう言ったでしょう。そうしたら、だれがあなたのところに連絡に来たのか。また、あなたが先ほど言ったように、本会議に出席するということもわかっておって、しかも災害予算のような重大な問題がかかっておるのに、間もなく本会議の方に帰ってこられるだろうという判断をするところに、官房長官の何というか、軽率といいますか、判断の根拠が非常におかしいと思うのですが、まず衆議院の外務委員会に出席してくれとの連絡があったという、その連絡をしたのはだれですか。

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/12、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 この内容の説明というよりも、これを作られたねらいなり、それからここに現われておるものから今後文部省としてどういう施策を打ち出そうとしておるかといった点を主として説明してもらいたいんです。これを読めばわかるようなことは、大体必要ないと思います。ねらいと今後の目的ですね。
【次の発言】 今の大臣の答弁によっても大体わかったのですが、私はかつてない、文部省が教育白書というものを出して、文部省の教育行政の欠陥を率直に国民の前に白状され、過去十数年にわたる戦後の教育をいかに放棄しておったかという実際を勇気をもって明らかにされた大臣に対して、まずお礼を申し上げたいと思います。  私は、前回も……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 第二班の調査報告をいたします。  剱木委員と私、それから調査室から滝調査員並びに文化財関係につきまして滝本記念物課長が同行いたしまして、十一月十六日より十九日まで福岡県に調査に行ったのであります。  調査対象は、炭鉱不況に伴う児童生徒の欠食、欠席、給食その他各方面にわたる教育状況の把握、並びに福岡城見の保存状況を見ることでありました。  まず、炭鉱不況に伴う教育状況の問題についてでありますが、本問題は、昨年来の炭界未曽有の不況下にあって、わが国の出炭高の五割を占める福岡県におきまして、炭鉱賢い上げによる離職者、企業整備のための人員整理あるいは休山、廃山、閉山等の続出による離職者を……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。たとえば先ほどの説明の中で、都道府県の幾つかの例があったのですが、それぞれの県あるいは町村において掛金がどうなっているか、あるいは市町村がどれだけ負担しているか、詳細な一覧表なり、設置された後にどの程度の給付が行なわれたか、あるいはきのうもちょっと尋ねてみたのですが、大体資料があるようですが、全国の、いわゆるあなたが先ほど申された管理下における少なくとも義務教育なら義務教育における傷害ですね、あるいはそれから管理下でなくっても学校教育の影響のもとに起こった疾病というものがどういう程度に出てきておるか、こういった具体的な、口頭説明でなくて、資料の提出をやっていただきたいと……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は去る十一月二十八日、岐阜県の県議会において制定されました、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部修正によるところの、職員団体の業務にもっぱら従事する職員に関する条例につきまして質問をいたしたいと思います。  その具体的な内容に入る前に、まず大臣にお尋ねいたしたいのですが、大臣は去る七月三十一日の本委員会におきまして、この問題に関しまして次のような答弁を行なっております。「これは戦後各省にまたがる諸種の立法措置が全面的にこれが整備、調整されて、合理的にこれらの問題に対して対処することができるようにならなければ明確にならないというふうに私は考えておりますが、今ここ……

第33回国会 文教委員会 第8号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の報告につきまして、いささか了解できない点がありますので質問をいたしたいと思います。  前回の質問の際にも申し上げたのですが、なお、私も月曜日に現地べ参りまして委員会の総務課長、これは委員会の規則によりますと、教育委員会の会議その他を管掌する主管課長ですが、この人間に尋ねましても、今日まで、記録に存する限り、また、主管課長である総務課長が出席しておる範囲内において、専従問題についてほとんど審議されたことはないし――ほとんどでありません、全然審議されたことはない、ただし、一度、茶飲み話程度で七月ごろ行なわれたことがある。  また、第二項にお答えになった、十一月にやらないと言ってい……

第33回国会 文教委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ほかに質問もあるのですが、関達した問題だけを聞いておきたいと思います。大体全国で五、六十万人教職員がおりますが、内藤局長の偉大さを非常に痛感しておることの一つは、事務量が非常にふえた、このことから内藤局長の存在の偉大さを痛感しておるわけですが、この事務量が多くなったために、しかも荒木委員が言ったように、雑務に類して、学校教育法の五十八条や、地方公務員法その他の法令に基づくところの教員の本務でない雑務が非常にふえておる。従って、そのことから疾病とか欠席とか、いろいろ早期死亡といったような現象が続出しておることは初中局長も十分御承知のところです。新たな安全会法は、御指摘の通り、児童生……


■ページ上部へ

第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 議院運営委員会 第9号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ちょっと関連して。今の答弁に関連して提案者にお聞きしたいのは、「講じなければならない」というのは義務性を持つ。いわゆる拘束性の内容を持つ。それから、「講ずるようにしなければならない。」というのは期待性にとどまる。言葉をかえますと、五条の最後の「ずるようにしなければならない。」という用語のきめ方によっては、公安委員会の従前の自主性は完全に保有されるということですか。
【次の発言】 そうすると、あの二十七日の事件の際に、この法律ができても、公安委員会の自主性は完全に尊重されておる。そうするならば、二十七日の事件が起こった際に、都の公安条例の範囲内で議長が何らかの措置を要請したかどうか……

第34回国会 議院運営委員会 第10号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。今の答弁でますますわかりにくくなったのですが、この件について私は前回も質問をしたのですが、提案者の方は期待性だけが規定してあるのであって、自主性は百パーセント生かされる、こうおっしゃっている。義務性ではない、こう言う。ところが、法律の条文の中に明確に期待性がしるしてある。提案者なりあるいはこの法律案を審議する側の国会議員が恣意的に期待をすることならば、問題はない。それはあなたのおっしゃる通り全く百パーセントの自主性が生かされてくる。ところが、この法律の中には明確に「講ずるようにしなければならない」という法律用語に基づくところの期待性が明文化されているということは、あなた……

第34回国会 議院運営委員会 第15号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ちょっと関連して。佐々木さんの今の答弁ですが、私もこの項に関連して、現行刑法の全部の個条をあげ、また警察官職務執行法の具体的な個条をあげて質問した際に、あなたが今答弁されている言葉と内容は違っておったはずです。と申しますのは、私どもが焦点としてあなたにはっきりただしたところは、議長の要請権と公安委員会ないしは警視総監の自主権の問題と同時に刑法、警職法をあげましたのは、現行法規以外の新たな規制をこの法律によってするかどうかをただした。その際に、あなたは、占部委員の質問、その他の委員の質問に対して単なる要請権だけであって、法律全体を通じて新たに権能を与えたり国民の権利義務を拘束するも……

第34回国会 議院運営委員会 第17号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は、大体、表現の自由と請願権との関係につきまして、条文としては四条を主として質問をしたいと思います。  その前に二、三提案者にお尋ねいたしたいのですが、提案者の趣旨説明書によりますと、あたかも十一月二十七日の事件が何か非常に大きな事態のように、用語としてはわが国憲政空前の不祥事件のごとく書いてあります。私の知るところでは、以前にもこういうことがあったのですが、まず第一にお尋ねいたしたいのは、大正十一年でしたか、普選法が通過した際の事件ですが、この普選法の通過そのものは、日本憲政史上に、提案者としては、マイナスであったと考えておられますか。

第34回国会 議院運営委員会 第19号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 午前中の米田君の質問に対して、特に議長の要請と公安委員会の自主性との関連につきまして、一点だけ質問をいたしておきたいと思います。  と申しますのは、前回の私の質問に対する提案者の答弁並びにきょうの質問に関連いたしましていささか解せない点がありますので、この点を明快にいたしたいために質問するわけであります。前回も私がお聞きいたしましたように、公安委員会が、届け書を見まして許可をしなかった場合には問題にならないということは、前回も提案者が認めてあるところです。で、許可しておった場合に、その事態を、午前中の答弁でも明らかにありますように、議長がこれこれのおそれある場合と見て、許可の取り……

第34回国会 議院運営委員会 第20号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私どもが本法案について、今日まで十数回の経過を通じて、たびたびただして参りましたこの法案のねらいとするもの、あるいは意図するものが、憲法違反の疑いがあるという点について、特に表現の自由を侵すものであるという角度から、総理に質問をいたしたいのであります。  三月十日の委員会におきまして、私は数時間を費やしまして、特に表現の自由の問題に関して、第四条の事前抑制の問題について提案者にただして参りました。また警視総監等にもその意見を聞きましたけれども、質問の過程を通じて次第に明らかとなって参りましたのは、国会の審議権の確保とかあるいは登院を守るというような美辞麗句のもとに、表現の自由に対……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の岡さんの質問に関連して、局長に質問しておきたいのですが、御承知の通り、学校保健法は三十三年にできて、しかも附則第二項によりますと、ただいまの御答弁のように、三十六年三月三十一日までの経過措置が置いてあるわけですね。提案者も、また局長も、先ほど御答弁になりましたように、現在では三千校といいますが、三千人程度の薬剤師が置かれ、学校数に比しまして少々足らないような気がするのです。三十二年の学校保健法の成立当初から今日まで、薬剤師を設置するためにどういう指導をしてこられたか、そうして、大体ただいまの御答弁による三十六年三月三十一日の経過措置が切れた際には、必ず必置されているという状態……

第34回国会 文教委員会 第8号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 大臣は昼食前だそうでありますので、簡単に一、二質問さしていただきたいと思いますが、岡委員からしばしば言われた問題とある程度関連すると思いますが、私はこの問題は、大学教授が物ごい的になるとかいった問題よりも、最後に岡委員が指摘されましたように、今、大学に幾つかの問題がありますが、民間産業の方に、卒業すると、こういう化学関係の人は給与が高いために行って、大学に残る人に人材が少なくなりつつあると同時に、大学の研究室の企業化といいますか、請負化といいますか、大学教授自身が、ある特定の産業から直接研究費を別途にもらって、そこで研究をしているという事態が各所に起こっていると思うのです。私は、……

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。大臣が加瀬委員と太田調査官の論議でお聞きになったように、第一回でパスした理由と第二回目に不合格になった理由が全くだれが見ても食い違つておる。そうして太田調査官は本席上でぬけぬけと、それは調査官と審議会の責任だから別ですと、こう言っておる。そして困ってくると、記録にないから御答弁をお許し願いたい、こういう委員会の席上でも責任ある人の答弁がきわめてあいまい模糊であるということが現在の検定の制度、あるいは検定の態度、あるいは検定に携わつておる人々のやっておる仕事の暗さを如実に物語つておると思う。もし文部省が絶対にそういうことはないという自信があるならば、個々の問題にわたって述……


■ページ上部へ

第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 文教委員会 第閉会後2号(1960/08/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 資料要求しておきたいのですが、あすの会議前に八月五日付の荒木文部大臣に対する日教組の要求書並びにこれに対する回答内容、それから八月十五日ですか、今村さんの名前で日教組に対して連絡事項とか何とか出しましたね。これと、この内容と、それから八月十八日付の日教組小林委員長の文部大臣に対する交渉再開申入書並びに各県の教育長会議だったと思いますが、この会議の中で大臣が説明か見解表示をした、教育基本法改正に関する内容についての。あれは従来の例によりますと、必ず原稿を書いて、かなり多くの人々が見ておいて大臣の手元に出しておるはずですから、教育基本法の改正に関するところだけでけっこうですから、その……

第35回国会 文教委員会 第閉会後3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の問題に関連して。昨日配付された「名城大学問題経過報告書」、名城大学学長日比野信一名で出されておるこの経過の報告ですね、これは大体文部省の把握としては真実を伝えていますか。
【次の発言】 この報告書が大体真実を伝えておるとし、またただいまの杉浦先生の質問を通じてもわかりますように、大体この問題を取り上げて一カ年近くなると思いますね。そうして先ほどの監理局長の答弁では、浦部さんという人ですか、この人を信頼して当分まかせておるということですが、その方向は是認できるとして、大体名城大学問題をいつごろまでに正しい方向に文部省として解決しようとするめどを持っておられるかどうか

第35回国会 文教委員会 第閉会後4号(1960/10/15、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 第二班の報告に移ります前に、本年度における文教委員会の三班にわたる正式出張調査の報告が行なわれておりますので、委員長の方におきまして大臣または政務次官に早急に出席するように手配をいただきたいと思います。  第二班の調査報告をいたします。  私どもの班は、北畠、小幡の両委員と私の五名に、調査室から吉田調査員、ほかに法制局の国井参事と文部省の松平事務官が同行いたしました。期間は九月三日から七日までの五日間で新潟、山形の三県へ参りました。  まず、新潟県におきましては、長岡市の県立第三高等学校の老朽校舎、新潟大学工学部及び積雪科学館等を視察いたしました後、佐渡へ渡り、無形文化財に指定が……


■ページ上部へ

第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 文教委員会 第閉会後1号(1960/11/30、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。今の北畠委員の質問された事項、官房長にお尋ねしますが、まあ配慮はよくわかるんですが、態度がやや不明確な気がするんです。そこではっきりお尋ねするんですが、今北畠委員の御指摘のように、もう校舎としては使用禁止というのが実情ですね。私どもが通っておっても、廊下を通行するのに危険を感じるような状況です。そこで、分校と切り離しても考えると、こうおっしゃっておるし、また分校統合問題も複雑だと、こうおっしゃっているんですが、そうすると、現在の方針としては、新潟大学の教育学部の校舎建築はいつ手がけられる予定ですか。作るなら作るということをきめられる時期がいつかということです。もしきまっ……


■ページ上部へ

第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 文教委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず、新潟学芸大学教育学部の問題についてお尋ねするのですが、政府関係の出席者ですね、それを一応明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 手元に配付されております資料がありますので、まず小林さんの方から、ごく簡単に、今日までのいわゆる分校施設ないしは統合、あるいは、前回から質問しておりました調査の実態、その大まかな結論等について説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 まず、最初にお尋ねしたいのは、ただいまの説明でアウトラインはつかめましたけれども、原則線であるところの一県一大学という一応の線を、大体当時の財政事情と教員需給事情から分散設置を認められたようになっておる……

第37回国会 文教委員会 第3号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 前回の委員会におきまして、基地周辺の校舎の防音等について、五点にわたりまして質問をいたしておりましたが、まず最初に基本的な問題として大臣にお伺いいたしたいのは、今日まで調達あるいは大蔵省等と折衝していただいたと思いますが、全体の防音工事を、私はできれば一年間で完成してもらいたいという要望をいたしましたが、大臣の方はできれば三年くらいでなし遂ぐべき問題であろうと思うという趣旨の御答弁になっておりましたが、大蔵あるいは調達に対する文部省の考え方、その後のこの問題に対する文部省のとってこられた措置について御説明をお願いいたしたいと思います。


■ページ上部へ

第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 議院運営委員会 第20号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 大体機構改正についての疑義、質問ではありませんが、これと関連して、国会の開会中、しかも二月ごろだったと思いますが、法制局の機構がえがありまして、そのために法案の作業をしておる人がかわるような事態が免じましたが、それはどういう事情に基づくものですか。説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大体説明はわかりましたが、実際において文教関係の部長もかわりましたし、課長もかわりましたが、必ずしも今あなたがおっしゃるように支障がないわけではない。そこで、二月の終わりごろといいますか、そのころが定期の異動なのか、それとも、あるいは通常国会開会前の十二月、ないしは、せめて一月から二月の初めごろ……

第38回国会 議院運営委員会 第26号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 宮澤先生の組織論を感心して私は承ったのですが、これはあなたの所論からすれば当然内閣委員会であろうと、その意味で感心した。なるほどおっしゃるように、本法案の第二条、今前田先生の言われたように、こういう内容を具体的にどう決定していくかという問題は、第何条ですか、九条にも定めておりますように、両委員の所説のように「自治省選挙局において処理する。」というのが適切です。だから、本審議会が発足した後に、所掌事務の一、二、三、あるいは四等の事項に関しては、なるほどお説のように、自治省関係に具体的に直接的に関連が多いでしょう。しかし、審議会を置くということ、また審議会の構成をどうするか、こういっ……

第38回国会 議院運営委員会 第30号(1961/05/24、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず第一番に、今、前田理事からおっしゃった政府の法案提出の時期がおくれたという点については十分御善処願います。  それから第二に、昨日の内閣委員会の打ち切りに出席していないから御存じないということですが、米田委員も指摘されましたように、会期延長を提案しておって、昨日ああいう事態が起こったということは、少なくとも御存じだったと思うのです。従って、きょう会期延長の問題を議せられようとするならば、内閣委員会でどういういきさつであったかは、やはり与党の理事さんとしては一応事情を聴取して、あの手違いについては――手違いというか、不心得については、一応ここで、しかるべきあいさつがあって、それ……

第38回国会 文教委員会 第閉会後1号(1961/07/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連して。その答弁の内容についてですがね。杉江さんの答弁にしても学校教育の問題については私どもは法案を出しましたね。その骨格については審議をしていただいて、結局委員会の決議になっている。あなたの答弁を聞いていると、あの法案の内容並びに委員会の決議に対して具体的に御承知ないような気がする。これから答弁されるのは委員会決議の具体的内容の重点がどこにあるかをぴしゃっととらえて、そのことをどうとらえているか答弁して下さい。答弁は国会の審議の前、すなわち私どもが出した法案審議の前、あるいは委員会決議の前の抽象的な答弁であって、委員会決議の具体的内容について承知しないまま抽象的な答弁――これ……

第38回国会 文教委員会 第3号(1961/02/09、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の岩間君の資料要求に関連するのですが、新聞に発表されたいわゆる反論的な報道事項ですね。これは日教組が提訴した内容についての反論がかなりあるようです。この点を考えてみますというと、日教組がILOに出しておる、いわゆる申し立て全文ないしは資料を入手された後に、あれに対する反論が行なわれておると思うのですが、ところが、ただいまの大臣の答弁を聞いておると、外交辞令でそういうものは秘密になっている。で、あの新聞に報道された反論の根拠資料は憶測でやられたのか、それともILOに対する日教組の申し立ての正式文書を見てやられたのか、まずこれをお聞きしたいと思うのです。

第38回国会 文教委員会 第4号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 委員長、関連して。先ほど米田委員があなたにお尋ねしたように、前回私が資料要求をした際に、新聞記事だけをとって委員会で取り上げたくない、こういう気持があったので、談話について責任を持たれるかどうか、新聞記事についても同様の責任を持たれるかどうかを問いただしたはずです。その際大臣は、新聞に載っておるものを資料と考えていただいてよろしいと、こういうことでしたね。従って、私どもは文部省に別個の資料を出すことを求めることなく、あのことに関する限りは、新聞記事を大臣がそのまま認めたという立場に立って質問を続けておるのであります。だから、大臣は心理描写であるとか、あるいはそのときの零囲気が雑談……

第38回国会 文教委員会 第5号(1961/02/16、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 せっかく予算の審議が行なわれておりますけれども、大臣が午後予算委員会の方に御出席になるようですので、午前中時間を借りまして、ごく主要なる問題について二、三ただしておきたいと思います。  私がこの質問をしようとしますのは、八月三十一日並びに九月一日、その後十月十五日等の委員会におきまして、大臣の見解をただし、その後資料を当委員会に配付していただきました倫理綱領を中心とする問題でございます。私は九月一日の委員会におきまして、倫理綱領を中心とする大臣の当委員会における御回答は、若干大臣の御見解の方が憲法に違反する危険性を持っておるということを指摘しておりましたが、基本的にはこういう観点……

第38回国会 文教委員会 第7号(1961/02/23、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) 委員長が所用のため退席いたしましたので、委員長の指名により私かわりまして、委員会を主宰いたします。
【次の発言】 ほかにございませんか。――それでは本件に関する調査は本日のところこの程度とし、散会いたします。    午後零時四十五分散会

第38回国会 文教委員会 第8号(1961/03/02、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 先ほどの矢嶋委員の質問に関連して、一、二理解に苦しむところがありますので、ただしておきたいと思います。  まず一つは、大臣その他の関係者の方から、防衛大学等においても教育基本法の適用は受ける、こういうお話でしたが、文部大臣の方は後ほどの御答弁で、基本法六条に定めるいわゆる学校ではない、こういう言い方をされたと思うのです。このことは間違いありませんか。
【次の発言】 学校教育法あるいは教育基本法の適用を受けるという認識の中から、ある条文だけは適用を受けないという根拠は、どういう法律的な根拠ですか。
【次の発言】 私がお聞きしておるのは、教育基本法は適用される、ある条文だけは適用され……

第38回国会 文教委員会 第10号(1961/03/10、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず、両法案に賛成をいたしますが、各委員からも切々この問題の本旨について述べられましたように、就学困難な児童の国の補助に関する法律が、これが制定されて五年、音聾の方は七カ年になります。歴年、次第によくなりつつありますけれども、まだこういう特殊な貧困家庭の児童あるいは身体的に不自由な児童に対しましては、もっと都道府県が私立学校等にその責任を移すことなく、国の責任において他の一般の義務教育より、より以上に優遇と申しますか、諸設備、諸経費等を完備した国の行政の中であたたかな教育が受けられるように特に大臣初め、関係各者が逐次考えていきますということでなくして、次年度においては、画期的な政……

第38回国会 文教委員会 第11号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 先ほどの大臣答弁のように、昨年の九月一日、私の方から次のような論議の過程を経て資料を要求したと思います。すなわち大臣は、前述の委員会におきましていろんな角度から数ケ条の理由をあげて、日教組と交渉をする必要がないという理由を述べられたはずです。そしてその中に今、米田委員から質問があったように、教育の中立性を侵す、あるいは憲法秩序を破壊する団体であるという言葉が出たと思います。そこで翌日私が、全部全一日を通して質問したのですが、その際に大臣が幾つか前日例証した範囲並びにその際使われた全体を通じてという印象感では、少なくとも他団体の性格を規制する判断の根拠として、これが私はあのときもは……

第38回国会 文教委員会 第12号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 議事進行に関して。大体、この案件につきましては、理事会、委員会の承認を求めて、野本委員から質問があっておると思うのです。そうして各政府委員の答弁の適否については、関連質問でなければ、一応答弁の適否は、それぞれ判断がありましようけれども、野本委員の質問を続行していただいて、今、矢嶋委員の御質問は、やや本件を否定するような議事進行を出しながら、御質問の内容は本件に関する内容に立ち入っておると思うのです。従って野本委員がまだ質問が残っておるとすれば、その質問を続けていただいて、しかるべき時期に関連質問として、政府委員の答弁の内容としては別個に取り上げて論議を続けていただきたいと思います……

第38回国会 文教委員会 第13号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 前回の委員会で二、三の議員から質問されました、九州大学の入試問題にからむ一件の御報告をまずお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 大体実情はわかりましたが、大学当局が遺憾の意を表したということですが、大学当局としては現段階においてどの点とどの点に大学当局側の手落ちといいますか、失態というものがあったというふうに表明して  おりますか。
【次の発言】 大学の入学試験問題は、新聞等によりましても、私も自身九州大学に調査に行って参ったのでございますが、単にある教授とか特定の問題作成者というのが作業を進めても、しかるべき委員会を通過した問題として認定するということですね、それがもしほ……

第38回国会 文教委員会 第15号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 次に移るならばちょっとその前に関連して……。
【次の発言】 先ほどの矢嶋委員に対する大臣の答弁の中で、いわゆる職員団体を強化するとかどうという方向に進めていくということは全くその人々の自由であって、行政として別に何にも考える必要はない、こういう趣旨の御答弁があったように記憶するのですが、間違いないですか。
【次の発言】 矢嶋委員が冒頭に法制局長並びに大臣の見解をただした際に、大臣が答弁になった趣旨は、団結権を保障している憲法の精神あるいは地公法の職員団体の結成等、こういった趣旨からして、当然憲法九十九条の趣旨にのっとって大臣は憲法を尊重するという立場に立てば、職員団体の組織等が健……

第38回国会 文教委員会 第16号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ちょっと今のことに関連して一、二会長にただしておきたいと思います。いろいろ千葉さんと論議されましたが、金の回収のできていない原因の主たるものを簡単に二、三あげていただきたい。
【次の発言】 大体大きくしぼると今の三点になるということですが、この三つの原因の現在までの占めておるパーセンテージを正確に把握するととが不回収の資金を回収する抜本的な解決策になるわけですね。ばく然とした言い方でなくして、今会長があけられた三つの原因について今日まで二、三カ年間の年次別があればなおよろしいし、どうしてもなければある特定の時期でよろしいから経済的な事情によるもの何%、善意であるけれどもまあサボっ……

第38回国会 文教委員会 第17号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 関連質問。ただいま北畠委員の方からいろいろ質問されましたが、御承知のように、このトキの保護の問題につきましては、昨年文教委員会としての正式調査の際に委員会に報告した事項です。従って、ただいまの二、三の人の答弁で大体の全貌がわかりましたけれども、あの委員会報告に対して、私は大臣に次のような要望をし、大臣の決意を伺っておったことを思い出すわけですが、少なくとも文教委員会が正式に調査を行ない、しかも与野党一致してこのことは文教政策として実現すべきであるという報告した事項の重要な問題については、大臣として次年度予算の中には責任を持ってこれを実現するように努力してもらいたい、こういう要望を……

第38回国会 文教委員会 第18号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は日本社会党から提案いたします女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいたします。  ただいま議題となりました女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表して、提案の理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  去る昭和三十年の第二十二回国会におきまする女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の成立以来、その施行によって、補助教員の配置件数は漸次増加し、昭和三十四年度におきましては、休業教……

第38回国会 文教委員会 第19号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ただいま内藤局長の方から事件の経緯について説明がありましたが、私自身も当日並びに昨朝も現場におって事態の推移を見ており、また文部当局者ともこの事態について折衝をしたのですが、全体を通じて私が端的に指摘し得ることは、大臣を初め、文部当局者に労働組合の組合員が多数で問題を持ってやってくるという事態が不穏な事態であり、不適当な措置である、こういった基本的な見解の誤解があると思うのです。御承知のように、憲法二十八条は団結権、団交権、団体行動権を保障いたしております。労働組合員というものは、大ぜいで行動することを憲法で保障されておる。ところが、次官その他の答弁を聞いておると、このような状況……

第38回国会 文教委員会 第20号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私はつい最近埼玉県大宮聾学校で起こりました寮母の待遇改善運動をめぐっての組合役員並びに現場教職員の逮捕あるいは大量取り調べ等の問題をめぐりまして、この際、事の発端がたびたび本委員会においても指摘して参りましたように、精神的な面においては特殊教育の重要性を痛感して重点的に配慮していくと文部当局が言いながら、やはり特殊教育に対してはまだまだ劣悪な諸条件に置かれているという問題を取り上げまして、二、三質疑を続けていきたいと思います。  まず最初に、大宮聾学校で起こりました待遇改善問題の内容、あるいはそれをめぐる先ほど申し上げました事件の概要についての御報告を求めたいと思います。

第38回国会 文教委員会 第21号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 先ほど米田委員から質問した鈴鹿の問題ですね、これは大臣の問題把握にまことに心もとないものを感じますし、二、三ただしておきたいと思います。  実は、これは局長は十分御承知のように、つい最近起こったことでなくて、実際は一年間にわたっていわゆる内藤局長の言うところの、学校ではない何らかの施設の中で教育を受けておるという現状ですね、だから四月一日から先生がなくなったから早くがんばりなさい、解決に努力しなさいということではなくて、義務教育を受くべき生徒が百人近くが、一カ年間にわたって学校でないところで県教育委員会は教師を派遣するという措置を二月以降はやりましたけれども、それでも学校としての……

第38回国会 文教委員会 第22号(1961/04/25、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は、委員長所用により不在のため、委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行ないますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。  なお、ただいま委員の異動がありましたので、御報告いたします。  二見甚郷君が委員を辞任され、その補欠として、平島敏夫君が委員に選任されました。  以上であります。
【次の発言】 次に、委員長及び理事打合会の経過につき、御報告いたします。  開会前、理事会を開き協議いたしました結果、本日は、まず、日本育英会法の一部を改正する法律案を議題とし、審議を進め、これを議了し、次いで、国立工業教員養成所の設置等……

第38回国会 文教委員会 第24号(1961/05/09、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 大体四人の参考人の方々の御意見は、ベストではないけれどもベターというお考えの方と、基本的に好ましくないというお考えの方があったようですが、まず、小野さんにお尋ねしたいのですが、私が教育委員会を通じて調べまして、わずかな県ですが、埼玉、東京、千葉、福岡の数県ですけれども、工業教員の、本年度東京都が希望者に対して採用者三〇%、埼玉が約五〇%、千葉が二五%、福岡は二〇%ちょっと切れる、ほかの、数学、物理、化学、生物、地学、この科目をとってみますと、希望者と採用されたパーセンテージはもっと落ちております。本年度は、工業教員になりたいという希望者の五〇%以下しか採用されていないというのが数……

第38回国会 文教委員会 第25号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 せっかく防衛政務次官がおいでになっておりますので、一つだけ今当面、現在問題になっているのとは違いますが、三月の下旬に防衛庁の長官もおいでになった予算分科会の席上で私が久留米の射撃場の問題で質問したことがございます。これは射撃演習の際にたまが外に飛び出して危うく学校の先生を殺そうとした事件ですが、当時防衛庁の責任者の方は射撃場の修理の予算も組んだし、たまが飛び出さないように十分に修理を行なった後しかやらないし、現在も使用していない、こういう御答弁だった。私、現地の方を調べましたところ、まだきょうは日にちは申しませんけれども、それ以前に射撃場の使用を開始されている、こういうことですが……

第38回国会 文教委員会 第26号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ちょっと関連して。浜見教育委員にお尋ねしますが、そのようなことはここに呼ばれて来るときに初めて汽車の中で梶原先生から聞いたことで、全然知りませんと答弁なさったようですが、事実ですか。
【次の発言】 事実でなければいいです。事実でなければお答えになる必要がありません。
【次の発言】 知っておったということですね。
【次の発言】 時間が限られておりますが、二、三ただしておきたいと思います。まず浜見教育委員にお尋ねいたしますが、先ほどの答弁の際に、日教組が大事か、教育が大事かと聞いたら、本人は言わなかったと、返事がなかったということですが、どういう意図で日教組と教育というものをはかりに……

第38回国会 文教委員会 第27号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 村山課長さんにお尋ねしますが、ただいまの千葉先生の質問に対する工業教員の試験の受験者と採用者の数ですね、各年次別の。これだけ出されても工業教員が不足しておるという実態は少しも把握できないのですね。そこでいわゆる正規の養成機関を出て工業教員の試験を受けた者、ほかの言葉で言えば、希望した者、合格をした者、当該年次に必要な工業教員の総数、そうして最終的に採用された者、これは各県別に、きょう出してもらわなくてもいいのですが、あとで工業、理科、数学のすべてにわたって今の資料を各県別に要求したいと思うのですけれども、ひとまず私が今申し上げた工業教員に限定して全国の統計だけでよろしいのですから……

第38回国会 文教委員会 第28号(1961/05/19、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は、委員長が所用のため不在でありますので、委員長の御指名によりまして、私がその職務を行ないますので、よろしくお願いいたします。  まず、委員の異動につき御報告いたします。  本日、井川伊平君、二見甚郷君及び田中茂穂君が委員を辞任され、その補欠として山本杉君、野上進君及び後藤義隆君がそれぞれ委員に選任されました。以上であります。
【次の発言】 次に、委員長及び理事打合会の経過につき御報告いたします。  開会前、理事会を開き協議の結果、本日はまず、教育職員免許法等の一部を改正する法律案を議題として審査を進め、次いで、女子教育職員……

第38回国会 文教委員会 第29号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 議事進行に関して。先ほどもちょっと私語いたしましたように、本法案は中学校等にも、高等学校等にも関係がありますが、内藤局長不在のようですが、どういうことですか。
【次の発言】 かなり重要な用件のようですので、欠席しておられることについではとやかく申しませんが、適当な時刻には本法案審議に支障のないように帰ってみえますか。
【次の発言】 ただいまの千葉委員の質問と関連して、技術関係のことで、技術科のことについてお伺いしたいのですが、なるほど、先ほど答弁がありましたように、三十四年度ですか、指導要領ができて、技術課程が三十七年度に発足する、これはわかるのですが、免許法の中に、今度の改正で……

第38回国会 文教委員会 第30号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 御指摘の通り、労基法六十五条の精神は、本人が申請すれば当然の権利行為として休暇を与えるものと私どもも解釈いたしております。この点について、質問者と私どもの見解は異なるところはありません。ただし、現在の学校における産休の実施の具体的な方法につきましては、産休法の第四条にも、「国立又は公立の学校に勤務する女子教育職員が権限のある者の承認を受けて産前産後の休暇をとる場合においては、」云々という定めがございます。それと同時に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第四十二条には、県費負担教職員の給与、勤務時間その他の勤務条件を規定いたしておりますが、この規定は、これらの諸条件については……

第38回国会 文教委員会 第31号(1961/05/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず質問に入ります前に、本日の委員会の進行について委員長にお諮り願いたいと思いますが、一つの方法は、私の質問は前国会から関連のある問題でもありますし、特に松田大臣当時、また荒木大臣になりましても、私どもが求めないにもかかわらず、内藤局長はみずから進んで答弁に立つという措置をとってきたことは、委員会各位の御存じの通りであります。私、本質問をなすにあたりまして、委員部と、あるいは文部省の人々に内藤局長の出席を要望いたしましたけれども、衆議院の都合で出席できないということです。このことについて私は、向こうは定例会議でもありますし、とやかく申しませんが、私の質問は主として大臣から答弁して……

第38回国会 文教委員会 第32号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ただいま議題となりました法律案、さらに前回通過いたしました工業教員の養成の方法並びに本日も審議を続けております学校教育法等いわゆる企業内訓練を単位と認めるこれらの諸法案を通覧してみまするに、これを貫く一つの筋があると思うのですが、大臣の提案理由あるいは諸委員の質問に対しまして私が把握いたしておりますのは、現在の科学技術者の必要上、世論ないしは時代の要求にこたえるものである、こういう趣旨のものが述べられておりますけれども、私どもが以上あげました諸法案について、特に本法案につきまして最も関心を持っておりますのは、いわゆる現行の学校教育諸制度の体制をくずし、企業の要請との藉口のもとに、……

第38回国会 文教委員会 第33号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 前回の委員会におきまして、私は文部大臣に対しまして、本法案の内容というよりも、新たに学校制度を複線型となす内容を持っておるいわゆる高専法案を提出されたそのほんとうのねらいというか、科学技術者養成教育等の全体的な計画と体系の中から高専法に対していかなる期待と位置づけを持っておられるか、具体策を提示していただくように要望をして、質問を途中で打ち切っておったのですが、その点に対しましてあらためて大臣の御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 答弁のさなかに資料をもらいましたので、十分検討する余裕もなし、さらに大臣答弁並びに局長答弁もきわめて抽象的で、わざわざ三日間の日にちをおいて……


■ページ上部へ

第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 文教委員会 第閉会後1号(1961/12/08、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) ただいまの報告に関連して、質疑のおありの方は、この際、御発言願います。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。  それでは、本日の委員会はこれで散会いたします。    午前十一時二十三分散会

第39回国会 文教委員会 第2号(1961/10/05、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ちっと資料を要求しておきます。今、米田君から要求があったのですが、教育白書に方向が載せてありますといったような回答ではなくて、三十一年の実施人員はこういうこと、それから各県は各県別にどういういわゆるあなたたちが知りたいと思っておった能力の結果が出たか。それに対して、たとえば福岡県で三十二校実施したが、それに対してどういう結論を出し、どういう教育施設、諸条件の向上に資してきたか。各県別にその資料の合計と実施人員、施策を詳しく出してもらいたいと思う。教育白書に出ているのはきわめて抽象的で、論議にならないと思います。  それから、午前中文部大臣が答えた中に全国一斉学力テストというのは単……

第39回国会 文教委員会 第3号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の御意見についていろいろ反論がありますが、本質問は米田委員がやっておりますので、私は指導要録の問題について、一つ二つだけ大臣にただしておきたいと思います。大臣のただいまの認識では、指導要録記載の、内容を規制する法令は何ですか。それを大臣が知らぬで答えるのは全くけしからぬ。大臣答えなさい。
【次の発言】 大臣、戸惑ったようですが、僕が聞いているのは、今あなたがうろ覚えで何かを読んできて言っているところの、民間のテストでも信頼性があり、科学性があるものは書きなさい、これを定めている法令の根拠は何かと、こう聞いている。それを知らぬでこの答弁ができますか、大臣。

第39回国会 文教委員会 第4号(1961/10/23、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 約束ですから質問になりませんが、明日質問するために資料提出の点で一、二ただしておきたいと思います。私はこの問題が審議される冒頭に当たりまして、同僚議員の数氏と一緒に、まず第一番には人的能力委員会の答申書、これの提出を要求いたしておりましたが、今日に至るまで文部当局のそれぞれの係は言を左右にして提出をいたしません。これはすでに昨年に出された資料であります。その中の要項等はいろいろな角度において論議された問題ですが、それが十日近い日にちを経過しても今日まで出されないということに対して、大臣は、重要な学力テストに関連ある資料を文部官僚が故意に隠匿しておるという判断をされてもやむを得ない……

第39回国会 文教委員会 第5号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 学カテストの期日が明後日に迫っておりますし、この問題につきましては、今日まで当委員会におきまして同僚議員から、種々法的な根拠あるいは教育効果の上からいろいろと今日までただして参りました。私はこの問題につきまして本日までの審議を大体まとめまして、さらに大臣にただしたいと思っております。  なお、昨日私が言及いたしました資料の問題ですが、内藤局長は、要求された資料は大体出しておるかのごとき言辞を弄しておりましたけれども、私が具体的に説明しまして昨日数部の資料が届きましたし、また、米田委員が追及したところの、諸外国の学力テストの状況に関する諸学者の意見、教育界の反響等については、今日に……

第39回国会 文教委員会 第6号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 質疑に入ります前に、きょうの議題となっております学校教育法の一部を改正する法律案の審議に資するために資料をお願いしたいと思うのですが、私どもの手元に先ほど文部省から、技能教育施設の指定に関する政令案の骨格は出していただいたのですが、これが当然今日まで前国会から論議してきましたいきさつから考えて、施設の指導等に対する省令等も同時に出していただくのが至当と思いますが、もし資料の用意がありましたら、お出し願いたい。
【次の発言】 ただいま八木議員のほうから提案されました修正案について、一、二質問申し上げたいと思います。
【次の発言】 お尋ねいたしたいのですが、ただいまお話のように、いろ……

第39回国会 文教委員会 第7号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、本案に対し反対をいたし、さらに修正案を提示いたしたいと思います。  先ほど大臣は、私は地に足がついていると言われましたけれども、大臣の足は地について、だんだんと下にめり込んでいって、大地に足をついて伸びようとする施策が足らないということを、まず私は指摘いたしたいと思うのであります。大臣がおっしゃたように、本案の通過をこいねがう声は非常に多いということも、私は現実の姿としてよく承知いたしております。それはしかし、これが理想案として正しいという教育設計から来るものではなく、現実の苦境から少しでも上に上がりたいという悲願であるという点に対する大臣の認……


■ページ上部へ

第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 議院運営委員会 第16号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 一、二点簡単にお尋ねいたしておきたいと思いますが、改正並びに旧法の第三条によりましても、室長は「専門員をもってこれに充てる。」ということになっていますが、今の事務総長の読み上げました改正の理由の中にもありましたように、専門員は専門的な知識を主たる条件としておりまするが、調査室そのものの運営については必ずしもそれが一つの条件ではないと思います。したがって、調査室長は必ずしも専門員でなくとも、調査員の中から任命してもよろしいのじゃないか、このように考えますが、専門員に限定した理由、それが第一点。  第二点は、このガリ版刷りのほうの、調査室長の任期については趣旨了解いたしましたが、専門……

第40回国会 文教委員会 第3号(1962/02/15、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は、委員長がやむを得ぬ事情で不在のため、委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を代行いたしますので、よろしくお願いいたします。  まず、委員の異動につき御報告いたします。  去る二月六日、近藤鶴代君が委員を辞任され、その補欠として津島壽一君が委員に選任されました。また、二月七日、津島壽一君が委員を辞任され、その補欠として近藤鶴代君が委員に選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選の件をお諮りいたします。  ただいま報告いたしました委員の異動によりまして、現在、理事が一名欠員になっておりますので、この際、その補欠……

第40回国会 文教委員会 第4号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず、本法案の具体的な審議に入る前に、大臣にお尋ねいたしたいのですが、私ども先国会におきまして、特殊教育の振興の諸法案を出し、あるいは公立の盲学校、聾学校及び養護学校の幼稚部、高等部の整備に関する法案等を提出いたしたわけですが、いろいろ御審議の結果、法案そのものは否決されましたけれども、特殊教育の振興に関する決議は、第三十八国会の六月六日、委員会決議として成立を見たわけでございます。私ども、委員会で政府の提出してくる諸法案を見まして、修学旅行費の補助であるとか、あるいは就学奨励金とか、あるいは学校給食の一部負担等、きわめて政策が断片的といいますか、部分的といいますか、いつ、どの問……

第40回国会 文教委員会 第5号(1962/03/08、5期、日本社会党)【議会役職】

○理事(豊瀬禎一君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日は、委員長がやむを得ぬ事情によりまして欠席いたしましたので、私が委員長の指名によりまして、本日は委員長の職務を代行いたしますので、御了承お願いいたします。  それでは、まず委員の異動について御報告いたします。  去る三月二日、勝俣稔君及び村山道雄君が委員を辞任され、その補欠として泉山三六君及び近藤鶴代君が委員に選任されました。また、三月七日、井川伊平君が委員を辞任され、その補欠として塩見俊二君が委員に選任されました。また、ただいま委員の異動がありましたので御報告いたします。江田三郎君が委員を辞任され、その補欠として千葉信君が……

第40回国会 文教委員会 第6号(1962/03/13、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず、大学局長がいませんので、その他の方にお尋ねいたしますが、国立大学の中で、今回、新たに人文科学あるいはその他の研究所が設置されましたが、各国立大学に付置されておる研究所は、全体で幾つまありすか。
【次の発言】 各国立大学の研究所一覧表を配付できますか。
【次の発言】 本日の審議に間に合うという意味でしょうか。後日、という意味でしょうか。
【次の発言】 わかりました。  前回の国立学校設置法の一部改正の際に、たとえば宇宙開発とか、あるいは原子力研究等の問題については、ある特定の国立大学の中に付置するよりも、別個に総合的に、研究所といいますか、国立のちゃんとしたものを設置すること……

第40回国会 文教委員会 第7号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 前国会であったかと思いますが、高等学校の工業が教科を担当する教諭に初任給調整手当が支給されたのですが、初任給調整手当の支給によって、その目的とするのがどの程度実現されたかどうか、従来の実績と調整手当支給後の実績との大まかな対比を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 臨時工業教員養成所にしても、私どもが国会から調査に行きまして、北海道大学の実情を聞いてみたところ、文部大臣のあの法案提案の当時の意図と異なって、すでに三学年に在学している生徒でさえも、教員になる希望を匿名で調査したところ、半分もその希望を持っていないというのが実情なんです。だから、この法律の期待としては、局長答弁の……

第40回国会 文教委員会 第9号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ただいま議題となりました学校教育法の一部改正、養護教諭の必置と事務職員の設置並びに養護教諭の養成問題につきましては、それぞれ各党から政府に今日まで質疑を続けて参っております。今日までに明らかになりましたのは、養護教諭並びに事務職員を早急に配置する必要性については、文部大臣も認められたように私考えております。ただ、本法律案に意図しておるごとく、昭和三十七年四月一日実施、七年間の養成並びに五年間で完全配置をする。このことについて、たとえば、すし詰め学級の解消のごとく、現段階では明確な青写真を持っていない、こういうことが明らかにされて参ったと存じます。今さらいうまでもなく、養護教諭が配……

第40回国会 文教委員会 第11号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 今の委員長の取りなしでけっこうです。そこで、野本先生、あなたがおっしゃっているように、午前中の話し合いどおり進行するということは絶対了承できません。ただいまの文部大臣の答弁は、教育基本法の数条に違反する疑いを多分に持っています。したがって、私どもとしては、こういう席上で文部大臣から基本法違反の発言があった場合に、教科書法案に直ちに入るということは絶対にできません。したがって、委員長が取りなされたように、参考人は外部の方ですから、これは時間を守って予定どおり話をお聞きして、午後いかなる議題を取り上げるかは、午後の理事会で話し合いをしたいと思います。

第40回国会 文教委員会 第12号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 先月から本法律案について、いろいろ主として教科用図書無償の問題の経緯、無償の原則について質問して参りましたが、なお、大臣の答弁に明らかでないところがありますので進めていきたいと思います。御承知のように、憲法二十六条には、国民はひとしくその能力に応じて教育を受ける権利を明記し、同時に義務教育の無償を宣言いたしております。教育基本法第三条にも同様のことを掲げておりますが、この憲法にいうところの無償の原則と教育の機会均等とについて大臣の所見を承ります。
【次の発言】 御承知のように、憲法二十六条は、教育の機会均等の権利を先に宣言し、続いて就学の義務をうたい、最後に無償の原則を宣言してお……

第40回国会 文教委員会 第13号(1962/04/02、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 ただいま議題となりました学校騒音防止工事費交付金法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、駐留軍及び自衛隊の使用する航空機の発達に伴い、これら基地周辺の居住者が物質的、精神的、肉体的な損害を多大に受けておりますことは、御承知のとおりでございます。特に、学校教育における航空機の騒音による被害の状況は、本委員会の調査並びに委員派遣報告によっても明らかにされております。たとえば、板付航空基地周辺に所在する学校の児童、生徒にありましては、聴力の低下はもとより、著しい学力の低下、進学率の低下を招いておりますが、この最大の原因が、騒音の増大及び騒音によるた……


豊瀬禎一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 5期|- 6期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院5期)

豊瀬禎一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 5期|- 6期
第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 私は自衛隊並びに駐留軍の飛行場周辺における、主として教育施設に対する防音施設について質問を申し上げたいと思います。  まず、質問を始めますにあたりまして、駐留軍基地並びに駐留軍基地のうち、飛行場並びに自衛隊関係の飛行場のそれぞれの全国の総数と、そのうち、周辺における教育施設に対して防音工事を必要と判断してある飛行場のそれぞれの数を説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁、当初の質問でしたのでお聞き取り願えなかったと思うのですが、私が質問したのは、駐留軍関係の飛行場の総数と、その中で防音工事を必要とする数、数だけおっしゃればいいのです。並びに、自衛隊関係の飛行場の総数……


■ページ上部へ

第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○豊瀬禎一君 まず、防衛庁にお尋ねしますが、昨年の本分科会においても、久留米の射撃場における隊員の射撃訓練の際、跳弾が飛んで学校の教員の腹部に当たりかなりの重傷を負わした事件につきまして、補償その他については十二分の措置をした旨の回答があっておりましたが、まだその際には、その原因の科学的究明なり射撃場の防壁あるいは改修等についての具体的な内容が明らかでなかったのですが、今質問しました二点について、その原因とその後の射撃場に対する改造改修等の措置について説明願います。
【次の発言】 特に私が当時指摘いたしましたように、射撃場から跳弾が飛んで人間にたまが当たるということは容易ならぬ事態でありますし……



豊瀬禎一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 5期|- 6期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

豊瀬禎一[参]在籍期 : | 5期|- 6期
豊瀬禎一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 5期在籍の他の議員はこちら→ 5期参議院議員(五十音順)  5期参議院議員(選挙区順)  5期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。